JPH0942085A - サクションモジュール又はサクション管を備えた内燃機関並びにサクションモジュール又はサクション管を内燃機関に固定する方法 - Google Patents

サクションモジュール又はサクション管を備えた内燃機関並びにサクションモジュール又はサクション管を内燃機関に固定する方法

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JPH0942085A
JPH0942085A JP8172581A JP17258196A JPH0942085A JP H0942085 A JPH0942085 A JP H0942085A JP 8172581 A JP8172581 A JP 8172581A JP 17258196 A JP17258196 A JP 17258196A JP H0942085 A JPH0942085 A JP H0942085A
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internal combustion
combustion engine
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suction module
suction
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Udo Hafner
ハーフナー ウード
Walter Lorch
ロルヒ ヴァルター
Eckhard Bodenhausen
ボーデンハウゼン エックハルト
Hans-Dieter Siems
ズィームス ハンス−ディーター
Thomas Gregorius
グレゴリウス トーマス
Werner Haarer
ハーラー ヴェルナー
Albert Staacke
シュターケ アルベルト
Uwe Schopper
ショッパー ウーヴェ
Bernd Koch
コッホ ベルント
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Robert Bosch GmbH
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    • F02M35/10Air intakes; Induction systems
    • F02M35/10373Sensors for intake systems
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サクション管又はサクションモジュールを内
燃機関に保持エレメントを介して保持する固定機構を改
良して、空間的に困難な組込み事情においてもサクショ
ン管を、サクションモジュールの全構成部分又は主要構
成部分と共に簡便に内燃機関に組付けでき、或いは内燃
機関から組外せるようにする。 【構成手段】 組付け状態でばね力の作用を受けている
少なくとも1つの保持エレメント33が固定機構10と
して設けられており、前記保持エレメントが、内燃機関
4に配設されていて実質的に保持方向30に対して順方
向に向いた少なくとも1つの保持面32に支持されてい
る一方、サクションモジュール6又はサクション管8に
配設されていて実質的に前記保持方向30とは逆方向に
向いた少なくとも1つの対抗保持面34に支持されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1に上位概
念として記載した通りの、サクションモジュール又はサ
クション管を内燃機関に固定機構によって保持方向で内
燃機関に固定した形式の、サクションモジュール又はサ
クション管を備えた内燃機関、並びに請求項15に上位
概念として記載した通りの、固定機構により固定を行う
ことによってサクションモジュール又はサクション管を
内燃機関に対して保持方向で保持する形式の、サクショ
ンモジュール又はサクション管を内燃機関に固定する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サクション管を介して空気又は空燃混合
気の供給される内燃機関は公知である。固定機構は、前
記サクション管又はサクションモジュールを内燃機関に
対して保持方向で保持する。公知の実施形態では固定機
構は複数本の固定ねじを含み、該固定ねじによってサク
ション管が内燃機関に対して、特に内燃機関のシリンダ
ヘッドに対して保持される。サクションモジュール又は
サクション管を内燃機関に組付けるため、或いは内燃機
関から組外すためには、固定ねじのねじヘッドは、適当
な回転工具にとってアクセス可能でなければならない。
シリンダヘッドはクランクケース又は内燃機関の気筒を
上方に向かって閉鎖し、かつ例えばガス交換機構を収容
している。更にまた前記シリンダヘッドは内燃機関のピ
ストンと相俟って所望の形状の燃焼室を形成している。
乗用車のために慣用されている内燃機関では大抵は、内
燃機関の全気筒に対して1つのシリンダヘッドが使用さ
れる。
【0003】最近の内燃機関では、漸増する別の構成部
分がサクション管と結合される。これらの構成部分は例
えば絞り装置、制御器、圧力センサ、温度センサ、燃料
噴射弁、燃料分配部材、燃料タンク通気弁、点火コイ
ル、並びにその他の調整部材、センサ、ケーブル、ホー
スなどである。前記の構成部分はまた多重的に1つのサ
クション管に設けられる。サクション管は、付設された
構成部分又は組込まれた構成部分と相俟って、しばしば
サクションモジュールと呼ばれる。
【0004】サクションモジュールのサクション管に
は、可成りの数の種々異なった構成部分が付設されてい
るので、サクションモジュールの構造は往々にして比較
的嵩張り、これによって固定ねじへのアクセスが困難に
なる。別の構成部分をサクション管に固定するに先立っ
て、先ずサクション管を固定ねじによって内燃機関のシ
リンダヘッドにねじ締結することが頻繁に必要になる。
従って内燃機関に固定するためにサクションモジュール
を、所属の全ての構成部分と完全に組立てた状態で準備
することは不可能である。また完全なサクションモジュ
ールを、内燃機関に組付ける前にテストすることは殆ど
不可能に近い。
【0005】サクションモジュールが完全に組立てられ
た場合には固定ねじは往々にしてアクセスできないこと
が多いので、内燃機関からサクション管を取外すために
は、内燃機関にサクション管を保持している固定ねじに
アクセスするに先立って、サクションモジュールの構成
部分の少なくとも1つの部分が先ずサクション管から組
外されねばならない。
【0006】またサクション管自体も極めて嵩張った複
雑な形に構成されている場合がある。従って、その他の
構成部分なしにサクション管だけを内燃機関に固定せね
ばならない場合でも、固定ねじへのアクセスが著しく困
難になる場合があり、或いはサクション管を造形する場
合に設計者は著しく制約を受けることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、サクション管又はサクションモジュールを内燃機関
に保持エレメントを介して保持する固定機構を改良し
て、空間的に困難な組込み事情においてもサクション管
を、サクションモジュールの全構成部分又は主要構成部
分と共に簡便に内燃機関に組付けることができ、或いは
内燃機関から組外せるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の構成手段は、組付け状態でばね力の作用を受
けている少なくとも1つの保持エレメントが固定機構と
して設けられており、前記保持エレメントが、内燃機関
に配設されていて実質的に保持方向に対して順方向に向
いた少なくとも1つの保持面に支持されている一方、サ
クションモジュール又はサクション管に配設されていて
実質的に前記保持方向とは逆方向に向いた少なくとも1
つの対抗保持面に支持されている点にある。
【0009】少なくとも1つの保持エレメントを有する
固定機構は、不慮の解離を不可能にするように著しく単
純に構成することができる。
【0010】特許請求の範囲の請求項2以降に記載した
手段によって、サクション管を固定した内燃機関の有利
な構成と改良が可能になる。
【0011】少なくとも1つの保持エレメントが、複数
の保持面(内燃機関保持面)及び/又は複数の対抗保持
面(サクションモジュール保持面)に支持されている場
合には、これによってサクションモジュールと内燃機関
との間で伝達すべき力が分配され、ひいては内燃機関に
おけるサクションモジュール又はサクション管の固定が
一層有利に改善される。
【0012】保持エレメントが弾性変形可能なエレメン
トとして構成されている場合には、寸法誤差が通常の範
囲内にある場合でも、サクションモジュール又はサクシ
ョン管が内燃機関に確実に固定されるので有利である。
【0013】固定機構をU形横断面に成形することによ
って、その製作が特に簡単になり、かつサクションモジ
ュール又はサクション管と内燃機関との間に特に確実な
結合が得られるので有利である。
【0014】サクションモジュール又はサクション管を
内燃機関と結合する以前にも、或いはサクションモジュ
ール又はサクション管を内燃機関から組外した時にも、
保持エレメントが内燃機関に、或いはサクションモジュ
ール又はサクション管に結合されているように固定機構
が構成されている場合は、保持エレメントを紛失するこ
とがないという利点が得られる。保持エレメントがサク
ションモジュール又はサクション管に固定されている場
合は、保持エレメントは、サクションモジュール又はサ
クション管及びその他の構成部分と一緒に予備組付け構
成群を形成するという付加的な利点が得られる。
【0015】保持面(内燃機関保持面)が、内燃機関と
結合されたストッパ片(内燃機関ストッパ片)に設けら
れている場合には、内燃機関又は該内燃機関のシリンダ
ヘッドの製造が単純化される。同等の利点が得られるの
