JP2005010861A - 住宅リフォーム支援システムとその方法及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】顧客の嗜好を反映した住宅リフォームのシミュレーションを総合的に簡単な操作で行う住宅リフォーム支援システムとその方法及びそのプログラムを提供することである。
【解決手段】リフォームの対象となる住宅の画像情報を格納する画像情報格納部7と、住宅の寸法情報を格納する寸法情報格納部8と、画像情報と寸法情報を合成して合成画像情報を生成する合成画像生成部2と、合成画像情報を格納する合成画像格納部9と、この合成画像情報を出力部に表示する合成画像閲覧処理部3と、商品情報を格納する商品情報格納部10と、商品情報を物品情報に対応させ物品情報に代えて選択した商品情報を書き込み合成画像情報を更新して出力部12に表示するリフォーム処理部4とを有するものである。
【選択図】 図1
【解決手段】リフォームの対象となる住宅の画像情報を格納する画像情報格納部7と、住宅の寸法情報を格納する寸法情報格納部8と、画像情報と寸法情報を合成して合成画像情報を生成する合成画像生成部2と、合成画像情報を格納する合成画像格納部9と、この合成画像情報を出力部に表示する合成画像閲覧処理部3と、商品情報を格納する商品情報格納部10と、商品情報を物品情報に対応させ物品情報に代えて選択した商品情報を書き込み合成画像情報を更新して出力部12に表示するリフォーム処理部4とを有するものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅リフォーム支援システムとその方法及びそのプログラムに係わり、特に顧客の嗜好を反映した住宅リフォームのシミュレーションを行う住宅リフォーム支援システムとその方法及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、住宅等のリフォームを行う場合、住居の所有者はデザインや予算等を施工業者と打合せながらリフォームに使用する材料等を選定し、順次作業を進めていく。中でも、壁紙や床をリフォームする場合は、数ある見本帳から好みの商品を選定するが、実際の部屋等に施工してみると、イメージと異なった仕上がりになることがある。また、価格面については使用する商品の単価や人件費などが事前に詳細にわからないことが多いので、リフォームを行う住居の所有者は費用について不安を感じることがある。
そこで、コンピュータを利用してリフォームのシミュレーションを行うシステムや価格等の詳細情報を予め提示するシステム等が考えられている。
【0003】例えば、特許文献1には、壁、床、カーテンや家具等の対象物を設置した部屋や建物等の原画像をモニタに表示し、対象物の画像範囲にサンプル画像を張り付けるリフォームシミュレーションシステムが開示されている。このリフォームシミュレーションシステムは、対象物の画像範囲内に基準図形によってグリッド範囲を指定するグリッド範囲指定手段と、基準図形に寸法を入力してグリッド範囲に寸法情報を与える寸法入力手段と、グリッド範囲の寸法情報に基づいてサンプル画像のサイズを縮尺する画像サイズ調整手段と、対象物の画像範囲にマスキングを施すマスキング手段と、対象物のマスク範囲にサンプル画像を張り付ける画像張り付け手段を備えている。
この特許文献1に開示された発明では、デジタルカメラ等で撮影した部屋や建物等の原画像に実際のイメージに近いサンプル画像を簡単に張り付けることによって、自在にリフォームのシミュレーションを行うことができる。また、画像処理の作業の手間が少ないので作業が迅速であり、さらに、遠近感のある自然なシミュレーション画像を得ることができる。
【0004】また、特許文献2には、インターネット回線上に、会員ユーザーの要望に対する設計業務を主としたアドバイス行うスーパーバイザー、設計業務の蓄積情報を充実させるためのスーパーバイザー、住宅の施工に関する管理の委託業務を行うスーパーバイザー、住宅の施工に係わる施工業者の選定と現場管理を行うスーパーバイザー及び住宅の保守やリフォームに関する管理の委託業務を行うスーパーバイザーを配置し、これらのスーパーバイザーからのデータを総合カルテに格納して住居の構築並びにリフォームを含む総合管理を行うインターネット上の総合カルテが開示されている。
この特許文献2に開示された発明では、住居の構築する際に、種々の測量データをデジタル図面として総合カルテに保存するので、住居の構築やリフォームを行う上で、事前調査を行う必要がなく、例えば、部品や部材の供給を容易にし、合理的な工事を低価格で実施することができる。また、工事等の契約の締結は、顧客が事前に工事の詳細な内容や費用の提示を受けて納得した後に行われ、さらに、設計図、施工図、完成図、工事の進捗状況、過程、経過、使用部材、設計者名、デザイナー名、施工業者名及びメンテナンス業者名などの情報を顧客は自由に入手することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−352259号公報
【特許文献2】
特開2002−215762号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された従来の技術では、デジタルカメラで撮影した画像毎に寸法を入力し、その後、シミュレーションの操作を行う工程を有しているので、この操作が煩雑であるという課題があった。また、実際にリフォームする対象物の画像を用いてシミュレーションを行っており、顧客はリフォーム後の対象物をイメージしやすくなるが、そのシミュレーションは部分的であり、空間を連続して示すことができないので顧客はリフォームの対象を総合的に想定できないという課題もあった。
また、特許文献2に記載された従来の技術では、新規に住居の構築する際には、種々のデータを保存して有効に利用することができるが、既存の住居には適用できないという課題があった。また、リフォームする場合のデザイン等の意匠面においては、顧客の嗜好が反映されにくいという課題もあった。
【0007】本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、顧客の嗜好を反映した住宅リフォームのシミュレーションを総合的に簡単な操作で行う住宅リフォーム支援システムとその方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明である住宅リフォーム支援システムは、リフォームの対象となる住宅の画像情報を読み出し可能に格納する画像情報格納部と、住宅の寸法情報を読み出し可能に格納する寸法情報格納部と、画像情報格納部から読み出される画像情報と寸法情報格納部から読み出される寸法情報を合成して合成画像情報を生成する合成画像生成部と、この合成画像生成部によって生成される合成画像情報を読み出し可能に格納する合成画像格納部と、この合成画像格納部に格納されている合成画像情報を読み出して閲覧可能に出力部に表示する合成画像閲覧処理部と、リフォームに使用される商品の商品情報を読み出し可能に格納する商品情報格納部と、この商品情報格納部から読み出される商品情報を合成画像情報を構成する物品の物品情報に対応させ物品を指定した場合に物品に関する商品情報を出力部に表示し商品情報から所望の商品情報を選択した場合に指定された物品の物品情報に代えて選択した商品情報を書き込み合成画像情報を更新して出力部に表示するリフォーム処理部とを有するものである。
【0009】上記構成の住宅リフォーム支援システムは、リフォームの対象となる住宅の画像情報と寸法情報を合成して合成画像情報を作成してこの合成画像情報を読み出し可能に格納するので、合成画像閲覧処理部では、常に、画像情報に寸法情報が付加された合成画像を表示するという作用を有する。そして、リフォーム処理部では、合成画像情報を構成する物品情報を、所望の商品情報に代替して表示するという作用を有する。
【0010】また、請求項2に記載の発明である住宅リフォーム支援システムは、請求項1記載の住宅リフォーム支援システムにおいて、リフォーム処理部によって出力部に表示される商品情報から所望の商品を選択した場合に見積り情報を生成する注文処理部を具備するものである。
上記構成の住宅リフォーム支援システムにおいては、請求項1に記載の発明の作用に加えて、注文処理部は所望の商品を選択した場合にこの商品について見積り情報を生成するという作用を有する。
【0011】請求項3の発明である住宅リフォーム支援システムは、請求項1に記載の住宅リフォーム支援システムにおいて、リフォーム処理部によって出力部に表示される商品情報から所望の商品を選択した場合に発注情報を生成する注文処理部を具備するものである。
上記構成の住宅リフォーム支援システムにおいては、請求項1に記載の発明の作用に加えて、注文処理部は所望の商品を選択した場合にこの商品について発注情報を生成するという作用を有する。
【0012】請求項4の発明である住宅リフォーム支援システムは、請求項1乃至請求項3記載の住宅リフォーム支援システムにおいて、リフォーム処理部は、合成画像を構成する物品を指定した場合に物品を含む合成画像が出力部において正面方向に表示されるように合成画像を転回する物品転回部を具備するものである。
上記構成の住宅リフォーム支援システムにおいては、請求項1乃至請求項3に記載の発明の作用に加えて、リフォーム処理部は、物品転回部において合成画像を構成する物品を指定した場合に物品を含む合成画像を正面方向に転回して表示するという作用を有する。
【0013】請求項5の発明である住宅リフォーム支援システムは、請求項1乃至請求項4記載の住宅リフォーム支援システムにおいて、リフォーム処理部は、商品情報格納部から読み出される商品情報を商品項目毎に検索可能に表示部に示す商品検索部を具備ものである。
上記構成の住宅リフォーム支援システムにおいては、請求項1乃至請求項4に記載の発明の作用に加えて、リフォーム処理部は、商品検索部において商品情報を商品項目毎に検索するという作用を有する。
【0014】請求項6の発明である住宅リフォーム支援方法は、請求項1に記載の発明を方法として捉えたものであり、その作用は請求項1に記載の発明と同様である。
【0015】請求項7の発明である住宅リフォーム支援プログラムは、請求項1に記載の発明をコンピュータによって実行するものであり、その作用は請求項1に記載の発明と同様である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る住宅リフォーム支援システムの実施の形態を図1乃至図14に基づき説明する。(請求項1乃至請求項5に対応)
図1は本発明の実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの構成図である。
図1において、本実施の形態における住宅リフォーム支援システム1は、合成画像生成部2、合成画像閲覧部3、リフォーム処理部4及び注文処理部5から構成されている。また、データベース6には、画像データベース7、寸法データベース8、合成画像データベース9及び商品データベース10が格納されており、これらのデータベースは、入力部11から情報を随時書き込むことができる。なお、図1において、入力部11は住宅リフォーム支援システム1を介してデータベース6に接続されているように記載されているが、直接データベース6に接続されるようにしてもよいことは言うまでもない。
