JPH09297861A - 建築物用パース作成表示方法及び装置並びに記憶媒体 - Google Patents

建築物用パース作成表示方法及び装置並びに記憶媒体

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JPH09297861A
JPH09297861A JP10992196A JP10992196A JPH09297861A JP H09297861 A JPH09297861 A JP H09297861A JP 10992196 A JP10992196 A JP 10992196A JP 10992196 A JP10992196 A JP 10992196A JP H09297861 A JPH09297861 A JP H09297861A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】営業効率及び営業競争力を飛躍的に高め、且つ
人員削減及び人件費削減を可能にした建築物用パース作
成表示方法及び装置並びに記憶媒体を提供する。 【解決手段】住宅の平面図(間取図)を含む住宅の構造
データを入力する入力装置(A)13と、入力された構
造データに基づいて自動的に住宅の屋根、壁及び床を含
む3次元モデルデータを作成し、作成された3次元モデ
ルデータに基づいて所定の視点位置からのパースを作成
してディスプレイ(A)12に表示するCPU(A)1
0及び記憶装置(A)11とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば住宅等の建
築物を営業、企画する際において建築物の鳥瞰図等のパ
ースを自動的に作成するための建築物用パース作成表示
方法及び装置並びに記憶媒体に係わり、特に、前記パー
スの作成を営業担当等にも簡単且つ迅速に作成できるよ
うにした建築物用パース作成表示方法及び装置並びに記
憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の住宅の設計を企画・プランニング
する際の営業サイクルの一例を図14に示す。
【0003】図14によれば、まず最初に、住宅設計の
営業担当が住宅設計を依頼した施主宅を訪問し、施主と
打ち合わせを行なって、部屋やトイレ、風呂等の位置及
び大きさ等を定める間取図を作成する(サイクルC
1)。そして、営業担当は、作成された間取図を設計会
社に持ち帰り、設計担当に渡す。設計担当は、間取図を
土台にして設計の打ち合わせを行なった後、正式な間取
図を作成し、さらに施主に説明するための資料(プレゼ
ンテーション用ボード)を上記間取図やカタログ等を切
り貼りして作成する(サイクルC2)。
【0004】続いて設計担当は、作成された間取図に基
づいてパース(鳥瞰図、内観図、外観図等、透視画法
(perspective )により作成された図面)を発注する
(サイクルC3)。そして、訪問日から数日後にパース
が出来上がり、準備が完了した時点で(サイクルC
4)、営業担当及び設計担当は、再度施主宅を訪問し、
パースやプレゼンテーション用ボード等を用いて再度施
主と詳細な打ち合わせを行なって、住宅設計をプランニ
ングしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の住宅設計・プランニングの営業サイクルでは、最初の
訪問において営業担当は、施主と打ち合わせをして間取
図のみを作成していた。しかしながら、作成された間取
図は平面的な2次元情報のみを与えるものであり、その
間取図が実際どのような3次元的イメージを持つのかを
施主が確認するのは、最初に打ち合わせしてから数日後
に作成された鳥瞰図や内観図等のパースを通してであっ
た。したがって、施主が間取図を作成した時点で描いて
いた鳥瞰、内観イメージ等と実際作成された鳥瞰図や内
観図等とでは、差異が生ずることが多く、その度に間取
図から作成し直さなければならない(前掲図14のサイ
クルC1からやり直す)ため、非常に手間がかかり、営
業効率が悪かった。また、間取図を作成してからパース
及びプレゼンテーション用ボードを作成して再度施主宅
を訪問するまでに数日間かかるため、営業サイクル全体
を長くし、営業競争力が低下する恐れがあった。
【0006】また、間取図の作成、及びこの間取図から
パース及びプレゼンテーション用ボードを作成するため
に、営業担当、設計担当等多大な人員を必要としたた
め、人件費が増大した。さらにプレゼンテーション用ボ
ードは、作成されたパースやカタログ等の切り貼り等で
作成されていたため、非常に手間がかかり、人件費を増
加させる一つの要因となっていた。
【0007】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、営業担当が基本的に一人で間取図作成〜パー
ス作成〜プレゼンテーション用ボード作成することを可
能にし、営業効率及び営業競争力を飛躍的に高め、且つ
人員削減及び人件費削減を可能にした建築物用パース作
成表示方法及び装置並びに記憶媒体を提供することをそ
の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では次のことに着目した。すなわち、施
主は概ね、最初の間取図作成段階では作成された間取図
の3次元的(立体的イメージ)を確認できればよく、こ
の段階で立体的イメージを確認することは、数日後に詳
細なパースを作成して見せることよりも、遥かに施主の
役に立つことであり、上述した営業効率の悪化、人件費
の増加という問題点を解決することになる。
【0009】したがって、本発明では、例えば汎用パソ
