JP2002334118A - 三次元画像表示システム及びモデルデータ構築方法 - Google Patents

三次元画像表示システム及びモデルデータ構築方法

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JP2002334118A
JP2002334118A JP2001137491A JP2001137491A JP2002334118A JP 2002334118 A JP2002334118 A JP 2002334118A JP 2001137491 A JP2001137491 A JP 2001137491A JP 2001137491 A JP2001137491 A JP 2001137491A JP 2002334118 A JP2002334118 A JP 2002334118A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅設計シミュレーション・ソフトウェア
において、従来の三次元CADに用いられたデータ形式
では、そのデータ量の多すぎる事が、「データファイ
ル」の伝送、保存、全部の再現又は一部分の特殊再生、
ネットワークにおけるホームページ掲載、それへのアク
セス及び印刷等に際して、障害をもたらす原因となって
おり、特にメガバイトにも及ぶ「部品データ」が元凶で
あった。 【解決手段】 前記「部品(オブジェクト)データ」
に対し、その保存場所を意味する各別の番地を付し、こ
れを「パーツ管理サーバ」の管理下に「共有のデータベ
ース」にまとめ、これらとネットワーク接続された「ク
ライアント端末」のどこからでも使用の都度に検索自在
にしておけば、前記「部品データ」をわざと欠如させた
「データファイル」、即ち「各部品の寸法及び組立て配
置等」を意味する「構成データ」のみであっても、立体
見取り図を簡単に復元させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅設計シミュレ
ーションシステム等に応用して好適な、三次元画像表示
システム及びモデルデータ構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の住宅設計シミュレーションシステ
ムを構成する三次元画像表示システム(以下、「三次元
CAD手段」とも称す)においては、クライアント端末
で三次元画像を作成及び表示する場合、その三次元画像
を表示する際に必要となる、住宅の工法、基本サイズ、
階層情報等に加えて、壁、床その他使用する素材やパー
ツに関するすべての情報をクライアント端末のデータベ
ースに保有する必要があった。このため、家一件分の三
次元画像情報となると、数十メガ乃至数百メガバイトと
なるのが一般的であった。尚、ここで「クライアント」
とは主に工務店を意味している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、問題点は以下
の通り。第一に、三次元CAD手段による住宅設計シミ
ュレーションで取り扱う情報量が莫大であること。その
ため、以下に示す、第二、第三の問題を発生していた。
第二には、情報量が莫大であるが故に、各種設定、調
整、確認及び操作の項目が複雑多岐に及び、それらの対
応には高度に専門的な知識と技能を要するので、使いた
い人が手軽に利用することは困難であり、そのことが住
宅設計シミュレーションの良さが分かっていても、その
普及を妨げる原因にもなっていた。
【0004】第三には、情報量が数十メガ乃至数百メガ
バイトと莫大であるが故に、情報通信する際の負担が大
きく、例えばインターネットで伝送できる常識的限界を
超えて苦労することになる。従って、当該情報の受け渡
しの際は、容量の大きな光ディスク等の情報格納媒体を
介することが避けられず、その現物の引渡しによる連絡
及び取引となれば当然に時空を越えての、ネットワーク
ビジネスの展開を阻止する要因にもなっていた。
【0005】第四には、関連企業等との業務連携にも困
難を伴うことが多く、例えば、住宅設計シミュレーショ
ンにより「どのタイプで何色の建材にしたい」という明
確なイメージが出来上がったとしても、当該建材を発注
手配する段階では、住宅設計シミュレーション完了し、
それを表示させておき、「当該建材に関する紙製のカタ
ログや現物の小片でなる色見本等を用意し、前記イメー
ジを具現できそうな健在を探し当て、さらに、当該建材
の製造元を捜し当てる」行為が不可欠であった。何故な
らば、前記イメージのままでは発注先が不明なためであ
る。それだから、その「カタログ見本検索」等に手間隙
がかかり、住宅設計シミュレーションで構築した自由な
構想を、迅速に実現させられないという欠点があった。
本発明は以上のような課題を解決し、住宅設計シミュレ
ーションシステム等に応用し、より使い易く関連産業の
発展にも寄与できる三次元画像表示システム及びモデル
データ構築方法を安価に提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明では、住宅の設計情報である三次元画像
を作成及び表示するクライアント端末から、住宅を構成
する柱、壁、床、天井及び敷地に関する基本形状情報
と、その基本形状情報の組合せでなる部屋、基礎及び屋
根に関する応用形状情報を順次入力して基本情報を構築
し、建材の素材、建具、備品及び/又は家財道具を意味
する外部情報の所在を各別に示す番地が割り当てられ、
その番地により機能する検索手段と、データベースに保
存された前記外部情報を前記クライアント端末からの求
めに応じて提供する外部情報提供手段を具備したパーツ
管理サーバが、前記クライアント端末にネットワーク接
続されるようにした。
【0007】実際の住宅設計においては、前記基礎情報
で入力された柱、壁、床、天井の素材(以下、「素材」
と称す)の選択や、壁、ドアといった建具並びに電灯、
水廻り用品、家具等(以下、「部品」と称す)の選択が
必要であるものの、これら、素材や部品に関する情報
は、前記パーツ管理サーバの管理下にあるデータベース
に保存されているので、前記クライアント端末には、そ
ちらの側からアクセスするための番地、即ち部品コード
だけを構成データとして保存していれば足りる。要する
にデータ量としては部品データと部品コードでは、部品
コードのほうが格段に少なくて済み、その少ないデータ
量の部品コードだけを保存すれば良いのである。
【0008】次に、前記三次元画像表示システムを有す
るコンピュータ即ちクライアント端末は、前記基本情報
及び前記外部情報を読み込み、その基本情報により指定
された家の形状、間取り等を再生する。そして、素材や
部品の指定がある場合、前記構成データとして保存され
た前記部品コードにより、前記パーツ管理サーバに参照
する。そのパーツ管理サーバは参照された部品コードか
ら、該当する部品データが保存されている部品データベ
ースの番地を指示し、当該データベースへアクセスし必
要な情報を取得する。取得された情報は、必要な形に生
成され前記クライアント端末に送付され、クライアント
端末では、各素材情報や部品情報を含む三次元画像情報
が再生される。
【0009】このようにしたので、住宅設計シミュレー
ションを進める過程において、前記クライアント端末の
側からアクセス可能な前記外部情報でなる部品データベ
ースを、前記「番地」即ち「オブジェクト管理番号」
(以下、「部品コード」とも略称する)により機能する
検索手段により適宜アクセスし、シミュレーション・モ
デルデータが必要とする最小限の前記部品データを引用
し、それらを構成データ即ち部品データ相互の組合せや
位置付け等を規定する、言わば組み立て指示データの指
示通りに、前記部品を組み合わせるだけで目的を達成で
きる。
【0010】従って、前記クライアント端末の画面上又
は印刷出力する紙面上に対象モデルを立体的に描いて見
せられる立体描写機能を有する三次元CAD手段の取り
扱う情報量、即ちビット数を低減する。このことを逆に
言うと、大判印刷に適する高解像度の画像データをも小
さなデータサイズで実現できる。そして、取り扱う情報
量が減らされた事により、各種設定、調整、確認及び操
作の項目も減少し、それらの対応が従来よりも比較的手
軽になる。又、少ない情報量であれば、その情報量を伝
送する伝送経路の負担は当然に軽くて済むので、情報通
信に関連した周辺設備その他に対する設備投資も少なく
て済む。
【0011】尚、「クライアント」とは主に工務店を意
味し、以後に頻出する「コンシューマ」は住宅を新増築
しようとする者、即ち最終利用者として区別している。
又、前記「パーツ管理サーバの内容」及び/又は関連す
る「ホームページの内容」を実質的に支配する者が本発
