JP2002351991A - 食生活支援システム - Google Patents

食生活支援システム

Info

Publication number
JP2002351991A
JP2002351991A JP2001156391A JP2001156391A JP2002351991A JP 2002351991 A JP2002351991 A JP 2002351991A JP 2001156391 A JP2001156391 A JP 2001156391A JP 2001156391 A JP2001156391 A JP 2001156391A JP 2002351991 A JP2002351991 A JP 2002351991A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
user
menu
health condition
support system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001156391A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Fukami
克哉 深見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP2001156391A priority Critical patent/JP2002351991A/ja
Publication of JP2002351991A publication Critical patent/JP2002351991A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 体重を減らすもしくは高血圧を予防する等の
所定の目標をもって食生活を行う場合であっても、食事
の楽しさを失うことなく食生活の実行を継続することが
可能であり、結果として上記目標を達成することができ
る食生活支援システムを提供する。 【解決手段】 ユーザの健康状態を特定する情報をネッ
トワークを介して取得し、その情報に基づいてユーザの
健康状態を特定する健康状態特定手段と、ユーザの健康
状態に適した食材を抽出するために必要な第1の食材情
報と、ユーザによる食材の選択傾向に影響を与える第2
の食材情報と、食材と献立とを関連付ける献立情報とを
記憶する記憶手段と、第1の情報を参照してユーザの健
康状態に対して適切な食材の候補を選択し、その候補か
ら第2の情報を参照して適切な食材を特定し、特定され
た食材から献立情報を参照して献立を設計する献立設計
手段と、設計された献立を出力する情報配信手段とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体重を減らした
い、高血圧を予防したい、血糖値が高いので標準値を目
指したい等、疾患状態には無いが健康状態には留意が必
要な人や将来の健康をそろそろ気にかけだした人等の健
康志向を食生活からアプローチするために、適切な献立
を提供し食生活を支援するための食生活支援システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、健康はバランスのとれた食生
活により得られるものであり、このバランスのとれた食
生活は必要な栄養素を満遍なく摂取することができるよ
うに設計された献立によりなされるものである。
【0003】一方、例えば太り気味であるとか高血圧で
あるといった疾患ではないが健康であろうとする場合に
は、体重を減らすとか血圧を下げる等の必要性があり、
一般には食生活を改善することによりこれらを達成しよ
うとする。
【0004】しかしながら、従来このような食生活を改
善するための献立を作る作業は、大変な作業であり、栄
養を考慮し、摂取カロリーをコントロールすることは、
個々人レベルでは、非常に難しい。また、検診後、必要
によっては、栄養指導を受けるわけであるが、栄養指導
を実施するにおいて、メニューをどう作ればいいのか、
毎日、メニュー設定を考えることは、栄養士等の専門家
がそばにいない限り、至難のことである。
【0005】例えば、体重を減らす場合、栄養を考慮し
ながら、カロリーを制限するメニューを作ることは、専
門家でなければ、大変な作業であるし、さらには、メニ
ュー作りを委託業者に任せた場合、好みの食材、季節の
食材、そのときの気分により、メニューを選択すること
は、不可能である。さらには、そのような状況から、カ
ロリー制限といった食事をする場合、継続が不可能なこ
とが困難となっている。
【0006】そもそも、食事は楽しく、食べたいものを
食べ、食材の味覚を十分味わってとりたいものである。
特に日本古来、旬の味がどれほど日本の食文化に貢献
し、我々の食生活を実りあるものにしてきたかについて
は、言うまでも無いことである。したがって、重篤な状
態にある人を除いては、上記健康を志すものであっても
食事を十分に堪能したいという食事への思いを十分考慮
することが、食品の献立を考えるうえでの基本思想とす
べきである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、体重を減らすもしくは高血
圧を予防する等の所定の目標をもって食生活を行う場合
であっても、食事の楽しさを失うことなく、自分の好み
等を考慮しながら、かつ所定のメニュー作りの手間もな
く、このような食生活の実行を継続することが可能であ
り、その結果として上記目標を達成することができる食
生活支援システムを提供することを主目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載するように、ユーザの健
康状態を特定する健康状態特定情報をネットワークを介
して取得し、その取得した情報に基づいてユーザの健康
状態を特定する健康状態特定手段と、ユーザの健康状態
に適した食材を抽出するために必要な第1の食材情報
と、ユーザによる食材の選択傾向に影響を与える第2の
食材情報と、食材と献立とを関連付ける献立情報とを記
憶する記憶手段と、上記第1の情報を参照してユーザの
健康状態に対して適切な食材の候補を選択し、その候補
から上記第2の情報を参照して適切な食材を特定し、特
定された食材から上記献立情報を参照して献立を設計す
る献立設計手段と、設計された献立を出力する情報配信
手段とを有することを特徴とする食生活支援システムを
提供する。
【0009】本発明の食生活支援システムは、このよう
なユーザによる食材の選択傾向に影響を与える第2の食
材情報を考慮して献立を設計するものであるので、ユー
ザは提示する献立に基づく食生活を維持することが容易
であり、結果的に目標を達成することができるようにな
る。
【0010】上記請求項1に記載された発明において
は、請求項2に記載するように、上記健康状態特定情報
が、個人基礎情報、基礎生活習慣情報、および生化学情
報であることが好ましい。具体的な健康状態を特定する
ためには、身長や体重といった個人基礎情報のみなら
ず、喫煙状態、生活時間帯、飲酒量等の基礎生活習慣情
報や、血糖値等のユーザ自身の生化学情報を有すること
