JP2002339881A - チューブポンプおよびこれを用いたインクジェット式記録装置 - Google Patents

チューブポンプおよびこれを用いたインクジェット式記録装置

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JP2002339881A
JP2002339881A JP2001143061A JP2001143061A JP2002339881A JP 2002339881 A JP2002339881 A JP 2002339881A JP 2001143061 A JP2001143061 A JP 2001143061A JP 2001143061 A JP2001143061 A JP 2001143061A JP 2002339881 A JP2002339881 A JP 2002339881A
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tube
wheel
roller
flexible tube
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Kojiro Iizuka
浩二郎 飯塚
Hitoshi Hayakawa
均 早川
Masaru Takahashi
優 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性チューブのポンプホイルへの接触によ
る磨耗・亀裂発生を防止して長期間にわたるインク吸引
能力を保証するチューブポンプを提供すること。 【解決手段】 ローラ43a,43bの加圧接触による
可撓性チューブ51の変形によって圧力を発生させるチ
ューブポンプにおいて、ポンプホイル42のローラ配置
側端面の外周部であって、ポンプホイル42の回転に伴
い可撓性チューブ51に加圧接触してホイル回転方向に
転動するローラ43a,43bより先行した位置に、ホ
イル周方向に延在する突起61,62を配設した構成と
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チューブの変形を
利用して圧力を発生させるチューブポンプ、およびこの
チューブポンプによって発生する負圧を利用し記録ヘッ
ドよりインクを吸引するインク吐出能力回復手段を備え
たインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、印刷時の
騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で
形成することができるため、昨今においてはカラー印刷
を中心とした多くの印刷に使用されている。このような
インクジェット式記録装置には、インクカートリッジか
らのインクの供給を受けるインクジェット式の記録ヘッ
ドと、この記録ヘッドに対して記録用紙を相対的に移動
させる紙送り手段とが備えられている。そして、印字信
号に応じて記録ヘッドを移動させながら記録用紙にイン
ク滴を吐出させてドットを形成することで記録が行われ
る。
【0003】このように、インクジェット式記録装置に
おいては、インクという液体を扱う関係上、記録ヘッド
へのインクの充填やインク溶媒の揮散によるノズル開口
の目詰まりを防止するために、記録ヘッドからインクを
強制的に吸引排出させるインク吐出能力の回復処理が実
行される。このような記録ヘッドの目詰まり解消のた
め、または記録ヘッド内に気泡が残留している場合にな
されるインクの強制的な排出処理は、クリーニング操作
と呼ばれる。そして、記録装置における長時間の休止後
に印刷を再開する場合や、ユーザが印字かすれ等の印字
品質不良を認識してクリーニングスイッチを操作した場
合に実行される。
【0004】このクリーニング操作においては、記録ヘ
ッドをキャッピング手段により封止して負圧を作用させ
ることで、記録ヘッドのノズル開口よりインクを排出さ
せるとともに、キャッピング手段内に排出されたインク
を負圧により吸引して廃インクタンクに送り出す。その
後、ゴムなどの弾性板からなるクリーニング部材によ
り、記録ヘッドのノズルプレートを払拭(ワイピング)
するシーケンスが実行される。
【0005】前記したクリーニング操作においてなされ
る記録ヘッドへの負圧の印加は、吸引ポンプの駆動によ
って実行される。この吸引ポンプには、比較的構造が簡
