JP2002333141A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2002333141A
JP2002333141A JP2001137334A JP2001137334A JP2002333141A JP 2002333141 A JP2002333141 A JP 2002333141A JP 2001137334 A JP2001137334 A JP 2001137334A JP 2001137334 A JP2001137334 A JP 2001137334A JP 2002333141 A JP2002333141 A JP 2002333141A
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JP
Japan
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infrared
food
temperature
filter
detecting element
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Application number
JP2001137334A
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English (en)
Inventor
Hidenori Kako
英徳 加古
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Radiation Pyrometers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分解能を悪くすることなく広範囲な温度検出
を可能とする。 【解決手段】 赤外線温度センサ11は、食品の放射す
る赤外線を検出する赤外線検出素子(サーモパイル)1
4と、赤外線検出素子14の出力電圧を増幅する増幅回
路16と、この増幅回路16の増幅率を切り換える切換
回路17を備えている。赤外線温度センサ11と制御部
20とにより食品の温度を検出する食品温度検出手段を
構成し、切換回路17は、食品温度検出手段による検出
温度範囲を広くするための感度切換手段を構成する。制
御部20のマイクロコンピュータ21は、レンジ調理の
際に食品の温度を検出する場合には増幅回路16の増幅
率を2000倍とし、オーブン調理の際に食品の温度を
検出する場合には増幅回路16の増幅率を500倍とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品から放射され
る赤外線を検出する赤外線検出素子を有し、この赤外線
検出素子の検出に基づき前記食品の表面温度を非接触で
検出するための食品温度検出手段を備えた加熱調理器に
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】加熱調理器、例えば電
子レンジにおいては、加熱室内に収容された食品から放
射される赤外線を検出する赤外線検出素子を有する赤外
線温度センサを設け、この赤外線温度センサにより食品
の表面温度を検出することに基づき加熱を制御する構成
としたものがある。
【0003】この場合、赤外線温度センサの許容出力電
圧範囲で、使用する温度を割り振って、例えば0℃〜+
100℃までを1V〜4Vの範囲となるように、赤外線
温度センサにおける増幅回路の増幅率を調整していた。
このときの分解能は、出力電圧と温度とが直線的な比例
関係と仮定すると、3V/100℃=30mV/℃とな
る。一方、例えば冷凍食品に対応して、−20℃の温度
から測定できるようにすると共に、オーブン調理に対応
して+200℃まで温度測定しようとすると、1V〜4
Vの範囲で−20℃〜+200℃までを測定できるよう
にする必要がある。この場合の分解能は約14mV/℃
となり、上記0℃〜+100℃までを測定する場合の分
解能の半分以下となってしまい、精度の高い温度検出を
することができなくなる。
【0004】また、電子レンジ用に開発された赤外線温
度センサは、通常+100℃までしか温度を測定でき
ず、オーブン調理にこの赤外線温度センサを使って自動
調理することができなかった。
【0005】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、分解能を悪くすることなく広範
