JP3536758B2 - インターネットを用いた協調設計の方法およびそのためのシステム - Google Patents

インターネットを用いた協調設計の方法およびそのためのシステム

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JP3536758B2
JP3536758B2 JP2000002968A JP2000002968A JP3536758B2 JP 3536758 B2 JP3536758 B2 JP 3536758B2 JP 2000002968 A JP2000002968 A JP 2000002968A JP 2000002968 A JP2000002968 A JP 2000002968A JP 3536758 B2 JP3536758 B2 JP 3536758B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
用いた協調設計又はコンサルティングの方法およびその
ためのシステム関するものである。
【0002】
【従来の技術】ネットでの空間共有に関しては、通産省
及び情報処理振興事業協会が実施する電子商取引(E
C)推進事業の一環として、株式会社NTTデータが実
施運営する仮想商店街「まちこ」(http://ww
w.machiko.or.jp)や、Virtual
Societyの実験例としてマルチユーザがペット
に名前を付けて仮想ワールドを探訪するPAWセカンド
ワールド(http://www.vs.sony.c
o.jp/paw/paw2/)などの仮想空間コミュ
ニティワールドがある。しかし、これらは仮想空間内を
編集するというものではない。また、ネットゲームの世
界では、ロールプレイングゲームで、空間を共有しなが
らストーリをすすめたり、囲碁将棋をネットで対局する
などは実現されているが、いずれも仮想空間を編集する
というものではない。
【0003】ネットでの協調設計に関しては、Art
& Architecture Network(ht
tp://www.aalab.com/aa−net
/index.j.html)において、コンピュータ
ネットワーク上でのコラボレーション事例として、図書
館、博物館、美術館などのコンペ案が紹介されている。
しかし、この事例は、ネット上でリアルタイムに設計を
行うというものではない。現状では、参加メンバーが個
別に持つCADで作成した図面を双方で読み込むことが
可能なdxf等のフォーマットで保存し、このデータを
メールでやり取り、もしくは、ホームページ掲載で双方
が見るという方法しかない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のコンサルティン
グや提案業務は、相談者と相談応対者が対面して実施す
るケースがほとんどであった。この方法の1つめの問題
は、移動時間の問題である。対面のため、相談者と相談
応対者の双方が相談の場所に移動しなければならない。
したがって、相談者にとっては、思い立ったらすぐの相
談をすることができない、十分な相談をするだけの時間
がとれないなどの問題があった。また、相談応対者も相
談時間以外の移動時間が必要で、遠方の場合は、相談応
対の数を制限せざるを得ないという問題があった。
【0005】2つめの問題は、場所の問題である。相談
者が実施したい内容に関するプランニング技術を持つコ
ンサルタントが近所にいないため相談できず、近くの業
者で代替し、十分な満足を得られない場合があるという
問題があった。また、相談応対者も、相談者(顧客)の
多く住む場所に事務所を構えなければならないという制
約があった。
【0006】3つめの問題は、相談外業務の問題であ
る。対面時には、何冊もあるカタログを探し、図面上に
設計案を追記しながら相談を行う。そして、相談後、コ
ンピュータシステムへの入力によりカタログの必要情報
だけを記載した相談者用の図面作成を行う。この時、納
期確認の処理も行う。この方法では、相談時に最終図面
の作成まで行うことができないので、相談時間外の業務
が多く残ることになる。
【0007】4つめの問題は、相談者自身の商品選択の
自由度が低いという問題である。通常、膨大なカタログ
冊子を各相談者が持ち帰ることはできない。また、持ち
帰っても膨大な量からの選択であるため満足な商品を選
択するまでに精根尽き果ててしまう。したがって、結
局、業者の推奨する数個からの選択しかできないことに
なってしまう。
【0008】本発明は以上のような問題を解決しようと
するものであり、場所の制約や時間の制約を受けずに、
最新のカタログデータを相談者と相談応対者の両者がい
つでも閲覧、選択でき、リアルタイムの設計図面の作成
が可能なシステムの実現を課題とする。さらに、上記の
ような課題を解決するシステムを用いた新たな商形態の
実現を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のシステムによ
れば、上記の課題を解決するために、設計対象を構成す
る複数の構成要素の詳細な情報を格納する第1のデータ
