JP2013058085A - 栄養管理支援システム、栄養管理支援方法、及び栄養管理支援プログラム - Google Patents

栄養管理支援システム、栄養管理支援方法、及び栄養管理支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】人の病態に適した食事を容易に提供することができる栄養管理支援システム、栄養管理支援方法、及び栄養管理支援プログラムを提供する。
【解決手段】人の病態に関する病態情報と、病態に適する度合いを食品毎に示す食品情報とを取得し、前記病態情報に基づいて、前記人が摂取可能な食品を前記食品情報から抽出する情報抽出部103と、抽出された食品を示す情報を前記人へ提示し、該情報の中から前記人により選択された選択食品の情報を取得し、取得された選択食品の情報に基づいて、前記選択食品を前記人へ配送するための情報を食品の調理及び配送を行う調理施設へ送信する情報提示部104とを備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、医療施設や介護・養護施設などの各種施設の利用者に対する栄養管理を行うための、栄養管理支援システム、栄養管理支援方法、及び栄養管理支援プログラムに関するものである。
従来、栄養管理支援システムとして、NST(Nutrition Support Team:栄養サポートチーム)支援システムが知られている。NST支援システムは、医療施設、介護・養護施設、訪問看護ステーション、学校施設、あるいは刑務所など、患者や食堂などの利用者の栄養管理の実施を必要とする施設において、栄養サポートチームやそれに準じる管理栄養士等(以後、栄養管理者と称する)が実践する栄養管理の活動を支援するために利用されている。例えば、NST支援システムを病院で活用する場合は、全ての患者のデータ(身体計測値、生化学検査値、食品の種類など)をNST支援システムに登録することにより、患者ごとに必要な栄養量や栄養評価などを決定しながら最適な栄養管理の支援活動を実行することができる。
また、食堂などの利用者の栄養管理を支援するシステムも知られている。このシステムでは、POS端末が利用者の購入した食品から喫食データを作成すると、集計サーバが各POS端末からの喫食データを集計する。そして、栄養管理装置が、所定の期間における利用者の喫食データを集計サーバから読み出し、利用者の栄養管理情報を作成して栄養管理者へ提示する。これによって、栄養管理者は、栄養管理装置から取得した栄養管理情報に基づいて、さらに改良を加えた栄養管理を実施することができる。
なお、従来の技術として、下記特許文献等が知られている。
特開2005−135238号公報
味の素ファルマ株式会社 2006年1月作成(TNC・16・0106・SW)パンフレット
これら栄養管理者を支援するための栄養管理支援システムは、栄養管理者が患者や利用者のデータに基づいて栄養管理を行うものであるため、患者や利用者の病態に適した食事については、栄養管理者または患者や利用者自身が検討しなければならず、甚大な労力を要するという問題があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、人の病態に適した食事を容易に提供することができる栄養管理支援システム、栄養管理支援方法、及び栄養管理支援プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様は、人の病態に関する病態情報と、病態に適する度合いを食品毎に示す食品情報とを取得する第1取得部と、前記病態情報に基づいて、前記人が摂取可能な食品を前記食品情報から抽出する抽出部と、抽出された食品を示す情報を前記人へ提示し、該情報の中から前記人により選択された選択食品の情報を取得する第2取得部と、取得された選択食品の情報に基づいて、前記選択食品を前記人へ配送するための情報を食品の調理及び配送を行う調理施設へ送信する送信部とを備える。
また、本発明の一態様は、前記人が1日に摂取すべき栄養素の栄養量を示す第1栄養情報と病態に適する栄養素の栄養量を病態毎に示す病態栄養情報とを取得し、前記病態情報と前記病態栄養情報とに基づいて、前記人の病態に適する栄養素の栄養量が前記第2栄養情報に含まれるか否かを判断する第1判断部と、前記人の病態に適する栄養素の栄養量が前記第2栄養情報に含まれないと判断された場合、前記人の病態に適する栄養素の栄養量を含むよう前記第2栄養情報を変更する変更部とを更に備える。
また、本発明の一態様は、前記人が1回の食事で摂取すべき栄養素の栄養量を示す第2栄養情報と、食品に含まれる栄養素の栄養量を示す食品栄養情報とを取得する第3取得部と、前記第1栄養情報と前記食品栄養情報とに基づいて、前記選択食品に含まれる栄養素の栄養量が、所定の範囲内であるか否かを判断する第2判断部とを更に備え、前記第2取得部は、前記選択食品に含まれる栄養素毎の栄養量が所定の範囲内である場合、該選択食品の情報を取得する。
また、本発明の一態様は、前記選択食品の喫食状態を示す情報を取得し、該情報と前記食品栄養情報とに基づいて前記人が摂取した栄養素の栄養量を算出する算出部を更に備える。
また、本発明の一態様は、前記人に予め定められた摂取すべき栄養素の栄養量を示す基準情報を記憶する記憶部を更に備え、前記算出部は、算出した前記人が摂取した栄養素の栄養量に基づいて前記基準情報の内容を更新し、前記第1栄養情報は、前記基準情報に基づいて作成される。
また、本発明の一態様は、前記第1栄養情報と前記人が摂取した栄養素の栄養量とに基づいて、前記人に不足している栄養素があるか否かを判断する第3判断部と、前記人に不足している栄養素があると判断された場合、該栄養素が不足した場合に摂取すべき予め定められた推奨食品の情報を取得する第3取得部とを更に備え、前記第2取得部は、前記推奨食品の情報を優先的に前記人へ提示する。
また、本発明の一態様は、前記第2取得部が、前記抽出された食品を示す情報の提示後、前記人による1つの食品の選択毎に選択食品の情報を取得し、前記食品栄養情報に基づいて、該選択食品の栄養素の栄養量を、第2栄養情報が示す該栄養素に対応する栄養素の栄養量から差し引いて栄養量残量を算出し、前記抽出された食品のうち該栄養量残量を所定の割合超える食品を選択不可とする。
また、本発明の一態様は、前記第1取得部が、前記病態情報とともに前記人が摂取すべき栄養補助食品を示す補助食品情報を取得し、前記食品情報が、栄養補助食品における栄養素の栄養量の情報を含み、前記抽出部が、前記補助食品情報に基づいて、前記人が摂取すべき栄養補助食品を前記食品情報から抽出する。
また、本発明の一態様は、前記第2取得部が、前記病態情報と前記食品情報とに基づいて、前記抽出された食品に優先度を設定し、前記抽出された食品を該優先度順に提示する。
また、本発明の一態様は、前記第2取得部が、前記人以外の人が選択した選択食品の情報を複数人分取得し、前記複数人分の選択食品の情報に基づいて、前記抽出された食品の前記人による選択時に、前記複数人の食品の選択傾向を提示する。
さらに、本発明の一態様は、人の病態に関する病態情報と、病態に適する度合いを食品毎に示す食品情報とを取得する第1取得ステップと、前記病態情報に基づいて、前記人が摂取可能な食品を前記食品情報から抽出する抽出ステップと、抽出された食品を示す情報を前記人へ提示し、該情報の中から前記人により選択された選択食品の情報を取得する第2取得ステップと、取得された選択食品の情報に基づいて、前記選択食品を前記人へ配送するための情報を食品の調理及び配送を行う調理施設へ送信する送信ステップとを行う。
