JP2001235155A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2001235155A
JP2001235155A JP2000044449A JP2000044449A JP2001235155A JP 2001235155 A JP2001235155 A JP 2001235155A JP 2000044449 A JP2000044449 A JP 2000044449A JP 2000044449 A JP2000044449 A JP 2000044449A JP 2001235155 A JP2001235155 A JP 2001235155A
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Japan
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cooking chamber
temperature detector
side wall
cooked
cooking
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Motoya Sakakibara
基也 榊原
Kazuhiro Furuta
和浩 古田
Kazuhiko Tonogaichi
和彦 殿垣内
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Original Assignee
Toshiba Corp
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/6447Method of operation or details of the microwave heating apparatus related to the use of detectors or sensors
    • H05B6/645Method of operation or details of the microwave heating apparatus related to the use of detectors or sensors using temperature sensors
    • H05B6/6455Method of operation or details of the microwave heating apparatus related to the use of detectors or sensors using temperature sensors the sensors being infrared detectors
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
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    • H05B6/64Heating using microwaves
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    • H05B6/6411Supports or covers specially adapted for use in microwave heating apparatus the supports being rotated

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトな温度検出器により調理室内の複
数箇所の温度を検出できて、使い勝手を向上でき、しか
も温度検出器の検出精度の向上を図るようにする。 【解決手段】 温度検出器20は、内部に複数例えば8
個の赤外線センサ素子を有していて、この温度検出器2
0を、調理室4を構成する内箱3の右側壁3aの後部の
上部に、ステンレス鋼板製の取付板17を介して取り付
け、調理室4内の複数箇所の温度を斜め上方から検出す
るようにする。温度検出器20が支持される右側壁3b
と、回転体13及びターンテーブル14が支持される調
理室4の底壁3cとを同一の鋼板を折曲して形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度検出器を備え
た加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、加熱調理器
