JP2002337673A - 自動制動制御装置用ブレーキペダル - Google Patents

自動制動制御装置用ブレーキペダル

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JP2002337673A
JP2002337673A JP2001152909A JP2001152909A JP2002337673A JP 2002337673 A JP2002337673 A JP 2002337673A JP 2001152909 A JP2001152909 A JP 2001152909A JP 2001152909 A JP2001152909 A JP 2001152909A JP 2002337673 A JP2002337673 A JP 2002337673A
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brake pedal
pedal body
automatic braking
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JP2001152909A
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Masahiro Imamachi
真浩 今町
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動制動動作中でもブレーキペダルを初期位
置に位置させることができ、自動制動動作中でも空踏み
の違和感を生じることなくブレーキペダル本体を踏むこ
とができる自動制動制御装置用ブレーキペダルの提供。 【解決手段】 ブレーキペダル本体16と、負圧倍力装
置31の入力軸32に連結されマニュアル動作時にブレ
ーキペダル本体16で押圧されて揺動することにより入
力軸32を前進させるリンク部材26と、自動制動動作
時においてはリンク部材26をブレーキペダル本体16
とは別に揺動可能とする一方、自動制動動作時にブレー
キペダル本体16が初期位置から揺動すると該ブレーキ
ペダル本体16とリンク部材26とを一体的に連結させ
るロック手段36とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両を制動するた
めに運転者により踏み込み操作されるブレーキペダルに
関し、特に、運転者が踏み込み操作を行わない状態でも
制動力を発生可能な自動制動制御装置に用いられる自動
制動制御装置用ブレーキペダルに関する。
【0002】
【従来の技術】先行車との車間距離を検出しながらこの
先行車に追従する自動走行を行う自動走行装置を備えた
車両が開発されている。この自動走行装置は、これが搭
載された車両と先行車との車間距離が拡がると自動的に
加速を行い、先行車との車間距離が縮まると自動的に減
速を行うものであり、この減速のために運転者がブレー
キペダルへの踏み込み操作を行わない状態でも制動力を
発生可能な自動制動制御装置を備えている。
【0003】この自動制動制御装置は、運転者の踏力に
より初期位置から前方に揺動するブレーキペダル本体
と、ブレーキペダル本体に連結されこのブレーキペダル
本体の初期位置からの揺動に連動して前進可能な入力軸
を有しこの入力軸を介して導入されるブレーキペダル本
体への踏力を助勢して出力する負圧倍力装置と、この負
圧倍力装置を制御する制御手段とを有しており、ブレー
キペダル本体への運転者の踏力により負圧倍力装置に出
力を行わせるマニュアル動作と、制御手段が負圧倍力装
置に入力軸の前進を伴って強制的に出力を行わせる自動
制動動作とが可能な構成とされている。
【0004】ところで、この自動制動制御装置が自動制
動動作中であると、負圧倍力装置が入力軸の前進を伴っ
て出力を行うことにより制動力を発生させており、この
入力軸に連結されたブレーキペダル本体も引っ張られて
初期位置から前進していることになる。このため、スト
ップランプを点灯させるためブレーキペダル本体が初期
位置にあるか否かを検出する通常のブレーキスイッチ
は、オンされた状態にあり、この状態からブレーキペダ
ル本体への踏み込みがあってもこれを検出できないこと
になる。しかしながら、自動走行装置では、先行車へ追
従する自動走行中に先行車が急制動を行った場合等に対
処するため、運転者によるブレーキペダル本体への踏み
込み操作で確実に自動走行を解除する必要があり、その
ためにはブレーキペダル本体への踏み込み操作を確実に
検出する必要がある。よって、自動制動動作中でもブレ
ーキペダル本体への踏み込み操作を確実に検出できるよ
うに、ブレーキスイッチとは別に負圧倍力装置の内部等
にブレーキペダルへの踏み込み操作を検出するスイッチ
を組み込んだものや、特開2001−39276号公報
に開示されるようにブレーキペダル本体と負圧倍力装置
の入力軸とを長穴で結合させることにより自動制動動作
中もブレーキペダル本体を初期位置に位置させることで
