JP2002337651A - 膝保護用エアバッグ装置 - Google Patents
膝保護用エアバッグ装置Info
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Abstract
い収納スペースに配置させることが可能な膝保護用エア
バッグ装置を提供すること。 【解決手段】エアバッグ26と、インフレーター21
と、エアバッグ26及びインフレーター21を収納して
ステアリングコラム3の下方位置に配置されるケース1
9と、を備え、膨張用ガスを流入させたエアバッグ26
が、ケース19の開口から車両後方側へ突出して展開膨
張し、運転者の膝を保護可能な膝保護用エアバッグ装
置。ケース19が、車両後方側を開口19cとして、周
壁部19aと、周壁部19aの車両前方側を覆う底壁部
19bと、を備え、インフレーター21が、シリンダタ
イプとして、軸方向をケース周壁部19aの軸方向Oと
略平行に配置させて、ケース19内に収納されている。
Description
させて展開膨張するエアバッグが、運転者の膝を保護可
能な膝保護用エアバッグ装置に関する。
装置としては、特開平9−123862号公報等に開示
されるように、ステアリングホイール下方のコラムカバ
ー下部側に配置されて、作動時にコラムカバー上部の下
面側に向かって展開膨張するエアバッグを備えたエアバ
ッグ装置があった。
れたエアバッグが、エアバッグに膨張用ガスを供給する
インフレーターとともに、ケースに収納されて、コラム
カバー下部側に配置される構成であった。
装置が配置される部位付近は、ステアリングコラムや、
チルト機構、テレスコピック機構、及び、パーキングブ
レーキ装置等が接近して配置される構成であるため、膝
保護用のエアバッグ装置を配置させるための大きな収納
スペースを確保し難かった。特に、昨今では、コラムカ
バー下部側に物入れ等を配置させる場合もあって、エア
バッグ装置におけるケースの軸直交方向の幅寸法を確保
し難かった。そこで、エアバッグ装置を、ケースの軸直
交方向の幅寸法をできるだけ小さくしてコンパクトにす
ることが望まれている。
り、ケースの軸直交方向の幅寸法を小さくして、狭い収
納スペースに配置させることが可能な膝保護用エアバッ
グ装置を提供することを目的とする。
アバッグ装置は、折り畳まれたエアバッグと、エアバッ
グに膨張用ガスを供給するインフレーターと、エアバッ
グ及びインフレーターを収納してステアリングコラムの
下方位置に配置されるケースと、を備えて構成されて、
膨張用ガスを流入させたエアバッグが、ケースの開口か
ら車両後方側へ突出して展開膨張し、運転者の膝を保護
可能な膝保護用エアバッグ装置であって、ケースが、車
両後方側を開口として、周壁部と、該周壁部の車両前方
側を覆う底壁部と、を備え、インフレーターが、シリン
ダタイプとして、軸方向をケース周壁部の軸方向と略平
行に配置させて、ケース内に収納されていることを特徴
とする。
の開口と底壁部との中心付近相互を結ぶ直線に沿う方向
をいう。
イプのものを使用し、このインフレーターを、軸方向を
ケース周壁部の軸方向と略直交させて、ケースの周壁部
に取付固定する構成としてもよい。
り畳まれて収納されたエアバッグに膨張用ガスを供給す
るガス供給路を有して、ケースの外方に配置される構成
としてもよい。
では、シリンダタイプのインフレーターを、軸方向がケ
ース周壁部の軸方向と略平行となるように配置させてい
る構成である。即ち、シリンダタイプのインフレーター
は、外径寸法より軸方向の長さ寸法を長くしており、軸
方向がケース周壁部の軸方向と略平行となるように、イ
ンフレーターをケース内に配置させる構成とすれば、ケ
ースの軸直交方向の幅寸法を、インフレーターの外径寸
法に、ケース内に折り畳まれて収納されるエアバッグの
収納スペースを確保可能な寸法を加えた寸法に設定すれ
ばよい。その結果、軸方向をケースの軸方向と略直交さ
せてシリンダタイプのインフレーターをケース内に配置
させる場合に比して、ケースの軸直交方向の幅寸法を小
さくすることができる。
置では、ケースの軸直交方向の幅寸法を小さくして、狭
い収納スペースに配置させることができる。
装置では、ディスクタイプのインフレーターを、軸方向
をケース周壁部の軸方向と略直交させるように、ケース
の周壁部に取付固定している構成である。即ち、ディス
クタイプのインフレーターは、軸方向の長さ寸法より外
