JP2002329166A - バーコード読取装置 - Google Patents

バーコード読取装置

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JP2002329166A
JP2002329166A JP2001129762A JP2001129762A JP2002329166A JP 2002329166 A JP2002329166 A JP 2002329166A JP 2001129762 A JP2001129762 A JP 2001129762A JP 2001129762 A JP2001129762 A JP 2001129762A JP 2002329166 A JP2002329166 A JP 2002329166A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナによるバーコードの読み取り可能範
囲を大幅に拡大することが可能なバーコード読取装置を
提供すること。 【解決手段】 スキャナ12(スキャナ固定レバー部材
13)はレバー部材22に対して揺動可能に設けられて
いる。レバー部材22(スキャナ12)の往動動作時に
おいて、スキャナ固定レバー部材13の他端部と第1当
接部57とが当接した状態でレバー部材22が往動する
ことにより、レバー部材22に対するスキャナ12の揺
動位置が変更される。一方、レバー部材22(スキャナ
12)の復動動作時において、スキャナ固定レバー部材
13の他端部と第2当接部58とが当接した状態でレバ
ー部材22が復動することにより、レバー部材22に対
するスキャナ12の揺動位置が変更される。このよう
に、レバー部材22に対するスキャナ12の揺動位置を
往動動作時と復動動作時とで変更することにより、スキ
ャナ12から照射される測定光の光軸lの方向を異なら
せている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコード読取装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、バーコード読取装置は、バーコ
ード表示面に測定光を照射し、その反射光を検出するス
キャナを備えており、このスキャナによりバーコード表
示面に設けられたバーコードを読み取る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
おけるバーコード読取装置では、スキャナによるバーコ
ードの読み取り可能範囲がスキャナからの測定光の照射
範囲に限られてしまい、読み取り可能範囲は極めて限ら
れた狭い範囲となっている。このため、スキャナ自体を
往復揺動させて、バーコードの読み取り可能範囲を拡大
することが考えられる。
【0004】しかしながら、スキャナから照射される測
定光の光軸とバーコード表示面との角度が90°近傍と
なる範囲では、バーコード表示面からの反射光の光量が
多くなりすぎてバーコードを適切に読み取ることができ
ない。また、スキャナから照射される測定光の光軸とバ
ーコード表示面との角度が小さくなると、バーコード表
示面からの反射光の光量が少なくなってバーコードを適
切に読み取ることができない。このため、スキャナの揺
動範囲は限られた小さな範囲となってしまい、バーコー
ドの読み取り可能範囲の拡大には限界があった。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、スキャナによるバーコードの読み取り可能範囲を大
幅に拡大することが可能なバーコード読取装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバーコード
読取装置は、バーコードが設けられたバーコード表示面
に測定光を照射し、バーコード表示面からの反射光を検
出してバーコードを読み取るためのスキャナと、スキャ
ナを往復揺動させる駆動手段と、往動動作時と復動動作
時とでスキャナから照射される測定光の光軸方向を異な
らせる光軸方向可変手段と、を有していることを特徴と
している。
【0007】本発明に係るバーコード読取装置では、光
軸方向可変手段により、駆動手段によるスキャナの往動
動作時と復動動作時とでスキャナから照射される測定光
の光軸方向が異なることになる。このため、スキャナの
往動動作時における測定光の照射範囲と復動動作時にお
ける測定光の照射範囲とが異なることになる。このと
き、往動動作時と復動動作時との一方の動作時におい
て、測定光の光軸とバーコード表示面との角度が90°
近傍となる、あるいは、小さくなってバーコードを適切
に読み取ることができない領域であっても、他方の動作
時においては、測定光の光軸方向を異ならせているた