ブレーキスイッチで検出するもの、あるいは、特開平1
1−189135号公報に開示されるように間欠的に自
動制動動作を停止して停止時のブレーキスイッチの状態
で検出するもの等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、負圧倍
力装置の内部にブレーキペダルへの踏み込み操作を検出
するスイッチを組み込んだものでは、このスイッチが、
ブレーキペダル本体が初期位置にあるか否かを検出する
ブレーキスイッチとは別に必要となる上、負圧倍力装置
の内部構造が複雑になるため、コストが大幅に増大する
ことになり、また、負圧倍力装置の構造によっては実現
が不可能であるという問題がある。しかも、自動制動動
作中にブレーキペダル本体が負圧倍力装置の入力軸とと
もに前方に揺動しており、初期位置にないため、運転者
がブレーキペダル本体を踏み込もうとしたときに正確に
踏み込めない可能性がある。
【0006】ブレーキペダル本体と負圧倍力装置の入力
軸とを長穴で結合させるものでは、自動制動動作中でも
ブレーキペダル本体を初期位置に位置させることができ
るため、ブレーキペダル本体が初期位置にあるか否かを
検出するブレーキスイッチでブレーキペダル本体への運
転者の踏み込みを検出することができ、また、運転者が
ブレーキペダル本体を踏み込もうとしたときに正確に踏
み込めることになる。しかしながら、自動制動動作中は
負圧倍力装置の入力軸が前進していることから、運転者
はこの位置までブレーキペダル本体を、反力を伴わない
いわゆる空踏みし、その後に、反力を伴う通常の踏み込
みを行うことになるため、操作に違和感が生じてしま
う。また、長穴の長さの設定が不十分だと、自動制動動
作でブレーキペダル本体が揺動し自動制動動作を中止し
てしまうことになるため、これを防止するためには十分
な長さの長穴としなければならず、負圧倍力装置の全長
が長くなり、車体への組み付け性が悪くなってしまう。
【0007】間欠的に自動制動動作を停止しこの停止時
のブレーキスイッチの状態で検出するものでは、頻繁に
自動制動動作を停止しなければならないため、自動制動
動作を円滑に行うことができなくなり、また、自動制動
動作の停止間隔の設定によってはブレーキペダル本体の
踏み込み操作の検出が、実際の操作に対し遅れてしまう
という問題が生じてしまう。
【0008】また、上記以外にも、ブレーキペダルのパ
ッド部分や負圧倍力装置の入力軸にブレーキペダル本体
の踏み込み操作の検出を行う圧力センサや、圧力スイッ
チを設けることも考えられるが、この場合、これらに自
動制動動作時以外のマニュアル動作時にも入力が入るこ
とになるため、これらの耐久性の問題や、ロスストロー
クの増加の問題が生じてしまう。
【0009】したがって、本発明は、自動制動動作中に
おいてもブレーキペダルを初期位置に位置させることに
よって、運転者が正確にブレーキペダル本体を踏むこと
ができるとともに、ブレーキペダル本体が初期位置にあ
るか否かを検出するブレーキスイッチでブレーキペダル
本体への踏み込み操作を検出することでコスト増および
ロスストローク増を防止することができ、加えて、自動
制動動作中においても空踏みの違和感を生じることなく
ブレーキペダル本体を踏むことができる自動制動制御装
置用ブレーキペダルの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の自動制動制御装置用ブレー
キペダルは、運転者の踏力により初期位置から前方に揺
動するブレーキペダル本体(例えば実施形態におけるブ
レーキペダル本体16)と、該ブレーキペダル本体の前
記初期位置からの揺動に連動して前進可能な入力軸(例
えば実施形態における入力軸32)を有し該入力軸を介
して導入される前記ブレーキペダル本体への踏力を助勢
して出力する負圧倍力装置(例えば実施形態における負
圧倍力装置31)と、該負圧倍力装置を制御する制御手
段と、前記ブレーキペダル本体への踏力の導入を検出す
る検出手段(例えば実施形態におけるブレーキスイッチ
18)とを有し、前記ブレーキペダル本体への運転者の
踏力により前記負圧倍力装置に出力を行わせるマニュア
ル動作と、前記制御手段が前記負圧倍力装置に前記入力
軸の前進を伴って強制的に出力を行わせる自動制動動作
とが可能であり、しかも前記自動制動動作中に前記ブレ
ーキペダル本体に踏力が導入されたことが前記検出手段
により検出されると前記自動制動動作を中止する自動制
動制御装置に用いられるものであって、前記ブレーキペ
ダル本体と、揺動可能に設けられるとともに前記入力軸
に連結され、前記マニュアル動作時に前記ブレーキペダ
ル本体で押圧されて揺動することにより前記入力軸を前
進させるリンク部材(例えば実施形態におけるリンク部
材26)と、前記自動制動動作時においては前記リンク
部材を前記ブレーキペダル本体とは別に揺動可能とする
一方、前記自動制動動作時に前記ブレーキペダル本体が
前記初期位置から揺動すると該ブレーキペダル本体と前
