JP2002330081A - 自動車用ガラスアンテナ装置 - Google Patents

自動車用ガラスアンテナ装置

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JP2002330081A
JP2002330081A JP2001131326A JP2001131326A JP2002330081A JP 2002330081 A JP2002330081 A JP 2002330081A JP 2001131326 A JP2001131326 A JP 2001131326A JP 2001131326 A JP2001131326 A JP 2001131326A JP 2002330081 A JP2002330081 A JP 2002330081A
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JP
Japan
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circuit
mhz
antenna
broadcast band
frequency
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JP2001131326A
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English (en)
Inventor
Goshi Yamamoto
剛資 山本
Koji Tabata
耕司 田畑
Atsushi Nobuoka
淳 信岡
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価で、かつ、小型化された自動車用ガラスア
ンテナ装置を提供する。 【解決手段】フィルタ回路8は30MHz以下の周波数
を減衰させ、給電点6と受信機20との間に、半導体素
子を使用した中間回路とハイパスフィルタ回路との並列
接続回路を備えるアンテナ周辺回路7が挿入接続され、
中間回路は30MHz以下の周波数を通過又は増幅さ
せ、ハイパスフィルタ回路は30MHz以下の周波数を
減衰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジオ及びテレビ
放送等の受信に適する自動車用ガラスアンテナ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、長波放送帯(150〜280kH
z)、中波放送帯(520〜1700kHz)及び短波
放送帯(2.3〜26.1MHz)等の30MHz以下
の放送帯と日本のFM放送帯(76〜90MHz)等の
50MHz以上の放送帯とを受信する自動車用ガラスア
ンテナ装置として図3に示すものが知られていた。
【0003】図3に示す従来例は、後部窓ガラス板1に
設けられたアンテナ導体4とデフォッガ3とを近接させ
て容量結合(通常50pF以上)させ、かつ、デフォッ
ガ3と直流電源10との間にチョークコイル9を接続さ
せてデフォッガ3に励起した放送電波信号を上記容量結
合、アンテナ導体4、給電点6及び前置増幅器17を介
して受信機20に伝えて感度を向上させていた。
【0004】しかし、図3に示す従来例は、長波放送
帯、中波放送帯及び短波放送帯を受信する際にエンジン
ノイズ等の車両ノイズを受けやすい問題があった。さら
に、長波放送帯を受信するために、チョークコイル9の
インダクタンス値を1〜10mHにしなければならず、
チョークコイル9がコスト高になり、また、装置全体が
大型になる問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
有する前述の欠点を解消する自動車用ガラスアンテナ装
置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数本のヒー
タ線と、該ヒータ線に給電する複数のバスバを有する通
電加熱式のデフォッガとが自動車の後部窓ガラス板に設
けられており、後部窓ガラス板のデフォッガの領域外に
アンテナ導体とアンテナ導体の給電点とが設けられてお
り、一のバスバと直流電源との間、及び/又は、他のバ
スバと接地との間にフィルタ回路が設けられており、3
0MHz以下の放送帯及び30MHz以上の放送帯を受
信する自動車用ガラスアンテナにおいて、フィルタ回路
は30MHz以下の周波数の全部又は一部を減衰させる
機能を有し、給電点と受信機との間にアンテナ周辺回路
が設けられており、アンテナ周辺回路の入力端とアンテ
ナ周辺回路の出力端との間に、並列接続回路されたアク
ティブ回路とパッシブ回路が設けられており、アクティ
ブ回路は30MHz以下の周波数の全部又は一部を通過
又は増幅させる機能を有し、パッシブ回路は30MHz
以下の周波数の全部又は一部を減衰させる機能を有する
ことを特徴とする自動車用ガラスアンテナ装置を提供す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に従って詳細
