JP2002343893A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002343893A JP2001144116A JP2001144116A JP2002343893A JP 2002343893 A JP2002343893 A JP 2002343893A JP 2001144116 A JP2001144116 A JP 2001144116A JP 2001144116 A JP2001144116 A JP 2001144116A JP 2002343893 A JP2002343893 A JP 2002343893A
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Junji Yamada
順治 山田
Yutaka Yamada
裕 山田
Junichi Ariyoshi
潤一 有吉
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    • H10B20/27ROM only
    • H10B20/30ROM only having the source region and the drain region on the same level, e.g. lateral transistors
    • H10B20/38Doping programmed, e.g. mask ROM
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスクROMを構成する各素子への情報書き
込み時に、出力ポートの出力形態を切り替える製造技術
を確立する。 【解決手段】 半導体基板1上にゲート絶縁膜5を介し
てゲート電極8を形成する工程と、当該ゲート電極8に
隣接するようにソース・ドレイン領域を形成する工程
と、前記ゲート電極8を被覆する層間絶縁膜14を介し
てAl配線15を形成する工程と、前記Al配線15上
に形成したフォトレジスト23と当該Al配線15をマ
スクに前記基板表層に不純物イオンを注入することで、
マスクROMを構成する各素子に情報を書き込むと共
に、出力ポートの出力形態を切り替える工程とを具備し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、更に詳しく言えば、マスクROM(Read On
ly Memory)を構成する各素子への情報書き込み時に、出
力ポートの出力形態を切り替える製造技術に関する。
【0002】
【従来の技術】マスクROMのTAT(Turn Around Tim
e)を短縮するために、Al配線形成後に情報書き込み
(プログラム書き込み、ROM書き込みとも言う。)の
ためのイオン注入を行う技術としては、種々のものが知
られている。以下、図6を用いて従来の製造方法を説明
する。
【0003】工程1:図6(a)に示すように、P型の
半導体基板51上に熱酸化法もしくはCVD法を用いて
シリコン酸化膜より成るパッド酸化膜52を厚さ25n
mに形成する。パッド酸化膜52は半導体基板51の表
面を保護する目的で形成される。
【0004】次に、全面に耐酸化膜であるシリコン窒化
膜53を形成し、その後、シリコン窒化膜53に、素子
分離膜54を形成するための紙面に垂直な方向に長い帯
状の開口部53aを形成する。
【0005】工程2:図6(b)に示すように、シリコ
ン窒化膜53をマスクとしたLOCOS法を用いて半導
体基板51を酸化して、素子分離膜54を形成する。こ
のとき、半導体基板51とシリコン窒化膜53との間に
酸化領域が侵入してバーズビーク54aが形成される。
次に、シリコン窒化膜53及びパッド酸化膜52を除去
し、熱酸化法を用いてゲート絶縁膜55を厚さ14nm
乃至17nmに形成する。次に、CVD法を用いてポリ
シリコン膜を厚さ350nmに形成し、リンをドーピン
グしてN型の導電膜56を形成する。
【0006】工程3:図6(c)に示すように、素子分
離膜54を直交する方向に長い帯状に導電膜56をエッ
チングしてゲート電極56aを形成する(ただし、エッ
チング領域は紙面に対して平行な面になされるので、図
示されていない)。次に、ゲート電極56aをマスクと
しボロンなどのP型不純物をイオン注入し、ソース領域
及びドレイン領域を形成する(ソース領域、ドレイン領
域は紙面に対し垂直な方向のゲート電極両端部下に形成
されるので、図示されていない)。
【0007】以上により、マトリックス状に配列された
メモリーセルトランジスタが形成される。次に、全面に
シリコン酸化膜より成る層間絶縁膜57を厚さ500n
mに形成する。次に、ビット線となる紙面に対して垂直
な方向に長い帯状のAl配線58を素子分離膜54の上
