JP2002327831A - 補機駆動用プーリー - Google Patents

補機駆動用プーリー

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JP2002327831A JP2001325530A JP2001325530A JP2002327831A JP 2002327831 A JP2002327831 A JP 2002327831A JP 2001325530 A JP2001325530 A JP 2001325530A JP 2001325530 A JP2001325530 A JP 2001325530A JP 2002327831 A JP2002327831 A JP 2002327831A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数、重量、占有容積及びコストの低減
を図ることにある。 【解決手段】 回転軸に同軸状に固定される筒状のハブ
1と、このハブ1の外周に回動可能に設けられたプーリ
ー本体2と、このプーリー本体2とハブ1との間の回転
力の伝達を行う回転力伝達手段3とを備えてなり、回転
力伝達手段3は、プーリー本体2に設けられた複数の穴
部22a内のそれぞれに挿入された弾性部材4と、この
弾性部材4を介してプーリー本体2とハブ1との間の回
転力の伝達を行う伝達部材5とを備えた構成にしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばエンジン
のクランクシャフトの回転に生じる角速度変動に起因す
るベルトの張力変動を吸収する補機駆動用プーリーに関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の補機駆動用プーリーとしては、
例えば自動車におけるエアーコンディショナ、パワース
テアリング、オルタネータ、ウォータポンプ等の補機の
入力軸(回転軸)に取り付けられたものが知られてい
る。即ち、補機駆動用プーリーは、エンジンのクランク
シャフトに取り付けられた駆動用プーリーからベルトを
介して回転力の供給を受けて補機を回転駆動するように
なっている。
【0003】ところで、クランクシャフトは、所定の方
向に回転すると共に、その回転に重畳するようにして、
軸回りに振動するような回転変動が生じている。このた
め、クランクシャフト側の回転変動に対して、補機内に
設けられた回転部材は慣性により一定の回転数で回転し
ようとするので、ベルトには張力の変動が生じることに
なる。この張力変動は、ベルトの寿命を早める一つの原
因になるので、取り除くことが好ましい。
【0004】そこで、現在では、回転変動吸収機能を有
する補機駆動用プーリーを補機に設けることによって、
ベルトの張力変動を吸収することができるようになって
おり、ベルトの寿命が早まることがない。
【0005】この補機駆動用プーリーとしては、例えば
ワンウエイクラッチを所定のプーリーに組み込むことに
よって、上述した回転変動を吸収するように構成したも
のが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ワンウ
エイクラッチを組み込んだ補機駆動用プーリーにおいて
は、そのワンウエイクラッチの構造が複雑になるため、
部品点数、重量、占有容積、コスト等の増加を招くとい
う問題があった。
【0007】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
のであり、部品点数、重量、占有容積及びコストの低減
を図ることのできる回転変動吸収機能を有する補機駆動
用プーリーを提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、回転軸に同軸状に固定され
るハブと、このハブの外周に回動可能に設けられたプー
リー本体と、このプーリー本体とハブとの間の回転力の
伝達を行う回転力伝達手段とを備えてなり、前記回転力
伝達手段は、前記プーリー本体に設けられた複数の穴部
又は孔内のそれぞれに挿入された弾性部材と、この弾性
部材を介して前記プーリー本体とハブとの間の回転力の
伝達を行う伝達部材とを備えていることを特徴としてい
る。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ハブとプーリー本体との間に軸受部材を介
在させたことを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、伝達部材は、ハブに固定される支持
部と、この支持部に固定され、弾性部材に当接して回転
力の伝達を行う作用部とを備えていることを特徴として
いる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、プーリー本体は、中抜き円板状のウエブ部
