JP4570952B2 - 高速情報処理装置、高速情報処理方法及びそのプログラム - Google Patents

高速情報処理装置、高速情報処理方法及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理資源の協調等の情報処理に関し、大陸間等の遠隔地に分散して存在するCAD(Computer Aided Design )データ等、各種の情報処理資源をモデル化、体系化による情報処理資源の連携及び協調等の情報処理に用いられる高速情報処理装置、高速情報処理方法及びそのプログラムに関する。
より詳細に述べれば、本発明は、増大する大規模マシンセンター等での高速集中処理や、複数の遠隔拠点に分散したサーバ・クライアント等との広域並列連携処理や、斯かる処理における多数の拠点に分散した巨大なデータを自己のローカルマシンのデータ処理と同等操作で連携運用を可能とする複数拠点同時高速転送や、拠点間アプリケーション連携/並列動作管理定義及びそれを制御する一連の仕組みであり、これらをハイパーフレームワークとしたビジネスモデルに関するものであって、さらに言及すれば、同環境におけるサーバサイド会話処理、例えば、アプリケーションをセンター側に置き、遠隔地のクライアント側で会話処理を行うASP(Application Service Provider)方式等における応答レスポンスの高速化のための三次元座標情報や、マウスイベントを高速に処理サーバに伝達する仕組みに関するものである。
製品開発の重要性は高性能な装置をより早く市場に出すことであって、斯かる製品開発にはバーチャルファクトリー的な大規模かつ高性能な処理環境の構築が要請されている。この処理環境の構築には、例えば、製品の仮想的な開発、その製品の高速シミュレーション、設計の早期段階での評価を成し得るCAD、CAE(Computer Aided Engineering)、CAM(Computer Aided Manufacturing)等が必要である。
製品開発の環境構築には、時期的、場所的、規模的な制約を受けることなく、多様なアプリケーションの高速化処理が可能なサービスの提供として例えば、ASP環境の構築が必要である。各地に分散する情報処理資源の高性能処理環境の構築には、連携処理や、遠隔地との会話処理でも、ローカル運用と同じ操作・感覚で利用可能なコラボレーション環境の実現が不可欠であり、斯かる環境の実現は製品開発分野を越えて広く、製品の開発から廃棄までを守備範囲とするPLM(Product life cycle management )分野での利用が進み、地球環境の維持への展開も期待される。
従来のローカルネットワーク内に散在する処理資源運用について、図1を参照して説明する。図1は、従来のローカルネットワーク内に散在する処理資源運用の概要を示している。
従来、ローカルネットワークを構成する多数の拠点である情報処理センターA、B、C・・・Xがネットワーク2を介在して接続されている。各情報処理センターA、B、C・・・Xにはそれぞれ多数の処理資源が存在しており、情報処理センターAには複数の情報処理資源として例えば、資源aa、ab、ac等が存在している。そして、情報処理センターA内に散在する例えば、資源aa、ab、acをクライアント4が運用しようとすれば、その運用には標準のアクセスメソッドが使用され、近傍での利用、即ち、各情報処理セターA、B、C・・・X内での情報資源の使用であれば、データ転送の速度、資源の操作性、レスポンスに問題はない。
そして、情報処理センター間の情報資源の利用に関し、ASPでの運用操作手順を図2を参照して説明する。図2は、情報処理センター間の処理運用を示している。
従来のASP環境では、ユーザ側の情報処理センターAには情報処理を実行するためのコンピュータ6及びファイル(ua)8が存在し、情報処理センターBには対向する情報処理装置としてコンピュータ10及びファイル(ub)12が存在し、既述の通り、これら情報処理センターA、Bはネットワーク2で接続されている。そこで、情報処理センターAではASPサーバ処理14が実行され、このASPサーバ処理14には、ツール選択及びWeb(World Wide Web)変換の処理16、この処理16にはファイルシステム18、CADツール201、202等が含まれる。また、情報の転送処理には、各種のFTP(File Transfer Protocol)等の処理22が含まれ、その処理には複数の作業ファイル241、242が必要である。
そこで、このASP環境について、運用操作手順は次の通りである。手順(1) 〜(3) は、図2に示し、対応関係を明らかにしている。
(1) 複数の情報処理センターの必要なファイル送信作業
このファイル送信作業には例えば、ファイル選択、圧縮、転送、解凍等が含まれる。
(2) 必要なCADツール等の選択、ツール立上げ、ファイル指定による運用開始
(3) CAD処理後、結果ファイルの受信、更新を経て終了
結果ファイルの受信にはファイル選択、圧縮、転送、解凍等が含まれ、更新には版数管理等が含まれる。
そして、インターネットを用いた協調設計の方法には、時間や場所の制約を受けず最新のカタログデータを相談者と対応者との両者が閲覧、選択でき、リアルタイムで設計図面の作成が可能なシステム(特許文献1参照)が提案され、また、業務用ファイルのウェブ上で同時提供の総合通信システムとして遠隔地にある二者間でCAD図面等に基づく議論を可能とするシステム(特許文献2参照)が提案されている。また、情報資源の協調化としては、分散配置されたデータを共通データベースに集中管理するシステム(特許文献3参照)も提案されている。
特開2001−195438 特開2002−140277 特開2002−269330
ところで、処理規模の拡大や、それに伴う高速化の要望や、地球規模で資源を利用しようとすれば、より高速で大規模な連携が必要となり、従来のアクセス方法では、同時に複数の情報処理センターへの高速転送ができないし、距離的な問題や転送帯域の制限から現実的な資源運用が困難となる。従来のアクセス方法(図1)では、情報処理センターA、B、C・・・X毎にクローズされている資源aa、ab等の情報処理センター間の連携は1対1であり、しかも、小規模なデータ転送程度しか期待することができない。また、情報処理センター間の大規模な処理を連携させる場合には、繰り返し頻繁な転送処理が必要であり、そのため、時間的ロスだけでなく、前処理、後処理、転送操作等の頻繁な処理を必要とし、実際の運用が困難であった。しかも、各情報処理センター毎に個別に処理することは効率的でない。
大規模なCAD等、エンジニアリング系のアプリケーションをセンターで集中処理する場合には、クライアント側の入力データを予めサーバに転送し、それを受けたサーバ側で高速処理を行い、 処理完了後、再びクライアント側に戻している。このような集中処理は、処理前後に多様で大規模なファイル転送作業を繰り返し行い、膨大な処理時間を必要とする等、運用効率が悪い。また、処理結果の表示についてもインターネット等を介した大陸間等、長距離間の会話処理等では、転送時間ロスが大きく、レスポンスの高速化は望めないものであった。
このような課題について、既述の特許文献1〜3を参照しても、その開示やその示唆はなく、その課題解決についての開示や示唆もない。
そこで、本発明は、各地に分散する情報処理資源の協調等の情報処理に関し、分散して存在する情報処理資源の連携を容易にし、情報処理の利便性を高めることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の高速情報処理装置は、各地に分散されて存在する複
数の情報処理資源とネットワークで接続される高速情報処理装置であって、前記情報処理
資源が有するDLL(Dynamic Link Library)をUDP(User Datagram Protocol) 処理
により置き換えてリモートアクセスドライバへの組込みを可能するとともに、前記情報処
理資源が持つ属性により複数の情報処理資源を定義付けしてモデル化することによりモデ
ル化情報処理資源に変換して、各モデル化情報処理資源間に連携関係を付与する変換処理
部を備え、前記定義付けは、前記情報処理資源の基本構成のモデル化、該モデル化された
前記基本構成のグループ化、その階層化又は並列化の何れか、又はこれらの2以上を含む
とともに、モデル化された前記情報処理資源の処理動作定義を含み、前記モデル化情報処