明の実施主体であり、前記「クライアント」は主な顧
客、さらに「コンシューマ」は副次的な顧客と想定して
いる。又、「パーツ」と「部品」は「三次元CADにお
けるオブジェクト・部品」として同義であり、「情報」
と「データ」も「三次元画像を構成するためのCADデ
ータ」として同義であり、これらを使い分けた意味は特
に無く、何れで表現された場合も本発明に含む。尚、こ
れらの用語の定義は以後も随所で適宜繰り返す。
【0012】又、第2の発明では、前記外部情報の一部
又は全部を保存したデータベースを前記クライアント端
末にも具備し、表示すべき三次元画像の必要に応じた前
記外部情報のうち不足分を前記パーツ管理サーバから補
填する不足情報補填手段を備えた。このようにしたこと
により、前記クライアント端末に予め具備された前記外
部情報をクライアントがその手元で用いるのに、サーバ
へのアクセスが不要になり、その分だけ通信費用と時間
の節約になる。又、一度サーバから読み込んだ前記外部
情報は、その外部情報をクライアントデータベースに保
存することにより、次回よりサーバへのアクセスが不要
となる。
【0013】又、第3の発明では、前記クライアント端
末にネットワーク接続されるサーバ上のホームページに
モデルハウスの展示及び/又は住宅建築に関連する相談
室を構成する展示場を備えたので、住宅建築の商談が発
生するなどして関連する産業(以下、「関連産業」と称
す)、即ち工務店、材木店、建材メーカー、住宅設備機
器メーカー及び屋内配線・据付工事等の施工業者に対
し、事業発展に寄与する。
【0014】又、第4の発明では、前記外部情報を第三
者の求めにより更新及び/又は追加するデータベース拡
充手段を備えた。ここで、「第三者」とは主に住宅建
材、住宅設備機器、及び家財道具等のメーカーを意味し
ている。このようにしたことにより、前記クライアント
や利用者の欲しがる最新カタログ情報をネットワーク広
告できるので、前記サーバ管理者は前記関連産業のなか
で、最新カタログ情報等のネットワーク広告掲載を希望
する者の依頼に応じることにより、その依頼者から広告
掲載料も徴収できる。又、前記クライアントや利用者は
最新カタログ情報による設計シミュレーションが手軽に
できるので、前記関連産業の事業者、前記クライアント
及び利用者の利益になる。
【0015】又、第5の発明では、前記サーバ管理者に
よる前記番地の設定をなす番地設定手段を伴う前記デー
タベース拡充手段を備えた。このようにしたことによ
り、前記サーバ管理者は前記第三者に対して、優位な立
場を維持できる。何故ならば、前記第三者は自社製品を
販売促進するために広告掲載料を払ってでも、自社製品
に関する最新カタログ情報等のネットワーク広告掲載を
希望する者であり、その依頼目的に沿うためには前記サ
ーバ管理者による前記番地の設定が不可欠である。もっ
とも、前記番地の設定をしなくても、通常に見受けられ
る程度のネットワーク広告掲載であれば可能であるもの
の、前記番地の設定をしない限りは、本発明の効果を得
られないので、その意味で前記番地の設定が不可欠であ
る。そして、その番地設定手段は前記サーバ管理者に独
占排他されている。従って、前記第三者は、その依頼目
的即ち自社製品を販売促進する目的を達成するために
は、独占排他された番地設定手段を前記サーバ管理者の
意図する制約条件の範囲内で、番地設定を前記サーバ管
理者に委任するか又は使用許諾を求めることになる。こ
のようにして、前記第三者は、前記サーバ管理者に依存
する関係になるので、前記サーバ管理者は前記第三者に
対して、優位な立場を維持できる。尚、前記「パーツ管
理サーバの内容」及び/又は関連する「ホームページの
内容」を実質的に支配する者が本発明の実施主体であ
る。
【0016】又、第6の発明では、前記外部情報及びそ
れに関連するソフトウェアを格納した情報記憶媒体の所
持者又はこれらを利用できる者に限定した利用者限定手
段と、その限定利用者には前記展示場及び/又は前記相
談室を利用できる会員権を付与する。このようにしたこ
とにより、例えばCD−ROM等でなる前記情報記憶媒
体を単独で販売する事業も成り立つ。即ち前記CD−R
OM等を販売し、それで会員権を獲得した者を優遇する
ので、前記CD−ROM等に格納された住宅設計シミュ
レーションの三次元CADソフトの売り切りにとどまら
ず、当該ソフトの利用をステップとして、次なる興味関
心を呼び起こす展開を販売促進の宣伝に盛り込めるので
ある。又、仮想展示場及び又は仮想相談室を利用できる
会員は最新カタログ情報に伴う商談を発生するので、関
連事業の発展に寄与する。
【0017】又、第7の発明では、住宅建築用資材に関
する情報を夫々の説明文も添付して前記データベースに
格納した。このようにしたことにより、前記部品データ
ベースには住宅建築用資材に関する情報を夫々の説明文
も添付して格納したので、リビング、ダイニング、キッ
チン、玄関、寝室、浴室及び、子供部屋等、住宅の見所
に関し、設計シミュレーションの完了した住宅の画像デ
ータ、即ち住宅ファイルの中に、夫々の説明文も添付し
て収納でき、必要に応じて帳票への記載や画像表示に脚
注もできる。
【0018】又、第8の発明では、前記外部情報を構成
する部品に対して視点変化自在にすべく当該部品を適宜
回転させて見た画像でなる部品回転視情報も、前記外部
情報に添付して前記データベースに格納した。このよう
にしたことにより、クライアント又は利用者の情報端末
で表示される三次元画像は、静止画像のみならず、ウォ
ーク・スルーといった動画も保存できる。ここで、「コ
ンシューマ」は住宅を新増築しようとする者、即ち最終
利用者として区別している。前記「クライアント」が主
な顧客であることに対して、前記「コンシューマ」は副
次的な顧客と想定している。そして、取り扱うデータ量
を減らすべく、データの保存にあたっては、前記部品デ
ータは保存せず、外部の部品データベースから適宜デー
タアクセスして利用する。
【0019】そして、カメラの設定位置即ち視点デー
タ、ウォーク・スルーの軌跡データを、前記クライアン
トや利用者の見たい角度等の希望に応じて、彼らの情報
端末から視点位置情報及び視点移動の軌跡データを適宜
入力すれば、希望どおりの視点から見たようにシミュレ
ーションの画像を表示することができる。例えば、住宅
の屋根と天井を取り外し、内外装の仕上がり状態を鳥瞰
図等にして見せ、しかもその鳥瞰図等の視点移動を自在
にし、あるいはウォーク・スルー機能に至っては、屋内
外の様子を歩行者の視点でつぶさに観察できる。それが
できるのは、住宅として組み合わされる以前の部品毎
に、それらを個々に回転させて見た画像でなる部品回転
視情報も、前記外部情報(以下、「部品データ」とも称
す)に添付しているためである。
【0020】さらに、前記視点位置情報及び視点移動の
軌跡データも、必要最小限の情報量だけ住宅ファイルに
記録保存し、三次元画像の復元時には前記住宅ファイル
とは別経路で適宜検索自在な外部の部品データベースか
ら、部品データを適宜データアクセスして引用し、前記
住宅ファイルの構成データの指示に応じて住宅画像等を
復元し、所定範囲内の希望する角度で閲覧できる。又、
遠隔拠点(以下、「ローカル」とも称す)側、即ちクラ
イアント又は利用者の手元において、家庭におけるテレ
ビゲーム感覚で手軽に三次元画像でなる住宅設計シミュ
レーションができる。尚、家庭におけるテレビゲーム感
覚とはパソコン又はテレビとシミュレーションゲームソ
フトの組み合わせによる簡素で安価な装置により、画像
合成やアニメーション(動画)技術を駆使してなる、仮
想の映像を作って空想体験を楽しむ時の精神状態を意味
し、例えば「こんな家を建てて住みたいというマイホー
ム願望」を、あれこれと手を変え、品を変えて満足させ
られる。
【0021】又、第9の発明では、複数のデータベース
から最新情報を検出する最新情報検出手段と、最新でな
い情報を最新情報に更新する更新手段を備えた。このよ
うにしたことにより、前記クライアントはもとより、ほ
とんどの利用者にとって有効な、高精度かつ最新に略自
動的に更新された前記外部情報を利用できるので、この
システムは半永久的に陳腐化せず、その利用価値を維持
できて、システム寿命が延びる。特に、本発明を住宅設
計に応用した場合は、前記部品データの説明文等が工務
店、建材店、内外装施工店及び屋内電気工事店にとっ
て、資材の最新カタログに匹敵するので、実際の資材費
見積に有効である。
【0022】
【作用】本発明の三次元CADシステムでは、住宅ファ
イルを構成する前記部品データは、住宅ファイルの中に
入っていない。住宅ファイルの中には、前記部品コード
とその部品の配置されている素材情報、サイズ情報、位
置情報及び回転情報、即ち設計済みの住宅たり得る素材
