JP2002336437A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002336437A
JP2002336437A JP2001147755A JP2001147755A JP2002336437A JP 2002336437 A JP2002336437 A JP 2002336437A JP 2001147755 A JP2001147755 A JP 2001147755A JP 2001147755 A JP2001147755 A JP 2001147755A JP 2002336437 A JP2002336437 A JP 2002336437A
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JP2001147755A
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Kishio Sugijima
紀志男 杉島
Keiji Mori
圭史 森
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Sansei R&D Co Ltd
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Sansei R&D Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤を交換する際に、前記遊技盤と該遊技
盤以外を接続する複数の接続部材の配線をより効率的に
行うことができる遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技領域が形成されて取り外し交換可能
に遊技機1の所定位置に取り付けられた遊技盤3と、遊
技盤3を該遊技盤3以外の遊技機部分と接続するための
接続部材を含む複数の接続部材Hとを備えた遊技機1に
おいて、複数の接続部材Hには少なくとも一端に遊技盤
3又は該遊技盤3以外の遊技機部分あるいは他の接続部
材Hと接続される接続箇所C1,C2を備えるものを含
み、遊技盤3の取り外し時に前記接続箇所C1,C2で
の接続解除が必要な接続部材Hと接続解除が不要な接続
部材Hとを識別するための識別手段を前記接続部材Hに
設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機
に関し、特には遊技盤と前記遊技盤以外を接続する複数
の接続部材を備える遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機
には、遊技者の発射操作に応じて遊技球が発射される遊
技領域の形成された遊技盤が、遊技機から取り外し可能
に設けられている。前記遊技盤には遊技球が入賞する各
種の入賞口、該入賞口への遊技球の入賞により決定され
る図柄等を変動及び停止表示する表示装置、該表示装置
への図柄等の表示制御を行う表示制御基板、前記表示装
置における変動及び停止表示する図柄等に対応して発生
させる演出音等を制御する音声制御基板、遊技者の遊技
状態を報知するランプ表示器の表示制御を行うランプ制
御基板等の多数の電気部品が配置されている。また、前
記遊技機における遊技盤以外の部分には、遊技球の各種
入賞口への入賞により賞球を払い出す制御を行う賞球払
出制御基板、前記各電気部品に接続される装置を制御す
る主制御基板等が配置されており、前記遊技盤と該遊技
盤以外にそれぞれ配置された電気部品同士等が複数の接
続部材により接続されることにより遊技機の制御が行わ
れている。
【0003】一般的に、遊技施設に設置された遊技機に
おいては、遊技者を飽きさせないようにするため遊技内
容を頻繁に変更する傾向があり、その際には遊技盤やそ
れと関連する電気部品等のみを交換し、交換の必要がな
い電気部品等はそのまま使用するようにしている。ま
た、メンテナンスの点から遊技盤を交換しなければなら
ないこともある。なお、従来、前記遊技盤の交換作業が
しやすいように、接続部材の接続解除順や接続順に接続
部材の色を変化させ、その作業手順を掲載した作業説明
書を用意することも一部で行われている。
【0004】しかしながら、前記接続解除順や接続順に
接続部材の色を変化させた遊技機にあっては、接続解除
が必要な接続部材と接続解除が不要な接続部材との区別
を接続部材の色で示しているわけではなく、しかも接続
解除順や接続順に色を変化させるには使用する色の種類
が多数になるため、作業説明書を見ながら作業しなけれ
ば、接続解除する接続部材と接続解除しなくてもよい接
続部材との区別がつかず、作業が面倒であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な状況に鑑み提案されたものであり、遊技盤を交換する
際に、前記遊技盤と該遊技盤以外を接続する複数の接続
部材の配線をより効率的に行うことができる遊技機を提
供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、遊技領域が形成されて取り外し交換可能に遊技機
の所定位置に取り付けられた遊技盤と、前記遊技盤を該
遊技盤以外の遊技機部分と接続するための接続部材を含
む複数の接続部材とを備えた遊技機において、前記複数
の接続部材には少なくとも一端に遊技盤又は該遊技盤以
外の遊技機部分あるいは他の接続部材と接続される接続
箇所を備えるものを含み、前記遊技盤の取り外し時に前
記接続箇所での接続解除が必要な接続部材と接続解除が
不要な接続部材とを識別するための識別手段を前記接続
部材に設けたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2の発明は、遊技領域が形成
されて取り外し交換可能に遊技機の所定位置に取り付け
られた遊技盤と、前記遊技盤を該遊技盤以外の遊技機部
分と接続するための接続部材を含む複数の接続部材とを
備えた遊技機において、前記複数の接続部材には少なく
とも一端に遊技盤又は該遊技盤以外の遊技機部分あるい
は他の接続部材と接続される接続箇所を備えるものを含
み、前記遊技盤との接続に利用される接続部材とそれ以
外の接続部材とを識別するための識別手段を接続部材に
設けたことを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項1において、識
別手段が遊技盤取り外し時に接続解除の必要な接続箇所
と接続解除の不要な接続箇所を識別するものであること
を特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項2において、識
別手段が遊技盤との接続に利用される接続箇所とそれ以
外の接続箇所を識別するものであることを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項1から4のいず
れか1項において、識別手段が接続部材又は接続箇所に
付された色であることを特徴とする。
【0011】請求項6の発明は、請求項1から5のいず
れか1項において、識別手段が接続部材又は接続箇所の
形状であることを特徴とする。
【0012】請求項7の発明は、請求項1から6のいず
れか1項において、識別手段が接続部材又は接続箇所に
付された記号であることを特徴とする。
【0013】請求項8の発明は、請求項1から7のいず
れか1項において、識別手段が遊技盤取り外し及び取り
付け時における接続箇所の接続解除及び接続の順序表示
を含むことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に基づきこの発明
の好適な実施形態を説明する。図1はこの発明の一実施
例に係る遊技機全体の正面図、図2は同遊技機の遊技盤
の正面図、図3は同遊技機全体の裏面図、図4は同遊技
機の制御系を簡単に示すブロック図、図5は同遊技機全
体裏面の要部を示す斜視図、図6は同遊技機の電気部品
とその配線を示す概略図、図7は同遊技機に使用される
接続部材が備える接続箇所の一実施例を示す正面図及び
側面図である。
【0015】図1及び図2に示す遊技機1は、枠体2の
内側に遊技者の発射操作に応じて遊技球が発射される遊
技領域6が形成された遊技盤3が取り外し交換可能に収
容されており、前記遊技盤3の遊技盤面3aの縁に遊技
球の外側誘導レール4及び内側誘導レール5が略円形に
立設され、遊技盤面3aの前記外側誘導レール4と内側
誘導レール5によって囲まれた前記遊技領域6の中心線
上にその上部から下部に向かって順に画像表示装置9、
上側第1種始動入賞口10及び普通電動役物で可動片1