により、より正確な健康状態の特定を行うことができる
からである。
【0011】上記請求項1または請求項2に記載された
発明においては、請求項3に記載するように、上記第1
の食材情報が、食材とカロリーまたは健康状態に関連す
る成分とを関連付けた情報を含むことが好ましい。第1
の食材情報は、ユーザの健康状態に適した食材を抽出す
るための情報であることから、肥満に対するカロリーや
高血圧に対する塩分等の疾病に関連する情報を食材との
関係で有する必要があるからである。
【0012】上記請求項1から請求項3までのいずれか
の請求項に記載された発明においては、請求項4に記載
するように、上記第2の食材情報が、ユーザ個人に由来
する情報であることが好ましい。具体的には、請求項5
に記載するように、上記ユーザ個人に由来する情報が食
材とユーザ個人に関係する地域性とを関連付けた情報で
ある場合や、請求項6に記載するように、食材とユーザ
個人の嗜好とを関連付けた情報であることが好ましい。
例えば関西で育ったユーザであれば、納豆を食材から除
去する等、食材の選択にあたってはユーザ個人に関連す
る地域性が重要であるからである。また、ユーザが食材
に対して好き嫌いがある場合等においては、このような
ユーザ個人の嗜好は食材の選択にあたって重要となるか
らである。
【0013】また、上記請求項1から請求項6までのい
ずれかの請求項に記載の発明においては、請求項7に記
載するように、上記第2の食材情報が、食材と季節性と
を関連付けた情報であることも好ましい。食材は旬によ
って大きく味が異なり、旬の食材は通常美味しいものと
されている。したがって、食材の選択にあたっては、こ
のような食材と季節性とを関連付けた情報を参照するこ
とが好ましいのである。
【0014】上記請求項1から請求項7までのいずれか
の請求項に記載の発明においては、請求項8に記載する
ように、ユーザに対して本人認証情報の提示を要求する
手段と、ユーザから受信した本人認証情報の確認を行う
手段とを備え、上記本人認証情報が確認されない場合
は、ユーザに対して本人認証情報を付与する制御手段を
有し、上記本人認証情報が確認されないユーザに対して
は、上記第1の情報を参照して上記ユーザの健康状態に
対して適切な食材を特定し、特定された食材から上記献
立情報を参照して上記献立設計手段により設計した献立
を上記情報配信手段によりユーザに配信するものである
ことが好ましい。
【0015】本発明の食生活支援システムは、個人的な
データをユーザに対して要求するものであり、それに関
するデータベースが構築させるものであるので、秘密保
持の観点から本人認証が必要であるからである。さら
に、本システムに最初に接触した際には、従来の手法に
したがって献立を提供し、これに基づき食生活を体験し
てもらうことにより、従来の手法の困難性をユーザに実
感させると共に、次に本発明の食生活支援システムを用
いる際には、一度失敗を経験していることから動機付け
を高めることができる可能性があるからである。
【0016】上記請求項1から請求項8までのいずれか
の請求項に記載の発明においては、請求項9に記載する
ように、履行確認期間の提示を要求する手段と、ユーザ
からの履行確認期間に関する情報を受信する手段とを備
える制御手段を有し、上記制御手段は、上記履行確認期
間経過時にユーザに対して履行確認情報の提示を促す情
報を配信する手段を有することが好ましい。ユーザの要
求する頻度で履行確認を行うことにより、ユーザに対し
て当初の目的を達成させるための動機付けとなるからで
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について説明する。
【0018】[1]システムの構成 図1に、本発明の実施形態にかかるユーザの食生活を支
援するためのシステムの構成を概念的に示す。本発明の
食生活支援システムは、図1に示すように、ユーザ端末
1(101、102、103・・・)と、食生活支援シ
ステム装置部3とがインターネット2を通じて接続され
ている。
【0019】ユーザ端末1を用いるユーザは、例えば肥
満気味である、健康診断で血糖値が高いと診断された、
もしくは高血圧である等の何らかの健康上の不安を有
し、この健康上の不安を解決するという目的を有する者
であることが好ましいが、特にこれに限定されるもので
はなく、所定の健康上の目標がありこれを達成したいと
願うユーザであれば特に限定されるものではない。具体
的には、肥満ではないがさらに体重を減少させたいと願
うユーザ、高血圧ではないが、高血圧になることを予防
したいと願うユーザ、健康ではあるがカロリーの取り過
ぎ、塩分の取り過ぎを注意したいと願うユーザ等も含む
ものである。
【0020】なお、図1では、ユーザ端末として3台の
み示しているが、当然のことではあるが、このユーザ端
末は多数存在するものである。また、上記ユーザ端末1
01・・・は、それぞれCRTやLCD等の表示部と共に、キ
ーボード、マウス等の入力部を有する。
【0021】各ユーザ端末1から食生活支援システム装
置部3へのアクセス方法としては、上述したような家庭
や勤務先に設置されたパソコンの他、携帯電話やPDAな
どを利用することができる。各ユーザ端末1は、基本的
にはインターネット2上の所定のウェブサイトを通じて
食生活支援システム装置部3に接続されることになる。
パソコンの場合には、ウェブブラウザを使用して食生活
支援システム装置部3の置かれたサイトにアクセスした
り、電子メールをそのサイトに送信したりすることによ
り、ユーザのデータを食生活支援システム装置部3に送
信することができる。携帯電話を使用した場合も同様に
インターネット2に接続してウェブページを閲覧した
り、電子メールを送信したりして食生活支援システム装
置部3と通信することができる。
【0022】なお、本発明は、インターネット以外のネ
ットワークにも適用可能である。
【0023】次に、本発明の食生活支援システムの主た
る構成である食生活支援システム装置部3について詳細
に説明する。
【0024】図2は、本発明の食生活支援システム装置
部の一実施態様を説明するための概略ブロック図であ
る。
【0025】本実施態様において、食生活支援システム
装置部は、インターネットを介して情報を受信する情報
受信手段11と、インターネットに対して情報を配信す
る情報配信手段12と、主としてユーザの健康状態に適
した食材を抽出する情報を記憶する第1食材データベー
ス部13と、主としてユーザによる食材の選択傾向に影
響を与える情報を記憶する第2食材データベース部14
と、これら食材データベース部に記憶された食材に対応
する献立情報が記憶されている献立情報データベース部
15と、上記情報受信手段11により受信したユーザに
関する情報を記憶するユーザデータベース部16と、特
定された食材から献立を設計する献立設計手段17や、
ユーザからインターネットを介して取得した健康状態特
定情報を解析し健康状態を特定したり、本人認証情報に
関するユーザとの間の情報の授受を制御する制御手段1
8を有する制御部19とを有するものである。
【0026】(情報受信手段)上記情報受信手段11
は、ウェブプラウザ、電子メールなどの手段により、ユ
