JP2004180877A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる種類の遊技機における同種の制御装置の誤着対策を講じた遊技機の構成技術を提供する。
【解決手段】盤面105上に設置された制御装置151,153,155を介して所定の制御を受ける遊技機101であって、制御装置151,153,155に所定の配色が施されるとともに、その配色は、異なる種類の遊技機における同種の制御装置の配色と異なるように構成されている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、盤面上に制御装置が設置された遊技機に関し、詳しくは異なる種類の遊技機における同種の制御装置の誤着に対する有効対策を施した遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
機構盤の裏面に各種の制御動作を遂行するための複数の制御装置が設置された遊技機の構成技術が特許文献1(特開2001−212324号公報)に開示されている。当該特許文献1によれば、制御装置の取付け位置を、視覚を通じて用意に識別できるようにして作業性を向上する技術が開示されている。具体的には、制御装置側に施された配色と、当該制御装置を機構盤に取付けるためのベース部に施された配色とを関連付けることで、作業者に正しい制御装置の取り付けを視覚的にわかり易く示す技術が開示されている。
【0003】
ところでパチンコ機を遊技機の一例とすれば、例えば図柄の表示制御基板は、殆どのパチンコ機に装着される。その表示内容は機種毎に異なるものの、実質的には、表示を制御するCPUを中心として構成される表示制御基板は共用可能であって、単に表示内容等を記憶するROMを交換すればよいため、見た目で違いを判別するのは容易ではない。さらに「異なる種類のパチンコ機」の態様として、機種自体が異なるパチンコ機において同種の制御(この場合は図柄表示制御)を行なう場合のみならず、同種のパチンコ機であっても、例えば一般機に対してCR機では、賞球払出管理のための制御装置の内容が異なるものの、ROMの内容を異ならせるだけで構成可能であるため、目視で識別することが容易ではない。すなわちパチンコ機の製造・管理工程において制御内容の異なる同種の制御装置が錯綜する可能性があり、このため、種類の異なるパチンコ機に用いられるべき同種の制御装置の誤着対策を十分に講じる要請がある。この点、上記従来の技術では、遊技機の機構盤に対する各種制御装置の正しい取付けが容易化されるものの、異なる種類の遊技機に用いられる制御装置を誤って取付けてしまう場合に対する対策としては必ずしも有効とはいえない。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−212324号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、異なる種類の遊技機における同種の制御装置の誤着対策を講じた遊技機の構成技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、各請求項記載の発明が構成される。
請求項1に記載の発明によれば、盤面上に設置された制御装置を介して所定の制御を受ける遊技機が構成される。遊技機は、例えばパチンコ、スロットルマシン等の遊技装置を広く包含するものとする。そして当該制御装置には所定の識別手段が施され、その態様は、異なる種類の遊技機における同種の制御装置に配された識別手段の態様と異なるように構成される。これにより、作業者が異なる機種間で同種の制御装置を取り違えて装着してしまう可能性を極力抑制するとともに、仮に誤着が生じても作業者が当該誤着に長時間気付かないという不都合、および誤着に気付いても、どの制御装置が誤着に係るものか発見するのに時間を要するといった不都合を極力抑制することが可能となる。
【0007】
本発明における「制御装置」は、好ましくは各種制御用回路機材が配列された制御基板によって構成されるが、他にも制御ボックス、あるいは制御基板の収容ケーシング等によって構成してもよい。当該制御装置が設置される「本体」としては、典型的には遊技盤がこれに該当する。また制御装置による「所定の制御」としては、図柄表示制御や賞球制御等の個別具体的な制御系のみならず、メイン制御部のように、これらの制御系の動作を管理する統括的な制御系も広く包含されるものとする。「異なる種類の遊技機」とは、機種自体が異なる態様のみならず、一般機とCR機のように、機種自体は同種であっても遊技条件に関する構成が異なる態様も広く包含するものとする。また「同種の制御装置」とは、典型的には制御機能が同種のものを意味するものとする。
【0008】
