JP2002326675A - 容 器 - Google Patents

容 器

Info

Publication number
JP2002326675A
JP2002326675A JP2001131614A JP2001131614A JP2002326675A JP 2002326675 A JP2002326675 A JP 2002326675A JP 2001131614 A JP2001131614 A JP 2001131614A JP 2001131614 A JP2001131614 A JP 2001131614A JP 2002326675 A JP2002326675 A JP 2002326675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
granules
container
valve body
cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001131614A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Oshima
由起夫 尾島
Hiroshi Miyake
宏 三宅
Kotaro Yamashita
弘太郎 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kikkoman Corp
Nifco Inc
Original Assignee
Kikkoman Corp
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kikkoman Corp, Nifco Inc filed Critical Kikkoman Corp
Priority to JP2001131614A priority Critical patent/JP2002326675A/ja
Publication of JP2002326675A publication Critical patent/JP2002326675A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振らなくても粒体を一粒ずつ取出すことがで
きる容器を得る。 【解決手段】 取出壁60からキャップ66を外して、
穴部52を開放した後、容器10を逆さにして、取出壁
60を下方に向ける。ここで、凹部16の底面はすり鉢
状を成しているため、粒状物20は穴部52へ案内さ
れ、一つの粒状物20が弁体56上に配置される。この
状態で、押圧部材24の円板26を押圧すると、延出片
30が撓み、シャフト28の先端部が粒状物20に当接
し、粒状物20を介して弁体56を押し広げる。これに
より、粒状物20が穴部52を通過して容器10から取
出される。このように、容器10を逆さにして押圧部材
24を押圧するだけで弁体56上の粒状物20を一粒ず
つ取出すことができるため、容器10を振る必要がな
く、粒状物20が割れる恐れもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納された粒体を
一粒ずつ取出し可能な容器に関する。
【0002】
【従来の技術】錠剤等の粒体が収納された容器には、粒
体を取出す取出口が設けられており、容器を逆さにすれ
ば、粒体が取出口から出てくる。この取出口の口径は、
一般に、粒体を取出しやすくするために、粒体の粒径よ
りもかなり大きくされている。このため、容器を逆さに
すると大量の粒体が出てきてしまうので、粒体を一粒ず
つ取出すことは難しく、いちいち余分な粒体を容器内に
戻さなければならない。
【0003】従って、図15に示すように、容器100
の取出口102に押し込まれるキャップ104には、中
央に向かって張り出す複数の弁106及び補助弁108
を有する弁体110が取り付けられている。
【0004】ここで、弁106の自由端が構成する通路
114の内径は、錠剤112の粒径より短くなってお
り、補助弁108の自由端が構成する通路の内径は、錠
剤112の粒径と略等しくなっている。
【0005】以上ような構成で、容器100を逆さにし
て振ると、錠剤112が弁106及び補助弁108によ
って整列されて通路114に案内され、弁106の自由
端を押圧して通路114を広げ、錠剤112が通路11
4を通過して容器100から取出される。一方、通過後
は弁106が復元して通路114が狭くなるため、錠剤
112が続けて容器100から取出されることはない。
【0006】しかし、この仕様では、容器100を振っ
て錠剤112を取出すため、粒体の種類によっては、粒
体が割れる恐れも生じてしまい、粒体の種類が限られて
しまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、振らなくても粒体を一粒ずつ取出すことができる
