JP4768928B2 - 情報管理システム、および、その管理方法 - Google Patents

情報管理システム、および、その管理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者と、その利用者が購入しようとする購入物を既に購入している所有者と、その購入物のコンテンツを提供するサーバ管理者(サーバ提供者)とのいずれにとっても、満足のいく電子商取引システムを開発することが可能な、情報管理システム、および、その管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、消費者は、商品の購入に際して、自分の希望に最も適したものを選択するために、商品の下見をしたり、品質、性能、値段等を事前に確認するのが一般的である。
【0003】
特に、自動車、不動産、住宅などの高額商品になればなるほど、そのような事前の下見や確認等の必要性が高まる傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、商品購入のために必要な情報は、メーカ側から一方的に提供される情報に頼っているのが現状であり、メーカ以外の中立的な立場にある人や商品購入済みの人から正確な情報を取得するのは難しい。
【0005】
ここで、住宅を購入する場合を例に挙げると、購入予定者は、住宅メーカが用意したモデルハウスを見学したり、入居宅を見学したりするが、これらの行為はあくまでもメーカによって一方的に作られた宣伝用の片寄った情報であり、中立的な立場に基づくものではない。さらに、メーカ側にとっても、モデルハウスの維持・経営にコストがかかる。
【0006】
また、購入予定者は、初接触した営業担当者と折衝せざるを得ないのが一般的であり、営業担当者との相性が合わない場合は、たとえ住宅を気に入っていたとしても選択から排除せざるを得なくなる。このことは、購入予定者のみならず、メーカ側にとっても機会損失を招く結果となる。
【0007】
その一方で、近年、ネットワークを利用した電子商取引のシステムの開発が盛んに行われている。例えば、ある購入したい商品が存在するとき、購入予定者は、ネットワーク上で希望商品に関する情報を提供するサーバを検索する。
【0008】
しかし、このようなネットワークシステムを利用する場合も、提供される情報は宣伝用として作られたものであり、中立的な立場に基づくものではない。
【0009】
そこで、本発明の目的は、利用者と、その利用者が購入しようとする購入物を既に購入している所有者と、その購入物のコンテンツを提供する提供者とのいずれにとっても、中立的な立場に立った満足のいく電子商取引システムを開発し、ひいては、集客コストを低減させ、大幅なコストダウンを図ることが可能な、情報管理システム、および、その管理方法を提供することにある。
【0010】
また、本発明の他の目的は、営業担当者との相性の悪さによる検討機会の損失の削減して契約交渉成立の割合を高めることが可能な、情報管理システム、および、その管理方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、端末装置を使って、購入物の購入を希望する利用者と、前記購入物を既に所有する所有者とが、管理サーバを通じて、情報のやりとりを行うための情報管理システムであって、前記管理サーバは、前記利用者データを登録する利用者登録手段と、前記購入物の実例データ、所有者データ、担当業者を含むメーカデータまたは見込み客データを有するデータベースと、前記データベースに記録された購入物の実例データを検索し、所望とする実例データを抽出する実例データ抽出手段と、前記抽出した実例データを前記端末装置に提示する提示手段と、前記購入物の実例データの情報交換データを含み、前記端末装置を使って、前記利用者と前記実例データの所有者とが交信した情報である交信履歴データを実例データの前記利用者または前記所有者に関する情報として管理する交信履歴データ管理手段と、前記交信履歴データから前記利用者が交信した実例データの担当業者データを調査し、利用者を担当する担当業者を決定するための候補となる担当業者データを選択する調査手段と、ここで、該調査手段は、前記利用者データが前記データベースに見込み客データとして既に登録されているか否かを照合する手段と、前記交信履歴データを参照して、前記利用者が交信した前記購入物の実例データの担当業者データを抽出する手段と、前記照合した見込み客データの担当業者データまたは前記抽出した実例データの担当業者について担当業者を決定するための優先順位を付与する手段とを具えたことを特徴とする。
【0012】
前記購入物の実例データの情報交換データは、実例データを参照する利用者の端末装置からの質問を受付け、該質問を前記所有者の端末装置に提示し、該質問に対する回答を前記利用者の端末装置に返送する情報交換手段をさらに具えたことを特徴とする。
【0013】
前記交信履歴データ管理手段の交信履歴データを参照して、前記端末装置を使って前記所有者が交信を交わした前記利用者に対する貢献度を算出する貢献度算出手段をさらに具えたことを特徴とする。
【0014】
前記貢献度算出手段によって算出した貢献度に応じて、前記所有者に付与するための報酬料を決定する報酬料決定手段と、前記決定された報酬料を前記端末装置に提示する報酬料提示手段とをさらに具えたことを特徴とする。
【0015】
前記購入物は、住宅を含む不動産であり、前記所有者には、既入居者を含むことを特徴とする。
【0016】
本発明は、端末装置を使って購入物の購入を希望する利用者と、前記購入物を既に所有する所有者とが、管理サーバを通じて、情報のやりとりを行う情報管理方法であって、前記購入物の実例データ、所有者データ、担当業者を含むメーカデータまたは見込み客データを取得することができる前記管理サーバを使って、前記利用者データを登録するステップと、購入物の実例データを検索し、所望とする実例データを抽出するステップと、前記抽出した実例データを前記端末装置に提示するステップと、前記購入物の実例データの情報交換を含み、前記端末装置を使って前記利用者と前記実例データの所有者とが交信した情報である交信履歴データを実例データの前記利用者または前記所有者に関する情報として管理するステップと、前記交信履歴データから前記利用者が交信した実例データの担当業者データを調査し、利用者を担当する担当業者を決定するための候補となる担当業者データを選択するステップと、ここで、該調査するステップは、前記利用者データが前記見込み客データとして既に登録されているか否かを照合するステップと、前記交信履歴データを参照して、前記利用者が交信した前記購入物の実例データの担当業者データを抽出するステップと、前記照合した見込み客データの担当業者データまたは抽出した実例データの担当業者データについて担当業者を決定するための優先順位を付与するステップと、を具えた情報処理をすることを特徴とする。
【0019】
ここで、上記担当業者は、営業担当者、設計担当者、メーカーとしてもよい。
【0020】
(その他の付加的構成要素)
以下の構成要素を付加させてもよい。
【0021】
情報の管理に際して、利用者が、所望の品に関する見積り注文を行うようにしたり、所望の営業担当者や設計担当者を指名するようにしてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0023】
[第1の例]
本発明の第1の実施の形態を、図1〜図45に基づいて説明する。
【0024】
本発明に係る情報管理システムは、ある購入したい”購入物”が存在するとき、その購入を希望する利用者(購入希望者)と、実際に購入済みの所有者と、その購入物に関するコンテンツを提供して管理する側のサーバとを基本構成とするものである。
【0025】
本例のシステムでは、住宅建築を例に挙げて説明するが、これに限るものではなく、例えば、一般の不動産(土地、アパート、マンション)、自動車・ブランド品等の高額商品、骨董・絵画等の趣味商品、体験談に基づいた海外旅行・レストラン・料理等の体験談商品等を購入したり注文するようなシステムにおいても適用できるものである。
【0026】