理資源は、ネットワーク環境に応じて算出される同時転送範囲又は転送順序に従い、他の
前記モデル化情報処理資源と同時に並列して他の情報処理装置に転送可能である構成であ
る。
斯かる構成によれば、情報処理資源がその属性に基づいて定義付けされてモデル化され、各情報処理資源の統一化が図られる。同時に、モデル化情報処理資源は連携関係が付与され、連携関係によって情報処理資源をチェーン化することができ、その利用性が高められる。
上記目的を達成するためには、本発明の高速情報処理装置において、関連する前記情報処理資源の処理状況をビジュアル化して表示する表示部を備えた構成としてもよい。このような表示部によってモデル化された関連する情報処理資源がビジュアルに表示され、各種定義の容易化が図られる。
上記目的を達成するためには、本発明の高速情報処理装置において、前記処理動作定義は、処理動作の条件及び振舞いを含む構成としてもよい。このような定義概念によって、情報処理資源の属性が定義付けされると、既述したように、斯かる定義付けによって整理された情報処理資源は、その参照や活用が容易になる。
上記目的を達成するためには、本発明の高速情報処理装置において、前記モデル化情報処理資源を他の情報処理装置に転送する転送部を備える構成としてもよい。斯かる構成とすれば、情報処理資源を転送部により転送でき、情報処理資源の転送が高速化される。
上記目的を達成するため、本発明の高速情報処理方法は、各地に分散されて存在する複
数の情報処理資源とネットワークで接続される高速情報処理装置に実行させる高速情報処
理方法であって、前記情報処理資源が有するDLL(Dynamic Link Library)をUDP(
User Datagram Protocol) 処理により置き換えてリモートアクセスドライバへの組込みを
可能するとともに、前記情報処理資源が持つ属性により複数の情報処理資源を定義付けし
てモデル化することによりモデル化情報処理資源に変換するモデル化処理と、各モデル化
情報処理資源間に連携関係を付与する連携関係付け処理と、前記モデル化情報処理資源を
、ネットワーク環境に応じて算出される同時転送範囲又は転送順序に従い、他の前記モデ
ル化情報処理資源と同時に並列して他の情報処理装置に転送する転送処理とを含み、前記
定義付けは、前記情報処理資源の基本構成のモデル化、該モデル化された前記基本構成の
グループ化、その階層化又は並列化の何れか、又はこれらの2以上を含むとともに、モデ
ル化された前記情報処理資源の処理動作定義を含む構成である。
上記目的を達成するためには、本発明の高速情報処理方法において、前記高速情報処理装置に実行させる高速情報処理方法は、関連する前記情報処理資源の処理状況をビジュアル化して表示情報に変換する処理を含む構成としてもよい。
上記目的を達成するためには、本発明の高速情報処理方法において、前記処理動作定義は、処理動作の条件及び振舞いを含む構成としてもよい。
上記目的を達成するためには、本発明の高速情報処理方法において、前記高速情報処理装置に実行させる高速情報処理方法は、前記モデル化情報処理資源を他の情報処理装置に転送する転送処理を含む構成としてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の高速情報処理プログラムは、各地に分散されて存在
する複数の情報処理資源とネットワークで接続されるコンピュータに実行させる高速情報
処理プログラムであって、前記情報処理資源が有するDLL(Dynamic Link Library)を
UDP(User Datagram Protocol) 処理により置き換えてリモートアクセスドライバへの
組込みを可能するとともに、前記情報処理資源が持つ属性により複数の情報処理資源を定
義付けしてモデル化することによりモデル化情報処理資源に変換するモデル化ステップと
、各モデル化情報処理資源間に連携関係を付与する連携関係付けステップとを含み、前記
定義付けは、前記情報処理資源の基本構成のモデル化、該モデル化された前記基本構成の
グループ化、その階層化又は並列化の何れか、又はこれらの2以上を含むとともに、モデ
ル化された前記情報処理資源の処理動作定義を含む構成である。
上記目的を達成するためには、本発明の高速情報処理プログラムにおいて、前記定義付けには、前記情報処理資源の基本構成のモデル化、モデル化された基本構成のグループ化、階層化又は並列化の何れか、又は2以上の処理を含む構成としてもよい。
以上の構成により、本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) 大陸間等、遠隔地に分散する各種の情報処理資源の協調等の情報処理を迅速に行うことができ、活用できる情報処理資源の拡大化とともに、その利便性の向上を図ることができる。
(2) 遠隔地間で情報処理資源の連携を図ることができ、情報処理資源の有効活用と運用効率を高めることができる。
第1の実施形態
本発明の第1の実施形態について、図3を参照して説明する。図3は、情報処理システムの概要を示す図である。
この情報処理システム30には、各地に分散する複数の情報処理資源の拠点として例えば、情報処理センター301、302、303、304、305、306が取り込まれ、ネットワーク32によって連携されている。このような連携を確立することにより、情報処理資源の共有、連携、協業が容易化され、その容易化を促進させる環境が確立される。
情報処理センター301には複数の情報処理資源として例えば、CPU資源331、332、333、ネットワーク資源361、362、ファイル資源381、382、383等が存在している。CPU資源331、332、333は、直接に情報処理を担当するハードウェア資源であって、MEM(Memory)401、402、403を備えている。即ち、各CPU資源331、332、333は、各地に分散されて存在する複数の情報処理資源をその属性により定義付けしてモデル化し、該モデル化で得られるモデル化情報処理資源に連携関係を付与する変換処理部を構成し、また、モデル化情報処理資源を他の情報処理装置に転送する転送部を構成している。ネットワーク資源361、362は、CPU資源331、332、333の間を連携させる資源であり、また、ファイル資源381、382、383は、情報を格納する資源であるとともに、資源としての情報である。この情報処理センター301には、クライアント34が連携され、情報の授受が行われる。また、情報処理センター302〜306にも同様の資源が存在している。
また、情報処理センター301、302、303、304、305、306において、資源aa411、資源bb412、資源cc413、資源dd414、資源ee415、資源ff416は、各情報処理センター301、302、303、304、305、306間を連携するファイル資源としてのハイパーフレームワーク(HFW)である。このHFWは、大規模(地球規模)に分散する情報処理センター301〜306の各資源411〜416をモデル化処理、ビジュアル化処理するとともに、そのモデルの動作定義を付与し、遠隔地の情報処理センター301、302、303、304、305、306間での資源共有、連携、協業の容易化とともに、その容易化を促進するコンセプトの総称及びその手法である。モデル化とは、情報処理資源の形式化である。そして、このHFWの処理を例示すれば、次の通りである。
(1) 情報処理資源(ハードウェア設備、ソフトウェアの各種ツール等、ネットワーク環境)のモデル化
(2) モデル定義された資源のビジュアル化
(3) 資源の動作定義と実施の動き(振舞い/結果等)
(4) 情報の連携、協業(コラボレーション)環境(高速通信インフラ)
次に、情報処理センター間の情報処理について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、情報処理センター間の情報処理の一例を示す図、図5はコンピュータの概要を示している。
この高速情報処理方法及びそのプログラムの一例として、ユーザである情報処理センター301には、ハードウェアとしてコンピュータ42及びファイル44が設置され、また、情報処理センター302には同様に、ハードウェアとしてコンピュータ46とともにファイル48が設置されている。コンピュータ42、46には例えば、図5に示すように、演算等の情報処理を実行するプロセッサ501、プログラムやデータを記憶する記憶装置502、データ入力に用いられる入力装置503、データ出力やデータ提示に用いられる出力装置504が備えられ、入力装置503としてキーボード505及びマウス506、出力装置504として情報を提示するための表示装置507、プリンタ508が設置されている。入力装置503は表示装置507と合体させた構成であってもよい。