単で小形化が図りやすく、しかもインクの吸引および排
出する機構部分で汚染を生じさせない、いわゆるチュー
ブポンプが用いられている。このチューブポンプは例え
ば図13および図14に示すような構成とされている。
なお、図13はポンプを正転駆動させてポンプ作用を実
行させたリース状態を示し、また図14はポンプを逆転
駆動させてレリース状態とした場合を示している。
【0006】図13および図14に示すチューブポンプ
は、可撓性チューブ51の外形を円弧状に規制するチュ
ーブ支持面52を有するポンプフレーム44と、例えば
紙送りモータによって回動するポンプホイル42と、こ
のポンプホイル42に形成された一対のローラ支持溝4
2a,42bに沿って移動するローラ43a,43bと
を備えている。
【0007】このようなチューブポンプにおいては、図
13に示すようにポンプホイル42を正方向(矢印A方
向)に回転させると、各ローラ43a,43bがローラ
支持溝42a,42bの外周方向に移動し、可撓性チュ
ーブ51を矢印A方向に順次押し潰し(扱き)ながら回
転する。これにより、可撓性チューブ51内に圧力を発
生させてキャッピング手段に負圧を与えるようになされ
る。そして、記録ヘッドから負圧により強制的にインク
を排出させるとともに、さらにキャッピング手段内に排
出されたインクを吸引して廃インクタンクに送り出す。
【0008】一方、図14に示すようにポンプホイル4
2を逆方向(矢印B方向)に回転させると、各ローラ4
3a,43bがローラ支持溝42a,42bの内周方向
に移動する。これにより、ローラ43a,43bが可撓
性チューブ51に少しだけ接するレリース状態を保ち、
ローラ43a,43bの可撓性チューブ51への貼り付
きなどの故障発生が防止される。
【0009】なお、図13および図14に示す形態にお
いては、前記ポンプフレーム44に平面L字状の係止溝
44a,44bが設けられ、これら各係止溝44a,4
4bにそれぞれガイド部材53a,53bが係止されて
いる。これにより、ガイド部材53a,53bは、ポン
プホイル42の回動に伴い各ローラ43a,43bをロ
ーラ支持溝42a,42bのホイル回転後退方向(ホイ
ル回転方向と反対の方向)に案内するように作用する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のチ
ューブポンプにおいては、前記したように、ローラ43
a,43bが可撓性チューブ51を扱くことにより、可
撓性チューブ51内に負圧を発生させてポンプ作用が実
行される。この場合、ローラ43a,43bの扱きによ
る変形によって可撓性チューブ51が伸張する。
【0011】この可撓性チューブ51の伸張(変形)に
つき、図15乃至図17を用いて説明する。図15およ
び図16はポンプユニットの概略構成を示す断面図、図
17は図16のC−C断面図である。図15に示すよう
に、ローラ43a,43b(一方のみ図示)が可撓性チ
ューブ51を扱く(ポンプ駆動を実行する)と、これに
伴い可撓性チューブ51がローラ43a,43bより先
行する部分で伸張してポンプホイル側に弛み、その中央
部分がポンプホイル42のローラ側端面に接触する位置
あるいは近接する位置に移動する。
【0012】なお、ポンプホイル42のローラ側端面に
接触する位置に移動したチューブ弛み中央部分は、ロー
ラ43a,43bによって扱かれる毎に押圧力を増して
ローラ側端面に圧接される。一方、ポンプホイル42の
ローラ側端面に近接する位置に移動したチューブ緩み中
央部分は、同じくローラ43a,43bによって扱かれ
る毎に徐々にポンプホイル42のローラ側端面に接触す
る位置まで移動する。
【0013】そして、ポンプホイル42のローラ側端面
に接触した位置あるいは近接した位置にある可撓性チュ
ーブ51をローラ43a,43bによって扱くと、図1
6および図17に示すように可撓性チューブ51がポン
プホイル42の軸線方向に膨出し、このチューブ膨出部
分がポンプホイル42のローラ側端面に圧接された状態
となる。この状態でポンプ駆動を続行すると、可撓性チ
ューブ51がポンプホイール42によって擦られるた
め、可撓性チューブ51の周壁が磨耗する。特に、ポン
プホイル42の外周部(歯部)に可撓性チューブ51が
接触すると著しく磨耗する。
【0014】このように、可撓性チューブ51の磨耗が
進行すると、最終的には可撓性チューブ51の周壁に亀
裂が発生していた。この結果、ポンプの負圧をキャッピ
