JP2004192135A - 栄養素量算出装置、栄養素量算出方法、栄養素量算出プログラム及び栄養素量算出プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユーザが栄養素名及び栄養素量を入力するための入力部1と、食品名に対応させてその食品の各種栄養素量が格納された栄養素量記憶部5と、入力部1から入力された栄養素名の情報に基づき、栄養素量記憶部5から栄養素名を含む食品とその食品に含まれる栄養素名の栄養素量の情報を読み出す情報読出し部4と、情報読出し部4により読み出された食品の栄養素量に基づき、入力部1から入力された栄養素量を摂取するために必要な食品の重量を算出する算出部3と、算出部3の算出結果を表示する表示部6と、これら入力部1、算出部3、情報読出し部4、表示部6の情報の入出力を制御する制御部2とを備えている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品の栄養素量の情報が格納されたデータベースの中から、必要とする栄養素量を摂取するために必要な食品の重量を算出する栄養素量算出装置、栄養素量算出方法、栄養素量算出プログラム及び栄養素量算出プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来技術】
従来より、ユーザが摂取した料理や食品のカロリーを計算し、その結果を表示させる装置が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3等参照)。これらの装置の中には、特許文献1のように、食品のカロリーを計測し、その値と同一カロリーの食品を表示する機能を有するものもある。
【0003】
【特許文献1】
特開平2−285221号公報
【特許文献2】
特開昭59−148972号公報
【特許文献3】
実開昭60−169535号公報
【0004】
【発明が解決しようとする問題】
しかしながら、上述従来技術はいずれも、カロリーのみに注目して食品を表示する構成となっているため、ユーザは自分の目標とするカロリーを管理することはできても、ビタミンやカルシウムなど他の栄養素をバランス良く摂取することが困難であり、栄養バランスの良い食生活を送るという点において十分であるとは言えないといった問題があった。
【0005】
本発明は係る問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、必要とする栄養素量をバランスよく摂取することのできる栄養素量算出装置、栄養素量算出方法、栄養素量算出プログラム及び栄養素量算出プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の栄養素量算出装置は、ユーザが栄養素名及び栄養素量を入力するための入力部と、食品名に対応させてその食品に含まれる各種栄養素量が格納された栄養素量記憶部と、前記入力部から入力された栄養素名及び栄養素量の情報に基づき、前記栄養素量記憶部から前記栄養素名を含む食品とその食品に含まれる栄養素量の情報を読み出す情報読出し部と、前記情報読出し部により読み出された各食品に含まれる栄養素量に基づき、前記入力部から入力された栄養素量を摂取するために必要な前記食品の重量を算出する算出部と、前記算出部の算出結果を出力する出力部とを備えたことを特徴としている。
【0007】
すなわち、入力部から調べたい栄養素名及び栄養素量が入力されると、情報読出し部は、その入力情報に基づき、栄養素量記憶部から栄養素名を含む食品とその食品に含まれる栄養素量の情報を読み出す。
【0008】
次に、算出部は、読み出した各食品に含まれる栄養素量に基づき、入力部から入力された前記栄養素量を摂取するために必要な食品の重量を算出し、その算出結果を出力部に出力する。
【0009】
このような構成の本発明によれば、必要とする栄養素量を摂取するためには、どれだけの重量の食品を摂取する必要があるのかを容易に知ることができる。
【0010】
また、本発明の栄養素量算出装置は、ユーザが栄養素名及び栄養素量を入力するための入力部と、食品名に対応させてその食品の単位重量当たりに含まれる各種基本栄養素量が格納された栄養素量記憶部と、前記入力部から入力された栄養素名の情報に基づき、前記栄養素量記憶部から前記栄養素名を含む食品とその食品に含まれる単位重量当たりの前記栄養素名の基本栄養素量の情報を読み出す情報読出し部と、前記情報読出し部により読み出された食品の単位重量当たりの基本栄養素量に基づき、前記入力部から入力された栄養素量を摂取するために必要な前記食品の重量を算出する算出部と、前記算出部の算出結果を出力する出力部とを備えたことを特徴としている。
【0011】
すなわち、入力部から調べたい栄養素名の情報が入力されると、情報読出し部は、栄養素量記憶部から栄養素名を含む食品とその食品に含まれる単位重量当たりの栄養素名の基本栄養素量の情報を読み出す。
【0012】
次に、算出部は、読み出した食品の単位重量当たりの基本栄養素量に基づき、入力部から入力された前記栄養素量を摂取するために必要な食品の重量を算出し、その算出結果を出力部に出力する。
【0013】
このような構成の本発明によれば、必要とする栄養素量を摂取するためには、どれだけの重量の食品を摂取する必要があるのかを容易に知ることができる。
【0014】
また、本発明の栄養素量算出装置は、ユーザが食品名及び重量を入力するための入力部と、食品名に対応させてその食品に含まれる各種栄養素量が格納された栄養素量記憶部と、前記入力部から入力された食品名及び重量の情報に基づき、前記栄養素量記憶部から前記食品に含まれる各種栄養素量の情報を読み出す情報読出し部と、前記情報読出し部により読み出された各種栄養素量を前記入力部から入力された重量に対応した値に演算し、その演算の結果得られた栄養素量を摂取するために必要な前記食品の重量を算出する算出部と、前記算出部の算出結果を出力する出力部とを備えたことを特徴としている。
【0015】
すなわち、入力部から調べたい食品名及び重量の情報が入力されると、情報読出し部は、栄養素量記憶部から食品に含まれる各種栄養素量の情報を読み出す。
