JP2002327184A - A重油 - Google Patents
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- JP2002327184A JP2002327184A JP2001136594A JP2001136594A JP2002327184A JP 2002327184 A JP2002327184 A JP 2002327184A JP 2001136594 A JP2001136594 A JP 2001136594A JP 2001136594 A JP2001136594 A JP 2001136594A JP 2002327184 A JP2002327184 A JP 2002327184A
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- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高性能エンジンの燃料として十分な性能を持
ち、低温性能に優れるA重油を提供する。 【解決手段】 通油面積が40cm2のフィルターを用
い、通油量が5L/hrの条件下に、30分間通油した
場合に差圧が13.3kPa(100mmHg)以上に
上昇する最も高い温度が−10℃以下であり、かつセタ
ン指数が50以上であるA重油。
ち、低温性能に優れるA重油を提供する。 【解決手段】 通油面積が40cm2のフィルターを用
い、通油量が5L/hrの条件下に、30分間通油した
場合に差圧が13.3kPa(100mmHg)以上に
上昇する最も高い温度が−10℃以下であり、かつセタ
ン指数が50以上であるA重油。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、A重油に関する。
更に詳しくは、近年の高性能エンジンの燃料として十分
な性能を持ち、低温性能に優れるA重油に関する。
更に詳しくは、近年の高性能エンジンの燃料として十分
な性能を持ち、低温性能に優れるA重油に関する。
【0002】
【従来の技術】A重油は、ボイラー等の外燃機器燃料や
小型漁船、建設機器等の陸上輸送用以外のディーゼルエ
ンジン機器燃料として用いられているが、近年A重油に
使用されるエンジンの高出力化及び低燃費化等に伴い、
A重油としては、より高性能化の要望が年々高まってい
る。これら高性能エンジンの燃料としてA重油を用いた
場合、着火性の悪化や、煤の発生が増大するといった燃
焼性に関する問題が生じることがある。一方、A重油と
しては、ガソリンや灯油に比べ重質分をより多く含んで
いるため、低温時のワックス析出が問題となることがあ
る。低温時におけるワックス析出は、燃料系統中の夾雑
物防止用のフィルターを閉塞させ、最悪の場合燃料供給
が不可能となる恐れがある。
小型漁船、建設機器等の陸上輸送用以外のディーゼルエ
ンジン機器燃料として用いられているが、近年A重油に
使用されるエンジンの高出力化及び低燃費化等に伴い、
A重油としては、より高性能化の要望が年々高まってい
る。これら高性能エンジンの燃料としてA重油を用いた
場合、着火性の悪化や、煤の発生が増大するといった燃
焼性に関する問題が生じることがある。一方、A重油と
しては、ガソリンや灯油に比べ重質分をより多く含んで
いるため、低温時のワックス析出が問題となることがあ
る。低温時におけるワックス析出は、燃料系統中の夾雑
物防止用のフィルターを閉塞させ、最悪の場合燃料供給
が不可能となる恐れがある。
【0003】低温時のワックス析出を抑える方法として
は、流動性向上剤を添加する方法が一般的であるが、実
際の厳しい冬期の使用条件下では充分な効果が発揮でき
ないのが現状である。また、従来は低温時のフィルター
目詰まり性の判断に、目詰まり点による試験が用いられ
てきた。この試験方法では流動性向上剤を添加すること
により、低温性能が改善されるが、この試験方法は試料
油の冷却速度が約30℃/時間と早いため、実際の使用
条件下とは大きく異なる。冷却速度が遅ければ遅いほ
ど、析出するワックスが大きくなりフィルターの目詰ま
りを起こすことが知られており、前記の目詰まり点によ
る評価法では不十分であることが分かっている。一般
に、燃焼性に優れたA重油は、低温性能が悪くなる場合
が多く、また低温性能に優れたA重油は、燃焼性が悪く
なる場合が多い。そのため、高性能エンジン用に燃焼性
の優れたA重油を用いた場合、冬期の気温低下時にワッ
クスによるフィルター目詰まりトラブルという問題が発
生する。しかし、このA重油のワックスによるフィルタ
ー目詰まりを起さない性能を正しく評価する評価法がい
まだに存在しない。
は、流動性向上剤を添加する方法が一般的であるが、実
際の厳しい冬期の使用条件下では充分な効果が発揮でき
ないのが現状である。また、従来は低温時のフィルター
目詰まり性の判断に、目詰まり点による試験が用いられ
てきた。この試験方法では流動性向上剤を添加すること