方に形成する。ここまでは、メモリーセルトランジスタ
にどのようなプログラムを書き込むかに関係せずに製造
できるため、ウエハの作り溜をしておくことができる。
尚、作り溜をしておく場合は、全面に保護膜としてシリ
コン酸化膜59を形成しておく。
【0008】工程4:顧客からの依頼をうけ、書き込む
べきプログラムが確定した時点で、図6(d)に示すよ
うに、マスクROM書き込み用の開口部60aを有する
フォトレジスト60を形成する。次に、開口部からゲー
ト電極56a直下の半導体基板51にボロン等のP型不
純物をイオン注入することにより、所定のメモリーセル
トランジスタをデプレッション化する。これにより、か
かるメモリーセルトランジスタのしきい値電圧が低くな
り、ROMデータが書き込まれる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、マスクROM
の切り替え時に、ユーザー毎に出力ポートの出力形態を
オープンドレイン出力もしくはインバータ出力のいずれ
かに切り替える必要がある。
【0010】このとき、上記出力ポートの出力形態の切
り替え工程として、Pチャネル型MOSトランジスタを
デプレッション化する作業をゲート電極の形成前にボロ
ンイオンを注入することで行っていた。
【0011】このように出力ポートの出力形態の切り替
えをゲート電極形成前のイオン注入工程で行う場合、当
該工程がかなり前段階となるため、上記ROMデータの
書き込み工程を後置化するメリットがなくなる。
【0012】更に、前記出力ポートの出力形態を切り替
えるスイッチを形成する際に用いるフォトレジスト膜の
開口部は、ROM書き込み用開口部に比して小さく、し
かも複数のパッド32に対応して、各スイッチ形成用開
口部はそれぞれ隣接するように形成されている(図4
(a)参照)。
【0013】しかし、このようなROM29やPDスイ
ッチ30が基板1(チップ)上に構成される領域は、チ
ップ上のある限られた領域に過ぎず(例えば、図示した
説明は省略するが、ROM形成領域よりも広い範囲でS
RAM形成領域やロジック部形成領域が形成されてい
る。)、そのために前記ROM書き込み用開口部やPD
スイッチ形成用開口部以外の比較的広い領域では開口部
がなく、フォトレジスト膜の面積割合が大きくなってい
る。
【0014】このようにチップ上の広い範囲を占める開
口部のないフォトレジスト膜からの張力で開口部の断面
形状がほぼ垂直とならずに傾いてしまい、開口部上部で
の開口径が広がってしまう。
【0015】そのため、そのままの状態で前記層間絶縁
膜のエッチングを行うと、その傾斜を反映したままエッ
チングが進み、ROM書き込み及び出力ポートの出力形
態をスイッチ切り替えすべきトランジスタ上に層間絶縁
膜が残ったエッチング形状となってしまう。特に、上述
したようにROM書き込み用開口部に比して小さく、し
かも複数のパッド32に対応して、隣り合う開口部が隣
接するように形成される各スイッチ形成用開口部で、そ
の影響が大きくなる傾向にある。
【0016】従って、本来、ROM書き込み及びスイッ
チ切り替えすべきトランジスタのチャネル領域への不純
物が十分に注入されずに、書き込み不良や切り替え不良
が発生することがあった。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題に鑑み
本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上にゲー
ト絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、当該ゲ
ート電極に隣接するようにソース・ドレイン領域を形成
する工程と、前記ゲート電極を被覆する層間絶縁膜を介
して金属配線を形成する工程と、前記金属配線上に形成
したフォトレジストと当該金属配線をマスクに前記基板
表層に不純物イオンを注入することで、マスクROMを
構成する各素子に情報を書き込むと共に、出力ポートの
出力形態を切り替える工程とを具備し、当該出力ポート
の出力形態を切り替える工程は、パッドへの出力形態を
オープンドレイン出力もしくはインバータ出力に切り替
えることを特徴とする。
【0018】また、前記出力ポートの出力形態を切り替
えるスイッチ近傍に隣接するように凹部が形成されたフ
ォトレジスト膜を用いて、スイッチ形成用開口を形成す
ることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体装置の製造
方法の一実施形態について図面を参照しながら説明す
る。
【0020】工程1:図1(a)に示すように、従来の
製造工程の工程1と同様にして、半導体基板1上にパッ
ド酸化膜2を形成し、開口部を有するシリコン窒化膜3