【0016】
次に、算出部は、読み出した各種栄養素量を入力された前記重量に対応した値に演算し、その演算の結果得られた栄養素量を摂取するために必要な食品の重量を算出して、その算出結果を出力部に出力する。
【0017】
このような構成の本発明によれば、必要とする栄養素量を摂取するためには、どれだけの重量の食品を摂取する必要があるのかを容易に知ることができる。
【0018】
また、本発明の栄養素量算出装置は、ユーザが食品名や重量、栄養素名などを入力するための入力部と、食品名に対応させてその食品の単位重量当たりに含まれる各種基本栄養素量が格納された栄養素量記憶部と、前記入力部から入力された食品名及び重量の情報に基づき、前記栄養素量記憶部から前記食品に含まれる単位重量当たりの各種基本栄養素量の情報を読み出す情報読出し部と、前記情報読出し部により読み出された単位重量当たりの各種基本栄養素量に基づき、前記入力部から入力された重量分の各種栄養素量を算出する第1算出部と、前記入力部から調べたい栄養素名が入力されると、前記第1算出部で算出された該当する栄養素名の栄養素量を摂取するために必要な前記食品の重量を算出する第2算出部と、前記第2算出部の算出結果を出力する出力部とを備えたことを特徴としている。
【0019】
すなわち、入力部から調べたい食品名及び重量の情報が入力されると、情報読出し部は、栄養素量記憶部から食品に含まれる単位重量当たりの各種基本栄養素量の情報を読み出す。
【0020】
次に、第1算出部は、読み出した単位重量当たりの各種基本栄養素量に基づき、入力された前記重量分の各種栄養素量を算出し、第2算出部は、入力部から調べたい栄養素名が入力されると、第1算出部で算出された該当する栄養素名の栄養素量を摂取するために必要な食品の重量を算出して、その算出結果を出力部に出力する。
【0021】
このような構成の本発明によれば、必要とする栄養素量を摂取するためには、どれだけの重量の食品を摂取する必要があるのかを容易に知ることができる。
【0022】
また、本発明の栄養素量算出装置によれば、食品名に対応する1単位当たりの標準重量が格納された標準重量記憶部をさらに備え、前記算出部または第2算出部は、算出した食品の重量と前記標準重量記憶部に記憶されている標準重量とに基づいて、摂取するために必要な食品の単位量を算出し、前記出力部は、摂取するために必要な食品の量を単位量で表示することを特徴としている。このように、摂取するために必要な食品の量を、重量ではなく、例えば1個、1粒等の単位量で表示することにより、ユーザは、必要な摂取量をよりイメージしやすくなる。
【0023】
また、本発明の栄養素量算出装置によれば、食品名に対応する1単位当たりの標準重量が格納された標準重量記憶部と、前記入力部から入力された食品名及び単位量の情報に基づき、前記標準重量記憶部に格納されている該当する食品名の標準重量を用いてその食品の重量に換算する重量換算部とをさらに備え、前記情報読出し部は、前記入力部から入力された食品名と前記重量換算部により換算された重量の情報に基づき、前記栄養素量記憶部から前記食品に含まれる各種栄養素量の情報を読み出すことを特徴としている。また、本発明の栄養素量算出装置によれば、食品名に対応する1単位当たりの標準重量が格納された標準重量記憶部と、前記入力部から入力された食品名及び単位量の情報に基づき、前記標準重量記憶部に格納されている該当する食品名の標準重量を用いてその食品の重量に換算する重量換算部とをさらに備え、前記情報読出し部は、前記入力部から入力された食品名と前記重量換算部により換算された重量の情報に基づき、前記栄養素量記憶部から前記食品に含まれる単位重量当たりの各種基本栄養素量の情報を読み出すことを特徴としている。このように、調べたい食品の量を、重量ではなく、例えば1個、1粒等の単位量で入力できるようにすることにより、ユーザは、摂取したい食品の必要量をより明確に入力することができる。
【0024】
また、本発明の栄養素量算出装置によれば、演算して得られた結果を前記出力部により表示する際に、重量や栄養素量によってソートして表示するように構成してもよい。ソートして表示することにより、ユーザにとって見易い表示内容とすることができる。
【0025】
また、本発明の栄養素量算出装置によれば、食品名に分類情報を持たせることにより、指定した分類の中の食品名の演算結果のみを表示する構成としてもよい。例えば、食品である果物や野菜等を、春、夏、秋、冬といったその収穫の時期に合わせて分類することにより、算出結果の食品が時期的に入手可能かどうか、また、時期的に旬のものであるかどうかといったことを確認することができる。
【0026】
また、本発明の栄養素量算出装置によれば、食品名に分類情報を持たせることにより、食品名の分類によって表示する優先順位を変更する構成としてもよい。
【0027】
なお、本発明においては、食品として、レモン、アセロラ、みかん、いちご、アボガドといった果物や野菜を例示することができるが、この他にも、例えば「ウナギと茄子のいため物」、「あじのしょうが煮」といった料理であってもよい。本発明では、このような料理の概念も食品の中に含まれており、次の発明の実施の形態で説明する各実施例も、食品として料理を例示して適用することが可能である。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0029】
[実施の形態1]
図1は、本発明の栄養素算出装置の実施の形態1を示すシステム構成図である。
【0030】
この栄養素算出装置は、ユーザが栄養素名及び栄養素量を入力するための入力部1と、食品名に対応させてその食品の単位重量当たりに含まれる各種基本栄養素量が格納された栄養素量記憶部5と、入力部1から入力された栄養素名の情報に基づき、栄養素量記憶部5から栄養素名を含む食品とその食品に含まれる単位重量当たりの栄養素名の基本栄養素量の情報を読み出す情報読出し部4と、情報読出し部4により読み出された食品の単位重量当たりの基本栄養素量に基づき、入力部1から入力された栄養素量を摂取するために必要な食品の重量を算出する算出部3と、算出部3の算出結果を表示する表示部(出力部)6と、これら入力部1、算出部3、情報読出し部4、表示部6の情報の入出力を制御する制御部2とを備えている。
