JP2002329668A - 半導体装置の作製方法 - Google Patents
半導体装置の作製方法Info
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Abstract
により行う方法が挙げられる。しかしながら、半導体膜
にレーザ光を照射すると、半導体膜が瞬間的に溶融され
て局所的に膨張したり、基板と半導体膜との温度勾配が
急峻であるため前記半導体膜に歪みが生じ、得られる結
晶質半導体膜の膜質を低下させてしまう場合がある。 【解決手段】本発明は、半導体膜に対してレーザ光によ
る結晶化を行った後に、加熱処理により前記半導体膜を
加熱することで、前記半導体膜の歪みを低減することを
特徴とする。レーザ光による照射が局所的に加熱するの
に対し、加熱処理は基板および半導体膜を全体的に加熱
するため、半導体膜に形成された歪みが低減され、該半
導体膜の物性を向上することを可能とする。
Description
た半導体膜のアニール(以下、レーザアニールという)
を工程に含んで作製された半導体装置の作製方法に関す
る。なお、ここでいう半導体装置には、液晶表示装置や
発光装置等の電気光学装置及び該電気光学装置を部品と
して含む電子機器も含まれるものとする。
た半導体膜に対し、レーザアニールを施して、結晶化さ
せたり、結晶性を向上させる技術が広く研究されてい
る。上記半導体膜には珪素がよく用いられる。本明細書
中では、半導体膜をレーザ光で結晶化し、結晶質半導体
膜を得る手段をレーザ結晶化という。なお、本明細書中
において、結晶質半導体膜とは、結晶化領域が存在する
半導体膜のことを指す。
成石英ガラス基板と比較し、安価で加工性に富んでお
り、大面積基板を容易に作製できる利点を持っている。
これが上記研究の行われる理由である。また、結晶化に
好んでレーザが使用されるのは、ガラス基板の融点が低
いからである。レーザは基板の温度を余り上昇させず
に、半導体膜に高いエネルギーを与えることが出来る。
また、電熱炉を用いた加熱手段に比べて格段にスループ
ットが高い。
半導体膜は、高い移動度を有するため、この結晶質半導
体膜を用いて薄膜トランジスタ(TFT)を形成し、例
えば、1枚のガラス基板上に、画素駆動用と駆動回路用
のTFTを作製する、モノリシック型の液晶電気光学装
置等に盛んに利用されている。
パルスレーザ光を、照射面において、数cm角の四角い
スポットや、長さ10cm以上の線状となるように光学
系にて加工し、レーザ光を走査させて(あるいはレーザ
光の照射位置を被照射面に対し相対的に移動させて)、
レーザアニールを行なう方法が生産性が高く工業的に優
れているため、好んで使用されている。
走査が必要なスポット状のレーザ光を用いた場合とは異
なり、線状ビームの長尺方向に直角な方向だけの走査で
被照射面全体にレーザ照射を行なうことが出来るため、
生産性が高い。長尺方向に直角な方向に走査するのは、
それが最も効率の良い走査方向であるからである。この
高い生産性により、現在レーザアニール法にはパルス発
振エキシマレーザ光を適当な光学系で加工した線状ビー
ムを使用することが、TFTを用いる液晶表示装置の製
造技術の主流になりつつある。
光の照射による結晶化法は、得られる結晶質半導体膜の
膜質を低下させてしまう場合がある。すなわち、半導体
膜にレーザ光を照射すると、半導体膜が瞬間的に溶融さ
れて、局所的に膨張し、この膨張によって生じる内部応
力を緩和するために、結晶質半導体膜に歪みが生じる。
基板の温度を余り上昇させずに、半導体膜に高いエネル
ギーを与えることができる。そのため、基板と半導体膜
とに急峻な温度勾配が生じ、前記半導体膜は引っ張り応
力により歪んでしまう。
体膜に歪みが存在すると、前記歪みに起因するポテンシ
ャル障壁やトラップ順位が形成されるため、活性層とゲ
ート絶縁膜との界面準位を高くしてしまう。そのため、
しきい値、S値、電界効果移動度などの電気的特性に悪
影響を及ぼす。また、半導体膜に歪みがあると、電界が
均一にかからず、半導体装置の動作不良の原因となる。
加えて、半導体膜表面の歪みは、スパッタ法やCVD法
により堆積されるゲート絶縁膜などの絶縁膜の平坦性を
損なうものであり、絶縁不良等の信頼性を低下させる。
また、TFTの電界効果移動度を決める要素のひとつと
して、表面散乱効果があげられる。TFTの活性層とゲ
ート絶縁膜との界面の平坦性が電界効果移動度に大きな
影響を与え、界面が平坦であるほど散乱の影響を受けず
高い電界効果移動度が得られる。このように、結晶質半
導体膜の歪みがTFTの特性全てに影響を与え、歩留ま
りまで変わってしまう。
ることにより、該半導体膜を用いて作製されるTFTに
おいて、しきい値、S値、電界効果移動度などの電気的
特性を良好なものとし、このようなTFTを用いて作製
される半導体装置の作製方法を提供することを目的とす
る。
してレーザ光による結晶化を行なった後に、加熱処理に
より前記半導体膜を加熱することで、該半導体膜に形成
されている歪みを低減することを特徴とする。レーザ光
による照射が局所的に加熱するのに対し、加熱処理は基
板および半導体膜を全体的に加熱するため、半導体膜に
形成された歪みが緩和され、該半導体膜の物性を向上さ
せることを可能とする。
れた非晶質半導体膜にレーザ光を照射して結晶質半導体
膜を形成し、加熱処理を行なって、前記レーザ光の照射
により前記結晶質半導体膜に形成された歪みを低減し、
前記加熱処理後の前記結晶質半導体膜にエッチングを行
なって島状の結晶質半導体膜を形成することを特徴とし
ている。
に形成された非晶質半導体膜にレーザ光を照射して結晶
質半導体膜を形成し、前記結晶質半導体膜にエッチング
を行なって、島状の結晶質半導体膜を形成し、加熱処理
を行なって、前記レーザ光の照射により前記島状の結晶
質半導体膜に形成された歪みを低減することを特徴とし
ている。
発振するためのレーザとして、パルス発振型または連続
発光型のガスレーザ、固体レーザ、金属レーザなどを用
いることができる。前記固体レーザとしては連続発振ま
たはパルス発振のYAGレーザ、YVO4レーザ、YL
Fレーザ、YAlO3レーザ、ガラスレーザ、ルビーレ
ーザ、アレキサンドライドレーザ、Ti:サファイアレ
ーザ等があり、前記気体レーザとしては連続発振または
パルス発振のエキシマレーザ、Arレーザ、Krレー
ザ、CO2レーザ等があり、前記金属レーザとしてはヘ
リウムカドミウムレーザ、銅蒸気レーザ、金蒸気レーザ
が挙げられる。また、前記レーザ光は高調波に変換され
ていてもよい。
処理は、ファーネスアニール炉を用いた熱アニール法ま
たはRTA法であることを特徴としている。
速に加熱し、短時間で熱処理を行う方法である。本明細
書中では、ランプから射出される光をランプ光と呼ぶ。
前記ランプ光は、基板の上側から、基板の下側からもし
くは基板の下側および上側から照射されるものとする。
そして、前記ランプ光は、ハロゲンランプ、メタルハラ
イドランプ、キセノンアークランプ、カーボンアークラ
ンプ、高圧ナトリウムランプ、または高圧水銀ランプか
ら射出された光であるとする。また前記基板として、ガ
ラス基板、石英基板やプラスチック基板、可撓性基板、
シリコン基板、金属基板またはステンレス基板の表面に
絶縁膜を形成したものなどを用いることができる。前記
ガラス基板として、バリウムホウケイ酸ガラス、または
アルミノホウケイ酸ガラスなどのガラスからなる基板が
挙げられる。また、可撓性基板とは、PET、PES、
PEN、アクリルなどからなるフィルム状の基板のこと
であり、可撓性基板を用いて半導体装置を作製すれば、
軽量化が見込まれる。可撓性基板の表面、または表面お
よび裏面にアルミ膜(AlON、AlN、AlOな
ど)、炭素膜(DLC(ダイヤモンドライクカーボン)
など)、SiNなどのバリア層を単層または多層にして
形成すれば、耐久性などが向上するので望ましい。
トは、30〜300℃/分の範囲であることが望まし
い。RTA法を用いて瞬間的に昇温または降温すること
も出来るが、レーザ光を照射することにより形成された
歪みは主として瞬間的な昇温または降温によるものであ
る。そのため、レーザ光の照射と同様な瞬間的な昇温ま
たは降温とすれば、半導体膜の歪みを助長する処理とな
る可能性も有り、このような歪みを低減するためには、
レーザ光の照射よりも緩やかな昇温または高温による加
熱処理が望ましい。
処理の加熱温度は、500度以上であることが望まし
い。ここで、500度以上とするのは、半導体膜の結晶
化における温度と同程度以上とするためである。このよ
うにすることで、半導体膜の歪みの低減を行なうことが
できる。また、500度以上に加熱する前に、400度
程度に予備的な加熱を行っておいてもよい。予備的な加
熱における温度は加熱装置の搬送系が耐え得る温度以下
とする。
処理の加熱時間は、30分以内であることが望ましい。
長時間の加熱処理は、基板や半導体膜の歪みを助長する
可能性があるためである。また、半導体膜にパターニン
グを行って島状半導体膜を形成してから加熱処理を行っ
た場合、前記島状半導体膜が収縮し歪みが悪化する可能
性があるためである。
500度以上とし、30分以内で行うことが最も望まし
い。また、RTA法により加熱処理を行うのであれば、
前記RTA法の昇温または降温レートは、30〜300
℃/分の範囲とし、加熱温度を500度以上とし、30
分以内で行うことが最も望ましい。
上に形成された非晶質半導体膜に第1の加熱処理を行な
って第1の結晶質半導体膜を形成し、前記第1の結晶質
半導体膜にレーザ光を照射して第2の結晶質半導体膜を
形成し、第2の加熱処理を行なって、前記レーザ光の照
射により前記第2の結晶質半導体膜に形成された歪みを
低減し、前記第2の加熱処理後の前記第2の結晶質半導
体膜にエッチングを行なって島状の第2の結晶質半導体
膜を形成することを特徴としている。
上に形成された非晶質半導体膜に第1の加熱処理を行な
って第1の結晶質半導体膜を形成し、前記第1の結晶質
半導体膜にレーザ光を照射して第2の結晶質半導体膜を
形成し、前記第2の結晶質半導体膜にエッチングを行な
って島状の第2の結晶質半導体膜を形成し、第2の加熱
処理を行なって、前記レーザ光の照射により前記島状の
第2の結晶質半導体膜に形成された歪みを低減すること
を特徴としている。
処理または前記第2の加熱処理は、ファーネスアニール
炉を用いた熱アニール法またはランプ光の照射であるこ
とを特徴としている。
下側からもしくは基板の下側および上側から照射される
ものとする。そして、ハロゲンランプ、メタルハライド
ランプ、キセノンアークランプ、カーボンアークラン
プ、高圧ナトリウムランプ、または高圧水銀ランプから
射出された光であるとする。また前記基板として、ガラ
ス基板、石英基板やプラスチック基板、可撓性基板、シ
