JPH0933656A - 車両用光レーダ装置 - Google Patents

車両用光レーダ装置

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JPH0933656A
JPH0933656A JP7179195A JP17919595A JPH0933656A JP H0933656 A JPH0933656 A JP H0933656A JP 7179195 A JP7179195 A JP 7179195A JP 17919595 A JP17919595 A JP 17919595A JP H0933656 A JPH0933656 A JP H0933656A
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JP
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mirror
light
light receiving
laser beam
radar device
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Koji Katayama
紘二 片山
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の車両用光レーダ装置は、揺動機構の構
成部品が板金プレスで作製され、点数も多く、組立性が
悪いとともに、重量が重くなる。 【解決手段】 揺動体29は送光ミラー保持部33、受
光ミラー保持部34および筒体が樹脂成型品で一体に形
成されている。そして、揺動体29の筒体が嵌挿される
シャフト30とパルスモータの回転軸22aとがパルス
モータの筐体である樹脂成型品からなるハウジング24
およびカバーにより軸支されている。受光ミラー保持部
34に取り付けられた従動子取付板35には従動子36
が回転自在に取り付けられている。そして、この従動子
35は回転軸22aに固着されたカム26の偏心カム溝
26a内に収容されている。そこで、送光ミラー14お
よび受光ミラー15が同期してシャフト30を揺動中心
として揺動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車などの車
両に搭載して車両から障害物までの距離を検出するレー
ダ装置に関し、特に主として発光源からビーム光を走査
して照射し、対象物による反射光を受光して対象物まで
の距離を検出する車両用光レーダ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種車両用光レーダ装置では、
発光源からビーム光を走査して照射するために、モータ
ASSYの出力軸にカムを取り付け、カムにより従動子
を揺動支点軸を軸にして揺動させて、この動きで送光ミ
ラーや受光ミラーを揺動運動させる方法が採用されてい
た。そして、従来の車両用光レーダ装置では、揺動機構
の各構成部品が板金プレス加工で作製されたプレートに
順次ネジ止めして組み付けられていた。さらに、揺動体
の基準位置を検出する位置センサ、さらにはガラス表面
からの送光ビームの散乱光を検知し、ガラス表面の汚れ
を検知する検知センサが揺動機構の各構成部品が組み付
けられたプレートにネジ止めして組み付けられていた。
また、揺動体となるカム従動子や支点部も、板材をプレ
ス加工した板金部材で作製され、支点部にはメタル材か
らなるメタルが圧入やカシメにより固着されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用光レーダ
装置は以上のように、揺動機構の各構成部品を板金プレ
ス加工で作製されたプレートに順次組み付けていたの
で、揺動機構の構成部品点数が多くなり、組立に長時間
を要してしまうとともに、重量が増加してしまうという
課題があった。また、ビーム光を精度良く決められた方
向に走査して照射するためには、揺動機構の各構成部品
を取り付けるための取付穴の位置および角度を板金プレ
ス加工からなるプレートに高精度に設ける必要があっ
た。そこで、加工形状が複雑となるとともに、加工工数