そして、ASP(Application Service Provider)環境において、情報処理センター301、302間の情報処理を実行する場合、情報処理センター301のコンピュータ42ではASPサーバ処理50が実行される。このASPサーバ処理50には、従来のASP処理(図2)における必要ファイル送信処理や、CAD処理後の結果ファイル受信処理の付帯的作業の不要化、データ転送の高速化を図るための処理として、既述のHFW(ハイパーフレームワーク)52が設定されている。このHFW52は、既存の多様な処理資源に変更を加えることなく、高速遠隔連携を可能にする基本ライブラリ書換え型のアクセス変更を実現するためのプログラムであって、広域処理モデル定義及び動作連携を体系的に定義することにより、モデル化情報処理資源に変換し、処理制御の高速化を図るものである。このHFW52は例えば、GUI(Graphical user interface)による資源制御定義体であって、連携ファイル(入力/出力)定義(ローカル/外部)、起動ツール定義、ミラーリング(更新)定義、処理条件定義(資源制御)、関連ジョブ(JOB)条件定義、階層ジョブモデル定義等で構成される。起動ツール定義では、コンピュータシステムでプログラムを実行するための基本ソフトウェア(OS:Operations System )が選択される。このHFW52で自動的にDLL(Dynamic Link Library)への書換え処理54が実行される。このDLLは、ハードアクセスに近いOSが持つ機能である。このDLL等に書き換えられた情報は、予め設定された作業ファイル561、562に格納される。また、HFW52には、ツール群として例えば、CADツール581、582が付加されている。なお、上記関連ジョブ条件定義又は上記階層ジョブモデル定義において、ジョブはコンピュータで処理する作業単位である。
このようなASPサーバ処理50では、HFW52を開き、DLLをアクセスし、DLLに自動的に上書き処理を実行し、CADツール581、582等から所望のツールを選択し、必要なファイルを指定して運用する。この処理により、階層的連携処理モデルと利用資源定義が与えられる。
斯かる処理によれば、従来のASPサーバ処理(図2)における必要ファイル送信やCAD処理後の結果ファイル受信の付帯的作業の不要化、既存アクセス関数のアクセス先を変更でき、DLL等に置き換えが行われ、このDLLではUDP(User Datagram Protocol)処理を行うので、DLLに置き換えられたデータの転送速度を高速化できる。この結果、本来の作業であるツール選択、そのツール立上げによる運用操作のみで必要な処理が実行されるので、ローカル運用と同程度の操作で遠隔地にあるセンターサーバ運用が高速でしかも容易に行える。また、1つの拠点から複数の拠点に同時に情報を転送する機能(1対n拠点同時転送)や、ネットワークのモデル化定義により、並列連携/独立連携処理、階層処理概念により、遠隔地間での情報資源の汎用モデル化、大規模な連携動作及び規模拡大の容易化が図られる。後述の転送の並列化によりデータの転送速度をより高速化することができる。
次に、HFW(ハイパーフレームワーク)について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、HFWの構成概念及び情報処理センターの構成を示す図、図7は、その定義構造を示す図である。
HFW52は高速情報処理のためのプログラムであり、例えば、情報処理センター301、302、303・・・間を高速に連携させる高レベルの資源制御定義体である。このHFW52の機能には、従来のアプリケーションの変更を不要とする上書きDLL群と、それを汎用的に制御するための資源モデル定義体及びその資源モデルの動作定義体とが含まれる。この場合、情報処理センター301〜303はデータセンターを構成する。HFW52はクライアント34により制御される。図6に示す構成では、HFW52には、高速連携アクセスメソッド群62と、DLL群として、情報処理センター301、302・・・に対して上書きされるDLL661、662・・・が存在する。例えば、情報処理センター301はプロセス/タスク68、アプリケーション/システム70、ネットワーク/サーバ/ファイル72を含んでいる。
そして、HFW52の定義体構成は、図7に示すように、モデル定義74、動作定義76、GUI定義78等が含まれ、モデル定義74にはグループ化/階層化定義80、動作定義76には振る舞い/条件/遠隔連携/並列動作定義82、連携定義84が含まれ、連携定義84にはデータ転送高速化処理86、アップリンク高速化処理88等が含まれ、アップリンク高速化処理88にはイベント変化量検出処理90が含まれる。イベント変化量検出処理90には例えば、マウス移動による差分検出等が含まれる。
このようなHFWのDLL書換え処理について、図8を参照して説明する。図8は、リモートアクセスを示している。
ファイル92はアクセス関数階層を構成しており、例えば、ローカルアクセスドライバ94、DLLライブラリ96及びアプリケーション層98で構成される。このファイル92は、DLLライブラリ96を上書きしてファイル100に変換される。即ち、DLLライブラリ96は中継DLL102に置き換えられる。このファイル100は高速リモートアクセスドライバ104を組み込むようにリンクされる。高速リモートアクセスドライバ104は、より高速化可能なドライバ群等として例えば、UDP+で構成される。このUDPは、ネットワーク層のプロトコルであるIP(Internet Protocol )をそのままアプリケーションから使えるようにしたプロトコルであって、アプリケーションから渡されたデータに対してポート番号とチェックサムを付加しただけでIPパケットに載せて送信する。
このようにアプリケーションからアクセスされるDLLライブラリ96を中継DLL102に置き換えるので、既存アプリケーション層98に変更を加えることなく、高速リモートアクセスドライバ104の組込みが可能となり、リモートアクセスの高速化が図られる。
次に、高速化処理制御について、図9、図10、図11及び図12を参照して説明する。図9は、図7に示した機能概念を用いる高速処理制御を示す図、図10は、連携関係テーブル及び連携マトリクステーブルを示す図、図11及び図12は、処理時間と情報処理センターの多重度を示す図である。
既述のHFW52の定義体構成を機能概念に用いることにより、例えば、図9に示すように、遠距離の複数の情報処理センター301、302、303、304、305間で連携を可能にする連携動作を体系的に定義することにより、高速処理制御を可能にする連携形態として、巨大なジョブの処理が可能な巨大処理チェーン23が構成されている。各情報処理センター301〜305におけるジョブ(JOB)をa、b、c、d及びeとする。
図9に示す連携関係では、矢印はジョブ間の連携先を示しており、ジョブaはジョブb、c、dと連携し、ジョブbはジョブcと連携し、ジョブdはジョブeに連携し、ジョブeはジョブcに連携する関係を示している。このような巨大処理チェーン23は既述した連携動作を体系的に定義して高速処理制御を実現する概念であって、ジョブa、b、c、d、e等の多数のジョブ体系が構成されている。
そして、このようなジョブa、b、c、d、eの構成と処理順序を定義した連携関係テーブル(図10のA)を入力し、連携先のジョブ関連とリンクレベルを付加した連携マトリクステーブル(図10のB)を作成する。この場合、同時に逆リンクを付与して更新時の処理を早くすることも可能である。
連携関係テーブル(図10のA)において、左欄にはジョブ名としてジョブa〜eが表示され、右欄には連携ジョブ名として左欄のジョブ名に対応する連携先のジョブ名が表示されている。連携関係は図9に対応している。「END」は連携終了を表している。