は、対抗保持面(サクションモジュール保持面)が、サ
クションモジュール又はサクション管と結合された対抗
ストッパ片(サクションモジュールストッパ片)に設け
られている場合である。前記ストッパ片又は前記対抗ス
トッパ片がボルト又は控えボルトとして構成されている
場合には製造が付加的に単純になる。
【0016】内燃機関又はシリンダヘッド或いはサクシ
ョンモジュール又はサクション管或いは保持エレメント
に斜面を配設することに基づいて、保持エレメントの簡
単なシフトによってばね力又は予荷重を発生させること
ができるという利点が得られる。
【0017】
【実施例】次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説す
る。
【0018】なお念のために付記しておくが、本明細書
中に記載されている内燃機関とは例えば、サクション管
(吸気管)を介して空気又は空燃混合気が供給されるエ
ンジンのことである。前記サクション管は、種々の別の
構成部分と共に組合わされて所謂「サクションモジュー
ル」を形成することができる。この場合前記別の構成部
分とは例えば、ガソリン噴射のために必要な部品、並び
に多種多様の調整部材、センサ、ケーブル及びホースで
ある。前記構成部分は特に、絞り装置の絞り弁、制御
器、圧力センサ、温度センサ、燃料噴射弁、点火コイ
ル、燃料タンク通気弁などを言う。内燃機関の気筒数に
応じて前記構成部分は、それに相応した必要個数だけ設
けられている。
【0019】サクション管を種々の構成部分と組合わせ
て1つのサクションモジュールを形成することによっ
て、サクションモジュールを完全に準備しておくことが
でき、かつ場合によっては、組付けのために内燃機関に
給送する前に一纏めの状態で検査することができるとい
う利点が得られる。
【0020】サクションモジュールが通常固定されてい
る内燃機関領域はシリンダヘッドと呼ばれる。
【0021】また、以下に説明する実施例では、内燃機
関には1つのサクションモジュールが固定されており、
しかも該サクションモジュールは、内燃機関に支持され
ているサクション管を有しているが、これは1例にすぎ
ない。つまりサクション管を介してではなくて、他の適
当な構成部材を介してサクションモジュールを内燃機関
に支持しておくことも可能である。また1つのサクショ
ンモジュールを内燃機関に固定するのではなくて、サク
ション管を内燃機関に固定しようとする場合でも本発明
は有利に適用することができることを念のために付記し
ておく。
【0022】図1には内燃機関4のシリンダヘッド2の
一部分が断面図で図示されている。また図1にはサクシ
ョンモジュール6が図示されており、該サクションモジ
ュール6はサクション管8を有している。
【0023】サクションモジュール6は、固定機構10
によって内燃機関4のシリンダヘッド2に固定されてい
る。
【0024】シリンダヘッド2にはフランジ12が設け
られており、またサクションモジュール6又はサクショ
ン管8にはフランジ14が設けられている。内燃機関4
のシリンダヘッド2にはフランジ面16が形成されてお
り、またサクションモジュール6のサクション管8には
フランジ面18が形成されている。内燃機関4にサクシ
ョンモジュール6が組付けられた場合、前記の両フラン
ジ面16,18は緊締作用によって相互に接触してい
る。
【0025】フランジ12の領域内には旋削凹設部20
が設けられている。サクション管8はフランジ14の領
域にカム部22を有している。サクションモジュール6
が内燃機関4に対して前記フランジ面16,18に平行
に相対シフトするのを防止する案内24が生じるように
前記カム部22は旋削凹設部20に係合している。前記
案内24は内燃機関4に対して、両フランジ面16,1
8に垂直な方向でのサクションモジュール6の相対運動
のみを許す。この相対運動の方向は図1では、矢印30
によって示されており、かつ、以下この方向を保持方向
30と呼ぶ。
【0026】前記の旋削凹設部20とカム部22は必ず
しも必要ではない。また案内24も省くことができる。
またフランジ面16と18は、フランジ12,14と相
俟って扁平な面を生ぜしめるように配設されていてもよ
い。場合によっては、内燃機関4にサクションモジュー
ル6を組付ける間、センタリング作用を果たす固定ピン
を設けておくことも可能である。
【0027】サクション管8を通ってサクション通路2
6が延びている。該サクション通路26はフランジ面1
6,18を通過して、該フランジ面を超えてシリンダヘ
ッド2内に続いている。フランジ面16,18の領域に
はパッキン28が設けられている。該パッキン28はサ
クション通路26を取り囲みかつ該サクション通路26
を外部に対してシールしている。
【0028】内燃機関4のシリンダヘッド2に対してサ
クションモジュール6を矢印30の方向つまり保持方向
30で保持するために固定機構10が設けられている。
【0029】図1に示した実施例では固定機構10は、
保持面32と保持エレメント33と対抗保持面34とか
ら成っている。サクション通路26の対向側でも、別の
保持面32と別の保持エレメント33と別の対抗保持面
34が設けられている。これらの部分は同じく固定機構
10の構成要素である。実施例の説明から前記構成要素
の相互関係を迅速かつ容易に想定できるようにするため
に以下概ね、保持面32を内燃機関保持面32と、また
対抗保持面34をサクションモジュール保持面34と呼
ぶことにする。
【0030】内燃機関保持面32は内燃機関4のシリン
ダヘッド4に直接配設されている。本発明は、内燃機関
保持面32を適当な中間片を介して間接的に内燃機関2
と結合しておくように構成することもできる。図示の実
施例ではサクションモジュール保持面34はサクション
モジュール6に直接配設されている。しかし本発明で
は、サクションモジュール保持面34を、やはり適当な
中間片を介して間接的にサクションモジュール6と結合
しておくように構成することも可能である。
【0031】図2には、図1に示した断面図部分が図示
されている。図面を一層判り易くするために図2では別
の尺度が選ばれている。
【0032】なお全ての図面において、同一の構成部分
又は同等機能の構成部分には同一の符号を付した。
【0033】図1及び図2から判るように保持エレメン
ト33はU形横断面の細長い構造に成形されている。保
持エレメント33の横断面は鉤括弧状と言うこともでき
る。保持エレメント33の横断面は、大雑把に見て、下
部脚片部33aとブリッジ部33bと上部脚片部33c
とに区分することができる。ブリッジ部33bから離反
した方の上部脚片部33cの端部と、この領域における
サクションモジュール16のフランジ14は、確保部3
6を形成するように成形されている(図2)。該確保部
36を形成するために、サクションモジュール6には、
図1の図平面に対して垂直に延びる保持縁37aが設け
られており、また保持エレメント33には、図平面に対
して垂直に延びる保持突起38aが設けられている。
【0034】確保部36を形成する保持縁37aと保持
突起38aとは、保持エレメント33が内燃機関保持面
32とサクションモジュール保持面34とから滑落する
ことがなく、極度の振動作用を受ける場合でもサクショ
ンモジュール6を保持方向30で内燃機関4に対して確
実に保持する役目を果たすように、互いに調和されてい
る。
【0035】図3は、図1において端面側から見て示し
た第1実施例の長手側を示している。つまり図3では、
図1に示した矢印IIIの視線方向で見た内燃機関と、
該内燃機関に付設されたサクションモジュール6が図示
されている。
【0036】図3から判るように、前記保持エレメント
33には別の連繋保持エレメント33zが配設されてい
る。該連繋保持エレメント33zは細長いストリップで
ある。連繋保持エレメント33zの横断面は、前記の相
違点を除けば保持エレメント33の横断面に実質的に等
しいので、保持エレメントを横断面図で図示する図面
は、保持エレメント33についても、連繋保持エレメン
ト33zについても共に当て嵌まる。該連繋保持エレメ
ント33zはその長手方向で見て、下部脚片部33a、
ブリッジ部33b及び上部脚片部33cを有する区域
と、下部脚片部33a′、ブリッジ部33b′及び上部
脚片部33c′を有する区域と、下部脚片部33a″、
ブリッジ部33b″及び上部脚片部33c″を有する区
域とに区分されている。連繋保持エレメント33zの場
合には、ブリッジ部33bとブリッジ部33b′との間
に移行区域33dが介在している。これに相応してブリ
ッジ部33b′とブリッジ部33b″との間には移行区
域33d′が介在している。前記移行区域33d,33
d′では上下脚片部は中断されている。上下脚片部を有
する区域における連繋保持エレメント33zの横断面
は、図1及び図2に示した保持エレメント33の横断面
に等しい。
【0037】図3には、破線矢印40が図示されている
が、該破線矢印40の方向は以下、閉鎖方向を意味する
ものとする。
【0038】図3では、保持エレメント33と連繋保持
エレメント33zは組付け完了状態で図示されている。
保持エレメント33及び連繋保持エレメント33zが破
線矢印40とは逆方向にシフトされると、サクションモ
ジュール6と内燃機関4との間の固定的な機械的結合部
は開かれる。保持エレメント33及び連繋保持エレメン
ト33zを破線矢印40で示した閉鎖方向にシフトさせ
ると、サクションモジュール6は保持方向30で内燃機
関4に機械的かつ固定的に圧着される(図1及び図3の
矢印30参照)。
【0039】図1及び図3に示した実施例ではサクショ
ンモジュール6は、サクション管8、4つの噴射弁4
2,42′,42″,42″′、燃料分配部材44、電
気的な接点ストリップ46、破線で示した絞り弁48、
調整駆動装置50、空気フィルタ接続部52、電気的な
制御器53、プラグコネクタ54,55、点火ディスト