【0017】画像データベース7及び寸法データベース8には、リフォームを希望する顧客の住宅の壁、床及び天井等の物品の画像情報と寸法情報が物品の種類を識別可能に各々格納されている。そして、合成画像生成部2では、画像データベース7及び寸法データベース8から物品の画像情報と寸法情報を各々読み出して画像情報に寸法情報を加えて合成画像を生成し、物品を識別可能に合成画像データベース9に格納する。
合成画像閲覧部3では、所望の合成画像を合成画像データベース9から読み出してディスプレイ画面やプリンターなどの出力部12に表示することができる。また、後述するが、合成画像閲覧部3では、壁、床及び天井等の物品の合成画像を組み合わせて、部屋を構成し、立体図や展開図として表示することができる。
リフォーム処理部4では、合成画像閲覧部3において表示されている合成画像において、壁、床及び天井等の物品の意匠を、後述する商品データベース10の意匠情報に格納されている壁紙や床材等の商品の意匠と代替して表示することができる。
そして、注文処理部5では、リフォーム処理部4において選択した意匠の商品について商品データベース10から情報を読み出して見積りを作成したり、発注を指示したりすることができる。
【0018】ここで、商品データベースについて図2を用いて説明する。
図2は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの商品データベースの構成図である。
図2において、商品データベース10には、意匠情報13、メーカ情報14、価格情報15、在庫情報16、納期情報17及び識別情報18が商品情報として格納されている。
意匠情報13には、壁紙、天井材及び床材等の商品に施される色や柄の意匠に関する情報が格納されている。
メーカ情報14には商品を提供するメーカ名と、商品の規定のサイズ情報が格納されている。
価格情報15には、規定のサイズに対する商品の価格と、加工が可能な商品の単価が格納されている。加工が可能な商品の単価は、加工費用を加えたものであってもよいし、加工費用を別途格納しておいてもよい。また、商品を設置又は工事するための工事費についての情報も格納されている。
【0019】在庫情報16には商品の在庫量が格納されているが、在庫がない場合は、再生産の有無についても記載されている。
納期情報17には商品に納期に関する情報が格納されているが、運搬に要する時間だけでなく、加工が必要な場合はその工期、また、在庫がなく再生産される場合は生産の時期等の情報も記載されている。
そして、識別情報18には、商品の商品番号など商品を識別可能な情報が格納されており、この商品番号によって、商品の意匠情報13、メーカ情報14、価格情報15、在庫情報16及び納期情報17が一元的に管理される。すなわち、商品番号を定めると、この商品番号に関連する意匠情報13〜納期情報17がこの商品番号によって一義的に導かれる。
【0020】次に、図3を用いて、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムを使用する環境について説明する。
図3は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの使用環境を示す概略図である。
図3において、住宅リフォーム支援システム1及びデータベース6はサーバ19内に設置されており、パソコン端末等からインターネット20を介して、顧客21、管理部門22、資材部門23、加工部門24及び設置・工事部門25は自由にアクセスすることができる。
まず、顧客21は住宅のリフォーム依頼をリフォーム専門業者等の管理部門22に申し込む。管理部門22は顧客21の住宅を訪問し、後述するが、デジタルカメラ等を用いてリフォーム対象物の画像情報や寸法情報を収集し、インターネット20を介してサーバ19にアクセスし、収集した画像情報及び寸法情報を画像データベース及び寸法データベースに格納する。そして、合成画像生成部においてこれらの画像情報及び寸法情報を読み出して合成画像を生成し、合成画像データベースに格納する。あるいは、資材部門23や加工部門24、設置・工事部門からリフォーム対象物の画像情報や寸法情報をインターネット20経由でサーバ19にアクセスして上述のデータベースに格納してもよい。
【0021】顧客21は住宅リフォーム支援システム1にアクセスし、合成画像閲覧部においてリフォーム対象物の合成画像を読み出して閲覧する。そして、リフォーム処理部において、商品データベース10にアクセスして意匠情報を読み出しながら例えば壁紙を張り替えたり、床材を変更したりしてリフォームのシミュレーションを自由に行うことができる。壁紙や床材の好みの意匠を決定すると、選定した意匠の商品の価格等を見積り表において確認した上で発注することができ、この発注情報は、管理部門22、資材部門23、加工部門24及び設置・工事部門25へ送信され、資材部門23では商品の手配を行い、加工部門24では、必要に応じて資材部門23から供給される商品を加工し、そして、設置・工事部門25では、設置や工事に要する人員の手配が迅速に進められるのである。
なお、商品データベース10に格納される意匠情報13、メーカ情報14、価格情報15、在庫情報16、納期情報17及び識別情報18については、資材部門23、加工部門24及び設置・工事部門25からインターネット20及びサーバ19を介して自由に更新を行えるようにしておくとより迅速にリフォーム作業が施工されるので望ましい。
【0022】続いて、図4乃至図13を用いて住宅リフォーム支援システムの機能及び動作について詳細に説明する。
図4は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの画像及び寸法の入力方法を示す概念図である。
図4において、入力部11には、デジタルカメラ26、スキャナ27、測量装置28及び実測データ29が具備されている。あるいは、この入力部11にインターフェースを設けてこれらの機器を接続可能にする。
デジタルカメラ26では、リフォームの対象となる壁、床及び天井等の物品を任意の位置から撮影し、得られる複数のデジタル画像情報30を各々が識別可能に画像データベース7に格納することができる。スキャナ27では、通常のカメラ等で撮影された壁等の物品の画像や住宅図面を走査しデジタル化してデジタル画像情報30として、同様に画像データベース7に格納することができる。
一方、測量装置28とは、例えば、レーザの往復時間の測定より距離を計測する装置等であり、リフォームの対象となる壁等の物品の距離を測定し、得られるデータを寸法情報31として、物品の種類を識別可能に寸法データベース8に格納することができる。また、実測データ29とは、巻尺等を用いて測定して得られる数値や設計図書等に記載されている数値をキーボード等を用いて入力することによって寸法データベース8に格納されたものをいう。
【0023】次に、図5を用いて合成画像生成部について説明する。
図5(a)は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの合成画像生成部において使用される座標系を示す概念図であり、(b)は図5(a)中の符号Aで囲まれた部分の拡大図であり、(c)は図5(a)中の符号Bで囲まれた部分の拡大図である。
合成画像生成部では、まず、画像データベースからリフォーム対象の例えば、窓32付きの壁33の画像を読み出して図5(a)に示すような仮想の座標34に貼り付け、窓32及び壁33の画像の頂点等の特徴点の座標点を決定する。そして、寸法データベースから窓32及び壁33の寸法情報を読み出して、これらの寸法情報を各座標点間の距離に対応させる。このようにして合成画像を生成し、合成画像データベースに格納する。
【0024】また、図5(b)及び(c)において、符号35は座標34を構成するセルであり、このセル35には、貼り付けられる画像に関して、物品を識別する物品情報36と意匠を識別する意匠情報37が各々対応するように情報として格納されている。図5(b)では、壁という物品を識別する記号として「1」が、意匠を識別する記号として「a」が格納されており、図5(c)では、窓という物品を識別する記号として「2」が、意匠を識別する記号として「b」が格納されている。この物品情報36によって、合成画像上では窓32や壁33等の領域を識別することができる。また、この意匠を識別する記号からなる情報は本実施の形態においては1つの記号を用いており、これが色彩を示したり、あるいは特定の木目柄を示したり、あるいはその組合せを示したりするが、他にも色彩の記号と柄の記号を別個に設けてセルに格納してもよい。
【0025】続いて、合成画像閲覧部について図6乃至図8を用いて説明する。
図6は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおけるスタート画面を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
リフォームを依頼した顧客は、管理部門よりリフォームシミュレーションの準備完了の連絡を受けて、インターネットを介して住宅リフォーム支援システムにアクセスし、図6に示すようなスタート画面38に入る。本実施の形態においては、顧客毎にリフォームシミュレーションを行うように設定されており、顧客が希望したリフォーム対象物39がスタート画面38に表示されるようになっている。なお、防犯や個人情報が漏れないように、顧客毎に認証ID及びパスワードを設定しておくことが望ましい。顧客は閲覧したいリフォーム対象物39をクリックすることで選択すると、閲覧ページへ入ることができる。
【0026】図7(a)、(b)は、ともに本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおける合成画像閲覧画面の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
前述のスタート画面で子供部屋40を選択した場合、合成画像閲覧画面では、図7(a)に示すように、子供部屋40は立体表示される。合成画像閲覧部3では、子供部屋40を構成する物品である第1の壁41、第2の壁42、床43、窓44及びドア45と、図示されていないが、第3の壁、第4の壁及び天井の合成画像を合成画像データベースからそれぞれ読み出して組み合わせて立体化させて表示することができる。
そして、この立体表示された子供部屋40は、回転することができ、図7(b)のように、異なった方向から見ることができる。この場合、図7(a)において表示されていなかった第3の壁46が表示される。なお、回転は、各々の物品の座標系における座標点を相互に移動させることによって行うことができる。
【0027】図8は、同じく、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおける合成画像閲覧画面の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
図8は、図7において立体表示されている子供部屋を展開して表示したものであり、各々の物品を平面的に閲覧することができる。なお、この表示についても、図7の場合と同様に、合成画像閲覧部によって、合成画像データベースから読み出された各々の合成画像を組み立てることによって表示される。
