JPH08170984A - 光ビーム制御装置、光ビーム制御方法および光ビーム制御装置を用いた車両搭載用レーザレーダ - Google Patents

光ビーム制御装置、光ビーム制御方法および光ビーム制御装置を用いた車両搭載用レーザレーダ

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JPH08170984A
JPH08170984A JP6314630A JP31463094A JPH08170984A JP H08170984 A JPH08170984 A JP H08170984A JP 6314630 A JP6314630 A JP 6314630A JP 31463094 A JP31463094 A JP 31463094A JP H08170984 A JPH08170984 A JP H08170984A
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light beam
projection direction
scanning
standard
optical
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JP6314630A
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English (en)
Inventor
Masato Yoshida
眞人 吉田
Masahide Ishigami
雅英 石上
Osanori Inoue
長徳 井上
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で、投射方向の制御性の高い光ビーム制
御装置、光ビーム制御方法および光ビーム制御装置を用
いた車両搭載用レーザレーダ提供する。 【構成】 基準位置検出手段50は、反射鏡46が基準
位置検出手段50に対し特定の回動位置にあることを検
出する。オフセット決定手段52は、該特定の回動位置
に対応する反射鏡46の回動角度と、光走査手段34の
標準となる投射方向に対応する反射鏡46の回動角度と
の差を表わすオフセット角度を決定する。標準投射方向
算出手段54は、該特定の回動位置に対応する反射鏡4
6の回動角度と、オフセット角度とに基づいて、光走査
手段34の標準となる投射方向を算出する。方向制御手
段38は、標準投射方向決定手段36の決定した標準と
なる投射方向に基づき、光走査手段34の投射方向を制
御する。水平方向走査制御手段40は、光ビームについ
て、さらに、水平方向に走査を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ビーム制御装置、
光ビーム制御方法および光ビーム制御装置を用いた車両
搭載用レーザレーダに関し、特に光ビームの投射方向の
制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車間距離を計測するために車間
距離センサが用いられる。従来の車間距離センサ2の構
成を図18に示す。従来の車間距離センサ2は、たとえ
ば自動車(図示せず)の前部に搭載され、発光部4、反
射鏡6、VCM(ボイスコイルモータ)8、LED(発
光ダイオード)10、PSD(ポジショニングセンサー
デバイス)12、受光部14、制御部16、および、こ
れらを収納した筐体18を備えている。
【0003】発光部4は、レーザ光を発する。反射鏡6
は、発せられたレーザ光を、その前面6a(図21参
照)で反射して、自動車の前方(Y方向)に投射する。
VCM8は、反射鏡6を回動させることにより、レーザ
光の投射方向を変化させる。PSD12は、LED10
から発せられ、反射鏡6の裏面6b(図21参照)で反
射されたLED光を受けることにより、反射鏡6の傾き
角度すなわちレーザ光の投射方向を検知する。受光部1
4は、投射されたレーザ光のうち、検出対象物である前
方車両等により反射されたレーザ光を受ける。
【0004】制御部16は、レーザ光の投射から受光ま
でに要した時間から、前方自動車までの距離を求める。
さらに、PSD12から刻々送られてくるレーザ光の投
射方向の情報に基づいて、VCM8を制御するととも
に、この投射方向から、前方自動車の方向を求める。こ
のようにして、前方自動車のX−Y平面における位置を
知ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車間距離センサ2には次のような問題点があ
った。第一に、従来の車間距離センサ2は、投射方向の
制御に際し、投射方向の情報を得るため、高価なPSD
12およびLED10を用い、さらに反射鏡6の裏面6
bにも鏡を設けなければならず、装置全体が高価になる
という欠点があった。
【0006】第二に、以下に示すように、投射方向の制
御に際し、標準となる光軸面(後述)および主光軸(後
述)の調整が難しいという欠点があった。
【0007】図18に示すように、X−Y平面上にある
前方自動車を捉えるには、各方向に投射されたレーザ光
の全ての光軸を含む平面(光軸面)が、X−Y平面と一
致しなければならない。また、前方自動車の方向を正確
に知るには、投射方向の標準となる主光軸(L−L)
が、たとえば、Y軸に一致していなければならない。
