JP2002329006A - 適正食事メニュー提供システム - Google Patents

適正食事メニュー提供システム

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JP2002329006A
JP2002329006A JP2001133832A JP2001133832A JP2002329006A JP 2002329006 A JP2002329006 A JP 2002329006A JP 2001133832 A JP2001133832 A JP 2001133832A JP 2001133832 A JP2001133832 A JP 2001133832A JP 2002329006 A JP2002329006 A JP 2002329006A
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Japan
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meal
meal menu
user
basic
terminal
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JP2001133832A
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Tadashi Shimizu
清水忠志
Tatsuyoshi Yamamoto
山本辰芳
Tetsuro Yokoyama
横山哲朗
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HEALTH NET 21 KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの個人条件に合わせた豊富な食事メニ
ューを提示し、さらにこの食事メニューに含まれる個々
の食事や料理等について選択可能な代替食事等を提供す
る。 【解決手段】 ホストサーバ1は、ユーザの端末3から
入力された個人条件に基づきそのユーザが摂取すべき基
準エネルギを算出し、この基準エネルギに見合う1年間
分の日々の食事メニューを、1週間分毎に区分けしてこ
のユーザの端末に提示する。ユーザの端末3から変更を
希望する食事や料理が指示された場合は、基準栄養量が
ほぼ同じとなる代替食事や料理を提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットを利用
して、ユーザの個人条件に合わせ、かつユーザが料理等
を選択可能な適正食事メニューをユーザ端末に提示する
適正食事メニュー提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】今日の生活水準の向上と商品の多様化等
に伴ない、各個人のライフスタイルや食生活も大きく変
化している。このため栄養の偏りや過不足等から、いわ
ゆる生活習慣病が大幅に増加しており、国民の生活に支
障をもたらすと共にわが国の医療財政上も深刻な問題に
なっている。また一方では、健康の維持、増進のための
食事に多くの関心が寄せられている。このため従来か
ら、医師や管理栄養士による食事栄養指導等が行なわれ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の手段には次の問題があった。すなわち、生活習慣病
の1である糖尿病の対象者は、現在その予備群も考慮す
ると全国で約1300万人も該当するといわれている。
一方、適切に指導できる管理栄養士は3万人程度と少な
く、また、具体的な食事や栄養改善を指導できる医師も
限られている。したがって、食事や栄養に関してこれら
の管理栄養士や医師の指導を受けることは、都市周辺部
を除いて極めて困難な状況にある。
【0004】したがって、常時管理栄養士や医師の指導
を受けることが困難な場合や、特定の栄養成分の制限が
必要な場合には、食事や栄養について自己管理すること
が不可欠とされる。一方ダイエット食事や健康の維持、
増進のための食事は、当然自己管理が中心となる。そこ
で、この自己管理を補助するため、専門家による多くの
食事メニューや栄養のバランスについての指導書等が提
供されている。
【0005】ところが、これらの指導書等に基づいて、
栄養バランスのとれた適正な食事を、各人毎に異なる条
件に合わせて自己設定することは、かなりの知識と経験
とが必要とされる。また、日々これらの食事を用意する
ことは、本人や家族にとっても大きな負担になってい
る。したがって、長期間に亙ってかつ規則正しく日々適
正な食事をとる為には、いきおい指導書等で推奨された
具体的な食事や料理を、例えば1週間毎に繰り返すよう
な手段を取らざるを得ない。
【0006】しかし、このように限られた料理や食事
を、長期間に亙って繰り返し繰り返し摂取することは、
本人や家族に飽きがきたり、食材の入手が困難になった
り、往々に外食を取らざるを得ない場合等、現実問題と
して多くの支障がある。このため、多様で多忙な現代の
生活においては、規則正しく適正な食事や料理を摂取す
ることが至難になっている。
【0007】そこで、この発明の目的は、かかる重要な
問題を解決すべく、通信ネットを利用して、ユーザの個
人条件に合わせた豊富な適正食事メニューをユーザ端末
に提示し、さらにこの食事メニューに含まれる個々の料
理等について選択可能な、適正食事メニュー提供システ
ムを可能にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決すべ
く、請求項1に記載の適正食事メニュー提供システム
は、通信ネットを介してユーザの端末に接続可能なホス
トサーバを有している。このホストサーバは、データベ