リコン基板、金属基板またはステンレス基板の表面に絶
縁膜を形成したものなどを用いることができる。前記ガ
ラス基板として、バリウムホウケイ酸ガラス、またはア
ルミノホウケイ酸ガラスなどのガラスからなる基板が挙
げられる。また、可撓性基板とは、PET、PES、P
EN、アクリルなどからなるフィルム状の基板のことで
あり、可撓性基板を用いて半導体装置を作製すれば、軽
量化が見込まれる。可撓性基板の表面、または表面およ
び裏面にアルミ膜(AlON、AlN、AlOなど)、
炭素膜(DLC(ダイヤモンドライクカーボン)な
ど)、SiNなどのバリア層を単層または多層にして形
成すれば、耐久性などが向上するので望ましい。
トは、30〜300℃/分の範囲であることが望まし
い。
ザ光を発振するためのレーザとして、パルス発振型また
は連続発光型のガスレーザ、固体レーザ、金属レーザな
どを用いることができる。また、前記レーザ光は高調波
に変換されていてもよい。
の加熱処理の加熱温度は、500度以上であることが望
ましい。
の加熱処理の加熱時間は、30分以内であることが望ま
しい。
プロセスに適合した簡単な構成であるので、新たな装置
を用意する必要がなく、コストの増加を伴うものではな
い。そして、半導体膜の物性は向上し、その表面は平坦
化されるため、前記半導体膜上に形成されるゲート絶縁
膜の被膜性を十分なものとし、かつ、該ゲート絶縁膜の
平坦性を保つことができる。そのため、電界や表面散乱
が局所的に集中することを防ぐため、高移動度を有する
TFTの形成が可能となる。このようなTFTを用いて
半導体装置を作製すれば、動作特性および信頼性の向上
を実現することができる。
いて説明する。
する。基板10としては、透光性を有するガラス基板や
石英基板やプラスチック基板、可撓性基板などを用い
る。また、下地絶縁膜11としては、酸化珪素膜、窒化
珪素膜または酸化窒化珪素膜などの絶縁膜を形成する。
ここでは下地絶縁膜11として単層構造を用いた例を示
したが、前記絶縁膜を2層以上積層させた構造としても
良い。なお、下地絶縁膜を形成しなくてもよい。
を形成する。半導体膜12は、非晶質構造を有する半導
体膜を公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、または
プラズマCVD法等)により成膜する。この半導体膜1
2の厚さは25〜80nm(好ましくは30〜60n
m)の厚さで形成する。半導体膜の材料に限定はない
が、好ましくは珪素または珪素ゲルマニウム(SiG
e)合金などで形成すると良い。
半導体膜を形成する。もちろん、他の公知の結晶化処理
(熱結晶化法等)を行なったのちにレーザ結晶化法を行
なってもよい。レーザ結晶化により結晶質半導体膜には
歪み13が形成される。なお、レーザ結晶化を行なう前
に、半導体膜が含有する水素を放出させておくことが好
ましく、400〜500℃で1時間程度の熱処理を行な
い含有する水素量を前記半導体膜に含まれる全原子数の
5%以下にしてから結晶化させると膜表面の荒れを防ぐ
ことができるので良い。一般に、スパッタ法やLPCV
D法により非晶質半導体膜を形成すると、プラズマCV
D法により形成された非晶質半導体膜より含有する水素
濃度が低い。また、プラズマCVD法によって形成され
た非晶質半導体膜でも、温度400度以上で形成されれ
ば、水素濃度が低い。また、熱結晶化法を行なう場合
は、温度600度以上で加熱処理するのが望ましい。
続発光型のガスレーザ、固体レーザ、金属レーザなどを
用いることができる。前記固体レーザとしては連続発振
またはパルス発振のYAGレーザ、YVO4レーザ、Y
LFレーザ、YAlO3レーザ、ガラスレーザ、ルビー
レーザ、アレキサンドライドレーザ、Ti:サファイア
レーザ等があり、前記気体レーザとしては連続発振また
はパルス発振のエキシマレーザ、Arレーザ、Krレー
ザ、CO2レーザ等があり、前記金属レーザとしてはヘ
リウムカドミウムレーザ、銅蒸気レーザ、金蒸気レーザ
が挙げられる。これらのレーザを用いる場合には、レー
ザ発振器から放射されたレーザビームを光学系で線状に
集光し半導体膜に照射する方法を用いると良い。結晶化
の条件は実施者が適宣選択するものであるが、エキシマ
レーザを用いる場合はパルス発振周波数300Hzと
し、レーザーエネルギー密度を100〜800mJ/cm
2(代表的には200〜700mJ/cm2)とする。また、Y
AGレーザを用いる場合にはその第2高調波を用いパル
ス発振周波数1〜300Hzとし、レーザーエネルギー
密度を300〜1000mJ/cm2(代表的には350〜8
00mJ/cm2)とすると良い。そして幅100〜1000
μm、例えば400μmで線状に集光したレーザビーム
を基板全面に渡って照射する。この時、線状ビームの重
ね合わせ率(オーバーラップ率)を50〜98%として
行ってもよい。また連続発振のレーザを用いる場合に
は、エネルギー密度は0.01〜100MW/cm2程
度(好ましくは0.1〜10MW/cm2)が必要であ
る。そして、0.5〜2000cm/s程度の速度でレ
ーザ光に対して相対的にステージを動かして照射し、結
晶質半導体膜を形成する。
どの不活性ガスの雰囲気中、減圧雰囲気等にて行うこと
ができる。
アニールやRTA法による加熱処理を行なう。ファーネ
スアニール炉を用いた熱アニールとしては、500℃以
上、好ましくは550〜575℃の範囲で、1〜30分
行なえばよい。RTA法としては、例えば、窒素雰囲気
中にて、基板の下側に11本および上側に10本設置さ
れたハロゲンランプ(赤外光)15を点灯させて行な
う。RTA法は、瞬間的に昇温することも出来るが、3
0〜300℃/分の昇温または降温レートで温度調節し
てもよい。ハロゲンランプが供給する熱(シリコンウエ
ハに埋め込まれた熱電対で測定)は700〜1300℃
であるが、最適な加熱処理の条件は用いる基板や半導体
膜の状態等によって異なるので、実施者が適宜決定すれ
ばよい。また、この加熱処理を行う前に予備的な加熱処
理を行っておいてもよい。
が、ヘリウム(He)、ネオン(Ne)、アルゴン(A
r)といった不活性気体でもよい。また、光源としてハ
ロゲンランプを用いているが、その他、キセノンランプ
のように、紫外光ランプを光源として用いるのも好まし
い。
は、レーザ結晶化後に比べて低減されている。そして、
パターニングを行なって、所望の形状の半導体層16を
形成し、前記半導体層を用いてTFTを作製すれば、そ
の電気的特性は良好なものとなる。
示す実施例により、さらに詳細な説明を行なうこととす
る。
用いて説明する。
する。基板10としては、透光性を有するガラス基板や
石英基板を用いる。また、下地絶縁膜11としては、酸
化珪素膜、窒化珪素膜または酸化窒化珪素膜などの絶縁
膜を形成する。ここでは下地膜11として単層構造を用
いた例を示したが、前記絶縁膜の2層以上積層させた構
造を用いても良い。なお、下地絶縁膜を形成しなくても
よい。本実施例では、ガラス基板を用い、前記ガラス基
板上に、プラズマCVD法により、膜厚150nmの酸
化窒化珪素膜を形成する。
成する。半導体膜12は、非晶質構造を有する半導体膜
を公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、またはプラ
ズマCVD法等)により成膜する。この半導体膜12の
厚さは25〜80nm(好ましくは30〜60nm)の
厚さで形成する。半導体膜の材料に限定はないが、好ま
しくは珪素または珪素ゲルマニウム(SiGe)合金な
どで形成すると良い。本実施例では、プラズマCVD法
により、膜厚55nmの非晶質珪素膜を形成する。
半導体膜を形成する。もちろん、他の公知の結晶化処理
(熱結晶化法等)を行なったのちにレーザ結晶化法を行
なってもよい。本実施例では、エキシマレーザを照射面
における形状が線状になるよう光学系により成形して照
射する。これにより半導体膜の結晶性の向上が行なわれ
たが、レーザ光の照射により半導体膜には歪み13が生
じる。
アニール法やRTA法による加熱処理を行なう。加熱処
理は、例えば、窒素雰囲気中にて、基板の下側に11本
および上側に10本設置されたハロゲンランプ(赤外
光)15を点灯させて行なう。ハロゲンランプが供給す
る熱(シリコンウエハに埋め込まれた熱電対で測定)は
700〜1300℃であるが、最適な加熱処理の条件は
用いる基板や半導体膜の状態等によって異なるので、実
施者が適宜決定すればよい。本実施例では、RTA法を
適用し、窒素雰囲気中にて、温度700℃で、4分間の
加熱処理を行なう。
は、レーザ結晶化後に比べて低減されている。そして、
パターニングを行なって、所望の形状の半導体層16を
形成し、前記半導体層を用いてTFTを作製すれば、そ
の電気的特性は良好なものとなる。具体的には、活性層
とゲート絶縁膜との界面準位が良好なものとなるので、
しきい値、S値、電界効果移動度などの電気的特性が向
上する。また、半導体膜が平坦化されることにより、ス
パッタ法やCVD法によって堆積される絶縁膜の平坦性
をも良好なものとし、絶縁不良等の発生を防止すること
ができる上、前記半導体層に電界を均一に掛けることが
可能とする。そして、このようなTFTを用いて作製さ
れる半導体装置の動作特性や信頼性をも向上し得る。
異なる作製工程を経て、半導体膜の歪みを低減する方法
について図2を用いて説明する。
の状態を作製する。なお、図1(A)と図2(A)は同
じ状態を示し、対応する箇所には同じ符号を用いてい
る。
半導体膜を形成する。もちろん、他の公知の結晶化処理
(熱結晶化法等)を行なったのちにレーザ結晶化法を行
なってもよい。本実施例では、YAGレーザ第2高調波
を照射面における形状が線状になるよう光学系により成
形して照射する。これにより半導体膜の結晶性の向上が
行なわれたが、レーザ光の照射により半導体膜には歪み
13が生じる。
層17を形成する。
アニール法やRTA法による加熱処理を行なう。加熱処
理は、500度以上が望ましい。本実施例では、ファー
ネスアニール炉を用いた熱アニール法を適用し、窒素雰
囲気中にて、温度550℃で、30分間の加熱処理を行
なう。
は、レーザ結晶化後に比べて低減されており、前記半導
体層を用いてTFTを作製すれば、その電気的特性は良
好なものとなる。具体的には、活性層とゲート絶縁膜と
の界面準位が良好なものとなるので、しきい値、S値、
電界効果移動度などの電気的特性が向上する。また、半
導体膜が平坦化されることにより、スパッタ法やCVD
法によって堆積される絶縁膜の平坦性をも良好なものと
し、絶縁不良等の発生を防止することができる上、前記
半導体層に電界を均一に掛けることが可能とする。そし
て、このようなTFTを用いて作製される半導体装置の
動作特性や信頼性をも向上し得る。
