JP2002327580A - 金属枠を用いた扉 - Google Patents
金属枠を用いた扉Info
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Abstract
内蔵することにより、扉を確固に取り付けられるととも
に、扉外面に突出物をなくして外観をすっきりさせるこ
とができる金属枠を用いた扉を提供すること。 【解決手段】 金属製の竪枠1と横枠2とを以て枠組み
し、その表面に化粧表面板5を設けて一体とした金属枠
を用いた扉Dにおいて、竪枠1のうち少なくとも蝶番取
付側の竪枠1Aの内部に、竪枠1Aの長手方向に沿って
蝶番軸6を嵌挿、支持する軸支持溝16aを形成する。
Description
た扉に関し、特に、表面に木質等の化粧表面板を設けて
一体とするとともに、蝶番軸を内蔵することができるよ
うにした金属枠を用いた扉に関するものである。
付けられる扉は、通常、木枠を用い、その表面に下地
材、例えば、ベニヤ板等を貼り付け、さらに、好みによ
りその表面にクロス等を貼るか、あるいは化粧合板を貼
り付けて構成するようにしている。この木枠を用いた扉
は、その材質上、湿度などにより木枠が歪曲し、扉に歪
みが生じて開閉が行いにくくなることがある。この扉の
歪みを解消するために、木枠に代えて、近年、アルミニ
ウム等の金属枠を用い、その表面に化粧表面板を設けて
一体とした扉が採用されている。
ム等の金属枠を用いた扉は、所定寸法に切断された金属
製の竪枠と横枠とをビスを用いて枠組みし、その表裏両
面に、木質製あるいは合成樹脂製の化粧表面板を設けて
一体とするようにしている。この金属枠を用いた扉にお
いては、竪枠の内側片に組立用のビスを挿通するための
孔を、外側片にはこのビスを回動するドライバーを挿通
するための孔とを形成し、この外側の孔からビス挿通用
の孔にビスを挿通し、外側片の孔にドライバーの先端を
挿入し、ビスを回動するようにし、竪枠と横枠間を、該
ビスにて一体に結合した後、外側片のドライバー挿通用
の孔を栓にて閉鎖するか、又は該孔を閉鎖するために、
竪枠の表面に木目様のシールを粘着し、外観を美しく仕
上げている。ところが、この扉は、扉を開口枠等の固定
側に取り付ける場合、従来と同じように、扉外側、特
に、竪枠の外側面にビス止め等にて配設する蝶番を介し
て開閉可能に取り付けているので、扉の開閉方向が内開
きか外開きかのいずれかに限定され、扉取付後は開き勝
手方向を変更することができず、また、扉外側に蝶番が
露出し、扉の外観を損ねるという問題があった。また、
竪枠材、横枠材ともに押出部材にてアルミニウムあるい
はアルミニウム合金にて製作されているため、部材の長
手方向に沿ってビス取付部を予め形成することができる
も、一般に押出成形部材の側面壁の肉厚は、軽量化、廉
価化等のため、肉厚は薄いものとなっているため、この
薄肉の側壁部に蝶番をビス止めにて取り付ける場合、ビ
ス止め強度が不足し、大形の重量のある扉においては、
ビス止めによる取り付けが弱くなるという問題があっ
た。
問題点に鑑み、蝶番軸を外表面に露出することなく竪枠
内に内蔵することにより、扉を確固に取り付けられると
ともに、扉外面に突出物をなくして外観をすっきりさせ
ることができる金属枠を用いた扉を提供することを目的
とする。
め、本発明の金属枠を用いた扉は、金属製の竪枠と横枠
とを以て枠組みし、その表面に化粧表面板を設けて一体
とした金属枠を用いた扉において、前記竪枠のうち少な
くとも蝶番取付側の竪枠の内部に、竪枠の長手方向に沿
って蝶番軸を嵌挿支持する軸支持溝を形成したことを特
徴とする。
くとも蝶番取付側の竪枠の内部に、竪枠の長手方向に沿
って蝶番軸を嵌挿支持する軸支持溝を形成するようにし
ているので、蝶番が扉の外表面に露出することがなく、
外観をすっきり、美しく仕上げることができるととも
に、金属製の竪枠の側壁が薄肉の場合でも蝶番軸を竪枠
内で確固に支持できる。
さ方向に対し、その中央位置に形成することができる。
上下の蝶番軸を、軸支持溝内に貫入するだけで、その上
下の軸心を一直線上に正確に揃えて配設することができ
るので、同一の蝶番軸で内開き、外開きの両開き用とし
て使用できるとともに、蝶番軸の取付精度が向上し、か
つ取り付けが簡単に行える。