ースを備え、このデータベースには、複数の料理と、こ
の料理毎の調理方法と、この料理毎の栄養量と、所定の
期間の日々の基本食事メニューとが記録されている。こ
の基本食事メニューは、複数に区分した基準栄養量に適
合するように、この料理を組合せた食事からなる。ホス
トサーバは、ユーザの端末からユーザの個人条件が入力
された場合には、この個人条件に基づき基準栄養量の1
であるエネルギ所要量を算出すると共に、この算出した
エネルギ所要量に適合する所定の期間の日々の基本食事
メニューをデータベースから抽出する。そしてホストサ
ーバは、抽出した所定の期間の日々の基本食事メニュー
のうち、一定期間の日々の基本食事メニューを、このユ
ーザの端末に提示することを特徴とする。
【0009】ここでホストサーバとは、本システムの管
理、運営者等が使用するサーバコンピュータを意味す
る。また、料理とは、一品毎の料理を意味し、栄養量と
は、料理に含まれる各種栄養成分の量を意味する。基本
食事メニューとは、複数に区分した基準栄養量に適合す
るように複数の料理を組合わせた、それぞれの栄養成分
のバランスのとれた食事の献立をいう。ここで、基準栄
養量とは、各個人が摂取すべき適正な栄養量を意味す
る。
【0010】複数に区分した基準栄養量とは、それぞれ
の区分に含まれる基準栄養量を代表する1の基準栄養量
をいう。なお、基準栄養量を複数に区分して、この基準
栄養量毎に基本食事メニューを設定する理由は、個人条
件によって1人1人毎に相異なる全ての基準栄養量につ
いて、予め基本食事メニューを設定するのは現実的に不
可能なため、基準栄養量を有限個の区分に区分けして、
この区分毎の代表的な基準栄養量について基本食事メニ
ューを設定するためである。また、食事とは、複数の料
理の組合せからなる1食毎の食事を意味する。
【0011】個人条件とは、各個人が摂取すべき適正な
基準栄養量の1であるエネルギ所要量を算出するため
の、体格や健康状態等の条件をいう。この個人毎のエネ
ルギ所要量の算出は、サーバに組み込まれた計算プログ
ラム・ソフトによるが、この算出プログラム・ソフト
は、エネルギ所要量と関係する個人条件に基づき、個人
毎のエネルギ所要量を算出するものの全てを含む。
【0012】ここで基準栄養量の1であるエネルギ所要
量だけを算出して、このエネルギ所要量に適合する基本
食事メニューを抽出、提示するのは、次の理由による。
すなわち、各個人が摂取すべきエネルギ所要量は、性
別、年齢、体格、生活環境等の個人条件によって異な
る。但し、その他の蛋白質、脂質、糖質あるいは塩分等
他の栄養成分の量は、幼年や少年時期、妊娠中、心配さ
れる症状がある場合等を除いて、年齢や性別、生活環境
等の違いに対してあまり大きな相違がなく、かつ許容巾
も大きい。したがって、エネルギ所要量に比例させて、
これらの栄養成分の所要量をゆとりを持って設定してお
けば十分だからである。
【0013】このように発明を構成することにより、そ
れぞれの個人条件に適合する一定期間分の日々の基本食
事メニューが提示されるので、本システムのユーザや家
族は、面倒な栄養バランスの計算や食事の設定を行なう
必要がない。
【0014】請求項2に記載の適正食事メニュー提供シ
ステムは、請求項1において、ホストサーバは、算出し
たエネルギ所要量に適合する所定の期間の日々の基本食
事メニューをデータベースから抽出し、さらに、この算
出したエネルギ所要量に合致するように、この所定の期
間の日々の基本食事メニューに含まれる主食の量を増減
して、この増減後の料理からなる一定期間の基本食事メ
ニューをこのユーザ端末に提示することを特徴とする。
【0015】ここで主食とは、主としてエネルギを摂取
するための、ご飯とパン等を意味している。なお、ここ
では、主食以外の料理を副食と称する。ここで、主食の
量を増減させる理由は、次のとおりである。すなわち、
基準栄養量の区分数が少なく、この区分に含まれ基準栄
養量の上下限巾が大きいときには、区分毎の代表基準栄
養量に適合する基本食事メニューに含まれる栄養成分量
と、実際の個人条件毎の基準栄養量との相違が大きくな
る。したがって、実際の個人条件毎の基準栄養量に合わ
せて、基本食事メニューの調整が必要となる。
【0016】ところで、上述したように、エネルギ以外
のその他の栄養成分は、エネルギ所要量に比例させて摂
取量を決めればよい。したがってこの手段に基づき、各
栄養量成分のバランスがとれた1の基本食事メニューを
作成しておけば、この1の基本食事メニューに含まれる
エネルギ量と、各個人毎に算出したエネルギ所要量との
相違に比例させて、基本食事メニューに含まれるそれぞ
れの料理や食事の量を一律に増減して、各個人毎に提示
することも考えられる。
【0017】しかし、主食であるご飯やパン等を何グラ
ムとか、茶碗1杯半や1枚等として提示することは容易
であるが、副食の場合、例えば野菜、肉、魚等の料理
を、各個人毎に何グラムと提示しても、それに見合うよ
うに各料理の作成をすることは、食材の購入や調理や盛
り付け等の点で極めて困難であり、現実的ではない。一
方、ご飯やパンの主食に含まれる栄養成分は、エネルギ
が主であり、主食の量を増減させても、他の栄養成分の
増減は僅かである。そして、エネルギ以外の栄養成分
は、摂取すべき量の上下限巾が大きい。
【0018】そこで、基準エネルギ所要量を複数に区分
して、この区分毎に食材や料理の量の増減が困難な副食
の構成を変えた基本食事メニューを準備しておき、各個
人毎のエネルギ所要量との相違分を調整するために、主
食の量を増減した基本食事メニューを提示することにし
ている。すなわち、各区分内においては、副食の構成や
量は一定であるが、エネルギ所要量に一致させるため
に、主食の量だけが増減されて提示されることになる。
なお、エネルギ所要量にかかわらず、副食の量を一定と
することも考えられるが、各個人のエネルギ以外の栄養