ング手段に伝達することができず、長期間にわたるイン
ク吸引能力を保証することができないという技術的課題
があった。
【0015】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、可撓性チューブのポンプホイルへの接触によ
る磨耗・亀裂発生を防止することができ、もって長期間
にわたるインク吸引能力を保証することができるチュー
ブポンプおよびこれを用いたインクジェット式記録装置
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明に係るチューブポンプは、可撓性
チューブの外形を円弧状に規制するチューブ支持面を有
するポンプフレームと、このポンプフレーム内に回転自
在に配設されホイル中心部とホイル外周部との間でホイ
ル径方向と交差するような勾配をもったローラ支持溝を
有するポンプホイルと、このポンプホイルに回転かつ転
動自在に配置されかつ前記ポンプフレーム内に収納され
前記ローラ支持溝に沿って移動可能なローラ軸を有する
ローラとを備え、このローラの加圧接触による前記可撓
性チューブの変形によって圧力を発生させるチューブポ
ンプにおいて、前記ポンプホイルのローラ配置側端面の
外周部であって、前記ポンプホイルの回転に伴い前記可
撓性チューブに加圧接触してホイル回転方向に転動する
前記ローラより先行した位置に、ホイル周方向に延在す
る突起を配設したことを特徴とする。
【0017】このように構成されているため、ポンプ駆
動時にローラの扱き(加圧接触)による伸張によって可
撓性チューブが弛むと、このチューブ弛み部分を突起の
先端面が受けてポンプフレーム側に移動させる。このた
め、ローラの加圧接触位置において可撓性チューブのポ
ンプホイルへの接触が回避される。この場合、突起がホ
イル周方向に延在するため、可撓性チューブに比較的大
きな弛みが生じても、可撓性チューブがポンプホイルの
ローラ配置側端面に接触することはない。したがって、
可撓性チューブのポンプホイルへの接触による磨耗・亀
裂発生を防止することができ、長期間にわたるインク吸
引能力を保証することができる。
【0018】ここで、前記突起が、前記ローラのチュー
ブ加圧接触位置よりホイル回転方向に45°の角度をも
って先行する位置と、この位置よりホイル回転方向に9
0°の角度をもって先行する位置との間に配置されてい
ることが望ましい。このように構成されているため、突
起によってポンプホイル側からポンプフレーム側への移
動が円滑に行われる。なお、ローラのチューブ加圧接触
位置よりホイル回転方向に45°以下の角度をもって先
行する位置に配置されている場合には、ローラの加圧接
触による影響を受けてポンプホイル側からポンプフレー
ム側への可撓性チューブの移動が行われない。一方、ロ
ーラの加圧接触位置よりホイル回転方向に135°以上
の角度をもって先行する位置に配置されている場合に
は、突起によってポンプホイル側からポンプフレーム側
に移動した可撓性チューブの一部がローラの加圧接触を
受ける前にポンプフレーム側に戻る。
【0019】また、前記突起が、内周側角部および外周
側角部に面取りを施した凸部からなることが望ましい。
このように構成されているため、ポンプ駆動時に突起の
内周側角部および外周側角部に可撓性チューブが接触し
ても、可撓性チューブの接触による損傷発生が抑制され
る。さらに、前記突起のホイル回転方向後方端部に、ポ
ンプホイル側からポンプフレーム側に前記可撓性チュー
ブを誘導するためのガイドが設けられている構成とされ
る。このように構成されているため、ポンプホイル側に
移動した可撓性チューブの弛み部分が、ガイドによって
ポンプホイル側から突起の先端面に誘導される。
【0020】そして、前記ガイドが、前記突起に段差面
を形成することにより設けられていることが望ましい。
このように構成されているため、突起の先端面に対する
可撓性チューブの誘導が、段差面に沿って徐々に行われ
る。また、前記ガイドが、前記突起に傾斜面を形成する
ことにより設けられていることが望ましい。このように
構成されているため、突起の先端面に対する可撓性チュ
ーブの誘導が、傾斜面に沿って円滑に行われる。さら
に、前記ガイドが、前記突起に曲面を形成することによ
り設けられている構成も採用し得る。このように構成さ
れているため、突起の先端面に対する可撓性チューブの
誘導が曲面に沿って行われ、可撓性チューブの損傷発生
が防止される。