さらに本発明では、上記課題に鑑み、以下のごとき各種の態様を構成することが可能である。
(態様1)
「請求項1に記載の遊技機であって、
前記識別手段は、前記制御装置に施される所定の配色によって規定され、当該配色は、異なる種類の遊技機における同種の制御装置の配色と異なるように構成されていることを特徴とする遊技機。」
【0009】
この態様によれば、配色という作業者の目に鮮明に訴求する識別手段を利用することで、異なる機種間における同種の制御装置に関する誤着の未然防止、誤着が発生した場合の迅速察知、および誤着が生じた制御装置の迅速特定を一層容易に確保することが可能となる。
【0010】
なお本態様において、制御装置の「配色」は、典型的には制御基板を着色して行なうのが好ましいが、例えば着色シールを貼付する等の手法も広く包含する。また作業者の視覚への訴求効果が認められる限りに置いては、単一色を施すのみならず、複数の色、あるいは模様を施す態様も広く包含するものとする。
【0011】
また制御装置の視覚による識別性を向上することにより、異なる機種間での制御装置の誤着を防止するという本発明の一つの趣旨に鑑み、制御装置の配色は、制御装置の全部(例えば制御基板全体)に施されてもよく、あるいは制御装置の一部(例えば制御基板の一部分)にのみ施されていても良い。なお作業者の視認性の観点より、配色は少なくとも盤面に設置された制御装置の表面側に施されているのが好ましい。
【0012】
(態様2)
「請求項1に記載遊技機であって、
前記識別手段は、前記制御装置に施される所定の模様によって規定され、当該模様は、異なる種類の遊技機における同種の制御装置の模様と異なるように構成されていることを特徴とする遊技機。」
【0013】
この態様によれば、模様という作業者の目に鮮明に訴求する識別手段を利用することで、異なる機種間における同種の制御装置に関する誤着の未然防止、誤着が発生した場合の迅速察知および誤着が生じた制御装置の迅速特定を一層容易に確保することが可能となる。
【0014】
本態様における「模様」は、制御装置に記される記号や符号についても広く包含するものとし、また上記配色と組み合わせて施してもよい。さらに各制御装置には模様の各構成要素(模様の各部分)のみを施しておき、各制御装置を集合させた場合に、全体として意味のある模様が形成されるような形態も含むものとする。また、例えば制御装置の放熱孔等のように、制御装置に設定された既存の構成要素の配列を工夫することで模様を構成する形態も好適に含まれるものとする。
【0015】
(態様3)
「請求項1、態様1または2に記載の遊技機であって、
前記本体上には制御機能に応じて複数の制御装置が設置されるとともに、各制御装置に施された識別手段は、異なる種類の遊技機における同種の制御機能を奏する制御装置の識別手段とそれぞれ異なる態様を有するように構成されていることを特徴とする遊技機。
【0016】
この態様によれば、請求項1に記載の遊技機の盤面上には制御機能に応じて複数の制御装置が設置されるとともに、各制御装置に施された識別手段は、異なる種類の遊技機における同種の制御機能を奏する制御装置の識別手段と異なる態様を有するように構成される。従って盤面上に複数の制御装置が配置されている場合に、それぞれの制御装置について、異なる種類の遊技機のための制御装置を誤着する可能性を極力低減するとともに、仮に誤着が生じても当該誤着状態を容易に視認することが可能な構成が得られることとなる。なお本発明は、盤面上に設置された「全ての」制御装置を対象として構成してもよく、あるいは特に誤着の可能性が生じ易い制御装置を適宜選択して構成してもよい。
【0017】
(態様4)
「態様3に記載の遊技機であって、
前記識別手段は各制御装置にそれぞれ施された異なる配色によって規定されるとともに、各制御装置の配色の集合によって所定の配色パターンが形成され、当該配色パターンは、異なる種類の遊技機における複数の制御装置に施された配色パターンと異なるように構成されていることを特徴とする遊技機。
【0018】
この態様によれば、上記態様3に記載の遊技機における識別手段が「配色」によって規定されるとともに、盤面上に設置された各制御装置に施された各配色が集合して所定の配色パターンが形成される。そして当該配色パターンは、異なる種類の遊技機における複数の制御装置に施された配色パターンと異なるように構成される。各制御装置に異なる配色を施して形成される「配色パターン」としては、例えばメイン制御装置、サブ制御装置、表示制御装置についてそれぞれ「赤」「青」「黄」の配色パターンとした場合、他の異なる種類の遊技機におけるメイン制御装置、サブ制御装置、表示制御装置では「黄」「赤」「青」といったように異なる配色パターンとする。
【0019】