が多くなってしまい、所望の取付穴の位置精度および角
度精度が得られにくくなるとともに、金型費用がかか
り、コスト高となってしまうという課題もあった。
【0004】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、揺動機構の構成部品点数を削減
して、組立性を改善でき、部品の累積誤差を低減でき、
さらには軽量化および低コスト化を図ることができる車
両用光レーダ装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る車両用光レーダ装置は、照射レーザビームを出射す
る発光素子と、照射レーザビームを反射して前方に出射
する送光ミラーと、発光素子の照射レーザビームを反射
して送光ミラーに照射する反射ミラーと、前方の対象物
からの反射レーザビームを反射する受光ミラーと、受光
ミラーで反射された反射レーザビームを集光する受光レ
ンズと、受光レンズで集光された反射レーザビームを受
光する受光素子と、送光ミラーと受光ミラーとを保持
し、揺動中心軸を回転中心として揺動する揺動体と、揺
動体駆動源と、揺動体駆動源の出力軸の回転トルクを揺
動トルクに変換して揺動体に伝達するトルク伝達手段と
を備え、揺動体駆動源の筐体が樹脂成型品からなる部材
で構成され、出力軸および揺動中心軸が樹脂成型品から
なる部材で軸支されているものである。
【0006】また、この発明の第2の発明に係る車両用
光レーダ装置は、上記第1の発明において、揺動体は、
送光ミラーを保持する送光ミラー保持部、受光ミラーを
保持する受光ミラー保持部および揺動中心軸に回転自在
に嵌装される回転部が一体に成形された樹脂成型品で構
成されているものである。
【0007】また、この発明の第3の発明に係る車両用
光レーダ装置は、上記第2の発明において、トルク伝達
手段が、揺動体駆動源の出力軸に固着され、端面に偏心
カム溝が形成されたカムと、受光ミラー保持部に取り付
けられた従動子取付板と、従動子取付板に回転自在に取
り付けられて偏心カム溝内に収容された従動子とを備
え、カムの回転動作の際に、従動子を偏心カム溝のカム
曲線に沿って揺動させ、この従動子の揺動動作を従動子
取付板を介して受光ミラー保持部に伝達させるようにし
たものである。
【0008】また、この発明の第4の発明に係る車両用
光レーダ装置は、上記第1の発明において、揺動体の揺
動基準位置を検知する位置センサの取付部が樹脂成型品
からなる部材に一体に成形され、位置センサが樹脂形成
品からなる部材に一体に組み付けられているものであ
る。
【0009】また、この発明の第5の発明に係る車両用
光レーダ装置は、上記第1の発明において、反射ミラー
の取付部が樹脂成型品からなる部材に一体に成形され、
反射ミラーが樹脂形成品からなる部材に一体に組み付け
られているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態.図1はこの発明の一実施の形態に係る車両
用光レーダ装置を示す断面図、図2は図1のII−II
矢視断面図である。図において、車両用光レーダ装置の
ハウジングは、アルミ製のケース2が樹脂製のリアカバ
ー1にパッキン5を介して組み付けられ、さらにアルミ
製のフロントカバー3がケース2にパッキン5を介して
組み付けられて気密構造に構成されている。フロントカ
バー3の窓部には対象物からの反射レーザビームを入射
するガラス6が組み込まれている。また、フロントカバ
ー3の他の窓部には照射レーザビームを出射するガラス
7が組み込まれている。ガラス6の内面には可視光の通
過を阻止するフィルタ8が設けられ、対象物からの反射
レーザビームのみを入射できるようにしている。これら
のガラス6,7およびフィルタ8は、内側に取り付けら
れたプレート9によりフロントカバー3に押圧されて固
着されている。
【0011】メイン基板10は制御用電子素子が実装さ
れ、リアカバー1に取り付けられている。このメイン基
板10には照射レーザビームを出射する発光素子11が
取り付けられ、さらに発光素子11から出射された照射
レーザビームを所定のビーム広がり角に調整するレンズ
12aを有するレンズASSY12が取り付けられてい