容器を得ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、容器の本体はすり鉢状を成しており、本体の中央部
には、本体内に収容された粒体が挿通可能な大きさの穴
部が設けられている。本体をすり鉢状とすることで、粒
体は自然に穴部へ案内されるので、容器を振る必要はな
い。
【0009】また、穴部には穴部の中央に向かって弁体
が延出しており、粒体を一粒ずつ保持可能となってい
る。また、本体には押圧手段を設けており、弁体上に位
置する粒体を押圧して弁体を弾性変形させ、粒体を穴部
から押し出す。
【0010】このように、弁体は粒体を一粒ずつ保持す
るようになっており、弁体状に位置する粒体を介して押
圧されるため、粒体が押し出された後は、弁体は復元し
て元の状態に戻る。このため、複数の粒体が連続して押
し出されることはなく、必要な数の粒体だけ取出すこと
ができる。
【0011】また、粒体が押し出された後、弁体が復元
して元の状態に戻り、粒体が穴部を通過しないようにす
るため、容器が落下した場合に、粒体が本体から飛び出
すことはない。
【0012】請求項2に記載の発明では、穴部の周囲に
は、穴部周りで粒体同士の環状配置を防止するリブを形
成している。穴部周りで粒体同士が環状配置された場
合、内側が空洞となった状態のまま粒体同士で互いに均
衡が保持され、粒体が穴部へ移動することができなくな
ってしまう(いわゆるブリッジ現象)。このため、穴部
の周囲にリブを形成し、穴部周りで粒体同士の環状配置
を防止することで、このブリッジ現象が生じないように
している。
【0013】請求項3に記載の発明では、本体の裏面側
には、押圧手段が収納可能な収納部を設けている。押圧
手段にはベース部が備えられており、このベース部は穴
部へ向かって移動可能となっている。
【0014】このベース部には、シャフトが設けられて
おり、収納部の奥壁に形成された挿通穴に挿通して移動
可能とし、弁体に保持された粒体を押圧可能となってい
る。また、ベース部からは弾性片が張り出しており、ベ
ース部を押し込んだとき弾性変形して弾性力を蓄積し、
押圧力を解除したとき復元してベース部を元の位置に戻
す。
【0015】このため、ベース部を押圧すると、シャフ
トが粒体を押圧し、この粒体を介して弁体を押し広げ、
粒体を穴部から押し出す。このように、ベース部を押圧
すると、粒体が押し出され、押圧力を解除するとベース
部は元の状態に戻るため、操作が簡単であり、また、こ
のような簡単な構造で、粒体を一粒ずつ取出すことがで
きるため、大変便利である。
【0016】請求項4に記載の発明では、挿通穴を貫通
したシャフトの先端部に、挿通穴より大径のフランジを
設けている。これにより、ベース部が元の位置に戻った
時、フランジによって抜止めされると共に、挿通穴は塞
がれるため、容器の不使用時に本体内にゴミなどが入り
込まない。
【0017】請求項5に記載の発明では、穴部がキャッ
プによって閉塞可能となっている。このキャップには抑
止リブを設けており、穴部を閉塞した状態で弁体の中心
に位置して粒体が弁体上へ移動しないようにしている。
【0018】このため、穴部がキャップによって閉塞さ
れた状態では、粒体が弁体上へ配置されることはない。
従って、穴部がキャップによって閉塞された状態で、押
圧手段を押圧したとしても、押圧手段が粒体を押圧する
ことはないので、押圧手段により粒体が押されキャップ
が外れるということはない。
【0019】
【発明の実施の形態】図1〜図4には、本発明の実施の
形態に係る容器10が示されており、図2及び図3は図
1の正面から見た容器10の分解斜視図であり、図4は
図1の背面から見た分解斜視図である。このように、容
器10は略円柱状を成しており、合成樹脂で成形された
下ケース12と上ケース14とに大別される。
【0020】上ケース14には凹部16が凹設され、下
ケース12には凹部18が凹設されており、内部が中空
となり、調味料を充填させたカプセルなどの粒状物20
(図6参照)が収納可能となっている。
【0021】図4に示すように、下ケース12の裏面の
中央部には、収納部22が凹設されており、凹部18の
底面から盛り上がり(図2参照)、下ケース12の周縁
部12Aと略同一の高さとなっている。収納部22は略
円筒状の円筒溝22Aと、この円筒溝22Aから半径方
向に沿って対向して延出する長溝22Bとで構成されて
いる。
【0022】ところで、収納部22には合成樹脂で成形
された押圧部材24が収納可能となっている。この押圧
部材24は、円筒溝22Aに収納可能な薄肉の円板26
と、円板26の中央から立設するシャフト28と、円板
26から半径方向に沿って対向して延出し長溝22Bに
収納可能な弾性片30と、で構成されている。
【0023】一方、円筒溝22Aの底部中心には、挿通
穴32(図2参照)が形成されており、押圧部材24の