ベースと、選択された構成要素の組み合わせ又は配置の
情報を含む設計情報を格納する第2のデータベースとを
有するデータベースサーバと、データベースサーバから
読み出された情報に基づいて設計対象を表示するプラン
表示部と、構成要素の組み合わせ又は配置の情報を編集
するプラン編集部とを有するプラン表示・編集ソフトウ
ェアを提供するプラン表現サーバと、インターネットを
介して2人以上の人が前記プラン表示・編集ソフトウェ
アを利用して共同で設計編集を行うのに必要な設計者同
士の作業状態の管理や情報送受、意見交換のためのコラ
ボレーションツールを提供するコラボレーションサーバ
とを備え、前記コラボレーションサーバは、前記設計者
同士の意見交換のため文字情報の中からキーワードを
抽出する手段と、抽出されたキーワードに適合する構成
要素を前記複数の設計者に提示する手段とを備えること
を特徴とする。
【0010】ここで、データベースサーバ、プラン表現
サーバ、コラボレーションサーバは、同一マシン上に配
置しても良いし(請求項)、別々のマシンに配置して
ネットワークで接続しても良い(請求項)。さらに、
コラボレーションサーバについては、スーパーバイザー
としての役割を果たさず、その機能を各クライアントに
持たせる方式としても良い(請求項)。第1のデータ
ベースについては、データベースサーバは各データベー
スのアドレス管理機能と検索機能のみを持たせて、実際
のデータは、ネットワークを経由して利用できる分散環
境に設置されている方式としても良い(請求項)。デ
ータは、建築工事標準分類(UBCI)に従って登録す
ると良い(請求項)。
【0011】さらに、ネットワーク経由で利用できるデ
ータべースの登録を、自動的に追加する機能を付加して
も良い(請求項)。設計案は2次元表示された図面情
報としても良いし(請求項)、また、第1のデータベ
ースの形状データを3次元情報とし、第2のデータベー
スの設計案は3次元空間での配置情報としても良い(請
求項)。
【0012】新規に設計案を作成するときに、ユーザの
ニーズから自動的に初期プランを提示してくれる機能を
設けても良い
【0013】また、設計途中の段階を保存できるように
しても良い(請求項10)。さらに、相談中に第三の人
物(相談者、相談応対者いずれでも良い)が参加できる
ようにしても良い(請求項11)。相談内容に応じて又
は相談時間に応じて課金できるようにしても良い(請求
12)。また、設計結果はカタログとして整理できる
ようにしても良い(請求項13)。その設計結果から見
積もりを提示できるようにしても良いし(請求項
)、設計結果をもとに、納期確認や発注、製造ライン
へのデータ転送を行うようにしても良い(請求項
)。
【0014】請求項16の方法によれば、上記のシステ
ムを用いて、予め登録された初期設計データを相談者と
相談応対者が前記プラン表示・編集ソフトウェアを用い
て同時に読み込む段階と、前記コラボレーションツール
を用いて相談応対者が相談者に設計対象を説明したり、
相談者が相談応対者に設計要望を伝える段階と、前記プ
ラン表示・編集ソフトウェアのプラン表示部に表示され
た設計案を相談者又は相談応対者がプラン編集部を用い
て変更する段階とを有することを特徴とする。ここで、
初期データとして登録される設計案は、別のアプリケー
ションで作成したデータをサーバに登録できるようにし
ても良いし(請求項17)、設計案の新規作成ツールを
サーバに登録しておき、複数の設計者が共同で作成でき
るようにしても良い(請求項18)。さらに、設計結果
をもとに、工事業者の公募を行うようにしても良い(請
求項19)。
【0015】本発明のシステムは、コンサルタントとし
ての相談応対者と相談者の間以外での利用も可能であ
る。例えば、対等の立場で双方に相談を行う場合にも、
本システムを利用することが可能である。この場合、双
方の相談者がアプリケーション利用に対して代金を支払
う。また、様々な商品を展示販売するショウルームとし
て利用することもできる(請求項20)。ショウルーム
運営会社が商品販売会社と提携している場合、商品を購
入したときに、アプリケーション利用代金を差し引き、
結局、商品販売会社がアプリケーション利用代金を支払
う形式のビジネスも可能となる。さらに、請求項21
よれば、アプリケーションとサーバをシステム運営者が
提供し、必要な時に必要な人がシステムを利用した分の
代金を支払うことで、個別にシステムを開発する必要が
無く、上記の課題を解決することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるWeb協調設
計システムの利用環境の一例を示している。データべー
スサーバ1、プラン表現サーバ2、コラボレーションサ
ーバ3と相談者の端末、相談応対者の端末がインターネ
ットを介して接続されている。データベースサーバ1
は、設計対象を構成する複数の構成要素の詳細な情報
(設計図面を構築するための商品や部品、部材の形状デ
ータ等)と、選択された構成要素の組み合わせ又は配置