る。反射ミラーとしての固定ミラーASSY13はミラ
ー13aがL字状に折り曲げられた取付板13bの内面
に取り付けられて構成されている。そして、固定ミラー
ASSY13は発光素子11の照射レーザビームの光路
中に配置され、ミラー13aで照射レーザビームを反射
してその向きを変える。送光ミラー14はガラス7の内
方に配置され、ミラー13aで向きを変えられた照射レ
ーザビームを反射してガラス7を通して前方に出射す
る。受光ミラー15はガラス6の内方に配置され、前方
の対象物で反射されてガラス6を通って入射した反射レ
ーザビームを反射してその向きを変える。受光レンズ1
6は受光ミラー15で反射された反射レーザビームを後
段の受光素子17に集光する。受光素子17は受光基板
18に実装され、受光レンズ16の焦点位置に配設され
ている。ケース19は受光素子17を覆うように受光基
板18に取り付けられて、電磁波ノイズをシールドして
いる。そして、受光レンズ16がケース19の一端面側
にプレート20により固着され、受光素子17との距離
がケース19により所定距離に確保される。
【0012】揺動体駆動源としてのパルスモータ21は
出力軸としての回転軸22aと永久磁石22bとからな
るロータ22、永久磁石22bと応動して回転力を発生
するコイル23、ロータ22とコイル23とを収納保持
するハウジング24およびカバー25から構成され、メ
イン基板10に取り付けられている。そして、パルスモ
ータ21の回転軸22aにはカム26が固着されてい
る。このハウジング24は樹脂成型品であり、回転軸2
2aの一端を軸支し、コイル23をロータ22の外周に
同軸的に収納保持している。カバー25は同様に樹脂成
型品であり、ハウジング24の開口端に嵌着され、回転
軸22aの他端を軸支している。ホルダ27は樹脂成型
品であり、ハウジング24に位置決めされてネジ28a
で締着固定されている。そして、このホルダ27はその
軸受け部27aで揺動体29の揺動中心となる揺動中心
軸としてのシャフト30の一端を軸支している。また、
カバー25には軸受け部25aが一体に成形されてお
り、この軸受け部25aでシャフト30の他端を軸支し
ている。なお、ハウジング24、カバー25およびホル
ダ27が樹脂成型品からなる部材を構成している。
【0013】揺動体29は、シャフト30に嵌挿される
回転部としての筒体31、筒体31の上方に対向して位
置し、両端にバネ受け部32aが設けられたアーム3
2、筒体31およびアーム32の一側に位置し、送光ミ
ラー14が組み付けられる送光ミラー保持部33、およ
び、筒体31およびアーム32の他側に位置し、受光ミ
ラー15が組み付けられる受光ミラー保持部34から構
成され、それらが一体に成形された樹脂成型品である。
この揺動体29の受光ミラー保持部34には、従動子取
付板35が位置決めされてカシメて固着されている。こ
の従動子取付板35には、カム26の偏心カム溝26a
に挿入される従動子36が回転可能に装着されている。
そして、アーム32のバネ受け部32aとハウジング2
4との間に装着されたスプリング37が、従動子36が
偏心カム溝26aに接する方向に揺動体29を付勢して
いる。なお、従動子取付板35、従動子36およびカム
26がトルク伝達手段を構成している。位置センサ38
は対をなす発光素子と受光素子とから構成され、ハウジ
ング24に一体に設けられた取付部としての突起24a
に嵌合されて位置決めされ、ネジ28bで締着固定され
ている。汚れ検知センサ39は受光素子を有し、ガラス
7の方向を向くようにハウジング24に一体に設けられ
た取付部としてのガイド溝24bに嵌着されている。ま
た、固定ミラー13がハウジング24に一体に設けられ
た取付部としての突起24cに嵌合されて位置決めさ
れ、ネジ28cで締着固定されている。
【0014】このように構成された車両用光レーダ装置
の揺動機構部を組み立てるには、ハウジング24にコイ
ル23およびロータ22を収納し、カバー25をハウジ
ング24の開口端に嵌着する。ここで、ロータ22の回
転軸22aがハウジング24とカバー25とにより軸支
される。ついで、カム26をロータ22の回転軸22a
に固着する。そして、シャフト30の一端をカバー25