また、連携マトリクステーブル(図10のB)において、連携先のリンクレベル数Nとして例えば、N=2、N=3、N=4が設定されており、矢印は連携方向を示している。また、「S」及び「*」は連携解除を示している。このようなリンクレベル数Nの設定により、その最大値から逆に処理順序が組み立てられる。この場合、リンクレベル数Nが重複するジョブは並列処理及び並列連携が可能であり、この並列連携により処理の高速化が図られる。
そして、例えば、情報処理センター301、302の処理及び処理時間は図11に示すように推移する。図11において、横軸は処理時間、縦軸はジョブの処理多重度を表し、矢印方向に処理が進行し、時間経過が生じる。この場合、ジョブaからジョブbには高速転送処理が実行され、ジョブbからジョブcに対して高速転送処理が実行される。この転送時のネットワーク環境を測定すれば、転送時間が算出される。
このような処理によれば、図12に示すように、ジョブ間の通信部分では二重点線で示す部分で時間短縮が図られることになり、その時間短縮は従来の処理に比較して約90%にも及び、特に、巨大ジョブを分割して多数の情報処理センター間で分散、連携、高速処理する場合等での頻繁な高速転送で効果が得られ、全体処理の高速化が図られる。
次に、各種の情報処理資源の処理制御について、図13、図14及び図15を参照して説明する。図13は情報処理資源の処理制御の概念を示す図、図14は遠隔ファイル間の処理制御の概念を示す図、図15は拠点分散設計における一例を示す図である。
多様な処理資源は連携可能な単位にモデル化される。即ち、遠隔連携処理のモデル定義では、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークの各処理資源の基本構成をモデル化し、そのモデルをグループ化、階層化、並列化して定義する。そして、連携動作では処理資源は体系的に定義してその構文解釈が行われ、テーブル展開して一連の処理体系がマッピングされてリンク付けが行われる。
この場合、複数の情報処理センター301、302・・・30Xが設置され、これら情報処理センター301〜30Xが連携され、情報処理センター301にはクライアント側定義に関する処理を実行するサーバ側の処理資源制御部106が設置され、このサーバ側処理資源制御部106では、付与された処理資源定義体108に構文解釈110が施され、センター間資源管理テーブルや上位遠隔資源連携コマンドの生成処理112が実行される。即ち、処理資源定義108に構文解釈110を施すことにより、全体の資源体系を階層化させ、情報処理センター301、302間、情報処理センター302・・・30X間に跨がる資源は、情報処理センター301、302間、情報処理センター30X、301間で参照可能、追加、削除等が容易な管理リンクテーブルを生成させてそのリンクテーブルで管理する。
この場合、資源定義体113はアプリケーション、ファイル、ネットワーク等の連携コマンドによって定義される。センター間資源定義テーブル114には例えば、センター間テーブルリンク、センター識別ID(IDentification)、階層レベル、資源属性、関係資源リンク、実行条件、下位レベル資源リンクが割り付けられる。資源定義体113及びテーブル114は互いにリンクしている。
また、このサーバ側処理資源制御部106では、付与された処理資源定義116に構文解釈118が施され、センター間資源定義テーブル114の下位レベル資源リンクに対応する下位遠隔連携コマンド120が生成される。処理制御定義116の解釈に基づき、起動コマンド122を生成させ、コマンド群に詳細処理定義をリンクさせる。
次に、処理資源制御部106の処理は、図14に示すように、処理資源定義108、構文解釈110、処理制御定義116、構文解釈118による処理112、120により、資源対応と処理条件起動付きコマンド、関連プログラム起動命令/実行条件等が高速処理によって生成される。即ち、この処理では資源定義と処理定義を解釈し、必要な入出力資源が既述されたプログラム起動コマンドが生成される。なお、高速処理空間123は、大規模に分散している高速処理センターを構成している。
処理条件制御124によるプログラム起動手順・処理条件に基づき、指定サーバ126にアドオンしてプログラムを起動し、高速処理が実行される。入力ファイル128と、遠隔地に存在する遠隔ファイル130とは既述のUDP処理等の高速転送132によりデータの授受が可能であるから、入力ファイル128には遠隔ファイル130から必要なデータが取り込まれる。取り込まれたデータは例えば、CAD134で実行され、出力ファイル136が生成される。なお、多重処理については、後述の図22に示す転送多重処理を表している。
このように処理資源制御部106が設けられ、処理資源とその処理動作(振舞い)の定義をし、その定義に基づいた処理による情報処理資源の高速転送と、その資源を入力とする処理動作とを連携させており、斯かる処理により遠距離レベルでの転送速度と資源の操作性が改善される。
そして、資源間は、既述の定義付けに基づいて対応付けが行われ、遠隔資源の場合には、高速転送処理プログラムを起動させる起動コマンドを生成させる。このような処理に対応した処理制御では、図15に示すように、データセンターA(例えば、情報処理センター301)におけるシステム総合試験データ開発のデータがVHDL(Very high speed integrated circuit Hardware Description Language)テストデータで構成されており、その下位概念であるシステムLSI(Large Scale Integration )開発処理が実行され、このシステムLSI開発処理には、ツール画面メニューとしてシステム設計、PCB(Print Circuit Board )設計、LSI設計等が含まれるとともに、センターU(例えば、情報処理センター302)での受信部開発{OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)ライブラリ}、センターV(例えば、情報処理センター303)での画像処理部開発{MPEG7(Multimedia Content Description Interface-7)ライブラリ}、センターW(例えば、情報処理センター304)での3D(three-dimensional )表示部開発(グラフィックライブラリ)が含まれる構成となる。即ち、センターU、V、Wに分散された部分設計がセンターAでシステム集約されて資源制御としての設計が行われる。
次に、モデル定義による連続的な処理について、図16、図17、図18及び図19を参照して説明する。図16は、情報処理資源と入出力条件とをモデル定義して行われる連続的な処理概念を示す図、図17は各資源毎の属性の定義例を示す図、図18は処理既述例を示す図、図19はグループ階層処理モデル定義による処理資源定義例を示す図である。図16において、図14に示す処理と同一部分には同一符号が付してある。
この協調処理では、遠隔連携処理の処理動作定義において、モデル化された処理資源である資源モデルに独立並列処理、連携並列処理等の処理方式、処理条件、動作振舞いを定義し、遠隔地の資源間の連携動作も可能にしている。即ち、処理条件定義125で各資源毎に属性が定義されることにより、入力ファイル128が作成され、この入力ファイル128が高速ネットワークファイル管理システム140に渡される。この高速ネットワークファイル管理システム140では既述のCAD134の処理Xとして例えば、CAD処理1が実行される。この実行にはCAD処理に必要なデータがライブラリ142から提供されるとともに、データベース144から制御データαが提供される。
このようなCAD処理1の処理データは中継ファイル146に置き換えられる。連続処理条件定義148では更に各資源毎に属性の定義が付され、高速ネットワークファイル管理システム150に渡される。この高速ネットワークファイル管理システム150では例えば、CAD処理2が実行される。この実行にはCAD処理に必要なデータがライブラリ152から提供されるとともに、データベース154から制御データβが提供される。そして、高速ネットワークファイル管理システム150から既述の出力ファイル136(図14)が作成される。
各資源毎の定義には、定義コマンド、定義名及び属性について、ファイル資源定義、処理資源定義、ミラーリングファイル定義、処理階層モデル定義によりボトムアップ処理等での利用資源定義、処理階層定義が含まれる。ファイル資源定義は例えば、FA=hftp: 12.34.56.78/ABC.FILE;(hftp=高速ファイル転送の意)、処理資源定義は例えば、CAD1=JOB123,CAD2=JOB987;、ミラーリングファイル定義は例えば、MIRF=C:\MIRROR.FILE;、処理階層定義は階層名として例えば、L1:CAD1、CAD2;のように定義される。
