JP2565195Y2 - 光学式読取装置 - Google Patents

光学式読取装置

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JP2565195Y2
JP2565195Y2 JP1991071958U JP7195891U JP2565195Y2 JP 2565195 Y2 JP2565195 Y2 JP 2565195Y2 JP 1991071958 U JP1991071958 U JP 1991071958U JP 7195891 U JP7195891 U JP 7195891U JP 2565195 Y2 JP2565195 Y2 JP 2565195Y2
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明広 深尾
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Omron Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、読取装置を動かしてラ
ベルの内容を読み取り易くするための光学式読取装置に
関し、特に試験管に設けたバーコードラベル等のラベル
の内容を読み取る光学式読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような光学式読取装置として、特
に試験管に貼付してあるバーコードラベルにレーザ光を
照射し、その内容を読み取るバーコードリーダの場合、
例えば試験管を立てた台座が回転し、バーコードラベル
がバーコードリーダの発光面の前方に達した時に、バー
コードリーダがバーコードラベルを発光で走査し、その
内容を読み取る。
【0003】又、読み取り窓付き試験管ホルダでは、試
験管のバーコードラベルが読み取り窓から現れるように
試験管をホルダに入れ、試験管自体を回転させ、読み取
り窓がバーコードリーダの発光面の前方に達した時に、
バーコードリーダがバーコードラベルを走査する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なバーコードリーダの読み取り方では、バーコードリー
ダの発光方向に対してバーコードラベルの内容を読み取
ることができない死角がある。この死角は、図5に示す
ように、バーコードリーダ50の発光面51から放射さ
れる発光Lが試験管60のバーコードラベルにほぼ直角
に照射される角度βである。この角度βにバーコードラ
ベルが在ると、発光Lがこの光に対して垂直な面に照射
されることになるため、発光Lはバーコードラベルで全
反射されてしまう。このため、反射光の強度が強すぎる
ので、コントラストが検知できず、内容の読み取りが不
可能になる。
【0005】これを解決するには、バーコードリーダ5
0で読み取り可能な角度αのうち、死角βを除く範囲に
バーコードラベルが来るように試験管の位置を制御する
必要がある。しかしながら、この場合は、試験管を正確
に位置決めする機構を設けなければならないという問題
が生ずる。従って、本考案の目的は、上記問題点に着目
し、バーコードラベル等のラベルが読取装置の読み取り
不能な死角に在っても、読取装置がラベルの内容を読み
取ることができる光学式読取装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的は、本考案の光
学式読取装置により達成される。即ち、本考案の読取装
置は、ラベルを光学的に読み取る読取装置を取付けるた
めのプレートに2つの孔を形成し、プレートが枢軸運動
するように一方の孔に支柱を挿通し、他方の孔にモータ
の回転軸となる偏心軸を挿通してなり、読取装置の光走
査方向とプレートの枢軸運動による読取装置の揺動方向
とが略直交していることを特徴とする。
【0007】
【作用】この構成により、モータが一定方向に回転すれ
ば、プレートは、一方の孔に挿通した支柱を軸として、
他方の孔に挿通したモータの回転軸である偏心軸の変位
によって押され、一定角度内を揺動する。このため、プ
レートに取付けた読取装置がラベルに対して微動し、読
取装置の発光面から出る発光の放射角度が微小角度だけ
変化する。従って、たとえ最初にラベルが読取装置の死
角に位置していても、ラベルに当たる発光の角度が変わ
るため、ラベルの位置が変わらなくても結果的にラベル
が死角から外れ、読み取り可能な角度に位置する。この
読取装置の微動が繰り返されているうちに、読取装置が
発光でラベルを走査し、その内容が読み取られる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の光学式読取装置をバーコード
リーダ用駆動装置とした実施例について説明する。図1
はその一実施例の外観斜視図を示す。バーコードリーダ
(読取装置)1を取付けるためのプレート10は、図2
に示すように、四角形を呈し、その後方側(図2の上
側)に2つの孔10a、10bを有する。孔10aは、
円形で、支柱11を挿通するためのもので、支柱11よ
りも若干大きい径を持つ。孔10bは、楕円状であり、
偏心軸12を挿通するためのもので、偏心軸12が容易
に動く大きさである。
【0009】プレート10の前方側(図2の下側)に
は、バーコードリーダ1がネジ等(図示せず)で取付け
られる。プレート10の孔10aに挿通する支柱11の
上部と下部にはネジ溝を刻んであり、支柱11は孔10
aに挿通された状態で、下部が適当な台座に固定され、
上部にはプレート10が支柱11から抜けないようにす
るために抜け止め用のネジが嵌められる。プレート10