ーザからの申込や各種データの受信等に関する情報を受
け取る処理を行うものであり、ポータルサイト、ウェブ
プラウザ、携帯電話などの複数の手段を通じてデータの
受付が可能なように構成される。
【0027】(情報配信手段)一方、情報配信手段12
は、ウェブプラウザ、電子メール、ファイルのダウンロ
ード等の方法により、日々の献立情報や履行確認情報の
提示を促す情報をユーザに配信する。ユーザに提供され
る献立情報等のデータは、HTML、XFA、PDFなどの種々の
形態とすることができる。
【0028】(第1食材データベース部)上記第1食材
データベース部13には、上述したように主としてユー
ザの健康状態に適した食材を抽出する情報を記憶するも
のであり、具体的には、食材基礎情報20と疾病予防用
の制限情報21とが記憶されている。
【0029】上記食材基礎情報20は、各種食材が分類
されて記憶されており、各々の食材のカロリー、脂質所
要量、たんぱく質所要量、各種ミネラルの量、ビタミン
類の量等が、各々の食材と関連付けられて記憶されてい
る。したがって、献立情報データベース部からの情報と
組み合わせて献立を設計し、設計された献立に基づいた
食生活を行うことにより、摂取されるカロリー、脂質、
たんぱく質、各種ミネラル、ビタミン類の量が直に計算
することが可能となる。
【0030】一方、上記疾病予防用の制限情報21は、
各種疾病を予防するための制限、例えば血糖値の高い場
合に行う食事の際の一日あたりのカロリー制限値、高血
圧の場合の塩分の制限値、その他の各種疾病に関する食
事の際の制限情報が記憶されている。この疾病予防用の
制限情報21は、後述する健康状態特定手段(具体的に
は後述する制御手段18)により特定された健康状態
が、一般的な範囲から外れており、疾病予防のために必
要な範囲である場合は、この疾病予防用の制限情報21
が用いられ、後述する献立設計手段17により設計され
る献立に用いられる食材に対して制限を加える。
【0031】また、この疾病予防用の制限情報21は、
例えば高脂血症を予防したい場合に摂取すべき食材や摂
取すべきでない食材等といった情報も含まれており、ユ
ーザの要求により各種疾病になりにくい献立を設計する
場合に利用される。
【0032】本発明においては、ユーザの健康状態に適
した食材を抽出するために必要な第1の食材情報が用い
られ、本実施態様においてこの第1の食材情報は上記食
材基礎情報20と疾病予防用の制限情報21である。し
かしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば疾病予防とは関係無い範囲での体重の減少とそれ
を行うためのカロリー摂取量といった情報などの美容に
関する制限情報、増毛に寄与する食材情報、精力増強に
寄与する食材情報等も場合によっては含めたものであっ
てもよい。
【0033】(第2食材データベース部)一方、本実施
態様における上記第2食材データベース部14は、上述
したように主としてユーザによる食材の選択傾向に影響
を与える情報を記憶するものであり、具体的には食材の
地域性情報22および旬の食材情報23が記憶されてい
る。
【0034】上記食材の地域性情報22は、地域と、そ
の地域に特有の食材、またはその地域で特に好んで食さ
れる食材もしくはその地域では食されない食材とが関連
付けられて記憶されており、この情報を献立設計の際に
利用することにより、例えば関西出身のユーザに対する
献立には納豆を用いないとか、京都に在住するユーザで
あれば京野菜を用いた献立とする等のようにして献立設
計の際に用いられる。
【0035】なお、この地域とは、具体的にはユーザの
出身地、現在住居している地域の両者が該当し、地域に
より好まれる食材と好まれない食材に関しては、原則と
してユーザの出身地の地域が参照され、特産品等のその
地域特有の食材等に関してはユーザが居住している地域
が参照されることになる。
【0036】また、旬の食材情報23は、季節とその季
節に特有の食材とが関連付けられて記憶されており、例
えば献立を提案する季節が冬である場合は、白菜やニラ
などの冬の季節に美味しい食材を用いた献立とする等の
ようにして献立設計の際に用いられる。
【0037】本発明においては、ユーザによる食材の選
択傾向に影響を与える第2の食材情報が用いられ、本実
施態様においては、上記食材の地域情報22、旬の食材
情報23および後述する基礎生活習慣情報中の食材に対
するユーザの嗜好に関する情報が上記第2の食材情報に
該当するものである。しかしながら、本発明における第
2の食材情報としては、これらに限定されるものではな
い。
【0038】具体的には、本発明において上記第2の食
材情報は、ユーザ個人の情報に基づくものと、それ以外
の情報に基づくものとに分けて考えることができる。第
2の食材情報のうち、ユーザ個人の情報に基づくものと
しては、上述したようにユーザの出身地もしくは居住地
により選択される食材が変化する食材の地域性に関する
情報の他、ユーザの年齢により選択される食材が変化す
る場合の年齢と嗜好される食材とを関連させた情報等を
挙げることができる。すなわち、若い世代であれば、比
較的こってりした洋風のものが好まれ、ユーザが老齢の
場合は、比較的あっさりした和風のものが好まれる等の
情報を食材と関連させて記憶させた情報を用いることが
できるのである。
【0039】さらに、ユーザの個人の情報に基づくもの
としては、後述するユーザ自身からの情報により得られ
る個人の嗜好に関する情報を挙げることができる。これ
は第2の食材情報の中でも重要なものであり、主として
自己申告により後述するユーザデータベース部に記憶さ
れて用いられる。この個人の嗜好に関する情報として
は、個人的に特に好きな食材、もしくは特に嫌いな食材
を記憶しておき、献立の設計に際して特に好きな食材を
多用し、特に嫌いな食材は使用しない献立を設計する等
により用いられる。
【0040】一方、ユーザの個人情報以外の情報に基づ
くものとしては、上記旬の食材情報を挙げることができ
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0041】(献立情報データベース部)次に、本実施
態様における献立情報データベース部15について説明
する。本実施態様における献立情報データベース部15
は、上述したように上記食材に関する情報により選択さ
れ特定された食材から、これらを用いて調理することが
できる献立を設計するために参照されるものであり、食
材との関連で献立が記憶されている献立データベース2
4を有するものである。
【0042】(ユーザデータベース部)本実施態様にお
けるユーザデータベース部16は、上述したように、上
記情報受信手段11により受信したユーザに関する情報
を記憶するものであり、個人基礎情報25、基礎生活習
慣情報26、および生化学情報27とを含むものであ
る。
【0043】これらの情報は、一般的には上述したよう
にネット経由でユーザより直接入手した情報をユーザデ
ータベース部に記憶したものであるが、本人の認証を得
ることを前提に、必要に応じて病院や診療所等の機関か
らデータを入手するようにしてもよい。
【0044】上記個人基礎情報25は、住所、氏名、電