め、測定光の光軸とバーコード表示面との角度が変わっ
てバーコードを適切に読み取ることが可能となる。この
結果、本発明によれば、スキャナによるバーコードの読
み取り可能範囲を大幅に拡大することができる。
【0008】また、駆動手段は、回転アクチュエータ
と、所定の揺動軸回りに揺動可能なレバー部材と、回転
アクチュエータの回転を往復動に変換してレバー部材に
伝え、レバー部材を往復揺動させる動力伝達機構と、を
含み、スキャナは、レバー部材に対して揺動可能に設け
られており、光軸方向可変手段は、レバー部材に対する
スキャナの揺動位置を往動動作時と復動動作時とで変更
することにより、スキャナから照射される測定光の光軸
方向を異ならせることが好ましい。このように構成した
場合、往動動作時と復動動作時とでスキャナから照射さ
れる測定光の光軸方向を容易に異ならせることができ
る。
【0009】また、光軸方向可変手段は、一端部側にス
キャナが固定され、一端部と他端部との間においてレバ
ー部材に揺動可能に軸支されるスキャナ固定レバー部材
と、往動動作時にスキャナ固定レバー部材の他端部側と
当接可能な第1当接部と、復動動作時にスキャナ固定レ
バー部材の他端部側と当接可能な第2当接部と、を含ん
でおり、レバー部材の往動動作時において、スキャナ固
定レバー部材の他端部と第1当接部とが当接した状態で
レバー部材が往動することにより、レバー部材に対する
スキャナの揺動位置を変更し、レバー部材の復動動作時
において、スキャナ固定レバー部材の他端部と第2当接
部とが当接した状態でレバー部材が復動することによ
り、レバー部材に対するスキャナの揺動位置を変更する
ことが好ましい。このように構成した場合、往動動作時
と復動動作時とでスキャナから照射される測定光の光軸
方向を確実に異ならせ得る構成を簡易且つ低コストにて
実現することができる。
【0010】また、レバー部材には、スキャナ固定レバ
ー部材が係合して、レバー部材に対するスキャナの揺動
位置を変更した状態に保持するための窪み部が設けられ
ていることが好ましい。このように構成した場合、往動
動作あるいは復動動作の最中に、スキャナが揺動してス
キャナから照射される測定光の光軸方向が変わってしま
うことはない。この結果、スキャナによるバーコードの
読み取り可能範囲が狭くなってしまうのを防ぐことがで
きる。
【0011】また、スキャナ固定レバー部材の他端部に
は、第1当接部と第2当接部とに当接可能な樹脂部材が
設けられていることが好ましい。このように構成した場
合、スキャナ固定レバー部材の他端部が第1当接部ある
いは第2当接部に当接するときに生じる衝撃が緩和され
ることになり、スキャナの信頼性が低下するのを抑制す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
によるバーコード読取装置の好適な実施形態について詳
細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一
機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重
複する説明は省略する。
【0013】まず、図1〜図9に基づいて、本発明の実
施形態に係るバーコード読取装置を説明する。バーコー
ド読取装置1は、図1に示されるように、スキャナ部1
1と、駆動部21と、駆動アーム部41と、ベース部5
1とを有している。スキャナ部11は、駆動部21に対
して揺動可能に設けられており、駆動部21は、ベース
部51に対して揺動可能に設けられている。
【0014】スキャナ部11は、図2及び図3にも示さ
れるように、スキャナ12と、スキャナ固定レバー部材
13とを含んでいる。
【0015】スキャナ12は、既知のものであって詳細
な説明は省略するが、バーコードが設けられたバーコー
ド表示面3に測定光(レーザビーム光)を照射する投光
部(図示せず)と、バーコード表示面3からの反射光を
検出する受光部(図示せず)とを有しており、受光部に
て検出したバーコード表示面3からの反射光に基づいて
バーコードを読み取るためのものである。
【0016】スキャナ固定レバー部材13は、金属板を
折り曲げ加工した板状の部材であり、基板部14と、基
板部14の両端部から延びる一対の側板部15と、基板
部14の端部から側板部15とは反対の方向に延びるス
キャナ固定部16とを有している。側板部15の中央部
には、スキャナ部11の揺動中心となる突出部17が設
けられている。スキャナ固定部16にはスキャナ12が
ネジ止め等により取付けられており、スキャナ固定レバ
ー部材13はその一端部側にスキャナ12が固定される
ことになる。
【0017】また、スキャナ固定レバー部材13は、樹