囲な温度検出が可能であり、極力正確に食品の温度を測
定することが可能な加熱調理器を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明の加熱調理器は、加熱室と、この
加熱室内に収容された食品を加熱する加熱手段と、前記
食品から放射される赤外線を検出する赤外線検出素子を
有し、この赤外線検出素子の検出に基づき前記食品の表
面温度を非接触で検出するための食品温度検出手段と、
前記加熱手段を制御する制御手段と、前記食品温度検出
手段による検出温度範囲を広くするための感度切換手段
とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】上記した手段によれば、感度切換手段によ
り食品温度検出手段の感度を切り換えることにより、分
解能を悪くすることなく広範囲な温度検出が可能とな
り、極力正確に食品の温度を測定することが可能とな
る。
【0008】請求項2の発明は、食品温度検出手段は赤
外線検出素子の出力を増幅する増幅回路を有し、感度切
換手段は、前記増幅回路の増幅率を切り換えることによ
り感度切換を行うことを特徴とする。
【0009】例えば100℃以下の温度を検出する場合
には増幅率を大きく設定し、100℃以上の高い温度を
検出する場合には増幅率をそれより小さくなるように切
り換えるようにする。これにより、分解能を悪くするこ
となく広範囲な温度検出が可能となる。
【0010】請求項3の発明は、食品温度検出手段は、
赤外線検出素子の出力を増幅する増幅回路と、この増幅
回路の複数の増幅率に対応したデータを有する記憶手段
を備え、前記感度切換手段により前記増幅回路の増幅率
を切り換えると共に、前記増幅回路の出力と前記記憶手
段が有する前記増幅率に対応したデータとに基づき食品
の温度を算出することを特徴とする。これによれば、請
求項2の発明と同様な作用効果を得ることができる。
【0011】請求項4の発明は、食品温度検出手段は赤
外線検出素子の出力を増幅する増幅回路を備え、感度切
換手段は、食品から赤外線検出素子へ入射する赤外線量
を変更させるものであることを特徴とする。
【0012】例えば100℃以下の温度を検出する場合
には、食品から赤外線検出素子へ入射する赤外線量をそ
のままとし、100℃以上の高い温度を検出する場合に
は、感度切換手段により、食品から赤外線検出素子へ入
射する赤外線量を、そのままよりも少なくなるように切
り換えるようにする。これにより、分解能を悪くするこ
となく広範囲な温度検出が可能となる。
【0013】請求項5の発明は、食品温度検出手段は、
感度切換手段による赤外線量の変更度合いに対応したデ
ータを有する記憶手段を備え、前記感度切換手段により
食品から赤外線検出素子へ入射する赤外線量を変更させ
ると共に、前記赤外線検出素子の増幅回路の出力と前記
記憶手段が有する前記赤外線量の変更度合いに対応した
データとに基づき食品の温度を算出することを特徴とす
る。
【0014】これにおいても、請求項4の発明と同様な
作用効果を得ることができる。
【0015】請求項6の発明は、感度切換手段は、食品
から赤外線検出素子への赤外線量を減衰させるフィルタ
と、このフィルタを移動させる駆動手段とを備え、前記
駆動手段により前記フィルタを前記赤外線検出素子の視
野範囲内に位置させる場合と視野範囲外に位置させる場
合とに、そのフィルタの位置を切り換えることにより感
度切換を行うことを特徴とする。
【0016】例えば100℃以下の温度を検出する場合
には、食品から赤外線検出素子へ入射する赤外線量をそ
のままとし、100℃以上の高い温度を検出する場合に
は、赤外線検出素子の視野範囲内にフィルタを配置して
食品から赤外線検出素子へ入射する赤外線量を減衰させ
るように切り換える。これにより、分解能を悪くするこ
となく広範囲な温度検出が可能となる。
【0017】請求項7の発明は、感度切換手段は、食品
から赤外線検出素子への赤外線を遮断する遮断部を有す
るシャッタと、このシャッタに取り付けられ食品から前
記赤外線検出素子への赤外線量を減衰させるフィルタ
と、前記シャッタを移動させる駆動手段とを備え、前記
駆動手段により前記シャッタを移動させて、前記遮断部
が前記赤外線検出素子の視野範囲に位置する場合と、前
記フィルタが前記赤外線検出素子の視野範囲に位置する
場合と、前記遮断部及びフィルタの双方が前記赤外線検