以下、住宅建築に係る住宅情報管理システム1の構成例について説明する。
【0027】
<システム構成>
まず、本システムの全体構成を、図1〜図3に基づいて説明する。
【0028】
図1は、情報管理システム1の概略構成を示す。本システム1は、住宅情報を提供するコンテンツサーバ10と、住宅メーカとしての管理サーバ20と、住宅建築を計画する利用者(以下、新規客という)が使用する端末30と、既に入居済みの所有者(以下、顧客という:所有者に代わって実際に入居している者も含む)が使用する端末40とに大別される。なお、本システムでは、コンテンツサーバ10と管理サーバ20とに分離して構成したが、これに限るものではなく、後述する第2の例のように1つの管理サーバ2として構築してもよい。
【0029】
管理サーバ20には、複数の営業所51(営業所a〜d)が接続されている。各営業所51には、新規客や顧客に対して住宅建築に関する営業を担当する営業マン52が配属されている。
【0030】
この管理サーバ20には、管理サイト21(ホームページ)が設けられている。管理サイト21は、コンテンツサーバ10を介して新規客等の利用者との間で住宅建築に関する問答、設計、見積り、建築の打合せ等を行うための仮想の空間を構築するサイトである。
【0031】
一方、コンテンツサーバ10には、新規客サイト11と、住宅メーカサイト12と、顧客サイト13とが設けられている。新規客サイト11(ホームページ)は、新規客側の端末30との間で住宅建築に関する問い合せ・質疑応答や建築の打合せを行うための仮想の空間を構築する新規客専用のサイトである。
【0032】
住宅メーカサイト12(ホームページ)は、管理サーバ20との間で住宅メーカ、新規客、顧客に関する情報の交換や報酬の付与(謝礼金等)を行うための仮想の空間を構築する管理者専用のサイトである。
【0033】
顧客サイト13(ホームページ)は、顧客側の端末40との間で顧客から建築情報や口こみ情報を収集するための仮想の空間を構築する顧客専用のサイトである。
【0034】
なお、コンテンツサーバ10と管理サーバ20との間はインターネット61、コンテンツサーバ10と新規客側の端末30との間はインターネット62、コンテンツサーバ10と顧客側の端末40との間はインターネット63、管理サーバ20と各営業所51との間はインターネット64を介して、それぞれ接続されている。
【0035】
(サーバの構成)
次に、サーバの内部構成例を、図2および図3に基づいて説明する。
【0036】
(コンテンツサーバ)
図2は、コンテンツサーバ10の構成を示す。
【0037】
サーバ装置10には、利用者登録部100と、実例データ抽出部101と、質問・回答部102と、設計見積り依頼部103と、営業担当者指名部104と、新規客データベースDB10を有する利用者保存部150とが設けられている。
【0038】
この他に、各種の画像処理および統括的な制御を行うCPU等からなる情報処理部160と、各種データの入出力や通信制御の処理を行う入出力部161と、画像データやホームページ等の各種情報の表示を行う表示部162と、本発明に係る処理を実行するプログラムや本装置の制御に係るプログラムを記憶する記憶部163とが設けられている。なお、これら各部は、相互に通信可能な内部バスBによって接続されている。
【0039】
ここで、各手段の機能について説明する。
【0040】
利用者登録部100は、入会した新規客を利用者保存部150の新規客データベースDB10に登録する機能をもつ。
【0041】
実例データ抽出部101は、管理サーバ20の実例データベースDB1に保存された実例データ群(建物情報)を検索し、新規客の所望とする実例データを抽出する機能をもつ。
【0042】
質問・回答部102は、実例データを新規客に提示して質問を受付ける機能や、新規客からの質問を顧客に提示して質問に対する回答(口こみ情報)を新規客に送り返す機能をもつ。
【0043】
設計見積り依頼部103は、新規客の好みの住宅建築に関する設計や見積り要望が記入された注文依頼書を作成して発注する機能である。
【0044】
営業担当者指名部104は、新規客が、少なくとも、建築設計、見積りを含む住宅に関する注文を担当する所望の営業マン52(又は設計担当者を含む)を指名する機能をもつ。なお、営業担当者指名部104は、設計見積り依頼部103の注文依頼書内に指名する欄を設けて構成してもよい。
【0045】
(管理サーバ)
図3は、管理サーバ20の構成を示す。
【0046】
管理サーバ20には、実例データ生成部200と、交信履歴管理部201を構成する利用者点数算出部202、利用者選別部203、所有者貢献度算出部204、所有者報酬料決定部205および交信履歴保存部212と、調査部206を構成する利用者照合部207、営業担当候補者抽出部208および営業担当者優先順位付与部209と、営業担当者決定部210と、報酬料提示部211と、実例データベースDB1を有する実例データ保存部250と、見込み客データベースDB2を有する見込み客保存部251と、顧客情報や住宅情報を保存した所有者データベースDB3を有する所有者保存部252と、提携先の関連する住宅メーカ50、営業所51、営業マン52等の業務内容や営業範囲を保存した関連メーカデータベースDB4を有する関連メーカ保存部253とが設けられている。
【0047】
この他に、各種の画像処理および統括的な制御を行うCPU等からなる情報処理部260と、各種データの入出力や通信制御の処理を行う入出力部261と、画像データやホームページ等の各種情報の表示を行う表示部262と、本発明に係る処理を実行するプログラムや本装置の制御に係るプログラムを記憶する記憶部263とが設けられている。なお、これら各部は、相互に通信可能な内部バスBによって接続されている。
【0048】
ここで、各手段の機能について説明する。
【0049】
実例データ生成部200は、コンテンツの部品化やコンテンツの自動生成処理を実行することによって、顧客である住宅所有者の顧客情報や住宅情報から構成される情報群から、新規客である利用者が住宅建設の検討に必要な情報のみを抽出して再構成した実例データを生成する機能をもつ。
【0050】
交信履歴管理部201の交信履歴保存部212は、新規客および顧客のホームページ上での交信履歴(例えば、新規登録、画面参照、特定の顧客の実例の質問、顧客から新規客への回答等の種別や、交信を交わした利用回数等)を逐次記録して保存する機能をもつ。
【0051】
利用者点数算出部202は、交信履歴の内容に応じて新規客に対して点数(利用ポイント)を付与して演算処理を実行する機能をもつ。
【0052】
利用者選別部203は、利用ポイント付与後の演算処理の結果に基づいて、新規客に対して以後の交信を継続して行わせるか否かの選別処理を実行する機能をもつ。
【0053】
所有者貢献度算出部204は、交信履歴保存部212に保存された顧客の交信履歴を参照して、該顧客が交信を交わした新規客に対する貢献度の度合いを演算処理により算出する機能をもつ。
【0054】
所有者報酬料決定部205は、所有者貢献度算出部204によって算出した貢献度の度合いに応じて、顧客に報酬付与のための報酬料を決定する機能もつ。
【0055】
調査部206を構成する利用者照合部207は、営業担当者を指名した新規客が、見込み客として既に登録されているか否かを照合する機能をもつ。ここで、見込み客とは、本システムによらずに周知の営業手法で営業マンがついている場合の客や、本システムでは設計見積り注文済みで既に営業マンを決定している場合の客等である。
【0056】
営業担当者優先順位付与部209は、照合結果に応じて、交信履歴保存部212に保存された交信履歴を参照して、該新規客が交信を交わした実例データの営業担当者を営業担当候補者として、営業担当者決定のための優先順位を付す機能をもつ。
【0057】
営業担当者決定部210は、営業担当者優先順位付与部209によって照合結果に応じて付された優先順位に基づいて、新規客を担当する営業担当者を最終的に決定する機能をもつ。つまり、前記新規客を担当することに決定した営業マン52は、見込み客データベースDB2に登録される。
【0058】