と、このウエブ部の外周側に形成された円筒状のリム部
とを有し、ハブに一体的に設けた支持部と、この支持部
と一体的に固定されるストッパープレートとでウエブ部
を軸受部材を介して回動可能に挟持すると共に、ウエブ
部に設けた孔内に弾性部材を配置したことを特徴として
いる。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、ハブに設けた支持部の外周面及びストッパ
ープレートの外周面に、リム部の内周面をそれぞれ軸受
部材を介して回動可能に支持したことを特徴としてい
る。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記リム部の内周面が、全周面に亙って前
記軸受部材によって支持されていることを特徴としてい
る。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記弾性部材は発泡弾性体であって、この
弾性部材はウエブ部に形成した複数の孔とストッパープ
レート及び支持部とで形成された空間内にそれぞれ一対
で配置されると共に、支持部に突設した軸ピンが一対の
弾性部材の間を貫通するように配置されていることを特
徴としている。
【0015】そして、上記のように構成された請求項1
記載の発明においては、例えば、エンジンからの回転力
がベルトを介してプーリー本体に伝達され、更に弾性部
材及び伝達部材を介してハブ及び回転軸に伝達されるこ
とになる。このため、回転軸が例えば補機の入力軸であ
れば、その補機を駆動することができる。そして、エン
ジン等の回転駆動源側の回転に、軸回りに振動するよう
な回転変動が重畳している場合でも、その回転変動を弾
性部材の弾性変形によって吸収することができる。従っ
て、プーリー本体に巻回するベルトにかかる張力の変動
を低減することができるので、ベルトの寿命の向上を図
ることができる。
【0016】また、弾性部材を用いて回転変動を吸収す
る構造になっているので、ワンウエイクラッチをプーリ
ーに組み込むようなものと比較して、構造を大幅に簡単
化することができる。従って、部品点数、重量、占有容
積及びコストの低減を図ることができる。
【0017】請求項2記載の発明においては、ハブとプ
ーリー本体との間に軸受部材が介在しているので、弾性
部材の弾性変形に伴って生じるハブとプーリー本体との
相対回転が極めて滑らかになる。従って、摩擦によるエ
ネルギ損失を低減したり、摩耗による寿命の低下を軽減
したりすることができる。
【0018】請求項3記載の発明においては、作用部と
弾性部材とで回転変動を吸収することができる。また、
支持部がハブに固定されているので、弾性部材で回転変
動を吸収した後の回転をハブへ確実に伝達することがで
きる。
【0019】請求項4記載の発明においては、プーリー
本体のウエブ部をハブの支持部とストッパープレートと
で挟持すると共に、ウエブ部に設けた孔内に弾性部材を
配置しているので、軸方向(幅)を薄く成形でき、小型
化、コンパクト化を図れる。
【0020】請求項5記載の発明においては、ハブの支
持部とストッパープレートとの外周面に、リム部の左右
の内周面をそれぞれ軸受部材を介して支持しているの
で、プーリー本体と支持部及びストッパープレートの間
の隙間を無くすことができて、ダストや水分等の侵入を
防止することができる。従って、内装されている弾性部
材の劣化を阻止することができ、耐久性の向上が図れる
また、リム部の左右の内周面が、支持部の外周面及びス
トッパープレートとの外周面に当接され支持されている
ので、軸受部材によりプーリー本体の保持力を向上する
ことができる。従って、プーリー本体の倒れを防止で
き、対ベルト荷重を大幅に向上することができる。
【0021】請求項6記載の発明においては、リム部の
内周面が、全周面に亙って軸受部材によって支持されて
いるので、軸受部材によりプーリー本体の保持力を大幅
に向上することができると共に、プーリー本体を軸方向
にも十分支持することができる。従って、プーリー本体
の対モーメント荷重を大幅に向上することができる。
【0022】請求項7記載の発明においては、弾性部材
に発泡弾性体を用いることによって、弾性部材が変形す
るための空間を設ける必要がなく、ウエブ部に形成した
孔とハブの支持部及びストッパープレートにより形成さ
れた閉じた空間内に配置できるため、小型コンパクト化
ができると共に、ダストや水等の侵入を防止できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を実
施例に基づき、図1〜図16を参照して説明する。
【0024】まず、この発明の第1実施例を図1〜図5
を参照して説明する。この実施例で示す補機駆動用プー