リビュータ56並びに2つのセンサ57,58及びプラ
グコネクタ59を有している。なおサクションモジュー
ル6には種々の部品並びにケーブルが所属しているが、
これらの図示は、図面を判り易くするために省かれてい
る。
【0040】サクション管8は前記の噴射弁42,4
2′,42″,42″′、燃料分配部材44、電気的な
接点ストリップ46、破線で示した絞り弁48、調整駆
動装置50、空気フィルタ接続部52、電気的な制御器
53、プラグコネクタ54,55、点火ディストリビュ
ータ56並びに2つのセンサ57,58及びプラグコネ
クタ59と共に1つの完全な構成ユニットを形成してい
る。該構成ユニットがサクションモジュール6と呼ばれ
る。前記の噴射弁42,42′,42″,42″′、燃
料分配部材44、電気的な接点ストリップ46、破線で
示した絞り弁48、調整駆動装置50、空気フィルタ接
続部52、電気的な制御器53、プラグコネクタ54,
55、点火ディストリビュータ56並びに2つのセンサ
57,58及びプラグコネクタ59はサクション管8
に、ねじ締結、クリップ締結又は一体成形されており、
或いはサクション管8と一緒に射出成形法で製作され
る。
【0041】サクションモジュール6は可成りの数の構
成要素を含んでいるので、該サクションモジュール6の
構造は比較的張出している。サクションモジュール6を
内燃機関4に保持する本発明の固定機構10には、固定
ねじを緊締したり弛めたりするために通常少なくともア
クセスしにくい部位に、内燃機関4へのサクションモジ
ュール6の組付け時に緊締され或いは組外し時には弛め
られねばならないような緊定ねじが含まれていないの
で、サクションモジュール6又はサクション管8の形状
を設計する場合に本発明では、何等かの緊定ねじへのア
クセス可能性を考慮する必要が全くなくなる。
【0042】図4には、図1に対比して更に有利な実施
例の一部分が例示されており、この場合図4で図示を省
いた部分は、図1に図示した部分に相応している。
【0043】なお何か特別に逆の事項を述べたり図示し
たりしない限り、図面に基づいて説明した事項又は図示
した事項は他の実施例の場合にも該当する。説明から何
か異なったことが生じない限り、種々異なった実施例の
細部は互いに組合せることができる。
【0044】図4に図示した実施例では確保部36は実
質的に、サクションモジュール6のフランジ14内に固
定的に定着されたピン62と、保持エレメント33の上
部脚片部33c内に設けられた安全スロット64とから
成っている。フランジ14は例えばプラスチックから製
作されているので、該プラスチック内にスリーブ63が
埋め込まれており、該スリーブ内に前記ピン62が定着
されている。勿論また前記スリーブ63を省いて、サク
ション管8に例えば直接一体に射出成形することも可能
である。ピン62はシャンク62aとヘッド62bを有
している。安全スロット64は長穴であり、かつ、内燃
機関4からサクションモジュール6を取外した場合でも
保持エレメント33及び連繋保持エレメント33zをサ
クションモジュール6と結合したままになるように、前
記ピン62のヘッド62bと共に、設計されている。ヘ
ッド62bは、サクションモジュール6からの保持エレ
メント33及び連繋保持エレメント33zの滑落を防止
する役目を有している。安全スロット64は、保持エレ
メント33が閉鎖方向40(図3参照)又は該閉鎖方向
とは逆方向に必要量シフトできるような長さを有してい
る。
【0045】内燃機関保持面とも呼ばれる少くとも一方
の保持面32は内燃機関4又は該内燃機関のシリンダヘ
ッド2に例えば直接に設けておくことができる(図1及
び図2)。しかし内燃機関保持面32は、内燃機関4と
結合されたストッパ片66に設けられていてもよく、該
ストッパ片は、内燃機関ストッパ片66とも呼ばれる。
図4に示したように、該内燃機関ストッパ片66は例え
ば1本又は複数本のねじ68によってシリンダヘッド2
にねじ締結されている。サクションモジュール6を内燃
機関4と結合する以前に、内燃機関ストッパ片66をシ
リンダヘッド2にねじ締結することができるので、前記
ねじ68の螺入操作のためのアクセスが妨げられること
はない。ねじ68は例えば接着又はその他の回動防止手
段によって付加的にねじの弛みつまりねじ戻りを防止す
ることができ、その場合このねじ回動防止手段によっ
て、内燃機関4からのサクションモジュール6の組外し
可能性が阻害されることはない。ねじ68の確保によっ
て、サクションモジュール6が内燃機関4から不都合に
解離する事態が確実に避けられる。
【0046】図1乃至図4に示した実施例では、保持エ
レメント33の上部脚片部33cによって保持方向30
に負荷されるサクションモジュール保持面とも呼ばれる
対抗保持面34は、例えばサクションモジュールに一体
に注型されたプラスチックから成るサクション管8に直
接配設されている。
【0047】図5に例示したように、サクションモジュ
ール6のサクション管8に、別体の対抗ストッパ片70
を当接させておくことも可能である。該対抗ストッパ片
70は、配設の位置関係を判り易くするために以下、概
ねサクションモジュールストッパ片70と呼ばれる。サ
クションモジュール6のフランジ14は、サクションモ
ジュールストッパ片70が内燃機関4の方向に変位しな
ようにするためのものである。内燃機関4にサクション
モジュール6を組付ける前に、サクションモジュールス
トッパ片70が該サクションモジュール6から脱落しな
いようにするために、サクションモジュールストッパ片
70は例えばサクション管8と接着されているか、或い
は図示を省いた止めリングによって確保されている。対
抗保持面34つまりサクションモジュール保持面34
は、図5では対抗ストッパ片70つまりサクションモジ
ュールストッパ片70に配設されている。
【0048】図6には、単個部品としてのストッパ片6
6つまり内燃機関ストッパ片66の有利な1実施形態が
拡大図で例示されている。
【0049】図6から判るように、内燃機関ストッパ片
66では長手方向部材74に4つのカム部72,7
2′,72″,72″′が一体に成形されている。長手
方向部材74は、組付け状態で内燃機関4のシリンダヘ
ッド2に内燃機関ストッパ片66を当接させる縦辺側7
4aを有している。長手方向部材74に沿って長手方向
に1つの凸条部74bが設けられている。該凸条部74
bは前記縦辺側74aを拡張するためのものであり、こ
れによって内燃機関ストッパ片66は、できるだけ大き
な面で内燃機関4と結合されることになる。凸条部74
bは、図4及び図5に示した実施例では存在していな
い。カム部72には更に突起78が設けられている。該
突起78を設けた意味は、図7の(a)に基づいて次に
説明する。
【0050】図7の(a)には内燃機関ストッパ片66
の部分的な縦断面図が図示されている。
【0051】理解を助けるために、かつ個々の輪郭を特
に明確に認識できるようにするために図7の(a)の縦
断面は、カム部72を断面して図示するように選ばれて
いる。該縦断面は序でに保持エレメント33又は連繋保
持エレメント33zの下部脚片部33aを通って延びて
いるので、図7の(a)には下部脚片部33aも図示さ
れている。更に図7の(a)では、サクションモジュー
ル6と内燃機関4との間を固定的に機械的に結合するた
めに保持エレメント33を動かさねばならない閉鎖方向
40を表わす破線矢印も図示されている。この機械的な
固定結合を解離するためには保持エレメント33は前記
閉鎖方向40とは逆方向に動かされる。
【0052】図7の(a)で見て内燃機関ストッパ片6
6のカム部72の下面には保持面32つまり内燃機関保
持面32が位置している。閉鎖方向40での保持エレメ
ント33の運動起点となる方の、カム部72の側には、
段付き斜面76が設けられている。該段付き斜面76
は、第1斜面区分76aと第2斜面区分76bとに区分
されている。第1斜面区分76aは、組付け操作中、つ
まり保持エレメント33を閉鎖方向40に作動する際に
内燃機関4に向かってサクションモジュール6をスムー
ズに動かせるようにするために比較的急勾配を成してい
る。第2斜面区分76bは、所望の予荷重又はばね力を
かける場合、保持エレメント33を過度に大きな力で閉
鎖方向40に作動させる必要がないようにするために比
較的緩勾配を成している。
【0053】図7の(a)に示した保持エレメント33
の場合、実線による下部脚片部33aは、組付け途上の
位置で示されているのに対して、破線による下部脚片部
33aは、組付けの完了した状態で示されている。
【0054】図7の(a)を詳細に観察すれば確認でき
るように、段付き斜面76に接触する前の下部脚片部3
3aは、組付け完了状態よりも、−図7の(a)につい
て云えば−緊締行程分79だけ高く位置している。この
ことは取りも直さず、組付け中に保持エレメント33で
は、特にブリッジ部33bにおいても(図1参照)、組
付け中の弾性変形によって予荷重又はばね力を発生さ
せ、該予荷重又はばね力によってサクションモジュール
6を保持方向30で内燃機関4に圧着することを意味し
ている。
【0055】段付き傾斜面76と内燃機関保持面32と
の間の移行部には突起78が設けられている。該突起7
8は、組付け完了状態において保持エレメント33又は
連繋保持エレメント33zが大きな振動応力の作用を受
けても閉鎖方向40とは逆向きの不都合な運動を阻止す
る安全止め78aとして作用する。これによって、高価
な安全対策を講じることなしにサクションモジュール6
を固定的かつ永続的に内燃機関4と結合しておくことが
簡単に達成される。
【0056】図7の(a)に示したように、内燃機関保
持面32はカム部72に位置している。図4及び図5に
示した実施例では、カム部72は内燃機関ストッパ片6
6を介して間接的に内燃機関4のシリンダヘッド5に配
設されている。図1及び図2では図7と同様に内燃機関
ストッパ片66を省いて内燃機関保持面32を有するカ
