JP4183390B2 - 燃料噴射弁の取付装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの燃料噴射弁をシリンダヘッドに取り付けるための取付装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、吸気弁及び排気弁を各シリンダ毎にそれぞれ1弁ずつ具備する2弁式のエンジンにおいては、燃料噴射弁が、シリンダヘッドの上方に設けられる弁腕室の側方から斜め下方へ向けて、シリンダヘッドに挿入されていた。該燃料噴射弁は、ブロック部材等で構成される燃料噴射弁押えにより軸心方向へ押圧されて、シリンダヘッドに取付固定されていた。そして、燃料噴射弁押えは、その左右端部をボルトにより締結されてシリンダヘッドに取り付けられていた。また、エンジンを、吸気弁及び排気弁が各シリンダ毎にそれぞれ2弁ずつ具備される4弁式に構成する場合、燃料噴射弁は、吸排気弁の配置位置の略中央位置にて略垂直方向にシリンダヘッドへ挿入する必要があるため、弁腕室内部に配設されることとなる。この場合、弁腕室内部はスペース的に制約があるため、燃料噴射弁押えは、その一端を弁腕軸により支持するように構成して、省スペースで該燃料噴射弁押えを配設できるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述の如く、2弁式に構成されたエンジンにおいては、燃料噴射弁を取付固定するための取付装置である燃料噴射弁押えは、左右方向(シリンダヘッドの長手方向)に長く形成され、その左右端部をボルトにより締結されていたが、近年エンジンの小型化・低コスト化が進むにつれて、燃料噴射弁押えの取り付けスペースに制約が出てきたため、該燃料噴射弁押えを省スペースで取り付けるとともに、低コストで形成することが必要となってきている。また、4弁式に構成されるエンジンにおいては、燃料噴射弁押えは弁腕軸により支持されることとなるが、該燃料噴射弁押えは回動自在に弁腕軸に取り付けられているため、該燃料噴射弁押え等を弁腕ケースに組み付けた状態で、該弁腕ケースをシリンダヘッドに取り付けようとすると、燃料噴射弁押えの組付姿勢がぶらぶらと動いて位置合わせが行いづらく、組付性が悪かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
請求項1においては、燃料噴射弁(67)を上方から押さえて、シリンダヘッド(51)に取付け固定する燃料噴射弁押え(65)において、該燃料噴射弁押え(65)は、その一端部を切り欠いて切り欠き部(65b)を形成し、該切り欠き部(65b)の両側に脚部(65c・65c)を形成し、略中央部には、該燃料噴射弁押え(65)をシリンダヘッド(51)に固定するための固定用孔(65d)を開孔し、他端部には該燃料噴射弁(67)を押圧するための弁押え用孔(65a)を形成し、該燃料噴射弁(67)の上端部を、該弁押え用孔(65a)に下方から挿入し、該固定用孔(65d)にボルト部材(39)を挿通して、該シリンダヘッド(51)に締結すると、前記脚部(65c・65c)を支点として、該燃料噴射弁押え(65)の他端部が下方に押圧され、該燃料噴射弁(67)が燃料噴射弁押え(65)により、略下方に押え付けられて、該燃料噴射弁(67)をシリンダヘッド(51)に取付け固定し、該燃料噴射弁押え(65)は、前記切り欠き部(65b)によりシリンダヘッド(51)をシリンダブロックへ取り付けるためのヘッドボルト(38)を跨いで、該切り欠き部(65b)の両側の脚部(65c・65c)を支点としたものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1記載の燃料噴射弁の取付装置において、該燃料噴射弁押え(65)は、短手方向の両端部を屈曲して補強リブ(65e・65e)を形成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
【0008】
