JP2002344431A - デジタル通信システム用受信装置、そのためのコンピュータプログラム及びそれを記録した記録媒体 - Google Patents

デジタル通信システム用受信装置、そのためのコンピュータプログラム及びそれを記録した記録媒体

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JP2002344431A
JP2002344431A JP2001144604A JP2001144604A JP2002344431A JP 2002344431 A JP2002344431 A JP 2002344431A JP 2001144604 A JP2001144604 A JP 2001144604A JP 2001144604 A JP2001144604 A JP 2001144604A JP 2002344431 A JP2002344431 A JP 2002344431A
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Susumu Yoshikawa
進 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤り訂正不可能なデータを含むパケットを受
信したときにもノイズを発生しないデジタル受信装置を
提供すること。 【解決手段】 デジタルデータをパケットによって順に
伝送するデジタル通信システムにおける受信装置1はデ
ータ処理手段12と誤り検出手段13とを備える。誤り
検出手段13が、或る時点の前記パケットが誤りを持つ
デジタルデータを含む不要パケットであることを検出し
たとき、データ処理手段12は、該不要パケットの直前
に受信したパケットのデジタルデータを所定のレベルま
で漸減し、前記不要パケットのデジタルデータを前記所
定レベルへ低減し、前記不要パケットの直後に受信した
パケットのデジタルデータを前記所定レベルから漸増さ
せるようデータ処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音声信号等の原
アナログ信号をデジタル形式で伝送するためのデジタル
通信システムに最適な受信装置、そのためのコンピュー
タプログラム及びそれを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】音声等のアナログ信号をデジタル形式で
伝送する場合、通信路でデータに誤りが発生することが
あり、こうしたデータを受信して再生した際には、耳障
りなノイズが出力されてしまう。これを防止するため、
従来から、受信側に誤り訂正や誤り検出の機能を持たせ
るようにしているが、訂正可能なレベル以上の誤りが生
じたときには、依然としてノイズが出力されてしまうと
いう問題があった。こうした問題は高度の誤り訂正技術
を採用することで改善可能であるが、そのためには、誤
り訂正のためのデータを付加しなければならないのでデ
ータ量が増大し、それに伴なう複雑な処理を必要とする
という問題が生じる。
【0003】一方、デジタル通信においては、データを
所定の単位のパケットに分割して伝送するパケット通信
システムが一般に用いられている。このシステムにおい
ては、基本的に、パケット単位でデータを処理するた
め、同じ宛先アドレスを有するパケットを順に受信して
配列し、元のデジタル・データを再生する処理を行った
後、該データをアナログ形式に変換して再生することが
必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、こうした
課題を解決するために提案されたものであり、この発明
は、誤り訂正不可能なデジタルデータを含むパケットを
受信したときにもノイズを発生しない受信装置と、その
ためのコンピュータプログラム及び記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、アナログ信号をデジタル化し
たデジタルデータをパケットによって順に伝送するデジ
タル通信システムにおける受信装置であって、前記パケ
ットに含まれるデジタルデータに誤りがあるか否かを検
出する誤り検出手段と、前記誤り検出手段が前記パケッ
トに含まれるデータに誤りを検出しないときには該パケ
ットに含まれるデータをアナログ変換するとともに、前
記誤り検出手段が、或る時点の前記パケットが誤りを持
つデジタルデータを含む不要パケットであることを検出