【0031】
図2は、栄養素量記憶部5に記憶されている基本栄養素量情報のデータ構成例を示している。
【0032】
栄養素量記憶部5には、レモン、アセロラ等の各食品名と、その食品の単位重量(この例では、100g)当たりに含まれる各種栄養素(カロリー、タンパク質、脂質、カルシウム、ビタミンA、ビタミンC等)の量とが対応付けられて記憶されている。
【0033】
次に、上記構成の栄養素量算出装置を用いた各種算出処理の実施例について説明する。
【0034】
<実施例1>
本実施例1の栄養素量算出処理について、図1に示すシステム構成図、図2に示す基本栄養素量情報を参照して説明する。
【0035】
まず、ユーザは、図3及び図4に示す入力画面に従い、調べたい栄養素名と栄養素量を入力部1より入力する。ここでは、調べたい栄養素名として「6」の「ビタミンC」、栄養素量として「200(mg)」が入力されたとする。
【0036】
制御部2は、入力部1より入力された情報に基づき、情報読出し部4を通じて、図2に示す基本栄養素量情報を格納している栄養素量記憶部5から各食品の名前と栄養素量を読み出し、入力部1より入力された情報と共に算出部3へ送る。
【0037】
情報を受け取った算出部3は「ビタミンC」の値が「200(mg)」になる食品の摂取量を下式(1)を用いて演算する。
【0038】
D = A/B×C ・・・(1)
A:調べたい栄養素量
B:栄養素量記憶部5から読み出された食品の基本栄養素量
C:栄養素量記憶部5に格納されている栄養素量の単位重量[g](100g)
D:摂取する必要がある重量[g]
例えば、「アセロラ」の場合、Aは図4より、A:200、B、Cは図2より、B:1700、C:100、なので、
D=200/1700×100≒12(g)
となる。
【0039】
全ての食品について上記(1)式の演算を行った後、算出部3は制御部2へ演算結果を送る。
【0040】
制御部2は、算出部3から受け取った情報を表示部6へ出力する。図5は、表示部6に表示される演算結果の表示例を示している。すなわち、ビタミンCを200mgとるためには、レモンでは200g、アセロラでは12g、みかんでは571g、いちごでは323g、アボガドでは1333g摂取する必要がある。この場合、図6に示すように、算出された重量に応じた他の栄養素量を表示してもよい。図6では、カロリーと脂質が表示されている。
【0041】
以上の処理動作は、図7に示すフローチャートに従って処理される。
【0042】
次に、図7に示すフローチャートを参照して、上記処理動作を再度説明する。
【0043】
ステップS11では、ユーザが入力部1から調べたい栄養素である「ビタミンC」を入力し、次のステップS12では、摂取したい栄養素量として「200(mg)」を入力する(図3、図4参照)。
【0044】
ステップ13では、栄養素量記憶部5の中からまだ読み出していない食品名があるか否かを判断し、ある場合にはステップS14に、無い場合にはステップS16に進む。ここでは、最初の入力であるのでステップS14に進む。
【0045】
ステップS14では、情報読出し部4が栄養素量記憶部5から食品名としてまず最初に「レモン」を読み出し、その栄養素量として、カロリー「54」、タンパク質「0.9」、脂質「0.7」、カルシウム「67」、ビタミンA「4」、ビタミンC「100」を読み出して、ステップS15へ進む。
【0046】
ステップS15では、「ビタミンC」の値が「200」になる食品の重量を演算し、その演算結果の重量を制御部2に送って、ステップS13に戻る。ここでは、食品「レモン」の重量を上記(1)式で演算し、その演算結果である重量「200」を制御部2に送ってステップS13に戻る。
【0047】
このようなステップS13〜ステップS15の処理を繰り返し、全ての食品(アセロラ、みかん、いちご、アボガド)の摂取に必要な重量を演算すると、ステップS13からステップS16へ進む。
【0048】
ステップS16では、制御部2が算出部3から受け取った情報を表示部6に出力し、図5または図6に示すように表示して、処理を終了する。
【0049】
<実施例2>
本実施例2の栄養素量算出処理について、図1に示すシステム構成図、図2に示す基本栄養素量情報を参照して説明する。
【0050】
まず、ユーザは、図8に示す入力画面に従い、調べたい食品名とその重量を入力部1より入力する。ここでは、調べたい食品名として「アセロラ」、その重量として「100(mg)」が入力されたとする。
【0051】
制御部2は、入力部1より入力された情報に基づき、情報読出し部4を通じて、図2に示す基本栄養素量情報を格納している栄養素量記憶部5から入力された食品の栄養素量を読み出し、入力部1より入力された重量「100(mg)」と共に算出部3へ送る。
【0052】
算出部3は、栄養素量記憶部5より読み出された基本栄養素量を元に、食品の重量分の栄養素量を、下式(2)によって演算し、制御部2に送る。
【0053】
D = A/B×C ・・・(2)
A:栄養素量記憶部5から読み出された食品の基本栄養素量
B:栄養素量記憶部5に格納されている栄養素量の単位重量[g](100g)
C:ユーザから入力された、調べたい食品の重量[g]
D:重量分の栄養素量
例えば、「ビタミンC」の場合、A、Bは図2より、A:1700、B:100、Cは図8より、C:100、なので、
D=1700/100×100=1700(mg)
となる。
【0054】
全ての栄養素量について上記(2)式の演算を行った後、算出部3は制御部2へ演算結果を送る。制御部2は、算出部3から受け取った情報を表示部6へ出力する。図9は、表示部6に表示される演算結果の表示例を示している。
【0055】
次に、ユーザは、図9に示す表示画面に従い、調べたい栄養素を入力部1より入力する。ここでは、調べたい栄養素として「6」の「ビタミンC」が入力されたとする。
【0056】
