JP2002332775A - 自動閉鎖引き戸用制御装置およびその電磁ブレーキ - Google Patents

自動閉鎖引き戸用制御装置およびその電磁ブレーキ

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JP2002332775A
JP2002332775A JP2001139834A JP2001139834A JP2002332775A JP 2002332775 A JP2002332775 A JP 2002332775A JP 2001139834 A JP2001139834 A JP 2001139834A JP 2001139834 A JP2001139834 A JP 2001139834A JP 2002332775 A JP2002332775 A JP 2002332775A
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closing
door body
generator
electromagnetic brake
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Fumimasa Mori
文正 森
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Arai Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で安全性を十分に確保することの
できる自動閉鎖引き戸用制御装置およびその電磁ブレー
キを提供する。 【解決手段】 引き戸本体3の少なくとも閉鎖直前の閉
鎖速度を減速するエアダンパ12と、引き戸本体3の閉
鎖方向への移動を少なくとも実質的に停止可能とする電
磁ブレーキ13と、少なくとも引き戸本体3が閉鎖する
際に人あるいは物体を感知するセンサ20とを有し、電
磁ブレーキ13は、センサ20が人あるいは物体を感知
した信号の入力を受けて閉鎖方向に移動する引き戸本体
3を停止状態に保持するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開く力を解除する
と引き戸本体が自動的に閉鎖する自動閉鎖引き戸に好適
な自動閉鎖引き戸用制御装置およびその電磁ブレーキに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動閉鎖引き戸は、種々の方法
により常に閉鎖方向の力が付与された引き戸本体、およ
び、この引き戸本体が取着される戸枠を備えており、引
き戸本体を開く力を解除すると、引き戸本体が自動的に
閉鎖するように形成されている。
【0003】ところが、この自動閉鎖引き戸の閉鎖速度
は前記閉鎖方向の力により次第に加速されるものである
ために、そのままにしておくと全閉時に引き戸本体が戸
枠に強く衝突し、大きな衝撃音が発生したり、引き戸本
体が開いている間に通過し終えない場合には自動閉鎖引
き戸の部分を通過しようとする人が引き戸本体と戸枠と
の両者間に強く挟まれたりする恐れがある。
【0004】そこで、従来から衝撃防止機能を発揮する
ことのできるエアダンパを用いた自動閉鎖引き戸用制御
装置が提案されている。
【0005】ところで、エアダンパを用いた自動閉鎖引
き戸用制御装置においては、引き戸本体の少なくとも全
閉となる直前の閉鎖速度を減速させて引き戸本体と戸枠
との間に強く挟まれる危険を防止したり、引き戸本体と
戸枠との衝撃音を緩和させることはできるものの、引き
戸本体を開く力を解除した任意の位置で、引き戸本体を
停止保持させることができないことに起因して不都合が
生じる場合がある。
【0006】例えば、自動閉鎖引き戸を通過しようとす
る人が両手に荷物を持っている場合、荷物を持った一方
の手から荷物を下ろすなどして引き戸本体を開いてから
下ろした荷物を再び持つ間に引き戸本体が閉鎖動作を開
始してしまい、自動閉鎖引き戸を通過する人によって
は、恐怖感を与えたり、引き戸本体が開いている間に通
過し終えないという不都合が生じる。また、引き戸本体
を全開した際に引き戸本体をキャッチするキャッチ手段
を設けた場合には、引き戸本体が開いている間に通過し
終えないという不都合を解決することはできるものの、
引き戸本体を通過した人がキャッチ手段を解除しなけれ
ばならず、操作に手間がかかるとともに、引き戸本体を
通過した人がキャッチ手段の解除を怠ると引き戸本体が
閉鎖せずに全開状態を保持するという不都合が生じるこ
とになる。
【0007】このような問題点に対処するために、発電
機を用いた電磁ブレーキにより、引き戸本体の開位置か
ら閉位置への閉鎖速度を制御するとともに、人あるいは
物体を検出するセンサを設け、センサが人あるいは物体
を検出した場合には自動的に閉鎖する引き戸本体の閉鎖
方向への移動を停止させることのできる構成の自動閉鎖
引き戸用制御装置が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の電磁ブレーキを用いた自動閉鎖引き戸用制御装