1a,11bを有する下側第1種始動入賞口11、特別
電動役物である大入賞口15、開閉板61、特定領域入
賞口63、アウト口17(排出口とも称される。)が配
設され、また上方両側にはランプ風車18a,18b、
その下方に普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図
柄変動開始用右ゲート21、その下方に風車22a,2
2b、その下方に左袖入賞口23と右袖入賞口25、さ
らには前記大入賞口15の両側に左落とし入賞口27と
右落とし入賞口29が配設されている。
【0016】前記遊技機1の前面側にはガラス枠31、
各種入賞口への入賞や払い出された遊技球を受けるため
の上側球受け皿32、該上側球受け皿32を取り付ける
ための取付板33、前記上側球受け皿32の飽和時に遊
技球を受けるための下側球受け皿34、遊技状態を報知
するランプ表示器35,36、音声や効果音を発して遊
技状態を遊技者に報知するスピーカ37、遊技者の発射
操作に応じて遊技球を遊技領域6に向けて弾発発射する
発射装置91等がそれぞれ組み付けられている。
【0017】さらに、この遊技機1にはカードユニット
151が設けられており、貸球情報が記録されたプリペ
ードカードをカードユニット151のカード挿入口Uに
挿入すると、該プリペードカードに記録されている貸出
可能度数が度数表示部53に表示され、遊技者が球貸ボ
タン51を操作することにより所定数の貸球が払い出さ
れ、遊技者が遊技を中止したいときには、カード返却ボ
タン52を操作することによりプリペードカードがカー
ド挿入口Uから排出されるようになっている。
【0018】前記画像表示装置9に関し符号41は数
字,アルファベット,記号あるいは絵等の図柄を変動表
示及び停止表示可能な普通図柄表示装置、43は同じく
特別図柄表示装置、45は普通図柄表示装置41の7セ
グメントLED等からなる普通図柄表示部、47はLE
D等からなる普通図柄変動数記憶表示器、49は表示装
置9の窓枠部、50は特別図柄表示装置43の液晶表示
盤(LCD)等からなる画像表示部、51はLED等か
らなる特別図柄変動数記憶表示器である。なお、前記特
別図柄表示装置43の画像表示部50は、前記したよう
な液晶表示盤に限られるものではなく、LED、EL、
CRTやその他発光体で構成されていてもよい。
【0019】次に、前記発射装置91等について説明す
る。この発射装置91は、図1及び図3から理解される
ように、遊技に関する操作部としての発射操作ハンドル
92の操作により駆動する発射モータ93と、該発射モ
ータ93の駆動により間欠的に揺動して遊技球を弾発発
射する打球槌94とを有している。前記発射装置91に
より発射された遊技球は、前記遊技盤面3aに立設され
た外側誘導レール4と内側誘導レール5間で構成される
発射遊技媒体誘導路を介して遊技領域6に誘導されるよ
うになっている。前記発射遊技媒体誘導路により遊技領
域6に誘導された遊技球は、転動しつつ下方へ落下し、
前記各装置及び各入賞口に入賞するか、あるいは何処に
も入賞しなければ前記アウト口17から遊技盤3の裏側
へ排出されるように構成される。
【0020】図3中の符号101は遊技球を溜めるタン
ク、102はタンクレール、103は枠用外部出力端
子、104は枠用外部出力端子基板、105は枠飾りラ
ンプ中継基板、106は受電基板、107は空切り防止
スイッチ、108は空切り防止スイッチ基板、109は
盤面用外部出力端子、110は盤面用外部出力端子基
板、111は中央カバー、112は音声制御基板、11
3はフォト分配基板、114は電源基板、115はラン
プ制御基板、116はエラー表示部、117はミドルプ
レート、118は賞球払出制御基板、119は発射装置
制御基板、120は下基板ベース、121は主制御基
板、122はカードインターフェイス接続部、123,
124は電源プラグである。
【0021】図4は、上記遊技機1の制御系を簡単に示
すブロック図である。このブロック図に示すように、当
該遊技機1は、前記画像表示装置9の普通図柄表示装置
41及び特別図柄表示装置43における図柄変動表示の
制御や各入賞口に入賞した際の遊技球(賞球)の払出制
御や大当り時における大入賞口の作動の制御等、遊技に
必要な種々の処理を行う回路として、主制御回路14
0、該主制御回路140に接続される電源回路141、
中継回路142、ランプ制御回路143、音声制御回路
144、表示制御回路145、フォト分配回路146、
払出制御回路147、該払出制御回路147に接続され
る発射制御回路148、情報出力回路149、該情報出
力回路149に接続されている管理装置150を備えて
いる。
【0022】前記主制御回路140は、所定の制御プロ
グラムや初期データを記憶するROM、該ROMの制御
プログラムに従って各種演算処理を実行するCPU、該
CPUによる演算結果を一時的に記憶するRAMを有す
るコンピュータと、該コンピュータと前記各回路141
〜150、特別図柄変動開始スイッチやその他センサ、
スイッチ類等を結ぶ入出力回路等で構成される。
【0023】前記中継回路142には大入賞口15が、
前記ランプ制御回路143には遊技盤3のランプ表示器
36における左サイドランプ、右サイドランプ及びその
他のランプ等が接続されている。
【0024】前記音声制御回路144は、遊技状態に対
応して予め決められている演出音用の電気信号を発生さ
せるためのものであり、この音声制御回路144に接続
される前記スピーカー37から電気信号に対応した演出
音が発生される。
【0025】前記表示制御回路145は、内部に制御
部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタ、各種フラグ
等を有し演算制御を行うCPUと、各種データの記憶領
域と前記CPUによる作業領域を有するRAMと、前記
普通図柄表示装置41及び特別図柄表示装置43等への
表示データや各種表示プログラム等の図柄データが書き
込まれているROM等を備えている。前記フォト分配回
路146及び払出制御回路147には賞球払出装置95
が接続され、前記払出制御回路147には前記カードユ
ニット151及び球貸装置96が接続されている。ま
た、前記発射制御回路148には前記発射装置91が接
続されている。さらに、前記情報出力回路149を介し
て、大当り情報や図柄確定情報、確率変動情報等の各種
遊技情報がホストコンピュターであるホール用の管理装
置150に出力される。
【0026】次に、この発明の一実施例に係る遊技機1
において、電気回路等が形成された基板等からなる電気
部品及び該電気部品同士の接続について順次説明する。
この遊技機1では、前記電気部品が配置される主な部材
として、図5及び図6に示すように、前記枠体2及び遊
技盤3の他に機構盤7を備える。
【0027】前記枠体2に配置される主な基板等として
は、スピーカ37、枠飾りランプ基板169、度数表示
基板175、球貸操作基板176がある。また、前記遊
技盤3に配置される基板等としては、音声制御基板11
2、ランプ制御基板115、図柄制御基板161、特別
図柄表示装置43、普通図柄表示制御基板162、第1
種始動入賞口検出スイッチA163、第1種始動入賞口
検出スイッチB164、入賞スイッチ中継基板165、
該入賞スイッチ中継基板165に接続されているスイッ
チ類166がある。また、前記機構盤7に配置される基
板等としては、受電基板106、電源基板114、発射
装置制御基板119、主制御基板121、枠用外部出力
端子基板104、補助スイッチA170,B171、枠
飾りランプ中継基板105、空切り防止スイッチ基板1
08、盤面用外部出力端子基板110、フォト分配基板
113、賞球センサ167A,167B、賞球払出制御
基板118、球貸モータ172、球貸センサ173、賞
球モータ174、マンタンスイッチ168、金枠スイッ
チ中継基板178がある。
【0028】以下、前記電気部品等の接続について図6
に従って説明する。この遊技機1では、遊技施設に設け
られた外部電源(図示せず)から供給される交流電力
(この実施例ではAC24V)を前記受電基板106に
より受電し、該受電した交流電力を機構盤7の電源基板
114により所定の電圧である直流電力に変換するよう
になっている。この電源基板114の出力側には、前記
直流電力を遊技盤3の音声制御基盤112、ランプ制御
基板115、図柄制御基板161に、また機構盤7の主
制御基板121、賞球払出制御基板118、発射装置制
御基板119にそれぞれ分電する分電回路(図示せず)
が内蔵され、この分電回路に設けられた接続箇所(以下
コネクタと称する。)と前記各基板112,115,
