JP2002339061A - 薄膜形成方法 - Google Patents

薄膜形成方法

Info

Publication number
JP2002339061A
JP2002339061A JP2001146345A JP2001146345A JP2002339061A JP 2002339061 A JP2002339061 A JP 2002339061A JP 2001146345 A JP2001146345 A JP 2001146345A JP 2001146345 A JP2001146345 A JP 2001146345A JP 2002339061 A JP2002339061 A JP 2002339061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
space
thin film
targets
target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001146345A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Iwase
秀夫 岩瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001146345A priority Critical patent/JP2002339061A/ja
Publication of JP2002339061A publication Critical patent/JP2002339061A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気抵抗率が低い薄膜を基板上に均一に形成
する。 【解決手段】 対向ターゲット法スパッタリング装置
は、互いに対向配置された一対のターゲット2a,2b
と、ターゲット2a,2bに挟まれた空間に磁場を発生
させる磁場発生手段(不図示)と、その空間に対向する
位置に配置された基板4とを有し、ターゲット2a,2
bと基板4との間に電場を発生させてプラズマを発生さ
せるとともに、上記空間に磁場を発生させてプラスマを
保持することによってターゲット2a,2bから生じた
スパッタリング粒子を基板4上に堆積させることによ
り、基板4上に薄膜を形成する。この装置を用いた薄膜
形成方法において、隙間を有する防着板8を上記空間と
基板4との間に設置し、上記空間から防着板8の隙間を
通って基板4上に飛来してきたスパッタリング粒子のみ
を基板4上に堆積させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対向ターゲット法
スパッタリングにより基板上に薄膜を形成する薄膜形成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、液晶ディスプレイの透明電極
として、錫をドープした酸化インジウム薄膜(ITO薄
膜)が盛んに使用されている。通常、このような薄膜
は、結晶化を促進させるために、200℃以上に加熱し
たガラス基板上にプレーナ・マグネトロンスパッタ法に
より作製されるか、もしくは、非加熱状態でガラス基板
上に成膜した後に200℃以上でアニールすることによ
り作製される。これにより、電気抵抗率が2×l0-4Ω
・cm以下のITO膜を基板上の広い領域に形成するこ
とができる。
【0003】近年、ガラス基板以外のものとして、例え
ばプラスティック基板や有機薄膜等の上に、ITO薄膜
を直接成膜する研究が盛んに行なわれている。ITO薄
膜が設けられたプラスティック基板を、従来のガラス基
板のものに代えて液晶ディスプレイに使用することによ
り、このような液晶ディスプレイを備えたノート型パソ
コンなどの電子機器を軽量化することができる。
【0004】また、近年では、有機発光体を利用した有
機ELディスプレイが広く知られている。有機ELディ
スプレイは、液晶ディスプレイに比べて高輝度、高コン
トラスト、広視野角、応答速度が速い等の利点を有する
ものである。この有機ELディスプレイにも透明電極と
してITO膜が用いられており、現状では、有機ELデ
ィスプレイの製造工程において、ITO膜上に有機材料
層が成膜されている。しかし、有機材料層上にITOを
直接成膜することができれば、ITO膜の成膜工程と有
機材料層の成膜工程との順番を入れ替えることができ、
より高性能の有機ELディスプレイを製造することが可
能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プラス
ティック基板や有機材料は耐熱温度が100℃以下であ
るため、ITOをスパッタ法で成膜する際に、ITOの
結晶化に必要な200℃以上に基板を加熱することがで
きない。また、同様の理由で、ITOの成膜後にアニー
ル処理を施してITOを結晶化させることもできない。