【0008】光軸面がX−Y平面と一致するように調整
する方法として、図19に示す方法が用いられる。この
方法は、水平面におかれた自動車に搭載された車間距離
センサ2の筐体18の基準面18aに水準器20をの
せ、筐体18が水平になるように、自動車と筐体18と
の取付け位置を調整する方法である。
【0009】しかし、図19の方法は、光軸面と筐体1
8の基準面18aとが一致していることが前提であるか
ら、光軸面と筐体18とを一致させる高精度の製造技術
が必要となる。また、図19の方法では主光軸をY軸に
一致させるよう調整することはできない。このため、投
射方向の情報が不正確になるという欠点がある。
【0010】主光軸をY軸に一致させる方法として、図
21に示す方法も考えられる。この方法は、まず、Y軸
上に検出対象であるリフレクタ22を置く。次に、レー
ザ光を発生させつつ、反射鏡6を回動させる。投射され
たレーザ光の光軸がY軸に一致した時の反射鏡の回動角
度をPSD12により取込み、このときの光軸を主光軸
と定義する。
【0011】しかし、この方法は、前述のPSD12お
よびLED10を用い、反射鏡6の裏面6bにも鏡を設
けることが前提となるため、装置が高価になるという欠
点がある。
【0012】また、図20に示す調整方法は、自動車に
搭載された車間距離センサ2から実際にレーザ光を投射
し、自動車の前方でリフレクタ22をX方向およびZ方
向に動かして、その検知の有無により光軸面および主光
軸の方向を確認しながら、自動車と筐体18との取付け
位置を調整する方法である。
【0013】しかし、図20の方法は、調整のために長
時間を費やす必要があり、また、調整に複数の人間を必
要とし、結果として、車間距離センサ2の取付け調整コ
ストを上昇させるという欠点がある。
【0014】この発明は上記のような問題点を解決し、
安価で、かつ、投射方向の制御性の高い光ビーム制御装
置、光ビーム制御方法および光ビーム制御装置を用いた
車両搭載用レーザレーダ提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
【0016】
【課題を解決するために案出した技術思想】安価な車両
用レーザレーダを提供するために、従来のように走査ミ
ラーにあてた光ビームの反射位置を常時検出できるPS
D素子のような高価な素子を使用せず、光ビームを偏向
する部材が特定位置にあるか否かを検出する基準位置検
出手段を用いることとした。
【0017】すなわち、クレーム対応図である第1図に
記載しているように、請求項1の光ビーム制御装置は、
光ビームを発生させる発光手段、発光手段により発生さ
れた光ビームを偏向する光学部材を有し、光学部材を変
位させることにより光ビームの投射方向を順次変化さ
せ、所定方向に走査を行なう光走査手段、光走査手段の
標準となる投射方向を決定する標準投射方向決定手段、
標準投射方向決定手段の決定した標準となる投射方向に
基づき、光走査手段の投射方向を制御する方向制御手段
を備えたことを特徴とする。
【0018】請求項2の光ビーム制御装置は、請求項1
の光ビーム制御装置において、光走査手段を、発光手段
により発生された光ビームを反射する光学部材である反
射鏡と、反射鏡に連結されたステッピングモータとを備
え、ステッピングモータの回動により反射鏡を回動さ
せ、光ビームの投射方向を順次変化させて所定方向に走
査を行なうよう構成したことを特徴とする。
【0019】請求項3の光ビーム制御装置は、請求項1
または請求項2の光ビーム制御装置において、標準投射
方向決定手段を、下記のA)基準位置検出手段、B)オ
フセット決定手段、および、C)標準投射方向算出手段
を有するよう構成したことを特徴とする、 A)光学部材が基準位置検出手段に対し特定の位置にあ
ることを検出する基準位置検出手段、 B)該特定の位置に対応する光学部材の位置と、光走査
手段の標準となる投射方向に対応する光学部材の位置と
の差を表わすオフセット量を決定するオフセット決定手
段、 C)該特定の位置に対応する光学部材の位置と、オフセ
ット量とに基づいて、光走査手段の標準となる投射方向
を算出する標準投射方向算出手段。
【0020】請求項4の光ビーム制御装置は、請求項
1、請求項2または請求項3の光ビーム制御装置におい
て、光走査手段が走査を行なう所定方向を、垂直方向と
するとともに、発光手段により発生された光ビームにつ
いて、さらに、水平方向に走査を行なう水平方向走査制
御手段を設けたことを特徴とする。
【0021】請求項5の車両搭載用レーザレーダは、請
求項1、請求項2、請求項3または請求項4の光ビーム
制御装置を用いたことを特徴とする。
【0022】請求項6の光ビーム制御方法は、光ビーム
を発生させ、発生された光ビームを偏向する光学部材を
変位させることにより光ビームの投射方向を順次変化さ
せ、所定方向に走査を行なう光走査手段を備え、光走査
手段の標準となる投射方向を決定し、決定した標準とな
る投射方向に基づき、光走査手段の投射方向を制御する
ことを特徴とする。
【0023】請求項7の光ビーム制御方法は、請求項6
の光ビーム制御方法において、基準位置検出手段によ
り、光学部材が基準位置検出手段に対し特定の位置にあ
ることを検出し、該特定の位置に対応する光学部材の位
置と、光走査手段の標準となる投射方向に対応する光学
部材の位置との差を表わすオフセット量を決定し、該特