話番号、年齢、性別等の本人特定事項、および体重、身
長、生活活動強度、体脂肪率、血圧等の比較的簡単に測
定することができる健康関連事項からなる情報である。
【0045】これらの情報は、後述する制御手段18に
よる本人認証情報の付与や、ユーザの健康状態の特定、
さらには上記食材の地域性情報から食材を抽出する際の
基礎となる情報として用いられる。
【0046】次に、基礎生活習慣情報26は、食材の嗜
好に関する情報、飲酒歴、喫煙歴等に関する情報、生活
時間帯に関する情報等である。上記食材の嗜好に関する
情報に関しては、上述した本発明における第2の食材情
報として重要なものであり、なるべく詳細な情報を得る
ことが好ましい。この食材の嗜好に関する情報は、特に
好きな食材の情報のみならず、嫌いな食材および特に嫌
いな食材等に関する情報も重要であり、好きな食材の情
報と共にこれら嫌いな食材の情報も同時に入手すること
が好ましく、ユーザデータベース部16に記憶される。
【0047】また、生化学情報27は、通常血液検査や
尿検査により得られる情報であり、健康診断等において
ユーザが得た情報を、そのままユーザデータベース部1
6に記憶するものである。この生化学情報27は、上記
個人基礎情報25と共に後述する制御手段によるユーザ
の健康状態を特定する際に用いられる情報である。
【0048】(制御部)本実施態様における制御部19
は、上述したように献立設計手段17と制御手段18と
を含むものである。
【0049】上記献立設計手段18は、上述したように
第1食材データベース部13、第2食材データベース部
14、およびユーザデータベース部16に記憶された情
報に基づき特定された食材を用い、通常献立情報データ
ベース部15からの献立情報を参照しつつ献立を設計す
る手段である。
【0050】一方、制御手段17は種々の手段を有する
ものであり、具体的には、後述する本人認証情報の提示
を要求する手段、ユーザから受信した本人認証情報の確
認を行う手段、本人認証のため画面を情報配信手段12
からネットを介してユーザの端末に送るための手段、ユ
ーザデータベース部16に記憶された個人基礎情報25
の情報と生化学情報27のデータからユーザの健康状態
を特定する健康状態特定手段等を有する。
【0051】[システムの動作説明]次に、本実施態様
におけるシステムの動作について、図2に加えて図3お
よび図4に示すフローチャートも参照して説明する。
【0052】まず、ユーザが新たにアクセスしてきた場
合を想定する。
【0053】(ユーザIDが無いユーザの場合)まず、図
3に示すS1において、制御手段18は、情報配信手段1
2を介して、ネット上に接続されているユーザの端末の
表示部に対して、メインメニューを表示させ、この中で
ユーザIDおよびパスワードが既に発行されたユーザであ
るか否かが質問される。このユーザは、新たにアクセス
してきた者であり、ユーザIDおよびパスワードを知らな
いので、所定の場所をクリックすることにより新規登録
を要求する。この要求の情報を受けた制御手段18は、
登録画面を表示させ、S2に示すようにユーザIDの登録処
理を行う。このようにユーザIDの登録処理が完了したユ
ーザは、制御手段18による表示に促されて、個人基礎
情報の入力、および目標ならびにその達成期間の入力を
行う(S3)。
【0054】このようにして入力された個人基礎情報
は、ユーザIDおよびパスワードと共にユーザデータベー
ス部16の個人基礎情報25として記憶される。
【0055】次いで、制御手段18は、上記ユーザから
入力のあった情報を解析し、健康状態を特定する(S
4)。そして解析結果に基づき、食材基礎情報20および
必要に応じて疾病予防用の制限情報21を参照し、簡単
な食事に関する指導を行う(S5)。
【0056】この際の簡単な食事に関する指導とは、例
えばユーザに肥満傾向があり、これを修正することを目
標とするような場合は、その人の身長および体重の情
報、目標値(最終体重)、および達成期間を特定するこ
とにより、一日の摂取カロリーが算出される。これに基
づいて、「基本的献立の考え方、必要カロリー量、栄養
価の情報、生活習慣改善の指針」のコメント、例えば、
「普段の70%程度のカロリー摂取にしましょう」、「野
菜は一日、食物繊維として25g以上とるようにしましょ
う」等のコメントを、その人の個人基礎情報25、食材基
礎情報20、疾病予防用の制限情報21を参照し、提示する
とか、また、必要であれば、代表的な一日、もしくは一
週間の献立例を提示するにとどまるものである。
【0057】このようなメッセージを提示して達成期間
が経過した後、制御手段18により上記ユーザに対して
メール等により達成の有無の確認を行う。これは、図4
に示すようなフローで行われる。すなわち、上記制御手
段18は、達成期間が経過しているユーザがいるかを一
定の期間をおいてモニタしており、一定の期間毎に達成
期間を経過したユーザの有無を確認する(S21)。該当す
るユーザがいる場合には、そのユーザに上述したように
メール等により通知を行い(S22)、さらに他に達成期間
経過後のユーザの有無を確認し(S23)、いない場合はこ
の作業を終了する。
【0058】上記メール等による達成の有無の確認にお
いて、目標が達成されている場合には継続を促し、目標
が達成されていない場合には、再度サイトにアクセスし
て、ユーザIDおよびパスワードを入力することにより、
目標の達成の可能性のかなり高い方法を提供する旨を伝
え、再度のアクセスを促すようにする。
【0059】(ユーザIDを有するユーザの場合)このよ
うにしてユーザIDを有し、一度目標達成を行うことがで
きなかったユーザであって、再度アクセスしてきたユー
ザは、ある程度目標達成に対して意欲を有するユーザで
ある。したがって、その後要求される基礎生活習慣情報
や生化学情報等の必要な情報の入力や、提示した献立に
したがって行う食生活についても、高い動機付けをもっ
て行う可能性が高い。
【0060】このようにしてユーザIDおよびパスワード
を取得し、再度アクセスしてきたユーザの表示装置に対
して、制御手段18は同様にユーザIDの有無を問う画面
を表示させる(S1)。今回は、ユーザはユーザIDおよび
パスワードを有するものであるので、これらを入力す
る。この入力されたユーザIDおよびパスワードが正しい
か否かを制御手段18が判断し、正しければ実行履歴の
有無を問う画面をユーザのパソコンの表示装置に表示さ
せる(S6)。このように実行履歴の有無を問うのは、第
1回目のS5で示される簡単な食事の指導による食生活を
経験した者の方が、上述したように、2回目をより意欲
的に取り組むことから、1回目の実行履歴の無いものに
対しては、再度1回目の指導による食生活の実行を行わ
せるようにしたものである。
【0061】1回目の実行履歴が有ると応答のあった場
合、上記制御手段18は情報配信手段12を介して基礎
生活習慣情報の入力要求画面をユーザのパソコンの表示
装置に表示させる(S7)。ここで、基礎生活習慣情報に
は、食品の嗜好、喫煙歴・飲酒歴、生活時間等のデータ
が含まれる。特に食品の嗜好に関しては、その後の献立
の提示の内容に大きくかかわるものであるので、詳細に