出素子の視野範囲外に位置する場合とに切換可能な構成
としたことを特徴とする。
【0018】例えば100℃以下の温度を検出する場合
には、シャッタの遮断部及びフィルタの双方が赤外線検
出素子の視野範囲外に位置するよう移動させ、食品から
赤外線検出素子へ入射する赤外線量をそのままとする。
100℃以上の高い温度を検出する場合には、フィルタ
が赤外線検出素子の視野範囲内に位置するよう移動さ
せ、赤外線検出素子へ入射する赤外線量をフィルタによ
り減衰させるようにする。そして、食品の温度を検出し
ない場合には、シャッタの遮断部が赤外線検出素子の視
野範囲内に位置するように移動させる。この状態では、
蒸気や食品かすが赤外線検出素子に付着してこれが汚れ
ることを防止できる。従ってこの場合、赤外線検出素子
へ入射する赤外線量をそのままとするオープン状態と、
赤外線検出素子へ入射する赤外線量をフィルタにより減
衰させる減衰状態と、遮断部により遮断する遮断状態と
の3つの状態に切り換えることができる。
【0019】請求項8の発明は、フィルタの材質はシリ
コンであることを特徴とする。シリコンは赤外線を60
%程度透過させ、赤外線量を減少させる作用がある。ま
た、シリコンは固くて安定しており、耐熱性も高いた
め、オーブン調理の際にも使用が可能である。
【0020】フィルタの材質としてはポリエチレンを用
いることもできる(請求項9の発明)。ポリエチレンも
赤外線を60%程度透過させ、赤外線量を減少させる作
用がある。また、ポリエチレンは成形が容易で、フィル
タを安価にできる利点がある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明をオーブン機能を有
する電子レンジに適用した第1実施例について図1ない
し図5を参照して説明する。まず、全体の概略的な構成
を示した図2において、加熱調理器本体1の内部には、
図示しない扉により前面が開閉される加熱室2が設けら
れている。加熱室2の底部には、ターンテーブル用モー
タ3により回転されるターンテーブル4が設けられてい
て、このターンテーブル4上に、図示しない食品を載せ
る回転皿5が載せられるようになっている。
【0022】加熱室2の右側の側壁2aの外側には、加
熱手段を構成するマグネトロン6が設けられている。こ
のマグネトロン6は、レンジ調理の際に駆動されてマイ
クロ波を発振するものである。マグネトロン6から発振
されたマイクロ波は、導波管7を通って励振口8から加
熱室2内に供給され、加熱室2内に収容された食品がそ
のマイクロ波により加熱される。加熱室2の天井部に
は、これも加熱手段を構成するヒータ9が設けられてい
る。このヒータ9は、オーブン調理の際に通電され、輻
射熱により加熱室2内に収容された食品を加熱する。
【0023】加熱室2の右側壁2aの外側には、加熱室
2の側壁2aに形成された開口部10を通して加熱室2
内に収容された食品の温度を検出するための赤外線温度
センサ11が設けられている。この赤外線温度センサ1
1は、図3に示すように、缶状の容器12と、この容器
12内に配設された配線基板13と、この配線基板13
に設けられた赤外線検出素子14と、容器12に装着さ
れたシリコン製の結像用レンズ15とから構成されてい
る。
【0024】赤外線検出素子14は、図1に示すように
サーモパイルから構成されていて、結像用レンズ15を
通して入射する赤外線を検出する。なお、赤外線温度セ
ンサ11には、センサ自身の温度を検出する赤外線検出
素子も備えている。配線基板13には、図1に示すよう
に、赤外線検出素子14の出力を増幅する増幅回路1
6、及びこの増幅回路16の増幅率を切り換える切換回
路17が設けられている。切換回路17は、後述するよ
うに食品温度検出手段による検出温度範囲を広くするた
めの感度切換手段を構成する。
【0025】上記加熱調理器本体1の前面の右部には、
図示はしないが操作パネルが設けられていて、この操作
パネルに、調理方法や調理時間などを設定するための各
種のスイッチを有するキーボード18と、設定温度や残
り時間、調理メニューなどを表示する表示部19が設け
られている。また、その操作パネルの裏側には、制御手
段を構成する制御部20が設けられている。この制御部
20は、加熱調理器の運転全般を制御するマイクロコン
ピュータ21と、赤外線温度センサ11により食品の温
度を検出する際にその赤外線温度センサ11からの出力
信号から温度を算出する時に使用する補正データなどを