径寸法の長さ寸法を長くしており、軸方向がケース周壁
部の軸方向と略直交となるように、インフレーターをケ
ースの周壁部に取付固定する構成とすれば、周壁部にお
けるインフレーターを取付固定した壁部からインフレー
ターと対向する壁部までの距離を、インフレーターの軸
方向の長さ寸法にケース内に折り畳まれて収納されるエ
アバッグの収納スペースを確保可能な寸法を加えた寸法
に設定すればよい。そのため、例えば、インフレーター
を周壁部における上下方向側に配置される壁部に固定さ
せれば、ケース周壁部の軸直交方向である上下方向の幅
寸法を小さくすることができ、インフレーターを周壁部
における左右方向側に配置される壁部に固定させれば、
ケース周壁部の軸直交方向である左右方向の幅寸法を小
さくすることができる。その結果、インフレーターをケ
ースの底壁部に取付固定する場合に比して、ケースの軸
直交方向の幅寸法を小さくすることができる。
置では、ケースの軸直交方向の幅寸法を小さくして、狭
い収納スペースに配置させることができる。
グ装置では、インフレーターはケース内に配置されず、
ケース内には、折り畳まれたエアバッグと、エアバッグ
に膨張用ガスを供給するガス供給路のみが配置されるこ
ととなる。このガス供給路は、ガス発生機構が不要であ
り、インフレーターに比して容積が小さくすることがで
きるため、インフレーターをケース内に配置させたエア
バッグ装置に比して、ケースの軸直交方向の幅寸法を、
一層、小さくすることができる。
グ装置では、軸直交方向の幅寸法を小さくして、狭い収
納スペースに配置させることができる。
に基づいて説明する。
バッグ装置(以下「エアバッグ装置」と省略する)M1
を、図1〜3に示す。エアバッグ装置M1は、コラムカ
バー8の下方に配置される保持部材としての板状の保持
プレート17に保持されている。保持プレート17は、
図4に示すように、コラムカバー8の下方で、コラムカ
バー8における車内側を覆って、左右方向の両端を、左
右に配置された車両のフレーム部FC・FRに、それぞ
れ、ボルト止めして固定されている。エアバッグ装置M
1は、折り畳まれたエアバッグ26と、エアバッグ26
に膨張用ガスを供給するシリンダタイプのインフレータ
ー21と、エアバッグ26とインフレーター21とを収
納するケース19と、折り畳まれたエアバッグ26を覆
うエアバッグカバー12と、を備えて構成されている。
そして、エアバッグ装置M1は、ケース19を、保持プ
レート17の車両前方側に配置させるようにして、保持
プレート17に取り付けられている。
の合成樹脂製として、ステアリングホイール1の下方の
ステアリングコラム3を覆うように、ステアリングコラ
ム3の軸方向に沿って配設されている。即ち、コラムカ
バー8は、車両前方側を下方に配置させて、車両後方側
を上方に配置させるように、後上がりに傾斜して配設さ
れている。さらに、コラムカバー8の下面8aは、略長
方形形状とし、車両前後方向で、後上がりの曲面上に形
成されている。
に、ステアリングホイール1に連結されるメインシャフ
ト4と、メインシャフト4の周囲を覆うコラムチューブ
5と、を備えて構成され、メインシャフト4とコラムチ
ューブ5との間には、ステアリングホイール1のリング
面の角度を調整可能な図示しないチルト機構や、ステア
リングホイール1をシャフトの軸方向に移動させて停止
可能な図示しないテレスコピック機構等が、配設されて
いる。
1〜3に示すように、略四角筒形状の周壁部19aと、
周壁部19aの車両前方側を塞ぐ略長方形形状の底壁部
19bと、を備えて構成されている。周壁部19aの車
両後方側における開口19c周縁には、ケース19を保
持プレート17に取り付けるためのフランジ部19dが
外方に突出して形成されている。そして、実施形態で
は、ケース19は、図1〜3に示すように、保持プレー
ト17に、フランジ部19dを利用して、図示しないボ
ルト等で取付固定されている。また、ケース19は、図
1に示すように、収納したエアバッグ26がケース19
から突出する際に、コラムカバー8の下面8aに沿って
突出するように、周壁部19aの軸方向Oをコラムカバ
ー下面8aに沿うように(ステアリングコラム3の軸方
向に沿うように)、配設されている。
9eには、図1〜3に示すように、インフレーター21
の後述するボルト23bを挿通させて、インフレーター
21をケース19に取り付けるための取付孔19fが形