【0006】一方、基板を加熱せずに常温で成膜した場
合のITO薄膜は、アモルファス状態にある。アモルフ
ァス状態のITO薄膜は、プレーナ・マグネトロンスパ
ッタ法を用いて最適酸素分圧状態により成膜しても、1
-3Ω・cmオーダーの抵抗率しか得ることができな
い。また、基板上での抵抗率の分布も50%近くあり、
結晶化させた場合と比較して非常に大きい。これらの現
象は、アモルファスITOを実用化して行く上で、大き
な障害となっていた。
【0007】図7は、プレーナ・マグネトロンスパッタ
法を使用して、基板加熱を用いたり基板加熱を行なわず
に基板上にアモルファスITOを成膜する装置の構成を
示す図である。
【0008】図7に示すように、このプレーナ・マグネ
トロンスパッタ法を行う装置の構成では、DC電源が接
続されたターゲット102が、基板104に並行に配置
されている。また、基板104の表面に平行な一方向を
X方向とし、ターゲット102の中央に対向する基板1
04の位置を座標原点としている。本発明者は、このよ
うな構成の装置を用いて種々の検討を重ねた結果、プレ
ーナ・マグネトロンスパッタ法を使用して、基板加熱を
用いたり基板加熱を行なわずにアモルファスITOを成
膜した場合、基板の位置によって抵抗値が著しく異なる
ことを知得した。
【0009】図8は、プレーナ・マグネトロンスパッタ
法によりアモルファスITOが成膜された基板上の電気
抵抗率の分布を示すグラフである。図8からわかるよう
に、基板上で最も抵抗値の抵い部分では抵抗率が約5×
10-4Ω・cmであるにも関わらず、抵抗率の高い部分
の抵抗率は2×10-2Ω・cm以上である。
【0010】また、本発明者は、いわゆるインラインス
パッタ法により基板を搬送させながら膜厚を均一にする
ようにアモルファスITOを成膜した場合でも、抵抗率
が1×10ー3Ω・cmとなってしまい、その分布も非常
に大きくなってしまうことを知得した。
【0011】そこで本発明は、例えば非加熱製法によっ
て基板上にアモルファスITO薄膜を形成するような場
合であっても、電気抵抗率が低い薄膜を基板上に均一に
形成することができる薄膜形成方法を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の薄膜形成方法は、一定の間隔をおいて互い
に対面するように設置された一対のターゲットと、該一
対のターゲットに挟まれた空間に、前記ターゲットの表
面に対して垂直な磁場を発生させる磁場発生手段と、前
記空間に対向する位置に配置された基板とを有する対向
ターゲット法スパッタリング装置を用い、前記一対のタ
ーゲットと前記基板との間に電場を発生させてプラズマ
を発生させるとともに、前記空間に磁場を発生させて前
記プラスマを保持することによって前記ターゲットから
生じたスパッタリング粒子を前記基板上に堆積させるこ
とにより、前記基板上に薄膜を形成する薄膜形成方法に
おいて、隙間を有する防着板を前記空間と前記基板との
間に設置し、前記空間から前記隙間を通って前記基板上
に飛来してきた前記スパッタリング粒子のみを前記基板
上に堆積させることを特徴とする。
【0013】ターゲットに挟まれた空間から基板に飛来
するスパッタリング粒子のうち、ターゲットの近傍から
飛来するスパッタリング粒子によって形成される薄膜
は、電気抵抗率が高く、そのばらつきが大きい。そのた
め、上記本発明の薄膜形成方法により、ターゲットに挟
まれた空間から基板に飛来するスパッタリング粒子のう
ち、ターゲットの近傍から飛来するスパッタリング粒子
を防着板で遮り、ターゲット間の中央領域から飛来する
スパッタリング粒子のみによって基板上に薄膜を形成す
ることにより、例えば非加熱製法によって基板上にアモ
ルファスITO薄膜を形成するような場合であっても、
電気抵抗率が低い薄膜を基板上に均一に形成することが
可能になる。
【0014】さらに、前記隙間を前記一対のターゲット
同士の間隔よりも狭く形成し、前記基板から前記一対の
ターゲットに向かう方向に関して前記隙間が前記空間と
重なるように前記防着板を配置する構成としてもよい。
【0015】また、前記対向ターゲット法スパッタリン
グ装置は、前記基板が前記空間に対向する位置を通過す
るように前記基板を搬送する搬送手段を備えており、前
記ターゲットは、前記基板に平行な平面内において前記
基板の搬送方向に対して垂直な方向に関する長さ成分
が、該垂直な方向における前記基板の長さよりも長く形
成されている構成としてもよい。この構成によれば、搬
送手段によって基板を搬送させながら基板上にスパッタ
リング粒子を堆積させることにより、基板の大きさがタ
ーゲット間の空間よりも大きい場合であっても、基板の
表面に低抵抗率の薄膜を均一に形成することが可能にな
る。
【0016】さらに、前記基板を前記ターゲットの表面
に対して垂直な方向に搬送する構成としてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明の薄膜製造方法に用いられ