リーPは、図示しない自動車(移動手段)におけるエア
コン、パワステ、オルタネータ、ウォータポンプ等の補
機の入力軸(回転軸)(図示せず)に設けられたもので
ある。即ち、補機駆動用プーリーPは、自動車のエンジ
ン(内燃機関)におけるクランクシャフトの出力軸部に
固定されたプーリーからベルトを介して回転力を受け、
この回転力を補機に伝えるようになっている。
【0025】そして、補機駆動用プーリーPは、図1〜
図4に示すように、上述した補機の入力軸に同軸状に固
定される筒状のハブ1と、このハブ1の外周に相対的に
回動可能に設けられたプーリー本体2と、このプーリー
本体2とハブ1との間の回転力の伝達を行う回転力伝達
手段3とを備えている。
【0026】回転力伝達手段3は、前記プーリー本体2
に設けられた複数の穴部22a内のそれぞれに挿入され
た弾性部材4と、この弾性部材4を介してプーリー本体
2とハブ1との間の回転力の伝達を行う伝達部材5とを
備えている。伝達部材5は、ハブ1に固定される支持部
51と、回転力を弾性部材4に作用させる作用突部(作
用部)52とを有している。また、ハブ1とプーリー本
体2との間には、軸受部材6が介在している。
【0027】以下、上記構成について更に詳細に説明す
る。即ち、ハブ1は、軸方向の一方の側に設けられた小
径円筒部11と、軸方向の他方の側に設けられ、小径円
筒部11と同一軸上に配置された大径円筒部12とを段
部13を介して一体に形成したもので構成されている。
小径円筒部11は、補機の入力軸に嵌合して固定される
ようになっている。大径円筒部12は、その外周に軸受
部材6を介してプーリー本体2を保持するようになって
いる。また、大径円筒部12には、軸方向の他方の端部
外周に環状のリブ12aが形成されている。なお、小径
円筒部11の内面には、図示を省略するが、キー溝やセ
レーション等の補機の入力軸にトルクを伝達するための
手段が設けられている。
【0028】プーリー本体2は、最も内側に位置する円
筒状のボス部21と、このボス部21の外周側に形成さ
れた円板状のウエブ部22と、このウエブ部22の外周
側に形成された円筒状のリム部23とにより一体に形成
されている。ウエブ部22の一側面には、図2及び図5
に示すように、上述した穴部22aが周方向に4等分す
る位置に設けられている。各穴部22aは、ボス部21
の外周面及びリム部23の内周面に沿って一定の幅で円
弧を描くように長く延び、かつ有底の溝状に形成されて
いる。なお、穴部22aは、軸方向の他方の側に開口し
ている。また、リム部23の外周には、ベルトを巻回す
るためのV字状の溝23aが複数設けられている。
【0029】回転力伝達手段3における弾性部材4は、
図1及び図2に示すように、穴部22aに沿うように円
弧状に形成されており、その幅が穴部22aに嵌まるよ
うな寸法に形成されている。また、弾性部材4の円弧方
向の長さは、穴部22a内に挿入される2つの弾性部材
4の間に伝達部材5の作用突部52が隙間なく入るよう
な寸法に形成されている。そして、弾性部材4は、穴部
22aの底に当接するように挿入された状態において、
その上面がウエブ部22の他方の端面に面一状となるよ
うな厚さに形成されている。なお、弾性部材4として
は、発泡ウレタンや発泡ラバー等の発泡弾性体、合成ゴ
ム、シリコンゴム等の材料で成形したものが採用可能で
あるが、特に耐熱性を有するもので構成することが好ま
しい。
【0030】伝達部材5における支持部51は、中空円
板部51aと、この中空円板部51aの外周縁部から軸
方向の一方の側に延びる円筒部51bとにより一体に形
成されている。中空円板部51aは、上記リブ12aの
他方の側の端面に当接して、複数のボルトBによりリブ
12aに固定されるようになっている。円筒部51b
は、リブ12aの外周面を囲むような大きさに形成され
ていると共に、その一方の側の端面が穴部22aに対向
するように形成されている。作用突部52は、円筒部5
1bの一方の端面から突出し、各穴部22a内の各弾性
部材4間に入るように形成されている。即ち、作用突部
52は、円筒部51bの一方の端面の周方向に4等分す
る位置に設けられ、かつその断面形状が各弾性部材4の
互いに対向端面と密接するように四角形状に形成されて
いる。また、円筒部51bの一方の端面は、中空円板部
51aがリブ12aに固定された状態において、弾性部
材4から、即ちウエブ部22の他方の側の端面から所定
量(0.5〜2mm程度)離れた位置となるように形成
されており、弾性部材4が後述する弾性変形によって外
側に膨らむのを許容すると共に、同弾性部材4が穴部2
2aから脱落するのを防止するようになっている。ただ
し、弾性部材4に発泡弾性体を用いた場合には、この弾
性部材4が膨らむための空間を設ける必要がないので、
円筒部51bの一方の端面を弾性部材4に当接させるよ
