JP2002221124A - 燃料噴射弁の取付装置 - Google Patents

燃料噴射弁の取付装置

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JP2002221124A JP2001016616A JP2001016616A JP2002221124A JP 2002221124 A JP2002221124 A JP 2002221124A JP 2001016616 A JP2001016616 A JP 2001016616A JP 2001016616 A JP2001016616 A JP 2001016616A JP 2002221124 A JP2002221124 A JP 2002221124A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の4弁式に構成されるエンジンにおいて
は、燃料噴射弁押えは弁腕軸により支持されることとな
るが、燃料噴射弁押え等が組み付けられた状態の弁腕ケ
ースをシリンダヘッドに取り付けようとすると、燃料噴
射弁押えの組付姿勢がぶらぶらと動いて位置合わせが行
いづらく、組付性が悪かった。 【解決手段】 燃料噴射弁17の取付装置であって、弁
腕14と、燃料噴射弁17の取付装置である燃料噴射弁
押え15と、該燃料噴射弁押え15を軸方向に付勢する
付勢部材35とを、同一の弁腕軸11上に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの燃料噴
射弁をシリンダヘッドに取り付けるための取付装置の構
成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、吸気弁及び排気弁を各シリンダ毎
にそれぞれ1弁ずつ具備する2弁式のエンジンにおいて
は、燃料噴射弁が、シリンダヘッドの上方に設けられる
弁腕室の側方から斜め下方へ向けて、シリンダヘッドに
挿入されていた。該燃料噴射弁は、ブロック部材等で構
成される燃料噴射弁押えにより軸心方向へ押圧されて、
シリンダヘッドに取付固定されていた。そして、燃料噴
射弁押えは、その左右端部をボルトにより締結されてシ
リンダヘッドに取り付けられていた。また、エンジン
を、吸気弁及び排気弁が各シリンダ毎にそれぞれ2弁ず
つ具備される4弁式に構成する場合、燃料噴射弁は、吸
排気弁の配置位置の略中央位置にて略垂直方向にシリン
ダヘッドへ挿入する必要があるため、弁腕室内部に配設
されることとなる。この場合、弁腕室内部はスペース的
に制約があるため、燃料噴射弁押えは、その一端を弁腕
軸により支持するように構成して、省スペースで該燃料
噴射弁押えを配設できるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く2弁式に構
成されたエンジンにおいては、燃料噴射弁を取付固定す
るための取付装置である燃料噴射弁押えは、左右方向
(シリンダヘッドの長手方向)に長く形成され、その左
右端部をボルトにより締結されていたが、近年エンジン
の小型化・低コスト化が進むにつれて、燃料噴射弁押え
の取り付けスペースに制約が出てきたため、該燃料噴射
弁押えを省スペースで取り付けるとともに、低コストで
形成することが必要となってきている。また、4弁式に
構成されるエンジンにおいては、燃料噴射弁押えは弁腕
軸により支持されることとなるが、該燃料噴射弁押えは
回動自在に弁腕軸に取り付けられているため、該燃料噴
射弁押え等を弁腕ケースに組み付けた状態で、該弁腕ケ
ースをシリンダヘッドに取り付けようとすると、燃料噴
射弁押えの組付姿勢がぶらぶらと動いて位置合わせが行
いづらく、組付性が悪かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、請求項1においては、燃料噴
射弁の取付装置であって、弁腕と、該取付装置と、該取
付装置を軸方向に付勢する付勢部材とを、同一の軸上に
配設した。
【0005】また、請求項2においては、燃料噴射弁の
取付装置であって、該取付装置を、シリンダヘッドをシ
リンダブロックへ取り付けるためのヘッドボルトを跨い
でシリンダヘッドに取り付けた。
【0006】また、請求項3においては、燃料噴射弁の
取付装置であって、該取付装置の一端を、シリンダヘッ
ドをシリンダブロックへ取り付けるためのヘッドボルト
により支持してシリンダヘッドに取り付けた。