報酬料提示部210は、所有者報酬料決定部205によって決定された報酬料を客(顧客等)に提示、例えばホームページ上の画面に表示するような機能をもつ。
【0059】
<システム動作>
次に、本システムの動作を、図4〜図45に基づいて説明する。
【0060】
図4は、本システムの情報管理処理の流れを簡略化して示す。なお、新規客と、顧客と、コンテンツサーバ10と、管理サーバ20とに分けて説明する。
【0061】
本処理は、ステップS1の第1段階と、ステップS100の第2段階と、ステップS200の第3段階と、ステップS300の第4段階と、ステップS400の第5段階とに大別される。なお、新規客、顧客、コンテンツサーバ10、管理サーバ20の各処理は、各ステップ内において略並列的に実行される。
【0062】
(第1段階)
まず、ステップS1について説明する。
【0063】
新規客の端末30では、ステップS10において、インターネット62に接続されたコンテンツサーバ10の新規客サイト(ホームページ)11を通じて、登録の申請を行う。
【0064】
コンテンツサーバ10では、ステップS20において、新規客の新規登録を行う。ここでは、新規客の個人情報、例えば、氏名、住所、家族構成、趣味等の情報が新規客データベースDB10に登録される。
【0065】
管理サーバ20では、以下の処理(ステップS30〜ステップS32)を実行する。
【0066】
ステップS30において、交信履歴の管理を行う。なお、この交信履歴は、以下の処理の間、継続して管理される。
【0067】
ステップS31において、実例データを生成して保存する。すなわち、予め、顧客から建物情報を収集して実例データを作成し、実例データ保存部101の実例データベースDB1に保存しておく。「建物情報」とは、例えば、間取り、構造、レイアウト、外観、築年数、付帯設備等の既入居者(顧客)の住宅に関する情報である。また、「口こみ情報」として顧客の居住をはじめてからの体験的な使い勝手等の評価情報も含めてもよい。
【0068】
なお、この他に、所有者データベースDB3には、顧客に関する情報として、顧客情報や住宅情報が登録されている。メーカデータベースDB4には、例えばサーバ管理者と提携した複数のメーカの情報が登録されている。
【0069】
ステップS32において、新規客を、新規客データベースDB10に登録する。また、新規登録した新規客に対しては、所定の点数を付与する。例えば、後述する図35に示すような「入ポイント」として100ポイントを付与する。
【0070】
(第2段階)
次に、ステップS100について説明する。
【0071】
新規客の端末30では、以下の処理(ステップS110〜ステップS111)を実行する。
【0072】
ステップS110では、新規登録済みの新規客すなわち住宅建築計画者は、コンテンツサーバ10の新規客サイト11を通じて、実例データの検索を開始し、建物情報や口こみ情報を収集する。これにより、新規客は、それら収集した情報から建物に関する知識を得て学習し、自己が建築計画している建物への参考資料とする。
【0073】
ステップS111では、実例データや口こみ情報を参考にして自己学習した内容に基づいて、顧客に対して疑問点を質問する。例えば、住み心地、建築コスト、間取り等の住宅設計に対する満足・不満な点、営業マン52の態度に対する満足したことや不満がないか等を質問する。
【0074】
顧客の端末40では、ステップS115において、新規客からの質問に対して、建築コストや住宅メーカ50に対する満足・不満な点、体験談等を、コメントや写真にして回答する。
【0075】
コンテンツサーバ10では、以下の処理(ステップS120〜ステップS121)を実行する。
【0076】
ステップS120において、実例データの紹介、質問の送付を行う。すなわち、新規客からのデータ検索の要望に答えて、実例データベースDB1に登録されている実例データを紹介する。実例データは、建物情報や口こみ情報からなっている。「建物情報」としては、例えば、間取り、階数、外観、築年数、建築材料等がある。「口こみ情報」としては、例えば、住み心地、建物に対する満足・不満、耐久性、コスト、利便性、周辺娯楽施設、地域環境、入居後の担当住宅メーカ50や営業担当者のサービス対応に関するコメント等の既入居者が実際に体験している満足・批判情報がある。
【0077】
また、新規客から質問があった場合には、新規客からの質問(メール)に応答して、その質問内容を新規客の指定する特定の顧客に送り、その顧客からの回答を待つ。
【0078】
ステップS121において、その顧客からの回答(口こみ情報)を受けて、その質問のあった新規客に対して返答する。
【0079】
管理サーバ20では、以下の処理(ステップS130〜ステップS131)を実行する。
【0080】
ステップS130において、新規客と顧客が、コンテンツサーバ10を介してやりとりした交信の履歴を管理する。なお、この交信履歴は、以下の処理の間、継続して管理される。
【0081】
ステップS131において、ポイント演算処理、新規客の選別処理、顧客の貢献度の算出処理を行う。
【0082】
すなわち、新規客の交信履歴を管理して、新規客に対して予め付与しておいた入ポイントから、1回の交信毎にポイント(使用ポイント)を減算していき、残ったポイント分(残ポイント)だけ交信を可能とするような減算処理を行う。このようなポイントの減算処理を行うことによって、ホームページ利用者である新規客を振るいにかけて選別し、ホームページの運営側にとっての頭痛の種となる単なるひやかし客を排除することが可能となる。
【0083】
また、顧客の交信履歴を管理して、新規客の質問に対してホームページを通じて返答した顧客に対しては、その労力(メーカ又はホームページ運営側への協力)に配慮する形として”貢献した度合い”を求める。この貢献度は、例えば、返答回数、返答種類、返答期間等の内容に応じて重み付けされた貢献ポイントを顧客に付与していく。その後、ステップS432で、返答した新規客が契約にまで至ったような場合には、さらに契約ポイントを付与し、それら付与した貢献ポイントの累計を参考にして報酬を行うようにする。
【0084】
(第3段階)
次に、ステップS200について説明する。
【0085】
新規客の端末30では、以下の処理(ステップS210〜ステップS211)を実行する。
【0086】
ステップS210において、新規客は、これまで学習した内容、すなわち、実例データの収集による学習、質問に対する顧客からの回答(口こみ情報)による学習に基づいて、希望とする営業所51に属する営業マン52(設計担当者でもよい)を新規客サイト11の画面で指名する。なお、この指名は、ホームページ上の設計・見積りの注文依頼書内に指名用の欄を設け、住宅建築の発注時にその欄に記入するようにしてもよい。
【0087】
ステップS211では、必要に応じて、選定された住宅メーカ50の営業マン52に対して、新規客が最終的に認定するか否かの処理を行う。なお、この認定処理は、新規客が希望していない営業担当者に当たった場合の処理を考慮したものであり、省略してもよい。
【0088】
管理サーバ20では、以下の処理(ステップS230〜ステップS236)を実行する。
【0089】
ステップS230〜ステップS231では、前述したステップS130〜ステップS131と同様に、引き続き、新規客と顧客との間で交信される履歴の管理を行う。
【0090】
ステップS232では、営業マン52を指名した新規客が、既存チャネルの見込み客データベースDB2に登録されている見込み客か否かの照合を行う。
【0091】
ステップS233では、交信履歴から利用者が交信した実例を担当した営業担当者等を抽出して、営業担当候補者を抽出する。
【0092】
ステップS234では、所定のルールで、前述した営業マン担当候補に優先順位を付す。
【0093】
すなわち、照合の結果、新規客が見込み客として既に登録されている場合には、その見込み客を担当している営業マン52が引き継ぐ。これに対して、照合の結果、新規客が見込み客として未だ登録されていない場合には、新規客を担当する営業マン52の候補者を抽出する。さらに、これら候補者に優先順位を付ける場合、後述する図35に示すように、新規客から指名された営業マンを含めて予め定めた基準に基づいて営業担当候補として営業マン52を順次表示する。
