JP2002339549A - タイル状石材 - Google Patents

タイル状石材

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JP2002339549A
JP2002339549A JP2001145403A JP2001145403A JP2002339549A JP 2002339549 A JP2002339549 A JP 2002339549A JP 2001145403 A JP2001145403 A JP 2001145403A JP 2001145403 A JP2001145403 A JP 2001145403A JP 2002339549 A JP2002339549 A JP 2002339549A
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JP
Japan
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tile
back leg
stone
shaped
plate
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JP2001145403A
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English (en)
Inventor
Kazuo Tamura
和雄 田村
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TAMURA SEKKEI KK
Original Assignee
TAMURA SEKKEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度が十分で美観に優れ、しかもタイルのよ
うに簡単に接合できるタイル状石材を提供する。 【解決手段】 天然石から、板状部分2と、この裏面か
ら突出する複数の裏脚3とを一体的に切り出し、タイル
状石材1とする。各裏脚3は、板状部分2に接する基部
4における縦方向の長さよりも、先端部5における縦方
向の長さの方が大きく形成されており、断面台形状とな
っている。即ち、各裏脚3の横方向の二面は、基部4か
ら先端部5に広がるテーパを付与されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、質感の高い天然石
を建材として容易に利用することができるようにしたタ
イル状石材に関する。
【0002】
【従来の技術】天然石を壁等の表側に導入して、建物に
質感を与える技法が知られている。この場合に利用する
石材は、単に板状に切り出したものであり、裏面が平滑
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】裏面が平滑な従来の石
材では、石工事として、金物や番線等を使用し、石材を
吊しながら接合するといった、専門的で手間のかかるも
のが必要であった。又、重量が嵩む石材について、接合
後にずれや亀裂を生ずることがあったので、軽く薄い石
材しか使用することができず、強度や見栄えに限度があ
った。
【0004】そこで、請求項1に記載の発明は、強度が
十分で美観に優れ、しかもタイルのように簡単に接合で
きるタイル状石材を提供することを目的としたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、板状の天然石の裏面に、
後方に広がるテーパを付与した、接合剤に没入する裏脚
を突設したことを特徴とするものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1の目的
に加えて、タイル状石材の形成をより手軽に行う目的を
達成するため、裏脚を、接着剤を盛ることにより形成し
たことを特徴とするものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、上記目的に加え
て、更に強力な接着力を確保する目的を達成するため、
裏脚の少なくとも一面の一部を粗面としたことを特徴と
するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係るタイル状石材
の斜視図であって、タイル状石材1は、御影石や大理石
等の天然石を切り出して成る建材である。天然石から
は、肉厚が6mm〜15mm程度で、縦横の辺の長さが
それぞれ100mm〜1000mm程度の矩形の板状部
分2を含んで切り出される。
【0009】又、板状部分2の、縦横の辺で囲まれる面
からは、1又は複数個の裏脚3が、厚さ方向へ突出して
いる。各裏脚3は、板状部分2と一体的に切り出され、
略横方向全体に亘っている。更に、各裏脚3は、板状部
分2に接する基部4における縦方向の長さよりも、先端
部5における縦方向の長さの方が大きく形成されてお
り、断面台形状となっている。従って、各裏脚3の横方
向の二面は、基部4から先端部5に広がるテーパを付与
されている。
【0010】尚、全ての裏脚3の先端部5における縦の
長さの合計は、板状部分2の縦の長さの半分程度とされ
ている。また、テーパを付された二面の角度は、5度〜
60度程度である。
【0011】以上のように成るタイル状石材1は、図2
に示すように建物の壁Wの表面に接合される。即ち、先
ず、セメントやコンクリート等の接合剤Cを塗る。次
に、裏脚3を接合剤Cに埋めるようにして、換言すれば
裏脚3の側を裏面として、タイル状石材1と壁Wとを接
合する。