【0007】また、請求項4においては、前記ヘッドボ
ルトの頂部を凹陥させ、取付装置の一端部に突起を形成
して、該突起とヘッドボルトの頂部とを嵌合させた。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の燃料噴射弁の取付装置を具備する
4弁式に構成されたエンジンの弁腕室部分を示す側面断
面図、図2は同じく平面図、図3は図1の弁腕室内にお
ける弁腕の取付部を示す平面図、図4は本発明の燃料噴
射弁の取付装置を具備する2弁式に構成されたエンジン
の弁腕室部分を示す平面図、図5は図4の弁腕室部分に
おける燃料噴射弁押えを示す側面断面図、図6は同じく
燃料噴射弁押えを示す斜視図、図7は2弁式に構成され
たエンジンの弁腕室部分に設けられる燃料噴射弁押えの
別実施例を示す側面断面図である。
【0009】まず、本発明の燃料噴射弁の取付装置であ
る燃料噴射弁押えを具備する、エンジンの弁腕室部分の
構成について説明する。まず、吸気弁及び排気弁が各シ
リンダ毎にそれぞれ2弁ずつ具備される4弁式に構成さ
れたエンジンにおける、弁腕室部分の構成について説明
する。
【0010】図1、図2に示すように、エンジンのシリ
ンダヘッド1の上方には弁腕ケース2が配設され、弁腕
室5が構成されている。弁腕ケース2は、例えば、上部
弁腕ケース2bと下部弁腕ケース2aとに分割して形成
されている。
【0011】本実施例におけるエンジンは、例えば3気
筒に構成されており、各気筒毎に2つの吸気弁16a・
16a及び2つの排気弁16b・16bが設けられる所
謂4弁式のエンジンである。また、エンジンはOHV式
に構成され、弁腕室5内には、前記吸気弁16a・16
a及び2つの排気弁16b・16bの上端部、プッシュ
ロッド13の上端部、弁腕14、及び燃料噴射弁17等
が配設されている。弁腕14は弁腕室5内に設けられる
弁腕軸11により揺動自在に支持されている。
【0012】弁腕14は、吸気弁16a・16a毎、及
び排気弁16b・16b毎に1つ設けられ、上下摺動す
るプッシュロッド13により弁腕14が揺動して、吸気
弁16a・16a、及び排気弁16b・16bを、それ
ぞれ開閉するように構成されている。
【0013】平面視における、吸気弁16a・16a及
び排気弁16b・16bの配置位置の略中央には燃料噴
射弁17が配設されており、略垂直方向にシリンダヘッ
ド1へ挿入されている。該燃料噴射弁17は、燃料噴射
弁押え15により上方から押えられて、その上下方向の
配設位置を固定されている。燃料噴射弁押え15は、弁
腕軸11により回動自在に支持され、吸気弁16a・1
6a用の弁腕14と排気弁16b・16b用の弁腕14
との間に配置されている。
【0014】燃料噴射弁17には、外部から弁腕室5内
に侵入する燃料配管21が接続され、高圧燃料が供給さ
れている。燃料配管21は、弁腕室5内部に配設される
内部配管21aと、弁腕室5外部に配設される外部配管
21bとで構成され、該内部配管21aと外部配管21
bとは、下部弁腕ケース2aの側面部分で、高圧シール
部材22により接続されている。各気筒の燃料噴射弁1
7は、燃料戻し管23により互いに接続されており、余
分な燃料油を該燃料戻し管23を通じて、燃料戻し口2
4から燃料タンク側へ戻すように構成している。
【0015】弁腕室5内におけるシリンダヘッド1の上
面には、複数の弁腕軸支持部材7が固設されており、弁
腕軸11は、該弁腕軸支持部材7及び下部弁腕ケース2
aの側面により支持されている。弁腕軸支持部材7に
は、上方からボルト部材31が螺挿されており、該ボル
ト部材31の上部は弁腕軸支持部材7の上方に突出して
いる。弁腕軸支持部材7は、例えば、各気筒間毎に配置
されている。前記上部弁腕ケース2bにおける、弁腕軸
支持部材7の配設位置に対応する箇所には固定用孔2c
が形成され、該固定用孔2cには上部弁腕ケース2bの
上方から固定用ナット32が挿入されている。該固定用
ナット32は前記ボルト部材31の上部に螺嵌されてい
る。
【0016】そして、ボルト部材31に螺挿される固定
用ナット32を締め付けることで、固定用孔2cの周縁
部に係止する該固定用ナット32のつば部32aが、上
部弁腕ケース2bを下方に押圧し、これにより、該上部
弁腕ケース2b及び上部弁腕ケース2bの下方に配置さ
れる下部弁腕ケース2aがシリンダヘッド1に取付固定
されている。即ち、弁腕軸支持部材7に螺挿されるボル
