JP2002327606A - エンジン動弁系のロッカーアーム構造 - Google Patents
エンジン動弁系のロッカーアーム構造Info
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- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/02—Valve drive
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/02—Valve drive
- F01L1/024—Belt drive
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/02—Valve drive
- F01L1/04—Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
- F01L1/047—Camshafts
- F01L1/053—Camshafts overhead type
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/12—Transmitting gear between valve drive and valve
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- F01L1/181—Centre pivot rocking arms
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
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- F01L1/46—Component parts, details, or accessories, not provided for in preceding subgroups
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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- Y10T74/18056—Rotary to or from reciprocating or oscillating
- Y10T74/1828—Cam, lever, and slide
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンに外的衝撃力が作用した場合に、ロ
ッカーアーム位置決め用スプリングの過度な変形を防止
してロッカーアームを所定の位置に確実に保持できるエ
ンジン動弁系のロッカーアーム構造を提供する。 【解決手段】 エンジン１の吸気バルブ３および排気バ
ルブ４の各バルブ軸端部に係合してそれぞれ設けたロッ
カーアーム７と、該ロッカーアームが揺動可能に装着さ
れたロッカーシャフト８と、該ロッカーアーム７をロッ
カーシャフト８の軸方向に押圧するスプリング１１と、
該スプリング１１により押圧されたロッカーアーム７が
当接するストッパ９とを備えたエンジン動弁系のロッカ
ーアーム構造において、前記スプリング１１の押圧方向
と反対方向への前記ロッカーアーム７の変位量を規制す
るスプリング保護部材１３を備えた。
ッカーアーム位置決め用スプリングの過度な変形を防止
してロッカーアームを所定の位置に確実に保持できるエ
ンジン動弁系のロッカーアーム構造を提供する。 【解決手段】 エンジン１の吸気バルブ３および排気バ
ルブ４の各バルブ軸端部に係合してそれぞれ設けたロッ
カーアーム７と、該ロッカーアームが揺動可能に装着さ
れたロッカーシャフト８と、該ロッカーアーム７をロッ
カーシャフト８の軸方向に押圧するスプリング１１と、
該スプリング１１により押圧されたロッカーアーム７が
当接するストッパ９とを備えたエンジン動弁系のロッカ
ーアーム構造において、前記スプリング１１の押圧方向
と反対方向への前記ロッカーアーム７の変位量を規制す
るスプリング保護部材１３を備えた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、４サイクルエンジ
ンの吸気バルブおよび排気バルブを開閉駆動する動弁系
のロッカーアーム構造に関する。
ンの吸気バルブおよび排気バルブを開閉駆動する動弁系
のロッカーアーム構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】４サイクルエンジンの吸・排気バルブを
開閉動作させる動弁系は、クランク軸に連動するカム軸