る対向ターゲット法スパッタリング装置の一実施形態に
係る基本的な構成を示す図である。
【0019】図1に示すように、本実施形態に係る対向
ターゲット法スパッタリング装置は、内部を真空に保持
できる真空チャンバー1内に、一定の間隔をおいて互い
に対面するように設置された一対のターゲット2a,2
bと、両ターゲット2a,2bに挟まれた空間に、ター
ゲット2a,2bの表面に対して垂直な磁場を発生させ
る磁場発生装置3a,3bと、両ターゲット2a,2b
の間に挟まれた空間の下方の、該空間に対向する位置に
配置された基板4とが備えられている。各ターゲット2
a,2bには、DC電源7がそれぞれ接続されている。
【0020】また、真空チャンバー1の上部には、チャ
ンバー1内を排気して真空にする真空排気装置5と、真
空チャンバー1内にスパッタリングガスを導入するスパ
ッタリングガス導入装置6とが設けられている。さら
に、真空チャンバー1は接地されている。
【0021】このように構成された装置では、まず、真
空排気装置5で真空チャンバー1内を排気した後に、ス
パッタリングガス導入装置6から真空チャンバー1内に
スパッタリングガスを導入し、真空チャンバー1内をス
パッタリングガス雰囲気にする。そして、このスパッタ
リングガス雰囲気中で、各々のDC電源7からターゲッ
ト2a,2bに直流電力を供給するとともに、磁場発生
装置3a,3bによってターゲット2a,2b間に磁場
を発生させ、両ターゲット2a,2bの間に挟まれた空
間内にプラズマを収束させることによってターゲット2
a,2bから生じたスパッタリング粒子を基板4上に堆
積させることにより、基板4上に薄膜を形成する。
【0022】図2は、図1に示した装置におけるターゲ
ットと基板との位置関係を示す概略平面図であり、図1
に示した基板を上方から見た状態を示している。なお、
図2においては、図1に示した装置における磁場発生装
置3a,3bや真空チャンバー1等の構成の図示は省略
している。
【0023】図2において、互いに対面するターゲット
2a,2bの中央を基板4上に投影した位置を原点Oと
し、ターゲット2a,2bの表面に対して垂直な方向を
X方向とし、基板4に平行な平面内においてターゲット
2a,2bの表面に平行な方向をY方向とした。なお、
本実施形態では、ターゲット2a,2bは直径75mm
の円形に形成されており、基板4とターゲット2a,2
bの中心との距離は約80mmである。
【0024】図3および図4は、図1に示した装置によ
って基板上に形成された薄膜の電気抵抗率を示すグラフ
である。図3における横軸の「測定位置Y」は図2に示
した原点OからのY方向の位置に一致し、図4における
横軸の「測定位置X」は図2に示した原点OからのX方
向の位置に一致している。
【0025】図3からわかるように、図1に示した装置
によって基板上に形成された薄膜は、ターゲット2a,
2bの表面に平行な方向であるY方向(図2参照)で
は、その測定範囲の全域にわたって、電気抵抗率が約5
×10-4Ω・cmで一定である。また、図4からわかる
ように、この薄膜は、ターゲット2a,2bの表面に対
して垂直な方向であるX方向(図2参照)では、プレー
ナ・マグネトロン法により形成した薄膜の電気抵抗率
(図8参照)と比べて、電気抵抗率が低い領域が広くな
っている。より具体的には、図4に示すように、薄膜の
X方向に関する電気抵抗率は、測定範囲の原点Oから少
なくとも±30cmの範囲において約5×10ー4Ω・c
mと低い値で一定している。
【0026】以上のことから、図1に示した構成の対向
ターゲット法スパッタリング装置では、ターゲット2
a,2bに挟まれた空間と基板4との間の、電気抵抗率
が比較的高い膜の成膜が行われる領域に、基板4にスパ
ッタリング粒子が付着するのを防ぐ防着板を設けること
により、基板4上の充分に広い領域に電気抵抗率が低い
薄膜を均一に形成することが可能となる。たとえば上述
の場合において、図2に示すX方向に関して原点Oから
±30cm以内の領域にのみ隙間が空いており、図2に
示すY方向に関して少なくともターゲット2a,2bと
同じ長さを有する防着板を、ターゲット2a,2bと基
板4との間に配置することにより、X方向およびY方向
に電気抵抗率が一定して低い薄膜を基板4上に形成する
ことができる。
【0027】
【実施例】(第1の実施例)図5は、本発明の薄膜形成
方法に用いられる対向ターゲット法スパッタリング装置
の第1の実施例を示す概略構成図である。なお、図5に
おいては、図1に示した真空排気装置5やスパッタリン
グガス導入装置6の図示は省略している。
【0028】図5に示す装置では、ターゲット2a,2
bの間に挟まれた空間の下方および上方に、基板4がそ
れぞれ配置されている。また、各ターゲット2a,2b
には各DC電源7の負極がそれぞれ接続されており、各
ターゲット2a,2bはカソード(陰極)として機能し