制御部2は、入力部1より入力された情報に基づき、情報読出し部4を通じて、栄養素量記憶部5から各食品の名前と基本栄養素量を読み出し、入力部1より入力された情報と共に算出部3へ送る。
【0057】
情報を受け取った算出部3は、「ビタミンC」の値が「1700」になるために必要な各食品の摂取量を演算し、その演算結果を制御部2へ送る。
【0058】
制御部2は、算出部3から受け取った情報を表示部6出力する。図10は、表示部6に表示される演算結果の表示例を示している。図10では、アセロラ100gに含まれるビタミンC1700mgを摂取するために必要な他の食品の必要量が表示されている。
【0059】
以上の処理動作は、図11に示すフローチャートに従って処理される。
【0060】
次に、図11に示すフローチャートを参照して、上記処理動作を再度説明する。
【0061】
ステップS21では、ユーザが入力部1から調べたい食品名である「アセロラ」を入力し、次のステップS22では、重量として「100(g)」を入力する( 図8参照)。
【0062】
ステップS23では、情報読出し部4が栄養素量記憶部5から入力された食品「アセロラ」の栄養素量を読み出し、重量「100(g)」と共に算出部3に送り、ステップS24へ進む。
【0063】
ステップS24では、算出部3が重量分の各栄養素量を演算し、その演算結果を制御部2へ送る。制御部2は、算出部3から受け取った情報を表示部6へ出力し、図9に示す演算結果を表示する。
【0064】
ステップS25では、ユーザが、図9に示す演算結果に基づき、調べたい栄養素である「ビタミンC」を入力する。
【0065】
ステップS26では、栄養素量記憶部5の中からまだ読み出していない食品名があるか否かを判断し、ある場合にはステップS27に、無い場合にはステップS29に進む。ここでは、最初の入力であるのでステップS27に進む。
【0066】
ステップS27では、情報読出し部4が栄養素量記憶部5から最初の食品情報として食品名「レモン」、カロリー「54」、タンパク質「0.9」、脂質「0.7」、カルシウム「67」、ビタミンA「4」、ビタミンC「100」を読み出し、ステップS28へ進む。
【0067】
ステップS28では、アセロラ100gに含まれるビタミンCの量「1700(mg)」を摂取するのに必要な食品の重量を演算し、演算結果である「1700(mg)」を制御部2に送り、ステップS26に戻る。
【0068】
このようなステップS26〜ステップS28の処理を繰り返し、全ての食品の摂取に必要な重量を演算すると、ステップS26からステップS29へ進む。
ステップS29では、制御部2が算出部3から受け取った情報を表示部6に出力し、図10に示すように表示して、処理を終了する。
【0069】
[実施の形態2]
図12は、本発明の栄養素算出装置の実施の形態2を示すシステム構成図である。
【0070】
この栄養素算出装置は、ユーザが食品名や重量、栄養素名などを入力するための入力部1と、食品名に対応させてその食品の単位重量当たりに含まれる各種基本栄養素量が格納された栄養素量記憶部5aと、入力部1から入力された食品名及び重量の情報に基づき、栄養素量記憶部5aから食品に含まれる単位重量(100g)当たりの各種基本栄養素量の情報を読み出す情報読出し部4と、情報読出し部4により読み出された単位重量当たりの各種基本栄養素量に基づき、入力部1から入力された重量分の各種栄養素量を算出するとともに、入力部1から調べたい栄養素名が入力されると、算出された該当する栄養素名の栄養素量を摂取するために必要な食品の重量を算出する算出部(第1算出部及び第2算出部)3と、算出部3の算出結果を出力する表示部(出力部)6とを備えている。ここで、栄養素量記憶部5aに記憶されている基本栄養素量情報のデータ構成例は、図2と同様である。
【0071】
図13は、標準重量記憶部5bに記憶されている標準重量情報のデータ構成例を示している。
【0072】
標準重量記憶部5bには、レモン、アセロラ等の食品名と、その食品の単位量(1個、1粒等)と、単位量当たりの標準重量[g]とが対応付けられて記憶されている。
【0073】
次に、上記構成の栄養素量算出装置を用いた各種算出処理の実施例について説明する。
【0074】
<実施例3>
本実施例3の栄養素量算出処理について、図12に示すシステム構成図、図2に示す基本栄養素量情報、図13に示す標準重量情報を参照して説明する。ただし、本実施例3では、摂取するために必要な食品の重量を算出するまでの処理は、上記実施例1または実施例2と同様であるので、ここでは、上記実施例1で用いた図3ないし図5に示す入力画面及び演算結果例を利用して全体の算出処理を説明する。
【0075】
まず、ユーザは、図3及び図4に示す入力画面に従い、調べたい栄養素名と栄養素量を入力部1より入力する。ここでは、調べたい栄養素名として「6」の「ビタミンC」、栄養素量として「200(mg)」が入力されたとする。
【0076】
制御部2は、入力部1より入力された情報に基づき、情報読出し部4を通じて、図2に示す基本栄養素量情報を格納している栄養素量記憶部5aから各食品の名前と栄養素量を読み出し、入力部1より入力された情報と共に算出部3へ送る。
【0077】
情報を受け取った算出部3は「ビタミンC」の値が「200(mg)」になる食品の摂取量を下式(3)を用いて演算する。
【0078】
D = A/B×C ・・・(3)
A:調べたい栄養素量
B:栄養素量記憶部5から読み出された食品の基本栄養素量
C:栄養素量記憶部5に格納されている栄養素量の単位重量[g](100g) D:摂取する必要がある重量[g]
例えば、「レモン」の場合、Aは図4より、A:200、B、Cは図2より、B:100、C:100、なので、
D=200/100×100≒200(g)
となる。
【0079】
全ての食品について上記(3)式の演算を行った後、算出部3は制御部2へ演算結果を送る。
【0080】
制御部2は、算出部3から受け取った情報に基づき、情報読出し部4を通じて、図13に示す標準重量情報を格納している標準重量記憶部5bから各食品の単位名(個、粒等)と単位量当たりの重量を読み出し、単位量当たりの重量を算出部3に送る。