により、低温性能が改善されるが、この試験方法は試料
油の冷却速度が約30℃/時間と早いため、実際の使用
条件下とは大きく異なる。冷却速度が遅ければ遅いほ
ど、析出するワックスが大きくなりフィルターの目詰ま
りを起こすことが知られており、前記の目詰まり点によ
る評価法では不十分であることが分かっている。一般
に、燃焼性に優れたA重油は、低温性能が悪くなる場合
が多く、また低温性能に優れたA重油は、燃焼性が悪く
なる場合が多い。そのため、高性能エンジン用に燃焼性
の優れたA重油を用いた場合、冬期の気温低下時にワッ
クスによるフィルター目詰まりトラブルという問題が発
生する。しかし、このA重油のワックスによるフィルタ
ー目詰まりを起さない性能を正しく評価する評価法がい
まだに存在しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新た
な評価法を開発することにより、近年の高性能エンジン
の燃料として使用に耐え得り、冬期においてワックスに
よるフィルターの目詰まりを起こさないA重油を提供す
ることにある。
な評価法を開発することにより、近年の高性能エンジン
の燃料として使用に耐え得り、冬期においてワックスに
よるフィルターの目詰まりを起こさないA重油を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成し
たものである。すなわち、本発明は、通油面積が40c
m2のフィルターを用い、通油量が5L/hrの条件下
に、30分間通油した場合に差圧が13.3kPa(1
00mmHg)以上に上昇する最も高い温度が−10℃
以下であり、かつセタン指数が50以上であることを特
徴とするA重油に関する。
を解決するため鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成し
たものである。すなわち、本発明は、通油面積が40c
m2のフィルターを用い、通油量が5L/hrの条件下
に、30分間通油した場合に差圧が13.3kPa(1
00mmHg)以上に上昇する最も高い温度が−10℃
以下であり、かつセタン指数が50以上であることを特
徴とするA重油に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をさらに詳細に説
明する。本発明のA重油は、通油面積が40cm2のフ
ィルターを用い、通油量が5L/hrの条件下に、30
分間通油した場合に差圧が13.3kPa(100mm
Hg)以上に上昇する最も高い温度が−10℃以下であ
ることが必要である。本発明において、通油面積が40
cm2/gのフィルターを用い、通油量が5L/hrの
条件下で、30分間通油した場合に差圧が13.3kP
a(100mmHg)以上に上昇する最も高い温度と
は、本発明者らが今回開発したディーゼル機器およびガ
スタービン用途に対してシミュレートしたA重油の目詰
まり温度である。
明する。本発明のA重油は、通油面積が40cm2のフ
ィルターを用い、通油量が5L/hrの条件下に、30
分間通油した場合に差圧が13.3kPa(100mm
Hg)以上に上昇する最も高い温度が−10℃以下であ
ることが必要である。本発明において、通油面積が40
cm2/gのフィルターを用い、通油量が5L/hrの
条件下で、30分間通油した場合に差圧が13.3kP
a(100mmHg)以上に上昇する最も高い温度と
は、本発明者らが今回開発したディーゼル機器およびガ
スタービン用途に対してシミュレートしたA重油の目詰
まり温度である。
【0007】以下に、本発明の目詰まり温度の測定法お
よびそれに用いる装置について説明する。測定装置を図
1に示す。試料容器として20Lペール缶を用いる。直
径の外側から1/4の位置に、試料吸引管を差し込む穴
を設ける。試料吸引管は外径10mmの銅管を用い、こ
の試料吸引管とフィルターはシリコンゴム管で接続す
る。また、フィルターの出口から吸引ポンプまでは、銅
管を用いて接続する。フィルターは日本濾過器株式会社
製フューエルフィルター(型番276237)を用い、
通油面積は40±5cm2で容器容量は70±5cm3の
ものを用いる。ポンプは通油量が1〜10L/hrに調
整できるものを用いる。低温恒温槽は試料容器およびフ
ィルターが入る容量があり、プログラム温度調節機能を
備え、温度精度は±0.5℃以内で、−30℃以下まで
冷却できる能力を持つものを用いる。温度が20〜25
℃の試料約10Lを試料容器にいれ、吸引管付きふたを
する。ポンプを駆動させ、通油量が5±0.2L/hr
になるようにポンプ圧力を調整する。試験条件として、
冬期の気象実態から、低温恒温槽の温度プログラムは1
0℃から1℃/hrの冷却速度で、任意の試験温度まで
冷し、その温度で3時間以上保持出来るようにする。試
験は低温恒温槽のプログラム温度が試験温度で2時間保
持した後、ポンプを駆動して開始する。ポンプ駆動後に
圧力計より圧力を測定する。通油限界の判定は、試験時
間30分間通油中に差圧が13.3kPa(100mm
