JP2002343497A - 電線カバー - Google Patents

電線カバー

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    • H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/58—Means for relieving strain on wire connection, e.g. cord grip, for avoiding loosening of connections between wires and terminals within a coupling device terminating a cable
    • H01R13/5837—Means for relieving strain on wire connection, e.g. cord grip, for avoiding loosening of connections between wires and terminals within a coupling device terminating a cable specially adapted for accommodating various sized cables

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線の本数が少ない場合等にも結束バンドに
よって電線をしっかりと固定することの可能な電線カバ
ーを提供する。 【解決手段】 電線カバー２０の電線導出口２２の孔縁
部からは、断面略門形の電線固定部２６が突設されてい
る。電線固定部２６には、電線Ｗを束ねる結束バンド４
０を挿通可能な結束孔２８が一対設けられている。電線
Ｗを電線カバー２０に固定するには、電線Ｗと電線固定
部２６とに結束バンド４０を巻回して締め付ける。この
とき、固定する電線Ｗの本数や外径に応じて結束バンド
４０の巻回経路を適宜選択することで、電線Ｗを電線固
定部２６にしっかりと固定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングから延
出される電線を覆う電線カバーに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の電線カバー１は、図８に示すよ
うに、電線Ｗの端末が接続された端子金具を収容するハ
ウジング２に組み付けられて、ハウジング２から延出さ
れる電線Ｗを覆うようになっている。電線カバー１には
一方側に電線導出口３が開口しており、ここから電線Ｗ
が外部に導出されている。電線導出口３の孔縁部には、
断面門形の電線固定部４が突設されており、この電線固
定部４と電線Ｗとに結束バンド５を巻回して締め付ける
ことで電線Ｗが固定される。なお、このような電線カバ
ーは、例えば特開平４−５６０８４号公報に記載されて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の電線カバー１で
は、電線固定部４の大きさに比べて束ねる電線Ｗの本数
が少なかったり、あるいは電線Ｗの外径が小さいような
場合には、全ての電線Ｗが電線固定部４の内側に収まっ
て隙間が空いてしまい、電線Ｗがしっかりと固定できな
い場合があった。本発明は、上記事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、電線の本数が少ない場合等にも結
束バンドによって電線をしっかりと固定することの可能
な電線カバーを提供するところにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項１の発明に係る電線カバーは、電線の端末に
接続された複数の端子金具を収容するハウジングに組み
付けられ、このハウジングから延出される前記電線を覆
う電線カバーであって、前記電線を外部に導出する電線
導出口の孔縁部より延出され、前記電線を束ねる結束バ
ンドを巻回して前記電線と共に締め付けることで電線を
固定可能な電線固定部を備えたものにおいて、前記電線
固定部に、前記結束バンドを任意に挿通可能な結束孔を
設け、前記結束バンドの巻回経路を複数種類の中から選
択可能としたところに特徴を有する。
【０００５】請求項２の発明は、請求項１に記載のもの
において、前記結束孔は、複数個が前記電線の延長方向
に直交する方向に並んで設けられているところに特徴を
有する。
【０００６】
【発明の作用および効果】請求項１の発明によれば、一
つの結束孔を通した結束バンドの巻回経路と通さない巻
回経路との複数種類の巻回経路の中から、固定する電線
の本数や外径に応じて適したものを選択することで、電
線を電線固定部にしっかりと固定することができる。
【０００７】請求項２の発明によれば、結束孔を複数個
設けることで、結束バンドの巻回経路の選択肢が増え、
電線の本数等に応じてより適切な巻回経路を選ぶことが
できる。
【０００８】
【発明の実施の形態】次に本発明をレバー式コネクタに
用いられる電線カバーに適用した一実施形態について図
１から図７を参照して説明する。図１は、レバー式コネ
クタの全体を示しており、複数の雌側端子金具１２を収
容する雌ハウジング１０と、雌ハウジング１０から延出
する複数本の電線Ｗを覆うように組み付けられる電線カ
バー２０と、電線カバー２０を幅方向に跨ぐように組み
付けられるレバー３０とから構成されている。なお、以
下の説明において、上下方向については図１を基準と
し、前後方向については図１の左側を前方とする。
【０００９】雌ハウジング１０は、合成樹脂材により略
直方体状に形成されており、上下方向に貫通するキャビ
ティ（図示せず）が複数個並列して形成され、各キャビ
ティには上方から雌側端子金具１２を挿入可能となって
いる。各雌側端子金具１２にはそれぞれ電線Ｗの端末が
接続されており、それらの電線Ｗはキャビティ内から雌
ハウジング１０の上方に延出されている。雌ハウジング
１０は、図示しない雄ハウジングと嵌合可能とされ、嵌
合することによって各雌側端子金具１２が雄ハウジング
の雄側端子金具と導通接続されるようになっている。
【００１０】電線カバー２０は、合成樹脂材よりなり、
図２から図４に示すように、下方及び後方に開放する略
箱形をなしている。下方の開口部２１には雌ハウジング