したとき、該不要パケットの直前に受信したパケットの
デジタルデータを所定のレベルまで漸減し、前記不要パ
ケットのデジタルデータを前記所定レベルへ低減し、前
記不要パケットの直後に受信したパケットのデジタルデ
ータを前記所定レベルから漸増させるようデータ処理を
行うデータ処理手段と、を具備することを特徴とする受
信装置、を提供する。
【0006】また、請求項2の発明は、アナログ信号を
デジタル化したデジタルデータをパケットによって順に
伝送するデジタル通信システムにおける受信装置であっ
て、前記パケットに含まれるデジタルデータに誤りがあ
るか否かを検出する誤り検出手段と、前記誤り検出手段
が前記パケットに含まれるデータに誤りを検出しないと
きには該パケットに含まれるデータをアナログ変換する
とともに、前記誤り検出手段が、或る時点の前記パケッ
トが誤りを持つデジタルデータを含む不要パケットであ
ることを検出したとき、該不要パケットの直前に受信し
たパケットのデジタルデータから再生されたアナログ信
号を所定のレベルまで漸減し、前記不要パケットのデジ
タルデータから再生されたアナログ信号を前記所定レベ
ルへ低減し、前記不要パケットの直後に受信したパケッ
トのデジタルデータから再生されたアナログ信号を前記
所定レベルから漸増させるようアナログ信号処理を行う
処理手段と、を具備することを特徴とする受信装置、を
提供する。
【0007】請求項3の発明は、前記誤り検出手段が、
前記パケットが訂正可能な誤りを持つデジタルデータを
含むことを検出したときに当該デジタルデータに誤り訂
正処理を行う手段を備えることを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項1〜3の発明の
いずれかにおける受信装置において、前記デジタル通信
システムが、リアルタイム処理を必要とする通信形態を
含むことを特徴とする。
【0009】また、上記の目的を達成するため、請求項
5の発明は、アナログ信号をデジタル化したデジタルデ
ータをパケットによって順に伝送するデジタル通信シス
テムにおける受信装置に用いられるコンピュータを、前
記パケットに含まれるデジタルデータに誤りがあるか否
かを検出する誤り検出手段と、前記誤り検出手段が前記
パケットに含まれるデータに誤りを検出しないときには
該パケットに含まれるデータをアナログ変換するととも
に、前記誤り検出手段が、或る時点の前記パケットが誤
りを持つデジタルデータを含む不要パケットであること
を検出したとき、該不要パケットの直前に受信したパケ
ットのデジタルデータを所定のレベルまで漸減し、前記
不要パケットのデジタルデータを前記所定レベルへ低減
し、前記不要パケットの直後に受信したパケットのデジ
タルデータを前記所定レベルから漸増させるようデータ
処理を行うデータ処理手段と、して機能させることを特
徴とするプログラム、を提供する。
【0010】同様に、請求項6の発明は、アナログ信号
をデジタル化したデジタルデータをパケットによって順
に伝送するデジタル通信システムにおける受信装置に用
いられるコンピュータを、前記パケットに含まれるデジ
タルデータに誤りがあるか否かを検出する誤り検出手段
と、前記誤り検出手段が前記パケットに含まれるデータ
に誤りを検出しないときには該パケットに含まれるデー
タをアナログ変換するとともに、前記誤り検出手段が、
或る時点の前記パケットが誤りを持つデジタルデータを
含む不要パケットであることを検出したとき、該不要パ
ケットの直前に受信したパケットのデジタルデータから
再生されたアナログ信号を所定のレベルまで漸減し、前
記不要パケットのデジタルデータから再生されたアナロ
グ信号を前記所定レベルへ低減し、前記不要パケットの
直後に受信したパケットのデジタルデータから再生され
たアナログ信号を前記所定レベルから漸増させるようア
ナログ信号処理を行う処理手段と、して機能させること
を特徴とするプログラム、を提供する。
【0011】請求項7の発明は、請求項5又は6の発明
におけるプログラムにおいて、前記デジタル通信システ
ムが、リアルタイム処理を必要とする通信形態を含むこ
とを特徴とする。
【0012】請求項8の発明は、上記のプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るデジタル通
信用受信装置の一つの実施の形態の構成と動作を説明す
る。図1は、この発明に係るデジタル通信用受信装置の
一つの実施の形態の基本的構成を示す図である。同図に
おいて、送信側はアナログ音声信号をデジタル化し、そ