Hg)以上に上昇した場合をフェール基準とした。な
お、フィルター目詰まり温度を求めるには、1℃の間隔
でパスとフェールの結果が得られるまで、試験毎に試料
を取り替えて、任意の試験温度で試験を繰り返す。フェ
ールした最も高い温度を目詰まり温度とする。
よびそれに用いる装置について説明する。測定装置を図
1に示す。試料容器として20Lペール缶を用いる。直
径の外側から1/4の位置に、試料吸引管を差し込む穴
を設ける。試料吸引管は外径10mmの銅管を用い、こ
の試料吸引管とフィルターはシリコンゴム管で接続す
る。また、フィルターの出口から吸引ポンプまでは、銅
管を用いて接続する。フィルターは日本濾過器株式会社
製フューエルフィルター(型番276237)を用い、
通油面積は40±5cm2で容器容量は70±5cm3の
ものを用いる。ポンプは通油量が1〜10L/hrに調
整できるものを用いる。低温恒温槽は試料容器およびフ
ィルターが入る容量があり、プログラム温度調節機能を
備え、温度精度は±0.5℃以内で、−30℃以下まで
冷却できる能力を持つものを用いる。温度が20〜25
℃の試料約10Lを試料容器にいれ、吸引管付きふたを
する。ポンプを駆動させ、通油量が5±0.2L/hr
になるようにポンプ圧力を調整する。試験条件として、
冬期の気象実態から、低温恒温槽の温度プログラムは1
0℃から1℃/hrの冷却速度で、任意の試験温度まで
冷し、その温度で3時間以上保持出来るようにする。試
験は低温恒温槽のプログラム温度が試験温度で2時間保
持した後、ポンプを駆動して開始する。ポンプ駆動後に
圧力計より圧力を測定する。通油限界の判定は、試験時
間30分間通油中に差圧が13.3kPa(100mm
Hg)以上に上昇した場合をフェール基準とした。な
お、フィルター目詰まり温度を求めるには、1℃の間隔
でパスとフェールの結果が得られるまで、試験毎に試料
を取り替えて、任意の試験温度で試験を繰り返す。フェ
ールした最も高い温度を目詰まり温度とする。
【0008】本発明のA重油において、前記目詰まり温
度は、燃料系統中の夾雑物阻止用のフィルターを閉塞さ
せる低温時のワックス析出を減少させる点から、−10
℃以下であることが必要であり、−12℃以下であるこ
とが好ましく、−14℃以下であることが最も好まし
い。この目詰まり温度を測定することにより、従来評価
出来なかった高性能エンジンを有する機器に対するA重
油の冬期のワックスによるフィルター目詰まりを起さな
い性能を評価出来るようになった。
度は、燃料系統中の夾雑物阻止用のフィルターを閉塞さ
せる低温時のワックス析出を減少させる点から、−10
℃以下であることが必要であり、−12℃以下であるこ
とが好ましく、−14℃以下であることが最も好まし
い。この目詰まり温度を測定することにより、従来評価
出来なかった高性能エンジンを有する機器に対するA重
油の冬期のワックスによるフィルター目詰まりを起さな
い性能を評価出来るようになった。
【0009】本発明のA重油のセタン指数は、燃焼性の
点から50以上であることが必要であり、55以上であ
ることがより好ましい。本発明において、セタン指数は
JIS K 2204−1992「軽油」に準拠して得
られた値を表すものを意味している。つまり次の式によ
って算出する。 セタン指数=0.49083+1.06577X−0.0010522X2 ただし、上記式中、Xは以下のとおりである。 X=97.833(logA)2+2.2088BlogA+0.01247
B2−423.51logA−4.7808B+419.59 A:(9/5)[101.3kPa(760mmHg)における50%
留出温度(℃)]+32 B:API度 (なお、「101.3kPa(760mmHg)における50%留
出温度(℃)」は、JIS K 2254「石油製品−
蒸留試験方法」によって測定し、「API度」は、JI
S K 2249「原油及び石油製品−密度試験方法及
び密度・質量・容量換算表」によって15℃の密度から
換算して求める。)
点から50以上であることが必要であり、55以上であ
ることがより好ましい。本発明において、セタン指数は
JIS K 2204−1992「軽油」に準拠して得
られた値を表すものを意味している。つまり次の式によ
って算出する。 セタン指数=0.49083+1.06577X−0.0010522X2 ただし、上記式中、Xは以下のとおりである。 X=97.833(logA)2+2.2088BlogA+0.01247
B2−423.51logA−4.7808B+419.59 A:(9/5)[101.3kPa(760mmHg)における50%
留出温度(℃)]+32 B:API度 (なお、「101.3kPa(760mmHg)における50%留
出温度(℃)」は、JIS K 2254「石油製品−
蒸留試験方法」によって測定し、「API度」は、JI
S K 2249「原油及び石油製品−密度試験方法及
び密度・質量・容量換算表」によって15℃の密度から