【0021】一方、本発明に係るインクジェット式記録
装置は、印刷データに対応してインク滴を吐出するイン
クジェット式の記録ヘッドと、この記録ヘッドのノズル
形成面を封止するとともにポンプユニットからの負圧を
受けて記録ヘッドよりインクを吸引排出するためのキャ
ッピング手段とを備えたインクジェット式記録装置にお
いて、前記ポンプユニットとして、前記したチューブポ
ンプを具備したことを特徴とする。このように構成され
ているため、可撓性チューブの磨耗・亀裂発生を防止し
て長期間にわたるインク吸引能力を保証するポンプユニ
ットを得ることができ、商品価値を高めることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るチューブポン
プを用いたインクジェット式記録装置につき、図に示す
実施の形態に基づいて説明する。図1は本発明が適用さ
れたインクジェット式記録装置の全体構成を示すもので
ある。図1において、符号1はキャリッジであり、キャ
リッジモータ2によって駆動されるタイミングベルト3
を介し、ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸方向
に往復移動し得るように構成されている。
【0023】このキャリッジ1の下面部(記録用紙6に
対向する側)にはインクジェット式の記録ヘッド12が
装着され、またその上面部には記録ヘッド12にインク
を供給するブラックインクカートリッジ7およびカラー
インクカートリッジ8が着脱可能に配置されている。
【0024】前記キャリッジ1の非印字領域(ホームポ
ジション)にはキャッピング手段9が配置されている。
このキャッピング手段9は前記記録ヘッド12が直上に
移動した時に上昇し、前記記録ヘッド12のノズル形成
面を封止し得るように構成されている。キャッピング手
段9の下方には、キャップ部材(キャッピング手段)9
の内部空間に負圧を与えるためのポンプユニットとして
のチューブポンプ10が配置されている。
【0025】前記キャッピング手段9は、装置の休止期
間中における前記記録ヘッド12のノズル開口の乾燥を
防止する蓋体としての機能を備えている。また、印刷と
は関係のない駆動信号を前記記録ヘッド12に印加して
インク滴を空吐出させるフラッシング動作時のインク受
けとして機能、および前記チューブポンプ10からの負
圧を記録ヘッドに作用させてインクを吸引するクリーニ
ング手段としての機能も兼ね備えている。
【0026】そして、キャッピング手段9における印字
領域側部の近傍には、ゴムなどの弾性板を備えたワイピ
ング手段11が、前記記録ヘッド12の移動経路と直角
な水平方向に進退可能となるように配置されている。そ
して、前記キャリッジ1がキャッピング手段9側に移動
する際に、前記記録ヘッド12の移動経路上に進出し得
るように構成されている。
【0027】次に、前記したポンプユニットの駆動力伝
達機構につき、図2を用いて説明する。図2は、前記し
た記録装置に装備された給排紙機構および吸引ポンプに
対する駆動力伝達機構の一例を示したものである。図2
おいて、符号21で示すものは紙送りローラで、この紙
送りローラ21の一端部には歯車22が配置されてい
る。そして、紙送りモータ23の軸上に配置されたピニ
オン24からアイドラ25を介して駆動されるように構
成されている。また、給紙ローラ駆動軸26の一端部に
は、クラッチ機構を構成する移動歯車28を介して前記
歯車22に噛合する歯車27が配置されている。そし
て、図示せぬカットシートフィーダに動力を伝達し、記
録用紙の給紙(ローディング)が行われるように構成さ
れている。
【0028】前記移動歯車28は、常時はスプリング
(図示せず)によって図2に示すように両歯車22,2
7から離れた位置に保持されている。そして、ホームポ
ジションと対向する端部に移動するキャリッジ1に押圧
されて軸方向に移動し、両歯車22,27間に介在して
両者の噛み合いが実現するように構成されている。
【0029】前記チューブポンプ10は、前記紙送りモ
ータ23からの動力が前記ピニオン24,アイドラ29
および排紙ローラ31上の排紙ローラ歯車30に伝達さ
れ、さらにこの排紙ローラ歯車30からの動力が前記排
紙ローラ31上の歯車32に伝達され、この歯車32に
よって駆動される。このチューブポンプ10の駆動軸3
3には、前記歯車32にアイドラ34を介して噛合する
歯車35が装着されている。また、この駆動軸33に