成分の摂取範囲巾が大きすぎて、栄養成分のバランスが
維持できない。
【0019】このように発明を構成することにより、そ
れぞれの個人条件に、より適合する一定期間分の日々の
基本食事メニューを提示することができる。すなわち、
日々の活動に必要なエネルギ所要量は、各個人毎にきめ
細かく調整された食事が提供され、その他の栄養成分
も、十分許容される範囲内にバランスをとることができ
る。
【0020】請求項3に記載の適正食事メニュー提供シ
ステムは、請求項1において、データベースに記録され
ている基本食事メニューには、特定の栄養成分の制限量
を複数に区分して、この区分毎のこの制限量に適合する
基本食事メニューが含まれている。そして、ユーザの端
末から、ユーザの個人条件の1として特定の栄養成分の
制限量が入力された場合には、ホストサーバは、入力さ
れたこの制限量に適合する基本食事メニューをデータベ
ースから抽出すると共に、ユーザの個人条件から算出さ
れたエネルギ所要量に合致するように、この基本食事メ
ニューに含まれる主食の量を増減して、この増減後の料
理からなる一定期間の日々の基本食事メニューをユーザ
端末に提示することを特徴とする。
【0021】例えば糖尿病、痛風、高脂血症、高血圧等
の生活習慣病について心配される症状がある場合は、特
定の栄養成分の量を制限する必要がある。また、その症
状の程度によって、制限する栄養成分の量も相違するた
め、その症状の程度に応じて、制限量をきめ細かくコン
トロールする必要がある。
【0022】したがって本発明では、それぞれの症状に
ついて、栄養成分の制限量を複数に区分し、この区分毎
に、栄養成分の制限量に適合する1年間分の日々の基本
食事メニューを、含有栄養成分量を考慮しつつ食材や料
理の選択、組み合わせ、あるいは量を調整して構成す
る。一方、エネルギ所要量は個人条件毎に異なるが、こ
のエネルギ所要量とは関係なく、他の栄養成分量は、一
定に制限する必要がある。そこで、実際に入力された個
人条件から算出したエネルギ所要量に一致するように、
主食の量だけを増減させて、1年間分の日々の基本食事
メニューを提示させている。
【0023】このように発明を構成することにより、心
配される症状がある場合には、その症状の程度に応じ
て、特定の栄養成分の量をきめ細かく制限した1年間分
の日々の適正な食事メニューを提供することができる。
【0024】請求項4に記載の適正食事メニュー提供シ
ステムは、請求項1〜3のいずれかの1におけるユーザ
の個人条件が、特定の栄養成分の制限と、性別と、年齢
と、身長と、生活活動強度との組み合わせからなること
を特徴とする。
【0025】ここで特定の栄養成分の制限とは、体重過
多や高血圧や糖尿等の生活習慣病の心配がある場合の、
特定の栄養成分の摂取量の制限を意味するが、このよう
な心配される症状が無い場合でも、健康維持等のために
特定の栄養成分を制限する場合も含む。また、生活活動
強度とは、体力の消耗や栄養の消費順に段階的に区分し
た、動作強度のレベルを意味する。
【0026】このように発明を構成することにより、各
ユーザの個人条件が明確になるので基準栄養量が適正に
算出でき、この基準栄養量に適合する基本食事メニュー
をきめ細かく提示することができる。
【0027】請求項5に記載の適正食事メニュー提供シ
ステムは、請求項1〜4のいずれかの1における所定の
期間を1年としたものである。そして、基本食事メニュ
ーが、四季の季節感を織り込んだ食材を使用した料理
と、特定の日のための特別料理とを含むことを特徴とす
る。
【0028】ここで四季の季節感を織り込んだ食材と
は、春夏秋冬の四季始めの初物や旬の食材を意味し、特
定の日とは、お正月、節句等の祝日や、個人条件として
入力できる、各個人の誕生日や結婚式等の特別の日を意
味する。
【0029】このようにバラエティに富んだ料理を盛り
込むことにより、飽きの来ない基本食事メニューを提供
することができる。また、1年間の日々の基本食事メニ
ューを提供することにより、栄養のバランスがとれた食
事を、年間を通じて継続して摂取できる。
【0030】請求項6に記載の適正食事メニュー提供シ
ステムは、請求項1〜5のいずれかの1において、ホス
トサーバは、ユーザの端末からこのユーザの端末に提示
した一定期間の日々の基本食事メニューに含まれる食事
または料理の、少なくとも一方の変更要求があった場合
には、この食事または料理の栄養量に適合する栄養量を
有する食事または料理をデータベースから抽出し、この
食事または料理を代替食事または代替料理として、この
ユーザの端末に提示する。そしてホストサーバは、ユー
ザの端末から代替食事または代替料理の少なくとも一方
が選択された場合には、代替後の一定期間の日々の食事
メニューをユーザの端末に提示することを特徴とする。
【0031】ここで代替食事、代替料理とは、データベ
ースに記憶してある食事や料理のうち、栄養量がほぼ同
じ食事や料理の群を意味する。したがって、提示された
食事や料理の変更を指示すると、栄養量がほぼ同じ代替
食事や代替料理が提示されることになる。
【0032】このように発明を構成することにより、次
の作用効果が得られる。すなわち、基本食事メニュー中
の食事や料理の一部を他の代替食事や代替料理と変更可
能であるため、飽きや食材の入手困難性を回避でき、さ
らには生活環境等に合わせた食事メニューを設定するこ
とができる。そして、この代替食事や代替料理の栄養量
は、変更前の食事や料理とほぼ同じであるため、各個人
条件に適合した栄養量のバランスを崩すことはない。
【0033】請求項7に記載の適正食事メニュー提供シ
ステムは、請求項6における代替料理には外食を含むこ
とを特徴とする。
【0034】ここで、外食とは、いわゆる料理店で提供
される食事や料理、あるいは食品販売店等で購入可能な