成されている。ケース19は、図1〜3に示すように、
周壁部19aにおける上部側壁部19eにインフレータ
ー21を取付固定して、ケース19内におけるインフレ
ーター21の左右両側に、折り畳まれたエアバッグ26
を収納する構成である。
に示すように、電気信号を入力させて膨張用ガスGを吐
出可能に構成されたシリンダタイプの略円柱状の本体2
2と、二つのブラケット部23・23と、を備えて構成
されている。そして、インフレーター21は、図1・2
に示すように、軸方向COが、ケース周壁部19aの軸
方向Oと略平行となるように、ケース19内に配置され
ている。本体22は、膨張用ガスを吐出させるための複
数のガス吐出口22aを、車両前方側端部付近に配設さ
せて、実施形態の場合、ステアリングホイール1に搭載
された図示しないエアバッグ装置を作動させる制御装置
からの電気信号を、ステアリングホイール用エアバッグ
装置と同時に入力させて、作動されることとなる。各ブ
ラケット部23は、縮径させるように塑性変形させて、
本体22を挟持可能な板金製の保持環23aと、保持環
23aから突出するボルト23bと、から構成されてい
る。インフレーター21は、本体22にブラケット部2
3・23を組み付けて、エアバッグ26に包まれた状態
で、エアバッグ26から突出するボルト23b・23b
をケース19の取付孔19f・19fに挿通させ、ケー
ス19にナット24・24止めすることにより、ケース
19に取付固定されている。また、本体22には、図示
しないリード線が結線されている。
〜4に示すように、コラムカバー8の周囲を覆うインス
トルメントパネル(以下「インパネ」と省略する)10
の下部側に配置されるものであり、保持プレート17の
車内側は、エアバッグカバー12により覆われている。
また、保持プレート17には、ケース19の開口19c
と連通するように開口17aが形成されている。
の場合、図1〜4に示すように、保持プレート17の車
両後方側の面に取付固定されており、折り畳んだエアバ
ッグ26の車両後方側を覆うとともに、保持プレート1
7の車内側の面を覆う内装材としての役目も果たしてい
る。エアバッグカバー12には、ケース19の開口19
cの配置位置に、展開膨張するエアバッグ26に押され
て車内側へ開くように、略長方形板状の扉部14が形成
されている。この扉部14は、周囲に車内側から見て逆
U字形状となる薄肉の破断予定部13を配設させ、下縁
にインテグラルヒンジからなるヒンジ部15を配設させ
て構成されている。扉部14は、エアバッグ26の展開
膨張時、エアバッグ26に押されて破断予定部13を破
断させ、ヒンジ部15を開き時の回転中心として、車内
側の下方側へ開くこととなる。
ステルやポリアミド等の織布から形成されて、展開膨張
完了時の形状を、図4・5に示すように、コラムカバー
8の下面8a側を覆い可能な略楕円形状としている。そ
して、エアバッグ26は、実施形態の場合には、図6に
示すように、周壁が、厚さ方向で対向する上面側(車両
前方側)の上側布27と、下面側(車両後方側)の下側
布28と、を備えて構成されている。
に、展開膨張時に厚さ寸法を略一定とするように、上側
・下側布27・28相互を連結する連結手段としてのテ
ザー29を複数(実施形態では3つ)配設させている。
このうち、エアバッグ26の車両前方側に配置されるテ
ザー29・29は、インフレーター21を挟むように、
インフレーター21の左右方向に2つ配置されている。
また、上側布27には、インフレーター21の各ボルト
23bを挿通させる挿通孔27aが形成されている。
について説明をする。まず、インフレーター21を内蔵
した状態で、エアバッグ26を折り畳む。このとき、イ
ンフレーター21の各ボルト23bは、それぞれ、エア
バッグ26に形成される各挿通孔27aから突出させて
おく。また、本体22から延びる図示しないリード線
は、エアバッグ26における所定の図示しない挿通孔か
ら出しておく。そして、エアバッグ26の折り畳み後、
破断可能な図示しないラッピングフィルムでくるみ、各
ボルト23bを、ラッピングフィルムから突出させ、突
出した各ボルト23bに薄肉状の図示しないスプリング
ナットを組み付ける。次いで、折り畳まれたエアバッグ
26を、インフレーター21ごとケース19内に挿入し
て、各ボルト23bを、ケース19の各取付孔19fを
経てケース19から突出させ、突出した各ボルト23b