シャフト28が挿通可能となっている。図5に示すよう
に、シャフト28の先端側には、シャフト28の軸方向
に沿ってV字状の切り込み34が入れられており、シャ
フト28が二つに割れ、切り込み34が入れられていな
い部分と比較して若干拡径した状態となっている。
【0024】また、シャフト28の先端部には、抜止め
部36が形成されており、シャフト28の先端側の外周
面から若干張り出している。この抜止め部36は縮径さ
れた状態で挿通穴32の内径寸法と略同一の外形寸法と
なっている。
【0025】抜止め部36にはテーパ36Aが設けられ
ており、シャフト28を挿通穴32へ挿通するとき、抜
止め部36のテーパ36Aが挿通穴32の内縁部に沿っ
て摺動すると共に、抜止め部36は縮径され、挿通穴3
2を通過すると拡径して抜止めされる。
【0026】これにより、円板26は円筒溝22A内を
円筒溝22Aの軸方向に沿って所定ストローク内で移動
可能となる。ここで、シャフト28の長さは、抜止め部
36が挿通穴32の周縁部に当接した状態で下ケース1
2の裏面38と略面一となるように設定している。
【0027】ところで、図4に示すように、弾性片30
はシャフト28側へ向かって緩やかに湾曲しており、弾
性変形可能となっている。また、弾性片30の両端部の
離間距離は、長溝22Bの両端部の離間距離よりも長く
なっている。このため、弾性片30を長溝22B内へ収
納するとき、弾性片30の先端部を撓ませ、弾性片30
が長溝22Bの端面23を押圧して突っ張った状態で保
持される。
【0028】また、図7〜図9に示すように、円板26
を押圧して円筒溝22Aの軸方向に沿って移動させる
と、弾性片30が撓み、弾性力が蓄積される。このた
め、円板26の押圧力を解除すると、弾性片30が復元
して円板26が元の位置に戻る(図7参照)。
【0029】一方、図4に示すように、下ケース12の
裏面38には、長溝22Bを90度回転させた位置に一
対の緩やかなヘコ部40が凹設されている。このヘコ部
40は軸芯から離間する方向へ向かって徐々に幅が小さ
くなり、ヘコ部40の先端が下ケース12の外縁に沿う
ような形状となって、指が掛かりやすくなっている。
【0030】このヘコ部40は、押圧部材24の円板2
6を押圧するときに指のガイドをすると共に、下ケース
12の裏面38を凹設することによって、円板26を押
圧し易くしている。
【0031】また、下ケース12の外周面には、リング
状の取付部42が設けられており、ひもなどが挿通可能
となっている。これにより、下ケース12が吊下げ可能
となる。
【0032】ところで、図2及び図3に示すように、下
ケース12の周縁部12Aからは、内周面に沿って環状
の被係合部44が延出している。この被係合部44の外
径寸法は下ケース12の外径寸法よりも小さくなってい
る。
【0033】また、被係合部44の外周面には、90度
毎に被係合突起46が突出している。一方、上ケース1
4の周縁部14Aからは、外周面に沿って環状の係合部
48が延出している。
【0034】この係合部48は上ケース14の内径寸法
よりも小さくなっている。また、係合部48の内周面に
は、環状の係合突起50が突出しており、係合突起50
が下ケース12の被係合突起46の頂部を乗り越える
と、係合突起50が被係合突起46に係合され、上ケー
ス14が下ケース12に係合される。
【0035】上ケース14の係合突起50が下ケース1
2の被係合突起46の頂部を乗り越えて被係合突起46
と係合するとき、クリック感が得られ、上ケース14が
下ケース12に係合されたことがすぐ分かるようになっ
ている。
【0036】また、被係合突起46を被係合部44の外
周面90度毎に突出させることで、被係合部44の外周
面の全周を突設させた場合と比較して、上ケース14の
係合突起50と下ケース12の被係合突起46との係合
状態がきつくなく、上ケース14の脱着性を良くしてい
る。
【0037】一方、凹部16はすり鉢状を成しており、
中央部には穴部52が形成されている。このように、凹
部16がすり鉢状を成しているため、容器10を逆さに
すると(図7参照)、粒状物20は穴部52へ案内され
るので、容器10を振って粒状物20を穴部52へ移動
させる必要がない。このため、震動による粒状物20の
割れは生じない。
【0038】ここで、穴部52の内径寸法は、粒状物2
0の外径寸法よりも若干大きくなっており、容器10内
に収納された粒状物20が、穴部52を通過可能となっ
ている。
【0039】図11に示すように、穴部52の内縁部に
は、90度毎に切欠き部54が形成されており、切欠き
部54からは穴部52の中心部へ向かって弁56が延出
し、弾性変形可能となっている。対向する弁56の離間
距離は、粒状物20の外径寸法よりも若干小さくなって
おり、穴部52内に位置する粒状物20を一粒ずつ保持