び実施例2とは異なる作製工程を経て、加熱処理により
半導体膜の歪みを低減する方法について図3を用いて説
明する。
の状態まで形成する。なお、図1(A)と図3(A)は
同じ状態を示し、対応する箇所には同じ符号を用いてい
る。
の結晶化を行なう。ここでは、加熱処理としてRTA法
を用いる。RTA法は、例えば、窒素雰囲気中にて、基
板の下側に11本および上側に10本設置されたハロゲ
ンランプ(赤外光)15を1〜60秒(好ましくは30
〜60秒)、1〜10回(好ましくは、2〜6回)点灯
させて行なう。ハロゲンランプが供給する熱(シリコン
ウエハに埋め込まれた熱電対で測定)は700〜130
0℃であるが、最適な加熱処理の条件は半導体膜の状態
等によって異なるので、実施者が適宜決定すればよい。
本実施例では、窒素雰囲気中にて、温度750℃、5分
間の加熱処理を行なった。(図3(B))
膜を結晶化する。本実施例では、エキシマレーザを照射
面における形状が線状になるよう光学系により成形して
照射した。これにより半導体膜の結晶性の向上が行なわ
れたが、レーザ光の照射により半導体膜には歪み13が
生じる。(図3(C))
形状の半導体層を形成してもよい。
理は、ファーネスアニール炉を用いた熱アニール法やR
TA法を適用すればよい。本実施例では、ファーネスア
ニール炉を用いた熱アニール法により窒素雰囲気中に
て、温度575℃、30分間の加熱処理を行なった。
(図3(D))
は、レーザ結晶化後に比べて低減されている。そして、
パターニングを行なって、所望の形状の半導体層19を
形成し、前記半導体層を用いてTFTを作製すれば、そ
の電気的特性は良好なものとなる。具体的には、活性層
とゲート絶縁膜との界面準位が良好なものとなるので、
しきい値、S値、電界効果移動度などの電気的特性が向
上する。また、半導体膜が平坦化されることにより、ス
パッタ法やCVD法によって堆積される絶縁膜の平坦性
をも良好なものとし、絶縁不良等の発生を防止すること
ができる上、前記半導体層に電界を均一に掛けることが
可能とする。そして、このようなTFTを用いて作製さ
れる半導体装置の動作特性や信頼性をも向上し得る。
3とは異なる作製工程を経て、加熱処理により半導体膜
の歪みを低減する方法について図4を用いて説明する。
ラス基板、石英基板を用いる。本実施例では基板10と
してガラス基板を用いる。
望の形状の導電膜21を形成する。導電膜の材料に特に
限定はないが、耐熱性を有するものを用い、Ta、W、
Ti、Mo、Cu、Cr、Ndから選ばれた元素、また
は前記元素を主成分とする合金材料若しくは化合物材料
で形成してもよい。また、リン等の不純物元素をドーピ
ングした結晶質珪素膜に代表される半導体膜を用いても
よい。また、AgPdCu合金を用いてもよい。もちろ
ん、導電膜は単層ではなく、積層としてもよい。本実施
例では、膜厚400nmのW膜からなる導電膜306を
形成する。
膜、窒化珪素膜または酸化窒化珪素膜などの絶縁膜を形
成する。本実施例では、プラズマCVD法により膜厚1
50nmの酸化珪素膜を形成する。
体膜23は、非晶質構造を有する半導体膜を公知の手段
(スパッタ法、LPCVD法、またはプラズマCVD法
等)により成膜する。この半導体膜23の厚さは25〜
80nm(好ましくは30〜60nm)の厚さで形成す
る。半導体膜の材料に限定はないが、好ましくは珪素ま
たは珪素ゲルマニウム(SiGe)合金などで形成する
と良い。本実施例では、プラズマCVD法により、膜厚
55nmの非晶質珪素膜を形成する。(図4(A))
膜を結晶化する。もちろん、他の公知の結晶化処理(熱
結晶化法等)を行なったのちにレーザ結晶化法を行なっ
てもよい。本実施例では、YAGレーザの第2高調波を
照射面における形状が線状になるよう光学系により成形
して照射する。これにより半導体膜の結晶化が行なわれ
るが、前記半導体膜には歪み13が生じる。(図4
(B))
ァーネスアニール炉を用いた熱アニール法やRTA法を
適用すればよい。RTA法を適用するなら、例えば、窒
素雰囲気中にて、基板の下側に11本および上側に10
本設置されたハロゲンランプ(赤外光)15を点灯させ
て行なう。ハロゲンランプが供給する熱(シリコンウエ
ハに埋め込まれた熱電対で測定)は700〜1300℃
であるが、最適な加熱処理の条件は半導体膜の状態等に
よって異なるので、実施者が適宜決定すればよい。本実
施例では、RTA法を適用し、窒素雰囲気中にて、温度
725℃で5分間の加熱処理を行なう。(図4(C))
は、レーザ結晶化後に比べて低減されている。そして、
パターニングを行なって、所望の形状の半導体層24を
形成し、前記半導体層を用いてTFTを作製すれば、そ
の電気的特性は良好なものとなる。具体的には、活性層
とゲート絶縁膜との界面準位が良好なものとなるので、
しきい値、S値、電界効果移動度などの電気的特性が向
上する。また、半導体膜が平坦化されることにより、ス
パッタ法やCVD法によって堆積される絶縁膜の平坦性
をも良好なものとし、絶縁不良等の発生を防止すること
ができる上、前記半導体層に電界を均一に掛けることが
可能とする。そして、このようなTFTを用いて作製さ
れる半導体装置の動作特性や信頼性をも向上し得る。
リクス基板の作製方法について図5〜図9を用いて説明
する。なお、本明細書中では駆動回路と画素部を同一基
板上に形成された基板を、便宜上アクティブマトリクス
基板と呼ぶ。
59ガラスや#1737ガラスなどに代表されるバリウ
ムホウケイ酸ガラス、またはアルミノホウケイ酸ガラス
などのガラスからなる基板320を用いる。なお、基板
320としては、石英基板やシリコン基板、金属基板ま
たはステンレス基板の表面に絶縁膜を形成したものを用
いても良い。また、本実施例の処理温度に耐えうる耐熱
性が有するプラスチック基板を用いてもよい。
珪素膜または酸化窒化珪素膜などの絶縁膜から成る下地
膜321を形成する。本実施例では下地膜321として
2層構造を用いるが、前記絶縁膜の単層膜または2層以
上積層させた構造を用いても良い。下地膜321の一層
目としては、プラズマCVD法を用い、SiH4、N
H3、及びN2Oを反応ガスとして成膜される酸化窒化珪
素膜321aを10〜200nm(好ましくは50〜10
0nm)形成する。本実施例では、膜厚50nmの酸化窒
化珪素膜321a(組成比Si=32%、O=27%、
N=24%、H=17%)を形成した。次いで、下地膜
321のニ層目としては、プラズマCVD法を用い、S
iH4、及びN2Oを反応ガスとして成膜される酸化窒化
珪素膜321bを50〜200nm(好ましくは100
〜150nm)の厚さに積層形成する。本実施例では、膜
厚100nmの酸化窒化珪素膜321b(組成比Si=
32%、O=59%、N=7%、H=2%)を形成す
る。
する。半導体膜322は、非晶質構造を有する半導体膜
を公知の手段(スパッタ法、LPCVD法、またはプラ
ズマCVD法等)により、25〜80nm(好ましくは
30〜60nm)の厚さで形成する。半導体膜の材料に
限定はないが、好ましくは珪素または珪素ゲルマニウム
(SiGe)合金などで形成すると良い。続いて、レー
ザ結晶化法を行なって、前記半導体膜を結晶化する。も
ちろん、他の公知の結晶化処理(熱結晶化法、ニッケル
などの触媒を用いた熱結晶化法等)を行なったのちに、
レーザ結晶化法を行なってもよい。本実施例では、レー
ザ結晶化法を適用する。
続発光型のガスレーザ、固体レーザ、金属レーザなどを
用いることができる。前記固体レーザとしては連続発振
またはパルス発振のYAGレーザ、YVO4レーザ、Y
LFレーザ、YAlO3レーザ、ガラスレーザ、ルビー
レーザ、アレキサンドライドレーザ、Ti:サファイア
レーザ等があり、前記気体レーザとしては連続発振また
はパルス発振のエキシマレーザ、Arレーザ、Krレー
ザ、CO2レーザ等があり、前記金属レーザとしてはヘ
リウムカドミウムレーザ、銅蒸気レーザ、金蒸気レーザ
が挙げられる。これらのレーザを用いる場合には、レー
ザ発振器から放射されたレーザビームを光学系で線状に
集光し半導体膜に照射する方法を用いると良い。結晶化
の条件は実施者が適宣選択するものであるが、エキシマ
レーザを用いる場合はパルス発振周波数300Hzと
し、レーザーエネルギー密度を100〜800mJ/cm
2(代表的には200〜700mJ/cm2)とする。また、Y
AGレーザを用いる場合にはその第2高調波を用いパル
ス発振周波数1〜300Hzとし、レーザーエネルギー
密度を300〜1000mJ/cm2(代表的には350〜8
00mJ/cm2)とすると良い。そして幅100〜1000
μm、例えば400μmで線状に集光したレーザビーム
を基板全面に渡って照射する。この時、線状ビームの重
ね合わせ率(オーバーラップ率)を50〜98%として
行ってもよい。また連続発振のレーザを用いる場合に
は、エネルギー密度は0.01〜100MW/cm2程
度(好ましくは0.1〜10MW/cm2)が必要であ
る。そして、0.5〜2000cm/s程度の速度でレ
ーザ光に対して相対的にステージを動かして照射し、結
晶質半導体膜を形成する。
形状にパターニングして、半導体層402〜406を形
成する。
た歪みを低減するために、加熱処理を行なう。本実施例
ではランプ光を照射する。例えば、窒素雰囲気中にて、
基板の下側に11本および上側に10本設置されたハロ
ゲンランプ(赤外光)15を1〜60秒(好ましくは3
0〜60秒)、1〜10回(好ましくは、2〜6回)点
灯させて行なう。ハロゲンランプが供給する熱(シリコ
ンウエハに埋め込まれた熱電対で測定)は700〜13
00℃であるが、最適な加熱処理の条件は半導体膜の状
態等によって異なるので、実施者が適宜決定すればよ
い。しかしながら、量産工程を考慮すると、700〜7
50℃程度で5分以内の加熱処理が望ましい。本実施例
では、700℃の窒素雰囲気中に4分間曝す。
FTのしきい値を制御するために微量な不純物元素(ボ
ロンまたはリン)のドーピングを行なってもよい。
ート絶縁膜407を形成する。ゲート絶縁膜407はプ
ラズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚さを40〜
150nmとして珪素を含む絶縁膜で形成する。本実施
例では、プラズマCVD法により110nmの厚さで酸
化窒化珪素膜(組成比Si=32%、O=59%、N=
7%、H=2%)で形成した。もちろん、ゲート絶縁膜
は酸化窒化珪素膜に限定されるものでなく、他の珪素を
含む絶縁膜を単層または積層構造として用いても良い。
ズマCVD法でTEOS(Tetraethyl Orthosilicate)
とO2とを混合し、反応圧力40Pa、基板温度300〜
400℃とし、高周波(13.56MHz)電力密度0.