の情報を含む設計情報を登録されており、さらに、これ
らの登録されたデータを検索するための検索エンジンを
持つ。プラン表現サーバ2は、プラン表示部とプラン編
集部を持ち、これらはインターネットに接続した誰でも
が自由にダウンロードして利用することができる。コラ
ボレーションサーバ3は、プラン変更情報送受信部と、
コミュニケーション支援部、プラン状態保持部を有し、
現在設計が行われているプランを管理し、各プランごと
に設計の参加者を管理し、双方向に情報の伝達を行うと
ともに、現在のプラン状態を保持する。
【0017】設計参加者は、コラボレーションサーバに
接続し、どのプラン設計に参加するかを選択した後、設
計への参加を開始する。たとえば、本システムを利用し
てプラン設計を行う者同士が予めパスワードとプラン名
を設定し、図2にあるような設計参加画面によって開始
する方法がある。この画面からユーザ名、参加プラン
名、パスワードを入力することにより、設計参加者の個
人認証を行う。ネットでの共同設計が実施されているグ
ループに参加登録すると、自動的に現在の設計の状態が
コラボレーションサーバのプラン状態保持部から転送さ
れ、設計に参加することができる。そのために、コラボ
レーションサーバは、常に現在のプランの状態を保持し
ている。
【0018】また、各端末にダウンロードされたブラウ
ザには設計案の保存機能と読込機能が実装されており、
保存のためのボタンもしくはキーを操作することで、現
在の状態がデータベースサーバの第2のデータベース
(設計案)にアップロードされ、保存される。また、上
述のように、コラボレーションサーバのプラン状態保持
部では、その時点でのプランの状態を保持している。設
計編集作業を再開するには、図2の設計参加画面で参加
登録を行った後、プラン読込機能により、以前に保存さ
れた設計案をプラン表示部に表示することができる。
【0019】利用環境としては、図1に示したように3
つのサーバがインターネット上に分散されている形態の
ほか、これらのサーバが同一のマシン上にある形態も可
能である。また、図1のコラボレーションサーバに登録
されたコミュニケーション支援部のアプリケーション
(チャット機能、音声対話機能等)を各クライアントが
ダウンロードして利用する逐次発生型の利用形態も可能
である。
【0020】データベースサーバは一箇所に集中して設
ける必要はなく、XMLなどの共通のフォーマットで登
録されたネット上のデータベースをリンクさせておくこ
とにより、複数の会社の商品を検索可能となる。また、
共通のフォーマットへの変換部をデータベースサーバに
登録することで、他のフォーマットのデータベースも利
用できる。
【0021】図3は本システムを利用した協調設計のプ
ロセスの一例をインテリアコーディネイト相談の例で示
している。ここでは、まず相談者(顧客)と相談応対者
(設計者)が設計の初期プラン(設計案、ここでは間取
りデータ)をサーバから読み込むことから開始してい
る。その後、相談者がまずコラボレーションサーバに用
意された図4に示したようなメッセージ送信機能を利用
して、インテリアの要望を述べる。メッセージ送信機能
としては、VR対話技術、VoIP技術、テレビ会議技
術、チャット技術等を用いて、音声、映像、文字などを
必要に応じて使用する。例えば、図4のテレビ会議画
面、チャット画面を用いて対話しながら、物件設計編集
の要望を伝達するものである。相談応対者は、相談者の
要望に合うように、プラン表現システムを利用して、物
件設計編集画面の設計案を変更する。このとき、部屋に
新規に配置する商品のデータは、データベースサーバに
あるデータをプラン表現システムを経由して利用する。
コラボレーションサーバは、相談応対者の変更の様子を
逐次、相談者の利用するプラン表現システムを利用して
表示更新する。図3に示した例では、相談者もしくは相
談応対者のいずれかが独自で作成した間取りデータを予
めデータベースサーバに登録し、その後、上記の設計を
開始している。
【0022】図5に示した例では、初期の間取り登録の
段階から共同で設計を実施する場合の協調設計のプロセ
スを示している。この場合、間取り登録ブラウザは、プ
ラン表現サーバに登録されているものをダウンロードし
て利用する。
【0023】ここで、間取り登録ブラウザの一例を図6
に示し説明する。図中、21は物件表示画面、22はパ
ーツ選択欄、23はスクロールバー、24は素材選択
欄、25はグリッド選択欄、26は登録ボタン、27は
グリッドである。この例では、1枚のグリッドが畳半帖
の大きさに対応しているが、グリッド選択欄25で稠密
グリッドを選択すると、さらに細かいグリッドが表示さ
れる。パーツ選択欄22では和室、洋間、流し台、廊
下、ベランダ、ドア、押し入れ等のパーツを選択可能で
あり、例えば、和室を選択した場合、パーツ選択欄22
の下方には「和室4.5帖」、「和室6.0帖」等のパ
ーツが一覧として表示される。スクロールバー23を動
かしながら適当なパーツを選択して、物件表示画面21
にドラッグ&ドロップで張り付けると、図6に示すよう
に物件の間取りを入力することができる。物件表示画面