し、粒状物20の移動を規制している。
【0040】一方、穴部52付近には、穴部52を間に
置いて、リブ58を設けている。粒状物20が穴部52
へ案内されるとき、図12に示すように、穴部52の周
囲で粒状物20同士が環状配置された場合、内側が空洞
となった状態のまま粒状物20同士で互いに均衡が保持
され、粒状物20が穴部52へ移動することができなく
なってしまう(いわゆるブリッジ現象)。
【0041】このため、図11に示すように、穴部52
の周囲にリブ58を形成し、穴部52周りで粒状物20
同士の環状配置を防止することで、ブリッジ現象が生じ
ないようにしている。
【0042】一方、図7に示すように、穴部52へ案内
された粒状物20が弁56によって移動規制された状態
で、図8及び図9に示すように、押圧部材24の円板2
6を押圧すると、シャフト28の先端部が粒状物20を
介して弁56を押し広げ、粒状物20が取出し可能とな
る。
【0043】ところで、穴部52の周囲からは、環状の
取出壁60が立設しており、取出壁60の外周面には、
環状の突起部60Aが突設されている。一方、上ケース
14の周縁部14Aからは、可撓片62が取出壁60側
へ向かって延出しており、この可撓片62の先端部に
は、略円筒状のキャップ66が一体成形され、取出壁6
0に係合可能となっている。
【0044】キャップ66の内周面には、環状の突起部
66Aが形成されており、取出壁60の突起部60Aが
突起部66Aが突起部60Aを乗り越えた状態でキャッ
プ66が取出壁60に係合され、穴部52が閉塞され
る。
【0045】また、キャップ66の底部中央からは、抑
止リブ68が垂下しており、キャップ66の周縁部より
も高くしている。これにより、穴部52が閉塞された状
態で、弁体56の中央部に位置し(図6参照)、粒状物
20が弁体56上へ移動しないように粒状物20の移動
を抑止している。
【0046】このため、穴部52がキャップ66によっ
て閉塞された状態では、粒状物20が弁体56上へ配置
されることはない。従って、穴部52がキャップ66に
よって閉塞された状態で、図10に示すように、押圧部
材24の円板26を押圧したとしても、シャフト28が
粒状物20を押圧することはないので、シャフト28に
より粒状物20が押され、キャップ66が外れるという
ことはない。
【0047】一方、図6に示すように、キャップ66の
周縁部には、可撓片62と対向する位置に掛かり片70
が延出している。この掛かり片70はキャップ66の上
面側に向かって湾曲しており、キャップ66が取出壁6
0に係合された状態で、上ケース14の上面との間に隙
間が生じるようになっている。
【0048】これにより、キャップ66を開放する時、
掛かり片70と上ケース14の上面との間に指を挿入さ
せることができ、キャップ66を開放させ易くしてい
る。また、掛かり片70にはキャップ66が取出壁60
に係合された状態で上ケース14の上面と対面する位置
に可撓片62の延出方向と直交する方向に沿って複数の
リブ70Aが突設されている。これにより、掛かり片7
0に指を掛けたとき、指が滑らないようにしている。
【0049】次に、容器10内に収納された粒状物20
を取出す方法について説明する。
【0050】図6に示すように、キャップ66の掛かり
片70と上ケース14の上面との間に、指を入れて、キ
ャップ66を上方へ押し上げ、キャップ66の突起部6
6Aを取出壁60の突起部60Aから係合解除させ、取
出壁60からキャップ66を外す。これにより、穴部5
2は開放される。
【0051】次に、図7に示すように、容器10を逆さ
にして、取出壁60を下方に向ける。この状態で、凹部
16の底面はすり鉢状を成しているため、粒状物20は
穴部52へ案内され、一つの粒状物20が弁56上に配
置される。
【0052】次に、図8に示すように、押圧部材24の
円板26を押圧すると、弾性片30が撓み、弾性力が蓄
積されると共に、シャフト28の先端部が粒状物20に
当接し、粒状物20を介して弁56を押し広げる。
【0053】これにより、図9に示すように、一粒の粒
状物20が穴部52を通過して容器10から押し出され
る。この状態で、円板26を押圧する押圧力を解除する
と、弾性片30が復元して押圧部材24は元の状態で戻
る(図7参照)。
【0054】このように、容器10を逆さにして押圧部
材24を押圧するだけで粒状物20を一粒ずつ取出すこ
とができるため、操作が簡単である。また、粒状物20
を取出すために容器10を振る必要がないので、粒状物
20が割れる恐れもない。さらに、押圧部材24を押圧
した回数分の粒状物20を取出すことができ、便利であ
る。
【0055】なお、ここでは、図2及び図5に示すよう
に、シャフト28の先端側にシャフト28の軸方向に沿
って切り込み34を設け、挿通穴32を通過するとき
は、シャフト28の先端部を縮径させ、挿通穴32の通