【0081】
算出部3では、算出した摂取するために必要な各食品の重量と、1単位当たりの重量より、下式(4)を用いて、摂取するために必要な各食品の単位量を算出し、制御部2へ送る。
【0082】
F=D/E ・・・(4)
D:摂取するために必要な重量
E:単位(個、粒等)当たりの標準重量
F:摂取するのに必要な単位量
例えば、「レモン」であれば、Dは上記(3)式による演算により、D:200、Fは図13より、F:100、なので、
G=200/100=2
となる。
【0083】
全ての食品について上記(4)式の演算を行った後、算出部3は制御部2へ演算結果である単位量を送る。
【0084】
制御部2では、算出部3より受け取った単位量を単位名と合わせて表示部6に出力する。図14は、表示部6に表示される演算結果の表示例を示しており、ユーザが調べたい栄養素として「ビタミンC」を入力し、栄養素量として「200(mg)」を入力した場合の演算結果画面例である。
【0085】
なお、何らかの切り替え操作によって単位を重量「g」で表示できるようにしても良い。また、単位量(個、粒等)と重量「g」を並べて表示できるようにしても良い。
【0086】
以上の処理動作は、図15に示すフローチャートに従って処理される。
【0087】
次に、図15に示すフローチャートを参照して、上記処理動作を再度説明する。
【0088】
ステップS31〜ステップS35までの処理は、図7に示す実施例1のステップS11〜ステップS15までの処理動作、及び図11に示す実施例2のステップS21〜ステップS28までの処理動作と同様であるので、ここでは説明を省略する。ただし、ここでは実施例1のステップS11〜ステップS15での処理に引き続いて、処理を実行する場合について説明する。
【0089】
ステップS36では、標準重量記憶部5bの中からまだ読み出していない食品名があるか否かを判断し、ある場合にはステップS37に、無い場合にはステップS39に進む。ここでは、最初の入力であるのでステップS37に進む。
【0090】
ステップS37では、制御部2は情報読出し部4を通じて、図13に示す標準重量情報が格納された標準重量記憶部5bから、食品の単位名としてまず「レモン」を読み出し、1単位(1個)当たりの重量「100(g)」を読み出して、ステップS38に進む。
【0091】
ステップS38では、制御部2が1単位当たりの重量「100(g)」を算出部3に送る。算出部3では、ステップS35で算出した摂取するために必要な食品の重量「200(g)」と1単位当たりの重量「100(g)」とに基づき、摂取するために必要な単位量「2」を算出し、制御部2へ送ってステップS36に戻る。
【0092】
このようなステップS36〜ステップS38の処理を繰り返し、全ての食品の摂取に必要な重量を単位量へと換算して、ステップS39に進む。
【0093】
ステップS39では、制御部2が算出部3から受け取った情報を表示部6に出力し、図14に示すように表示して、処理を終了する。
【0094】
<実施例4>
本実施例4の栄養素量算出処理について、図12に示すシステム構成図、図2に示す基本栄養素量情報、図13に示す標準重量情報を参照して説明する。
【0095】
本実施例4は、ユーザが調べたい食品の重量を入力する代わりに、単位量(個、粒等)で入力し、算出部3が標準重量記憶部5bの情報を用いて重量に変換することによって、摂取するために必要な食品の量を算出するようにしたものである。
【0096】
すなわち、ユーザが入力部1より調べたい食品名と単位量とを入力すると、制御部2が情報読出し部4を通じて標準重量記憶部5bから各食品の単位名と単位量当たりの標準重量を読み出し、1単位当たりの重量を算出部3に送る。
【0097】
算出部3では、入力部1より入力された食品の単位量より、下式(5)を用いて、入力された食品の重量を算出し、制御部2へ送る。
【0098】
C = A×B ・・・(5)
A:食品の単位量
B:食品の1単位あたりの標準重量
C:食品の重量
例えば、ユーザが調べたい食品名として「アセロラ」を入力し、その単位量として「1」を入力した場合、A:1となり、図13より、B:15となるので、
C=1×15=15(g)
となる。
【0099】
ここで、ユーザが調べたい栄養素として「ビタミンC」を入力すると、制御部2が情報読出し部4を通じて栄養素量記憶部5aから「アセロラ」の単位重量(100g)当たりのビタミンCの量「1700(mg)」を読み出し、算出部3へ送る。算出部3は、この読み出された単位重量(100g)当たりの栄養素量と、「アセロラ」の単位量当たりの標準重量「15(g)」とから、「アセロラ」1単位で摂取できるビタミンCの量を算出する。
【0100】
すなわち、「アセロラ」の単位量「1」個分の重量は15gなので、アセロラの「ビタミンC」の量は、
アセロラ15g分の栄養素量=1700/100×15=255mg
となる。
【0101】
図16は、上記のように、ユーザが調べたい食品として「アセロラ」を入力し、単位量として「1」を入力し、さらに、調べたい栄養素として「ビタミンC」を入力した場合の演算結果画面の一例である。
【0102】
この場合、「ビタミンC」255mgを例えばレモンで摂取するためには、
摂取する必要がある重量[g]=255/100×100=255
摂取するのに必要がある単位量=255/100≒2.6
となる。
【0103】
図16には、このような算出処理を他の食品について行うことによって、アセロラ1個分に相当する「ビタミンC」255mgを摂取するために必要な他の食品の単位量が合わせて表示されている。
【0104】
<実施例5>
本実施例5は、上記各実施例1〜4の算出処理により得られた、摂取するために必要な重量を表示する際に、重量や栄養素量によってソートして表示部6に表示するようにしたものである。
【0105】
図17は、調べたい栄養素として「ビタミンC」を入力し、栄養素量として「200(mg)」を入力した場合(実施例1の場合に相当)に得られた図5に示す演算結果を、さらに重量によってソートした場合の演算結果画面の一例を示している。
