JP2002220662A - スパッタリング装置 - Google Patents

スパッタリング装置

Info

Publication number
JP2002220662A
JP2002220662A JP2001020125A JP2001020125A JP2002220662A JP 2002220662 A JP2002220662 A JP 2002220662A JP 2001020125 A JP2001020125 A JP 2001020125A JP 2001020125 A JP2001020125 A JP 2001020125A JP 2002220662 A JP2002220662 A JP 2002220662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
process gas
target
sputtering apparatus
substrate
sputtering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001020125A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Sako
博明 迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority to JP2001020125A priority Critical patent/JP2002220662A/ja
Priority to TW091101375A priority patent/TW562869B/zh
Priority to CN02800199A priority patent/CN1455826A/zh
Priority to PCT/JP2002/000659 priority patent/WO2002061166A1/ja
Priority to US10/221,911 priority patent/US20030159925A1/en
Priority to KR1020027012680A priority patent/KR20030013379A/ko
Publication of JP2002220662A publication Critical patent/JP2002220662A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーフィルタ基板の表面に被覆された有機
物から放出されるガス成分の影響を排除しつつ、ターゲ
ット全面にわたって均一にプロセスガスを供給すること
により、基板全面に膜厚及び膜質が均一な被膜を形成す
ることができるスパッタリング装置を提供する。 【解決手段】 スパッタリング装置1は、マグネトロン
スパッタリング法を用いてターゲット8をプラズマ中の
イオンによりスパッタリングし、回転するカルーセル4
に取り付けられたガラス基板5にターゲット8によるI
TO膜を形成する。マニホールド9,10がターゲット
8の面内において互いに直交する中心軸のそれぞれに対
称な形状を有してターゲット8の全周を囲むように配置
され、プロセスガス放出口9a,10aがターゲット8
にプロセスガスを放出するためにマニホールド9,10
全体に分散して設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパッタリング装
置に関し、特に、液晶表示装置用の透明導電膜付き基板
を製造するスパッタリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー液晶表示装置に用いられる透明導
電膜付き基板は、一般的に、ガラス基板上に有機樹脂を
材料とするカラーフィルタ上に、同じく有機樹脂を材料
とした保護膜を被覆してカラーフィルタ基板を形成し、
その上に導電性をもつ透明電極(透明導電膜)を一様に
形成することによって製造される。このように形成され
た透明導電膜は、通常、ウェットエッチングによって所
望の配線形状に成形される。上記透明導電膜の材料とし
ては、酸化錫をドープした酸化インジウム(以下「IT
O:Indium-Tin-Oxide」という。)が一般的に用いられ
ている。
【0003】カラーフィルタ基板上にITO膜を形成す
る場合には、カラー液晶表示装置の利用分野の拡大及び
その性能の著しい向上に伴って、カラーフィルタ基板の
表面に被覆された有機樹脂(有機物)から放出されるガ
ス成分の影響を排除しつつ、大面積のターゲット全面に
わたって安定した放電を行い均一なプラズマを形成する
ことにより、大面積の基板全面にわたって膜厚及び膜質
が均一なITO膜を形成するという特有の配慮が求めら
れるようになっている。
【0004】このITO膜を形成する方法としては、大
面積のカラーフィルタ基板上への薄膜形成に適し、該薄
膜形成を比較的低温で行うことにより、有機物からガス
成分発生を低減できるという利点のために、マグネトロ
ンスパッタリング技術が最も広く用いられている。
【0005】このようなマグネトロンスパッタリング技
術のうち、スパッタリング中のプラズマ状態の制御技術
において、カラーフィルタ基板上の薄膜の膜厚や膜質の
形成に重要な役割を担い、大きな影響を及ぼすプロセス
ガスの導入法に着目した技術が提案されている。
【0006】例えば、特開平05−148627号公報
には、プロセスガスの導入口をカソードの近傍に配置し
たスパッタリング装置が提案されている。この装置によ
れば、プロセスガスの導入口とカソードとの位置関係が
固定されるので、プロセスガス導入口のカソードとの位