・サイズ・位置で、必要な部品を絡み合わせる情報及
び、それらの部品を各々回転して見渡した情報のみが格
納されている。
【0023】そして、本願における必須要件項たる主発
明の部品データベース(DB)は、サーバ側と端末側の
うちサーバ側DBの方が必須であり、端末側DBは必須
ではない。つまり、基本は端末側DB無しである。
次善の策として端末側DBの活用もあり、本願における
実施態様項たる従発明との位置付けで、後に詳細を説明
している。尚、DBは部品データベースの略である。
【0024】サーバ側DBのみを主情報源とした構成
は、近い将来にネットワークの通信速度が高速化し、な
おかつ常時接続利用の環境に変化した場合に、極めて効
果的となる。何故ならば、利用者の情報端末に保有でき
るDBの容量は有限でも、ネットワーク上における1以
上のサーバ側DBを常時接続利用となれば、最新かつ無
限の情報を検索自在となるからである。
【0025】端末側DBをも活用する実施形態は、前
述したサーバへの常時接続利用及び高速ネットワーク通
信の環境が得られないような場合に、効力を発揮する。
即ち、必要なDB情報を予めダウンロードしておくか、
又は必要な部品情報が記録されたCD等を利用して、取
り敢えず端末及び端末側DBにより、手元の情報だけで
も三次元画像の設計を可能にするからである。
【0026】ここで、部品DBには、部品コードに対応
する部品データとともに、住宅建築用資材に関する文
章、写真、動画、音声情報へのリンク情報が格納されて
おり、住宅ファイルにそれらのデータを実際に組み込ん
だり、添付しなくても、情報端末から前記部品データベ
ースにアクセスすれば詳細説明を見ることができるた
め、前記部品データベースを情報端末に備える必要が無
い。しかも、住宅ファイルのデータ量を減らすことがで
きる。
【0027】従って、住宅ファイルには、CAD等で知
られる必須の情報が示され、住宅を構成する部品が、オ
ブジェクトレコードとして格納される。オブジェクトレ
コードには、部品コードと位置情報、そして部品の素材
情報が格納されている。オブジェクトの素材に関する情
報は、素材レコードに格納されている。そして、本発明
の三次元画像表示システムは、この住宅ファイルの部品
コードを元に、住宅の三次元イメージを作成する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の三次元画像表示シ
ステム及びモデルデータ構築方法を、住宅設計シミュレ
ーションシステム(以下、「本システム」とも称す)に
応用した実施の形態を、図面に沿って説明する。図1
(a)及び同図(b)は三次元画像表示システム及びモ
デルデータ構築方法の構成概念図である。これらは実施
形態に対応した語句を整理して網羅する必要上、図1
(a)と同図(b)に分けているが、本質的には同一の
技術内容を表しているので、図1(a)と同図(b)の
何れの語句による表現であっても、本発明に含まれるも
のと看做し得る。図1(a)と同図(b)において三次
元モデルデータ1,31は、三次元CAD等で知られる
必須の情報で構成され、三次元画像表示システム2若し
くはクライアント端末32との間で情報交換している。
【0029】図1(a)におけるFTP(File Transfe
r Protocol)サーバ4には最新に更新された分まで含め
てパーツ情報の全てがDB16にある。このDB16は
FTPサーバ4の管理下にあれば、その数と所在地は自
由である。即ち、FTPサーバ4はパーツ情報管理機能
そのものであり、三次元画像表示システム2のファイル
アクセス機能とパーツ情報管理機能に連携し、部品コー
ドに対応する部品データとともに、住宅建築用資材に関
する文章、写真、動画、音声情報へのリンク情報等も提
供する。以下、,の場合を区別して説明する。
【0030】サーバ側のDB16,36のみを主情報
源とした構成は、近い将来にネットワークの通信速度が
高速化し、なおかつ常時接続利用の環境に変化した場合
に、極めて効果的となる。何故ならば、利用者の情報端
末に保有できるDB3,33の容量は有限でも、ネット
ワーク上における1以上のサーバ側DB16,36を常
時接続利用となれば、最新かつ無限の情報を検索自在と
なるからである。
【0031】端末側のDB3,33をも活用する実施
形態は、前述したサーバへの常時接続利用及び高速ネッ
トワーク通信の環境が得られないような場合に、効力を
発揮する。即ち、必要なDB情報を予めダウンロードし
ておくか、又は必要な部品情報が記録されたCD等を利
用して、取り敢えず端末及び端末側のDB3,33によ
り、手元の情報だけでも三次元画像の設計を可能にする
からである。
【0032】このように、遠隔地にあるパソコンに内蔵
されたハードディスク等に形成されたDB(以下、「ロ
ーカルDB」と称す)3若しくはCD−ROM等の情報
記憶媒体33にも三次元画像表示に必須の情報である、
パーツ管理ファイル、パーツファイル、テクスチャーフ
ァイルを格納したデータファイルが有る。
【0033】又、ローカルDB3にも比較的小規模なが
ら三次元画像表示システム2で必要とする同種の情報が
有り、不足分はDB16から適宜に検索利用し、キャッ
シュ・データとして備えることができる。従って、一度
利用したことのあるパーツ情報はインターネット5によ
る通信の時間を要することなく、瞬時に検索利用でき
る。さらに、ローカルDB3が全く無い場合も三次元画
像表示システム2は成立し、このFTPサーバ4と、三
次元画像表示システム2との間がインターネット5によ
り情報交換していれば良い。
【0034】又、FTPサーバ4はプロバイダのWWW
(World Wide Web)サーバからホームページをインター
ネット5に発信する場合には、プロバイダ側にHTML
(Hyper Text Markup Language)ファイル等を転送する
際等に用いられる周知のサーバである。
【0035】図1(b)におけるパーツ管理サーバ34
は、DB36の他、利用者限定手段も備えており、この
パーツ管理サーバ34と、限定利用者のクライアント端
末32との間はネットワーク35により情報交換してい
る。従って、クライアント端末32からDB36の内容
はネットワーク35を介して検索利用できる。そして、
情報記憶媒体33にもDB36と同種の情報や利用者限
定手段が有る。
【0036】このように検索自在な構成のため、クライ
アント端末32には検索手段、不足情報補填手段、外部
情報収集手段、データベース拡張手段及び更新手段があ
るものの、情報記憶媒体33は付属していてもいなくて
もどちらでもよい。ただし、CD−ROMでなる情報記
憶媒体33を所持または利用できる者を会員とみなす利
用者限定手段に関しては後述する。
【0037】又、三次元モデルデータ1,31には基本
情報(部)と外部情報(部)が有り、基本情報(部)に
は基本形状情報と、応用形状情報(と基本情報)が含ま
れ、外部情報(部)には三次元パーツ情報及び部品回転
視情報と、素材情報及び説明文等が含まれているが夫々
のファイルの機能等に関しては後述する。又、ローカル
DB3若しくは情報記憶媒体33と、FTPサーバ4若
しくはパーツ管理サーバ34には、パーツ管理ファイル
と、パーツファイルと、テクスチャーファイルが有り、
最新に更新された時点で内容が一致するものの、ローカ
ルDB3若しくは情報記憶媒体33の方が更新の回数の
少ない分だけ古い情報であるが、両者を比較して新しい
方を利用することもできる。
【0038】尚、番地設定手段、外部情報提供手段、デ
ータベース拡張手段、最新情報検出手段及び更新手段を
パーツ管理サーバ34に含まれるように図示している
が、各手段の所在位置は厳密である必要は無い。何故な
らば、図1(a)及び同図(b)は三次元画像表示シス
テム及びモデルデータ構築方法の構成概念図であり、装
置の設計図ではないからである。尚、各手段の機能等に
関しては後述する。
【0039】基本構成としては、主に工務店を意味する
「クライアント端末」と、「パーツ管理サーバ」のネッ
トワーク接続が必須要件となる。前記基本構成を図1
(a)と同図(b)で照合すれば、クライアント端末3
2は三次元画像表示システム2が相当し、住宅等の設計
情報である三次元画像を作成及び表示を行う。その中で
も「ファイルアクセス機能」が最も重要であり、「検索
手段」とも称して説明する。又、前記パーツ管理サーバ
34はFTPサーバ4が相当し、クライアントはFTP
サーバ4のデータベースから部品情報を適宜検索利用で
きるので、クライアント端末32にデータベースを持つ
ことなしに、クライアントが常備しているのと同等の効
果を持つ。
【0040】このことにより、従来の三次元画像表示シ
ステム及びモデルデータ構築方法ではクライアント端末