【0094】
ステップS235では、その営業担当候補とされた営業マン52の中から、新規客を担当する営業マン52を決定する。
【0095】
なお、営業担当候補者は、画面上にリスト表示する場合に、管理側の画面に示し、管理側で営業マン52を決定するが、見積り注文時の新規客の端末の画面に示して、新規客自身に選択指示させることによって決定してもよい。
【0096】
ステップS236では、その決定した営業マン52を、既存チャネルの見込み客データベースDB2に登録する。
【0097】
(第4段階)
次に、ステップS300について説明する。
【0098】
新規客の端末30では、ステップS310において、新規客が交渉担当となった営業マン52との間で、建築計画の詳細な打合せを行う。これにより、最終的な建築計画が決定され、契約が成立する。
【0099】
管理サーバ20では、以下の処理(ステップS330〜ステップS332)を実行する。
【0100】
ステップS330〜ステップS331では、前述したステップS130〜ステップS131と同様に、引き続き、新規客と顧客との間で交信される履歴の管理を行う。
【0101】
ステップS332において、交渉担当となった営業マン52が新規客との間で設計・仕様について折衝し、最終的な建築計画が決定される。この建築計画の詳細な打合せの段階では、インターネット上で図面や要望のやりとりをしてもよいし、事務手続の案内をしてもよい。なお、新規客との間で契約を成立させてもよい。
【0102】
(第5段階)
次に、ステップS400について説明する。
【0103】
ステップS420では、その契約した新規客に対して行った回答により有益な情報を提供し協力して頂いた顧客に対しては、報酬として、交信履歴から予め算出した貢献ポイントを参照してその貢献度に応じた謝礼金が支払われる。
【0104】
管理サーバ20では、以下の処理(ステップS430〜ステップS432)を実行する。
【0105】
ステップS430〜ステップS431では、前述したステップS130〜ステップS131と同様に、引き続き、新規客と顧客との間で交信される履歴の管理を行う。
【0106】
ステップS432では、契約を成立させた営業マン52は、これ以後も営業担当を引き続き行うものとして、既存チャネル(既契約データベース)としての所有者データベースDB3に顧客情報として登録される。
【0107】
なお、本システムでは、ステップS1の第1段階からステップS200の第3段階までの処理を自動化したシステムとして構築するが、これに限るものではなく、電子契約処理や電子マネーの技術を利用してその後のステップS300の第4段階および又はステップS400の第5段階までの処理も含めて自動化したシステムとして構築してもよい。
【0108】
<処理例>
以下、本システムの処理例1〜5について説明する。
【0109】
(処理例1:大量ホームページの作成例)
まず、処理例1として、大量ホームページの作成例を、図5〜図27に基づいて説明する。ここでは、(1−1)コンテンツのコンポーネント化の例と、(1−2)コンテンツの自動生成の例とに分けて説明する。
【0110】
(1−1)コンテンツのコンポーネント化の例
図5〜図23は、コンテンツのコンポーネント化の例を示す。
【0111】
このコンテンツのコンポーネント化とは、例えば、「間取り」、「外観」、「仕様」、「コメント」等のファイルを定型の部品データ化し、それら各部品データを一定のパターンに従って組み合わせることによって、複数種類のレイアウトパターンを作成することをいう。
【0112】
図5は、コンテンツのコンポーネント化の1例を示す。このコンポーネント化は、「コンポーネント層」→「パターン対応層」→「レイアウト層」の順序に従って作成される。
【0113】
まず、「コンポーネント層」では、間取りファイル301、取材ファイル302、お客様評価ファイル303の3種類のファイルに分類する。各ファイルは、各邸毎(例えば、A邸、B邸、C邸)に作成される。
【0114】
次に、「パターン対応層」では、それらファイル301〜303の各データを、基準となるパターン(ここでは、レイアウトパターン1〜3)に基づいて各邸毎に振り分ける。これにより、「レイアウト層」に示すような、ホームページに掲載用のレイアウトパターン1〜3が作成される。
【0115】
以下、レイアウトパターンの具体例について説明する。
【0116】
図6は、レイアウトパターン1として、二世帯住宅(プランNo.W.)の例である。このレイアウトパターン1は、図7の間取りファイル310と、図8の外観パースファイル311と、図9の内観パースファイル312と、図10の顧客コメントファイル313と、図11のゾーニングファイル314と、図12の建物属性ファイル315とから構成される。
【0117】
図13は、レイアウトパターン2として、バリアフリー仕様の例である。このレイアウトパターン2は、図14のバリアフリー実例写真ファイル320と、図15の間取りファイル321と、図16の建物属性ファイル322と、図17の入居者コメントファイル323と、図18の設備仕様ファイル324とから構成される。
【0118】
図19は、レイアウトパターン3として、3階建敷地有効利用(3階建+使用建ぺい率80以上)の例である。このレイアウトパターン3は、図20の内観写真ファイル330と、図21の空間有効利用実例ファイル331と、図22の間取りファイル332と、図23の営業担当者コメントファイル333とから構成される。
【0119】
以上説明したように、コンテンツのコンポーネント化を図ることにより、以下のような利点がある。
【0120】
1)各コンポーネント単位で独立して更新を行えるので、コンテンツのメンテナンスコストを大幅に削減できる。
【0121】
2)レイアウトパターン毎、コンポーネントのファイル毎のアクセス数が周知のアクセスカウンタ等により測定可能となるので、コンテンツ改善のための定量的データの取得が可能となり、コンテンツのメンテナンス効率を高めることができる。
【0122】
3)レイアウトがパターン化しているので、見易い、判り易い画面構成を実現でき、また、予め数十種類のレイアウトパターンを準備すれば、魅力的なプレゼンテーションが可能となる。
【0123】
4)レイアウトパターンが予め決まっているので、新規製作コストを大幅に軽減できると同時に品質も向上させることができる。
【0124】
(1−2)コンテンツの自動生成の例
図24〜図27は、コンテンツの自動生成の例を示す。
【0125】
このコンテンツの自動生成とは、住宅メーカが持っている顧客(既入居済み)のCADデータを、ある一定の基準に基づいて簡略化し、ホームページ用の画面に表示できるように自動変換する処理のことをいう。
【0126】
図24〜図27は、コンテンツの自動生成の1例を示す。この自動生成処理は、「CADデータ」→「ジェネレータ」→「コンポーネント層」の順序に従って作成される。
【0127】
図24の例では、「CADデータ」である平面・設備図情報群350の各データを間取りファイルジェネレータ351によって加工することにより、複雑な図面情報が簡略化され、表示対象が限定された間取りファイル352を生成することができる。
【0128】
図25の例では、「CADデータ」である外観パース情報群360の各データを外観パースファイルジェネレータ361によって加工することにより、内容が簡略化され、表示対象が限定された外観パースファイル362を生成することができる。
【0129】
図26の例では、「CADデータ」である設備・仕様情報群370の各データを仕様書ファイルジェネレータ371によって加工することにより、内容が簡略化され、表示対象が限定された仕様書ファイル372を生成することができる。
【0130】
図27の例では、「CADデータ」である見積情報群380の各データを見積りファイルジェネレータ381によって加工することにより、複雑な内容が簡略化され、表示対象が限定された見積ファイル382を生成することができる。
【0131】
以上説明したように、コンテンツの自動生成を行うことにより、以下のような利点がある。
【0132】
1)コンテンツを作成するためのコストと労力とを大幅に削減することができる。