は、その背面に配置されたスプリング36に押されて摩
擦回転するアーム37を備えたクリーナカム38が遊転
自在に取り付けられている。そして、アーム37の回転
によってゴム等の弾性部材で形成されたワイピング部材
39(ワイピング手段11)が、記録ヘッド12の移動
経路と直角な水平方向に移動し得るように構成されてい
る。
【0030】これにより、紙送りモータ23の一方向へ
の回転により、ワイピング部材39が記録ヘッド12の
移動軌跡に進行し、そのノズル形成面を払拭し得るよう
になされる。また、紙送りモータ23の他方向への回転
により、ワイピング部材39が記録ヘッド12の移動軌
跡から退避されるように作用する。
【0031】また、前記チューブポンプ10の駆動軸3
3には、ラチェットホイル40,中間伝達ホイル41お
よびポンプホイル42が軸線方向に積層するようにして
配置されている。前記ラチェットホイル40における中
間伝達ホイル41と対向する面には突起40aが設けら
れており、前記中間伝達ホイル41の両面にはそれぞれ
突起41a,41bが設けられている。さらに、前記ポ
ンプホイル42における中間伝達ホイル41と対向する
面には突起42Aが設けられている。
【0032】これにより、ラチェットホイル40が回転
して、その突起40aが中間伝達ホイル41の突起41
aに当接することで、中間伝達ホイル41に回転力が伝
達される。さらに、中間伝達ホイル41の突起41bが
ポンプホイル42の突起42Aに当接することで、ポン
プホイル42に回転力が伝達される。したがって、紙送
りモータ23の回転方向が切り替わると、ラチェットホ
イル41とポンプホイル42との間には回転伝達に最大
で2回転近くの遅れを発生させる回転遅延機構が構成さ
れている。
【0033】なお、この回転遅延機構は、用紙先端の位
置決めとバックラッシュ取りを実行するために、記録用
紙のローディングを前記カットシートフィーダから実施
するに際して紙送りモータ23を多少正転および逆転駆
動させる必要があり、この場合においてチューブポンプ
10に動力を伝達させないように作用する。
【0034】次に、本発明の第一実施形態に係るチュー
ブポンプにつき、図3乃至図5を用いて詳細に説明す
る。図3および図4は、本発明の第一実施形態に係るチ
ューブポンプを示す透視図である。なお、図3はチュー
ブポンプを正転駆動させてポンプ作用を実行させた状態
を示し、図4はチューブポンプを逆転駆動させてレリー
ス状態とした場合を示している。図5は本発明の第一実
施形態に係るチューブポンプのポンプホイルを示す側面
図である。図3および図4に示すチューブポンプは、既
に図13および図14において説明したチューブポンプ
と基本構成がほぼ同一であるため、同図と相当する部分
についてはそれぞれ同一符号で示し、その説明は適宜省
略する。
【0035】図3〜図5に示すポンプホイル42は、そ
れぞれが互いに異なる二つの方向への回転によってポン
プ作用とレリース作用に切り換えられるように構成され
ている。ここで、ポンプ作用とは、ポンプホイル42の
一方向への回転によって、ローラ43a,43bがホイ
ル外周部に偏って可撓性チューブ51をチューブ支持面
52との間で加圧して吸引作用を生じさせる作用をい
う。一方、レリース作用とは、ポンプホイル42の他方
向への回転によって、ローラ43a,43bがホイル4
2のホイル中心部に偏って可撓性チューブ51を加圧し
ない作用をいう。
【0036】前記ポンプホイル42には、従来と同様
に、ホイル中心部とホイル外周部との間でホイル径方向
と交差するような勾配をもって形成された一対のローラ
支持溝42a,42bが設けられている。また、前記ポ
ンプホイル42の軸線方向端面(ローラ配置側端面)に
は、図5に示すようにローラガイド55が連結部56を
介して一体に設けられている。そして、前記ポンプホイ
ル42のローラ配置側端面であって、前記ポンプフレー
ム44の軸線方向端面(ローラ配置側端面)に前記可撓
性チューブ51を介して対向する部位(ローラ配置側端
面の外周部)には、ホイル周方向に90°の角度をもっ
て延在する突起61,62が一体に設けられている。
【0037】前記突起61,62は、前記ポンプホイル
42の回転に伴い前記可撓性チューブ51に加圧接触し
てホイル回転方向に転動する前記ローラ43a,43b
より先行する位置に配置されている。そして、前記可撓
性チューブ51が前記ローラ43a,43bの扱きによ