コン(携帯用パソコン)を用いることにより、住宅等の
建築物の間取図の作成段階でその間取図等の構造データ
を入力することだけで、当該建築物のパース(鳥瞰図、
内観図等)を作成し、その場で(施主宅で)ディスプレ
イに表示できるようにした。すなわち、営業担当は、施
主との打ち合わせ段階で既にパースを作成・表示し、施
主に確認してもらうことができるため、従来のパース作
成等にかかる日数を削減し、営業サイクルを大幅に短縮
することができる。
【0010】また、建築物として例えば住宅の間取、パ
ースを作成するには、家具等の什器備品やドア、窓等の
造作等のパーツの配設位置が非常に重要になってくる。
このような細かいパーツ類を作成しディスプレイに表示
することは、間取図作成段階においては難しく、クリア
しなければならない課題であった。
【0011】そこで、本発明では、間取図作成段階にお
いては、個々のパーツの色、形態そのものに大きな関心
がある訳ではなく、あくまで間取図全体のトータル的な
バランスを知ることに関心があることに着目した。
【0012】すなわち、本発明では、予め主要な形状、
色、質感を有するパーツ群をコンピュータグラフィック
スデータとして保持しておき、そのコンピュータグラフ
ィックスデータを参照して、作成された間取図上で施主
に什器備品や造作等のパーツの種類及び配設位置等を指
定してもらうことにより、当該什器備品や造作等を配置
した状態でのパース(鳥瞰図、内観図等)を作成、表示
することができる。
【0013】したがって、非常にリアルな完成度の高い
パーツをディスプレイに表示することができる。
【0014】以上述べた本発明の建築物用パース作成表
示装置によれば、請求項1に記載したように、建築物の
平面図を含む当該建築物の構造データを入力する入力手
段と、入力された構造データに基づいて自動的に前記建
築物の屋根、壁及び床の内の少なくとも1つを含む3次
元モデルデータを作成し、作成された3次元モデルデー
タに基づいて所定の視点位置からのパースを作成してデ
ィスプレイに表示するパース作成表示手段とを備えてい
る。
【0015】本発明の建築物用パース作成表示装置の好
適な実施形態として、請求項2に記載したように、前記
建築物に配設可能な什器備品及び造作を含むパーツ群を
その形状、色、及び質感毎に分類されたコンピュータグ
ラフィックスデータ群として予め記憶する記憶手段を備
え、前記構造データは、前記記憶手段により記憶された
パーツ群中の所定パーツ、及びそのパーツの平面図上に
おける配設位置を含み、前記パース作成手段は、入力さ
れたパーツに対応するコンピュータグラフィックスデー
タを前記立体データにおける入力された配設位置に合成
し、合成された3次元モデルデータに基づいて、前記配
設位置に表示されたパーツを表すコンピュータグラフィ
ックス画像を含む所定の視点位置からのパースを作成し
てディスプレイに表示する手段を有している。
【0016】また、本発明の建築物用パース作成表示装
置の好適な実施形態として、請求項3に記載したよう
に、前記記憶手段に記憶されたコンピュータグラフィッ
クスデータ群に基づいて、前記パーツデータ群を表すコ
ンピュータグラフィックス画像を前記ディスプレイに一
覧表示する一覧表示手段を備え、前記入力手段は、前記
パーツの入力として、前記ディスプレイ上に表示された
コンピュータグラフィックス画像群の中から、前記建築
物に配設したいパーツを表すコンピュータグラフィック
ス画像を指定入力するようにしている。
【0017】さらに本発明の建築物用パース作成表示装
置の好適な実施形態として、請求項4に記載したよう
に、前記視点位置を前記ディスプレイ上で指定する視点
位置指定手段を備え、前記パース作成手段は、指定され
た視点位置からのパースを作成して表示するようにして
いる。
【0018】さらにまた、本発明の建築物用パース作成
表示装置の好適な実施形態として、請求項5に記載した
ように、前記コンピュータグラフィックスデータ群は、
前記各パーツ毎に少なくともハードウエアレンダリング
用のデータ群と、テクスチャマッピングを含むソフトウ
エアレンダリング用のデータ群とに分類されて前記記憶
手段に記憶されているとともに、入力されたパーツに対
応するコンピュータグラフィックスデータを前記ソフト
ウエアレンダリング用のデータ群の中から選んで前記立
体データにおける入力された配設位置に合成し、合成さ
れた3次元モデルデータに対して前記テクスチャマッピ
ングを含むコンピュータグラフィックス処理を施して高
品質なパースを作成する高品質パース作成手段を有して
いる。
【0019】特に、本発明の建築物用パース作成表示装
置によれば、請求項6に記載したように、前記パース作
成手段により作成された立体データに基づいて、前記建
築物の平面図、立面図、及び断面図の内の少なくとも1
枚を含む詳細設計図を自動的に作成する詳細設計図作成
手段を備えている。
【0020】また特に本発明の建築物用パース作成表示
装置によれば、請求項7に記載したように、前記パース
作成手段により作成された少なくとも1枚のパース,前
記高品質パース作成手段により作成された少なくとも1
枚の高品質なパース,及び前記詳細設計図作成手段によ
り作成された少なくとも1枚の詳細設計図の内の少なく
とも1枚を文字データと共にレイアウト編集して、前記
建築物のプレゼンテーション用ボードを作成するプレゼ
ンテーション用ボード作成手段を備えている。
【0021】一方、以上述べた本発明の建築物用パース
作成表示方法によれば、請求項8に記載したように、建
築物の平面図を含む当該建築物の構造データを入力する
ステップと、入力された構造データに基づいて自動的に
前記建築物の屋根、壁及び床の内の少なくとも1つを含
