JP2012212414A - レシピ作成装置、レシピ作成方法、及び、プログラム - Google Patents

レシピ作成装置、レシピ作成方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】食材の産地を考慮に入れた代替レシピを作成する。
【解決手段】代替食材DB133には、食材の産地等を考慮して、産地毎に代替食材が定義される。そして、レシピ作成部141は、ユーザから指示された産地の代替食材を用いて、一部又は全部を代替食材に代替したレシピを網羅的に作成する。従って、食材の産地を考慮に入れた代替レシピを作成することが可能になる。また、産地寄与率算出部142は、このようにして作成した代替レシピについて、代替食材が占めるエネルギー量や栄養素量等の各種属性の割合を計算することで、特定産地に関連した食材の産地寄与率を算出する。これにより、ユーザにより便利な情報を提供することも可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、レシピ作成装置、レシピ作成方法、及び、プログラムに関する。
元のレシピで使用される食材のうち、他の食材で代替できる食材については、その食材に代替したレシピを作成するシステムが、特許文献1に記載されている。
特開2006−277410号公報
特許文献1に記載のシステムでは、代替可能な食材に代替したレシピを作成するだけであるため、食材の産地を考慮に入れたレシピを作成することができなかった。例えば、ユーザの居住地域の特産品(産地)で代替できるレシピを作成したいといった要求を満たすレシピを作成することはできなかった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、食材の産地を考慮に入れた代替レシピを作成することができるレシピ作成装置、レシピ作成方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の第1の観点に係るレシピ作成装置は、
代替可能な被代替食材を特定する情報と、該被代替食材を代替可能な代替食材を特定する情報と、該代替食材の産地を特定する情報と、を対応付けて記憶する代替食材記憶手段と、
料理のレシピで使用される食材と該食材の量とを示すレシピ情報と、代替を希望する食材の産地を示す産地情報と、を受け付けるレシピ受付手段と、
前記代替食材記憶手段を参照して、前記レシピ受付手段が受け付けたレシピ情報が示すレシピで使用される食材の全部又は一部を、前記レシピ受付手段が受け付けた産地情報が示す産地の食材で代替することが可能な代替食材を検出する代替食材検出手段と、
前記レシピ受付手段が受け付けたレシピ情報が示すレシピで使用される食材の全部又は一部を前記代替食材検出手段が検出した代替食材で代替した代替レシピを作成する代替レシピ作成手段と、
前記代替レシピ作成手段が作成した代替レシピのレシピ情報を表示する代替レシピ表示手段と、
を備えることを特徴とする。
食材毎に、該食材の単位量当たりの属性値を記憶する食材記憶手段と、
前記食材記憶手段を参照して、前記代替レシピで使用される全食材の属性値を算出する属性値算出手段と、
をさらに備えてもよい。
前記食材記憶手段を参照して、前記代替レシピで使用される全食材の所定属性値に対する、前記代替レシピで使用される全代替食材の該所定属性の値の割合を、該代替レシピにおける前記産地情報が示す産地の寄与率として算出する産地寄与率算出手段と、
をさらに備えてもよい。
所定のレシピ作成の条件を示す条件情報を受け付ける条件情報受付手段をさらに備え、
前記代替レシピ作成手段は、所定の前記属性値及び/又は所定の前記産地寄与率が、前記条件情報が示す条件を満たす代替レシピのみを作成してもよい。
前記代替レシピ作成手段は、一部の被代替食材を代替食材として選択している代替レシピ作成の途中段階において、前記条件情報が示す条件を満たす代替レシピを作成可能かどうか否かを判別し、作成できない場合、その途中段階における以降の代替レシピの作成をキャンセルしてもよい。
位置情報を取得する位置情報取得手段をさらに備え、
前記レシピ受付手段は、前記位置情報取得手段が取得した位置情報を含む産地の産地情報を受け付けてもよい。
上記目的を達成するため本発明の第2の観点に係るレシピ作成方法は、
料理のレシピで使用される食材と該食材の量とを示すレシピ情報と、代替を希望する食材の産地を示す産地情報と、を受け付け、
受け付けたレシピ情報が示すレシピで使用される食材の全部又は一部を、受け付けた産地情報が示す産地の食材で代替することが可能な代替食材を検出し、
受け付けたレシピ情報が示すレシピで使用される食材の全部又は一部を検出した代替食材で代替した代替レシピを作成し、
作成した代替レシピのレシピ情報を表示する、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
代替可能な被代替食材を特定する情報と、該被代替食材を代替可能な代替食材を特定する情報と、該代替食材の産地を特定する情報と、を対応付けて記憶する代替食材記憶手段、
料理のレシピで使用される食材と該食材の量とを示すレシピ情報と、代替を希望する食材の産地を示す産地情報と、を受け付けるレシピ受付手段、