【0133】
2)建物に関する情報を詳細に渡ってコンテンツとできるため、住宅建築の検討者と同等な情報を入手することが可能である。
【0134】
(処理例2:実例検索・学習例)
次に、処理例2として、新規客の学習例を、図28に基づいて説明する。
【0135】
まず、利用者は、本ホームページにより住宅の検討を始める際に、新規客としての登録(住所、氏名、年齢等)を行う。その際、管理側では、この利用者は、新規客データベースDB10に保存される。
【0136】
図28は、コンテンツサーバ10の新規客サイト11のホームページ例を示す。新規客は、このホームページから建築に関する情報の検索を行って自己学習する。この例では、「建物間口」、「建物奥行き」などの予め決まっている検索キーによる検索と、キーワード入力による全文検索とが可能である。
【0137】
図28のホームページにおいて、実例宅を検索するときの入力内容について説明する。「a」は、都道府県の建設地を入力する欄である。「b」は、例えば120m〜150m等の建物面積(m)を入力する欄である。「c」は、例えば5m〜7m等の建物間口:東西(m)を入力する欄である。「d」は、例えば5m〜7m等の建物間口:南北(m)を入力する欄である。「e」は、階建、例えば3階等の階数を入力する欄である。「f」は、例えば医院併用住宅等の建物用途を入力する欄である。「g」は、例えば、東入り、西入り、南入り、北入り等の玄関方位を入力する欄である。「h」は、例えばフラット屋根等の建物形態を入力する欄である。「i」は、例えば、2階リビング、二世帯住宅、屋上利用等の建物特徴を入力する欄である。「j」は、例えば120m〜150m等の敷地面積(m)を入力する欄である。「k」は、例えば多世帯等の家族構成を入力する欄である。「l」は、例えば西暦1995〜2000年等の建築年を入力する欄である。「m」は、全角文字のフリー入力欄、実例記事からキーワードで検索する欄である。なお、入力に際しては、プルダウンメニューを用意し、入力の省力化をすることは周知である。
【0138】
以上説明したような検索ツールを準備し、新規客サイト11を用いて検索して自己学習することにより、新規客のニーズに、一段とフィットした顧客(以下、既入居者という)の実例を入手しやすくなるという利点がある。
【0139】
(処理例3:新規客と顧客とが質疑応答の例)
次に、処理例3として、新規客と顧客とが質疑応答の例(すなわち、口こみ例)を、図29〜図31に基づいて説明する。ここでは、(3−1)顧客すなわち既入居者の例と、(3−2)新規客の例とに分けて説明する。
【0140】
(3−1)既入居者の例
図29は、既入居者の例を示す。この例は、コンテンツサーバ10の顧客サイト13のホームページ例である。この既入居者のホームページは、既入居者と新規客との交信履歴を表示するページである。これにより、未回答案件の明確化や過去の返答の再利用等に役立てることができる。
【0141】
図29のホームページの画面内容について説明する。「a」は、既入居者の実名を表示する欄である。「c」は、未返答メール数を表示する欄である。「d」は、新規客の実名を表示(未返答のものがあるお客様から表示)する欄である。「e」は、返答を入力する欄である。「f」は、受発信の履歴を表示する欄である。「g」は、顧客の応答実績に応じた謝礼金額であり、今月蓄積金額(円)である。なお、金額の代わりに点数などの表示方法もある。
【0142】
以上説明したように、既入居者個人の交信履歴ページを作成することにより、既入居者の返信負荷を軽減して、返信期間も短縮することができる。
【0143】
(3−2)新規客の例
図30〜図31は、新規客の例を示す。この例は、コンテンツサーバ10の新規客サイト11のホームページ例である。この新規客のホームページは、新規客個人の交信履歴や残ポイント数を一覧できるページである。これにより、新規客は、口こみ情報の履歴や残ポイント数から、次にとるべき行動を決めることができる。
【0144】
図30のホームページの画面内容について説明する。「a」は、新規客の名前を表示する欄である。「b」は、図31の入居宅とのメール履歴画面へ移行するための指示入力欄である。「c」は、未読メール数を表示する欄である。「d」は、資料請求画面へ移行するための指示入力欄である。「e」は、間取り作成依頼画面へ移行するための指示入力欄である。「f」は、ポイント残高を表示する欄である。
【0145】
図31のホームページの画面内容について説明する。「a」は、選択した既入居者の公開ネームを表示する欄である。「b」は、発信文書入力欄であり、主に、a欄が未選択のときに使用する。「c」は、実例検索へ移行するための指示入力欄である。「d」は、既に交信歴のある既入居者の公開ネームを表示する欄である。「e」は、追加発信用の文書入力欄である。「f」は、これまでの受信者履歴を表示する欄である。「g」は、実例紹介ページへジャンプするための指示入力欄である。
【0146】
以上説明したように、新規客の個人ページを作成することにより、新規客が無駄なく、口こみ情報を収集することができる。
【0147】
(処理例4:営業担当への引継ぎ例)
次に、処理例4として、営業担当への引継ぎ例を、図32〜図43に基づいて説明する。ここでは、(4−1)営業担当の割り付け(すなわち、バッティングチェック)の例と、(4−2)要望伝達の例とに分けて説明する。
【0148】
(4−1)バッティングチェック例
図32〜図39は、バッティングチェック例を示す。このバッティングチェックとは、新規客から間取り作成(見積り注文依頼)者の要望や営業担当者の紹介要望があったとき、営業担当者を特定の営業マンに決定するために所定の規定に基づいて、候補者となる住宅メーカ50の営業担当者を調査することをいう。例えば、
1)その新規客が既に住宅メーカの見込み客となっている営業担当者
2)その新規客が見積り注文依頼時に指名した営業担当者
3)その新規客が最も多く交信した顧客(既入居者)の営業担当者
4)一定期間の担当した顧客(既入居者)への質問が最も多い営業担当者
この他には、その新規客が最も気に入って選択した実例の営業担当が候補者となる例もある。これにより、所定の優先順位を付与して営業担当者を1人に決定することが可能となる。
【0149】
以下、バッティングチェック例をケース1〜3に分けて、図32のフローチャート、図33〜図39を用いて説明する。
【0150】
図33は、ケース1〜3に共通する新規客サイト11のホームページであり、新規客が間取り作成(見積り注文)を依頼するときの画面である。なお、各欄については、前述した図30で説明したので、ここでの説明は省略する。
【0151】
図33の画面において、「e」の間取り作成依頼(見積り注文)画面の欄を”クリック”して間取り作成を依頼する(図32のステップS1)。このクリックにより、管理サーバ20においては、新規客データベースDB10から取り出した当該新規客データと、既存チャネルの見込み客データベースDB2とを照合して見込み客登録になっているか否かをチェックする(ステップS2)。
【0152】
(バッティングチェック例:ケース1)
図34〜図35は、ケース1の例である。
【0153】
ケース1とは、既に見込み客データベースDB2側で見込み客登録が完了し、営業担当者が決まっているケースである(ステップS3)。この画面で、間取り要望を記入する(ステップS4)。
【0154】
図34の間取り作成依頼画面において、新規客は、間取り要望を記入する。ここで、「a」は、実例検索画面から参考邸を指示する欄である(書き込み可)。「b」は、間取りに関する要望を記入する欄である。「c」は、利用が始めての新規客又は既に利用中だが営業担当者が決定していない新規客のときに表示される欄であり、営業担当者を指名する入力欄である。「d」は、新規客の住所より担当エリアの既入居客(公開ネーム)と営業所51・営業担当者名を表示する欄である。「e」は、これまでの請求履歴を表示する欄である。
【0155】
図35は、新規客が図34の間取り作成依頼して”クリック”した際における管理サーバ20側の管理サイト21のホームページである(ステップS5)。
【0156】