記憶するメモリ22を備えている。このメモリ22は、
増幅回路16の増幅率に対応したデータを有する記憶手
段を構成する。
【0026】制御部20のマイクロコンピュータ21に
は、キーボード18の各スイッチの入力信号、上記赤外
線温度センサ11の検出信号が入力されるようになって
いる。そして、このマイクロコンピュータ21は、これ
らの信号と、予め備えたプログラムに基づき、ターンテ
ーブル用モータ3、マグネトロン6、ヒータ9、表示部
19を制御すると共に、赤外線温度センサ11の切換回
路17を制御する機能を有している。この場合、マイク
ロコンピュータ21は、マグネトロン6を用いたレンジ
調理の際(低温時)には、赤外線温度センサ11におけ
る増幅回路16の増幅率が2000倍となるように切換
回路17を切り換え、また、ヒータ9を用いたオーブン
調理の際(高温時)には、赤外線温度センサ11におけ
る増幅回路16の増幅率が500倍となるように切換回
路17を切り換える。赤外線温度センサ11と制御部2
0とで、赤外線検出素子14の検出に基づき食品の表面
温度を非接触で検出するための食品温度検出手段を構成
している。
【0027】次に上記構成の作用を説明する。加熱室2
内の回転皿5上に食品を載せた状態で、キーボード18
によりレンジ調理が設定された場合には、制御部20の
マイクロコンピュータ21は、ターンテーブル用モータ
3を駆動してターンテーブル4を回転させると共に、マ
グネトロン6を駆動させる。マグネトロン6が駆動され
ることに基づき、加熱室2内の食品がマイクロ波により
加熱される。また、このときマイクロコンピュータ21
は、赤外線温度センサ11を用いて食品の表面温度を検
出する。
【0028】この場合、赤外線温度センサ11の赤外線
検出素子14は、開口部10を通して限定された視野範
囲、例えば直径約40mmにある食品表面から放射され
る赤外線を結像用レンズ15を通して検出し、これを電
圧に変換して増幅回路16に出力する。増幅回路16に
おいて、赤外線検出素子14の出力電圧を、レンジ調理
の際の増幅率(2000倍)に従って2000倍に増幅
し、これをマイクロコンピュータ21に出力する。マイ
クロコンピュータ21においては、周知のステファン・
ボルツマンの関係式を用いて食品の表面温度を算出す
る。この関係式を下記に示す。
【0029】
【数1】
【0030】この食品の温度を算出する際に、マイクロ
コンピュータ21は、上記メモリ22に記憶されている
感度補正値を使用する。図4には、レンジ調理(低温
側)の際の増幅率と感度補正値、及びオーブン調理の際
の増幅率と感度補正値を示している。この場合、増幅率
が2000倍の時には感度補正値は4、増幅率が500
倍の時には感度補正値は1である。図5には、赤外線温
度センサ11の出力電圧と温度との関係を示している。
レンジ調理(低温側)の際は、増幅率を2000倍とし
て検出する。増幅率を2000倍とすることにより、−
20℃〜+100℃までの温度を良好に検出できる。こ
の場合の分解能としては、出力電圧と温度とが直線的な
比例関係であると仮定すると、25mV/℃となる。マ
イクロコンピュータ21は、このようにして食品の温度
を検出し、この検出温度に基づきマグネトロン6を制御
して食品の加熱調理を行う。
【0031】一方、キーボード18によりオーブン調理
が設定された場合には、制御部20のマイクロコンピュ
ータ21はヒータ9を通電し、このヒータ9により食品
を加熱する。この時に食品の温度を検出する場合には、
マイクロコンピュータ21は、赤外線温度センサ11に
おける増幅回路16の増幅率が500倍となるように切
換回路17を切り換える。この場合には、赤外線検出素
子14の出力電圧を、増幅回路16において500倍に
増幅し、これをマイクロコンピュータ21に出力する。
マイクロコンピュータ21においては、上記ステファン
・ボルツマンの関係式を用いて食品の表面温度を算出す
る。この場合、増幅率を500倍とすることにより、1
00℃〜200℃までの温度を良好に検出できる。この
場合の分解能としては、出力電圧と温度とが直線的な比
例関係であると仮定すると、30mV/℃となる。マイ
クロコンピュータ21は、このようにして食品の温度を
検出し、この検出温度に基づきヒータ9を制御して食品
の加熱調理を行う。
【0032】上記した実施例によれば、赤外線温度セン
サ11における増幅回路16の増幅率を、100℃以下
の場合は2000倍、100℃以上の場合は500倍と