のデジタル信号をパケットにして順に受信側に送信す
る。こうして送信側から無線又は有線で伝送されて来る
パケットを受信する受信装置1は受信部11、データ処
理部12、誤り検出部13、メモリ14及びデジタル/
アナログ(D/A)変換部15とを備える。以下、この
受信装置1の動作の概要を説明する。
【0014】受信部11は、当該受信装置1のアドレス
をヘッダー部分に含むパケットを伝送路(図示せず)か
ら取り出し、取り出したパケットを正しい順番に配列し
たパケット列を再生して出力する。受信部11で再生さ
れたパケット列はデータ処理部12及び誤り検出部13
へ送られる。そこで、データ処理部12は受け取ったパ
ケット列からデジタル・データを作成し、必要に応じて
誤り訂正を行ってから、その出力をD/A変換部15に
書き込む。また、誤り検出部13は、受信部11から出
力されるパケット列のうちの各パケットのデータに誤り
が存在するか否かを判定し、その判定結果をデジタル処
理部12へ通知する。
【0015】メモリ14は、受信部11からパケットを
受け取って、該パケットを1パケット長に相当する時間
だけ記憶した後にデータ処理部12へ読み出すよう動作
する。データ処理部12から出力されたデジタル・デー
タはD/A変換部15によってアナログ信号へ変換され
て受信装置1の出力として外部へ提供される。
【0016】こうした構成により、図1の受信装置1
は、誤り検出部13が受信したパケットが誤りを含んで
いることを検出したとき、該パケットの直前のパケット
のレベルを徐々にゼロまで低減させ、誤りを含むパケッ
トのレベルをゼロに落とし、誤りを含むパケットの直後
のパケットのレベルをゼロから徐々に増大させるように
動作する。これにより、誤りを含んだパケットが再生さ
れるのを防止することができ、ノイズの発生が防止され
る。
【0017】以下、図2及び図3を用いて、受信装置1
の動作を、或る時点に受信されたパケットが2パケット
時間後にアナログ信号として再生される場合について詳
細に説明する。なお、ここでは、k番目のパケットをパ
ケット(k)と記すことにする。まず、送信側では、図
2の(イ)に示すアナログ波形の音声信号がデジタル化
される。ここで、原音を縦線で区切った部分A、B及び
Cをアナログ/デジタル変換したデータが送信側からそ
れぞれパケット(n)、パケット(n+1)、パケット
(n+2)によって受信装置1へ順に送信されて来たと
する。
【0018】或る時点tにパケット(n)が受信部11
によって受信され、パケット(n)に誤りがないことが
誤り検出部13によって確認され、パケット(n)がメ
モリ14に記憶されているとする。そこで、その時点t
から1パケット時間だけ後の時点t+1に、ステップ2
1において、受信部11がパケット(n+1)を受信す
ると、受信されたパケット(n+1)はデータ処理部1
2及び誤り検出部13に送られ、誤り検出部13はステ
ップ22においてパケット(n+1)のデータに誤りが
含まれているか否かを検査する。検査の結果、誤り検出
部13がパケット(n+1)に誤りが含まれていないと
判定したとき、その判定結果をデータ処理部12へ通知
する。これを受けて、データ処理部12は、メモリ14
からパケット(n)を読み出してD/A変換部15に書
き込むとともにメモリ14にパケット(n+1)のデー
タを記憶させる(ステップ23)。
【0019】次いで、時点t+1よりも1パケット時間
だけ後の時点t+2に、受信部11がパケット(n+
2)を受信する(ステップ24)と、誤り検出部13は
パケット(n+2)のデータに誤りがないかどうか判定
し、当該データに誤りがないと判定したとき、その判定
結果をデータ処理部12へ通知する。これを受けて、デ
ータ処理部12はメモリ14からパケット(n+1)の
データを読み出してD/A変換部15へ書き込みととも
にパケット(n+2)のデータをメモリ14に書き込む
(ステップ25)。これと並行して、D/A変換部15
はパケット(n)のデータをアナログ信号に変換して再
生する。
【0020】その後、時点t+2よりも1パケット時間
だけ後の時点t+3に受信部11がステップ26におい
てパケット(n+3)を受信すると、誤り検出部13は
パケット(n+2)のデータに誤りがないかどうか判定
し、当該データに誤りがないと判定したとき、その判定
結果をデータ処理部12へ通知する。これを受けて、デ
ータ処理部12はメモリ14からパケット(n+2)の
データを読み出してD/A変換部15へ書き込みととも