置においては、引き戸本体の少なくとも全閉となる直前
の閉鎖速度を衝撃音が生じないように減速させるために
は、引き戸本体の全閉となる直前の閉鎖速度と、引き戸
本体の閉鎖開始時および閉鎖中における閉鎖速度との少
なくとも2種類の速度制御を必要とし、構造が複雑にな
るという問題点があった。
【0009】また、従来の電磁ブレーキを用いた自動閉
鎖引き戸用制御装置においては、何らかの理由によりセ
ンサを駆動するための電池が電池切れを生じた場合に
は、引き戸本体が閉鎖する際に、人あるいは物体を検出
することができず、閉鎖方向に移動する引き戸本体を停
止させる機能を発揮することができないとともに、引き
戸本体の全閉となる直前の閉鎖速度を制御できないとい
う問題点があった。すなわち、従来の電磁ブレーキを用
いた自動閉鎖引き戸用制御装置においては、センサを駆
動するための電池が電池切れを生じた場合などにおいて
は、引き戸本体の制御が不可能になるため、安全性を十
分に確保することができないという問題点があった。
【0010】そこで、簡単な構成で安全性を十分に確保
することのできる自動閉鎖引き戸用制御装置およびこの
自動閉鎖引き戸用制御装置に好適な電磁ブレーキが求め
られている。
【0011】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構成で安全性を十分に確保することので
きる自動閉鎖引き戸用制御装置およびその電磁ブレーキ
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本発明の自動閉鎖引き戸用制御装置の特徴は、引き
戸本体の少なくとも閉鎖直前の閉鎖速度を減速するエア
ダンパと、引き戸本体の閉鎖方向への移動を少なくとも
実質的に停止可能とする電磁ブレーキと、少なくとも引
き戸本体が閉鎖する際に人あるいは物体を感知するセン
サとを有し、電磁ブレーキは、センサが人あるいは物体
を感知した信号の入力を受けて閉鎖方向に移動する引き
戸本体を停止状態に保持するように構成されている点に
ある。そして、このような構成を採用したことにより、
何らかの理由により電磁ブレーキが故障した場合におい
ても、エアダンパが引き戸本体が戸枠に強く衝突するの
を防止する衝撃防止機能を発揮することができるので、
簡単な構成で安全性を十分に確保することができる。
【0013】また、本発明の自動閉鎖引き戸用制御装置
の電磁ブレーキの特徴は、本体フレームに回転自在に支
持された回転軸と、ローラクラッチを介して回転軸に固
着され、引き戸本体の閉鎖方向への移動によって回転駆
動される回転子と、この回転子の周囲に配設される固定
子を具備する発電機と、本体フレームに支持された固定
軸と、この固定軸に回転自在に支持されたケース体と、
一端が固定軸に固着され他端がケース体の内周面に固着
された渦巻きばねと、一端がケース体の外周に固着され
他端が引き戸本体の全開側に位置する戸枠に固着される
ワイヤとを具備するぜんまいユニットと、ぜんまいユニ
ットのケース体の回転運動を発電機の回転軸に伝達する
駆動力伝動手段と、発電機およびセンサの両者に電気的
に接続され、発電機の動作制御を司る制御回路とを有
し、ぜんまいユニットの渦巻きばねは、引き戸本体の開
放方向の移動に伴って緩和され、引き戸本体の閉鎖方向
の移動に伴って緊張されるように構成されており、ぜん
まいユニットのワイヤは、引き戸本体の開放方向の移動
に伴ってケース体の外周に巻回されるように構成されて
おり、制御回路は、発電機の出力に接続され、センサが
人あるいは物体を感知した信号の入力を受けて閉鎖方向
に移動する引き戸本体を停止するように発電機の出力側
の少なくとも一部を短絡させるリレーとを具備している
点にある。そして、このような構成を採用したことによ
り、電磁ブレーキによる閉鎖方向に移動する引き戸本体
の停止状態を確実に得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態により説明する。
【0015】説明の便宜上、本発明に係る自動閉鎖引き
戸用制御装置を適用する自動閉鎖引き戸の実施形態につ
いて図1および図2を参照して先に説明する。
【0016】図1および図2は、本発明に係る自動閉鎖
引き戸用制御装置を適用する自動閉鎖引き戸の実施形態
を示すものであり、図1は引き戸本体が閉じた全閉状態
における全体構成の要部を示す正面図、図2は引き戸本
体が開いた全開状態における全体構成の要部を示す正面
図である。
【0017】図1および図2に示すように、本実施形態
の自動閉鎖引き戸1は、戸枠2と引き戸本体3とを有し
ている。そして、戸枠2には、引き戸本体3の走行と走
行位置の制御とに用いるガイドレール4が配設されてい
る。このガイドレール4は、戸枠2の上部正面の下方に
ほぼ水平にして取着されている。さらに、戸枠2の上部
正面の左端部側には、引き戸本体3に対して常に閉鎖方