む3次元モデルデータを作成し、作成された3次元モデ
ルデータに基づいて所定の視点位置からのパースを作成
してディスプレイに表示するステップとを備えている。
【0022】さらに、以上述べた本発明の記憶媒体によ
れば、汎用コンピュータのアルゴリズムを記憶する記憶
媒体であって、入力された建築物の平面図を含む当該建
築物の構造データに基づいて自動的に前記建築物の屋
根、壁及び床の内の少なくとも1つを含む3次元モデル
データを作成し、作成された3次元モデルデータに基づ
いて所定の視点位置からのパースを作成してディスプレ
イに表示させるアルゴリズムを記憶している。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る建築物用パー
ス作成表示装置及び作成方法並びに記憶媒体について、
特に建築物を住宅とした場合の実施形態について添付図
面を参照して説明する。
【0024】図1は本発明に係る建築物用パース作成表
示装置の概略構成を示す図であり、図2は、図1に示し
た建築物用パース作成表示装置のシステム構成を示すブ
ロック図である。
【0025】図1及び図2によれば、建築物用パース作
成表示装置1は、住宅の鳥瞰図や外観図、内観図等のパ
ースの作成処理を行なう携帯用の汎用パーソナルコンピ
ュータ(例えばノート型のパーソナルコンピュータ(以
下、パソコンと略記する))2と、会社内に設置され、
高品質コンピュータグラフィックス(CG)処理を実行
する例えばワークステーション等の演算処理装置3と、
会社内に設置され、実際の寸法等が記入された平面図、
立面図、及び断面図等の詳細設計図を作成し、又文字デ
ータや図面データ等に基づいてプレゼンテーション用ボ
ード(以下、PB)を自動的に作成するワークステーシ
ョン等の演算処理装置4と、各パソコン2,演算処理装
置3,及び演算処理装置4において作成されたパースや
高品質CG画像、及び詳細設計図等をカラーでプリント
出力するプリンタ5とを備えている。
【0026】演算処理装置3,演算処理装置4,及びプ
リンタ5は、バスBにより相互接続されており、また、
パソコン2は、RS232Cインターフェース等により
バスBに対して接続及び切り離し可能になっている。
【0027】パソコン2は、図1及び図2に示すように
ディスプレイ一体型であり、GUI(グラフィカルユー
ザインターフェース)機能を有するウインドウシステム
をOSとして有している。
【0028】すなわち、パソコン2は、グラフィック機
能及び後述する記憶装置に記憶されたパース作成用アル
ゴリズム(ソフトウエア)に基づいて、モデリング処理
(幾何学的形状データ作成処理)及びハードウエアレン
ダリング処理を含む演算制御処理を行なうCPU(Cent
ral Processing Unit )(A)10と、このCPU
(A)10に接続され、当該CPU(A)10の処理に
必要なアルゴリズムを記述したプログラムや処理データ
等を格納する記憶装置(A)11とを有している。記憶
装置(A)11は、主記憶装置等の内部記憶装置と、例
えばハードディスクドライブやCD−ROMドライブ等
の外部記憶装置とを含む。
【0029】また、記憶装置(A)11には、住宅の室
内外に配置される什器備品及び造作を含むパーツ群がそ
の形状、色、及び質感毎に分類され、さらに各パーツ毎
にハードウエアレンダリング用のデータ群と、テクスチ
ャマッピングを含むソフトウエアレンダリング用のデー
タ群とに分類された3次元コンピュータグラフィックス
データ群(ライブラリパーツ)として予め記憶されてい
る。
【0030】この記憶装置(A)11に記憶されている
ライブラリパーツを概念的に図3に示す。図3によれ
ば、例えばテーブル、窓等の各パーツは、アドレス(図
中001〜00n〜011〜01n参照)毎に所定の形
状、色、質感を有するCGデータとして記憶されてい
る。すなわち、記憶装置(A)11のアドレス001の
記憶領域には、テーブルの形状A、色A、質感A(色
A、質感Aはハードウエアレンダリング用のデータ)、
及び形状A、色Aa、質感Aa(色Aa、質感Aaはソ
フトウエアレンダリング用のデータ)を表すCGデータ
が格納されている。なお、あるパーツの形状A〜色A〜
質感Aをハードウエアレンダリング用(ハード用)のC
Gデータとし、形状A〜色Aa〜質感Aaをソフトウエ
アレンダリング用(ソフト用)のCGデータとする。ま
た、その他のアドレスの記憶領域も同様に各パーツのC
Gデータが格納されている。
【0031】さらに、パソコン2は、CPU(A)10
に接続され、CPU(A)10の処理により得られたデ
ータを画像として表示するディスプレイ(A)12と、
オペレータの操作によりCPU(A)10に対して情報
(データ)を入力する入力装置(A)13とを備えてい
る。入力装置(A)13は、ディスプレイ(A)12と
協調して文字情報を入力するキーボードやディスプレイ
(A)12上での座標位置やイメージを入力するポイン
ティングデバイス(例えばトラックボールやマウス)を
有している。
【0032】演算処理装置3及び演算処理装置4も、図
1及び図2に示すように、ディスプレイ一体型であり、
GUI機能を有するウインドウシステムをOSとして有
している。
【0033】すなわち、演算処理装置3は、後述する記
憶装置に記憶されたアルゴリズム(ソフトウエア)に基
づいてソフトウエアレンダリング処理を含む高品質CG
処理を行なうCPU(B)15と、このCPU(B)1
5に接続され、当該CPU(B)15の処理に必要なア
ルゴリズム(高品質CG処理用アルゴリズム等)を記述
したプログラムや処理データ等を格納する記憶装置