上のカムにより、ロッカーシャフト上に装着されたロッ
カーアームを介して、各バルブ端部を押圧して吸・排気
バルブを開閉駆動する。
開閉動作させる動弁系は、クランク軸に連動するカム軸
上のカムにより、ロッカーシャフト上に装着されたロッ
カーアームを介して、各バルブ端部を押圧して吸・排気
バルブを開閉駆動する。
【０００３】ロッカーアームをロッカーシャフト上で位
置決めするために、ロッカーアームの一方の側にスプリ
ングを設け、他方の側にストッパを設けて、スプリング
によりロッカーアームをストッパ側に押圧している。こ
れにより、ロッカーアームが所定の位置に保持され、そ
の一方の端部が吸気バルブあるいは排気バルブのバルブ
軸端部に当接し、反対側端部がカムに当接する。これに
より、カムが回転すると、そのカム駆動によりロッカー
アームがロッカーシャフト上で揺動して各バルブを開閉
動作させる。
置決めするために、ロッカーアームの一方の側にスプリ
ングを設け、他方の側にストッパを設けて、スプリング
によりロッカーアームをストッパ側に押圧している。こ
れにより、ロッカーアームが所定の位置に保持され、そ
の一方の端部が吸気バルブあるいは排気バルブのバルブ
軸端部に当接し、反対側端部がカムに当接する。これに
より、カムが回転すると、そのカム駆動によりロッカー
アームがロッカーシャフト上で揺動して各バルブを開閉
動作させる。
【０００４】このようなロッカーアームは、吸・排気バ
ルブに対応したロッカーシャフト上の所定の位置に保持
され、エンジン振動等にかかわらず常に確実に吸・排気
バルブに係合して安定したバルブ動作を維持する必要が
ある。このため、従来は、スプリングの弾性力を強くし
てロッカーアームの位置ずれを防止していた。
ルブに対応したロッカーシャフト上の所定の位置に保持
され、エンジン振動等にかかわらず常に確実に吸・排気
バルブに係合して安定したバルブ動作を維持する必要が
ある。このため、従来は、スプリングの弾性力を強くし
てロッカーアームの位置ずれを防止していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、強いス
プリング力によりロッカーアーム側面を押圧すると、そ
の押圧面や反対側のロッカーアーム摺動面の摩擦が大き
くなってカム駆動に大きな力を要するとともに磨耗の問
題が生じる。
プリング力によりロッカーアーム側面を押圧すると、そ
の押圧面や反対側のロッカーアーム摺動面の摩擦が大き
くなってカム駆動に大きな力を要するとともに磨耗の問
題が生じる。
【０００６】本発明は、上記従来技術を考慮したもので
あって、スプリング力を強くして摩擦を大きくすること
なく簡単な構造でロッカーアームを所定の位置に保持で
きるエンジン動弁系のロッカーアーム構造の提供を目的
とする。
あって、スプリング力を強くして摩擦を大きくすること
なく簡単な構造でロッカーアームを所定の位置に保持で
きるエンジン動弁系のロッカーアーム構造の提供を目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、エンジンの吸気バルブおよび排気バル
ブの各バルブ軸端部に係合してそれぞれ設けたロッカー
アームと、該ロッカーアームが揺動可能に装着されたロ
ッカーシャフトと、該ロッカーアームをロッカーシャフ
トの軸方向に押圧するスプリングと、該スプリングによ
り押圧されたロッカーアームが当接するストッパとを備
えたエンジン動弁系のロッカーアーム構造において、前
記スプリングの押圧方向と反対方向への前記ロッカーア
ームの変位量を規制するスプリング保護部材を備えたこ
とを特徴とするエンジン動弁系のロッカーアーム構造を
提供する。
め、本発明では、エンジンの吸気バルブおよび排気バル
ブの各バルブ軸端部に係合してそれぞれ設けたロッカー
アームと、該ロッカーアームが揺動可能に装着されたロ
ッカーシャフトと、該ロッカーアームをロッカーシャフ
トの軸方向に押圧するスプリングと、該スプリングによ
り押圧されたロッカーアームが当接するストッパとを備
えたエンジン動弁系のロッカーアーム構造において、前
記スプリングの押圧方向と反対方向への前記ロッカーア
ームの変位量を規制するスプリング保護部材を備えたこ
とを特徴とするエンジン動弁系のロッカーアーム構造を
提供する。
【０００８】この構成によれば、ロッカーシャフト上で
の軸方向に沿ったロッカーアームの変位は、スプリング
の押圧方向にはストッパにより規制され、その逆方向に
はスプリング保護部材により規制されるため、衝撃によ
りロッカーアームがスプリングの押圧力に抗して変位し
ようとしても、位置ずれ量が規制されロッカーアームが