ここで、「b」は、見込み客データベースDB2への引継ぎ日を表示する欄である。「c」は営業所、「d」は営業担当者をそれぞれ表示する欄である。「f」は、例えば、資料請求、入居者とのメール、間取り作成依頼(見積り注文依頼)の別を示すサービス種を表示する欄である。「j」は利用者がホームページから利用を開始する際に新規客として登録するときに与えられる初回に付与される入ポイント、「k」はサービス種別にカウント、「l」は「j」−「k」の値をそれぞれ表示する欄である。
【0157】
「i」は、利用者の交信履歴に基づいて営業担当候補を表示する欄である。この場合、優先順位としては、(1)既存チャネルの見込み客データベースDB2に既に登録されている営業所51、営業担当者、(2)指名された営業担当者、(3)新規客を担当できるエリアの営業担当者のうち、当該新規客が質問した回数の最も多い顧客(既入居客)を担当した営業担当者、(4)(3)に加え、最新の質問対象の顧客(既入居者客)を担当した営業担当者、(5)一定期間の担当顧客(既入居客)への質問回数が最も多い営業担当者の順となる。さらに、他には「a」で指示した参考実例の営業担当なども候補の1人である。
【0158】
(バッティングチェック例:ケース2)
図36〜図37は、ケース2の例である。
【0159】
ケース2とは、既存チャネル側の見込み客データベースDB2では未登録で、新規客側に希望する営業担当者がいるケースである(ステップS6)。
【0160】
この場合にも、予め図33の間取り作成依頼画面の欄を”クリック”して、図36の画面へ移行する。
【0161】
図36の間取り作成依頼画面において、新規客は、間取り要望に加え、希望する営業担当者名を指名入力する(ステップS7)。その際、前述のように予め利用者の交信履歴に基づき営業担当候補者を調査し、プルダウンで表示してもよい。なお、記入方法は、図34の画面と同じである。
【0162】
図37は、新規客が図36の間取り作成依頼した際における管理サーバ20側の管理サイト21のホームページである(ステップS5)。なお、記入方法は、図35の画面と同じである。
【0163】
(バッティングチェック例:ケース3)
図38〜図39は、ケース3の例である。
【0164】
ケース3とは、既存チャネル側の見込み客データベースDB2では未登録で、新規客側に希望する営業担当者がいないケースである。
【0165】
この場合にも、予め図33の間取り作成依頼画面の欄を”クリック”して、図38の画面へ移行する。
【0166】
図38の間取り作成依頼画面において、新規客は、間取り要望に加え、営業担当者名の希望がない旨を登録する(ステップS8)。なお、記入方法は、図36の画面と同じである。
【0167】
新規客が図38の間取り作成依頼したことによって、管理サーバ20側では、例えば、以下の優先順位(A)〜(C)に基づいて、営業担当者の割り付けを行う(ステップS9)。(A)エリアの営業担当者のうち、当該新規客が質問した回数の最も多い既入居客を担当した営業担当者、(B)(A)に加え、最新の質問対象の既入居客を担当した営業担当者、(C)一定期間の担当既入居客への質問回数がもっとも多い営業担当者の順に従って割り付けを行う。このような営業担当者の割り付けを行った後、図39の画面を表示する。
【0168】
図39は、営業担当者の割り付けを行った後における管理サーバ20側の管理サイト21のホームページである(ステップS5)。なお、記入方法は、図37の画面と同じである。
【0169】
以上説明したように、バッティングチェック処理を行うことにより、以下のような利点がある。
【0170】
1)既存チャネル側に既に登録済みの見込み客は既に存在する営業担当に引き継ぐことにより、既存チャネルとの摩擦が回避できる。
【0171】
2)新規客の間取り作成等の要求から営業担当の対応までの時間短縮を図ることができる。また、新規客も営業担当の指名がしやすく満足できる。
【0172】
3)住宅メーカ側の営業担当者割り付けの負荷を軽減することができる。
【0173】
4)既入居者の本システムへの貢献度の高さが営業担当者のメリットとなるため、営業担当者が本システムへの顧客誘致を積極的に行うことになり、システムの利用価値を高めることができる。
【0174】
(4−2)要望伝達の例
図40〜図43は、要望伝達の例を示す。この要望伝達とは、新規客が、ホームページ上で参照した既入居者の実例をベースにして自己の要望を加筆することにより、住宅メーカ50にその加筆内容を伝達することをいう。
【0175】
すなわち、新規客が、新規客サイト11のホームページ上に掲載された、自分の要望に最も近い既入居者宅のコンテンツに直接要望を書き込み、その書き込んだコンテンツと共に、管理サーバ20側の住宅メーカなどのホームページ掲載者に転送する。これにより、ホームページ掲載者は、コンテンツと要望を元に、その新規客の実際の住宅計画を設計、見積りし、後日プレゼンテーションを行うことができる。
【0176】
図40は、「間取りファイル」400に、「廊下はもう少し広く」、「居間と和室はつなげたい」という要望401を記入した例である。図41は、「外装パースファイル」402に、「南面から見た外観にアクセントがほしい」という要望403を記入した例である。図42は、「仕様書ファイル」404に、「キッチンセットには、食器洗浄乾燥機が欲しい」という要望405を記入した例である。図43は、「見積ファイル」406に、「150万円程度予算オーバー」という要望407を記入した例である。
【0177】
以上説明したように、要望伝達を行うことにより、以下のような利点がある。
【0178】
1)住宅メーカ50は新規客(すなわち、住宅検討者)の具体的要望に基づいて個別設計を行えるため、打合せや個別設計コストを大幅に削減することができる。
【0179】
2)住宅検討者と営業担当者とのやりとりに関しての負荷を軽減できると共に、コミュニケーションの質を高めることができる。
【0180】
3)住宅検討者は、白紙の状態では要望を具体化することが困難であるが、自分に最も近い、最も気に入った先人の事例を活用(すなわち、先人の知恵を活用)して要望を伝達できる。
【0181】
(処理例5:顧客管理の例)
次に、処理例5として、顧客管理の例を、図44〜図45に基づいて説明する。ここでは、(5−1)新規客の状況管理の例と、(5−2)既入居者の状態管理の例とに分けて説明する。
【0182】
(5−1)新規客の状況管理例
図44は、管理サイトの新規客の状況管理の例を示す。この状況管理では、新規客の履歴より、学習の段階、口こみの段階、折衝の段階、契約済みの段階、計画中止等の状態に応じて、新規客のデータ改廃を検討可能である。また、口こみの入り口で付与されるポイント管理により、ひやかし客の排除をする管理を行う。
【0183】
図44は、前述した図35と同じ管理サイト21のホームページを示すものであり、ここではポイントの付与に関する演算処理について説明する。口こみの段階の入り口で、新規客に対して無償で100ポイントを付与する。その後、持ち点100ポイントから、1回の質問毎に5ポイントを減算していく。その減算結果を残ポイントとして表示する。
【0184】
例えば、2回分のメール(質問)に相当する使用ポイントとして10ポイント(=5×2回)が減算され、さらに、間取り依頼の使用ポイント50ポイントが減算されると、残ポイントは40ポイント(=100−(10+50))として表示される。
【0185】
以上説明したように、ポイントの減算により利用回数を制限することにより新規客の利用状況を管理できるので、真剣に住宅の購入を考えていないひやかし客を排除し、顧客(既入居者)や住宅メーカ50の無駄な労力の低減を図ることができる。
【0186】
(5−2)顧客(既入居者)の状態管理の例
図45は、顧客(既入居者)の状態管理の例を示す。この状態管理では、既入居者の新規客への体験情報の提供による本サイトへの貢献度を管理し、謝礼金の支払いデータを作成する。また、本サイトに貢献度の少ない顧客を、一定の基準に従って自動的に検出する。
【0187】
図45は、管理サイト21のホームページ(ページ改廃審査)を示す。なお、図中、Aの項目は、ホームページから取得した情報であり、Bの項目は既存チャネルから取得した情報である。また、「h」は、「c」の交信回数と、「d」の2週間以上の返信件数とにより、ページ改廃候補を検出する。