記リンク部材とを一体的に連結させるロック手段(例え
ば実施形態におけるロッキングコイル36)とを具備す
ることを特徴としている。
【0011】これにより、マニュアル動作時には、運転
者がブレーキペダル本体を踏み込むことにより、リンク
部材がブレーキペダル本体で押圧されて揺動して負圧倍
力装置の入力軸を前進させてこの負圧倍力装置に出力を
行わせる。また、自動制動動作時には、運転者がブレー
キペダル本体を踏み込まない状態で、制御手段が負圧倍
力装置に入力軸の前進を伴って強制的に出力を行わせる
と、ロック手段がリンク部材をブレーキペダル本体とは
別に揺動させるため、ブレーキペダル本体を初期位置に
位置させることができる。そして、この自動制動動作中
に、運転者がブレーキペダル本体を踏み込んで初期位置
から揺動させると、ロック手段が、ブレーキペダル本体
とリンク部材とを一体的に連結させて、リンク部材に連
結された入力軸を前進させて負圧倍力装置に出力を行わ
せる。
【0012】本発明の請求項2記載の自動制動制御装置
用ブレーキペダルは、請求項1記載のものに関して、前
記検出手段は、前記ブレーキペダル本体が前記初期位置
にあるか否かを検出する検出スイッチ(例えば実施形態
におけるブレーキスイッチ18)であることを特徴とし
ている。
【0013】このように、ブレーキペダル本体への踏力
の導入を検出する検出手段が、ブレーキペダル本体が初
期位置にあるか否かを検出する検出スイッチであるた
め、ブレーキペダルのパッド部分や負圧倍力装置の入力
軸にブレーキペダル本体の踏み込み操作の検出を行う圧
力センサや圧力スイッチを別途設ける必要がなく、スト
ップランプを点灯させる一つの検出スイッチで対応でき
る。
【0014】本発明の請求項3記載の自動制動制御装置
用ブレーキペダルは、請求項1または請求項2記載のも
のに関し、前記ロック手段は、前記リンク部材の一部
(例えば実施形態における円筒部27、リンク支持軸5
0)を内側に挿入させた状態で一端側が前記ブレーキペ
ダル本体に支持されるとともに他端側がロック解除部
(例えば実施形態におけるロック解除部46)に当接可
能とされ、前記ブレーキペダル本体が前記初期位置にあ
るときには前記ロック解除部に前記他端側が当接するこ
とにより拡径して前記リンク部材を前記ブレーキペダル
本体とは別に揺動可能にする一方、前記ブレーキペダル
本体が前記初期位置から揺動すると前記ロック解除部か
ら前記他端側が離間することにより縮径して前記リンク
部材を前記ブレーキペダル本体にロックするロッキング
コイル(例えば実施形態におけるロッキングコイル3
6)を有することを特徴としている。
【0015】これにより、自動制動動作時に、運転者が
ブレーキペダル本体を踏み込まない状態で、制御手段が
負圧倍力装置に入力軸の前進を伴って強制的に出力を行
わせると、一端側がブレーキペダル本体に支持されたロ
ッキングコイルが、その他端側をロック解除部に当接さ
せることにより拡径しており、リンク部材をブレーキペ
ダル本体とは別に揺動可能としているため、入力軸とと
もにリンク部材が揺動してもブレーキペダル本体を初期
位置に位置させることができる。そして、この自動制動
動作中に、運転者がブレーキペダル本体を踏み込んで初
期位置から揺動させると、ロッキングコイルがその他端
側のロック解除部への当接を解除する方向に移動して縮
径し、その内側に一部挿入されたリンク部材をロックす
ることでブレーキペダル本体と一体的に連結させて、リ
ンク部材に連結された入力軸を前進させて負圧倍力装置
に出力を行わせる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態の自動制動
制御装置用ブレーキペダルを図1〜図6を参照して以下
に説明する。
【0017】図1は第1実施形態の自動制動制御装置用
ブレーキペダルの構成を示す側面図であり、図2はその
正面図である。
【0018】自動制動制御装置用ブレーキペダル11
は、車体側のダッシュボードアッパー12に下方に延出
する状態で左右に離間して取り付けられた一対の取付ブ
ラケット13,14と、これら取付ブラケット13,1
4に、左右方向に軸線を配置した状態で取り付けられた
支持軸15と、取付ブラケット13,14間の支持軸1
5にその上部において回転可能に支持された吊り下げ式
のブレーキペダル本体16と、このブレーキペダル本体
16とダッシュボードアッパー12との間に介装された
リターンスプリング17と、ブレーキペダル本体16へ
の踏力の導入を検出するブレーキスイッチ(検出手段、
検出スイッチ)18とを有している。
【0019】ブレーキペダル本体16は、支持軸15か
ら下方に延在する基端側延出部21およびこの基端側延
出部21の支持軸15に対し反対側から若干運転者側
(図1における右側)に屈曲するように延出する先端側
延出部22を有するペダルアーム部23と、このペダル
アーム部23の下端部の運転者側に設けられて運転者に
より踏み込まれるパッド部24とを有しており、リター