さらに、本発明の一態様は、人の病態に関する病態情報と、病態に適する度合いを食品毎に示す食品情報とを取得する第1取得ステップと、前記病態情報に基づいて、前記人が摂取可能な食品を前記食品情報から抽出する抽出ステップと、抽出された食品を示す情報を前記人へ提示し、該情報の中から前記人により選択された選択食品の情報を取得する第2取得ステップと、取得された選択食品の情報に基づいて、前記選択食品を前記人へ配送するための情報を食品の調理及び配送を行う調理施設へ送信する送信ステップとをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、人の病態に適し且つ該人の嗜好を反映した食事を容易に提供することができる。
実施の形態1に係るNST支援システムの構成を示すブロック図である。 食品データを示す模式図である。 病態データを示す模式図である。 実施の形態1に係るNST支援システムの概要を説明するための図である。 実施の形態1に係るNST支援システムの機能構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態1に係るNST支援システムの動作を示すフローチャートである。 指示栄養情報を示す模式図である。 栄養量算出処理を示すフローチャートである。 食事申し込み処理を説明するための図である。 食事申し込み処理を説明するための図である。 食事申し込み処理を説明するための図である。 食事申し込み処理を説明するための図である。 食事申し込み処理を説明するための図である。 喫食量調査処理を説明するための図である。 喫食量調査処理を説明するための図である。 実施の形態2に係る指示栄養情報を示す模式図である。 実施の形態3に係る適合食品を優先度順に提示した画面を示す模式図である。 実施の形態4に係る「おすすめエネルギー範囲」を提示した画面を示す模式図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照しつつ説明する。実施の形態1においては、栄養管理システムとして、医療施設において栄養管理者を支援するためのNST支援システムを説明する。なお、NST支援システムを用いた栄養管理の対象は、NST支援システムを有する医療施設内の患者や当該医療施設で栄養管理されている在宅患者として説明する。
図1は、実施の形態1に係るNST支援システムの構成を示すブロック図である。図1に示されるように、NST支援システム1は、CPU(Central Processing Unit)11、主記憶装置12、HDD(Hard disk drive)13とを有する。CPU11は主記憶装置12上に展開されるOS(Operating System)、BIOS(Basic Input/Output System)、アプリケーション等の各種プログラムを実行し、NST支援システム1の制御を行う。主記憶装置12はいわゆるRAM(Random Access Memory)などの揮発性のメモリであり、実行されるプログラムの作業領域として利用される。HDD13はハードディスクを不揮発性の記憶媒体として有しており、後述する患者NSTデータ131、食品データ132、病態データ133が記憶されている。
NST支援システム1は、患者による食品の選択時にデータの表示手段及び入力手段として用いられる端末装置3と、食品を調理し患者へ提供する調理施設4内のコンピュータと、栄養補助食品を調理施設4や患者へ提供する補助食品会社5内のコンピュータとにネットワーク2を介して接続されている。端末装置3は、例えば患者が所有する携帯電話機や患者の病室や自宅に設置されたPC(Personal computer)である。なお、端末装置3は、患者毎に用意されることが好ましい。
患者NSTデータ131は、栄養管理者により予め作成された患者毎の個人情報である。栄養管理者は、この患者NSTデータ131に基づいて患者の栄養管理を行う。患者NSTデータ131には、患者が1日の食事で摂取すべき基準となる総エネルギー量、たんぱく質、塩分等の栄養素毎の栄養量を示す基準栄養情報、1日の食事のうち食品として付加したい栄養補助食品を示す補助食品情報が含まれる。また、患者NSTデータ131には、患者の病態を示す患者病態情報、患者個人を識別する識別情報が含まれる。識別情報は、例えば、ID、病室番号(在宅患者であれば自宅の住所)、端末装置3のメールアドレス、IPアドレスである。
患者病態情報には、食事形態、禁止食品、臨床診査結果等の情報が含まれる。食事形態は、患者が行うことができる咀嚼の度合いを段階的に示すものであり、例えば、「全て食べられる」、「容易に噛めるものは可」、「歯茎でつぶせるものは可」、「舌でつぶせるものは可」、「かまなくてよいものは可」といったものがある。禁止食品は、患者の病態やアレルギー等により摂取が禁止されている食品を示し、例えば、「牛乳」や「卵」といったものがある。臨床診査結果は、患者が予め受けた診査の結果(即ち、患者の臨床症状)を示し、例えば、「悪心・嘔吐」、「下痢」、「便秘」といったものがある。なお、食事形態は、端的に数値のみが咀嚼の度合いにあわせて設定されていてもよい。
食品データ132には、調理施設4により提供可能な食品及び食品セット(定食など)の情報と、調理施設4及び補助食品会社5により提供可能な栄養補助食品の情報とが含まれる。これら情報は、図2に示されるように、食品や食品セット、栄養補助食品毎に、食品A,B,C・・・、食品セットA,B,C・・・、栄養補助食品A,B,C・・・等の名称と、栄養素毎の栄養量と、摂取に必要な咀嚼の度合いを示す必要咀嚼度とが含まれる。また、含有する禁止食品の種類を示す含有禁止食品と、どのような病態に適しているかの度合い(言い換えれば、病態に対して摂取すべき優先順位)を示す対応病態と、使用されている各食材における栄養素毎の栄養量を示す使用食材情報が含まれる。なお、食品の名称には、その食品の種別(主食や主菜等)、分類(ご飯類やめん類等)、区分(和食や洋食等)が対応付けられており、食品セットの名称には、区分対応付けられている。また、必要咀嚼度や対応病態は、端的に数値のみが設定されていてもよい。
病態データ133には、図3に示されるように、病態毎に、病態A,B,C・・・等の名称と、その病態に好適な栄養素の投与量を示す必要投与量の情報とが含まれる。
次に、実施の形態1の理解を容易にするため、図4を用いて、NST支援システム1の概要を簡単に説明する。図4は、実施の形態1に係るNST支援システムの概要を説明するための図である。NST支援システム1は、基準栄養情報や患者病態情報を含む指示栄養情報を取得し、指示栄養情報の内容を含む患者食事データ134を作成する(S101)。NST支援システム1は、患者が1日の食事で摂取すべき栄養素毎の栄養量を示す食事栄養量と、患者が1日で摂取すべき栄養補助食品の栄養素毎の栄養量を示す投与栄養量とを算出する。なお、食事栄養量および投与栄養量を総称して必要栄養量と称する。更に、食品データ132と病態データ133と患者食事データ134とに基づいて、患者が摂取可能な食品を抽出し、食事選択データ135を作成する(S102)。
NST支援システム1は、食事選択データ135を端末装置3へ提示(端末装置3の画面上に表示させる)し(S103)、端末装置3を用いた患者に食事選択データ135の中から食品を選択させる。なお、食事選択データ135の端末装置3への提示は、例えば、食事選択の通知を端末装置3へ送信し、当該通知に応じて端末装置3からNST支援システム1へアクセスされることによりなされる。
NST支援システム1は、患者により選択された食品群を示す献立情報を取得し(S104)、選択した患者の識別情報を付加して、識別情報が付加された献立情報を調理施設4へ送信する(S105)。調理施設4では、受信した献立情報に栄養補助食品が含まれていた場合、補助食品会社5へ、その旨送信し(S106)、補助食品会社5では、受信した内容に従って調理施設4の元へ栄養補助食品を提供する(S107a)。栄養補助食品の提供後、調理施設4では、献立情報に示される食品と栄養補助食品とを識別情報に示される患者へ提供する(S108)。