そして、処理動作定義では、既述の資源モデルに処理方式、条件、動作振る舞い(ビヘイビア)や、遠隔地間との資源連携、コラボレーション運用等の連携動作を定義する。この定義には、処理動作定義(資源制御)、処理条件指定等が含まれる。処理動作定義(資源制御)は例えば、:if / for / while / do ;、処理条件指定は例えば、:if(CAD1.STT>9)break ;のように定義される。処理条件指定として「CAD1.STT>9」では、CAD1の処理の完了コードが「9」以上なら、次の処理は中断される。
このような資源定義に基づき、処理ルールを指定することにより、複数遠隔拠点に分散するとともにファイルを共有する協調運用や遠隔拠点のファイルを使った連続連携処理が可能となる。この処理における定義としてファイル定義では例えば、fdef FA,FB,FC,FD,LX,LY;である。このような一連の定義を行うことにより遠隔地間等における連続した連携処理及びその制御が可能となる。
各資源毎の属性は図17に示すように定義される。この資源定義を基に処理ルール(図18)が指定され、分散したファイルを共有するコラボレーション運用や遠隔拠点のファイルを使った連続連携処理が可能となる。そして、図19に示すように、グループ階層処理モデル定義により、処理資源が定義される。この定義から明らかなように、処理資源として例えば、CADファイルCAD1、CAD2、CAD3、CAD4では、CAD1、CAD2は、グループ定義HL1でグループ化されており、そのグループ単位で処理可能である。グループ定義HL1、CAD3及びCAD4は、親子関係定義HL2に包含される。換言すれば、HL2はHL1に対して大グループ定義の関係にある。そのグループ内では、グループ定義HL1、CAD3及びCAD4は同レベルである。また、このような親子関係定義HL2はグループ定義HL1に対して上位であり、グループ定義HL1は親子関係定義HL2の下位の関係にあるから、両者間では階層化されていることになる。このようなグループ定義HL1や親子関係定義HL2に包摂されないものは、互いに独立して並列化可能となる。
このような定義の付与は、情報処理資源間の相関関係を見い出し、独立して処理可能なものは並列処理の分類や機能分類の契機となる。特に、クラスタCPU(Central Processing Unit )を用いた処理では、資源の親子関係や時間的順序を示す優先性が必要な処理に対し、予めシーケンス処理のグループとして関連ジョブを組み立てることができる。このような処理は、遠隔地に点在する情報処理資源の連携とデータ連携の効率化に寄与することになり、極めて重要である。
次に、関連する情報処理資源の定義の容易化について、図20を参照して説明する。図20は関連する資源表示の表示内容を示す図である。
先にモデル化された関連する情報処理資源をビジュアルに表示し、その表示による各種定義の容易化を図っている。この仕組みは、指定される情報として、各拠点の関連処理の対象となる資源情報であって、例えば、処理能力、ファイル、アプリケーション、ネットワーク等である。また、関連連携項目としては例えば、アプリケーション、データ対応等がある。
この表示例(図20)では、例えば、情報処理センター301、302、303、304、305、ネットワーク32A、32Bが表示され、情報処理センター301にはファイルua、情報処理センター302にはファイルub、情報処理センター303には資源管理メニュー156、158、作業ファイルLA、LBが表示されている。資源管理メニュー158は資源管理メニュー156の内部に表示されたツール1の展開表示である。この場合、ネットワーク32A、32Bは、単一のネットワーク32で構成されてもよい。
次に、複数データの並列転送について、図21、図22及び図23を参照して説明する。図21は転送処理概念を示す図、図22は複数データの並列転送する処理例を示す図、図23はクライアント側の複数データをサーバ側に並列転送する場合の処理の流れを示す図である。各図を通し同一部分には同一符号を付してある。
図21に示す処理では、クライアント側として例えば、情報処理センター301の複数データがネットワーク32を通してサーバ側として例えば、情報処理センター302に並列転送される。複数のデータとして転送ファイル166が設けられ、この例では転送ファイルF1、F2・・・Fnは、UDP168としてUDP+1、UDP+2・・・UDP+nに書き換えられる。
そして、サーバ側には、図22に示すように、複数のサーバとして例えば、情報処理センター302、303、304が存在しており、この処理例では、ファイルF1〜F3が情報処理センター302、ファイルFnが情報処理センター303、304に転送されている。情報処理センター302にはUDP170としてUDP+1、UDP+2、UDP+3が備えられ、転送されたファイルF1、F2、F3が生成される。同様に、情報処理センター303、304には、UDP170としてUDP+nが備えられ、転送されたファイルFnが生成される。
クライアントである情報処理センター301の前処理164では回線測定が実行される。この前処理164において、ネットワークコマンドによりトラフィックが測られる。次に、転送ファイルF1〜Fnの容量に対し、有効に使える回線速度の範囲を計算し、UDP処理により並列通信を行い、ファイル転送が行われることにより、連携サーバ間の通信が高速化される。
UDP処理は、既述したように、ネットワーク層のプロトコルであるIPプロトコルをほぼそのままアプリケーションから使えるようにしたプロトコルであって、アプリケーションから渡されたデータに対して、ポート番号とチェックサムを付加しただけで、それをそのままIPパケットに載せて、送信している。このため、UDPは、一方的に相手にデータを送るだけの機能を持つプロトコルであるから、プロトコルとしての処理が軽く、小さなサイズのパケットのやり取りでのアプリケーションにとっては、TOPのコネクションのオープンやクローズ、再送等の処理が行われないため、データ転送が高速化される。
また、このファイル転送の多重度は回線測定値より算出すればよい。この場合、同時に複数の情報処理センターへの1:n送信により情報処理センター間の連携が図られ、データ転送の高速化が図られる。これらの機能により、ネットワーク回線の状況とその利用形態に応じた最適なデータ参照及び転送が実現される。
そして、クライアント側の情報処理センター301の複数データをサーバ側の例えば、情報処理センター302〜304に並列転送する場合の処理において、図23の左欄には処理手順、その右欄には処理範囲及び時間が示されている。この処理では、第1に、予めネットワークコマンドによりネットワーク環境を測定する。第2に、回線速度を並列に転送可能な範囲と順序を算出する。第3及び第4に、UDP処理により並列且つ高速通信を行う。再度間隔を置いて、ネットワーク(nw)帯域を測定し同時転送可能な並列度と順序を算出する。そして、第5及び第6として、UDP処理により並列度を変更して通信を行う。以下、繰り返しにより処理が実行される。処理P1、P2は多重部分を示し、処理P1の多重数は2であり、処理P2の多重数は3である。そして、ネットワーク回線の状況に応じた最速のデータ参照及び転送が可能となる。
次に、クライアントからサーバへのマウスイベントの伝達処理について、図24、図25及び図26を参照して説明する。図24はマウスイベントのクライアント側及びサーバ側の処理を示す図、図25はクライアント側のマウスイベント処理の一例を示す図、図26はクライアント側の座標イベント変化を示す図である。
クライアント側として例えば、情報処理センター301のコンピュータ(図4の例えば、コンピュータ42)の表示装置507にはマウス座標イベント174が表示されており、このマウス座標イベント174はM1点からMn点に向かう複数のドット176で表示されている。このマウス座標イベント174のドット176がマウス506(図5)の移動座標位置を表すものとすれば、マウス506の移動は細かな座標データで表されている。