置関係を考慮する必要がなく、また、保守・点検後の該
導入口の位置調整が不要になるという効果がある。
【0007】また、特開平05−243155号公報に
は、半導体基板に金属被膜を形成するためのスパッタリ
ング装置において、円形の基板周辺及び円形のターゲッ
ト周辺から同時にプロセスガスを供給し、且つこの供給
されたプロセスガスを排気する手段を設けたスパッタリ
ング装置が提案されている。この装置によれば、ターゲ
ットと基板にプロセスガスを均一に分布させるので、被
膜特性の均一化及び異物の低減化を図ることができると
いう効果がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のスパッタリング装置のうち前者は、プロセスガ
スの導入位置をカソード近傍に固定的に配置するのみで
あり、大面積のターゲット全面にわたって均一なガス分
布を得ることは難しい。また、後者は、基板及びターゲ
ットの直径が高々約150〜200mmであり、この程
度の面積であれば均一なガス供給は比較的容易と推量さ
れるが、基板の面積が大きくなれば、該基板周辺部と中
心部とでプロセスガスの分布が一様でなくなることが予
想される。さらに後者は、カラーフィルタ基板の表面に
被覆された有機物から放出される特殊なガス成分の影響
を考慮した装置ではない。
【0009】本発明は、カラーフィルタ基板の表面に被
覆された有機物から放出されるガス成分の影響を排除し
つつ、ターゲット全面にわたって均一にプロセスガスを
供給することにより、基板全面に膜厚及び膜質が均一な
被膜を形成することができるスパッタリング装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のスパッタリング装置は、真空室と、
前記真空室内に配されると共に表面に有機物が被覆され
た基板に対向して配置された板状のターゲットが取り付
けられるように構成されたカソードと、前記ターゲット
近傍にプロセスガスを供給するプロセスガス供給手段と
を備えるスパッタリング装置において、前記プロセスガ
ス供給手段は、前記ターゲットの面内において互いに直
交する中心軸のそれぞれに対称な形状を有し、前記ター
ゲットの全周を囲むように配置されたマニホールドと、
前記ターゲットに前記プロセスガスを放出するために前
記マニホールド全体に分散して設けられたプロセスガス
放出口とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項1記載の装置によれば、マニホール
ドがターゲットの面内において互いに直交する中心軸の
それぞれに対称な形状を有し、ターゲットの全周を囲む
ように配置されると共に、プロセスガスを放出するプロ
セスガス放出口がマニホールド全体に分散して設けられ
ているので、ターゲットをスパッタリングする際に、基
板の表面に被覆された有機物から放出されるガス成分を
排除しつつ、プロセスガス放出口を介してターゲット全
面にわたって均一にプロセスガスを供給することがで
き、もって基板全面の膜厚及び膜質が均一な被膜を形成
することができる。
【0012】請求項2記載のスパッタリング装置は、請
求項1記載のスパッタリング装置において、前記マニホ
ールドは、2つ以上に分割されていることを特徴とす
る。
【0013】請求項2記載の装置によれば、マニホール
ドは、2つ以上に分割されているので、マニホールドを
短く設定してマニホールドの長さに起因するプロセスガ
スの供給量及び圧力の減少を防止することができる。
【0014】請求項3記載のスパッタリング装置は、請
求項1又は2記載のスパッタリング装置において、前記
プロセスガス供給手段は、2つ以上のプロセスガス供給
源を備え、前記2つ以上に分割されたマニホールドは、
それぞれ前記プロセスガス供給源に接続されていること
を特徴とする。
【0015】請求項3記載の装置によれば、2つ以上の
分割されたマニホールドは、それぞれプロセスガス供給
手段に接続されているので、プロセスガスの供給量及び
圧力を個別に制御、管理することができる。
【0016】請求項4記載のスパッタリング装置は、請
求項1乃至3のいずれか1項に記載のスパッタリング装
置において、前記プロセスガス放出口は、複数の穴又は
スリットから成ることを特徴とする。
【0017】請求項4記載の装置によれば、プロセスガ
ス放出口は、複数の穴又はスリットから成るので、プロ
セスガス放出口をターゲットの全面にわたって容易に分
散させて配置することができる。
【0018】請求項5記載のスパッタリング装置は、請
求項1乃至4のいずれか1項に記載のスパッタリング装
置において、前記ターゲットの全周を囲むように配置さ
れ、スパッタリング時のプラズマを遮蔽するプラズマシ
ールド板を備え、該プラズマシールド板は、前記プロセ
スガス放出口から放出されたプロセスガスを前記ターゲ
ットに向けて整流すべく、前記プラズマシールド板全体
に分散して設けられた複数のプロセスガス通過口を有す
ることを特徴とする。
【0019】請求項5記載の装置によれば、スパッタリ
ング時のプラズマを遮蔽するプラズマシールド板に設け
られた複数のプロセスガス通過口が、プロセスガス放出
口から放出されたプロセスガスをターゲットに向けて整
流するので、スパッタリング時のプラズマを遮蔽する効
果を維持しつつ、プロセスガスをターゲット全面にわた
って均一に供給することができる。
【0020】請求項6記載のスパッタリング装置は、請
求項5記載のスパッタリング装置において、前記プロセ
スガス通過口の各々は、半円形の切り込み状の穴から成
ることを特徴とする。
【0021】請求項6記載の装置によれば、プロセスガ