向(閉方向)の力を付与するための閉鎖力付与手段とし
てのユニット化された閉鎖力付与ユニット5が配設され
ている。本実施形態における閉鎖力付与ユニット5は、
引き戸本体3を閉鎖方向に付勢するための動力源として
機能する引き戸閉鎖用渦巻きばね(図示せず)を内部に
収納し、この引き戸閉鎖用渦巻きばねに接続し巻回され
たワイヤ6を具備している。また、引き戸本体3の上部
には、左右一対の戸車7R,7Lがそれぞれを保持する
ブラケット8R,8Lを介して取着されている。そし
て、引き戸本体3は、両戸車7R,7Lをガイドレール
4上に載置することで戸枠2に懸吊支持されている。
【0018】図1左方に示すブラケット8Lには、閉鎖
力付与ユニット5のワイヤ6の先端が固着されており、
このワイヤ6は、図1に示す通路が閉鎖された引き戸本
体3が閉じた全閉状態においては閉鎖力付与ユニット5
の内部に長さ方向のほとんどが巻き込まれて緩和状態と
されている。また、ワイヤ6は、図2に示す通路が開放
された引き戸本体3が開いた全開状態においては引き戸
本体3の開放方向(開方向)への移動によって引き出さ
れており、引き戸本体3を閉鎖方向に付勢する駆動力が
蓄えられる緊張状態とされるように形成されている。
【0019】したがって、引き戸本体3を開放方向(図
1右方)へ移動させると、引き戸閉鎖用渦巻きばねのば
ね荷重により閉鎖方向への駆動力を蓄えることができ、
引き戸本体3を開放方向へ移動させる力を解除すると、
引き戸閉鎖用渦巻きばねのばね荷重により形成される駆
動力によって引き戸本体3が自動的に閉鎖するように構
成されている。
【0020】なお、閉鎖力付与手段としては、駆動源と
して錘を用いる構成、ガイドレール4を傾斜配置して引
き戸本体3の自重を駆動源として用いる構成のものなど
の従来公知の各種のものから設計コンセプトなどの必要
に応じて選択使用すればよく、特に本実施形態の引き戸
閉鎖用渦巻きばねを駆動源とする構成に限定されるもの
ではない。
【0021】つぎに、前述した実施形態の自動閉鎖引き
戸1に付設される自動閉鎖引き戸用制御装置11の実施
形態について図1から図4を参照して説明する。
【0022】図3は本発明に係る自動閉鎖引き戸用制御
装置の電磁ブレーキの本体ユニットの拡大正面図、図4
は本体ユニットの内部構成を示す一部切断平面図であ
る。
【0023】図1および図2に示すように、本実施形態
の自動閉鎖引き戸用制御装置11は、エアダンパ12
と、電磁ブレーキ13とを有している。
【0024】一方のエアダンパ12は、引き戸本体3の
少なくとも閉鎖直前の閉鎖速度を減速させるためのもの
であり、その長手方向をガイドレール4、すなわち引き
戸本体3の移動方向に沿うようにして戸枠2の上部正面
に固着されている。このエアダンパ12は、戸枠2に取
着されているエアシリンダ14と、このエアシリンダ1
4に差し込まれているピストンロッド15(図2)とに
よって主として形成されている。そして、ピストンロッ
ド15の先端部には、鉄製の吸着片16(図2)が取着
されており、図1に示す自動閉鎖引き戸1の全閉状態に
おいて、吸着片16をブラケット8Rの上部左端面に固
着されている磁石17(図2)に当接させることで、ピ
ストンロッド15がエアシリンダ14内に差し込まれて
いる。
【0025】本実施形態のエアダンパ12は、従来公知
のものであり、その構成の詳しい説明は省略する。
【0026】なお、自動閉鎖引き戸用のエアダンパ12
としては、設計コンセプトなどの必要に応じて従来公知
の各種のものから選択使用することができる。
【0027】他方の電磁ブレーキ13は、引き戸本体3
が閉鎖する際に人あるいは物体を感知して引き戸本体3
の閉鎖方向への移動を停止(極小さな移動、すなわちほ
ぼ停止した実質的な停止状態を含む)させるためのもの
であり、図1および図2に示すように、本体ユニット1
8と、センサユニット19とを有している。
【0028】一方の本体ユニット18は、引き戸本体3
の上端面の右端部近傍、詳しくは、戸車7Rの右側で引
き戸本体3の右端面より若干左側で、かつ、ガイドレー
ル4に干渉しない手前側に配設されており、他方のセン
サユニット19は、本体ユニット18とは個別にして引
き戸本体3の上面の左端部近傍に配設されている。そし
て、センサユニット19には、自動閉鎖引き戸1、すな
わち通路を開放している状態の引き戸本体3に接近した
人あるいは物体を感知することのできるセンサとしての
赤外線センサ20(図5)が配設されている。この赤外
線センサ20は、図示しない配線によって後述する制御
回路21(図5)と電気的に接続されており、少なくと
も引き戸本体3が閉鎖する際に人あるいは物体を感知し
てその信号(検出信号)を制御回路21に送出できるよ
うにされている。
【0029】なお、センサとしては、自動閉鎖引き戸1
に接近した人あるいは物体を感知することのできるもの
であれば従来公知の各種のセンサから選択使用すること
もできるが、接触式のセンサを用いた場合の検出子の接
触による人への傷害の発生の確実な防止、可視光線を用