前記代替食材記憶手段を参照して、前記レシピ受付手段が受け付けたレシピ情報が示すレシピで使用される食材の全部又は一部を、前記レシピ受付手段が受け付けた産地情報が示す産地の食材で代替することが可能な代替食材を検出する代替食材検出手段、
前記レシピ受付手段が受け付けたレシピ情報が示すレシピで使用される食材の全部又は一部を前記代替食材検出手段が検出した代替食材で代替した代替レシピを作成する代替レシピ作成手段、
前記代替レシピ作成手段が作成した代替レシピのレシピ情報を表示する代替レシピ表示手段、
として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、食材の産地毎に代替食材を定義する。従って、食材の産地を考慮に入れた代替レシピを作成することができる。
本発明の第1の実施形態に係るレシピ作成装置の構成を示すブロック図である。 食材DBの構成例を示す図である。 既存レシピDBの構成例を示す図である。 代替食材DBの構成例を示す図である。 代替レシピDBの構成例を示す図である。 第1の実施形態におけるレシピ作成処理の手順を示すフローチャートである。 代替レシピ表示画面の例を示した図である。 産地寄与率算出処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるレシピ作成処理の手順を示すフローチャートである。 制約合致レシピ作成処理で効率よく代替レシピを作成する手法について説明するための図である。 制約合致レシピ作成処理のアルゴリズムの一例を示した図である。
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は下記の実施形態及び図面によって限定されるものではない。また、本発明の要旨を変更しない範囲で下記の実施形態及び図面に変更を加えることが出来る。また、図中同一または相当部分には同一符号を付す。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るレシピ作成装置1は、ユーザからの指示に応じて、既存のレシピの全部及び一部の食材を代替可能な食材(以下、代替食材とする)に置き換えたレシピを作成するための装置である。なお、以下の説明において、代替食材に代替される元の食材のことを被代替食材と呼称する。
レシピ作成装置1は、図1に示すように、入力部11と、表示部12と、記憶部13と、制御部14とを備える。
入力部11は、キーボードやマウス等であり、ユーザによる操作に応じた入力信号を生成して制御部14に供給する。例えば、ユーザは、入力部11を操作して、レシピ作成の指示や、産地寄与率算出の指示を行う。
表示部12は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等であり、制御部14の指示に基づいて、各種の情報を表示する。例えば、表示部12は、レシピ作成装置1によって作成された代替レシピを表示する。
記憶部13は、RAM(Read Only Memory)、ROM(Rondom Access Memory)、及び、ハードディスク装置等から構成され、各種の情報、固定データ、アプリケーション、画面データ、及び、制御部14が実行するためのプログラム等を記憶する。また、記憶部13は、制御部14が処理を実行するためのワークエリアとして機能する。また、記憶部13は、食材DB(データベース)131と、既存レシピDB131と、代替食材DB133と、代替レシピDB134と、を備える。
食材DB131は、レシピで使用される食材に関する各種の情報が登録されるデータベースである。例えば、食材DB131には、図2に示すように、食材毎に、当該食材を一意に識別する食材IDと、食材名と、属性情報とが登録される。食材の属性情報は、食材1グラム当たりのエネルギー量、単価、タンパク質量、脂肪量、炭水化物量や生産地域(産地)などを示す各種の情報である。
既存レシピDB132には、既存の料理のレシピに関する情報が保存される。具体的には、図3に示すように、既存レシピDB132には、レシピ毎に、当該レシピを一意に識別するレシピID、レシピ名、及び、当該レシピで使用される各食材の食材名と量、等を示す情報が保存される。なお、実際には、既存レシピDB132には、レシピの調理手順を示すテキストデータ等も併せて記憶されている。なお、既存レシピDB132に保存されているレシピは、何れも一人分のレシピである。なお、食材の食材名の代わりに、当該食材の食材IDを保存してもよい。
代替食材DB133には、レシピで使用される食材について、特定地域産の食材で代替することが可能な食材(代替食材)を、特定地域(産地)毎に規定するデータベースである。具体的には、代替食材DB133には、図4に示すように、特定の地域毎に、被代替食材の食材名と当該地域に関連する代替食材の食材名とが対応付けられて記憶される。なお、食材名の代わりに、食材IDを対応付けて記憶してもよい。
例えば、図4に示す代替食材DB133の先頭エントリから、被代替食材「むきえび」を北海道産の代替食材で代替する場合、「北海シマエビ」と「北海道産甘エビ」とを使用できることがわかる。