ス通過口の各々は、半円形の切り込み状の穴から成るの
で、簡単な加工で十分な整流効果が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の実施の形態に係るスパッ
タリング装置の主要部の部分切欠平面図である。
【0024】図1において、スパッタリング装置1は、
内部に真空室2を形成するケーシング3と、ケーシング
3内の中央に配置され、不図示のモータにより図中の矢
印方向に回転する十二角柱状のカルーセル(基板ホル
ダ)4と、ケーシング3の周側部に配置されたスパッタ
リングカソードとしての一対のITOカソード6,6
と、この一対のITOカソード6,6に対向するように
配置されたSiO2カソード7,7とを備える。
【0025】カルーセル4の各側面には、ガラス基板の
表面に有機樹脂製のカラーフィルタ(有機物)が被覆さ
れた縦300〜500mm×横400〜600mmの長
方形の基板(カラーフィルタ基板)5が垂直方向に直列
に複数枚、例えば4枚配置されている。基板5をカルー
セル4の各側面の垂直方向に複数枚配置することによ
り、その総面積を増大させ製造効率を高めることができ
る。ITOカソード6,6の各々には、真空室2に面す
る部分に縦800〜1800mm×横100〜200m
mの長方形のターゲット8が取り付けられている。ター
ゲット8は、スパッタリングされて基板5にITOを形
成するために酸化インジウムと酸化スズが所定の比率で
配合された焼結体から成る。
【0026】スパッタリング装置1は、マグネトロンス
パッタリング法を用いてターゲット8をプラズマ中のイ
オンでスパッタリングし、回転するカルーセル4に取り
付けられた基板5にターゲット8によるITO膜(透明
導電膜)及びSiO2膜を形成して透明導電膜付き基板
を製造する。すなわち、スパッタリング装置1は、所定
の回転速度(2〜4min-1)でカルーセル4を連続的
に回転させ、SiO2カソード7に取り付けられたター
ゲット8の正面を基板5が通過するときに、ターゲット
8から飛来する原料粒子を基板5上に堆積させ、SiO
2膜を所定の膜厚になるまで形成し、次いで、その表面
にITOカソード6,6によりITO膜を所定の膜厚に
なるまで形成する。ITO膜とSiO2膜の堆積順は逆
でもよい。
【0027】本実施の形態では、上記のようにターゲッ
ト8をスパッタリングして基板5にITO膜を形成する
のにマグネトロンスパッタリング法を用いている。ガラ
ス基板の表面に有機物が被覆された基板5にITO膜を
形成する場合には、一般的に、基板温度を250℃以下
にしなければならない。この温度以下でマグネトロンス
パッタリング法によりITO膜を形成すると、比抵抗が
2.0×10-4Ω・cm以上となり、カラー液晶表示装
置用の電極としては不十分な特性となってしまう。
【0028】そこで、基板5が低温であっても2.0×
10-4Ω・cm以下の比抵抗の低いITO膜を形成する
ために、ITOカソード6に直流(DC)に高周波(R
F)を重畳した電力を供給することが広く行われるよう
になっている。ところが、直流(DC)に高周波(R
F)を重畳した電力を供給するDC・RF重畳電源によ
り発生させるグロー放電は、DC電源のグロー放電に比
べると放電状態を安定して持続させにくい特性を有す
る。
【0029】したがって、DC・RF重畳マグネトロン
スパッタリング法では、DC・RF重畳電源で発生させ
たグロー放電によって生起させたプラズマの均質性を空
間的・時間的に維持させることが比較的難しくなるの
で、プラズマの状態に密接に影響するプロセスガスの均
一性を確保することがとりわけ重要である。また、プラ
ズマの安定性とグロー放電の安定性とは一体の関係であ
って互いに影響するので、プラズマを安定した状態に維
持することはグロー放電を安定した状態に保つことにな
る。その結果、異常放電によってターゲット8表面から
異常粒子が飛び出して基板5に付着することによる品質
不良を低減することができる。
【0030】図2は、図1のa部の詳細を示す水平断面
図であり、図3は、図2のA方向から見た説明図であ
る。
【0031】図2及び図3において、ITOカソード6
は、その真空室2に面する部分にターゲット8を有す
る。また、ITOカソード6内のターゲット8の背面側
には、ターゲット8に直流・高周波電力を供給する不図
示のDC・RF重畳電源と、ターゲット8を効率よくス
パッタリングするための磁場手段12が配されている。
スパッタリング装置1は、カルーセル4の回転により基
板5がターゲット8に対向する位置を通過するときにス
パッタリングを行う。ターゲット8の周囲には、プロセ
スガスをターゲット8に供給するための一対のマニホー
ルド(ガスパイプ)9,10がターゲット8の外周に沿
って配置されている。この場合、プロセスガスは、Ar
等の不活性ガスから成るが、必要に応じてO2、N2等の
反応性ガスが加えられる。
【0032】表面に有機物が被覆された基板5は、基板
5を加熱するとき、又はその表面に酸化珪素等の下地膜
や透明導電膜をスパッタリングによって形成するときに
は、表面の吸着成分と内部の揮発成分とから成る特有の
ガスを放出する。このガスの成分は、一般式COX(0
<x≦2)で表され、COやCO2のみでなく化学量論
的に不安定な状態のガスをも含む。この特有のガス、す
なわちCOXが放出されると、プロセスガス中の酸素成
分を消費したり、あるいはCOXが還元されてプロセス
ガス中の酸素成分を増やしたりする作用がある。この結
果、プラズマの性質が変動して、薄膜形成の均一性を損
なうことになる。また、薄膜がITOのような酸化物の