ト部材31に固定用ナット32を締結することで、該固
定用ナット32により下方押圧される上部弁腕ケース2
bを介して、下部弁腕ケース2aがシリンダヘッド1に
取付固定されている。
【0017】従って、固定用ナット32をボルト部材3
1から抜脱して、上部弁腕ケース2bを取り外すこと
で、図2に示す状態の如く、上部弁腕ケース2b及び下
部弁腕ケース2aにより覆われて構成される弁腕室5の
上部を開放して、弁腕室5内における吸排気弁16a・
16b部分のクリアランス調整やメンテナンス等を行う
ことができる。尚、シリンダヘッド1と下部弁腕ケース
2aとの間にはガスケット55を介装して、両者の接合
面をシールしている。
【0018】次に、弁腕14の弁腕軸11への取付構造
について説明する。図4に示す弁腕14・14の取付部
においては、吸気弁16a・16aを開閉する弁腕14
及び排気弁16b・16bを開閉する弁腕14は、各気
筒毎に配置される弁腕軸支持部材7・7の間に配設され
ており、該吸気弁16a・16a用の弁腕14と排気弁
16b・16b用の弁腕14との間には、燃料噴射弁押
え15が配設されている。また、弁腕軸支持部材7と各
弁腕14との間には、弁腕軸11に嵌装されるウェーブ
ワッシャ等の付勢部材35が介装されており、該付勢部
材35により弁腕14が燃料噴射弁押え15側へ付勢さ
れ、該燃料噴射弁押え15に当接している。
【0019】即ち、弁腕軸支持部材7・7間の寸法dx
を、吸気弁16a・16a用の弁腕14、排気弁16b
・16b用の弁腕14、及び燃料噴射弁押え15の各幅
寸法を加えた値よりも、若干大きく余裕を持たせて構成
して、弁腕14や燃料噴射弁押え15の組付性を向上さ
せている。そして、弁腕軸支持部材7と弁腕14との間
隙に、付勢部材35をスペーサー的に介装して、該間隙
を埋めるように構成している。また、弁腕軸11に組み
付けられた吸気弁16a・16a用の弁腕14と排気弁
16b・16b用の弁腕14との間の間隔は、吸気弁1
6aと排気弁16bとの間の寸法daに合わせて構成さ
れている。
【0020】前述の如く、弁腕14・14、燃料噴射弁
15、及び付勢部材35が同一の弁輪軸11上に配設さ
れ、付勢部材35により弁腕14が燃料噴射弁押え15
側へ付勢されているため、燃料噴射弁押え15は両側か
ら弁腕14により押圧され、即ち燃料噴射弁押え15は
付勢部材35により間接的に付勢されることとなって、
該弁腕14と燃料噴射押え15との当接面の摩擦力によ
り、その回動を規制される。これにより、弁腕軸11に
組み付けられた状態の燃料噴射押え15は、下部弁腕ケ
ース2aをシリンダヘッド1へ組み付ける際に、その姿
勢を一定に保つことができ、位置合わせが容易となっ
て、組付性を向上させることができる。
【0021】次に、吸気弁及び排気弁が各シリンダ毎に
それぞれ1弁ずつ具備される2弁式に構成されたエンジ
ンにおける、弁腕室部分の構成について説明する。
【0022】図4、図5に示すように、2弁式のエンジ
ンにおいては、シリンダヘッド51の上面に弁腕ケース
52が配設され、該弁腕ケース52内に弁腕室が構成さ
れている。各気筒毎に設けられる燃料噴射弁67は、弁
腕ケース52の外部に配置され、弁腕ケース52により
覆われていない部分のシリンダヘッド51上面から該シ
リンダヘッド51内に挿入されている。
【0023】燃料噴射弁67は、燃料噴射弁押え65に
より上方から押えられて、その上下方向の配設位置を規
制され、これによりシリンダヘッド51に取付固定され
ている。図6に示すように、燃料噴射弁押え65は、そ
の一端部を切り欠いて切り欠き部65bが形成され、該
切り欠き部65bの両側に脚部65c・65cが形成さ
れている。また、燃料噴射弁押え65の略中央部には、
該燃料噴射弁押え65をシリンダヘッド51に固定する
ための固定用孔65dが形成され、他端部には燃料噴射
弁67を押圧するための弁押え用孔65aが形成されて
いる。
【0024】そして、燃料噴射弁67の上端部を、燃料
噴射弁押え65の弁押え用孔65aに下方から挿入し、
固定用孔65dに略上方から挿入したボルト部材39を
シリンダヘッド51に締結すると、該シリンダヘッド5
1上面に当接する脚部65c・65cを支点として燃料
噴射弁押え65の他端部が下方に押圧される。これによ
り、弁押え用孔65aの周縁部と燃料噴射弁67の係合
部67aとが係合し、該燃料噴射弁67が燃料噴射弁押