代替レシピDB134は、後述するレシピ作成処理によって作成される代替レシピに関する情報が格納されるデータベースである。具体的には、図5に示すように、代替レシピDB134には、レシピ毎に、当該代替レシピを一意に識別する代替レシピID、レシピ名、及び、当該レシピで使用される各食材の食材名と量と代替フラグ、等を示す情報が保存される。なお、食材の代替フラグは、当該食材が既存レシピの食材から代替された食材であるか否かを示すフラグであり、代替食材である場合には「1」、代替食材で無い場合には「0」が設定される。図5では、カレーライスの代替レシピが4種類、代替レシピDB134に格納されているのが分かる。
図1に戻り、制御部14は、CPU(Central Processing Unit)等を備え、記憶部13に記憶されているプログラムを実行することにより、レシピ作成装置1の各部を制御する。また、制御部14は、機能的に、レシピ作成部141と、産地寄与率算出部142とを備える。
レシピ作成部141は、ユーザからのレシピ作成の指示に応答して、元の既存レシピで用いられる食材の全部、又は一部を、ユーザから指示された産地の代替食材に置き換えた代替レシピを全組み合わせパターンで作成して出力するレシピ作成処理を実行する。レシピ作成処理の詳細については後述する。
産地寄与率算出部142は、ユーザからの産地寄与率算出の指示に応答して、作成した各代替レシピについて、エネルギー(カロリー)等の属性量の代替食材の占める割合を算出する産地寄与率算出処理を実行する。産地寄与率算出処理の詳細については後述する。
続いて、レシピ作成装置1の動作について説明する。
(レシピ作成処理)
始めに、レシピ作成処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。ユーザは、レシピ作成装置1の入力部11を操作して、レシピ作成用の所定の画面を表示部12に表示させる。そして、ユーザは、入力部11を操作して、当該画面上から、作成したいレシピをレシピ名等で指定する情報(レシピ情報)および、代替食材の産地を地域名等で指定する情報(産地情報)を入力する。この操作に応答して、レシピ作成部141は、当該操作により入力された情報を含んだレシピ作成要求を受け付ける(ステップS101)。なお、レシピ作成部141は、既存レシピDB132に登録されていないレシピのレシピ情報(レシピ名、使用食材とその量等)をユーザからの操作入力等によって受け付けてもよい。尚、その場合、レシピ作成部141は、受け付けたレシピ情報を既存レシピDB132に登録してから、以下のレシピ作成処理を行えばよい。また、レシピ作成部141は、複数のレシピ情報や産地情報を含んだレシピ作成要求を受け付けてもよい。
続いて、レシピ作成部141は、既存レシピDB132を参照して、受け付けたレシピ作成要求に含まれるレシピを指定する情報に基づいて、レシピを特定する(ステップS102)。例えば、レシピ作成部141は、レシピ名「カレーライス」が指定されていれば、レシピ名が「カレーライス」として登録されている既存レシピDB132のエントリを特定する。
続いて、レシピ作成部141は、特定したレシピで使用される食材のうち、代替することが可能な食材(被代替食材)を全て特定する(ステップS103)。具体的には、レシピ作成部141は、特定したレシピで使用される食材を既存レシピDB132から取得する。そして、レシピ作成部141は、取得した各食材が、代替食材DB133に被代替食材として登録されているか否かを判別し、登録されていれば、その食材を被代替食材と特定すればよい。
続いて、レシピ作成部141は、ステップS103で特定した被代替食材のうち、全部又は一部を代替食材に代替した組み合わせの全パターン(代替パターン)を検出する(ステップS104)。
例えば、被代替食材として、食材A、食事B、食材Cの3つが特定された場合、代替パターンは以下の7パターンが検出される。
・食材Aのみを代替した代替パターン
・食材Bのみを代替した代替パターン
・食材Cのみを代替した代替パターン
・食材Aと食材Bのみを代替した代替パターン
・食材Aと食材Cのみを代替した代替パターン
・食材Bと食材Cのみを代替した代替パターン
・食材Aと食材Bと食材Cとを代替した代替パターン
続いて、レシピ作成部141は、ステップS104で検出した代替パターンから、未選択の代替パターンを1つ選択する(ステップS105)。そして、レシピ作成部141は、代替食材DB133を参照して、選択した代替パターンで代替する被代替食材を、レシピ作成要求で指定された産地の代替食材で代替したレシピの組み合わせの全てのパターン(代替レシピパターン)を検出する(ステップS106)。
例えば、レシピ作成要求で産地「北海道」が指定され、「食材Aと食材Bのみを代替した代替パターン」を選択している場合を考える。なお、代替食材DB133には、食材Aの北海道産の代替食材として食材aと食材b、及び、食材Bの北海道産の代替食材として食材cと食材d、が登録されているものとする。この場合、以下の4つの代替レシピパターンがステップS106の処理により求められる。
・食材Aを食材aに代替、食材Bを食材cに代替する代替レシピパターン
・食材Aを食材aに代替、食材Bを食材dに代替する代替レシピパターン