NST支援システム1は、患者の喫食後、端末装置3から送信される患者の喫食状況を示すデータを受信すると(S109)、当該データと食品データ132とに基づいて、当該患者の摂取栄養量(患者が摂取した栄養量)および充足率(必要栄養量のうちの1食分の値に対する摂取栄養量の値の割合)を算出する。この算出結果に基づいて、患者NSTデータ131の基準栄養情報は適宜更新される(S110)。この更新は、例えば、充足率に基づいて基準栄養情報における栄養素毎の栄養量を増減させることにより、指示栄養情報における栄養素毎の栄養量を増減させ、前回不足した栄養素を多く含む食事を患者が次回摂取できるようにする。
なお、調理施設4で受信した情報に栄養補助食品が含まれていない場合や、受信した情報に含まれる栄養補助食品を調理施設4が提供できる場合、ステップS106やステップS107aが行われないことは言うまでもない。また、ステップS107bに示されるように、補助食品会社5において、端末装置3の患者の元へ直接栄養補助食品を提供してもよい。
次に、図5を用いて実施の形態1に係るNST支援システム1の機能構成を説明する。図5は、実施の形態1に係るNST支援システム1の機能構成を示す機能ブロック図である。図5に示されるように、NST支援システム1は、指示栄養情報を取得し、患者食事データ134を作成する情報取得部101を有する。また、NST支援システム1は、必要栄養量を算出する栄養量算出処理を行う栄養量算出部102と、適合食品及び栄養補助食品の情報を抽出し、食事選択データ135を作成する情報抽出部103とを有する。更に、NST支援システム1は、食事選択データ135を端末装置3へ提示して食品申し込み処理を行い、献立情報を取得する情報提示部104と、摂取栄養量および充足率を算出し患者NSTデータ131に対応付けてHDD13へ格納する喫食量調査処理を行う調査部105とを有する。NST支援システム1は、CPU11や主記憶装置12等のハードウェア資源が協働することにより、これら機能を実現する。
次に、図6及び図7を用いて、NST支援システム1の動作の詳細を説明する。図6は、実施の形態1に係るNST支援システム1の動作を示すフローチャートである。図7は、指示栄養情報の一例を示す図である。なお、図6に示されるステップS201及びS202が図1に示されるステップS101に対応し、ステップS203〜S205がステップS102に対応する。また、ステップS206及びS207がステップS103に対応し、ステップS208がステップS104に対応する。また、ステップS209がステップS105に対応し、ステップS210がステップS109に対応する。
まず、栄養管理者により所定の操作がなされると、情報取得部101は、図7に示されるような画面を栄養管理者に提示し(例えば、図示しないNST支援システム1が有するディスプレイまたは栄養管理者の端末装置の画面に表示させる)、指示栄養情報の入力を受け付けることにより、指示栄養情報を取得する(S201)。指示栄養情報は、患者NSTデータ131に含まれる、識別情報、基準栄養情報、補助食品情報、病態情報に基づいて設定される。例えば、図7に示されるように、画面上には総エネルギーやたんぱく質毎に、それぞれの選択肢としてのチェックボックスが複数表示され、総エネルギー、たんぱく質、脂質、塩分、食事形態はチェックボックスのいずれかが選択される。一方、禁止食品、臨床審査結果はチェックボックスが複数選択されてもよい。
なお、予め設定された時間に達した場合、または、患者からの指示栄養情報作成の通知を受信した場合、情報取得部101が、患者NSTデータ131から基準栄養情報、補助食品情報、病態情報を取得し、これらの情報を含む指示栄養情報を作成してもよい。また、在宅患者から食事選択を希望する定形のメール等を取得した場合、該当する患者NSTデータ131から、指示栄養情報を作成してもよい。
図6に戻り、指示栄養情報の取得後、情報取得部101は、指示栄養情報を個人ファイル形式にまとめて患者食事データ134とする(S202)。即ち、指示栄養情報の内容が患者食事データ134の内容となる。次に、栄養量算出部102は、作成された患者食事データ134と病態データ133とに基づいて、栄養量算出処理を行う(S203)。栄養量算出処理についての詳細は後述する。栄養量算出処理により必要栄養量が算出された後、情報抽出部103は、食品データ132と病態データ133と患者食事データ134とに基づいて、摂取条件を満たす食品及び食品セットを示す適合食品と、栄養補助食品とを食品データ132から抽出する(S204)。摂取条件は、例えば下記の1〜3の条件からなる。
条件1.含有禁止食品が患者食事データ134における禁止食品に該当しないこと。
条件2.必要咀嚼度が患者食事データ134における食事形態以下であること。
条件3.患者食事データ134における臨床診査結果が示す病態が対応病態において摂取不可でないこと。
抽出後、情報提示部104は、適合食品の情報と識別情報とを含む食事選択データ135を作成する(S205)。食事選択データ135の作成後、情報提示部104は、食事選択データ135を、識別情報に示される患者の端末装置3へ提示し(S206)、食事申し込み処理を行う(S207)。食事申し込み処理についての詳細は後述する。
次に、情報提示部104は、食事申し込み処理により作成された献立情報を取得し(S208)、調理施設4へ送信する(S209)。ここで、献立情報を受信した調理施設4及び補助食品会社5の動作は、上述したステップS106〜S108と同様であるため、その説明は省略する。送信後、調査部105は喫食量調査処理を行い、本フローは終了となる。
以下、栄養量算出処理、食事申し込み処理、喫食量調査処理を具体的に説明する。まず、図8を用いて、栄養量算出処理を説明する。図8は、栄養量算出処理を示すフローチャートである。ここで、患者食事データ134の内容が、エネルギー1000kcal、たんぱく質25g、鉄分15mg、栄養補助食品が栄養強化食品(エネルギー200kcal、鉄分10mg)、臨床診査結果が病態Dである場合を例にとり、説明を行う。
まず、栄養量算出部102は、患者食事データ134に栄養補助食品が含まれているか否かを判断し(S301)、栄養補助食品が含まれている場合(S301,YES)、食品データ132に基づいて、当該栄養補助食品の栄養素毎の栄養量を取得し、これを投与栄養量とする(S302)。ここでは、栄養強化食品が設定されているため、投与栄養量はエネルギー200kcal、鉄分10mgとなる。
次に、栄養量算出部102は、患者食事データ134の栄養素と投与栄養量とに同一の栄養素があるか否かを判断する(S303)。同一の栄養素がある場合(S303,YES)、患者食事データ134の当該栄養素の栄養量から投与栄養量の当該栄養素の栄養量を差し引いた結果を、食事栄養量とする(S304)。ここでは、エネルギー及び鉄分が同一であるため、食事栄養量は、エネルギー800kcal、たんぱく質25g、鉄分5mgとなる。この食事栄養量の算出により、患者食事データ134の内容のままの総エネルギーや鉄分の栄養量と栄養補助食品の栄養量とを患者が摂取することによる、栄養量の超過を防止できる。
次に、栄養量算出部102は、食事栄養量と投与栄養量とがある場合はこれらを合わせて必要栄養量とし、投与栄養量がない場合は、食事栄養量を必要栄養量とする(S305)。次に、栄養量算出部102は、患者食事データ134に臨床診査結果が含まれているか否かを判断する(S306)。臨床診査結果が含まれている場合(S306,YES)、栄養量算出部102は、病態データ133から患者食事データ134に含まれている臨床診査結果における病態の必要投与量を抽出する(S307)。即ち、ここでは、病態Dの必要投与量が抽出される。ここで、抽出された必要投与量はカゼイン3g、鉄分5mg、マンガン2μgとする。次に、栄養量算出部102は、必要栄養量が必要投与量以上か否かを判断する(S308)。必要栄養量が必要投与量以上である場合(S308,YES)、本フローは終了となる。これにより、患者が必要栄養量を摂取すれば、必要投与量を摂取することができる。