うにしてもよい。
【0031】軸受部材6は、第1のメタルベアリング6
1と、この第1のメタルベアリング61とは別体の第2
のメタルベアリング62とによって構成されている。第
1のメタルベアリング61は、大径円筒部12の外周面
に嵌合するとと共に、ボス部21及びウエブ部22の軸
方向の一方の端面に摺動自在に当接する中空状の円板に
よって形成されている。なお、ボス部21及びウエブ部
22の軸方向の一方の端面は、軸方向に直交すると共
に、面一状に形成されている。第2のメタルベアリング
62は、大径円筒部12の外周面とボス部21の内周面
との間にあって、これらと摺動自在に嵌合する円筒部6
2aと、この円筒部62aの軸方向の他方の端部から半
径方向外側に突出し、ボス部21の他方の端面に摺動自
在に当接するリブ部62bとにより形成されている。
【0032】そして、プーリー本体2は、ハブ1の大径
円筒部12の外周に軸受部材6を介して嵌合され、リブ
12aと、ストッパリング71によって軸方向への移動
が拘束されるようになっている。ストッパリング71
は、第1のメタルベアリング61に当接した状態で、ハ
ブ1に固定されるようになっている。なお、ストッパリ
ング71はハブ1に対して着脱が可能になっている。ま
た、このストッパリング71に軸方向位置の調整機能を
持たせてもよい。
【0033】上記のように構成された補機駆動用プーリ
ーPを組み立てるには、まず弾性部材4をプーリー本体
2の各穴部22aに挿入する。この際、弾性部材4は、
穴部22aの長手方向の両側に押し付けるように挿入す
る。これにより、2つの弾性部材4の間に作用突部52
を挿入する空間が生じる。そして、プーリー本体2及び
軸受部材6をハブ1の大径円筒部12に嵌合してから、
ストッパリング71をハブ1に固定する。次に、作用突
部52を上記弾性部材4の間の空間に挿入しながら、中
空円板部51aを大径円筒部12の外周面に嵌合し、同
中空円板部51aをボルトBでリブ12aに固定する。
これにより、補機駆動用プーリーPの組立が完了する。
なお、弾性部材4は、プーリー本体2をハブ1に取り付
けた後に、各穴部22aに挿入するようにしてもよい。
【0034】上記のように構成された補機駆動用プーリ
ーPにおいては、図示しないエンジンの回転力がベルト
を介してプーリー本体2に伝達され、更に弾性部材4、
作用突部52及び支持部51を介してハブ1に伝達され
ることになる。そして、クランクシャフトの回転に生じ
る角速度変動に起因するベルトの回転変動を、プーリー
本体2からハブ1に回転力が伝達する間に弾性部材4の
弾性変形により吸収することができる。従って、プーリ
ー本体2に巻回するベルトにかかる張力の変動を低減す
ることができるので、ベルトとV溝23aの摩耗や異音
の発生を防止できると共にベルトの寿命を向上させるこ
とができる。
【0035】また、ウエブ部22の一側面と、ボス部2
1の外周面及びリム部23の内周面で形成される穴部2
2に配置した弾性部材4を用いて回転変動を吸収する構
造になっているので、ワンウエイクラッチをプーリーに
組み込む場合に比べて、構造が極めて簡単で組立てが容
易になる。このため、部品点数の低減、軽量化、小型
化、コストの低減等を図ることができる。しかも、支持
部51がハブ1にボルトBで確実に固定されているの
で、支持部51を介してハブ1に回転力を確実に伝達す
ることができる。
【0036】更に、ハブ1とプーリー本体2との間に軸
受部材6を介在させているので、弾性部材4の弾性変形
に伴って生じるハブ1とプーリー本体2との間の相対回
転が極めて滑らかになる。従って、摩擦によるエネルギ
の損失、寿命の低下を防止することができる。
【0037】次に、この発明の第2実施例を図6〜図1
1を参照して説明する。ただし、第1実施例の構成要素
と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略
化する。この第2実施例が第1実施例と異なる点は、ハ
ブ1、軸受部材6、ウエブ部22等の構造が異なる点で
ある。
【0038】即ち、ハブ1は、円筒部14と、この円筒
部14の軸方向の一端外周から半径方向外側に円形状に
突出する支持板(支持部)15とにより一体に形成され
ている。支持板15には、周方向に3等分する位置に軸
ピン(作用部)53を挿通固定するための貫通孔15a
が形成されている。
【0039】軸受部材6は、2つのメタルベアリング6
3を同軸線上に配置したもので構成されている。即ち、
各メタルベアリング63は、円筒部63aと、この円筒
部63aの軸方向の一端外周から半径方向外側に突出す
るリブ部63bとにより一体に形成されている。そし
て、各メタルベアリング63は、円筒部63aが円筒部
14の外周面とボス部21の内周面との間に挿入されて