１０の上部が嵌め込まれ、電線カバー２０は、雌ハウジ
ング１０の上方を覆った状態で組み付けられる。また、
電線カバー２０の後方の開口は後に詳述する電線導出口
２２とされており、前記したキャビティより延出した各
電線Ｗが略直角に折り曲げられて、この電線導出口２２
を通って後方へ導出されるようになっている。電線カバ
ー２０の両側面には、左右一対の支持軸２３が突設され
ており、ここにレバー３０が取り付けられている。
【００１１】レバー３０は、図１に示すように、左右方
向に延びる操作部３１の両端から板状のアーム部３２を
延設した略門形状をなしている。両アーム部３２はそれ
ぞれ前記の支持軸２３に取り付けられ、レバー３０は支
持軸２３を中心として回動操作可能となっている。ま
た、アーム部３２には、カム溝３３が形成されており、
詳細には示さないが、雄ハウジングとの嵌合の際には、
カム溝３３に雄ハウジングのカムピンを嵌め込み、レバ
ー３０を回動操作することで、カム溝３３とカムピンと
のカム作用によって両ハウジングの嵌合動作が助勢され
るようになっている。
【００１２】さて、電線カバー２０の電線導出口２２
は、図２から図４に示すように、略長方形状に開放し、
その孔縁部分にはフランジ部２５が外側へ張り出して形
成されている。また、電線導出口２２の上部には、上壁
２６Ａと一対の側壁２６Ｂとを備えた断面略門形状の電
線固定部２６がフランジ部２５から後方に突設されてい
る。この電線固定部２６には、図１に示すように、電線
Ｗを束ねる結束バンド４０を巻回可能とされており、両
側壁２６Ｂの後端下部に突設された一対の抜止突起２７
によって巻回された結束バンド４０の抜止めがなされる
ようになっている。また、電線固定部２６の上壁２６Ａ
における両側端付近には、一対の結束孔２８が左右方向
（即ち、電線Ｗの延長方向と直交する方向）に並んで貫
通形成されており、両結束孔２８には結束バンド４０を
挿通可能となっている。
【００１３】本発明の以上の構成であり、次にその作用
を説明する。雌ハウジング１０から導出される電線Ｗを
電線カバー２０に固定する際には、電線Ｗの束を電線固
定部２６の内側に押し付けるようにして、これらの電線
Ｗと電線固定部２６とに結束バンド４０を巻回して締め
付ける。このとき、以下に例示するように、結束バンド
４０が緊張状態で電線Ｗを締め付けるように、使用する
電線Ｗの本数やその外径に応じて結束バンド４０の巻回
経路を適宜選択する。例えば図５は、電線Ｗの本数が比
較的多く、電線Ｗの束の一部が電線固定部２６の外側へ
はみ出るような場合の締め付け方法を示しており、この
ように結束バンド４０を電線Ｗから電線固定部２６の全
体（即ち上壁２６Ａ及び両側壁２６Ｂの外面）にわたっ
て巻回して締め付けることで、電線Ｗが電線固定部２６
側に押し付けられてしっかりと固定される。
【００１４】また、図６は、電線Ｗの本数が上記の例よ
りも少なく、上記のように結束バンド４０を電線固定部
２６全体に巻回させると、電線Ｗの大部分が電線固定部
２６の内側に収まってうまく締め付けることができない
ような場合の締め付け方法を示している。この図のよう
に、結束バンド４０を一方の結束孔２８に挿通させ、上
壁２６Ａ及び他方側の側壁２６Ｂに巻回することで、電
線Ｗの束の一部が上壁２６Ａ及び側壁２６Ｂの内側の凹
部よりも外側にはみ出して、この部分に結束バンド４０
が掛かることで電線Ｗが締め付けられ固定される。ま
た、図７は、電線Ｗの本数がさらに少ない場合の締め付
け方法を示しており、結束バンド４０を両方の結束孔２
８に挿通させて、結束バンド４０を電線固定部２６の上
壁２６Ａのみに巻回することで電線Ｗがしっかりと固定
される。
【００１５】以上のように、本実施形態によれば、結束
孔２８を通した結束バンド４０の巻回経路（図６及び図
７参照）と、通さない巻回経路（図５参照）との複数種
類の巻回経路の中から、固定する電線Ｗの本数や外径に
応じて適したものを選択することで、電線Ｗを電線固定
部２６にしっかりと固定することができる。また、結束
孔２８を複数個設けることで、結束バンド４０の巻回経
路の選択肢が増え、電線Ｗの本数等に応じてより適切な
巻回経路を選ぶことができる。
【００１６】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。 （１）上記実施形態では、電線固定部２６に一対の結束
孔２８を設けた例を示したが、本発明によれば、結束孔
は１つまたは３つ以上設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施形態のレバー式コネクタを示す側面図
【図２】電線カバーの側面図
【図３】電線カバーの平面図
【図４】電線カバーの背面図
【図５】結束バンドの巻回経路の例を示す断面図
【図６】結束バンドの巻回経路の例を示す断面図
【図７】結束バンドの巻回経路の例を示す断面図
【図８】従来の電線カバーを示す斜視図
【符号の説明】
１０…雌ハウジング（ハウジング） ２０…電線カバー ２２…電線導出口 ２６…電線固定部 ２８…結束孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5E021 FA05 FA09 FB07 FC03 FC07 FC29 GB06 HB04 HB05 5G363 AA16 BA01 DA16 DC08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 電線の端末に接続された複数の端子金具
    を収容するハウジングに組み付けられ、このハウジング
    から延出される前記電線を覆う電線カバーであって、 前記電線を外部に導出する電線導出口の孔縁部より延出
    され、前記電線を束ねる結束バンドを巻回して前記電線
    と共に締め付けることで電線を固定可能な電線固定部を
    備えたものにおいて、 前記電線固定部に、前記結束バンドを任意に挿通可能な
    結束孔を設け、前記結束バンドの巻回経路を複数種類の
    中から選択可能としたことを特徴とする電線カバー。
  2. 【請求項２】 前記結束孔は、複数個が前記電線の延長
    方向に直交する方向に並んで設けられていることを特徴
    とする請求項１に記載の電線カバー。
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