161,121,118,119に設けられたコネクタ
とをそれぞれ接続部材(以下ハーネスと称する。)H
で接続することにより、各基板112等にそれぞれ必要
な直流電力を供給している。前記ハーネスHの両端も接
続箇所としてコネクタが形成されている。なお、前記ハ
ーネスHはその用途等に応じて線の数や太さ等が変化し
ており、ハーネスH両端のコネクタ及び基板のコネクタ
も接続部位やハーネスの種類等に応じてサイズや形状が
異なったものとされており、以下におけるハーネス及び
コネクタの説明でも同様である。
【0029】前記機構盤7の主制御基板121は、前記
電源基板114から供給された直流電力を遊技盤3及び
機構盤7に配置された前記複数の基板等に分電したり、
該複数の基板の回路等との間で制御信号等を送受信した
りするための接続用コネクタが設けられ、該複数の接
続用コネクタと前記複数の基板等のコネクタとが複数
のハーネスHにより接続されるようになっている。
【0030】前記主制御基板121と接続される遊技盤
3上の基板としては、前記図柄制御基板161、普通図
柄表示制御基板162、第1種始動入賞口検出スイッチ
A163、第1種始動入賞口検出スイッチB164、入
賞スイッチ中継基板165、音声制御基板112、ラン
プ制御基板115が挙げられる。さらに、前記遊技盤3
上においては、前記図柄制御基板161に特別図柄表示
装置43が、また前記入賞スイッチ中継基板165にス
イッチ類166がそれぞれハーネスHにより接続されて
いる。他方、前記遊技盤3の音声制御基板112には前
記枠体2のスピーカ37がハーネスHで接続され、また
前記遊技盤3のランプ制御基板115には機構盤7の枠
飾りランプ中継基板105がハーネスHで接続され、さ
らに前記機構盤7の枠飾りランプ中継基板105には枠
体2の枠飾りランプ基板169がハーネスHで接続され
ている。
【0031】また、前記主制御基板121が配置されて
いる機構盤7上で当該主制御基板121と接続される基
板としては、空切り防止スイッチ基板108、盤面用外
部出力端子基板110、フォト分配基板113、マンタ
ンスイッチ168、枠用外部出力端子基板104、賞球
払出制御基板118、金枠スイッチ中継基板178があ
る。さらに、前記機構盤7上では、前記フォト分配基板
113に賞球センサ167A,167Bが、前記枠用外
部出力端子基板104に補助スイッチA及びB170,
171と賞球払出制御基板118が、該賞球払出制御基
板118に球貸モータ172と球貸センサ173と賞球
モータ174がそれぞれハーネスHで接続されている。
また、前記機構盤7の賞球払出制御基板118は枠体2
の度数表示基板175とハーネスHで接続され、さらに
前記度数表示基板175に枠体2の球貸操作基板176
がハーネスHで接続されている。他方前記機構盤7の金
枠スイッチ中継基板178には、枠体2の金枠スイッチ
177がハーネスHで接続されている。
【0032】前記機構盤7上で電源基板114と接続さ
れた発射装置制御基板119には、前記枠体2の発射操
作ハンドル92及び発射モータ93がハーネスHにより
接続される。また、前記枠体2と機構盤7とを接続する
接続部材として、前記ハーネスH以外に接地線Gが配線
されている。
【0033】この実施例の遊技機1においては、前記遊
技盤3が交換可能となっており、遊技盤3を取り外す際
に、前記複数の接続部材(ハーネスH及び接地線G)の
うち、前記接続箇所(コネクタ)での接続解除が必要な
接続部材と接続解除が不要な接続部材とを容易に識別で
きるようにするため、前記接続解除が必要な接続部材の
コネクタ及び電気部品(各種基板等)のコネクタには、
識別手段として記号(この例では数字とアルファベッ
ト)が付されたシールが貼られ、接続解除不要なコネク
タには記号のシールが貼られていない。したがって、前
記遊技盤の取り外し時には、後記するように前記記号が
付されたコネクタのみ接続解除を行えばよい。
【0034】図7に、前記ハーネスHの両端及び前記各
種基板等に設けられるコネクタの一例を示す。図7の正
面図(a)及び側面図(b)に示すハーネスHのコネク
タC1と各種基板等に用いられるコネクタC2は、互い
に接続及び解除可能な公知の形状からなり、その側面に
は、[1]〜[14]のいずれかの数字が付されたシールが
貼られている。また、前記数字に替えて[A]〜[K]のい
ずれかのアルファベットの付されたシールが前記コネク
タC1及びC2の側面に貼られたものもある。この例に
おいて前記数字[1]〜[14]は、前記遊技盤3の取り外
し時に接続解除が必要なコネクタのうち、前記機構盤7
における主制御基板121との接続に利用されているハ
ーネスH及び基板等のコネクタに用いられるのに対し、
前記アルファベット[A]〜[K]は、前記主制御基板12
1以外の基板等との接続に利用されるハーネスH及び基
板等のコネクタに用いられている。さらに、前記数字
[1]〜[14]は、主制御基板121に関する接続解除の
順序をも示し、また前記アルファベット[A]〜[K]は、
前記主制御基板121以外の基板等との接続解除の順序
をも示している。
【0035】また、この実施例においては、前記ハーネ
スHのコネクタC1と前記各種基板等のコネクタC2の
それぞれの側面に凹部C3,C4をコネクタ接続向き確
認手段として設け、両凹部C3,C4が同一直線上にな
るようにコネクタC1,C2を接続することで、コネク
タC1,C2の向きを間違えることなく容易に正しく接
続できるようになっている。
【0036】前記遊技機1から遊技盤3を取り外すにあ
たっては、通常主制御基板121も遊技盤3に合わせて
交換が必要となるため、まず最初に、機構盤7の主制御
基板121と遊技盤3及び機構盤7の各基板等とを接続
しているハーネスHのすべてについて、その主制御基板
121との接続を解除する必要がある。その際、無秩序
に接続を解除すると、ハーネスHが絡まって接続解除が
妨げられたり、ハーネスHが引っかかって遊技盤3が外
しにくくなったりする不具合を生じるため、この実施例
では、前記接続解除が必要なコネクタに付された [1]
〜[14]の順番にしたがって、ハーネスHの接続を解除
すれば、不具合なく、スムーズに接続解除できるように
なっている。さらに、前記の数字[1]〜[14]は、遊技
機1から遊技盤3を取り外す際に、前記ハーネスHの接
続解除が必要なコネクタのみに付されているため、接続
解除を忘れたり、余分なコネクタを接続解除することも
ない。前記主制御基板121に対するすべてのハーネス
Hの接続が解除された後、前記機構盤7から主制御基板
121を取り外す。その際、前記主制御基板121との
接続が解除されたハーネスHは、主制御基板側コネクタ
のみが接続解除された状態となっており、反対側のコネ
クタ部分では各種基板等に接続されたままとなってい
る。
【0037】次に、前記主制御基板121以外の基板等
のコネクタに接続されているハーネスHであって、前記
遊技盤3の取り外し時に接続解除が必要な接続箇所でハ
ーネスHの接続を解除する。その際、前記アルファベッ
ト[A]〜[K]の付された各基板等のコネクタ及びハーネ
スHのコネクタを、アルファベット[A]〜[K]の順序に
従って接続を解除する。さらに、前記アルファベット
[A]〜[K]は、前記の数字[1]〜[14]と同様に、遊技
機1から遊技盤3を取り外す際に、前記ハーネスHの接
続解除が必要なコネクタと接続解除が不要なコネクタと
を識別するものにも用いられているため、接続解除を忘
れたり、余分なコネクタ部分を接続解除することもな
い。これにより、前記機構盤7と遊技盤3の接続解除及
び、前記機構盤7と枠体2との接続解除を行うことがで
き、さらに前記機構盤7を枠体2に固定している留め具
S1〜S4等を解除することにより、前記機構盤7を枠
体2から取り外すことができる。その際、前記接続が解
除されたハーネスにおいて接続解除されたコネクタとは
反対側のコネクタでは各種基板等に接続されたままとな
っている。
【0038】そして、前記機構盤7を枠体2から取り外
した後、遊技盤3を枠体2に固定している留め具S5,
S6等を解除し、前記遊技盤3を前記枠体2から取り外
し、新たな遊技盤及び主制御基板を取り付ける。なお、
前記枠体2及び機構盤7に配置されている前記主制御基
板121以外の基板等については、通常交換不要のた
め、そのまま継続して使用することができる。
【0039】また、前記新たな遊技盤及び主制御基板に
は、取り外した旧遊技盤3及び旧主制御基板121と同
様の基板等やハーネスが設けられ、ハーネスのコネクタ
及び基板等のコネクタには、旧遊技盤3及び主制御基板