を形成する。
【0021】工程2:図1(b)に示すように、半導体
基板1上に形成されたシリコン窒化膜3をマスクにして
LOCOS法によって半導体基板1を酸化し、素子分離
膜4を形成する。
【0022】次に、パッド酸化膜2及びシリコン窒化膜
3を除去し、熱酸化法を用いてゲート絶縁膜5を厚さ1
4nm乃至17nmに形成し、CVD法を用いてポリシ
リコン膜を100nmに形成し、リンをドーピングして
N型の導電膜6を形成する。
【0023】続いて、タングステンなどの高融点金属の
シリサイド膜7を150nmに形成する。シリサイド膜
7は導電膜6と共にゲート電極となり、ゲート電極の電
気抵抗を低減するのみならず、後に述べるようにゲート
電極を保護する働きももつ。
【0024】工程3:図1(c)に示すように、前記素
子分離膜4と直交する方向に長い帯状に、導電膜6及び
シリサイド膜7をエッチングしてゲート電極8を形成す
る(ただし、エッチング領域は紙面に対して平行な面に
なされるので、図示されていない)。
【0025】次にゲート電極8をマスクとしてボロンな
どのP型イオン注入を行い、ソース領域及びドレイン領
域を形成する(ソース領域、ドレイン領域は紙面に対し
垂直な方向のゲート電極8両端部下に形成されるので図
示されていない)。
【0026】以上により、マトリックス状に配列された
メモリーセルトランジスタが形成される。
【0027】そして、全面にCVD法によりシリコン酸
化膜10、シリコン窒化膜11、ポリシリコン膜12、
更にシリコン酸化膜13より成る第1の層間絶縁膜14
を600nmで形成する。ここで、前記ポリシリコン膜
12は、後述する層間絶縁膜14をエッチングする際の
エッチングストッパとなる。
【0028】工程4:図2(a)に示すように、前記層
間絶縁膜14上にAl膜等から成る金属膜を形成し、当
該金属膜をパターニングしてワード線となる第1のAl
配線15を形成する。また、このとき、Al配線15の
端部15a(図2(b)参照)が、素子分離膜4の端部
の直上に配置されるように形成する。
【0029】そして、全面に平坦化のためシリコン酸化
膜16、SOG膜17、シリコン酸化膜18の3層膜か
ら成る第2の層間絶縁膜19を600nmで形成し、当
該層間絶縁膜19上にAl膜等から成る金属膜を形成
し、当該金属膜をパターニングしてビット線となる第2
のAl配線20を形成する。
【0030】工程5:図2(b)に示すように、前記第
2のAl配線20を被覆するように全面に600nmの
第3の層間絶縁膜21を形成し、当該層間絶縁膜21上
にAl膜等から成る金属膜を形成し、当該金属膜をパタ
ーニングして第3のAl配線22を形成する。
【0031】ここまでは、メモリーセルトランジスタに
どのようなプログラムを書き込むかに関係せずに製造で
きるため、ウエハの作り溜をしておくことができる。作
り溜をしておく場合、金属配線層の保護と腐食防止のた
めに、表面に50nm程度の薄いシリコン酸化膜等によ
る保護膜23を形成しておく。
【0032】工程5:顧客からの依頼をうけ、書き込む
べきプログラムが確定した時点で、図2(b)に示すよ
うに、全面にフォトレジスト24を1000nm程度に
形成し、露光、現像して所定メモリーセルの上方の領域
に開口部24aを設ける。このとき、開口部24aの大
きさを注入領域よりも大きく形成することにより、Al
配線15の端部15aを露出させる。次に、フォトレジ
スト24及びAl配線15をマスクとして、層間絶縁膜
14をエッチングする。エッチングは異方性ドライエッ
チングであり、ゲート電極上面から100nmだけ層間
絶縁膜14を残存させる。
【0033】更に、開口部21aからゲート電極8直下
の半導体基板1にボロンなどのP型不純物をイオン注入
することにより、所定のメモリーセルトランジスタをデ
プレッション化する。上述したようにAl配線15の端
部は素子分離膜4の端部の直上に形成されているので、
これをマスクとして用いることにより、より精度の高い
イオン注入ができる。これにより、かかるメモリーセル
トランジスタのしきい値電圧が低くなり、ROMデータ
が書き込まれる。
【0034】以上の工程を経て、所望のプログラムの書
き込まれたマスクROMが完成する。
【0035】そして、本発明の特徴は、上記マスクRO
MへのROMデータの書き込み工程と同一工程において
出力ポートの出力形態の切り替えを行うことである。
【0036】以下、本発明に係る出力ポートの出力形態
の切り替え回路について説明する。
【0037】図3に示すように電源電圧Vccと接地電圧
Vssとの間にPチャネル型MOSトランジスタTr1、
Pチャネル型MOSトランジスタTr2及びNチャネル
型MOSトランジスタTr3が直列接続され、前記Pチ
ャネル型MOSトランジスタTr1とPチャネル型MO