(B)16とを有している。記憶装置(B)16は、主
記憶装置等の内部記憶装置と、例えばハードディスクド
ライブやCD−ROM等の外部記憶装置とを含む。
【0034】さらに、演算処理装置3は、CPU(B)
15に接続され、CPU(B)15の処理により得られ
たデータを画像として表示するディスプレイ(B)17
と、オペレータの操作によりCPU(B)15に対して
情報(データ)を入力する入力装置(B)18とを備え
ている。入力装置(B)18は、ディスプレイ(B)1
7と協調して文字情報を入力するキーボードやディスプ
レイ(B)17上での座標位置やイメージを入力するポ
インティングデバイス(例えばトラックボールやマウ
ス)を有している。
【0035】一方、演算処理装置4は、後述する記憶装
置に記憶されたアルゴリズム(ソフトウエア)に基づい
て詳細設計図作成処理,及びレイアウト編集処理を含む
PB作成処理を行なうCPU(C)20と、このCPU
(C)20に接続され、当該CPU(C)20の処理に
必要なアルゴリズム(詳細設計図作成用アルゴリズムや
PB作成アルゴリズム等)を記述したプログラムや処理
データ等を格納する記憶装置(C)21とを有してい
る。記憶装置(C)21は、主記憶装置等の内部記憶装
置と、例えばハードディスクドライブやCD−ROM等
の外部記憶装置とを含む。
【0036】また、演算処理装置4は、CPU(C)2
0に接続され、CPU(C)20の処理により得られた
データを画像として表示するディスプレイ(C)22
と、オペレータの操作によりCPU(C)20に対して
情報(データ)を入力する入力装置(C)23とを備え
ている。入力装置(C)23は、ディスプレイ(C)2
2と協調して文字情報を入力するキーボードやディスプ
レイ(C)22上での座標位置やイメージを入力するポ
インティングデバイス(例えばトラックボールやマウ
ス)を有している。
【0037】上述したパソコン2(バスB接続時)のC
PU(A)10、演算処理装置3のCPU(B)15、
演算処理装置4のCPU(C)20、及びプリンタ5
は、バスBを介してシリアル通信接続されている(図2
の破線参照)。
【0038】次に本実施形態の建築物用パース作成表示
装置1の全体動作について説明する。
【0039】建築物作成表示装置1を用いて住宅の設計
を企画・プランニングする際、住宅設計の営業担当は、
パソコン2を持参して住宅設計を依頼した施主宅を訪問
し、施主と打ち合わせを行なう。そして、入力装置
(A)13のマウス等を操作して、作成したい住宅の各
階毎の平面間取図(例えば1階部分の平面間取図)をデ
ィスプレイ(A)12上に入力する。CPU(A)10
は、入力された平面間取図(データ)を読み込んで記憶
装置(A)11に記憶する(図4;ステップS1及び図
5参照)。
【0040】続いて、営業担当は、入力装置(A)13
を操作してライブラリパーツ一覧表示指令をCPU
(A)10に送る。CPU(A)10は、送られた指令
に基づいて記憶装置(A)11に記憶されていたライブ
ラリパーツを構成する全てのパーツのCGデータ(ハー
ド用)を読み出し、ディスプレイ(A)12の例えば一
部に重ねて(オーバーラッピング)して表示する(ステ
ップS2)。この結果、図6に一部を拡大して示すよう
に、ディスプレイ(A)12の表示画面には、ライブラ
リパーツを構成する各パーツ(窓1、窓2、テーブル
1、テーブル2等)のCG画像が表示される。
【0041】続いて、営業担当(あるいは施主)は、デ
ィスプレイ(A)12上に表示された平面間取図及び各
パーツを見ながら、入力装置(A)13のマウス等を操
作して、住宅に配設したい形状、色、質感等を兼ね備え
たパーツを指定し、そのパーツの平面間取図上での配設
位置を順次入力する。CPU(A)10は、入力された
パーツ指定データ、及びパーツ配設位置データを読み込
んで記憶装置(A)11に記憶する(ステップS3)と
ともに、作成するパースの高さを特別に設定するか否か
を判断する(ステップS4)。
【0042】もし施主がパースの高さを特定したい場合
には、営業担当は、その高さデータを入力装置(A)1
3のキーボードを介して入力し(ステップS4の処理→
YES)、CPU(A)10は、その高さデータを読み
込み(ステップS5)、ステップS6の処理に移行す
る。また、営業担当から高さデータが入力されない場合
は(ステップS4の処理→NO)、CPU(A)10の
処理は直接ステップS6の処理に移行する)。
【0043】そして、CPU(A)10は、記憶装置
(A)11に記憶されたパース作成用アルゴリズム及び
平面間取図に基づいてモデリング処理を行なって、住宅
の平面間取図に対応する予め定められた視点位置からの
3次元モデル(その住宅の屋根、壁、及び床の内の少な
くとも1つを含む)を作成し、記憶装置(A)11に記
憶する(ステップS6)。次いでCPU(A)10は、
作成された3次元モデルにおいて、入力された(読み込
まれた)各パーツのCGデータ(ハード用)を記憶装置
(A)11のライブラリパーツを参照して順次読み出
し、同じく入力された配設位置にそれぞれ合成してパー
ツ付き3次元モデルを作成し、記憶装置(A)11記憶
する(ステップS7)。
【0044】続いて、CPU(A)10は、パース作成
用アルゴリズム及び作成されたパーツ付き3次元モデル
に基づいて、グラフィック機能に基づくハードウエアレ
ンダリング処理を行なって所定の視点位置からのパース
(例えば鳥瞰図等のカラーパース)を作成し、ディスプ
レイ(A)13に表示して(ステップS8)、処理を終
了する(作成されたパースデータは記憶装置(A)11
に記憶される)。この結果、ディスプレイ(A)13の
表示画面には、図7に示すように、入力された平面間取