し、外開き用と内開き用の2つの溝を隣接して形成する
ことができる。
持溝に選択して取り付けることにより、同じ金属製扉フ
レームを用いて、かつ現場に合わせて扉を、選択的に、
簡単に外開式又は内開式とすることができ、また、取付
後においても蝶番軸を装着する位置を変えるだけで簡単
に開き勝手方向を変更することができる。
ができる。
扉の開口枠への取り付け、取り外しが、蝶番軸を出没さ
せるだけで、簡単に行える。
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
す。図1は、化粧表面板5の一部を破断した扉全体を示
す正面図で、この図において1は、扉Dを構成する竪枠
で、これは蝶番を取り付ける蝶番側の竪枠1Aと、扉D
のノブやハンドルを取り付ける開放側の竪枠1Bとに分
けられる。この竪枠1は、特に限定されるものではない
が、図3〜図4に示すように、アルミニウム又はアルミ
ニウム合金等の金属を用いて所要の断面形状に押し出し
成形し、これを所定の寸法に切断して竪枠1A,1Bと
し、これを所定間隔に対向して配設するとともに、この
竪枠1A,1B間の上下に横枠2A,2B、また、必要
に応じて、その中間部に中間横枠3を配し、この竪枠1
A,1Bと、これに突き合わせる横枠2A,2B及び中
間横枠3との間をビスB,Bによりそれぞれ固定し、図
1に示すように、扉Dの枠組みを行い、扉フレームとす
る。
と、横枠2A,2B及び中間横枠3にて囲まれる空間内
に、ハニカム状、その他の形状をした断熱、あるいは防
音を兼ねた補強材4を配設し、さらに、例えば、この扉
Dの表裏両面に外表面が木製に見えるように、竪枠1
A,1B、横枠2A,2B,中間横枠3及びハニカム状
等の補強材4の表面に、木目様の化粧表面板5を設けて
扉Dを構成する。なお、この場合、化粧表面板5は板材
でなくても、木目様のシール、例えば、木目模様を施し
た合成樹脂製のシールを採用することもできる。また、
図示の実施例では、竪枠1を、蝶番側の竪枠1Aと開放
側の竪枠1Bとを異なる断面形状としたが、これに限定
されることなく、蝶番側の竪枠1Aを開放側の竪枠1B
としても用いることができ、この場合は、開放側の竪枠
内には、後述する蝶番軸を配設しないものとする。
(A)に示すように、その長手方向に亘って、外側片1
1,12を扉Dの厚さWより表裏に貼着する2枚の化粧
表面板5,5の板厚分を差し引いた幅Woとなる間隔で
互いに対向するように配設し、この外側片11,12の
両端部において、外側片11,12間を連接するように
内端片13、外端片14及び中仕切片15を配設し、こ
の外側片11,12と内端片13、外端片14及び中仕
切片15の5片にて断面形状が日字形になるように押し
出し成形、あるいは引き抜き成形にて形成するととも
に、この中仕切片15及び外端片14に、蝶番軸を嵌挿
支持するための円弧形をした軸支持溝16a,16bを
互いに対向するように形成し、さらに、外端片14には
軸支持溝16a,16b間に嵌挿した蝶番軸を固定する
ための固定用ビス孔18と、横枠2A,2B,中間横枠
3をビスにて固定するための固定用ビス孔13H,14
H,15Hを形成して構成する。
11,12間のWoと等しくなるようにするが、外端片
14の幅Wを、扉Dの厚さWと等しくなるように設定
し、また、外端片14の両端部で、外側片11,12と
の連接角部を、図3に示すように、円弧形状14a,1
4aとし、この円弧形状の連接角部を除いて外側片1
1,12との連設面に段11a,12bを形成する。こ
の段11a,12aの深さは、扉の外表面に貼着する化
粧表面板5の板厚さと等しくなるようにし、これにより
外側片11,12の外表面に化粧表面板5,5を貼着し
たとき、化粧表面板5,5の表面と外端片14の両端面
との連接面において段がつかず、面一となるようにす
る。
示すように、その長手方向に亘って、蝶番側の竪枠1A
の外側片11,12間の幅Woと同じ幅Woを有するよ
うに、互いに対向して配設した外側片11,12の両端
部に、この外側片11,12間を連接するように内端片
13と、外端片14とを配設し、この外側片11,12
及び内端片13、外端片14の4片にて断面形状を偏平
口字形になるように形成し、また、外端片14の外角部
を円弧形状14a,14aとし、外側面に化粧シール6