SトランジスタTr2との接続点から出力された信号が
NAND回路31の一方に入力され、他方にはLレベル
もしくはHレベルのデータが入力される。尚、前記Pチ
ャネル型MOSトランジスタTr1、Pチャネル型MO
SトランジスタTr2及びNチャネル型MOSトランジ
スタTr3の各ゲートは、電源電圧Vccに接続されてい
る。
【0038】また、前記NAND回路31の出力は、電
源電圧Vccと接地電圧Vssとの間に直列接続されたPチ
ャネル型MOSトランジスタTr4及びNチャネル型M
OSトランジスタTr5の前記Pチャネル型MOSトラ
ンジスタTr4のゲートに入力されている。
【0039】更に、Pチャネル型MOSトランジスタT
r4とNチャネル型MOSトランジスタTr5の接続点
が、パッド32に接続されている。
【0040】そして、本実施形態では前記Pチャネル型
MOSトランジスタTr2にボロンイオンを注入するこ
とで、当該Pチャネル型MOSトランジスタTr2をデ
プレッション化した切り替えスイッチ30(以下、Pチ
ャネル型MOSトランジスタをデプレッション化したス
イッチということで、PDスイッチ30と呼ぶ)を構成
している。
【0041】以下、この場合の出力ポートの出力形態に
ついて説明する。
【0042】前述したようにPチャネル型MOSトラン
ジスタTr2をデプレッション化することで、NAND
回路31の一方の入力がLレベルとなるため、他方の入
力データに関わらず、当該NAND回路31からはHレ
ベルが出力され、Pチャネル型MOSトランジスタTr
4はオフする。
【0043】その結果、パッドはNチャネル型MOSト
ランジスタTr5のドレインに接続されて成るオープン
ドレイン出力となる。
【0044】また、Pチャネル型MOSトランジスタT
r1をデプレッション化した場合の出力ポートの出力形
態について説明する。
【0045】この場合には、前記NAND回路31の一
方の入力がHレベルとなるため、当該NAND回路31
の他方に入力されるデータによって前記Pチャネル型M
OSトランジスタTr4はオン・オフが切り替わるた
め、パッドからの出力形態はインバータ出力となる。
【0046】そして、本発明では、マスクROMの情報
書き込み工程と出力ポートの出力形態の切り替え工程と
を同一工程で行っている。
【0047】即ち、図4に示すように同一基板1上に構
成されるROM29とパッド32に接続され、当該パッ
ド32の出力形態を任意に選択可能にするPDスイッチ
30とを同一のイオン注入工程において形成している。
そのため、製造工程数が増大することがなく、しかも本
実施形態のようにTATの短縮を図るためにAl配線1
5形成後にROM書き込みを行う、いわゆるROMの後
置化プロセスにおいて、PDスイッチを構成しているた
め、従来のようにゲート電極形成前のイオン注入工程に
比してTATの短縮化が可能となり、しかも本工程はR
OM書き込み用のマスク変更だけで、出力ポートの出力
形態の切り替えが可能になる。
【0048】図5(a)は上記PDスイッチ30を示す
平面図であり、図5(b)は図5(a)のA−A線断面
図である。尚、図5(a)ではPDスイッチ形成用開口
領域を示すための便宜的な図面であり、素子分離膜4上
やゲート電極8上に形成される各膜の図示は省略してあ
る。
【0049】以下、本発明の他の実施形態について説明
する。
【0050】ここで、他の実施形態の特徴は、一実施形
態におけるROM書き込み用開口部及びPDスイッチ形
成用開口部を有するフォトレジスト膜24に、当該PD
スイッチ30近傍に隣接するように凹部33を形成して
成るフォトレジスト膜を用いて、ROM書き込み用開口
及びPDスイッチ形成用開口及び凹部33をそれぞれ形
成するものである。
【0051】このように他の実施形態では、PDスイッ
チ形成用開口の近傍に隣接するように凹部33を形成し
たことで、従来のようなチップ上の広い範囲を占める開
口部のないフォトレジスト膜からの張力で開口部の断面
形状がほぼ垂直とならずに傾いてしまい、出力ポートの
出力形態をスイッチ切り替えすべきトランジスタ上に層
間絶縁膜が残ったエッチング形状となり、スイッチ切り
替えすべきトランジスタのチャネル領域への不純物が十
分に注入されずに、切り替え不良が発生するといった問
題を解決できる。
【0052】また、同様に、前記ROM書き込み用開口
の形状も安定し、ROM書き込みすべきトランジスタの
チャネル領域への不純物が十分に注入されずに、書き込
み不良が発生するといった問題も解決できる。
【0053】尚、上記凹部33の下層には、当該凹部3
3をエッチング形成する際のエッチングストッパと成る
膜を形成しておくことで、当該凹部33よりも下層の配
線を切断しないようにすることができる。例えば、上層