バルブ軸上で大きく位置ずれすることはない。したがっ
て、ロッカーアーム保持のためにスプリング力を強くす
る必要はなくなり、摩擦力が大きくならず円滑な揺動動
作が得られる。またスプリングが過度に変形することが
防止されスプリングが保護される。
の軸方向に沿ったロッカーアームの変位は、スプリング
の押圧方向にはストッパにより規制され、その逆方向に
はスプリング保護部材により規制されるため、衝撃によ
りロッカーアームがスプリングの押圧力に抗して変位し
ようとしても、位置ずれ量が規制されロッカーアームが
バルブ軸上で大きく位置ずれすることはない。したがっ
て、ロッカーアーム保持のためにスプリング力を強くす
る必要はなくなり、摩擦力が大きくならず円滑な揺動動
作が得られる。またスプリングが過度に変形することが
防止されスプリングが保護される。
【０００９】好ましい構成例では、前記スプリングは板
バネであって、該板バネは、平板部と該平板部の端部に
屈曲して形成された押圧片とからなり、該押圧片が前記
ロッカーアームの側面に当接するように前記平板部がロ
ッカーシャフト上に固定されたことを特徴としている。
バネであって、該板バネは、平板部と該平板部の端部に
屈曲して形成された押圧片とからなり、該押圧片が前記
ロッカーアームの側面に当接するように前記平板部がロ
ッカーシャフト上に固定されたことを特徴としている。
【００１０】この構成によれば、平板状の板バネ端部を
屈曲させて押圧片を形成し、この押圧片によりロッカー
アームの側面を押圧してこれを位置決め保持する。この
板バネはその平板部がロッカーアーム側面のロッカーシ
ャフト上に固定される。このような屈曲した押圧片によ
りロッカーアームを押圧する板バネは、その押圧片が過
度に変形しやすく、したがってスプリング保護部材によ
る板バネの変形防止効果が特に大きい。
屈曲させて押圧片を形成し、この押圧片によりロッカー
アームの側面を押圧してこれを位置決め保持する。この
板バネはその平板部がロッカーアーム側面のロッカーシ
ャフト上に固定される。このような屈曲した押圧片によ
りロッカーアームを押圧する板バネは、その押圧片が過
度に変形しやすく、したがってスプリング保護部材によ
る板バネの変形防止効果が特に大きい。
【００１１】さらに好ましい構成例では、前記スプリン
グ保護部材は、前記板バネとともにロッカーシャフト上
に固定された板状材からなり、前記押圧片に対応した位
置の該板状材の端部に前記ロッカーアーム側面が突き当
って押圧片の弾性変形を規制する突き当て部が形成され
たことを特徴としている。
グ保護部材は、前記板バネとともにロッカーシャフト上
に固定された板状材からなり、前記押圧片に対応した位
置の該板状材の端部に前記ロッカーアーム側面が突き当
って押圧片の弾性変形を規制する突き当て部が形成され
たことを特徴としている。
【００１２】この構成によれば、板状材を板バネととも
にロッカーシャフトに例えば一本のボルトで共締めして
固定することにより、新たな固定用の部品点数を増加さ
せることなく板状材を固定できる。この板状材の端部に
ロッカーアーム側面が当接する突き当て部が形成され、
ロッカーアームの変位を規制する。
にロッカーシャフトに例えば一本のボルトで共締めして
固定することにより、新たな固定用の部品点数を増加さ
せることなく板状材を固定できる。この板状材の端部に
ロッカーアーム側面が当接する突き当て部が形成され、
ロッカーアームの変位を規制する。
【００１３】さらに好ましい構成例では、前記エンジン
は多気筒縦置きエンジンであることを特徴としている。
は多気筒縦置きエンジンであることを特徴としている。
【００１４】この構成によれば、特に船外機で用いられ
るクランク軸を略縦方向（垂直）に配置して各気筒をク
ランク軸に沿って並列させた縦置きの多気筒エンジンに
おいて、気筒間スペースのロッカーシャフトにスプリン
グおよびその保護部材がコンパクトに固定される。
るクランク軸を略縦方向（垂直）に配置して各気筒をク
ランク軸に沿って並列させた縦置きの多気筒エンジンに
おいて、気筒間スペースのロッカーシャフトにスプリン
グおよびその保護部材がコンパクトに固定される。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図１は、本発明の実施形態に
係るエンジン動弁系のロッカーアーム構造を有するエン
ジンのシリンダヘッド部分の平面図である。
の形態について説明する。図１は、本発明の実施形態に
係るエンジン動弁系のロッカーアーム構造を有するエン
ジンのシリンダヘッド部分の平面図である。
【００１６】このエンジン１は４サイクル４気筒エンジ