121と同様に前記の数字[1]〜[14]及びアルファベ
ット[A]〜[K]のシールが貼られている。そして新しい
遊技盤及び主制御基板の取り付けに際し、前記旧遊技盤
3及び旧主制御基板121の接続解除時とは逆の順序
([K]〜[A]及び[14]〜[1])に従って、新しい遊技
盤及び主制御基板におけるハーネスのコネクタあるいは
基板等のコネクタを所定のコネクタに接続するととも
に、その途中で前記機構盤7を取り付けることにより、
遊技機1へ新しい遊技盤を主制御基板とともに取り付け
ることができる。このように、前記のアルファベット
[K]〜[A]及び数字[14]〜[1]は、遊技機1に新しい
遊技盤を取り付ける際における、前記接続箇所を示すと
ともに接続順序を示すものとしても利用される。
【0040】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て構成の一部を適宜に変更して実施することができる。
例えば、上記実施例では、遊技機1から遊技盤3を取り
外す際に、接続解除が必要な接続部材と接続解除が不要
な接続部材とを識別するため、前記接続部材のコネクタ
や各種基板等のコネクタに記号として数字及びアルファ
ベットが付されているが、これに限定されず、前記数字
及びアルファベットに替えてローマ数字やカナ文字等を
用いるようにしてもよい。
【0041】また、上記実施例においては、前記基板等
のコネクタや該コネクタに接続される接続部材(ハーネ
スH)のコネクタの形状はいずれも長方形であるが、こ
れに限定されず、両コネクタを三角形等の適宜の形状に
変更することにより、遊技機1から遊技盤3を取り外す
際に、接続解除が必要な接続部材と接続解除が不要な接
続部材とをコネクタ形状で識別できるようにしてもよ
い。
【0042】さらに、上記実施例においては、接続部材
(ハーネスH)のすべてが同一の配色となっているが、
これに限定されず、前記遊技盤3の取り外し時に接続解
除が必要となる接続部材を赤色とし、それ以外の接続解
除不要な接続部材を青色とする等、接続部材に付される
色を異ならせることにより、遊技盤交換時に接続解除が
必要な接続部材とそれ以外の接続部材とを識別できるよ
うにしてもよい。なお、前記接続部材のコネクタや各種
基板等のコネクタについては、その接続部材に付される
色と同じ色を付すようにしてもよい。
【0043】加えて、上記のように接続部材の色を変化
させたりコネクタに記号等を直接設ける代りに、前記遊
技盤3の取り外し時に接続解除が必要となる接続部材
に、数字や記号を付した札やシール等を取り付けること
により、前記接続解除が必要な接続部材とそれ以外の接
続部材とを識別できるようにしてもよい。
【0044】さらに加えて、上記実施例においては、基
板等のコネクタと該コネクタに接続される接続部材(ハ
ーネスH)のコネクタのそれぞれには凹部を設け、前記
両凹部を同一線上にすることでその接続が正しく、かつ
容易にできるようにされているが、前記凹部に代えてコ
ネクタに付される色とは異なる色を付した線を両コネク
タに一直線に付けることにより、前記両コネクタの接続
が容易にできるにしてもよい。
【0045】上記実施例においては、複数の接続部材の
両端にはコネクタを備えているが、これに限定されず、
本発明は前記接続部材の少なくとも一端にコネクタを備
え、他端が遊技盤交換時に接続解除不要な基板等に直付
けされたものであってもよい。また、前記複数の接続部
材には、接続部材同士を接続する延長用接続部材(ハー
ネス,単線等)を含む等適宜のものにも適用することが
できる。
【0046】また、上記実施例においては、複数の接続
部材は遊技盤3と該遊技盤3以外の部分に配置された電
気部品(各種基板等)を接続する導電性を有するものと
されているが、これに限定されず、本発明は非電気部品
同士を接続する導電性を有しないもの等からなる接続部
材にも適用することができる。
【0047】なお、上記実施例では、パチンコ遊技機を
用いて説明してきたが、本発明はこれに限定されず、遊
技領域が形成され取り外し交換可能な遊技盤と、前記遊
技盤を該遊技盤以外の遊技機部分に接続する結線用接続
部材とを備える適宜の遊技機に適用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1の
発明に係る遊技機においては、遊技盤と該遊技盤以外の
部分を接続する複数の接続部材の接続箇所に対して、そ
の接続解除が必要な接続部材と接続解除が不要な接続部
材とを識別する識別手段が設けられているため、遊技機
に取り外し交換可能に設けられた遊技盤の取り外し時
に、前記接続解除が必要な接続部材を容易に特定するこ
とができるので、遊技盤の交換作業をより効率的に行う
ことができる。特に、遊技施設等に導入されている大量
の遊技機に対して、遊技盤を他の遊技性を有する遊技盤
に交換する際には、短期間での交換が要求されるが、こ
の発明のような識別手段を設けておくと、遊技盤交換作
業をスムーズに行うことができ、短時間で他の遊技性を
有する遊技機に変更できるので、極めて作業効率が良
い。
【0049】また、請求項2の発明においては、遊技盤
と該遊技盤以外の部分を接続する接続部材を含む複数の
接続部材の内、前記遊技盤と該遊技盤以外を接続する接
続部材とそれ以外の接続部材を識別する識別手段が接続
部材に設けられているため、遊技機から遊技盤を取り外
して交換する際に、前記遊技盤と該遊技盤以外を接続す
る接続部材を容易に特定することができ、遊技盤の交換
作業をさらに効率的に行うことができる。また、請求項
1の発明と同様に、特に、大量の遊技機に対して、遊技
盤を他の遊技性を有する遊技盤に交換する際にこの発明
のような識別手段を設けておくと、遊技盤交換作業をス
ムーズに行うことができ、短時間で他の遊技性を有する
遊技機に変更できるので、極めて作業効率が良い。
【0050】さらに、請求項3の発明においては、識別
手段が遊技機に取り外し交換可能に設けられた遊技盤の
取り外し時に、接続解除の必要な接続箇所と接続解除の
不要な接続箇所を識別するものであるため、遊技盤の取
り外し時に接続解除が必要な接続箇所を容易に特定する
ことができ、遊技盤の取り外し作業を効率的に行うこと
ができる。
【0051】また、請求項4の発明においては、識別手
段が遊技盤との接続に利用される接続箇所とそれ以外の
接続箇所を識別するものであるため、遊技盤の交換時に
必要な接続箇所を容易に特定することができる。
【0052】加えて、請求項5の発明においては、識別
手段が接続部材又は接続箇所に付される色であるため、
その識別手段を一目で明確に確認することができ、遊技
機から遊技盤を取り外す作業や前記遊技盤に接続されて
いる複数の接続部材を取り外す作業をより効率的に行う
ことができる。
【0053】さらに加えて、請求項6の発明において
は、識別手段が接続部材又は接続箇所の形状であるた
め、その識別手段を形状の違いにより容易に確認するこ
とができ、遊技機から遊技盤を取り外す作業や前記遊技
盤に接続されている複数の接続部材を取り外す作業をさ
らに効率的に行うことができる。
【0054】また、請求項7の発明においては、識別手
段が接続部材又は接続箇所に付された記号であるため、
その記号に注目させることにより識別手段を確認するこ
とができ、遊技機から遊技盤を取り外す作業や前記遊技
盤に接続されている複数の接続部材を取り外す作業を一
層効率的に行うことができる。
【0055】さらに、請求項8の発明においては、識別
手段に遊技盤の取り外し及び取り付け時における接続箇
所の接続解除及び接続の順序を示すものが含まれるた
め、遊技盤の取り付け及び取り外し作業においても作業
説明書を確認しながら作業する必要がなく、遊技盤の取
り付け及び取り外し作業や前記遊技盤に接続されている
複数の接続部材の取り付け及び取り外し作業をより一層
効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図
である。
【図2】同遊技機の遊技盤の正面図である。
【図3】同遊技機全体の裏面図である。
【図4】同遊技機の制御系を簡単に示すブロック図であ
る。
【図5】同遊技機全体裏面の要部を示す斜視図である。
【図6】同遊技機の電気部品とその配線を示す概略図で
ある。
【図7】同遊技機に使用される接続部材が備える接続箇
所の一実施例を示す正面図及び側面図である。
【符号の説明】
1 遊技機 3 遊技盤 C1,C2 接続箇所 G,H 接続部材 [1]〜[14],[A]〜[K] 識別手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月20日(2001.12.