図1は本発明の燃料噴射弁の取付装置を具備する4弁式に構成されたエンジンの弁腕室部分を示す側面断面図、図2は同じく平面図、図3は図1の弁腕室内における弁腕の取付部を示す平面図、図4は本発明の燃料噴射弁の取付装置を具備する2弁式に構成されたエンジンの弁腕室部分を示す平面図、図5は図4の弁腕室部分における燃料噴射弁押えを示す側面断面図、図6は同じく燃料噴射弁押えを示す斜視図、図7は2弁式に構成されたエンジンの弁腕室部分に設けられる燃料噴射弁押えの別参考例を示す側面断面図である。
【0009】
まず、本発明の燃料噴射弁の取付装置である燃料噴射弁押えを具備する、エンジンの弁腕室部分の構成について説明する。まず、吸気弁及び排気弁が各シリンダ毎にそれぞれ2弁ずつ具備される4弁式に構成されたエンジンにおける、弁腕室部分の構成について説明する。
【0010】
図1、図2に示すように、エンジンのシリンダヘッド1の上方には弁腕ケース2が配設され、弁腕室5が構成されている。弁腕ケース2は、例えば、上部弁腕ケース2bと下部弁腕ケース2aとに分割して形成されている。
【0011】
本実施例におけるエンジンは、例えば3気筒に構成されており、各気筒毎に2つの吸気弁16a・16a及び2つの排気弁16b・16bが設けられる所謂4弁式のエンジンである。また、エンジンはOHV式に構成され、弁腕室5内には、前記吸気弁16a・16a及び2つの排気弁16b・16bの上端部、プッシュロッド13の上端部、弁腕14、及び燃料噴射弁17等が配設されている。弁腕14は弁腕室5内に設けられる弁腕軸11により揺動自在に支持されている。
【0012】
弁腕14は、吸気弁16a・16a毎、及び排気弁16b・16b毎に1つ設けられ、上下摺動するプッシュロッド13により弁腕14が揺動して、吸気弁16a・16a、及び排気弁16b・16bを、それぞれ開閉するように構成されている。
【0013】
平面視における、吸気弁16a・16a及び排気弁16b・16bの配置位置の略中央には燃料噴射弁17が配設されており、略垂直方向にシリンダヘッド1へ挿入されている。該燃料噴射弁17は、燃料噴射弁押え15により上方から押えられて、その上下方向の配設位置を固定されている。燃料噴射弁押え15は、弁腕軸11により回動自在に支持され、吸気弁16a・16a用の弁腕14と排気弁16b・16b用の弁腕14との間に配置されている。
【0014】
燃料噴射弁17には、外部から弁腕室5内に侵入する燃料配管21が接続され、高圧燃料が供給されている。燃料配管21は、弁腕室5内部に配設される内部配管21aと、弁腕室5外部に配設される外部配管21bとで構成され、該内部配管21aと外部配管21bとは、下部弁腕ケース2aの側面部分で、高圧シール部材22により接続されている。各気筒の燃料噴射弁17は、燃料戻し管23により互いに接続されており、余分な燃料油を該燃料戻し管23を通じて、燃料戻し口24から燃料タンク側へ戻すように構成している。
【0015】
弁腕室5内におけるシリンダヘッド1の上面には、複数の弁腕軸支持部材7が固設されており、弁腕軸11は、該弁腕軸支持部材7及び下部弁腕ケース2aの側面により支持されている。弁腕軸支持部材7には、上方からボルト部材31が螺挿されており、該ボルト部材31の上部は弁腕軸支持部材7の上方に突出している。弁腕軸支持部材7は、例えば、各気筒間毎に配置されている。前記上部弁腕ケース2bにおける、弁腕軸支持部材7の配設位置に対応する箇所には固定用孔2cが形成され、該固定用孔2cには上部弁腕ケース2bの上方から固定用ナット32が挿入されている。該固定用ナット32は前記ボルト部材31の上部に螺嵌されている。
【0016】
そして、ボルト部材31に螺挿される固定用ナット32を締め付けることで、固定用孔2cの周縁部に係止する該固定用ナット32のつば部32aが、上部弁腕ケース2bを下方に押圧し、これにより、該上部弁腕ケース2b及び上部弁腕ケース2bの下方に配置される下部弁腕ケース2aがシリンダヘッド1に取付固定されている。即ち、弁腕軸支持部材7に螺挿されるボルト部材31に固定用ナット32を締結することで、該固定用ナット32により下方押圧される上部弁腕ケース2bを介して、下部弁腕ケース2aがシリンダヘッド1に取付固定されている。
【0017】