【0028】次に、リフォーム処理部について図9乃至図12を用いて説明する。
図9は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムのリフォーム処理部の構成図である。
図9において、リフォーム処理部4には、物品転回部49と商品検索部50a及び意匠変換部50bが具備されている。リフォーム処理部4では、合成画像閲覧部において表示されている合成画像の壁等の物品を選択して、選択された物品の意匠を所望の商品の意匠と代替して表示することができる。
物品転回部49は、合成画像の物品を選択した場合に、その物品の向きが正面方向になるように転回して表示することができる。したがって、意匠を変換する物品は常に出力部に正面方向で表示されるので、好みの意匠の確認がしやすくなる。
【0029】また、商品検索部50aでは、商品の意匠を選択する上で、色調、メーカ名、価格等をキーワードにして検索して、所望の意匠を選択、絞り込むことができる。例えば、壁紙を選定する場合、「白系」という色調で検索すると、単色だけでなく、柄物を含んだ白系の壁紙を表示することができる。
商品検索部50aで選択された意匠に関する意匠情報と予め表示されている合成画像生成部において作成された物品の意匠情報を意匠変換部50bにおいて変換する。
【0030】図10(a)、(b)は、ともに本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおけるリフォーム処理画面の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
図10(a)において、符号51は商品選択画面、符号52は物品選択画面であり、メイン画面53には子供部屋40が表示されている。メイン画面53の子供部屋40では、窓44付きの第1の壁41が奥側に正面方向で配置されており、この第1の壁41及び窓44について意匠の変換が可能な状態になっている。第2の壁42或いはドア45について意匠の変換を行う場合は、物品選択画面52において「壁2」を選択するか、図10(a)中の第2の壁42をクリックして選択すると、前述の物品転回部によって、第2の壁42は正面方向を向いて奥側へ転回し、図10(b)のように表示される。
そして、商品選択画面51の所望の商品を選択すると、後述の商品の意匠選択画面が表示される。
なお、本願明細書において、物品と商品は区別されており、物品とは住宅を構成する一般的な意味での物品を意味するが、商品とは、所定のメーカが生産して販売される物品を意味する。従って、例えば図10(a)に示されるドア45という1つの物品に関して、商品としてのドアは複数のメーカによる多種類の商品が存在することになる。
【0031】ここで、図11を用いて、リフォーム処理画面の奥行き感の表示方法について説明する。
図11は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムのリフォーム処理部において使用される座標系を示す概念図である。
図11において、座標54には、壁55の合成画像が貼り付けられているが、図示していないが、座標54を構成するセルは第1の辺56から第2の辺57の方向へ徐々に縮小されている。この縮小率は第1の辺の長さcと第2の辺の長さdの比d/cで表され、その値は任意に設定することができる。このように縮小率を設定し、座標54を構成するセルを縮小させることにより、壁55を変形させると、物品は奥行き感を表現することができる。なお、壁55が意匠変換のために選択され、物品転回部によって転回の指示を受けると、縮小率が解除され、縮小したセルはもとのサイズに拡大される。
【0032】図12は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおける意匠選択画面の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
図12において、意匠選択画面58には、色見本59や柄見本60が表示されており、各々の見本の下側には選択ボタン61が設置されている。この色見本59及び柄見本60は、リフォーム処理部の意匠変換部50bが商品データベースの意匠情報に格納されている意匠情報を読み出して表示している。
色見本59や柄見本60の選択は選択ボタン61の操作によって行なわれ、選択ボタン61を押すと、例えば、図10(a)においてリフォーム対象として選択されている第1の壁41の意匠が、意匠変換部50bによって色見本59又柄見本60に変換される。また、色見本59又は柄見本60を第1の壁41上へドラッグすることによっても変換することができる。
【0033】ここで、図5、図10及び図12を参照しながら意匠の変換について説明する。
図10(a)における第1の壁41は、寸法情報を付加した合成画像で、図5(a)に示すような座標34を有しており、第1の壁41及び窓44との領域認識が座標34を構成するセル35によって行われている。
図10(a)において第1の壁41を選択した時点で、第1の壁41の座標34上の寸法情報がリフォーム処理部の意匠変換部50bに認識されている。そして、図12の色見本59を選択すると、例えば図5(b)の意匠情報37として、色見本59の情報が、「a」という情報に代えて書き込まれる。これが意匠変換部50bによる意匠の変換である。この変換によって、第1の壁41のセル35の意匠情報は、新たな色見本39の意匠情報に書き換えられ更新される。
他にも例えば、図5の窓32を取り壊して一面の壁にするような住宅の改修を行う場合には、窓32を選択して例えば壁33と同じ色の色見本を選択すると、図5(c)に示される意匠情報37の「b」が壁33と同じ色見本に書き換えられるが、それと同時に、図10(a)に示されるような商品選択画面51において壁紙を選択することで、物品自体の変換を行うことが可能である。その際には、図5(c)に示される物品情報36の「2」が、壁を表す「1」へ変換されることになる。
【0034】最後に、注文処理部について、図13及び図14を用いて説明する。
図13は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの注文処理部の構成図である。
図13において、注文処理部5は、見積り生成部62、発注生成部63及びメモリ64から構成されている。
見積り生成部62では、リフォーム処理部において選択された意匠の商品について見積り表を作成して出力部に表示する。リフォーム処理部において選択された商品の意匠情報と修正された寸法情報はメモリ64に一時的に格納されており、見積り生成部62では、メモリ64に格納された意匠情報に付随する商品番号を介して商品データベースのメーカ情報、価格情報、在庫情報及び納期情報から商品のメーカ名、価格、在庫及び納期を特定する。
この見積り生成部62によって、リフォーム処理部で選択された商品情報に関する見積りを自動的に生成することで、改めて顧客が再度自己の選択した商品を確認しながら自分で見積りをはじく必要はなく、シミュレーションを実行した後に、クリックひとつの操作で見積りが確認できる。
【0035】価格については、メモリ64に格納された寸法情報とメーカ情報に格納されているサイズ情報に基づいて、規定のサイズに適合するか否かを判断し、規定のサイズの場合は価格情報から商品の価格を表示する。一方、規定のサイズでない場合は、価格情報から商品の単価を読み出し、寸法情報と単価から価格を算出する。さらに、設置又は工事が必要な場合は、工事費についても表示することができる。
在庫については、在庫がある場合は在庫がある旨を表示し、在庫がない場合は、再生産の有無についても表示する。
納期については、メモリ64に格納された寸法情報とメーカ情報に格納されているサイズ情報に基づいて、加工が必要か否か判断し、加工が必要な場合は、納期情報に格納されている工期を加算して納期を決定する。
【0036】発注生成部63では、リフォーム処理部において選択された商品の発注を指示することができる。
発注生成部63では、リフォーム処理部において選択され、一時的にメモリ64に格納された意匠情報に付随する商品番号を介して商品データベースのメーカ情報、価格情報、在庫情報及び納期情報から商品のメーカ名、価格、在庫及び納期を、また、メモリ64に格納された寸法情報から商品の数量を算定し、管理部門、資材部門、加工部門及び設置・工事部門に発注情報を送信する。
なお、加工部門への発注情報の送信については、メモリ64に格納された商品の寸法情報とメーカ情報に格納されているサイズ情報に基づいて、加工が必要か否か判断し、加工が必要な場合のみ行われる。
【0037】図14は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおける見積り表の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
図14において、見積り表65には、商品番号、商品名、メーカ名、サイズ、数量、価格、在庫状況及び納期が記載されている。そして、各々の商品について注文ボタン66が備えられており、この注文ボタン66を押すことによって商品の発注を指示できるようになっている。
【0038】このように構成された本実施の形態では、合成画像生成部によって、予め、リフォーム対象物の画像情報と寸法情報を合成して合成画像を生成しておくので、リフォーム処理部におけるリフォームシミュレーションの操作が容易となる。
また、注文処理部によって、商品に関する見積りをシミュレーションしながら生成するので顧客に対して煩わしさがなく、価格や納期等に関する情報を事前に提示できるので顧客に安心感を与えることができる。さらに、商品の発注情報を生成するので、管理部門、資材部門、加工部門及び設置・工事部門において連絡系統が統一され、人為ミスを低減し、迅速な作業を行う環境を整えることができる。
そして、本実施の形態を用いると、顧客はインターネットを介してパソコン等の端末から本実施の形態に自由にアクセスし、顧客自身の感性で束縛されることなく、リフォームシミュレーションを行い、リフォーム対象物の商品の選定を行うことができる。
【0039】次に、図15を参照しながら、本発明の実施の形態に係る住宅リフォーム支援方法について説明する。(請求項6に対応)
図15は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援方法の工程を示す概念図である。請求項1乃至請求項5に記載された住宅リフォーム支援システムを方法の発明として捉えた発明である。
図15において、ステップS1は、画像・寸法入力工程を示している。このステップS1では、管理部門は、デジタルカメラ及びスキャナ等を用いてリフォーム対象物の画像情報を入力する。また、寸法については、測量装置や実測データから寸法情報を入力する。そして、画像情報は画像データベース7へ、寸法情報は寸法データベース8へ格納される。
【0040】次に、ステップS2は、合成画像生成工程を示している。このステップS2では、ステップS1において画像データベース7及び寸法データベース8に格納された画像情報及び寸法情報を読み出して、画像情報に寸法情報を加えた合成画像を生成し、合成画像データベース9に格納する。