いた場合の人によって感じる不快感の確実な防止、人体
への悪影響の防止、自動閉鎖引き戸1に接近した人ある
いは物体を容易に感知することができるなどの理由によ
り、赤外線センサ20が好ましい。
【0030】前記本体ユニット18は、図3および図4
に示すように、ほぼ矩形状に形成された本体フレーム2
2を有している。この本体フレーム22の内部には、図
4に示すように、電磁ブレーキ13として機能する発電
機23と、この発電機23の動作制御を司る後述する制
御回路21を収納した制御ユニット24と、引き戸本体
3の移動により発生する直線運動を回転運動に変換して
出力するぜんまいユニット25と、このぜんまいユニッ
ト25の出力を発電機23に伝達する駆動力伝動手段2
6とを有している。
【0031】図4に詳示するように、発電機23は、本
体フレーム22の図4左下(図3左側)に配設されてい
る。この発電機23は、本体フレーム22に回転自在に
支持された回転軸27を有している。この回転軸27の
図4下方に位置する先端側の外周面には、ローラクラッ
チ(一方向回転ベアリング)28を介して回転子29が
取着されており、この回転子29は、後述するように引
き戸本体3の閉鎖方向への移動によって回転駆動される
ようになっている。さらに、回転子29の周囲には、公
知の如く回転子29の外周面に対して対向するようにし
て固定子30が配設されている。
【0032】前記発電機23の回転軸27の図4上方に
位置する後端側の外周面には、引き戸本体3の強制操
作、誤操作などによる発電機23への過負荷防止手段と
して機能する従来公知のクラッチ31が配設されてい
る。本実施形態のクラッチ31は、常には入力された駆
動力を回転軸27へ出力するように形成されており、
9.8N程度以上の力が加わった場合に回転軸27に対
する駆動力の出力を遮断するように構成されている。ま
た、クラッチ31には、入力される駆動力の伝達を受け
るための入力歯車32が配設されている。なお、クラッ
チ31としては、従来公知の各種の構成のものから設計
コンセプトなどの必要に応じて選択使用することができ
る。
【0033】前記制御ユニット24は、発電機23の固
定子30の右側に位置するようにして本体フレーム22
の図4右下(図3右側手前)に配設されている。この制
御ユニット24の内部には発電機23の動作制御を司る
後述する制御回路21が収納されている。
【0034】前記ぜんまいユニット25は、クラッチ3
1の右側に位置するようにして本体フレーム22の図4
右上(図3右側奥)に配設されている。このぜんまいユ
ニット25は、前記発電機23の回転軸27と平行に延
在する固定軸33を有しており、この固定軸33は、本
体フレーム22に支持されている。この固定軸33の図
4上方に位置する後端側の外周面には、図4下方(図3
手前)が開口とされたほぼ有底筒状のケース体34が回
転自在に支持されている。そして、ケース体34の内部
には、一端が固定軸33に固着され他端がケース体34
の内周面に固着された渦巻きばね35が収納されてい
る。この渦巻きばね35は、引き戸本体3の開放方向の
移動に伴って緩和し、引き戸本体3の閉鎖方向の移動に
伴って緊張されるようになっている。さらに、固定軸3
3の図4下方に位置する先端側の外周面には、ケース体
34の開口を塞ぐようにしてケース体34と一体回転す
る出力歯車36が回転自在に支持されており、この出力
歯車36は、クラッチ31の入力歯車32と噛合されて
おり、ケース体34の回転運動を入力歯車32に伝達す
ることで、発電機23の回転軸27を回転駆動すること
ができるようになっている。
【0035】前記ケース体34の外周面には、ぜんまい
機能を発揮するワイヤ37の基端となる一端が固着され
るとともに中途部が巻回されるようになっており、この
ワイヤ37の他端となる先端は、図2に示すように、前
記引き戸本体3の全開側に位置する前記戸枠2の上部右
端部に固着されている。そして、ワイヤ37は、前記引
き戸本体3の開放方向の移動に伴って前記ケース体34
の外周に巻回され、前記引き戸本体3の閉鎖方向の移動
に伴って前記ケース体34の外周から引き出されるよう
に構成されている。
【0036】なお、前記渦巻きばね35のばね荷重は、
引き戸本体3の開閉速度にワイヤ37の巻取りが追従で
きる程度、例えば閉鎖力付与ユニット5の引き戸閉鎖用
渦巻きばねのばね荷重を7.84Nとした場合には、渦
巻きばね35のばね荷重を0.98〜1.96N程度と
するとよい。
【0037】前記ぜんまいユニット25の出力歯車36
およびクラッチ31の入力歯車32により、本実施形態
のぜんまいユニット25のケース体34の回転運動を前
記発電機23の回転軸27に伝達する駆動力伝動手段2
6が構成されている。
【0038】ここで、本発明に係る自動閉鎖引き戸用制
御装置11の制御回路21の実施形態について図5を参
照して説明する。
【0039】図5は本発明に係る自動閉鎖引き戸用制御
装置の制御ユニットに配設される制御回路の実施形態の