配線と同一膜でエッチングストッパ膜を形成し、当該エ
ッチングストッパ膜よりも下層に形成された下層配線の
断線を回避できる。
【0054】尚、本発明の技術思想は、より多層の金属
配線を形成する場合にも容易に適用可能である。
【0055】また、工程3において、そのゲート電極の
形成は、ポリシリコン膜形成、ポリシリコン膜パターニ
ング、シリサイド膜のポリシリコン膜上への選択的形成
としても良い。
【0056】尚、上記各実施形態では、P型半導体基板
を用いる場合を説明したが、N型半導体基板でもよく、
半導体基板上に形成されたウエルでも良い。
【0057】また、上記各実施形態において、しきい値
電圧を低くするデプレッション化イオン注入方式につい
て説明したが、しきい値を高くするイオン注入を行って
もプログラムの書き込みをすることができる。
【0058】更に、PDスイッチに限らず、Nチャネル
型MOSトランジスタをデプレッション化してなるND
スイッチであっても良い。
【0059】また、本発明の適用範囲はマスクROMに
おけるプログラム書き込み方法や出力ポートの出力形態
の切り替え方法等に限定されるものでなく、各種製品に
適用できるものである。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、マスクROMの情報書
き込み工程と出力ポートの出力形態の切り替え工程とを
同一工程で行うことで、製造工程数が増大することがな
く、しかもTATの短縮を図るために金属配線形成後に
ROM書き込みを行う、いわゆるROMの後置化プロセ
スにおいて、上記出力ポートの出力形態の切り替え回路
を構成しているため、従来のようにゲート電極形成前の
イオン注入工程により出力ポートの出力形態の切り替え
るものに比してTATの短縮化が可能となる。
【0061】また、ROM書き込み用のマスク変更だけ
で、出力ポートの出力形態の切り替えが可能になる。
【0062】更に、出力ポートの出力形態を切り替え可
能にするスイッチを形成するために層間絶縁膜に開口を
形成するフォトレジスト膜に対して、スイッチ形成用開
口部の近傍に隣接するように凹部を形成することで、フ
ォトレジスト膜の開口部が傾き、開口形状が不安定とな
り、スイッチ切り替えすべきトランジスタへのイオン注
入が不十分となり、切り替え不良となるといった従来の
課題を解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法を説明するため
の断面図である。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法を説明するため
の断面図である。
【図3】本発明に係る出力ポートを説明するための回路
図である。
【図4】本発明の半導体装置を説明するための平面図で
ある。
【図5】本発明の半導体装置を説明するための断面図で
ある。
【図6】従来の半導体装置の製造方法を説明するための
断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有吉 潤一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5F083 CR02 JA35 JA36 NA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲ
    ート電極を形成する工程と、当該ゲート電極に隣接する
    ようにソース・ドレイン領域を形成する工程と、前記ゲ
    ート電極を被覆する層間絶縁膜を介して金属配線を形成
    する工程と、前記金属配線上に形成したフォトレジスト
    と当該金属配線をマスクに前記基板表層に不純物イオン
    を注入することで、マスクROMを構成する各素子に情
    報を書き込むと共に、出力ポートの出力形態を切り替え
    る工程とを具備したことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記出力ポートの出力形態を切り替える
    工程は、パッドへの出力をオープンドレイン出力もしく
    はインバータ出力に切り替えるスイッチを所望のトラン
    ジスタにイオン注入することで形成することを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記出力ポートの出力形態を切り替え可
    能にするスイッチ形成用開口部の近傍に隣接するように
    凹部が形成されたフォトレジスト膜を用いて、スイッチ
    形成用開口を形成することを特徴とする請求項1に記載
    の半導体装置の製造方法。
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