換算して求める。)
【0010】また、本発明のA重油のセタン価について
は特に制限はないが、燃焼性の点から、50以上である
ことが好ましく、55以上であることがより好ましい。
本発明のセタン価とは、JIS K 2280「石油製
品−燃料油−オクタン価及びセタン価試験方法並びにセ
タン指数算出方法」に準拠して得られた値を表すものを
意味している。
は特に制限はないが、燃焼性の点から、50以上である
ことが好ましく、55以上であることがより好ましい。
本発明のセタン価とは、JIS K 2280「石油製
品−燃料油−オクタン価及びセタン価試験方法並びにセ
タン指数算出方法」に準拠して得られた値を表すものを
意味している。
【0011】本発明のA重油の流動点については特に制
限はないが、低温時のワックス析出を減少させる点か
ら、−15℃以下であることが好ましい。本発明におい
て、流動点とは、JIS K 2269「原油及び石油
製品の流動点試験方法」に準拠して得られた値を表すも
のを意味している。
限はないが、低温時のワックス析出を減少させる点か
ら、−15℃以下であることが好ましい。本発明におい
て、流動点とは、JIS K 2269「原油及び石油
製品の流動点試験方法」に準拠して得られた値を表すも
のを意味している。
【0012】また、本発明のA重油のCFPP(目詰ま
り点)については特に制限はないが、冬期においてワッ
クスによるフィルター目詰まりの防止の点により優れる
ことから、−10℃以下であることが好ましく、−12
℃以下であることがより好ましい。本発明において、C
FPPとは、JIS K 2288「軽油−目詰まり点
試験方法」に準拠して得られた値を表すものを意味して
いる。
り点)については特に制限はないが、冬期においてワッ
クスによるフィルター目詰まりの防止の点により優れる
ことから、−10℃以下であることが好ましく、−12
℃以下であることがより好ましい。本発明において、C
FPPとは、JIS K 2288「軽油−目詰まり点
試験方法」に準拠して得られた値を表すものを意味して
いる。
【0013】また、本発明のA重油の−10℃における
ワックス含有量については特に制限はないが、冬期にお
いてワックスによるフィルター目詰まりの防止の点によ
り優れることから、1.0質量%以下であることが好ま
しく、0.5質量%以下であることがより好ましく、
0.3質量%以下であることが最も好ましい。本発明に
おいて、−10℃におけるワックス含有量とは、メンブ
ランフィルター、メチルエチルケトン−アセトン混合溶
剤及び試料を−10℃まで冷却し、試料17gを、目開
き5.0μmのメンブランフィルターで吸引ろ過し、フ
ィルター上のワックスをメチルエチルケトン−アセトン
混合溶剤30mlで洗浄した後、フィルターに捕集した
ワックス量を測り、試料全量に対するワックス量を表す
ものを意味している。
ワックス含有量については特に制限はないが、冬期にお
いてワックスによるフィルター目詰まりの防止の点によ
り優れることから、1.0質量%以下であることが好ま
しく、0.5質量%以下であることがより好ましく、
0.3質量%以下であることが最も好ましい。本発明に
おいて、−10℃におけるワックス含有量とは、メンブ
ランフィルター、メチルエチルケトン−アセトン混合溶
剤及び試料を−10℃まで冷却し、試料17gを、目開
き5.0μmのメンブランフィルターで吸引ろ過し、フ
ィルター上のワックスをメチルエチルケトン−アセトン
混合溶剤30mlで洗浄した後、フィルターに捕集した
ワックス量を測り、試料全量に対するワックス量を表す
ものを意味している。
【0014】また、本発明のA重油の硫黄分および窒素
分については特に制限はないが、排ガス中の有害物質を
低減するには、硫黄分は0.5質量%以下であることが
好ましく、0.3質量%以下であることがより好まし
く、0.2質量%以下であることが最も好ましい。窒素
分は0.03質量%以下であることが好ましく、0.0
25質量%以下であることがより好ましく、0.02質
量%以下であることが最も好ましい。本発明において、
硫黄分、窒素分とは、それぞれ、JIS K 2541
「原油及び石油製品−硫黄分試験方法」、JIS K
2609「原油及び石油製品−窒素分試験方法」に準拠
して得られた値を表すものを意味している。
分については特に制限はないが、排ガス中の有害物質を
低減するには、硫黄分は0.5質量%以下であることが
好ましく、0.3質量%以下であることがより好まし
く、0.2質量%以下であることが最も好ましい。窒素
分は0.03質量%以下であることが好ましく、0.0
25質量%以下であることがより好ましく、0.02質
量%以下であることが最も好ましい。本発明において、
硫黄分、窒素分とは、それぞれ、JIS K 2541
「原油及び石油製品−硫黄分試験方法」、JIS K
2609「原油及び石油製品−窒素分試験方法」に準拠
して得られた値を表すものを意味している。
【0015】本発明のA重油の10%残留炭素分は0.