の軸受け部25aに挿入する。ついで、従動子36がカ
ム26の偏心カム溝26a内に位置するように、揺動体
29の筒体31をシャフト30に嵌挿し、その後ホルダ
27の軸受け部27aにシャフト30の他端を挿入す
る。なお、シャフト30に装着される揺動体29には従
動子取付板35および従動子36が事前に組み付けられ
ている。そして、ホルダ27をハウジング24に位置決
めし、ネジ28aで締着してハウジング24に一体に取
り付ける。ここで、シャフト30はカバー25とホルダ
27とにより軸支される。ついで、送光ミラー14およ
び受光ミラー15を送光ミラー取付部33および受光ミ
ラー取付部34に組み付ける。その後、スプリング37
の一端をアーム32のバネ受け32aに掛け、他端をハ
ウジング24に掛けてスプリング37を装着して、揺動
機構部が組み立てられる。なお、固定ミラーASSY1
3は、ハウジング24の突起24cに嵌合させて位置決
めした後、ネジ28cを締着してハウジング24に一体
に取り付けられている。また、従動子供取付板35の折
り曲げ部35aは位置センサ38の発光素子と受光素子
との間に位置している。
【0015】つぎに、このように構成された車両用光レ
ーダ装置の動作を図3を参照しつつ説明する。発光素子
11はメイン基板10から出力される送光信号に基づい
て照射レーザビームを出射する。照射レーザビームの光
束はレンズ12aにより所定の範囲となるように絞ら
れ、ミラー13aおよび送光ミラー14に反射されて、
図3中破線で示される光路を通ってガラス7から車両の
前方に照射される。送光レーザビームが車両の前方の対
象物に当たり反射されると、その反射レーザビームが図
3中破線で示される光路を通って車両側に戻ってくる。
そして、ガラス6から入射した反射レーザビームは、受
光ミラー15で反射され、レンズ16で集光されて受光
素子17に受光される。受光基板18では受光素子17
の受光信号を入力し、該受光信号と送光信号とに基づい
て車両と対象物との距離を演算処理する。また、メイン
基板10から出力されるコイル23の励磁信号に基づい
てパルスモータ21が回転駆動する。そして、回転軸2
2aに固着されているカム26が回転される。そこで、
従動子36が偏心カム溝26aのカム曲線に沿って揺動
する。この従動子36の揺動動作によって、揺動体29
がシャフト30を揺動中心として揺動運動する。そし
て、この揺動体29の揺動運動によって、送光ミラー1
4および受光ミラー15がシャフト30を揺動中心とし
て揺動運動する。
【0016】この時、揺動体29の揺動運動により従動
子取付板35の折り曲げ部35aが位置センサ38の発
光素子と受光素子との間に出入りし、発光素子の出射光
を遮蔽あるいは透過する。そこで、例えば揺動体29の
揺動基準位置において位置センサ38の検出信号がOF
F状態(出射光遮蔽状態)からON状態(出射光透過状
態)に変わるように設計しておけば、位置センサ38の
検出信号から揺動体29の揺動基準位置が検出される。
この位置センサ39の検出信号とコイル23の励磁信号
との関係から送光ミラー14で反射される照射レーザビ
ームの出射方向が決まり、照射レーザビームは、図3で
示される一点鎖線と二点鎖線との間の方向をカム26の
1回転に対して1往復するように走査して照射される。
そして、照射レーザビームが出射されて対象物に当た
り、反射された反射レーザビームは、図3で示される一
点鎖線と二点鎖線との間の方向から車両に戻ってくる。
この時、受光ミラー15は送光ミラー14と同期して揺
動するので、反射レーザビームは受光ミラー15で反射
され、受光レンズ16の面にほぼ直角な光となって受光
レンズ16に入射する。そこで、対象物からの反射レー
ザビームは常に受光レンズ16のほぼ焦点位置に効率よ
く集光され、受光素子17の受光信号が安定して得られ
る。このようにして、この車両用光レーダ装置によれ
ば、車両と前方の対象物との距離および対象物の方向を
検出することができる。
【0017】また、送光ミラー14で反射された照射レ
ーザビームは、ガラス7を透過して前方に出射される。
この時、ガラス7の表面が汚れていると、照射レーザビ