この座標データは、座標データ抽出処理178により抽出された後、UDP変換処理180を経てインターネット等のネットワーク32を通してサーバ側として例えば、情報処理センター302に転送される。この情報処理センター302のコンピュータ(図4の例えば、コンピュータ46)に展開されるソフトウェアであるCADツール182では、サーバ側仮想処理としてマウス座標イベント184が生成される。この場合、マウス506の座標データに現れる動きの遅い部分は座標データの間引きが行われ、M1点からMn点の間の座標点は例えば、M2及びM3の2点でMn点に到達させる。このため、マウス座標イベント184はマウス座標イベント174に比較し、処理時間の短縮化に寄与する。
このような座標データの間引きについて、図25を参照して説明すると、クライアント側の例えば、情報処理センター301で例えば、マウス506(図5)により三次元座標入力を行うと、そのマウス座標イベント174は表示装置507に三次元座標X、Y、Zにより表示される。
このマウス座標イベント174を表す座標データは、座標データ抽出処理178を経てデータの間引き処理を行うためのイベントフィルタ186を通し、データの間引き処理を行った後、UDP変換処理180を実行する。イベントフィルタ186は、時間当たりの変化量が多い座標データを抽出する。このようなイベントフィルタ186による処理は、動作開始から動作終了までの間のマウス座標イベント174に対し、遅い動作部分の座標データを間引く処理を行う。例えば、図26に示すように、横軸に時間、縦軸に時間変化量を取ってマウス座標イベント174を表示した座標変化モデルにおいて、このマウス座標イベント174では、動作開始点183から遅い動作部分185、早い動作部分188及び遅い動作部分190を経て動作終了点192に到達している。そこで、例えば、遅い動作部分185の近似線194を想定すると、この近似線194の傾きは、微分値であるdx・dy・dz/dで表されるので、傾きの少ない部分では、座標データが間引かれる。この例では、マウス座標イベント174が座標点n0、n1、n2、n3、n4、n5、n6、n7、n8、n9、n10で構成されており、遅い動作部分185では座標点n0〜n2、早い動作部分188では座標点n3〜n6、遅い動作部分190では座標点n7〜n10で構成されている。早い動作部分188の座標点n3〜n6は、時間当たりの座標点密度が高くなり、遅い動作部分185、190の座標点密度が低くなっている。
斯かる処理によれば、遠隔地とのASP環境での会話処理等、マン・マシン間の即応性が要求される処理では、アップリンクでのクライアントとして例えば、情報処理センター301側のマウス操作による座標データを高速化することが不可欠であるが、座標データを削減し、例えば、マウス座標変化が少ないときの途中の座標値を削減してUDP変換処理180で転送することにより、マウス座標イベント伝達の遅れによるレスポンス低下を軽減できる。この処理により大陸間のデータ転送に要する通信速度の低下を改善でき、例えば、動きのスムーズな動画を促進させることができる。
そして、一般の通信環境においては、アップリンク(クライアント→サーバ間)の通信帯域はダウンリンク(サーバ→クライアント間)より狭く、遅くなる。即ち、サーバ/クライアントシステムにおけるマンマシン会話処理等においては、アップリンク(クライアント→サーバ間)の通信容量は、ダウンリンク(サーバ→クライアント間)より小さいため、頻繁なマウスイベント等では遅延が大きくなるのに対し、図25に示す処理では、座標点密度を希薄化させることにより、情報処理センター301側のサーバである例えば、情報処理センター302側に対するマウスイベントの伝送の高速化が図られる。
また、マウス操作による連続した座標情報伝達は、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)通信では信頼性が高いものの、双方向確認通信処理の時間が加算され、これがクライアント側のマウスイベント情報の伝達を遅延させ、会話処理全体のレスポンスに影響を与える。これに対し、UDP変換処理180では、双方向確認通信処理がないため、この処理に起因する遅延時間を削減でき、処理時間の短縮が図られる。周知のように、UDPとTCPとを比較すると、接続形態については、UDPでは1:1又は1:nの何れでもよいのに対し、TCPでは1:1である。送受信の単位については、UDPではパケット、TCPではストリームである。事前のアプリケーション同士の接続動作(コネクションの確立)については、UDPでは不要であるのに対し、TCPでは必要である。また、処理の重さについて、UDPでは軽いのに対し、TCPでは重いという不都合がある。
そして、三次元マウス操作等による連続立体座標情報等の送信は、双方向確認通信のため、遅延が増加して長距離においてはクライアント側のイベント情報伝達が更に遅くなり、会話処理全体のレスポンスに影響するが、イベントフィルタ186を用いたことにより、時間あたりの変化量が多い座標データを抽出するので、サーバ側である例えば、情報処理センター302側への通信量を減らすことができる。また、このような座標データの間引きと相俟ってUDP方式の通信は更にレスポンス速度の向上に寄与することになる。
第2の実施形態
次に、本発明の第2の実施形態に関し、図27、図28、図29、図30、図31、図32及び図33を参照して説明する。図27は情報処理資源の情報処理方法及び処理プログラムを示すフローチャート、図28、図29、図30、図31、図32及び図33は各処理の表示画面を示す図である。
ネットワーク32(図3)を通じて遠隔地にあるASPセンター等にアクセスし、表示装置507(図5)の表示画面に例えば、開始メニュー表示196(図28)を展開し(ステップS1)、この開始メニュー表示196からツール選択表示197を展開し、このツール選択表示197から必要なツールを選択する(ステップS2)。 遠隔地の情報処理資源であるファイルを参照する場合には、ツール選択表示198に必要に応じてファイル資源定義200を入力する(ステップS3)。
次に、特定のOSで起動されるツールでは、このファイルを選択し(ステップS4)、 ツールを起動する(ステップS5)。即ち、図30の(A)及び(B)に示すように、ファイル選択表示202から特定のファイル204を選択し、そのファイル204を起動する。例えば、図31に示すように、このファイル204の起動画面206が表示される。
この処理例では、異なるOSで新たに遠隔地のネットワークファイルを処理している(ステップS6)。この処理は、図32に示すネットワーク指定画面208にネットワーク指定210を行うことにより、実行される。そして、図33に示すように、ツール起動表示212が展開されて特定のOSにおけるツール起動が実行され、ツールが起動される。この結果、遠隔地にある各種の情報処理資源を使用し、活用することができる。
第3の実施形態
次に、本発明の第3の実施形態に関し、図34を参照して説明する。図34は、本発明の一例としてのHFWの概要を示している。
既述した通り、本発明は主として遠隔地例えば、各大陸間に存在する情報処理資源の有効な使用、その活用を企図したものである。そこで、情報処理資源の点在と活用との具体化として、例えば、ヨーロッパの複数の拠点としてEUセンター220、アジアにASEANセンター222、日本にJPセンター224、USAにUSセンター226が設置されるものとする。この場合、EUセンター220には設計データが存在し、ASEANセンター222及びJPセンター224ではPLM運用が行われ、USセンター226では設計データライブラリが存在するものとする。このようなEUセンター220、ASEANセンター222、JPセンター224及びUSセンター226にはPLMセンター228が連携され、このPLMセンター228にはサーバ230におけるASPサーバ処理としてハイパーフレームワーク(HFW)232が設定され、このHFW232には例えば、電気/機械/解析CAD等のアプリケーション234が実行される。このアプリケーション234は市販のISVツール等、各種のOSで実行されるものとする。また、HFW232では、アプリケーション234の実行にEUセンター220の設計データやUSセンター226の設計データライブラリを用いたデータ変換処理が実行され、その結果、PLMデータ236が算出される。これら各センター220、222、224、226、228は既述の情報処理センター301、302、303、304、305に対応する。