パッケージもの、菓子類および酒類を含み、使用食材の
量と共にデータベースに予め記録されているものをい
う。
【0035】このように発明を構成することにより、適
正食事メニューの設定や自己管理がさらに容易になり、
本システムの実用性を一層向上させることができる。す
なわち、多くのユーザは、設定した基本食事メニューど
おりの食事を、毎日家庭等でとることは必ずしも容易で
はなく、往々にして外食で済ませる場合が多いと想定さ
れる。したがって、代替料理に外食を含めれば、より実
用的な適正食事メニューの設定や自己管理が可能にな
る。
【0036】請求項8に記載の適正食事メニュー提供シ
ステムは、請求項1〜7のいずれかの1における一定期
間が1週間であることを特徴とする。
【0037】このように発明を構成することにより、食
事メニューの設定や自己管理が容易になり、本システム
の実用性を大きく向上させることができる。すなわち、
一般的な家庭における生活は、1週間のサイクルを基準
とする場合が多いと考えられるので、1週間分の適正な
食事を提示することにより、食材の入手や料理手順等の
計画が立て易くなる。また、基準栄養量に適合する食事
を、日々毎に確実に摂取することは、往々にして困難な
場合も多い。一方、1週間毎の適正食事メニューであれ
ば、日々の基準栄養量に多少のずれがあっても、1週間
を通して過不足を調整できるので、食事の設定や自己管
理が容易になる。
【0038】請求項9に記載の適正食事メニュー提供シ
ステムは、請求項1〜8のいずれかの1において、ユー
ザの端末から一定期間に実際に摂取した食事メニュー
が、基本食事メニューと異なるとの指示があった場合に
は、ホストサーバは、データベースに記録してある料理
と外食とを階層的に順次ユーザの端末に提示する。そし
て、この提示された料理と外食との中から実際に摂取し
た料理と同種のものが、ユーザの端末から選択指示され
た場合には、ホストサーバは、選択指示された料理また
は外食に変更後の食事メニューに含まれる栄養量をこの
ユーザの端末に提示する。また、一定期間の基本食事メ
ニューに含まれる特定の日の料理または外食の量の増減
が指示された場合は、ホストサーバは、量の増減後の食
事メニューに含まれる栄養量をこのユーザの端末に提示
することを特徴とする。
【0039】ここで、階層的に順次ユーザの端末に提示
とは、データベースに記録してある膨大な料理や外食
を、食材の種類や調理方法等の各階層に区分して、この
区分毎に順次ユーザの端末に提示し、実際に摂取した料
理や外食に該当するものを、ユーザの端末から順次選択
して絞り込んで検索するためのものを意味する。また、
料理または外食の量の増減指示とは、実際に摂取した料
理や外食の重さの他、何分の1といった分数表示も含ま
れる。
【0040】このように発明を構成することにより、次
の作用効果が得られる。食事改善において重要なこと
は、実際に摂取した食事について事後検証することであ
る。すなわち、基準栄養量に見合う基本食事メニューを
設定しても、種々の事情によって、そのメニューどおり
の食事や量を取れない場合もしばしば生ずる。この場
合、実際に摂取した食事の栄養量と基準栄養量との差異
を知らなければ、効果を把握することができない。した
がって、一定期間毎に、実際に摂取した食事の食品構成
や栄養量を事後検証することにより、目標とした基準栄
養量を実際に達成することが出来たか否かの確認や、あ
るいは達成できなかった場合のその後の対応の立案が容
易になる。
【0041】請求項10に記載の適正食事メニュー提供
システムは、請求項1〜9のいずれかの1に記載のホス
トサーバは、通信ネットを介して専用端末に接続可能と
なっている。そして、ホストサーバは、専用端末からの
栄養、食事情報をこのユーザの端末に提示することを特
徴とする。
【0042】ここで栄養、食事情報とは、ユーザの問い
合わせに対して、所定の管理栄養士等が専門的な立場か
ら、そのユーザの端末に提示する食事や栄養等について
の必要な指導や情報をいう。このように発明を構成する
ことにより、食事や栄養等についての必要な指導や情報
を、専門家からきめ細かくかつ迅速に入手することが可
能になる。
【0043】
【発明の実施の形態】図1に示す適正食事メニュー提供
システムは、インターネット10を介してユーザの端末
3に接続可能なホストサーバ1を有している。なお、ホ
ストサーバ1は、インターネット11を介して専用端末
4及びホストの端末5に接続可能になっている。ホスト
サーバ1は、データベース2を備えている。ユーザの端
末3は、本システムの一般利用者の使用するコンピュー
タの端末であり、また、ホストサーバ1は、本システム
の運営者が使用するサーバコンピュータである。そし
て、専用端末4は、本システムに参画する管理栄養士等
が使用するコンピュータである。なお、ホストの端末5
は、本システムの運営者がホストサーバ1にアクセスし
て、データベース2に記録してあるデータを変更、改善
等するためのコンピュータである。
【0044】データベース2には、第1に、料理と、こ
の料理毎の調理方法と、この料理毎の栄養量とが記録さ
れている。この料理は、数千種の料理からなり、料理の
専門家と管理栄養士とで、栄養バランスを考慮しつつ作
成されたものであり、カラー写真の画像として記録して
ある。この料理毎の栄養量は、文部科学省発行の5訂日
本食品標準成分データに基づく、各種の食材毎の単位重
量当たりの含有栄養成分量と、料理毎の食材の使用量と
から計算することができる。なお、含有栄養成分の種類
は、エネルギ、蛋白質、脂質、糖質、塩分およびミネラ
ル等その他の成分である。
【0045】データベース2には、いわゆる料理店で提
供される食事や料理、あるいは食品販売店等で購入可能
なパッケージもの、菓子類および酒類を含む外食も記録
してある。そして、それぞれの外食の代表的なものにつ