これらと摺動自在になっており、リブ部63bがボス部
21の一端面又は他端面に摺動自在に当接されるように
なっている。
【0040】プーリー本体2のウエブ部22には、軸方
向に貫通する孔からなる3つの穴部22bが形成されて
いる。各穴部22bは、プーリー本体2の周方向に3等
分する位置にあって、その周方向に円弧状に長く形成さ
れている。また、各穴部22bは、軸心からの半径方向
の位置が支持板15の貫通孔15aと一致している。
【0041】従って、貫通孔15aを挿通する軸ピン5
3の先端がそのまま穴部22bを挿通するようになって
いる。ただし、軸ピン53は、2つの弾性部材4の互い
に対向する端部に当接した状態で穴部22b内を挿通す
るようになっている。更に、穴部22bの周方向の各端
部は、半円状の凸状に丸められており、ベルトからプー
リー本体2に作用する回転力に対して応力集中の緩和を
図るようになっている。
【0042】弾性部材4は、穴部22bにおいて互いに
対向する位置となる端面が半円状の凹状に形成されてい
て、断面円形状の軸ピン53の外周面に確実に密着する
ようになっている。そして、弾性部材4は、ウエブ部2
2の軸方向の一方及び他方の端面に面一状となるような
厚さに形成されている。
【0043】また、円筒部14の外周には、ボス部21
及び軸受部材6を挟んで支持板15と反対側の位置にス
トッパプレート54が嵌合されている。ストッパプレー
ト54は、中空の円板状に形成されており、その外周寄
りの位置には支持板15における各貫通孔15aに対応
する位置に貫通孔54aが形成されている。
【0044】軸ピン53は、図7に示すように、支持板
15の貫通孔15aに圧入固定されると共に、穴部22
bにおける弾性部材4の間及びストッパプレート54の
貫通孔54aを貫通した後、その先端部がかしめられる
ことによって、ストッパプレート54及び支持板15に
固定されるようになっている。また、軸ピン53は、支
持板15の外面に当接する頭部53aを有し、その支持
板15の外面からストッパプレート54の内面までの部
分が円形断面形状の主ピン部53bになっており、更に
ストッパプレート54の貫通孔54aを貫通する部分が
段部53dを介してより小径に形成され、この小径部が
かしめ部53cになっている。
【0045】そして、支持板15及びストッパプレート
54は、それぞれの半径方向内側の部分の内面がメタル
ベアリング63のリブ部63bに摺接していると共に、
それぞれの半径方向の外側の部分の内面がウエブ部22
の穴部22bを覆う位置にあって、同ウエブ部22の一
方の端面及び他方の端面に近接した状態になっている。
支持板15及びストッパプレート54の半径方向の外側
の部分の内面は、ウエブ部22及び弾性部材4から所定
量(0.25〜1mm程度)離れた状態に維持されるよ
うになっており、弾性部材4が弾性変形によって外側に
膨らむのを許容すると共に、同弾性部材4が穴部22b
から脱落するのを防止するようになっている。ただし、
弾性部材4に発泡弾性体を用いた場合には、この弾性部
材4が膨らむための空間を設ける必要がないのでウエブ
部22の両側面に支持板15及びストッパプレート54
の外周部分内面をそれぞれ当接させるようにしてもよ
い。この場合、弾性部材4や軸受部材6へのダストや水
等の侵入を防止でき、耐久性の向上を図ることができ
る。
【0046】なお、支持板15と軸ピン53によって伝
達部材5が構成され、伝達部材5と弾性部材4によって
回転力伝達手段3が構成されている。
【0047】上記のように構成された補機駆動用プーリ
ーPにおいては、ウエブ部22に設けた孔内に弾性部材
4を配置し、支持板15とストッパプレート54で挟む
ようにしているので、軸方向の幅を薄く成形でき、部品
点数の低減、小型化、軽量化、組立性の向上等を更に図
ることができる。また、同一形状の2つのメタルベアリ
ング63によって軸受部材6を構成しているので、部品
の種類の低減を図ることができる。その他、上記第1実
施例と同様の作用効果を奏する。
【0048】次に、この発明の第3実施例を図12及び
図13を参照して説明する。ただし、第2実施例の構成
要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を
簡略化する。この第3実施例が第2実施例と異なる主な
点は、プーリー本体2におけるボス部21とウエブ部2
2の軸方向の幅を同一にし、これに伴いメタルベアリン
グ63等の構造を変更している点である。
【0049】即ち、ボス部21及びウエブ部22の軸方
向の厚さを同一に形成したのに伴い、メタルベアリング
63のリブ部63bをボス部21及びウエブ部22の一
方及び他方の端面に摺動自在に当接するように形成して
いる。なお、リブ部63bは、図13に示すように、そ
の外周縁がリム部23の内周面に近接する位置まで延び