20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 遊技機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機
に関し、特には遊技盤と前記遊技盤以外を接続する複数
の接続部材を備える遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機
には、遊技者の発射操作に応じて遊技球が発射される遊
技領域の形成された遊技盤が、遊技機から取り外し可能
に設けられている。前記遊技盤には遊技球が入賞する各
種の入賞口、該入賞口への遊技球の入賞により決定され
る図柄等を変動及び停止表示する表示装置、該表示装置
への図柄等の表示制御を行う表示制御基板、前記表示装
置における変動及び停止表示する図柄等に対応して発生
させる演出音等を制御する音声制御基板、遊技者の遊技
状態を報知するランプ表示器の表示制御を行うランプ制
御基板等の多数の電気部品が配置されている。また、前
記遊技機における遊技盤以外の部分には、遊技球の各種
入賞口への入賞により賞球を払い出す制御を行う賞球払
出制御基板、前記各電気部品に接続される装置を制御す
る主制御基板等が配置されており、前記遊技盤と該遊技
盤以外にそれぞれ配置された電気部品同士等が複数の接
続部材により接続されることにより遊技機の制御が行わ
れている。
【0003】一般的に、遊技施設に設置された遊技機に
おいては、遊技者を飽きさせないようにするため遊技内
容を頻繁に変更する傾向があり、その際には遊技盤やそ
れと関連する電気部品等のみを交換し、交換の必要がな
い電気部品等はそのまま使用するようにしている。ま
た、メンテナンスの点から遊技盤を交換しなければなら
ないこともある。なお、従来、前記遊技盤の交換作業が
しやすいように、接続部材の接続解除順や接続順に接続
部材の色を変化させ、その作業手順を掲載した作業説明
書を用意することも一部で行われている。
【0004】しかしながら、前記接続解除順や接続順に
接続部材の色を変化させた遊技機にあっては、接続解除
が必要な接続部材と接続解除が不要な接続部材との区別
を接続部材の色で示しているわけではなく、しかも接続
解除順や接続順に色を変化させるには使用する色の種類
が多数になるため、作業説明書を見ながら作業しなけれ
ば、接続解除する接続部材と接続解除しなくてもよい接
続部材との区別がつかず、作業が面倒であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な状況に鑑み提案されたものであり、遊技盤を交換する
際に、前記遊技盤と該遊技盤以外を接続する複数の接続
部材の配線をより効率的に行うことができる遊技機を提
供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、遊技領域が形成されて取り外し交換可能に遊技機
の所定位置に取り付けられた遊技盤と、前記遊技盤を該
遊技盤以外の遊技機部分と接続するための接続部材を含
む複数の接続部材とを備えた遊技機において、前記複数
の接続部材には少なくとも一端に遊技盤又は該遊技盤以
外の遊技機部分あるいは他の接続部材と接続される接続
箇所を備えるものを含み、前記遊技盤の取り外し時に前
記接続箇所での接続解除が必要な全ての接続部材とそれ
以外の接続解除が不要な接続部材とを識別するための識
別手段を前記接続部材に設けたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2の発明は、遊技領域が形成
されて取り外し交換可能に遊技機の所定位置に取り付け
られた遊技盤と、前記遊技盤を該遊技盤以外の遊技機部
分と接続するための接続部材を含む複数の接続部材とを
備えた遊技機において、前記複数の接続部材には少なく
とも一端に遊技盤又は該遊技盤以外の遊技機部分あるい
は他の接続部材と接続される接続箇所を備えるものを含
み、前記遊技盤との接続に利用される全ての接続部材と
それ以外の接続部材とを識別するための識別手段を接続
部材に設けたことを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項1において、識
別手段が遊技盤取り外し時に接続解除の必要な全ての接
続箇所とそれ以外の接続解除の不要な接続箇所を識別す
るものであることを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項2において、識
別手段が遊技盤との接続に利用される全ての接続箇所と
それ以外の接続箇所を識別するものであることを特徴と
する。
【0010】請求項5の発明は、請求項1から4のいず
れか1項において、識別手段が接続部材又は接続箇所に
付された色であることを特徴とする。
【0011】請求項6の発明は、請求項1から5のいず
れか1項において、識別手段が接続部材又は接続箇所の
形状であることを特徴とする。
【0012】請求項7の発明は、請求項1から6のいず
れか1項において、識別手段が接続部材又は接続箇所に
付された記号であることを特徴とする。
【0013】請求項8の発明は、請求項1から7のいず
れか1項において、識別手段が遊技盤取り外し及び取り
付け時における接続箇所の接続解除及び接続の順序表示
を含むことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に基づきこの発明
の好適な実施形態を説明する。図1はこの発明の一実施
例に係る遊技機全体の正面図、図2は同遊技機の遊技盤
の正面図、図3は同遊技機全体の裏面図、図4は同遊技
機の制御系を簡単に示すブロック図、図5は同遊技機全
体裏面の要部を示す斜視図、図6は同遊技機の電気部品
とその配線を示す概略図、図7は同遊技機に使用される
接続部材が備える接続箇所の一実施例を示す正面図及び
側面図である。
【0015】図1及び図2に示す遊技機1は、枠体2の
内側に遊技者の発射操作に応じて遊技球が発射される遊
技領域6が形成された遊技盤3が取り外し交換可能に収
容されており、前記遊技盤3の遊技盤面3aの縁に遊技
球の外側誘導レール4及び内側誘導レール5が略円形に
立設され、遊技盤面3aの前記外側誘導レール4と内側
誘導レール5によって囲まれた前記遊技領域6の中心線
上にその上部から下部に向かって順に画像表示装置9、
上側第1種始動入賞口10及び普通電動役物で可動片1
1a,11bを有する下側第1種始動入賞口11、特別
電動役物である大入賞口15、開閉板61、特定領域入
賞口63、アウト口17(排出口とも称される。)が配
設され、また上方両側にはランプ風車18a,18b、
その下方に普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図
柄変動開始用右ゲート21、その下方に風車22a,2
2b、その下方に左袖入賞口23と右袖入賞口25、さ
らには前記大入賞口15の両側に左落とし入賞口27と
右落とし入賞口29が配設されている。
【0016】前記遊技機1の前面側にはガラス枠31、
各種入賞口への入賞や払い出された遊技球を受けるため
の上側球受け皿32、該上側球受け皿32を取り付ける
ための取付板33、前記上側球受け皿32の飽和時に遊
技球を受けるための下側球受け皿34、遊技状態を報知
するランプ表示器35,36、音声や効果音を発して遊
技状態を遊技者に報知するスピーカ37、遊技者の発射
操作に応じて遊技球を遊技領域6に向けて弾発発射する
発射装置91等がそれぞれ組み付けられている。
【0017】さらに、この遊技機1にはカードユニット
151が設けられており、貸球情報が記録されたプリペ
ードカードをカードユニット151のカード挿入口Uに
挿入すると、該プリペードカードに記録されている貸出
可能度数が度数表示部53に表示され、遊技者が球貸ボ
タン51を操作することにより所定数の貸球が払い出さ
れ、遊技者が遊技を中止したいときには、カード返却ボ
タン52を操作することによりプリペードカードがカー
ド挿入口Uから排出されるようになっている。
【0018】前記画像表示装置9に関し符号41は数
字,アルファベット,記号あるいは絵等の図柄を変動表
示及び停止表示可能な普通図柄表示装置、43は同じく
特別図柄表示装置、45は普通図柄表示装置41の7セ
グメントLED等からなる普通図柄表示部、47はLE
D等からなる普通図柄変動数記憶表示器、49は表示装
置9の窓枠部、50は特別図柄表示装置43の液晶表示
盤(LCD)等からなる画像表示部、51はLED等か
らなる特別図柄変動数記憶表示器である。なお、前記特
別図柄表示装置43の画像表示部50は、前記したよう
な液晶表示盤に限られるものではなく、LED、EL、
CRTやその他発光体で構成されていてもよい。
【0019】次に、前記発射装置91等について説明す
る。この発射装置91は、図1及び図3から理解される
ように、遊技に関する操作部としての発射操作ハンドル
92の操作により駆動する発射モータ93と、該発射モ