を嵌挿、貼着可能とする浅い溝14bを形成し、中間横
枠3及び軸支持溝16a,16bを除いて他の構成は蝶
番側の竪枠1Aと同様とする。
これを構成する扉Dの大きさに合わせて所定の寸法に切
断され、横枠2A,2B及び中間横枠3を当接する位置
に、ビスBを押通するためのビス用の孔14H,15
H,13Hが形成される。また、この孔14H,15
H,13Hは、所定寸法に切断された竪枠1A,1Bの
両端部位置に形成されるもので、外端片14、中仕切片
15及び内端片13に、直線状に配列するように形成さ
れる。このうち、外端片14と中仕切15の孔14H,
15Hは、ビスBを押通することができるとともに、ビ
スBを回動操作するドライバーをも挿入できるように、
その孔径を定め、内端片13の孔13Hは、ビスBの本
体部のみが挿入できるように、その孔径を定めるように
する。
上部に配設する上横枠2Aと扉Dの下部に配設する下横
枠2Bとは構造が異なるようにしたが、この下横枠2B
に上横枠2Aと同じ構成のものを採用することもでき、
扉Dの大きさによっては、図1、図6に示すように、上
横枠2Aと下横枠2B間の中間位置に中間横枠3を配設
する。また、この横枠2の上横枠2A及び下横枠2B
は、竪枠1と同様、アルミニウム又はアルミニウム合金
等の金属を用いて所要の断面形状、例えば、外側片2
1,22と、この外側片21,22の両端間に連接した
内端片23及び外端片24の4片にて断面形状が偏平口
字形となるように形成し、必要に応じて、内端片23、
外端片24間の中間位置に1又は2以上の中仕切片25
を配設するように押し出し成形、あるいは引き抜き成形
にて一体に形成するようにする。
3の厚さ、例えば、対向する外側片21,22間の幅W
oを、竪枠1の外側片11,12間の幅Woと等しくな
るように形成し、これを所定の寸法に切断するようにす
る。上横枠2A,下横枠2Bにも、その内端片23、外
端片24及び中仕切片25の内側面に、竪枠1A,1B
側から挿通するビスBを螺合するためのビス取付用溝部
23M,24M,25Mを一体に形成し、このビス取付
用溝部23M,24M,25Mに合わせて竪枠1側のビ
ス孔14H,15H,13Hを形成するようにする。
ように、外端片24の両側面に外側片21,22を突設
し、外端片24の外側に自動閉戸機構取付溝28を形成
し、これにより、この溝28内に、必要に応じて、自動
閉戸機構(図示省略)を挿入配設することができるよう
にする。
枠2Bと同様の構成とすることもできるが、図6に示す
ように、対向する2つの外側片31,32と、内端片3
3、34の4片にて取り囲まれた簡単な断面偏平口字形
とすることができ、この内側に配設した中間仕切片35
にビス取付用溝部35Mを形成することができる。
6a,16bに嵌合する蝶番軸6は、図8に示すよう
に、蝶番側の竪枠1Aの上下端部にそれぞれその軸心を
同一線上となるようにして取り付ける。これにより、扉
Dは扉上下に取り付ける蝶番軸6,6を、従来のように
扉Dの外に露出することなく、扉Dの蝶番側外部をすっ
きりさせて取り付けられるとともに、竪枠1A内の中央
部に嵌挿、配設されるため、扉Dを外開き、内開きのい
ずれのにもできるものとなる。なお、この蝶番軸6は、
特に限定されるものではないが、軸支持溝16a,16
b内に埋設するように嵌挿し、固定用のビスにて固定
し、スピンドル62を出没可能に配設した蝶番スピンド
ル部6Aと、蝶番スピンドル部6Aと対峙する位置の開
口枠側に埋設固定し、蝶番スピンドル部6A側の突出し
たスピンドル62を嵌挿し、扉Dをこのスピンドル62
を軸として開閉可能に支持する蝶番本体部6Bとからな
るものを適用することができる。
ンドル62を嵌挿するよう筒状に形成したスピンドルケ
ース本体61とスピンドル62を備える。そして、スピ
ンドルケース本体61の開口端側の外周部に取付フラン
ジ61aを一体に形成し、スピンドルケース本体61を
軸支持溝16a,16b内に嵌挿したとき、この取付フ
ランジ61aを軸支持溝16a,16bの端面に当接
し、位置決めを行い、ビス孔18よりビスBを螺合し、
固定する。これによりスピンドルケース本体61を軸支
持溝16a,16bに埋設、固定する。
可能に嵌挿するスピンドル62は、基端部に形成したか