ム部72を、シリンダヘッド2又は内燃機関4に直接設
けることも可能である。
【0057】図示の実施例では段付き斜面76は、内燃
機関4と結合されていて実質的に保持方向30に向いた
内燃機関保持面32に接続して位置している。なお念の
ために付記しておくが本発明の実施形態では、段付き斜
面76を内燃機関保持面32の領域に設けるのではなく
て、サクションモジュール6と結合されていて実質的に
保持方向30とは逆方向に向いたサクションモジュール
保持面34に接続して前記段付き斜面76を設けること
も可能である。このように内燃機関4に配設された面か
ら、サクションモジュール6に配設された面へ前記段付
き斜面76を変移させることは、このために付加的な図
示を必要とすることなしに当業者には容易である。
【0058】図7の(b)には特に有利な実施例が図示
されている。図7の(b)における切断面は図7の
(a)の場合と同じである。
【0059】この実施例の場合は、図7の(a)に示し
た実施例とは異なって、段付き斜面76はカム部72に
位置しているのではなく、該段付き斜面76は保持エレ
メント33の下部脚片部33aに一体に成形されてい
る。保持エレメント33又は連繋保持エレメント33z
は例えば、安定した板金から打ち抜かれた部材である。
この場合は著しい付加経費をかけることなしに、段付き
斜面76を下部脚片部33aと一緒に生ぜしめるように
保持エレメント33又は連繋保持エレメント33zを極
めて簡単に打ち抜くことが可能である。
【0060】図7の(a)の場合と同様に図7の(b)
でも2つの位置に在る下部脚片部33aが実線と破線で
図示されている。実線によって保持エレメント33の下
部脚片部33aは組付け中の状態、つまり段付き斜面7
6がカム部72に到達する直前状態の位置で図示されて
いる。保持エレメント33が更に閉鎖方向40で破線位
置までシフトされると、段付き斜面76に沿って滑るカ
ム部72によって保持エレメント33の下部脚片部33
aは保持方向30に緊締行程分79だけ−図7の(b)
で見て−引き下げられて保持エレメント33又は連繋保
持エレメント33z内に予荷重又はばね力が惹起され、
これによってサクションモジュール6は保持方向30の
予荷重又はばね力でもって内燃機関4に圧着緊締され
る。保持エレメント33の下部脚片部33aに形成され
ている段付き斜面76の端部に設けられている突起78
は(破線による図示位置において)、大きな振動応力を
受けた場合でも保持エレメント33が閉鎖方向40とは
逆方向にシフトするのを防止する役目を有している。こ
の破線位置では突起78に基づいて保持エレメント33
はカム部72に鉤止めされ、つまり安全止め78aが生
じる。該安全止め78aは、如何なる状態にあっても内
燃機関4からのサクションモジュール6の不都合な解離
を防止する役目を有している。
【0061】図8には、連繋保持エレメント33zの特
に有利な実施形態が例示されている。
【0062】図8に示したように、安全スロット64
は、第1端部64aと第2端部64cとを有する細長い
形状を有している。第1端部64aと第2端部64cと
の中間に安全スロット64は拡張部64bを有してい
る。
【0063】図4に示した有利な実施形態では保持エレ
メント33はピン62のヘッド62bによってサクショ
ンモジュール6のフランジ14に保持される。拡張部6
4b(図8)を除けば、安全スロット64は、ピン62
のヘッド62bが安全スロット64を通過しないような
幅を有している。
【0064】サクションモジュール6が内燃機関4と結
合される前は連繋保持エレメント33zは、ピン62
(図4)が安全スロット64の第1端部64a(図8)
の領域に位置している。第1端部64aの領域において
上部脚片部33cには隆起部33eが設けられている。
該隆起部33eは、上部脚片部33cの材料肉厚部とし
て構成されているか、或いは上部脚片部33cが、隆起
部33eを形成するために波形に屈曲されている。隆起
部33eは、内燃機関4にサクションモジュール6を組
付ける前に保持エレメント33をヘッド62b(図4)
とフランジ14との間に軽く締め込み、該保持エレメン
ト33を規定の位置に維持する役目を有している。これ
によって内燃機関4に対するサクションモジュール6の
組付けが簡便になる。必要に応じて、場合によっては前
記隆起部33eを省略することも可能である。
【0065】内燃機関4に対するサクションモジュール
6の組付け時に連繋保持エレメント33zは、連繋保持
エレメント33zの下部脚片部33aが図7の(a)に
図示した破線位置に到達するまで閉鎖方向40(図8)
に例えば単純なハンマー打ちによってシフトされる。但
しハンマー打ちは1例にすぎない。最近の製作所では、
このハンマー打ちに代えて、油圧シリンダ又は空圧シリ
ンダにより保持エレメント33又は連繋保持エレメント
33zを閉鎖方向40にシフトさせる閉鎖装置が使用さ
れる。図7の(a)に図示した破線位置では、安全スロ
ット64の第2端部64cはピン62の直前に位置して
いる。図7の(b)に図示した保持エレメント33又は
連繋保持エレメント33zを成形する場合も前記と同等
のことが当て嵌まる。
【0066】安全スロット64の拡張部64b(図8)
は、連繋保持エレメント33zをピン62のヘッド62
b(図4)に被せ嵌めることができるようにするために
設けられている。これによってサクションモジュール6
に先ずピン62を装着し、次いで連繋保持エレメント3
3zを装着することが可能になる。前記ピン62は例え
ば共通の射出成形工程によってサクション管8内に一体
に組込むこともできる。場合によっては又は、フランジ
14にピン62を装着する際に保持エレメント33又は
連繋保持エレメント33zを同じく一緒に装着する場合
には、前記の拡張部64bを省くことも可能である。そ
の場合は当然のことながら、保持エレメント33又は連
繋保持エレメント33zを容易に取除くことは不可能に
なる。
【0067】連繋保持エレメント33zと保持エレメン
ト33との実質的な相違点は、保持エレメント33の場
合には1つの下部脚片部33aと1つの上部脚片部33
cが存在しているにすぎないが、連繋保持エレメント3
3zの場合には複数の下部脚片部及び/又は複数の上部
脚片部が存在している点だけでしかない。連繋保持エレ
メント33zの場合には下部脚片部の数が上部脚片部の
数とは異なっていてもよい。また少なくとも1つの脚片
部において、該脚片部と内燃機関保持面32又はサクシ
ョンモジュール保持面34との間の支持作用を複数の支
持点で行うように保持エレメント33又は連繋保持エレ
メント33zを構成することも可能である。
【0068】図9の(a)には、サクションモジュール
6のサクション管8の領域、しかも内燃機関4にサクシ
ョンモジュール6を固定するために重要な役割を果たす
サクション管領域を構成するために選定された有利な実
施例が図示されている。サクション管8のその他の部分
は、図9の(a)では図面を判り易くするためにカット
されている。なお図9の(a)では凸設されたカム部2
2を看取することができる。
【0069】図9の(b)は、前記のカム部22を有し
ていない構成を示している。図9の(b)に図示した実
施例では、内燃機関4に対面した方のサクションモジュ
ール6の側は扁平であり、かつ内燃機関4の扁平面に接
している。
【0070】図9の(a)及び(b)から判るように、
サクション管8には、フランジ14と並んで別の複数の
フランジ14′,14″,14″′が存在している。該
フランジ14′,14″,14″′はフランジ14と同
様に成形されている。図4に示したように、保持エレメ
ント33は安全スロット64の領域でピン62によって
保持される。同様の方式で保持エレメント33又は連繋
保持エレメント33zは、安全スロット64′(図8)
の領域でピン62′(図9a及び図9b)によって保持
される。別の安全スロット64″についても同等のこと
が当て嵌まる。
【0071】内燃機関4へのサクションモジュール6の
組付け中、サクションモジュール6に沿って保持エレメ
ント33又は連繋保持エレメント33zは、図8に示し
た連繋保持エレメント33zの下部脚片部33aが図6
に示したカム部72とカム部72′との間を通って嵌合
する位置に在る。下部脚片部33a′についても同様
に、内燃機関4へのサクションモジュール6の組付け
中、該下部脚片部33a′はカム部72′とカム部7
2″との間を通ってガイドされる。下部脚片部33a″
についても同様に、該下部脚片部33a″は両カム部7
2″と72″′との間を通される。
【0072】内燃機関4にサクションモジュール6を緊
定するためには、例えば前述の閉鎖装置によって保持エ
レメント33が図7の(a)及び(b)に示したように
閉鎖方向40に動かされるので、下部脚片部33aは、
図7の(a)及び(b)の実線位置から破線位置に到達
する。これに相応して下部脚片部33a′についても、
組付けを行った後に該下部脚片部33a′は内燃機関保
持面32′に支持される。
【0073】図10には横断面図で、また図11には側
面図で、本発明の特に有利な選定実施例の細部構成が例
示されている。図10及び図11において図示を省いた
構成部分は、図1及び図3に示した実施例に概ね相応し
ている。図10に示したように、保持エレメント33又
は連繋保持エレメント33zは、ほぼL字形横断面の区
域を有している。
【0074】内燃機関保持面32の配置は、図1に示し
た配置形式に相当しているが、しかし又、図4に示した
ように内燃機関ストッパ片66を介して行うこともでき
る。
【0075】図10に示した実施例ではサクションモジ
ュール保持面34は、ピン62のシャンク62aの(図
10で見て)上側の周面域に位置している。他の実施例
の場合と同様に、図10に示した実施例の場合も保持エ
レメント33又は連繋保持エレメント33zはサクショ
ンモジュール保持面34に支持されている。保持エレメ
ント33又は連繋保持エレメント33zは、サクション