21に表示された部屋の床材や壁材、天井材等について
は、素材選択欄24から選択し、例えば、床材について
は、廊下タイル、フローリング、カーペット等を選択す
ることができる。このようにして物件の間取り図が完成
すると、登録ボタン26を操作することにより、サーバ
に間取りデータとしてアップロードされる。
【0024】図7は本システムを利用したバーチャルシ
ョウルームの利用形態を示している。この例では、バー
チャルショウルームセンターにシステムを塔載した端末
を設置し、電話番号案内のオペレータのように、端末ご
とにショウルームの説明がつくという新しい形態のビジ
ネスが実現可能となる。これは、各地にショウルームを
設置するという従来のショウルーム戦略を覆すものであ
り、土地代の安い地域で運営するなど、ショウルームコ
ストを激減させる効果を持つ。また、大都市近郊の巨大
ショウルーム付近の住民と、ショウルームが近くに無い
地方の住民との格差なく、ショウルーム機能を利用する
ことができる効果をもたらす。さらに、特定の企業に属
さない独立したショウルーム会社を運営することによ
り、様々な企業の商品を一度に比較検討できる環境を提
供できる。
【0025】本システムの運営主体が、上記のショウル
ームビジネスを行う場合は、ショウルームの運営費用
は、商品登録を実施する企業から徴収する。あるいは、
このショウルームを経由して販売された商品に対してロ
イヤリティを徴収する。また、システムの運営主体がシ
ョウルームの運営会社とは別会社である場合には、ショ
ウルームの運営会社から、アプリケーション利用代およ
びデータべース代として費用を徴収する。
【0026】図8は、設計相談によって選択された商品
により構成されるカタログを示している。物件表示画面
の2次元間取り図のような平面図(もしくは立面図)、
あるいは、3次元VR画面のような3次元イメージ図に
描かれた商品をマウスで選択すると、その商品の製品番
号、値段やサイズなどの情報が掲載された商品リストが
表示される。この商品リストには、各商品毎に開設され
ているホームページのURLが記載されており、マウス
でクリックすると、そのページを閲覧できるホームペー
ジカタログとなっている。その一例を図9に示す。表示
されたホームページや商品リストはブラウザの印刷機能
によりプリントアウトしても良い。
【0027】図9はバーチャル家具展示ルームの画面を
一例として示している。図中、30は家具展示ルームの
3次元表示領域、31は家具検索のためのイメージキー
ワードの表示部、32は家具展示ルーム内の視点移動や
家具の設置場所や向きを変更するための操作部、33は
家具展示ルームを呼び出す前の画面に戻るためのボタ
ン、34は編集操作に進むためのボタンである。この家
具展示ルームから、メールオーダで家具を購入できるメ
ニュを用意する。家具の購入希望者にとっては、写真で
の販売に比べると、家具のサイズを直感的に見て購入で
きるメリットがある。
【0028】さらに、選択された商品群の情報を納期確
認システム又は見積もりシステムに自動的に取り込ん
で、サーバに登録された各商品の代金や納期から計算さ
れた見積もりや納期を提示できるようにしても良い。そ
の際、必要な情報がサーバに登録されていない場合や登
録された情報の日付が古い場合には、サーバに登録され
た販売担当業者へのメール連絡により、予め用意したホ
ームページ等を経由して納期や価格を登録してもらうこ
とで、自動的に不足情報を回収し、納期や見積もりを作
成する。
【0029】また、見積もりに掲載された情報での発注
を行えるボタンを用意し、発注ボタンを押された商品群
は、予めサーバに登録されている各販売業者、各製造業
者に自動的に発注連絡される仕組みとしても良い。
【0030】また、プランナーと消費者がシステムを利
用して建築する住宅の設計を行い、設計した結果をもと
に、工事可能な業者を公募する広告を掲載し、工事業者
が参画し、三者で最終確認を行うようにしても良い。
【0031】また、インターネット上を自動巡回し、新
規にインターネット上で公開された商品データを検索し
て、第1のデータベースに随時登録する機能を付加して
も良い。この機能は、現在のインターネットのサーチエ
ンジンの仕組みを活用することで実現できる。また、既
に第1のデータベースに登録されている商品について、
そのURLに接続できるか否かを定期的に確認し、接続
できない状態が一定期間以上続いたときには、その商品
を第1のデータベースから削除する。これにより、メー
カー側の都合で品揃えが変更された場合にも、システム
利用者は常に最新の状態で商品を検索できる。
【0032】また、本発明者が特願平11−13532
号で提案したように、インターネット上で消費者に複数
のイメージ図を提示して消費者が受けた印象を回答結果
として収集するアンケートツールと、アンケートツール
により収集された回答結果を分析して各イメージ図を構
成するデザイン要素の組み合わせが消費者の印象に与え
る影響をルール化して出力する分析ツールと、その分析
結果を蓄積したルールベースとを用いることにより、所