定の位置に対応する光学部材の位置と、オフセット量と
に基づいて、光走査手段の標準となる投射方向を算出す
ることにより光走査手段の標準となる投射方向を決定す
ることを特徴とする。
【0024】
【用語の定義】課題を解決するために案出した技術思想
を表現する請求項での用語の概念を、次のとおり定義す
るとともに、その用語と実施例との関係を説明する。
【0025】「光学部材」:光ビームの進行方向を変化
させるための部材である。したがって、光ビームを表面
で反射させることにより進行方向を変化させる反射鏡の
他、光ビームを透過させることにより進行方向を変化さ
せるプリズムや、スリットを通過させることにより進行
方向を変化させる回折格子が含まれる。実施例では、第
2図の垂直走査ミラー74が該当する。
【0026】「光ビームの投射方向」:光ビームの光源
位置から光ビームの進行方向に向う方向である。ここ
で、レーザダイオードのような発光素子から直接投射さ
れる光ビームの場合には、光源位置とは発光素子の発光
中心の位置を言うが、光ビームを途中の反射鏡で反射し
て外部に投射する場合には反射鏡上の反射点の位置を言
う。実施例では、第1図の点Pから点Qへ向う方向が
「光ビームの投射方向」に該当する。
【0027】「基準位置検出手段」:光ビームを偏向さ
せるための光学部材が、この光学部材を変位(回転や平
行移動)させるアクチュエータに対して特定の位置(回
転角度や平行移動量)にあるか否かを検出する手段であ
る。したがって、この基準位置検出手段は光学部材のア
クチュエータに対する位置を直接に検出するものであっ
ても、光学部材の変位に連動する他の部材の位置を検出
して間接的に光学部材がアクチュエータに対して特定位
置にあることを検出するものであっても良い。実施例で
は、第4図の部材75を検出するフォトインタラプタ7
6が「基準位置検出手段」に該当し、ステッピングモー
タ48に対する垂直走査ミラー74の角度が所定値であ
ることを検出するものになっている。
【0028】
【作用】請求項1の光ビーム制御装置および請求項6の
光ビーム制御方法は、光ビームを偏向する光学部材を変
位させることにより光ビームの投射方向を順次変化さ
せ、所定方向に走査を行なう光走査手段を備え、光走査
手段の標準となる投射方向を決定し、決定した標準とな
る投射方向に基づき、光走査手段の投射方向を制御する
ことを特徴とする。
【0029】したがって、光走査手段の標準となる投射
方向を決定するだけで、投射方向の制御を、容易に行な
うことができる。このため、投射方向の制御に、PSD
やLED等の高価な素子を用いる必要がない。
【0030】請求項2の光ビーム制御装置は、さらに、
光学部材である反射鏡に連結されたステッピングモータ
を備え、ステッピングモータの回動により反射鏡を回動
させ、光ビームの投射方向を順次変化させて所定方向に
走査を行なうよう構成したことを特徴とする。
【0031】したがって、投射方向の制御を、ステッピ
ングモータに対するオープンループ制御により、容易に
行なうことができる。このため、投射方向の制御に、V
CM等高価な駆動手段を用いる必要がない。
【0032】請求項3の光ビーム制御装置および請求項
7の光ビーム制御方法は、さらに、光学部材が基準位置
検出手段に対し特定の位置にあることを検出し、該特定
の位置に対応する光学部材の位置と、光走査手段の標準
となる投射方向に対応する光学部材の位置との差を表わ
すオフセット量を決定し、該特定の位置に対応する光学
部材の位置と、オフセット量とに基づいて、光走査手段
の標準となる投射方向を算出することにより光走査手段
の標準となる投射方向を決定することを特徴とする。
【0033】したがって、該特定の位置に対応する光学
部材の位置を表わす指示値が変動する場合であっても、
オフセット量は一定となる。このため、該特定の位置に
対応する光学部材の位置と、オフセット量とに基づい
て、標準となる投射方向を決定することができる。その
ため、光ビーム制御装置の構成要素自体が安価となる。
また、構成要素相互間の組み立て精度も高精度である必
要はない。さらに、標準となる投射方向である主光軸の
調整が容易であるため、調整コストを低減することがで
きる。
【0034】請求項4の光ビーム制御装置は、さらに、
光走査手段が走査を行なう所定方向を、垂直方向とする
とともに、発光手段により発生された光ビームについ
て、さらに、水平方向に走査を行なう水平方向走査制御
手段を設けたことを特徴とする。
【0035】したがって、垂直方向についても容易に走
査を行なうことができるため、車両に搭載した場合、前
方車両の検出をより確実に行なうことができる。また、
垂直方向の走査において、高い分解能が要求されない場
合には、より精度の低い安価なステッピングモータや基
準位置検出手段を用いることも可能となる。
【0036】請求項5の車両搭載用レーザレーダは、請
求項1、請求項2、請求項3または請求項4の光ビーム
制御装置を用いたことを特徴とする。したがって、安全
性が要求される車両搭載用レーザレーダにおいても、投
射方向の制御を、容易に行なうことができる。
【0037】
【実施例】図1に、この発明の一実施例による車間距離
センサ30の全体構成を示す。発光手段32は、光ビー
ムを発生させる。光走査手段34は、発光手段32によ
り発生された光ビームを反射する光学部材である反射鏡