ンであり、例えばクランク軸（不図示）を縦置き配置し
た船外機用のエンジンである。クランク軸は不図示のタ
イミングベルトあるいはチェーンを介してカム軸（不図
示）に装着されたカムスプロケット２に連結される。４
つの各気筒にはそれぞれ吸気バルブ３および排気バルブ
４が備わり、シリンダヘッド５内に並列して設けられ
る。吸気バルブ３及び排気バルブ４はバルブスプリング
６により、バルブ軸（不図示）に沿って開方向に付勢さ
れる。吸気・排気バルブ３，４の各バルブ軸端部には、
ロッカーアーム７の端部が調整ネジ８を介して係合す
る。
ンであり、例えばクランク軸（不図示）を縦置き配置し
た船外機用のエンジンである。クランク軸は不図示のタ
イミングベルトあるいはチェーンを介してカム軸（不図
示）に装着されたカムスプロケット２に連結される。４
つの各気筒にはそれぞれ吸気バルブ３および排気バルブ
４が備わり、シリンダヘッド５内に並列して設けられ
る。吸気バルブ３及び排気バルブ４はバルブスプリング
６により、バルブ軸（不図示）に沿って開方向に付勢さ
れる。吸気・排気バルブ３，４の各バルブ軸端部には、
ロッカーアーム７の端部が調整ネジ８を介して係合す
る。
【００１７】ロッカーアーム７は、カム軸と平行に配設
されたロッカーシャフト８に揺動可能に装着される。カ
ム軸に設けたカム（不図示）がロッカーアームのバルブ
係合部と反対側の端部をカム駆動してロッカーアーム７
を揺動させ、吸・排気バルブ３，４を開閉動作させる。
各ロッカーアーム７は、そのボス部７ａがロッカーシャ
フト８に嵌め込まれて装着される。各気筒の吸・排気バ
ルブ３，４用のロッカーアーム７のボス部７ａ同士は隣
接して相互に摺接する。
されたロッカーシャフト８に揺動可能に装着される。カ
ム軸に設けたカム（不図示）がロッカーアームのバルブ
係合部と反対側の端部をカム駆動してロッカーアーム７
を揺動させ、吸・排気バルブ３，４を開閉動作させる。
各ロッカーアーム７は、そのボス部７ａがロッカーシャ
フト８に嵌め込まれて装着される。各気筒の吸・排気バ
ルブ３，４用のロッカーアーム７のボス部７ａ同士は隣
接して相互に摺接する。
【００１８】ロッカーシャフト８の両端部および中央部
には、ストッパ９がボルト１０により固定される。この
ストッパ９は、板金加工部材であり、両端の気筒および
中央２つの気筒の各ロッカーアーム７のボス部７ａが当
接する。ロッカーシャフト８には、順次並んだ１番目２
番目の気筒間および３番目４番目の気筒間に、板金曲げ
加工製のスプリング１１がボルト１２により固定され
る。これらのスプリング１１は、後述のようにその両側
のロッカーアーム７のボス部７ａを押圧してストッパ９
に突き当てる。これにより。各ロッカーアーム７が位置
決め保持される。
には、ストッパ９がボルト１０により固定される。この
ストッパ９は、板金加工部材であり、両端の気筒および
中央２つの気筒の各ロッカーアーム７のボス部７ａが当
接する。ロッカーシャフト８には、順次並んだ１番目２
番目の気筒間および３番目４番目の気筒間に、板金曲げ
加工製のスプリング１１がボルト１２により固定され
る。これらのスプリング１１は、後述のようにその両側
のロッカーアーム７のボス部７ａを押圧してストッパ９
に突き当てる。これにより。各ロッカーアーム７が位置
決め保持される。
【００１９】このスプリング１１の上面には、板金加工
製のスプリング保護部材１３がボルト１２の共締めによ
りスプリング１１とともにロッカーシャフト８に固定さ
れる。このスプリング保護部材１３に、後述のようにロ
ッカーアーム７のボス部７ａが突き当たってスプリング
１１の過度な変形を防止する。
製のスプリング保護部材１３がボルト１２の共締めによ
りスプリング１１とともにロッカーシャフト８に固定さ
れる。このスプリング保護部材１３に、後述のようにロ
ッカーアーム７のボス部７ａが突き当たってスプリング
１１の過度な変形を防止する。
【００２０】図２は、図１のシリンダへッド部の縦断面
図である。カムスプロケット２はボルト１４によりカム
軸１５の端部に固定される。カム軸１５には、４つの各
気筒に対応して吸・排気用の２個のカム１６がそれぞれ
備わる。このカム軸１５と平行なロッカーシャフト８に
各カム１６に対応してロッカーアーム７が装着される。
なお、この図２では、スプリング１１は図示省略してあ
る。
図である。カムスプロケット２はボルト１４によりカム
軸１５の端部に固定される。カム軸１５には、４つの各
気筒に対応して吸・排気用の２個のカム１６がそれぞれ
備わる。このカム軸１５と平行なロッカーシャフト８に
各カム１６に対応してロッカーアーム７が装着される。
なお、この図２では、スプリング１１は図示省略してあ