しめ軸62aを介して、内側にラック歯63aを形成し
たラック63と連結し、一体とするとともに、スピンド
ルケース本体61内に回転可能に支持したピニオン64
と噛合し、ピニオン64をスピンドルケース本体61の
外側から回転操作することにより、ラック63を介して
スピンドル62をスピンドルケース本体61内にばね6
5の付勢力に抗して没入するようにする。また、スピン
ドル62の先端を、スピンドルケース本体61内より突
出させるには、スピンドルケース本体61の内底部とス
ピンドル62の下端間にばね65を配設し、ばね65の
付勢力によってスピンドル62を常にスピンドルケース
本体61の上端より突出するようにして行う。これによ
り、スピンドル62を常にスピンドルケース本体61の
上端より突出するようにし、突出時、スピンドル62の
先端が蝶番本体部6B内に嵌挿され、扉Dを開閉可能に
支持できるように構成するものとする。蝶番本体部6B
は、スピンドル62を嵌合支持するものであれば、特に
構造は限定されるものではない。
ケース本体61内に没するようにすることにより、蝶番
本体部6Bとの係合が簡単に解除され、従来のように蝶
番取付用のビスBを取り付け、取り外すことなく、扉D
を簡単に開口枠に精度良く取り付けられ、また、反対に
簡単に取り外したりすることができる。
説明する。所定寸法に切断した竪枠1A,1Bと横枠2
A,2B及び中間横枠3を組み立てるには、まず、竪枠
1A,1Bを扉Dの幅となる間隔に互いに対向するよう
に配設し、この内側端面間に、詳しくは竪枠1A,1B
間にその上下端部に上横枠2A,下横枠2Bを、また、
必要に応じて、上下両横枠2A,2B間の中間位置に中
間横枠3を配設し、上下両横枠2A,2B,中間横枠3
の端面を竪枠1A,1Bの内側面に当接する。この場
合、蝶番側の竪枠1Aには、竪枠1Aの上下端の軸支持
溝16a,16b内に、予め蝶番スピンドル部6A,6
Aを嵌挿し、それぞれビス止めにて固定しておく。
H,15H,13Hあるいは孔14H,13Hを介し
て、それぞれビスBを挿入して、上下両横枠2A,2B
のビス取付用溝部23M,24M,25Mに螺合するこ
とにより、竪枠1A,1Bと、上下両横枠2A,2B,
中間横枠3とを一体に結合するようにする。このように
して、対向する竪枠1A,1B間に2乃至3本以上の上
下両横枠2A,2B,中間横枠3を固定して扉Dの枠組
みを行った後、竪枠1A,1Bと上下両横枠2A,2
B,中間横枠3にて囲まれる空間内に、必要に応じて、
ハニカム状の補強材4,4を配設する。その後、竪枠1
A,1Bの外側片11,12に沿って、枠組みの表裏両
面より木製の化粧表面板5,5を配設し、粘着して一体
とする。これにより、扉Dを組み立てたとき、この扉D
の上下端には蝶番スピンドル部6A,6Aが一体に組み
立てられているので、この扉を蝶番スピンドル部6A,
6Aのスピンドル62,62を、ばね65の付勢力に抗
して没入させた状態で所定の開口枠F内に挿入した後、
開口枠Fに配設した蝶番本体部6B内にスピンドルを突
出させて嵌入することにより、扉Dを開口枠Fに開閉可
能に取り付けられる。
に、ガラス板Gを填め込んだ窓枠Wを配設構成したもの
であるが、扉本体の構成は、図1に示す実施例と同様で
ある。
じ扉Dを用いて、開口枠に対して現場に合わせて、簡単
に外開き用、内開き用のいずれにも選択的に変更し、片
開き専用として対応できるようにしたものである。この
実施例においては、竪枠1Aは、図4(A)に示すよう
に、対向する外側片11,12の両端部間、及びその中
間位置において、互いに連接するように内端片13、外
端片14及び中仕切片15を配設し、この外側片11,
12と内端片13外端片14及び中仕切片15の5片に
て断面形状が日字形になるように、図3に示す実施例と
同じようにして押し出し成形、あるいは引き抜き成形に
て形成する。
に、蝶番軸を嵌挿支持するための2つの円形溝がその一
部を重なるように繭形をした軸支持溝19a,19bを
連設して形成し、外端片14には軸支持溝19a,19
bのほぼ中間位置に固定用ビス孔18を形成し、これに
よりいずれか一方の軸支持溝19a、あるいは軸支持溝
19bに、嵌挿した蝶番軸の蝶番スピンドル部6Aを固
定することができるようにする。また、横枠2A,2