にパケット(n+3)のデータをメモリ14に書き込む
(ステップ35)。
【0021】以後、同様の動作が反復されて、受信され
るパケットのデータに訂正不能な誤りがないときには、
時間的に1パケット時間だけ前のパケットのデータがメ
モリ14から読み出されてD/A変換部15に書き込ま
れ、その1パケット時間後にアナログ音声信号として再
生される。
【0022】しかし、ステップ22において、パケット
(n+1)のデータに誤りがあると判定したとき、ステ
ップ27において誤り検出部13はパケット(n+1)
のデータが正しいデータに再生可能か否か、つまり、誤
り訂正可能かどうかを判定する。ステップ27における
判定の結果、誤り検出部13が誤り訂正が可能であると
判定したとき、ステップ28において誤り検出部13は
パケット(n+1)のデータの誤りを訂正する。そこ
で、データ処理部12はステップ23においてメモリ1
4からパケット(n)を読み出してD/A変換部15に
書き込むとともに、誤り訂正されたパケット(n+1)
をメモリ14に書き込む。以後、上で説明したように、
ステップ24、25、26が実行される。
【0023】しかし、ステップ27において、誤り検出
部13がパケット(n+1)のデータが誤り訂正不可能
なものであると判定したとき、ステップ29においてデ
ータ処理部12はメモリ14からパケット(n)のデー
タを読み出すとともにメモリ14にパケット(n+1)
のデータを記憶させる。このとき、データ処理部12
は、読み出されるパケット(n)のデータを、そのレベ
ルが徐々にゼロに近づいていってパケット(n)の終了
時にはレベルがゼロになるように生成する。このように
して生成されたパケット(n)のデータがステップ30
においてD/A変換部15に書き込まれる。その結果、
受信部11がパケット(n+2)を受信している期間
に、D/A変換部15からは、図2の(ロ)にA’で示
すように、終了時にはゼロレベルになるアナログ波形が
出力される。
【0024】その後、ステップ31において、時点t+
2に受信部11がパケット(n+2)を受信し、誤り検
出部13がパケット(n+2)のデータには誤りがない
と判定すると、データ処理部12はステップ32におい
て、メモリ14からパケット(n+1)のデータを読み
出し、そのデータのレベルをゼロに変換してからD/A
変換部15に書き込むともにメモリ14にパケット(n
+2)のデータを記憶させる。この結果、受信部11が
パケット(n+3)を受信している期間に、D/A変換
部15からは、図2の(ロ)のB’で示すようなレベル
がゼロの出力が生成される。
【0025】次の時点t+3に、受信部11がステップ
33においてパケット(n+3)を受信し、誤り検出部
13がパケット(n+3)のデータには誤りがないと判
定すると、ステップ34においてデータ処理部12はメ
モリ14からパケット(n+2)のデータを読み出すと
ともにメモリ14にパケット(n+3)のデータを記憶
させる。このとき、データ処理部12は、メモリ14か
ら読み出されたパケット(n+2)のデータを、そのレ
ベルがゼロから徐々に立上り、該パケットの終了時まで
には正常なデータレベルになるように生成する。こうし
て生成されたパケット(n+2)のデータはステップ3
5においてD/A変換部15に書き込まれる。その結
果、D/A変換部15からは、ゼロレベルの出力B’に
続いて、図2の(ロ)にC’で示すアナログ波形が出力
される。
【0026】以上の処理を実現するため、データ処理部
12は、メモリ14から読み出されたデータを可変利得
回路(図示せず)を介してD/A変換部15へ書き込む
よう構成される。この可変利得回路のゲインは、誤り検
出部13の判定結果に応じて、図2の(ハ)に示すよう
に制御される。即ち、ステップ29においては、可変利
得回路のゲインは所定値からゼロへ向かって徐々に減少
され、ステップ32においてパケット(n+1)のデー
タをメモリ14から読み出している間は、可変利得回路
のゲインはゼロに保持され、ステップ34においては、
可変利得回路のゲインはゼロから徐々に立ち上がって所
定値とされる。これにより、メモリ14から読み出され
るデジタルデータのレベルを漸減又は漸増させ、その結
果、D/A変換部15の出力として、図2の(ロ)に示
すようなアナログ波形A’、B’及びC’を得ることが
できる。
【0027】以上説明した動作を行うデータ処理部12
及び誤り検出部13は、慣用されているマイクロコンピ