ームの一部がガラス7で反射され汚れ検知センサ39の
受光素子に受光される。そこで、汚れ検知センサ39の
検出信号に基づいてガラス7の汚れ状態が検出でき、ガ
ラス7のクリーニングを効率的に実施できる。また、ガ
ラス6を通して入射する可視光は、フィルタ8により遮
蔽され、受光素子17に到達する光は反射レーザビーム
のみとなる。そこで、受光素子17の検出精度が高くな
る。
【0018】以上述べたように、この発明によれば、パ
ルスモータ21の筐体が、樹脂成型品のハウジング24
とカバー25とで構成され、回転軸22aがハウジング
24とカバー25とで軸支されている。そして、シャフ
ト30がハウジング24に位置決め固着された樹脂成型
品のホルダ27とカバー25とで軸支されている。そこ
で、カバー25およびホルダ27はハウジング24に対
して位置決めされており、回転軸22aとシャフト30
との位置関係を高精度に確保することができ、対象物の
検出精度を高めることができる。また、パルスモータ2
1の筐体が樹脂成型品であるハウジング24とカバー2
5とで構成され、揺動体29が樹脂成型品で一体に構成
されているので、構成部品点数が削減され、組立性を向
上できるとともに、低コスト化および軽量化を図ること
ができる。また、ハウジング24が樹脂成型品であるの
で、位置決め取付部である突起やガイド溝を成型時に同
時に成形でき、位置決め取付部を加工する工程が不要と
なり、その分低コスト化が図られる。さらには、ハウジ
ング24を組立基準として構成部品を組み付けているの
で、部品の累積誤差を低減することができる。
【0019】また、揺動体29が、送光ミラー保持部3
3、受光ミラー保持部34および筒体31を樹脂成型品
で一体に成形して構成されているので、送光ミラー14
と受光ミラー15との角度位置関係が高精度に確保され
る。そこで、送光ミラー14と受光ミラー15とが角度
位置関係を維持して揺動し、対象物からの反射レーザビ
ームを効率よく受光素子17で受光することができる。
また、カム26が回転軸22aに固着され、従動子取付
板35が受光ミラー保持部34に取り付けられ、従動子
取付板35に回転自在に取り付けられた従動子36がカ
ム26の偏心カム溝26a内に収容されているので、カ
ム26の回転動作の際に、従動子36が偏心カム溝26
aのカム曲線に沿って揺動し、受光ミラー保持部34が
シャフト30を揺動中心として揺動される。そこで、従
動子取付板35の寸法および偏心カム溝26のカム曲線
を設定することにより、所望の揺動体29の揺動運動を
簡易に達成することができる。また、ハウジング24に
突起24aを成形し、位置センサ38を該突起24aに
嵌合させネジ28bでハウジング24に締着固定してい
るので、位置センサ38はシャフト30と同様に、ハウ
ジング24に対して位置決めされる。そこで、位置セン
サ38とシャフト30に装着される揺動体29との位置
関係が高精度に確保され、揺動体29の揺動基準位置の
検出精度が高められる。さらに、照射レーザビームを精
度良く決められた方向に走査して照射することができ
る。また、ハウジング24に突起24cを成形し、固定
ミラーASSY13を該突起24cに嵌合させネジ28
cでハウジング24に締着固定しているので、固定ミラ
ーASSY13はシャフト30と同様に、ハウジング2
4に対して位置決めされる。したがって、ミラー13a
とシャフト30に装着される揺動体29との位置関係が
高精度に確保される。そこで、ミラー13aと揺動体2
9に組み付けられる送光ミラー14との位置関係が高精
度に確保され、発光素子11から出射される照射レーザ
ビームがミラー13aを介して送光ミラー14に確実に
照射される。また、ハウジング24にガイド溝24bを
成形し、汚れ検知センサ39を該ガイド溝24bに嵌着
させてハウジング24に固定しているので、汚れ検知セ
ンサ39とガラス7との位置関係が高精度に確保され、
ガラス7の汚れの検出精度が高められる。
【0020】なお、上記実施の形態では、ホルダ27を
ハウジング24にネジ28aで締着固定して一体化する
ものとしているが、ハウジング24とホルダ27とを一
体に樹脂成形してもよい。また、揺動体29の筒体31
をシャフト30に嵌挿するものとしているが、該筒体3