って伸張してポンプホイル側に弛む場合に、前記可撓性
チューブ51を前記突起61,62の先端面61a,6
1bで受けてポンプフレーム側に移動させるように構成
されている。
【0038】なお、前記突起61,62がローラ43
a,43bのチューブ加圧接触位置よりホイル回転方向
に45°以下の角度をもって先行する位置に配置されて
いると、チューブ51がポンプフレーム側からポンプホ
イル側に弛んだ場合には、ローラ43a,43bの加圧
接触による影響を受けてポンプホイル側からポンプフレ
ーム側へのチューブ51の移動が行われない。一方、ロ
ーラ43a,43bの加圧接触位置よりホイル回転方向
に135°以上の角度をもって先行する位置に配置され
ている場合には、突起61,62によってポンプホイル
側からポンプフレーム側に移動したチューブ51の一部
(弛んだ部分)がローラ43a,43bの加圧接触を受
ける前にポンプホイル側に戻る。このため、前記突起6
1,62は、図3に示すように、前記ローラ43a,4
3bのチューブ加圧接触位置よりホイル回転方向に45
°の角度をもって先行する位置aと、この位置aよりホ
イル周方向に90°の角度をもって先行する位置bとの
間に配置されていることが望ましい。
【0039】前記ローラガイド55の側面部には、前記
ローラ支持溝42a,42bの開口面と直角なガイド面
55a,55bが形成されている。前記ローラガイド5
5と前記ポンプホイル42との間には、前記ローラ43
a,43bが回転かつ転動自在に配設されている。これ
らローラ43a,43bには、前記ローラ支持溝42
a,42bおよび前記ガイド面55a,55bに沿って
移動可能なローラ軸43a1 ,43b1 を有している。
これにより、ローラ43a,43bがローラガイド55
とポンプホイル42との間を転動すると、この転動動作
に伴いローラ軸43a1 ,43b1 がローラ支持溝42
a,42bおよびガイド面55a,55bに沿って移動
する。
【0040】このようなチューブポンプにおいては、図
3に示すようにポンプホイル42を正方向(矢印A方
向)に回転させると、各ローラ43a,43bがローラ
支持溝42a,42bの外周方向に移動し、可撓性チュ
ーブ51を矢印A方向に順次押し潰し(扱き)ながら回
転する。これにより、可撓性チューブ51内に圧力を発
生させてキャッピング手段9の内部空間に負圧を与える
ようになされる。そして、記録ヘッド12から負圧によ
り強制的にインクを排出させるとともに、さらにキャッ
ピング手段9内に排出されたインクを吸引して廃インク
タンクに送り出す。
【0041】この場合、ポンプ駆動時にローラ43a,
43bの扱き(加圧接触)による伸張によって可撓性チ
ューブ51が図6に示すように弛むと、このチューブ弛
み部分を突起62の先端面62a(突起61の場合は先
端面61a)が受けてポンプフレーム側(ポンプホイル
42から離間するような方向)に移動させる。このた
め、ローラ43a,43bの加圧接触位置において可撓
性チューブ51のポンプホイル42への接触が図7およ
び図8に示すように回避される。なお、突起61,62
がホイル周方向に90°の角度をもって延在するため、
可撓性チューブ51に比較的大きな弛みが生じても、可
撓性チューブ51がポンプホイル42のローラ側端面に
接触することはない。したがって、本実施形態において
は、可撓性チューブ51のポンプホイル42への接触に
よる磨耗・亀裂発生を防止することができ、長期間にわ
たるインク吸引能力を保証することができる。
【0042】一方、図4に示すようにポンプホイル42
を逆方向(矢印B方向)に回転させると、各ローラ43
a,43bがローラ支持溝42a,42bの内周方向に
移動する。これにより、ローラ43a,43bが可撓性
チューブ51に少しだけ接するレリース状態を保ち、ロ
ーラ43a,43bの可撓性チューブ51への貼り付き
などの故障発生が防止される。
【0043】なお、本実施形態における突起61,62
のホイル回転方向前・後方端部には、図9(a)〜
(c)に示すように、ポンプホイル側からポンプフレー
ム側に可撓性チューブ51(弛み部分)を誘導するため
のガイド81a〜81cを設けることが望ましい。図9
(a)におけるガイド81aは、突起61,62(突起
61のみ図示)に段差面を形成することにより設けられ
ている。これにより、突起61,62の先端面61a,
62aに対する可撓性チューブ51の誘導が、段差面に