脂ローラ支持シャフト18を有しており、この樹脂ロー
ラ支持シャフト18は、側板部15の端部間にわたって
設けられている。樹脂ローラ支持シャフト18の両端部
には、樹脂部材としての樹脂ローラ19と樹脂ローラ1
9が支持されており、この樹脂ローラ19はスキャナ固
定レバー部材13の他端部に設けられることになる。
【0018】駆動部21は、図4及び図5にも示される
ように、レバー部材22と、回転アクチュエータとして
のギヤードモータ33と、を含んでいる。
【0019】レバー部材22は、金属板を平面視で略U
字状に折り曲げ加工した板状の部材であり、基板部23
と、基板部23の両端部から延びる一対の側板部24と
を有している。側板部24における基板部23寄りの部
分には、後述するシャフト61を挿通するための穴部2
5が形成されている。この穴部25には、シャフト61
を軸支するための軸受27aが配設される。
【0020】レバー部材22の側板部24における端部
側の部分には、スキャナ固定レバー部材13の突出部1
7を挿通するための穴部26が形成されている。この穴
部26には、突出部17を軸支するための軸受27bが
配設される。スキャナ固定レバー部材13は、突出部1
7が軸受27bを介して穴部26に挿通されることによ
り、スキャナ12が固定される一端部と樹脂ローラ支持
シャフト18(樹脂ローラ19)が設けられる他端部と
の間において、レバー部材22に揺動可能に軸支される
ことになる。このように、スキャナ固定レバー部材13
がレバー部材22に揺動可能に軸支されているので、ス
キャナ12はレバー部材22に対して揺動可能に設けら
れることになる。
【0021】ギヤードモータ33は、既知のものであっ
て詳細な説明は省略するが、一方の側板部にネジ止め等
により取付け、固定されている。ギヤードモータ33の
出力軸34は、ギヤードモータ33が固定される側板部
24に形成された穴部28に挿通され、レバー部材22
の外側に突出している。ギヤードモータ33の出力軸3
4の先端部分には、D型カット面が形成されている。
【0022】レバー部材22の側板部24における端部
には、スキャナ固定レバー部材13(樹脂ローラ支持シ
ャフト18)が係合可能な切り欠き部29が形成されて
いる。この切り欠き部29の両端部には、スキャナ固定
レバー部材13(樹脂ローラ支持シャフト18)が係合
してレバー部材22に対するスキャナ固定レバー部材1
3(スキャナ12)の揺動位置を所定の状態に保持する
ための窪み部30,31が設けられている。
【0023】駆動アーム部41は、図6及び図7にも示
されるように、アーム部材42と、樹脂ローラ46とを
含んでいる。
【0024】アーム部材42は、金属板を平面視で略J
字状に折り曲げ加工した板状の部材であり、基板部43
と、基板部43の両端部から延びる一対の側板部44と
を有している。一方の側板部44の端部には、樹脂ロー
ラ46が回転可能に軸支されている。一対の側板部44
における基板部43寄りの部分には、D型穴部45が形
成されている。このD型穴部45は、ギヤードモータ3
3の出力軸34のD型カット面に嵌挿されるようになっ
ており、駆動アーム部41は、ギヤードモータ33の出
力軸34と一体的に回転する。
【0025】ベース部51は、図8及び図9にも示され
るように、フレーム部材52と、駆動部21(レバー部
材22)の揺動中心となるシャフト61とを含んでい
る。
【0026】フレーム部材52は、金属板を平面視で略
U字状に折り曲げ加工した板状の部材であり、基板部5
3と、基板部53の両端部から延びる一対の側板部54
とを有している。側板部54における基板部53寄りの
部分には、シャフト61を挿通するための穴部55が形
成されている。シャフト61は、穴部55に挿通した状
態で、側板部54から突出する部分に刻設された係止溝
62にEリング(図示せず)を挿入することにより、側
板部54(フレーム部材52)に取付けられる。駆動部
21(レバー部材22)は、シャフト61が軸受27a
を介して穴部55に挿通されることにより、ベース部5
1(フレーム部材52)に揺動可能に軸支されることに
なる。
【0027】フレーム部材52における一方の側板部5
4には、端部から延びる切り欠き部56が形成されてい
る。この切り欠き部56には、断面が略ハット状のロー
ラガイド63が挿入されて取付けられている。ローラガ
イド63は、その凹部に駆動アーム部41の樹脂ローラ
46が係合可能となっており、樹脂ローラ46は、ロー
ラガイド63の凹部内をこの凹部が延びる方向に移動可
能となる。ギヤードモータ33の回転により駆動アーム
部41が回転すると、樹脂ローラ46がローラガイド6
3の凹部内を移動し、駆動部21(レバー部材22)は