例えば電子レンジにおいては、被調理物の温度を検出す
る温度検出器として赤外線センサを用い、この温度検出
器の検出結果に基づいて加熱調理を制御する構成とした
ものがある。この場合、温度検出器として、一つの赤外
線センサ素子のみを有した構成のもの(いわゆる単眼赤
外線センサ)の場合では、調理室内の1つのポイントの
温度しか検出することができないため、そのポイント以
外の場所に被調理物が置かれた場合には、その被調理物
の温度を検出することができなくなり、良好な加熱制御
を行うことができなくなる。このため、使用者は被調理
物を決められた位置に置くことが必要になり、使い勝手
が悪いという不具合があった。
【0003】そこで、調理室内の複数箇所の温度を検出
できるように、上記した単眼赤外線センサからなる温度
検出器を複数個設ける方法が考えられている。しかしな
がらこのような方法の場合、温度検出器の設置スペース
が大きくなり、設置場所が大きく制約されるなどの欠点
がある。
【0004】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、コンパクトな温度検出器により
調理室内の複数箇所の温度を検出できて、使い勝手を向
上でき、しかも温度検出器の検出精度の向上を図ること
ができる加熱調理器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、被調理物を収容する調理室
と、この調理室内にマイクロ波を供給して前記被調理物
を加熱調理するマイクロ波発生装置と、前記調理室内の
底部に、当該調理室の底壁に支持された状態で駆動手段
により回転されるように設けられ、前記被調理物が載置
される回転体と、複数の赤外線センサ素子を有して前記
調理室の側壁に支持され、前記赤外線センサ素子により
前記調理室内の複数箇所の温度を検出することが可能な
構成とされた温度検出器とを具備し、前記温度検出器が
支持される前記調理室の側壁と、前記回転体が支持され
る調理室の底壁とを同一の板材を折曲して形成したこと
を特徴とするものである。
【0006】このものによれば、温度検出器は、複数の
赤外線センサ素子を有する構成とされているので、単眼
赤外線センサからなる温度検出器を複数個設ける場合に
比べてコンパクトであり、設置スペースとしては小さく
できる。また、温度検出器の複数の赤外線センサ素子に
より調理室内の複数箇所の温度を検出することができる
から、使用者に被調理物を置く場所を強制するような必
要がなく、使い勝手を向上できる。
【0007】この場合、温度検出器により回転体上に載
置される被調理物の温度を正確に検出するためには、回
転体に対する温度検出器の取付精度が要求される。そこ
で、この請求項1の発明では、温度検出器が支持される
調理室の側壁と、回転体が支持される調理室の底壁とを
同一の板材を折曲して形成する構成としているので、そ
れらを別部材で構成する場合に比べて、回転体に対する
温度検出器の取付精度を向上でき、ひいては温度検出器
の検出精度の向上を図ることができるようになる。
【0008】請求項2の発明は、被調理物を収容する調
理室と、この調理室内にマイクロ波を供給して前記被調
理物を加熱調理するマイクロ波発生装置と、複数の赤外
線センサ素子を有して前記調理室の側壁に取付板を介し
て支持され、前記赤外線センサ素子により前記調理室内
の複数箇所の温度を検出することが可能な構成とされた
温度検出器とを具備し、前記取付板を、前記調理室の側
壁を構成する材料に対して熱膨張係数または熱伝導係数
が小さい材料により構成したことを特徴とするものであ
る。
【0009】これによれば、温度検出器は、請求項1の
温度検出器と同様な構成であるので、コンパクトであ
り、設置スペースとしては小さくでき、また、調理室内
の複数箇所の温度を検出することができるので、使い勝
手を向上できる。そしてこの場合、温度検出器は、取付
板を介して調理室の側壁に支持される構成としていて、
その取付板は、調理室の側壁を構成する材料に対して熱
膨張係数または熱伝導係数が小さい材料により構成して
いるので、調理室内の温度の影響が取付板を介して温度
検出器にまで及ぶことを極力防止することができる。こ
れにより、取付板に支持された温度検出器の取付精度が
低下することを極力防止でき、ひいては温度検出器の検
出精度の向上を図ることができるようになる。
【0010】請求項3の発明は、被調理物を収容する調
理室と、この調理室内にマイクロ波を供給して前記被調
理物を加熱調理するマイクロ波発生装置と、複数の赤外