モジュール保持面34における支持作用を介してサクシ
ョンモジュール6を保持方向30で内燃機関4のシリン
ダヘッド2に対して保持する。
【0076】図10及び図11では内燃機関4及びサク
ションモジュール6は組付け完了状態で図示されてい
る。サクションモジュール6をシリンダヘッド2から解
離するためには、連繋保持エレメント33zは例えば閉
鎖装置によって(図11で見て)右手へ向かって閉鎖方
向40とは逆方向に作動されねばならない。これによっ
て安全スロット64の第1端部64aはピン62の領域
内へ到達する。連繋保持エレメント33zの当該位置で
は連繋保持エレメント33zの下部脚片部33a′は両
カム部72と72′間に位置している。この位置でサク
ションモジュール6は、保持方向30とは逆方向にシリ
ンダヘッド2から持上げることができる。サクションモ
ジュール6の再組付けのためには連繋保持エレメント3
3zは、直ぐ上で述べた最終位置に位置していなければ
ならない。サクションモジュール6を内燃機関4に固定
するためには、内燃機関4の上にサクションモジュール
6を載設した後に、連繋保持エレメント33zが閉鎖方
向40にシフトされる。これによって連繋保持エレメン
ト33zの下部脚片部33aは先ずカム部72の段付き
斜面76の領域内に達する。連繋保持エレメント33z
を更に閉鎖方向40へシフトすることによって、下部脚
片部33aが、内燃機関4に結合された内燃機関保持面
32の領域内へ到達する。保持エレメント33又は連繋
保持エレメント33zは、この位置で予荷重又はばね力
をかけてサクションモジュール6を保持方向30で保持
するように設計されている。
【0077】図10及び図11に示した実施例では、ピ
ン62,62′(該ピンに沿ってサクションモジュール
保持面34が位置している)はサクションモジュールス
トッパ片70を介してサクションモジュール6と結合さ
れている。しかし前記サクションモジュールストッパ片
70を省いて、ピン62,62′をサクションモジュー
ル6に直接装着することも可能である。
【0078】図10及び図11に示した実施例の更なる
変化態様では前記ピン62,62′を、サクションモジ
ュール6とではなくて、内燃機関4と結合することも可
能である。この場合は、サクションモジュール保持面3
4は前記ピン62,62′に沿って位置しているのでは
なく、保持方向30に向いた方のピン側が内燃機関保持
面32として使用され、かつ、サクションモジュール3
4は例えば、図2に示したように、サクションモジュー
ル6と結合されていてもよい。
【0079】図12は、特選の極めて有利な実施例を示
している。図1の場合と同様に図12においてもシリン
ダヘッド2は一部分しか図示されていず、またサクショ
ンモジュール6の部分域が破断して図示されている。
【0080】内燃機関4又はシリンダヘッド2内に雌ね
じ山80mが設けられており、該雌ねじ山80m内に
は、ボルト80又は控えボルトが螺入されている。該ボ
ルト80は内燃機関4と結合されている。本実施例では
ボルト80はストッパ片66、つまり内燃機関ストッパ
片66として役立ち、該内燃機関ストッパ片を介して内
燃機関保持面32は内燃機関4と結合されている。本実
施例が示すように、ボルト80はシリンダヘッド2内に
着脱可能にねじ込まれている。該ボルト80は別の形式
で、特に着脱不能に内燃機関4と結合されていてもよ
い。サクションモジュール6を内燃機関4から解体する
ためにはボルト80をシリンダヘッド2から離脱する必
要はない。
【0081】前記ボルト80は付加的に、内燃機関4に
対してサクションモジュール6又はサクション管8をセ
ンタリングするためにも役立つ。
【0082】図13は、図12に記入した矢印XIII
の方向に見た図である。
【0083】図12及び図13から判るように、複数本
のボルト80,80′,80″,80″′が設けられて
いる。ボルト80に設けられている内燃機関保持面32
(図12)と、フランジ14に設けられたサクションモ
ジュール保持面34との間には各ボルト80,80′,
80″,80″′毎に夫々1つの保持エレメント33,
33′,33″,33″′が配置されている。
【0084】図14には、図12の細部が拡大図で例示
されている。図14から判るように、ボルト80は数種
の部分に区分することができる。すなわちボルト80は
実質的に雄ねじ山部80aとシャンク部80bと旋削減
径部80cとボルトヘッド部80dとから成っている。
前記の旋削減径部80cからボルトヘッド部80dへの
移行部には、シリンダヘッド2の方へ向いた端面、すな
わち保持方向30に向いた端面が形成され、該端面に内
燃機関保持面32が位置している。フランジ14の(図
14で見て)上側面に、つまり前記保持方向30とは逆
向きにサクションモジュール保持面34又は対抗保持面
34が位置している。保持エレメント33(図14)は
一方の面では内燃機関保持面32に支持され、また他方
の面ではサクションモジュール保持面34に支持されて
いる。保持エレメント33は湾曲形状を有し、該湾曲形
状は、組込んだ状態では弾性的にやや扁平に押圧される
ので、サクションモジュール6は保持方向30で弾性的
な予荷重つまりばね力をかけて内燃機関4に対して保持
される。
【0085】図14は、組付け完了状態の保持エレメン
ト33を示している。この図示位置を起点として保持エ
レメント33は、閉鎖方向40とは逆向きに(図14で
見て)左手に向かってシフトすることができる。このシ
フトによって予荷重は解消され、かつサクションモジュ
ール6は内燃機関4のシリンダヘッド2から離間するこ
とができる。
【0086】保持エレメント33を閉鎖方向40へシフ
トすることによって、該保持エレメント33は内燃機関
保持面32とサクションモジュール保持面34との間に
締め込まれ、かつ図14に示した位置へもたらされる。
【0087】大きな振動負荷を受けた場合にも保持エレ
メント33が不都合に閉鎖方向40とは逆方向にスリッ
プすることがないようにするために、保持エレメント3
3には付加的に突起78が設けられている。図14で
は、該突起78を備えた保持エレメント33が図示され
ているのに対して、図12では、突起を備えていない保
持エレメント33が図示されている。図14以降に示さ
れている突起78は、安全止め78aの構成部分であ
り、かつ、図7の(a)及び(b)に基づいてすでに説
明した機能と同一の機能を有している。
【0088】図15及び図16には同一の保持エレメン
ト33が図示されており、しかも図15は、図16のX
V−XV断面線に沿った横断面図であり、図16は、図
15に示した矢印XVIの方向に見た平面図である。
【0089】図15から判るように、保持エレメント3
3は湾曲されている。湾曲部を含めた保持エレメント3
3の総厚は、内燃機関保持面32とサクションモジュー
ル保持面34との間の間隔よりも大きいので、組付け状
態で保持エレメント33には弾性的な予荷重又はばね力
が生じ、かつサクションモジュール6は予荷重又はばね
力でもって保持方向30で内燃機関4に対して緊締され
る。
【0090】本発明が、図13に例示したように構成さ
れる場合、保持エレメント33,33′,33″,3
3″′の組付け及び組外しのためには、各保持エレメン
ト33,33′,33″,33″′は夫々独自に相応の
部位にもたらされねばならない。しかし、次に説明する
実施例の場合のように、複数の保持エレメント33を1
つの連繋保持エレメント33zに纏めることも可能であ
る。
【0091】図17には、特選の更に有利な実施例が図
示されている。すなわち図17に図示の連繋保持エレメ
ント33zは、組付け状態で該連繋保持エレメント33
zを複数の内燃機関保持面32,32′と複数のサクシ
ョンモジュール保持面34,34′とに支持するように
構成されている。
【0092】場合によっては連繋保持エレメント33z
の単一部位又は複数部位に突起78を設けることも可能
であり、該突起は、安全止め78aを生ぜしめかつ組付
け状態において連繋保持エレメント33zを不都合にも
閉鎖方向40とは逆方向にシフトさせることがないよう
に形成されている。
【0093】連繋保持エレメント33zは、単一の連繋
保持エレメント33zが2本のボルト80,80′に、
又は2本以上のボルトに支持されるように構成されてい
る。連繋保持エレメント33zは、現存する全てのボル
トに支持されるように構成することもできる。
【0094】図18及び図19には連繋保持エレメント
33zの形状例が示されており、該連繋保持エレメント
33zは、この場合4本のボルトを介して内燃機関4に
支持されるように構成されている。図18は連繋保持エ
レメント33zの側面図であり、図19は連繋保持エレ
メント33zの平面図である。
【0095】図20には、やはり特選の有利な1実施例
が図示されており、しかも、サクション管8を有するサ
クションモジュール6は端面図で、また内燃機関4のシ
リンダヘッド2の一部及び固定機構10の周辺領域は断
面図で示されている。当該断面図の断面線は図21にお
いて符号XX−XXで示されている。また図21は図2
0の矢印XXIの方向で見た側面図であり、図22は図
20の一部分の拡大断面図、つまり保持エレメント33
の周辺領域の拡大詳細図である。なお図22においては
保持エレメント33は組付け完了状態で示されており、
また図23では保持エレメント33は、内燃機関4のシ
リンダヘッド2に対するサクションモジュール6の装着
中の状態、しかもサクションモジュール6が最終位置に
到達する直前状態で図示されている。また図24は図2
2に示した保持エレメント33の詳細平面図である。
【0096】保持エレメント33の説明を容易にするた
めに該保持エレメント33は、下部脚片部33gを有す
る区域と、ブリッジ部33hを有する区域と、上部脚片
部33iを有する区域とに区分される(図22)。下部
脚片部33g内には穴33kが設けられている。上部脚
片部33iには保持接合片33mと安全接合片33nが