ータ93の駆動により間欠的に揺動して遊技球を弾発発
射する打球槌94とを有している。前記発射装置91に
より発射された遊技球は、前記遊技盤面3aに立設され
た外側誘導レール4と内側誘導レール5間で構成される
発射遊技媒体誘導路を介して遊技領域6に誘導されるよ
うになっている。前記発射遊技媒体誘導路により遊技領
域6に誘導された遊技球は、転動しつつ下方へ落下し、
前記各装置及び各入賞口に入賞するか、あるいは何処に
も入賞しなければ前記アウト口17から遊技盤3の裏側
へ排出されるように構成される。
【0020】図3中の符号101は遊技球を溜めるタン
ク、102はタンクレール、103は枠用外部出力端
子、104は枠用外部出力端子基板、105は枠飾りラ
ンプ中継基板、106は受電基板、107は空切り防止
スイッチ、108は空切り防止スイッチ基板、109は
盤面用外部出力端子、110は盤面用外部出力端子基
板、111は中央カバー、112は音声制御基板、11
3はフォト分配基板、114は電源基板、115はラン
プ制御基板、116はエラー表示部、117はミドルプ
レート、118は賞球払出制御基板、119は発射装置
制御基板、120は下基板ベース、121は主制御基
板、122はカードインターフェイス接続部、123,
124は電源プラグである。
【0021】図4は、上記遊技機1の制御系を簡単に示
すブロック図である。このブロック図に示すように、当
該遊技機1は、前記画像表示装置9の普通図柄表示装置
41及び特別図柄表示装置43における図柄変動表示の
制御や各入賞口に入賞した際の遊技球(賞球)の払出制
御や大当り時における大入賞口の作動の制御等、遊技に
必要な種々の処理を行う回路として、主制御回路14
0、該主制御回路140に接続される電源回路141、
中継回路142、ランプ制御回路143、音声制御回路
144、表示制御回路145、フォト分配回路146、
払出制御回路147、該払出制御回路147に接続され
る発射制御回路148、情報出力回路149、該情報出
力回路149に接続されている管理装置150を備えて
いる。
【0022】前記主制御回路140は、所定の制御プロ
グラムや初期データを記憶するROM、該ROMの制御
プログラムに従って各種演算処理を実行するCPU、該
CPUによる演算結果を一時的に記憶するRAMを有す
るコンピュータと、該コンピュータと前記各回路141
〜150、特別図柄変動開始スイッチやその他センサ、
スイッチ類等を結ぶ入出力回路等で構成される。
【0023】前記中継回路142には大入賞口15が、
前記ランプ制御回路143には遊技盤3のランプ表示器
36における左サイドランプ、右サイドランプ及びその
他のランプ等が接続されている。
【0024】前記音声制御回路144は、遊技状態に対
応して予め決められている演出音用の電気信号を発生さ
せるためのものであり、この音声制御回路144に接続
される前記スピーカー37から電気信号に対応した演出
音が発生される。
【0025】前記表示制御回路145は、内部に制御
部、演算部、各種カウンタ、各種レジスタ、各種フラグ
等を有し演算制御を行うCPUと、各種データの記憶領
域と前記CPUによる作業領域を有するRAMと、前記
普通図柄表示装置41及び特別図柄表示装置43等への
表示データや各種表示プログラム等の図柄データが書き
込まれているROM等を備えている。前記フォト分配回
路146及び払出制御回路147には賞球払出装置95
が接続され、前記払出制御回路147には前記カードユ
ニット151及び球貸装置96が接続されている。ま
た、前記発射制御回路148には前記発射装置91が接
続されている。さらに、前記情報出力回路149を介し
て、大当り情報や図柄確定情報、確率変動情報等の各種
遊技情報がホストコンピュターであるホール用の管理装
置150に出力される。
【0026】次に、この発明の一実施例に係る遊技機1
において、電気回路等が形成された基板等からなる電気
部品及び該電気部品同士の接続について順次説明する。
この遊技機1では、前記電気部品が配置される主な部材
として、図5及び図6に示すように、前記枠体2及び遊
技盤3の他に機構盤7を備える。
【0027】前記枠体2に配置される主な基板等として
は、スピーカ37、枠飾りランプ基板169、度数表示
基板175、球貸操作基板176がある。また、前記遊
技盤3に配置される基板等としては、音声制御基板11
2、ランプ制御基板115、図柄制御基板161、特別
図柄表示装置43、普通図柄表示制御基板162、第1
種始動入賞口検出スイッチA163、第1種始動入賞口
検出スイッチB164、入賞スイッチ中継基板165、
該入賞スイッチ中継基板165に接続されているスイッ
チ類166がある。また、前記機構盤7に配置される基
板等としては、受電基板106、電源基板114、発射
装置制御基板119、主制御基板121、枠用外部出力
端子基板104、補助スイッチA170,B171、枠
飾りランプ中継基板105、空切り防止スイッチ基板1
08、盤面用外部出力端子基板110、フォト分配基板
113、賞球センサ167A,167B、賞球払出制御
基板118、球貸モータ172、球貸センサ173、賞
球モータ174、マンタンスイッチ168、金枠スイッ
チ中継基板178がある。
【0028】以下、前記電気部品等の接続について図6
に従って説明する。この遊技機1では、遊技施設に設け
られた外部電源(図示せず)から供給される交流電力
(この実施例ではAC24V)を前記受電基板106に
より受電し、該受電した交流電力を機構盤7の電源基板
114により所定の電圧である直流電力に変換するよう
になっている。この電源基板114の出力側には、前記
直流電力を遊技盤3の音声制御基盤112、ランプ制御
基板115、図柄制御基板161に、また機構盤7の主
制御基板121、賞球払出制御基板118、発射装置制
御基板119にそれぞれ分電する分電回路(図示せず)
が内蔵され、この分電回路に設けられた接続箇所(以下
コネクタと称する。)と前記各基板112,115,
161,121,118,119に設けられたコネクタ
とをそれぞれ接続部材(以下ハーネスと称する。)H
で接続することにより、各基板112等にそれぞれ必要
な直流電力を供給している。前記ハーネスHの両端も接
続箇所としてコネクタが形成されている。なお、前記ハ
ーネスHはその用途等に応じて線の数や太さ等が変化し
ており、ハーネスH両端のコネクタ及び基板のコネクタ
も接続部位やハーネスの種類等に応じてサイズや形状が
異なったものとされており、以下におけるハーネス及び
コネクタの説明でも同様である。
【0029】前記機構盤7の主制御基板121は、前記
電源基板114から供給された直流電力を遊技盤3及び
機構盤7に配置された前記複数の基板等に分電したり、
該複数の基板の回路等との間で制御信号等を送受信した
りするための接続用コネクタが設けられ、該複数の接
続用コネクタと前記複数の基板等のコネクタとが複数
のハーネスHにより接続されるようになっている。
【0030】前記主制御基板121と接続される遊技盤
3上の基板としては、前記図柄制御基板161、普通図
柄表示制御基板162、第1種始動入賞口検出スイッチ
A163、第1種始動入賞口検出スイッチB164、入
賞スイッチ中継基板165、音声制御基板112、ラン
プ制御基板115が挙げられる。さらに、前記遊技盤3
上においては、前記図柄制御基板161に特別図柄表示
装置43が、また前記入賞スイッチ中継基板165にス
イッチ類166がそれぞれハーネスHにより接続されて
いる。他方、前記遊技盤3の音声制御基板112には前
記枠体2のスピーカ37がハーネスHで接続され、また
前記遊技盤3のランプ制御基板115には機構盤7の枠
飾りランプ中継基板105がハーネスHで接続され、さ
らに前記機構盤7の枠飾りランプ中継基板105には枠
体2の枠飾りランプ基板169がハーネスHで接続され
ている。
【0031】また、前記主制御基板121が配置されて
いる機構盤7上で当該主制御基板121と接続される基
板としては、空切り防止スイッチ基板108、盤面用外
部出力端子基板110、フォト分配基板113、マンタ
ンスイッチ168、枠用外部出力端子基板104、賞球
払出制御基板118がある。さらに、前記機構盤7上で
は、前記フォト分配基板113に賞球センサ167A,
167Bが、前記枠用外部出力端子基板104に、金枠
スイッチ中継基板178、補助スイッチA及びB17
0,171と賞球払出制御基板118が、該賞球払出制
御基板118に球貸モータ172と球貸センサ173と
賞球モータ174がそれぞれハーネスHで接続されてい
る。また、前記機構盤7の賞球払出制御基板118は枠
体2の度数表示基板175とハーネスHで接続され、さ
らに前記度数表示基板175に枠体2の球貸操作基板1
76がハーネスHで接続されている。他方前記機構盤7
の金枠スイッチ中継基板178には、枠体2の金枠スイ
ッチ177がハーネスHで接続されている。
【0032】前記機構盤7上で電源基板114と接続さ
れた発射装置制御基板119には、前記枠体2の発射操