ンスプリング17により運転者側に引っ張られている。
このブレーキペダル本体16は、運転者の踏力が導入さ
れない状態においては、リターンスプリング17の付勢
力により初期位置に配置されており、運転者の踏力が導
入されると支持軸15を中心に回転し初期位置から前方
(図1における左方向)に揺動する。
【0020】ブレーキスイッチ18は、ブレーキペダル
本体16が初期位置にあるか否かを検出するもので、ブ
レーキペダル本体16が初期位置にあるときにこのブレ
ーキペダル本体16に当接し押圧されてオフされるとと
もに、ブレーキペダル本体16が初期位置から前方に揺
動し押圧を解除するとオンされるものである。このブレ
ーキスイッチ18は、車両後方へ制動状態にあることを
報知する図示せぬストップランプを点灯させる際に用い
られるものである。
【0021】また、自動制動制御装置用ブレーキペダル
11は、取付ブラケット13,14間の支持軸15にそ
の上部において回転可能に支持されたリンク部材26を
有している。このリンク部材26は、支持軸15を内側
に挿入させる円筒部(リンク部材の一部)27と、この
円筒部27の一端に固定されるとともに、ブレーキペダ
ル本体16のペダルアーム部23と隣り合うように配置
されて支持軸15から下方に延出するリンクアーム部2
8と、このリンクアーム部28の下端部からペダルアー
ム部23側に屈曲することによりペダルアーム部23の
基端側延出部21の前側に当接可能に配置されるストッ
パ部29とを有している。なお、このリンク部材26
は、支持軸15を中心に回転することから、ブレーキペ
ダル本体16と同軸をなしている。
【0022】そして、このリンク部材26のリンクアー
ム部28には、ブレーキペダル本体16よりも前方に配
置されるとともに、このブレーキペダル本体16への踏
力を助勢して出力する負圧倍力装置31の入力軸32の
端部のヨーク33が、ピン34を介して連結されている
(図においては負圧倍力装置31の入力軸32側の一部
のみ図示している)。なお、ヨーク33およびリンクア
ーム部28のピン34の挿入部分はいずれも長穴にはな
っておらず、これらはピン34に対し移動はせず回転の
みが可能となっている。
【0023】負圧倍力装置31には、エンジンのインテ
ークマニホールド等に連結されることによりエンジンの
負圧が導入されており、ブレーキペダル本体16に踏力
が導入されて入力軸32が前進すると、内部に大気圧を
導入させることにより、負圧と大気圧との差圧を利用し
てブレーキペダル本体16の踏力を助勢して図示せぬマ
スタシリンダに出力を行う。このマスタシリンダは、負
圧倍力装置31の出力に応じてブレーキ液圧を発生さ
せ、ディスクブレーキ等のブレーキ装置で車輪に制動力
を発生させる。
【0024】この負圧倍力装置31は、図示せぬ制御装
置(制御手段)とともに自動制動制御装置を構成してい
る。この自動制動制御装置は、ブレーキペダル本体16
への運転者の踏力により上記のように負圧倍力装置31
に出力を行わせるマニュアル動作と、ブレーキペダル本
体16への運転者の踏力がない状態でも制御装置が強制
的に負圧倍力装置31に大気を導入させることで、この
負圧倍力装置31により負圧と大気圧との差圧を利用し
て図示せぬマスタシリンダに出力を行わせる自動制動動
作とが可能となっている。ここで、この自動制動動作
中、負圧倍力装置31はマスタシリンダに出力を行う際
に、入力軸32の前進を伴うことになる。また、自動制
動制御装置は、自動制動動作中にブレーキペダル本体1
6に踏力が導入されたことが、ブレーキペダル本体16
の初期位置からの揺動を検出するブレーキスイッチ18
により検出されると制御装置が負圧倍力装置31による
自動制動動作を中止するようになっている。
【0025】そして、自動制動制御装置用ブレーキペダ
ル11は、自動制動動作時に、ブレーキペダル本体16
に運転者の踏力が導入されない状態においては、リンク
部材26をブレーキペダル本体16とは別に揺動可能と
する一方、自動制動動作時において、ブレーキペダル本
体16に運転者の踏力が導入され、ブレーキペダル本体
16が初期位置から揺動すると、このブレーキペダル本
体16とリンク部材26とを一体的に連結させるロッキ
ングコイル(ロック手段)36を具備している。
【0026】このロッキングコイル36は、線状のバネ
材料から一体成形されるもので、円筒状に巻かれたコイ
ル部37と、このコイル部37の一端からその接線方向
に沿うように延出する支持片部38と、このコイル部3
7の他端側からその接線方向に沿うように延出する基端
側延出部39およびこの基端側延出部39の先端から若
干屈曲してさらに延出する作動部40からなる作動片部
41とを有している。ここで、このロッキングコイル3
6をコイル部37の軸線方向から見たときに、支持片部
38および作動片部41はコイル部37の径方向におけ
る相反側から互いの先端部同士を交差させるように延出
している。