場合には、プロセスガス中の酸素成分の変動が薄膜の特
性に直接影響を与えることになる。
【0033】基板5上にITO膜を形成する際に、プロ
セスガスの成分の変動により引き起こされる影響を調べ
た実験結果を図6(a)及び図6(b)に示す。図6
(a)及び図6(b)は、それぞれArとO2から成る
プロセスガスのうち、Ar導入量を300cm3/分
(標準状態下:20℃,1気圧)で一定にし、O2導入
量を変動させものである。この結果、O2導入量の変動
に伴ってITO膜の可視光吸収率及びスパッタリングレ
ート(膜厚)が変動することが判る。
【0034】また、マニホールド9,10は、ターゲッ
ト8の面内において互いに直交する水平中心軸及び垂直
中心軸のそれぞれに対称な形状を有し、ターゲット8の
全周を囲むように配置されている。すなわち、マニホー
ルド9はターゲット8の上半部を囲むように配置され、
マニホールド10はターゲット8の下半部を囲むように
配置されている。また、マニホールド9,10は、それ
ぞれプロセスガス放出口9a,10aを有する。
【0035】さらに、マニホールド9にはプロセスガス
供給源13が、マニホールド10にはプロセスガス供給
源14が接続されている。また、プロセスガス供給源1
3は、マニホールド9へのプロセスガスの供給量を個別
に制御可能に構成され、プロセスガス供給源14は、マ
ニホールド10へのプロセスガスの供給量を個別に制御
可能に構成されている。これにより、マニホールド9,
10へのプロセスガスの供給量を個別に制御することが
できる。
【0036】本実施の形態では、マニホールド9,10
により供給するプロセスガスを同じ組成のものを用いて
いたが、細分されたマニホールド9,10に異なる組成
・圧力のプロセスガスを導入してもよい。これにより、
基板5上のITO膜の膜厚及び膜質を部分的に変更する
ことが可能となる。
【0037】また、このような組成・圧力の異なるプロ
セスガスをターゲット8の各部に供給するシステムは、
プロセスガス導入状態の微妙な変化が成膜特性に大きく
影響するリアクティブスパッタ等のスパッタリングプロ
セスにおいて、プラズマ濃度のバラツキを発光状態検知
器等でモニタし、発光バラツキを収束させるようにター
ゲット8の各部のプロセスガス組成・圧力を変化させて
いくフィードバックシステムの一部に組み込むと有効で
あると考えられる。
【0038】図3に示すように、ターゲット8にプロセ
スガスを放出するマニホールドをマニホールド9,10
に分割することにより、マニホールド9,10内のプロ
セスガス吹出部9b,9cの長さを短くすることがで
き、これにより、プロセスガス放出口9a,10aの位
置によって生じるプロセスガスの供給量及び圧力の差を
低減することができる。
【0039】図4は、図2及び図3におけるマニホール
ド9の外観図である。以下の説明は、マニホールド9の
みを対象とするが、マニホールド10も同様の構成を有
するものである。
【0040】図4において、マニホールド9は、2本の
プロセスガス吹出管9b、9cを有し、プロセスガス吹
出管9b,9cの各々には、その長手方向全体に等間隔
ピッチで分散してプロセスガス放出口9aが設けられて
いる。これにより、ターゲット8全面にわたってプロセ
スガスを均一に分布させることができる。プロセスガス
放出口9aのピッチは、50mm以下であることが好ま
しい。プロセスガス放出口9aの大きさや形状は特に制
限されないが、プロセスガス吹出管9b,9cの各々の
長さ方向に生じる圧力損失を考慮し、各プロセスガス放
出口9aを介して放出されるガス量が一定になるように
適宜設定してもよい。
【0041】プロセスガス吹出部9b,9cの各々の長
さLは、プロセスガス供給源13から各プロセスガス放
出口9aまでの距離の差によるプロセスガス供給量及び
圧力のバラツキを抑えるために1000mmを上限とし
て設定され、好ましくは800mm程度がよい。プロセ
スガス吹出部9b,9c間の距離Wは、ターゲット8の
横に合わせて100〜200mmが好ましい。
【0042】また、プロセスガス供給源13に最も近い
プロセスガス放出口9aと最も遠いプロセスガス放出口
9aとの距離は、1000mm以下とすることが好まし
い。比較的小面積のターゲット8にプロセスガスを供給
する場合には、プロセスガス供給源13に最も近いプロ
セスガス放出口9aと最も遠いプロセスガス放出口9a
との距離が短くなるので、マニホールド9とマニホール
ド10とを一体化してもよい。
【0043】マニホールド9,10をターゲット8の面
内において互いに直交する水平中心軸及び垂直中心軸そ
れぞれに対称な形状で配置しなかった場合、プロセスガ
ス供給源13に最も近いプロセスガス放出口9aと最も
遠いプロセスガス放出口9aとの距離が1000mmを
超えるような場合、又はターゲット8の全周を囲むよう
に配置しなかった場合には(図8〜図10)、ターゲッ
ト8全面にわたって均一にプロセスガスを供給させるこ
とが困難となる。
【0044】本実施の形態によれば、ターゲット8にプ
ロセスガスを供給するマニホールドをマニホールド9,
10に二分割し、加えて、マニホールド9,10にそれ
ぞれプロセスガス供給源13,14を接続しているの
で、ターゲット8が大面積であってもプロセスガス吹出
部9b,9cの長さLを短くすることができると共に、
プロセスガスの供給量と圧力を各プロセスガス放出口9
a,9bで均等にすることができる。
【0045】一方、ターゲット8とマニホールド9,1
0との間には、プラズマシールド板11がターゲット8
の外周に沿って配置されている。プラズマシールド板1
1は、L字型の断面形状であり、プラズマによってター