シャフト61を中心として往復揺動することになる。こ
こで、ローラガイド63及び駆動アーム部41(樹脂ロ
ーラ46)は、ギヤードモータ33の回転を往復動に変
換してレバー部材22に伝え、レバー部材22を往復揺
動させる動力伝達機構を構成することになる。
【0028】フレーム部材52には、レバー部材22
(スキャナ12)の往動動作時にスキャナ固定レバー部
材13の他端部側(樹脂ローラ19)と当接可能な第1
当接部57と、レバー部材22(スキャナ12)の復動
動作時にスキャナ固定レバー部材13の他端部側(樹脂
ローラ19)と当接可能な第2当接部58とが設けられ
ている。第1当接部57と第2当接部58とは、シャフ
ト61の延びる方向から見て、切り欠き部56(ローラ
ガイド63)を挟んで、フレーム部材52の側板部54
におけるレバー部材22の揺動方向前後端部に設けられ
ている。第1当接部57は、金属板を折り曲げ加工した
板状の部材からなり、フレーム部材52の側板部54の
端部間にわたって設けられている。第2当接部58は、
フレーム部材52の側板部54の一部を側板部54に対
して直交する方向に折り曲げることにより構成されてい
る。駆動部21(レバー部材22)のシャフト61を中
心とした揺動範囲は、シャフト61を中心とした第1当
接部57と第2当接部58とで規定される範囲よりも大
きく設定されている。
【0029】続いて、図1、図10〜図18に基づい
て、上述した構成のバーコード読取装置の動作について
説明する。
【0030】バーコード読取装置1の原点位置状態で
は、図1に示されるように、スキャナ固定レバー部材1
3(樹脂ローラ支持シャフト18)が往動方向前側に位
置する窪み部30に係合している。また、この原点位置
状態においては、スキャナ12から照射される測定光の
光軸lの方向が、測定光の光軸lとバーコード表示面3
との角度が80°程度となるように設定されている。図
1に示された初期状態からギヤードモータ33が回転し
て駆動アーム部41が図中時計回りに回転し始めると、
図10に示されるように、樹脂ローラ46はローラガイ
ド63の凹部内を図中下方に移動し、レバー部材22
(駆動部21)が図中反時計回りに揺動(往動動作)す
る。このとき、スキャナ12(スキャナ部11)は、ス
キャナ固定レバー部材13(樹脂ローラ支持シャフト1
8)が窪み部30に係合していることから、レバー部材
22に対するスキャナ固定レバー部材13(スキャナ1
2)の揺動位置が保持された状態でレバー部材22の揺
動(往動動作)に伴って、レバー部材22と一体的に図
中反時計回りに揺動(往動動作)する。
【0031】駆動アーム部41が更に図中時計回りに回
転すると、図11に示されるように、樹脂ローラ46は
ローラガイド63の凹部内を図中上方に移動し始め、レ
バー部材22(駆動部21)は、スキャナ固定レバー部
材13の他端部側(樹脂ローラ19)が第1当接部57
に当接する位置まで揺動(往動動作)する。
【0032】図11に示された状態から駆動アーム部4
1が図中時計回りに回転すると、上述したように駆動部
21(レバー部材22)のシャフト61を中心とした揺
動範囲はシャフト61を中心とした第1当接部57と第
2当接部58とで規定される範囲よりも大きく設定され
ているので、レバー部材22は図中反時計回りに揺動
(往動動作)し続けることになる。一方、スキャナ固定
レバー部材13は、樹脂ローラ19が第1当接部57に
当接しているので、レバー部材22との一体的な揺動が
規制されることになる。このため、図12に示されるよ
うに、樹脂ローラ支持シャフト18が窪み部30から外
れ、スキャナ固定レバー部材13は図中時計回りに揺動
することになる。
【0033】そして、レバー部材22が図中反時計回り
に揺動(往動動作)し続けると、図13に示されるよう
に、スキャナ固定レバー部材13(樹脂ローラ支持シャ
フト18)は往動方向後側に位置する窪み部31に係合
し、レバー部材22に対するスキャナ固定レバー部材1
3(スキャナ12)の揺動位置が変更されることにな
る。このように、レバー部材22に対するスキャナ固定
レバー部材13(スキャナ12)の揺動位置が変更され
ると、スキャナ12から照射される測定光の光軸lの方
向がレバー部材22(スキャナ12)の往動動作時にお
ける光軸lの方向とは異なることになる。
【0034】樹脂ローラ支持シャフト18が窪み部31
に係合し、レバー部材22に対するスキャナ固定レバー
部材13(スキャナ12)の揺動位置が変更された状態
から、駆動アーム部41が図中時計回りに回転すると、
図14に示されるように、レバー部材22(駆動部2
1)が図中時計回りに揺動(復動動作)し始める。この
とき、スキャナ12(スキャナ部11)は、スキャナ固