要部を示す回路図である。
【0040】図5に示すように、本実施形態の制御回路
21は、発電機23から出力される3つの出力のうちの
1つが2つに分岐されてリレー41の2つの接点41a
a,41abの一端にそれぞれ接続されている。そし
て、残りの2つの出力のうちの1つがリレー41の接点
41aaの他端に接続されており、最後に残った1つの
出力がリレー41の接点41abの他端に接続されてい
る。
【0041】また、発電機23から出力される3つの出
力は、それぞれさらに分岐されて従来公知の充電回路4
2に入力されており、当該充電回路42から正負の出力
端子43a,43bを介して充電用出力が出力されるよ
うに形成されている。そして、正極の出力端子43aに
は、抵抗44の一端が接続されており、この抵抗44の
他端は、電源として機能する電池45の正極に接続され
ている。この電池45としては、発電機23の出力によ
って充電可能な二次電池とすることが電池45の寿命を
延ばすことが容易にできるという意味で好ましい。そし
て、電池45の負極は負極の出力端子43bに接続され
ている。さらに、抵抗44には、ダイオード46が並列
に接続されている。また、正極の出力端子43aは、リ
レー41のセット側の駆動コイル(誘導コイル)41b
aおよびリセット側の駆動コイル(誘導コイル)41b
bのそれぞれの一端に接続されている。なお、負極の出
力端子43bは接地されている。
【0042】前記制御回路21には、図5の下部に示す
ように、正負の接続端子47a,47bおよび信号入力
用の入力端子として機能する入力接続端子47cが設け
られている。そして、正極の接続端子47aは、正極の
出力端子43aと接続されており、負極の接続端子47
bは、接地されて負極の出力端子43bと接続されてい
る。こられの正負の接続端子47a,47bには、赤外
線センサ20の電源入力用の2つの端子20a,20b
が接続されており、制御回路21から赤外線センサ20
に電源を供給することができるように構成されている。
また、入力接続端子47cには、赤外線センサ20の出
力用の端子20cが接続されており、赤外線センサ20
から出力される検出信号が入力されるようになってい
る。
【0043】前記入力接続端子47cは、再トリガー可
能なタイマーICなどからなる入力信号制御回路48に
接続されている。そして、入力信号制御回路48は、リ
レー41のセット側の駆動に用いる駆動ドライバ49a
と、リレー41のリセット側の駆動に用いる駆動ドライ
バ49bとに接続されている。さらに、リレー41のセ
ット側の駆動に用いる駆動ドライバ49aは、リレー4
1のセット側のオンオフ制御に用いるスイッチングトラ
ンジスタ50aのベースに接続されており、このスイッ
チングトランジスタ50aのコレクタは、リレー41の
セット側の駆動コイル41baの他端に接続されてい
る。また、リレー41のリセット側の駆動に用いる駆動
ドライバ49bは、リレー41のリセット側のオンオフ
制御に用いるスイッチングトランジスタ50bのベース
に接続されており、このスイッチングトランジスタ50
bのコレクタは、リレー41のリセット側の駆動コイル
41bbの他端に接続されている。さらにまた、両スイ
ッチングトランジスタ50a,50bのエミッタは、そ
れぞれ接地されている。
【0044】前記入力信号制御回路48、および両駆動
ドライバ49a,49bは、正極の出力端子43aにそ
れぞれ接続されている。また、入力信号制御回路48、
および両駆動ドライバ49a,49bは、接地されて負
極の出力端子43bと接続されている。これにより、入
力信号制御回路48、および両駆動ドライバ49a,4
9bに対して、電源が供給可能になっている。
【0045】つぎに、前述した構成からなる本実施形態
の作用について説明する。
【0046】図1に示すように、本実施形態の自動閉鎖
引き戸1の引き戸本体3が閉じて通路が閉鎖されている
全閉状態においては、閉鎖力付与ユニット5のワイヤ6
の長さ方向のほとんどが閉鎖力付与ユニット5の内部に
巻き込まれており、引き戸閉鎖用渦巻きばねは緩和状態
とされている。この全閉状態における自動閉鎖引き戸用
制御装置11においては、エアダンパ12のピストンロ
ッド15はその先端部に取着された鉄製の吸着片16を
ブラケット8Rの上部左端面に固着されている磁石17
に当接されてエアシリンダ14内に差し込まれている。
また、電磁ブレーキ13のぜんまいユニット25のワイ
ヤ37は、ケース体34の外周から引き出されており、
ケース体34の内部に収納された渦巻きばね35は、緊
張状態とされている。
【0047】ついで、人が引き戸本体3を手で図1右方
に開いて行くと、引き戸本体3の図1右方への開放方向
への移動にともなって、戸車7R,7Lが回転して引き
戸本体3がガイドレール4に沿って図1右方に移動す
る。この時、閉鎖力付与ユニット5のワイヤ6の先端が
戸車7Lのブラケット8Lに固着されているので、ワイ
ヤ6は、引き戸本体3の開放方向への移動にともなって