ュータを適切にプログラミングすることにより容易に実
現することができ、格別のハードウェアを用意する必要
はない。
【0028】以上、この発明に係るデジタル音声通信用
受信機の一つの実施の形態を説明したが、この発明はこ
うした実施の形態に限定されるものではない。例えば、
これまでの説明では、データ処理部12は誤り検出部1
3による判定結果を受けて、メモリ14から読み出され
たデジタルデータのレベルを変更するため、可変利得回
路を有するものとしたが、こうしたデジタル領域でのゲ
インコントロールに代えて、誤り検出部13の判定結果
に応じて、D/A変換部15から出力されたアナログ信
号のレベルを変えるよう制御するようにしてもよい。
【0029】また、上記の実施の形態においては、パケ
ットのデータに訂正不可能な誤りが含まれているとき、
当該パケットのデータのレベルをゼロにしたが、受信装
置から耳障りなノイズが再生されない限り、ゼロレベル
に代えて他の任意の低レベルを採用してもよい。
【0030】更に、この発明は、音声伝送や動画伝送の
ような、滞りなくデータの送受信を行うことを必要とす
る通信形態、すなわち、リアルタイム処理が必要な通信
形態に適用するのに好適である。その中でも、無線通信
など、伝送中に誤りの起こり易い通信形態に適用するの
に特に好適である。
【0031】加えて、上記の実施の形態においては、図
3のステップ28に示すように、パケットのデータに含
まれる誤りが訂正可能であれば、誤り訂正を行うものと
したが、これに代えて、誤り検出部13が誤り検出のみ
を行い、誤り訂正を行わない構成とすることにより、受
信装置のコストを低減することができる。
【0032】
【発明の効果】以上、この発明に係るデジタル通信用受
信装置の一つの実施の形態を説明したところから理解さ
れるように、この発明は、(1)ハードウェアの追加が
不要で、ソフトウェア処理も単純であるため、安価に実
現することができる、(2)通信経路の状態が悪く、連
続してパケットが誤り訂正不能な状態となったとして
も、受信装置は無音状態を続けるだけであり、耳障りな
ノイズを発生することがない、(3)リアルタイム処理
を必要とする通信、特に、無線通信など、伝送中に誤り
が起こり易い通信形態に好適である、等の格別の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るデジタル音声通信システム用受
信装置の一つの実施の形態を概略的に示す図である。
【図2】(イ)は、図1の受信部11で順に受信される
パケットを示し、(ロ)は、図1の受信装置1から出力
されるアナログ信号波形を示す図であり、(ハ)は、図
1のD/A変換部15における可変利得増幅器のゲイン
を示す図である。
【図3】図1の受信装置1におけるパケット処理手順を
示すフロー図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号をデジタル化したデジタル
    データをパケットによって順に伝送するデジタル通信シ
    ステムにおける受信装置であって、 前記パケットに含まれるデジタルデータに誤りがあるか
    否かを検出する誤り検出手段と、 前記誤り検出手段が前記パケットに含まれるデータに誤
    りを検出しないときには該パケットに含まれるデータを
    アナログ変換するとともに、前記誤り検出手段が、或る
    時点の前記パケットが誤りを持つデジタルデータを含む
    不要パケットであることを検出したとき、該不要パケッ
    トの直前に受信したパケットのデジタルデータを所定の
    レベルまで漸減し、前記不要パケットのデジタルデータ
    を前記所定レベルへ低減し、前記不要パケットの直後に
    受信したパケットのデジタルデータを前記所定レベルか
    ら漸増させるようデータ処理を行うデータ処理手段と、
    を具備することを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 アナログ信号をデジタル化したデジタル
    データをパケットによって順に伝送するデジタル通信シ
    ステムにおける受信装置であって、 前記パケットに含まれるデジタルデータに誤りがあるか
    否かを検出する誤り検出手段と、 前記誤り検出手段が前記パケットに含まれるデータに誤
    りを検出しないときには該パケットに含まれるデータを
    アナログ変換するとともに、前記誤り検出手段が、或る
    時点の前記パケットが誤りを持つデジタルデータを含む