わたった情報が得られるような入力要求画面とすること
が好ましい。
【0062】次に、同様に生化学情報の入力画面が表示
される(S7)。この生化学情報とは、上述したように血
液検査、尿検査等により得られるデータであり、ユーザ
の健康状態を特定するために重要な情報となる。
【0063】そして、最後に履行確認期間の入力画面が
表示される(S7)。この履行確認期間は、ユーザの選択
により決定されるものであり、比較的意志が弱いとの自
覚のあるユーザは履行確認期間を短めに設定することが
好ましい。
【0064】このように各種入力が完了すると、制御手
段18において入力情報の解析が行われる。具体的に
は、上記生化学情報と最初に入力した個人基礎情報とに
基づいて、ユーザの健康状態の解析が行われ、食材選択
の際に検討すべき事項のピックアップがなされる。
【0065】例えば、体重および身長のデータ、ならび
に体脂肪率のデータを参照することにより、カロリー制
限が必要か否かが判断され、血圧のデータからは塩分量
の調整が必要か否かが判断される。さらに血糖値が高け
ればカロリー制限と共に糖類の摂取を制限する必要性が
判断される。これらに加え、例えばユーザ自身の要求が
あった場合、例えば肥満では全く無いがさらにダイエッ
トしたいといった要望等がある場合は、それも加味す
る。
【0066】このようにしてこれらの情報からユーザの
健康状態を特定した後、まず第1食材データベース部1
3から上記解析の結果食材として適当であると判断され
うる食材の候補を、例えば食品交換表の表ごとに複数の
種類の食材を抽出する(S9)。
【0067】次に、このような食材の中から、第2デー
タベース部14の情報、およびユーザデータベース部1
6中の個人基礎情報内の個人の嗜好に関する情報を考慮
して、上記抽出した食材をさらに、例えば食品交換表の
表ごとに2〜3種類にまでしぼりこむ。
【0068】食材が特定された場合は、さらに献立情報
データベース部15から献立情報を入手し、上記選択さ
れた食材に対してこの献立情報を考慮することにより、
献立設計手段17による献立設計が行われる。
【0069】このように種々の情報を加味して設計され
た献立は、例えばフルカラーの写真等が掲載された画像
等とされて、上記情報配信手段12を介して、ユーザの
パソコンの表示部に表示される(S10)。
【0070】この際の献立の配信であるが、ユーザの好
みに応じて、朝食・昼食および夕食の3回すべてに献立
を提示するように申し込むことも可能であり、また夕食
のみ献立を提示させ、その他は例えば総カロリーのみを
注意するようにとの指示がされる場合もある。
【0071】献立の提示は、例えば1週間をまとめて提
示するようにしても良いし、必要であれば1ヶ月間をま
とめて表示させるようにしてもよい。この期間は、後述
する履行確認期間と一致させることが望ましい。
【0072】食事献立の提示で、このフローチャートは
一旦終了するが、図4に示すフローチャートで示す方法
により、再度入力された履行確認期間が経過した場合
は、メール等により履行確認が行われ、必要であれば、
さらに所定の期間の間の献立が設計され、ユーザに配信
される。
【0073】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の
特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一
な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかな
るものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0074】
【実施例】以下、実施例を参照して、本発明をさらに具
体的に説明する。
【0075】(実施例)ユーザとして、会社内の定期健
康診断で肥満であるとの指摘を受け、血液検査において
も、血糖値がやや高いとの結果であったので、規則正し
い食生活を通じて改善したいという意思を持った者Aに
ついて説明する。
【0076】Aは、まず検索ソフト等を利用して本発明
の食生活支援システムによる献立の提供を受けることが
できるホームページを見出し、このホームページに入
る。
【0077】ホームページにおいては、ユーザIDの有
無が問われており(S1)、ユーザIDが無い者に該当する
部分をクリックすることにより、ユーザIDの登録画面
が表示される(S2)。
【0078】このユーザ登録画面で、氏名、住所、メー
ルアドレス、電話番号を入力して登録を終了したAさん
は、次の個人基礎情報画面の指示にしたがって、個人基
礎情報を入力する(S3)。具体的には、体重、身長、生
活活動強度、年齢、性別、体脂肪率、血圧である。
【0079】ここで、身長および体重は、目標とする体
重を算出することに用いられ、年齢、性別、および生活
活動強度は、摂取カロリー量の指標となり、体脂肪率は
食材の制限要素であり、血圧は塩分の制限要素である。
【0080】これらの入力が完了した後、入力された情
報を制御手段18により解析する。具体的には、Aさん
のBMI(BODY MASS INDEX 体重÷(身長×身長)×1
00)を算出し、入力値から目標とする体重等を計算す
る。Aさんの場合は、体重90kgで身長が170cm
であるので、BMIが0.31であった。BMIの標準
が0.25であるので、Aさんは標準と比較して40%
オーバーしている。Aさんの身長から算出された適正体
重が73kgであるので、13kgの減量が必要であ
る。
【0081】一方、Aさんの生活活動強度、年齢および
性別から判断される標準的な一日当りのカロリー所要量
は、2250キロカロリーであるので、これを維持ある
いは超えると減量することはできない。カロリー制限と
体重減少の割合は、個体差が大きく標準化することがで
きない。したがって、目標値としての一日の摂取カロリ
ー量として、1200、1600、および1800の3
パターンを設定し、これらのいずれかを選択して、継続
することによりどの程度減量することができるかの目安
とする。
【0082】なお、血圧は適正であるので塩分に対する
チェックは必要無い。また、体脂肪率は高めであること
から、食材に含まれる脂肪の量、質を考慮した食材の使
用を考える必要がある。
【0083】このような制御手段18における入力情報
の解析が終了した後、まず、解析結果として、体重が標
準より重い旨、および17kgの減量が好ましい点、血
圧は標準値であるが、体脂肪率は高い旨のメッセージを
表示させる。
【0084】次に、減量方法として、一日のカロリー摂
取量を上記3段階に分けて表示して、どの一日のカロリ
ー摂取量とするかをAに選択させる。Aは1200カロ
リーを選択したので、以下のようなメッセージを表示す
る(S5)。
【0085】「まず、80kgを目標として現在食べて
いる量の80%を限度とするよう心がけて実行されては
いかがでしょうか。あなたの場合、食べてはいけない食
材はありませんが、なるべく脂肪の量、質を考慮した食
材を選択しましょう。穀類、肉、野菜、果物をバランス
よく摂取するように心がけて下さい。1か月で2kg減
量されたら、さらに60%の摂取に挑戦してください。