このように構成すれば、仮に、他の遊技機における黄色に配色されたメイン制御装置を作業者が誤って取り付けた場合、本機側における配色パターンがメイン制御装置、サブ制御装置、表示制御装置の順で「黄」「青」「黄」となるので、一見して誤着が生じたことを確認することができる。
【0020】
(態様5)
「態様3に記載の遊技機であって、
前記本体には複数の制御装置が配置されるとともに、各制御装置には、異なる種類の遊技機における制御装置に施された配色以外の単一の配色が施されていることを特徴とする遊技機。」
【0021】
この態様によれば、上記態様3に記載の遊技機につき、遊技機本体には複数の制御装置が配置される。そして当該複数の制御装置には、異なる種類の遊技機における制御装置に施された配色以外の単一の配色が施される。例えば、他の種類の遊技機において青色ないし黄色に配色された制御装置が用いられている場合には、本機側の制御装置を全て赤色に配色する。これにより他の遊技機の同種の制御装置が誤着された場合、赤色の制御装置群の中に異なる色の制御装置が(誤って)組み込まれることになる。従って、誤着を未然に防止するのに強い効果を発揮するとともに、仮に誤着が生じたとしても、作業者は単に誤着が生じたことを迅速に視認するのみならず、どの制御装置が誤着されたのかを一目瞭然で識別することが可能となる。
【0022】
(態様6)
「請求項1または態様1から5までのいずれかに記載の遊技機であって、
前記本体における前記制御装置の取り付け箇所、ないしその近傍には、取り付け対象たる制御装置に施された識別手段に対応した第2の識別手段が設けられていることを特徴とする遊技機。」
【0023】
この態様によれば、請求項1または態様1から5までのいずれかに記載の遊技機の盤面上における制御装置の取り付け箇所ないしその近傍には、取付け対象たる制御装置に施された識別手段に対応した第2の識別手段が設けられている。「第2の識別手段」は配色を施すことで構成してもよく、また配色とともに、あるいは配色とは別に文字・符号・模様等で構成してもよい。また盤面上に直接施してもよく、あるいはマーカシール等を盤面上に貼付して構成してもよい。本態様によれば、単に異なる種類の遊技機における同種の制御装置の誤着防止を確実なものとするのみならず、さらに制御装置の正しい設置位置についても作業者に容易に視認させることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1実施の形態に係るパチンコ機101につき、図1から図5までを参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態に係るパチンコ機101は、本発明における「遊技機」に対応する。パチンコ機101の背面図が図1に示される。パチンコ機101は、その背面部側から見た場合、本体側の枠体103と、当該枠体103に回動可能に取付けられる遊技盤105と、枠体103に固定状に取付けられた裏機構盤107とを主体として構成される。
【0025】
裏機構盤107の上方領域には、賞球貯留タンク111および賞球誘導樋113が配設され、側部領域には賞球装置133が配設され、さらに下部領域には遊技球の発射制御装置115および賞球制御基板134が配設されている。また遊技盤105の中央領域には、メイン基板151,サブ基板153および表示制御基板155が配設されている。
【0026】
また、便宜上図示を省略するものの、遊技盤105の対向面側、すなわち遊技盤105の表面領域側には、図柄表示装置、第1種始動口、大入賞口、誘導釘、風車、アタッカ装置、役物装置といった周知の要素が配設された遊技領域が構成されている。
【0027】
本実施の形態に係るパチンコ機101の電装システムが図2に模式的に示される。図2に示すように、本実施の形態に係るパチンコ機101は、概略的に見て、AC電源に接続された電源装置121に中継部123を介して接続されたメイン制御部125を主体として構成される。メイン制御部125内には、特に図示しないもののCPU、メモリ、入力処理回路および出力処理回路が適宜設定されている。さらにメイン制御部125には、入賞球センサ135および上記始動口センサ137が接続され、各センサ135,137からの検知信号が適宜入力される。またメイン制御部125には、ソレノイド139、表示制御部131、音制御部129、賞球制御部127がそれぞれ接続されている。
【0028】
ソレノイド139は、メイン制御部125内に設けられた出力処理回路(特に図示しない)からの駆動制御信号に基づいて適宜励磁・非励磁状態を切り替えることにより、特に図示しない遊技領域上の大入賞口の開閉駆動を行う。表示制御部131は、メイン制御部125内に設けられた通信制御回路(特に図示しない)からの制御信号に基づいて遊技領域上の図柄表示装置の駆動制御を行う。音制御部129は、同じくメイン制御部125内に設けられた通信制御回路からの制御信号に基づいて上記スピーカ117の音声出力を制御する。