32で三次元画像を作成及び表示する場合、その三次元
画像を表示する際に必要であった、住宅の工法、基本サ
イズ(尺モジュール、メーターモジュール等)、階層情
報に加えて、壁、床、その他使用する素材やパーツ類に
関する全ての情報をクライアント端末32のデータベー
ス、即ち情報記憶媒体33等に保有する必要から、家一
件分の三次元画像情報となると、数十メガ〜数百メガバ
イトとなるのが一般的であったところを、十分の一以下
の数百キロバイトで済ませられる。
【0041】図2は本実施形態の住宅設計シミュレーシ
ョンシステム(「本システム」とも称す)10の構成及
び情報端末との接続関係を示すブロック図であり、図1
で示した構成概念を、より実施形態に近づけて説明し易
くしたブロック図である。尚、本システム10の利用者
は以下のとおりであるが、説明の都合上、主な顧客を前
記「クライアント」即ち工務店の「建築士等」とし、副
次的な顧客を「コンシューマ」と称して区別している。 1.住宅メーカー、工務店及び設計事務所の建築士等
(以下、「建築士等」と称す)、 2.住宅新築、増改築及びリフォームなどを考えている
人(以下、「コンシューマ」と称す)、 3.住宅建材、住宅設備機器、及び家財道具等のメーカ
ー(以下、「スポンサー」若しくは「第三者」と称
す)、 などである。
【0042】図2に示すように、本システム10は、技
術情報管理事業者(本出願人を含むソフトウェアの請負
制作及び応用サービス提供事業者)の住宅設計シミュレ
ーション管理サーバSV(以下、「サーバSV」と称
す)を中核とするシステムであり、前記利用者の情報端
末Tとの間でインターネット5による、住宅設計シミュ
レーションの支援を行い、特に従来の住宅シミュレーシ
ョンシステムでは成立し難かった「最新部品のカタログ
情報」提供及び当該部品の製造元に関する紹介記事まで
を取り扱っている。そして、そのため図3に概念図で示
す「住宅Webサービス」というホームページを開設し
ている。これは、インターネット5上にサーバSVを構
築して実現する。又、建材設備情報、パーツ提供は最新
カタログ情報として、展示場に関してサーバSVによる
三次元モデルデータの構築及び配信のことである。尚、
大型プリント、住宅ローン相談機関に関する詳細説明は
省略する。
【0043】前記建築士等は情報端末Tで前記ホームペ
ージにアクセスし、サーバSVに対して必要な情報交換
し、前記コンシューマのための住宅仕様を瞬時若しくは
短時間にイメージ設定し、三次元CADによる立体見取
り図を画面上で見ながら、近い将来に建築されるであろ
う依頼通りのマイホーム、若しくは後述する展示用の住
宅設計構想に及ぶ。あるいは、前記コンシューマが住宅
設計シミュレーション等に用いる。
【0044】次に、本システム10を詳細に説明する。
図2に示すように、サーバSVは、主制御装置SV1、
記憶装置SV2、入出力装置SV3及び通信制御装置S
V4などがバスSV5に接続される構成を有する。
【0045】主制御装置SV1は、MPU(Micro Proc
essing Unit)及びRAM(RandomAccess Memory)など
から構成され、サーバSVを統括的に制御している。主
制御装置SV1には、WWWサーバプログラム、部品コ
ード体系、部品コード発生手段、部品データ検索手段、
構成データ送信手段及びDB管理手段等が起動してい
る。WWWサーバプログラムは、HTTP(Hyper Text
Transfer Protocol)によりインターネット5上のサー
バや利用者(情報端末T)との間で種々の情報を授受す
る基盤プログラムである。尚、主制御装置SV1に起動
しているその他のプログラムに関しては、図4乃至図6
を織り交ぜて適宜後述する。
【0046】記憶装置SV2はハードディスク装置や光
磁気ディスク装置等から構成されている。この記憶装置
SV2は、部品DB100、部品コード体系DB20
0、ホームページデータ300等を検索自在に収納して
いる。入出力装置SV3には、キーボード、マウスや表
示装置などが接続されている。又、通信制御装置SV4
は、モデムやDSU(Digital Service Unit)等から構
成され、インターネット5による情報の送受信を実現
し、クライアント端末、即ち情報端末Tを持つ利用者と
の交信を可能ならしめている。
【0047】この情報端末Tには仕様確認手段、三次元
CAD手段、(視点移動)シミュレーション手段、構成
データ抽出手段及び画像復元手段が備えられ、この情報
端末Tがインターネット5に非接続状態でも、このクラ
イアント端末自身の機能として、周知の三次元CAD手
段による住宅設計シミュレーションを実行できる。そし
てそれに加えて、インターネット5を介することで、最
新の部品情報等を検索利用できるという付加機能を、本
システム10全体で実現している。
【0048】又、図4は一軒の住宅建設に必要な資材一
覧表(以下、「部品表」とも称す)であり、各部品に対
して固有の部品コードが付けられて、検索自在ならしめ
てあり、この部品表は図1で概念を示した「パーツ情報
管理機能」に属する「パーツ管理ファイル」の適宜抜粋
により作表し、「基本形状情報」、「素材情報」及び
「テクスチャーファイル」等を具体的に示した表であ
る。即ち、シコク砂王No.41は「基本形状情報」であ
り、壁そのものの形状を部品として「パーツ管理ファイ
ル」に格納されている。又、コンクリート壁面用壁紙鶯
色は「素材情報」であり、「テクスチャーファイル」に
格納されている。尚、テクスチャーとは基本形状部品の
表面に貼付けて用をなすものである。又、丸型天井蛍光
灯SLC60Wは屋内照明器具であり、その家電メーカ
ーにとっては完成品であっても、本システム10におい
ては一軒の住宅建設に必要な部品と見なしている。そし
て、「基本形状情報」も「素材情報」も全て部品として
管理している。
【0049】尚、CAD手段を実行する際に、クライア
ント端末32に三次元画像表示されたCAD画像及び利
用者が入力した寸法値等に基づいて、検索手段により該
当する部品コードを特定し、該当データが情報記憶媒体
33、即ちローカルDB3では発見できなければ、不足
情報補填手段により補填する。
【0050】次に、図5は三次元モデルファイルの構造
を示す説明図であり、管理情報部と、オブジェクトデー
タ情報部と、オブジェクト管理番号が有り、図に記載し
た内容の通りである。但し、図5で示したファイル構造
の概念を、より実施形態に近づけて説明し易くするため
に、「オブジェクト」を「部品」に、「オブジェクト管
理番号」を「部品コード」即ち「部品の呼び出し符号」
として説明している。同様に「オブジェクトのフェイス
番号」とは壁に貼り付ける壁紙を始めとして、薄い直方
体でなる壁の6面夫々の様子を明らかにするための情報
であり、「面情報」と呼ぶ。又、「ピッチ情報」は部品
を配置する際の相互間隔の寸法を意味し、「回転情報」
は三次元CAD手段等において部品を回転させて見せる
「部品回転視情報」のことであり、その際に必要な情報
を規定する。
【0051】次に図6は、前記「部品データ」及び前記
「面情報」を画像表示した状態の説明図であり、周知の
三次元CAD手段等による表示画面である。前記壁6の
6面夫々の様子に関し、「壁6のフェイス」として「サ
イドA」「サイドB」「トップ」「ボトム」「エンド
A」「エンドB」とも呼ぶ。以下、本システム10を主
に前記コンシューマ又は建築士等の立場で説明する。先
ず、仕様確認手段により、利用者の情報端末Tから入力
される要求に基づいて、住宅設計シミュレーションの対
象となる内外装の概要と建具等でなる部品(建具全般、
壁紙等の色・柄物に関する指定材料及び照明器具の完成
品も含む)を、例えば、畳敷きの8畳間などと選定し、
具体的かつ詳細な仕様の設定に対応する。
【0052】ここで、簡素な下絵の状態の雛型を提示
し、利用者の指定する寸法構成及び着色等を待つ。前記
仕様の設定は壁の色や柄模様の指定のみならず、建物の
形状や寸法及び特殊部品に至るまで、その設定範囲は当
該建材及び住宅設備メーカーの事業の範囲と一致してい
れば、部品DB100の充実により、如何様にも対応可
能であり、この仕様確認手段に関しては、既存の住宅設
計シミュレーションシステムにも有るので更なる説明は
省略する。又、選定された住宅の雛型に着色その他の仕
様が、三次元CAD手段により、画像合成されてなる立
体見取り図の画像データを部品DB100から取得し
て、要求のあった情報端末Tにダウンロードする機能を
有する。
【0053】尚、図示せぬ利用者管理手段は、後述する
課金手段との関連により、代金回収の都合上、相当の厳
密性を備えており、本システムに登録を済ませた利用者
はID番号とパスワードによる周知の認証手段でセキュ
リティー管理されるが、その説明は省略する。又、後述