線センサ素子を有して前記調理室の側壁の外側に配置さ
れ、前記側壁に形成された開口部を通して前記赤外線セ
ンサ素子により前記調理室内の複数箇所の温度を検出す
ることが可能な構成とされた温度検出器と、前記調理室
の側壁に設けられ、棚板をセットするための複数段の棚
受け部とを具備し、前記開口部を、前記複数段の棚受け
部のうちの最上段の棚受け部より下側に位置させたこと
を特徴とするものである。
【0011】これによれば、温度検出器は、請求項1の
温度検出器と同様な構成であるので、コンパクトであ
り、設置スペースとしては小さくでき、また、調理室内
の複数箇所の温度を検出することができるので、使い勝
手を向上できる。そしてこの場合、温度検出器は、調理
室の側壁の外側に配置され、その側壁に形成された開口
部を通して調理室内の温度を検出する構成となっている
が、その開口部を、側壁に形成された複数段の棚受け部
のうちの最上段の棚受け部より下側に位置させているの
で、最上段の棚受け部に棚板をセットして調理する場合
に、その棚板上の被調理物から出る油煙や油の跳ねによ
る異物が上記開口部内に入ることを防止できるようにな
る。これにより、温度検出器が汚れることを極力防止で
き、ひいては温度検出器の検出精度の向上を図ることが
できるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、オーブン・グリ
ル機能付きの電子レンジに適用した一実施例につき図面
を参照して説明する。まず、図2及び図3において、加
熱調理器としての電子レンジの本体1は、横方向に長い
矩形箱状をなす外箱2の内部に、前面が開口した矩形箱
状をなす内箱3を配設して構成されており、その内箱3
の内部を調理室4とし、また、内箱3の右側の空間部を
機械室5としている。本体1の前面には、調理室4の前
面開口部を開閉する扉6が上下方向に回動可能に設けら
れていると共に、機械室5の前部に位置させてに操作パ
ネル7が設けられている。操作パネル7には、複数個の
キー8や表示部9が設けられている。
【0013】上記調理室4を形成する内箱3は、左右の
側壁3a,3bと、底壁3cと、後面壁3dと、上面壁
3e(図1参照)と、前面周縁部の枠状をなす前面板3
fとを組み合わせて構成されている。この場合、特に、
左右の側壁3a,3bと、底壁3cとは同一の板材であ
る鋼板を折曲して形成していて、上面が開口したコ字形
をなしている。そして、このコ字形をなすものと、それ
ぞれ鋼板により形成された後面壁3dと、上面壁3e
と、前面板3fとを溶接により結合することによって内
箱3を形成している。内箱3を構成するこれら左右の側
壁3a,3bと、底壁3cと、後面壁3dと、上面壁3
eと、前面板3fには、例えば黒色の塗装が施されてい
る。
【0014】上記底壁3cの中央部には、図1に示すよ
うに挿通孔10が形成され、また、底壁3cの下面に
は、その挿通孔10を覆うようにモータ取付板11が溶
接により取り付けられていて、そのモータ取付板11
に、駆動手段を構成するモータ12が取り付けられてい
る。このモータ12の回転軸12aが上記挿通孔10を
貫通していて、その回転軸12aの先端部に、調理室4
内の底部に位置させて回転体13が着脱可能に装着され
ている。この回転体13上には、被調理物が載置される
ターンテーブル14が載置されている。従って、回転体
13及びターンテーブル14は、上記モータ12により
回転されるようになっている。
【0015】内箱3における左右の側壁3a,3bに
は、それぞれ調理室4内側へ突出し、かつ前後方向に延
びる棚受け部15が上下に2段設けられている。これら
各棚受け部15は、図1に示すように側壁3a,3bを
絞ることによって当該側壁3a,3bに一体に形成して
いる。また、右側壁3bには、上下の棚受け部15,1
5間で、かつ後部に位置させて開口部16を形成してい
ると共に、機械室5側に位置させて、上記開口部16を
囲繞するように取付板17を溶接により取り付けてい
る。この取付板17は、右側壁3bを構成する鋼板に対
して熱膨張係数及び熱伝導係数が小さい材料、この場合
ステンレス鋼板を用いていて、塗装はしていない。
【0016】そして、上記取付板17に、合成樹脂製の
センサホルダ18がねじ19により取り付けられてい
て、このセンサホルダ18に温度検出器20が取り付け
られている。この温度検出器20は、図4及び図5に示
すように、円筒状をなすケース21の内部に、1個のI
Cチップ22上に複数この場合8個のサーモパイルから