を、ナット24を使用してケース19に取り付けること
により、折り畳まれたエアバッグ26とインフレーター
21とをケース19内に収納する。また、インフレータ
ー本体22から延びる図示しないリード線は、ラッピン
グフィルムから出すとともに、ケース19の図示しない
挿通孔から出しておく。
グ装置M1を、フランジ部19dを利用して保持プレー
ト17に取付固定して、アセンブリー化し、エアバッグ
カバー12を取付済みの保持プレート17の左右方向の
両端を、左右に配置された車両のフレーム部FC・FR
に、それぞれ、ボルト止めして固定する。そして、図示
しないリード線を制御回路に結線して、インパネ10等
を車両に装着すれば、図1〜4に示すように、エアバッ
グ装置M1を車両に搭載することができる。
ンフレーター本体22に所定の電気信号が入力されれ
ば、図5に示すように、ガス吐出口22aから膨張用ガ
スGが吐出されて、エアバッグ26が膨張し、図示しな
いラッピングフィルムを破断するとともに、エアバッグ
カバー12の扉部14を押し開いて、コラムカバー下面
8aに沿うように、上方に向かって展開膨張することと
なる。
は、シリンダタイプのインフレーター21を、軸方向C
Oがケース周壁部19aの軸方向Oと略平行となるよう
に配置させている構成である。即ち、シリンダタイプの
インフレーター21は、図2・3に示すように、外径寸
法D1より軸方向COの長さ寸法w1を長くしているた
め、軸方向COがケース周壁部19aの軸方向Oと略平
行となるように、インフレーター21をケース19内に
配置させる構成とすれば、ケース19の軸直交方向とな
る上下・左右方向の幅寸法w2・w3を、インフレータ
ー21の外径寸法D1に、ケース19内に折り畳まれて
収納されるエアバッグ26の収納スペースを確保可能な
寸法を加えた寸法に設定すればよい。その結果、軸方向
COをケース周壁部19aの軸方向Oと略直交させてイ
ンフレーター21をケース19内に配置させる場合に比
して、ケース19の軸直交方向となる上下・左右方向の
幅寸法w2・w3を小さくすることができる。
は、ケース19の軸直交方向の幅寸法w2・w3を小さ
くして、狭い収納スペースに配置させることができる。
ッグ装置M2について説明をする。エアバッグ装置M2
は、図7に示すように、インフレーターとして、ディス
クタイプのインフレーター35を使用する構成である。
エアバッグ装置M2は、インフレーター35及びケース
32以外は、前述のエアバッグ装置M1と同様の構成で
あり、同一の図符号を付して説明を省略する。
バッグ26と、エアバッグ26に膨張用ガスを供給する
ディスクタイプのインフレーター35と、エアバッグ2
6とインフレーター35とを収納するケース32と、を
備えて構成されている。そして、エアバッグ装置M2
は、前述のエアバッグ装置M1と同様に、ケース32
を、保持プレート17の車両前方側に配置させるように
して、保持プレート17に取り付けられている。
四角筒形状の周壁部32aと、周壁部32aの車両前方
側を塞ぐ略長方形状の底壁部32bと、を備えて構成さ
れている。そして、周壁部32aの車両後方側における
開口32c周縁には、前述のケース19と同様に、ケー
ス32を保持プレート17に取り付けるためのフランジ
部32dが外方に突出して形成されている。そして、周
壁部32aにおける上部側壁部32eには、図7〜9に
示すように、インフレーター35の後述する本体35a
を挿通させるための挿通孔32fと、インフレーター3
5をケース32に取り付けるための4本のボルト38を
挿通させる4つの取付孔32gと、が形成されている。
ケース32は、図7〜9に示すように、周壁部32aの
上部側壁部32eにインフレーター35を取付固定し
て、ケース32内におけるインフレーター35の下方側
に、折り畳まれたエアバッグ26を収納する構成であ
る。
うに、ディスクタイプであり、電気信号を入力させて膨
張用ガスGを吐出可能に構成された略円柱状の本体35
aと、本体35aの外周面から突出する略四角環状のフ
ランジ部35bと、を備えている。本体35aの下方側
の端部には、複数のガス吐出口35cが形成されてお
り、フランジ部35bには、エアバッグ26内に配置さ
れるリテーナ37に形成されるボルト38を挿通させる
ための挿通孔35cが4つ形成されている。また、本体
35aには、図示しないリード線が結線されている。