ゲット8以外の部材、すなわちITOカソード6本体や
マニホールド9,10をスパッタリング時のプラズマか
ら遮蔽するためのカソードを構成する。マニホールド
9,10がプラズマシールド板11を介してターゲット
8と反対側に配置されているので、マニホールド9,1
0のプロセスガス放出口9a,10aから放出されたプ
ロセスガスをターゲット8に供給するために、プラズマ
シールド板11にその長手方向全体に分散して複数のプ
ロセスガス通過口11aが設けられている。このプロセ
スガス通過口11aは、マニホールド9,10のプロセ
スガス放出口9a,10aに対向して配置される。プロ
セスガス通過口11aは、図5を用いて後述するよう
に、半円形の切り込み状の穴から成る。
【0046】図5は、図2におけるプラズマシールド板
11の説明図であり、(a)はその斜視図、(b)は図
5(a)の線B−Bに関する断面図である。
【0047】図5(a)に示すように、プロセスガス通
過口11aは、図5(b)に示すように切り込み部をタ
ーゲット8側に向けて略45°の角度で折り曲げて形成
されている。このプロセスガス通過口11aをプロセス
ガスが通過するとき、該折り曲げられた部分によりプロ
セスガスの流れる方向が一部転換される。これにより、
マニホールド9,10から放出されたプロセスガスを攪
拌し且つ整流すると共に、より均一な供給量と圧力をも
ったプロセスガスをターゲット8表面に到達させること
ができる。
【0048】プロセスガス通過口11aを単純な穴で成
形した場合、ターゲット8より離間した位置から放出さ
れたプロセスガスはプロセスガス放出口9aの位置に対
応した流量分布をもつようになり、ターゲット8表面に
均一な量と圧力をもったプロセスガスを供給することが
困難になる。
【0049】上記実施の形態によれば、マニホールド
9,10がターゲット8の面内において互いに直交する
中心軸のそれぞれに対称な形状を有してターゲット8の
全周を囲むように配置され、プロセスガス放出口9a,
10aがターゲット8にプロセスガスを放出するために
マニホールド9,10全体に分散して設けられたので、
基板5の表面に被覆された有機物から放出されるガス成
分の影響を排除しつつ、ターゲット8全面にわたって均
一にプロセスガスを供給することにより、基板5全面に
膜厚及び膜質が均一な被膜を形成することができる。
【0050】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。
【0051】本発明者は、上記実施の形態で説明したス
パッタリング装置1を用いて基板5にITO膜を形成し
て試験片を作製すると共に、該スパッタリング装置1と
マニホールド9,10及びターゲット8の配置が異なる
ものを用いて、同様に試験片を作製した。そして、各試
験片上に形成されたITO膜の膜厚及び膜質(表面抵
抗)の分布、すなわちITO膜特性を測定した。
【0052】具体的には、縦300mm×横400mm
の大きさの4枚の基板5を、ターゲット8の長手方向
(上下方向)と並行してスパッタリング装置1内のカル
ーセル4に取り付け、基板5にITO膜を形成して試験
片を作製した。各試験片におけるITO膜特性の測定位
置は、図7に示すように、ターゲット8の長手方向に並
行して各カラーフィルタ基板毎に3カ所ずつ取り、合計
12カ所とした。
【0053】本実施例では、上記実施の形態で例示した
ように、マニホールド9及びプロセスガス供給源13
と、マニホールド10及びプロセスガス供給源14の2
組のプロセスガス供給手段をターゲット8に対して配置
した。マニホールド9,10の直径は5mm、プロセス
ガス放出口9aの直径は1.5mm、そのピッチは40
mm(等間隔)、プロセスガス供給源13又はプロセス
ガス供給源14から最も近いプロセスガス放出口9a
と、最も遠いプロセスガス放出口9aとの距離は800
mmとした。また、プラズマシールド板11に設けられ
た半円形のプロセスガス通過口11aの径は10mmと
し、プロセスガスを一部転換する方向は略45°とし
た。
【0054】上記試験片作製時のプロセスガス供給条件
及びスパッタリング条件は、実施例及び比較例共に共通
して下記とした。
【0055】〔プロセスガス供給条件及びスパッタリン
グ条件〕 1.目標膜厚:180nm、目標抵抗値:10Ω 2.ターゲットサイズ:幅127mm、長さ1625m
m 3.プロセスガス:Ar 600cm3/分(300c
3/分×2系統)O2 2cm3/分(1cm3/分×2
系統) 4.成膜室圧力:0.29Pa(2.2×10-3Tor
r) 5.基板温度:200℃ 6.スパッタ方式:DC・RF重畳電源(DC 1.5
kW、RF 3.OkW) 7.成膜時間:約25分 8.基板5の大きさ:縦300mm×横400mm×厚
さ0.7mm(カラーフィルタと樹脂保護膜付き) 上記プロセスガス供給条件及びスパッタリング条件で作
製した試験片におけるITO膜特性の測定結果を表1に
示す。表1では、基板5上の測定位置1〜12における
ITO膜の膜厚(nm)、表面抵抗(Ω)、及び比抵抗
(×10-4Ω・cm)を測定し、それらの最大値、最小
値、平均値、及び分布(%)を算出した。表中、分布
(バラツキ)の値は(最大値−最小値)/(2×平均
値)に±を付して%で表したものである。
【0056】
【表1】
【0057】表1において、ITO膜の膜厚のバラツキ
は±2.8%、表面抵抗のバラツキは±4.9%とな
り、製品として許容できる範囲内の膜厚及び膜質特性が
得られた。本実施例では、大面積のターゲット8を用い
てスパッタリングを行った場合でも、本実施の形態にお
けるプロセスガス供給手段によって、複数の基板5から