5〜0.8W/cm2で放電させて形成することができる。
このようにして作製される酸化珪素膜は、その後400
〜500℃の熱アニールによりゲート絶縁膜として良好
な特性を得ることができる。
絶縁膜407上に膜厚20〜100nmの第1の導電膜
408と、膜厚100〜400nmの第2の導電膜40
9とを積層形成する。本実施例では、膜厚30nmのT
aN膜からなる第1の導電膜408と、膜厚370nm
のW膜からなる第2の導電膜409を積層形成した。T
aN膜はスパッタ法で形成し、Taのターゲットを用
い、窒素を含む雰囲気内でスパッタした。また、W膜
は、Wのターゲットを用いたスパッタ法で形成した。そ
の他に6フッ化タングステン(WF6)を用いる熱CV
D法で形成することもできる。いずれにしてもゲート電
極として使用するためには低抵抗化を図る必要があり、
W膜の抵抗率は20μΩcm以下にすることが望まし
い。W膜は結晶粒を大きくすることで低抵抗率化を図る
ことができるが、W膜中に酸素などの不純物元素が多い
場合には結晶化が阻害され高抵抗化する。従って、本実
施例では、高純度のW(純度99.9999%)のター
ゲットを用いたスパッタ法で、さらに成膜時に気相中か
らの不純物の混入がないように十分配慮してW膜を形成
することにより、抵抗率9〜20μΩcmを実現するこ
とができた。
をTaN、第2の導電膜409をWとしたが、特に限定
されず、いずれもTa、W、Ti、Mo、Al、Cu、
Cr、Ndから選ばれた元素、または前記元素を主成分
とする合金材料若しくは化合物材料で形成してもよい。
また、リン等の不純物元素をドーピングした結晶質珪素
膜に代表される半導体膜を用いてもよい。また、AgP
dCu合金を用いてもよい。また、第1の導電膜をタン
タル(Ta)膜で形成し、第2の導電膜をW膜とする組
み合わせ、第1の導電膜を窒化チタン(TiN)膜で形
成し、第2の導電膜をW膜とする組み合わせ、第1の導
電膜を窒化タンタル(TaN)膜で形成し、第2の導電
膜をAl膜とする組み合わせ、第1の導電膜を窒化タン
タル(TaN)膜で形成し、第2の導電膜をCu膜とす
る組み合わせとしてもよい。
ストからなるマスク410〜415を形成し、電極及び
配線を形成するための第1のエッチング処理を行なう。
第1のエッチング処理では第1及び第2のエッチング条
件で行なう。本実施例では第1のエッチング条件とし
て、ICP(Inductively Coupled Plasma:誘導結合型
プラズマ)エッチング法を用い、エッチング用ガスにC
F4とCl2とO2とを用い、それぞれのガス流量比を2
5:25:10(sccm)とし、1Paの圧力でコイル
型の電極に500WのRF(13.56MHz)電力を投入して
プラズマを生成してエッチングを行った。ここでは、松
下電器産業(株)製のICPを用いたドライエッチング
装置(Model E645−□ICP)を用いた。基板側
(試料ステージ)にも150WのRF(13.56MHz)電力
を投入し、実質的に負の自己バイアス電圧を印加する。
この第1のエッチング条件によりW膜をエッチングして
第1の導電層の端部をテーパー形状とする。
415を除去せずに第2のエッチング条件に変え、エッ
チング用ガスにCF4とCl2とを用い、それぞれのガス
流量比を30:30(sccm)とし、1Paの圧力でコ
イル型の電極に500WのRF(13.56MHz)電力を投入
してプラズマを生成して約30秒程度のエッチングを行
った。基板側(試料ステージ)にも20WのRF(13.56
MHz)電力を投入し、実質的に負の自己バイアス電圧を
印加する。CF4とCl2を混合した第2のエッチング条
件ではW膜及びTaN膜とも同程度にエッチングされ
る。なお、ゲート絶縁膜上に残渣を残すことなくエッチ
ングするためには、10〜20%程度の割合でエッチン
グ時間を増加させると良い。
からなるマスクの形状を適したものとすることにより、
基板側に印加するバイアス電圧の効果により第1の導電
層及び第2の導電層の端部がテーパー形状となる。この
テーパー部の角度は15〜45°となる。こうして、第
1のエッチング処理により第1の導電層と第2の導電層
から成る第1の形状の導電層417〜422(第1の導
電層417a〜422aと第2の導電層417b〜42
2b)を形成する。416はゲート絶縁膜であり、第1
の形状の導電層417〜422で覆われない領域は20
〜50nm程度エッチングされ薄くなった領域が形成され
る。
ずに第1のドーピング処理を行なう。(図6(A))ド
ーピング処理はイオンドープ法、若しくはイオン注入法
で行なえば良い。イオンドープ法の条件はドーズ量を1
×1013〜5×1015/cm 2とし、加速電圧を60〜
100keVとして行なう。本実施例ではドーズ量を
1.5×1015/cm2とし、加速電圧を80keVと
して行った。n型を付与する不純物元素として15族に
属する元素、典型的にはリン(P)または砒素(As)
を用いるが、ここではリン(P)を用いた。この場合、
導電層417〜421がn型を付与する不純物元素に対
するマスクとなり、自己整合的に第1の高濃度不純物領
域306〜310が形成される。第1の高濃度不純物領
域306〜310には1×1020〜1×1021/cm3
の濃度範囲でn型を付与する不純物元素を添加する。
ずに第2のエッチング処理を行なう。ここでは、エッチ
ングガスにCF4とCl2とO2とを用い、W膜を選択的
にエッチングする。この時、第2のエッチング処理によ
り第2の導電層428b〜433bを形成する。一方、
第1の導電層417a〜422aは、ほとんどエッチン
グされず、第2の形状の導電層428〜433を形成す
る。
ずに、図6(B)に示すように、第2のドーピング処理
を行なう。この場合、第1のドーピング処理よりもドー
ズ量を下げて、70〜120keVの高い加速電圧で、
n型を付与する不純物元素を導入する。本実施例ではド
ーズ量を1.5×1014/cm2とし、加速電圧を90
keVとして行なった。第2のドーピング処理は第2の
導電層428b〜433bをマスクとして用い、第1の
導電層428a〜433aの下方における半導体層にも
不純物元素が導入され、新たに第2の高濃度不純物領域
423a〜427aおよび低濃度不純物領域423b〜
427bが形成される。
た後、新たにレジストからなるマスク434aおよび4
34bを形成して、図6(C)に示すように、第3のエ
ッチング処理を行なう。エッチング用ガスにSF6およ
びCl2とを用い、ガス流量比を50:10(scc
m)とし、1.3Paの圧力でコイル型の電極に500
WのRF(13.56MHz)電力を投入してプラズマ
を生成し、約30秒のエッチング処理を行なう。基板側
(資料ステージ)には10WのRF(13.56MH
z)電力を投入し、実質的には負の自己バイアス電圧を
印加する。こうして、前記第3のエッチング処理によ
り、pチャネル型TFTおよび画素部のTFT(画素T
FT)のTaN膜をエッチングして、第3の形状の導電
層435〜438を形成する。
た後、第2の形状の導電層428、430および第2の
形状の導電層435〜438をマスクとして用い、ゲー
ト絶縁膜416を選択的に除去して絶縁層439〜44
4を形成する。(図7(A))
45a〜445cを形成して第3のドーピング処理を行
なう。この第3のドーピング処理により、pチャネル型
TFTの活性層となる半導体層に前記一導電型とは逆の
導電型を付与する不純物元素が添加された不純物領域4
46a〜446c、447a〜447cを形成する。第
2の導電層435a、438aを不純物元素に対するマ
スクとして用い、p型を付与する不純物元素を添加して
自己整合的に不純物領域を形成する。本実施例では、不
純物領域446、447はジボラン(B2H6)を用いた
イオンドープ法で形成する。(図7(B))この第3の
ドーピング処理の際には、nチャネル型TFTを形成す
る半導体層はレジストからなるマスク445a〜445
cで覆われている。第1のドーピング処理及び第2のド
ーピング処理によって、不純物領域446、447には
それぞれ異なる濃度でリンが添加されているが、そのい
ずれの領域においてもp型を付与する不純物元素の濃度
を2×1020〜2×1021/cm3となるようにドーピ
ング処理することにより、pチャネル型TFTのソース
領域およびドレイン領域として機能するために何ら問題
は生じない。本実施例では、pチャネル型TFTの活性
層となる半導体層の一部が露呈しているため、不純物元
素(ボロン)を添加しやすい利点を有している。
不純物領域が形成される。
〜445cを除去して第1の層間絶縁膜461を形成す
る。この第1の層間絶縁膜461としては、プラズマC
VD法またはスパッタ法を用い、厚さを100〜200
nmとして珪素を含む絶縁膜で形成する。本実施例で
は、プラズマCVD法により膜厚150nmの酸化窒化
珪素膜を形成した。もちろん、第1の層間絶縁膜461
は酸化窒化珪素膜に限定されるものでなく、他の珪素を
含む絶縁膜を単層または積層構造として用いても良い。
理を行なって、半導体層の結晶性の回復、それぞれの半
導体層に添加された不純物元素の活性化を行なう。この
加熱処理はファーネスアニール炉を用いる熱アニール
法、RTA法、レーザアニール法等で行なう。熱アニー
ル法としては、酸素濃度が1ppm以下、好ましくは
0.1ppm以下の窒素雰囲気中で400〜700℃、
代表的には500〜550℃で行えばよい。レーザアニ
ールにおいて用いるレーザとしては、連続発振またはパ
ルス発振の固体レーザまたは気体レーザまたは金属レー
ザが望ましい。なお、前記固体レーザとしては連続発振
またはパルス発振のYAGレーザ、YVO4レーザ、Y
LFレーザ、YAlO3レーザ、ガラスレーザ、ルビー
レーザ、アレキサンドライドレーザ、Ti:サファイア
レーザ等があり、前記気体レーザとしては連続発振また
はパルス発振のエキシマレーザ、Arレーザ、Krレー
ザ、CO2レーザ等があり、前記金属レーザとしてはヘ
リウムカドミウムレーザ、銅蒸気レーザ、金蒸気レーザ
が挙げられる。このとき、連続発振のレーザを用いるの
であれば、レーザ光のエネルギー密度は0.01〜10
0MW/cm2程度(好ましくは0.01〜10MW/
cm2)が必要であり、レーザ光に対して相対的に基板
を0.5〜2000cm/sの速度で移動させる。ま
た、パルス発振のレーザを用いるのであれば、周波数3
00Hzとし、レーザーエネルギー密度を50〜100
0mJ/cm2(代表的には50〜500mJ/cm2)とするのが望
ましい。このとき、レーザ光を50〜98%オーバーラ
ップさせても良い。本実施例では550℃、4時間のフ
ァーネスアニール炉を用いた加熱処理で活性化処理を行
なう。
熱処理を行なっても良い。ただし、用いた配線材料が熱
に弱い場合には、本実施例のように配線等を保護するた
め層間絶縁膜(珪素を主成分とする絶縁膜、例えば窒化
珪素膜)を形成した後で加熱処理を行なうことが好まし
い。
〜12時間の熱処理)を行なうと水素化を行なうことが
できる。この工程は第1の層間絶縁膜461に含まれる
水素により半導体層のダングリングボンドを終端する工
程である。第1の層間絶縁膜の存在に関係なく半導体層
を水素化することができる。水素化の他の手段として、
プラズマ水素化(プラズマにより励起された水素を用い
る)や、3〜100%の水素を含む雰囲気中で300〜
450℃で1〜12時間の加熱処理を行っても良い。
絶縁膜材料または有機絶縁物材料から成る第2の層間絶
縁膜462を形成する。本実施例では、膜厚1.6μm
のアクリル樹脂膜を形成したが、粘度が10〜1000
cp、好ましくは40〜200cpのものを用い、表面
に凸凹が形成されるものを用いた。
射を防ぐため、表面に凸凹が形成される第2の層間絶縁
膜を形成することによって画素電極の表面に凸凹を形成
した。また、画素電極の表面に凹凸を持たせて光散乱性
を図るため、画素電極の下方の領域に凸部を形成しても
よい。その場合、凸部の形成は、TFTの形成と同じフ
ォトマスクで行なうことができるため、工程数の増加な
く形成することができる。なお、この凸部は配線及びT
FT部以外の画素部領域の基板上に適宜設ければよい。
こうして、凸部を覆う絶縁膜の表面に形成された凸凹に
沿って画素電極の表面に凸凹が形成される。
が平坦化する膜を用いてもよい。その場合は、画素電極
を形成した後、公知のサンドブラスト法やエッチング法
等の工程を追加して表面を凹凸化させて、鏡面反射を防
ぎ、反射光を散乱させることによって白色度を増加させ
ることが好ましい。