沿って徐々に行われる。
【0044】図8(b)におけるガイド81bは、突起
61,62(突起61のみ図示)に傾斜面を形成するこ
とにより設けられている。これにより、突起61,62
の先端面61a,62に対する可撓性チューブ51の誘
導が、傾斜面に沿って円滑に行われる。図8(c)にお
けるガイド81cは、突起61,62(突起61のみ図
示)に曲面を形成することにより設けられている。これ
により、突起61,62の先端面61a,62aに対す
る可撓性チューブ51の誘導が曲面に沿って行われ、可
撓性チューブ51の損傷発生が防止される。
【0045】また、本実施形態における突起61,62
は、図10に示すように、内周側角部および外周側角部
に面取り(曲面61b,62b)が施された凸部からな
ることが望ましい。これにより、ポンプ駆動時に突起6
1,62(突起62のみ図示)の内周側角部および外周
側角部に可撓性チューブ51が接触しても、可撓性チュ
ーブ51の接触による損傷発生が抑制される。
【0046】さらに、本実施形態においては、二個のロ
ーラ43a,43bを備えたものに適用する場合につい
て説明したが、本発明はこれに限定されず、第二実施形
態として図11に示すように単一のローラ43aを備え
たものにも実施形態と同様に適用することができる。同
図における突起91は、ポンプホイル42のローラ配置
側端面であって、ポンプフレーム44のローラ配置側端
面に可撓性チューブ51を介して対向する部位(ローラ
配置側端面の外周部)に設けられている。そして、この
突起91は、ホイル周方向に90°の角度をもって延在
し、ポンプホイル42の回転に伴い可撓性チューブ51
に加圧接触してホイル回転方向に転動するローラ43a
より先行する位置に配置されている。
【0047】この場合、突起91の周方向長さは、前述
した寸法(ホイル周方向に90°の角度をもって延在す
る寸法)に限定されず、例えば図12(a)に示すよう
にホイル周方向180°以上の角度をもって延在するも
のでもよい。また、その個数も図12(b)に示すよう
に二個としても差し支えない。
【0048】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり、本発明に
係るチューブポンプおよびこれを用いたインクジェット
式記録装置によると、可撓性チューブのポンプホイルへ
の接触による磨耗・亀裂発生を防止することができるた
め、長期間にわたるインク吸引能力を保証することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたインクジェット式記録装置
の構成を示した斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置に具備された駆動力伝達機
構の例を示した断面図である。
【図3】本発明の第一実施形態に係るチューブポンプを
正転駆動させてポンプ作用を実行させた状態を示す透視
図である。
【図4】同じくチューブポンプを逆転駆動させてレリー
ス状態とした場合を示す透視図である。
【図5】本発明の第一実施形態に係るチューブポンプの
ポンプホイルを示す側面図である。
【図6】図3および図4におけるチューブポンプの動作
状態(1)を示す断面図である。
【図7】図3および図4におけるチューブポンプの動作
状態(2)を示す断面図である。
【図8】図9のB−B断面図である。
【図9】(a)〜(c)は、本発明が適用されたチュー
ブポンプにおけるポンプホイル(突起)の変形例を示す
側面図である。
【図10】本発明が適用されたチューブポンプにおける
ポンプホイル(突起)の他の変形例を示す側面図であ
る。
【図11】本発明の第二実施形態に係るチューブポンプ
を示す透視図である。
【図12】(a)および(b)は、図11におけるチュ
ーブポンプにおけるポンプホイルの変形例を示す平面図
である。
【図13】従来のチューブポンプを正転駆動させてポン
プ作用を実行させた状態を示す透視図である。
【図14】同じく従来のチューブポンプを逆転駆動させ
てレリース状態とした場合を示す透視図である。
【図15】従来におけるチューブポンプの動作状態
(1)を示す断面図である。
【図16】従来におけるチューブポンプの動作状態
(2)を示す断面図である。
【図17】図16のC−C断面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 キャリッジモータ 6 記録用紙 7,8 インクカートリッジ 9 キャッピング手段 10 ポンプユニット(チューブポン