一方、必要投与量未満である場合(S308,NO)、必要投与量のうち必要栄養量に含まれない栄養素がある場合は、この栄養素の栄養量を食事栄養量に加える。即ち、ここでは、カゼイン3g、マンガン2μgが加えられる(S309)。また、必要投与量のうち必要栄養量を超える栄養素がある場合は、必要投与量における当該栄養素の栄養量から栄養投与量における当該栄養素の栄養量を差し引き、その結果を食事栄養量における当該栄養素の栄養量と置き換え(S309)、本フローは終了となる。例えば、必要投与量がたんぱく質30gであれば、必要栄養量におけるたんぱく質25gを超えているため、栄養投与量(ここでは0g)を差し引き、結果である30gを食事栄養量のたんぱく質25gと置き換え、食事栄養量を、エネルギー800kcal、たんぱく質30g、鉄分5mg、カゼイン3g、マンガン2μgとする。これにより、必要栄養量は病態Dの患者に必要な栄養素の栄養量を満たすことができる。
なお、カゼインは、たんぱく質に属する栄養素である。このように必要投与量において必要栄養量の栄養素に属する栄養素がある場合、当該栄養素の栄養量を、食事栄養量の当該栄養素が属する栄養素の栄養量から差し引いてもよい。例えば、たんぱく質30gからカゼイン3g、を差し引き、食事栄養量を、エネルギー800kcal、たんぱく質27g、鉄分5mg、カゼイン3g、マンガン2μgとする。
また、ステップS306において、臨床審査結果がない場合(S306,NO)、本フローは終了となる。また、ステップS303において、同一の栄養素がない場合(S303,NO)、ステップS305へ移行する。また、ステップS301において、栄養補助食品が含まれていない場合(S301,NO)、ステップS305へ移行する。
次に、図9〜図12を用いて、食事申し込み処理を説明する。図9〜図13は、食事申し込み処理を説明するための図である。なお、図9〜図13におけるステップS401〜S406,S408〜S413,S415,S418では、端末装置3の画面上に表示される情報を示している。まず、情報提示部104は、S401に示されるような画面を端末装置3へ提示し、当日から何食分の食事を選択するかを患者に選択させる(S401)。この画面では、「1食」、「2食」等のボタンが表示されている。
端末装置3により、前述したボタンのいずれかが選択(クリック)されると、情報提示部104は、S402に示されるような画面を端末装置3へ提示し、必要栄養量を患者に把握させる(S402)。なお、食事選択データ135に栄養補助食品が含まれる場合は、栄養補助食品が必要栄養量とともに表示される。この画面では、必要栄養量および栄養補助食品とともに、「次へ」のボタンが表示されている。「次へ」ボタンが押下されると、情報提示部104は、S403に示されるような画面を端末装置3へ提示し、朝食、昼食、夕食のいずれの食事を選択するかを患者に選択させる(S403)。この画面では、「朝食」、「昼食」、「夕食」のボタンが表示されている。ここでは、「昼食」が選択されたと仮定し、以後説明を行う。
次に、情報提示部104は、1食分の目安栄養量を算出し、S404に示されるような画面を端末装置3へ提示して以後セットメニューを選択するか、以後単品の食品を選択するかを選択させる(S404)。1食分の目安栄養量は、予め設定された目安値を乗じることで算出される。例えば、1日に3食摂取する患者であれば、食事栄養量に目安値として1/3を乗じて1食分の目安栄養量を算出する。1日に1食摂取する患者であれば、食事栄養量が1食分の目安栄養量となる。なお、この目安値は患者NSTデータ131毎に設定されていてもよく、適宜変更可能ある。また、例えば、朝食は食事栄養量×1/6、昼食は食事栄養量×1/2、夕食は食事栄養量×1/3というように、朝食、昼食、夕食毎に異なる値であってもよい。この画面では、1食分の目安栄養量とともに、セットメニューを選択するための「セットメニュー」のボタンと、単品選択において、おすすめメニューを最初に表示する「はい」のボタンと、おすすめメニューを最初に表示しない「いいえ」のボタンとが表示されている。おすすめメニューについては後述する。
ステップS404において、セットメニューが選択されると、情報提示部104は、S405に示されるような画面を端末装置3へ提示し、和食、洋食、中華のいずれかの区分を患者に選択させる(S405)。この画面では、「和食」、「洋食」、「中華」のボタンが表示されている。ここでは、「和食」が選択されたと仮定し、以後説明を行う。
次に、情報提示部104は、食事選択データ135内の適合食品のうち、区分が和食に該当する食品セットを抽出し、S406に示されるような画面を端末装置3へ提示して、いずれかの食品セットを患者に選択させる(S406)。ここで、情報提示部104は、栄養素毎の栄養量が、目安栄養量における栄養素毎の栄養量から所定の範囲(以後、栄養範囲と称する)内である食品セットを抽出することが好ましい。
栄養範囲は、目安栄養量における栄養素毎の栄養量からそれぞれ上下限ともに所定の割合(例えば5〜10%)乗じた範囲である。例えば、当該割合が10%であり、目安栄養量におけるエネルギーが400kcal、たんぱく質が10gである場合、エネルギーが360〜440kcal、たんぱく質が9〜11gの栄養範囲内の食品セットが提示される。この割合は、予め設定されており適宜変更可能である。また、栄養素毎に異なる割合乗じるようにしてもよい。また、エネルギーやたんぱく質等の代表的な栄養素のみを対象としてもよい。なお、S406に示されるように、食品セットが、名称(食品セットAやB)と写真と栄養素毎の栄養量と価格とで表示されることが好ましい。
いずれかの食品セットが選択されると、選択された食品セットを献立情報とし、図12に示される後述するステップS416へ移行する。
一方、ステップS404において、「いいえ」が選択されると、情報提示部104は、図10のS407に示されるような画面を端末装置3へ提示して、摂取したい適合食品の種別を患者に選択させる(S407)。この画面では、「主食」、「主菜」、「副菜1」等のボタンが表示されている。なお、選択されたボタンが患者に把握されるようにすることが好ましい。例えば、S407の画面に示されるように、各ボタンの横にそれぞれ欄が設けられ、ボタンが選択される毎に、当該欄にチェック等が付される。ここでは、「主食」、「主菜」、「副菜1」、「汁物」が選択されている。次に、情報提示部104は、S408に示されるような画面を端末装置3へ提示して、種別毎に、適合食品を選択する順番を患者に入力させる(S408)。ここでは、「主食」が1番、「主菜」が2番、「副菜1」が4番、「汁物」が3番と入力されている。
次に、情報提示部104は、番号の低い種別順に適合食品を患者に選択させる(S409〜S413)。具体的には、まず、1番である主食の選択範囲を絞るため、情報提示部104は、S409に示されるような画面を端末装置3へ提示して、分類、エネルギー範囲、区分、価格を患者にそれぞれ選択させる(S409)。この画面では、分類として「ご飯類」や「めん類」、エネルギー範囲として「100kcal以下」や「101〜200kcal」、区分として「和食」や「洋食」、価格として「50円以下」や「51〜100円」等のボタンと、「次へ」のボタンとが表示されている。ここで、分類「ご飯類」、エネルギー範囲「201〜300kcal」、区分「和食」、価格「51〜100円」が選択されたと仮定し、以後説明を行う。なお、分類やエネルギー範囲の各ボタンは、複数選択されてもよい。