なる赤外線センサ素子23を設けたものを配設すると共
に、これら赤外線センサ素子23の入射部側にシリコン
などからなる1個の結像用のレンズ24を設けて構成さ
れている。この場合、温度検出器20は、8個の赤外線
センサ素子23を一列の直線状に配列して、ラインセン
サとして構成されている。このように構成された温度検
出器20は、図1に示すように基板25に取り付けら
れ、この基板25がスペーサ26を介してねじ27によ
り上記センサホルダ18に取り付けられている。
【0017】上記温度検出器20における赤外線センサ
素子23の配列方向及び開口部16は、上記ターンテー
ブル10の径方向に沿うように配置されていて、温度検
出器20の全体の検出領域28としては、8個の赤外線
センサ素子23の検出領域を集合したものであり、この
場合、ターンテーブル14の中心部14aを含んだ半径
分よりやや広い範囲となっている。従って、温度検出器
20としては、各赤外線センサ素子23により調理室4
内の複数箇所の温度を検出できる構成となっている。
【0018】図2において、調理室4の右側壁3bの機
械室5側には、前後方向のほぼ中央部に位置させてマイ
クロ波発生装置を構成するマグネトロン30が設けられ
ている。このマグネトロン30は、レンジ調理の際に、
調理室4内にマイクロ波を供給して調理室4内の被調理
物を加熱する。機械室5内には、上記マグネトロン30
などを冷却するためのファン装置31などが配設されて
いる。なお、図示はしないが、調理室4の上部及び底部
には上ヒータ及び下ヒータが設けられていて、これら上
ヒータ及び下ヒータにより、グリル調理及びオーブン調
理もできるようになっている。また、上記操作パネル7
の裏側には、図示はしないがマイクロコンピュータを備
えた制御装置が設けられていて、この制御装置により本
電子レンジの運転全般を制御する構成となっている。
【0019】さて、上記した構成において、レンジ調理
を行う場合には、ターンテーブル14上に被調理物(図
示せず)を載置し、扉6を閉じた状態で、キー8により
レンジ調理を行う操作を行う。これに基づき、モータ1
2によりターンテーブル14が回転されると共に、マグ
ネトロン30から調理室4内にマイクロ波が供給され、
そのマイクロ波により被調理物が加熱調理される。また
このとき、被調理物の温度が温度検出器20により検出
され、この検出結果に基づき加熱が制御されることによ
って調理が行われる。
【0020】ここで、温度検出器20による被調理物の
温度検出について説明する。温度検出器20は、前述し
たようにサーモパイルからなる8個の赤外線センサ素子
23を有する構成となっており、これら8個の赤外線セ
ンサ素子23で被調理物の温度を検出した場合の各赤外
線センサ素子23の出力電圧は、下記の(1)式で表さ
れる。
【数1】 ただし、Vは出力電圧、νは適合係数、Tbbは被調理物
の絶対温度、Tamは温度検出器20の絶対温度である。
そして、上記(1)式を変形すると、被調理物の絶対温
度Tbbは、下記の(2)式で表される。
【数2】 上記した実施例によれば、次のような効果を得ることが
できる。
【0021】まず、温度検出器20は、複数、この場合
8個の赤外線センサ素子23を有する構成とされている
ので、単眼赤外線センサからなる温度検出器を複数個設
ける場合に比べてコンパクトであり、設置スペースとし
ては小さくできる。また、温度検出器20の8個の赤外
線センサ素子23によりターンテーブル14上の広い範
囲の温度を検出することができるから、使用者に被調理
物を置く場所を強制するような必要がなく、使い勝手を
向上できる。
【0022】この場合、このような温度検出器20によ
りターンテーブル14上に載置される被調理物の温度を
正確に検出するためには、ターンテーブル14に対する
温度検出器20の取付精度が要求される。本実施例で
は、温度検出器20が支持される調理室4の右側壁3b
と、ターンテーブル14が支持される調理室4の底壁c
とを同一の鋼板を折曲して形成する構成としているの
で、ターンテーブル14に対する温度検出器20の取付
精度を向上でき、ひいては温度検出器20の検出精度の
向上を図ることができるようになる。
【0023】ちなみに、温度検出器20が支持される調
理室4の右側壁3bと、ターンテーブル14が支持され
る調理室4の底壁cとを別部材で構成し、それらを溶接
或いはかしめで連結する構成とした場合には、ターンテ
ーブル14に対する温度検出器20の取付精度に大きな
ばらつきが発生することが懸念される。この点、本実施