図に対応するパース(鳥瞰図)が表示される。
【0045】すなわち、本構成によれば、営業担当がデ
ィスプレイ(A)13上で間取図を入力し、その間取図
上で室内外に配設したいパーツ及びその配設位置を指定
入力するという非常に簡便な操作だけで(ステップS
1、ステップS3)、入力された間取図及びパーツを3
次元的に示すパース(鳥瞰図等)を自動的にディスプレ
イ(A)13に表示させることができる。したがって施
主は、表示されたパースを見ることにより、間取図が実
際どのような3次元的イメージを持つのかをその場で確
認することができるため、最初の訪問時において非常に
密度の濃いプランニングを行なうことが可能になる。ま
た、自分が描いていたイメージとは異なっていた場合で
も、再度ステップS1以降の処理をその場で繰り返し行
なえばよく(ディスプレイ(A)12の表示画面上での
間取図の修正、変更でよい)、実際図面として出来上が
ったパースを作り直すこと等は全く必要無いため、営業
効率を非常に向上させることができる。
【0046】また、本構成では、住宅内外に配置したい
什器備品や造作等のパーツをディスプレイの表示画面上
で選んでパースに付け加えることができるため、実際に
住んだ状態のイメージに非常に近いリアルな状態のパー
スを表示することができる。
【0047】さらに、図7に示すようにディスプレイ1
2の画面上に示したパース(鳥瞰図)の視点位置は変え
ることもできる。例えば施主が各部屋の内部の所望位置
を視点とした場合の立体イメージを見たいと考えたとす
ると、営業担当は、入力装置(A)13のマウス等を操
作して所望の視点位置を指定入力する。CPU(A)1
0は、指定入力された視点位置データを読み込む(図
8;ステップS10)。続いてCPU(A)10は、パ
ーツ付き3次元モデルを入力された視点位置に基づくパ
ーツ付き3次元モデルに再度モデリングする(ステップ
S11)。
【0048】そして、CPU(A)10は、作成された
パーツ付き3次元モデルに基づいて、グラフィック機能
に基づくハードウエアレンダリング処理を行なって入力
された視点位置からのパース(鳥瞰図)を作成し、ディ
スプレイ(A)13に表示してステップS12)、処理
を終了する。この結果、ディスプレイ(A)13の表示
画面には、入力された視点位置に応じた新たなパース
(鳥瞰図)が表示される。
【0049】したがって、施主は、室内の所望位置を視
点位置として指定することにより、その視点位置からの
パースを視認することができるため、例えば玄関から各
部屋まで連続的に視点位置を移動させていくことによ
り、実際に住宅内を歩いた状態での当該住宅内の3次元
立体イメージをシミュレーション表示することができ
る。
【0050】なお、携帯パソコン用のプリンタを持参し
ていけば、その場(施主宅)でパースをプリントするこ
ともできる。
【0051】一方、このようにして施主との打ち合わせ
が終了した時点において、パソコン2の記憶装置(A)
11には、住宅の間取図データ,住宅内に配設したパー
ツデータ、そのパーツの配設位置データ、間取図データ
に対応する3次元モデリングデータ、間取図データ,パ
ーツデータ,配設位置データに対応するパーツ付き3次
元モデリングデータ、及びパースデータがそれぞれ記憶
されている。
【0052】営業担当は、打ち合わせ終了後、パソコン
2を会社内に持ち帰り、必要に応じて設計担当等からの
設計助言等を受ける。そして、営業担当は、例えば施主
がより高品質のパース(鳥瞰図や内観図、外観図等)を
見たいという要望あった場合等に、パソコン2で作成さ
れた3次元モデリングデータに基づいて高品質のパース
を社内で作成することができる。
【0053】すなわち、営業担当は、パソコン2を社内
のバスBに接続した後、演算処理装置3を起動させる。
【0054】続いて、営業担当は、入力装置(B)18
を操作して高品質CG作成指令を入力する。演算処理装
置3のCPU(B)15は、送られた高品質CG作成指
令を読み込む(図9;ステップS15)。
【0055】続いてCPU(B)15は、記憶装置
(A)11に記憶された(ステップS3で入力された)
各パーツデータに対応するソフト用のパーツのCGデー
タを当該記憶装置(A)11のライブラリパーツを参照
して順次読み出し、同じく記憶装置(A)11に記憶さ
れた配設位置にそれぞれ合成してパーツ付き3次元モデ
ルを作成する(ステップS16)。
【0056】次いで、CPU(B)15は、作成された
パーツ付き3次元モデルに基づいて、記憶装置(B)1
6に記憶された高品質用CG処理用アルゴリズムに基づ
いて、テクスチャマッピングを含むソフトウエアレンダ
リング処理(CG処理)をリアルタイムで行なって所定
の視点位置からの高品質CGパース(例えば鳥瞰図)を
作成し、ディスプレイ(B)17に表示して(ステップ
S17)、処理を終了する(作成された高品質CGパー
スデータは記憶装置(B)16に記憶される)。この結
果、ディスプレイ(B)17の表示画面には、入力され
た平面間取図に対応するパースがより優れた画質で細部
まで明瞭且つリアルに表示される。
【0057】以上述べたように、本構成によれば、予め
打ち合わせの時点において間取図に基づく3次元モデル
が作成されているため、営業担当は、会社に帰ってから
即座に演算処理装置3を起動させてソフトウエアレンダ
リング処理を行なわせることにより、施主宅訪問日中に
高品質CGパースを作成することができる。なお、ディ
スプレイ(B)17に表示された高品質CGパースをプ
リンタ5で出力することも可能である。
【0058】さらに営業担当は、パソコン2で作成され
た住宅のパーツ付き3次元モデリングデータに基づいて