望のイメージを消費者に与えるデザイン要素の組み合わ
せを予め知ることができる。そこで、初期設定データを
与える前に、消費者に好みのイメージを予めキーワード
などで入力してもらうことにより、そのイメージに適合
するデザイン要素の組み合わせを含む初期設定データを
提示することが可能となる。また、デザイン要素の代替
案を提示する順番も消費者の好みのイメージに収束しや
すいように設定することができる。
【0033】また、本発明者が特願平11−34927
号で提案したように、既に決まっているデザイン要素を
制約条件として入力し、消費者の希望するイメージをキ
ーワードとして入力することにより、新たに付け加える
べきデザイン要素の候補を提示できるようにすれば、既
築住宅の増改築案を効率良く設計できる。キーワードの
入力は消費者の意見を聞いてアドバイザが入力しても良
い。また、消費者とアドバイザとの間で交わされた意見
交換の音声情報又は文字情報からシステムがキーワード
を拾い出して自動的に代替候補を提案するようにしても
良い。
【0034】次に、本システムを活用して不動産を販売
する商形態について説明する。まず、不動産販売主は、
販売したい物件をデータベースサーバに登録し、プラン
表現サーバにより、このデータを閲覧できる環境を不動
産購入予定者にインターネットを介して公開する。この
とき、データ作成およびサーバへの登録代金とアプリケ
ーション利用代金をシステム運営業者に支払うことにな
る。また、システム運営業者がデータフォーマットを公
開すれば、不動産販売主が独自にデータを登録すること
もできる。また、データフォーマットを公開された業者
が、別にデータ作成を受注する業務を実施することも可
能である。
【0035】不動産販売主が、不動産物件を販売する方
法としては、一般消費者が不動産屋の店舗を訪れる代わ
りにインターネット上のバーチャル不動産屋のページを
訪れてもらい、不動産販売主と購入予定者が本システム
により物件の要望、説明、相談を行い、販売することが
できる。
【0036】また、住宅のスケルトン(構造体)とイン
フィル(設備・内装)を組み合わせたSI住宅販売に本
発明のシステムを活用できる。すなわち、インフィル住
宅販売主などが、構造体として、スケルトン情報をサー
バに登録し、インフィルとして、その構造体に工事可能
な設備や部材をサーバに登録する。それらをインターネ
ットを介して閲覧可能とし、そのスケルトンとインフィ
ルを合成し、不動産物件にまで相談しながら仕上げる。
例えば、図10に示すように、顧客は気に入ったコンサ
ルタント甲あるいは乙などと相談しながら、例えばA社
商品(トイレ・風呂・照明など)、B社商品(門扉、ガ
レージなど)、C社商品(カーテン、壁紙など)を適宜
選択し、工務店に発注する。このように、SI住宅販売
のディベロッパーが、一般消費者に物件販売を行うツー
ルとしても利用できるほか、営業担当者が各ディベロッ
パーに物件提案を行う営業ツールとしても活用できる。
【0037】このように、本発明のシステムの活用によ
り、従来の販売の形態を改新することが可能となるもの
であり、システムの普及に伴い、それぞれの業界にシス
テム運営業者という仲介業が発生することになる。そし
て、本システムの利用により営業コストなどが削減され
た分の一部を仲介業者にシステム利用料として支払うこ
とで、皆が勝利者となり得るWin−Win関係を構築
することができ、システムの運営が成立する。
【0038】ここで、システム利用の内容に応じて自動
課金される機能について説明する。1つの実施方法とし
ては、利用者のキャッシュカード、クレジットカード、
プリペイドカード等の番号を利用時に入力させ、ここか
ら自動引き落としを行う。その際、利用時間に応じて課
金する方法や、月極で課金する方法、利用回数で課金す
る方法、設計案の保存期間やデータ量で課金する方法な
どがある。支払いは、相談者が支払う場合や相談応対者
が支払う場合、両者から代金を回収する場合など様々な
形態が可能である。2つめの方法は、提案業務に対して
相談者から代金を回収する方法であり、回収した代金か
らアプリケーション利用代金を差し引いた金額をインテ
リアコーディネータ等に支払う。また、このような代金
回収業務を代理で請け負う業者も本システムに派生して
誕生し、広い範囲の雇用の創出につながる。
【0039】なお、実施例では不動産関係の設計編集に
ついて説明したが、本発明のシステムは、例えば半導体
やパソコンの各種拡張ボードの設計などの他の分野にも
広く応用展開できることは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】請求項のシステムによれば、相談者と
相談応対者とが対面することなく、インテリアコーディ
ネイトやキッチンのプランニング、リフォームの設計、
住宅の設計などの相談をあたかも対面しているかのよう
な状態で相談できる。また、ネットワークによる相談の
ため、少しの時間を利用して相談を行うことができるか
ら、相談者及び相談応対者の双方にとって時間を効率的