る。
【００２１】図３は、図２の縦断面図にスプリング１１
を破線で示したものである。また、図４は、そのスプリ
ング部分の拡大図である。
を破線で示したものである。また、図４は、そのスプリ
ング部分の拡大図である。
【００２２】図示したように、スプリング１１とスプリ
ング保護部材１３は、ボルト１２の共締めによりロッカ
ーシャフト８に固定される。ロッカーシャフト８はさら
に同じボルト１２により、カム軸１５のジャーナル部１
７に固定される。
ング保護部材１３は、ボルト１２の共締めによりロッカ
ーシャフト８に固定される。ロッカーシャフト８はさら
に同じボルト１２により、カム軸１５のジャーナル部１
７に固定される。
【００２３】図５は、スプリング１１の斜視図である。
スプリング１１は板バネであって、平板部１１ａとその
両端部に屈曲して形成した押圧片１１ｂとからなり、中
央部に前述の共締め用のボルト１２が挿通する取付け孔
１８が形成される。このスプリング１１がロッカーシャ
フト８に固定され、その両端部の押圧片１１ｂが両側の
ロッカーアーム７（図１、図４参照）のボス部７ａに当
接し、これを一方の側からシャフトの軸方向に押圧して
反対側の側面をストッパ９（図１、図２参照）に当接さ
せる。これにより、ロッカーアーム７が位置決め保持さ
れる。
スプリング１１は板バネであって、平板部１１ａとその
両端部に屈曲して形成した押圧片１１ｂとからなり、中
央部に前述の共締め用のボルト１２が挿通する取付け孔
１８が形成される。このスプリング１１がロッカーシャ
フト８に固定され、その両端部の押圧片１１ｂが両側の
ロッカーアーム７（図１、図４参照）のボス部７ａに当
接し、これを一方の側からシャフトの軸方向に押圧して
反対側の側面をストッパ９（図１、図２参照）に当接さ
せる。これにより、ロッカーアーム７が位置決め保持さ
れる。
【００２４】図６は、図５のスプリング１１にスプリン
グ保護部材１３を取付けた状態の斜視図である。
グ保護部材１３を取付けた状態の斜視図である。
【００２５】図示したように、スプリング保護部材１３
は、剛性の高い板金のプレス曲げ加工により形成され、
両端部に突き当て部１３ａが形成される。このスプリン
グ保護部材１３は、スプリング１１の平板部１１ａ上に
装着され、取付け孔１８を通してボルト１２によりスプ
リング１１と共締め固定される。突き当て部１３ａは、
スプリング１１の押圧片１１ｂに対応してこの押圧片１
１ｂより幾分短い長さだけ軸方向に突出する。外的衝撃
力等により両側のロッカーアーム７（図１、図４参照）
がロッカーシャフト８の軸方向に大きく位置ずれを起し
た場合に、ロッカーアーム７がこのスプリング保護部材
１３の突き当て部１３ａに当接してスプリング１１の押
圧片１１ｂが過度に変形することを防止する。これによ
り、スプリング１１が保護されるとともに、スプリング
の弾性力を大きくすることなくロッカーアーム位置ずれ
が確実に抑制される。
は、剛性の高い板金のプレス曲げ加工により形成され、
両端部に突き当て部１３ａが形成される。このスプリン
グ保護部材１３は、スプリング１１の平板部１１ａ上に
装着され、取付け孔１８を通してボルト１２によりスプ
リング１１と共締め固定される。突き当て部１３ａは、
スプリング１１の押圧片１１ｂに対応してこの押圧片１
１ｂより幾分短い長さだけ軸方向に突出する。外的衝撃
力等により両側のロッカーアーム７（図１、図４参照）
がロッカーシャフト８の軸方向に大きく位置ずれを起し
た場合に、ロッカーアーム７がこのスプリング保護部材
１３の突き当て部１３ａに当接してスプリング１１の押
圧片１１ｂが過度に変形することを防止する。これによ
り、スプリング１１が保護されるとともに、スプリング
の弾性力を大きくすることなくロッカーアーム位置ずれ
が確実に抑制される。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ロッ
カーシャフト上での軸方向に沿ったロッカーアームの変
位は、スプリングの押圧方向にはストッパにより規制さ
れ、その逆方向にはスプリング保護部材により規制され
るため、衝撃によりロッカーアームがスプリングの押圧
力に抗して変位しようとしても、位置ずれ量が規制され
ロッカーアームがバルブ軸上で大きく位置ずれすること
はない。したがって、ロッカーアーム保持のためにスプ
リング力を強くする必要はなくなり、摩擦力が大きくな
らず円滑な揺動動作が得られる。またスプリングが過度
に変形することが防止されスプリングが保護される。
カーシャフト上での軸方向に沿ったロッカーアームの変
位は、スプリングの押圧方向にはストッパにより規制さ
れ、その逆方向にはスプリング保護部材により規制され