に説明する。図1は本発明の自動車用ガラスアンテナ装
置の一実施例の構成図である。図1に示す自動車用ガラ
スアンテナ装置は、長波放送帯、中波放送帯、短波放送
帯及び日本のFM放送帯を受信する。
【0008】図1において、1は自動車の後部窓ガラス
板、2はヒータ線、2aは最高位のヒータ線、3はデフ
ォッガ、4はアンテナ導体、5a、5bはバスバ、6は
アンテナ導体4の給電点、7はアンテナ周辺回路、8は
フィルタ回路(破線)、10は直流電源、11はコンデ
ンサ、12はコイル、20は受信機である。
【0009】図1に示すとおり、多数本のヒータ線2
と、ヒータ線2に給電するバスバ5a、5bとを有する
通電加熱式のデフォッガ3が後部窓ガラス板1に設けら
れている。
【0010】後部窓ガラス板1のデフォッガ3の領域外
にアンテナ導体4と給電点6とが設けられている。アン
テナ導体4とデフォッガ3とは、容量結合していない
か、又は、50pF以下で容量結合していることが好ま
しい。アンテナ導体4とデフォッガ3との容量結合の容
量が50pFを超えると、50pF以下である場合と比
較してS/N比が悪くなる。
【0011】アンテナ導体4に励起する受信信号は、給
電点6、アンテナ周辺回路7を介して受信機20に送ら
れる。デフォッガ3には直流電源10から直流電流が通
電される。
【0012】バスバ5bと直流電源10との間にフィル
タ回路8が挿入接続されている。ノイズを減衰しやす
く、安価であって好ましいため、図1ではこのように構
成したが、これに限定されず、バスバ5aと接地との間
にフィルタ回路を挿入接続してもよいし、バスバ5bと
直流電源10との間、及び、バスバ5aと接地との間に
フィルタ回路を挿入接続してもよい。
【0013】本発明では、30MHz以下の放送帯及び
30MHz以上の放送帯を受信する。30MHz以下の
放送帯であれば、1つの放送帯又は複数の放送帯であっ
てもよい。また、30MHz以上の放送帯であれば、1
つの放送帯又は複数の放送帯であってもよい。
【0014】フィルタ回路8は30MHz以下の周波数
の全部又は一部を減衰させる機能を有する。図1の例で
は、フィルタ回路8はコンデンサ11とコイル12とで
構成したが、30MHz以下の周波数の全部又は一部を
減衰させる機能を有するなら、図1に示す回路構成に限
定されない。
【0015】図1に示すとおり、給電点6と受信機20
との間に、アンテナ周辺回路7が挿入接続されている。
アンテナ周辺回路7の回路構成例を図2に示す。図2に
おいて、31はローパスフィルタ回路、32はマッチン
グ回路、33は中間回路、34はマッチング回路、35
はノイズフィルタ回路、36はパッシブ回路であるハイ
パスフィルタ回路である。ここで、パッシブ回路とは、
半導体素子を備えてなく、抵抗、コンデンサ及びコイル
から選ばれる少なくとも1つの回路素子により構成され
る回路をいう。
【0016】アンテナ周辺回路7は、ローパスフィルタ
回路31、マッチング回路32、中間回路33及びマッ
チング回路34の直列接続回路と、ハイパスフィルタ回
路36との並列接続回路を備えている。中間回路33は
トランジスタ等の半導体素子を有するため、ローパスフ
ィルタ回路31、マッチング回路32、中間回路33及
びマッチング回路34の直列接続回路はアクティブ回路
である。
【0017】そのため、アンテナ周辺回路7は、アクテ
ィブ回路とパッシブ回路との並列接続回路を備えてい
る。ノイズフィルタ回路35は中間回路33と直流電源
10との間に接続されている。図1で、中間回路33を
増幅回路とすることが好ましいが、これに限定されず、
増幅機能のない回路であってもよい。
【0018】ローパスフィルタ回路31は30MHz超
の周波数を減衰させる機能を有するが、ローパスフィル
タ回路31の代わりに、30MHz超の周波数の全部又
は一部を減衰させる機能を有するフィルタ回路を使用し
てもよい。ローパスフィルタ回路31がこの周波数を減
衰させる機能を有するため、ローパスフィルタ回路3
1、マッチング回路32、中間回路33及びマッチング
回路34の直列接続回路を備えるアクティブ回路もロー
パスフィルタ回路31が有する周波数減衰機能と同様の
周波数減衰機能を有する。換言すれば、アクティブ回路
は30MHz以下の周波数の全部又は一部を通過又は増
幅させる機能を有する。
【0019】ハイパスフィルタ回路36は半導体素子を
備えておらず、抵抗、コンデンサ及びコイルから選ばれ
る少なくとも1つの回路素子により構成される。ハイパ
スフィルタ回路36は30MHz以下の周波数を減衰さ
せ、30MHz以上の周波数、例えば日本のFM放送帯
を通過させる機能を有する。しかし、30MHz以下の
周波数の全部又は一部を減衰させる機能を有するフィル
タ回路であればハイパスフィルタ回路以外のフィルタ回
路でも使用できる。
【0020】また、アンテナ導体4、ヒータ線2とバス
バ5a、5bとは、通常、銀ペースト等の、導電性金属
を含有するペーストを後部窓ガラス板1の車内側表面に
プリントし、焼付けて形成される。しかし、この形成方