それを継続したなら、3ヶ月で10kgの減量が達成で
きる可能性があります。」次に、一月程度を目標期間と
定め、図4のフローチャートにより目標期間経過時に、
制御手段18からメールを発信する。このメールには、
「進捗状況はどうでしょうか。」というメッセージと共
に、目標達成が困難である場合には、ホームページにア
クセスしてもらうことにより、さらに詳細な指導と食事
の献立を提供する点を表示する。
【0086】目標期間経過後、制御手段18から、メール
を発信する。このメールにより「進捗状況はどうですか」
というメッセージとともに、達成困難である場合、ま
た、ホームページにアクセスし、更なる情報を入力し、
詳細な指導と食事の献立を提供する。なお、この時点で
達成されている場合は、以下の「3.初回で達成できた
場合」で示されるような画面の表示が行なわれる。
【0087】更なる情報として以下の情報を入力させる
画面を、ユーザの表示装置に表示させる(S7)。
【0088】(1)基礎生活習慣情報 a.食品の嗜好、食習慣 塩辛いのが好き 甘いものが好き 脂っこいものが好き 味付けは濃い方が好き 調理食品(レトルト)、インスタント食品が好き 魚が好き 肉が好き 好き嫌い(たまごが嫌い) b.食事について 一日の食事回数 2から3回 食事にかける時間 15分 食べる量 ・一食の食品数 一食に4品前後 ・外食の比率 週に5回 ・外食で食べるメニュー 揚げ物が多い c.喫煙歴 習慣、量 習慣あり d.飲酒歴 習慣、量 たしなむ程度 e.運動量 一週間の運動量 運動意識 等 ほとん
ど運動しない f.生活 (通勤状況、仕事内容(職種)、残業状況) ・職種 事務職 ・通勤手段 電車&徒歩 60分 ・スポーツ状況 ほとんどしない g.体の状況(現状) 体調 ・物がかすむ ・疲れやすい ・顔手足がむくむ ・皮膚が被れる ・体がはれる 体の一部 等 h.ストレス状況 i.趣味 (2)生化学情報 a.血液分析情報 ・白血球(WBC) ・赤血球数(RBC) ・ヘモグロビン(Hb) ・ヘマトリット(Ht) ・AST(GOT) ・ALT(GPT) ・γ-GPT ・総コレステロール(CHOL) 250 (基準値
130〜220) ・中性脂肪(TG) 160 (基準値 50〜150) ・HDLコレステロール(HDL) ・血糖値 130 (基準値 60〜110) ・ヘモグロビンA1C ・総蛋白 ・アルブミン ・A/G比 ・総ビリルビン ・尿素窒素 ・クレアチニン ・尿酸 ・血清鉄 ・アミラーゼ b.尿検査 ・尿糖 ・尿蛋白 ・尿潜血 c.家族の症歴 ・高血圧 祖母が高血圧 ・糖尿病 父が糖尿病 ・心筋梗塞 ・脳卒中 祖父が卒中 d.自分の既往症 ・高血圧症 ・糖尿病 ・心臓病 ・脳血管障害 ・高尿酸血症 ・肝臓病 ・胆石 ・消化器 ・腎臓病 ・高脂血症 (3)次回の履行期間の決定 1ヶ月、3ヶ月、半年 Aの場合、家族が糖尿病、高血圧であり、現在、個人基
礎情報25より、体脂肪が高いことが判っており、さら
に、基礎生活習慣情報26、生化学情報27より、今後、カ
ロリー過剰な食事を続けると、また、食品中の脂肪管理
をしない場合に、高血圧、高脂血症、糖尿病のリスクが
あることが、制御手段18により、判明した。
【0089】また、基礎生活習慣情報(外食の比率、食
生活習慣、嗜好、等)と前回の目標設定1200カロリーか
ら、達成困難な原因を、制御手段18より抽出し、2回目
の食生活指導に反映させた。
【0090】そして、以下の点を加味して献立設計手段
17により献立を設計し、さらに制御手段18により生
活習慣改善指導を作製し、ユーザの表示装置に表示させ
た。
【0091】(目標摂取カロリー量と達成目標時期の再
設定 & 生活習慣改善指導) a.摂取カロリー「1600カロリー」と再設定 b.提案メニューの改良(嗜好と生化学状況に合わせた
改良) ・魚メニューの多用(嗜好に合わせたメニューを増や
す) ・甘いものが好きなので、高度甘味料を利用したデザー
ト、メニューを提案 c.生活習慣の改善指導 ・運動の実施、食生活(食事の時間、外食メニューの選
定等) 上記献立設計手段17により設計された再設定献立の画
面に入り、お好みのメニューを選択させ、その選択料理
のメニューを表示させて、印刷させた。もしくは、その
献立を別途インテーネット上で注文させた。
【0092】ユーザは履行確認期間の間、画面で指示さ
れた、生活改善事項、献立を実施する。当初設定した履
行確認期間となると、制御手段18からメイルで通知
し、結果入力画面をユーザの表示装置に表示させる。
【0093】1.達成した場合 達成した場合、賞賛の言葉とねぎらいをユーザ表示装置
に表示させる。具体的には、「がんばったね。今後は、
この生活習慣をつづけてね。」等の表示を行う。さら
に、健康維持のためのメニューと生活指針を制御手段18
で算出、ユーザの表示装置に表示させ、さらに生化学情
報、基本個人情報、および基礎生活習慣情報の更新を行
なう画面を表示させた後、再度献立の表示および生活習
慣改善指導のコメントを表示させる。
【0094】2.達成できなかった場合 注意喚起の表示、例えば「自分自身の健康ですから、も
う少し自己管理をしっかりして下さい。」等の表示を行
い、さらに、履行情報を入力させる画面を表示させ、こ
れらの情報から制御手段18にて、達成できなかった問題
点を抽出する。
【0095】これらに基づき、目標の再設定を実施す
る。例えば、以下の通りである。
【0096】・摂取カロリー 1800する。
【0097】・嗜好とメニューをさらに達成しやすい条
件で表示する。
【0098】・生活習慣改善を表示する。 3.初回で達成できた場合 達成に対する賞賛の言葉と、今後の継続を約束させるコ
メントをユーザの表示装置に表示させる。さらに、今後
の生活改善目標と、食事献立例を提示し、その際に設定
した、目標期日に、健康状況を聞く等の処理を行う。
【0099】また、より快適に目標が達成できる手段と
して、ユーザ登録を行なえばさらに詳細な献立等の情報
の提供がある旨の表示も行う。
【0100】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の食生活
支援システムは、ユーザによる食材の選択傾向に影響を
与える第2の食材情報を考慮して献立を設計するもので
あるので、ユーザは提示する献立に基づく食生活を維持
することが容易であり、結果的に目標を達成することが
できるようになるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食生活支援システムの一例を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の食生活支援システムの一例における食
生活支援システム装置部の一例を示すブロック図であ
る。
【図3】図2に示す例における献立の提示までの処理を
示すフローチャートである。
【図4】図2に示す例におけるユーザへの通知までの処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 … ユーザ端末 2 … インターネット 3 … 食生活支援システム装置部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの健康状態を特定する健康状態特