【0012】このように、テーパを付した裏脚3を設け
ることで、接合剤Cが基部4の隣まで入り込み、裏脚3
が接合剤Cに食い込んで、タイル状石材1が壁Wに強力
に接着される。しかも、接合剤Cを躯体に塗布し、タイ
ル状石材1を押し付けるだけと、通常の小さいタイルの
ように極めて容易に施工することができる。従って、図
3に示すように、特に縦横を大きく切り出した、重量の
嵩むタイル状石材1であっても、十分な接着力で簡単に
配することができ、風格のある壁を、広い範囲でも極め
て短時間で、しかも専門技術者によることなく低コスト
で形成することができる。尚、裏脚3が、板状部分の横
全体に亘り(横方向に長く)設けられ、又は横の面にテ
ーパが付されているため、特に壁Wに施工する場合に、
強力な接着力を確保し易い。又、寸法の調整により残材
等を利用することができるし、予め寸法を決定しておけ
ば工場で機械的に生産することができるため、より一層
のコストダウンを図ることができる。
【0013】尚、本発明は、以上の形態に限定されるも
のではなく、次に一部示すように様々に変更可能であ
る。
【0014】図4に示すように、天然石からは板状部分
12のみを切り出し、裏脚13としては、接着材を盛る
ことにより、工場或いは現場で形成しても良い。接着剤
としては、短時間で硬化する樹脂系のものが好ましい
が、特に限定されず、セメント等であっても良い。テー
パを付して盛ることで、接着力と施工容易性は確保され
るし、天然石からの切り出しは板状部分12とのみと、
より簡単になるし、裏脚13を現場で形成すれば、状況
に応じてテーパ角度や大きさ等を調整したり、現場まで
の運搬を効率良く行ったりすることができる。尚、接着
剤による裏脚と、切り出しによる裏脚とを混在させるこ
ともできる。又、接合剤も特に限定されず、樹脂系接着
剤等であって良い。
【0015】更に、裏脚のテーパ面の一方或いは裏面又
はこれらを組み合わせた面の一部又は全部において、相
対的に微小で乱雑な凹凸を設けたり、規則的なリブ乃至
突起を設けたり等することにより、当該部分を粗面とし
て、更に接合剤の回り込みを確保し接着力を強力にする
ことができる。尚、粗面の形成は、裏脚の切り出しや形
成をわざとある程度乱雑にして行ったり、裏脚の一部を
削り取って行ったりすることができ、容易に成すことが
できる。
【0016】又、各種大きさや形状等は様々に変更する
ことができ、特に裏脚は、縦の面にのみ或いは縦の面も
併せてテーパを付しても良いし、板状部分の横全体に亘
らなくても良いし、横に沿わなくても良い。一方、板状
部分についても、矩形に限られず、円形としたり、表側
につき立体形状としたりすることができる。又、各種大
きさや形状等、特に板状部分の縦横の寸法は、各種規格
に合わせても良く、この場合にはタイル状石材の生産と
施工が統一化され、容易となる。
【0017】又更に、形状や大きさ等の異なる裏脚を、
一つの板状部分に配することもできる。更に、板状部分
と、裏脚又はその集合体とを別体に形成しておき、接着
剤乃至接合剤で一体化することもできる。
【0018】加えて、タイル状石材を施工する箇所は壁
に限られず、天井等、建物のどの部分であっても良い。
又、略同じ大きさのタイル状石材を敷き詰めずに、異な
る大きさのタイル状石材を組み合わせても良い。同様
に、天然石或いは裏脚の種類を変えたものを施工した
り、全体として模様が現出するように施工したりするこ
ともできる。
【0019】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、板状の
天然石の裏面に、後方に広がるテーパを付与した、接合
剤に没入する裏脚が突設されている。よって、接着力に
優れ、タイルのように誰でも簡単に施工することがで
き、コストダウンを図ることができる、という効果を奏
する。
【0020】請求項2に記載の発明によれば、裏脚が、
接着剤を盛ることにより形成されることで、請求項1の
効果に加えて、状況に応じて簡単にタイル状石材を形成
することができる、という効果を奏する。
【0021】請求項3に記載の発明によれば、裏脚の少
なくとも一面を粗面とすることで、上記効果に加えて、
更に強力な接着力を確保することができる、という効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイル状石材の斜視図である。
【図2】図1のタイル状石材を壁に施工した場合の断面
図である。
【図3】図1のタイル状石材を壁に施工した場合の正面
図である。
【図4】本発明の変更例の斜視図である。
【符号の説明】
1・・タイル状石材、2,12・・板状部分、3,13
・・裏脚、4・・基部、5・・先端部、C・・接合剤、
W・・壁。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の天然石の裏面に、後方に広がるテ
    ーパを付与した、接合剤に没入する裏脚を突設したこと
    を特徴とするタイル状石材。
  2. 【請求項2】 裏脚を、接着剤を盛ることにより形成し
    たことを特徴とする請求項1に記載のタイル状石材。
  3. 【請求項3】 裏脚の少なくとも一面の一部を粗面とし
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項2の何れかに記
    載のタイル状石材。
JP2001145403A 2001-05-15 2001-05-15 タイル状石材 Pending JP2002339549A (ja)

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