成る大面積の基板全面にわたって膜厚及び膜質が均一な
被膜を形成することができることを示している。
【0058】(比較例1)図8に示すように、マニホー
ルド9,10をターゲット8の幅方向(左右方向)の一
方にのみ配置したプロセスガス供給手段を用いて、上記
実施例と同じプロセスガス供給条件及びスパッタリング
条件で試験片を作製した(比較例1)。
【0059】本比較例1では、マニホールド9,10を
ターゲット8の左右方向の対称性を欠いた配置にしてタ
ーゲット8にプロセスガスを一方向から供給した。その
他ITO膜特性の測定方法等は上記実施例と同じであ
り、その測定結果を表2に示す。
【0060】
【表2】
【0061】表2において、基板5上に形成されたIT
O膜の膜厚のバラツキは±9.9%、表面抵抗のバラツ
キは±11.0%となり、上記実施例に比べてバラツキ
が大きくなった。本比較例1は、実施例ほど大面積のタ
ーゲット8全面にわたって均一にプロセスガスが供給さ
れなかったため、プラズマが被膜形成の間に一定の状態
に維持されていなかったと思われる。
【0062】(比較例2)プラズマシールド板11に設
けられたプロセスガス通過口11aの形状を実施例に代
えて単なる直径10mmの穴とし、それ以外は、上記実
施例と同じプロセスガス供給条件及びスパッタリング条
件で試験片を作製した。その他ITO膜特性の測定方法
等は上記実施例と同じであり、その測定結果を表3に示
す。
【0063】
【表3】
【0064】表3において、基板5上に形成されたIT
O膜の膜厚のバラツキは±4.4%、表面抵抗のバラツ
キは±7.1%となり、上記実施例に比べてバラツキが
やや大きくなったが、比較例1と比べるとやや小さい。
この結果は、上記実施の形態で例示したプロセスガス通
過口11aが大面積のターゲット8全面にわたって均一
にプロセスガスを供給する効果があることを示してい
る。
【0065】(比較例3)図9に示すように、マニホー
ルド9及びプロセスガス供給源13の組をターゲット8
に対して1組だけ配置したプロセスガス供給手段を用い
て、上記実施例と同じプロセスガス供給条件及びスパッ
タリング条件により試験片を作製した。
【0066】本比較例3では、マニホールド9に設けた
プロセスガス放出口9aの最もプロセスガス供給源13
から近い位置と最も遠い位置との距離を、ターゲット8
の長手方向(上下方向)と略同じで1600mmとし
た。
【0067】プロセスガス供給源13は1系統である
が、プロセスガスの総供給量は上記実施例及び比較例
1,2と同じくArが600cm3/分、O2が2cm3
/分とした。その他ITO膜特性の測定方法等は上記実
施例と同じであり、その測定結果を表4に示す。
【0068】
【表4】
【0069】表4において、基板5上に形成されたIT
O膜の膜厚のバラツキは±7.7%、表面抵抗のバラツ
キは±4.1%で、上記実施例に比べてバラツキがやや
大きくなった。
【0070】本比較例3では、マニホールド9に設けた
プロセスガス放出口9aの最もプロセスガス供給源13
から近い位置と最も遠い位置との距離が1000mmよ
り大幅に長いので、各プロセスガス放出口9aから放出
されるプロセスガスの供給量や圧力がばらついて、ター
ゲット8全面にわたって均質なプラズマが生起されなか
ったものと考えられる。
【0071】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1記
載の装置によれば、マニホールドがターゲットの面内に
おいて互いに直交する中心軸のそれぞれに対称な形状を
有し、ターゲットの全周を囲むように配置されると共
に、プロセスガスを放出するプロセスガス放出口がマニ
ホールド全体に分散して設けられているので、ターゲッ
トをスパッタリングする際に、基板の表面に被覆された
有機物から放出されるガス成分を排除しつつ、プロセス
ガス放出口を介してターゲット全面にわたって均一にプ
ロセスガスを供給することができ、もって基板全面の膜
厚及び膜質が均一な被膜を形成することができる。
【0072】請求項2記載の装置によれば、マニホール
ドは、2つ以上に分割されているので、マニホールドを
短く設定してマニホールドの長さに起因するプロセスガ
スの供給量及び圧力の減少を防止することができる。
【0073】請求項3記載の装置によれば、プロセスガ
ス供給手段は、2つ以上のプロセスガス供給源を備え、
2つ以上に分割されたマニホールドは、それぞれプロセ
スガス供給源に接続されているので、プロセスガスの供
給量及び圧力を個別に制御、管理することができる。
【0074】請求項4記載の装置によれば、プロセスガ
ス放出口は、複数の穴又はスリットから成るので、プロ
セスガス放出口をターゲットの全面にわたって容易に分
散させて配置することができる。
【0075】請求項5記載の装置によれば、スパッタリ
ング時のプラズマを遮蔽するプラズマシールド板に設け
られた複数のプロセスガス通過口が、プロセスガス放出
口から放出されたプロセスガスをターゲットに向けて整
流するので、スパッタリング時のプラズマを遮蔽する効
果を維持しつつ、プロセスガスをターゲット全面にわた
って均一に供給することができる。
【0076】請求項6記載の装置によれば、プロセスガ
ス通過口の各々は、半円形の切り込み状の穴から成るの
で、簡単な加工で十分な整流効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスパッタリング装置
の主要部の部分切欠平面図である。
【図2】図1のa部の詳細を示す水平断面図である。
【図3】図2のA方向から見た説明図である。