に活用できる効果をもたらす。また、対面では、時間的
制約と精神的な問題から行いづらい相談応対者の交代も
気軽に行うことが可能で、相談者にフィットした相談応
対者を探すことが容易になる。このシステムを利用する
と、誰でも好きな時に特別な装置を購入することなく、
また特別な知識を必要とすることなく、ただ普通にショ
ウルームや工務店等へ脚を運ぶがごとくインターネット
のページを開けば相談を受けることができる。また、相
談者と相談応対者との間で交わされた意見交換文字情
報からシステムがキーワードを拾い出して自動的に代替
候補を提案するようにしたことで、相談者と相談応対者
の設計作業を円滑に進める効果がある。
【0041】請求項の発明は、同じマシン上でサーバ
を管理することにより管理・運用が容易になる。請求項
の発明は、別々のマシンでサーバを管理することによ
り、サーバへの負荷を軽減することができる。また、各
サーバにマスターサーバとスレーブサーバを設置するな
ど、マシンの信頼性向上や利用者の利用環境向上にも貢
献する。また、各サーバの管理を別会社にて実施するな
ど業務分担を容易に行うことが可能となる。
【0042】請求項の発明は、特別に全体を管理する
コラボレーションサーバを設置しないため、サーバ管理
・運営コストの軽減に役立つ。請求項の発明は、複数
社のデータを登録できる仕組みとすることで、ユーザの
選択肢を拡大し、現実世界での選択以上の効用をもたら
すことができる。このデータベースの管理を各社が行
い、各社の思惑により商品の掲載や削除または価格の修
正を行える効果をもたらす。
【0043】請求項の発明は、建築工事標準分類(U
BCI)にのっとってデータを登録することで、上記の
分類が決定された背景にある設計作業のスピード化と質
の向上、設計における多様性の確保、施工ミス、使用ミ
ス、管理ミス等のトラブル減少、積算コストのミスの削
減に対し効果を発揮する。
【0044】請求項の発明は、インターネット上に公
開された世界中の関連企業の商品情報を自動巡回により
検索することで、システムのユーザが自ら検索すること
なく最新のデータべースで設計を行うことができる。こ
れにより、データベース管理業務を軽減する効果もあ
る。請求項の発明は、部屋のレイアウト変更など簡易
の設計に有効である。また、3次元形状データが登録さ
れていない場合などにも有効である。
【0045】請求項の発明は、空間イメージの把握、
現実世界の模写など、仮想現実感の空間表現を行うこと
により、設計をわかりやすくスムーズに行うことがで
き、施工後のクレームの削減にもつながるなどの利点が
ある
【0046】請求項10の発明は、相談を一度に終了さ
せる必要がなく、途中休憩を挟みながら継続することが
可能となる。また、長期間の休息の後にでも相談を再開
することができる。また、別の相談者への移行も簡単に
行うことができる。マシントラブル等への対策としても
効果がある。
【0047】請求項11の発明は、複数の人が好きな時
に設計に参加したり、抜けたりすることができる。これ
により、必要な時だけ意見をもらうために参加を促した
り、帰宅した家族が設計に参加したりといった利用が可
能になる。請求項12の発明は、システムの利用に対し
て課金を行うことによりシステム提供と運営でのみ事業
を行うことが可能となる。
【0048】請求項13の発明は、バーチャルショウル
ーム等への来場者が、自分の気に入った商品のみをWe
bカタログとして入手できることにより、重く場所をと
るカタログを何冊も保持する必要が無くなる。企業は、
印刷費を削減できる。また、来場者はいつでも選択した
商品の最新情報をリンクから検索できる。
【0049】請求項14の発明によれば、設計した内容
に対する納期と見積もりが確認できるという効果があ
る。請求項15の発明によれば、請求項14の見積もり
に対して発注ができ、その内容に従って、製造が実施さ
れ、納品されるSCM(サプライチェーンマネージメン
トシステム)が構築される。
【0050】請求項16の発明は、インターネットを介
した新しい形態のコンサルティングや協調設計作業の仕
組みを提案するものであり、あらかじめ登録されたベー
スのプランを利用して設計を開始することで、設計相談
の時間を短縮することが可能となる。請求項17の発明
は、以前に自前のソフトで作成した間取りのデータをベ
ースに、相談を開始することができる。これにより資産
の有効活用と時間の効率活用が可能となる。
【0051】請求項18の発明は、リアルタイムに間取
り作成ができることで、相談応対者の時間削減になる。
また、相談者は自宅で間取りの登録ができるので、実物
を見ながら、計測しながら作成できるから、現実の寸法
を間違いなく入力できる。また、自分自身で入力作成す
ることで設計に対する参画意識と愛着感を向上させるこ
とができる。
【0052】請求項19の発明は、従来工務店等が行っ
ていたプランニング業務と工事業務を分離することが可
能になる。このことで、消費者は、より満足のいく設計
を受けることができる。また、プランニング業務専門の
業者が現われるなど業態に変化が起こる。これにより、