するCD−ROMを購入した者だけを会員と見なして、
相当の利用を許可する方法もある。
【0054】又、予め定められた部品コード体系に沿っ
て、新規発売される部品に対して、適切な部品コード
が、一対一に発生される部品コード発生手段は、前記ス
ポンサーと建築士等及び前記利用者の利益が一致するよ
うに、客観性と精密さ保つようなプログラム及び手入力
を伴う部品登録手段(図示せず)で構成されている。こ
れが前述した番地設定手段である。そして、前記部品コ
ード発生手段は前記利用者の住宅設計構想を、迅速かつ
正確に汲み取って、その要求仕様を着色した立体見取り
図等で絵解きし、具現させるために必要な部品の検索を
容易ならしめるように、前記検索手段と一体をなしてい
る。
【0055】又、出来上がった設計構想に対して、それ
に用いた部品を前記部品コードを検索キーとする部品表
及びその単価、数量、納期その他の商取引要件等を掲載
した帳票を、当事者の間で取り交わすことまでできるよ
うにしたプログラムで構成されている。即ち、シミュレ
ーション設計構想が出来次第、資材発注も可能である
が、実行するか否かは利用者次第であり、発注しないま
でも材料費の見積もできる。
【0056】又、DB管理手段は、各DBへのデータ登
録及び既登録済みデータの更新登録を行う機能である。
例えば、スポンサーの新たなカタログ情報の掲載依頼、
即ち部品の新規登録の際の部品DB100へのデータの
登録はこのDB管理手段を介して行われる。そして、利
用者が複数の部品DB100を検索可能な場合は、両者
の新旧を比較し、旧情報を新情報に自動更新するか又は
新情報を選択して利用する。
【0057】記憶装置SV2が有するDB等を、図4及
び図5を参照して説明する(適宜図1を参照)。ここ
で、図4及び図5は部品DB100の論理構成図とも考
えられ、図4の1行目にM電工製の「丸型天井蛍光灯S
LC60W」とあるが、三次元CAD手段で立体見取り
図を制作する最終段階で、内装の壁や天井の色・柄模
様、建具、照明器具及び家具をCAD画面の選択肢によ
り、配置すべき部品の候補が画面の隅に小さな絵で提示
(図示せず)されるので、これをマウスクリック操作に
より、選択指示すれば、次々に意図する構想が立体見取
り図により順次に絵解きされる。例えば6畳と指定され
た和室の天井の真中に吊り下げられた画像が合成され
る。
【0058】又、CAD画面に展開されるカラーの立体
見取り図を見て、意に添わなければ、気に入るまで部品
を交換するなり、配置を替えるなり、周知の三次元CA
D手段による試行錯誤を繰り返すまでのことであり、そ
の構想を練るためのための材料が部品DB100に格納
されているのである。
【0059】図4に一部抜粋して示すように、部品DB
100は、部品コード、メーカー名、品名、供給状況等
と字数制限内で事業者側で登録し、本システム10の主
制御装置SV1に内蔵された部品コード発生手段により
半自動発生する。具体的には分類別の通し番号を機械的
に発生させ、規定桁数でなる部品コード枠の余った枠内
にメーカーの呼称する型番等を含めるようにし、色・柄
物はRED,GREEN,BLACK,STRIPE等
の頭文字を付け足す等、部品コードそのものに部品の特
徴をある程度表示させる周知の要領である。
【0060】又、図4に示した部品表は一軒の住宅に必
要な資材を一覧するのに適した帳票であるが、これとは
別書式又は別画面の帳票により、一品一葉(頁)又は一
部品一画面として、各部品別のカラー画像入り詳細デー
タ(図示せず)を部品DB100に検索自在に格納して
いる。要するにスポンサーからネットワーク広告掲載依
頼される最新カタログ情報に部品コードを付けて、検索
自在に整理格納したものである。
【0061】さらに、前記スポンサーは自社製品の販売
促進の目的により、部品DB100の広告機能を認め
て、検索され易く、見栄え良く、当該自社製品の説明を
懇切丁寧にしたカタログ情報の掲載を望むはずであり、
それに応じて、部品コード発生手段とDB管理手段が協
調して、整然たる部品DB100が構築され、維持され
るのである。
【0062】但し、全ての部品に関し、発売より製造中
止までの商品寿命(調達可能期間を意味しており、風雪
に耐えての製品寿命とは違う)があるので、いわゆる調
達可否情報を定期的に更新する必要がある。この情報更
新も含めてDB管理手段が機能する。要するに調達不能
になり次第、その旨を明示するか又は部品DB100か
ら削除すればよい。
【0063】前記照明器具の場合、一般的な呼称の慣例
においては、「部品」と呼ぶのに相応しくない部品では
あるものの、あえて本システム10においては、組立て
完成される住宅に対して、柱、板、壁、床、天井、敷地
等の基本形状情報と共にこれらの構成要素の全てを「部
品」又は「オブジェクト」と称している。この「オブジ
ェクト」とは、三次元CAD手段以前の、コンピュータ
・グラフィックにおいても、最小単位の絵画構成要素を
意味し、コンピュータ・グラフィック・デザイナーは周
知のマウスとキーボード操作により、前記「オブジェク
ト」を画面上に配置し、着色等の指示をしながら意図す
る絵画に、「切り絵」若しくは「塗り絵」の要領で仕上
げ、三次元CAD手段においても、前記「オブジェク
ト」を用い、プログラムで三次元(以下、「3D」とも
称す)部品データを生成して周知の要領で立体見取り図
を仕上げるのである。
【0064】前記「オブジェクト」には「オブジェクト
管理番号」が付けられて、検索自在に管理されている。
本実施形態においては「オブジェクト」を「部品」とも
称しているので、説明の便宜上、「オブジェクト管理番
号」のことを当該「部品」に対する「部品コード」と簡
明な表現で統一している。要するに住宅建築及びシミュ
レーションに用いる、柱、板、壁、床、天井、敷地等の
基本形状情報と共に照明器具に至る全ての構成要素を
「部品」と見なし、それらに対する「部品コード」と
し、部品ごとに呼び出し符号を付けて検索自在に整理す
る周知の部品管理手段の考え方を利用できる。
【0065】その部品管理手段においては、部品の性質
から分類し、その分類から枝葉を派生させ、全てを網羅
させる部品コード体系に当てはめて、一部品一コードの
原則を守り、重複しないように符号を発生し、以後は検
索自在に部品DB100に格納しておく。尚、この部品
コード体系に関しては、本発明における必須要件ではあ
るものの、アッセンブリーメーカー等に必須かつ周知の
技術思想であるので、更なる具体的な説明は省略する。
【0066】次に三次元部品の説明をする。三次元部品
は複数の部品から組み合わさっている。例えば、テーブ
ルの場合、テーブル盤面部と脚部から構成されている。
これらの部品に夫々素材を指定することができる。夫々
の部位に指定する素材を部品の「面情報」と呼び夫々
に、素材を指定することができる。又、壁という部品を
指定した場合、現実のその部品は6面の平面でなる直方
体であり、その6面夫々に対して異なる「面情報」与え
ることができる。例えば、外壁面を海老茶色に、内壁面
をクリーム色に、端面を白色等に塗り分けられる。
【0067】前記素材の指定方法は、三次元部品データ
の記録に続く、複数の素材情報記録によって、三次元部
品を構成する「面情報」の素材を指定する。又、三次元
CADシステムでは、記録されている素材情報と、部品
DB100から素材のデータを読み取り、三次元画像と
して表示させる。その際、読み取るべき前記素材情報が
ない場合は、部品DB100に格納されている三次元部
品の規定値が適用され、取り敢えず標準的な素材情報を
仮に当てはめて、例えばテーブル盤面部に「木目調」の
素材情報が無い場合は、規定値の「白色」が適用され、
不自然な欠陥の無い三次元画像を表示させておく。
【0068】次に外部データの説明をする。この外部デ
ータと呼ぶ理由は、本システム10の利用者が自身の部
品DB100では見つからない部品データ、即ち情報端
末Tのハードディスク等には格納されていない部品デー
タに関しては、サーバSVの部品データ検索手段を呼び
出す。そして、当該サーバSVが持っている部品DB1
00を検索し、そこから三次元部品と素材情報を読み取
り、三次元画像を表示させる。要するに利用者の手元に
有る情報を迅速に検索し、それだけでも大半の要求を満
たし得るものの、更に最新情報で正確なシミュレーショ
ンしたければ、インターネット5上のサーバSVを呼び
出して完璧ならしめる。
【0069】この外部データとしては、ドア、窓等の建
具や、バス、トイレ、キッチン等の水周り用品、照明器
具等の住宅設備機器や、テーブル、椅子、家具等インテ
リア関連部品の三次元部品には全て部品コードが付けら
れている。そして、三次元CAD手段により住宅シミュ
レーションを実行すれば、そこで制作された仮想住宅に