いて、使用食材の量がデータベース2に記録されてい
る。
【0046】データベース2には、さらに、1年間分の
日々の基本食事メニューが記録してある。この1年間分
の日々の基本食事メニューは、6週間すなわち42日分
の日々の朝、昼、晩の食事を、数千種の料理から選択、
組み合わせた食事から構成してある。そして、この42
日分の日々の食事を基本パターンとして、各季節につい
て2パターン、合計42日×8パターン=336日分の
日々の食事を作成する。
【0047】この336日分の日々の食事には、春夏秋
冬の四季についてそれぞれの季節感を織り込んだ食材や
料理が含まれている。そして、お正月等の祝日や誕生日
等の記念日用の、特別な日の食事メニューを30日分程
度用意する。これにより、合計365日分の暦日の食事
メニューが構成される。また、この1年間分の日々の基
本食事メニューは、各個人の好みを考慮して、パン食型
とご飯型と2の朝食タイプが作成してある。
【0048】さて次に、図2を参照しつつ、この基本食
事メニューの作成手段を説明する。各個人が摂取すべき
基準栄養量は、性別、年齢、体格および生活環境等の個
人条件毎に異なるが、基準栄養量の1つであるエネルギ
摂取量については、14歳以下の幼少時期や妊婦、ある
いは糖尿等の心配される症状がある場合以外の、いわゆ
る健常者については、1200〜2600Kcal/日
の範囲内の値になる。また蛋白質については50〜10
0g/日、脂質については30〜60g/日、そして塩
分については5〜10g/日の範囲となる。なおミネラ
ル等のその他の栄養成分は微小であり、個人条件の相違
にかかわらず一定量とする。
【0049】そこで、このエネルギ所要量を4に区分し
て、それぞれの区分の最低値である1200、150
0、1800および2100Kcal/日を基準エネル
ギとして採用する。また、エネルギ所要量以外の栄養成
分は、このエネルギ所要量に比例させて、それぞれ4区
分の基準栄養量を決める。そして管理栄養士によって、
これらの基準エネルギおよび基準栄養量に適合するよう
に、数千種の料理の選択、組み合わせ、あるいは食材や
料理の量を調整して、4種類の1年間分の日々の基本食
事メニューを構成する。
【0050】日々の食事メニューは、朝食、昼食及び晩
食の3食とから構成される。そして、各個人の好みや生
活習慣を考慮して、朝食をご飯、味噌汁等のタイプと、
パン、サラダ等のタイプとの2種類に分けて準備する。
したがって、合計8種類の1年間分の日々の、朝食、昼
食及び晩食からなる基本食事メニューを作成することに
なる。
【0051】次に図3を参照しつつ、例えば糖尿病、痛
風、高脂血症、高血圧等の生活習慣病について、心配さ
れる症状がある場合の基本食事メニューの作成手段を説
明する。なお、この特定栄養成分の制限量は、日本臨床
栄養学会が提示した基準値に基づいている。さて、心配
される症状がある場合は、特定の栄養成分の量を制限す
る必要がある。また、その症状の程度によって、制限す
る栄養成分の量も相違するため、その症状の程度に応じ
て、制限量をきめ細かくコントロールする必要がある。
【0052】そこで図3に示すように、それぞれの症状
について栄養成分毎に、制限量を5段階に分け、この5
段階毎に、それぞれの制限栄養成分量に適合する1年間
分の日々の基本食事メニューを、含有栄養成分量を考慮
しつつ食材や料理の選択、組み合わせ、あるいは量を調
整して作成する。なお、エネルギ所要量や制限の対象と
ならない栄養成分は、健常者と同じ量に設定する。した
がって、専ら制限の対象となる栄養成分を多く含む食材
や料理の量を制限して、基本食事メニューを作成すれば
よい。
【0053】次に図4を参照しつつ、個人条件毎に異な
るエネルギ所要量の算出手段を説明する。なお、この算
出方法は、厚生労働省発行の6次改定日本人の栄養所要
量のデータに基づくものである。さて、推奨される各個
人の標準体重は、BMI(Body Mass Index)と実際の身
長の2乗の積から求めるられる。このBMIは、年齢お
よび男女毎に統計的に求められている平均身長と平均体
重とから、この平均体重を平均身長の2乗で除して求め
ることができる。そして、各個人のエネルギ所要量は、
この標準体重と生活活動強度との積から求めることがで
きる。
【0054】ここで、生活活動強度とは、上述したよう
に体力の消耗や栄養の消費し易い順に段階的に区分し
た、動作強度のレベルを意味するが、具体的には、低
い、やや低い、適度、高いの4段階に区分したものであ
る。そして、各区分毎に供与エネルギを定めている。こ
の供与エネルギは、性別、年齢を問わずに適用されるも
のである。したがって、実際の身長と年齢と性別と生活
活動強度とが決まれば、各個人毎にエネルギ所要量を算
出することができる。そして後述するように、この算出
されたエネルギ所要量に適合する基本食事メニューが、
データベース2から抽出される。
【0055】次に、図5〜図7を参照しつつ、適正食事
メニュー提供システムの情報処理について説明する。ユ
ーザの端末3からホストサーバ1にアクセスがあった場
合は、このホストサーバはユーザの個人条件の入力画面
をデータベース2より抽出して、このユーザの端末に提
示する(A)。この入力画面には、ユーザの個人条件と
して、性別、年齢、身長、生活活動強度、心配される症
状と特定の栄養成分の制限量、誕生日や結婚記念日等の
特定日、朝食タイプ及び食事メニューについて提示して
欲しい月と週との入力欄が示される(B)。
【0056】ここで、特定の栄養成分の制限量は、医師
や管理栄養士等の専門家の指示に従って、ユーザ自身が
入力するものであり、この制限量は、ユーザの端末3か
ら専門端末4にアクセスして、専門家に相談することに
より入手することもできる。
【0057】次に、ホストサーバ1は、受信したユーザ
