JP2512087Y2 - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JP2512087Y2
JP2512087Y2 JP7817390U JP7817390U JP2512087Y2 JP 2512087 Y2 JP2512087 Y2 JP 2512087Y2 JP 7817390 U JP7817390 U JP 7817390U JP 7817390 U JP7817390 U JP 7817390U JP 2512087 Y2 JP2512087 Y2 JP 2512087Y2
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JP
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valve
spring
plate
stem
internal combustion
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JP7817390U
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正俊 帖佐
英樹 南
重一 笛田
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、内燃機関の動弁装置に関する。
(従来の技術) 内燃機関の弁ばねを片持ち状の板ばねとして、コイル
ばねより格段に高い固有振動数をもたせることにより共
振の発生を防止するものは、例えば米国特許第3.602.20
5号により知られている。また、かかる板ばねの応力振
幅を減少させて疲労を減少させるために2枚の板ばねを
重ねて使用するものは、本出願人がさきに出願した特願
平1-24779号に記載されている。
(考案が解決しようとする課題) 前記の従来技術のうち米国特許のものは、前記板ばね
以外の部品としては、従来のコイルばねを用いたものと
略等しい部品が用いられ、弁ステムに係合するリテー
ナ、ロッカアーム等の多くの部品を必要とするものであ
り、また前記先願のものは、板状弁ばね先端の横穴及び
かぎ穴状の係合部分をもつ連結部でステムと連結してい
るため、分解組立に手間がかかり、ステム頭部に嵌着し
たシムを交換しながら、タペットクリアランスを調整す
る場合は特に時間がかかる難点がある。
したがって本考案は、部品数が少なく、分解組立が容
易で、かつ制振作用をもつ動弁装置を得ることを課題と
する。
(課題を解決するための手段) 本考案における前記課題の解決手段は、吸気口又は排
気口を開閉する弁のステムに、該弁を閉弁方向に付勢す
る片持ちの板状弁ばねを係合し、該ステムの頭部に加圧
部材を開弁方向に作用させる内燃機関の動弁装置におい
て、前記板状弁ばねと反対方向に付勢される板状スリッ
パばねを片持ち状で前記ステムの頭部に当接したことを
特徴とする。
(作用) 前記の板状弁ばねと板状スリッパばねは、弾発力の差
によって閉弁方向の力を作用させると共に固有振動の相
違により、ばねに生じる振動を互いに抑制して応力振幅
を減少させ、疲労を減少させて耐久性を向上させる。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。第
1図において1は内燃機関のシリンダヘッド、2は排気
口又は吸気口、3はステムガイド、4は排気弁又は吸気
弁のいずれかの弁であり、該弁4のステム5は、ステム
ガイド3を貫いてカム室内に伸び、その上部には小径の
頚部6が形成され、上端には頭部7が形成されている。
板状弁ばね8は、先端9が上向きの円弧状をなすと共
に第2図に示すようにスリット10を有し、他端には固着
穴11と直線の端縁12が形成され、スリット10でステム5
の頚部6を挾んで円弧面で頭部7の下面に係合し、弁4
を上向きに付勢する。13は帽子状のシムで、頂壁の厚さ
の異なるものが多種数用意されてそのうちの一つが頭部
7に被嵌され、該シム13を上方から抑えるように板状ス
リッパばね14が取付けられている。該ばね14は、先端に
上向き円弧状のスリッパ15を有し基部に固着穴16と直線
の端縁17が形成されている。
この二つのばね8、14をスペーサ18を介して重ね、カ
ム室19の側壁19aに端縁12、17を内接させてボルト20で
締付けると、両ばね8、14は片持ち状に固定され内接部
分で回り止め作用が増大される。カム21は、カム室19の
支壁に穿設したカム軸支持穴23に軸受を介して支持さ
れ、該カム21の回転によりスリッパ15、シム13を介して
弁4を周期的に押下げるようにされているが、スリッパ
15の上面とカム21のベース円22との間には、ステム5の
熱膨張を許容するためのいわゆるタペットクリアランス
Cが存する。
板状弁ばね8は、閉弁のため上向き弾発力F1を頭部7
に作用させるが、板状スリッパばね14は、これと反対に
下向きの小さい弾発力F2をもつもので、その厚さt2はば
ね8の厚さt1より小さく、固有振動数も異なる。このた
め両ばね8、14の弾発力の差が閉弁圧力となり、固有振
動数の違いにより振動が抑制される。両ばね8、14の特
性の相違は、寸法の相違による外に材質、熱処理の相違
によっても得られる。弁4のタペットクリアランスの調
整は、適宜の厚さの頂壁をもつシム13を選択装着するこ
とにより行われ、ステム5の頭部7に対するシム13の脱
着は、ボルト20を緩めることにより又は強制的に両ばね
8、14を離間させることにより行われるが、該離間によ
りシム13の脱着は容易に行われ、タペットクリアランス
は容易に調整される。
エンジン作動中、板状弁ばね8は、固有振動数の異な
る板状スリッパばね14と共に撓むので、カム21の山部の
衝突による衝撃や弁4の着座による衝撃等によって板状
弁ばね8中に生じる振動は、板状スリッパばね14に伝達
されて減衰され、その応力振幅は減少する。このため該
板状弁ばね8に疲労が生じ難くなり、単独で使用する場
合に比べて寿命が延長される。
前記実施例でばね8、14は、弁4の1個につき1枚ず
つ設けられるが、多気筒エンジンにおいては第4図に示
すように1枚のばね板25を打抜いて複数個の板状弁ばね
26、26…を形成することができる。各弁ばね26の先端に
はスリット27、27…が設けられ、基部には該ばね板25及
び図外の板状スリッパばねを固定するための取付穴28、
28…が穿設される。該スリッパばねは、各弁につき別個
のものであってもよいし板状弁ばね26、26…のように一
連のものであってもよい。
また、本考案は前記シム13を使用しない弁についても
実施でき、同様の効果を奏する。
(考案の効果) 以上のように本考案は、板状弁ばねの振動を板状スリ
ッパばねで抑制するので、その疲労を減少して耐久性を
増大できる効果があり、かつ該板状スリッパばねはスリ
ッパを兼ねるものであるにかかわらず、特別の保持手段
を要しないから、構造簡単で低コストで動弁装置を構成
できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の縦断面図、第2図は板状弁ば
ねの平面図、第3図は板状スリッパばねの平面図、第4
図は別実施例の斜視図である。 4……弁、5……ステム 7……頭部、8……板状弁ばね 13……シム、14……板状スリッパばね 21……カム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気口又は排気口を開閉する弁のステム
    に、該弁を閉弁方向に付勢する片持ちの板状弁ばねを係
    合し、該ステムの頭部に加圧部材を開弁方向に作用させ
    る内燃機関の動弁装置において、前記板状弁ばねと反対
    方向に付勢される板状スリッパばねを片持ち状で前記ス
    テムの頭部に当接したことを特徴とする、内燃機関の動
    弁装置。
JP7817390U 1990-07-25 1990-07-25 内燃機関の動弁装置 Expired - Lifetime JP2512087Y2 (ja)

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