46と、反射鏡46に連結されたステッピングモータ
(SPM)48とを備え、SPM48の回動により反射
鏡46を回動させ、光ビームの投射方向を順次変化させ
て所定方向に走査を行なう。この実施例においては、光
走査手段34が走査を行なう所定方向は、垂直方向(図
3におけるZ方向)とする。
【0038】標準投射方向決定手段36は、基準位置検
出手段50、オフセット決定手段52および標準投射方
向算出手段54を有し、光走査手段34の標準となる投
射方向を決定する。
【0039】基準位置検出手段50は、反射鏡46が基
準位置検出手段50に対し特定の回動位置にあることを
検出する。オフセット決定手段52は、該特定の回動位
置に対応する反射鏡46の回動角度と、光走査手段34
の標準となる投射方向に対応する反射鏡46の回動角度
との差を表わすオフセット量であるオフセット角度を決
定する。標準投射方向算出手段54は、該特定の回動位
置に対応する反射鏡46の回動角度と、オフセット角度
とに基づいて、光走査手段34の標準となる投射方向を
算出する。
【0040】方向制御手段38は、標準投射方向決定手
段36の決定した標準となる投射方向に基づき、光走査
手段34の投射方向を制御する。水平方向走査制御手段
40は、発光手段32により発生された光ビームについ
て、さらに、水平方向に走査およびその制御を行なう。
【0041】受光部42は光走査手段34から投射され
た光ビームのうち、検出対象物である前方自動車(図示
せず)などにあたり反射した光ビームを受け、所定の信
号に変換して、制御部44に出力する。
【0042】制御部44は、レーザ光の投射から受光ま
でに要した時間から、前方自動車までの距離を求める。
さらに、方向制御手段38および水平方向走査制御手段
40に対し制御信号を送ることにより、垂直走査および
水平走査の走査タイミングを調整するとともに、この走
査タイミングに基づいて、光ビームの垂直方向および水
平方向に関する投射方向を知る。この投射方向から、前
方自動車の方向(垂直方向および水平方向)を求める。
【0043】このようにして、二次元スキャン(垂直走
査および水平走査)を行なうことにより、前方自動車の
立体空間における位置を知ることができる。
【0044】図2に、図1の車間距離センサ30をCP
U60を用いて実現した場合のハードウエア構成を示
す。図2において、車間距離センサ30は、CPU6
0、プログラムを記憶したメモリ62、外部記憶装置6
4、I/Oインタフェース66を有している。
【0045】また、I/Oインタフェース66には、発
光手段32、光走査手段である垂直スキャナ72、垂直
方向の走査に使用される基準位置検出手段であるフォト
インタラプタ(PHI)76、水平スキャナ78、水平
方向の走査に使用されるPHI84、受光部42が接続
されている。
【0046】発光手段32は、光ビームであるレーザ光
を発生させるレーザダイオード(LD)70、およびL
D70を駆動するLD駆動回路68を有している。
【0047】垂直スキャナ72は、反射鏡である垂直走
査ミラー74、および垂直走査ミラー74を回動させる
ためのステッピングモータ(SPM)48を有してい
る。同様に、水平スキャナ78は、水平走査ミラー8
0、および水平走査ミラー80を回動させるためのSP
M82を有している。
【0048】受光部42は、前方自動車にあたり反射し
た光ビームを受けアナログ電気信号に変換するフォトダ
イオード(PD)86、およびPD86からのアナログ
電気信号を所定のデジタル電気信号に変換する受光回路
42を有する。
【0049】この、車間距離センサ30は、上述のよう
に、二次元スキャンを行なう。この二次元スキャンの構
成を、図3に模式的に示す。LD70により発せられた
光ビームは、SPM82に連結された水平走査ミラー8
0により、水平方向(X方向)に走査される(角度にす
ればα)。水平方向に走査された光ビームは、SPM4
8に連結された垂直走査ミラー74により、垂直方向
(Z方向)に走査される(角度にすればβ)。したがっ
て、車間距離センサ30のスキャンエリアは、図3の斜
線部となる。
【0050】図4に、垂直スキャナ72および基準位置
検出手段50(図1参照)の構成の詳細を示す。SPM
48の出力軸48aに垂直走査ミラー74が固定され、
これらで垂直スキャナ72を形成している。
【0051】また、SPM48の出力軸48aには遮蔽
板75が固定されている。垂直走査ミラー74と一体的
に回動する遮蔽板75の上端部77aを、基準位置検出
手段50であるPHI76により検出することにより、
垂直スキャナ72の基準位置を検出する。
【0052】車間距離センサ30における垂直走査の処
理の流れを図5に示す。図2に基づいて、図5を参照し
ながら、処理の流れを説明する。まず、CPU60は、
後述するオフセット角度が既に決定されているか否かを
判断する(図5、ステップST2参照)。オフセット角
度がすでに決定されている場合は、さらに、ウォームア
ップ処理が終了しているか否かを判断する(図5、ステ
ップST4参照)。
【0053】ウォームアップ処理が、まだ行なわれてい
ない場合、CPU60は、ウォームアップ処理を行な
う。ウォームアップ処理には、基準位置検出処理と標準
投射方向の算出処理とがある。CPU60は、まず、基
準位置検出処理を行なう(図5、ステップST6参
照)。