は、エアバッグ26内に配置される略四角環状のリテー
ナ37に形成される各ボルト38を、図9に示すよう
に、エアバッグ26の後述する挿通孔27a・ケース3
2の取付孔32g・インフレーター35のフランジ部3
5bに形成される挿通孔35dに挿通させて、それぞ
れ、ナット39止めすることにより、ケース32の上部
側壁部32eに取付固定されている。そして、インフレ
ーター35は、図7に示すように、その軸方向DOをケ
ース周壁部32aの軸方向Oと略直交させて、ケース3
2の上部側壁部32e(周壁部32a)に取付固定され
ることとなる。
バッグ装置M1と同様に、ケース32の開口32cと連
通するように開口17aが形成されており、エアバッグ
カバー12には、前述のエアバッグ装置M1と同様に、
周囲に車内側から見て逆U字形状となる薄肉の破断予定
部13を配設させて構成される下開きの扉部14が配置
されている。
アバッグ26は、図10・11に示すように、テザー2
9を3箇所に配置させている。このうち、エアバッグ2
6の車両前方側に配置されるテザー29・29は、前述
のエアバッグ装置M1と同様に、インフレーター35を
挟むように、インフレーター45の左右方向に2つ配置
されている。また、上側布27には、リテーナ37の各
ボルト38を挿通させるための挿通孔27aと、インフ
レーター35の本体35aを挿通させるための円形に開
口した挿通孔27bと、が形成されている。
ディスクタイプのインフレーター35を、軸方向DOを
ケース周壁部32aの軸方向Oと略直交させるように、
ケース32の上部側壁部32e(周壁部32a)に取付
固定している構成である。即ち、ディスクタイプのイン
フレーター35は、図7に示すように、軸方向DOの長
さ寸法(厚さ寸法)w4よりもリテーナ37を含めた外
径寸法D2を長くしているため、軸方向DOがケース3
2の周壁部32aと略直交するように、インフレーター
35をケース32の上部側壁部32e(周壁部32a)
に取付固定すれば、周壁部32aにおける上部側壁部3
2eから上部側壁部32eと対向する下部側に配置され
る壁部32hまでの距離、即ち、ケース周壁部32aの
軸直交方向となる上下方向の幅寸法w5を、インフレー
ター35の軸方向DOの長さ寸法(厚さ寸法)w4に、
ケース32内に折り畳まれて収納されるエアバッグ26
の収納スペースを確保可能な寸法を加えた寸法に設定す
ればよい。その結果、インフレーター35を、軸方向D
Oがケース周壁部32aの軸方向Oと平行となるよう
に、ケース32の底壁部32bに取付固定する場合に比
して、ケース周壁部32aの軸直交方向となる上下方向
の幅寸法w5を小さくすることができる。
は、ケース32の軸直交方向の幅寸法w5を小さくし
て、狭い収納スペースに配置させることができる。
インフレーター35のガス吐出口35cから膨張用ガス
Gが吐出されれば、エアバッグ26が、前述のエアバッ
グ装置M1と同様に、エアバッグカバー12の扉部14
を押し開くようにして展開膨張することとなる。
る上部側壁部32eにインフレーター35を取付固定し
ているが、インフレーター35を配置させる位置はこれ
に限られるものではなく、周壁部32aにおける下部側
壁部32h、もしくは、左右側壁部に配置させてもよ
い。インフレーター35を周壁部32aにおける左右側
壁部に配置させる場合には、ケース周壁部32aの軸直
交方向である左右方向の幅寸法w6(図9参照)を小さ
くすることが可能となる。
ッグ装置M3について説明をする。エアバッグ装置M3
は、図12に示すように、シリンダタイプのインフレー
ター45が、ケース42内に折り畳まれて収納されたエ
アバッグ26に膨張用ガスを供給するガス供給路46を
有して、ケース42の外方に配置されている構成であ
る。そして、エアバッグ装置M3は、インフレーター4
5、ガス供給路46、及び、ケース42以外は、前述の
エアバッグ装置M1・M2と同様の構成であり、同一の
図符号を付して説明を省略する。
に、略四角筒形状の周壁部42aと、周壁部42aの車
両前方側を塞ぐ略長方形形状の底壁部42bと、を備え
て構成されている。そして、周壁部42aの車両後方側
における開口42c周縁には、前述のケース19・32
と同様に、ケース42を保持プレート17に取り付ける
ためのフランジ部42dが外方に突出して形成されてい
る。そして、ケース42の底壁部42bには、図13に