過後に拡径してシャフト28を抜止めするようにした
が、これに限るものではない。
【0056】例えば、図13及び図14に示すように、
シャフト82の先端部に挿通穴32より若干外径寸法が
大きい薄肉のフランジ84を設け、挿通穴32内へ圧入
させて抜止めさせても良い。
【0057】このように、シャフト82の先端部にフラ
ンジ84を設けることで、弾性片30が復元したとき挿
通穴32を塞ぐことができるため、不使用時に容器内に
ゴミなどが入り込むことはない。
【0058】また、本発明では、容器内に調味料を充填
させたカプセル等の粒状物を収納したが、用途はこれに
限るものではなく、粒状の菓子、錠剤、化粧品、洗剤な
どの容器として利用できる。
【0059】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、請求項1
に記載の発明では、本体をすり鉢状とすることで、粒体
は自然に穴部へ案内されるため、容器を振る必要がな
い。また複数の粒体が連続して押し出されることはな
く、必要な数の粒体だけ取出すことができる。さらに、
容器が落下した場合に、粒体が本体から飛び出すことは
ない。
【0060】請求項2に記載の発明では、穴部の周囲に
リブを形成し、穴部周りで粒体同士の環状配置を防止す
ることで、このブリッジ現象が生じないようにしてい
る。請求項3に記載の発明では、ベース部を押圧する
と、粒体が押し出され、押圧力を解除するとベース部は
元の状態に戻るため、操作が簡単であり、また、このよ
うな簡単な構造で、粒体を一粒ずつ取出すことができる
ため、大変便利である。
【0061】請求項4に記載の発明では、ベース部が元
の位置に戻った時、フランジによって挿通穴は塞がれる
ため、容器の不使用時に本体内にゴミなどが入り込まな
い。請求項5に記載の発明では、穴部がキャップによっ
て閉塞された状態では、粒体が弁体上へ配置されること
はない。このため、穴部がキャップによって閉塞された
状態で、押圧手段を押圧したとしても、押圧手段が粒体
を押圧することはないので、押圧手段により粒体が押さ
れキャップが外れるということはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る容器の斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係る容器の正面から見た
分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る容器の正面から見た
分解斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る容器の背面から見た
分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る容器に備えられた押
圧部材のシャフトと本体の取付穴との関係を示す断面図
である。
【図6】本発明の実施の形態に係る容器を示す断面図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態に係る容器に備えられた上
ケースからキャップを外して容器を逆さにした状態を示
す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る容器に備えられた押
圧部材を押圧して、シャフトが粒状物を介して弁体を押
し広げている状態を示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る容器に備えられた押
圧部材を押圧して、粒状物を取出した状態を示す断面図
である。
【図10】本発明の実施の形態に係る容器に備えられた
上ケースの穴部をキャップで閉塞し、押圧部材を押圧し
た状態を示す断面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る容器に備えられた
上ケースの穴部へ粒状物が案内される状態を示す平面図
である。
【図12】ブリッジ現象を示す平面図である。
【図13】本発明の実施の形態に係る容器に備えられた
押圧部材の他の例を示す斜視図である。
【図14】本発明の実施の形態に係る容器に備えられた
押圧部材の他の例を示しており、シャフトと本体の取付
穴との関係を示す断面図である。
【図15】従来の容器を示す断面図である。
【符号の説明】
10 容器 12 下ケース(本体) 14 上ケース(本体) 24 押圧部材(押圧手段) 26 円板(ベース部、押圧手段) 28 シャフト(押圧手段) 30 弾性片(押圧手段) 32 挿通穴 56 弁(弁体) 58 リブ 66 キャップ 68 抑止リブ 84 フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 宏 千葉県野田市野田250番地 キッコーマン 株式会社内 (72)発明者 山下 弘太郎 千葉県野田市野田250番地 キッコーマン 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納された粒体を一粒ずつ取出し可能な
