JP2002332728A - 軒樋取付構造及び軒樋支持具 - Google Patents
軒樋取付構造及び軒樋支持具Info
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Abstract
が加わっても外れることがないように強固に取付可能な
軒樋取付け構造を提供する。 【課題解決手段】 軒樋1を軒樋支持具10を用いて取
り付けるようにした。軒樋支持具10は、躯体側に固定
する取付板部11と、この取付板部11から屋外側に突
出してなる支持腕12と、この支持腕の屋外側に設けて
なる樋屋外側係止部13と、前記取付板部11に向かっ
て突出した係止片17とを備え、係止片17の突出端部
と取付板部11の屋外側表面との間に、屋内側耳4と同
一又はこれよりも幅の狭い間隙を設け、取付板部11内
の少なくとも係止片の先端部と対向する部分を含む範囲
に凹部16を設け、凹部16内に軒樋1の屋内側耳4を
含む後面部を撓ませて屋内側耳4を係止片17に係合さ
せるようにした。
Description
固に取り付けることができる軒樋の取付け構造及びこれ
を構成する軒樋支持具に関する。
10に示すように、特許第2986317号(特開平7
−127201号)において、次の構成を備えた軒樋吊
り具50を用いたものが開示されている。すなわち、軒
樋吊り具50は、軒先の鼻隠板等の躯体側に固定する取
付片51と、この取付片51から屋外側(前側)に突出
してなる支持腕52と、この支持腕52の屋外側端部に
設けられた屋外側耳保持部53と、支持腕52の屋内側
端部に設けられた屋内側耳保持部54とを備え、支持腕
52の屋内側端部から取付片51に向けて係止片55を
突出させると共に、取付片51における当該係止片55
の斜め上方位置に突起56を設けて前記屋内側耳保持部
54を構成するものであった。
11に示すように、上記軒樋取付け構造における係止片
55の屋外側端部を屋外側に延設してガイド板57を設
け、このガイド板57によって屋内側耳62を係止片5
5と突起56との間に簡単かつ確実に挿通できるように
した軒樋取付け構造が開示されている。
はいずれも、軒樋60の屋外側耳61を軒樋吊り具50
の屋外側耳保持部53に係止させ、この係止点を中心に
軒樋60を回転させて屋内側を押し上げると、軒樋の屋
内側耳62が弾性変形して軒樋吊り具50の係止片55
と突起56との間を通過し、通過後に屋内側耳62が復
元して係止片55と突起56とで挟持されるから、ワン
タッチ式に簡単に取り付けることができるようになって
いる。しかしながら、このような軒樋取付け構造では、
屋内側耳62それ自体が弾性変形し得る幅で係止されて
いるから、例えば積雪荷重や風圧などによって軒樋に大
きな力が加わると、屋内側耳62が屋内側耳保持部54
内から抜け落ちる可能性があった。
樋を簡単に取り付けることができ、しかも積雪荷重や風
圧などによって軒樋に大きな力が加わったとしても外れ
ることがないように強固に軒樋を取り付けることができ
る軒樋取付け構造及びこれを構成するための軒樋支持具
を提供せんとするものである。
に、本発明は、樋本体の屋内側上端部に屋内側耳を備え
てなる軒樋を、次のような構成を備えた軒樋支持具を用
いて支持する軒樋取付構造を提供する。すなわち、本発
明の軒樋支持具は、樋本体の屋内側上端部に屋内側耳を
備えてなる軒樋を支持するための軒樋支持具であって、
躯体側に固定する取付板部と、この取付板部から屋外側
に突出してなる支持腕と、この支持腕の屋外側に設けて
なる樋屋外側係止部と、前記取付板部に向かって突出し
た係止片とを備え、軒樋支持具における係止片の突出端
部と取付板部の屋外側表面との間に、軒樋の屋内側耳と
同一幅又はこれよりも幅の狭い間隙を設けると共に、取
付板部内の少なくとも係止片の先端部と対向する部分を
含む範囲に、屋外側表面から屋内側に陥ませてなる凹部