物領域とそれぞれ電気的に接続する配線463〜467
を形成する。なお、これらの配線は、膜厚50nmのT
i膜と、膜厚500nmの合金膜(AlとTiとの合金
膜)との積層膜をパターニングして形成する。
470、ゲート配線469、接続電極468を形成す
る。(図8)この接続電極468によりソース配線43
6(436aと436bの積層)は、画素TFTと電気
的な接続が形成される。また、ゲート配線469は、画
素TFTのゲート電極と電気的な接続が形成される。ま
た、画素電極470は、画素TFTのドレイン領域42
6dと電気的な接続が形成され、さらに保持容量を形成
する一方の電極として機能する半導体層406と電気的
な接続が形成される。また、画素電極470としては、
AlまたはAgを主成分とする膜、またはそれらの積層
膜等の反射性の優れた材料を用いることが望ましい。
1とpチャネル型TFT502からなるCMOS回路、
及びnチャネル型TFT503を有する駆動回路506
と、画素TFT504、保持容量505とを有する画素
部507を同一基板上に形成することができる。こうし
て、アクティブマトリクス基板が完成する。
1はチャネル形成領域423c、ゲート電極の一部を構
成する第1の導電層428aと重なる低濃度不純物領域
423b(GOLD領域)、とソース領域またはドレイ
ン領域として機能する高濃度不純物領域423aを有し
ている。このnチャネル型TFT501と電極466で
接続してCMOS回路を形成するpチャネル型TFT5
02にはチャネル形成領域446d、ゲート電極の外側
に形成される不純物領域446b、446c、ソース領
域またはドレイン領域として機能する高濃度不純物領域
446aを有している。また、nチャネル型TFT50
3にはチャネル形成領域425c、ゲート電極の一部を
構成する第1の導電層430aと重なる低濃度不純物領
域425b(GOLD領域)、とソース領域またはドレ
イン領域として機能する高濃度不純物領域425aを有
している。
成領域426c、ゲート電極の外側に形成される低濃度
不純物領域426b(LDD領域)とソース領域または
ドレイン領域として機能する高濃度不純物領域426a
を有している。また、保持容量505の一方の電極とし
て機能する不純物領域447a、447bには、それぞ
れp型を付与する不純物元素が添加されている。保持容
量505は、絶縁膜444を誘電体として、電極(43
8aと438bの積層)と、不純物領域447a〜44
7cとで形成している。
トリクスを用いることなく、画素電極間の隙間が遮光さ
れるように、画素電極の端部をソース配線と重なるよう
に配置形成する。
リクス基板の画素部の上面図を図9に示す。なお、図5
〜図8に対応する部分には同じ符号を用いている。図8
中の鎖線A−A’は図9中の鎖線A―A’で切断した断
面図に対応している。また、図8中の鎖線B−B’は図
9中の鎖線B―B’で切断した断面図に対応している。
組み合わせることが可能である。
製したアクティブマトリクス基板から、反射型液晶表示
装置を作製する工程を以下に説明する。説明には図10
を用いる。本実施例では本発明の記載がないが、実施例
5で作製されるアクティブマトリクス基板を用いている
ため、本発明を適用していると言える。
ティブマトリクス基板を得た後、図8のアクティブマト
リクス基板上、少なくとも画素電極470上に配向膜5
67を形成しラビング処理を行なう。なお、本実施例で
は配向膜567を形成する前に、アクリル樹脂膜等の有
機樹脂膜をパターニングすることによって基板間隔を保
持するための柱状のスペーサ572を所望の位置に形成
した。また、柱状のスペーサに代えて、球状のスペーサ
を基板全面に散布してもよい。
で、対向基板569上に着色層570、571、平坦化
膜573を形成する。赤色の着色層570と青色の着色
層571とを重ねて、遮光部を形成する。また、赤色の
着色層と緑色の着色層とを一部重ねて、遮光部を形成し
てもよい。
ている。従って、実施例5の画素部の上面図を示す図9
では、少なくともゲート配線469と画素電極470の
間隙と、ゲート配線469と接続電極468の間隙と、
接続電極468と画素電極470の間隙を遮光する必要
がある。本実施例では、それらの遮光すべき位置に着色
層の積層からなる遮光部が重なるように各着色層を配置
して、対向基板を貼り合わせた。
形成することなく、各画素間の隙間を着色層の積層から
なる遮光部で遮光することによって工程数の低減を可能
とした。
らなる対向電極576を少なくとも画素部に形成し、対
向基板の全面に配向膜574を形成し、ラビング処理を
施した。
クティブマトリクス基板と対向基板とをシール材568
で貼り合わせる。シール材568にはフィラーが混入さ
れていて、このフィラーと柱状スペーサによって均一な
間隔を持って2枚の基板が貼り合わせられる。その後、
両基板の間に液晶材料575を注入し、封止剤(図示せ
ず)によって完全に封止する。液晶材料575には公知
の液晶材料を用いれば良い。このようにして図10に示
す反射型液晶表示装置が完成する。そして、必要があれ
ば、アクティブマトリクス基板または対向基板を所望の
形状に分断する。さらに、対向基板のみに偏光板(図示
しない)を貼りつけた。そして、公知の技術を用いてF
PCを貼りつけた。
ルは各種電子機器の表示部として用いることができる。
組み合わせることが可能である。
製したアクティブマトリクス基板から、実施例6とは異
なるアクティブマトリクス型液晶表示装置を作製する工
程を以下に説明する。説明には図11を用いる。本実施
例では本発明の記載がないが、実施例5で作製されるア
クティブマトリクス基板を用いているため、本発明を適
用していると言える。
ティブマトリクス基板を得た後、図8のアクティブマト
リクス基板上に配向膜1067を形成しラビング処理を
行なう。なお、本実施例では配向膜1067を形成する
前に、アクリル樹脂膜等の有機樹脂膜をパターニングす
ることによって基板間隔を保持するための柱状のスペー
サを所望の位置に形成した。また、柱状のスペーサに代
えて、球状のスペーサを基板全面に散布してもよい。
の対向基板には、着色層1074、遮光層1075が各
画素に対応して配置されたカラーフィルタが設けられて
いる。また、駆動回路の部分にも遮光層1077を設け
た。このカラーフィルタと遮光層1077とを覆う平坦
化膜1076を設けた。次いで、平坦化膜1076上に
透明導電膜からなる対向電極1069を画素部に形成
し、対向基板の全面に配向膜1070を形成し、ラビン
グ処理を施した。
クティブマトリクス基板と対向基板とをシール材107
1で貼り合わせる。シール材1071にはフィラーが混
入されていて、このフィラーと柱状スペーサによって均
一な間隔を持って2枚の基板が貼り合わせられる。その
後、両基板の間に液晶材料1073を注入し、封止剤
(図示せず)によって完全に封止する。液晶材料107
3には公知の液晶材料を用いれば良い。このようにして
図11に示すアクティブマトリクス型液晶表示装置が完
成する。そして、必要があれば、アクティブマトリクス
基板または対向基板を所望の形状に分断する。さらに、
公知の技術を用いて偏光板等を適宜設けた。そして、公
知の技術を用いてFPCを貼りつけた。
ルは各種電子機器の表示部として用いることができる。
組み合わせることが可能である。
製したアクティブマトリクス基板とはTFT構造が異な
る例を挙げ、本発明を用いて発光装置を作製した例につ
いて説明する。本実施例では本発明の記載がないが、実
施例5で作製されるアクティブマトリクス基板を用いて
いるため、本発明を適用していると言える。本明細書に
おいて、発光装置とは、基板上に形成された発光素子を
該基板とカバー材の間に封入した表示用パネルおよび該
表示用パネルにICを実装した表示用モジュールを総称
したものである。なお、発光素子は、電場を加えること
で発生するルミネッセンス(Electro Luminescence)が
得られる有機化合物を含む層(発光層)と陽極層と、陰
極層とを有する。また、有機化合物におけるルミネッセ
ンスには、一重項励起状態から基底状態に戻る際の発光
(蛍光)と三重項励起状態から基底状態に戻る際の発光
(リン光)があり、これらのうちどちらか、あるいは両
方の発光を含む。
陽極と陰極の間に形成された全ての層を有機発光層と定
義する。有機発光層には具体的に、発光層、正孔注入
層、電子注入層、正孔輸送層、電子輸送層等が含まれ
る。基本的に発光素子は、陽極層、発光層、陰極層が順
に積層された構造を有しており、この構造に加えて、陽
極層、正孔注入層、発光層、陰極層や、陽極層、正孔注
入層、発光層、電子輸送層、陰極層等の順に積層した構
造を有していることもある。
は、nチャネル型TFT601とpチャネル型TFT6
02を有する駆動回路605と、スイッチングTFT6
03と電流制御TFT604を有する画素部606とが
形成されている。
1を形成したのち、前記下地膜上の半導体層にチャネル
形成領域やソース領域、ドレイン領域及びLDD領域な
どを設けて形成する。半導体層は実施例1〜実施例6と
同様に本発明を用いて形成する。
するゲート電極628〜631は第1の導電層628a
〜631aおよび第2の導電層628b〜631bから
なる積層構造となっているが、端部がテーパー形状とな
るように形成することに特徴がある。この形状は少なく
とも3回のエッチングによって形成され、それぞれのエ
ッチングによって形成されたゲート電極の形状を利用し
て、半導体層に不純物を導入している。
て端部がテーパー形状となった第1の形状のゲート電極
をマスクとし、自己整合的に第1のドーピング処理を行
なって、高濃度不純物領域を形成する。次に、第2の導
電層を選択的にエッチングして、第2の形状のゲート電
極を形成する。前記第2の形状のゲート電極における第
1の導電層のテーパー形状の部分を利用して、第2のド
ーピング処理を行ない、低濃度不純物領域を形成する。
そして、第1の導電層のテーパー部を部分的にエッチン
グして、第3の形状のゲート電極を形成する。このと
き、同時に絶縁膜もエッチングされて、絶縁膜621が
形成される。続いて、nチャネル型TFTおよび画素部
にマスクを設け、第3のドーピング処理を行なう。この
第3のドーピング処理により、pチャネル型TFTの活
性層となる半導体層に前記一導電型とは逆の導電型を付
与する不純物元素が添加された不純物領域を形成する。
テーパー形状の部分を利用して形成されるLDD領域は
nチャネル型TFTの信頼性を向上させるために設け、
これによりホットキャリア効果によるオン電流の劣化を
防止する。このLDD領域はイオンドープ法により当該
不純物元素のイオンを電界で加速して、ゲート電極の端
部及び該端部の近傍におけるゲート絶縁膜を通して半導
体膜に添加する。
1にはチャネル形成領域671の外側にLDD領域63
4(634a、634b)、ソース領域またはドレイン
領域639が形成され、LDD領域634の一部634
bはゲート電極628と重なるように形成されている。
pチャネル型TFT602も同様な構成とし、チャネル
形成領域672、LDD領域656、657、ソース領
域またはドレイン領域655から成っている。なお、本
実施例ではシングルゲート構造としているが、ダブルゲ
ート構造もしくはトリプルゲート構造であっても良い。
Tで形成されるスイッチングTFT603はオフ電流の
低減を目的としてマルチゲート構造で形成され、チャネ
ル形成領域674の外側にLDD領域637(637
a、637b)、ソース領域またはドレイン領域642
が設けられている。また、pチャネル型TFTで形成さ
れる電流制御TFT604は、チャネル形成領域672
の外側にLDD領域656、657、ソース領域または
ドレイン領域655が設けられている。なお、本実施例
では電流制御TFT604をシングルゲート構造として
いるが、ダブルゲート構造もしくはトリプルゲート構造
であっても良い。
酸化窒化珪素などの無機材料から成り、50〜500nm
の厚さの第1の層間絶縁膜635と、ポリイミド、アク
リル、ポリイミドアミド、BCB(ベンゾシクロブテ
ン)などの有機絶縁物材料から成る第2の層間絶縁膜6
36とで形成する。このように、第2の層間絶縁膜を有
機絶縁物材料で形成することにより、表面を良好に平坦
化させることができる。また、有機樹脂材料は一般に誘
電率が低いので、寄生容量を低減することができる。し
かし、吸湿性があり保護膜としては適さないので、第1
の層間絶縁膜635と組み合わせて形成することが好ま
しい。
を形成し、それぞれの半導体層に形成されたソース領域