【0041】ステップS3は、合成画像閲覧工程を示している。このステップS3では、ステップS2において合成画像データベース9に格納された合成画像を読み出してディスプレイやプリンター等の出力部に表示する。
【0042】ステップS4は、リフォーム処理工程を示している。このステップS4では、商品データベース10の意匠情報13に格納されている意匠情報を読み出して、所望の意匠を選択すると、ステップS3において表示されている合成画像を構成する物品の意匠と変換して表示し、リフォーム対象物である合成画像においてリフォームのシミュレーションを行うことができる。
【0043】ステップS5は、見積り生成工程を示している。このステップS5では、ステップS4において選択された意匠について、商品データベース10の識別情報18を介して商品を特定し、メーカ情報14、価格情報15、在庫情報16及び納期情報17から商品のメーカ名、価格、在庫及び納期を記載した見積り表を生成する。
【0044】最後に、ステップS6は、発注生成工程を示している。このステップS6では、ステップS5と同様に、ステップS4において選択された意匠について、商品データベース10の識別情報18を介して商品を特定し、メーカ情報14、価格情報15、在庫情報16及び納期情報17から商品のメーカ名、価格、在庫及び納期を特定し、管理部門、資材部門、加工部門及び設置・工事部門に発注情報を送信する。
【0045】このように構成された本実施の形態においては、合成画像を予め生成して合成画像データベース9に格納しておくので、合成画像を閲覧する工程においても、リフォーム処理工程においても操作が簡単になる。
また、見積り生成工程において見積り表を作成するので、顧客に対して価格や納期等に関する情報を事前に提示することができる。
さらに、発注生成工程において発注情報を生成して管理部門、資材部門、加工部門及び設置・工事部門に送信するので、短時間のうちに確実に情報を伝達することができる。
【0046】次に、本発明の実施の形態に係る住宅リフォーム支援プログラムについて説明する。(請求項7に対応)
本発明の実施の形態に係る住宅リフォーム支援プログラムは、住宅リフォーム支援システムをコンピュータにおいて実行させるプログラムとして捉えたものであり、図15を用いて説明した工程の内容をコンピュータにおいてそのまま実行させるものである。
すなわち、管理部門は、パソコン端末等の入力装置からコンピュータにアクセスして、このコンピュータに格納されたプログラムを起動し、画像・寸法入力工程S1、合成画像生成工程S2を実行するものである。また、顧客は、パソコン端末等の入力装置からコンピュータにアクセスして、このコンピュータに格納されたプログラムを起動し、合成画像閲覧工程S3、リフォーム処理工程S4、見積り生成工程S5及び発注生成工程S6を実行するものである。
【0047】このプログラムを実行するに際しては、画像・寸法入力工程S1では、管理部門はデジタルカメラ、スキャナ及び測量装置等の入力部から画像情報及び寸法情報を入力し、画像情報は画像データベース7に、寸法情報は寸法データベース8に格納させる。
そして、合成画像生成工程S2では、画像データベース7及び寸法データベース8から画像情報及び寸法情報を読み出して、画像情報に寸法情報を加えて合成画像を生成し、合成画像データベース9に格納する。
続いて、合成画像閲覧工程S3では、合成画像データベース9から合成画像を読み出してディスプレイやプリンター等の出力部に表示する。
【0048】リフォーム処理工程S4では、商品データベース10の意匠情報13に格納されている意匠情報を読み出して、所望の意匠情報が選択された場合、出力部に表示されている合成画像を構成する物品の意匠と変換して表示する。
見積り生成工程S5では、意匠情報が選択された場合、この意匠情報について商品データベース10の識別情報18を介して商品を特定し、メーカ情報14、価格情報15、在庫情報16及び納期情報17から商品のメーカ名、価格、在庫及び納期を記載して見積り表を生成する。
発注生成工程S6では、見積り生成工程S5と同様に、意匠情報が選択された場合、この意匠情報について商品データベース10の識別情報18を介して商品を特定し、メーカ情報14、価格情報15、在庫情報16及び納期情報17から商品のメーカ名、価格、在庫及び納期を特定し、管理部門、資材部門、加工部門及び設置・工事部門に発注情報を送信する。
【0049】このような本実施の形態に係る住宅リフォーム支援プログラムおいても、住宅リフォーム支援方法の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1乃至請求項5に記載の住宅リフォーム支援システム、請求項6に記載の住宅リフォーム支援方法、請求項7に記載の住宅リフォーム支援プログラムにおいては、合成画像生成部は、リフォーム対象物の画像情報と寸法情報を合成して合成画像情報を生成して合成画像情報格納部に格納するので、合成画像閲覧部及びリフォーム処理部における操作が容易となる。
また、注文処理部によって、商品に関する見積り情報と発注情報を生成するので、顧客に対してリフォームに関する情報を事前に提示することができ、また、迅速で確実な発注情報の送信によって作業性を向上することができる。
そして、顧客は顧客自身の嗜好に合わせて自由にリフォームシミュレーションを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの構成図である。
【図2】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの商品データベースの構成図である。
【図3】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの使用環境を示す概略図である。
【図4】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの画像及び寸法の入力方法を示す概念図である。
【図5】(a)は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの合成画像生成部において使用される座標系を示す概念図であり、(b)は図5(a)中の符号Aで囲まれた部分の拡大図であり、(c)は図5(a)中の符号Bで囲まれた部分の拡大図である。
【図6】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおけるスタート画面を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
【図7】(a)、(b)は、ともに本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおける合成画像閲覧画面の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
【図8】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおける合成画像閲覧画面の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
【図9】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムのリフォーム処理部の構成図である。
【図10】(a)、(b)は、ともに本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおけるリフォーム処理画面の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
【図11】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムのリフォーム処理部において使用される座標系を示す概念図である。
【図12】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおける意匠選択画面の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
【図13】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの注文処理部の構成図である。
【図14】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおける見積り表の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
【図15】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援方法の工程を示す概念図である。
【符号の説明】
1…住宅リフォーム支援システム 2…合成画像生成部 3…合成画像閲覧部4…リフォーム処理部 5…注文処理部 6…データベース 7…画像データベース 8…寸法データベース 9…合成画像データベース 10…商品データベース 11…入力部 12…出力部 13…意匠情報 14…メーカ情報 15…価格情報 16…在庫情報 17…納期情報 18…識別情報 19…サーバ 20…インターネット 21…顧客 22…管理部門 23…資材部門 24…加工部門 25…設置・工事部門 26…デジタルカメラ 27…スキャナ28…測量装置 29…実測データ 30…デジタル画像情報 31…寸法情報 32…窓 33…壁 34…座標 35…セル 36…物品情報 37…意匠情報 38…スタート画面 39…リフォーム対象物 40…子供部屋 41…第1の壁 42…第2の壁 43…床 44…窓 45…ドア 46…第3の壁 47…第4の壁 48…天井 49…物品転回部 50a…商品検索部 50b…意匠変換部 51…商品選択画面 52…物品選択画面 53…メイン画面 54…座標 55…壁 56…第1の辺 57…第2の辺 58…意匠選択画面 59…色見本 60…柄見本 61…選択ボタン 62…見積り生成部 63…発注生成部 64…メモリ 65…見積り表 66…注文ボタン c…第1の辺の長さ d…第2の辺の長さ
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅リフォーム支援システムとその方法及びそのプログラムに係わり、特に顧客の嗜好を反映した住宅リフォームのシミュレーションを行う住宅リフォーム支援システムとその方法及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、住宅等のリフォームを行う場合、住居の所有者はデザインや予算等を施工業者と打合せながらリフォームに使用する材料等を選定し、順次作業を進めていく。中でも、壁紙や床をリフォームする場合は、数ある見本帳から好みの商品を選定するが、実際の部屋等に施工してみると、イメージと異なった仕上がりになることがある。また、価格面については使用する商品の単価や人件費などが事前に詳細にわからないことが多いので、リフォームを行う住居の所有者は費用について不安を感じることがある。
そこで、コンピュータを利用してリフォームのシミュレーションを行うシステムや価格等の詳細情報を予め提示するシステム等が考えられている。