「次へ」ボタンが押下されると、情報提示部104は、食事選択データ135内の適合食品のうち、分類「ご飯類」、エネルギー範囲「201〜300kcal」、区分「和食」、価格「51〜100円」に該当する食品を抽出する。情報提示部104は、抽出した食品をS410に示されるような画面にて端末装置3へ提示して、いずれかの食品を患者に選択させる(S410)。なお、S410に示されるように、食品が、名称(食品A〜C)と写真と栄養素毎の栄養量と価格とで表示されることが好ましい。この画面では、名称と、食品の画像のボタンと、栄養素毎の栄養量と、価格とが表示されている。
いずれかの食品が選択されると、ステップS408にて2番とされた主菜の選択範囲を絞るため、情報提示部104は、図11のS411に示されるような画面を端末装置3へ提示して、分類、エネルギー範囲、区分、価格を患者にそれぞれ選択させる(S411)。この画面では、分類として「肉類」や「魚介類」、エネルギー範囲として「100kcal以下」や「101〜200kcal」、区分として「和食」や「洋食」、価格として「100円以下」や「101〜200円」等のボタンと、「次へ」のボタンとが表示されている。
ここで、情報提示部104は、すでに選択された食品のエネルギーに基づいて、目安栄養量を超えないようエネルギー範囲のボタンを選択不可(または当該値を超える食品を選択不可)とする選択不可処理を行うことが好ましい。具体的には、目安栄養量におけるエネルギーの栄養量に所定の割合(以後、栄養条件割合と称する)を乗じた値から、すでに選択された食品のエネルギーの栄養量を差し引き、その結果(栄養量残量)を超えるエネルギー範囲のボタンを選択不可とする。例えば、栄養条件割合が110%、目安栄養量のエネルギーが600kcal、すでに選択された食品のエネルギーが300kcalである場合、栄養条件割合を乗じた値は、660kcalとなる。よって、栄養量残量は330kcalとなるため、情報提示部104は、S411に示されるエネルギー範囲「401〜500kcal」を選択不可とする。なお、栄養条件割合は、予め設定されており、栄養管理者により適宜変更可能である。
ステップS411において、分類「魚介類」、エネルギー範囲「201〜300kcal」、区分「和食」、価格「51〜100円」が選択されたと仮定し、以後説明を行う。
「次へ」ボタンが押下されると、情報提示部104は、食事選択データ135内の適合食品のうち、分類「ご飯類」、エネルギー範囲「201〜300kcal」、区分「和食」、価格「51〜100円」に該当する食品を抽出する。情報提示部104は、S410と同様に、抽出した食品をS412に示されるような画面にて端末装置3へ提示して、いずれかの食品を患者に選択させる(S412)。
いずれかの食品が選択されると、情報提示部104は、ステップS411及びS412と同様にして、汁物及び副菜1を患者に選択させる(S413)。なお、これら汁物及び副菜1を患者に選択させる際にも、上述した選択不可処理を行い、栄養量残量に即した適合食品を選択させることが好ましい。
次に、情報提示部104は、図12のS414に示されるような画面を端末装置3へ提示して、区分毎に選択された適合食品(以後、選択食品と称する)を患者に確認させる(S414)。この画面では、種別毎に選択食品の画像、栄養素毎の栄養量、価格が設定され、「修正」と「次へ」のボタンが表示されている。ここで、患者により「完了」が選択された場合、情報提示部104は、選択食品をまとめたものを献立情報とし、献立情報が目安栄養量の条件を満たすか否かを判断する(S415)。目安栄養量の条件は、例えば下記の条件1及び2からなる。
条件1.目安栄養量における栄養素が献立情報における各選択食品のいずれかに含まれていること。
条件2.各選択食品に含まれる、目安栄養量における栄養素と同一栄養素の栄養量の合計値が、目安栄養量における当該栄養素の栄養量から所定の範囲内であること。
この所定の範囲は、前述した栄養範囲であることが好ましい。ここで、献立情報の選択食品Aがエネルギー200kcal、たんぱく質11g、選択食品Bがエネルギー100kcal、栄養範囲における所定の割合が上下限ともに10%、目安栄養量がエネルギー330kcal、たんぱく質10gである場合を例にとり、ステップS415の判断を説明する。
まず、目安栄養量の栄養素であるエネルギーとたんぱく質を選択食品AまたはBが有しているため、献立情報は前述した条件1を満たしている。更に、エネルギーの栄養範囲は、上限が300+(330×10%)、下限が330−(330×10%)となり、たんぱく質の栄養範囲は、上限が10+(10×10%)、下限が10−(10×10%)となる。また、選択食品A及びBのエネルギー合計は200+100となり、全たんぱく質は11となる。したがって、選択食品A及びBのエネルギー合計及びたんぱく質合計が、それぞれの栄養範囲以内であるため、献立情報は前述した条件1及び条件2を満たしている。
よって、情報提示部104は、この献立情報が目安栄養量の条件を満たすと判断する。なお、目安栄養量の条件の対象を全ての栄養素として説明したが、エネルギーやたんぱく質等の代表的な栄養素のみを対象としてもよい。
献立情報が目安栄養量の条件を満たす場合、(S415,YES)、情報提示部104は、ステップS401で選択した食事回数分、献立情報が作成されたか否かを判断する(S416)。この判断は、例えば、献立情報(目安栄養量の条件を満たす選択食品群や食品セット)の作成毎にカウントをとり、このカウントがステップS401で選択した食事回数と等しいか否かによりなされる。
選択した食事回数分、献立情報が作成されたと判断された場合(S416,YES)、情報提示部104は、献立情報をHDD13へ格納し(S417)、本フローは終了となる。なお、患者が過去選択した食品の情報の履歴とするため、献立情報を患者NSTデータ131に対応付けて格納することが好ましい。
ステップS415において、献立情報が目安栄養量の条件を満たさない場合、(S415,NO)、情報提示部104は、献立情報が目安栄養量の条件を満たさないことを端末装置3へ通知し、ステップS403〜S414のいずれの状態に戻るのかを患者に選択させる修正処理を行う(S418)。ステップS403〜S413のいずれかが選択されると、選択されたステップS403〜S413のいずれかに移行する。
また、ステップS416において、選択した食事回数分、献立情報が作成されていないと判断された場合(S416,NO)、ステップS403へ移行する。また、ステップS415において、患者により「修正」が選択された場合、ステップS418の修正処理が行われる。
ステップS404において、「はい」が選択されると、情報提示部104は、おすすめメニューを図13のS419に示されるような画面にて端末装置3へ提示して、いずれかの食品を患者に選択させる(S419)。おすすめメニューが選択、または、「次へ」が選択されると、ステップS407へ移行する。なお、おすすめメニューが選択された場合、ステップS409またはS410(即ち、主食を選択する状態)において上述した選択不可処理を行い、栄養量残量に即した適合食品を選択させることが好ましい。また、おすすめメニューをステップS410及びS412の段階で端末装置3に表示させるようにしてもよい。
次に、図14を用いて、喫食量調査処理を説明する。図14は、喫食量調査処理を説明するための図である。なお、図14のステップS501,S503,S505,S507では、端末装置3の画面上に表示される情報を示している。
まず、調査部105は、端末装置3から食事完了の通知を取得すると、S501に示されるような画面を通知元の端末装置3へ提示し、選択食品の喫食状態をどのようなデータでNST支援システム1へ送信するかを患者に選択させる(S501)。なお、調査部105は、患者NSTデータ131におけるメールアドレス(またはIPアドレス)に基づいて、食事完了の通知の送信元を特定し、当該通知が、喫食時間(ステップS415に示されるような「平成○年○月○日 昼食」)を過ぎ且つ後述する喫食状況データがない献立情報に関するものであると特定する。