閉鎖力付与ユニット5から徐々に引き出され、引き戸閉
鎖用渦巻きばねが徐々に緊張し、引き戸閉鎖用渦巻きば
ねに引き戸本体3を閉鎖方向に付勢する駆動力が徐々に
蓄えられることになる。
【0048】また、エアダンパ12は、引き戸本体3の
図1右方への開放方向への移動にともなって、戸枠2に
固定されているエアシリンダ14が不動のまま、吸着片
16と磁石17との吸磁力により、ピストンロッド15
が戸車7Rのブラケット8Rとともに図1右方へ移動し
て行き、その後、ピストンロッド15が最大に引き出さ
れると吸着片16が磁石17から強制的に離されて、引
き戸本体3のみが移動する。
【0049】さらに、電磁ブレーキ13は、引き戸本体
3の図1右方への開放方向への移動にともなって、ケー
ス体34の内部に収納された渦巻きばね35が緩和する
ことでケース体34が回転し、引き出されているワイヤ
37はケース体34の外周に徐々に巻き込まれていく。
この時、ケース体34の回転は、出力歯車36からクラ
ッチ31の入力歯車32へ伝達され、常に伝達状態とさ
れたクラッチ31を介して発電機23の回転軸27を回
転駆動する。この引き戸本体3の図1右方への開放方向
への移動にともなう回転軸27の回転は、ローラクラッ
チ28によって遮断され、回転子29は停止状態を保持
する。すなわち、引き戸本体3の図1右方への開放方向
への移動にともなって回転軸27は空転する。これによ
り、電磁ブレーキ13の発電機23は回転子29が停止
した非駆動状態を保持する。
【0050】ついで、引き戸本体3が図2に示す通路が
開放された全開状態とされると、ワイヤ6が最大まで引
き出され、引き戸閉鎖用渦巻きばねに引き戸本体3を閉
鎖方向に付勢する所定の駆動力が蓄えられて停止する。
【0051】ついで、引き戸本体3から手を離して開く
力を解除すると、引き戸本体3は、引き戸閉鎖用渦巻き
ばねの駆動力によってガイドレール4に沿って閉鎖方向
への移動を開始する。
【0052】そして、引き戸本体3の図2左方への閉鎖
方向への移動にともなって、ワイヤ6が閉鎖力付与ユニ
ット5の内部に徐々に巻き込まれていく。また、電磁ブ
レーキの13のワイヤ37が、ケース体34の外周から
徐々に引き出され、ケース体34の内部に収納された渦
巻きばね35が徐々に緊張し、ケース体34が引き戸本
体3を開く時とは逆方向に回転する。このケース体34
の回転は、出力歯車36からクラッチ31の入力歯車3
2へ伝達され、常に伝達状態とされたクラッチ31を介
して発電機23の回転軸27を回転駆動する。この引き
戸本体3の閉鎖方向への移動にともなう回転軸27の回
転方向は、引き戸本体3の開放方向への移動にともなう
回転軸27の回転方向とは逆方向とされているので、回
転軸27の回転がローラクラッチ28を介して回転子2
9に伝達され、回転子29が回転駆動する。
【0053】この時、赤外線センサ20の感知範囲内に
人あるいは物体が位置していない場合には、制御回路2
1は、リレー41の接点41aa,41abを遮断状態
に保持するので、引き戸本体3は、閉鎖力付与ユニット
5の引き戸閉鎖用渦巻きばねによる閉鎖方向の力によ
り、所定の速度で閉鎖方向に移動することになる。
【0054】また、赤外線センサ20の感知範囲内に人
あるいは物体が位置していると、赤外線センサ20は人
あるいは物体を感知してその検出信号を制御回路21へ
送出する。すると、制御回路21は、赤外線センサ20
からの検出信号を入力接続端子47cを通して入力され
た入力信号制御回路48が駆動ドライバ49aを駆動さ
せてセット側のスイッチングトランジスタ50aをオン
とさせてリレー41のセット側の駆動コイル41baに
通電してリレー41の接点41aa,41abを短絡さ
せる。これにより、発電機23の出力が短絡して発電機
23に電磁力が発生し、この電磁力により制動力が生じ
る。これにより、回転軸27に制動トルクが発生し、ク
ラッチ31の入力歯車32の回転を制動することでぜん
まいユニット25の出力歯車36の回転を停止し、閉鎖
力付与ユニット5の引き戸閉鎖用渦巻きばねによる閉鎖
方向の力に抗してワイヤ37の引き出しを停止する。こ
のワイヤ37の先端は、戸枠2の図1右方に示す全開側
に固定されているので、赤外線センサ20が人あるいは
物体を検出して検出信号を制御回路21へ送出している
間は、引き戸本体3の閉鎖方向への移動は停止する。
【0055】なお、電磁ブレーキ13は、赤外線センサ
20が人あるいは物体を検出した場合に発電機23の出
力側の少なくとも一部を短絡して引き戸本体3の閉鎖方
向への移動を停止状態に保持することができるので、赤
外線センサ20が人あるいは物体を検出している状態に
おいては、引き戸本体3を開く力を解除した任意の位置
で閉鎖方向に移動しようとする引き戸本体3を停止状態
に保持することになる。
【0056】また、人あるいは物体が自動閉鎖引き戸1
を通過して赤外線センサ20の感知範囲を越えた時点
で、赤外線センサ20から制御回路21への検出信号の