示すように、ガス供給路46を挿通させるための挿通孔
42eが形成されている。ケース42は、図13・14
に示すように、周壁部42aにおける下部側壁部42f
近傍に、ケース周壁部42aの軸方向Oと略平行となる
ようにガス供給路46の後述する端部46bを配置さ
せ、ケース42内におけるガス供給路46の左右両側
に、折り畳まれたエアバッグ26を収納する構成であ
る。
て、図12に示すように、一方の端部46aを、インフ
レーター45に連結させ、他方の端部46bを、ケース
42内に折り畳まれて収納されるエアバッグ26に連結
させる構成である。インフレーター45は、ケース42
の車両前方側におけるフロアパネル等のフレームFFに
取付固定されている。ガス供給路46の端部46bは、
図13に示すように、ケース42に形成される挿通孔4
2e及びエアバッグ26に形成される挿通孔26cを挿
通して、エアバッグ26内に挿入されており、エアバッ
グ26内に膨張用ガスGを流入させる複数のガス吐出口
46cが、端部46bの軸方向に沿って形成されてい
る。そして、エアバッグ26とガス供給路46とは、図
13に示すように、クランプ47により連結固定されて
いる。
バッグ装置M1・M2と同様に、ケース52の開口52
cと連通するように開口17aが形成されており、エア
バッグカバー12には、前述のエアバッグ装置M1・M
2と同様に、周囲に車内側から見て逆U字形状となる薄
肉の破断予定部13を配設させて構成される下開きの扉
部14が配置されている。
れば、インフレーター45はケース42内に配置され
ず、ケース42内には、折り畳まれたエアバッグ26
と、エアバッグ26に膨張用ガスGを供給するガス供給
路46のみが配置されることとなる。このガス供給路4
6は、ガス発生機構を設けなくてもよく、膨張用ガスG
を通過させるだけでよいことから、インフレーター45
に比して容積を小さくすることができる。例えば、実施
形態のガス供給路46は、シリンダタイプのインフレー
ターに比して、外径寸法D3を小さくできるため、シリ
ンダタイプのインフレーター21をケース19内に配置
させたエアバッグ装置M1に比して、ケース周壁部42
aの軸直交方向となる上下・左右方向の幅寸法w7・w
8を、一層、小さくすることができる。
は、ケースの軸直交方向の幅寸法w7・w8を小さくし
て、狭い収納スペースに配置させることができる。
・46b間の中間部46dは、エアバッグ装置M3の周
囲に配置される部材と干渉しないように折曲させて配設
されていればよいことから、周囲が狭くとも、容易に配
設することが可能である。
レーター45が作動すれば、インフレーター45からの
膨張用ガスGが、ガス供給路46を経て、ガス吐出口4
6cからエアバッグ26内に吐出される。そして、膨張
するエアバッグ26が、エアバッグカバー12の扉部1
4を押し開くようにして展開膨張することとなる。
別位置に配設させる場合には、図15〜17に示すエア
バッグ装置M4のように、ガス供給路46の端部46b
を、ケース周壁部42aの軸方向Oと略直交するよう
に、ケース42内に配置させる構成としてもよい。エア
バッグ装置M4は、ガス供給路46の端部46bをケー
ス周壁部42aの軸方向Oと略直交するように、ケース
42内に配置させる以外は、前述のエアバッグ装置M3
と同様の構成であり、同一の図符号を付して説明を省略
する。
路46を挿通させるための挿通孔42eは、図17に示
すように、ケース周壁部42aに形成されている。そし
て、ケース42は、図16・17に示すように、底壁部
42b近傍に、ケース周壁部42aの軸方向Oと略直交
するように、底壁部42bの長手方向に沿わせてガス供
給路46を配置させ、ケース42内におけるガス供給路
46の車両後方側に、折り畳まれたエアバッグ26を収
納する構成である。
れば、ガス供給路46はシリンダタイプのインフレータ
ーに比して、外径寸法D3を小さくしていることから、
例えば、図1〜3に示すシリンダタイプのインフレータ
ー21を、エアバッグ装置M4と同様に、軸方向がケー
ス周壁部19aの軸方向Oと略直交するように、ケース
19内に配置させる場合に比して、ケース周壁部42a
の軸直交方向となる上下方向の幅寸法w9を小さくする
ことができる。また、このような構成とした場合には、
ケース42の車両前方側への奥行き寸法w10も小さく
することができる。
は、ケース19・32・42と保持プレート17とを別