プ) 11 ワイピング手段 21 紙送りローラ 23 紙送りモータ 26 給紙ローラ駆動軸 31 排紙ローラ 42 ポンプホイル 42a,42b ローラ支持溝 43a,43b ローラ 43a1 ,43b1 ローラ軸 44 ポンプフレーム 44a,44b 係止溝 51 可撓性チューブ 52 チューブ支持面 53a,53b ガイド部材 55 ローラガイド 61,62 突起 61a,62b 先端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 優 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA27 JC08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性チューブの外形を円弧状に規制す
    るチューブ支持面を有するポンプフレームと、 このポンプフレーム内に回転自在に配設され、ホイル中
    心部とホイル外周部との間でホイル径方向と交差するよ
    うな勾配をもったローラ支持溝を有するポンプホイル
    と、 このポンプホイルに回転かつ転動自在に配置され、かつ
    前記ポンプフレーム内に収納され、前記ローラ支持溝に
    沿って移動可能なローラ軸を有するローラとを備え、 このローラの加圧接触による前記可撓性チューブの変形
    によって圧力を発生させるチューブポンプにおいて、 前記ポンプホイルのローラ配置側端面の外周部であっ
    て、前記ポンプホイルの回転に伴い前記可撓性チューブ
    に加圧接触してホイル回転方向に転動する前記ローラよ
    り先行した位置に、ホイル周方向に延在する突起を配設
    したことを特徴とするチューブポンプ。
  2. 【請求項2】 前記突起が、前記ローラのチューブ加圧
    接触位置よりホイル回転方向に45°の角度をもって先
    行する位置と、この位置よりホイル回転方向に90°の
    角度をもって先行する位置との間に配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載されたチューブポンプ。
  3. 【請求項3】 前記突起が、内周側角部および外周側角
    部に面取りを施した凸部からなることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載されたチューブポンプ。
  4. 【請求項4】 前記突起のホイル回転方向後方端部に、
    ポンプホイル側からポンプフレーム側に前記可撓性チュ
    ーブを誘導するためのガイドを設けたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載されたチューブ
    ポンプ。
  5. 【請求項5】 前記ガイドが、前記突起に段差面を形成
    することにより設けられていることを特徴とする請求項
    4に記載されたチューブポンプ。
  6. 【請求項6】 前記ガイドが、前記突起に傾斜面を形成
    することにより設けられていることを特徴とする請求項
    4に記載されたチューブポンプ。
  7. 【請求項7】 前記ガイドが、前記突起に曲面を形成す
    ることにより設けられていることを特徴とする請求項4
    に記載されたチューブポンプ。
  8. 【請求項8】 印刷データに対応してインク滴を吐出す
    るインクジェット式の記録ヘッドと、 この記録ヘッドのノズル形成面を封止するとともに、ポ
    ンプユニットからの負圧を受けて前記記録ヘッドよりイ
    ンクを吸引排出するためのキャッピング手段とを備えた
    インクジェット式記録装置において、 前記ポンプユニットとして、請求項1乃至請求項7のい
    ずれかに記載されたチューブポンプを具備したことを特
    徴とするインクジェット式記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008223608A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Ricoh Co Ltd チューブポンプ及び画像形成装置

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