【0003】例えば、特許文献1には、壁、床、カーテンや家具等の対象物を設置した部屋や建物等の原画像をモニタに表示し、対象物の画像範囲にサンプル画像を張り付けるリフォームシミュレーションシステムが開示されている。このリフォームシミュレーションシステムは、対象物の画像範囲内に基準図形によってグリッド範囲を指定するグリッド範囲指定手段と、基準図形に寸法を入力してグリッド範囲に寸法情報を与える寸法入力手段と、グリッド範囲の寸法情報に基づいてサンプル画像のサイズを縮尺する画像サイズ調整手段と、対象物の画像範囲にマスキングを施すマスキング手段と、対象物のマスク範囲にサンプル画像を張り付ける画像張り付け手段を備えている。
この特許文献1に開示された発明では、デジタルカメラ等で撮影した部屋や建物等の原画像に実際のイメージに近いサンプル画像を簡単に張り付けることによって、自在にリフォームのシミュレーションを行うことができる。また、画像処理の作業の手間が少ないので作業が迅速であり、さらに、遠近感のある自然なシミュレーション画像を得ることができる。
【0004】また、特許文献2には、インターネット回線上に、会員ユーザーの要望に対する設計業務を主としたアドバイス行うスーパーバイザー、設計業務の蓄積情報を充実させるためのスーパーバイザー、住宅の施工に関する管理の委託業務を行うスーパーバイザー、住宅の施工に係わる施工業者の選定と現場管理を行うスーパーバイザー及び住宅の保守やリフォームに関する管理の委託業務を行うスーパーバイザーを配置し、これらのスーパーバイザーからのデータを総合カルテに格納して住居の構築並びにリフォームを含む総合管理を行うインターネット上の総合カルテが開示されている。
この特許文献2に開示された発明では、住居の構築する際に、種々の測量データをデジタル図面として総合カルテに保存するので、住居の構築やリフォームを行う上で、事前調査を行う必要がなく、例えば、部品や部材の供給を容易にし、合理的な工事を低価格で実施することができる。また、工事等の契約の締結は、顧客が事前に工事の詳細な内容や費用の提示を受けて納得した後に行われ、さらに、設計図、施工図、完成図、工事の進捗状況、過程、経過、使用部材、設計者名、デザイナー名、施工業者名及びメンテナンス業者名などの情報を顧客は自由に入手することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−352259号公報
【特許文献2】
特開2002−215762号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された従来の技術では、デジタルカメラで撮影した画像毎に寸法を入力し、その後、シミュレーションの操作を行う工程を有しているので、この操作が煩雑であるという課題があった。また、実際にリフォームする対象物の画像を用いてシミュレーションを行っており、顧客はリフォーム後の対象物をイメージしやすくなるが、そのシミュレーションは部分的であり、空間を連続して示すことができないので顧客はリフォームの対象を総合的に想定できないという課題もあった。
また、特許文献2に記載された従来の技術では、新規に住居の構築する際には、種々のデータを保存して有効に利用することができるが、既存の住居には適用できないという課題があった。また、リフォームする場合のデザイン等の意匠面においては、顧客の嗜好が反映されにくいという課題もあった。
【0007】本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、顧客の嗜好を反映した住宅リフォームのシミュレーションを総合的に簡単な操作で行う住宅リフォーム支援システムとその方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明である住宅リフォーム支援システムは、リフォームの対象となる住宅の画像情報を読み出し可能に格納する画像情報格納部と、住宅の寸法情報を読み出し可能に格納する寸法情報格納部と、画像情報格納部から読み出される画像情報と寸法情報格納部から読み出される寸法情報を合成して合成画像情報を生成する合成画像生成部と、この合成画像生成部によって生成される合成画像情報を読み出し可能に格納する合成画像格納部と、この合成画像格納部に格納されている合成画像情報を読み出して閲覧可能に出力部に表示する合成画像閲覧処理部と、リフォームに使用される商品の商品情報を読み出し可能に格納する商品情報格納部と、この商品情報格納部から読み出される商品情報を合成画像情報を構成する物品の物品情報に対応させ物品を指定した場合に物品に関する商品情報を出力部に表示し商品情報から所望の商品情報を選択した場合に指定された物品の物品情報に代えて選択した商品情報を書き込み合成画像情報を更新して出力部に表示するリフォーム処理部とを有するものである。
【0009】上記構成の住宅リフォーム支援システムは、リフォームの対象となる住宅の画像情報と寸法情報を合成して合成画像情報を作成してこの合成画像情報を読み出し可能に格納するので、合成画像閲覧処理部では、常に、画像情報に寸法情報が付加された合成画像を表示するという作用を有する。そして、リフォーム処理部では、合成画像情報を構成する物品情報を、所望の商品情報に代替して表示するという作用を有する。
【0010】また、請求項2に記載の発明である住宅リフォーム支援システムは、請求項1記載の住宅リフォーム支援システムにおいて、リフォーム処理部によって出力部に表示される商品情報から所望の商品を選択した場合に見積り情報を生成する注文処理部を具備するものである。
上記構成の住宅リフォーム支援システムにおいては、請求項1に記載の発明の作用に加えて、注文処理部は所望の商品を選択した場合にこの商品について見積り情報を生成するという作用を有する。
【0011】請求項3の発明である住宅リフォーム支援システムは、請求項1に記載の住宅リフォーム支援システムにおいて、リフォーム処理部によって出力部に表示される商品情報から所望の商品を選択した場合に発注情報を生成する注文処理部を具備するものである。
上記構成の住宅リフォーム支援システムにおいては、請求項1に記載の発明の作用に加えて、注文処理部は所望の商品を選択した場合にこの商品について発注情報を生成するという作用を有する。
【0012】請求項4の発明である住宅リフォーム支援システムは、請求項1乃至請求項3記載の住宅リフォーム支援システムにおいて、リフォーム処理部は、合成画像を構成する物品を指定した場合に物品を含む合成画像が出力部において正面方向に表示されるように合成画像を転回する物品転回部を具備するものである。
上記構成の住宅リフォーム支援システムにおいては、請求項1乃至請求項3に記載の発明の作用に加えて、リフォーム処理部は、物品転回部において合成画像を構成する物品を指定した場合に物品を含む合成画像を正面方向に転回して表示するという作用を有する。
【0013】請求項5の発明である住宅リフォーム支援システムは、請求項1乃至請求項4記載の住宅リフォーム支援システムにおいて、リフォーム処理部は、商品情報格納部から読み出される商品情報を商品項目毎に検索可能に表示部に示す商品検索部を具備ものである。
上記構成の住宅リフォーム支援システムにおいては、請求項1乃至請求項4に記載の発明の作用に加えて、リフォーム処理部は、商品検索部において商品情報を商品項目毎に検索するという作用を有する。
【0014】請求項6の発明である住宅リフォーム支援方法は、請求項1に記載の発明を方法として捉えたものであり、その作用は請求項1に記載の発明と同様である。
【0015】請求項7の発明である住宅リフォーム支援プログラムは、請求項1に記載の発明をコンピュータによって実行するものであり、その作用は請求項1に記載の発明と同様である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る住宅リフォーム支援システムの実施の形態を図1乃至図14に基づき説明する。(請求項1乃至請求項5に対応)
図1は本発明の実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの構成図である。
図1において、本実施の形態における住宅リフォーム支援システム1は、合成画像生成部2、合成画像閲覧部3、リフォーム処理部4及び注文処理部5から構成されている。また、データベース6には、画像データベース7、寸法データベース8、合成画像データベース9及び商品データベース10が格納されており、これらのデータベースは、入力部11から情報を随時書き込むことができる。なお、図1において、入力部11は住宅リフォーム支援システム1を介してデータベース6に接続されているように記載されているが、直接データベース6に接続されるようにしてもよいことは言うまでもない。
【0017】画像データベース7及び寸法データベース8には、リフォームを希望する顧客の住宅の壁、床及び天井等の物品の画像情報と寸法情報が物品の種類を識別可能に各々格納されている。そして、合成画像生成部2では、画像データベース7及び寸法データベース8から物品の画像情報と寸法情報を各々読み出して画像情報に寸法情報を加えて合成画像を生成し、物品を識別可能に合成画像データベース9に格納する。
合成画像閲覧部3では、所望の合成画像を合成画像データベース9から読み出してディスプレイ画面やプリンターなどの出力部12に表示することができる。また、後述するが、合成画像閲覧部3では、壁、床及び天井等の物品の合成画像を組み合わせて、部屋を構成し、立体図や展開図として表示することができる。
リフォーム処理部4では、合成画像閲覧部3において表示されている合成画像において、壁、床及び天井等の物品の意匠を、後述する商品データベース10の意匠情報に格納されている壁紙や床材等の商品の意匠と代替して表示することができる。
そして、注文処理部5では、リフォーム処理部4において選択した意匠の商品について商品データベース10から情報を読み出して見積りを作成したり、発注を指示したりすることができる。
【0018】ここで、商品データベースについて図2を用いて説明する。
図2は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの商品データベースの構成図である。
図2において、商品データベース10には、意匠情報13、メーカ情報14、価格情報15、在庫情報16、納期情報17及び識別情報18が商品情報として格納されている。
意匠情報13には、壁紙、天井材及び床材等の商品に施される色や柄の意匠に関する情報が格納されている。
メーカ情報14には商品を提供するメーカ名と、商品の規定のサイズ情報が格納されている。
価格情報15には、規定のサイズに対する商品の価格と、加工が可能な商品の単価が格納されている。加工が可能な商品の単価は、加工費用を加えたものであってもよいし、加工費用を別途格納しておいてもよい。また、商品を設置又は工事するための工事費についての情報も格納されている。
【0019】在庫情報16には商品の在庫量が格納されているが、在庫がない場合は、再生産の有無についても記載されている。
納期情報17には商品に納期に関する情報が格納されているが、運搬に要する時間だけでなく、加工が必要な場合はその工期、また、在庫がなく再生産される場合は生産の時期等の情報も記載されている。