若しくは切除部を設けるように構成することとした。
軒樋支持具の樋屋外側係止部に軒樋の屋外側を掛止し、
軒樋の屋内側は、屋内側耳を係止片に係止させて軒樋を
支持させることができる。しかも、本発明の軒樋支持具
の取付板部には凹部若しくは切除部を設けてあるから、
屋内側耳を係止片に係止させる際、凹部若しくは切除部
内に軒樋の屋内側耳を含む後面部を撓ませることがで
き、少なくとも屋内側耳の弾性変形し得る幅よりも広い
幅で弾性変形させることができるから、その分係止幅を
大きくとることができ、たとえ積雪荷重や風圧などによ
って軒樋に大きな力が加わったとしても外れないように
軒樋を強固に取り付けることができる。
しくは切除部は、取付板部の下端縁部から連続して係止
片の先端部と対向する部分を含む範囲に形成するのが好
ましい。このように凹部若しくは切除部を形成すれば、
係止片と取付板部との間に軒樋の屋内側耳を通過させる
際、係止片と接触している屋内側耳の部分及びその下方
の軒樋後面側全体を凹部若しくは切除部内に撓ませ入れ
ることができるから、より一層スムースに軒樋を取り付
けることができる。同時に、屋内側耳及び後面部をより
一層大きく幅をもって弾性変形させることができること
になるから、その分より一層大きな係止幅を確保するこ
とができる。
て、樋内抑え具を、軒樋支持具の係止片の基端部に回転
可能に軸止し、軒樋の取付け状態において、樋内抑え具
の上片部が屋内側耳の頭部に支持され、樋内抑え具の下
片部が軒樋の後面部に添い、当該下片部の下端部が軒樋
の底面付近に位置するように構成すれば、軒樋の屋内外
方及び上下方向の移動・変形を規制することができ、よ
り強固に軒樋を取り付けることができる。
具において、軒樋の屋外側係止構造は、軒樋支持具の樋
屋外側係止部に係合可能な構造であれば任意に形成可能
である。例えば、下記実施例の如く、樋本体の屋外側上
端部に屋外側耳を設け、軒樋支持具にはこれを係止可能
な樋屋外側係止部を設けるように形成することも可能で
あるし、その他の係合構造とすることも可能である。
例に基づいて説明する。
1に示すように、軒樋支持具10及び樋内抑え具20を
用いて軒樋1を支持するように構成したものである。
a、底面部2aの屋外側端縁部から起立してなる前面部
2b、及び底面部2aの屋内側端縁部から起立してなる
後面部2cを備えた断面略U字状の長尺溝状の樋本体2
と、樋本体2の屋外側上端部すなわち前面部2bの上端
部に沿って設けてなる屋外側耳3と、樋本体2の屋内側
上端部すなわち後面部2cの上端部に沿って設けてなる
屋内側耳4とを、備えている。
成樹脂を押出成形してなる長尺材であり、少なくとも底
面部2a、前面部2b及び後面部2cを薄肉板状に形成
してある。
樋屋外側係止部13内に挿入することにより、軒樋1の
屋外側を掛止できるように形成してある。具体的には、
前面部2bの上端部から樋内側に突出すると共に¬状に
折れ曲がった逆L型空洞部3aを形成し、この逆L型空
洞部3aの下端部を水平方向に湾曲させながら収束し、
その先端側に屋内側略水平方向に突出してなる突出片部
3bとして延設し、この突出片部3bの先端部を丸く膨
らませて丸棒状端部3cとし、逆L型空洞部3aと前面
部2bとで囲まれる逆凹溝部3dを掛止部とするように
形成してある。なお、本発明は、屋外側耳3の形状及び
構造を特に限定するものではないが、上記の如く、逆L
型空洞部と突出片部とを備えるように形成すれば、軽量
でかつ強度が高く、可撓性を付与することができる。
内側に突出すると共に、断面略三角状、すなわち上端部
から樋内側に下る傾斜面4aを備えるように形成してあ
る。この屋内側耳4は、本実施例の如く、上端部から樋
内側に下る傾斜面4aを備えるように形成するのが好ま
しいが、図9に示す如く、断面略四角状に形成すること
もできる。
示すように、取付板部11と、この取付板部11から屋