ている。
【0029】さらに、ターゲット2a,2bの間に挟ま
れた空間と各基板4との間には、隙間を有し該空間と各
基板4との間の一部を遮る防着板8が設置されている。
換言すれば、防着板8の隙間は、ターゲット2a,2b
の間隔よりも狭く、基板4からターゲット2a,2bに
向かう方向(図示の上方向)に関して上記空間と重なる
ようにされている。
【0030】各基板4上での薄膜の成膜は、ターゲット
2a,2bの間に挟まれた空間から防着板8の隙間を通
り抜けて各基板4上に飛来するスパッタ粒子により行わ
れる。基板4上における、電気抵抗率が比較的高い膜の
成膜が行われる領域は、カソードすなわちターゲット2
a,2bの近傍から飛来してくるスパッタリング粒子に
よって成膜が行われる領域である。そのため、本実施例
では、ターゲット2a,2bの間に挟まれた空間のう
ち、ターゲット2a,2bの近傍から基板4に飛来して
くるスパッタリング粒子は防着板8で遮り、その空間の
中央領域から飛来してくるスパッタリング粒子のみが防
着板8の隙間を通り抜けるように、防着板8を配置して
いる。
【0031】これにより、基板4上に高抵抗率の薄膜が
形成されることが防止され、電気抵抗率が約5×10-4
Ω・cmと一定して低い薄膜を基板4上に形成すること
ができた。
【0032】(第2の実施例)図6は、本発明の薄膜形
成方法に用いられる対向ターゲット法スパッタリング装
置の第2の実施例を示す概略構成図である。図6は、本
実施例の装置におけるターゲットと基板との位置関係を
示す概略平面図であり、これらを斜め上方から見た状態
を示している。なお、図6においては、図1に示した真
空チャンバー1、真空排気装置5、およびスパッタリン
グガス導入装置6の図示は省略している。
【0033】図6に示す装置には、基板4がターゲット
2a,2bの間に挟まれた空間に対向する位置を通過す
るように基板4を搬送する不図示の搬送手段が備えられ
ている。また、各ターゲット2a,2bには各DC電源
7の負極がそれぞれ接続されており、各ターゲット2
a,2bはカソード(陰極)として機能している。
【0034】さらに、ターゲット2a,2bの間に挟ま
れた空間の下方には、基板4がこの空間に対向する位置
に搬送されたときに該空間と基板4との間の一部を遮る
防着板8が設置されている。これにより、基板4上の薄
膜の成膜は、ターゲット2a,2bの間に挟まれた空間
から防着板8の隙間を通り抜けて基板4上に飛来するス
パッタ粒子により行われる。
【0035】また、図6に示す装置では、ターゲット2
a,2bは、図示Y方向の長さ成分が基板4の図示Y方
向の長さよりも長くなるように形成されている。さら
に、ターゲット2a,2bと基板4とは、基板4がター
ゲット2a,2b間の空間の下方に搬送されたときに、
基板4がターゲット2a,2bの図示Y方向の両端の間
の範囲内に位置するように配置されている。そのため、
基板4がターゲット2a,2b間の空間の下方に搬送さ
れた状態では、Y方向に関して基板4上の全面に薄膜が
均一に形成される。また、基板4をターゲット2a,2
bの表面に対して垂直な方向であるX方向に等速度で搬
送させることにより、X方向に関しても、基板4上に薄
膜が均一に形成される。このように、基板4がターゲッ
ト2a,2b間の空間の下方を走査されるように基板4
を搬送することにより、基板4の大きさがターゲット2
a,2b間の空間よりも大きい場合であっても、基板4
の表面に低抵抗率の薄膜を均一に形成することができ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の薄膜形成
方法は、隙間を有する防着板をターゲット間の空間と基
板との間に設置し、その空間から防着板の隙間を通って
基板上に飛来してきたスパッタリング粒子のみを基板上
に堆積させるので、例えば基板上にアモルファスITO
薄膜を非加熱製法によって形成するような場合であって
も、電気抵抗率が低い薄膜を基板上に均一に形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄膜製造方法に用いられる対向ターゲ
ット法スパッタリング装置の一実施形態に係る基本的な
構成を示す図である。
【図2】図1に示した装置におけるターゲットと基板と
の位置関係を示す概略平面図である。
【図3】図1に示した装置によって基板上に形成された
薄膜の電気抵抗率を示すグラフである。
【図4】図1に示した装置によって基板上に形成された
薄膜の電気抵抗率を示すグラフである。
【図5】本発明の薄膜形成方法に用いられる対向ターゲ
ット法スパッタリング装置の第1の実施例を示す概略構
成図である。
【図6】本発明の薄膜形成方法に用いられる対向ターゲ
ット法スパッタリング装置の第2の実施例を示す概略構
成図である。
【図7】プレーナ・マグネトロンスパッタ法を使用し
て、基板加熱を用いたり基板加熱を行なわずに基板上に