・食材Aを食材bに代替、食材Bを食材cに代替する代替レシピパターン
・食材Aを食材bに代替、食材Bを食材dに代替する代替レシピパターン
続いて、レシピ作成部141は、ステップS106で検出された各代替レシピパターンに対応した代替レシピ(使用食材とその量のリスト)を作成し、代替レシピDB134に登録する(ステップS107)。また、代替レシピを代替レシピDB134に登録する際、代替食材については、その代替フラグを1にして登録する。なお、この処理により、ステップS106で検出された代替レシピパターンの数だけ新規レシピが作成、登録されることとなる。
続いて、レシピ作成部141は、全ての代替パターンを選択したか否かを判別する(ステップS108)。未選択の代替パターンがある場合(ステップS108;No)、ステップS105〜ステップS107の処理を繰り返し、未選択の代替パターンから、代替レシピを作成する処理を繰り返す。
全ての代替パターンを選択した場合(ステップS108;Yes)、レシピ作成部141は、代替レシピDB134に登録した各代替レシピのエネルギー量や塩分量などといった属性量を算出する(ステップS109)。
具体的には、レシピ作成部141は、代替レシピDB134を参照して、各代替レシピ毎に、使用される全ての食材とその使用量(グラム)とを特定する。そして、レシピ作成部141は、食材DB131を参照して、代替レシピそれぞれについて、特定した使用食材の各属性の単位グラム当たりの量を取得し、代替レシピでの食材使用量と乗算した値を、属性毎に当該代替レシピで使用される全食材で積算することにより、各属性の属性量を算出すればよい。
例えば、代替レシピDB134にWグラムの食材Aと、Wグラムの食材Bと、Wグラムの食材Cとから構成されている代替レシピが登録され、食材DB131には、食材A、食材B、食材Cの単位グラム当たりのエネルギーがそれぞれ、Ekcal、Ekcal、Ekcalと登録されている場合を考える。この場合、この代替レシピのエネルギーの量は、(W・E+W・E+W・E)kcalと算出することができる。
続いて、レシピ作成部141は、代替レシピDB134から作成した代替レシピに関する情報(使用食材の食材名と量等)、および、ステップS109で算出した代替レシピの各属性の量とを表示する画面(代替レシピ表示画面)を表示部12に表示させる(ステップS110)。図7は、代替レシピ表示画面の例を示した図である。この例では、作成した代替レシピが1つずつ表示され、「次」ボタンや「前」ボタンをクリックすることで、他の代替レシピを表示することができる。また、この例では、元の既存のレシピの食材から代替した代替食材については下線を引いて強調表示をしている。なお、表示画面の例はこれに限らず、作成した新規レシピのレシピ名を一覧表示する画面等を表示してもよく、種々の形態が可能である。また、エネルギーなどの属性量については必ずしも表示する必要はなく、表示しない場合は、前述したステップS109の処理を行わなくともよい。
(産地寄与率算出処理)
続いて、産地寄与率算出処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。なお、前提として、予めレシピ作成処理が実行されており、代替レシピDB134に代替レシピが格納されているものとする。
ユーザは、レシピ作成装置1の入力部11を操作して、産地寄与率産出の指示入力用の所定の画面を表示部12に表示させる。そして、ユーザは、入力部11を操作して、当該画面上から、産地寄与率の算出の対象とする代替レシピと、寄与率を算出したい属性(例えば、エネルギーや食材費用)とを指定する情報を入力する。この入力操作に応答して、産地寄与率算出部142は、入力された情報を含んだ産地寄与率算出要求を受け付ける(ステップS201)。
続いて、産地寄与率算出部142は、産地寄与率算出要求に含まれる代替レシピを指定する情報に基づいて、代替レシピDB134から代替レシピを特定する(ステップS202)。
続いて、産地寄与率算出部142は、代替レシピDB134と食材DB131とを参照して、特定した代替レシピで使用される全食材の、産地寄与率算出要求で指定された属性値の総量を算出する(ステップS203)。
具体的には、産地寄与率算出部142は、代替レシピDB134から、特定した代替レシピで使用される全ての食材とその使用量(グラム)とを特定する。そして、産地寄与率算出部142は、食材DB131から特定した食材の指定属性の単位グラム当たりの属性値を取得し、代替レシピでの使用量と乗算した値を、当該代替レシピで使用される全食材で積算することで算出すればよい。
続いて、産地寄与率算出部142は、代替レシピDB134と食材DB131を参照して、特定した代替レシピで使用される食材のうち、レシピ作成処理で元レシピの食材から代替された代替食材の、産地寄与率算出要求で指定された属性値の総量を算出する(ステップS204)。
具体的には、産地寄与率算出部142は、代替レシピDB134から、特定した代替レシピで使用される食材のうち代替食材とその使用量(グラム)とを特定する。そして、産地寄与率算出部142は、食材DB131から特定した代替食材の指定属性の単位グラム当たりの属性値を取得し、代替レシピでの使用量と乗算した値を、当該代替レシピで使用される全代替食材で積算することで算出すればよい。