外側に突出してなる支持腕12と、支持腕12の屋外側
端部に設けてなる樋屋外側係止部13と、支持腕12の
屋内側言い換えれば支持腕12の脇部分に設けてなる樋
屋内側係止部14と、樋内抑え具20を回動可能に軸止
し得る軸受部15と、を備えるように構成してある。こ
の軒樋支持部10は、金属製であっても、樹脂製であっ
てもよい。樹脂製とする場合、例えばポリカーボネート
樹脂、硬質塩化ビニル樹脂、アクリロニトリル、ポリ塩
化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレ
ンなどを用いることができるが、これに限定するもので
はない。
板状の取板本体11a内に屋外側表面11bから屋内側
に陥んだ凹部16を設け、取板本体11a内の四隅付近
にはそれぞれ貫通孔11cを設けて構成してある。ここ
で、凹部16は、上下方向に見ると、取板本体11aの
下端縁部から連続して半分よりも若干上方に至る範囲に
形成し、左右方向に見ると、取板本体11aの左右両端
に渡って形成し、凹部周縁にはテーパ面を形成してあ
る。この凹部16は、図7に示すように、取板本体11
aの下端縁部から連続させずに中央部に独立して形成す
ることも可能であるが、本実施例の如く、取板本体11
aの下端縁部から連続した範囲に形成すれば軒樋1をよ
り円滑に取り付けることができる。なお、凹部16の上
端は、少なくとも係止片17の先端部と対向する部分を
含む範囲まで形成し、言い換えれば少なくとも係止片1
7の先端部よりも上方まで形成する必要があるが、係止
片17の先端部よりもどれだけ上方まで形成するかにつ
いては屋内側耳4の上下幅及び樋内抑え具20の可動範
囲などを考慮して適宜設定すればよい。凹部16の左右
幅は、少なくとも後述する係止片17の樋長さ方向幅よ
りも広く設定すればよいが、本実施例の如く取板本体1
1aの左右両端に渡るように広い幅に形成すれば、軒樋
1を樋溝幅方向に同じ幅だけ撓ませるにしてもより緩や
かに撓ませることができるから、軒樋1に無理な力を加
えないでより円滑に取り付けることができる。逆に言え
ば、軒樋1を樋溝幅方向により大きく撓ませることがで
きる。また、本実施例の如く、少なくとも左右両側縁部
をテーパ状に形成すれば、一定幅の取板本体11a内に
できるだけ広い幅に渡って凹部を形成することができ
る。
りも狭い幅をもって形成し、取付板部11の上端中央部
から屋外側に突出するように形成してある。この支持腕
12は、上下に適宜間隔をおいて並設してなる2本の上
側腕部12a及び下側腕部12bから形成してあり、取
付板部11から屋外側に向かって一旦下り、後面部2c
との間に脇部を形成し、続いて水平部介して屋外側先端
部において上向きになるように形成してある。
aを設けてなる略矩形状の空洞部13bを設けて形成し
てあり、空洞部13b内の開口部13aの下方には湾曲
したスロープ面を形成し、開口部13aから屋外側耳3
を挿入するとスムーズに空洞部13bの奥方に案内され
るように形成してある。
に向かって突出する係止片17を設けて、この係止片1
7上に軒樋1の屋内側耳4を係止し得るように構成して
ある。係止片17は、上記支持腕12の下側腕部12b
が取付板部11から突出して下ったその下端部から取付
板部11に向かって斜め上方に突出するように形成し、
この係止片17の突出端部と取付板部11の屋外側表面
11bと間に適宜距離Hを設けるようにしてある。係止
片17の形状は、適宜肉厚を備えた板片の先端下面側を
湾曲形成し、係止片17の下面に屋内側耳4を当接させ
て押し上げると当該屋内側耳4をスムースに屋内側に案
内し得るように形成してある。ここで、上記の距離H、
すなわち樋屋内側係止部14における係止片17の突出
端部と取付板部11の屋外側表面11bとの間の距離H
は、少なくとも屋内側耳4の通常状態における樋溝幅方
向幅(短手幅)と同一或いはこれよりも狭く、かつ後面