工事業者と特定の企業の関係が崩れ、消費者にとっても
商品選択の幅が広がる。
【0053】このように、本発明によれば、インフィル
住宅又はリフォーム可能住宅の販売をインターネットを
介して行うことが可能となる。これらの物件において施
工可能な商品のみを登録しておくことで、従来、対面で
個別に不動産物件となるように相談していたものが、こ
のシステムを活用することにより、すべてネットワーク
で相談することが可能となる。したがって、特別な建築
知識の無い営業担当者も不動産購入顧客との接客を実施
することが可能となる。また、インフィル住宅のプラン
そのものの企画を地主やディベロッパー等に提案する手
法としても活用でき、新しいBtoB(企業対企業)の
電子商取引を実現する手段となる。また、リフォームを
一般消費者に推奨するBtoC(企業対消費者)のイン
ターネット営業ツールとしても活用できる。
【0054】請求項20の発明は、上記システムを利用
してショウルーム機能を実現することができ、土地代の
安い地域で運営するなど、ショウルームコストを激減さ
せる効果を持つ。また、大都市近郊の巨大ショウルーム
付近の住民と、ショウルームが近くに無い地方の住民と
の格差なく、ショウルーム機能を利用することができる
効果をもたらす。さらに、特定の企業に属さない独立し
たショウルーム会社を運営することにより、様々な企業
の商品を一度に比較検討できる環境を提供できる。
【0055】請求項21の発明は、上記システムを利用
したビジネスモデルであり、協調設計、コンサルティン
グあるいはショウルーム機能として本発明のシステムを
活用してもらうことにより、利用者は個別にアプリケー
ションソフトを開発する必要はなく、電子商取引に必要
な環境を安価に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の協調設計システムの全体構成を示す説
明図である。
【図2】本発明のシステムの設計参加画面を示す説明図
である。
【図3】本発明のシステムを用いたインテリア設計編集
の一例を示す説明図である。
【図4】本発明のシステムによるメッセージ送信機能の
具体例を示す説明図である。
【図5】本発明のシステムを用いたインテリア設計編集
の他の例を示す説明図である。
【図6】本発明のシステムに用いる間取り登録ツールの
画面を一例として示す説明図である。
【図7】本発明のシステムを用いたショウルームビジネ
スの概要を示す説明図である。
【図8】本発明のシステムによる商品選択時の画面を示
す説明図である。
【図9】本発明のシステムによる仮想家具展示ルームの
画面を示す説明図である。
【図10】本発明のシステムによる住宅販売ビジネスの
形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 データベースサーバ 2 プラン表現サーバ 3 コラボレーションサーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計対象を構成する複数の構成要素の情
    報を格納する第1のデータベースと、選択された構成要
    素の組み合わせ又は配置の情報を含む設計情報を格納す
    る第2のデータベースとを有するデータベースサーバ
    と、 データベースサーバから読み出された情報に基づいて設
    計対象を表示するプラン表示部と、構成要素の組み合わ
    せ又は配置の情報を編集するプラン編集部とを有するプ
    ラン表示・編集ソフトウェアを提供するプラン表現サー
    バと、 インターネットを介して複数の設計者が前記プラン表示
    ・編集ソフトウェアを利用して共同で設計編集を行うの
    に必要な設計者同士の作業状態の管理や情報送受、意見
    交換のためのコラボレーションツールを提供するコラボ
    レーションサーバとを備え、 前記コラボレーションサーバは、前記設計者同士の意見
    交換のための文字情報の中からキーワードを抽出する手
    段と、抽出されたキーワードに適合する構成要素を前記
    複数の設計者に提示する手段とを備えることを特徴とす
    るインターネットを用いた協調設計システム。
  2. 【請求項2】 請求項において、データベースサーバ
    と、プラン表現サーバと、コラボレーションサーバのう
    ち少なくとも2つ以上が同一のマシン上にあることを特
    徴とするインターネットを用いた協調設計システム。
  3. 【請求項3】 請求項において、データベースサーバ
    と、プラン表現サーバと、コラボレーションサーバのう
    ち少なくとも1つは別のマシン上にあることを特徴とす
    るインターネットを用いた協調設計システム。
  4. 【請求項4】 請求項において、コラボレーションサ
    ーバ上のコラボレーションツールは、設計者の端末に逐
    次ダウンロードして使用されることを特徴とするインタ
    ーネットを用いた協調設計システム。
  5. 【請求項5】 請求項において、第1のデータベース