この画面では、患者自身がデジタルカメラや携帯電話機のカメラを用いて撮影した喫食後の選択食品の画像である喫食画像をNST支援システム1へメールにて送信する「メール送信」のボタンが表示されている。また、食品に使用されている食材毎の喫食割合(喫食前の量に対する喫食後の量の割合)を患者自身で入力する「食材毎入力」のボタン、食品毎の分量を患者自身で入力する「選択食品毎入力」のボタンが表示されている。なお、調査部105は、予め設定された時間に達すると、当該画面を端末装置3へ提示し、患者に選択を促してもよい。この場合、調査部105は、喫食時間が過ぎ且つ摂取栄養量及び充足率が算出されていない献立情報を有する患者を対象とする。
「メール送信」が選択された場合、調査部105は、端末装置3から喫食画像を受信し、献立情報と対応付けてHDD13へ格納する(S502)。次に、調査部105は、喫食画像に基づいて栄養管理者により算出された喫食割合を取得し、S503に示されるような画面を端末装置3へ提示して、選択食品と食材と喫食割合とを患者に把握させる(S503)。この画面では、選択食品と食材と喫食割合とともに、「次へ」のボタンが表示されている。
「次へ」が押下されると、調査部105は、食品データ132と喫食割合とに基づいて、患者の1食あたりの栄養素毎の摂取栄養量及び充足率を算出し、これを喫食状況データとして献立情報と対応付けてHDD13へ格納する(S504)。
摂取栄養量の算出方法を具体的に説明する。調査部105は、食品データ132から選択食品に使用されている各食材の栄養素毎の栄養量を取得し、当該栄養量にそれぞれ対応する喫食割合を乗じて患者が摂取した栄養素毎の栄養量を算出する。調査部105は、この算出を献立情報内の全ての選択食品で行い、同一の栄養素の栄養量を合算した結果を摂取栄養量とする。更に、調査部105は、栄養素毎の摂取栄養量を、それぞれ目安栄養量における同一の栄養素の栄養量で除することにより、栄養素毎の充足率を算出する。
次に、調査部105は、ステップS505に示されるように、1食あたりの栄養素毎の摂取栄養量及び充足率を示す情報と、摂取栄養量及び充足率平均を示す情報とを端末装置3へ提示する(S505)。なお、摂取栄養量及び充足率平均は、1日3食提供されている患者については、同日朝昼夜3食分の喫食状況データにおける摂取栄養量の合計値を栄養素毎に算出し、これを過去1週間分行い、栄養素毎の摂取栄養量の合計値それぞれの過去1週間分の平均をとることで求めた1日あたりの栄養素毎の摂取栄養量及び充足率である。
一方、1日1食提供されている患者については、1食分の喫食状況データにおける摂取栄養量それぞれの過去1週間分の平均をとることで求めた、1食あたりの栄養素毎の摂取栄養量及び充足率が、摂取栄養量及び充足率平均となる。即ち、HDD13に記憶されている目安値が1/3である場合、目安栄養量は必要栄養量の1/3となるため、充足率100%の摂取栄養量は、必要栄養量の1/3と同一の値となる。なお、摂取栄養量及び充足率平均は、1週間分の平均に限定されるものではなく、2週間や、1ヶ月等であってもよい。
「次へ」が押下されると、調査部105は、摂取栄養量及び充足率平均から、各栄養素の不足分を判定する。この判定は、各栄養素の充足率平均が所定の閾値(例えば、60%)以下であるか否かを判断することによりなされる。所定の閾値は、栄養素毎に設定されることが好ましく、適宜変更が可能である。ステップS506において不足する栄養素があった場合、調査部105は、不足する栄養素を多く含む食品及び栄養補助食品を、食品データ132から抽出し、当該食品をおすすめメニュー、栄養補助食品をおすすめ補助食品として患者NSTデータ131に対応付けてHDD13へ格納する(S506)。なお、調査部105は、1食あたりの栄養素毎の摂取栄養量及び充足率から、各栄養素の不足分を判定してもよい。
ここで、栄養素が不足した場合に摂取すべき食品や栄養補助食品の情報が予めHDD13に記憶されていることが好ましく、調査部105は、この情報に基づいて、不足する栄養素を多く含む食品や栄養補助食品を抽出する。なお、食品データ132において、栄養素の栄養量が、所定の栄養素毎の閾値(例えば、10g)以上有する食品や栄養補助食品を抽出するようにしてもよく、栄養素が不足した場合に摂取すべき食品の情報を外部から取得するようにしてもよい。
次に、調査部105は、図15に示されるような画面を端末装置3へ提示し、摂取栄養量及び充足率平均、コメント、おすすめメニュー、おすすめ補助食品を患者に把握させる(S507)。なお、コメントは、充足率平均の値毎に予め設定されており、充足率平均に基づいて選出される。また、おすすめメニューにおける栄養補助食品は、この画面の当該食品の画像を選択することで説明の参照や購入を行える。
更に、調査部105は、摂取栄養量及び充足率平均を患者NSTデータ131に対応付けてHDD13へ格納し、喫食量調査処理は終了となる。なお、患者により、おすすめ栄養補助食品が選択された場合、すぐに調理施設4または補助食品会社5から提供されるようにしてもよく、患者NSTデータ131の付加したい栄養補助食品に追加するようにしてもよい。栄養管理者は、喫食状況データや摂取栄養量及び充足率平均に基づいて、患者NSTデータ131を適宜設定することにより、患者に必要な栄養量をより正確に管理することが可能となる。
また、調査部105は、摂取栄養量及び充足率平均に基づいて、基準栄養情報における栄養素の栄養量を更新するようにしてもよい。例えば、基準栄養情報におけるエネルギーが1000kcal、エネルギーの充足率平均が90%である場合、基準栄養情報におけるエネルギーを10%増加させた1100kcalとする。これにより、次回の食事により前回の不足した栄養素を患者に摂取させることが可能となる。なお、この場合、基準栄養情報が更新され続けることに起因する患者の必要栄養量が、本来基準となる基準栄養情報における栄養素の栄養量から逸脱する可能性がある。この必要栄養量の逸脱を回避するため、複数回更新された場合、基準栄養情報を元の値(前述の例では、1000kcal)としてもよい。
ステップS501において、「食材毎入力」が選択された場合、調査部105は、ステップS503に示されるような喫食割合を入力するよう、当該喫食割合の値が入力されていない情報を端末装置3へ提示し、喫食割合の入力を受け付けた後、ステップS504へ移行する。
ステップS501において、「選択食品毎入力」が選択された場合、調査部105は、ステップS508に示されるような画面を端末装置3へ提示し、選択食品毎の分量の入力を受け付ける(S508)。入力を受け付けた後、調査部105は、ステップS504において説明した摂取栄養量と充足率とを算出する手法を、喫食割合の値を分量の値に置き換えて行うことにより、摂取栄養量と充足率とを算出し、これを喫食状況データとして献立情報と対応付けてHDD13へ格納する(S504)。
なお、実施の形態1では、栄養管理の対象はNST支援システムを有する医療施設内の患者であると説明したが、患者NSTデータ131を有していれば在宅の患者においても、同様の栄養管理を行うことができることは言うまでもない。
また、実施の形態1では、喫食量調査処理において、喫食割合や分量が栄養管理者または患者により判断されているが、NST支援システム1により判断されていてもよい。例えば、患者に提供された食事を回収し、その重量を計測することで分量を算出する。これにより、ステップS508と同様に、選択食品の大まかな分量を取得することができる。
また、患者の食事形態の度合いに合わせて、食品を加工するようにしてもよい。この場合、ステップS204において、摂取条件2を考慮せず、献立情報に患者の食事形態の情報を対応付けることにより、調理施設4において、当該食事形態に適するよう食品を加工させる。