ており、支持板15の貫通孔15aに対応する位置には
軸ピン53の主ピン部53bが嵌合する貫通孔63cが
形成されている。
【0050】また、支持板15及びストッパプレート5
4は、上記リブ部63bの外面に摺動自在に当接するよ
うに平板状に形成されている。なお、弾性部材4は、ウ
エブ部22の一方及び他方の端面から所定量(0.25
〜1mm程度)穴部22bの内側に入るように、その軸
方向の寸法(厚さ)が設定されており、軸ピン53から
の外力によって外側に膨らむのが許容されるようになっ
ている。ただし、弾性部材4に発泡弾性体を用いた場合
には、この弾性部材4膨らむための空間を設ける必要は
ない。
【0051】上記のように構成された補機駆動用プーリ
ーPにおいては、支持板15及びストッパプレート54
を平板状に形成するだけでよいので、軸方向の幅を更に
薄く成形でき、構造の簡素化、小型化、軽量化等を更に
図ることができる。その他、上記第2実施例と同様の作
用効果を奏する。
【0052】次に、この発明の第4実施例を図14を参
照して説明する。ただし、第3実施例の構成要素と共通
する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略化す
る。この第4実施例が第3実施例と異なる主な点は、軸
受部材6の構造が異なる点である。
【0053】即ち、軸受部材6は、第1のメタルベアリ
ング64と、この第1のメタルベアリング64とは別体
の第2のメタルベアリング65とによって構成されてい
る。
【0054】第1のメタルベアリング64は、ハブ1に
おける円筒部14の外周面とボス部21の内周面との間
にあって、これらと摺動自在に嵌合する円筒部64a
と、この円筒部64aの軸方向の一方の端部から半径方
向外側に突出し、ボス部21及びウエブ部22の軸方向
の一方の端面に摺動自在に当接するリブ部64bとによ
り一体に形成されている。第2のメタルベアリング65
は、円筒部14の外周面に所定の間隔をあけて嵌合する
とと共に、ボス部21及びウエブ部22の軸方向の他方
の端面に摺動自在に当接する円環状の板によって形成さ
れている。なお、ボス部21及びウエブ部22の軸方向
の一方及び他方の端面は、第3実施例と同様に軸方向に
直交すると共に、面一状に形成されている。尚、第1の
メタルベアリング64の円筒部64aとリブ部64bを
別体として、軸受部材4を3部品で構成してもよい。
【0055】また、リブ部64b及び第2のメタルベア
リング65のそれぞれには、支持板15の貫通孔15a
に対応する位置に、軸ピン53の主ピン部53bが嵌合
する貫通孔64c及び貫通孔65aが形成されている。
【0056】上記のように構成された補機駆動用プーリ
ーPにおいては、円筒部14の外周面とボス部21の内
周面との間に介在される軸受メタルが一つの円筒部64
aによって構成されることになるので、円筒部14の外
周面及びボス部21の内周面を偏りなく安定的に支持す
ることができる。
【0057】次に、この発明の第5実施例を図15及び
図16を参照して説明する。ただし、第4実施例の構成
要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を
簡略化する。この第5実施例が第4実施例と異なる主な
点は、プーリー本体2のウエブ部22からボス部が切除
されている点と軸受部材6の構造が異なる点である。
【0058】すなわち、プーリー本体2のウエブ部22
は、図16に示すように、中抜き円板状を有し、その内
周面に複数の穴部22bとして3つの切り欠きが扇状に
形成されると共に、この切り欠き以外の内周面が軸受部
材6の下記する第3のメタルベアリングを介してハブ2
の外周面に回動可能に支持されている。
【0059】また、軸受部材6の外周面をプーリー本体
2のリム部23の内周面に当接したことを特徴としてい
る。そして、このように、外周面がリム部23の内周面
に当接されている軸受部材6は、図示したように、この
当接されている部分Tの内周面が、前記ハブ1の支持部
15の外周面と当接され支持されている。さらに、この
実施例においては、リム部23の内周面が、全周面に亙
って前記軸受部材6の当接部Tによって支持されてい
る。
【0060】軸受部材6は、第1のメタルベアリング6
4と、この第1のメタルベアリング64とは別体の第2
のメタルベアリング65及び第3のメタルベアリング6
6とによって構成されている。第1及び第2のメタルベ
アリング64、65は共に、プーリー本体2のリム部2
3の内周面に当接される部分Tが形成されている。そし
て、この当接部Tの一端を半径方向内方へ折り曲げて断
面L字状に形成されており、第1及び第2のメタルベア
リングは左右対象で同一部品を使用可能である。また、
第3のメタルベアリング66は、円筒状に形成され、ハ