【0027】そして、ロッキングコイル36は、そのコ
イル部37の内側にリンク部材26の円筒部27を挿入
させており、しかも、その支持片部38が、ブレーキペ
ダル本体16のペダルアーム部23の基端側延出部21
に、この基端側延出部21とほぼ平行をなすようにして
取付部材43を介して取り付けられている。この取付部
材43により取り付けられた状態において、ペダルアー
ム部23に対し支持片部38はその延出方向にのみ移動
が許容されその他の方向への移動が規制されている。
【0028】ここで、ダッシュボードアッパー12に取
り付けられた一方のブラケット13には、下方に延出し
てペダルアーム部23よりも運転者側に位置するロック
解除レバー44が一体に形成されている。このロック解
除レバー44は、下方に延出してペダルアーム部23よ
りも運転者側に位置する基端側延出部45とこの基端側
延出部45から若干屈曲して延出するロック解除部46
とを有している。ここで、ロック解除部46は、下端部
側ほど運転者側に位置するように傾斜している。
【0029】そして、支持片部38においてペダルアー
ム部23に取り付けられた状態のロッキングコイル36
の作動片部41は、下端部側ほど運転者側に位置するよ
うに傾斜しており、その作動部40をペダルアーム部2
3よりも手前側すなわち運転者側に位置させている。な
お、作動片部41の作動部40は、ロック解除レバー4
4のロック解除部46にこれとほぼ平行をなした状態で
前方から当接可能となっている。
【0030】ここで、ブレーキペダル本体16は、リタ
ーンスプリング17の付勢力で運転者側に引っ張られて
おり、運転者による踏力が導入されない状態では、この
リターンスプリング17の付勢力で、ロッキングコイル
36の作動部40がロック解除レバー44のロック解除
部46に当接しさらにロッキングコイル36が全体とし
てロック解除レバー44に近づいており、その結果、作
動片部41およびコイル部37を変形させている。この
状態でリターンスプリング17の付勢力とロッキングコ
イル36の付勢力とが釣り合っている。このときのブレ
ーキペダル本体16の位置が初期位置である。なお、こ
のとき、コイル部37は、その径が拡大する拡径方向に
変形している。
【0031】そして、ブレーキペダル本体16が初期位
置にあるとき、ロッキングコイル36は、上記のように
そのコイル部37を拡径させており、コイル部37とリ
ンク部材26の円筒部27とが隙間をもって相対的に自
由に回転できるようになっている。また、負圧倍力装置
31が作動せず、リンク部材26が最も後方に位置した
状態にあるとき、このリンク部材26は、そのストッパ
部29において初期位置にあるブレーキペダル本体16
のペダルアーム部21に当接している。なお、このよう
にストッパ部29においてブレーキペダル本体16に当
接するリンク部材26の位置も初期位置とする。
【0032】一方、ブレーキペダル本体16が初期位置
から前方に揺動すると、ロッキングコイル36は、全体
がロック解除部46から離れる方向に移動することで作
動部40およびコイル部37の変形が解除され、そのコ
イル部37は径が縮小する縮径方向に変形する。する
と、コイル部37は円筒部27を締め付けるようにして
円筒部27に対する摩擦力を増大させ、円筒部27とロ
ッキングコイル36とを一体的にロックすなわち固定
し、このロッキングコイル36を介してリンク部材26
とブレーキペダル本体16とを一体的に固定する。
【0033】以上の第1実施形態の自動制動制御装置用
ブレーキペダル11の作動を各ブレーキ動作別に説明す
る。
【0034】マニュアル動作時には、図3に示すよう
に、運転者がブレーキペダル本体16を踏み込むことに
より(矢印X1参照)、ブレーキペダル本体16が支持
軸15を中心に回転することで初期位置から前方に揺動
すると、このブレーキペダル本体16にストッパ部29
において当接していたリンク部材26がブレーキペダル
本体16に押圧されて(矢印X2参照)、ブレーキペダ
ル本体16と一体的に揺動する。すると、このリンク部
材26に連結された負圧倍力装置31の入力軸32を前
進させて(矢印X3参照)、この負圧倍力装置31に、
ブレーキペダル本体16への踏力に応じた出力を行わせ
る。このとき、ブレーキペダル本体16が初期位置から
前方に揺動することで、ロッキングコイル36は、作動
部40がロック解除部46から離れる方向に移動してコ
イル部37が縮径しリンク部材26とブレーキペダル本
体16とを一体的に固定することになるが、ブレーキペ
ダル本体16とリンク部材26とは、互いに当接し一体
的に揺動する状態であるため、何ら影響はない。また、
ブレーキペダル本体16が初期位置から前方に揺動する
ことで、ブレーキスイッチ18がオンされ、図示せぬス
トップランプを点灯させる。
【0035】自動制動動作時には、図4に示すように、
運転者が初期位置にあるブレーキペダル本体16を踏み
込まない状態で、図示せぬ制御装置が負圧倍力装置31
に入力軸32の前進を伴って強制的に出力を行わせる