2重量%以上であり、好ましくは0.2〜1.0重量%
である。この範囲より小さい場合、10%残留炭素分が
0.2重量%以上というA重油の免税条件を満たさなく
なる。また、10%残留炭素分が1.0重量%より多く
なった場合は、低温性能に悪影響を及ぼす等の恐れがあ
る。本発明において、10%残留炭素分とは、JIS
K 2270「原油及び石油製品−残留炭素分試験方
法」に準拠して得られた値を表すものを意味している。
2重量%以上であり、好ましくは0.2〜1.0重量%
である。この範囲より小さい場合、10%残留炭素分が
0.2重量%以上というA重油の免税条件を満たさなく
なる。また、10%残留炭素分が1.0重量%より多く
なった場合は、低温性能に悪影響を及ぼす等の恐れがあ
る。本発明において、10%残留炭素分とは、JIS
K 2270「原油及び石油製品−残留炭素分試験方
法」に準拠して得られた値を表すものを意味している。
【0016】本発明のA重油のアスファルテン分は特に
制限はないが、低温性能等の点から、0.05質量%以
下であることが好ましく、0.03質量%以下であるこ
とがより好ましく、0.02質量%以下であることが最
も好ましい。本発明において、アスファルテン分とは、
IP143「アスファルテン分試験方法」に準拠して得
られた値を表すものを意味している。
制限はないが、低温性能等の点から、0.05質量%以
下であることが好ましく、0.03質量%以下であるこ
とがより好ましく、0.02質量%以下であることが最
も好ましい。本発明において、アスファルテン分とは、
IP143「アスファルテン分試験方法」に準拠して得
られた値を表すものを意味している。
【0017】本発明のA重油のドライスラッジ量につい
ては特に制限はないが、常温でのフィルター目詰まりが
起こり難くなる点から、2.0mg/100ml以下で
あることが好ましく、1.5mg/100ml以下であ
ることがより好ましい。本発明において、ドライスラッ
ジ量とは、常温において、試料を目開き1.2μmのフ
ィルターで吸引ろ過し、ろ過後のフィルター及びフィル
ター上の残留物をn−ヘプタンで洗浄し、乾燥後残留物
の質量から、試料100ml当りの残留物の質量で表さ
れる値を意味している。
ては特に制限はないが、常温でのフィルター目詰まりが
起こり難くなる点から、2.0mg/100ml以下で
あることが好ましく、1.5mg/100ml以下であ
ることがより好ましい。本発明において、ドライスラッ
ジ量とは、常温において、試料を目開き1.2μmのフ
ィルターで吸引ろ過し、ろ過後のフィルター及びフィル
ター上の残留物をn−ヘプタンで洗浄し、乾燥後残留物
の質量から、試料100ml当りの残留物の質量で表さ
れる値を意味している。
【0018】また、本発明のA重油の蒸留性状について
は何ら制限はないが、通常は下記性状を満たすものが用
いられる。 蒸留初留点: 130〜210℃ T10: 180〜260℃ T50: 250〜330℃ T90: 300〜400℃ 本発明において、上記蒸留性状は、JIS K 225
4「石油製品−蒸留試験方法」に準拠して得られる値を
意味している。
は何ら制限はないが、通常は下記性状を満たすものが用
いられる。 蒸留初留点: 130〜210℃ T10: 180〜260℃ T50: 250〜330℃ T90: 300〜400℃ 本発明において、上記蒸留性状は、JIS K 225
4「石油製品−蒸留試験方法」に準拠して得られる値を
意味している。
【0019】本発明のA重油の動粘度については特に制
限はないが、通常30℃で3.0〜5.0mm2/s、
50℃で1.8〜5.5mm2/sのものが用いられ
る。本発明において、動粘度とは、JIS K 228
3「原油及び石油製品−動粘度試験方法及び粘度指数算
出方法」に準拠して得られた値を表すものを意味してい
る。
限はないが、通常30℃で3.0〜5.0mm2/s、
50℃で1.8〜5.5mm2/sのものが用いられ
る。本発明において、動粘度とは、JIS K 228
3「原油及び石油製品−動粘度試験方法及び粘度指数算
出方法」に準拠して得られた値を表すものを意味してい