設けられている。各上部脚片部33iには選択的に複数
の保持接合片33m及び/又は複数の安全接合片33n
を設けることも可能である。
【0097】本実施例の場合にもボルト80がシリンダ
ヘッド2内に螺入されている。該ボルト80は内燃機関
ストッパ片66とも呼ばれるすでに述べたストッパ片6
6として役立ち、該内燃機関ストッパ片には、保持方向
30に向いた保持面32つまり内燃機関保持面32が配
設されている。内燃機関保持面32はボルトヘッド部8
0dの下面に位置している。ボルト80は例えば、図1
4に基づいて説明したように形成することができる。し
かし又、該ボルト80は、例えば図20に示したように
慣用のねじであってもよい。
【0098】前記穴33kの直径はボルトヘッド部80
dの直径よりも小さい。ボルト80によって保持エレメ
ント33は内燃機関4に固定的に確保される。図22に
示したように、保持エレメント33はボルト80によっ
て、該ボルト80の領域で保持エレメント33が幾分旋
回できるように確保されている。内燃機関4にサクショ
ンモジュール6を組付ける際に、保持エレメント33
は、前記の旋回可能性に基づいて全く又は極く僅かしか
屈曲する必要がなくなる。内燃機関4からサクションモ
ジュール6を組外す場合も同等の事項が当て嵌まる。し
かし又、保持エレメント33の下部脚片部33gをねじ
又はボルト80によって旋回不能に内燃機関4のシリン
ダヘッド2と固定的にねじ締結するようにした変化実施
態様を選ぶことも可能である。組付け時又は組外し時に
生じる保持エレメント33の屈曲によって保持エレメン
ト材料の損傷を惹起することがないように保持エレメン
ト33の寸法及び材料は適正に選択される。
【0099】保持方向30に向いたボルトヘッド部80
dの下面は内燃機関保持面32として使用され、該内燃
機関保持面に保持エレメント33の下部脚片部33gが
支持される。サクションモジュール6には、保持方向3
0に対して直角な横方向に延びる面もしくは前記保持方
向30に対してやや傾斜した面が存在し、該面は、対抗
保持面34つまりサクションモジュール保持面34とし
て使用される。保持エレメント33の保持接合片33m
は保持方向30でサクションモジュール保持面34を押
圧する(図22)。
【0100】サクションモジュール保持面34の領域内
には保持縁37bが存在し、また安全接合片33nには
保持突起38bが設けられている(図22)。保持縁3
7bと保持突起38bとは、組付け状態で両者が互いに
係合して確保部36として働くように互いに調和されて
いる。この確保部36は、大きな振動負荷を受けた場合
でも保持エレメント33がサクションモジュール保持面
34が滑落することがないようにする。
【0101】組外しを容易にするために保持エレメント
33の安全接合片33nは例えば、該安全接合片33n
とサクションモジュール保持面34との間に間隙を生ぜ
しめるように成形されるのが有利である。このように成
形すれば、簡単な工具を用いて確保部36を解除して上
部脚片部33iをサクションモジュール6から解離する
ことが可能である。
【0102】図20、図22及び図23には組付け補助
手段82が示されている。このためにサクションモジュ
ール6のフランジ14には斜面82aが設けられてい
る。該斜面82aは組付け補助手段82に所属してい
る。斜面82aは保持方向30に対して約10°〜70
°斜向している。内燃機関4にサクションモジュール6
を装着する際、サクションモジュール6が規定の最終位
置に到達する直前に、上部脚片部33iの、ブリッジ部
33hから離反した方の端部が前記斜面82aに接触す
る。これによって、サクションモジュール6が更に保持
方向30に移動すると、上部脚片部33iは側方へ(図
23で見て左手へ)向かって移動させられる。上部脚片
部33iの、ブリッジ部33hから離反した方の端部
が、前記斜面82aとサクションモジュール保持面34
との間の丸く面取りされた縁部を踏み越えると即座に、
上部脚片部33iは(図23で見て右手の)保持位置へ
スナップ係合する。その結果、保持接合片33mがサク
ションモジュール保持面34と作用係合し、これによっ
てサクションモジュール6の予備位置決めが得られる。
次いで適当な閉鎖装置によって保持エレメント33は、
保持突起38bが保持縁37bと作用係合するまで閉鎖
方向40(図23)へ動かされる。この保持エレメント
33の被せ嵌め動作によって、内燃機関4とサクション
モジュール6との間に必要な保持力が得られる。
【0103】図21から判るように、保持エレメントは
複数の保持接合片を有することもできる。図21に示し
た連繋保持エレメント33zは、複数の内燃機関保持面
32と複数のサクションモジュール保持面34とに支持
されている。
【0104】図25及び図26には連繋保持エレメント
33zの特に有利な実施形態が図示されている。この場
合、図25は(図22を上から見た)上部脚片部33i
の平面図であり、また図26は(図22を下から見た)
下部脚片部33gの下面図である。
【0105】図25及び図26に示した連繋保持エレメ
ント33zの構成では、2本のボルト80のために2つ
の穴33kが設けられている。この連繋保持エレメント
33zでは、2つの下部脚片部33g及び、全部で3つ
の保持接合片33mと全部で2つの安全接合片33nと
を備えた2つの上部脚片部33iが存在している。この
連繋保持エレメントの構成は勿論1例にすぎない。連繋
保持エレメント33zは、より少数又はより多数の上部
脚片部33i及び下部脚片部33gもしくは保持接合片
33m及び安全接合片33nを有することもできる。
【0106】必要に応じて、図25及び図26に示した
ようにスロット33pを設けることも可能である。該ス
ロット33pは、ブリッジ部33hから離反した方の、
下部脚片部33gの端部から穴33kへ延びている。該
スリット33pを介して、保持エレメント33又は連繋
保持エレメント33zを内燃機関4から取外したり、或
いは該内燃機関4に組付けることが可能になり、この場
合の取外し又は組付けのためにボルト80を完全にねじ
外す必要はない。保持エレメント33又は連繋保持エレ
メント33zが不都合に滑落するのを防止するために、
場合によっては、内燃機関保持面32の領域において前
記スロット33pをボルト80の直径よりも極く僅かに
小さく選ぶのが有利である。
【0107】図示の実施例では内燃機関保持面32とサ
クションモジュール保持面34は実質的に保持方向30
に対して直角な横方向に延びている。しかし又、両保持
面つまり内燃機関保持面32及びサクションモジュール
保持面34を保持方向30に対して幾分斜向させ、かつ
/又は、保持エレメント33又は連繋保持エレメント3
3zの滑落をストッパによって或いは前述の確保部36
又は安全止め78aによって防止しようとする限り、前
記の内燃機関保持面32及びサクションモジュール保持
面34を湾曲成形又は屈曲成形することも可能である。
【0108】単純な手段によって保持エレメント33又
は連繋保持エレメント33zは、保持方向30で見て高
弾性を有するように構成することができる。特に下部脚
片部33a,33gと上部脚片部33c,33i又はブ
リッジ部33b,33hを可能な限り長く構成し、かつ
/或いは湾曲又は屈曲して延在させる場合には、特に高
い弾性率が得られる。保持エレメント33又は連繋保持
エレメント33zの高弾性率によって、内燃機関4にお
けるサクションモジュール6の固定領域で弛み現象が生
じて高い振動負荷を受ける場合でも予荷重又はばね力を
維持することが保証される。
【0109】1本の固定ねじ又は複数本の固定ねじを用
いて内燃機関4にサクションモジュール6を固定せねば
ならなかった慣用構造とは異なって、本発明では、サク
ションモジュール6の組付け・組外し時に工具でもって
固定ねじのねじヘッドに直接係合させる必要はない。む
しろ本発明では保持エレメント33又は連繋保持エレメ
ント33zは、該保持エレメント33又は連繋保持エレ
メント33zを直線的にシフトさせるか又は何れにせよ
やや円弧状にシフトさせるか、或いは僅かに旋回させる
ことによって組付け又は組外しを行えるように構成する
ことができる。保持エレメント33又は連繋保持エレメ
ント33zを直線的に、又は実質的に直線的にシフトさ
せることに基づいて、たとえ組付け・組外し時の作業ア
クセスが著しく不良な場合であっても、保持方向30に
対して直角な横方向に延在する延長付設部を、保持エレ
メント33又は連繋保持エレメント33zに付加的に設
け、軽度のハンマー打ちによってか又は前述の閉鎖装置
によって前記の延長付設部に沿って保持エレメント33
又は連繋保持エレメント33zを閉鎖方向40に(組付
け時)或いは該閉鎖方向40とは逆方向に(組外し時)
シフトさせることが可能になる。
【0110】図示の実施例に基づいて、保持エレメント
33又は連繋保持エレメント33zがサクションモジュ
ール保持面34を介してサクションモジュール6に、ま
た内燃機関保持面32を介して内燃機関4に支持される
態様は明らかである。サクションモジュール6に対する
前記の支持方式を、内燃機関4に対して設け、その代り
に、内燃機関4に対する前記の支持方式をサクションモ
ジュール6に対して設けることも可能である。つまり前
記の2つの支持方式が互換される訳である。
【0111】異なった実施例を示す図27及び図28の
横断面図は、異なった構成の保持エレメント33を明確
に示し得るように選ばれている。なお実施例の説明を簡
明にするために、図面の左手に位置している構成部分を
示唆する数字符号には記号「l」が付加され、また図面
の右手の位置している構成部分を示唆する数字符号には
記号「r」が付加されている。要するに左手の保持エレ
メントは符号33lで、また右手の保持エレメントは符
号33rで表記されている。保持面32及び対抗保持面
34についても同等のことが当て嵌まる。保持面32つ