    容器において、 前記粒体が収納可能な本体と、 すり鉢状の前記本体の中央部に形成され、前記粒体が挿
    通可能な大きさの穴部と、 前記穴部の中央に向かって延出し、粒体を一粒ずつ保持
    する弁体と、 前記本体に設けられ、前記弁体上に位置する前記粒体を
    押圧して前記弁体を弾性変形させ、粒体を前記穴部から
    押し出す押圧手段と、 を有することを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 前記穴部の周囲に、前記穴部周りで前
    記粒体同士の環状配置を防止するリブが形成されたこと
    を特徴とする請求項1に記載の容器。
  3. 【請求項3】 前記本体の裏面側に前記押圧手段を収納
    可能な収納部が設けられ、 前記押圧手段が、 前記収納部に収納され、前記穴部へ向かって移動可能な
    ベース部と、 前記ベース部に設けられ、前記収納部の奥壁に形成され
    た挿通穴に挿通して移動可能とし、前記弁体に保持され
    た粒体を押圧可能なシャフトと、 前記収納部に収納され、前記ベース部から張り出し、前
    記ベース部を押し込んだとき弾性変形して弾性力が蓄積
    され、押圧力を解除したとき復元してベース部を元の位
    置に戻す弾性片と、 で構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    容器。
  4. 【請求項4】 前記挿通穴を貫通したシャフトの先端部
    に挿通穴より大径のフランジを設けたことを特徴とする
    請求項3に記載の容器。
  5. 【請求項5】 前記穴部を閉塞可能なキャップと、 前記キャップに設けられ、前記穴部を閉塞した状態で前
    記弁体の中心に位置して前記粒体の弁体上への移動を抑
    止する抑止リブと、 を有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載
    の容器。
JP2001131614A 2001-04-27 2001-04-27 容 器 Pending JP2002326675A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001131614A JP2002326675A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 容 器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001131614A JP2002326675A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 容 器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002326675A true JP2002326675A (ja) 2002-11-12

Family

ID=18979769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001131614A Pending JP2002326675A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 容 器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002326675A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006016012A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Yoshino Kogyosho Co Ltd 粒状物収納容器
JP2010013115A (ja) * 2008-06-30 2010-01-21 Yoshino Kogyosho Co Ltd 粒体取出容器
JP2010013153A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Toppan Printing Co Ltd 粒状物収納容器
JP2012006630A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Shinko Chemical Co Ltd 錠剤容器の中栓
US9332827B2 (en) 2010-12-15 2016-05-10 Colgate-Palmolive Company Oral care kit and dispenser for use with the same