例においては、上述したように、それら調理室4の右側
壁3bと底壁3cとを同一の鋼板を折曲して形成した構
成とすることにより、これら右側壁3bと底壁3cとの
関係、ひいてはターンテーブル14に対する温度検出器
20の取付精度を向上できるようなる。また、この場
合、右側壁3bには、開口部16を挟んだ上下両側に棚
受け部15,15を一体に形成しているので、その右側
壁3bが変形し難く、温度検出器20の取付精度を一層
向上できるようなる。
【0024】なおこの場合、温度検出器20は、右側壁
3bに対して取付板17及びセンサホルダ18を介して
取り付けており、ターンテーブル14に対する温度検出
器20の細かな取付精度については、それら取付板17
及びセンサホルダ18により調整する。
【0025】また、温度検出器20を取り付けた取付板
17は、調理室4の右側壁3bを構成する材料(鋼板)
に対して熱膨張係数及び熱伝導係数が小さい材料、この
場合ステンレス鋼板を用いているので、調理室4内の温
度の影響が取付板17に伝わり難く、取付板17が変形
したりすることを極力防止でき、従って調理室4内の温
度の影響が温度検出器20にまで及ぶことを極力防止す
ることができる。これにより、取付板17に支持された
温度検出器20の取付精度や温度検出器20の検出精度
が低下することを極力防止できるようになる。
【0026】ここで、温度検出器20により検出する被
調理物の温度は、上記(2)式から明らかなように、温
度検出器20の絶対温度Tamの影響を直接受けることに
なる。この場合、温度検出器20の各赤外線センサ素子
23により、調理室4内の温度(被調理物の温度)だけ
でなく、当該赤外線センサ素子23の周辺の温度、すな
わち温度検出器20の温度も検出することができるよう
になっており、温度検出器20は、当該温度検出器20
自身の温度も検出することにより、調理室4内の温度
(被調理物の温度)を正確に検出することができる。
【0027】ちなみに、温度検出器20が、調理室4の
右側壁3bに直接取り付けられていたり、取付板17が
右側壁3bと同じ鋼板であった場合には、調理室4内の
熱がその右側壁3bや取付板17を介して温度検出器2
0に伝わりやすくなり、このために温度検出器20の検
出精度が悪くなるおそれがある。この点、本実施例によ
れば、上述したように、温度検出器20を取り付けた取
付板17は、調理室4の右側壁3bを構成する材料(鋼
板)に対して熱膨張係数及び熱伝導係数が小さい材料に
より構成しているので、調理室4内の熱が温度検出器2
0に伝わり難くなり、温度検出器20の検出精度を向上
できる。また、取付板17には塗装も施していないの
で、塗装を施した場合に比べて、取付板17は熱の影響
を一層受けにくく、当該取付板17の温度上昇を抑える
ことができる。
【0028】一方、上記構成において、例えばグリル調
理を行う場合、図1に二点鎖線で示すように、グリル調
理用の棚32を上段の棚受け部15に載置し、その棚3
2上に載置された被調理物を図示しない上ヒータにより
加熱することにより行う。この場合、温度検出用の開口
部16は、その上段の棚受け部15より下側に位置させ
ているので、棚32上の被調理物から発生する油煙や油
がその開口部16から取付板17側に入ることが極力防
止され、よってそれら油煙や油によって温度検出器20
が汚れることを極力防止することができ、温度検出器2
0の検出精度が低下することを防止できる。
【0029】本発明は、上記した実施例にのみ限定され
るものではなく、次のように変形または拡張することが
できる。温度検出器20は、調理室4の右側壁3bに代
えて、左側壁3aに取り付けるようにしても良い。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を得ることができる。請求項1
の発明によれば、温度検出器は、複数の赤外線センサ素
子を有する構成とされているので、単眼赤外線センサか
らなる温度検出器を複数個設ける場合に比べてコンパク
トであり、設置スペースとしては小さくできる。また、
温度検出器の複数の赤外線センサ素子により調理室内の
複数箇所の温度を検出することができるから、使用者に
被調理物を置く場所を強制するような必要がなく、使い
勝手を向上できる。そして、温度検出器が支持される調
理室の側壁と、回転体が支持される調理室の底壁とを同
一の板材を折曲して形成する構成としているので、それ
らを別部材で構成する場合に比べて、回転体に対する温
度検出器の取付精度を向上でき、ひいては温度検出器の