斯かる構成において、大陸間に存在する情報処理資源の転送及びその利用は、各情報処理センターからの転送データ及びPLMデータ236を用いて集中的にASPサーバ処理(図3、図4、図6、図7、図8等)が実行され、遠隔地に点在する情報処理資源を活用でき、しかも、迅速なデータの転送処理が可能であることは、既述した通りである。
第4の実施形態
次に、本発明の第4の実施形態について、図35、図36及び図37を参照して説明する。図35は情報の高速転送処理を示す図、図36は量子化バイト変更例を示す図、図37は制御テーブル及び圧縮結果テーブルを示す図である。
この実施形態では、情報処理資源を定義して高速に転送するための手段として、ビット表現されている量子化単位を最適な可変バイト数にし、且つ、転送単位毎(転送バッファサイズ等)での変化量として表すことにより、その転送単位で(圧縮)処理全体の転送情報量を削減する手法をUDP転送方式の高速性に組み込んでいる。このような処理として可変量子化ビットによる高速転送によれば、転送情報量の削減とともに、情報転送の高速化を図ることができる。
ところで、情報処理システムの原点は、人間の視覚(又は聴覚)認識に結論付けるため、入力又は出力とも二次元平面に変換される。情報処理は、逐次処理を高速に行うのが基本であり、一次元的に順序付けられる必要があり、そのインターフェイスでは、相互の変換が絶えず行われる。そのディジタル信号は何段階の数値(量子化ビット)で表現されているが、実際の転送データは常に高精度を維持する構造のため、過剰なバイト表現がとられ、その結果、転送量も多くなる。また、データの連続同一性に着目してデータの前後の類似性を見た場合、画像のような視覚データでは変化量は少なく、全表現可能情報の数%程度となる。要するに90%程度は無駄な転送が行われている。
一般の情報処理システムは、4バイト(byte)〔例えば、32ビット(bit )を1ワードとする〕単位に処理されるが、これをバイト単位に見た場合、その前後の4バイト毎等のデータでは類似性が高い。また、ひとかたまりのデータ単位に見た場合、画像データ等においては、二次元(面)単位でデータの類似性が高くなる傾向がある。このようなデータの類似性を踏まえ、ワード毎のバイト単位でデータの類似性や、転送バッファサイズ単位、アプリケーション毎の面単位等を捉え、そのデータの類似部分を差分にして省略化することにより、情報量の軽減化を図り、情報の高速転送が可能になる。
そこで、この量子化単位を常に最適な可変バイトにし、且つ、転送単位毎のかたまり(転送バッファサイズ等)での変化量として表し、その単位で転送処理することにより、全体の転送情報量を削減する。
この実施形態では、図35に示すように、情報送信側を情報処理センター301、受信側を情報処理センター302とすれば、情報処理センター301では送信すべきデータ252に圧縮処理部254で圧縮処理を実行し、制御テーブル(CTLT)256及び圧縮結果テーブル(CNTT)258が作成される。この圧縮処理は既述の通りであり、CTLT256及びCNTT258は図37に示す通りである。CTLT256及びCNTT258はネットワーク32を通じて情報処理センター302に送信される。この転送はUDP転送である。
情報処理センター302では、受信したCTLT’257及びCNTT’259は復元処理部260による復元処理によりデータ253に復元されるとともに、CTLT’257及びCNTT’259が情報処理センター301側に転送される。情報処理センター301では、転送されたCTLT”263及びCNTT”265がデータ比較部262に加えられ、戻された圧縮テーブルで復元して比較される。その比較の結果が相違する等、両者に不整合が生じた場合には、その箇所を再送信する。従来のTCP通信等では、全データ照合が自動的に行われており、遠距離通信ではルータでの確認待ち等が発生し、データ処理の遅延が問題となっていたが、このような可変量子化バイトによる転送では、データ転送の高速化が図られる。
圧縮処理部254における圧縮処理では、図36の量子化バイト変更例に示すように、転送前の情報をバイト単位に表現する。この例では、ワード単位でバイト毎に見て、後方バイトが重複するバイト数を、図37の(A)に示すように、CTLT256に記録する。ここで、後方バイトが異なる場合は、そのまま残し、次のワードに進む。この結果、図37の(B)に示すCNTT258に記録した圧縮結果が得られる。この処理により転送単位(例えば、1024Byte)で、CTLT256と圧縮結果であるCNTT258を送ることによりデータの転送量が削減され、高速化が可能となる。
このような圧縮処理において、データの送信量及び圧縮率は次式で示す通りである。
送信量=制御テーブルサイズ(10B:2×5)+圧縮データサイズ(13B)
=23B ・・・(1)
圧縮率=1−23(送信)/32(元データ)=0.28=28% ・・・(2)
そして、送信側でのデータ圧縮及び高速転送、受信側でのデータ解凍が送信バッファ単位に一括して行えば、遠距離通信も含めた一体の処理体系が効率化され、遠距離コラボレーション−高速化の効果が得られることになる。
次に、以上述べた本発明の高速情報処理装置、高速情報処理方法及びそのプログラムの各実施形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
(付記1) 各地に分散されて存在する複数の情報処理資源をその属性により定義付けしてモデル化し、該モデル化で得られるモデル化情報処理資源に連携関係を付与する変換処理部を備えることを特徴とする高速情報処理装置。
(付記2) 前記定義付けには、前記情報処理資源の基本構成のモデル化、モデル化された基本構成のグループ化、階層化又は並列化の何れか、又は2以上を含む構成としたことを特徴とする付記1記載の高速情報処理装置。
(付記3) 前記定義付けには、モデル化された前記情報処理資源の処理動作定義を含み、この処理動作定義が処理動作の条件及び振舞いを含む構成としたことを特徴とする付記1記載の高速情報処理装置。
(付記4) 前記モデル化情報処理資源を他の情報処理装置に転送する転送部を備える構成としたことを特徴とする付記1記載の高速情報処理装置。
(付記5) 各地に分散されて存在する複数の情報処理資源をその属性により定義付けしてモデル化するモデル化処理と、
該モデル化で得られるモデル化情報処理資源に連携関係を付与する連携関係付け処理と、
を含む構成としたことを特徴とする高速情報処理方法。
(付記6) 前記定義付けには、前記情報処理資源の基本構成のモデル化、モデル化された基本構成のグループ化、階層化又は並列化の何れか、又は2以上の処理を含む構成としたことを特徴とする付記5記載の高速情報処理方法。
(付記7) 前記定義付けには、モデル化された前記情報処理資源の処理動作定義を含み、この処理動作定義が処理動作の条件及び振舞いを含む構成としたことを特徴とする付記5記載の高速情報処理方法。
(付記8) 前記モデル化情報処理資源を他の情報処理装置に転送する転送処理を含む構成としたことを特徴とする付記5記載の高速情報処理方法。
(付記9) コンピュータで処理するプログラムであって、
各地に分散されて存在する複数の情報処理資源をその属性により定義付けしてモデル化するモデル化ステップと、
該モデル化で得られるモデル化情報処理資源に連携関係を付与する連携関係付けステップと、
を含む構成としたことを特徴とする高速情報処理プログラム。
(付記10) 前記定義付けには、前記情報処理資源の基本構成のモデル化、モデル化された基本構成のグループ化、階層化又は並列化の何れか、又は2以上の処理を含む構成としたことを特徴とする付記9記載の高速情報処理プログラム。
(付記11) 前記定義付けには、モデル化された前記情報処理資源の処理動作定義を含み、この処理動作定義が処理動作の条件及び振舞いを含む構成としたことを特徴とする付記9記載の高速情報処理プログラム。
(付記12) 前記モデル化情報処理資源を他の情報処理装置に転送する転送ステップを含む構成としたことを特徴とする付記9記載の高速情報処理プログラム。
(付記13) 前記情報処理資源のビット表現されている量子化単位を最適な可変バイト数にし、且つ、転送単位毎での変化量として表し、その単位で処理全体の転送情報量を削減して転送する転送部を備えたことを特徴とする付記1記載の高速情報処理装置。