実際の寸法等が記入された当該住宅の平面図、立面図、
及び断面図等の詳細設計図を社内で作成することができ
る。
【0059】すなわち、営業担当は、最初に入力装置
(C)23を操作してパース表示指令を送る(図10;
ステップS20)。CPU(C)20は送られたパース
表示指令に応じて記憶装置(A)11に記憶されたパー
スデータを読み出して、ディスプレイ(C)22に表示
する(ステップS21)。この結果、ディスプレイ
(C)22には、図7に示したパースが表示される。
【0060】そして、営業担当は、ディスプレイ(C)
22に表示されたパース上において、所望の縦断面位置
を指定する。CPU(C)20は、指定された断面位置
データを読み込む(ステップS22)。
【0061】続いてCPU(C)20は、記憶装置
(A)11に記憶されたパーツ付き3次元モデル,入力
された断面位置データ,及び記憶装置(C)21に記憶
された詳細設計図作成用アルゴリズムに基づいて、当該
パーツ付き3次元モデルに対応する寸法等が記入された
当該指定断面位置での詳細平面図、詳細立面図、及び詳
細断面図を作成する(ステップS23)。
【0062】そして、CPU(C)20は、作成された
詳細平面図、詳細立面図、及び詳細断面図をディスプレ
イ(C)22に表示して(ステップS24)、処理を終
了する。
【0063】以上述べたように、本構成によれば、予め
打ち合わせの時点において間取図に基づく3次元モデル
が作成されているため、営業担当は、会社に帰ってから
即座に演算処理装置4を起動させて詳細設計図作成処理
を行なわせることにより、施主宅訪問日中に詳細平面
図、詳細立面図、及び詳細断面図等の詳細設計図を作成
することができる。なお、ディスプレイ(C)22に表
示された詳細平面図、詳細立面図、及び詳細断面図をプ
リンタ5によりプリント出力することも可能である。
【0064】また、詳細設計図は、上述した詳細平面
図、詳細立面図、及び詳細断面図の全てを作成しなくて
もよく、少なくとも何れか1枚を作成すればよい。も
し、断面図を作成しない場合には、ステップS20〜ス
テップS22の処理は実行しなくてよい。
【0065】さらにまた営業担当は、パソコン2で作成
された住宅のパーツ,演算処理装置3で作成された高品
質CGパース,及び演算処理装置4で作成された詳細設
計図の少なくとも1つ(本実施形態では、パソコン2で
作成された住宅のパーツ及び詳細設計図を用いる)を自
動的にレイアウト編集して、当該パース及び詳細設計図
が記載されたPBを作成することができる。
【0066】すなわち、営業担当は、最初に入力装置
(C)23を操作してPB作成指令を送る(図11;ス
テップS30)。CPU(C)20は、送られたPB作
成指令に応じて、記憶装置(C)21に記憶されたPB
作成アルゴリズムに基づいてPB用画面を作成し、ディ
スプレイ(C)22に表示する(ステップS31)。そ
して、CPU(C)20は、パースデータ、このパース
データに含まれる各パーツのCGデータを記憶装置
(A)11を参照して順次読み出すとともに、詳細設計
図(例えば詳細平面図)を記憶装置(C)21を参照し
て読み出す(ステップS32)。
【0067】続いて営業担当は、入力装置(C)23の
マウス等を操作してPB用画面上における詳細平面図,
パース,及び主要なパーツのCG画像のレイアウト位置
を指定する(ステップS33)。さらに、営業担当は、
入力装置(C)23のマウス及びキーボードを操作し
て、PBに記載したい文字、記号、イラスト等のデータ
(以下、総称して文字データとする)及びその文字デー
タのPB上でのレイアウト位置を指定する(ステップS
34)。
【0068】文字データの入力が終了すると、CPU
(C)20は、記憶装置(C)21に記憶されたPB作
成アルゴリズム及び詳細平面図や文字データ等のレイア
ウト位置データに基づいて、当該詳細平面図、パース、
パーツのCG画像、及び文字データ等をPB用画面上に
自動的にレイアウト編集して、PBを作成する(ステッ
プS35)。そして、CPU(C)20は、作成された
PBをプリンタ5を介してプリント出力して(ステップ
S36)、処理を終了する。
【0069】この結果、図12に示すように、詳細平面
図、パース、主要なパースのCG画像、及び文字データ
が混在したPBを自動的に作成することができる。
【0070】以上述べたように本構成によれば、従来、
カタログ等を切り貼りして作成されていたPBを、パソ
コン2で作成されたパーツや演算処理装置4で作成され
た詳細設計図等を文字データとともにレイアウト編集す
ることにより極めて簡便なさ作業で作成することができ
る。なお、上述したPBでは、当該PBにパースやパー
ツのCGを載せたが、例えばバスBを介してスキャナ等
の画像入力装置を接続し、そのスキャナから入力した画
像をPBに載せることも可能である。
【0071】ここで、本実施形態のトータル的な効果
を、営業サイクルの比較で考察してみる。
【0072】図13は、本実施形態の建築物用パース作
成装置を用いた営業サイクルの一例を表す図である。
【0073】図13によれば、営業担当は、最初に、住
宅設計の営業担当が住宅設計を依頼した施主宅を訪問す
る。その際に、営業担当は、施主と打ち合わせを行なっ
て間取図をその場で形態用パソコンのディスプレイを介
して入力し、入力された間取図に対応するカラーパース
(3次元イメージ)を瞬時に表示して施主に見せること
ができる(図4;ステップS1〜ステップS8参照)。
また、施主の想定イメージに沿わない場合でも、営業担
当は、再度間取図をディスプレイの表示画面上で入力
(変更)すればよく、1回の訪問で具体的且つ綿密な打