またはドレイン領域に達するコンタクトホールを形成す
る。コンタクトホールの形成はドライエッチング法によ
り行なう。この場合、エッチングガスにCF4、O2、H
eの混合ガスを用い有機樹脂材料から成る第2の層間絶
縁膜636をまずエッチングし、その後、続いてエッチ
ングガスをCF4、O2として第1の層間絶縁膜635を
エッチングする。
空蒸着法で形成し、レジストマスクパターンを形成し、
エッチングによって配線701〜707を形成する。こ
のようにして、アクティブマトリクス基板を形成するこ
とができる。
て、図13に示す発光装置を作製する。ここで、配線7
06は電流制御TFTのソース配線(電流供給線に相当
する)であり、707は電流制御TFTの画素電極71
1上に重ねることで画素電極711と電気的に接続する
電極である。
電極(発光素子の陽極)である。透明導電膜としては、
酸化インジウムと酸化スズとの化合物、酸化インジウム
と酸化亜鉛との化合物、酸化亜鉛、酸化スズまたは酸化
インジウムを用いることができる。また、前記透明導電
膜にガリウムを添加したものを用いても良い。画素電極
711は、上記配線を形成する前に平坦な層間絶縁膜7
10上に形成する。本実施例においては、樹脂からなる
平坦化膜710を用いてTFTによる段差を平坦化する
ことは非常に重要である。後に形成される発光層は非常
に薄いため、段差が存在することによって発光不良を起
こす場合がある。従って、発光層をできるだけ平坦面に
形成しうるように画素電極を形成する前に平坦化してお
くことが望ましい。
うにバンク712を形成する。バンク712は100〜
400nmの珪素を含む絶縁膜もしくは有機樹脂膜をパ
ターニングして形成すれば良い。
成膜時における素子の静電破壊には注意が必要である。
本実施例ではバンク712の材料となる絶縁膜中にカー
ボン粒子や金属粒子を添加して抵抗率を下げ、静電気の
発生を抑制する。この際、抵抗率は1×106〜1×1
012Ωm(好ましくは1×108〜1×1010Ωm)と
なるようにカーボン粒子や金属粒子の添加量を調節すれ
ば良い。
成される。なお、図13では一画素しか図示していない
が、本実施例ではR(赤)、G(緑)、B(青)の各色
に対応した発光層を作り分けている。また、本実施例で
は蒸着法により低分子系有機発光材料を形成している。
具体的には、正孔注入層として20nm厚の銅フタロシ
アニン(CuPc)膜を設け、その上に発光層として7
0nm厚のトリス−8−キノリノラトアルミニウム錯体
(Alq3)膜を設けた積層構造としている。Alq3に
キナクリドン、ペリレンもしくはDCM1といった蛍光
色素を添加することで発光色を制御することができる。
のできる有機発光材料の一例であって、これに限定する
必要はまったくない。発光層、電荷輸送層または電荷注
入層を自由に組み合わせて発光層(発光及びそのための
キャリアの移動を行わせるための層)を形成すれば良
い。例えば、本実施例では低分子系有機発光材料を発光
層として用いる例を示したが、中分子系有機発光材料や
高分子系有機発光材料を用いても良い。なお、本明細書
中において、昇華性を有さず、かつ、分子数が20以下
または連鎖する分子の長さが10μm以下の有機発光材
料を中分子系有機発光材料とする。また、高分子系有機
発光材料を用いる例として、正孔注入層として20nm
のポリチオフェン(PEDOT)膜をスピン塗布法によ
り設け、その上に発光層として100nm程度のパラフ
ェニレンビニレン(PPV)膜を設けた積層構造として
も良い。なお、PPVのπ共役系高分子を用いると、赤
色から青色まで発光波長を選択できる。また、電荷輸送
層や電荷注入層として炭化珪素等の無機材料を用いるこ
とも可能である。これらの有機発光材料や無機材料は公
知の材料を用いることができる。
る陰極714が設けられる。本実施例の場合、導電膜と
してアルミニウムとリチウムとの合金膜を用いる。勿
論、公知のMgAg膜(マグネシウムと銀との合金膜)
を用いても良い。陰極材料としては、周期表の1族もし
くは2族に属する元素からなる導電膜もしくはそれらの
元素を添加した導電膜を用いれば良い。
素子715が完成する。なお、ここでいう発光素子71
5は、画素電極(陽極)710、発光層713及び陰極
714で形成されたダイオードを指す。
ッシベーション膜716を設けることは有効である。パ
ッシベーション膜716としては、炭素膜、窒化珪素膜
もしくは窒化酸化珪素膜を含む絶縁膜からなり、該絶縁
膜を単層もしくは組み合わせた積層で用いる。
ション膜として用いることが好ましく、炭素膜、特にD
LC(ダイヤモンドライクカーボン)膜を用いることは
有効である。DLC膜は室温から100℃以下の温度範
囲で成膜可能であるため、耐熱性の低い発光層713の
上方にも容易に成膜することができる。また、DLC膜
は酸素に対するブロッキング効果が高く、発光層713
の酸化を抑制することが可能である。そのため、この後
に続く封止工程を行う間に発光層713が酸化するとい
った問題を防止できる。
止材717を設け、カバー材718を貼り合わせる。封
止材717としては紫外線硬化樹脂を用いれば良く、内
部に吸湿効果を有する物質もしくは酸化防止効果を有す
る物質を設けることは有効である。また、本実施例にお
いてカバー材718はガラス基板や石英基板やプラスチ
ック基板(プラスチックフィルムも含む)の両面に炭素
膜(好ましくはダイヤモンドライクカーボン膜)を形成
したものを用いる。
置が完成する。なお、バンク712を形成した後、パッ
シベーション膜716を形成するまでの工程をマルチチ
ャンバー方式(またはインライン方式)の成膜装置を用
いて、大気解放せずに連続的に処理することは有効であ
る。また、さらに発展させてカバー材718を貼り合わ
せる工程までを大気解放せずに連続的に処理することも
可能である。
絶縁体501上にnチャネル型TFT601、602、
スイッチングTFT(nチャネル型TFT)603およ
び電流制御TFT(nチャネル型TFT)604が形成
される。ここまでの製造工程で必要としたマスク数は、
一般的なアクティブマトリクス型発光装置よりも少な
い。
れており、歩留まりの向上および製造コストの低減が実
現できる。
ゲート電極に絶縁膜を介して重なる不純物領域を設ける
ことによりホットキャリア効果に起因する劣化に強いn
チャネル型TFTを形成することができる。そのため、
信頼性の高い発光装置を実現できる。
成のみ示しているが、本実施例の製造工程に従えば、そ
の他にも信号分割回路、D/Aコンバータ、オペアン
プ、γ補正回路などの論理回路を同一の絶縁体上に形成
可能であり、さらにはメモリやマイクロプロセッサをも
形成しうる。
(または封入)工程まで行った後の本実施例の発光装置
について図14を用いて説明する。なお、必要に応じて
図13で用いた符号を引用する。
った状態を示す上面図、図14(B)は図14(A)を
C−C’で切断した断面図である。点線で示された80
1はソース側駆動回路、806は画素部、807はゲー
ト側駆動回路である。また、901はカバー材、902
は第1シール材、903は第2シール材であり、第1シ
ール材902で囲まれた内側には封止材907が設けら
れる。
びゲート側駆動回路807に入力される信号を伝送する
ための配線であり、外部入力端子となるFPC(フレキ
シブルプリントサーキット)905からビデオ信号やク
ロック信号を受け取る。なお、ここではFPCしか図示
されていないが、このFPCにはプリント配線基盤(P
WB)が取り付けられていても良い。本明細書における
発光装置には、発光装置本体だけでなく、それにFPC
もしくはPWBが取り付けられた状態をも含むものとす
る。
いて説明する。基板700の上方には画素部806、ゲ
ート側駆動回路807が形成されており、画素部806
は電流制御TFT604とそのドレインに電気的に接続
された画素電極711を含む複数の画素により形成され
る。また、ゲート側駆動回路807はnチャネル型TF
T601とpチャネル型TFT602とを組み合わせた
CMOS回路(図13参照)を用いて形成される。
能する。また、画素電極711の両端にはバンク712
が形成され、画素電極711上には発光層713および
発光素子の陰極714が形成される。
機能し、接続配線904を経由してFPC905に電気
的に接続されている。さらに、画素部806及びゲート
側駆動回路807に含まれる素子は全て陰極714およ
びパッシベーション膜716で覆われている。
901が貼り合わされている。なお、カバー材901と
発光素子との間隔を確保するために樹脂膜からなるスペ
ーサを設けても良い。そして、第1シール材902の内
側には封止材907が充填されている。なお、第1シー
ル材902、封止材907としてはエポキシ系樹脂を用
いるのが好ましい。また、第1シール材902はできる
だけ水分や酸素を透過しない材料であることが望まし
い。さらに、封止材907の内部に吸湿効果をもつ物質
や酸化防止効果をもつ物質を含有させても良い。
材907はカバー材901を接着するための接着剤とし
ても機能する。また、本実施例ではカバー材901を構
成するプラスチック基板901の材料としてFRP(Fi
berglass-Reinforced Plastics)、PVF(ポリビニル
フロライド)、マイラー、ポリエステルまたはアクリル
を用いることができる。
1を接着した後、封止材907の側面(露呈面)を覆う
ように第2シール材903を設ける。第2シール材90
3は第1シール材902と同じ材料を用いることができ
る。
7に封入することにより、発光素子を外部から完全に遮
断することができ、外部から水分や酸素等の発光層の酸
化による劣化を促す物質が侵入することを防ぐことがで
きる。従って、信頼性の高い発光装置が得られる。
組み合わせることが可能である。
異なる画素構造を有した発光装置について説明する。説
明には図15を用いる。本実施例では本発明の記載がな
いが、本実施例において用いられている半導体層は本発
明を適用して作製している。
て図12のnチャネル型TFT601と同一構造のTF
Tを用いる。勿論、電流制御用TFT4501のゲート
電極はスイッチング用TFT4402のドレイン配線に
電気的に接続されている。また、電流制御用TFT45
01のドレイン配線は画素電極4504に電気的に接続
されている。
504が発光素子の陰極として機能する。具体的には、
アルミニウムとリチウムとの合金膜を用いるが、周期表
の1族もしくは2族に属する元素からなる導電膜もしく
はそれらの元素を添加した導電膜を用いれば良い。
が形成される。なお、図15では一画素しか図示してい
ないが、本実施例ではG(緑)に対応した発光層を蒸着
法及び塗布法(好ましくはスピンコーティング法)によ
り形成している。具体的には、電子注入層として20n
m厚のフッ化リチウム(LiF)膜を設け、その上に発
光層として70nm厚のPPV(ポリパラフェニレンビ
ニレン)膜を設けた積層構造としている。
からなる陽極4506が設けられる。本実施例の場合、
透明導電膜として酸化インジウムと酸化スズとの化合物
もしくは酸化インジウムと酸化亜鉛との化合物からなる
導電膜を用いる。
光素子4507が完成する。なお、ここでいう発光素子
4507は、画素電極(陰極)4504、発光層450
5及び陽極4506で形成されたダイオードを指す。
パッシベーション膜4508を設けることは有効であ
る。パッシベーション膜4508としては、炭素膜、窒
化珪素膜もしくは窒化酸化珪素膜を含む絶縁膜からな
り、該絶縁膜を単層もしくは組み合わせた積層で用い
る。
封止材4509を設け、カバー材4510を貼り合わせ
る。封止材4509としては紫外線硬化樹脂を用いれば
良く、内部に吸湿効果を有する物質もしくは酸化防止効
果を有する物質を設けることは有効である。また、本実
施例においてカバー材4510はガラス基板や石英基板
やプラスチック基板(プラスチックフィルムも含む)の
両面に炭素膜(好ましくはダイヤモンドライクカーボン
膜)を形成したものを用いる。
組み合わせることが可能である。
よび実施例8で作製したアクティブマトリクス基板とは
TFT構造が異なる例を挙げ、本発明を用いて液晶表示
装置を作製した例について説明する。本実施例では本発
明の記載がないが、本実施例において用いられている半
導体層は本発明を適用して作製している。
基板は、nチャネル型TFT503とpチャネル型TF
T502を有する駆動回路506と、画素TFT504
と保持容量505を有する画素部507とが形成されて
いる。