(矢印X4参照)。すると、この入力軸32の前進によ
り、リンク部材26が支持軸15を中心に回転し前方に
揺動する(矢印X5参照)。このとき、ブレーキペダル
本体16が初期位置にあることから、ロッキングコイル
36は、上記のようにそのコイル部37を拡径させてお
り、コイル部37と円筒部27とを相対的に自由に回転
できるようにしているため、リンク部材26をブレーキ
ペダル本体16とは別に揺動させることができ、その結
果、リターンスプリング17で付勢されたブレーキペダ
ル本体16を初期位置に位置させることになる。なお、
このときブレーキスイッチ18はオフ状態が維持され
る。
【0036】そして、図5に示すように、この自動制動
動作中に、運転者がブレーキペダル本体16を踏み込ん
で(矢印X6参照)、初期位置から揺動させると(矢印
X7参照)、ブレーキスイッチ18がブレーキペダル本
体16から離れることでオンされ、これに基づき制御装
置が負圧倍力装置31の自動制動動作を中止させる。そ
れとともに、このブレーキペダル本体16の揺動でロッ
キングコイル36は、その作動部40がロック解除部4
6から離れる方向に移動することでコイル部37が縮径
しリンク部材26とブレーキペダル本体16とを一体的
に連結させることになり、ブレーキペダル本体16への
踏力でこれと一体にリンク部材26を揺動させ(矢印X
8参照)、このリンク部材26に連結された入力軸32
を前進させて(矢印X9参照)、負圧倍力装置31に出
力を行わせる。これにより、マニュアル動作と同様に、
ブレーキペダル本体16への踏力に応じた出力を負圧倍
力装置31に発生させる。
【0037】この状態から、運転者がブレーキペダル本
体16への踏力を解除すると、すでに自動制動動作は解
除されているので、図6に示すように、ロッキングコイ
ル36で一体に連結された状態でブレーキペダル本体1
6とリンク部材26とが、リターンスプリング17の付
勢力で運転者側に戻される。そして、ブレーキペダル本
体16が初期位置に戻る直前に、ロッキングコイル36
の作動部40がロック解除部46に当接し、その移動が
規制される。すると、さらなるブレーキペダル本体16
の移動でロッキングコイル36は、そのコイル部37が
拡径しリンク部材26のロックを解除することになるた
め、リンク部材26はブレーキペダル本体16に対し自
由に回転できる状態となり、図1に示すように、負圧倍
力装置31からの戻し力でブレーキペダル本体16に当
接しブレーキペダル本体16とともに初期位置に戻る。
これにより、いわゆるブレーキの引きずりを生じること
もない。
【0038】以上に述べた第1実施形態の自動制動制御
装置用ブレーキペダル11によれば、自動制動動作時
に、運転者がブレーキペダル本体16を踏み込まない状
態で、制御装置が負圧倍力装置31に入力軸32の前進
を伴って強制的に出力を行わせると、一端側がブレーキ
ペダル本体16に支持されたロッキングコイル36が、
その他端側をロック解除部46に当接させることにより
拡径しており、リンク部材26をブレーキペダル本体1
6とは別に揺動可能としているため、リンク部材26の
みを移動させ、ブレーキペダル本体16を初期位置に位
置させることができる。このように、自動制動動作時
に、運転者がブレーキペダル本体16を踏み込まない状
態で、ロッキングコイル36によってブレーキペダル本
体16を初期位置に位置させることができるため、運転
者がブレーキペダル本体16を踏み込もうとしたとき
に、正確にブレーキペダル本体16を踏み込むことがで
きる。
【0039】また、自動制動動作時に、ロッキングコイ
ル36によってブレーキペダル本体16を初期位置に位
置させることができるため、運転者がブレーキペダル本
体16を踏み込もうとしたときに、この踏み込み操作
を、ブレーキペダル本体16が初期位置にあるか否かを
検出するブレーキスイッチ18で検出できる。よって、
ブレーキペダル本体16のパッド部24や負圧倍力装置
31の入力軸32にブレーキペダル本体16の踏み込み
操作の検出を行う圧力センサや圧力スイッチを別途設け
たりする必要がなく、ストップランプ点灯用のブレーキ
スイッチ18で対応できる。したがって、ロスストロー
クの増加をなくすことができるとともに、コストを低減
することができる。
【0040】加えて、自動制動動作中に、運転者がブレ
ーキペダル本体16を踏み込んで初期位置から揺動させ
ると、ロッキングコイル36がその他端側のロック解除
部46への当接を解除する方向に移動して縮径し、その
内側に円筒部27において挿入されたリンク部材26を
ロックすることでこのリンク部材26をブレーキペダル
本体16と一体的に連結させ、リンク部材26に連結さ
れた入力軸32を前進させて負圧倍力装置31に出力を
行わせる。このように、ブレーキペダル本体16とリン
ク部材26とを一体的に連結させるため、空踏み等の違
和感をなくすことができる。また、ロッキングコイル3
6を用いるため、構成を簡素にでき、コスト増を抑制す