【0106】
<実施例6>
本実施例6は、栄養素量記憶部5,5aに、図2に示す基本栄養素量情報に加え、図18に示すような各食品の分類情報を持たせることにより、指定した分類に含まれる食品名の演算結果のみを表示するようにしたものである。本実施例6では、分類情報の一例として、春、夏、秋、冬の季節情報としている。これにより、食品である果物や野菜等を、春、夏、秋、冬といったその収穫の時期に合わせて分類することにより、演算結果の食品が時期的に入手可能かどうか、また、時期的に旬のものであるかどうかといったことまで確認することができる。
【0107】
なお、分類は、ユーザによって入力された食品と同じ分類が選択されても良いし、別途ユーザが指定しても良い。
【0108】
図19は、調べたい栄養素として「ビタミンC」を入力し、栄養素量として「200」を入力し、さらに分類情報として「夏」を入力した場合の演算結果画面の一例を示している。
【0109】
<実施例7>
本実施例7は、上記実施例6と同様、図18に示すような各食品の分類情報を持たせることにより、演算によって得られた、摂取するために必要な重量を表示する際に、食品の分類によって優先度を変更して表示するようにしたものである。優先される分類は「春」「夏」「秋」「冬」の季節順等のように予め固定されていても良いし、別途ユーザが指定しても良い。
【0110】
なお、図20は、調べたい栄養素として「ビタミンC」を入力し、栄養素量として「200(mg)」を入力した場合(実施例1の場合に相当)に得られた演算結果を重量によってソートした図17に示す演算結果を、分類の優先度を「春」「夏」「秋」「冬」として並び換えたときの演算結果画面の一例である。
【0111】
以上説明した栄養素量算出装置は、食品名に対応させてその食品に含まれる各種栄養素量が格納されたデータベースの中から、必要とする栄養素量を摂取するために必要な食品の重量を算出する栄養素量算出処理を機能させるためのプログラムで実現されている。
【0112】
発明の対象とするのは、このプログラムそのものであってもよいし、このプログラムがコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されているものであってもよい。
【0113】
本発明では、この記録媒体として、図1に示されている制御部(マイクロコンピュータ)2で処理が行なわれるために必要なメモリ、例えばROMのようなものそのものがプログラムメディアであってもよいし、また、図示していない外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。いずれの場合においても、格納されているプログラムはマイクロコンピュータがアクセスして実行させる構成であってもよいし、あるいはいずれの場合もプログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータの図示しないプログラム記憶エリアにロードされて、そのプログラムが実行される方式であってもよい。このロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
【0114】
ここで、上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、FD(フレキシブルディスク)やHD(ハードディスク)等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0115】
また、本発明においては、インターネットを含む通信ネットワークと接続可能なシステム構成である場合には、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予め装置本体に格納しておくか、あるいは別の記録媒体からインストールされるものであってもよい。なお、記録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0116】
さらに、本発明では、プログラム自体として、図1に示されている制御部(マイクロコンピュータ)2で実行される処理そのものであってもよいし、あるいはインターネットを含む通信ネットワークとアクセスすることで取り込める、あるいは取り込めたものであってもよいし、こちらから送り出すものであってもよい。さらには、この取り込んだプログラムに基づいて、上記栄養素量算出装置内で処理された結果、つまり生成されたものであってもよい。あるいは、こちらから送り出す際に上記栄養素量算出装置内で処理された結果、つまり生成されたものであってもよい。なお、これらのものはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0117】
【発明の効果】
本発明によれば、必要とする栄養素量を摂取するために、食品をどれだけの重量摂取する必要があるのかを容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の栄養素算出装置の実施の形態1を示すシステム構成図である。
【図2】栄養素量記憶部に記憶されている基本栄養素量情報のデータ構成例を示す説明図である。
【図3】実施例1の栄養素量算出処理を説明するための入力画面例を示す説明図である。
【図4】実施例1の栄養素量算出処理による入力画面例を示す説明図である。
【図5】実施例1の栄養素量算出処理による演算結果の表示例を示す説明図である。
【図6】実施例1の栄養素量算出処理による演算結果の他の表示例を示す説明図である。
【図7】実施例1による栄養素量算出処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】実施例2の栄養素量算出処理による入力画面例を示す説明図である。
【図9】実施例2の栄養素量算出処理による演算結果の表示例を示す説明図である。
【図10】実施例2の栄養素量算出処理による演算結果の他の表示例を示す説明図である。
【図11】実施例2による栄養素量算出処理の手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明の栄養素算出装置の実施の形態2を示すシステム構成図である。