ち合わせが可能になる(サイクルC10)。
【0074】打ち合わせ終了後、営業担当は、必要に応
じて設計助言等を受けながら、上述した図9〜図11に
示した各処理を行なうことにより、その日の内に高品質
CGを出力し、詳細設計図面を自動的に作成し、さらに
PBを出力することができる。すなわち、短期間で高レ
ベルな住宅設計プランを提案することができる(サイク
ルC11)。
【0075】このようにして、高品質CGパースやPB
等の作成が終了し、準備が完了した時点で(サイクルC
12)、最初の訪問日の例えば翌日に再度施主宅を訪問
し、PB等を用いて再度施主と詳細な打ち合わせを行な
って、住宅設計をプランニングすることができる。
【0076】以上の営業サイクルを従来(図14)の営
業サイクルと比較すると、次のような利点がある。
【0077】すなわち、本実施形態の営業サイクルで
は、最初の訪問から高品質CGパースやPBを作成して
提案(プランニング)するまで、僅か1日で終了してお
り、従来の営業サイクル(訪問から提案まで数日間)と
比べて格段に短縮されている。したがって、営業競争力
を飛躍的に高めることができる。
【0078】また、最初の訪問において、施主に対して
間取図の3次元的なイメージをパース(カラーパース)
として見せることができ、施主が描くイメージと一致し
た3次元イメージを有する間取図を繰り返し作成するこ
とが可能なため、訪問日の時点で完成度の高い間取図を
作成することができる。したがって、間取図の修正等の
理由で再度施主宅を訪問することが無くなり、訪問負荷
を減少させ、営業効率・営業競争力を向上させることが
できる。
【0079】さらに、図13のサイクル図からも分かる
ように、本実施形態の営業サイクルCでは、基本的に営
業担当一人でパース作成から高品質CGパース、詳細設
計図面、及びPBを作成することができるため、住宅プ
ランニングに掛かる人員及び人件費を飛躍的に削減する
ことができる。
【0080】なお、上述したパース作成用アルゴリズム
が記述されたプログラムをCD−ROM等の記憶媒体に
記憶させておき、パソコン2を使用する際に当該記憶媒
体を外部記憶装置(CD−ROMドライブ)に挿入して
当該プログラムをロードしてもよい。なお、高品質CG
処理用アルゴリズムが記述されたプログラム、詳細設計
図作成用アルゴリズムが記述されたプログラム、及びP
B作成用アルゴリズムが記述されたプログラムについて
も同様である。
【0081】また、本実施形態では、建築物の一例とし
て住宅について説明したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、間取図が必要な建築物であれば、どのよ
うな建築物であっても適用可能である。
【0082】さらに、本実施形態では、住宅のパースと
して鳥瞰図を作成したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、内観図や外観図等も当然作成可能であり、
また、鳥瞰図、内観図、及び外観図等を必要な数だけ作
成することも当然可能である。
【0083】
【発明の効果】以上に述べたように本発明に係る建築物
用パース作成表示方法及び装置並びに記憶媒体を用いる
ことにより、施主と打ち合わせの段階で間取図等の構造
データ入力から自動的に当該間取図の3次元イメージを
与えるパースを簡便に作成・表示し、施主に確認しても
らうことができるため、従来のパース作成等にかかる日
数を削減し、営業サイクルを大幅に短縮することができ
る。
【0084】また、施主宅訪問日の内に、作成された間
取図の3次元モデル等に基づいて、高品質CGパースや
詳細設計図、プレゼンテーション用ボード等を作成する
ことができるため、従来の高品質CGパース、詳細設計
図作成等にかかる日数を削減し、営業サイクルを大幅に
短縮することができる。
【0085】すなわち、営業サイクルの大幅な短縮によ
り他社よりもより迅速に住宅のプランニングを行なうこ
とができるため、営業効率及び営業競争力を飛躍的に高
めることできる。
【0086】また、上述したパース作成から高品質CG
パース、詳細設計図、及びプレゼンテーション用ボード
作成までを基本的に営業担当一人で実行することができ
るため、住宅プランニングに係わる人員を削減し、その
結果人件費を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る建築物用パース作成表
示装置の概略構成を示す図。
【図2】図1に示した建築物用パース作成表示装置のシ
ステム構成を示すブロック図。
【図3】記憶装置に記憶されたライブラリパーツを概念
的に示す図。
【図4】実施形態に係わるパソコン(CPU(A))の
処理の一例を示す概略フローチャート。
【図5】ディスプレイに入力された間取図を示す図。
【図6】一覧表示されたライブラリパーツの一部を拡大
して示す図。
【図7】ディスプレイに表示されたパース(鳥瞰図)を
示す図。
【図8】実施形態に係わるパソコン(CPU(A))の
視点位置移動に関する処理の一例を示す概略フローチャ
ート。
【図9】実施形態に係わる演算処理装置(CPU
(B))の高品質モジュール作成処理の一例を示す概略
フローチャート。
【図10】実施形態に係わる演算処理装置(CPU
(C))の詳細設計図作成処理の一例を示す概略フロー
チャート。
【図11】実施形態に係わる演算処理装置(CPU
(C))のPB作成処理の一例を示す概略フローチャー
ト。
【図12】作成されたPBの概要を示す図。
【図13】本実施形態の営業サイクルの一例を示す図。
【図14】従来の営業サイクルの一例を示す図。
【符号の説明】