部2cの肉厚よりも広く形成する。更に言えば、屋内側
耳4自体が樋溝幅方向に弾性変形し得る幅よりも狭く設
定し、図6に示すように、軒樋2の屋内側耳4を凹部1
6内に撓んで入らないと取付板部11と係止片17との
間を屋内側耳4が通過できないようにするのが好まし
い。なお、樋屋内側係止部14は、取付板部11に向か
って突出する係止片17を設け、その係止片17の上部
に屋内側耳4を収納し得る空間部ができれば、その他の
構成は任意である。
なわち支持腕12の下側腕部12bが取付板部11から
一旦下がった部分の下端部付近に形成してある。この軸
受部15は、下面部に樋内抑え具20の軸部25よりも
若干狭幅の開口部15aを設け、その奥に丸溝部15b
を設けて樋内抑え具20を回動可能に軸止し得るように
形成してある。
の字状に折れ曲がった板片部21a(22a)に連続し
て垂直片部21b(22b)を形成してなるが如き形状
の2枚の板片部21、22を若干の間隔をおいて並べて
抑え片23を形成し、2組の抑え片23、23を支持腕
12の幅だけ間隔をおいて配設し、これら抑え片23、
23間を連結片24で連結すると共に、板片部21a
(22a)の屈曲部分に軸部25を架け渡して構成して
ある。この樋内抑え具20は、軸部25を軒樋支持具1
0の軸受部15内に挿入して装着することにより、軒樋
支持具10に軸部25を中心に回転可能に軸止すること
ができる。なお、樋内抑え具20は、くの字状に折れ曲
がった回動支承片部に連続する下片部を備えた抑え片間
に軸部で架設し、軒樋の取付けた状態においては、上片
部が屋内側耳の頭に支持され、下片部が軒樋の後面部に
添って下片部下端部が軒樋の底面付近に位置する構造を
備えていれば、適宜変更可能である。
具20を用いて軒樋1を取り付ける方法及びその取付け
構造について説明する。
先の鼻隠し板100の所定位置に当接し、各貫通孔11
cにビス等を打ち込んで軒樋支持具10を軒先に固定す
る。次に、図5に示すように、屋外側耳3の突出片部3
bを樋屋外側係止部13の開口部13a内に挿入するよ
うにして屋外側耳3を樋屋外側係止部13に係止させ、
この係止点を中心に軒樋1を屋内側に回転させて屋内側
耳4を係止片17の下面に当接させる。この際、樋内抑
え具20は、図5に示す如く、自然にバランスがとれた
状態すなわち垂直片部21bが屋外側に適宜角度開いた
状態にして軒樋1の動作を邪魔しないようにしておくの
が好ましい。
る。すると、図6(A)〜(C)に示すように、係止片
17によって屋内側耳4は屋内側に押出され、図6
(B)(C)に示すように、係止片17と接触している
部分を中心として屋内側耳4及び軒樋1の後面部2cが
屋外側に撓んで凹部16内に入り込み、この状態で、屋
内側耳4は係止片17と取付板部11との間を通過し、
通過した後に屋内側耳4及び後面部2cはその弾性によ
って撓んだ状態から復元し、屋内側耳4は係止片17上
に係止される。このように、本発明では取付板部11内
に凹部16を形成したことにより、従来のように屋内側
耳4自体の弾性変形ではなく、軒樋1の屋内側耳4及び
後面部2cが屋内方向に撓んで、屋内側耳4を係止片1
7と取付板部11との間を通過させることができるか
ら、少なくとも屋内側耳4の弾性変形幅よりも大きく幅
の弾性変形を伴って屋内側耳4を係止させることがで
き、より大きな係止幅を確保することができるからより
一層強固に軒樋1を取り付けることができる。しかもそ
の凹部16を取板本体11aの下端縁部から連続して形
成することにより、係止片17と接触している部分の屋
内側耳4と共にその下方の後面部2cをも一緒に撓わま
せることができ、軒樋1を大きく弾性変形させるにもか
かわらず軒樋1に無理な力を加えないで取り付けること
ができる。
る際、屋内側耳4が樋内抑え具20の板片部21a(2
2a)を押し上げ、樋内抑え具20は垂直片部21b