配置されている部品の数だけ、三次元部品データパケッ
トが三次元モデルデータに記録されている。この三次元
部品データパケットには、その部品に関する部品コー
ド、配置する位置情報、サイズ情報、部品回転視情報、
素材情報が含まれている。
【0070】次に、基本形状と応用形状の説明をする。
基本形状とは住宅を構成する柱、壁、床、天井及び敷地
等を意味し、この基本形状の組合せである部屋、基礎、
屋根などを応用形状と呼び、これらは全て三次元部品デ
ータパケットに記録されている。ここで、三次元CAD
手段により、部品DB100を部品コードにより検索
し、該当する部品の形状に基づき、前記基本形状と応用
形状を作画プログラムでローカル作成する。即ち、壁、
床、天井、部屋、屋根等は規定値の寸法及び縮尺に沿っ
て作画される。
【0071】従来技術においては、前記基本形状と応用
形状を作画プログラムでローカル作成する際、即ち住宅
設計シミュレーションシステムから離れた場所にある情
報端末から、部品DB100を部品コードにより検索す
ると、基本形状を作成するモジュール(作画プログラ
ム)とインターフェース情報が返されるので、その作成
モジュールをその都度呼び出して、三次元部品データを
生成していた。
【0072】しかし、本システム10では、作成モジュ
ールをその都度呼び出すことなく、部品データ検索手段
により、先ず利用者の手元に有る情報を迅速に検索し、
それだけでも大半の要求を満たし得る。さらにそれだけ
でなく、利用者の手元に無い部品データに関しては、イ
ンターネット5上のサーバSV又はFTPサーバ4を見
つけ、そこで、三次元部品と素材情報を生成し、利用者
の情報端末Tに転送し、その画面上に表示する。
【0073】又、部品DB100は最新に更新されなが
らサーバSVに常備されているものの、サーバSVから
遠隔地にある利用者の情報端末Tにも、そのハードディ
スク等でなる情報格納部(図示せず)に予め部品DB1
00を格納しておく運用方法も有効である。具体的には
技術情報管理事業者が、前記スポンサーから常時提供を
受けるカタログ情報等を適宜編集し、部品毎に部品コー
ドを付けて検索自在に集大成した部品DB100及び、
その部品データから住宅の形状を作成するモジュール
(作画プログラム)等の格納されたCD−ROMを販売
し、当該CD−ROMの所持者又は同等内容をダウンロ
ードした情報端末Tの利用者だけが、本システム10の
利用許可を得た会員となる。
【0074】又、当然に前記カタログ情報等は経年と共
に陳腐化し、情報価値も無くなる性質のものであるが、
シミュレーションの目的によっては、多少古い情報でも
無いよりは有った方が都合良い場合も有る。例えば、最
新のテーブルや家具類でなくても、類似部品で適当に家
財道具類のレイアウトをシミュレーションし、歩行視動
画ウォーク・スルーで雰囲気を掴みたい場合等が該当す
る。但しこの場合は、資材発注及び当該資材見積のため
には、別途に最新情報の入手を必要とする。
【0075】そして、前記建築士等は前記CD−ROM
又はサーバSVからの前記カタログ情報を用いて、住宅
の設計等を行い、その結果をサーバがある程度の質疑応
答まで対応する仮想の相談室や展示場へ送り、前記コン
シューマへの広告とする。前記コンシューマはこれらの
住宅情報を見て、希望の工務店及び建築士等と連絡を取
れる他、住宅設計シミュレーションの結果の画像情報を
ダウンロードした後に、自分の希望する間取りに変更し
て、前記建築士等とさらなる建築設計構想及び商談等に
及ぶ事もできる。
【0076】これらの連絡の際に、従来の三次元CAD
手段及び住宅設計シミュレーションにより、作画したC
ADデータ及び画像データのデータ量は最低でも数メガ
乃至数百メガバイト単位のデータ規模となるので、それ
が諸々の障害になって、前記した課題を呈していたので
ある。その莫大なデータ規模を軽減するためにも、前記
CD−ROM等により予め部品データをローカル配備し
ておき、適宜に基本形状や応用形状をローカル生成す
る。そのことにより、通信の相手方に対して実際に情報
通信すべきデータ規模が大幅に軽減できる。
【0077】そして、ウォーク・スルー、即ち仮想住宅
の屋内外を歩行者の視点で見て回る動画の演出もでき
る。そして、静止画に至っては室内居住者の各位置から
の視点による図、建物外観の斜視図、各方向からの遠視
図、各位置からの近視図、屋根と天井を取り外した鳥瞰
図、不動産広告に見られる平面図も表示し出力できる。
しかも、その画像データは静止画像のみならず、前記ウ
ォーク・スルーといった動画も保存できるが、取り扱う
データ量を減らすべく、データの保存にあたっては、前
記部品データは保存せず、外部の部品データベースから
適宜データアクセスして利用する。
【0078】そして、前記住宅ファイルとしての必須要
件となる、カメラの設定位置即ち視点データ、ウォーク
・スルーの軌跡データ及び前記構成データのみを住宅フ
ァイルに記録保存し、復元時には前記住宅ファイルとは
別経路で適宜検索自在な外部の部品データベースから、
部品データを適宜データアクセスして引用し、前記住宅
ファイルの構成データの指示に応じて住宅画像等を復元
する。
【0079】このことは、部品回転視情報がほとんどの
部品データに付随し、しかもそれらの部品データが予め
ローカルDB又はCD−ROMに格納されているので、
「間取りのステップ」の段階では、従来のCAD手段等
で「三次元立体作画のための情報処理」までは同時にで
きなかったことを、予め利用者の手元に常備されている
部品データ及び、その部品回転視情報を用いて画像表示
すれば、目的が達成できるのである。要するに三次元立
体作画のために必要な部品回転視情報をその都度作るプ
ロセスを省略してなお従前以上の効果を得られるのであ
る。尚、前述の常時接続で高速通信の環境ならば、ロー
カルDB等は不用である。
【0080】尚、本システム10においては、利用する
に際して、何がしかの利用料名目により、図示せぬ銀行
口座自動引き落とし等に直結した、課金手段で代金決済
するので、その課金手段に関してはインターネット商取
引の慣行に従うものとする。前記利用料名目として、前
記スポンサーは前記カタログ情報をネットワーク広告で
きるので広告掲載料、前記建築士等は設計シミュレーシ
ョンのシステム利用料を、前記技術情報管理事業者が徴
収する。
【0081】又、前記仮想の展示場サービスとして、そ
の内容は 1)設計施工業者の紹介と住宅展示場のスペース提供 2)工法別、地域別、特色などから検索を可能にする 3)新設、リフォーム(キッチン、バス、トイレ、屋
根、その他) 4)コンシューマが参加できるビューア(シミュレーシ
ョン)
【0082】又、その料金は 1)前記建築士等の会費を(基本容量までは無料) 2)展示場作成サービスを有料 3)住宅作成サービスを有料
【0083】又、前記仮想の相談室として、その内容は 1)住宅新築、リフォーム相談室 ・施主と、設計事務所・ビルダとの交流の場 ・建てたい家の相談等(穴埋めアンケートに対するサー
バの自動回答) 2)建材・設備相談室 ・建材会社、設計事務所、ビルダの情報交換の場 ・質問者は一般のコンシューマ、回答者は会員(登録済
業者)スポンサー 3)住宅ローン相談室 ・提携の金融機関等と連動したサービス
【0084】又、その料金は 1)前記スポンサーは会費に含まれる 2)前記建築士等も会費に含まれる しかし、前記コンシューマの利用は原則無料として、住
宅建築の需要増大に寄与させる方が、性質の異なる利用
者全体の利益にかなう。
【0085】又、本システム10の主制御装置SV1に
内蔵された三次元CAD手段の具体的機能は、既に大手
の工務店や設計事務所等で用いられている周知の機能で
あるので、ここではその説明を省略する。本実施形態で
は前記周知の三次元CAD手段での問題点であった、C
ADデータの莫大なデータ量を軽減しながらも、全ての
立体見取り図の作画及び、視点移動のシミュレーション
までを賄える。さらに、専任のオペレータによる操作を
必要とせず、利用者が本システム10と対話形式で、マ
イホームの設計構想を確立し、例えば工務店の店内にお
いて、利用者に対して即時の商談成立にも至り得る。
【0086】即ち、情報端末Tから周知のマウスとキー
ボードで、少ない回数の指示をすることにより、利用者
の希望する住宅設計シミュレーションの立体見取り図の
作画(図示せず)が完成し、即座に利用者の目で見て確
認するように構成したものである。これだと、用途を限
定する代わりに、利用者が本システム10と対話形式で
手際良く設計構想を画面上で具現できる。この簡単な操
作性こそが本発明の主なる要旨である。そして何故、簡
単な操作性を得られるかは後述する。
【0087】尚、ここで「基本情報を選定する」とは、