の個人条件に基づき、そのユーザの摂取すべき1日当た
りのエネルギ所要量を算出し(C)、このエネルギ所要
量に適合する1年間分の日々の基本食事メニューを、デ
ータベース2から抽出する(D)。なお、心配される症
状が入力された場合は、指示された特定栄養成分の制限
量に適合する1年間分の日々の基本食事メニューを、デ
ータベース2から抽出する(D)。
【0058】次にホストサーバ1は、算出した各個人毎
のエネルギ所要量と、抽出した基本食事メニューに含ま
れるエネルギとを比較計算して、この差の分だけ提示す
る主食の量を変更する(D)。そして、ホストサーバ1
は、この抽出して主食の量を変更した1年間分の日々の
基本食事メニューのうち、ユーザの端末3から指示され
た、特定の月および週の7日分の日々の基本食事メニュ
ーをこのユーザの端末に提示する(E)。
【0059】ユーザの端末3から所定の日、例えば2日
目が指示された場合には(E)、その2日目の朝食、昼
食、晩食が、実際に皿に盛った写真としてユーザの端末
3に提示される(F)。なお、この週毎及び日々の基本
食事メニュー画面には、そのメニューに含まれる食事の
各栄養成分量が提示される(G)。また、日々の基本食
事メニュー画面には、その食事や料理の食材とその量、
及び調理方法等のその食事等の作成に必要な情報が提示
される。
【0060】なお、各栄養成分の量について過剰に制限
されると、健康を維持することができなくなるおそれが
ある。したがって、摂取すべき最低栄養成分量を下回る
ような、誤った入力がされた場合には、基礎代謝量の不
足の警告を併せてユーザの端末3に提示する(G)。
【0061】さて図6に示すように、本システムは、提
示された基本食事メニューに含まれる各1日分の食事
や、例えば昼食の1日毎の各1食、あるいは各1食に含
まれる各1の料理を、他の食事等に変更することができ
る。すなわち、ユーザの端末3から、提示された日々の
食事メニューに含まれる特定の食事や料理を、他の食事
等へ変更したい要求があった場合には(H)、ホストサ
ーバ1は、その食事や料理に含まれる栄養量とほぼ同じ
栄養量を有する代替食事や代替料理を、データベース2
に記録してある基本食事メニューと数千種の料理及び外
食とから抽出し(I)、主な食材毎に分類して、代替食
事または代替料理の候補としてユーザの端末3に提示す
る(J)。
【0062】ユーザの端末3から、少なくとも代替食事
または代替料理の1の選択指示があった場合(J)に
は、ホストサーバ1は、選択された代替食事または代替
料理に入れ替え変更して(K)、変更後の1週間分の基
本食事メニューをこのユーザの端末に提示する(L)。
また、提示された1週間分の基本食事メニューから、食
事または料理を変更した所定の日を指示すると(L)、
ホストサーバ1は、変更後の1日の食事メニューをユー
ザの端末3に提示する(M)。
【0063】なお、代替食事または代替料理は、代替さ
れる食事または料理と、ほぼ同等な栄養量を有するもの
であるため、変更後の栄養量のバランスは維持されてい
るが、ユーザの端末3から栄養量のチェック指示があっ
た場合には、ホストサーバ1は、そのユーザに設定され
た基準栄養量との比較表を、その指示に従い週別あるい
は1日別に、このユーザの端末に提示する(N)。
【0064】さて、以上のようにして適正食事メニュー
を設定しても、実行されなければ意味が無い。そこで、
本システムは、実際に摂取した食事メニューについての
事後検証を行なう手段を有している。すなわち図7に示
すように、ユーザの端末3に提示された1週間分の基本
食事メニューから、このメニューと異なる食事や料理を
摂取した旨、及びその日を指示すると(O)、ホストサ
ーバ1は、その指示された日の1日分の基本食事メニュ
ーを、このユーザの端末に提示する(P)。
【0065】そして、実際に摂取した料理と異なる料理
を選択すると(P)、ホストサーバ1は、まず、料理の
種類、すなわち和食、中華、洋食、菓子類あるいは酒類
かを尋ねる画面を提示する(Q)。該当する料理の種類
を選択すると(Q)、次に主食材、すなわち肉類、魚
類、野菜類、穀類、外食を尋ねる画面を提示する
(R)。そこで、該当する主食材を選択すると(R)、
ホストサーバ1は、データベース2に記録してある料理
と外食とから、その食材を主とする料理または外食を抽
出して、ユーザの端末3に提示する(S)。
【0066】提示された料理または外食の中から、実際
に摂取した料理または外食と同等なものがユーザの端末
3から選択されると(S)、ホストサーバ1は、選択後
の料理を含む1日分の基本食事メニューの栄養量を算出
して、このユーザの端末に表示する(T)。また、ユー
ザの端末3からの指示があった場合には、選択後の料理
を含む1週間分の基本食事メニューの栄養量も表示する
(T)。この栄養量の表示は、基本食事メニューの栄養
量を中心点として、各栄養成分毎に、右に過多、左に過
小となる棒グラフで示す。そして、中心点から外れるに
従い、グラフの濃度が濃くなるように表示される。
【0067】また、実際に摂取した料理または外食の量
を変更した場合は、ユーザの端末3から、その量を1/
4単位の分数で入力する。たとえば、ご飯を半分残した
場合は、まず、量を2/4に変更した旨を指示し、次い
で変更した食事のご飯を指示する。この変更指示に対し
てホストサーバ1は、変更後の料理を含む1日分または
1週間分の基本食事メニューの栄養量を算出して、この
ユーザの端末に表示する(T)。
【0068】さらに、本システムは、食事や栄養等につ
いての専門的な指導や情報の提供を行なう。すなわち図
8に示すように、ホストサーバ1は、ユーザの端末3か
ら栄養指導を受けたいとの要請があった場合は、栄養指
導画面をこのユーザの端末に提示する(U)。この栄養
指導画面には、種々の相談や質問事項等の項目が提示さ