従って、固定用ナット32をボルト部材31から抜脱して、上部弁腕ケース2bを取り外すことで、図2に示す状態の如く、上部弁腕ケース2b及び下部弁腕ケース2aにより覆われて構成される弁腕室5の上部を開放して、弁腕室5内における吸排気弁16a・16b部分のクリアランス調整やメンテナンス等を行うことができる。尚、シリンダヘッド1と下部弁腕ケース2aとの間にはガスケット55を介装して、両者の接合面をシールしている。
【0018】
次に、弁腕14の弁腕軸11への取付構造について説明する。図4に示す弁腕14・14の取付部においては、吸気弁16a・16aを開閉する弁腕14及び排気弁16b・16bを開閉する弁腕14は、各気筒毎に配置される弁腕軸支持部材7・7の間に配設されており、該吸気弁16a・16a用の弁腕14と排気弁16b・16b用の弁腕14との間には、燃料噴射弁押え15が配設されている。また、弁腕軸支持部材7と各弁腕14との間には、弁腕軸11に嵌装されるウェーブワッシャ等の付勢部材35が介装されており、該付勢部材35により弁腕14が燃料噴射弁押え15側へ付勢され、該燃料噴射弁押え15に当接している。
【0019】
即ち、弁腕軸支持部材7・7間の寸法dxを、吸気弁16a・16a用の弁腕14、排気弁16b・16b用の弁腕14、及び燃料噴射弁押え15の各幅寸法を加えた値よりも、若干大きく余裕を持たせて構成して、弁腕14や燃料噴射弁押え15の組付性を向上させている。そして、弁腕軸支持部材7と弁腕14との間隙に、付勢部材35をスペーサー的に介装して、該間隙を埋めるように構成している。また、弁腕軸11に組み付けられた吸気弁16a・16a用の弁腕14と排気弁16b・16b用の弁腕14との間の間隔は、吸気弁16aと排気弁16bとの間の寸法daに合わせて構成されている。
【0020】
前述の如く、弁腕14・14、燃料噴射弁15、及び付勢部材35が同一の弁輪軸11上に配設され、付勢部材35により弁腕14が燃料噴射弁押え15側へ付勢されているため、燃料噴射弁押え15は両側から弁腕14により押圧され、即ち燃料噴射弁押え15は付勢部材35により間接的に付勢されることとなって、該弁腕14と燃料噴射押え15との当接面の摩擦力により、その回動を規制される。これにより、弁腕軸11に組み付けられた状態の燃料噴射押え15は、下部弁腕ケース2aをシリンダヘッド1へ組み付ける際に、その姿勢を一定に保つことができ、位置合わせが容易となって、組付性を向上させることができる。
【0021】
次に、吸気弁及び排気弁が各シリンダ毎にそれぞれ1弁ずつ具備される2弁式に構成されたエンジンにおける、弁腕室部分の構成について説明する。
【0022】
図4、図5に示すように、2弁式のエンジンにおいては、シリンダヘッド51の上面に弁腕ケース52が配設され、該弁腕ケース52内に弁腕室が構成されている。各気筒毎に設けられる燃料噴射弁67は、弁腕ケース52の外部に配置され、弁腕ケース52により覆われていない部分のシリンダヘッド51上面から該シリンダヘッド51内に挿入されている。
【0023】
燃料噴射弁67は、燃料噴射弁押え65により上方から押えられて、その上下方向の配設位置を規制され、これによりシリンダヘッド51に取付固定されている。図6に示すように、燃料噴射弁押え65は、その一端部を切り欠いて切り欠き部65bが形成され、該切り欠き部65bの両側に脚部65c・65cが形成されている。また、燃料噴射弁押え65の略中央部には、該燃料噴射弁押え65をシリンダヘッド51に固定するための固定用孔65dが形成され、他端部には燃料噴射弁67を押圧するための弁押え用孔65aが形成されている。
【0024】
そして、燃料噴射弁67の上端部を、燃料噴射弁押え65の弁押え用孔65aに下方から挿入し、固定用孔65dに略上方から挿入したボルト部材39をシリンダヘッド51に締結すると、該シリンダヘッド51上面に当接する脚部65c・65cを支点として燃料噴射弁押え65の他端部が下方に押圧される。これにより、弁押え用孔65aの周縁部と燃料噴射弁67の係合部67aとが係合し、該燃料噴射弁67が燃料噴射弁押え65によって略下方に押え付けられて、燃料噴射弁67がシリンダヘッド51に取付固定されることとなる。
【0025】