送出が停止され、制御回路21においては、入力信号制
御回路48が駆動ドライバ49bを駆動させてリセット
側のスイッチングトランジスタ50bをオンとさせてリ
レー41のリセット側の駆動コイル41bbに通電して
リレー41の接点41aa,41abを遮断状態に復帰
させる。これにより、引き戸本体3の閉鎖方向への所定
の速度による移動が再開されることになる。
【0057】このようにして、人あるいは物体が自動閉
鎖引き戸1の開放部分を通過して赤外線センサ20の感
知範囲を越えることにより引き戸本体3の閉鎖方向への
通常の移動が再開されると、引き戸本体3は所定の速度
で図2左方へ閉じられて行く。そして、引き戸本体3が
閉鎖方向へ移動している途中で、ブラケット8Rに固着
された磁石17がエアダンパ12のエアシリンダ14か
ら引き出されたピストンロッド15の先端に設けられた
吸着片16に当接する。その後は、引き戸本体3の閉鎖
方向への移動にともなってピストンロッド15がエアシ
リンダ14内に挿入されて行き、エアシリンダ14内の
エアを圧縮するとともに、従来公知の如く図示しないダ
ンパ調整弁によってエアを制御しながら少量ずつ外部に
排出して、閉鎖方向に走行する引き戸本体3の閉鎖速度
がさらに減速されて、引き戸本体3が戸枠2に強く衝突
するのを防止して図1に示す全閉状態に復帰する。
【0058】なお、電磁ブレーキ13が作動して引き戸
本体3が停止しているにかかわらず引き戸本体3を強制
的に閉鎖方向へ急激に動作させるなどの誤操作を行った
場合には、クラッチ31によってぜんまいユニット25
から回転軸27への駆動力の伝達が遮断されるので、発
電機23あるいはぜんまいユニット25に過負荷が加わ
るのを確実に防止することができる。
【0059】さらに、引き戸本体3が電磁ブレーキ13
により停止している間は、発電機23の出力が充電回路
42を介して電池45に供給されるので、二次電池から
なる電池45は、発電機23の出力によって充電される
ことになるので、電池45の寿命を延ばすことが容易に
できる。
【0060】このように、本実施形態の自動閉鎖引き戸
用制御装置11によれば、エアダンパ12は、引き戸本
体3が戸枠に強く衝突するのを防止する衝撃防止機能を
分担し、電磁ブレーキ13は、引き戸本体3が閉鎖する
際に赤外線センサ20が人あるいは物体を感知している
間において閉鎖方向に移動しようとする引き戸本体3を
停止状態に保持する停止機能を分担し、赤外線センサ2
0は、少なくとも引き戸本体3が閉鎖する際に人あるい
は物体を感知してその検出信号を電磁ブレーキ13へ送
出する検出機能を分担することができる。
【0061】したがって、本実施形態の自動閉鎖引き戸
用制御装置11によれば、引き戸本体3の閉鎖方向への
移動停止は、最初に電磁ブレーキ13が分担し、その後
エアダンパ12に引き継がれることになる。その結果、
電池切れなどの何らかの理由により電磁ブレーキ13が
故障した場合においても、エアダンパ12が引き戸本体
3が戸枠2に強く衝突するのを防止する衝撃防止機能を
確実に発揮することができるので、電磁ブレーキ13の
みの構成とした場合に比較して十分な完全性を確保する
ことができる。すなわち、本実施形態の自動閉鎖引き戸
用制御装置11によれば、簡単な構成で安全性を十分に
確保することができる。
【0062】さらに、本実施形態の自動閉鎖引き戸用制
御装置11によれば、電磁ブレーキ13の制御回路21
および赤外線センサ20のそれぞれの電源として電池4
5を用いることができるので、特に電源用の電気配線が
不要である。このことは、エアダンパ12のみを有する
既設の自動閉鎖引き戸に対して、本実施形態の自動閉鎖
引き戸用制御装置11の電磁ブレーキ13を簡単に取り
付けることが可能となる。したがって、既設の自動閉鎖
引き戸に対して、本実施形態の自動閉鎖引き戸用制御装
置11を容易に設置することができる。
【0063】また、本発明の自動閉鎖引き戸用制御装置
11の電磁ブレーキ13によれば、電磁ブレーキ13に
ぜんまいユニット25、駆動力伝動手段26、ワイヤ3
7が設けられているので、電磁ブレーキ13による閉鎖
方向に移動する引き戸本体3の停止状態を確実に得るこ
とができる。
【0064】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、必要に応じて種々変更することができ
る。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明の自動閉鎖引
き戸用制御装置によれば、何らかの理由により電磁ブレ
ーキが故障した場合においても、エアダンパが引き戸本
体が戸枠に強く衝突するのを防止する衝撃防止機能を発
揮することができるので、簡単な構成で安全性を十分に
確保することができるなどの極めて優れた効果を奏す
る。
【0066】また、本発明の自動閉鎖引き戸用制御装置
の電磁ブレーキによれば、電磁ブレーキによる閉鎖方向
に移動する引き戸本体の停止状態を確実に得ることがで