る。
【0020】本発明のA重油の引火点については特に制
限はないが、通常60〜100℃のものが用いられる。
本発明において、引火点とは、JIS K 2265
「原油及び石油製品−引火点試験方法」に準拠して得ら
れた値を表すものを意味している。
限はないが、通常60〜100℃のものが用いられる。
本発明において、引火点とは、JIS K 2265
「原油及び石油製品−引火点試験方法」に準拠して得ら
れた値を表すものを意味している。
【0021】本発明のA重油の総発熱量については特に
制限はないが、通常35000〜50000J/gのも
のが用いられる。本発明において、総発熱量とは、JI
S K 2279「原油及び石油製品−発熱量試験方法
及び計算による推定方法」に準拠して得られた値を表す
ものを意味している。
制限はないが、通常35000〜50000J/gのも
のが用いられる。本発明において、総発熱量とは、JI
S K 2279「原油及び石油製品−発熱量試験方法
及び計算による推定方法」に準拠して得られた値を表す
ものを意味している。
【0022】本発明のA重油の水分含有量については特
に制限はないが、通常0.05容量%以下のものが用い
られる。本発明において、水分含有量とは、JIS K
2275「原油及び石油製品−水分試験方法」に準拠
して得られた値を表すものを意味している。
に制限はないが、通常0.05容量%以下のものが用い
られる。本発明において、水分含有量とは、JIS K
2275「原油及び石油製品−水分試験方法」に準拠
して得られた値を表すものを意味している。
【0023】本発明のA重油の密度については特に制限
はないが、通常0.80〜0.95g/cm3のものが
用いられる。本発明において、密度とは、JIS K
2249「原油及び石油製品−密度試験方法及び密度・
質量・容量換算表」に準拠して得られた値を表すものを
意味している。
はないが、通常0.80〜0.95g/cm3のものが
用いられる。本発明において、密度とは、JIS K
2249「原油及び石油製品−密度試験方法及び密度・
質量・容量換算表」に準拠して得られた値を表すものを
意味している。
【0024】本発明のA重油の製造方法は任意であり、
通常A重油基材に残留炭素付与用基材を混合し、必要に
応じて添加剤を配合して製造される。A重油基材として
は、常圧蒸留装置より得られる直留灯油又は脱硫処理し
た灯油、直留軽質軽油又は脱硫処理した軽質軽油、直留
重質軽油又は脱硫処理した重質軽油、流動接触分解装置
及び/又は残渣流動接触分解装置より得られる軽質サイ
クル油、減圧蒸留装置より得られる減圧軽油を水素化脱
硫した水素化脱硫減圧軽油、水素化分解装置より得られ
る水素化分解軽油、直接重油脱硫装置より得られる直脱
軽油等が挙げられる。これらの中の1種のみを使用して
も良く、2種以上を混合しても良い。
通常A重油基材に残留炭素付与用基材を混合し、必要に
応じて添加剤を配合して製造される。A重油基材として
は、常圧蒸留装置より得られる直留灯油又は脱硫処理し
た灯油、直留軽質軽油又は脱硫処理した軽質軽油、直留
重質軽油又は脱硫処理した重質軽油、流動接触分解装置
及び/又は残渣流動接触分解装置より得られる軽質サイ
クル油、減圧蒸留装置より得られる減圧軽油を水素化脱
硫した水素化脱硫減圧軽油、水素化分解装置より得られ
る水素化分解軽油、直接重油脱硫装置より得られる直脱
軽油等が挙げられる。これらの中の1種のみを使用して
も良く、2種以上を混合しても良い。
【0025】これらの中でも、燃焼性、冬期においてワ
ックスによるフィルターの目詰まりの防止などの点を、
同時に満たすことができ、かつこれらの効果がより優れ
ることから、水素化分解軽油を使用することが好まし
い。ここでいう、水素化分解軽油とは、水素化分解装置
から得られる軽油留分である。具体的には、その蒸留性
状として、50%留出点が250〜350℃であり、1
5℃の密度が0.810〜0.880g/cm3の範囲
である。水素化分解装置は、重質軽油等をアモルファス
系Ni−Mo触媒等の触媒下で、8〜15MPaの水素
圧力下、330〜450℃の反応温度、液空間速度0.