切り換えることにより、分解能を悪くすることなく、冷
凍食品の温度のように低い温度からオーブン調理時の約
200℃付近の温度まで広範囲な温度検出が可能とな
る。これにより、極力正確に食品の温度を検出すること
が可能となり、温度精度の高い調理が可能となる。ま
た、レンジ調理に限らず、オーブン調理でも、食品の温
度を検出しての制御が可能となる。
【0033】図6は本発明の第2実施例を示したもので
あり、この第2実施例は、上記した第1実施例とは次の
点が異なっている。すなわち、制御部20のマイクロコ
ンピュータ21は、切換回路17により増幅回路16の
増幅率を4000倍と、2000倍と、500倍の3段
階に切り換える。
【0034】通常は、増幅率を2000倍として温度の
検出を行い、赤外線温度センサ11の出力電圧が1.2
V以下の場合には、増幅率を4000倍に切り換えて温
度の検出を行い、また、増幅率が2000倍の状態で、
赤外線温度センサ11の出力電圧が4V以上であれば、
増幅率を500倍に切り換える。このようにすることに
より、一層正確な温度検出が可能となる。
【0035】図7ないし図9は本発明の第3実施例を示
したものである。この場合、感度切換手段は、増幅回路
16の増幅率を切り換えることに代えて、赤外線量を減
衰させるフィルタ25と、このフィルタ25を移動させ
る駆動手段としてモータ26とを用いた構成とする。フ
ィルタ25は、加熱室2の側壁2aの開口部10と、赤
外線温度センサ11との間に配置する。フィルタ25と
しては、赤外線温度センサ11の結像用レンズ15と同
じ材質のシリコンを用いる。モータ26としては制御が
容易なステッピングモータを用い、これの回転軸26a
によりフィルタ25を図8中矢印イ方向に回動させる。
また、制御部20のメモリ22には、温度検出する際
に、フィルタなしの場合に用いるデータと、フィルタあ
りの場合に用いるデータとを有している。
【0036】上記構成において、例えばレンジ調理の際
には、図8(a)に示すように、フィルタ25は、赤外
線温度センサ11の視野範囲から外れたオープン位置に
位置させる。この場合には、食品から放射される赤外線
は、そのまま結像用レンズ15を通して赤外線検出素子
14にて検出される。マイクロコンピュータ21は、赤
外線温度センサ11の出力電圧とメモリ22のフィルタ
なしの場合のデータに基づき温度を算出する。
【0037】一方、オーブン調理の際には、図8(b)
に示すように、フィルタ25は、赤外線温度センサ11
の視野範囲内に位置する減衰位置に位置させる。この場
合には、食品から放射される赤外線は、フィルタ25に
おいて減衰され、結像用レンズ15を通して赤外線検出
素子14にて検出される。マイクロコンピュータ21
は、赤外線温度センサ11の出力電圧とメモリ22のフ
ィルタありの場合のデータに基づき温度を算出する。図
9には、赤外線温度センサ11の出力電圧と温度との関
係を示している。
【0038】このような第3実施例においては、フィル
タ25なしの場合(食品から赤外線検出素子14へ入射
する赤外線量をそのままとする場合)と、フィルタ25
ありの場合(フィルタ25により赤外線検出素子14へ
入射する赤外線量を減衰させる場合)とを切り換えるこ
とにより、この場合も、分解能を悪くすることなく、冷
凍食品の温度のように低い温度からオーブン調理時の約
200℃付近の温度まで広範囲な温度検出が可能とな
る。
【0039】また、この第3実施例においては、フィル
タ25を用いることにより、従来の赤外線温度センサ1
1の増幅回路などを変更することなく、フィルタありの
高温用のデータをメモリ22に追加するだけで、安価に
対応できる利点がある。
【0040】さらに、フィルタ25の材質としてシリコ
ンを用いており、シリコンは赤外線を60%程度透過さ
せ、赤外線量を減少させる作用がある。また、シリコン
は固くて安定しており、耐熱性も高いため、オーブン調
理の際にも使用が可能である。
【0041】なお、フィルタ25としては、シリコンに
代えてポリエチレンを用いることも可能である。ポリエ
チレンも赤外線を60%程度透過させ、赤外線量を減少
させる作用がある。また、ポリエチレンは成形が容易
で、フィルタを安価にできる利点がある。
【0042】図10は本発明の第4実施例を示したもの
で、この第4実施例は、上記した第3実施例とは次の点
が異なる。すなわち、感度切換手段として、フィルタ2