続いて、産地寄与率算出部142は、ステップS204で算出した全代替食材の指定属性の総量を、ステップS203で算出した全レシピ食材の指定属性の総量で割った値を、指定属性の産地寄与率として算出する(ステップS205)。
例えば、産地寄与率算出要求で指定された代替レシピが、Wグラムの食材AとWグラムの食材BとWグラムの食材CとWグラムの食材Dとから構成され、食材Aと食材Bが代替食材である場合を考える。また、産地寄与率算出の属性の種類として食材費が指定されており、食材DBには、単位グラム当たりの食材A、食材B、食材C、食材Dの単価がそれぞれ、P円、P円、P円、P円と登録されている場合を考える。この場合、この代替レシピの食材費の産地寄与率は、(W・P+W・P)/(W・P+W・P+W・P+W・P)と算出することができる。
続いて、産地寄与率算出部142は、算出した産地寄与率を表示部12に表示させる(ステップS206)。以上で産地寄与率算出処理は終了する。
(数式を用いた処理の説明)
続いて、上述したレシピ作成処理、および、産地寄与率算出処理について、数式を用いて説明する。
まず、前提として、食材DB131に格納されているi番目の食材をgi とし、その集合(食材集合)Gを式(1)のように表せるものとする。
また、食材DB131に格納されているi番目の食材gi の1グラム当たりのエネルギーや栄養素等の属性の量は、c(gi)と表せるものとする。ここで、jは属性の種類を示す変数であり、例えば、j=1で単位グラム当たりのエネルギーを示し、j=2で単位グラム当たりの鉄分量を示すものとする。
また、既存レシピDB132に格納されているi番目のレシピをri とし、その集合(レシピ集合)Rを式(2)のように表せるものとする。
また、既存レシピDB132に格納されているi番目のレシピri で使用されるj番目の食材をf(ri ,j )とし、その集合(レシピ食材集合)F(ri )を式(3)のように表せるものとする。
また、既存レシピDB132に格納されているi番目のレシピri で使用されるj番目の食材の使用量(グラム)をw(ri ,j )と表せるものとする。
また、代替食材DB133に格納されているi番目の被代替食材をbi と表し、その集合(被代替食材集合)Bを式(4)のように表せるものとする。
また、代替レシピDB134に格納されているi番目の被代替食材bi を代替することができるj番目の代替食材をa(bi ,j )とし、その集合(レシピ代替食材集合)A(bi )を式(5)のように表せるものとする。
また、既存レシピDB132に格納されているi番目のレシピri で使用される食材のうち、代替食材DB133に被代替食材として登録されているj番目の被代替食材をm(ri ,j )とし、その集合(レシピ被代替食材集合)M(ri )を式(6)のように表せるものとする。
このように各種情報を数式を用いて定義した場合、レシピ作成処理において作成される既存レシピri の代替レシピは、被代替食材集合M(ri)の各要素(被代替食材)m(ri ,j )について、代替食材をa(m(ri,j),1)〜a(m(ri,j),|A(m(ri,j))|)まで代替させながら、その全ての組み合わせを抽出することで作成できる。また、作成した代替レシピのエネルギー等の各属性cの量は、式(7)を計算することで算出することができる。なお、式(7)において、r’は、代替食材の番号をj(但し、1≦k≦M(r)で、1≦j≦|A(m(ri,k))|)と表記した場合の代替レシピを示すものとする。
また、産地寄与率算出処理で算出される属性cの産地寄与率は、以下の式(8)を計算することで算出することができる。なお、式(8)において、I(f(r’,k))は、食材f(r’,k)が産地で算出された代替食材であれば1,既存レシピに元からある(即ち代替されていない)食材であれば0を返す関数である。従って、式(8)の分母は、代替レシピで使用する全食材の属性cの総量であり、分子は、代替食材の属性cの総量である。
このように、第1の実施形態に係るレシピ作成装置1は、食材の産地等を考慮して、産地毎に代替食材を定義、記憶する。そして、代替レシピを作成する際には、ユーザから指示された産地の代替食材を用いて、一部又は全部を代替食材に代替したレシピを網羅的に作成する。従って、食材の産地を考慮に入れたレシピを作成することが可能になる。また、このようにして作成した代替レシピについて、代替食材が占めるエネルギー量や栄養素量等の各種属性の割合を計算することで、特定産地に関連した食材の産地寄与率を求めることができ、ユーザにより便利な情報を提供することも可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、レシピ作成処理において、代替食材に代替可能な全ての組み合わせの数だけ代替レシピを作成した。これに対し、第2の実施形態に係るレシピ作成装置1は、特定の条件(制約)に合致する代替レシピのみを作成して表示することを特徴とする。なお、第2の実施形態に係るレシピ作成装置1の構成は、第1の実施形態に係るレシピ作成装置1の構成と実質的に同一であるため、その説明は省略する。