れており,特定の項目が選択されると、ホストサーバ1
は、質問等が定型的な場合は、予めデータベース2に記
録してある回答や情報(V)から抽出し、ユーザの端末
3に提示する(T)。
【0069】また、ユーザの端末3から、管理栄養士や
医師の専門家に個別的に指導を受けたいとの希望があっ
た場合は、ホストサーバ1は、登録された管理栄養士や
医師の専用端末4に接続し、このユーザの端末からの質
問等とこの専用端末からの回答や指導との送受信を行な
う(W)。そして、更に詳細な個別指導が必要な場合等
には、面談指導を受けるための情報等を提供する
(X)。
【0070】なお、本システムにおいては、個人の生活
スタイルや好みに応じて、1週間毎の基本食事メニュー
の代わりに、例えば2週間毎の基本食事メニューを提示
することも容易にできる。さらには、代替食事や代替料
理に加えて食材を選択するようにすることも可能であ
る。すなわち、基本食事メニューとして提示された食事
や料理に含まれている特定の食材、例えば人参とか鯖等
が苦手である場合は、その食材が指定されると、その食
材と同等の栄養成分の割合を有する他の食材が検索さ
れ、併せてその食材の栄養量と同じだけの栄養量を含む
食材量が提示される。
【0071】さらには、ユーザの手持ち食材から作成で
きる基本食事メニューを提示することも可能である。す
なわち、手持ち食材が指示された場合には、その食材の
みを使用する食事や料理を基本食事メニューから選択し
提示するようにすればよい。また、本システムの実用性
をさらに向上させるために、ユーザの端末3から特定の
食事提供業者が指定された場合には、その業者がそのユ
ーザの指定した食事を作成し、宅配するようにすること
も容易にできる。
【0072】さらには、ユーザの端末3からの要求があ
れば、健康食品、健康器具あるいは健康医薬等の販売や
健康相談等の広告を提示したり、その販売業者等のホー
ムページに接続するように本システムを構成することも
可能である。そして、ホストサーバは、本システムの運
営者自身が運営する場合に限らず、第3者に運営を委託
することもできる。
【0073】
【発明の効果】それぞれの個人条件にきめ細かく適合す
る一定期間分の日々の基本食事メニューが提示されるの
で、本システムのユーザや家族は、面倒な栄養バランス
の計算や食事の設定を行なう必要がない。また、基本食
事メニュー中の食事や料理の一部を他の代替食事や代替
料理と交換可能であるため、飽きや食材の入手困難性を
回避でき、さらには生活環境等に合わせた食事メニュー
を設定することができる。
【0074】また、この代替料理と交換した一定期間分
の食事メニューの栄養量と、基準栄養量との差が提示さ
れるので、目標とする基準栄養量を大きく外れる場合
は、料理の選択や組合せを変更することにより、基準栄
養量に見合う一定期間分の食事メニューを、容易かつ迅
速に設定することができる。
【0075】つぎに、一定期間毎に、実際に摂取した食
事や栄養量を事後検証することにより、目標とした食品
構成や基準栄養量を実際に達成することが出来たか否か
の確認や、あるいは達成できなかった場合のその後の対
応の立案が容易になる。
【0076】また、1週間毎の適正食事メニューを提供
することにより、食事の設定や自己管理が容易になり、
本システムの実用性を大きく向上させることができる。
すなわち、日々毎に基準栄養量に見合う食事を設定し自
己管理することは極めて困難であるが、1週間毎の適正
食事メニューであれば、日々の基準栄養量に多少のずれ
があっても、一週間を通して過不足を調整できるので、
一週間の基準栄養量に見合う適正食事メニューを、容易
に設定し自己管理することが可能になる。
【0077】多くのユーザは、栄養バランスの取れた食
事を毎日家庭等でとることは、必ずしも容易ではなく、
週に何度かは外食で済ませる場合が多いと想定される。
したがって、代替料理に外食を含めることにより、より
実用的な適正食事メニューの設定や自己管理が可能にな
り、本システムの実用性を一層向上させることができ
る。さらに、ユーザの端末から食事や栄養等についての
必要な指導や情報を、専門家から迅速かつ容易に入手す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】適正食事メニュー提供システムの概略構成図で
ある。
【図2】基本食事メニューの作成手段の説明図である。
【図3】心配される症状がある場合の基本食事メニュー
の作成手段の説明図である。
【図4】個人条件毎に異なるエネルギ所要量の算出手段
の説明図である。
【図5】適正食事メニュー提供システムの情報処理の一
部を示したブロック図である。
【図6】適正食事メニュー提供システムの情報処理の一
部を示したブロック図である。
【図7】適正食事メニュー提供システムの情報処理の一
部を示したブロック図である。
【図8】適正食事メニュー提供システムの情報処理の一
部を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 ホストサーバ 2 データベース 3 ユーザの端末 4 専用端末 5 ホストの端末 10、11 通信ネット(インターネット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本辰芳 東京都葛飾区新小岩4−25−3−403 (72)発明者 横山哲朗 埼玉県越谷市千間台西4−6−32

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信ネットを介してユーザの端末に接続可
    能なホストサーバを有しており、 上記ホストサーバは、データベースを備え、 上記データベースには、複数の料理と、この料理毎の調
    理方法と、この料理毎の栄養量と、所定の期間の日々の