【0054】基準位置検出処理は、車間距離センサ30
の電源投入時に、次のような手順で行なわれる。ここ
で、図6は、図4の基準位置検出手段(PHI76)を
概念的に表わした図である。図7は、基準位置検出処理
に関連する入出力信号を定義した図である。図8は、S
PM48の励磁パタンを示す図である。図9は、垂直ス
キャナ72の駆動方向と励磁パタンの変化パタンとの関
係を示す図である。図10は、PHI76に関するデー
タ取込みのタイミングを示す図である。図11は、基準
位置検出の状況を示す図である。
【0055】CPU60は、図6に示すように、まず、
遮蔽板75がメカ的制約の上限である(イ)の位置にく
るよう、垂直スキャナ72を移動させる。垂直スキャナ
72の移動終了の信号を受けると、CPU60は、PH
IC信号を”H”にし、PHI76の発光部76a(図
6参照)を発光させる(図10(c)、図7参照)。
【0056】図6の(イ)に示す状態においては、PH
I76の発光部76aとPHI76の受光部76bとの
間に遮蔽板75があるため、PHI76の発光部76a
から発せられた光は受光部76bに達しない。このた
め、PHI76の受光部76bは、POSV信号を”
H”にする(図10(d)、図7参照)。
【0057】CPU60は、POSV信号を取得する
(図10(e))。POSV信号が”H”の場合は、C
PU60は、垂直スキャナ72を、下方(図6における
下方向)に駆動する。このために、4ビット(図8にお
けるMOT0〜MOT3)の励磁パタン(図8における
A〜Hのいずれか)を、SPM48に出力する(図10
(a)、図7参照)。ここで、下駆動の場合の励磁パタ
ンの変化は、図9B、Cに示されている。したがって、
図6における遮蔽板75の初期位置(イ)が、たとえ
ば、図8に示すSPM48の励磁パタン”A”に対応す
る位置にある場合は、励磁パタン”B”を出力する。
【0058】この、励磁パタンの出力を受け、垂直スキ
ャナ72が1ステップ分だけ下方に移動し(図10
(b))、これにともない、垂直スキャナ72に固定さ
れた遮蔽板75も下方に移動して、図6に示す(ロ)の
位置にくる。
【0059】図6に示す(ロ)の位置においても、
(イ)の位置と同様の処理を行ない、CPU60は、P
OSV信号を取得する。POSV信号が”H”の場合
は、CPU60は、垂直スキャナ72を、さらに1ステ
ップ分だけ、下方に駆動する。以下同様の処理を繰り返
す。なお、この実施例においては、機構上の制約からS
PM48の可動範囲は51ステップである。
【0060】CPU60は、POSV信号が”L”に転
じたとき、すなわち、遮蔽板75が、図6の(ハ)の位
置にきたときのSPM48の励磁パタンを、垂直スキャ
ナ72の基準位置として記憶する(図11参照)。図6
の例では、(ハ)の位置は、(イ)の位置から23ステ
ップ分下方にあったことになる。このようにして、基準
位置検出処理(図5、ステップST4)が行なわれる。
【0061】上述のように、基準位置検出処理は、電源
投入の際、自動的に行なわれる。これは、垂直スキャナ
72の基準位置(遮蔽板75が、図6の(ハ)の位置に
きた状態)に対応するSPM48の励磁パタンが、電源
の継断により、異なったものとなるためである。すなわ
ち、電源投入時に、その都度、垂直スキャナ72の基準
位置に対応するSPM48の励磁パタンを記憶する。
【0062】なお、ステップST2(図5参照)におい
て、オフセット角度決定処理がまだ行なわれていない場
合、CPU60は、オフセット角度決定処理を行なう
(図5、ステップST12参照)。オフセット角度決定
処理は、車間距離センサ30を自動車(図示せず)に取
付けた後、通常一度だけ、次のような手順で行なわれ
る。ここで、図12は、オフセット角度を測定するとき
の車間距離センサ30等の配置を示した図である。図1
3は、オフセット角度を決定する際の各信号の状況を表
わした図である。
【0063】まず、車間距離センサ30を自動車に取付
けた後、図12に示すように、基準となる水平面に自動
車を置き、その前方(Y方向)の主光軸(図3に示すス
キャンエリアの中心P0を通る光ビームの光軸、すなわ
ち、車間距離センサ30の標準となるべき光軸)上に基
準反射板90を配置する。
【0064】つぎに、CPU60は、遮蔽板75が、図
6の(イ)の位置にくるよう、垂直スキャナ72を移動
させる。以下、上述の基準位置検出処理と同様の手順に
より、垂直スキャナ72を、1ステップ分ずつ下方に駆
動し、各ステップごとにPOSV信号(図7参照)を取
得することにより、図13に示すように、垂直スキャナ
72の基準位置(ハ)を得る。
【0065】同時に、CPU60は、車間距離センサ3
0から投射された光ビームの、基準反射板90による反
射光を監視している。図13において、受光部42(図
2参照)よる受光の有無をRCVF信号で表わし、受光
レベルをRLVで表わすと、受光レベルRLVのピーク
位置が、車間距離センサ30から投射された光ビームの
主光軸の位置に対応する。すなわち、(ホ)が、主光軸
に対応する垂直スキャナ72の位置を表わす。
【0066】このようにして、垂直スキャナ72の基準
位置(ハ)と主光軸に対応する垂直スキャナ72の位置
(ホ)との差であるオフセット角度をもとめる。前述の
ように、オフセット角度決定処理は、車間距離センサ3