【0029】
賞球制御部127は、特に図示しないものの、内部にCPUおよび入出力ポート等を備え、電源装置121から電源供給を受けて駆動されるとともに、入賞球センサ135や始動口センサ137からの検出信号を受けたメイン制御部125から適宜賞球制御信号を受けて、賞球装置133における賞球の払い出し制御を適宜行う。さらにメイン制御部125は、パチンコ機101を設置した遊技ホールに設けられたホールコンピュータ141に接続され、例えば大当たりの回数等といった遊技に関する営業情報を適宜出力する。
【0030】
なお、上記各システム構成要素と、図1に示す遊技盤105上の基板との関係については、メイン制御部125は主としてメイン基板151に配され、音制御部129等の補助的制御機構は主としてサブ基板153に配され、表示制御部131は主として表示制御基板155に配される。
【0031】
本実施の形態に係るパチンコ機101を「機種A」と措定した場合、図3に示すように、当該機種Aに係るパチンコ機101の遊技盤105上の各制御基板には所定の配色がなされている。具体的には、機種Aのメイン基板151は赤色に配色され、サブ基板153は青色に配色され、さらに表示制御基板155は黄色に配色されている。換言するならば、機種Aに係るパチンコ機101では、メイン基板151、サブ基板153、表示制御基板155の順に、「赤・青・黄」の配色パターンが施されている。
【0032】
これに対し、図4に示すように、異なる種類のパチンコ機201を「機種B」と措定した場合、当該機種Bに係るパチンコ機201の遊技盤205上の各制御基板には、上記機種Aに係るパチンコ機101(図3参照)とは異なる配色がそれぞれ施されている。なお機種Bは、機種Aとは異なる遊技態様を有するパチンコ機であるが、図1に示す各制御基板の配置構成および図2に示すシステム構成としては、機種Aと同種の機構を採用するものである。具体的には、機種Bのメイン基板251は黄色に配色され、サブ基板253は赤色に配色され、さらに表示制御基板255は青色に配色されている。換言するならば、機種Bに係るパチンコ機201では、メイン基板251、サブ基板253、表示制御基板255の順に、「黄・赤・青」の配色パターンが施されている。
【0033】
図3に示す機種Aのパチンコ機101につき、遊技盤105に各制御基板を取付ける作業中に、本来は図4に示す機種Bのパチンコ機201用のサブ基板253が、誤って機種Aのパチンコ機101に装着されたと仮定する。すると図5に示すように、機種Aのパチンコ機101の遊技盤105では、メイン基板151、サブ基板253(本来はサブ基板153が装着されるべきである)および表示制御基板155の配色パターンが、順に「赤・赤・黄」となる。従って、図3に示すように「赤・青・黄」(全て異なる色)という正しい配色パターンと異なることが視覚的に鮮明に提示されることになる。
【0034】
本実施の形態のように異種間で共通の配色を用い、配色パターンをローテーションすることで、誤着の場合に同色の制御基板が配列されることになり、制御基板の誤着が生じたことを迅速かつ容易に察知可能である。しかも色の種類を無闇に増加させるものではないため、配色のために徒にコストアップを招くことも回避される。
【0035】
この結果、作業者は、配色パターンの相違を手掛かりとして制御基板の誤着が発生したこと、およびサブ基板253(153)に誤着が発生したことを容易に察知し、取替え作業を直ちに行なうことが可能となる。しかも本来の正しい配色パターンを念頭に置いて作業を行なうことで、配色パターンを手掛かりに制御基板の誤着の発生自体を極力抑制することが可能となる。
【0036】
(第2の実施形態)
次に本発明の第2の実施形態について、図6から図8を参照して説明する。第2の実施形態では、同種のパチンコ機である機種Aに関し、その一般機(時間短縮モード機)とCR機(確率変動モード機)との間での制御基板の誤着防止対策を説明する。なお本実施の形態においては、上記第1の実施の形態と同等の構成を有する部材要素については便宜上詳細な説明を省略している。
【0037】
図6に示すように、機種Aの一般機に係るパチンコ機301では、遊技盤105に設置されたメイン基板351、サブ基板353および表示制御基板355には、いずれも赤色の配色が施されている。換言すれば、機種Aの一般機に係るパチンコ機301の制御基板の配色パターンは「赤・赤・赤」とされている。
【0038】