【図13】標準重量記憶部に記憶されている標準重量情報のデータ構成例を示す説明図である。
【図14】実施例3の栄養素量算出処理による演算結果の表示例を示す説明図である。
【図15】実施例3による栄養素量算出処理の手順を示すフローチャートである。
【図16】実施例4の栄養素量算出処理による演算結果の表示例を示す説明図である。
【図17】実施例5の栄養素量算出処理による演算結果の表示例を示す説明図である。
【図18】実施例6における栄養素量記憶部に記憶されている各食品の分類情報のデータ例を示す説明図である。
【図19】実施例6の栄養素量算出処理による演算結果の表示例を示す説明図である。
【図20】実施例7の栄養素量算出処理による演算結果の表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 入力部
2 制御部
3 算出部
4 情報読出し部
5、5a 栄養素量記憶部
5b 標準重量記憶部
Claims (20)
- ユーザが栄養素名及び栄養素量を入力するための入力部と、
食品名に対応させてその食品に含まれる各種栄養素量が格納された栄養素量記憶部と、
前記入力部から入力された栄養素名及び栄養素量の情報に基づき、前記栄養素量記憶部から前記栄養素名を含む食品とその食品に含まれる栄養素量の情報を読み出す情報読出し部と、
前記情報読出し部により読み出された各食品に含まれる栄養素量に基づき、前記入力部から入力された栄養素量を摂取するために必要な前記食品の重量を算出する算出部と、
前記算出部の算出結果を出力する出力部とを備えたことを特徴とする栄養素量算出装置。 - ユーザが栄養素名及び栄養素量を入力するための入力部と、
食品名に対応させてその食品の単位重量当たりに含まれる各種基本栄養素量が格納された栄養素量記憶部と、
前記入力部から入力された栄養素名の情報に基づき、前記栄養素量記憶部から前記栄養素名を含む食品とその食品に含まれる単位重量当たりの前記栄養素名の基本栄養素量の情報を読み出す情報読出し部と、
前記情報読出し部により読み出された食品の単位重量当たりの基本栄養素量に基づき、前記入力部から入力された栄養素量を摂取するために必要な前記食品の重量を算出する算出部と、
前記算出部の算出結果を出力する出力部とを備えたことを特徴とする栄養素量算出装置。 - ユーザが食品名及び重量を入力するための入力部と、
食品名に対応させてその食品に含まれる各種栄養素量が格納された栄養素量記憶部と、
前記入力部から入力された食品名及び重量の情報に基づき、前記栄養素量記憶部から前記食品に含まれる各種栄養素量の情報を読み出す情報読出し部と、
前記情報読出し部により読み出された各種栄養素量を前記入力部から入力された重量に対応した値に演算し、その演算の結果得られた栄養素量を摂取するために必要な前記食品の重量を算出する算出部と、
前記算出部の算出結果を出力する出力部とを備えたことを特徴とする栄養素量算出装置。 - ユーザが食品名や重量、栄養素名などを入力するための入力部と、
食品名に対応させてその食品の単位重量当たりに含まれる各種基本栄養素量が格納された栄養素量記憶部と、
前記入力部から入力された食品名及び重量の情報に基づき、前記栄養素量記憶部から前記食品に含まれる単位重量当たりの各種基本栄養素量の情報を読み出す情報読出し部と、
前記情報読出し部により読み出された単位重量当たりの各種基本栄養素量に基づき、前記入力部から入力された重量分の各種栄養素量を算出する第1算出部と、
前記入力部から調べたい栄養素名が入力されると、前記第1算出部で算出された該当する栄養素名の栄養素量を摂取するために必要な前記食品の重量を算出する第2算出部と、
前記第2算出部の算出結果を出力する出力部とを備えたことを特徴とする栄養素量算出装置。 - 食品名に対応する1単位当たりの標準重量が格納された標準重量記憶部をさらに備え、
前記算出部は、算出した食品の重量と前記標準重量記憶部に記憶されている標準重量とに基づいて、摂取するために必要な食品の単位量を算出し、前記出力部は、摂取するために必要な食品の量を単位量で表示することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の栄養素量算出装置。 - 食品名に対応する1単位当たりの標準重量が格納された標準重量記憶部をさらに備え、
前記第2算出部は、算出した食品の重量と前記標準重量記憶部に記憶されている標準重量とに基づいて、摂取するために必要な食品の単位量を算出し、前記出力部は、摂取するために必要な食品の量を単位量で表示することを特徴とする請求項4に記載の栄養素量算出装置。 - 食品名に対応する1単位当たりの標準重量が格納された標準重量記憶部と、
前記入力部から入力された食品名及び単位量の情報に基づき、前記標準重量記憶部に格納されている該当する食品名の標準重量を用いてその食品の重量に換算する重量換算部とをさらに備え、
前記情報読出し部は、前記入力部から入力された食品名と前記重量換算部により換算された重量の情報に基づき、前記栄養素量記憶部から前記食品に含まれる各種栄養素量の情報を読み出すことを特徴とする請求項3に記載の栄養素量算出装置。 - 食品名に対応する1単位当たりの標準重量が格納された標準重量記憶部と、
前記入力部から入力された食品名及び単位量の情報に基づき、前記標準重量記憶部に格納されている該当する食品名の標準重量を用いてその食品の重量に換算する重量換算部とをさらに備え、
前記情報読出し部は、前記入力部から入力された食品名と前記重量換算部により換算された重量の情報に基づき、前記栄養素量記憶部から前記食品に含まれる単位重量当たりの各種基本栄養素量の情報を読み出すことを特徴とする請求項4に記載の栄養素量算出装置。 - 演算して得られた結果を前記出力部により表示する際に、重量や栄養素量によってソートして表示することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の栄養素量算出装置。