第2の実施形態に係るレシピ作成装置1が実行するレシピ作成処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。なお、図6に示すフローチャートと同じ処理ステップについては、同じステップ番号を付し、当該処理ステップについては簡略化して説明する。
まず、レシピ作成部141は、レシピ作成要求を受け付ける(ステップS101)。なお、このレシピ作成要求には、レシピや代替食材の産地を指定する情報に加えて、レシピ作成の条件(制約)を指定する情報も含まれている。なお、レシピ作成の条件(制約)とは、例えば、「カロリーが500kcal以下」、「塩分が1g以下」、「エネルギーが500kcal以下、且つ、塩分が1g以下」、「エネルギーが少ない順から10レシピ」、「エネルギーの産地寄与率が0.8以上」などの属性量や産地寄与率の条件である。なお、これらの条件を指定する情報は、予め記憶部13に設定(記憶)されていてもよい。なお、条件で使用する属性量については、予め食材DB131に登録されている必要がある。
続いて、レシピ作成部141は、既存レシピDB132を参照して、受け付けたレシピ作成要求に含まれるレシピを指定する情報に基づいて、レシピを特定する(ステップS102)。
続いて、レシピ作成部141は、特定したレシピで使用される食材のうちから、被代替食材を全て特定する(ステップS103)。
続いて、レシピ作成部141は、制約に合致するレシピを作成する制約合致レシピ作成処理を実行する(ステップS111)。この制約合致レシピ作成処理において、レシピ作成部141は、制約を満たす可能性のない代替レシピの候補を早期に効率良く除外することにより、制約を満たす代替レシピをより短時間で作成し、代替レシピDB134に登録する。
そして、レシピ作成部141は、作成した代替レシピに関する情報(使用食材の食材名、量、属性値等)を表示する画面(代替レシピ表示画面)を表示部12に表示させる(ステップS110)。以上でレシピ作成処理は終了する。
ここで、制約合致レシピ作成処理(ステップS111)で効率よく代替レシピを作成する手法について、図10を参照して説明する。なお、この例では、「コストがd(円)以下、且つ、エネルギーの産地寄与率がe以上」という条件(制約)に合致する代替レシピを作成するものとする。
図10に示すように、3つの食材α、β、γから構成されるレシピがある場合を考える。この3つの食材は全て被代替食材であり、レシピ作成要求でユーザから指定された産地に関連する代替食材が、食材αはα〜α、食材βはβ〜β、食材γはγ〜γの3種類ずつあるものとする。まず、レシピ作成部141は、食材αの被代替食材としてαを選択する。そして、この状態で、レシピ作成部141は、食材DB131を参照して、他の未選択の被代替食材β、γを非代替食材β〜β及びγ〜γに代替した代替レシピの組み合わせの中での代替レシピの最小コストと、最大エネルギー産地寄与率とを求める。そして、求めた最小コストおよび最大エネルギー産地寄与率とが、最大許容コストd以下且つ最小許容エネルギー産地寄与率e以上でない場合、被代替食材αを選択した場合の全ての代替レシピは指定された制約を満たさないことが分かる。従って、レシピ作成部141は、被代替食材αを選択した代替レシピの作成を行わず、次の被代替食材αを選択し、以下同様な処理を繰り返す。
従って、図10の例では、単純に代替レシピを全ての組み合わせで網羅的に作成した場合、3=27個の代替レシピが作成され、各代替レシピ毎に、「コストがd(円)以下、且つ、エネルギーの産地寄与率がe以上」という条件(制約)に合致する否かを判別し、制約を満たす代替レシピを作成する必要がある。これに対して、上述したアルゴリズムを用いた代替レシピ作成の手法では、一部の代替食材を選択している途中段階で、制約を満たす代替レシピを作成できる可能性があるか否かを判断し、可能性がない場合、その途中段階以降の代替レシピの作成を中止(キャンセル)し、次の代替食材を選択するため、全組み合わせの代替レシピを作成する場合よりも、短時間で効率よく代替レシピを作成することができる。
(数式を用いたアルゴリズムの説明)
続いて、数式を用いて、上述した制約合致レシピ作成処理(ステップS111)のアルゴリズムについて説明する。なお、「コストがd(円)以下、且つ、エネルギーの産地寄与率がe以上」という条件(制約)に合致する代替レシピを作成するものとして以下説明する。
図11は、制約合致レシピ検出処理(ステップS111)のアルゴリズムの一例を示したものである。なお、図11内に記載されている各種の記号は、上述の「(数式を用いた処理の説明)」で説明したものと同一の意味を有する。
なお、図11において、C(g)は、食材gの1グラム当たりのコスト(円)を示すものとする。また、C(g)は、食材gの1グラム当たりのエネルギー(kcal)を示すものとする。また、Sumは、レシピ食材集合F(ri)の要素であって、レシピ被代替食材集合M(ri)の要素ではない食材のコストの総和を表すものとする。また、Sumは、レシピ食材集合F(ri)の要素であって、レシピ被代替食材集合M(ri)の要素ではない食材のエネルギーの総和を表すものとする。また、SSumは、レシピ食材集合F(ri)の要素であって、レシピ被代替食材集合M(ri)の要素ではない食材のうちの指定された産地で生産された食材(地産食材)のエネルギーの総和を表すものとする。