B,中間横枠3をビスにて固定するための固定用ビス孔
13H,14H,15Hを形成し、その組立も図3に示
す実施例と同じようにする。
の異なる実施例を示す。これは、断面形状の一部が異な
るだけで、構成を同じくし、両開き用扉の場合にも、あ
るいは外開き、内開きの片開き用扉の場合にも選択的に
使用することができる。
て、複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記
実施例に記載した構成に限定されるものではなく、各実
施例に記載した構成を適宜組み合わせる等、その趣旨を
逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することが
できるものである。
枠のうち少なくとも蝶番取付側の竪枠の内部に、竪枠の
長手方向に沿って蝶番軸を嵌挿支持する軸支持溝を形成
するようにしているので、蝶番が扉の外表面に露出する
ことがなく、外観をすっきり、美しく仕上げることがで
きるとともに、金属製の竪枠の側壁が薄肉の場合でも蝶
番軸を竪枠内で確固に支持できるので、大形で重量のあ
る扉にも適用することができ、また、扉の開閉操作を円
滑に行える。
置に軸支持溝を形成することにより、竪枠の上下端部に
取り付ける上下の蝶番軸を、軸支持溝内に貫入するだけ
で、その上下の軸心を一直線上に正確に揃えて配設する
ことができるので、同一の蝶番軸で内開き、外開きの両
開き用として使用できるとともに、蝶番軸の取付精度が
向上し、かつ取り付けが簡単に行える。
し、外開き用と内開き用の2つの溝を隣接して形成する
ことにより、蝶番軸を左右いずれの軸支持溝に選択して
取り付けることにより、同じ金属製扉フレームを用い
て、かつ現場に合わせて扉を、簡単に外開式又は内開式
とすることができ、また、取付後においても蝶番軸を装
着する位置を変えるだけで簡単に開き勝手を変更するこ
とができる。
にすることにより、蝶番軸を取り付けた状態で、扉の開
口枠への取り付け、取り外しが、蝶番軸を出没させるだ
けで、簡単に行える。
一部破断した正面図である。
枠を示し、(A)は蝶番側の竪枠の断面図、(B)は開
放側の竪枠の断面図である。
枠の断面図、(B)は開放側の竪枠の断面図である。
は下横枠の断面図である。
両開き用とした扉の平面図、(B)は片開き用扉の平面
図である。
た状態を示し、(A)は正面図、(B)は平面図であ
る。
を示す正面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 金属製の竪枠と横枠とを以て枠組みし、
その表面に化粧表面板を設けて一体とした金属枠を用い
た扉において、前記竪枠のうち少なくとも蝶番取付側の
竪枠の内部に、竪枠の長手方向に沿って蝶番軸を嵌挿支
持する軸支持溝を形成したことを特徴とする金属枠を用
いた扉。 - 【請求項2】 軸支持溝を、竪枠の厚さ方向に対し、そ
の中央位置に形成したことを特徴とする請求項1記載の
金属枠を用いた扉。 - 【請求項3】 軸支持溝を、竪枠の厚さ方向に対し、外
開き用と内開き用の2つの溝を隣接して形成したことを
特徴とする請求項1記載の金属枠を用いた扉。 - 【請求項4】 蝶番軸を、出没可能としたことを特徴と
する請求項1、2又は3記載の金属枠を用いた扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001135213A JP4545345B2 (ja) | 2001-05-02 | 2001-05-02 | 金属枠を用いた扉 |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009127388A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 戸体 |
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-
2001
- 2001-05-02 JP JP2001135213A patent/JP4545345B2/ja not_active Expired - Fee Related
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