まり内燃機関保持面32は左手では符号32lで、また
右手では符号32rで表記されており、対抗保持面34
つまりサクションモジュール保持面34は左手では符号
34lで、また右手では符号34rで表記されている。
これに相応して図28では、左手の図面部分に関連した
保持方向は符号30lを有し、また右手の図面部分に関
連した保持方向は符号30rを有している。例えば図2
に図示した確保部36は、図27及び図28において
は、図面を見易くするために省略されている。
【0112】図27に示した実施例ではフランジ面1
6,18は、内燃機関保持面32l,32r及びサクシ
ョンモジュール保持面34l,34rに対して平行には
延びていない。保持エレメント33l,33rと対応し
た内燃機関保持面32l,32r及びサクションモジュ
ール保持面34l,34rとの間の摩擦が無視されると
すれば、保持エレメント33l,33rの脚片部は、対
応した内燃機関保持面32l,32r及びサクションモ
ジュール保持面34l,34rに対して垂直に作用す
る。内燃機関保持面32l,32rと、これに対抗する
サクションモジュール保持面34l,34rとは互いに
平行であるので、両保持エレメント33l,33rのた
めの保持方向30は、図27に矢印30で示したのと同
一方向をとって延びることになる。
【0113】保持方向30がフランジ面16,18に対
して垂直には延びないので、両保持エレメント33l,
33rは、フランジ面16,18及びカム部22の領域
においてベクトル的に力の分割を生ぜしめる。1つのベ
クトル分力は両フランジ面16と18との間で作用し、
かつ1つのベクトル分力は、案内24の領域で旋削凹設
部20とカム部22とので作用する。
【0114】観察の仕方に応じて、図28に示した実施
例では、異なった保持方向が生じる。説明の便宜上、図
面左手側における保持方向は図面左手側における30l
1,30l2,30l3,30l4で、また図面右手側
における保持方向は30r1,30r2,30r3,3
0r4,30r5,30r6で図示されている。
【0115】摩擦作用を無視すれば左手の保持エレメン
ト33lの下部脚片部は、斜向している内燃機関保持面
32lに対して垂直に作用する。この方向は図28で
は、符号30l1を有する矢印で示され、かつ保持方向
30l1と呼ばれる。図28では、フランジ面16,1
8に対して平行に延びるサクションモジュール保持面3
4l′と、斜向して延びるサクションモジュール保持面
34l″が存在している。摩擦作用を無視すれば、保持
エレメント33lはサクションモジュール保持面34
l′に対して垂直に矢印30l2の方向に、またサクシ
ョンモジュール保持面34l″に対して垂直に矢印30
l3の方向に作用する。矢印30l2の方向の力及び矢
印30l3の方向の力はベクトル的に矢印30l4の有
効力に合成される。該矢印30l4の有効力と矢印30
l1の方向の力とは同一線上で延びている。矢印30l
4の方向に作用するところのベクトル的に合成された有
効力は、恰も両サクションモジュール保持面34l′及
び34l″に代る仮想有効サクションモジュール保持面
34l″′に作用するかの如く見做すことができる。該
仮想有効サクションモジュール保持面34l″′は図2
8では破線で略示されている。フランジ面16,18は
矢印30l1,30l4の方向に対して垂直に延びてい
ないので、図28では保持エレメント33lに基づい
て、カム部22はフランジ面16に沿って支持されるば
かりでなく、該フランジ面に対して直角方向で旋削凹設
部20に沿っても支持される。
【0116】図28の右手側では保持エレメント33r
は内燃機関保持面32r′と内燃機関保持面32r″に
沿って支持されている。サクションモジュール6の側で
は保持エレメント33rはサクションモジュール保持面
34r′及びサクションモジュール保持面34r″に沿
って支持されている。内燃機関保持面32r′,32
r″及びサクションモジュール保持面34r′,34
r″に対して作用する保持エレメント33rの力方向は
図28では4つの矢印30r1,30r2,30r3,
30r4で示唆されている。矢印30r1の方向の力は
ベクトル的に、矢印30r2の方向に対して平行な力
と、矢印30r2の方向に対して垂直な方向の力とに分
解することができる。このベクトル的に分解された有効
力は、図28では符号30r5で表されている。サクシ
ョンモジュール6の側では矢印30r4の方向の力は、
ベクトル的分解によって、矢印30r6の方向に向いた
有効力に分解される。該有効力30r6の方向は有効力
30r5の矢印方向に同一線上で延びている。矢印30
r5の方向の分力は、この方向に対して垂直に延びてい
て図28で破線によって示唆した仮想有効保持面32
r″′に対して作用する。これに相応して矢印30r6
の方向の力は、破線で示した仮想有効サクションモジュ
ール保持面34r6″′に対して作用する。
【0117】ベクトル的な力と有効保持面とを一緒に考
慮して少なくとも適当な観察の仕方によって確認できる
ように、図28に図示した実施例の場合にも、保持エレ
メント33l,33rは組付け状態において、内燃機関
4に配設された(実際又は仮想の)有効保持面32l,
32r″′に係合する一方、サクションモジュール6も
しくはサクション管8に配設された(実際又は仮想の)
有効対抗保持面34l″′,34r″′に係合し、その
場合(実際又は仮想の)有効対抗保持面34l″′,3
4r″′は(実際又は仮想の)有効保持面32l,32
r″′に対して逆向きである。これに相応して、保持エ
レメント33l,33rによって前記保持面面に作用す
る(実際又は仮想の)有効力も互いに逆向きである。
【0118】前記考察においては、保持エレメント3
3,33l,33rと、該保持エレメント33,33
l,33rが支持される対応保持面との間に摩擦作用が
発生しないものと仮定された。
【0119】摩擦が発生する場合には、摩擦力の大きさ
に応じて、対応する力の方向は幾分変化する。それにも
拘らず力の方向は、前記実施例に基づいて確認した方向
に、少なくとも実質的に等しい。
【0120】また図28に図示した実施例でも、内燃機
関保持面32l,32r′,32r″又はサクションモ
ジュール保持面34l′,34l″,34r′,34
r″は、図6及び図7の(a)並びに図7の(b)に示
したカム部72,72′,72″,72″′に類似し
て、突出したカム部に位置することができる。組付け時
及び組外し時に前記33l,33rは、図28に示した
切断平面に対して垂直方向に実質的に直線状にシフトさ
れる。これによって保持エレメント33l,33rは、
固定ねじのためにアクセスできない部位にも設けること
ができる。
【0121】図27及び図28に示した実施例の場合の
ように保持面32(つまり内燃機関保持面32)と対抗
保持面34(つまりサクションモジュール保持面34)
は互いに平行に、かつフランジ面16,18に対して平
行に、延びる必要がないのと同様に、その他全ての実施
例の場合において、保持面32と対抗保持面34は互い
に斜向して、かつフランジ面16,18に対して斜向し
て、延びることもできる。
【0122】特選の有利な実施例では保持エレメント3
3又は連繋保持エレメント33zは、弾性的であって、
殊に比較的曲げ柔軟性を有しているのに対して、フラン
ジ12,14は比較的曲げ剛さを有している。しかし念
の為に付記しておくが、本発明の変化実施態様では保持
エレメント33又は連繋保持エレメント33zを比較的
剛性に構成し、その代りに保持面32及び/又は対抗保
持面34を弾性的に比較的撓み易く構成することも可能
である。この変化実施態様例えば、フランジ12及び/
又はフランジ14、ストッパ片66及び/又は対抗スト
ッパ片70、及び/又はボルト80が弾性的に比較的曲
げ柔軟性を有するように構成することによって得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による内燃機関のシリンダヘッドに
おけるサクションモジュール固定領域を図3のI−I断
面線に沿って一部断面して示した端面図である。
【図2】図1に示したシリンダヘッドのサクションモジ
ュール固定領域の部分的な拡大横断面図である。
【図3】図1の矢印IIIの方向に見たサクションモジ
ュール固定領域の概略側面図である。
【図4】図2に対比して大きな尺度で示したサクション
モジュール固定領域の異なった実施例の拡大横断面図で
ある。
【図5】図4とは異なった実施例によるサクションモジ
ュール固定部領域の拡大横断面図である。
【図6】有利な形状のストッパ片又は内燃機関ストッパ
片の詳細斜視図である。
【図7】内燃機関ストッパ片の拡大縦断面図(a)及び
拡大横断面図(b)である。
【図8】特に有利な実施形態の連繋保持エレメントの斜
視図である。
【図9】一部断面して示した有利な実施形態によるサク
ションモジュールのカム部を有するサクション管領域の
斜視図(a)及び前記カム部を有していないサクション
管領域の斜視図(b)である。
【図10】特に有利な実施形態による内燃機関のシリン
ダヘッドのサクションモジュール固定領域の横断面図で
ある。
【図11】図11に示したサクションモジュール固定領
域の側面図である。
【図12】第2実施例による内燃機関のシリンダヘッド
におけるサクションモジュール固定領域を一部断面して
示した端面図である。
【図13】図12の符号XIIIの方向に見たサクショ
ンモジュール固定領域の概略側面図である。
【図14】図12に示したサクションモジュール固定領
域の拡大詳細図である。
【図15】図16のXV−XV断面線に沿った保持エレ
メントの横断面図である。
【図16】図15の矢印XVIの方向に見た保持エレメ
ントの平面図である。
【図17】特に有利な実施形態によるサクションモジュ
ール固定領域の拡大断面図である。
【図18】図19の矢印XVIIIの方向に見た保持エ
レメントの側面図である。
【図19】図18の矢印XIXの方向に見た保持エレメ