0を自動車に取付けた後、通常一度だけ行なわれる。こ
れは、垂直スキャナ72の基準位置に対応するSPM4
8の励磁パタンが、電源の継断により、異なったものと
なったとしても、垂直スキャナ72の基準位置と主光軸
に対応する垂直スキャナ72の位置との相対角度である
オフセット角度は不変だからである。
【0067】上述のステップST12が、オフセット決
定手段に対応する。オフセット角度決定処理が終了する
と、CPU60は、制御をステップST2に戻す。
【0068】なお、前述のステップST6の基準位置検
出処理が終了すると、CPU60は、標準投射方向の算
出処理を行なう(図5、ステップST8参照)。標準投
射方向とは、車間距離センサ30の標準となるべき光軸
すなわち主光軸の方向である。つまり、標準投射方向の
算出処理は、次式により、主光軸に対応する垂直スキャ
ナ72の位置を求める処理をいう。
【0069】主光軸に対応する垂直スキャナの位置=垂
直スキャナの基準位置+オフセット角度…(式1) なお、標準投射方向の算出処理は、前述の基準位置検出
処理(図5、ステップST6参照)同様、電源投入の
際、自動的に行なわれる。ステップST8が、標準投射
方向算出手段に対応する。
【0070】CPU60は、標準投射方向の算出処理が
終了すると、通常の走査処理を行なう(図5、ステップ
ST10参照)。図3に示すように、車間距離センサ3
0は、二次元のスキャンエリアを有する。この実施例に
おいては、水平走査角αは200ミリラジアン、垂直走
査角βは60ミリラジアンである。図14に示すよう
に、スキャンエリアは、水平方向に80分割、垂直方向
に3分割されている。また、光ビームのビーム形状は、
0.5ミリラジアンX30ミリラジアンの矩形である。
【0071】CPU60は、図15に示すように、
(1)、(2)、(3)、(4)、(1)、(2)、…
と8の字状の軌跡を描きながら、スキャンエリア全体を
走査する。この場合、(2)および(4)の位置が、
(式1)で求めた、主光軸に対応する垂直スキャナの位
置、すなわち、垂直方向の標準投射方向である。
【0072】CPU60は、垂直方向の標準投射方向か
ら、上および下にそれぞれ15ラジアン分(SPM48
の4ステップ分に相当する)だけ走査角度を変化させる
ことで、オープンループ制御により、垂直スキャナ72
の制御を行なう。
【0073】図16に示すように、垂直方向の標準投射
方向が、たとえば、SPM48の励磁パタン”E”に対
応する場合、CPU60は、(イ)に示すように、”
D,C,B,A”の4ステップの励磁パタンをこの順に
出力することにより、垂直スキャナ72を上方に駆動す
る。一方、垂直スキャナ72を、標準投射方向から下方
に駆動するときは、”F,G,H,A”の順に4ステッ
プの励磁パタンを出力する。
【0074】図17に示すように、4ステップの励磁パ
タンの出力((g)参照)にともない、垂直スキャナ7
2の位置が変化する((h)参照)と、CPU60は、
変化のおさまるのを待って、距離計測を行なう((i)
参照)。この距離計測の間に、CPU60は、水平方向
の走査を行なっている。ステップST10が、方向制御
手段に対応する。
【0075】以上、垂直方向の走査について説明した
が、水平方向の走査についても同様である。このように
して、オープンループ制御により、垂直スキャナ72お
よび水平スキャナ78の制御を行なうことにより、二次
元スキャンを実現している。
【0076】なお、基準位置検出手段としては、PHI
76以外に磁気センサ等を用いてもよい。また、リミッ
トスイッチ等、接触型の検出装置を用いてもよい。ま
た、反射鏡46を回動させる手段としては、ステッピン
グモータ以外にVCM等を用いることもできる。
【0077】また、標準投射方向決定手段は、基準位置
検出手段50、オフセット決定手段52および標準投射
方向算出手段54を有するものに限定されるものではな
い。標準となる投射方向に対応する反射鏡46の回動角
度を表わす指示値が、電源の継断等によっても変動しな
い場合には、該回動角度を表わす指示値を直接記憶する
手段を設けることにより、この指示値のみに基づいて、
オープンループ制御を行なうこともできる。
【0078】また、上述の実施例においては、垂直走
査、水平走査ともに同様のオープンループ制御を行なわ
せるよう構成したが、たとえば、垂直走査を上述の実施
例のように、オープンループ制御を行なわせるよう構成
し、水平走査は、図18の従来の車間距離センサ2のよ
うに、LED10、PSD12を用いてフィードバック
制御を行なわせるよう構成することもできる。ただし、
垂直走査、水平走査ともに同様のオープンループ制御を
行なわせるよう構成することにより、より安価に二次元
走査を実現することができる。さらに、この発明は、二
次元走査以外に一次元走査にも適用することができる。
【0079】なお、上述の実施例においては、CPU6
0を用いて、ハードウェア構成を実現する場合を例に説
明したが、ハードウェア構成の一部または全部を、ハー
ドウェアロジックにより実現することもできる。
【0080】また、この発明は車間距離センサに限定さ
れるものではなく、光ビーム制御装置を用いた装置や、
光ビーム制御方法一般に適用されるものである。
【0081】
【発明の効果】請求項1の光ビーム制御装置および請求
項6の光ビーム制御方法は、光ビームを偏向する光学部