そして、識別情報18には、商品の商品番号など商品を識別可能な情報が格納されており、この商品番号によって、商品の意匠情報13、メーカ情報14、価格情報15、在庫情報16及び納期情報17が一元的に管理される。すなわち、商品番号を定めると、この商品番号に関連する意匠情報13〜納期情報17がこの商品番号によって一義的に導かれる。
【0020】次に、図3を用いて、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムを使用する環境について説明する。
図3は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの使用環境を示す概略図である。
図3において、住宅リフォーム支援システム1及びデータベース6はサーバ19内に設置されており、パソコン端末等からインターネット20を介して、顧客21、管理部門22、資材部門23、加工部門24及び設置・工事部門25は自由にアクセスすることができる。
まず、顧客21は住宅のリフォーム依頼をリフォーム専門業者等の管理部門22に申し込む。管理部門22は顧客21の住宅を訪問し、後述するが、デジタルカメラ等を用いてリフォーム対象物の画像情報や寸法情報を収集し、インターネット20を介してサーバ19にアクセスし、収集した画像情報及び寸法情報を画像データベース及び寸法データベースに格納する。そして、合成画像生成部においてこれらの画像情報及び寸法情報を読み出して合成画像を生成し、合成画像データベースに格納する。あるいは、資材部門23や加工部門24、設置・工事部門からリフォーム対象物の画像情報や寸法情報をインターネット20経由でサーバ19にアクセスして上述のデータベースに格納してもよい。
【0021】顧客21は住宅リフォーム支援システム1にアクセスし、合成画像閲覧部においてリフォーム対象物の合成画像を読み出して閲覧する。そして、リフォーム処理部において、商品データベース10にアクセスして意匠情報を読み出しながら例えば壁紙を張り替えたり、床材を変更したりしてリフォームのシミュレーションを自由に行うことができる。壁紙や床材の好みの意匠を決定すると、選定した意匠の商品の価格等を見積り表において確認した上で発注することができ、この発注情報は、管理部門22、資材部門23、加工部門24及び設置・工事部門25へ送信され、資材部門23では商品の手配を行い、加工部門24では、必要に応じて資材部門23から供給される商品を加工し、そして、設置・工事部門25では、設置や工事に要する人員の手配が迅速に進められるのである。
なお、商品データベース10に格納される意匠情報13、メーカ情報14、価格情報15、在庫情報16、納期情報17及び識別情報18については、資材部門23、加工部門24及び設置・工事部門25からインターネット20及びサーバ19を介して自由に更新を行えるようにしておくとより迅速にリフォーム作業が施工されるので望ましい。
【0022】続いて、図4乃至図13を用いて住宅リフォーム支援システムの機能及び動作について詳細に説明する。
図4は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの画像及び寸法の入力方法を示す概念図である。
図4において、入力部11には、デジタルカメラ26、スキャナ27、測量装置28及び実測データ29が具備されている。あるいは、この入力部11にインターフェースを設けてこれらの機器を接続可能にする。
デジタルカメラ26では、リフォームの対象となる壁、床及び天井等の物品を任意の位置から撮影し、得られる複数のデジタル画像情報30を各々が識別可能に画像データベース7に格納することができる。スキャナ27では、通常のカメラ等で撮影された壁等の物品の画像や住宅図面を走査しデジタル化してデジタル画像情報30として、同様に画像データベース7に格納することができる。
一方、測量装置28とは、例えば、レーザの往復時間の測定より距離を計測する装置等であり、リフォームの対象となる壁等の物品の距離を測定し、得られるデータを寸法情報31として、物品の種類を識別可能に寸法データベース8に格納することができる。また、実測データ29とは、巻尺等を用いて測定して得られる数値や設計図書等に記載されている数値をキーボード等を用いて入力することによって寸法データベース8に格納されたものをいう。
【0023】次に、図5を用いて合成画像生成部について説明する。
図5(a)は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの合成画像生成部において使用される座標系を示す概念図であり、(b)は図5(a)中の符号Aで囲まれた部分の拡大図であり、(c)は図5(a)中の符号Bで囲まれた部分の拡大図である。
合成画像生成部では、まず、画像データベースからリフォーム対象の例えば、窓32付きの壁33の画像を読み出して図5(a)に示すような仮想の座標34に貼り付け、窓32及び壁33の画像の頂点等の特徴点の座標点を決定する。そして、寸法データベースから窓32及び壁33の寸法情報を読み出して、これらの寸法情報を各座標点間の距離に対応させる。このようにして合成画像を生成し、合成画像データベースに格納する。
【0024】また、図5(b)及び(c)において、符号35は座標34を構成するセルであり、このセル35には、貼り付けられる画像に関して、物品を識別する物品情報36と意匠を識別する意匠情報37が各々対応するように情報として格納されている。図5(b)では、壁という物品を識別する記号として「1」が、意匠を識別する記号として「a」が格納されており、図5(c)では、窓という物品を識別する記号として「2」が、意匠を識別する記号として「b」が格納されている。この物品情報36によって、合成画像上では窓32や壁33等の領域を識別することができる。また、この意匠を識別する記号からなる情報は本実施の形態においては1つの記号を用いており、これが色彩を示したり、あるいは特定の木目柄を示したり、あるいはその組合せを示したりするが、他にも色彩の記号と柄の記号を別個に設けてセルに格納してもよい。
【0025】続いて、合成画像閲覧部について図6乃至図8を用いて説明する。
図6は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおけるスタート画面を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
リフォームを依頼した顧客は、管理部門よりリフォームシミュレーションの準備完了の連絡を受けて、インターネットを介して住宅リフォーム支援システムにアクセスし、図6に示すようなスタート画面38に入る。本実施の形態においては、顧客毎にリフォームシミュレーションを行うように設定されており、顧客が希望したリフォーム対象物39がスタート画面38に表示されるようになっている。なお、防犯や個人情報が漏れないように、顧客毎に認証ID及びパスワードを設定しておくことが望ましい。顧客は閲覧したいリフォーム対象物39をクリックすることで選択すると、閲覧ページへ入ることができる。
【0026】図7(a)、(b)は、ともに本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおける合成画像閲覧画面の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
前述のスタート画面で子供部屋40を選択した場合、合成画像閲覧画面では、図7(a)に示すように、子供部屋40は立体表示される。合成画像閲覧部3では、子供部屋40を構成する物品である第1の壁41、第2の壁42、床43、窓44及びドア45と、図示されていないが、第3の壁、第4の壁及び天井の合成画像を合成画像データベースからそれぞれ読み出して組み合わせて立体化させて表示することができる。
そして、この立体表示された子供部屋40は、回転することができ、図7(b)のように、異なった方向から見ることができる。この場合、図7(a)において表示されていなかった第3の壁46が表示される。なお、回転は、各々の物品の座標系における座標点を相互に移動させることによって行うことができる。
【0027】図8は、同じく、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおける合成画像閲覧画面の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
図8は、図7において立体表示されている子供部屋を展開して表示したものであり、各々の物品を平面的に閲覧することができる。なお、この表示についても、図7の場合と同様に、合成画像閲覧部によって、合成画像データベースから読み出された各々の合成画像を組み立てることによって表示される。
【0028】次に、リフォーム処理部について図9乃至図12を用いて説明する。
図9は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムのリフォーム処理部の構成図である。
図9において、リフォーム処理部4には、物品転回部49と商品検索部50a及び意匠変換部50bが具備されている。リフォーム処理部4では、合成画像閲覧部において表示されている合成画像の壁等の物品を選択して、選択された物品の意匠を所望の商品の意匠と代替して表示することができる。
物品転回部49は、合成画像の物品を選択した場合に、その物品の向きが正面方向になるように転回して表示することができる。したがって、意匠を変換する物品は常に出力部に正面方向で表示されるので、好みの意匠の確認がしやすくなる。
【0029】また、商品検索部50aでは、商品の意匠を選択する上で、色調、メーカ名、価格等をキーワードにして検索して、所望の意匠を選択、絞り込むことができる。例えば、壁紙を選定する場合、「白系」という色調で検索すると、単色だけでなく、柄物を含んだ白系の壁紙を表示することができる。
商品検索部50aで選択された意匠に関する意匠情報と予め表示されている合成画像生成部において作成された物品の意匠情報を意匠変換部50bにおいて変換する。
【0030】図10(a)、(b)は、ともに本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおけるリフォーム処理画面の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
図10(a)において、符号51は商品選択画面、符号52は物品選択画面であり、メイン画面53には子供部屋40が表示されている。メイン画面53の子供部屋40では、窓44付きの第1の壁41が奥側に正面方向で配置されており、この第1の壁41及び窓44について意匠の変換が可能な状態になっている。第2の壁42或いはドア45について意匠の変換を行う場合は、物品選択画面52において「壁2」を選択するか、図10(a)中の第2の壁42をクリックして選択すると、前述の物品転回部によって、第2の壁42は正面方向を向いて奥側へ転回し、図10(b)のように表示される。
そして、商品選択画面51の所望の商品を選択すると、後述の商品の意匠選択画面が表示される。