検出精度の向上を図ることができるようになる。
【0031】請求項2の発明によれば、特に、温度検出
器は、取付板を介して調理室の側壁に支持される構成と
していて、その取付板は、調理室の側壁を構成する材料
に対して熱膨張係数または熱伝導係数が小さい材料によ
り構成しているので、調理室内の温度の影響が取付板を
介して温度検出器にまで及ぶことを極力防止することが
できる。これにより、取付板に支持された温度検出器の
取付精度が低下することを極力防止でき、ひいては温度
検出器の検出精度の向上を図ることができるようにな
る。
【0032】請求項3の発明によれば、特に、温度検出
器は、調理室の側壁の外側に配置され、その側壁に形成
された開口部を通して調理室内の温度を検出する構成と
なっているが、その開口部を、側壁に形成された複数段
の棚受け部のうちの最上段の棚受け部より下側に位置さ
せているので、最上段の棚受け部に棚板をセットして調
理する場合に、その棚板上の被調理物から出る油煙や油
の跳ねによる異物が上記開口部内に入ることを防止でき
るようになる。これにより、温度検出器が汚れることを
極力防止でき、ひいては温度検出器の検出精度の向上を
図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、図2中、X−
X線に沿う断面図
【図2】横断平面図
【図3】扉を開放した状態の外観斜視図
【図4】温度検出器の正面図
【図5】温度検出器の側面図
【符号の説明】
1は本体、3は内箱、3aは左側壁、3bは右側壁、3
cは底壁、4は調理室、11はモータ取付板、12はモ
ータ(駆動手段)、13は回転体、14はターンテーブ
ル、15は棚受け部、16は開口部、17は取付板、1
8はセンサホルダ、20は温度検出器、23は赤外線セ
ンサ素子、28は検出領域、30はマグネトロン(マイ
クロ波発生装置)、32は棚を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 殿垣内 和彦 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 Fターム(参考) 3L086 AA01 BB01 CB17 DA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被調理物を収容する調理室と、 この調理室内にマイクロ波を供給して前記被調理物を加
    熱調理するマイクロ波発生装置と、 前記調理室内の底部に、当該調理室の底壁に支持された
    状態で駆動手段により回転されるように設けられ、前記
    被調理物が載置される回転体と、 複数の赤外線センサ素子を有して前記調理室の側壁に支
    持され、前記赤外線センサ素子により前記調理室内の複
    数箇所の温度を検出することが可能な構成とされた温度
    検出器とを具備し、 前記温度検出器が支持される前記調理室の側壁と、前記
    回転体が支持される調理室の底壁とを同一の板材を折曲
    して形成したことを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 被調理物を収容する調理室と、 この調理室内にマイクロ波を供給して前記被調理物を加
    熱調理するマイクロ波発生装置と、 複数の赤外線センサ素子を有して前記調理室の側壁に取
    付板を介して支持され、前記赤外線センサ素子により前
    記調理室内の複数箇所の温度を検出することが可能な構
    成とされた温度検出器とを具備し、 前記取付板を、前記調理室の側壁を構成する材料に対し
    て熱膨張係数または熱伝導係数が小さい材料により構成
    したことを特徴とする加熱調理器。
  3. 【請求項3】 被調理物を収容する調理室と、 この調理室内にマイクロ波を供給して前記被調理物を加
    熱調理するマイクロ波発生装置と、 複数の赤外線センサ素子を有して前記調理室の側壁の外
    側に配置され、前記側壁に形成された開口部を通して前
    記赤外線センサ素子により前記調理室内の複数箇所の温
    度を検出することが可能な構成とされた温度検出器と、 前記調理室の側壁に設けられ、棚板をセットするための
    複数段の棚受け部とを具備し、 前記開口部を、前記複数段の棚受け部のうちの最上段の
    棚受け部より下側に位置させたことを特徴とする加熱調
    理器。
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