ブの外周面とウエブ部の内周面との間に配置されてい
る。
【0061】また、第1のメタルベアリング64と第2
のメタルベアリング65のそれぞれには、支持板15の
貫通孔15aに対応する位置に、軸ピン53の主ピン部
53bが嵌合する貫通孔が形成されている。
【0062】上記のように構成された補機駆動用プーリ
ーPにおいては、軸受部材6の外周面がリム部23の内
周面に当接されているので、プーリー本体2のリム部2
3と軸受部材6との間の隙間を無くすことができて、ダ
ストや水分等の侵入を防止することができ、内装されて
いる弾性部材4の劣化を阻止することができる。そし
て、このように、外周面がリム部23の内周面に当接さ
れている軸受部材6は、この当接されている部分Tの内
周面が、前記ハブ1の支持部15の外周面と当接され支
持されているので、軸受部材6によりプーリー本体2の
リム部23の保持力を向上することができ、対ベルト荷
重を大幅に向上することができる。
【0063】さらに、リム部23の内周面を、全周面に
亙って軸受部材6の当接部Tによって支持することによ
り、軸受部材6の当接部Tによりプーリー本体2の保持
力を大幅に向上することができると共に、プーリー本体
2を軸方向にも十分支持することができる。従って、プ
ーリー本体の対モーメント荷重を大幅に向上することが
できる。
【0064】さらにまた、ウエブ部22として必要な半
径方向幅を小さくできるので、プーリー本体の小径化が
図れ、小型化できる。
【0065】上記のように構成された補機駆動用プーリ
ーPにおいては、プーリー本体2のリム部23と軸受部
材6との間の隙間を無くすことができて、ダストや水分
等の侵入を防止することができ、内装されている弾性部
材4の劣化を阻止することができる一方、プーリー本体
2のリム部23の保持力を向上することができ、対ベル
ト荷重を大幅に向上することができる。さらに、軸受部
材6の当接部Tによりプーリー本体2の保持力を大幅に
向上することができると共に、プーリー本体2を軸方向
にも十分支持することができ、プーリー本体の対モーメ
ント荷重を大幅に向上することができる。
【0066】なお、上記各実施例においては、軸受部材
6としてメタルベアリング、即ち滑り軸受を採用した
が、この軸受部材6としては、ボールベアリングやニー
ドルベアリングなどの転がり軸受を採用するようにして
もよい。転がり軸受を採用した場合には、その転がり軸
受を、大径円筒部12とボス部21との間や、円筒部1
4とボス部21との間に挿入することになる。
【0067】また、上記各実施例で示したような滑り軸
受を採用する場合には、外部からの潤滑油の供給を不要
とする含油軸受などの無給油型の滑り軸受を採用するこ
とが好ましい。
【0068】
【発明の効果】請求項1に係る発明においては、弾性部
材を用いて回転変動を吸収する構造になっているので、
ワンウエイクラッチをプーリーに組み込むようなものに
比べて、構造が極めて簡単になる。従って、部品点数、
重量、占有容積及びコストの低減を図ることができる。
【0069】請求項2記載の発明においては、ハブとプ
ーリー本体との間に軸受部材が介在しているので、弾性
部材の弾性変形に伴って生じるハブとプーリー本体との
相対回転が極めて滑らかになる。従って、摩擦によるエ
ネルギ損失を低減したり、摩耗による寿命の低下を軽減
したりすることができる。
【0070】請求項3記載の発明においては、作用部と
弾性部材とで回転変動を吸収することができる。また、
支持部がハブに固定されているので、弾性部材で回転変
動を吸収した後の回転をハブへ確実に伝達することがで
きる。
【0071】請求項4記載の発明においては、プーリー
本体のウエブ部をハブの支持部とストッパープレートと
で挟持すると共にウエブ部に設けた孔内に弾性部材を配
置しているので、軸方向(幅)を薄く成形でき、小型
化、コンパクト化を図れる。
【0072】請求項5記載の発明においては、ハブの支
持部とストッパープレートとの外周面にリム部の左右の
内周面をそれぞれ軸受部材を介して支持しているので、
プーリー本体と支持部及びストッパープレートとの間の
隙間を無くすことができて、ダストや水分等の侵入を防
止することができる。従って、内装されている弾性部材
の劣化を阻止することができ、耐久性の向上が図れる。
【0073】また、リム部の左右の内周面が、支持部の
外周面及びストッパープレートの外周面に当接され支持
されているので、軸受部材によりプーリー本体の保持力
を向上することができる。従って、プーリー本体の倒れ
を防止でき、対ベルト荷重を大幅に向上することができ
る。
【0074】請求項6記載の発明においては、リム部の
内周面が、全周面に亙って軸受部材によって支持されて
いるので、軸受部材によりプーリー本体の保持力を大幅
に向上することができると共に、プーリー本体を軸方向