ることができる。
【0041】本発明の第2実施形態の自動制動制御装置
用ブレーキペダルを図7および図8を参照して以下に第
1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1
実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は
略す。
【0042】第2実施形態は、第1実施形態に対しリン
ク部材26の回転中心を、ブレーキペダル本体16の回
転中心である支持軸15とは異なる位置に設けた点が主
に相違している。すなわち、リンク部材26は、一体的
に固定されたリンク支持軸(リンク部材の一部)50を
有しており、このリンク支持軸50が、ブレーキペダル
本体16のペダルアーム部23に、支持軸15と平行を
なして回転可能に支持されている。勿論、このリンク部
材26も、そのストッパ部29をブレーキペダル本体1
6の前側に当接可能に配置している。さらに、ロッキン
グコイル36が、そのコイル部37にリンク支持軸50
を挿入させており、コイル部37は、縮径時にはリンク
軸部50をロックすることでブレーキペダル本体16と
リンク部材26とを一体的に固定する一方、拡径時には
リンク軸部50へのロックを解除することでブレーキペ
ダル本体16に対しリンク部材26を揺動可能とする。
【0043】このような第2実施形態の自動制動制御装
置用ブレーキペダル11も、第1実施形態と同様に作動
することになり、第1実施形態と同様の効果を奏するこ
とができることになる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の自動制動制御装置用ブレーキペダルによれば、マ
ニュアル動作時には、運転者がブレーキペダル本体を踏
み込むことにより、リンク部材がブレーキペダル本体で
押圧されて揺動して負圧倍力装置の入力軸を前進させて
この負圧倍力装置に出力を行わせる。また、自動制動動
作時には、運転者がブレーキペダル本体を踏み込まない
状態で、制御手段が負圧倍力装置に入力軸の前進を伴っ
て強制的に出力を行わせると、ロック手段がリンク部材
をブレーキペダル本体とは別に揺動させるため、ブレー
キペダル本体を初期位置に位置させることができる。そ
して、この自動制動動作中に、運転者がブレーキペダル
本体を踏み込んで初期位置から揺動させると、ロック手
段が、ブレーキペダル本体とリンク部材とを一体的に連
結させて、リンク部材に連結された入力軸を前進させて
負圧倍力装置に出力を行わせる。
【0045】したがって、自動制動動作時には、ロック
手段によってブレーキペダル本体を初期位置に位置させ
ることができるため、運転者がブレーキペダル本体を踏
み込もうとしたときに、正確にブレーキペダル本体を踏
み込むことができ、また、この踏み込み操作を、ブレー
キペダル本体が初期位置にあるか否かを検出するブレー
キスイッチで検出できるため、ロスストロークの増加を
防止できてコストを低減できる。しかも、自動制動動作
中に、運転者がブレーキペダル本体を踏み込んで初期位
置から揺動させると、ロック手段が、ブレーキペダル本
体とリンク部材とを一体的に連結させるため、空踏み等
の違和感をなくすことができる。
【0046】本発明の請求項2記載の自動制動制御装置
用ブレーキペダルによれば、ブレーキペダル本体への踏
力の導入を検出する検出手段が、ブレーキペダル本体が
初期位置にあるか否かを検出する検出スイッチであるた
め、ブレーキペダルのパッド部分や負圧倍力装置の入力
軸にブレーキペダル本体の踏み込み操作の検出を行う圧
力センサや圧力スイッチを別途設ける必要がなく、スト
ップランプを点灯させる一つの検出スイッチで対応でき
る。
【0047】したがって、ロスストロークの増加をなく
すことができるとともに、コストを低減することができ
る。
【0048】本発明の請求項3記載の自動制動制御装置
用ブレーキペダルによれば、自動制動動作時に、運転者
がブレーキペダル本体を踏み込まない状態で、制御手段
が負圧倍力装置に入力軸の前進を伴って強制的に出力を
行わせると、一端側がブレーキペダル本体に支持された
ロッキングコイルが、その他端側をロック解除部に当接
させることにより拡径しており、リンク部材をブレーキ
ペダル本体とは別に揺動可能としているため、入力軸と
ともにリンク部材が揺動してもブレーキペダル本体を初
期位置に位置させることができる。そして、この自動制
動動作中に、運転者がブレーキペダル本体を踏み込んで
初期位置から揺動させると、ロッキングコイルがその他
端側のロック解除部への当接を解除する方向に移動して
縮径し、その内側に一部挿入されたリンク部材をロック
することでブレーキペダル本体と一体的に連結させて、
リンク部材に連結された入力軸を前進させて負圧倍力装
置に出力を行わせる。
【0049】このように、ロック手段がロッキングコイ
ルからなるため、その構成を簡素にでき、コスト増を抑