5に代えて、赤外線を遮断するシャッタ27を用い、こ
のシャッタ27をモータ26の回転軸26aにより矢印
イ方向に回動させる構成とする。シャッタ27として
は、赤外線を遮断する材料、例えば断熱材を用いる。ま
た、制御部20のメモリ22には、温度検出する際に、
シャッタなしの場合に用いるデータと、シャッタありの
場合に用いるデータとを有している。
【0043】上記構成において、例えばレンジ調理の際
には、図10(a)に示すように、シャッタ27は、赤
外線温度センサ11の視野範囲から外れたオープン位置
に位置させる。この場合には、食品から放射される赤外
線は、そのまま結像用レンズ15を通して赤外線検出素
子14にて検出される。マイクロコンピュータ21は、
赤外線温度センサ11の出力電圧とメモリ22のシャッ
タなしの場合のデータに基づき温度を算出する。
【0044】オーブン調理の際には、図10(b)に示
すように、シャッタ27は、赤外線温度センサ11の視
野範囲の半分を隠す位置に位置させる。この場合には、
食品から放射される赤外線は、シャッタ27により一部
が遮断される。マイクロコンピュータ21は、赤外線温
度センサ11の出力電圧とメモリ22のシャッタありの
場合のデータに基づき温度を算出する。この場合には、
周囲温度半分と食品温度半分と仮定して、食品の推定温
度を算出する。
【0045】また、赤外線温度センサ11により食品の
温度を検出しない場合には、図10(c)に示すよう
に、シャッタ27を、赤外線温度センサ11の視野範囲
を隠す位置に位置させる。この場合には、蒸気や食品か
すが赤外線温度センサ11の結像用レンズ15に付着し
てこれが汚れることを防止できる。
【0046】上記した第4実施例においては、シャッタ
27なしの場合(食品から赤外線温度センサ11へ入射
する赤外線量をそのままとする場合)と、シャッタ27
により赤外線量を一部遮断する場合とを切り換えること
により、この場合も、分解能を悪くすることなく、広範
囲な温度検出が可能となる。また、シャッタ27を、赤
外線温度センサ11の視野範囲を隠す位置に位置させた
場合には、蒸気や食品かすが赤外線温度センサ11の結
像用レンズ15に付着してこれが汚れることを防止でき
る。従ってこの場合、赤外線温度センサ11へ入射する
赤外線量をそのままとするオープン状態と、赤外線温度
センサ11へ入射する赤外線量をシャッタ27により一
部遮断する一部遮断状態と、シャッタ27により全て遮
断する遮断状態との3つの状態に切り換えることができ
る。
【0047】図11は本発明の第5実施例を示したもの
で、この第5実施例は、上記した第3及び第4実施例と
は次の点が異なる。すなわち、シャッタ30は、赤外線
を遮断する材料で構成されていて、赤外線を遮断する遮
断部31を有している。このシャッタ30には、遮断部
31の横に位置させて、赤外線量を減衰させるフィルタ
32が取り付けられている。このシャッタ30も、モー
タ26の回転軸26aにより矢印イ方向に回動される構
成とする。この場合、遮断部31を有するシャッタ30
と、フィルタ32と、モータ26とにより、感度切換手
段を構成している。フィルタ32は、第3実施例のフィ
ルタ25と同様の材質とする。制御部20のメモリ22
には、温度検出する際に、第3実施例と同様に、フィル
タなしの場合に用いるデータと、フィルタありの場合に
用いるデータとを有する構成とする。
【0048】上記構成において、例えばレンジ調理の際
には、図11(a)に示すように、シャッタ30は、フ
ィルタ32及び遮断部31が赤外線温度センサ11の視
野範囲から外れたオープン位置に位置させる。この場合
には、食品から放射される赤外線は、そのまま結像用レ
ンズ15を通して赤外線検出素子14にて検出される。
マイクロコンピュータ21は、赤外線温度センサ11の
出力電圧とメモリ22のフィルタなしの場合のデータに
基づき温度を算出する。
【0049】オーブン調理の際には、図11(b)に示
すように、シャッタ30は、フィルタ32により赤外線
温度センサ11の視野範囲を隠す位置に位置させる。こ
の場合には、食品から放射される赤外線はフィルタ32
により減衰される。マイクロコンピュータ21は、赤外
線温度センサ11の出力電圧とメモリ22のフィルタあ
りの場合のデータに基づき温度を算出する。
【0050】また、赤外線温度センサ11により食品の
温度を検出しない場合には、図11(c)に示すよう
に、シャッタ30を、遮断部31により赤外線温度セン