また、HDD13は食品データ132や病態データ133を記憶しているが、これらデータは外部の装置や調理施設が有していてもよい。この場合、NST支援システム1は、ステップS201〜S204,S504等において適宜食品データ132や病態データ133を取得する。
また、HDD13は病態データ133を記憶しているが、患者の病態毎に必要投与量を栄養管理者が予め患者NSTデータ131に設定しておき、NST支援システム1はこれに基づいて必要栄養量を算出するようにしてもよい。
また、必要投与量を患者の身体情報に合わせて適宜変更してもよい。例えば、栄養量算出部102は、栄養量算出処理を行う際、身長170cm、体重65kgの患者に対しては病態データ133における必要投与量の100%の値を用い、身長150cm、体重45kgの患者に対しては、必要投与量の75%の値を用いる。この場合、患者NSTデータ131内には、患者の身長や体重等の身体情報が含まれる。
また、NST支援システム1は、1つのCPU11を有する装置として説明したが、例えば、図5に示されるような機能毎にサーバを割り当て、NST支援システム1を複数のサーバを有するシステムとしてもよく、調理施設4を含むシステムとしてもよい。
実施の形態1によれば、患者の病態に適した適合食品を提示するとともに必要栄養量を満たすよう適合食品を患者に選択させることで、患者の病態に適し且つ患者の嗜好を反映した食事を容易に提供することができる。また、患者の病態に適する食事や栄養補助食品を提供することが可能となる。また、必要栄養量の算出や食事申し込み処理を行うことにより、患者毎の献立作成業務を不要とすることができる。また、患者の喫食状況を把握し、摂取栄養量及び充足率を算出できるため、より信頼性のある栄養管理を栄養管理者が行うことができる。また、在宅の患者に対しても入院している場合と同様の食事を提供することができる。更に、補助食品会社5において、個々の患者の病態に応じた栄養補助食品を紹介でき、患者は、病態に適する栄養補助食品をすぐに購入することが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1では、NST支援システム1を有する医療施設の入院患者や在宅患者の患者食事データ134が、患者NSTデータ131に基づいて作成されると説明した。しかしながら、在宅患者から直接指示栄養情報を取得し、患者食事データ134を作成するようにしてもよい。この在宅患者は、NST支援システム1を有する医療施設により栄養管理される在宅患者や、当該医療施設とは異なる外部医療施設の入院患者および在宅患者(かかりつけの医療施設からの登録ができない者)、もしくは医療施設には現在かかっていない等の者が含まれる。実施の形態2では、この在宅患者から直接指示栄養情報を取得するNST支援システム1を説明する。なお、実施の形態2は実施の形態1と比べ、指示栄養情報の内容、指示栄養情報の取得時に指示栄養情報の種類の判断を行う点が異なる。その他のNST支援システム1の構成、機能、動作は同一であるので、重複する説明は省略する。以下、前述した異なる点を説明する。
図6に示されるステップS201にて、指示栄養情報が入力された場合、情報取得部101は、指示栄養情報が在宅患者から入力されたものか否かを判断する。この判断は、例えば、当該医療施設内からの入力であるか否かや、指示栄養情報に識別情報があるか否かによりなされる。ここで、在宅患者から直接入力される指示栄養情報は、例えば図16に示されるような内容となる。指示栄養情報が在宅患者から入力されたものである場合、指示栄養情報の内容に識別情報を新たに付加し、患者NSTデータ131としてHDD13へ格納し、ステップS202へ移行する。なお、既に該当する患者NSTデータ131がある場合(例えば、メールアドレスやIPアドレスが一致)、患者NSTデータ131の内容を取得した指示栄養情報に書き換えることが好ましい。
なお、ステップS202においては、必要栄養量として図16に示される項目「8」または「9」の情報を抽出し、付加したい栄養補助食品として、項目「7」の情報等が抽出され、患者食事データ134が作成される。なお、ここで、患者食事データ134に修正が加えられるようにしてもよい。例えば、図16に示される生活活動量において「ベッドの上で横になっていることが多い」にチェックがあれば「申し込みたい食事のエネルギー」の値を、1/2とする。また、栄養管理者により適宜数値が修正されてもよい。一方、指示栄養情報が在宅患者から入力されたものでない場合(即ち、指示栄養情報が図7に示される指示栄養情報である場合)、そのままステップS202へ移行する。
また、指示栄養情報が在宅患者から入力されたものであり、図16に示される項目「9」が選択されていた場合、患者食事データ134には、エネルギーの栄養量しか選択されていない。この場合、ステップS301に先立って当該エネルギーの栄養量に基づいた、たんぱく質および脂質などの栄養量が栄養量算出部102により算出される。この算出は、NST支援システム1が日本で用いられているのであれば、日本人(外国であれば、その国民)の一般的な栄養基準に準じて算出される。
また、前述した実施の形態2において、図16に示される指示栄養情報内に患者が通院している医療施設等の情報が含まれていてもよい。その場合、NST支援システム1が、この患者の患者NSTデータ131や1食あたりの各栄養量の摂取栄養量及び充足率、献立情報等を当該医療施設へ送信することにより、地域医療との連携を行うことができる。
この実施の形態2によれば、どのような場所、栄養管理者が把握していないどのような患者であっても、患者の病態に適し且つ患者の嗜好を反映した食事を提供することができる。そのため、食事提供サービスの均一化を図ることができる。
実施の形態3.
実施の形態1及び2では、ステップS406,S411及びS413において、情報提示部104は適合食品を順次提示するのみであった。しかしながら、適合食品に優先度を設け、優先度順に提示してもよい。実施の形態3では、ステップS406、S411及びS413において、適合食品に優先度を設け順次適合食品を提示するNST支援システム1を説明する。なお、実施の形態3は実施の形態1及び2と比べ、ステップS406、S411及びS413における動作が異なる。その他のNST支援システム1の構成、機能、動作は同一であるので、重複する説明は省略する。以下、前述した異なる点を説明する。
ステップS406、S411及びS413において、情報提示部104は、患者食事データ134に基づいて、「食欲不振」等の臨床診査結果を抽出する。次に、情報提示部104は、患者が選択した情報(S406であれば「区分」、S411及びS413であれば、「分類」、「エネルギー範囲」、「区分」、「価格」)に適した適合食品を抽出する。次に、情報提示部104は、対応病態において、抽出した臨床診査結の優先度が高い(例えば、非常におすすめ)適合食品を優先度順(例えば、非常におすすめ、おすすめ、の順)に端末装置3へ提示する。この結果、例えば図17に示されるような情報が端末装置3に表示される。
なお、情報提示部104は、複数の他の患者の患者NSTデータ131から、同じ病態を有する患者を複数抽出し、抽出した複数の患者における献立情報から、選択された適合食品の情報を抽出し、この情報に基づいて選択された回数が多い順に適合食品を提示してもよい。これにより、同じ病態を有する患者に人気のある、即ち、病態に適していると考えられる食品を優先的に患者へ提示することができる。なお、抽出する臨床診査結果が同一の患者は、臨床診査結果が示す病態を克服した患者であることが好ましい。
この実施の形態3によれば、患者の病態に適した食品を優先度順に患者へ提示することができるため、患者の選択時間を短縮でき、より簡単なメニュー選択を支援できる。また、おすすめの情報を集計してデータベース化することにより、より精度の高いおすすめメニューの開発が可能となる。
実施の形態4.