アモルファスITOを成膜する装置の構成を示す図であ
る。
【図8】プレーナ・マグネトロンスパッタ法によりアモ
ルファスITOが成膜された基板上の電気抵抗率の分布
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 真空チャンバー 2a,2b ターゲット 3a,3b 磁場発生装置 4 基板 5 真空排気装置 6 スパッタリングガス導入装置 7 DC電源 8 防着板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の間隔をおいて互いに対面するよう
    に設置された一対のターゲットと、該一対のターゲット
    に挟まれた空間に、前記ターゲットの表面に対して垂直
    な磁場を発生させる磁場発生手段と、前記空間に対向す
    る位置に配置された基板とを有する対向ターゲット法ス
    パッタリング装置を用い、 前記一対のターゲットと前記基板との間に電場を発生さ
    せてプラズマを発生させるとともに、前記空間に磁場を
    発生させて前記プラスマを保持することによって前記タ
    ーゲットから生じたスパッタリング粒子を前記基板上に
    堆積させることにより、前記基板上に薄膜を形成する薄
    膜形成方法において、 隙間を有する防着板を前記空間と前記基板との間に設置
    し、前記空間から前記隙間を通って前記基板上に飛来し
    てきた前記スパッタリング粒子のみを前記基板上に堆積
    させることを特徴とする薄膜形成方法。
  2. 【請求項2】 前記隙間を前記一対のターゲット同士の
    間隔よりも狭く形成し、前記基板から前記一対のターゲ
    ットに向かう方向に関して前記隙間が前記空間と重なる
    ように前記防着板を配置する、請求項1に記載の薄膜形
    成方法。
  3. 【請求項3】 前記対向ターゲット法スパッタリング装
    置は、前記基板が前記空間に対向する位置を通過するよ
    うに前記基板を搬送する搬送手段を備えており、 前記ターゲットは、前記基板に平行な平面内において前
    記基板の搬送方向に対して垂直な方向に関する長さ成分
    が、該垂直な方向における前記基板の長さよりも長く形
    成されている、請求項1または2に記載の薄膜形成方
    法。
  4. 【請求項4】 前記基板を前記ターゲットの表面に対し
    て垂直な方向に搬送する、請求項3に記載の薄膜形成方
    法。
JP2001146345A 2001-05-16 2001-05-16 薄膜形成方法 Pending JP2002339061A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001146345A JP2002339061A (ja) 2001-05-16 2001-05-16 薄膜形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001146345A JP2002339061A (ja) 2001-05-16 2001-05-16 薄膜形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002339061A true JP2002339061A (ja) 2002-11-27

Family

ID=18992016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001146345A Pending JP2002339061A (ja) 2001-05-16 2001-05-16 薄膜形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002339061A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005171328A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Ntt Afty Corp プラズマ成膜装置及び該装置を用いた膜形成方法
WO2006070633A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Ulvac, Inc. スパッタ源、スパッタ装置、薄膜の製造方法
WO2007097329A1 (ja) * 2006-02-22 2007-08-30 Tokyo Electron Limited 成膜装置および発光素子の製造方法
EP3438322A4 (en) * 2016-03-30 2020-02-26 Keihin Ramtech Co., Ltd. SPRAYING CATHODE, SPRAYING DEVICE AND METHOD FOR PRODUCING A BODY FORMED BY A FILM