【図4】図2及び図3におけるマニホールド9の外観図
である。
【図5】図2におけるプラズマシールド板11の説明図
であり、(a)はその斜視図、(b)は図5(a)の線
B−Bに関する断面図である。
【図6】プロセスガスの成分変動により引き起こされる
可視光吸収率及びスパッタレート(膜厚)の影響を示す
概略図であり、(a)はO2導入量と可視光吸収率との
関係を示し、(b)はO2導入量とスパッタレートとの
関係を示す。
【図7】実施例及び比較例1〜3におけるITO膜厚特
性の測定位置を示す概略図である。
【図8】比較例1におけるプロセスガス供給手段とター
ゲット8との配置を示す概略図である。
【図9】比較例3におけるプロセスガス供給手段とター
ゲット8との配置を示す概略図である。
【図10】従来のスパッタリング装置におけるプロセス
ガス供給手段とターゲットとの配置を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 スパッタリング装置 2 真空室 5 基板 6 ITOカソード 8 ターゲット 9,10 マニホールド 9a,10a プロセスガス放出口 11 プラズマシールド板 11a プロセスガス通過口 13,14 プロセスガス供給源

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空室と、前記真空室内に配されると共
    に表面に有機物が被覆された基板に対向して配置された
    板状のターゲットが取り付けられるように構成されたカ
    ソードと、前記ターゲット近傍にプロセスガスを供給す
    るプロセスガス供給手段とを備えるスパッタリング装置
    において、 前記プロセスガス供給手段は、前記ターゲットの面内に
    おいて互いに直交する中心軸のそれぞれに対称な形状を
    有し、前記ターゲットの全周を囲むように配置されたマ
    ニホールドと、前記ターゲットに前記プロセスガスを放
    出するために前記マニホールド全体に分散して設けられ
    たプロセスガス放出口とを備えることを特徴とするスパ
    ッタリング装置。
  2. 【請求項2】 前記マニホールドは、2つ以上に分割さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のスパッタリン
    グ装置。
  3. 【請求項3】 前記プロセスガス供給手段は、2つ以上
    のプロセスガス供給源を備え、前記2つ以上に分割され
    たマニホールドは、それぞれ前記プロセスガス供給源に
    接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    スパッタリング装置。
  4. 【請求項4】 前記プロセスガス放出口は、複数の穴又
    はスリットから成ることを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか1項に記載のスパッタリング装置。
  5. 【請求項5】 前記ターゲットの全周を囲むように配置
    され、スパッタリング時のプラズマを遮蔽するプラズマ
    シールド板を備え、該プラズマシールド板は、前記プロ
    セスガス放出口から放出されたプロセスガスを前記ター
    ゲットに向けて整流すべく、前記プラズマシールド板全
    体に分散して設けられた複数のプロセスガス通過口を有
    することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に
    記載のスパッタリング装置。
  6. 【請求項6】 前記プロセスガス通過口の各々は、半円
    形の切り込み状の穴から成ることを特徴とする請求項5
    記載のスパッタリング装置。
JP2001020125A 2001-01-29 2001-01-29 スパッタリング装置 Pending JP2002220662A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001020125A JP2002220662A (ja) 2001-01-29 2001-01-29 スパッタリング装置
TW091101375A TW562869B (en) 2001-01-29 2002-01-28 Sputtering apparatus
CN02800199A CN1455826A (zh) 2001-01-29 2002-01-29 溅射设备
PCT/JP2002/000659 WO2002061166A1 (fr) 2001-01-29 2002-01-29 Dispositif de pulverisation
US10/221,911 US20030159925A1 (en) 2001-01-29 2002-01-29 Spattering device
KR1020027012680A KR20030013379A (ko) 2001-01-29 2002-01-29 스퍼터링 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001020125A JP2002220662A (ja) 2001-01-29 2001-01-29 スパッタリング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002220662A true JP2002220662A (ja) 2002-08-09

Family