材を変位させることにより光ビームの投射方向を順次変
化させ、所定方向に走査を行なう光走査手段を備え、光
走査手段の標準となる投射方向を決定し、決定した標準
となる投射方向に基づき、光走査手段の投射方向を制御
することを特徴とする。
【0082】したがって、光走査手段の標準となる投射
方向を決定するだけで、投射方向の制御を、容易に行な
うことができる。このため、投射方向の制御に、PSD
やLED等の高価な素子を用いる必要がない。すなわ
ち、安価でありながら、投射方向の制御性の高い光ビー
ム制御装置、光ビーム制御を実現することができる。
【0083】請求項2の光ビーム制御装置は、さらに、
光学部材である反射鏡に連結されたステッピングモータ
を備え、ステッピングモータの回動により反射鏡を回動
させ、光ビームの投射方向を順次変化させて所定方向に
走査を行なうよう構成したことを特徴とする。
【0084】したがって、投射方向の制御を、ステッピ
ングモータに対するオープンループ制御により、容易に
行なうことができる。このため、投射方向の制御に、V
CM等高価な駆動手段を用いる必要がない。すなわち、
さらに安価でありながら、投射方向の制御性の高い光ビ
ーム制御装置を実現することができる。
【0085】請求項3の光ビーム制御装置および請求項
7の光ビーム制御方法は、さらに、光学部材が基準位置
検出手段に対し特定の位置にあることを検出し、該特定
の位置に対応する光学部材の位置と、光走査手段の標準
となる投射方向に対応する光学部材の位置との差を表わ
すオフセット量を決定し、該特定の位置に対応する光学
部材の位置と、オフセット量とに基づいて、光走査手段
の標準となる投射方向を算出することにより光走査手段
の標準となる投射方向を決定することを特徴とする。
【0086】したがって、該特定の位置に対応する光学
部材の位置を表わす指示値が変動する場合であっても、
オフセット量は一定となる。このため、該特定の位置に
対応する光学部材の位置と、オフセット量とに基づい
て、標準となる投射方向を決定することができる。その
ため、光ビーム制御装置の構成要素自体が安価となる。
また、構成要素相互間の組み立て精度も高精度である必
要はない。さらに、標準となる投射方向である主光軸の
調整が容易であるため、調整コストを低減することがで
きる。すなわち、安価でありながら、さらに、標準とな
る投射方向の調整が容易な光ビーム制御装置、光ビーム
制御を実現することができる。
【0087】請求項4の光ビーム制御装置は、さらに、
光走査手段が走査を行なう所定方向を、垂直方向とする
とともに、発光手段により発生された光ビームについ
て、さらに、水平方向に走査を行なう水平方向走査制御
手段を設けたことを特徴とする。
【0088】したがって、垂直方向についても容易に走
査を行なうことができるため、車両に搭載した場合、前
方車両の検出をより確実に行なうことができる。また、
垂直方向の走査において、高い分解能が要求されない場
合には、より精度の低い安価なステッピングモータや基
準位置検出手段を用いることも可能となる。すなわち、
二次元の光ビーム制御装置においても、さらに、安価で
ありながら、投射方向の制御が容易な光ビーム制御装置
を実現することができる 請求項5の車両搭載用レーザレーダは、請求項1、請求
項2、請求項3または請求項4の光ビーム制御装置を用
いたことを特徴とする。したがって、安全性が要求され
る車両搭載用レーザレーダにおいても、投射方向の制御
を、容易に行なうことができる。すなわち、安価であり
ながら、投射方向の制御を正確に行なうことができる車
両搭載要レーダレーザを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による車間距離センサの全
体構成を示す図面である。
【図2】この発明の一実施例による車間距離センサのハ
ードウェア構成を示す図面である。
【図3】2次元スキャン構成を示す図面である。
【図4】垂直スキャナおよび基準位置検出手段の構成を
示す図面である。
【図5】車間距離センサの垂直走査の処理の流れを示す
図面である。
【図6】基準位置検出手段の概念構成を示す図面であ
る。
【図7】基準位置検出処理に関連する入出力を示す図面
である。
【図8】ステッピングモータの励磁パタンを示す図面で
ある。
【図9】垂直スキャナ駆動のための励磁パタンの変化パ
タンを示す図面である。
【図10】PHIに関するデータの取り込みタイミング
を示す図面である。
【図11】基準位置検出状況を示す図面である。
【図12】オフセット角度測定時の配置を示す図面であ
る。
【図13】オフセット角度決定状況を示す図面である。
【図14】スキャンエリアとビーム形状を示す図面であ
る。
【図15】ビームの移動軌跡を示す図面である。
【図16】標準投射方向と指令値徒の関係を示す図面で
ある。
【図17】垂直スキャナの駆動タイミングを示す図面で
ある。
【図18】従来の車間距離センサの構成を示す図面であ
る。
【図19】従来の車間距離センサの取り付け調整方法を
示す図面である。
【図20】従来の車間距離センサの取り付け調整方法を
示す図面である。
【図21】従来の車間距離センサの反射鏡回りの詳細を
示す図面である。
【符号の説明】