定レバー部材13(樹脂ローラ支持シャフト18)が窪
み部31に係合していることから、レバー部材22に対
するスキャナ固定レバー部材13(スキャナ12)の揺
動位置が保持された状態でレバー部材22の揺動(復動
動作)に伴って、レバー部材22と一体的に図中時計回
りに揺動(復動動作)する。
【0035】駆動アーム部41が更に図中時計回りに回
転すると、図15〜図17に示されるように、樹脂ロー
ラ46はローラガイド63の凹部内を図中下方に移動
し、レバー部材22(駆動部21)は、スキャナ固定レ
バー部材13の他端部側(樹脂ローラ19)が第2当接
部58に当接する位置まで図中時計回りに揺動(復動動
作)する。
【0036】図17に示された状態から駆動アーム部4
1が図中時計回りに回転すると、上述したように駆動部
21(レバー部材22)のシャフト61を中心とした揺
動範囲はシャフト61を中心とした第1当接部57と第
2当接部58とで規定される範囲よりも大きく設定され
ているので、レバー部材22は図中時計回りに揺動(復
動動作)し続けることになる。一方、スキャナ固定レバ
ー部材13は、樹脂ローラ19が第2当接部58に当接
しているので、レバー部材22との一体的な揺動が規制
されることになる。このため、図18に示されるよう
に、樹脂ローラ支持シャフト18が窪み部31から外
れ、スキャナ固定レバー部材13は図中反時計回りに揺
動することになる。
【0037】そして、駆動アーム部41が一回転してレ
バー部材22が図中時計回りに揺動(往動動作)し続け
ると、図1に示された原点位置状態に戻り、スキャナ固
定レバー部材13(樹脂ローラ支持シャフト18)は往
動方向前側に位置する窪み部30に係合し、レバー部材
22に対するスキャナ固定レバー部材13(スキャナ1
2)の揺動位置が変更されることになる。このように、
レバー部材22に対するスキャナ固定レバー部材13
(スキャナ12)の揺動位置が変更されると、スキャナ
12から照射される測定光の光軸lの方向がレバー部材
22(スキャナ12)の復動動作時における光軸lの方
向とは異なることになる。
【0038】以上のように、本実施形態のバーコード読
取装置1にあっては、スキャナ12の往動動作時と復動
動作時とでスキャナ12から照射される測定光の光軸l
の方向が異なることになる。このため、スキャナ12の
往動動作時における測定光の照射範囲と復動動作時にお
ける測定光の照射範囲とが異なることになる。このと
き、往動動作時と復動動作時との一方の動作時におい
て、測定光の光軸lとバーコード表示面3との角度が9
0°近傍となる、あるいは、小さくなってバーコードを
適切に読み取ることができない領域であっても、他方の
動作時においては、測定光の光軸lの方向を異ならせて
いるため、測定光の光軸lとバーコード表示面3との角
度が変わってバーコードを適切に読み取ることが可能と
なる。この結果、バーコード読取装置1によれば、スキ
ャナ12によるバーコードの読み取り可能範囲を大幅に
拡大することができる。
【0039】また、本実施形態のバーコード読取装置1
においては、スキャナ12を往復揺動させる駆動手段と
して、駆動部21(レバー部材22及びギヤードモータ
33)と、駆動アーム部41(樹脂ローラ46)、ロー
ラガイド63とを含んでいると共に、スキャナ12(ス
キャナ固定レバー部材13)がレバー部材22に対して
揺動可能に設けられており、レバー部材22に対するス
キャナ12の揺動位置を往動動作時と復動動作時とで変
更することによりスキャナ12から照射される測定光の
光軸lの方向を異ならせている。これにより、往動動作
時と復動動作時とでスキャナ12から照射される測定光
の光軸lの方向を容易に異ならせることができる。
【0040】また、本実施形態のバーコード読取装置1
においては、往動動作時と復動動作時とでスキャナ12
から照射される測定光の光軸lの方向を異ならせる光軸
方向可変手段として、一端部側にスキャナ12が固定さ
れ、一端部と他端部との間においてレバー部材22に揺
動可能に軸支されるスキャナ固定レバー部材13と、往
動動作時にスキャナ固定レバー部材13の他端部側(樹
脂ローラ19)と当接可能な第1当接部57と、復動動
作時にスキャナ固定レバー部材13の他端部側(樹脂ロ
ーラ19)と当接可能な第2当接部58とを含んでお
り、レバー部材22(スキャナ12)の往動動作時にお
いて、スキャナ固定レバー部材13の他端部と第1当接
部57とが当接した状態でレバー部材22が往動するこ
とにより、レバー部材22に対するスキャナ12の揺動
位置が変更され、レバー部材22(スキャナ12)の復
動動作時において、スキャナ固定レバー部材13の他端
部と第2当接部58とが当接した状態でレバー部材22