また、図11中のV1,1,V1,2,V2,1,V2,2,V|M(ri)|,1,V|M(ri)|,2,W1,2,W22,X1,1,X2,1は、それぞれ以下の式(9)〜(18)により定義される。
ここで、I(r,m(ri,l))は、レシピ食材集合F(ri)の中の被代替食材m(ri,l)の番号(先頭から順に1,2,3,…と採番)を表すものとする。また、Max(A(m(ri,k)),2)は、レシピ代替食材集合A(m(ri,k))を構成する代替食材のうちで最大のエネルギーを有する食材のエネルギー値を示すものとする。また、Min(A(m(ri,k)),1)は、レシピ代替食材集合A(m(ri,k))を構成する代替食材のうちで最小のコスト(単価)を有する食材のコストを示すものとする。
以下、図11に示すアルゴリズムについて説明する。アルゴリズムのP1の部分は、1番目の被代替食材の代替食材をJ番として繰り返し選択(固定)し、2番目以降の被代替食材を代替食材に置き換えた場合のレシピ代替食材集合の最小コストと最大エネルギーとを利用して、制約を満たさない代替レシピの以降の作成を除外(キャンセル)する処理を実行する部分である。
また、アルゴリズムのP2の部分は、2番目以降の各被代替食材に対して、その代替食材をJ〜J|M(ri)|番として繰り返し選択(固定)し、それ以降の被代替食材を代替食材に置き換えた場合のレシピ代替食材集合の最小コストと最大エネルギーとを利用して、制約を満たさない代替レシピの以降の作成を除外(キャンセル)する処理を実行する部分である。
また、アルゴリズムのP3の部分は、選択した代替食材の集合を代替レシピとして、代替レシピDB132に登録する処理を実行する部分である。
なお、アルゴリズムのP4の部分は、アルゴリズムで用いた各種の変数を次のループ処理で使用するために初期化する処理を実行する部分である。
このように、第2の実施形態に係るレシピ作成装置1は、特定の条件(制約)を満たす代替レシピのみを作成する。従って、ダイエット向きのレシピや、減塩レシピ等といったユーザの種々の目的に合ったレシピを作成することが可能となる。
また、第2の実施形態に係るレシピ作成装置1は、代替レシピを作成する際に、制約を満たさない代替レシピを作成の途中段階で作成対象から除外する。従って、短時間で効率よく代替レシピを作成することが可能となる。
なお、図10および図11では、「コストがd(円)以下、且つ、エネルギーの産地寄与率がe以上」という条件を満たす代替レシピを作成する場合を例に、制約合致レシピ作成処理(ステップS111)の手法やアルゴリズムについて説明した。しかしながら、他の栄養素等を使った条件に合致する代替レシピを作成する場合についても、同様の手法・アルゴリズムを適用可能であり、短時間で効率よく条件に合致する代替レシピを作成することが可能である。例えば、「オメガ3脂肪酸がe以上、且つ、オメガ6脂肪酸がd以下」の代替レシピのみを作成する場合にも、上述した制約合致レシピ作成処理(ステップS111)のアルゴリズムを適用可能である。なお、この場合、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が、属性情報の項目として食材DB131に登録されていることが必要である。
(応用例)
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、レシピ作成装置1を持ち運び可能なハンディタイプのコンピュータ等で実現し、GPS(Global Positioning System)機能等をさらに備えて、代替レシピ作成の際に、現在位置を取得するようにしてもよい。そして、代替食材DB133に登録されている、レシピ作成装置1の現在位置が属する産地の代替食材のみで代替した代替レシピを作成するようにしてもよい。このようにすることで、ユーザが特定の産地を指定しなくても、レシピ作成装置1の位置する産地の代替食材で代替したレシピが作成されるため、より使い勝手を高めることができる。
また、第1の実施形態では、レシピ作成処理と産地寄与率算出処理とを独立した別々の処理として説明したが、レシピ作成処理が終了後、自動的に、レシピ作成処理で作成された代替レシピに対して、産地寄与率を算出する処理を行ってもよい。また、レシピ作成処理で代替レシピの食材構成(即ち、代替レシピパターン)が決定する毎に、当該代替レシピの産地寄与率や各種の属性値を算出するようにしてもよい。
また、既存のPC(Personal computer)等を本発明に係るレシピ作成装置1として機能させることも可能である。即ち、上述した制御部14が実行したようなプログラムを既存のPC等に適用し、そのPC等のCPU等が当該プログラムを実行することで、当該PC等を本発明に係るレシピ作成装置1として機能させることができる。
このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネットなどの通信ネットワークを介して配布してもよい。