    不要パケットであることを検出したとき、該不要パケッ
    トの直前に受信したパケットのデジタルデータから再生
    されたアナログ信号を所定のレベルまで漸減し、前記不
    要パケットのデジタルデータから再生されたアナログ信
    号を前記所定レベルへ低減し、前記不要パケットの直後
    に受信したパケットのデジタルデータから再生されたア
    ナログ信号を前記所定レベルから漸増させるようアナロ
    グ信号処理を行う処理手段と、を具備することを特徴と
    する受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の受信装置であっ
    て、 前記誤り検出手段が、前記パケットが訂正可能な誤りを
    持つデジタルデータを含むことを検出したときに当該デ
    ジタルデータに誤り訂正処理を行う手段を備えることを
    特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 前記デジタル通信システムが、リアルタ
    イム処理を必要とする通信形態を含むことを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれか一つに記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 アナログ信号をデジタル化したデジタル
    データをパケットによって順に伝送するデジタル通信シ
    ステムにおける受信装置に用いられるコンピュータを、 前記パケットに含まれるデジタルデータに誤りがあるか
    否かを検出する誤り検出手段と、 前記誤り検出手段が前記パケットに含まれるデータに誤
    りを検出しないときには該パケットに含まれるデータを
    アナログ変換するとともに、前記誤り検出手段が、或る
    時点の前記パケットが誤りを持つデジタルデータを含む
    不要パケットであることを検出したとき、該不要パケッ
    トの直前に受信したパケットのデジタルデータを所定の
    レベルまで漸減し、前記不要パケットのデジタルデータ
    を前記所定レベルへ低減し、前記不要パケットの直後に
    受信したパケットのデジタルデータを前記所定レベルか
    ら漸増させるようデータ処理を行うデータ処理手段と、
    して機能させることを特徴とするプログラム。
  6. 【請求項6】 アナログ信号をデジタル化したデジタル
    データをパケットによって順に伝送するデジタル通信シ
    ステムにおける受信装置に用いられるコンピュータを、 前記パケットに含まれるデジタルデータに誤りがあるか
    否かを検出する誤り検出手段と、 前記誤り検出手段が前記パケットに含まれるデータに誤
    りを検出しないときには該パケットに含まれるデータを
    アナログ変換するとともに、前記誤り検出手段が、或る
    時点の前記パケットが誤りを持つデジタルデータを含む
    不要パケットであることを検出したとき、該不要パケッ
    トの直前に受信したパケットのデジタルデータから再生
    されたアナログ信号を所定のレベルまで漸減し、前記不
    要パケットのデジタルデータから再生されたアナログ信
    号を前記所定レベルへ低減し、前記不要パケットの直後
    に受信したパケットのデジタルデータから再生されたア
    ナログ信号を前記所定レベルから漸増させるようアナロ
    グ信号処理を行う処理手段と、して機能させることを特
    徴とするプログラム。
  7. 【請求項7】 前記デジタル通信システムが、リアルタ
    イム処理を必要とする通信形態を含むことを特徴とす
    る、請求項5又は6に記載のプログラム。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれか一つに記載され
    たプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
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JP2010034630A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 音声伝送システム

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