    定情報をネットワークを介して取得し、その取得した情
    報に基づいてユーザの健康状態を特定する健康状態特定
    手段と、 ユーザの健康状態に適した食材を抽出するために必要な
    第1の食材情報と、ユーザによる食材の選択傾向に影響
    を与える第2の食材情報と、食材と献立とを関連付ける
    献立情報とを記憶する記憶手段と、 前記第1の情報を参照してユーザの健康状態に対して適
    切な食材の候補を選択し、その候補から前記第2の情報
    を参照して適切な食材を特定し、特定された食材から前
    記献立情報を参照して献立を設計する献立設計手段と、 設計された献立を出力する情報配信手段とを有すること
    を特徴とする食生活支援システム。
  2. 【請求項2】 前記健康状態特定情報が、個人基礎情
    報、基礎生活習慣情報、および生化学情報であることを
    特徴とする請求項1に記載の食生活支援システム。
  3. 【請求項3】 前記第1の食材情報が、食材とカロリー
    または健康状態に関連する成分とを関連付けた情報を含
    むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の食
    生活支援システム。
  4. 【請求項4】 前記第2の食材情報が、ユーザ個人に由
    来する情報であることを特徴とする請求項1から請求項
    3までのいずれかの請求項に記載の食生活支援システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記ユーザ個人に由来する情報が、食材
    とユーザ個人に関係する地域性とを関連付けた情報であ
    ることを特徴とする請求項4に記載の食生活支援システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記ユーザ個人に由来する情報が、食材
    とユーザ個人の嗜好とを関連付けた情報であることを特
    徴とする請求項4に記載の食生活支援システム。
  7. 【請求項7】 前記第2の食材情報が、食材と季節性と
    を関連付けた情報であることを特徴とする請求項1から
    請求項6までのいずれかの請求項に記載の食生活支援シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 ユーザに対して本人認証情報の提示を要
    求する手段と、ユーザから受信した本人認証情報の確認
    を行う手段とを備え、前記本人認証情報が確認されない
    場合は、ユーザに対して本人認証情報を付与する制御手
    段を有し、 前記本人認証情報が確認されないユーザに対しては、前
    記第1の情報を参照して前記ユーザの健康状態に対して
    適切な食材を特定し、特定された食材から前記献立情報
    を参照して前記献立設計手段により設計した献立を前記
    情報配信手段によりユーザに配信することを特徴とする
    請求項1から請求項7に記載の食生活支援システム。
  9. 【請求項9】 履行確認期間の提示を要求する手段と、
    ユーザからの履行確認期間に関する情報を受信する手段
    とを備える制御手段を有し、前記制御手段は、前記履行
    確認期間経過時にユーザに対して履行確認情報の提示を
    促す情報を配信する手段を有することを特徴とする請求
    項1から請求項8までのいずれかの請求項に記載の食生
    活支援システム。
JP2001156391A 2001-05-25 2001-05-25 食生活支援システム Pending JP2002351991A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001156391A JP2002351991A (ja) 2001-05-25 2001-05-25 食生活支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001156391A JP2002351991A (ja) 2001-05-25 2001-05-25 食生活支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002351991A true JP2002351991A (ja) 2002-12-06

Family

ID=19000401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001156391A Pending JP2002351991A (ja) 2001-05-25 2001-05-25 食生活支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002351991A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007526563A (ja) * 2004-02-17 2007-09-13 ボディバイオ コーポレーション 個別化された臨床検査結果および栄養学的処置を統合するネットワークおよび方法
JP2007272761A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Matsushita Electric Works Ltd 運動処方作成システム
JP2008027293A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Toshiba Corp 理想体型支援装置
JP2012212414A (ja) * 2011-03-22 2012-11-01 Kitami Institute Of Technology レシピ作成装置、レシピ作成方法、及び、プログラム
JP2017199385A (ja) * 2017-05-26 2017-11-02 智広 梅田 メニュー提供システム
KR20200003590A (ko) * 2018-07-02 2020-01-10 이화여자대학교 산학협력단 혈액투석 환자의 식생활 관리 방법 및 장치
JP2021068174A (ja) * 2019-10-23 2021-04-30 株式会社東芝 健康支援システム及びプログラム
JP7330553B1 (ja) 2022-03-17 2023-08-22 株式会社メディセプト 食材配送システム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び情報処理装置の制御プログラム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007526563A (ja) * 2004-02-17 2007-09-13 ボディバイオ コーポレーション 個別化された臨床検査結果および栄養学的処置を統合するネットワークおよび方法
JP2007272761A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Matsushita Electric Works Ltd 運動処方作成システム