(付記14) 前記情報処理資源のビット表現されている量子化単位を最適な可変バイト数にし、且つ、転送単位毎での変化量として表し、その単位で処理全体の転送情報量を削減して転送する処理を含む構成としたことを特徴とする付記5記載の高速情報処理方法。
(付記15) 関連する前記情報処理資源の処理状況をビジュアル化して表示する表示部を備えたことを特徴とする付記1記載の高速情報処理装置。
(付記16) 関連する前記情報処理資源の処理状況をビジュアル化して表示情報に変換する処理を含む構成としたことを特徴とする付記5記載の高速情報処理方法。
(付記17) 前記情報処理資源に多量の三次元イベント情報を含む処理情報が含まれる場合にその時間変化量を見て情報量を削減する処理を含む構成としたことを特徴とする付記5記載の高速情報処理方法。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、情報処理資源の協調等の情報処理に関し、大陸間等、遠隔地に分散する各種の情報処理資源の協調化処理を促進させ、活用できる情報処理資源の拡大化とともに、制御処理の軽減等、その利便性の向上に寄与する。
ローカルネットワーク内に散在する情報処理資源運用の概要を示す図である。 ASP処理における処理内容の概要を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理システムの概要を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理センター間の情報処理の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るコンピュータの概要を示す図である。 HFWの構成概念及び情報処理センターの構成を示す図である。 その定義構造を示す図である。 HFWのDLL書換え処理のリモートアクセスを示す図である。 図7に示した機能概念を用いる高速処理制御を示す図である。 連携関係テーブル及び連携マトリクステーブルを示す図である。 処理時間と情報処理センターの多重度を示す図である。 処理時間と情報処理センターの多重度を示す図である。 情報処理資源の処理制御の概念を示す図である。 起動コマンドを示す図である。 遠隔ファイル間の処理制御の概念を示す図である 情報処理資源と入出力条件とをモデル定義して行われる連続的な処理概念を示す図である。 各資源毎の属性の定義例を示す図である。 処理既述例を示す図である。 グループ階層処理モデル定義による処理資源定義例を示す図である。 関連する資源表示の表示内容を示す図である。 転送処理概念を示す図である。 複数データの並列転送する処理例を示す図である。 クライアント側の複数データをサーバ側に並列転送する場合の処理の流れ図である。 マウスイベントのクライアント側及びサーバ側の処理を示す図である。 クライアント側のマウスイベント処理の一例を示す図である。 クライアント側の座標イベント変化を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る情報処理資源の情報処理方法及び処理プログラムを示すフローチャートである。 処理画面を示す図である。 処理画面を示す図である。 処理画面を示す図である。 処理画面を示す図である。 処理画面を示す図である。 処理画面を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るHFWの概要を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る情報の高速転送処理を示す図である。 量子化バイト変更例を示す図である。 制御テーブル及び圧縮結果テーブルを示す図である。
符号の説明
301、302・・・30X 情報処理センター
52 ハイパーフレームワーク

Claims (8)

  1. 各地に分散されて存在する複数の情報処理資源とネットワークで接続される高速情報処
    理装置であって、
    前記情報処理資源が有するDLL(Dynamic Link Library)をUDP(User Datagram
    Protocol) 処理により置き換えてリモートアクセスドライバへの組込みを可能するととも
    に、前記情報処理資源が持つ属性により複数の情報処理資源を定義付けしてモデル化する
    ことによりモデル化情報処理資源に変換して、各モデル化情報処理資源間に連携関係を付
    与する変換処理部を備え、
    前記定義付けは、前記情報処理資源の基本構成のモデル化、該モデル化された前記基本
    構成のグループ化、その階層化又は並列化の何れか、又はこれらの2以上を含むとともに
    、モデル化された前記情報処理資源の処理動作定義を含み、
    前記モデル化情報処理資源は、ネットワーク環境に応じて算出される同時転送範囲又は
    転送順序に従い、他の前記モデル化情報処理資源と同時に並列して他の情報処理装置に転
    送可能であることを特徴とする高速情報処理装置。
  2. 関連する前記情報処理資源の処理状況をビジュアル化して表示する表示部を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の高速情報処理装置。
  3. 前記処理動作定義は、処理動作の条件及び振舞いを含む構成としたことを特徴とする請
    求項1記載の高速情報処理装置。
  4. 前記モデル化情報処理資源を他の情報処理装置に転送する転送部を備える構成としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の高速情報処理装置。
  5. 各地に分散されて存在する複数の情報処理資源とネットワークで接続される高速情報処
    理装置に実行させる高速情報処理方法であって、
    前記情報処理資源が有するDLL(Dynamic Link Library)をUDP(User Datagram
    Protocol) 処理により置き換えてリモートアクセスドライバへの組込みを可能するととも
    に、前記情報処理資源が持つ属性により複数の情報処理資源を定義付けしてモデル化する
    ことによりモデル化情報処理資源に変換するモデル化処理と、
    各モデル化情報処理資源間に連携関係を付与する連携関係付け処理と
    前記モデル化情報処理資源を、ネットワーク環境に応じて算出される同時転送範囲又は
    転送順序に従い、他の前記モデル化情報処理資源と同時に並列して他の情報処理装置に転
    送する転送処理とを含み、
    前記定義付けは、前記情報処理資源の基本構成のモデル化、該モデル化された前記基本
    構成のグループ化、その階層化又は並列化の何れか、又はこれらの2以上を含むとともに
    、モデル化された前記情報処理資源の処理動作定義を含むことを特徴とする高速情報処理
    方法。
  6. 前記高速情報処理装置に実行させる高速情報処理方法は、関連する前記情報処理資源の
    処理状況をビジュアル化して表示情報に変換する処理を含む構成としたことを特徴とする
    請求項5記載の高速情報処理方法。
  7. 前記処理動作定義は、処理動作の条件及び振舞いを含む構成としたことを特徴とする請
    求項5記載の高速情報処理方法。
  8. 各地に分散されて存在する複数の情報処理資源とネットワークで接続されるコンピュー
    タに実行させる高速情報処理プログラムであって、
    前記情報処理資源が有するDLL(Dynamic Link Library)をUDP(User Datagram
    Protocol) 処理により置き換えてリモートアクセスドライバへの組込みを可能するととも
    に、前記情報処理資源が持つ属性により複数の情報処理資源を定義付けしてモデル化する
    ことによりモデル化情報処理資源に変換するモデル化ステップと、
    各モデル化情報処理資源間に連携関係を付与する連携関係付けステップとを含み、
    前記定義付けは、前記情報処理資源の基本構成のモデル化、該モデル化された前記基本
    構成のグループ化、その階層化又は並列化の何れか、又はこれらの2以上を含むとともに
    、モデル化された前記情報処理資源の処理動作定義を含むことを特徴とする高速情報処理
    プログラム。
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