512〜517を形成したのち、前記ゲート配線上に絶
縁膜511(511a、511b)を形成し、前記絶縁
膜上の半導体層にチャネル形成領域やソース領域、ドレ
イン領域及びLDD領域などを設けて形成する。半導体
層は実施例1〜実施例6と同様に本発明を用いて形成す
る。
200〜400nm、好ましくは250nmの厚さで形成
し、その上層に形成する被膜の被覆性(ステップカバレ
ージ)を向上させるために、端部をテーパー形状となる
ように形成する。テーパー部の角度は5〜30度、好ま
しくは15〜25度で形成する。テーパー部はドライエ
ッチング法で形成され、エッチングガスと基板側に印加
するバイアス電圧により、その角度を制御する。
ピング工程によって形成する。まず、第1のドーピング
工程を行なって、nチャネル型TFTのLDD(Lightl
y Doped Drain)領域を形成する。ドーピングの方法は
イオンドープ法若しくはイオン注入法で行えば良い。n
型を付与する不純物元素(ドナー)としてリン(P)を
添加し、チャネル形成領域を覆うマスクにより第1の不
純物領域530、533が形成される。もちろん、nチ
ャネル型TFTのソース領域及びドレイン領域531、
534となる領域にも不純物元素は添加されている。そ
して、新たにチャネル形成領域およびnチャネル型TF
TのLDD領域を覆うマスクを形成して、第2のドーピ
ング工程はnチャネル型TFTのソース領域及びドレイ
ン領域531、534を形成して行なう。
型TFTのソース領域及びドレイン領域528を形成す
る。ドーピングの方法はイオンドープ法やイオン注入法
でp型を付与する不純物元素(アクセプタ)を添加すれ
ばよい。このとき、nチャネル型TFTを形成する半導
体層にはマスクを形成するため、p型を付与する不純物
元素が添加されない。本実施例では、pチャネル型TF
TにおいてLDD領域を作製していないが、もちろん、
作製してもよい。
3にはチャネル形成領域529の外側にLDD領域53
0、ソース領域またはドレイン領域531が形成され
る。pチャネル型TFT502も同様な構成とし、チャ
ネル形成領域527、ソース領域またはドレイン領域5
28から成っている。なお、本実施例ではシングルゲー
ト構造としているが、ダブルゲート構造もしくはトリプ
ルゲート構造であっても良い。
Tで形成される画素TFT504はオフ電流の低減を目
的としてマルチゲート構造で形成され、チャネル形成領
域532の外側にLDD領域533、ソース領域または
ドレイン領域534が設けられている。
酸化窒化珪素などの無機材料から成り、50〜500nm
の厚さの第1の層間絶縁膜540と、ポリイミド、アク
リル、ポリイミドアミド、BCB(ベンゾシクロブテ
ン)などの有機絶縁物材料から成る第2の層間絶縁膜5
41とで形成する。このように、第2の層間絶縁膜を有
機絶縁物材料で形成することにより、表面を良好に平坦
化させることができる。また、有機樹脂材料は一般に誘
電率が低いので、寄生容量を低減することができる。し
かし、吸湿性があり保護膜としては適さないので、第1
の層間絶縁膜540と組み合わせて形成することが好ま
しい。また、本実施例ではチャネル形成領域を保護する
目的で絶縁層539a〜539cも形成している。
を形成し、それぞれの半導体層に形成されたソース領域
またはドレイン領域に達するコンタクトホールを形成す
る。コンタクトホールの形成はドライエッチング法によ
り行なう。この場合、エッチングガスにCF4、O2、H
eの混合ガスを用い有機樹脂材料から成る第2の層間絶
縁膜541をまずエッチングし、その後、続いてエッチ
ングガスをCF4、O2として第1の層間絶縁膜540を
エッチングする。
空蒸着法で形成し、レジストマスクパターンを形成し、
エッチングによって配線543〜549を形成する。こ
のようにして、アクティブマトリクス基板を形成するこ
とができる。
を用いて、アクティブマトリクス型液晶表示装置を作製
する工程を説明する。図16(B)はアクティブマトリ
クス基板と対向基板554とをシール材558で貼り合
わせた状態を示している。最初に、図16(A)の状態
のアクティブマトリクス基板上に柱状のスペーサ55
1、552を形成する。画素部に設けるスペーサ551
は画素電極上のコンタクト部に重ねて設ける。スペーサ
は用いる液晶材料にも依存するが、3〜10μmの高さ
とする。コンタクト部では、コンタクトホールに対応し
た凹部が形成されるので、この部分に合わせてスペーサ
を形成することにより液晶の配向の乱れを防ぐことがで
きる。その後、配向膜553を形成しラビング処理を行
う。対向基板554には透明導電膜555、配向膜55
6を形成する。その後、アクティブマトリクス基板と対
向基板とを貼り合わせ液晶557を注入する。
トリクス型の液晶表示装置は各種電子機器の表示装置と
して用いることができる。
か一と自由に組み合わせることが可能である。
で示したアクティブマトリクス基板を用いて、発光装置
を作製した例について説明する。本実施例では本発明の
記載がないが、実施例10で作製されるアクティブマト
リクス基板を用いているため、本発明を適用していると
言える。
て図16のnチャネル型TFT503と同一構造のTF
Tを用いる。勿論、電流制御用TFT4501のゲート
電極はスイッチング用TFT4402のドレイン配線に
電気的に接続されている。また、電流制御用TFT45
01のドレイン配線は画素電極4504に電気的に接続
されている。
504が発光素子の陰極として機能する。具体的には、
アルミニウムとリチウムとの合金膜を用いるが、周期表
の1族もしくは2族に属する元素からなる導電膜もしく
はそれらの元素を添加した導電膜を用いれば良い。
が形成される。なお、図17では一画素しか図示してい
ないが、本実施例ではG(緑)に対応した発光層を蒸着
法及び塗布法(好ましくはスピンコーティング法)によ
り形成している。具体的には、電子注入層として20n
m厚のフッ化リチウム(LiF)膜を設け、その上に発
光層として70nm厚のPPV(ポリパラフェニレンビ
ニレン)膜を設けた積層構造としている。
からなる陽極4506が設けられる。本実施例の場合、
透明導電膜として酸化インジウムと酸化スズとの化合物
もしくは酸化インジウムと酸化亜鉛との化合物からなる
導電膜を用いる。
光素子4507が完成する。なお、ここでいう発光素子
4507は、画素電極(陰極)4504、発光層450
5及び陽極4506で形成されたダイオードを指す。
パッシベーション膜4508を設けることは有効であ
る。パッシベーション膜4508としては、炭素膜、窒
化珪素膜もしくは窒化酸化珪素膜を含む絶縁膜からな
り、該絶縁膜を単層もしくは組み合わせた積層で用い
る。
封止材4509を設け、カバー材4510を貼り合わせ
る。封止材4509としては紫外線硬化樹脂を用いれば
良く、内部に吸湿効果を有する物質もしくは酸化防止効
果を有する物質を設けることは有効である。また、本実
施例においてカバー材4510はガラス基板や石英基板
やプラスチック基板(プラスチックフィルムも含む)の
両面に炭素膜(好ましくはダイヤモンドライクカーボン
膜)を形成したものを用いる。
か一と自由に組み合わせることが可能である。
明を実施して形成されたCMOS回路や画素部は様々な
電気光学装置(アクティブマトリクス型液晶表示装置、
アクティブマトリクス型EC表示装置、アクティブマト
リクス型発光装置)に用いることが出来る。即ち、それ
ら電気光学装置を表示部に組み込んだ電子機器全てに本
発明を実施出来る。
ラ、デジタルカメラ、プロジェクター、ヘッドマウント
ディスプレイ(ゴーグル型ディスプレイ)、カーナビゲ
ーション、カーステレオ、パーソナルコンピュータ、携
帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話または電
子書籍等)などが挙げられる。それらの一例を図18、
図19及び図20に示す。
あり、本体3001、画像入力部3002、表示部30
03、キーボード3004等を含む。本発明を表示部3
003に適用することができる。
3101、表示部3102、音声入力部3103、操作
スイッチ3104、バッテリー3105、受像部310
6等を含む。本発明を表示部3102に適用することが
できる。
ービルコンピュータ)であり、本体3201、カメラ部
3202、受像部3203、操作スイッチ3204、表
示部3205等を含む。本発明は表示部3205に適用
できる。
あり、本体3301、表示部3302、アーム部330
3等を含む。本発明は表示部3302に適用することが
できる。
媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤーであ
り、本体3401、表示部3402、スピーカ部340
3、記録媒体3404、操作スイッチ3405等を含
む。なお、このプレーヤーは記録媒体としてDVD(D
igtial Versatile Disc)、CD
等を用い、音楽鑑賞や映画鑑賞やゲームやインターネッ
トを行なうことができる。本発明は表示部3402に適
用することができる。
体3501、表示部3502、接眼部3503、操作ス
イッチ3504、受像部(図示しない)等を含む。本発
明を表示部3502に適用することができる。
であり、投射装置3601、スクリーン3602等を含
む。本発明は投射装置3601の一部を構成する液晶表
示装置3808やその他の駆動回路に適用することがで
きる。
り、本体3701、投射装置3702、ミラー370
3、スクリーン3704等を含む。本発明は投射装置3
702の一部を構成する液晶表示装置3808やその他
の駆動回路に適用することができる。
図19(B)中における投射装置3601、3702の
構造の一例を示した図である。投射装置3601、37
02は、光源光学系3801、ミラー3802、380
4〜3806、ダイクロイックミラー3803、プリズ
ム3807、液晶表示装置3808、位相差板380
9、投射光学系3810で構成される。投射光学系28
10は、投射レンズを含む光学系で構成される。本実施
例は三板式の例を示したが、特に限定されず、例えば単
板式であってもよい。また、図19(C)中において矢
印で示した光路に実施者が適宜、光学レンズや、偏光機
能を有するフィルムや、位相差を調節するためのフィル
ム、IRフィルム等の光学系を設けてもよい。
おける光源光学系3801の構造の一例を示した図であ
る。本実施例では、光源光学系3801は、リフレクタ
ー3811、光源3812、レンズアレイ3813、3
814、偏光変換素子3815、集光レンズ3816で
構成される。なお、図19(D)に示した光源光学系は
一例であって特に限定されない。例えば、光源光学系に
実施者が適宜、光学レンズや、偏光機能を有するフィル
ムや、位相差を調節するフィルム、IRフィルム等の光
学系を設けてもよい。
おいては、透過型の電気光学装置を用いた場合を示して
おり、反射型の電気光学装置及び発光装置での適用例は
図示していない。
01、音声出力部3902、音声入力部3903、表示
部3904、操作スイッチ3905、アンテナ3906
等を含む。本発明を表示部3904に適用することがで
きる。
り、本体4001、表示部4002、4003、記憶媒
体4004、操作スイッチ4005、アンテナ4006
等を含む。本発明は表示部4002、4003に適用す
ることができる。
4101、支持台4102、表示部4103等を含む。
本発明は表示部4103に適用することができる。本発
明のディスプレイは特に大画面化した場合において有利
であり、対角10インチ以上(特に30インチ以上)の
ディスプレイには有利である。
く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能であ
る。また、本実施例の電子機器は実施例1〜6または7
または8または9または10または11のどのような組
み合わせからなる構成を用いても実現することができ
る。
うな基本的有意性を得ることができる。 (a)従来のTFTの作製プロセスに適合した簡単な構
成である。 (b)半導体膜上に形成されるゲート絶縁膜の被覆性を
十分なものとし、かつ、平坦性を保つことができる。さ
らに、高移動度を有するTFTの形成が可能となる。 (c)以上の利点を満たした上で、高精細のアクティブ
マトリクス型の液晶表示装置に代表される半導体装置に
おいて、半導体装置の動作特性および信頼性の向上を実
現することができる。
例を示す断面図。
例を示す断面図。
例を示す断面図。
例を示す断面図。
製工程を示す断面図。