この場合、上述した本発明に係る機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などでは、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体等に格納してもよい。
1 レシピ作成装置
11 入力部
12 表示部
13 記憶部
131 食材DB
132 既存レシピDB
133 代替食材DB
134 代替レシピDB
14 制御部
141 レシピ作成部
142 産地寄与率算出部

Claims (8)

  1. 代替可能な被代替食材を特定する情報と、該被代替食材を代替可能な代替食材を特定する情報と、該代替食材の産地を特定する情報と、を対応付けて記憶する代替食材記憶手段と、
    料理のレシピで使用される食材と該食材の量とを示すレシピ情報と、代替を希望する食材の産地を示す産地情報と、を受け付けるレシピ受付手段と、
    前記代替食材記憶手段を参照して、前記レシピ受付手段が受け付けたレシピ情報が示すレシピで使用される食材の全部又は一部を、前記レシピ受付手段が受け付けた産地情報が示す産地の食材で代替することが可能な代替食材を検出する代替食材検出手段と、
    前記レシピ受付手段が受け付けたレシピ情報が示すレシピで使用される食材の全部又は一部を前記代替食材検出手段が検出した代替食材で代替した代替レシピを作成する代替レシピ作成手段と、
    前記代替レシピ作成手段が作成した代替レシピのレシピ情報を表示する代替レシピ表示手段と、
    を備えることを特徴とするレシピ作成装置。
  2. 食材毎に、該食材の単位量当たりの属性値を記憶する食材記憶手段と、
    前記食材記憶手段を参照して、前記代替レシピで使用される全食材の属性値を算出する属性値算出手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のレシピ作成装置。
  3. 前記食材記憶手段を参照して、前記代替レシピで使用される全食材の所定属性値に対する、前記代替レシピで使用される全代替食材の該所定属性の値の割合を、該代替レシピにおける前記産地情報が示す産地の寄与率として算出する産地寄与率算出手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のレシピ作成装置。
  4. 所定のレシピ作成の条件を示す条件情報を受け付ける条件情報受付手段をさらに備え、
    前記代替レシピ作成手段は、所定の前記属性値及び/又は所定の前記産地寄与率が、前記条件情報が示す条件を満たす代替レシピのみを作成する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のレシピ作成装置。
  5. 前記代替レシピ作成手段は、一部の被代替食材を代替食材として選択している代替レシピ作成の途中段階において、前記条件情報が示す条件を満たす代替レシピを作成可能かどうか否かを判別し、作成できない場合、その途中段階における以降の代替レシピの作成をキャンセルする、
    ことを特徴とする請求項4に記載のレシピ作成装置。
  6. 位置情報を取得する位置情報取得手段をさらに備え、
    前記レシピ受付手段は、前記位置情報取得手段が取得した位置情報を含む産地の産地情報を受け付ける、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のレシピ作成装置。
  7. 料理のレシピで使用される食材と該食材の量とを示すレシピ情報と、代替を希望する食材の産地を示す産地情報と、を受け付け、
    受け付けたレシピ情報が示すレシピで使用される食材の全部又は一部を、受け付けた産地情報が示す産地の食材で代替することが可能な代替食材を検出し、
    受け付けたレシピ情報が示すレシピで使用される食材の全部又は一部を検出した代替食材で代替した代替レシピを作成し、
    作成した代替レシピのレシピ情報を表示する、
    ことを特徴とするレシピ作成方法。
  8. コンピュータを、
    代替可能な被代替食材を特定する情報と、該被代替食材を代替可能な代替食材を特定する情報と、該代替食材の産地を特定する情報と、を対応付けて記憶する代替食材記憶手段、
    料理のレシピで使用される食材と該食材の量とを示すレシピ情報と、代替を希望する食材の産地を示す産地情報と、を受け付けるレシピ受付手段、
    前記代替食材記憶手段を参照して、前記レシピ受付手段が受け付けたレシピ情報が示すレシピで使用される食材の全部又は一部を、前記レシピ受付手段が受け付けた産地情報が示す産地の食材で代替することが可能な代替食材を検出する代替食材検出手段、
    前記レシピ受付手段が受け付けたレシピ情報が示すレシピで使用される食材の全部又は一部を前記代替食材検出手段が検出した代替食材で代替した代替レシピを作成する代替レシピ作成手段、
    前記代替レシピ作成手段が作成した代替レシピのレシピ情報を表示する代替レシピ表示手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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