体で形成しているが、ケース19・32・42を保持プ
レート17とともに、板金等の金属材を利用したプレス
加工や溶接、あるいは、アルミニウム等の軽合金材料を
利用したダイカスト鋳造等によって、一体的に形成して
もよい。さらにまた、上記各エアバッグ装置M1〜M4
では、エアバッグを収納するケース19・32・42
を、保持プレート17に保持させて配設させているが、
ケース19・32・42を、例えば、ステアリングコラ
ム3におけるコラムチューブ5の移動しない部位に、ブ
ラケット等を利用して、コラムカバー8自体の内部に配
設させる構成としてもよい。あるいは、コラムカバー8
の下方にインパネ10のロアパネルが配設される場合に
は、そのロアパネル内に、ケース19・32・42を収
納して配設させてもよい。
装置の使用状態を示す断面図である。
である。
る。
る。
グ装置の断面図である。
VIII方向から見た正面図である。
ある。
エアバッグ装置の概略図である。
図である。
エアバッグ装置の概略図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 折り畳まれたエアバッグと、該エアバッ
グに膨張用ガスを供給するインフレーターと、前記エア
バッグ及び前記インフレーターを収納してステアリング
コラムの下方位置に配置されるケースと、を備えて構成
されて、 膨張用ガスを流入させた前記エアバッグが、前記ケース
の開口から車両後方側へ突出して展開膨張し、運転者の
膝を保護可能な膝保護用エアバッグ装置であって、 前記ケースが、車両後方側を開口として、周壁部と、該
周壁部の車両前方側を覆う底壁部と、を備え、 前記インフレーターが、シリンダタイプとして、軸方向
を前記ケース周壁部の軸方向と略平行に配置させて、前
記ケース内に収納されていることを特徴とする膝保護用
エアバッグ装置。 - 【請求項2】 折り畳まれたエアバッグと、該エアバッ
グに膨張用ガスを供給するインフレーターと、前記エア
バッグ及び前記インフレーターを収納してステアリング
コラムの下方位置に配置されるケースと、を備えて構成
されて、 前記ケースが、車両後方側を開口として、周壁部と、該
周壁部の車両前方側を覆う底壁部と、を備え、 膨張用ガスを流入させた前記エアバッグが、前記ケース
の開口から車両後方側へ突出して展開膨張し、運転者の
膝を保護可能な膝保護用エアバッグ装置であって、 前記インフレーターが、ディスクタイプとして、軸方向
を前記ケース周壁部の軸方向と略直交させて、前記ケー
スの周壁部に取付固定されていることを特徴とする膝保
護用エアバッグ装置。 - 【請求項3】 折り畳まれたエアバッグと、該エアバッ
グに膨張用ガスを供給するインフレーターと、該エアバ
ッグを収納してステアリングコラムの下方位置に配置さ
れるケースと、を備えて構成されて、 膨張用ガスを流入させた前記エアバッグが、前記ケース
の開口から車両後方側へ突出して展開膨張し、運転者の
膝を保護可能な膝保護用エアバッグ装置であって、 前記ケースが、車両後方側を開口として、周壁部と、該
周壁部の車両前方側を覆う底壁部と、を備え、 前記インフレーターが、前記ケース内に折り畳まれて収
納された前記エアバッグに膨張用ガスを供給するガス供
給路を有して、前記ケースの外方に配置されていること
を特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7226077B2 (en) | 2003-09-09 | 2007-06-05 | Takata Corporation | Airbag, airbag assembly and airbag device |
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JP2000512951A (ja) * | 1997-03-21 | 2000-10-03 | ペトリ アクチエンゲゼルシャフト | 折り畳まれたガス袋を備えたエアバッグモジュール、殊に同乗者用エアバッグモジュール、並びに折り畳みのための方法及び装置 |
-
2001
- 2001-05-21 JP JP2001150478A patent/JP3807251B2/ja not_active Expired - Fee Related
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