え65によって略下方に押え付けられて、燃料噴射弁6
7がシリンダヘッド51に取付固定されることとなる。
【0025】この場合、燃料噴射弁押え65の一端部の
下方には、シリンダヘッド51をシリンダブロックに取
り付けるためのヘッドボルト38が位置することとなる
が、該ヘッドボルト38は燃料噴射弁押え65の切り欠
き部65bの部分に位置するため、該ヘッドボルト38
と燃料噴射弁押え65とが干渉することはない。即ち、
燃料噴射弁押え65に切り欠き部65bを形成すること
で、該燃料噴射弁押え65がヘッドボルト38を跨いだ
状態でシリンダヘッド51に取付固定されることとな
り、該ヘッドボルト38と燃料噴射弁押え65とが干渉
することを防止している。
【0026】該燃料噴射弁押え65は、薄板状部材に弁
押え用孔65a、切り欠き部65b、及び固定用孔65
dを形成し、脚部65c・65cの部分を屈曲させ、短
手方向(図4における左右方向)両端部を屈曲して補強
リブ65e・65eを形成するだけの簡単な構成となっ
ているので、板金により低コストで形成することができ
る。また、燃料噴射弁押え65は、その略中央部を1本
のボルト部材39により締結してシリンダヘッド51に
取付固定し、下方に位置するヘッドボルト38を跨いで
脚部65c・65cがシリンダヘッド51上面に直接当
接する構成としているので、該燃料噴射弁押え65の取
り付けスペースを省スペース化することが可能となると
ともに、燃料噴射弁押え65の支持部材を別個に設ける
必要がなくコスト低減を図ることができる。
【0027】燃料噴射弁押え65は、図4、図7に示す
燃料噴射弁押え75のように構成することもできる。燃
料噴射弁押え75は、一端部に下方へ突出する突出部7
5cが形成され、略中央部に該燃料噴射弁押え75をシ
リンダヘッド51に固定するための固定用孔75dが形
成され、他端部には燃料噴射弁67を押圧するための弁
押え用孔75aが形成されており、さらに、短手方向
(図4における左右方向)両端部を屈曲して補強リブ7
5e・75eが形成されている。燃料噴射弁押え75の
突出部75cは、ヘッドボルト38の頭部上面に当接し
ている。
【0028】そして、燃料噴射弁67の上端部を、燃料
噴射弁押え75の固定用孔75dに下方から挿入し、弁
押え用孔75aに略上方から挿入したボルト部材39を
シリンダヘッド51に締結すると、ヘッドボルト38の
頭部上面に当接する突出部75cを支点として燃料噴射
弁押え75の他端部が下方に押圧される。これにより、
固定用孔75dの周縁部と燃料噴射弁67の係合部67
aとが係合し、該燃料噴射弁67が燃料噴射弁押え75
によって略下方に押え付けられて、燃料噴射弁67がシ
リンダヘッド51に取付固定されることとなる。
【0029】この場合、燃料噴射弁押え75の一端部
は、突出部75cがヘッドボルト38の頭部上面に当接
して支持されるように構成しているので、該燃料噴射弁
押え75の支持部をシリンダヘッド51の上面に確保す
る必要がなく、燃料噴射弁押え75をさらに省スペース
で配置することができるとともに、燃料噴射弁押え75
の支持部材を別個に設ける必要がなくコスト低減を図る
ことができる。
【0030】また、燃料噴射弁押え75の突出部75c
が当接するヘッドボルト38の頭部上面には、突出部7
5cと形状を合わせた凹陥部38aが形成されており、
該突出部75cが凹陥部38aに嵌合した状態で、燃料
噴射弁押え75が取付固定されている。これにより、燃
料噴射弁押え75のシリンダヘッド51に対する当接支
持部がずれたりすることがなく、該燃料噴射弁押え75
を安定してシリンダヘッド51に取付固定することがで
き、確実に燃料噴射弁67を取り付けることが可能とな
る。
【0031】また、燃料噴射弁押え75は、薄板状部材
に弁押え用孔75a、突出部75c、固定用孔75d、
及び補強リブ75e・75eを形成するだけの簡単な構
成となっているので、板金により低コストで形成するこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如
く、燃料噴射弁の取付装置であって、弁腕と、該取付装
置と、該取付装置を軸方向に付勢する付勢部材とを、同
一の軸上に配設したので、該取付装置は、付勢部材の付
勢力によってその回動を規制されることとなる。これに
より、軸上に組み付けられた状態の取付装置は、下部弁
腕ケースをシリンダヘッドへ組み付ける際に、その姿勢