    基本食事メニューとが記録されており、 上記基本食事メニューは、複数に区分した基準栄養量に
    適合するように上記料理を組合せた食事からなるもので
    あり、 上記ホストサーバは、 上記ユーザの端末からユーザの個人条件が入力された場
    合には、この個人条件に基づき基準栄養量の1であるエ
    ネルギ所要量を算出すると共に、 算出した上記エネルギ所要量に適合する上記所定の期間
    の日々の基本食事メニューを上記データベースから抽出
    し、 抽出した上記所定の期間の日々の基本食事メニューのう
    ち一定期間の日々の基本食事メニューを上記ユーザの端
    末に提示することを特徴とする適正食事メニュー提供シ
    ステム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ホストサーバは、
    算出した前記エネルギ所要量に適合する前記所定の期間
    の日々の基本食事メニューを前記データベースから抽出
    すると共に、 算出した上記エネルギ所要量に合致するように上記所定
    の期間の日々の基本食事メニューに含まれる主食の量を
    増減して、この増減後の料理からなる一定期間の日々の
    基本食事メニューを前記ユーザ端末に提示することを特
    徴とする適正食事メニュー提供システム。
  3. 【請求項3】請求項1において、データベースに記録さ
    れている前記基本食事メニューには、特定の栄養成分の
    制限量を複数に区分して、この区分毎のこの制限量に適
    合する基本食事メニューが含まれており、 前記ユーザの端末から、ユーザの個人条件の1として特
    定の栄養成分の制限量が入力された場合には、 前記ホストサーバは、入力された上記制限量に適合する
    上記基本食事メニューを上記データベースから抽出する
    と共に、 ユーザの個人条件から算出された前記エネルギ所要量に
    合致するように上記基本食事メニューに含まれる主食の
    量を増減して、この増減後の料理からなる一定期間の日
    々の基本食事メニューを前記ユーザ端末に提示すること
    を特徴とする適正食事メニュー提供システム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかの1において、前
    記ユーザの個人条件が特定の栄養成分量の制限、性別、
    年齢、身長、生活活動強度の組み合わせとからなること
    を特徴とする適正食事メニュー提供システム。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかの1において、前
    記所定の期間が1年間であって、 前記基本食事メニューが、四季毎の季節感を織り込んだ
    食材を使用した料理と、特定の日のための特別料理とを
    含むことを特徴とする適正食事メニュー提供システム。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかの1において、前
    記ホストサーバは、 前記ユーザの端末から、このユーザの端末に提示した前
    記一定期間の日々の基本食事メニューに含まれる食事ま
    たは料理の少なくとも一方の代替要求があった場合に
    は、この食事または料理の栄養量に適合する栄養量を有
    する食事または料理を前記データベースから抽出し、 上記食事または料理を代替食事または代替料理として上
    記ユーザの端末に提示し、 上記ユーザの端末から上記代替食事または上記代替料理
    の少なくとも一方が選択された場合には、代替後の一定
    期間の日々の基本食事メニューをこのユーザの端末に提
    示することを特徴とする適正食事メニュー提供システ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記代替食事または前
    記代替料理には外食を含むことを特徴とする適正食事メ
    ニュー提供システム。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかの1において、前
    記一定期間が1週間であることを特徴とする適正食事メ
    ニュー提供システム。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかの1において、前
    記ユーザの端末から前記一定期間に実際に摂取した食事
    メニューが、前記基本食事メニューと異なるとの指示が
    あった場合には、 前記ホストサーバは、前記データベースに記録してある
    前記料理と前記外食とを階層的に順次上記ユーザの端末
    に提示し、 この提示された料理と外食との中から、実際に摂取した
    料理と同種のものが、上記ユーザの端末から選択指示さ
    れた場合には、 上記ホストサーバは、上記選択指示された料理または外
    食に変更後の上記食事メニューに含まれる栄養量をこの
    ユーザの端末に提示し、 上記一定期間の基本食事メニューに含まれる特定の日の
    料理または外食の量の増減が指示された場合は、 上記ホストサーバは、上記量の増減後の食事メニューに
    含まれる栄養量をこのユーザの端末に提示することを特
    徴とする適正食事メニュー提供システム。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれかの1に記載のホ
    ストサーバは、通信ネットを介して専用端末に接続可能
    であり、この専用端末からの栄養、食事情報を前記ユー
    ザの端末に提示することを特徴とする適正食事メニュー
    提供システム。
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