JP2021037968A (ja) * 2019-08-30 2021-03-11 株式会社吉野工業所 粒状物収納容器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0256183U (ja) * 1988-10-19 1990-04-24
JPH0441876U (ja) * 1990-02-26 1992-04-09
JPH1170981A (ja) * 1997-08-27 1999-03-16 Yoshino Kogyosho Co Ltd 固形剤取出し容器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0256183U (ja) * 1988-10-19 1990-04-24
JPH0441876U (ja) * 1990-02-26 1992-04-09
JPH1170981A (ja) * 1997-08-27 1999-03-16 Yoshino Kogyosho Co Ltd 固形剤取出し容器

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006016012A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Yoshino Kogyosho Co Ltd 粒状物収納容器
JP4602007B2 (ja) * 2004-06-30 2010-12-22 株式会社吉野工業所 粒状物収納容器
JP2010013115A (ja) * 2008-06-30 2010-01-21 Yoshino Kogyosho Co Ltd 粒体取出容器
JP2010013153A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Toppan Printing Co Ltd 粒状物収納容器
JP2012006630A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Shinko Chemical Co Ltd 錠剤容器の中栓
US9332827B2 (en) 2010-12-15 2016-05-10 Colgate-Palmolive Company Oral care kit and dispenser for use with the same
JP2021037968A (ja) * 2019-08-30 2021-03-11 株式会社吉野工業所 粒状物収納容器
JP7353713B2 (ja) 2019-08-30 2023-10-02 株式会社吉野工業所 粒状物収納容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2384991B1 (en) Double container, inner container and outer container
US5605241A (en) Hydraulically controlled container discharge lid to prevent spillage
JP5584228B2 (ja) 容器
JP2007269394A (ja) 塗布容器
WO2002062474A3 (de) Verschluss für reagenzbehälter
JP2002326675A (ja) 容 器
US3731851A (en) Particulate material dispenser
JPH10245059A (ja) 密封装置
US3620413A (en) Dispensing closure device for tablet container
JP6684152B2 (ja) 定量抽出容器
JP6716448B2 (ja) 抽出容器
JP4849321B2 (ja) 錠剤容器用中栓
JP5946239B2 (ja) 蓋付き容器
JP4721132B2 (ja) ポール付錠剤用緩衝材
JP6869143B2 (ja) 粒状物収納容器
JP2003170952A (ja) キャップ付き容器
JP5510929B2 (ja) 錠剤容器の中栓
JP5931571B2 (ja) 定量抽出容器
JP7507103B2 (ja) 粉体吐出容器
JP7311408B2 (ja) コンパクト容器
JP2006240685A (ja) キャップ、容器本体、およびそれらを含む容器
JP6124458B2 (ja) 定量取り出し錠剤容器
JP3226342U (ja) 印鑑キャップ
JPH084458Y2 (ja) 粒体吐出容器、粒体収容体、及び、粒体集合体
JP6124672B2 (ja) ヒンジキャップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100810