JP6124458B2 - 定量取り出し錠剤容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器内に収納された錠剤を決まった数量だけ正確に取り出すことができる、定量取り出し錠剤容器に関するものである。
粉末状の薬剤やサプリメントあるいは清涼菓子等は、その管理、取扱いを容易ならしめるため、錠剤に加工されることが多く、いずれのものも開口部を取り出し口とするガラス製の容器や合成樹脂製の容器に詰められて市販されている。
ところで、この種の容器は、容器を傾けることによってその開口部から内容物を取り出すのが普通であり、その際、内容物が必要以上に取り出されることもあって、この場合、余分に取り出された内容物については手指を使って一旦容器内へ戻さざるを得ないことから、衛生的にも好ましいとは言えないものであった。
このような不具合の解消を図った先行技術として、例えば、特許文献1には、押圧板の押し込みにより開く蓋板の下面より、容器体頂壁の窓孔に基端部を密嵌させたノズルを垂設した開閉部材を設ける一方、該ノズルは蓋板の開き角度により開口面積を変化させる振出口を筒壁下部に開口した円筒状をなすものとして、押圧板の押込み幅を規制することによりこの振出口の開口面積を特定する如く構成した定量振出容器が提案されている。
かかる定量振出容器は、簡単な操作で内容物を振り出すことが可能であり、閉蓋した保管時には、充分な密閉性を確保することができるため、内容物のより安定した保存が行える利点があるものの、一回の振り出しによって取り出される内容物の数量は、まちまちであり、この点に関して未だ改良の余地が残されている。
特開2004−35004号公報
本発明の課題は、容器内に収容された錠剤を決まった数量だけ正確に取り出すことができる定量取り出し錠剤容器を提案するところにある。なお、本発明において定量取り出しとは、一つの錠剤を取り出す場合のみならず、複数個の錠剤を取り出す場合を含むものとする。
本発明は、収納空間に収納された複数個の錠剤を定まった数量だけ取り出す定量取り出し錠剤容器であって、上端、下端にそれぞれ開放部を有し、そのうち下端開放部を錠剤の排出口とする環状の外装体と、複数個の錠剤を上下に沿って直列に装填、収納する収納空間を有し、該外装体の内側に往復移動可能に配置される内装体と、該内装体を該外装体の上端開放部に向けて付勢する弾性体とを備え、前記外装体の内壁面に、該外装体の軸心に向けて延出した上下2段の凸部を設け、前記内装体に、該内装体が該下端開放部に向けて移動する際に、その下端が下段の凸部に当接し、かつ、該外装体の内壁面に向う弾性変形にて該収納空間から錠剤を該排出口に向けて落下させるゲートと、該ゲートの弾性変形に同期して上段の凸部に当接し、かつ、該外装体の軸心に向う弾性変形にて落下に係わる錠剤の直上に位置する錠剤を落下不能に係止する係止片と、を形成したことを特徴とする定量取り出し錠剤容器である。
上記の構成からなる本発明の定量取り出し錠剤容器においては、
1)前記上下2段の凸部は、それぞれ、該外装体の軸心を挟んで対向配置された一対の凸部からなり、そのうち上段の凸部は、その上面が該外装体の軸心に向けた下り勾配を有するガイド面からなり、下段の凸部は、上面が該外装体の内壁面に向けた下り勾配を有するガイド面からなること、
2)前記ゲートは、前記内装体に垂下保持され、その下端が前記下段の凸部に直接当接する脚部と、この脚部の内壁面に一体的につながり、前記収納空間に収納された錠剤をその上面にて保持する片持ち舌片状の爪部からなり、前記係止片は、前記内装体に垂下保持され、その下端が前記上段の凸部に直接当接する板状体からなる、こと、
3)前記内装体は、錠剤の収納空間を区画形成する本体部分と、その本体部分につながり、前記上端開放部から突出するとともにその突出部分に押圧力を付加することによって該内装体を前記下端開放部へ向けて移動させる頭部を有し、前記外装体は、ヒンジを介して揺動可能に保持され、前記上端開放部に係合して該頭部をその内側に収納するカバーキャップを有すること、さらに、