(22b)が軒樋1の後面部2cに近づくように回転し
て、軒樋1の取付け状態では、樋内抑え具20の板片部
21a(22a)が屋内側耳4に押し上げられ、垂直片
部21b(22b)は軒樋1の後面部2cに添い、当該
垂直片部21b(22b)の下端部は軒樋1の底面2a
付近に位置する状態に固定されるから、樋内抑え具20
によって軒樋1の屋外側への移動及び変形並びに上方へ
の移動及び変形を規制することができる。ただし、樋内
抑え具20は、取り付けるのが勿論好ましいが、欠けて
いても本発明の軒樋取付け構造を構成することは可能で
ある。
ての軒樋支持具30を示したものであり、軒樋支持具1
0の構成における凹部16を、取板本体11aの下端縁
部から連続させずに中央部に独立して凹部36として形
成し、その他は軒樋支持具10と同様に形成したもので
ある。この場合には、屋内側耳4を係止片17と取付板
部11との間に押し込む際、軒樋支持具10の場合のよ
うに、屋内側耳4からその下方の後面部2cが全体的に
屋内側に撓むのではなく、屋内側耳4とその付近の後面
部2cのみが部分的に凹部36内に撓んで入るようにな
る。よって、軒樋支持具10に比べれば、軒樋1の屋内
側耳4及び後面部2cを屋内方向に撓ませにくくなり、
係止幅も小さいが、従来の如き屋内側耳4の弾性変形に
より係止する場合に比べればより大きな係止幅を確保す
ることができる。
ての軒樋支持具40を示したものであり、軒樋支持具1
0の構成における凹部16の部分を切除部46とし、そ
の他は軒樋支持具10と同様に形成したものである。こ
の場合には、軒樋支持具10と同様の効果を得ることが
できる。
を示した一部断面側面図である。
一例を示した側面図である。
斜視図である。
た一部断面側面図である。
内側耳が係止片、取付板部間を挿通する際の状態したも
のであり、(A)は側面から見た図、(B)は上方から
見た図、(C)は斜め上方から見た断面図である。
け構造の一例を示した一部断面側面図である。
視図である。
面側面図である。
る。
0)
Claims (4)
- 【請求項1】 樋本体の屋内側上端部に屋内側耳を備え
てなる軒樋と、 躯体側に固定する取付板部、この取付板部から屋外側に
突出してなる支持腕、この支持腕の屋外側に設けてなる
樋屋外側係止部、及び前記取付板部に向かって突出した
係止片とを備えてなる軒樋支持具と、を有し、 軒樋支持具における係止片の突出端部と取付板部の屋外
側表面との間に、軒樋の屋内側耳と同一幅又はこれより
も幅の狭い間隙を設けると共に、取付板部内の少なくと
も係止片の先端部と対向する部分を含む範囲に、屋外側
表面から屋内側に陥ませてなる凹部若しくは切除部を設
けてなる構成を備えた軒樋取付構造。 - 【請求項2】 上記の凹部若しくは切除部は、取付板部
の下端縁部から連続して係止片の先端部と対向する部分
を含む範囲に形成することを特徴とする請求項1に記載
の軒樋取付構造。 - 【請求項3】 樋本体の屋内側上端部に屋内側耳を備え
てなる軒樋を支持するための軒樋支持具であって、 躯体側に固定する取付板部と、この取付板部から屋外側
に突出してなる支持腕と、この支持腕の屋外側に設けて
なる樋屋外側係止部と、前記取付板部に向かって突出し
た係止片とを備え、 軒樋支持具における係止片の突出端部と取付板部の屋外
側表面との間に、軒樋の屋内側耳と同一幅又はこれより
も幅の狭い間隙を設けると共に、取付板部内の少なくと
も係止片の先端部と対向する部分を含む範囲に、屋外側
表面から屋内側に陥ませてなる凹部若しくは切除部を設
けてなる構成を備えた軒樋取付構造。 - 【請求項4】 上記の凹部若しくは切除部は、取付板部
の下端縁部から連続して係止片の先端部と対向する部分
を含む範囲に形成することを特徴とする請求項3に記載
の軒樋支持具。
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