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005171328A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Ntt Afty Corp プラズマ成膜装置及び該装置を用いた膜形成方法
JP4493999B2 (ja) * 2003-12-11 2010-06-30 エム・イー・エス・アフティ株式会社 プラズマ成膜装置及び該装置を用いた膜形成方法
WO2006070633A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Ulvac, Inc. スパッタ源、スパッタ装置、薄膜の製造方法
JPWO2006070633A1 (ja) * 2004-12-28 2008-06-12 株式会社アルバック スパッタ源、スパッタ装置、薄膜の製造方法
KR101255375B1 (ko) 2004-12-28 2013-04-17 가부시키가이샤 알박 스퍼터원, 스퍼터 장치, 박막의 제조 방법
WO2007097329A1 (ja) * 2006-02-22 2007-08-30 Tokyo Electron Limited 成膜装置および発光素子の製造方法
JP2007227086A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Tokyo Electron Ltd 成膜装置および発光素子の製造方法
US8158012B2 (en) 2006-02-22 2012-04-17 Tokyo Electron Limited Film forming apparatus and method for manufacturing light emitting element
EP3438322A4 (en) * 2016-03-30 2020-02-26 Keihin Ramtech Co., Ltd. SPRAYING CATHODE, SPRAYING DEVICE AND METHOD FOR PRODUCING A BODY FORMED BY A FILM

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1905865B1 (en) Sputtering apparatus and method for manufacturing transparent conducting film
US8961692B2 (en) Evaporating apparatus
JP4336739B2 (ja) 成膜装置
US20130098757A1 (en) Sputtering deposition apparatus and adhesion preventing member
TW201410902A (zh) 在透明基板產生高度透明碳氫保護塗膜的方法
JP2003520296A (ja) 透明インジウム錫酸化物の電子ビーム蒸着方法
KR100336621B1 (ko) 고분자 기판 위의 인듐산화물 또는 인듐주석산화물 박막증착 방법
JP2000128698A (ja) Ito材、ito膜及びその形成方法、並びにel素子
TW201842547A (zh) 成膜裝置及成膜方法
JP2002339061A (ja) 薄膜形成方法
KR100859148B1 (ko) 고평탄 투명도전막 및 그 제조 방법
TW200832517A (en) Film deposition apparatus, film deposition system, and film deposition method
JP4316265B2 (ja) 液晶表示パネルの製造方法
US7999907B2 (en) Method for producing color filter, color filter, liquid crystal display device and producing apparatus
JPH0329216A (ja) 透明電導膜の形成方法
JPH10265953A (ja) スパッタ膜、液晶素子及びこれらの製造方法
JP3529308B2 (ja) スパッタ装置及びスパッタ方法
JPH05230651A (ja) スパッタ成膜基板ホルダ−
JP2002220662A (ja) スパッタリング装置
TWI833047B (zh) 成膜裝置、使用其之成膜方法及電子裝置之製造方法
JP6202392B2 (ja) 透明導電膜の製造方法、及び透明導電膜の製造装置
JPH0273972A (ja) マグネトロンスパッタリング法
JPS63151926A (ja) 液晶セルの水平配向膜の製造方法
JPH0273967A (ja) 高効率スパッタリング方法
KR20090025475A (ko) 이.씨.알. 플라즈마 성막 장비, 그 장비를 이용한 막증착방법 및 투명도전막을 가지는 터치패널 기판