サ11の視野範囲を隠す位置に位置させる。この場合に
は、蒸気や食品かすが赤外線温度センサ11の結像用レ
ンズ15に付着してこれが汚れることを防止できる。
【0051】このような第5実施例においては、食品か
ら赤外線温度センサ11へ入射する赤外線量をそのまま
とするオープン状態と、フィルタ32により赤外線量を
減衰する場合とを切り換えることにより、分解能を悪く
することなく、広範囲な温度検出が可能となる。また、
シャッタ30を、遮断部31により赤外線温度センサ1
1の視野範囲を隠す位置に位置させた場合には、蒸気や
食品かすが赤外線温度センサ11の結像用レンズ15に
付着してこれが汚れることを防止できる。従ってこの場
合、赤外線温度センサ11へ入射する赤外線量をそのま
まとするオープン状態と、赤外線温度センサ11へ入射
する赤外線量をフィルタ32により減衰させる減衰状態
と、シャッタ30の遮断部31により全て遮断する遮断
状態との3つの状態に切り換えることができる。
【0052】本発明は、上記した各実施例にのみ限定さ
れるものではなく、次のように変形または拡張すること
ができる。赤外線温度センサ11は、食品の温度を検出
するための赤外線検出素子(サーモパイル)14が1個
のみのものに限られず、複数の赤外線検出素子14が直
線状や矩形状に並んだ構成のものであっても良い。ま
た、温度を算出する際に用いるデータを有するメモリ2
2は、制御部20内に配置された場合で説明したが、赤
外線温度センサ11内に配置し、マイクロコンピュータ
21が必要に応じてそのデータを読み取って温度を算出
するようにしても良い。シャッタ27,30としては、
赤外線を遮断するものであれば、金属板としても良い。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、感度切換手段により食品温度検出手段の感度
を切り換えることにより、分解能を悪くすることなく広
範囲な温度検出が可能となり、極力正確に食品の温度を
測定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の電気的構成を
示す図
【図2】全体の概略的な構成を示す図
【図3】赤外線温度センサを示すもので、一部を破断し
た側面図
【図4】増幅率と感度補正値との関係を示す図
【図5】増幅率を切り換えた場合の出力電圧と温度との
関係を示す図
【図6】本発明の第2実施例を示す図5相当図
【図7】本発明の第3実施例を示す要部の縦断面図
【図8】(a)、(b)はフィルタと赤外線温度センサ
との位置関係を示す正面図
【図9】フィルタを挿入した場合と挿入しない場合とを
切り換えた場合の図5相当図
【図10】本発明の第4実施例を示すもので、(a)、
(b)、(c)はシャッタと赤外線温度センサとの位置
関係を示す正面図
【図11】本発明の第5実施例を示すもので、(a)、
(b)、(c)はシャッタと赤外線温度センサとの位置
関係を示す正面図
【符号の説明】
図面中、1は加熱調理器本体、2は加熱室、6はマグネ
トロン(加熱手段)、9はヒータ(加熱手段)、11は
赤外線温度センサ(食品温度検出手段)、14は赤外線
検出素子、16は増幅回路、17は切換回路(感度切換
手段)、20は制御部(制御手段、食品温度検出手
段)、21はマイクロコンピュータ、22はメモリ(記
憶手段)、25はフィルタ(感度切換手段)、26はモ
ータ(駆動手段、感度切換手段)、27はシャッタ(感
度切換手段)、30はシャッタ(感度切換手段)、31
は遮断部、32はフィルタ(感度切換手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01J 5/14 G01J 5/14 H05B 6/68 320 H05B 6/68 320Q // G01J 1/02 G01J 1/02 H 1/04 1/04 B 1/44 1/44 E Fターム(参考) 2G065 AB02 BA11 BB21 BB24 BC10 BC33 BC35 DA20 2G066 AC05 BA08 BA23 BC15 CA20 3K086 AA07 BA02 CA04 CB04 CC02 CD04 CD07 FA06 3L086 AA02 AA04 CA11 CA16 CB08 CB17 CC07 CC12 DA20 DA30

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室と、 この加熱室内に収容された食品を加熱する加熱手段と、 前記食品から放射される赤外線を検出する赤外線検出素