法に限定されず、銅等の導電性物質からなる、線状体又
は箔状体を、後部窓ガラス板1の車内側表面又は車外側
表面に形成してもよく、後部窓ガラス板1自身の内部に
設けてもよい。
【0021】
【実施例】以下、実施例(例1)と比較例(例2)とを
説明する。 (例1)自動車の後部窓ガラス板を使用し、図1に示す
ような自動車用ガラスアンテナ装置を製作した。コイル
12の値は100μH、コンデンサ11の値は10μ
F、アンテナ導体4とデフォッガ3との間の容量を20
pFとした。
【0022】アクティブ回路は長波放送帯、中波放送
帯、短波放送帯の感度を平均10dB向上させる増幅度
を有し、日本のFM放送帯を平均10dB減衰させる機
能を有する回路を使用した。ハイパスフィルタ回路36
は長波放送帯、中波放送帯、短波放送帯を平均10dB
減衰させる機能を有する回路を使用した。
【0023】マッチング回路34の出力インピーダンを
75Ωとし、受信機20の入力インピーダンスである7
5Ωと一致させた。長波放送帯、中波放送帯、短波放送
帯及び日本のFM放送帯を受信したところ良好に受信で
きた。図4の実線は、フィルタ回路8の周波数−減衰量
の特性を示す。
【0024】(例2)自動車の後部窓ガラス板を使用
し、図3に示すような自動車用ガラスアンテナ装置を製
作した。チョークコイル9のインダクタンス値は、1次
側、2次側ともに、2.0mHとし、アンテナ導体4と
デフォッガ3との容量結合は、100pFとした。図4
の破線は、チョークコイル9の周波数−減衰量の特性を
示す。
【0025】例1と比較して、長波放送帯、中波放送帯
及び短波放送帯のノイズが多く聞き苦しかった。30d
BμV/mの電界強度下において、S/N比を比較する
と、200kHz、1000kHz及び9.5MHzに
おいて、例1は、例2より、5dB大きかった。
【0026】
【発明の効果】本発明では、アンテナ導体4とデフォッ
ガ3との容量結合の容量が小さいため、長波放送帯、中
波放送帯及び短波放送帯にエンジンノイズ等の車両ノイ
ズを受けにくい。さらに、チョークコイルを使用しない
ため、自動車用ガラスアンテナ装置が安価になり、か
つ、小型化にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ガラスアンテナ装置の一実施
例の構成図。
【図2】アンテナ周辺回路7の回路構成例の構成図。
【図3】従来例の構成図。
【図4】例1におけるフィルタ回路8及び例2のチョー
クコイル9の周波数−減衰量の特性図。
【符号の説明】
1:自動車の後部窓ガラス板 2:ヒータ線 2a:最高位のヒータ線 3:デフォッガ 4:アンテナ導体 6:アンテナ導体4の給電点 5a、5b:バスバ 7:アンテナ周辺回路 9:チョークコイル 10:直流電源 11:コンデンサ 12:コイル
フロントページの続き Fターム(参考) 5J046 AA04 AB17 LA03 LA09 5K062 AA02 AA06 AB06 AC00 AC01 AD01 BC02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数本のヒータ線と、該ヒータ線に給電す
    る複数のバスバを有する通電加熱式のデフォッガとが自
    動車の後部窓ガラス板に設けられており、後部窓ガラス
    板のデフォッガの領域外にアンテナ導体とアンテナ導体
    の給電点とが設けられており、一のバスバと直流電源と
    の間、及び/又は、他のバスバと接地との間にフィルタ
    回路が設けられており、30MHz以下の放送帯及び3
    0MHz以上の放送帯を受信する自動車用ガラスアンテ
    ナにおいて、 フィルタ回路は30MHz以下の周波数の全部又は一部
    を減衰させる機能を有し、 給電点と受信機との間にアンテナ周辺回路が設けられて
    おり、 アンテナ周辺回路の入力端とアンテナ周辺回路の出力端
    との間に、並列接続回路されたアクティブ回路とパッシ
    ブ回路が設けられており、 アクティブ回路は30MHz以下の周波数の全部又は一
    部を通過又は増幅させる機能を有し、 パッシブ回路は30MHz以下の周波数の全部又は一部
    を減衰させる機能を有することを特徴とする自動車用ガ
    ラスアンテナ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009194427A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Panasonic Corp アンテナ装置およびそれを用いた電子機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009194427A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Panasonic Corp アンテナ装置およびそれを用いた電子機器

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