ID=18885888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001020125A Pending JP2002220662A (ja) 2001-01-29 2001-01-29 スパッタリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002220662A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100704884B1 (ko) * 2005-11-04 2007-04-09 에이엔 에스 주식회사 진공증착법을 이용한 칼라필터 제조장치 및 방법
KR100800329B1 (ko) * 2001-12-24 2008-02-01 엘지.필립스 엘시디 주식회사 스퍼터 장치
JP2008170521A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Toppan Printing Co Ltd 透明導電性薄膜の製造方法およびそのためのスパッタ装置、ならびにそれを用いたカラーフィルター
JP2018092148A (ja) * 2016-11-25 2018-06-14 積水化学工業株式会社 調光フィルム用光透過性導電フィルム及び調光フィルム
CN114455852A (zh) * 2021-12-28 2022-05-10 凯盛信息显示材料(黄山)有限公司 可调溅射范围的磁控溅射玻璃镀膜装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100800329B1 (ko) * 2001-12-24 2008-02-01 엘지.필립스 엘시디 주식회사 스퍼터 장치
KR100704884B1 (ko) * 2005-11-04 2007-04-09 에이엔 에스 주식회사 진공증착법을 이용한 칼라필터 제조장치 및 방법
JP2008170521A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Toppan Printing Co Ltd 透明導電性薄膜の製造方法およびそのためのスパッタ装置、ならびにそれを用いたカラーフィルター
JP2018092148A (ja) * 2016-11-25 2018-06-14 積水化学工業株式会社 調光フィルム用光透過性導電フィルム及び調光フィルム
JP2022179519A (ja) * 2016-11-25 2022-12-02 積水化学工業株式会社 調光フィルム用光透過性導電フィルム及び調光フィルム
JP7184510B2 (ja) 2016-11-25 2022-12-06 積水化学工業株式会社 調光フィルム用光透過性導電フィルム及び調光フィルム
CN114455852A (zh) * 2021-12-28 2022-05-10 凯盛信息显示材料(黄山)有限公司 可调溅射范围的磁控溅射玻璃镀膜装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4585537A (en) Process for producing continuous insulated metallic substrate
KR20150016983A (ko) 사전 안정화된 플라즈마를 이용하는 프로세스들을 위한 스퍼터링을 위한 방법
US9951415B2 (en) Film deposition apparatus and film deposition method
TW202011478A (zh) 電漿處理裝置
KR101438129B1 (ko) 스퍼터링 장치
US20140346037A1 (en) Sputter device
US20030159925A1 (en) Spattering device
JP2002220662A (ja) スパッタリング装置
TW562869B (en) Sputtering apparatus
JPH09129555A (ja) プラズマ化学蒸着装置
US20140202995A1 (en) Plasma heat treatment apparatus
EP1184484B1 (en) METHOD FOR FABRICATING MgO POLYCRYSTALLINE THIN FILM
JPH05320891A (ja) スパッタリング装置
EP0747501A1 (en) Thin film deposition
Felmetsger et al. Dual cathode DC–RF and MF–RF coupled S-Guns for reactive sputtering
JP3143252B2 (ja) 硬質炭素薄膜形成装置およびその形成方法
JP2000199060A (ja) 電子サイクロトロン共鳴プラズマスパッタ装置及び薄膜の製造方法
CN212175030U (zh) 一种真空溅射镀膜装置
JP2001220668A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法、並びにそれを用いて製作された薄膜デバイス
US20100155935A1 (en) Protective coating for semiconductor substrates
CN212152430U (zh) 一种真空溅射镀膜装置
JP2002339061A (ja) 薄膜形成方法
JP2890032B2 (ja) シリコン薄膜の成膜方法
KR20020053010A (ko) 박막형성방법 및 장치
JP3951392B2 (ja) 透明導電薄膜の形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050517