なお、本願明細書において、物品と商品は区別されており、物品とは住宅を構成する一般的な意味での物品を意味するが、商品とは、所定のメーカが生産して販売される物品を意味する。従って、例えば図10(a)に示されるドア45という1つの物品に関して、商品としてのドアは複数のメーカによる多種類の商品が存在することになる。
【0031】ここで、図11を用いて、リフォーム処理画面の奥行き感の表示方法について説明する。
図11は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムのリフォーム処理部において使用される座標系を示す概念図である。
図11において、座標54には、壁55の合成画像が貼り付けられているが、図示していないが、座標54を構成するセルは第1の辺56から第2の辺57の方向へ徐々に縮小されている。この縮小率は第1の辺の長さcと第2の辺の長さdの比d/cで表され、その値は任意に設定することができる。このように縮小率を設定し、座標54を構成するセルを縮小させることにより、壁55を変形させると、物品は奥行き感を表現することができる。なお、壁55が意匠変換のために選択され、物品転回部によって転回の指示を受けると、縮小率が解除され、縮小したセルはもとのサイズに拡大される。
【0032】図12は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおける意匠選択画面の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
図12において、意匠選択画面58には、色見本59や柄見本60が表示されており、各々の見本の下側には選択ボタン61が設置されている。この色見本59及び柄見本60は、リフォーム処理部の意匠変換部50bが商品データベースの意匠情報に格納されている意匠情報を読み出して表示している。
色見本59や柄見本60の選択は選択ボタン61の操作によって行なわれ、選択ボタン61を押すと、例えば、図10(a)においてリフォーム対象として選択されている第1の壁41の意匠が、意匠変換部50bによって色見本59又柄見本60に変換される。また、色見本59又は柄見本60を第1の壁41上へドラッグすることによっても変換することができる。
【0033】ここで、図5、図10及び図12を参照しながら意匠の変換について説明する。
図10(a)における第1の壁41は、寸法情報を付加した合成画像で、図5(a)に示すような座標34を有しており、第1の壁41及び窓44との領域認識が座標34を構成するセル35によって行われている。
図10(a)において第1の壁41を選択した時点で、第1の壁41の座標34上の寸法情報がリフォーム処理部の意匠変換部50bに認識されている。そして、図12の色見本59を選択すると、例えば図5(b)の意匠情報37として、色見本59の情報が、「a」という情報に代えて書き込まれる。これが意匠変換部50bによる意匠の変換である。この変換によって、第1の壁41のセル35の意匠情報は、新たな色見本39の意匠情報に書き換えられ更新される。
他にも例えば、図5の窓32を取り壊して一面の壁にするような住宅の改修を行う場合には、窓32を選択して例えば壁33と同じ色の色見本を選択すると、図5(c)に示される意匠情報37の「b」が壁33と同じ色見本に書き換えられるが、それと同時に、図10(a)に示されるような商品選択画面51において壁紙を選択することで、物品自体の変換を行うことが可能である。その際には、図5(c)に示される物品情報36の「2」が、壁を表す「1」へ変換されることになる。
【0034】最後に、注文処理部について、図13及び図14を用いて説明する。
図13は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの注文処理部の構成図である。
図13において、注文処理部5は、見積り生成部62、発注生成部63及びメモリ64から構成されている。
見積り生成部62では、リフォーム処理部において選択された意匠の商品について見積り表を作成して出力部に表示する。リフォーム処理部において選択された商品の意匠情報と修正された寸法情報はメモリ64に一時的に格納されており、見積り生成部62では、メモリ64に格納された意匠情報に付随する商品番号を介して商品データベースのメーカ情報、価格情報、在庫情報及び納期情報から商品のメーカ名、価格、在庫及び納期を特定する。
この見積り生成部62によって、リフォーム処理部で選択された商品情報に関する見積りを自動的に生成することで、改めて顧客が再度自己の選択した商品を確認しながら自分で見積りをはじく必要はなく、シミュレーションを実行した後に、クリックひとつの操作で見積りが確認できる。
【0035】価格については、メモリ64に格納された寸法情報とメーカ情報に格納されているサイズ情報に基づいて、規定のサイズに適合するか否かを判断し、規定のサイズの場合は価格情報から商品の価格を表示する。一方、規定のサイズでない場合は、価格情報から商品の単価を読み出し、寸法情報と単価から価格を算出する。さらに、設置又は工事が必要な場合は、工事費についても表示することができる。
在庫については、在庫がある場合は在庫がある旨を表示し、在庫がない場合は、再生産の有無についても表示する。
納期については、メモリ64に格納された寸法情報とメーカ情報に格納されているサイズ情報に基づいて、加工が必要か否か判断し、加工が必要な場合は、納期情報に格納されている工期を加算して納期を決定する。
【0036】発注生成部63では、リフォーム処理部において選択された商品の発注を指示することができる。
発注生成部63では、リフォーム処理部において選択され、一時的にメモリ64に格納された意匠情報に付随する商品番号を介して商品データベースのメーカ情報、価格情報、在庫情報及び納期情報から商品のメーカ名、価格、在庫及び納期を、また、メモリ64に格納された寸法情報から商品の数量を算定し、管理部門、資材部門、加工部門及び設置・工事部門に発注情報を送信する。
なお、加工部門への発注情報の送信については、メモリ64に格納された商品の寸法情報とメーカ情報に格納されているサイズ情報に基づいて、加工が必要か否か判断し、加工が必要な場合のみ行われる。
【0037】図14は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおける見積り表の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
図14において、見積り表65には、商品番号、商品名、メーカ名、サイズ、数量、価格、在庫状況及び納期が記載されている。そして、各々の商品について注文ボタン66が備えられており、この注文ボタン66を押すことによって商品の発注を指示できるようになっている。
【0038】このように構成された本実施の形態では、合成画像生成部によって、予め、リフォーム対象物の画像情報と寸法情報を合成して合成画像を生成しておくので、リフォーム処理部におけるリフォームシミュレーションの操作が容易となる。
また、注文処理部によって、商品に関する見積りをシミュレーションしながら生成するので顧客に対して煩わしさがなく、価格や納期等に関する情報を事前に提示できるので顧客に安心感を与えることができる。さらに、商品の発注情報を生成するので、管理部門、資材部門、加工部門及び設置・工事部門において連絡系統が統一され、人為ミスを低減し、迅速な作業を行う環境を整えることができる。
そして、本実施の形態を用いると、顧客はインターネットを介してパソコン等の端末から本実施の形態に自由にアクセスし、顧客自身の感性で束縛されることなく、リフォームシミュレーションを行い、リフォーム対象物の商品の選定を行うことができる。
【0039】次に、図15を参照しながら、本発明の実施の形態に係る住宅リフォーム支援方法について説明する。(請求項6に対応)
図15は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援方法の工程を示す概念図である。請求項1乃至請求項5に記載された住宅リフォーム支援システムを方法の発明として捉えた発明である。
図15において、ステップS1は、画像・寸法入力工程を示している。このステップS1では、管理部門は、デジタルカメラ及びスキャナ等を用いてリフォーム対象物の画像情報を入力する。また、寸法については、測量装置や実測データから寸法情報を入力する。そして、画像情報は画像データベース7へ、寸法情報は寸法データベース8へ格納される。
【0040】次に、ステップS2は、合成画像生成工程を示している。このステップS2では、ステップS1において画像データベース7及び寸法データベース8に格納された画像情報及び寸法情報を読み出して、画像情報に寸法情報を加えた合成画像を生成し、合成画像データベース9に格納する。
【0041】ステップS3は、合成画像閲覧工程を示している。このステップS3では、ステップS2において合成画像データベース9に格納された合成画像を読み出してディスプレイやプリンター等の出力部に表示する。
【0042】ステップS4は、リフォーム処理工程を示している。このステップS4では、商品データベース10の意匠情報13に格納されている意匠情報を読み出して、所望の意匠を選択すると、ステップS3において表示されている合成画像を構成する物品の意匠と変換して表示し、リフォーム対象物である合成画像においてリフォームのシミュレーションを行うことができる。
【0043】ステップS5は、見積り生成工程を示している。このステップS5では、ステップS4において選択された意匠について、商品データベース10の識別情報18を介して商品を特定し、メーカ情報14、価格情報15、在庫情報16及び納期情報17から商品のメーカ名、価格、在庫及び納期を記載した見積り表を生成する。
【0044】最後に、ステップS6は、発注生成工程を示している。このステップS6では、ステップS5と同様に、ステップS4において選択された意匠について、商品データベース10の識別情報18を介して商品を特定し、メーカ情報14、価格情報15、在庫情報16及び納期情報17から商品のメーカ名、価格、在庫及び納期を特定し、管理部門、資材部門、加工部門及び設置・工事部門に発注情報を送信する。
【0045】このように構成された本実施の形態においては、合成画像を予め生成して合成画像データベース9に格納しておくので、合成画像を閲覧する工程においても、リフォーム処理工程においても操作が簡単になる。
また、見積り生成工程において見積り表を作成するので、顧客に対して価格や納期等に関する情報を事前に提示することができる。
さらに、発注生成工程において発注情報を生成して管理部門、資材部門、加工部門及び設置・工事部門に送信するので、短時間のうちに確実に情報を伝達することができる。
【0046】次に、本発明の実施の形態に係る住宅リフォーム支援プログラムについて説明する。(請求項7に対応)
本発明の実施の形態に係る住宅リフォーム支援プログラムは、住宅リフォーム支援システムをコンピュータにおいて実行させるプログラムとして捉えたものであり、図15を用いて説明した工程の内容をコンピュータにおいてそのまま実行させるものである。