この場合、燃料噴射弁押え65の一端部の下方には、シリンダヘッド51をシリンダブロックに取り付けるためのヘッドボルト38が位置することとなるが、該ヘッドボルト38は燃料噴射弁押え65の切り欠き部65bの部分に位置するため、該ヘッドボルト38と燃料噴射弁押え65とが干渉することはない。即ち、燃料噴射弁押え65に切り欠き部65bを形成することで、該燃料噴射弁押え65がヘッドボルト38を跨いだ状態でシリンダヘッド51に取付固定されることとなり、該ヘッドボルト38と燃料噴射弁押え65とが干渉することを防止している。
【0026】
該燃料噴射弁押え65は、薄板状部材に弁押え用孔65a、切り欠き部65b、及び固定用孔65dを形成し、脚部65c・65cの部分を屈曲させ、短手方向(図4における左右方向)両端部を屈曲して補強リブ65e・65eを形成するだけの簡単な構成となっているので、板金により低コストで形成することができる。また、燃料噴射弁押え65は、その略中央部を1本のボルト部材39により締結してシリンダヘッド51に取付固定し、下方に位置するヘッドボルト38を跨いで脚部65c・65cがシリンダヘッド51上面に直接当接する構成としているので、該燃料噴射弁押え65の取り付けスペースを省スペース化することが可能となるとともに、燃料噴射弁押え65の支持部材を別個に設ける必要がなくコスト低減を図ることができる。
【0027】
燃料噴射弁押え65は、図4、図7に示す燃料噴射弁押え75のように構成することもできる。燃料噴射弁押え75は、一端部に下方へ突出する突出部75cが形成され、略中央部に該燃料噴射弁押え75をシリンダヘッド51に固定するための固定用孔75dが形成され、他端部には燃料噴射弁67を押圧するための弁押え用孔75aが形成されており、さらに、短手方向(図4における左右方向)両端部を屈曲して補強リブ75e・75eが形成されている。燃料噴射弁押え75の突出部75cは、ヘッドボルト38の頭部上面に当接している。
【0028】
そして、燃料噴射弁67の上端部を、燃料噴射弁押え75の固定用孔75dに下方から挿入し、弁押え用孔75aに略上方から挿入したボルト部材39をシリンダヘッド51に締結すると、ヘッドボルト38の頭部上面に当接する突出部75cを支点として燃料噴射弁押え75の他端部が下方に押圧される。これにより、固定用孔75dの周縁部と燃料噴射弁67の係合部67aとが係合し、該燃料噴射弁67が燃料噴射弁押え75によって略下方に押え付けられて、燃料噴射弁67がシリンダヘッド51に取付固定されることとなる。
【0029】
この場合、燃料噴射弁押え75の一端部は、突出部75cがヘッドボルト38の頭部上面に当接して支持されるように構成しているので、該燃料噴射弁押え75の支持部をシリンダヘッド51の上面に確保する必要がなく、燃料噴射弁押え75をさらに省スペースで配置することができるとともに、燃料噴射弁押え75の支持部材を別個に設ける必要がなくコスト低減を図ることができる。
【0030】
また、燃料噴射弁押え75の突出部75cが当接するヘッドボルト38の頭部上面には、突出部75cと形状を合わせた凹陥部38aが形成されており、該突出部75cが凹陥部38aに嵌合した状態で、燃料噴射弁押え75が取付固定されている。これにより、燃料噴射弁押え75のシリンダヘッド51に対する当接支持部がずれたりすることがなく、該燃料噴射弁押え75を安定してシリンダヘッド51に取付固定することができ、確実に燃料噴射弁67を取り付けることが可能となる。
【0031】
また、燃料噴射弁押え75は、薄板状部材に弁押え用孔75a、突出部75c、固定用孔75d、及び補強リブ75e・75eを形成するだけの簡単な構成となっているので、板金により低コストで形成することができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