きるなどの極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動閉鎖引き戸用制御装置およ
びその電磁ブレーキを適用する自動閉鎖引き戸の実施形
態における引き戸本体が閉じた全閉状態における全体構
成の要部を示す正面図
【図2】 本発明に係る自動閉鎖引き戸用制御装置およ
びその電磁ブレーキを適用する自動閉鎖引き戸の実施形
態における引き戸本体が開いた全開状態における全体構
成の要部を示す正面図1と同様の図
【図3】 図1に示す自動閉鎖引き戸用制御装置の電磁
ブレーキの本体ユニットの拡大正面図
【図4】 図3に示す本体ユニットの内部構成を示す一
部切断平面図
【図5】 図3に示す本体ユニットの制御ユニットに配
設される制御回路の実施形態の要部を示す回路図
【符号の説明】
1 自動閉鎖引き戸 2 戸枠 3 引き戸本体 4 ガイドレール 5 閉鎖力付与ユニット 6 ワイヤ 11 自動閉鎖引き戸用制御装置 12 エアダンパ 13 電磁ブレーキ 14 エアシリンダ 15 ピストンロッド 18 本体ユニット 19 センサユニット 20 赤外線センサ 21 制御回路 22 本体フレーム 23 発電機 24 制御ユニット 25 ぜんまいユニット 26 駆動力伝動手段 27 回転軸 28 ローラクラッチ 29 回転子 30 固定子 31 クラッチ 32 入力歯車 33 固定軸 34 ケース体 35 渦巻きばね 36 出力歯車 37 ワイヤ 41 リレー 41aa、41ab (リレーの)接点 41ba、41bb (リレーの)駆動コイル 42 充電回路 43a 正極の出力端子 43b 負極の出力端子 44 抵抗 45 電池 46 ダイオード 47a 正極の接続端子 47b 負極の接続端子 47c 入力接続端子 48 入力信号制御回路 49a、49b 駆動ドライバ 50a、50b スイッチングトランジスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常に閉鎖方向の力を付与されている引き
    戸本体および戸枠を具備する自動閉鎖引き戸に付設さ
    れ、この自動閉鎖引き戸の引き戸本体の閉鎖方向の動作
    を制御する自動閉鎖引き戸用制御装置において、 前記引き戸本体の少なくとも閉鎖直前の閉鎖速度を減速
    するエアダンパと、 前記引き戸本体の閉鎖方向への移動を少なくとも実質的
    に停止可能とする電磁ブレーキと、 少なくとも前記引き戸本体が閉鎖する際に人あるいは物
    体を感知するセンサと、を有し、 前記電磁ブレーキは、前記センサが人あるいは物体を感
    知した信号の入力を受けて閉鎖方向に移動する前記引き
    戸本体を停止状態に保持するように構成されていること
    を特徴とする自動閉鎖引き戸用制御装置。
  2. 【請求項2】 常に閉鎖方向の力を付与されている引き
    戸本体および戸枠を具備する自動閉鎖引き戸に付設さ
    れ、この自動閉鎖引き戸の引き戸本体の閉鎖方向への移
    動を少なくとも前記引き戸本体が閉鎖する際に人あるい
    は物体を感知するセンサからの検出信号に基づいて少な
    くとも停止可能とする自動閉鎖引き戸用制御装置の電磁
    ブレーキにおいて、 本体フレームに回転自在に支持された回転軸と、ローラ
    クラッチを介して前記回転軸に固着され、前記引き戸本
    体の閉鎖方向への移動によって回転駆動される回転子
    と、この回転子の周囲に配設される固定子を具備する発
    電機と、 前記本体フレームに支持された固定軸と、この固定軸に
    回転自在に支持されたケース体と、一端が前記固定軸に
    固着され他端が前記ケース体の内周面に固着された渦巻
    きばねと、一端が前記ケース体の外周に固着され他端が
    前記引き戸本体の全開側に位置する前記戸枠に固着され
    るワイヤとを具備するぜんまいユニットと、 前記ぜんまいユニットのケース体の回転運動を前記発電
    機の回転軸に伝達する駆動力伝動手段と、 前記発電機および前記センサの両者に電気的に接続さ
    れ、前記発電機の動作制御を司る制御回路とを有し、 前記ぜんまいユニットの渦巻きばねは、前記引き戸本体
    の開放方向の移動に伴って緩和され、前記引き戸本体の
    閉鎖方向の移動に伴って緊張されるように構成されてお
    り、前記ぜんまいユニットのワイヤは、前記引き戸本体
    の開放方向の移動に伴って前記ケース体の外周に巻回さ
    れるように構成されており、 前記制御回路は、前記発電機の出力に接続され、前記セ
    ンサが人あるいは物体を感知した信号の入力を受けて閉
    鎖方向に移動する前記引き戸本体を停止するように前記
    発電機の出力側の少なくとも一部を短絡させるリレーと
    を具備していることを特徴とする自動閉鎖引き戸用制御
    装置の電磁ブレーキ。
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