1〜1.0/hの条件下で、水素化分解と同時に脱硫お
よび脱窒素を行うものである。また、残留炭素分付与用
基材としては、常圧残油、直脱残油、減圧残油、エキス
トラクト、スラリー油等が挙げられる。これらの中の1
種のみを使用しても良く、2種以上を混合しても良い。
ックスによるフィルターの目詰まりの防止などの点を、
同時に満たすことができ、かつこれらの効果がより優れ
ることから、水素化分解軽油を使用することが好まし
い。ここでいう、水素化分解軽油とは、水素化分解装置
から得られる軽油留分である。具体的には、その蒸留性
状として、50%留出点が250〜350℃であり、1
5℃の密度が0.810〜0.880g/cm3の範囲
である。水素化分解装置は、重質軽油等をアモルファス
系Ni−Mo触媒等の触媒下で、8〜15MPaの水素
圧力下、330〜450℃の反応温度、液空間速度0.
1〜1.0/hの条件下で、水素化分解と同時に脱硫お
よび脱窒素を行うものである。また、残留炭素分付与用
基材としては、常圧残油、直脱残油、減圧残油、エキス
トラクト、スラリー油等が挙げられる。これらの中の1
種のみを使用しても良く、2種以上を混合しても良い。
【0026】本発明のA重油は上記した通り、水素化分
解軽油を使用することが好ましいが、その配合量につい
ては特に制限はない。しかしながら、その効果を十分に
発揮させるためには、水素化分解軽油を50%以上使用
することが好ましく、75%以上使用することがより好
ましく、90%以上使用することが最も好ましい。ま
た、残留炭素分についての免税条件を満たすために、通
常は99.9容量%以下で使用される。
解軽油を使用することが好ましいが、その配合量につい
ては特に制限はない。しかしながら、その効果を十分に
発揮させるためには、水素化分解軽油を50%以上使用
することが好ましく、75%以上使用することがより好
ましく、90%以上使用することが最も好ましい。ま
た、残留炭素分についての免税条件を満たすために、通
常は99.9容量%以下で使用される。
【0027】また、添加剤としては、流動性向上剤、セ
タン価向上剤、酸化防止剤、安定化剤、分散剤、金属不
活性化剤、微生物殺菌剤、助燃剤、帯電防止剤、識別
剤、着色剤等の各種添加剤を適宜加えることができる。
これらの中でも、冬期においてワックスによるフィルタ
ー目詰まりを防止する効果により優れることから、流動
性向上剤を添加することが好ましい。流動性向上剤とし
ては、たとえばエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−α−オレフィン共重合体等のポリマー型添加剤、油
溶性分散剤型添加剤およびアルケルコハク酸等を用いる
ことが出来る。また、流動性向上剤の添加量については
何ら制限はないが、A重油全量基準で0.001〜0.
1容量%であることが好ましく、0.01〜0.03質
量%であることがより好ましい。
タン価向上剤、酸化防止剤、安定化剤、分散剤、金属不
活性化剤、微生物殺菌剤、助燃剤、帯電防止剤、識別
剤、着色剤等の各種添加剤を適宜加えることができる。
これらの中でも、冬期においてワックスによるフィルタ
ー目詰まりを防止する効果により優れることから、流動
性向上剤を添加することが好ましい。流動性向上剤とし
ては、たとえばエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−α−オレフィン共重合体等のポリマー型添加剤、油
溶性分散剤型添加剤およびアルケルコハク酸等を用いる
ことが出来る。また、流動性向上剤の添加量については
何ら制限はないが、A重油全量基準で0.001〜0.