が復動することにより、レバー部材22に対するスキャ
ナ12の揺動位置が変更される。これにより、往動動作
時と復動動作時とでスキャナ12から照射される測定光
の光軸lの方向を確実に異ならせ得る構成を簡易且つ低
コストにて実現することができる。
【0041】また、本実施形態のバーコード読取装置1
においては、レバー部材22には、スキャナ固定レバー
部材13(樹脂ローラ支持シャフト18)が係合して、
レバー部材22に対するスキャナ12(スキャナ固定レ
バー部材13)の揺動位置を変更した状態に保持するた
めの窪み部30,31が設けられている。これにより、
往動動作あるいは復動動作の最中に、スキャナ12(ス
キャナ固定レバー部材13)が揺動してスキャナ12か
ら照射される測定光の光軸lの方向が変わってしまうこ
とはない。この結果、スキャナ12によるバーコードの
読み取り可能範囲が狭くなってしまうのを防ぐことがで
きる。
【0042】また、本実施形態のバーコード読取装置1
においては、スキャナ固定レバー部材13の他端部に
は、第1当接部57と第2当接部58とに当接可能な樹
脂ローラ19が設けられている。これにより、スキャナ
固定レバー部材13の他端部が第1当接部57あるいは
第2当接部58に当接するときに生じる衝撃が緩和され
ることになり、スキャナ12の信頼性が低下するのを抑
制することができる。
【0043】本発明は、前述した実施形態に限定される
ものではない。たとえば、樹脂ローラ支持シャフト18
をスキャナ固定レバー部材13とは別部材にて構成して
いるが、樹脂ローラ支持シャフト18とスキャナ固定レ
バー部材13とを一体形成してもよい。
【0044】また、本実施形態においては、ローラガイ
ド63及び駆動アーム部41(樹脂ローラ46)によ
り、ギヤードモータ33の回転を往復動に変換してレバ
ー部材22に伝え、レバー部材22を往復揺動させる動
力伝達機構を構成しているが、これに限られるものでは
ない。たとえば、カム等を用いて、ギヤードモータ33
の回転を往復動に変換してレバー部材22に伝えるよう
にしてもよい。
【0045】また、本実施形態においては、第1当接部
57と第2当接部58とに当接可能な樹脂部材として樹
脂ローラ19を用いているが、これに限られることな
く、スキャナ固定レバー部材13の他端部(樹脂ローラ
支持シャフト18)に樹脂部材を接着等により取付けて
もよい。
【0046】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明の
バーコード読取装置によれば、スキャナによるバーコー
ドの読み取り可能範囲を大幅に拡大することが可能なバ
ーコード読取装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置を
示す部分断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置に
含まれる、スキャナ部を示す平面図である。
【図3】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置に
含まれる、スキャナ部を示す正面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置に
含まれる、駆動部を示す平面図である。
【図5】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置に
含まれる、駆動部を示す正面図である。
【図6】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置に
含まれる、駆動アーム部を示す平面図である。
【図7】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置に
含まれる、駆動アーム部を示す正面図である。
【図8】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置に
含まれる、ベース部を示す平面図である。
【図9】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置に
含まれる、ベース部を示す正面図である。
【図10】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置
の動作を説明するための部分断面図である。
【図11】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置
の動作を説明するための部分断面図である。
【図12】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置