制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の自動制動制御装置用
ブレーキペダルを示す透過側面図であって、マニュアル
動作および自動制動動作のいずれも行われていない待機
状態を示すものである。
【図2】 本発明の第1実施形態の自動制動制御装置用
ブレーキペダルを示す正面図であって、マニュアル動作
および自動制動動作のいずれも行われていない待機状態
を示すものである。
【図3】 本発明の第1実施形態の自動制動制御装置用
ブレーキペダルを示す透過側面図であって、マニュアル
動作時を示すものである。
【図4】 本発明の第1実施形態の自動制動制御装置用
ブレーキペダルを示す透過側面図であって、自動制動動
作時においてブレーキペダル本体に運転者による踏力が
導入されていない状態を示すものである。
【図5】 本発明の第1実施形態の自動制動制御装置用
ブレーキペダルを示す透過側面図であって、自動制動動
作時においてブレーキペダル本体に運転者による踏力が
導入された状態を示すものである。
【図6】 本発明の第1実施形態の自動制動制御装置用
ブレーキペダルを示す透過側面図であって、自動制動動
作時においてブレーキペダル本体に運転者による踏力が
導入された後に解除された状態を示すものである。
【図7】 本発明の第2実施形態の自動制動制御装置用
ブレーキペダルを示す透過側面図であって、マニュアル
動作および自動制動動作のいずれも行われていない待機
状態を示すものである。
【図8】 本発明の第2実施形態の自動制動制御装置用
ブレーキペダルを示す正面図であって、マニュアル動作
および自動制動動作のいずれも行われていない待機状態
を示すものである。
【符号の説明】
11 自動制動制御装置用ブレーキペダル 16 ブレーキペダル本体 18 ブレーキスイッチ(検出手段、検出スイッチ) 26 リンク部材 27 円筒部(リンク部材の一部) 31 負圧倍力装置 32 入力軸 36 ロッキングコイル(ロック手段) 46 ロック解除部 50 リンク支持軸(リンク部材の一部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者の踏力により初期位置から前方に
    揺動するブレーキペダル本体と、 該ブレーキペダル本体の前記初期位置からの揺動に連動
    して前進可能な入力軸を有し該入力軸を介して導入され
    る前記ブレーキペダル本体への踏力を助勢して出力する
    負圧倍力装置と、 該負圧倍力装置を制御する制御手段と、 前記ブレーキペダル本体への踏力の導入を検出する検出
    手段とを有し、 前記ブレーキペダル本体への運転者の踏力により前記負
    圧倍力装置に出力を行わせるマニュアル動作と、前記制
    御手段が前記負圧倍力装置に前記入力軸の前進を伴って
    強制的に出力を行わせる自動制動動作とが可能であり、
    しかも前記自動制動動作中に前記ブレーキペダル本体に
    踏力が導入されたことが前記検出手段により検出される
    と前記自動制動動作を中止する自動制動制御装置に用い
    られるブレーキペダルにおいて、 前記ブレーキペダル本体と、 揺動可能に設けられるとともに前記入力軸に連結され、
    前記マニュアル動作時に前記ブレーキペダル本体で押圧
    されて揺動することにより前記入力軸を前進させるリン
    ク部材と、 前記自動制動動作時においては前記リンク部材を前記ブ
    レーキペダル本体とは別に揺動可能とする一方、前記自
    動制動動作時に前記ブレーキペダル本体が前記初期位置
    から揺動すると該ブレーキペダル本体と前記リンク部材
    とを一体的に連結させるロック手段とを具備することを
    特徴とする自動制動制御装置用ブレーキペダル。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記ブレーキペダル本
    体が前記初期位置にあるか否かを検出する検出スイッチ
    であることを特徴とする請求項1記載の自動制動制御装
    置用ブレーキペダル。
  3. 【請求項3】 前記ロック手段は、前記リンク部材の一
    部を内側に挿入させた状態で一端側が前記ブレーキペダ
    ル本体に支持されるとともに他端側がロック解除部に当
    接可能とされ、前記ブレーキペダル本体が前記初期位置
    にあるときには前記ロック解除部に前記他端側が当接す
    ることにより拡径して前記リンク部材を前記ブレーキペ
    ダル本体とは別に揺動可能にする一方、前記ブレーキペ
    ダル本体が前記初期位置から揺動すると前記ロック解除
    部から前記他端側が離間することにより縮径して前記リ
    ンク部材を前記ブレーキペダル本体にロックするロッキ
    ングコイルを有することを特徴とする請求項1または2
    記載の自動制動制御装置用ブレーキペダル。
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