1容量%であることが好ましく、0.01〜0.03質
量%であることがより好ましい。
【0028】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
するが、本発明は、これらによってなんら限定されるも
のではない。
するが、本発明は、これらによってなんら限定されるも
のではない。
【0029】(実施例1〜3および比較例1〜4)表1
に示す性状を有する各基材を表2に示す容量比で混合
し、実施例1〜3および比較例1のA重油を調製した。
各試料油の性状を表2に記載した。また、比較例2〜4
として市販A重油の性状を表2に併記した。各試料油及
び市販A重油について、低温性性能評価および燃焼性性
能評価を下記の方法により行った。結果を表2に併記し
た。
に示す性状を有する各基材を表2に示す容量比で混合
し、実施例1〜3および比較例1のA重油を調製した。
各試料油の性状を表2に記載した。また、比較例2〜4
として市販A重油の性状を表2に併記した。各試料油及
び市販A重油について、低温性性能評価および燃焼性性
能評価を下記の方法により行った。結果を表2に併記し
た。
【0030】低温性性能評価 A重油の低温性の評価は、低温実験室で発電機用エンジ
ンを用いて実施した。試験条件として、冷却速度は冬期
の気象条件をもとに1℃/h、冷却開始温度は10℃、
試験温度は−10℃、ソーキングは試験温度で2時間と
した。判定は、エンジンの作動状況により行った。始動
後30分間エンジンが作動し続けた場合は○、始動後3
0分以内でワックスによりフィルターに目詰まりが生
じ、燃料供給が不可能となり作動不良となった場合は×
で表す。
ンを用いて実施した。試験条件として、冷却速度は冬期
の気象条件をもとに1℃/h、冷却開始温度は10℃、
試験温度は−10℃、ソーキングは試験温度で2時間と
した。判定は、エンジンの作動状況により行った。始動
後30分間エンジンが作動し続けた場合は○、始動後3
0分以内でワックスによりフィルターに目詰まりが生
じ、燃料供給が不可能となり作動不良となった場合は×
で表す。
【0031】燃焼性性能評価 A重油の燃焼性の評価は、近年の高性能化エンジンでト
ラブルの主要原因である着火遅れが測定できる燃料着火
試験機を用いた。着火遅れが起こることにより、ディー
ゼル機関の性能、故障、排ガスに悪影響を与える。試験
条件は、燃焼室の容積が1リットル、圧力4.5MP
a、温度450℃の空気中に燃料を噴射して、その時の
着火遅れを測定する。着火遅れが8ms以下の場合に優
れた燃焼性能を持つ。表2の結果から明らかなように、
実施例1〜3のA重油は、いずれも着火性が良く燃焼性
が高く、近年の高性能化エンジンの燃料として十分な性
能を持ち、かつ優れた低温性能性を有することが分か
る。これに対して、目詰まり温度及びセタン指数が本発
明の規定範囲外である比較例1〜4は低温性能および燃
焼性が劣るものである。
ラブルの主要原因である着火遅れが測定できる燃料着火
試験機を用いた。着火遅れが起こることにより、ディー
ゼル機関の性能、故障、排ガスに悪影響を与える。試験
条件は、燃焼室の容積が1リットル、圧力4.5MP
a、温度450℃の空気中に燃料を噴射して、その時の
着火遅れを測定する。着火遅れが8ms以下の場合に優
れた燃焼性能を持つ。表2の結果から明らかなように、
実施例1〜3のA重油は、いずれも着火性が良く燃焼性
が高く、近年の高性能化エンジンの燃料として十分な性
能を持ち、かつ優れた低温性能性を有することが分か
る。これに対して、目詰まり温度及びセタン指数が本発
明の規定範囲外である比較例1〜4は低温性能および燃
焼性が劣るものである。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明のA重油は、燃焼
性が高く、近年の高性能エンジンの燃料として使用に耐
え得り、かつ、冬期においてワックスによるフィルター
の目詰まりを起こさない。
性が高く、近年の高性能エンジンの燃料として使用に耐
え得り、かつ、冬期においてワックスによるフィルター
の目詰まりを起こさない。
【図1】本発明の目詰まり温度の測定に用いた装置であ
る。
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (72)発明者 林 利明 東京都港区西新橋一丁目3番12号 日石三 菱株式会社技術開発部内
Claims (1)
- 【請求項1】 通油面積が40cm2のフィルターを用
い、通油量が5L/hrの条件下に、30分間通油した
場合に差圧が13.3kPa(100mmHg)以上に
上昇する最も高い温度が−10℃以下であり、かつセタ
ン指数が50以上であることを特徴とするA重油。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001136594A JP2002327184A (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | A重油 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001136594A JP2002327184A (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | A重油 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002327184A true JP2002327184A (ja) | 2002-11-15 |
Family
ID=18983842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001136594A Pending JP2002327184A (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | A重油 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002327184A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017031374A (ja) * | 2015-08-05 | 2017-02-09 | 出光興産株式会社 | 内燃機用燃料油組成物 |
-
2001
- 2001-05-07 JP JP2001136594A patent/JP2002327184A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017031374A (ja) * | 2015-08-05 | 2017-02-09 | 出光興産株式会社 | 内燃機用燃料油組成物 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050509 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071204 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080401 |