の動作を説明するための部分断面図である。
【図13】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置
の動作を説明するための部分断面図である。
【図14】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置
の動作を説明するための部分断面図である。
【図15】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置
の動作を説明するための部分断面図である。
【図16】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置
の動作を説明するための部分断面図である。
【図17】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置
の動作を説明するための部分断面図である。
【図18】本発明の実施形態に係るバーコード読取装置
の動作を説明するための部分断面図である。
【符号の説明】
1…バーコード読取装置、3…バーコード表示面、11
…スキャナ部、12…スキャナ、13…スキャナ固定レ
バー部材、17…突出部、18…樹脂ローラ支持シャフ
ト、19…樹脂ローラ、21…駆動部、22…レバー部
材、25,26…穴部、30,31…窪み部、33…ギ
ヤードモータ、34…出力軸、41…駆動アーム部、4
2…アーム部材、46…樹脂ローラ、51…ベース部、
52…フレーム部材、57…第1当接部、58…第2当
接部、61…シャフト、63…ローラガイド、l…光
軸。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーコードが設けられたバーコード表示
    面に測定光を照射し、前記バーコード表示面からの反射
    光を検出してバーコードを読み取るためのスキャナと、 前記スキャナを往復揺動させる駆動手段と、 往動動作時と復動動作時とで前記スキャナから照射され
    る前記測定光の光軸方向を異ならせる光軸方向可変手段
    と、を有していることを特徴とするバーコード読取装
    置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、 回転アクチュエータと、 所定の揺動軸回りに揺動可能なレバー部材と、 前記回転アクチュエータの回転を往復動に変換して前記
    レバー部材に伝え、前記レバー部材を往復揺動させる動
    力伝達機構と、を含み、 前記スキャナは、前記レバー部材に対して揺動可能に設
    けられており、 前記光軸方向可変手段は、前記レバー部材に対する前記
    スキャナの揺動位置を往動動作時と復動動作時とで変更
    することにより、前記スキャナから照射される前記測定
    光の前記光軸方向を異ならせることを特徴とする請求項
    1に記載のバーコード読取装置。
  3. 【請求項3】 前記光軸方向可変手段は、 一端部側に前記スキャナが固定され、前記一端部と他端
    部との間において前記レバー部材に揺動可能に軸支され
    るスキャナ固定レバー部材と、 往動動作時に前記スキャナ固定レバー部材の前記他端部
    側と当接可能な第1当接部と、 復動動作時に前記スキャナ固定レバー部材の前記他端部
    側と当接可能な第2当接部と、を含んでおり、 前記レバー部材の往動動作時において、前記スキャナ固
    定レバー部材の前記他端部と前記第1当接部とが当接し
    た状態で前記レバー部材が往動することにより、前記レ
    バー部材に対する前記スキャナの揺動位置を変更し、 前記レバー部材の復動動作時において、前記スキャナ固
    定レバー部材の前記他端部と前記第2当接部とが当接し
    た状態で前記レバー部材が復動することにより、前記レ
    バー部材に対する前記スキャナの揺動位置を変更するこ
    とを特徴とする請求項2に記載のバーコード読取装置。
  4. 【請求項4】 前記レバー部材には、前記スキャナ固定
    レバー部材が係合して、前記レバー部材に対する前記ス
    キャナの揺動位置を変更した状態に保持するための窪み
    部が設けられていることを請求項3に記載のバーコード
    読取装置。
  5. 【請求項5】 前記スキャナ固定レバー部材の前記他端
    部には、前記第1当接部と前記第2当接部とに当接可能
    な樹脂部材が設けられていることを特徴とする請求項3
    又は請求項4に記載のバーコード読取装置。
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