製工程を示す断面図。
の例を示す断面図。
図。
工程を示す断面図。 (B)アクティブマトリクス型液晶表示装置の作製工程
を示す断面図。
Claims (34)
- 【請求項1】 絶縁表面上に形成された非晶質半導体膜
にレーザ光を照射して結晶質半導体膜を形成し、加熱処
理を行なって、前記レーザ光の照射により前記結晶質半
導体膜に形成された歪みを低減し、前記加熱処理後の前
記結晶質半導体膜にエッチングを行なって島状の結晶質
半導体膜を形成することを特徴とする半導体装置の作製
方法。 - 【請求項2】 絶縁表面上に形成された非晶質半導体膜
にレーザ光を照射して結晶質半導体膜を形成し、前記結
晶質半導体膜にエッチングを行なって、島状の結晶質半
導体膜を形成し、加熱処理を行なって、前記レーザ光の
照射により前記島状の結晶質半導体膜に形成された歪み
を低減することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項3】 絶縁表面上に形成された非晶質半導体膜
にレーザ光を照射して結晶質半導体膜を形成し、ランプ
光を照射して、前記レーザ光の照射により前記結晶質半
導体膜に形成された歪みを低減し、前記ランプ光を照射
した後の前記結晶質半導体膜にエッチングを行なって島
状の結晶質半導体膜を形成することを特徴とする半導体
装置の作製方法。 - 【請求項4】 絶縁表面上に形成された非晶質半導体膜
にレーザ光を照射して結晶質半導体膜を形成し、前記結
晶質半導体膜にエッチングを行なって島状の結晶質半導
体膜を形成し、ランプ光を照射して、前記レーザ光の照
射により前記島状の結晶質半導体膜に形成された歪みを
低減することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項5】 絶縁表面上に形成された非晶質半導体膜
にランプ光を照射して第1の結晶質半導体膜を形成し、
前記第1の結晶質半導体膜にレーザ光を照射して第2の
結晶質半導体膜を形成し、加熱処理を行なって、前記レ
ーザ光の照射により前記第2の結晶質半導体膜に形成さ
れた歪みを低減し、前記加熱処理後の前記第2の結晶質
半導体膜にエッチングを行なって島状の第2の結晶質半
導体膜を形成することを特徴とする半導体装置の作製方
法。 - 【請求項6】 絶縁表面上に形成された非晶質半導体膜
にランプ光を照射して第1の結晶質半導体膜を形成し、
前記第1の結晶質半導体膜にレーザ光を照射して第2の
結晶質半導体膜を形成し、前記第2の結晶質半導体膜に
エッチングを行なって島状の第2の結晶質半導体膜を形
成し、加熱処理を行なって、前記レーザ光の照射により
前記島状の第2の結晶質半導体膜に形成された歪みを低
減することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項7】 絶縁表面上に形成された非晶質半導体膜
に第1の加熱処理を行なって第1の結晶質半導体膜を形
成し、前記第1の結晶質半導体膜にレーザ光を照射して
第2の結晶質半導体膜を形成し、第2の加熱処理を行な
って、前記レーザ光の照射により前記第2の結晶質半導
体膜に形成された歪みを低減し、前記第2の加熱処理後
の前記第2の結晶質半導体膜にエッチングを行なって島
状の第2の結晶質半導体膜を形成することを特徴とする
半導体装置の作製方法。 - 【請求項8】 絶縁表面上に形成された非晶質半導体膜
に第1の加熱処理を行なって第1の結晶質半導体膜を形
成し、前記第1の結晶質半導体膜にレーザ光を照射して
第2の結晶質半導体膜を形成し、前記第2の結晶質半導
体膜にエッチングを行なって島状の第2の結晶質半導体
膜を形成し、第2の加熱処理を行なって、前記レーザ光
の照射により前記島状の第2の結晶質半導体膜に形成さ
れた歪みを低減することを特徴とする半導体装置の作製
方法。 - 【請求項9】 絶縁表面上に形成された非晶質半導体膜
に加熱処理を行なって第1の結晶質半導体膜を形成し、
前記第1の結晶質半導体膜にレーザ光を照射して第2の
結晶質半導体膜を形成し、ランプ光を照射して、前記レ
ーザ光の照射により前記第2の結晶質半導体膜に形成さ
れた歪みを低減し、前記ランプ光を照射した後の前記第
2の結晶質半導体膜にエッチングを行なって島状の第2
の結晶質半導体膜を形成することを特徴とする半導体装
置の作製方法。 - 【請求項10】 絶縁表面上に形成された非晶質半導体
膜に加熱処理を行なって第1の結晶質半導体膜を形成
し、前記第1の結晶質半導体膜にレーザ光を照射して第
2の結晶質半導体膜を形成し、前記第2の結晶質半導体
膜にエッチングを行なって島状の第2の結晶質半導体膜
を形成し、ランプ光を照射して、前記レーザ光の照射に
より前記島状の第2の結晶質半導体膜に形成された歪み
を低減することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項11】 絶縁表面上に形成された非晶質半導体
膜に第1のランプ光を照射して第1の結晶質半導体膜を
形成し、前記第1の結晶質半導体膜にレーザ光を照射し
て第2の結晶質半導体膜を形成し、第2のランプ光を照
射して、前記レーザ光の照射により前記第2の結晶質半
導体膜に形成された歪みを低減し、前記第2のランプ光
を照射した後の前記第2の結晶質半導体膜にエッチング
を行なって島状の第2の結晶質半導体膜を形成すること
を特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項12】 絶縁表面上に形成された非晶質半導体
膜に第1のランプ光を照射して第1の結晶質半導体膜を
形成し、前記第1の結晶質半導体膜にレーザ光を照射し
て第2の結晶質半導体膜を形成し、前記第2の結晶質半
導体膜にエッチングを行なって島状の第2の結晶質半導
体膜を形成し、第2のランプ光を照射して、前記レーザ
光の照射により前記島状の第2の結晶質半導体膜に形成
された歪みを低減することを特徴とする半導体装置の作
製方法。 - 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれか一項にお
いて、前記レーザ光は、照射面またはその近傍における
形状が線状または矩形状であることを特徴とする半導体
装置の作製方法。 - 【請求項14】 請求項1乃至13のいずれか一項にお
いて、前記レーザ光は、連続発光型またはパルス発光型
のガスレーザ、固体レーザ、金属レーザから選ばれた一
種または複数種から射出されていることを特徴とする半
導体装置の作製方法。 - 【請求項15】 請求項14において、前記固体レーザ
は、YAGレーザ、YVO4レーザ、YLFレーザ、Y
AlO3レーザ、ガラスレーザ、ルビーレーザ、アレキ
サンドライドレーザ、Ti:サファイアレーザから選ば
れた一種であることを特徴とする半導体装置の作製方
法。 - 【請求項16】 請求項1および請求項2および請求項
5および請求項6のいずれか一項において、前記加熱処
理の加熱時間は、1〜30分の範囲であることを特徴と
する半導体装置の作製方法。 - 【請求項17】 請求項7または請求項8において、前
記第2の加熱処理の加熱時間は、1〜30分の範囲であ
ることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項18】 請求項1および請求項2および請求項
5および請求項6のいずれか一項において、前記加熱処
理の加熱温度は、500℃以上であることを特徴とする
半導体装置の作製方法。 - 【請求項19】 請求項7または請求項8において、前
記第1の加熱処理の加熱温度は、600℃以上であるこ
とを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項20】 請求項7または請求項8において、前
記第2の加熱処理の加熱温度は、500℃以上であるこ
とを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項21】 請求項9または請求項10において、
前記加熱処理の加熱温度は、600℃以上であることを
特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項22】 請求項1および請求項2および請求項
5および請求項6のいずれか一項において、前記加熱処
理の加熱時間は1〜30分の範囲であり、かつ、加熱温
度は500℃以上であることを特徴とする半導体装置の
作製方法。 - 【請求項23】 請求項7または請求項8において、前
記第2の加熱処理の加熱時間は1〜30分の範囲であ
り、かつ、前記第2の加熱処理の加熱温度は500℃以
上であることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項24】 請求項3および請求項4および請求項
9および請求項10のいずれか一項において、前記ラン
プ光を照射する時間は、1〜30分の範囲であることを
特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項25】 請求項11または請求項12におい
て、前記第2のランプ光を照射する時間は、1〜30分
の範囲であることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項26】 請求項3および請求項4および請求項
9および請求項10のいずれか一項において、前記ラン
プ光を照射する温度は、500℃以上であることを特徴
とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項27】 請求項11または請求項12におい
て、前記第2のランプ光を照射する温度は、500℃以
上であることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項28】 請求項3および請求項4および請求項
9および請求項10のいずれか一項において、前記ラン
プ光を照射するときの昇温または降温レートは、30〜
300℃/分の範囲であることを特徴とする半導体装置
の作製方法。 - 【請求項29】 請求項11または請求項12におい
て、前記第2のランプ光を照射するときの昇温または降
温レートは、30〜300℃/分の範囲であることを特
徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項30】 請求項3および請求項4および請求項
9および請求項10のいずれか一項において、前記ラン
プ光を照射するときの昇温または降温レートは、30〜
300℃/分の範囲であり、かつ、前記ランプ光を照射
する時間は1〜30分の範囲であり、かつ、温度は50
0℃以上であることを特徴とする半導体装置の作製方
法。 - 【請求項31】 請求項11または請求項12におい
て、前記ランプ光を照射するときの昇温または降温レー
トは、30〜300℃/分の範囲であり、かつ、前記第
2のランプ光を照射する時間は1〜30分の範囲であ
り、かつ、温度は500℃以上であることを特徴とする
半導体装置の作製方法。 - 【請求項32】 請求項3乃至6および請求項9乃至1
2のいずれか一項において、前記ランプ光は、基板の上
方から、基板の下方からもしくは基板の上方および下方
から照射されることを特徴とする半導体装置の作製方
法。 - 【請求項33】 請求項3乃至6および請求項9乃至1
2および請求項32のいずれか一項において、前記ラン
プ光は、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、キセ
ノンアークランプ、カーボンアークランプ、高圧ナトリ
ウムランプ、または高圧水銀ランプから射出された光で
あることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項34】 請求項1乃至12のいずれか一項にお
いて、前記非晶質半導体膜は、LPCVD法またはスパ
ッタ法または400℃以上でプラズマCVD法により形
成されることを特徴とする半導体装置の作製方法。
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-
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- 2002-02-25 JP JP2002048755A patent/JP2002329668A/ja not_active Withdrawn
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