JP2008027293A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Toshiba Corp 理想体型支援装置
JP2012212414A (ja) * 2011-03-22 2012-11-01 Kitami Institute Of Technology レシピ作成装置、レシピ作成方法、及び、プログラム
JP2017199385A (ja) * 2017-05-26 2017-11-02 智広 梅田 メニュー提供システム
KR20200003590A (ko) * 2018-07-02 2020-01-10 이화여자대학교 산학협력단 혈액투석 환자의 식생활 관리 방법 및 장치
KR102194912B1 (ko) * 2018-07-02 2020-12-24 이화여자대학교 산학협력단 혈액투석 환자의 식생활 관리 방법 및 장치
JP2021068174A (ja) * 2019-10-23 2021-04-30 株式会社東芝 健康支援システム及びプログラム
JP7191800B2 (ja) 2019-10-23 2022-12-19 株式会社東芝 健康支援システム、プログラム及び方法
JP7330553B1 (ja) 2022-03-17 2023-08-22 株式会社メディセプト 食材配送システム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び情報処理装置の制御プログラム
JP2023136788A (ja) * 2022-03-17 2023-09-29 株式会社メディセプト 食材配送システム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び情報処理装置の制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Blackburn et al. Food for thought: Exploring how people think and talk about food online
Kelley et al. Behavioral modification for the management of obesity
Mozaffarian et al. The 2015 US dietary guidelines: lifting the ban on total dietary fat
US20180004914A1 (en) Personal Health Advisor System
Robertson et al. Clinical effectiveness of weight loss and weight maintenance interventions for men: a systematic review of men-only randomized controlled trials (The ROMEO Project)
Rhee et al. Parenting styles and overweight status in first grade
Baldwin et al. Dietary advice for illness‐related malnutrition in adults
JP6411639B2 (ja) 食材提案装置、食材提案方法及び食材提案プログラム
Forman et al. Effective weight loss: an acceptance-based behavioral approach, clinician guide
WO2020069500A1 (en) Smart health expert and manager
Loth et al. Food-related parenting practices and child and adolescent weight and weight-related behaviors
Raynor et al. Weight loss strategies associated with BMI in overweight adults with type 2 diabetes at entry into the Look AHEAD (Action for Health in Diabetes) trial
Ovaskainen et al. Perceived health-related self-efficacy associated with BMI in adults in a population-based survey
Burg et al. Effects of longer seated lunch time on food consumption and waste in elementary and middle school–age children: A randomized clinical trial
Mafra et al. A practical approach to a low protein diet in Brazil
Nordlander et al. Perceptions of what is important for appetite—an interview study with older people having food distribution
JP2002351991A (ja) 食生活支援システム
Chen et al. An implementation of interactive healthy eating index and healthcare system on mobile platform in college student samples
JP2002329006A (ja) 適正食事メニュー提供システム
Gleason et al. Cardiovascular risk reduction and dietary compliance with a home-delivered diet and lifestyle modification program
Dale et al. Nutritional self-care among a group of older home-living people in rural Southern Norway
Yensel et al. Childhood obesity and insulin-resistant syndrome
Azeez et al. Dietary recommendation in diabetes care: Carbohydrate counting and caloric content of Nigerian foods
JP6628849B2 (ja) 食材提案装置、食材提案方法及び食材提案プログラム。
Clark et al. Coercion versus self-selection when treating issues of overfatness: A narrative review