1 建築物用パース作成表示装置 2 パソコン 3 演算処理装置 4 演算処理装置 5 プリンタ 10 CPU(A) 11 記憶装置(A) 12 ディスプレイ(A) 13 入力装置(A) 15 CPU(B) 16 記憶装置(B) 17 ディスプレイ(B) 18 入力装置(B) 20 CPU(C) 21 記憶装置(C) 22 ディスプレイ(C) 23 入力装置(C) B バス

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の平面図を含む当該建築物の構造
    データを入力する入力手段と、入力された構造データに
    基づいて自動的に前記建築物の屋根、壁及び床の内の少
    なくとも1つを含む3次元モデルデータを作成し、作成
    された3次元モデルデータに基づいて所定の視点位置か
    らのパースを作成してディスプレイに表示するパース作
    成表示手段とを備えたことを特徴とする建築物用パース
    作成表示装置。
  2. 【請求項2】 前記建築物に配設可能な什器備品及び造
    作を含むパーツ群をその形状、色、及び質感毎に分類さ
    れたコンピュータグラフィックスデータ群として予め記
    憶する記憶手段を備え、 前記構造データは、前記記憶手段により記憶されたパー
    ツ群中の所定パーツ、及びそのパーツの平面図上におけ
    る配設位置を含み、 前記パース作成手段は、入力されたパーツに対応するコ
    ンピュータグラフィックスデータを前記立体データにお
    ける入力された配設位置に合成し、合成された3次元モ
    デルデータに基づいて、前記配設位置に表示されたパー
    ツを表すコンピュータグラフィックス画像を含む所定の
    視点位置からのパースを作成してディスプレイに表示す
    る手段を有した請求項1記載の建築物用パース作成表示
    装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段に記憶されたコンピュータ
    グラフィックスデータ群に基づいて、前記パーツデータ
    群を表すコンピュータグラフィックス画像を前記ディス
    プレイに一覧表示する一覧表示手段を備え、 前記入力手段は、前記パーツの入力として、前記ディス
    プレイ上に表示されたコンピュータグラフィックス画像
    群の中から、前記建築物に配設したいパーツを表すコン
    ピュータグラフィックス画像を指定入力するようにした
    請求項2記載の建築物用パース作成表示装置。
  4. 【請求項4】 前記視点位置を前記ディスプレイ上で指
    定する視点位置指定手段を備え、前記パース作成手段
    は、指定された視点位置からのパースを作成して表示す
    るようにした請求項3記載の建築物用パース作成表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記コンピュータグラフィックスデータ
    群は、前記各パーツ毎に少なくともハードウエアレンダ
    リング用のデータ群と、テクスチャマッピングを含むソ
    フトウエアレンダリング用のデータ群とに分類されて前
    記記憶手段に記憶されているとともに、 入力されたパーツに対応するコンピュータグラフィック
    スデータを前記ソフトウエアレンダリング用のデータ群
    の中から選んで前記立体データにおける入力された配設
    位置に合成し、合成された3次元モデルデータに対して
    前記テクスチャマッピングを含むコンピュータグラフィ
    ックス処理を施して高品質なパースを作成する高品質パ
    ース作成手段を有した請求項3又は4記載の建築物用パ
    ース作成表示装置。
  6. 【請求項6】 前記パース作成手段により作成された立
    体データに基づいて、前記建築物の平面図、立面図、及
    び断面図の内の少なくとも1枚を含む詳細設計図を自動
    的に作成する詳細設計図作成手段を備えた請求項5記載
    の建築物用パース作成装置。
  7. 【請求項7】 前記パース作成手段により作成された少
    なくとも1枚のパース,前記高品質パース作成手段によ
    り作成された少なくとも1枚の高品質なパース,及び前
    記詳細設計図作成手段により作成された少なくとも1枚
    の詳細設計図の内の少なくとも1枚を文字データと共に
    レイアウト編集して、前記建築物のプレゼンテーション
    用ボードを作成するプレゼンテーション用ボード作成手
    段を備えた請求項6項記載の建築物用パース作成装置。
  8. 【請求項8】 建築物の平面図を含む当該建築物の構造
    データを入力するステップと、入力された構造データに
    基づいて自動的に前記建築物の屋根、壁及び床を含む3
    次元モデルデータを作成し、作成された3次元モデルデ
    ータに基づいて所定の視点位置からのパースを作成して
    ディスプレイに表示するステップとを備えたことを特徴
    とする建築物用パース作成表示方法。
  9. 【請求項9】 汎用コンピュータのアルゴリズムを記憶
    する記憶媒体であって、 入力された建築物の平面図を含む当該建築物の構造デー
    タに基づいて自動的に前記建築物の屋根、壁及び床を含
    む3次元モデルデータを作成し、作成された3次元モデ
    ルデータに基づいて所定の視点位置からのパースを作成
    してディスプレイに表示させるアルゴリズムを記憶する
    ことを特徴とする記憶媒体。
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