1とシャフト30とを一体に樹脂成形してもよい。この
場合、構成部品点数が削減でき、組立性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態に係る車両用光レー
ダ装置を示す断面図である。
【図2】 図1のII−II矢視断面図である。
【図3】 この発明の一実施の形態に係る車両用光レー
ダ装置の動作を説明する図である。
【符号の説明】
11 発光素子、13 固定ミラーASSY(反射ミラ
ー)、14 送光ミラー、15 受光ミラー、16 受
光レンズ、17 受光素子、21 パルスモータ(揺動
体駆動源)、22a 回転軸(出力軸)、24 ハウジ
ング(樹脂成型品からなる部材)、24a、24c 突
起(取付部)、25 カバー(樹脂成型品からなる部
材)、26 カム(トルク伝達手段)、26a 偏心カ
ム溝、27ホルダ(樹脂成型品からなる部材)、29
揺動体、30 シャフト(揺動中心軸)、31 筒体
(回転部)、33 送光ミラー保持部、34 受光ミラ
ー保持部、35 従動子取付板(トルク伝達手段)、3
6 従動子(トルク伝達手段)、38 位置センサ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射レーザビームを出射する発光素子
    と、前記照射レーザビームを反射して前方に出射する送
    光ミラーと、前記発光素子の前記照射レーザビームを反
    射して前記送光ミラーに照射する反射ミラーと、前方の
    対象物からの反射レーザビームを反射する受光ミラー
    と、前記受光ミラーで反射された前記反射レーザビーム
    を集光する受光レンズと、前記受光レンズで集光された
    前記反射レーザビームを受光する受光素子と、前記送光
    ミラーと前記受光ミラーとを保持し、揺動中心軸を回転
    中心として揺動する揺動体と、揺動体駆動源と、前記揺
    動体駆動源の出力軸の回転トルクを揺動トルクに変換し
    て前記揺動体に伝達するトルク伝達手段とを備え、前記
    揺動体駆動源の筐体が樹脂成型品からなる部材で構成さ
    れ、前記出力軸および前記揺動中心軸が前記樹脂成型品
    からなる部材で軸支されていることを特徴とする車両用
    光レーダ装置。
  2. 【請求項2】 揺動体は、送光ミラーを保持する送光ミ
    ラー保持部、受光ミラーを保持する受光ミラー保持部お
    よび揺動中心軸に回転自在に嵌装される回転部が一体に
    成形された樹脂成型品で構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の車両用光レーダ装置。
  3. 【請求項3】 トルク伝達手段が、揺動体駆動源の出力
    軸に固着され、端面に偏心カム溝が形成されたカムと、
    受光ミラー保持部に取り付けられた従動子取付板と、前
    記従動子取付板に回転自在に取り付けられて前記偏心カ
    ム溝内に収容された従動子とを備え、前記カムの回転動
    作の際に、前記従動子を前記偏心カム溝のカム曲線に沿
    って揺動させ、この前記従動子の揺動動作を前記従動子
    取付板を介して前記受光ミラー保持部に伝達させるよう
    にしたことを特徴とする請求項2記載の車両用光レーダ
    装置。
  4. 【請求項4】 揺動体の揺動基準位置を検知する位置セ
    ンサの取付部が樹脂成型品からなる部材に一体に成形さ
    れ、前記位置センサが前記樹脂形成品からなる部材に一
    体に組み付けられていることを特徴とする請求項1記載
    の車両用光レーダ装置。
  5. 【請求項5】 反射ミラーの取付部が樹脂成型品からな
    る部材に一体に成形され、前記反射ミラーが前記樹脂形
    成品からなる部材に一体に組み付けられていることを特
    徴とする請求項1記載の車両用光レーダ装置。
JP7179195A 1995-07-14 1995-07-14 車両用光レーダ装置 Pending JPH0933656A (ja)

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