作ハンドル92及び発射モータ93がハーネスHにより
接続される。また、前記枠体2と機構盤7とを接続する
接続部材として、前記ハーネスH以外に接地線Gが配線
されている。
【0033】この実施例の遊技機1においては、前記遊
技盤3が交換可能となっており、遊技盤3を取り外す際
に、前記複数の接続部材(ハーネスH及び接地線G)の
うち、前記接続箇所(コネクタ)での接続解除が必要な
接続部材と接続解除が不要な接続部材とを容易に識別で
きるようにするため、前記接続解除が必要な接続部材の
コネクタ及び電気部品(各種基板等)のコネクタには、
識別手段として記号(この例では数字とアルファベッ
ト)が付されたシールが貼られ、接続解除不要なコネク
タには記号のシールが貼られていない。したがって、前
記遊技盤の取り外し時には、後記するように前記記号が
付されたコネクタのみ接続解除を行えばよい。
【0034】図7に、前記ハーネスHの両端及び前記各
種基板等に設けられるコネクタの一例を示す。図7の正
面図(a)及び側面図(b)に示すハーネスHのコネク
タC1と各種基板等に用いられるコネクタC2は、互い
に接続及び解除可能な公知の形状からなり、その側面に
は、[1]〜[14]のいずれかの数字が付されたシールが
貼られている。また、前記数字に替えて[A]〜[K]のい
ずれかのアルファベットの付されたシールが前記コネク
タC1及びC2の側面に貼られたものもある。この例に
おいて前記数字[1]〜[14]は、前記遊技盤3の取り外
し時に接続解除が必要なコネクタのうち、前記機構盤7
における主制御基板121との接続に利用されているハ
ーネスH及び基板等のコネクタに用いられるのに対し、
前記アルファベット[A]〜[K]は、前記主制御基板12
1以外の基板等との接続に利用されるハーネスH及び基
板等のコネクタに用いられている。さらに、前記数字
[1]〜[14]は、主制御基板121に関する接続解除の
順序をも示し、また前記アルファベット[A]〜[K]は、
前記主制御基板121以外の基板等との接続解除の順序
をも示している。
【0035】また、この実施例においては、前記ハーネ
スHのコネクタC1と前記各種基板等のコネクタC2の
それぞれの側面に凹部C3,C4をコネクタ接続向き確
認手段として設け、両凹部C3,C4が同一直線上にな
るようにコネクタC1,C2を接続することで、コネク
タC1,C2の向きを間違えることなく容易に正しく接
続できるようになっている。
【0036】前記遊技機1から遊技盤3を取り外すにあ
たっては、通常主制御基板121も遊技盤3に合わせて
交換が必要となるため、まず最初に、機構盤7の主制御
基板121と遊技盤3及び機構盤7の各基板等とを接続
しているハーネスHのすべてについて、その主制御基板
121との接続を解除する必要がある。その際、無秩序
に接続を解除すると、ハーネスHが絡まって接続解除が
妨げられたり、ハーネスHが引っかかって遊技盤3が外
しにくくなったりする不具合を生じるため、この実施例
では、前記接続解除が必要なコネクタに付された [1]
〜[14]の順番にしたがって、ハーネスHの接続を解除
すれば、不具合なく、スムーズに接続解除できるように
なっている。さらに、前記の数字[1]〜[14]は、遊技
機1から遊技盤3を取り外す際に、前記ハーネスHの接
続解除が必要なコネクタのみに付されているため、接続
解除を忘れたり、余分なコネクタを接続解除することも
ない。前記主制御基板121に対するすべてのハーネス
Hの接続が解除された後、前記機構盤7から主制御基板
121を取り外す。その際、前記主制御基板121との
接続が解除されたハーネスHは、主制御基板側コネクタ
のみが接続解除された状態となっており、反対側のコネ
クタ部分では各種基板等に接続されたままとなってい
る。
【0037】次に、前記主制御基板121以外の基板等
のコネクタに接続されているハーネスHであって、前記
遊技盤3の取り外し時に接続解除が必要な接続箇所でハ
ーネスHの接続を解除する。その際、前記アルファベッ
ト[A]〜[K]の付された各基板等のコネクタ及びハーネ
スHのコネクタを、アルファベット[A]〜[K]の順序に
従って接続を解除する。さらに、前記アルファベット
[A]〜[K]は、前記の数字[1]〜[14]と同様に、遊技
機1から遊技盤3を取り外す際に、前記ハーネスHの接
続解除が必要なコネクタと接続解除が不要なコネクタと
を識別するものにも用いられているため、接続解除を忘
れたり、余分なコネクタ部分を接続解除することもな
い。これにより、前記機構盤7と遊技盤3の接続解除及
び、前記機構盤7と枠体2との接続解除を行うことがで
き、さらに前記機構盤7を枠体2に固定している留め具
S1〜S4等を解除することにより、前記機構盤7を枠
体2から取り外すことができる。その際、前記接続が解
除されたハーネスにおいて接続解除されたコネクタとは
反対側のコネクタでは各種基板等に接続されたままとな
っている。
【0038】そして、前記機構盤7を枠体2から取り外
した後、遊技盤3を枠体2に固定している留め具S5,
S6等を解除し、前記遊技盤3を前記枠体2から取り外
し、新たな遊技盤及び主制御基板を取り付ける。なお、
前記枠体2及び機構盤7に配置されている前記主制御基
板121以外の基板等については、通常交換不要のた
め、そのまま継続して使用することができる。
【0039】また、前記新たな遊技盤及び主制御基板に
は、取り外した旧遊技盤3及び旧主制御基板121と同
様の基板等やハーネスが設けられ、ハーネスのコネクタ
及び基板等のコネクタには、旧遊技盤3及び主制御基板
121と同様に前記の数字[1]〜[14]及びアルファベ
ット[A]〜[K]のシールが貼られている。そして新しい
遊技盤及び主制御基板の取り付けに際し、前記旧遊技盤
3及び旧主制御基板121の接続解除時とは逆の順序
([K]〜[A]及び[14]〜[1])に従って、新しい遊技
盤及び主制御基板におけるハーネスのコネクタあるいは
基板等のコネクタを所定のコネクタに接続するととも
に、その途中で前記機構盤7を取り付けることにより、
遊技機1へ新しい遊技盤を主制御基板とともに取り付け
ることができる。このように、前記のアルファベット
[K]〜[A]及び数字[14]〜[1]は、遊技機1に新しい
遊技盤を取り付ける際における、前記接続箇所を示すと
ともに接続順序を示すものとしても利用される。
【0040】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て構成の一部を適宜に変更して実施することができる。
例えば、上記実施例では、遊技機1から遊技盤3を取り
外す際に、接続解除が必要な接続部材と接続解除が不要
な接続部材とを識別するため、前記接続部材のコネクタ
や各種基板等のコネクタに記号として数字及びアルファ
ベットが付されているが、これに限定されず、前記数字
及びアルファベットに替えてローマ数字やカナ文字等を
用いるようにしてもよい。
【0041】また、上記実施例においては、前記基板等
のコネクタや該コネクタに接続される接続部材(ハーネ
スH)のコネクタの形状はいずれも長方形であるが、こ
れに限定されず、両コネクタを三角形等の適宜の形状に
変更することにより、遊技機1から遊技盤3を取り外す
際に、接続解除が必要な接続部材と接続解除が不要な接
続部材とをコネクタ形状で識別できるようにしてもよ
い。
【0042】さらに、上記実施例においては、接続部材
(ハーネスH)のすべてが同一の配色となっているが、
これに限定されず、前記遊技盤3の取り外し時に接続解
除が必要となる接続部材を赤色とし、それ以外の接続解
除不要な接続部材を青色とする等、接続部材に付される
色を異ならせることにより、遊技盤交換時に接続解除が
必要な接続部材とそれ以外の接続部材とを識別できるよ
うにしてもよい。なお、前記接続部材のコネクタや各種
基板等のコネクタについては、その接続部材に付される
色と同じ色を付すようにしてもよい。
【0043】加えて、上記のように接続部材の色を変化
させたりコネクタに記号等を直接設ける代りに、前記遊
技盤3の取り外し時に接続解除が必要となる接続部材
に、数字や記号を付した札やシール等を取り付けること
により、前記接続解除が必要な接続部材とそれ以外の接
続部材とを識別できるようにしてもよい。
【0044】さらに加えて、上記実施例においては、基
板等のコネクタと該コネクタに接続される接続部材(ハ
ーネスH)のコネクタのそれぞれには凹部を設け、前記
両凹部を同一線上にすることでその接続が正しく、かつ
容易にできるようにされているが、前記凹部に代えてコ
ネクタに付される色とは異なる色を付した線を両コネク
タに一直線に付けることにより、前記両コネクタの接続
が容易にできるにしてもよい。
【0045】上記実施例においては、複数の接続部材の
両端にはコネクタを備えているが、これに限定されず、
本発明は前記接続部材の少なくとも一端にコネクタを備
え、他端が遊技盤交換時に接続解除不要な基板等に直付
けされたものであってもよい。また、前記複数の接続部