【0188】
ページ改廃の条件としては、例えば、半年間の質問数が数件以下、2週間以内に回答しない質問が半年で数件以上あるような場合は改廃する、というものである。
【0189】
謝礼の条件としては、例えば、ホームページ掲載時、質問の返答時、既存チャネルへの引継ぎ時(営業担当有り無しで区別)、営業担当者引継ぎ客の契約時にに謝礼金を支払う、というものである。
【0190】
以上説明したように、既入居者の状態管理により、以下のような利点がある。
【0191】
1)貢献度によって顧客(既入居者)の入れ換えを決定することができる。
【0192】
2)既入居者の謝礼金支払い管理業務の負担軽減を図ることができる。
【0193】
[第2の例]
次に、本発明の第2の実施の形態を、図46に基づいて説明する。なお、前述した第1の例と同一部分についてはその説明を省略し、同一符号を付す。
【0194】
図46は、本発明に係る情報管理システムの構成例を示す。
【0195】
本例では、前述した第1の例と同様に、住宅建築に係る住宅情報管理システム1について説明する。
【0196】
本システム1は、サーバを1個とし、複数の住宅メーカ50を有する場合の例である。すなわち、本システム1は、住宅情報の提供および管理を行う管理サーバ20と、住宅建築を計画する新規客側の端末30と、顧客側の端末40とに大別される。
【0197】
管理サーバ20は、前述した図2および図3の両方の構成を有する。この管理サーバ20には、複数の住宅メーカ50(住宅メーカA〜D)が、ネットワーク64を介して接続されている。各住宅メーカ50は、営業所51(営業所A1〜A3,B1〜B3,C1〜C3,D1〜D3)を有している。各営業所51には、新規客や顧客に対して営業を担当する営業マン52が配属されている。
【0198】
このように構成された本システムの動作は、前述した第1の例と同様であり、その説明は省略する。住宅メーカの指名(指定)やバッティングチェックも可能である。なお、本例では、1個のサーバとしたが、2個以上のサーバとし、各サーバに前述した図2又は図3の構成を適宜分散させて構成してもよい。
【0199】
<まとめ>
以上の各例から、本システムの利点をまとめると、以下のようなる。
【0200】
1)システムを構築し、住宅情報の検索や、既入居者(所有者)に対する直接の質疑応答を自由に行えるので、新規客(利用者)が、自分に近いライフスタイルや敷地環境をもつ既入居者から、容易に実例の建物情報、口こみ情報を入手することができる。その結果、実例の建物情報、口こみ情報を、従来は偶然に住宅建設した親戚・同僚など2〜3名から得るのがせいぜいであったが、数十名〜100名程度の実例の建物情報、口こみ情報を容易にかつ迅速に収集することができ、これにより、新規客の既入居者からの情報収集効率を飛躍的に高めることができる。
【0201】
2)住宅メーカ50の営業担当者の営業行為に代わり、既入居者がホームページ上の実例の建物情報および口こみ情報を通じて新規客と直接対話して営業行為を代行するようにしたので、既入居者が住宅検討に直接役立つ評価データを新規客に公開して信頼を得ると同時に、その代行行為に対する報奨金を獲得することができる。また、これに伴い、住宅メーカ50は、モデルハウスに要するコストを削減することができ、これにより、住宅メーカの集客コストを大幅に削減でき、ひいては販売価格を削減することができる。
【0202】
3)新規客が、既入居者からの口こみ情報(評価)に基づいて、優秀な営業担当者を選択するようにしたので、営業担当の出来不出来による消費者および住宅メーカ50の検討機会の損失や、営業担当者と新規客の相性の悪さによる検討機会の損失を削減することができ、ひいては、営業担当者の自然淘汰も行われ、全体の人材のレベルアップにつながる。
【0203】
4)最初から既存チャネルへの顧客引継ぎを前提とした住宅請負建築のシステムを構築し、冷やかし客を選別排除するためのポイント制度、アクセス数の多い顧客の営業担当への優先引継ぎ制度(バッティングチェック)、顧客への成約に対する報酬制度を有しているので、新規客や顧客のみならず、住宅メーカ50やサーバ管理者にとっても利用価値が高く魅力あるシステムを得ることができる。
【0204】
5)クリック&モルタル(従来の営業手法とeビジネスとの共存共栄を図ること)を実行できるので、従来の非インターネット利用者とインターネット利用者との顧客管理の一元化(営業担当者をどのように客につけるか)を図り、また、どこまでをインターネットで行ってどこからを既存の営業手法に合流させるかを選択することができる。
【0205】
6)運営の継続性を保つことができるので、実例所有者がインターネット利用者の満足のいく対応サービスを継続して実行でき、また、冷やかしインターネット利用者の撃退を図ることができ、さらに、インターネット利用者の利用しやすい実例の準備(検索しやすさ、コンテンツの作りやすさ)を効率良く行うことができる。
【0206】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、端末側の利用者および所有者が、コンテンツの提供および管理を行うサーバとの間で情報のやりとりを行うシステムにおいて、利用者を登録し、実例データを利用者に提示して質問を受付け、所有者からの回答を利用者に回答し、回答に応じた所有者に対しては貢献度を算出して報酬を付与し、利用者を見込み客と照合し、利用者の交信履歴を用いて営業担当候補を調査し、利用者が所望の営業担当者を指名し、照合結果に応じて営業担当者に優先順位を付与し、優先順位に従って営業担当者を決定するようにしたので、例えば、本システムを住宅建築に適用した場合、住宅建築計画者(利用者)が住宅検討の初期段階のきわめて短期間のうちに、既入居者(所有者)から建築情報や口こみ情報を収集して検討事項を自己学習することが可能となり、従来のようなモデルハウスの展示やバスツアー等による見学イベントを開催する必要がなくなり、これにより、利用者と、その利用者が購入しようとする購入物を既に購入している所有者と、その購入物のコンテンツを提供するサーバ提供者とのいずれにとっても、満足のいく電子商取引システムを開発することができ、ひいては、集客コストを低減させ、大幅なコストダウンを図ることができる。
【0207】
また、本発明によれば、端末側の利用者が営業担当者を指名した場合、営業担当候補者の調査結果に応じて優先順位を付して最適な営業担当者を決定するシステムを構築したので、営業担当者の引継ぎを短期間のうちにスムーズに行えると共に、営業担当者との相性の悪さによる検討機会の損失の削減を図ることができ、ひいては、契約交渉成立の割合を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である、情報管理システムの全体構成の概略を示すブロック図である。
【図2】コンテンツサーバの構成を示すブロック図である。
【図3】管理サーバの構成を示すブロック図である。
【図4】本システムの全体的な流れを示すフローチャートである。
【図5】コンテンツのコンポーネント化を説明するブロック図である。
【図6】レイアウトパターン1を示す説明図である。
【図7】間取りファイルを示す説明図である。
【図8】外観パースファイルを示す説明図である。
【図9】内観パースファイルを示す説明図である。
【図10】顧客コメントファイルを示す説明図である。
【図11】ゾーニングファイルを示す説明図である。
【図12】建物属性ファイルを示す説明図である。
【図13】レイアウトパターン2を示す説明図である。
【図14】バリアフリー実例ファイルを示す説明図である。
【図15】間取りファイルを示す説明図である。
【図16】建物属性ファイルを示す説明図である。
【図17】入居者コメントファイルを示す説明図である。
【図18】設備仕様ファイルを示す説明図である。
【図19】レイアウトパターン3を示す説明図である。
【図20】内観写真ファイルを示す説明図である。
【図21】空間有効利用実例ファイルを示す説明図である。
【図22】間取りファイルを示す説明図である。