これに対し、図7に示すように機種AのCR機に係るパチンコ機401では、遊技盤405に設置されたメイン基板451、サブ基板453および表示制御基板455には、いずれも青色の配色が施されている。換言すれば、機種AのCR機に係るパチンコ機401の制御基板の配色パターンは「青・青・青」とされている。
【0039】
図6に示す機種Aの一般機に係るパチンコ機301につき、遊技盤305に各制御基板を取付ける作業中に、本来は図7に示す機種AのCR機に係るパチンコ機401用のサブ基板453が、誤って一般機側のパチンコ機301に装着された場合、図8に示すように、パチンコ機301の遊技盤305では、メイン基板351、サブ基板453(本来はサブ基板353が装着されるべきである)および表示制御基板355の配色パターンが、「赤・青・赤」となる。従って、本来は赤色で統一された配色中に、異なる色が混入することとなり、誤着が視覚的に鮮明に提示されることになる。
【0040】
この結果、作業者は、配色パターンの相違を手掛かりとして一般機とCR機との間で制御基板の誤着が発生したこと、およびサブ基板453(353)に誤着が発生したことを容易に察知し、取替え作業を直ちに行なうことが可能となる。しかも本来の統一化された配色を意識しながら作業を行なうため、制御基板の誤着自体の発生を極力抑制することが可能となる。
【0041】
なお機種の入れ替えに際しては、遊技盤305を交換することが多く、遊技機本体および裏機構盤107については恒常的に利用される場合が多い。そのため、賞球制御基板134や発射制御基板は共通の制御部として裏機構版107に取付けられる。この場合、一般機とCR機とでは遊技の形態が異なるため、誤って一般機の枠にCR機の遊技盤が取付けられ、あるいはCR機の枠に一般機の遊技盤が取付けられた場合に制御不能になる。このような場合、遊技盤に取付けられる制御基板と裏機構盤に取付けられる制御基板とを統一化された配色とすれば、容易に誤着を目視で発見することが可能とされる。
【0042】
なお上記第1および第2の実施形態では、例示的にメイン・サブ・表示制御の三つの制御基板における誤着対策を説明したが、一つの制御基板のみ、あるいは更に他の制御基板をも対象として、他の機種に係るパチンコ機における対応制御基板との配色を異ならしめることで、誤着対策を講じる構成を採用してもよい。
【0043】
(変更例)
更に、異なる機種間における制御基板の誤着対策のみならず、裏機構盤105における各制御基板の正しい装着位置についても併せて視覚化し、作業の効率を向上する構成が可能である。具体的には図9に示すように、裏機構盤105の盤面のうち、赤色に配色されたメイン基板151の取付位置に対応した近接箇所には、同じく赤色に配色されたメイン基板取付マーカ106aを付しておく。同様に、青色に配色されたサブ基板153の近接箇所には、青色に配色されたサブ基板取付マーカ106bを付しておく。さらに黄色に配色された表示制御基板155の近接箇所には、黄色に配色された表示制御基板取付マーカ106cを付しておく。各取付マーカ106a〜106cは三角形状とされ、その頂部が取付対象たる各制御基板151,153,155を向くように配されている。
【0044】
このように構成することで、異なる機種間における各制御基板の誤着を視覚的に把握し易くするのみならず、さらに各取付マーカ106a〜106cの配色との合致を視認しながら作業することで、裏機構盤105において各制御基板の正しい設置箇所を容易に目視で確認することが可能となり、作業の一層の合理性を確保することが可能となる。
【0045】
本変更例に係る取付マーカ106a〜106cでは、制御基板に近接する三角形状の目印として構成としたが、例えば制御基板と関連付けられた配色で当該制御基板の外形を取り囲む枠線で示す形態、制御基板の隅部を示す形態等、各種の構成が可能である。
【0046】
(第2の変更例)
本発明の実施の形態に関し、さらに第2の変更例について図10を参照しつつ説明する。第2の変更例では、誤着防止対策として、上記のように配色を利用するのではなく、各制御基板に施された模様を利用している。なお本変更例においては、上記各実施の形態と同等の構成を有する部材要素については便宜上詳細な説明を省略している。
【0047】
本変更例に係るパチンコ機401では、遊技盤405に設置されたメイン基板451、サブ基板453および表示制御基板455に、それぞれ三角形の模様を構成する各要素451a,453a,455aが描かれており、それらが正しく装着された場合には、全体として三角形の模様が現れるように構成されている。
【0048】
図10ではサブ基板453につき、他の種類の遊技機に用いられるべきサブ基板553が誤って装着された状態が示されている。この場合、誤着に係るサブ基板553には、四角形の模様を構成する要素553aが描かれており、結果として各制御基板を遊技盤405に取付けた場合、三角形の模様がサブ基板553の箇所で乱され、一見してサブ基板553が誤って装着されたことが識別可能である。なお識別性を高めるべく、三角形の模様につき、各制御基板自体の色と異なる配色を施しておくのが好ましい。