利用者が以下の操作を行うことである。住宅の工法、住
宅の基本サイズ(尺貫法又は、メートル法)、天井の高
さ、基礎の高さ、天井裏の厚さ及び素材の規定値等でな
る基本情報を、利用者の情報端末Tの入力画面(図示せ
ず)に沿って、夫々の項目ごとの所定欄に、周知のキー
ボート又はマウスクリック操作により順次入力する。
【0088】この基本情報を元に、基本形状(平面間取
り図)、応用形状(屋根と天井を取り外した屋内の鳥瞰
図)及び三次元部品、即ち住宅の形をした立体見取り図
の元絵を表示させる。そして、例えば「重層入母屋二階
建て」が選択されたとすれば、図示せぬ「仕様選定フォ
ーム」で、(1)述べ床面積を60坪と選択し、(2)
瓦色を「黒」と選択し、(3)外壁色を「軒下近くのみ
白、その他は板張り」と選択し、(4)間取りを「和室
8畳×6室と、12畳の多目的洋室2室と、標準的風呂
・便所」と選択し、(5)玄関を「アルミ格子型サッ
シ」と選択し、(6)勝手口を「木製外開き」と選択
し、(7)窓を… … …と選定し、(8)和室の床の
間を… … …と選定し、(9)洋室の壁紙を… …何
色で、 …と選定し、(11)洋室の天井を… … …
と選定し、(12)… … …を… … …と選定し、
(13)… … …を… … …と選定し、(14)…
… …を… … …と選定し、これらの仕様をこの選
択画面上(図示せず)で利用者が確認し、意思決定した
ならば「選択」ボタンをマウスクリックする。
【0089】次に、仕様選定画面(図示せず)の下方に
ある「設計仕様の確認」では「重層入母屋二階建てが選
定されました。」と表示され、利用者の希望による立体
見取り図が三次元CAD手段で画像合成され、「ダウン
ロード」ボタンをマウスクリックすることにより、鮮明
なカラー画像の立体見取り図が、画面上に表示され利用
者の目視確認に供される。
【0090】又、前記した重層入母屋二階建ては、半完
成の画像データに利用者の指定する瓦・内外壁及び内装
デザインの彩り等を着色する程度のため、雛型DB(図
示せず)から数種類の雛型を引用して、画像合成するの
に大した時間を必要としないので、利用者はその手近に
ある情報端末機Tにより、遠隔地にある無人の本システ
ム1と対話形式で、設計構想通りの立体見取り図を情報
端末Tの画面上で確認できる。尚、「デザイン」と「設
計」を同一の意味に用いて説明しているが、利用者がそ
の意味を広義に「見栄えのするデザイン」と「構造上の
設計」の総合的な意味まで含めて解釈しても差し支えな
い。
【0091】又、住宅をどの地域でみたのかという地点
情報(緯度、経度)及びいつ見たのかという時間情報
(年月日時刻)を持つ。このことにより、軒下の陰り具
合等を設定時刻の太陽光の位置からシミュレーション
し、作画するのである。但し、これらのことは本発明の
要旨ではないので、更なる説明は省略する。
【0092】さらに、本発明の別の実施形態として、イ
ンターネット5にアクセスしなくとも、部品DB10
0、仕様確認手段、三次元CAD手段、部品データ検索
手段、(視点移動)シミュレーション手段、構成データ
抽出手段及び画像復元手段を格納したCD−ROMの内
容をローカルDBにインストールできるパソコンにおい
ても、ネットワーク接続無しに手軽な住宅設計シミュレ
ーションができる。尚、このCD−ROMを大量生産
し、販売する行為は当然に本発明の実施に該当する。
【0093】又、図示せぬ周知の三次元画像情報とし
て、即ち三次元モデルをどの視点からどの方向を見るか
という視点情報にも配慮している。このことは、部品回
転視情報がほとんどの部品データに付随し、しかもそれ
らの部品データが予めローカルDB又はCD−ROMに
格納されているので、「間取りのステップ」の段階で
は、従来のCAD手段等で「三次元立体作画のための情
報処理」までは同時にできなかったことを、予め利用者
の手元に常備されている部品データ及び、その部品回転
視情報を用いて画像表示すれば、目的が達成できるので
ある。要するに三次元立体作画のために必要な部品回転
視情報をその都度作るプロセスを省略してなお従前以上
の効果を得られるのである。
【0094】本発明のポイントは、通常のCADでは、
サイズの大きな部品データを組み合わせて住宅ファイル
を作成するため、住宅ファイルはかなり大きな容量にな
っていたが、本発明においては、部品コードと、位置情
報、素材情報のみが住宅ファイルに含まれるため、非常
に小さなサイズとなる点にある。
【0095】このように、本発明の一番の特徴は部品D
B100を情報端末Tに持たなくても済むことにある。
そして、情報端末T、即ちクライアント端末32が管理
する、CD−ROM等の情報記憶媒体33でなるローカ
ルDB3に、部品情報を持つ場合、ある程度の汎用的な
住宅設計シミュレーションまでは、情報端末Tをインタ
ーネット5やネットワーク35に接続すること無く、迅
速手軽に実行できるものが欲しいとする用途に適してい
る。又、最新情報により完全な結果を得たい場合は、部
品DB100を検索自在ならしめるべく接続すれば良
い。
【0096】
【発明の効果】第1の発明によれば、住宅設計シミュレ
ーションを進める過程において、前記クライアント端末
の側からアクセス可能な前記外部情報でなる部品データ
ベースを、前記部品コードにより機能する検索手段によ
り適宜アクセスし、シミュレーション・モデルデータが
必要とする最小限の前記部品データを引用し、それらを
構成データ即ち部品データ相互の組合せや位置付け等を
規定する、言わば組み立て指示データの指示通りに、前
記部品を組み合わせるだけで目的を達成できる。
【0097】従って、前記クライアント端末の画面上又
は印刷出力する紙面上に対象モデルを立体的に描いて見
せられる立体描写機能を有する三次元CAD手段の取り
扱う情報量、即ちビット数を低減する。このことを逆に
言うと、大判印刷に適する高解像度の画像データをも小
さなデータサイズで実現できる。そして、取り扱う情報
量が減らされた事により、各種設定、調整、確認及び操
作が簡素に済む。従って、それらの対応には専門的な知
識と技能必要としなくなり、簡単な操作で迅速に目的を
果たし得る。又、少ない情報量であれば、その情報量を
伝送する伝送経路の負担は当然に軽くて済むので、情報
通信に関連した周辺設備その他に対する設備投資も少な
くて済む。
【0098】又、第2の発明によれば、前記クライアン
ト端末に予め具備された前記外部情報をクライアントが
その手元で用いるのに、サーバへのアクセスが不要にな
り、その分だけ通信費用と時間の節約になる。又、一度
サーバから読み込んだ前記外部情報は、その外部情報を
クライアントデータベースに保存することにより、次回
よりサーバへのアクセスが不要となる。
【0099】又、第3の発明によれば、前記クライアン
ト端末にネットワーク接続されるサーバ上のホームペー
ジにモデルハウスの展示及び/又は住宅建築に関連する
相談室を構成する展示場を備えたので、前記クライアン
ト端末にネットワーク接続されるサーバ上のホームペー
ジにモデルハウスの展示及び/又は住宅建築に関連する
相談室を構成する展示場を備えたので、住宅建築の商談
が発生するなどして関連する産業(以下、「関連産業」
と称す)、即ち工務店、材木店、建材メーカー、住宅設
備機器メーカー及び屋内配線据付工事等の施工業者に対
し、事業発展に寄与する。
【0100】又、第4の発明では、前記クライアントや
利用者の欲しがる最新カタログ情報をネットワーク広告
できるので、前記サーバ管理者は前記関連産業のなか
で、最新カタログ情報等のネットワーク広告掲載を希望
する者の依頼に応じることにより、その依頼者から広告
掲載料も徴収できる。又、前記クライアントや利用者は
最新カタログ情報による設計シミュレーションが手軽に
できるので、前記関連産業の事業者、前記クライアント
及び利用者の利益になる。
【0101】又、第5の発明によれば、前記サーバ管理
者は前記第三者に対して、優位な立場を維持できる。何
故ならば、前記第三者は自社製品を販売促進するために
広告掲載料を払ってでも、自社製品に関する最新カタロ
グ情報等のネットワーク広告掲載を希望する者であり、
その依頼目的に沿うためには前記サーバ管理者による前
記番地の設定が不可欠である。そして、その番地設定手
段は前記サーバ管理者に独占排他されている。従って、
前記第三者は、その依頼目的即ち自社製品を販売促進す
る目的を達成するためには、独占排他された番地設定手
段を前記サーバ管理者の意図する制約条件の範囲内で、
番地設定を前記サーバ管理者に委任するか又は使用許諾
を求めることになる。このようにして、前記第三者は、
前記サーバ管理者に依存する関係になるので、前記サー
バ管理者は前記第三者に対して、優位な立場を維持でき
る。