にも十分支持することができる。従って、プーリー本体
の対モーメント荷重を大幅に向上することができる。
【0075】請求項7記載の発明においては、弾性部材
に発泡弾性体を用いることによって、弾性部材が変形す
るための空間を設ける必要がなく、ウエブ部に形成した
孔とハブの支持部及びストッパプレートにより形成され
た閉じた空間内に弾性部材を配置できるため小型化、コ
ンパクト化が図れると共に、ダストや水等の侵入を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例として示した補機駆動用
プーリーの断面図である。
【図2】同補機駆動用プーリーを示す図であって、図1
のII−II線に沿う断面図である。
【図3】同補機駆動用プーリーを示す図であって、図1
のIII矢視図である。
【図4】同補機駆動用プーリーを示す図であって、図1
のIV矢視図である。
【図5】同補機駆動用プーリーのプーリー本体を示す正
面図である。
【図6】この発明の第2実施例として示した補機駆動用
プーリーの断面図である。
【図7】同補機駆動用プーリーの要部断面図である。
【図8】同補機駆動用プーリーを示す図であって、図6
のVIII−VIII線に沿う断面である。
【図9】同補機駆動用プーリーを示す図であって、図6
のIX矢視図である。
【図10】同補機駆動用プーリーを示す図であって、図
6のX矢視図である。
【図11】同補機駆動用プーリーのプーリー本体を示す
正面図である。
【図12】この発明の第3実施例として示した補機駆動
用プーリーの断面図である。
【図13】同補機駆動用プーリーの要部断面図である。
【図14】この発明の第4実施例として示した補機駆動
用プーリーの要部断面図である。
【図15】この発明の第5実施例として示した補機駆動
用プーリーの要部断面図である。
【図16】図15の断面図。
【符号の説明】
1 ハブ 2 プーリー本体 3 回転力伝達手段 4 弾性部材 5 伝達部材 6 軸受部材 15 支持板(支持部) 22a、22b 穴部(孔) 51 支持部 52 作用突部(作用部) 53 軸ピン(作用部)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に同軸状に固定されるハブと、こ
    のハブの外周に回動可能に設けられたプーリー本体と、
    このプーリー本体とハブとの間の回転力の伝達を行う回
    転力伝達手段とを備えてなり、 前記回転力伝達手段は、前記プーリー本体に設けられた
    複数の穴部又は孔内のそれぞれに挿入された弾性部材
    と、この弾性部材を介して前記プーリー本体とハブとの
    間の回転力の伝達を行う伝達部材とを備えていることを
    特徴とする補機駆動用プーリー。
  2. 【請求項2】 ハブとプーリー本体との間に軸受部材を
    介在させたことを特徴とする請求項1記載の補機駆動用
    プーリー。
  3. 【請求項3】 伝達部材は、ハブに固定される支持部
    と、この支持部に固定され、弾性部材に当接して回転力
    の伝達を行う作用部とを備えていることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の補機駆動用プーリー。
  4. 【請求項4】 プーリー本体は、中抜き円板状のウエブ
    部と、このウエブ部の外周側に形成された円筒状のリム
    部とを有し、ハブに一体的に設けた支持部と、この支持
    部と一体的に固定されるストッパープレートとでウエブ
    部を軸受部材を介して回動可能に挟持すると共に、ウエ
    ブ部に設けた孔内に弾性部材を配置したことを特徴とす
    る請求項1記載の補機駆動用プーリー。
  5. 【請求項5】 ハブに設けた支持部の外周面及びストッ
    パープレートの外周面に、リム部の内周面をそれぞれ軸
    受部材を介して回動可能に支持したことを特徴とする請
    求項4記載の補機駆動用プーリー。
  6. 【請求項6】 前記リム部の内周面が、全周面に亙って
    前記軸受部材によって支持されていることを特徴とする
    請求項5記載の補機駆動用プーリー。
  7. 【請求項7】 前記弾性部材は発泡弾性体であって、こ
    の弾性部材はウエブ部に形成した複数の孔とストッパー
    プレート及び支持部とで形成された空間内にそれぞれ一
    対で配置されると共に、支持部に突設した軸ピンが一対
    の弾性部材の間を貫通するように配置されていることを
    特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の補機駆動用
    プーリー。
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