    子を有し、この赤外線検出素子の検出に基づき前記食品
    の表面温度を非接触で検出するための食品温度検出手段
    と、 前記加熱手段を制御する制御手段と、 前記食品温度検出手段による検出温度範囲を広くするた
    めの感度切換手段とを備えたことを特徴とする加熱調理
    器。
  2. 【請求項2】 食品温度検出手段は赤外線検出素子の出
    力を増幅する増幅回路を有し、感度切換手段は、前記増
    幅回路の増幅率を切り換えることにより感度切換を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 食品温度検出手段は、赤外線検出素子の
    出力を増幅する増幅回路と、この増幅回路の複数の増幅
    率に対応したデータを有する記憶手段を備え、前記感度
    切換手段により前記増幅回路の増幅率を切り換えると共
    に、前記増幅回路の出力と前記記憶手段が有する前記増
    幅率に対応したデータとに基づき食品の温度を算出する
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 食品温度検出手段は赤外線検出素子の出
    力を増幅する増幅回路を備え、感度切換手段は、食品か
    ら赤外線検出素子へ入射する赤外線量を変更させるもの
    であることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 食品温度検出手段は、感度切換手段によ
    る赤外線量の変更度合いに対応したデータを有する記憶
    手段を備え、前記感度切換手段により食品から赤外線検
    出素子へ入射する赤外線量を変更させると共に、前記赤
    外線検出素子の増幅回路の出力と前記記憶手段が有する
    前記赤外線量の変更度合いに対応したデータとに基づき
    食品の温度を算出することを特徴とする請求項4記載の
    加熱調理器。
  6. 【請求項6】 感度切換手段は、食品から赤外線検出素
    子への赤外線量を減衰させるフィルタと、このフィルタ
    を移動させる駆動手段とを備え、前記駆動手段により前
    記フィルタを前記赤外線検出素子の視野範囲内に位置さ
    せる場合と視野範囲外に位置させる場合とに、そのフィ
    ルタの位置を切り換えることにより感度切換を行うこと
    を特徴とする請求項4または5記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 感度切換手段は、食品から赤外線検出素
    子への赤外線を遮断する遮断部を有するシャッタと、こ
    のシャッタに取り付けられ食品から前記赤外線検出素子
    への赤外線量を減衰させるフィルタと、前記シャッタを
    移動させる駆動手段とを備え、前記駆動手段により前記
    シャッタを移動させて、前記遮断部が前記赤外線検出素
    子の視野範囲に位置する場合と、前記フィルタが前記赤
    外線検出素子の視野範囲に位置する場合と、前記遮断部
    及びフィルタの双方が前記赤外線検出素子の視野範囲外
    に位置する場合とに切換可能な構成としたことを特徴と
    する請求項4記載の加熱調理器。
  8. 【請求項8】 フィルタの材質はシリコンであることを
    特徴とする請求項6または7記載の加熱調理器。
  9. 【請求項9】 フィルタの材質はポリエチレンであるこ
    とを特徴とする請求項6または7記載の加熱調理器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006343120A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Osaka Gas Co Ltd 温度検出装置、赤外線検出装置及び温度検出方法
JP2009181963A (ja) * 2009-05-18 2009-08-13 Panasonic Corp 誘導加熱調理器
KR20130107820A (ko) * 2012-03-23 2013-10-02 삼성전자주식회사 적외선 검출 장치 및 이를 포함하는 가열 조리 장치

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