材には、接続部材同士を接続する延長用接続部材(ハー
ネス,単線等)を含む等適宜のものにも適用することが
できる。
【0046】また、上記実施例においては、複数の接続
部材は遊技盤3と該遊技盤3以外の部分に配置された電
気部品(各種基板等)を接続する導電性を有するものと
されているが、これに限定されず、本発明は非電気部品
同士を接続する導電性を有しないもの等からなる接続部
材にも適用することができる。
【0047】なお、上記実施例では、パチンコ遊技機を
用いて説明してきたが、本発明はこれに限定されず、遊
技領域が形成され取り外し交換可能な遊技盤と、前記遊
技盤を該遊技盤以外の遊技機部分に接続する結線用接続
部材とを備える適宜の遊技機に適用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1の
発明に係る遊技機においては、遊技盤と該遊技盤以外の
部分を接続する複数の接続部材の接続箇所に対して、そ
の接続解除が必要な接続部材と接続解除が不要な接続部
材とを識別する識別手段が設けられているため、遊技機
に取り外し交換可能に設けられた遊技盤の取り外し時
に、前記接続解除が必要な全ての接続部材を容易に特定
することができるので、遊技盤の交換作業をより効率的
に行うことができる。特に、遊技施設等に導入されてい
る大量の遊技機に対して、遊技盤を他の遊技性を有する
遊技盤に交換する際には、短期間での交換が要求される
が、この発明のような識別手段を設けておくと、遊技盤
交換作業をスムーズに行うことができ、短時間で他の遊
技性を有する遊技機に変更できるので、極めて作業効率
が良い。
【0049】また、請求項2の発明においては、遊技盤
と該遊技盤以外の部分を接続する接続部材を含む複数の
接続部材の内、前記遊技盤との接続に利用される全ての
接続部材とそれ以外の接続部材とを識別する識別手段が
接続部材に設けられているため、遊技機から遊技盤を取
り外して交換する際に、前記遊技盤と該遊技盤以外を接
続する接続部材を容易に特定することができ、遊技盤の
交換作業をさらに効率的に行うことができる。また、請
求項1の発明と同様に、特に、大量の遊技機に対して、
遊技盤を他の遊技性を有する遊技盤に交換する際にこの
発明のような識別手段を設けておくと、遊技盤交換作業
をスムーズに行うことができ、短時間で他の遊技性を有
する遊技機に変更できるので、極めて作業効率が良い。
【0050】さらに、請求項3の発明においては、識別
手段が遊技機に取り外し交換可能に設けられた遊技盤の
取り外し時に、接続解除の必要な全ての接続箇所とそれ
以外の接続解除の不要な接続箇所を識別するものである
ため、遊技盤の取り外し時に接続解除が必要な接続箇所
を容易に特定することができ、遊技盤の取り外し作業を
効率的に行うことができる。
【0051】また、請求項4の発明においては、識別手
段が遊技盤との接続に利用される全ての接続箇所とそれ
以外の接続箇所を識別するものであるため、遊技盤の交
換時に必要な接続箇所を容易に特定することができる。
【0052】加えて、請求項5の発明においては、識別
手段が接続部材又は接続箇所に付される色であるため、
その識別手段を一目で明確に確認することができ、遊技
機から遊技盤を取り外す作業や前記遊技盤に接続されて
いる複数の接続部材を取り外す作業をより効率的に行う
ことができる。
【0053】さらに加えて、請求項6の発明において
は、識別手段が接続部材又は接続箇所の形状であるた
め、その識別手段を形状の違いにより容易に確認するこ
とができ、遊技機から遊技盤を取り外す作業や前記遊技
盤に接続されている複数の接続部材を取り外す作業をさ
らに効率的に行うことができる。
【0054】また、請求項7の発明においては、識別手
段が接続部材又は接続箇所に付された記号であるため、
その記号に注目させることにより識別手段を確認するこ
とができ、遊技機から遊技盤を取り外す作業や前記遊技
盤に接続されている複数の接続部材を取り外す作業を一
層効率的に行うことができる。
【0055】さらに、請求項8の発明においては、識別
手段に遊技盤の取り外し及び取り付け時における接続箇
所の接続解除及び接続の順序を示すものが含まれるた
め、遊技盤の取り付け及び取り外し作業においても作業
説明書を確認しながら作業する必要がなく、遊技盤の取
り付け及び取り外し作業や前記遊技盤に接続されている
複数の接続部材の取り付け及び取り外し作業をより一層
効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図
である。
【図2】同遊技機の遊技盤の正面図である。
【図3】同遊技機全体の裏面図である。
【図4】同遊技機の制御系を簡単に示すブロック図であ
る。
【図5】同遊技機全体裏面の要部を示す斜視図である。
【図6】同遊技機の電気部品とその配線を示す概略図で
ある。
【図7】同遊技機に使用される接続部材が備える接続箇
所の一実施例を示す正面図及び側面図である。
【符号の説明】 1 遊技機 3 遊技盤 C1,C2 接続箇所 G,H 接続部材 [1]〜[14],[A]〜[K] 識別手段 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月24日(2002.7.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】一般的に、遊技施設に設置された遊技機に
おいては、遊技者を飽きさせないようにするため遊技内
容を頻繁に変更する傾向があり、その際には遊技盤やそ
れと関連する電気部品等のみを交換し、交換の必要がな
い電気部品等はそのまま使用することが広く行われてい
。また、メンテナンスの点から遊技盤を交換しなけれ
ばならないこともある。なお、従来、前記遊技盤の交換
作業がしやすいように、接続部材の接続解除順や接続順
に接続部材の色を変化させ、その作業手順を掲載した作
業説明書を用意することも一部で行われている。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域が形成されて取り外し交換可能
    に遊技機の所定位置に取り付けられた遊技盤と、前記遊
    技盤を該遊技盤以外の遊技機部分と接続するための接続
    部材を含む複数の接続部材とを備えた遊技機において、 前記複数の接続部材には少なくとも一端に遊技盤又は該
    遊技盤以外の遊技機部分あるいは他の接続部材と接続さ
    れる接続箇所を備えるものを含み、 前記遊技盤の取り外し時に前記接続箇所での接続解除が
    必要な接続部材と接続解除が不要な接続部材とを識別す
    るための識別手段を前記接続部材に設けたことを特徴と
    する遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技領域が形成されて取り外し交換可能
    に遊技機の所定位置に取り付けられた遊技盤と、前記遊
    技盤を該遊技盤以外の遊技機部分と接続するための接続
    部材を含む複数の接続部材とを備えた遊技機において、 前記複数の接続部材には少なくとも一端に遊技盤又は該
    遊技盤以外の遊技機部分あるいは他の接続部材と接続さ
    れる接続箇所を備えるものを含み、 前記遊技盤との接続に利用される接続部材とそれ以外の
    接続部材とを識別するための識別手段を接続部材に設け
    たことを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 識別手段が遊技盤取り外し時に接続解除
    の必要な接続箇所と接続解除の不要な接続箇所を識別す
    るものであることを特徴とする請求項1に記載された遊
    技機。
  4. 【請求項4】 識別手段が遊技盤との接続に利用される
    接続箇所とそれ以外の接続箇所を識別するものであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載された遊技機。
  5. 【請求項5】 識別手段が接続部材又は接続箇所に付さ
    れた色であることを特徴とする請求項1から4のいずれ
    か1項に記載された遊技機。
  6. 【請求項6】 識別手段が接続部材又は接続箇所の形状
    であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項
    に記載された遊技機。
  7. 【請求項7】 識別手段が接続部材又は接続箇所に付さ
    れた記号であることを特徴とする請求項1から6のいず
    れか1項に記載された遊技機。
  8. 【請求項8】 識別手段が遊技盤取り外し及び取り付け
    時における接続箇所の接続解除及び接続の順序表示を含
    むことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記
    載された遊技機。
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