    に複数社の商品が登録されていることを特徴とするイン
    ターネットを用いた協調設計システム。
  6. 【請求項6】 請求項又は6において、第1のデータ
    ベースの商品データが建築工事標準分類であるUBCI
    に従って登録されていることを特徴とするインターネッ
    トを用いた協調設計システム。
  7. 【請求項7】 インターネット上を自動巡回し、新規に
    インターネット上で公開された商品データを検索して、
    第1のデータベースに随時登録する機能を有することを
    特徴とする請求項記載のインターネットを用いた協調
    設計システム。
  8. 【請求項8】 請求項において、プラン表示部は設計
    対象を2次元図面で表示する手段であることを特徴とす
    るインターネットを用いた協調設計システム。
  9. 【請求項9】 請求項において、第1のデータベース
    のデータは商品の3次元形状データを含み、プラン表示
    部は3次元仮想空間に商品を配置した状態を任意の視点
    から表示する手段であることを特徴とするインターネッ
    トを用いた協調設計システム。
  10. 【請求項10】 請求項において、設計の途中段階を
    サーバに保存し、その設計プランを呼び出すことで以前
    の状態から設計を再開できる機能を持つことを特徴とす
    るインターネットを用いた協調設計システム。
  11. 【請求項11】 請求項において、設計の途中段階か
    ら相談者と相談応対者以外の第三者が設計に参加する機
    能を有することを特徴とするインターネットを用いた協
    調設計システム。
  12. 【請求項12】 請求項において、システム利用の内
    容に応じて自動課金される機能を有することを特徴とす
    るインターネットを用いた協調設計システム。
  13. 【請求項13】 請求項において、消費者がプラン表
    現サーバから提供されるプラン表示・編集ソフトウェア
    を利用してデータベースサーバに登録された商品のなか
    から選択した商品をリスト化して閲覧可能な状態に整理
    する手段を有することを特徴とするインターネットを用
    いた協調設計システム。
  14. 【請求項14】 請求項13において、選択された商品
    リストの情報を納期確認システム又は見積もりシステム
    に自動的に又は手動で転送する手段を有することを特徴
    とするインターネットを用いた協調設計システム。
  15. 【請求項15】 請求項13において、選択された商品
    リストの情報を発注システム又は製造システムに転送す
    る操作部を備えることを特徴とするインターネットを用
    いた協調設計システム。
  16. 【請求項16】 請求項のシステムによる協調設計の
    方法であって、 予め登録された初期設計データを前記プラン表示・編集
    ソフトウェアを用いて相談者と相談応対者が同時に読み
    込む段階と、 前記コラボレーションツールを用いて相談応対者が相談
    者に設計対象を説明したり、相談者が相談応対者に設計
    要望を伝える段階と、 前記プラン表示・編集ソフトウェアのプラン表示部に表
    示された設計案を相談者又は相談応対者がプラン編集部
    を用いて変更する段階とを有することを特徴とするイン
    ターネットを用いた協調設計方法。
  17. 【請求項17】 請求項16の初期設計データは、相談
    者又は相談応対者が作成した間取りのデータであること
    を特徴とするインターネットを用いた協調設計方法。
  18. 【請求項18】 初期設計データを登録するためのツー
    ルをインターネット上のサーバに登録する段階と、相談
    者又は相談応対者が前記初期設計データを登録するため
    のツールをダウンロードする段階と、相談者又は相談応
    対者が作成した初期設計データをデータベースサーバに
    アップロードする段階とを有することを特徴とする請求
    16又は17のインターネットを用いた協調設計方
    法。
  19. 【請求項19】 請求項16において、協調設計された
    設計案に対して受注業者を公募する広告を作成する段階
    と、作成された広告をインターネットを介して閲覧可能
    な状態で公開する段階とを更に有することを特徴とする
    インターネットを用いた協調設計方法。
  20. 【請求項20】 請求項において、複数の設計者が商
    品説明員と消費者であることを特徴とするインターネッ
    トを用いた協調設計システム。
  21. 【請求項21】 請求項において、各サーバのデータ
    のバックアップ、ソフトウェアの更新、ハードウェアの
    点検のいずれか1つ以上を行うためのリモートメンテナ
    ンスサーバをさらに備えることを特徴とするインターネ
    ットを用いた協調設計システム。
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