実施の形態1〜3では、ステップS410及びS412において、情報提示部104は患者の入力を取得するのみであった。しかしながら、他の患者の選択傾向を調査し、選択傾向として、例えば「エネルギー範囲」に対し優先度を設けてもよい。実施の形態4では、ステップS410及びS412において、「エネルギー範囲」に対し優先度を設けるNST支援システム1を説明する。なお、実施の形態4は実施の形態1〜3と比べ、ステップS410及びS412における動作が異なる。その他のNST支援システム1の構成、機能、動作は同一であるので、重複する説明は省略する。以下、前述した異なる点を説明する。
ステップS410及びS412において、情報提示部104は、患者の目安栄養量からエネルギーの栄養量を取得する。次に、情報提示部104は、他の複数患者の患者NSTデータ131を取得し、他の複数患者のうち、目安栄養量が同一の患者を複数抽出し、当該同一の患者における献立情報から、他の患者が選択した「エネルギー範囲」の情報を抽出する。情報提示部104は、抽出した「エネルギー範囲」の情報のうち、最も選択された「エネルギー範囲」を、図18に示されるような「おすすめエネルギー範囲」とし、端末装置3へ提示する。なお、同様の手法により、「分類」や「区分」等の選択傾向を調査し、優先度を設けてもよい。
この実施の形態4によれば、おすすめの「エネルギー範囲」を患者へ提示することができるため、患者の選択時間を短縮でき、より簡単なメニュー選択を支援できる。また、おすすめの情報を集計してデータベース化することにより、より精度の高いおすすめメニューの開発が可能となる。
本発明は、その要旨または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態1〜4は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、全て本発明の範囲内のものである。
また、実施の形態1〜4にて述べた各種ステップを、栄養管理支援プログラムとして、コンピュータにより読み取り可能な可搬型の記録媒体に記憶させ、当該記録媒体を情報処理装置等に読み込ませることにより、前述した機能を情報処理装置等に実現させることができる。記録媒体としては、例えば、光ディスク(CD−ROM、DVDディスク等)、磁気ディスク(ハードディスクドライブ等)、フラッシュメモリ、ICカード、さらにネットワークを介することで伝送可能な媒体等、コンピュータで読み取りや実行が可能な全ての媒体が含まれる。
なお、特許請求の範囲に記載の病態情報は、例えば前述の実施の形態1における患者病態情報に対応し、病態に適する度合いは、例えば食品データ132における必要咀嚼度または対応病態に対応する。食品情報は、例えば食品データ132に対応し、第1取得部は、例えば情報抽出部103に対応する。人が摂取可能な食品は、例えば適合食品に対応し、抽出部は、例えば情報抽出部103に対応する。抽出された食品を示す情報は、例えば食事選択データ135に対応し、第2取得部は、例えば情報提示部104に対応する。取得された選択食品の情報は、例えば献立情報に対応し、送信部は、例えば情報提示部104に対応する。第1栄養情報は、例えば必要栄養量に対応し、病態栄養情報は、例えば病態データ133に対応する。第1判断部は、例えば栄養量算出部102に対応し、変更部は、例えば栄養量算出部102に対応する。
また、特許請求の範囲に記載の第2栄養情報は、例えば前述の実施の形態1における目安栄養量に対応し、食品栄養情報は、例えば食品データ132に対応する。第3取得部は、例えば情報提示部104に対応し、所定の範囲は、例えば栄養範囲に対応する。第2判断部は、例えば情報提示部104に対応し、選択食品の喫食状態を示す情報は、例えば喫食割合または分量に対応する。人が摂取した栄養素の栄養量は、例えば摂取栄養量に対応し、算出部は、例えば調査部105に対応する。基準情報は、例えば患者NSTデータ131における基準栄養情報に対応し、記憶部は、例えばHDD13に対応する。第3判断部は、例えば調査部105に対応し、推奨食品の情報は、例えばおすすめメニューに対応する。第3取得部は、例えば調査部105に対応し、補助食品情報は、例えば食品データ132における栄養補助食品の情報に対応する。第1取得ステップ及び抽出ステップは、例えばステップS204に対応し、第2取得ステップ及び送信ステップは、例えばステップS208及びステップS209に対応する。
1 NST支援システム、2 ネットワーク、3 端末装置、4 調理施設、5 補助食品会社、11 CPU、12 主記憶装置、13 HDD、131 患者NSTデータ、132 食品データ、133 病態データ、134 患者食事データ、135 食事選択データ、101 情報取得部、102 栄養量算出部、103 情報抽出部、104 情報提示部、105 調査部。

Claims (12)

  1. 人の病態に関する病態情報と、病態に適する度合いを食品毎に示す食品情報とを取得する第1取得部と、
    前記病態情報に基づいて、前記人が摂取可能な食品を前記食品情報から抽出する抽出部と、
    抽出された食品を示す情報を前記人へ提示し、該情報の中から前記人により選択された選択食品の情報を取得する第2取得部と、
    取得された選択食品の情報に基づいて、前記選択食品を前記人へ配送するための情報を食品の調理及び配送を行う調理施設へ送信する送信部と、
    を備える栄養管理支援システム。
  2. 前記人が1日に摂取すべき栄養素の栄養量を示す第1栄養情報と病態に適する栄養素の栄養量を病態毎に示す病態栄養情報とを取得し、前記病態情報と前記病態栄養情報とに基づいて、前記人の病態に適する栄養素の栄養量が前記第1栄養情報に含まれるか否かを判断する第1判断部と、
    前記人の病態に適する栄養素の栄養量が前記第1栄養情報に含まれないと判断された場合、前記人の病態に適する栄養素の栄養量を含むよう前記第1栄養情報を変更する変更部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載の栄養管理支援システム。
  3. 前記人が1回の食事で摂取すべき栄養素の栄養量を示す第2栄養情報と、食品に含まれる栄養素の栄養量を示す食品栄養情報とを取得する第3取得部と、
    前記第1栄養情報と前記食品栄養情報とに基づいて、前記選択食品に含まれる栄養素の栄養量が、所定の範囲内であるか否かを判断する第2判断部と
    を更に備え
    前記第2取得部は、前記選択食品に含まれる栄養素毎の栄養量が所定の範囲内である場合、該選択食品の情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の栄養管理支援システム。
  4. 前記選択食品の喫食状態を示す情報を取得し、該情報と前記食品栄養情報とに基づいて前記人が摂取した栄養素の栄養量を算出する算出部
    を更に備えることを特徴とする請求項3記載の栄養管理支援システム。
  5. 前記人に予め定められた摂取すべき栄養素の栄養量を示す基準情報を記憶する記憶部を更に備え、
    前記算出部は、算出した前記人が摂取した栄養素の栄養量に基づいて前記基準情報の内容を更新し、
    前記第1栄養情報は、前記基準情報に基づいて作成される
    ことを特徴とする請求項4記載の栄養管理支援システム。
  6. 前記第1栄養情報と前記人が摂取した栄養素の栄養量とに基づいて、前記人に不足している栄養素があるか否かを判断する第3判断部と、
    前記人に不足している栄養素があると判断された場合、該栄養素が不足した場合に摂取すべき予め定められた推奨食品の情報を取得する第3取得部と
    を更に備え、
    前記第2取得部は、前記推奨食品の情報を優先的に前記人へ提示する
    ことを特徴とする請求項4または請求項5記載の栄養管理支援システム。
  7. 前記第2取得部は、前記抽出された食品を示す情報の提示後、前記人による1つの食品の選択毎に選択食品の情報を取得し、前記食品栄養情報に基づいて、該選択食品の栄養素の栄養量を、第2栄養情報が示す該栄養素に対応する栄養素の栄養量から差し引いて栄養量残量を算出し、前記抽出された食品のうち該栄養量残量を所定の割合超える食品を選択不可とする
    ことを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載の栄養管理支援システム。
  8. 前記第1取得部は、前記病態情報とともに前記人が摂取すべき栄養補助食品を示す補助食品情報を取得し、
    前記食品情報は、栄養補助食品における栄養素の栄養量の情報を含み、
    前記抽出部は、前記補助食品情報に基づいて、前記人が摂取すべき栄養補助食品を前記食品情報から抽出する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の栄養管理支援システム。
  9. 前記第2取得部は、前記病態情報と前記食品情報とに基づいて、前記抽出された食品に優先度を設定し、前記抽出された食品を該優先度順に提示する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の栄養管理支援システム。
  10. 前記第2取得部は、前記人以外の人が選択した選択食品の情報を複数人分取得し、前記複数人分の選択食品の情報に基づいて、前記抽出された食品の前記人による選択時に、前記複数人の食品の選択傾向を提示する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の栄養管理支援システム。
  11. 人の病態に関する病態情報と、病態に適する度合いを食品毎に示す食品情報とを取得する第1取得ステップと、
    前記病態情報に基づいて、前記人が摂取可能な食品を前記食品情報から抽出する抽出ステップと、
    抽出された食品を示す情報を前記人へ提示し、該情報の中から前記人により選択された選択食品の情報を取得する第2取得ステップと、
    取得された選択食品の情報に基づいて、前記選択食品を前記人へ配送するための情報を食品の調理及び配送を行う調理施設へ送信する送信ステップと、
    を行う栄養管理支援方法。
  12. 人の病態に関する病態情報と、病態に適する度合いを食品毎に示す食品情報とを取得する第1取得ステップと、
    前記病態情報に基づいて、前記人が摂取可能な食品を前記食品情報から抽出する抽出ステップと、
    抽出された食品を示す情報を前記人へ提示し、該情報の中から前記人により選択された選択食品の情報を取得する第2取得ステップと、
    取得された選択食品の情報に基づいて、前記選択食品を前記人へ配送するための情報を食品の調理及び配送を行う調理施設へ送信する送信ステップと、
    をコンピュータに実行させる栄養管理支援プログラム。
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