- 食品名に分類情報を持たせることにより、指定した分類の中の食品名の演算結果のみを表示することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の栄養素量算出装置。
- 食品名に分類情報を持たせることにより、食品名の分類によって表示する優先順位を変更することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の栄養素算出装置。
- 食品名に対応させてその食品に含まれる各種栄養素量が格納された栄養素量記憶部を用いて、必要とする栄養素量を摂取するために必要な食品の重量を算出する栄養素量算出方法であって、
調べたい栄養素名及び栄養素量が入力されると、その入力情報に基づき、前記栄養素量記憶部から前記栄養素名を含む食品とその食品に含まれる栄養素量の情報を読み出す段階と、
読み出した各食品に含まれる栄養素量に基づき、前記入力された栄養素量を摂取するために必要な前記食品の重量を算出する段階と、
その算出結果を出力する段階とを備えたことを特徴とする栄養素量算出方法。 - 食品名に対応させてその食品に含まれる各種栄養素量が格納された栄養素量記憶部を用いて、必要とする栄養素量を摂取するために必要な食品の重量を算出する栄養素量算出方法であって、
調べたい栄養素名の情報が入力されると、前記栄養素量記憶部から前記栄養素名を含む食品とその食品に含まれる単位重量当たりの前記栄養素名の基本栄養素量の情報を読み出す段階と、
読み出した食品の単位重量当たりの基本栄養素量に基づき、前記入力された栄養素量を摂取するために必要な前記食品の重量を算出する段階と、
その算出結果を出力する段階とを備えたことを特徴とする栄養素量算出方法。 - 食品名に対応させてその食品に含まれる各種栄養素量が格納された栄養素量記憶部を用いて、必要とする栄養素量を摂取するために必要な食品の重量を算出する栄養素量算出方法であって、
調べたい食品名及び重量の情報が入力されると、前記栄養素量記憶部から前記食品に含まれる各種栄養素量の情報を読み出す段階と、
読み出した各種栄養素量を前記入力された重量に対応した値に演算し、その演算の結果得られた栄養素量を摂取するために必要な前記食品の重量を算出する段階と、
その算出結果を出力する段階とを備えたことを特徴とする栄養素量算出方法。 - 食品名に対応させてその食品の単位重量当たりに含まれる各種基本栄養素量が格納された栄養素量記憶部を用いて、必要とする栄養素量を摂取するために必要な食品の重量を算出する栄養素量算出方法であって、
調べたい食品名及び重量の情報が入力されると、前記栄養素量記憶部から前記食品に含まれる単位重量当たりの各種基本栄養素量の情報を読み出す段階と、
読み出した単位重量当たりの各種基本栄養素量に基づき、前記入力された重量分の各種栄養素量を算出する段階と、
調べたい栄養素名が入力されると、前記算出された該当する栄養素名の栄養素量を摂取するために必要な前記食品の重量を算出する段階と、
その算出結果を出力する段階とを備えたことを特徴とする栄養素量算出方法。 - 食品名に対応させてその食品に含まれる各種栄養素量が格納されたデータベースの中から、必要とする栄養素量を摂取するために必要な食品の重量を算出するコンピュータ読み取り可能な栄養素量算出プログラムであって、
調べたい栄養素名及び栄養素量が入力されると、その入力情報に基づき、前記データベースから前記栄養素名を含む食品とその食品に含まれる栄養素量の情報を読み出すステップと、
読み出した各食品に含まれる栄養素量に基づき、前記入力された栄養素量を摂取するために必要な前記食品の重量を算出するステップと、
その算出結果を出力するステップとを備えたことを特徴とする栄養素量算出プログラム。 - 食品名に対応させてその食品に含まれる各種栄養素量が格納されたデータベースの中から、必要とする栄養素量を摂取するために必要な食品の重量を算出するコンピュータ読み取り可能な栄養素量算出プログラムであって、
調べたい栄養素名の情報が入力されると、前記データベースから前記栄養素名を含む食品とその食品に含まれる単位重量当たりの前記栄養素名の基本栄養素量の情報を読み出すステップと、
読み出した食品の単位重量当たりの基本栄養素量に基づき、前記入力された栄養素量を摂取するために必要な前記食品の重量を算出するステップと、
その算出結果を出力するステップとを備えたことを特徴とする栄養素量算出プログラム。 - 食品名に対応させてその食品に含まれる各種栄養素量が格納されたデータベースの中から、必要とする栄養素量を摂取するために必要な食品の重量を算出するコンピュータ読み取り可能な栄養素量算出プログラムであって、
調べたい食品名及び重量の情報が入力されると、前記データベースから前記食品に含まれる各種栄養素量の情報を読み出すステップと、
読み出した各種栄養素量を前記入力された重量に対応した値に演算し、その演算の結果得られた栄養素量を摂取するために必要な前記食品の重量を算出するステップと、
その算出結果を出力するステップとを備えたことを特徴とする栄養素量算出プログラム。 - 食品名に対応させてその食品に含まれる各種栄養素量が格納されたデータベースの中から、必要とする栄養素量を摂取するために必要な食品の重量を算出するコンピュータ読み取り可能な栄養素量算出プログラムであって、
調べたい食品名及び重量の情報が入力されると、前記データベースから前記食品に含まれる単位重量当たりの各種基本栄養素量の情報を読み出すステップと、
読み出した単位重量当たりの各種基本栄養素量に基づき、前記入力された重量分の各種栄養素量を算出するステップと、
調べたい栄養素名が入力されると、前記算出された該当する栄養素名の栄養素量を摂取するために必要な前記食品の重量を算出するステップと、
その算出結果を出力するステップとを備えたことを特徴とする栄養素量算出プログラム。 - 請求項16ないし請求項19のいずれかに記載の栄養素量算出プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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