請求項1記載の如く、燃料噴射弁(67)を上方から押さえて、シリンダヘッド(51)に取付け固定する燃料噴射弁押え(65)において、該燃料噴射弁押え(65)は、その一端部を切り欠いて切り欠き部(65b)を形成し、該切り欠き部(65b)の両側に 脚部(65c・65c)を形成し、略中央部には、該燃料噴射弁押え(65)をシリンダヘッド(51)に固定するための固定用孔(65d)を開孔し、他端部には該燃料噴射弁(67)を押圧するための弁押え用孔(65a)を形成し、該燃料噴射弁(67)の上端部を、該弁押え用孔(65a)に下方から挿入し、該固定用孔(65d)にボルト部材(39)を挿通して、該シリンダヘッド(51)に締結すると、前記脚部(65c・65c)を支点として、該燃料噴射弁押え(65)の他端部が下方に押圧され、該燃料噴射弁(67)が燃料噴射弁押え(65)により、略下方に押え付けられて、該燃料噴射弁(67)をシリンダヘッド(51)に取付け固定し、該燃料噴射弁押え(65)は、前記切り欠き部(65b)によりシリンダヘッド(51)をシリンダブロックへ取り付けるためのヘッドボルト(38)を跨いで、該切り欠き部(65b)の両側の脚部(65c・65c)を支点としたので、該燃料噴射弁押え(65)は、ヘッドボルト(38)と取付装置とを干渉させることなく、該燃料噴射弁押え(65)をシリンダヘッドに直接当接させて取付固定することができ、取付装置の取り付けスペースを省スペース化しながら確実に取り付けることが可能となるとともに、取付装置の支持部材を別個に設ける必要がなくコスト低減を図ることができる。
また、該燃料噴射弁押え(65)は、例えば、薄板状部材に弁押え用孔、ヘッドボルトを跨ぐための切り欠き部、及び固定用孔を形成する等の簡単な加工で形成されるので、板金により低コストで形成することができる。
【0033】
請求項2記載の如く、請求項1記載の燃料噴射弁の取付装置において、該燃料噴射弁押え(65)は、短手方向の両端部を屈曲して補強リブ(65e・65e)を形成したので、両端部を屈曲して補強リブ(65e・65e)を形成するだけの簡単な構成となっているので、板金により低コストで形成することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の弁腕室を示す側面断面図である。
【図2】 同じく平面図である。
【図3】 弁腕の取付部を示す平面図である。
【図4】 本発明の燃料噴射弁の取付装置を具備する2弁式に構成されたエンジンの弁腕室部分を示す平面図である。
【図5】 図4の弁腕室部分における燃料噴射弁押えを示す側面断面図である。
【図6】 同じく燃料噴射弁押えを示す斜視図である。
【図7】 2弁式に構成されたエンジンの弁腕室部分に設けられる燃料噴射弁押えの別参考例を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド
2 弁腕ケース
5 弁腕室
7 弁腕軸支持部材
11 弁腕軸
14 弁腕
15 燃料噴射弁押え
16a 吸気弁
16b 排気弁
17 燃料噴射弁
35 付勢部材

Claims (2)

  1. 燃料噴射弁(67)を上方から押さえて、シリンダヘッド(51)に取付け固定する燃料噴射弁押え(65)において、該燃料噴射弁押え(65)は、その一端部を切り欠いて切り欠き部(65b)を形成し、該切り欠き部(65b)の両側に脚部(65c・65c)を形成し、略中央部には、該燃料噴射弁押え(65)をシリンダヘッド(51)に固定するための固定用孔(65d)を開孔し、他端部には該燃料噴射弁(67)を押圧するための弁押え用孔(65a)を形成し、該燃料噴射弁(67)の上端部を、該弁押え用孔(65a)に下方から挿入し、該固定用孔(65d)にボルト部材(39)を挿通して、該シリンダヘッド(51)に締結すると、前記脚部(65c・65c)を支点として、該燃料噴射弁押え(65)の他端部が下方に押圧され、該燃料噴射弁(67)が燃料噴射弁押え(65)により、略下方に押え付けられて、該燃料噴射弁(67)をシリンダヘッド(51)に取付け固定し、該燃料噴射弁押え(65)は、前記切り欠き部(65b)によりシリンダヘッド(51)をシリンダブロックへ取り付けるためのヘッドボルト(38)を跨いで、該切り欠き部(65b)の両側の脚部(65c・65c)を支点としたことを特徴とする燃料噴射弁の取付装置。
  2. 請求項1記載の燃料噴射弁の取付装置において、該燃料噴射弁押え(65)は、短手方向の両端部を屈曲して補強リブ(65e・65e)を形成したことを特徴とする燃料噴射量の制御機構。
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