を一定に保つことができ、位置合わせが容易となって、
組付性を向上させることができる。また、付勢部材の付
勢力によって、取付装置の軸方向の位置決めを行うこと
が可能となる。
【0033】さらに、請求項2記載の如く、燃料噴射弁
の取付装置であって、該取付装置を、シリンダヘッドを
シリンダブロックへ取り付けるためのヘッドボルトを跨
いでシリンダヘッドに取り付けたので、ヘッドボルトと
取付装置とを干渉させることなく、該取付装置をシリン
ダヘッドに直接当接させて取付固定することができ、取
付装置の取り付けスペースを省スペース化しながら確実
に取り付けることが可能となるとともに、取付装置の支
持部材を別個に設ける必要がなくコスト低減を図ること
ができる。また、該取付装置は、例えば、薄板状部材に
弁押え用孔、ヘッドボルトを跨ぐための切り欠き部、及
び固定用孔を形成する等の簡単な加工で形成されるの
で、板金により低コストで形成することができる。
【0034】さらに、請求項3記載の如く、燃料噴射弁
の取付装置であって、該取付装置の一端を、シリンダヘ
ッドをシリンダブロックへ取り付けるためのヘッドボル
トにより支持してシリンダヘッドに取り付けたので、取
付装置の支持部をシリンダヘッドの上面に確保する必要
がなく、取付装置をさらに省スペースで配置することが
できるとともに、取付装置の支持部材を別個に設ける必
要がなくコスト低減を図ることができる。また、取付装
置は、例えば、薄板状部材に弁押え用孔、突出部、固定
用孔等を形成する等の簡単な加工で形成されるので、板
金により低コストで形成することができる。
【0035】さらに、請求項4記載の如く、前記ヘッド
ボルトの頂部を凹陥させ、取付装置の一端部に突起を形
成して、該突起とヘッドボルトの頂部とを嵌合させたの
で、取付装置の突出部が、ヘッドボルトの頂部(頭部上
面)に形成した凹陥部に嵌合した状態で、取付装置が取
付固定されることとなり、取付装置のシリンダヘッドに
対する当接支持部がずれたりすることがなく、該取付装
置を安定してシリンダヘッドに取付固定することがで
き、確実に燃料噴射弁を取り付けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弁腕室を示す側面断面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】弁腕の取付部を示す平面図である。
【図4】本発明の燃料噴射弁の取付装置を具備する2弁
式に構成されたエンジンの弁腕室部分を示す平面図であ
る。
【図5】図4の弁腕室部分における燃料噴射弁押えを示
す側面断面図である。
【図6】同じく燃料噴射弁押えを示す斜視図である。
【図7】2弁式に構成されたエンジンの弁腕室部分に設
けられる燃料噴射弁押えの別実施例を示す側面断面図で
ある。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 2 弁腕ケース 5 弁腕室 7 弁腕軸支持部材 11 弁腕軸 14 弁腕 15 燃料噴射弁押え 16a 吸気弁 16b 排気弁 17 燃料噴射弁 35 付勢部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射弁の取付装置であって、弁腕
    と、該取付装置と、該取付装置を軸方向に付勢する付勢
    部材とを、同一の軸上に配設したことを特徴とする燃料
    噴射弁の取付装置。
  2. 【請求項2】 燃料噴射弁の取付装置であって、該取付
    装置を、シリンダヘッドをシリンダブロックへ取り付け
    るためのヘッドボルトを跨いでシリンダヘッドに取り付
    けたことを特徴とする燃料噴射弁の取付装置。
  3. 【請求項3】 燃料噴射弁の取付装置であって、該取付
    装置の一端を、シリンダヘッドをシリンダブロックへ取
    り付けるためのヘッドボルトにより支持してシリンダヘ
    ッドに取り付けたことを特徴とする燃料噴射弁の取付装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ヘッドボルトの頂部を凹陥させ、取
    付装置の一端部に突起を形成して、該突起とヘッドボル
    トの頂部とを嵌合させたことを特徴とする請求項3に記
    載の燃料噴射弁の取付装置。
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