34・・・・・・・・光走査手段 36・・・・・・・・標準投射方向決定手段 38・・・・・・・・方向制御手段 40・・・・・・・・水平方向走査制御手段 46・・・・・・・・反射鏡 50・・・・・・・・基準位置検出手段 52・・・・・・・・オフセット決定手段 54・・・・・・・・標準投射方向算出手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ビームを発生させる発光手段、 発光手段により発生された光ビームを偏向する光学部材
    を有し、光学部材を変位させることにより光ビームの投
    射方向を順次変化させ、所定方向に走査を行なう光走査
    手段、 光走査手段の標準となる投射方向を決定する標準投射方
    向決定手段、 標準投射方向決定手段の決定した標準となる投射方向に
    基づき、光走査手段の投射方向を制御する方向制御手
    段、 を備えた光ビーム制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1の光ビーム制御装置において、 光走査手段を、発光手段により発生された光ビームを反
    射する光学部材である反射鏡と、反射鏡に連結されたス
    テッピングモータとを備え、ステッピングモータの回動
    により反射鏡を回動させ、光ビームの投射方向を順次変
    化させて所定方向に走査を行なうよう構成したこと、 を特徴とする光ビーム制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の光ビーム制御装
    置において、 標準投射方向決定手段を、下記のA)基準位置検出手
    段、B)オフセット決定手段、および、C)標準投射方
    向算出手段を有するよう構成したことを特徴とする光ビ
    ーム制御装置、 A)光学部材が基準位置検出手段に対し特定の位置にあ
    ることを検出する基準位置検出手段、 B)該特定の位置に対応する光学部材の位置と、光走査
    手段の標準となる投射方向に対応する光学部材の位置と
    の差を表わすオフセット量を決定するオフセット決定手
    段、 C)該特定の位置に対応する光学部材の位置と、オフセ
    ット量とに基づいて、光走査手段の標準となる投射方向
    を算出する標準投射方向算出手段。
  4. 【請求項4】請求項1、請求項2または請求項3の光ビ
    ーム制御装置において、 前記光走査手段が走査を行なう所定方向を、垂直方向と
    するとともに、 前記発光手段により発生された光ビームについて、さら
    に、水平方向に走査を行なう水平方向走査制御手段を設
    けたこと、 を特徴とする光ビーム制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1、請求項2、請求項3または請求
    項4の光ビーム制御装置を用いた車両搭載用レーザレー
    ダ。
  6. 【請求項6】光ビームを発生させ、 発生された光ビームを偏向する光学部材を変位させるこ
    とにより光ビームの投射方向を順次変化させ、所定方向
    に走査を行なう光走査手段を備え、 光走査手段の標準となる投射方向を決定し、 決定した標準となる投射方向に基づき、光走査手段の投
    射方向を制御すること、 を特徴とする光ビーム制御方法。
  7. 【請求項7】請求項6の光ビーム制御方法において、 基準位置検出手段により、光学部材が基準位置検出手段
    に対し特定の位置にあることを検出し、 該特定の位置に対応する光学部材の位置と、光走査手段
    の標準となる投射方向に対応する光学部材の位置との差
    を表わすオフセット量を決定し、 該特定の位置に対応する光学部材の位置と、オフセット
    量とに基づいて、光走査手段の標準となる投射方向を算
    出することにより光走査手段の標準となる投射方向を決
    定すること、 を特徴とする光ビーム制御方法。
JP6314630A 1994-12-19 1994-12-19 光ビーム制御装置、光ビーム制御方法および光ビーム制御装置を用いた車両搭載用レーザレーダ Pending JPH08170984A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003270327A (ja) * 2002-03-20 2003-09-25 Murata Mfg Co Ltd レーダ、レーダシステム、およびレーダの基準方位設定方法
JP2009014698A (ja) * 2007-06-06 2009-01-22 Sanyo Electric Co Ltd ビーム照射装置およびレーザレーダ
EP3483628A4 (en) * 2016-07-07 2019-07-03 Konica Minolta, Inc. LASER RADAR DEVICE

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003270327A (ja) * 2002-03-20 2003-09-25 Murata Mfg Co Ltd レーダ、レーダシステム、およびレーダの基準方位設定方法
JP2009014698A (ja) * 2007-06-06 2009-01-22 Sanyo Electric Co Ltd ビーム照射装置およびレーザレーダ
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