【0102】又、第6の発明によれば、前記外部情報及
びそれに関連するソフトウェアを格納した情報記憶媒体
の所持者又はこれらを利用できる者に限定した利用者限
定手段と、その限定利用者には前記展示場及び/又は前
記相談室を利用できる会員権を付与するこのようにした
ことにより、例えばCD−ROM等でなる前記情報記憶
媒体を単独で販売する事業も成り立つ。即ち前記CD−
ROM等を販売し、それで会員権を獲得した者を優遇す
るので、前記CD−ROM等に格納された住宅設計シミ
ュレーションの三次元CADソフトの売り切りにとどま
らず、当該ソフトの利用をステップとして、次なる興味
関心を呼び起こす展開を販売促進の宣伝に盛り込めるの
である。又、仮想展示場及び又は仮想相談室を利用でき
る会員は最新カタログ情報に伴う商談を発生するので、
関連事業の発展に寄与する。
【0103】又、第7の発明によれば、リビング、ダイ
ニング、キッチン、玄関、寝室、浴室及び子供部屋等、
住宅の見所に関し、設計シミュレーションの完了した住
宅の画像データ、即ち住宅ファイルの中に、夫々の説明
文も添付して収納でき、必要に応じて帳票への記載や画
像表示に脚注もできる。
【0104】又、第8の発明によれば、前記外部情報を
構成する部品に対して視点変化自在にすべく当該部品を
適宜回転させて見た画像でなる部品回転視情報も、前記
部品データに添付して前記データベースに格納した。こ
のようにしたことにより、クライアント又は利用者の情
報端末で表示される三次元画像は、静止画像のみなら
ず、ウォーク・スルーといった動画も保存できる。そし
て、取り扱うデータ量を減らすべく、データの保存にあ
たっては、前記部品データは保存せず、外部の部品デー
タベースから適宜データアクセスして利用する。
【0105】そして、カメラの設定位置即ち視点デー
タ、ウォーク・スルーの軌跡データを、前記クライアン
トや利用者の見たい角度等の希望に応じて、彼らの情報
端末から視点位置情報及び視点移動の軌跡データを適宜
入力すれば、希望どおりの視点から見たようにシミュレ
ーションの画像を表示することができる。例えば、住宅
の屋根と天井を取り外し、内外装の仕上がり状態を鳥瞰
図等にして見せ、しかもその鳥瞰図等の視点移動を自在
にし、あるいはウォーク・スルー機能に至っては、屋内
外の様子を歩行者の視点でつぶさに観察できる。それが
できるのは、住宅として組み合わされる以前の部品毎
に、それらを個々に回転させて見た画像でなる部品回転
視情報も、前記部品データに添付しているためである。
【0106】さらに、前記視点位置情報及び視点移動の
軌跡データも、必要最小限の情報量だけ住宅ファイルに
記録保存し、三次元画像の復元時には前記住宅ファイル
とは別経路で適宜検索自在な外部の部品データベースか
ら、部品データを適宜データアクセスして引用し、前記
住宅ファイルの構成データの指示に応じて住宅画像等を
復元し、所定範囲内の希望する角度で閲覧できる。又、
遠隔拠点側、即ちクライアント又は利用者の手元におい
て、家庭におけるテレビゲーム感覚で手軽に三次元画像
でなる住宅設計シミュレーションができる。例えば「こ
んな家を建てて住みたいというマイホーム願望」を、あ
れこれと手を変え、品を変えて満足させられる。
【0107】又、第9の発明によれば、前記クライアン
トはもとより、ほとんどの利用者にとって有効な、高精
度かつ最新に略自動的に更新された前記外部情報を利用
できるので、このシステムは半永久的に陳腐化せず、そ
の利用価値を維持できて、システム寿命が延びる。特
に、本発明を住宅設計に応用した場合は、前記部品デー
タの説明文等が工務店、建材店、内装施工店及び屋内電
気工事店にとって、資材の最新カタログに匹敵するの
で、実際の資材費見積に有効である。
【0108】
【図面の簡単な説明】
【図1】 三次元画像表示システム及びモデルデータ構
築方法の構成概念図である。
【図2】 本実施形態の住宅設計シミュレーションシス
テムの構成及び情報端末との接続関係を示すブロック図
である。
【図3】 住宅Webサービスの概念図である。
【図4】 部品表である。
【図5】 三次元モデルファイルの構造を示す説明図で
ある。
【図6】 部品データ及び面情報を画像表示した状態の
説明図である。
【符号の説明】
1,31… 三次元モデルデータ 2 … 三次元画像表示システム 32 … クライアント端末 33 … 情報記憶媒体 34 … パーツ管理サーバ 35 … ネットワーク T … (一般)コンシューマ及びクライアント
(工務店等)の情報端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 19/00 110 G06F 19/00 110

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の設計情報である三次元画像を作成
    及び表示するクライアント端末から、住宅を構成する
    柱、壁、床、天井及び敷地に関する基本形状情報と、そ
    の基本形状情報の組合せでなる部屋、基礎及び屋根に関
    する応用形状情報を順次入力して基本情報を構築し、建
    材の素材、建具、備品及び/又は家財道具を意味する外
    部情報の所在を各別に示す番地が割り当てられ、その番
    地により機能する検索手段と、データベースに保存され
    た前記外部情報を前記クライアント端末からの求めに応
    じて提供する外部情報提供手段を具備したパーツ管理サ
    ーバが、前記クライアント端末にネットワーク接続され
    るようにしたことを特徴とする三次元画像表示システム
    及びモデルデータ構築方法。
  2. 【請求項2】 前記外部情報の一部又は全部を保存した
    データベースを前記クライアント端末にも具備し、表示
    すべき三次元画像の必要に応じた前記外部情報のうち不
    足分を前記パーツ管理サーバから補填する不足情報補填
    手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の三次元
    画像表示システム及びモデルデータ構築方法。
  3. 【請求項3】 前記クライアント端末にネットワーク接
    続されるサーバ上のホームページにモデルハウスの展示
    及び/又は住宅建築に関連する相談室を構成する展示場
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の三次元画像表示システム及びモデルデータ構築方法。
  4. 【請求項4】 前記外部情報を第三者の求めにより更新
    及び/又は追加するデータベース拡充手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のうちの何れか1項
    に記載の三次元画像表示システム及びモデルデータ構築
    方法。
  5. 【請求項5】 サーバ管理者による前記番地の設定をな
    す番地設定手段を伴う前記データベース拡充手段を備え
    たことを特徴とする請求項4に記載の三次元画像表示シ
    ステム及びモデルデータ構築方法。
  6. 【請求項6】 前記外部情報及びそれに関連するソフト
    ウェアを格納した情報記憶媒体の所持者又はこれらを利
    用できる者に限定した利用者限定手段と、その限定利用
    者には前記展示場及び/又は前記相談室を利用できる会
    員権を付与することを特徴とする請求項1乃至請求項5
    のうちの何れか1項に記載の三次元画像表示システム及
    びモデルデータ構築方法。
  7. 【請求項7】 住宅建築用資材に関する情報を夫々の説
    明文も添付して前記データベースに格納したことを特徴
    とする請求項1乃至請求項6のうちの何れか1項に記載
    の三次元画像表示システム及びモデルデータ構築方法。
  8. 【請求項8】 前記外部情報を構成する部品に対して視
    点変化自在にすべく当該部品を適宜回転させて見た画像
    でなる部品回転視情報も、前記外部情報に添付して前記
    データベースに格納したことを特徴とする請求項1乃至
    請求項7のうちのいずれか1項に記載の三次元画像表示
    システム及びモデルデータ構築方法。
  9. 【請求項9】 複数のデータベースから最新情報を検出
    する最新情報検出手段と、最新でない情報を最新情報に
    更新する更新手段を備えたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項8のうちのいずれか1項に記載の三次元画像表
    示システム及びモデルデータ構築方法。
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