ントの平面図である。
【図20】第3実施例による内燃機関のシリンダヘッド
におけるサクションモジュール固定領域を図21のXX
−XX断面線に沿って一部断面して示した端面図であ
る。
【図21】図20の矢印XXIの方向に見たサクション
モジュール固定領域の概略側面図である。
【図22】図20に示したサクションモジュールの組付
け完了状態における保持エレメントの拡大断面図であ
る。
【図23】サクションモジュールの組付け中の状態にお
ける保持エレメントの拡大断面図である。
【図24】保持エレメントの平面図である。
【図25】図22に関して上から見た有利な実施形態に
よる保持エレメントの平面図である。
【図26】図22に関して下から見た図25の保持エレ
メントの下面図である。
【図27】保持エレメントの有利な実施形態を示す横断
面図である。
【図28】保持エレメントの更に有利な実施形態の横断
面図である。
【符号の説明】
2 シリンダヘッド、 4 内燃機関、 6 サ
クションモジュール、8 サクション管、 10
固定機構、 12,14,14′,14″,14″′
フランジ、 16,18 フランジ面、 20
旋削凹設部、22 カム部、 24 案内、 26
サクション通路、 28 パッキン、 30 保
持方向、 32 内燃機関保持面としての保持面、
33保持エレメント、 33z 連繋保持エレメン
ト、 33a,33a′,33a″ 下部脚片部、
33b,33b′,33b″ ブリッジ部、 33
c,33c′,33c″ 上部脚片部、 33d,3
3d′ 移行区域、33e 隆起部、 33z
連繋保持エレメント、 34 サクションモジュール
保持面としての対抗保持面、 36 確保部、 37
a 保持縁、 38a 保持突起、 40 閉鎖
方向を示す破線矢印、 42,42′,42″,4
2″′ 噴射弁、 44 燃料分配部材、 46
電気的な接点ストリップ、 48 絞り弁、 50
調整駆動装置、 52 空気フィルタ接続部、
53 電気的な制御器、 54,55 プラグコネ
クタ、 56 点火ディストリビュータ、 57,5
8 センサ、 59 プラグコネクタ、 62
ピン、 62a シャンク、 62b ヘッド、6
3 スリーブ、 64 安全スロット、 64a
第1端部、 64b 拡張部、 64c 第2端
部、 66 内燃機関ストッパ片としてのストッパ
片、 68 ねじ、 70 サクションモジュール
ストッパ片としての対抗ストッパ片、 72,72′,
72″,72″′ カム部、 74長手方向部材、
74a 縦辺側、 74b 凸条部、 76 段
付き斜面、 76a 第1斜面区分、 76b 第
2斜面区分、 78 突起、 78a 安全止め、
79 緊締行程分、 80 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴァルター ロルヒ ドイツ連邦共和国 ツァーバーフェルト リンデンシュトラーセ 20 (72)発明者 エックハルト ボーデンハウゼン ドイツ連邦共和国 シュタインハイム ズ ィルヒャーシュトラーセ 4−3 (72)発明者 ハンス−ディーター ズィームス ドイツ連邦共和国 エーバーディンゲン ハインリッヒ ファウ クライスト ヴェ ーク 1 (72)発明者 トーマス グレゴリウス ドイツ連邦共和国 グロースボットヴァル ヴェンデンシュトラーセ 23 (72)発明者 ヴェルナー ハーラー ドイツ連邦共和国 ゼルスハイム フリー ドリッヒシュトラーセ 30 (72)発明者 アルベルト シュターケ ドイツ連邦共和国 ムル ガルテンシュト ラーセ 5 (72)発明者 ウーヴェ ショッパー ドイツ連邦共和国 タム シュヴァルベン ヴェーク 7 (72)発明者 ベルント コッホ ドイツ連邦共和国 オーバーリークシンゲ ン テーオドール−ホイス−シュトラーセ 7

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サクションモジュール(6)又はサクシ
    ョン管(8)を内燃機関(4)に固定機構(10)によ
    って保持方向(30)で内燃機関に固定した形式の、サ
    クションモジュール又はサクション管を備えた内燃機関
    において、組付け状態でばね力の作用を受けている少な
    くとも1つの保持エレメント(33,33z)が固定機
    構(10)として設けられており、前記保持エレメント
    が、内燃機関(4)に配設されていて実質的に保持方向
    (30)に対して順方向に向いた少なくとも1つの保持
    面(32)に支持されている一方、サクションモジュー
    ル(6)又はサクション管(8)に配設されていて実質
    的に前記保持方向(30)とは逆方向に向いた少なくと
    も1つの対抗保持面(34)に支持されていることを特
    徴とする、サクションモジュール又はサクション管を備
    えた内燃機関。
  2. 【請求項2】 保持エレメント(33,33z)が、内
    燃機関(4)に配設された複数の保持面(32)に支持
    されている、請求項1記載の内燃機関。
  3. 【請求項3】 保持エレメント(33,33z)が、サ
    クションモジュール(6)又はサクション管(8)に配
    設された複数の対抗保持面(34)に支持されている、
    請求項1又は2記載の内燃機関。
  4. 【請求項4】 保持エレメント(33,33z)が弾性
    的なエレメントである、請求項1から3までのいずれか
    1項記載の内燃機関。
  5. 【請求項5】 ばね力が、保持方向(30)に対して実
    質的に直角な横方向での保持エレメント(33,33
    z)のシフトによって生じる、請求項1から4までのい
    ずれか1項記載の内燃機関。
  6. 【請求項6】 保持エレメント(33,33z)が少な
    くとも部分領域に、ほぼU形のクリップ状横断面を有し
    ている、請求項1から5までのいずれか1項記載の内燃
    機関。
  7. 【請求項7】 内燃機関(4)からサクションモジュー
    ル(6)又はサクション管(8)を取外した際に保持エ
    レメント(33,33z)が前記サクションモジュール
    (6)又はサクション管(8)と連結されている、請求
    項1から6までのいずれか1項記載の内燃機関。
  8. 【請求項8】 内燃機関(4)からサクションモジュー
    ル(6)又はサクション管(8)を取外した際に保持エ
    レメント(33,33z)が前記内燃機関(4)と連結
    されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の
    内燃機関。
  9. 【請求項9】 保持面(32)が、内燃機関(4)に配
    設されたストッパ片(66)に設けられている、請求項
    1から8までのいずれか1項記載の内燃機関。
  10. 【請求項10】 ストッパ片(66)がボルト(80)
    である、請求項9記載の内燃機関。
  11. 【請求項11】 対抗保持面(34)が、サクションモ
    ジュール(6)又はサクション管(8)に配設された対
    抗ストッパ片(70)に設けられている、請求項1から
    10までのいずれか1項記載の内燃機関。
  12. 【請求項12】 内燃機関(4)に少なくとも1つの斜
    面(76)が配設されており、該斜面は、内燃機関
    (4)に対するサクションモジュール(6)又はサクシ
    ョン管(8)の装着時に保持エレメント(33,33
    z)のシフトによってばね力を発生できるように構成さ
    れている、請求項1から11までのいずれか1項記載の
    内燃機関。
  13. 【請求項13】 サクションモジュール(6)又はサク
    ション管(8)に少なくとも1つの斜面(76)が配設
    されており、該斜面は、内燃機関(4)に対するサクシ
    ョンモジュール(6)又はサクション管(8)の装着時
    に保持エレメント(33,33z)のシフトによってば
    ね力を発生できるように構成されている、請求項1から
    11までのいずれか1項記載の内燃機関。
  14. 【請求項14】 保持エレメント(33,33z)に少
    なくとも1つの斜面(76)が配設されており、該斜面
    は、内燃機関(4)に対するサクションモジュール
    (6)又はサクション管(8)の装着時に保持エレメン
    ト(33,33z)のシフトによってばね力を発生でき
    るように構成されている、請求項1から11までのいず
    れか1項記載の内燃機関。
  15. 【請求項15】 固定機構(10)により固定を行うこ
    とによってサクションモジュール(6)又はサクション
    管(8)を内燃機関(4)に対して保持方向(30)で
    保持する形式の、サクションモジュール又はサクション
    管を内燃機関に固定する方法において、内燃機関(4)
    に配設されていて実質的に保持方向(30)に対して順
    方向に向いた少なくとも1つの保持面(32)と、サク
    ションモジュール(6)又はサクション管(8)に配設
    されていて実質的に前記保持方向(30)とは逆方向に
    向いた少なくとも1つの対抗保持面(34)とを設け、
    かつ、前記サクションモジュール(6)又はサクション
    管(8)を内燃機関(4)に固定するために前記保持方
    向(30)に対して実質的に直角な横方向に移動する少
    なくとも1つの保持エレメント(33,33z)を固定
    機構(10)に設けることを特徴とする、サクションモ
    ジュール又はサクション管を内燃機関に固定する方法。
  16. 【請求項16】 保持エレメント(33,33z)に実
    質的に線運動を行わせる、請求項15記載の方法。
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