るため、衝撃によりロッカーアームがスプリングの押圧
力に抗して変位しようとしても、位置ずれ量が規制され
ロッカーアームがバルブ軸上で大きく位置ずれすること
はない。したがって、ロッカーアーム保持のためにスプ
リング力を強くする必要はなくなり、摩擦力が大きくな
らず円滑な揺動動作が得られる。またスプリングが過度
に変形することが防止されスプリングが保護される。
【図１】 本発明の実施形態に係るエンジンの平面図。
【図２】 図１のエンジンの縦断面図。
【図３】 図２のエンジンのスプリングの位置を示す説
明図。
明図。
【図４】 図３のスプリング部分の拡大図。
【図５】 スプリングの斜視図。
【図６】 スプリングとその保護部材の斜視図。
１：エンジン、２：カムスプロケット、３：吸気バル
ブ、４：排気バルブ、５：シリンダヘッド、６：バルブ
スプリング、７：ロッカーアーム、７ａ：ボス部、８：
ロッカーシャフト、９：ストッパ、１０：ボルト、１
１：スプリング、１１ａ：平板部、１１ｂ：押圧片、１
２：ボルト、１３：スプリング保護部材、１３ａ：突き
当て部、１４：ボルト、１５：カム軸、１６：カム、１
７：ジャーナル部、１８：取付け孔。
ブ、４：排気バルブ、５：シリンダヘッド、６：バルブ
スプリング、７：ロッカーアーム、７ａ：ボス部、８：
ロッカーシャフト、９：ストッパ、１０：ボルト、１
１：スプリング、１１ａ：平板部、１１ｂ：押圧片、１
２：ボルト、１３：スプリング保護部材、１３ａ：突き
当て部、１４：ボルト、１５：カム軸、１６：カム、１
７：ジャーナル部、１８：取付け孔。
Claims (4)
- 【請求項１】エンジンの吸気バルブおよび排気バルブの
各バルブ軸端部に係合してそれぞれ設けたロッカーアー
ムと、 該ロッカーアームが揺動可能に装着されたロッカーシャ
フトと、 該ロッカーアームをロッカーシャフトの軸方向に押圧す
るスプリングと、 該スプリングにより押圧されたロッカーアームが当接す
るストッパとを備えたエンジン動弁系のロッカーアーム
構造において、 前記スプリングの押圧方向と反対方向への前記ロッカー
アームの変位量を規制するスプリング保護部材を備えた
ことを特徴とするエンジン動弁系のロッカーアーム構
造。 - 【請求項２】前記スプリングは板バネであって、該板バ
ネは、平板部と該平板部の端部に屈曲して形成された押
圧片とからなり、該押圧片が前記ロッカーアームの側面
に当接するように前記平板部がロッカーシャフト上に固
定されたことを特徴とする請求項１に記載のエンジン動
弁系のロッカーアーム構造。 - 【請求項３】前記スプリング保護部材は、前記板バネと
ともにロッカーシャフト上に固定された板状材からな
り、前記押圧片に対応した位置の該板状材の端部に前記
ロッカーアーム側面が突き当って押圧片の弾性変形を規
制する突き当て部が形成されたことを特徴とする請求項
２に記載のエンジン動弁系のロッカーアーム構造。 - 【請求項４】前記エンジンは多気筒縦置きエンジンであ
ることを特徴とする請求項１，２または３に記載のエン
ジン動弁系のロッカーアーム構造。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP2001132469A JP2002327606A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | エンジン動弁系のロッカーアーム構造 |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001132469A JP2002327606A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | エンジン動弁系のロッカーアーム構造 |
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ID=18980477
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|---|---|---|---|
| JP2001132469A Pending JP2002327606A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | エンジン動弁系のロッカーアーム構造 |
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| JP (1) | JP2002327606A (ja) |
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