すなわち、管理部門は、パソコン端末等の入力装置からコンピュータにアクセスして、このコンピュータに格納されたプログラムを起動し、画像・寸法入力工程S1、合成画像生成工程S2を実行するものである。また、顧客は、パソコン端末等の入力装置からコンピュータにアクセスして、このコンピュータに格納されたプログラムを起動し、合成画像閲覧工程S3、リフォーム処理工程S4、見積り生成工程S5及び発注生成工程S6を実行するものである。
【0047】このプログラムを実行するに際しては、画像・寸法入力工程S1では、管理部門はデジタルカメラ、スキャナ及び測量装置等の入力部から画像情報及び寸法情報を入力し、画像情報は画像データベース7に、寸法情報は寸法データベース8に格納させる。
そして、合成画像生成工程S2では、画像データベース7及び寸法データベース8から画像情報及び寸法情報を読み出して、画像情報に寸法情報を加えて合成画像を生成し、合成画像データベース9に格納する。
続いて、合成画像閲覧工程S3では、合成画像データベース9から合成画像を読み出してディスプレイやプリンター等の出力部に表示する。
【0048】リフォーム処理工程S4では、商品データベース10の意匠情報13に格納されている意匠情報を読み出して、所望の意匠情報が選択された場合、出力部に表示されている合成画像を構成する物品の意匠と変換して表示する。
見積り生成工程S5では、意匠情報が選択された場合、この意匠情報について商品データベース10の識別情報18を介して商品を特定し、メーカ情報14、価格情報15、在庫情報16及び納期情報17から商品のメーカ名、価格、在庫及び納期を記載して見積り表を生成する。
発注生成工程S6では、見積り生成工程S5と同様に、意匠情報が選択された場合、この意匠情報について商品データベース10の識別情報18を介して商品を特定し、メーカ情報14、価格情報15、在庫情報16及び納期情報17から商品のメーカ名、価格、在庫及び納期を特定し、管理部門、資材部門、加工部門及び設置・工事部門に発注情報を送信する。
【0049】このような本実施の形態に係る住宅リフォーム支援プログラムおいても、住宅リフォーム支援方法の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1乃至請求項5に記載の住宅リフォーム支援システム、請求項6に記載の住宅リフォーム支援方法、請求項7に記載の住宅リフォーム支援プログラムにおいては、合成画像生成部は、リフォーム対象物の画像情報と寸法情報を合成して合成画像情報を生成して合成画像情報格納部に格納するので、合成画像閲覧部及びリフォーム処理部における操作が容易となる。
また、注文処理部によって、商品に関する見積り情報と発注情報を生成するので、顧客に対してリフォームに関する情報を事前に提示することができ、また、迅速で確実な発注情報の送信によって作業性を向上することができる。
そして、顧客は顧客自身の嗜好に合わせて自由にリフォームシミュレーションを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの構成図である。
【図2】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの商品データベースの構成図である。
【図3】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの使用環境を示す概略図である。
【図4】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの画像及び寸法の入力方法を示す概念図である。
【図5】(a)は、本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの合成画像生成部において使用される座標系を示す概念図であり、(b)は図5(a)中の符号Aで囲まれた部分の拡大図であり、(c)は図5(a)中の符号Bで囲まれた部分の拡大図である。
【図6】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおけるスタート画面を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
【図7】(a)、(b)は、ともに本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおける合成画像閲覧画面の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
【図8】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおける合成画像閲覧画面の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
【図9】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムのリフォーム処理部の構成図である。
【図10】(a)、(b)は、ともに本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおけるリフォーム処理画面の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
【図11】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムのリフォーム処理部において使用される座標系を示す概念図である。
【図12】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおける意匠選択画面の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
【図13】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムの注文処理部の構成図である。
【図14】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援システムにおける見積り表の一例を出力装置を用いて表示した状態を示す概念図である。
【図15】本実施の形態に係る住宅リフォーム支援方法の工程を示す概念図である。
【符号の説明】
1…住宅リフォーム支援システム 2…合成画像生成部 3…合成画像閲覧部4…リフォーム処理部 5…注文処理部 6…データベース 7…画像データベース 8…寸法データベース 9…合成画像データベース 10…商品データベース 11…入力部 12…出力部 13…意匠情報 14…メーカ情報 15…価格情報 16…在庫情報 17…納期情報 18…識別情報 19…サーバ 20…インターネット 21…顧客 22…管理部門 23…資材部門 24…加工部門 25…設置・工事部門 26…デジタルカメラ 27…スキャナ28…測量装置 29…実測データ 30…デジタル画像情報 31…寸法情報 32…窓 33…壁 34…座標 35…セル 36…物品情報 37…意匠情報 38…スタート画面 39…リフォーム対象物 40…子供部屋 41…第1の壁 42…第2の壁 43…床 44…窓 45…ドア 46…第3の壁 47…第4の壁 48…天井 49…物品転回部 50a…商品検索部 50b…意匠変換部 51…商品選択画面 52…物品選択画面 53…メイン画面 54…座標 55…壁 56…第1の辺 57…第2の辺 58…意匠選択画面 59…色見本 60…柄見本 61…選択ボタン 62…見積り生成部 63…発注生成部 64…メモリ 65…見積り表 66…注文ボタン c…第1の辺の長さ d…第2の辺の長さ
Claims (7)
- リフォームの対象となる住宅の画像情報を読み出し可能に格納する画像情報格納部と、前記住宅の寸法情報を読み出し可能に格納する寸法情報格納部と、前記画像情報格納部から読み出される画像情報と前記寸法情報格納部から読み出される寸法情報を合成して合成画像情報を生成する合成画像生成部と、この合成画像生成部によって生成される合成画像情報を読み出し可能に格納する合成画像格納部と、この合成画像格納部に格納されている前記合成画像情報を読み出して閲覧可能に出力部に表示する合成画像閲覧処理部と、リフォームに使用される商品の商品情報を読み出し可能に格納する商品情報格納部と、この商品情報格納部から読み出される商品情報を前記合成画像情報を構成する物品の物品情報に対応させ前記物品を指定した場合に前記物品に関する商品情報を前記出力部に表示し前記商品情報から所望の商品情報を選択した場合に前記指定された物品の物品情報に代えて前記選択した商品情報を書き込み前記合成画像情報を更新して前記出力部に表示するリフォーム処理部とを有することを特徴とする住宅リフォーム支援システム。
- 前記リフォーム処理部によって前記出力部に表示される商品情報から所望の商品を選択した場合に見積り情報を生成する注文処理部を具備することを特徴とする請求項1記載の住宅リフォーム支援システム。
- 前記リフォーム処理部によって前記出力部に表示される商品情報から所望の商品を選択した場合に発注情報を生成する注文処理部を具備することを特徴とする請求項1記載の住宅リフォーム支援システム。
- 前記リフォーム処理部は、前記合成画像を構成する物品を指定した場合に前記物品を含む合成画像が前記出力部において正面方向に表示されるように前記合成画像を転回する物品転回部を具備することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の住宅リフォーム支援システム。
- 前記リフォーム処理部は、前記商品情報格納部から読み出される商品情報を商品項目毎に検索可能に前記表示部に示す商品検索部を具備することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の住宅リフォーム支援システム。
- 画像情報格納部に格納された住宅の画像情報と寸法情報格納部に格納された前記住宅の寸法情報を読み出して合成し合成画像情報を生成する工程と、この合成画像情報を読み出し可能に合成画像格納部に格納する工程と、前記合成画像情報を読み出して閲覧可能に出力部に表示する工程と、商品情報格納部に格納された商品情報を読み出して前記合成画像情報を構成する物品の物品情報に対応させ、前記物品を指定した場合に前記物品に関する商品情報を前記出力部に表示し前記商品情報から所望の商品情報を選択した場合に前記指定された物品の物品情報に代えて前記選択した商品情報を書き込み前記合成画像情報を更新して前記出力部に表示する工程とを有することを特徴とする住宅リフォーム支援方法。
- 画像情報格納部に格納された住宅の画像情報と寸法情報格納部に格納された前記住宅の寸法情報を読み出して合成し合成画像情報を生成する工程と、この合成画像情報を読み出し可能に合成画像格納部に格納する工程と、前記合成画像情報を読み出して閲覧可能に出力部に表示する工程と、商品情報格納部に格納された商品情報を読み出して前記合成画像情報を構成する物品の物品情報に対応させ、前記物品を指定した場合に前記物品に関する商品情報を前記出力部に表示し前記商品情報から所望の商品情報を選択した場合に前記指定された物品の物品情報に代えて前記選択した商品情報を書き込み前記合成画像情報を更新して前記出力部に表示する工程とをコンピュータに実行させることを特徴とする住宅リフォーム支援プログラム。
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