【0049】
この結果、作業者は、模様の不統一を手掛かりとして制御基板の誤着が発生したこと、およびサブ基板553が誤着に係ることを容易に察知し、取替え作業を直ちに行なうことが可能となる。しかも本来の統一化された模様を意識しながら作業を行なうため、制御基板の誤着自体の発生を極力抑制することが可能となる。
【0050】
なお本変更例では、複数の制御基板が組み合わさって一つの模様が形成されるよう構成したが、各制御基板ごとに独立した模様を付すことで誤着対策を講じてもよい。
【0051】
(第3の変更例)
本発明の実施の形態に関し、さらに第3の変更例について図11を参照しつつ説明する。第3の変更例では、誤着防止対策として、各制御基板に施された放熱孔の形状を「模様」に係る識別手段として利用している。すなわち本変更例に係るパチンコ機601では、遊技盤605に設置されたメイン基板651、サブ基板653および表示制御基板655の各左下領域に、それぞれ楕円形状の放熱孔651a,653a,655aを複数個穿設しておく。
【0052】
図11では、他の種類のパチンコ機で用いられるべきサブ基板753が、サブ基板653の代わりに誤って遊技盤605に設置された状態が示される。このサブ基板753には、楕円形状ではなく円形状の放熱孔753aがサブ基板753の右上領域に穿設されている。
【0053】
この結果、各制御基板を遊技盤605に取付けた場合、サブ基板753における放熱孔753aだけが制御基盤における放熱孔651a,655aとは異なる形状かつ異なる領域に配されるため、一見してサブ基板753が誤って装着されたことが識別可能である。
【0054】
この結果、作業者は、放熱孔の形状および配置場所の不統一を手掛かりとして制御基板の誤着が発生したこと、およびサブ基板753が誤着に係ることを容易に察知し、取替え作業を直ちに行なうことが可能となる。しかも本来の統一化された放熱孔の模様および配置箇所を意識しながら作業を行なうため、制御基板の誤着自体の発生を極力抑制することが可能となる。しかも制御基板における放熱孔という既存の要素を誤着対策に利用するので、誤着対策のために格別のコストをかける必要がなく合理的である。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、異なる種類の遊技機における同種の制御装置の誤着対策を講じた遊技機の構成技術が提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である遊技機の構造につき背面視にて模式的に示す。
【図2】本実施の形態に係る遊技機のシステム構成を示すシステムブロック図である。
【図3】本実施の形態における制御基板の配色の態様を示す模式図である。
【図4】異なる機種Bに係るパチンコ機における制御基板の配色の態様を示す模式図である。
【図5】機種Aのパチンコ機において制御基板の誤着が生じたことを示す模式図である。
【図6】第2の実施形態における制御基板の配色の態様を示す模式図である。
【図7】第2の実施形態に係るCR機における制御基板の配色の態様を示す模式図である。
【図8】一般機に係るパチンコ機において制御基板の誤着が生じたことを示す模式図である。
【図9】第1および第2の実施の形態につき、更なる変更例の態様を示す模式図である。
【図10】本発明の実施の形態に関する第2の変更例の構成を示す模式図である。
【図11】本発明の実施の形態に関する第3の変更例の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
101 パチンコ機
103 枠体
105 遊技盤
107 裏機構盤
111 賞球貯留タンク
113 賞球誘導樋
115 発射装置
121 電源装置
123 中継部
125 メイン制御部
127 賞球制御部
129 音制御部
131 表示制御部
132 図柄表示部
133 賞球装置
134 賞球制御基板
135 入賞球センサ
137 始動口センサ
139 ソレノイド
141 ホールコンピュータ
151 メイン基板
153 サブ基板
155 表示制御基板

Claims (1)

  1. 本体に設置された制御装置を介して所定の制御を受ける遊技機であって、
    前記制御装置に所定の識別手段が施されるとともに、その識別手段は、異なる種類の遊技機における同種の制御装置の識別手段と異なる態様となるように構成されていることを特徴とする遊技機。
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