の孔10bに挿通された偏心軸12は、モータ13の回
転軸であり、モータ13も適当な台座に固定されてい
る。
【0010】なお、バーコードリーダ1は、発光面2か
ら発光(レーザ光)を放射する通常のものであり、プレ
ート10に取付けるバーコードリーダに限定はなく、バ
ーコードリーダのサイズに応じてプレート10の形状や
大きさ等を適宜変更すれば、各種バーコードリーダに対
応することができる。かかる構造の駆動装置で、モータ
13を駆動して、偏心軸12を一定方向に回転させる
と、偏心軸12が偏心運動によって孔10b内を移動
し、プレート10は、偏心軸12によって押され、支柱
11を軸として一定角度内を揺動する。これにより、バ
ーコードリーダ1が微小角度で振動し、発光面2からの
発光の放射角度が変化する。
【0011】バーコードリーダ1の具体的な読み取り走
査について説明すると、図3に示すように、矢印方向に
回転する試験管60に対してプレート10が図示の実線
の位置にあって、バーコードリーダ1の発光面2からの
発光Lが試験管60のバーコードラベルにほぼ直角に照
射される場合は、発光Lが全反射されるため、即ち反射
光の強度が強すぎ、バーコードのコントラストが検知で
きず、バーコードラベルはバーコードリーダ1の死角β
に在る(図5参照)。そこで、モータ13でもって偏心
軸12を回転させると、プレート10が一定角度内で微
動し続けるため、発光Lの照射角度が変化し(図中の点
線部分参照)、結果的にバーコードラベルが死角βから
ずれた読み取り可能な角度αに位置することになる。こ
れにより、発光Lは乱反射され、反射光がバーコードリ
ーダ1の受光面に達し、バーコードラベルの内容が読み
取られる。
【0012】次に、図4において、試験管60の位置決
め精度が良好でない場合で、試験管60が図の実線で示
す位置に在るとき、バーコードリーダ1が実線の位置に
在ると、バーコードラベルが死角βに存在することにな
り、読み取り不可能である。しかし、バーコードリーダ
1が点線で示す位置に動けば、バーコードラベルが死角
βから外れ、読み取り可能になる。又、試験管60が点
線の位置に在るとき、バーコードリーダ1も点線の位置
に在れば、死角βにバーコードラベルが在り、読み取る
ことができない。ここで、バーコードリーダ1が実線の
位置に変位すれば、発光Lが乱反射され、読み取り可能
となる。
【0013】このような読み取り走査は、試験管60の
位置決め精度が悪くて、しかもバーコードラベルが読み
取り可能な位置に在るかどうかを検知する機構を設けて
ない場合に特に有効である。つまり、試験管60ごとに
バーコードラベルの位置が不定であっても、バーコード
リーダ1が動くことによって発光Lの照射角度を常に変
化させながら、バーコードラベルを走査し、その内容が
読み取られた時点で走査を停止し、次の試験管が来るの
を待つという読み取り走査の流れにすればよい。こうす
ることで、精度の良い試験管位置決め機構は不要であ
り、バーコードラベルの内容の読み取り率も向上する。
【0014】
【考案の効果】本考案の光学式読取装置は、以上説明し
たように構成されるので、たとえラベルが読取装置の読
み取り不可能な死角に在っても、モータの回転によるプ
レートの微動によって読取装置自体が動いて、発光の照
射角度が変化するため、結果的にラベルが死角から外れ
て、読み取り可能な角度に位置することになり、ラベル
の内容を読み取ることができる。
【0015】又、ラベルの位置に依らず、その内容を読
み取ることができるので、試験管等の正確な位置決め機
構は必要ない。更に、試験管自体がぐらついたりしてそ
の位置が不定であっても、ラベルの内容を読み取ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の光学式読取装置の一実施例に係るバー
コードリーダ用駆動装置の外観斜視図である。
【図2】図1に示す駆動装置のプレートの平面図であ
る。
【図3】プレートに取付けたバーコードリーダと試験管
との位置関係を示す動作説明図である。
【図4】プレートに取付けたバーコードリーダと試験管
との更に別の位置関係を示す動作説明図である。
【図5】バーコードラベルに対するバーコードリーダの
読み取り可能な角度及び不可能な死角を示す図である。
【符号の説明】
1 バーコードリーダ(読取装置) 2 発光面 10 プレート 10a、10b 孔 11 支柱 12 偏心軸 13 モータ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラベルを光学的に読み取る読取装置を取付
    けるためのプレートに2つの孔を形成し、プレートが枢
    軸運動するように一方の孔に支柱を挿通し、他方の孔に
    モータの回転軸となる偏心軸を挿通してなり、読取装置
    の光走査方向とプレートの枢軸運動による読取装置の揺
    動方向とが略直交していることを特徴とする光学式読取
    装置。
  2. 【請求項2】前記読取装置が試験管に設けたラベルを読
    み取るものであることを特徴とする請求項1記載の光学
    式読取装置。
JP1991071958U 1991-09-09 1991-09-09 光学式読取装置 Expired - Lifetime JP2565195Y2 (ja)

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JPH0523274U JPH0523274U (ja) 1993-03-26
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