【図23】営業担当者コメントファイルを示す説明図である。
【図24】CADデータから間取りファイルへの自動生成を示す説明図である。
【図25】CADデータから外装パースファイルへの自動生成を示す説明図である。
【図26】CADデータから仕様書ファイルへの自動生成を示す説明図である。
【図27】CADデータから見積ファイルへの自動生成を示す説明図である。
【図28】実例宅検索用の新規客サイト画面を示す説明図である。
【図29】顧客(既入居者)の個人ページである顧客サイト画面を示す説明図である。
【図30】新規客の個人ページである新規客サイト画面を示す説明図である。
【図31】新規客の個人ページである新規客サイト画面を示す説明図である。
【図32】バッティングチェック処理を示すフローチャートである。
【図33】ケース1〜3に共通な新規客サイト画面を示す説明図である。
【図34】ケース1における間取り作成依頼時の新規客サイト画面を示す説明図である。
【図35】ケース1における間取り作成依頼時の管理サイト画面を示す説明図である。
【図36】ケース2における間取り作成依頼時の新規客サイト画面を示す説明図である。
【図37】ケース2における間取り作成依頼時の管理サイト画面を示す説明図である。
【図38】ケース3における間取り作成依頼時の新規客サイト画面を示す説明図である。
【図39】ケース3における間取り作成依頼時の管理サイト画面を示す説明図である。
【図40】間取りファイルによる要望伝達の例を示す説明図である。
【図41】外観パースファイルによる要望伝達の例を示す説明図である。
【図42】仕様書ファイルによる要望伝達の例を示す説明図である。
【図43】見積ファイルによる要望伝達の例を示す説明図である。
【図44】新規客の状況管理を説明する管理サイト画面を示す説明図である。
【図45】顧客(既入居者)の状況管理を説明する管理サイト画面を示す説明図である。
【図46】本発明の第2の実施の形態である、情報管理システムの全体構成の概略を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 住宅提供管理システム
2 サーバ
10 コンテンツサーバ
11 新規客サイト
12 住宅メーカサイト
13 顧客サイト
20 管理サーバ
21 管理サイト
30,40 端末
50 住宅メーカ
51 営業所
52 営業担当者
60〜64 インターネット
100 利用者登録部
101 実例データ抽出部
102 質問・回答部
103 設計見積り依頼部
104 営業担当者氏名部
150 利用者保存部
160 情報処理部
161 入出力部
162 表示部
163 記憶部
200 実例データ生成部
201 交信履歴管理部
202 利用者点数算出部
203 利用者選別部
204 所有者貢献度算出部
205 所有者報酬料決定部
206 調査部
207 利用者照合部
208 営業担当候補者抽出部
209 営業担当者優先順位付与部
210 営業担当者決定部
211 報酬料提示部
212 交信履歴保存部
250 実例データ保存部
251 見込み客保存部
252 所有者保存部
253 関連メーカ保存部
260 情報処理部
261 入出力部
262 表示部
263 記憶部
350 平面・設備情報群
351 間取りファイルジェネレータ
352 間取りファイル
360 外観パース情報群
361 外観パースファイルジェネレータ
362 外観パースファイル
370 設備・仕様情報群
371 設備・仕様ファイルジェネレータ
372 設備・仕様ファイル
380 見積り情報群
381 見積りファイルジェネレータ
382 見積りファイル
DB1〜DB4 データベース
DB10 データベース

Claims (7)

  1. 端末装置を使って、購入物の購入を希望する利用者と、前記購入物を既に所有する所有者とが、管理サーバを通じて、情報のやりとりを行うための情報管理システムであって、
    前記管理サーバは、
    前記利用者データを登録する利用者登録手段と、
    前記購入物の実例データ、所有者データ、担当業者を含むメーカデータまたは見込み客データを有するデータベースと、
    前記データベースに記録された購入物の実例データを検索し、所望とする実例データを抽出する実例データ抽出手段と、
    前記抽出した実例データを前記端末装置に提示する提示手段と、
    前記購入物の実例データの情報交換データを含み、前記端末装置を使って、前記利用者と前記実例データの所有者とが交信した情報である交信履歴データを実例データの前記利用者または前記所有者に関する情報として管理する交信履歴データ管理手段と、
    前記交信履歴データから前記利用者が交信した実例データの担当業者データを調査し、利用者を担当する担当業者を決定するための候補となる担当業者データを選択する調査手段と、
    ここで、該調査手段は、
    前記利用者データが前記データベースに見込み客データとして既に登録されているか否かを照合する手段と、
    前記交信履歴データを参照して、前記利用者が交信した前記購入物の実例データの担当業者データを抽出する手段と、
    前記照合した見込み客データの担当業者データまたは前記抽出した実例データの担当業者について担当業者を決定するための優先順位を付与する手段と
    を具えたことを特徴とする情報管理システム。
  2. 前記購入物の実例データの情報交換データは、実例データを参照する利用者の端末装置からの質問を受付け、該質問を前記所有者の端末装置に提示し、該質問に対する回答を前記利用者の端末装置に返送する情報交換手段をさらに具えたことを特徴とする請求項1記載の情報管理システム。
  3. 前記交信履歴データ管理手段の交信履歴データを参照して、前記端末装置を使って前記所有者が交信を交わした前記利用者に対する貢献度を算出する貢献度算出手段をさらに具えたことを特徴とする請求項1又は2記載の情報管理システム。
  4. 前記貢献度算出手段によって算出した貢献度に応じて、前記所有者に付与するための報酬料を決定する報酬料決定手段と、
    前記決定された報酬料を前記端末装置に提示する報酬料提示手段と
    をさらに具えたことを特徴とする請求項3記載の情報管理システム。
  5. 前記購入物は、住宅を含む不動産であり、
    前記所有者には、既入居者を含むことを特徴とする請求項4記載の情報管理システム。
  6. 端末装置を使って購入物の購入を希望する利用者と、前記購入物を既に所有する所有者とが、管理サーバを通じて、情報のやりとりを行うための情報管理方法であって、
    前記購入物の実例データ、所有者データ、担当業者を含むメーカデータまたは見込み客データを取得することができる前記管理サーバが、
    前記利用者データを登録するステップと、
    購入物の実例データを検索し、所望とする実例データを抽出するステップと、
    前記抽出した実例データを前記端末装置に提示するステップと、
    前記購入物の実例データの情報交換を含み、前記端末装置を使って前記利用者と前記実例データの所有者とが交信した情報である交信履歴データを実例データの前記利用者または前記所有者に関する情報として管理するステップと、
    前記交信履歴データから前記利用者が交信した実例データの担当業者データを調査し、利用者を担当する担当業者を決定するための候補となる担当業者データを選択するステップと、
    ここで、該調査するステップは、
    前記利用者データが前記見込み客データとして既に登録されているか否かを照合するステップと、
    前記交信履歴データを参照して、前記利用者が交信した前記購入物の実例データの担当業者データを抽出するステップと、
    前記照合した見込み客データの担当業者データまたは抽出した実例データの担当業者データについて担当業者を決定するための優先順位を付与するステップと
    を実行することを特徴とする情報管理方法。
  7. 前記購入物は、住宅を含む不動産であり、
    前記所有者には、既入居者を含むことを特徴とする請求項6記載の情報管理方法。
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