4)前記外装体は、その内壁面に、ゲートを両側に極僅かな隙間を隔てて挟み込むガイドを有すること、が本発明の課題解決のための具体的手段として好ましい。ここに、上記「揺動可能」とは、カバーキャップがヒンジを支点にして時計周り、反時計周りに回動することができるようになっていることをいうものとする。
上記の構成からなる本発明の定量取り出し錠剤容器によれば、該錠剤容器を、上端、下端にそれぞれ開放部を有し、そのうち下端開放部を錠剤の排出口とする環状の外装体と、複数個の錠剤を上下に沿って直列に装填、収納する収納空間を有し、該外装体の内側に往復移動可能に配置される内装体と、該内装体を該外装体の上端開放部に向けて付勢する弾性体とを備えたもので構成し、外装体の内壁面に、該外装体の軸心に向けて延出した上下2段の凸部を設け、内装体には、該内装体が該下端開放部に向けて移動する際に、その下端が下段の凸部に当接し、かつ、該外装体の内壁面に向う弾性変形にて該収納空間から錠剤を該排出口に向けて落下させるゲートと、該ゲートの弾性変形に同期して上段の凸部に当接し、かつ、該外装体の軸心に向う弾性変形にて落下に係わる錠剤の直上に位置する錠剤を落下不能に係止する係止片と、を設けるようにしたため、決まった数量(定量)の錠剤を確実に取り出すことができる。
また、本発明の定量取り出し錠剤容器によれば、上下2段の凸部は、それぞれ、該外装体の軸心を挟んで対向配置された一対の凸部からなり、そのうち上段に位置する凸部は、その上面が該外装体の軸心に向けた下り勾配を有するガイド面とし、下段に位置する凸部は、上面が該外装体の内壁面に向けた下り勾配を有するガイド面としたため、内装体が外装体の下端開放部へ向けて移動するとき、ゲートを弾性変形させて収納空間を確実に開放することができる一方、その際、係止片を弾性変形させて落下に係わる錠剤の直上に位置する錠剤を、収納空間内に確実に留めておくことでき、これにより錠剤の定量取り出しが可能となる。
また、本発明の定量取り出し錠剤容器によれば、ゲートは、内装体に垂下保持され、その下端が前記下段の凸部に直接当接する脚部と、この脚部の内壁面に一体的につながり、収納空間に収納された錠剤をその上面にて保持する片持ち舌片状の爪部からなるものとし、係止片については、内装体に垂下保持され、その下端が前記上段の凸部に直接当接する板状体からなるものとしたため、これらを単一の部材で構成することができ、構造の簡素化を図ることができる。
さらに、本発明の定量取り出し錠剤容器によれば、内装体は、錠剤の収納空間を区画形成する本体部分と、その本体部分につながり、前記上端開放部から突出するとともにその突出部分に押圧力を付加することによって該内装体を前記下端開放部へ向けて移動させる頭部を有するものとしたため、該頭部を押し込むだけの簡単な操作で錠剤の定量取り出しが可能となる。また、外装体の上端開放部に、ヒンジを介して揺動可能に保持されたカバーキャップを設けて該頭部をそのカバーキャップの内側に収納するようにしたため、外装体の上端開放部からの塵等の侵入を防止できるだけでなく、錠剤容器そのものの美観を保ち得る。外装体の内壁面にゲートの幅端を両側において極僅かな隙間を隔てて挟み込むガイドを設けることにより、ゲートを下段の凸部と外装体との間に形成された隙間に誘導して確実に弾性変形させることが可能となる。
(a)〜(c)は、本発明に従う定量取り出し錠剤容器の実施の形態を模式的に示した図であり、(a)は正面(A−A断面)、(b)は側面図(B−B断面)、(c)は底面図である。 図1に示した錠剤容器の要部の外観斜視図である。 図1に示した錠剤容器の使用状態を示した図である。 (a)〜(c)は、本発明に従う定量取り出し錠剤容器の他の例を示した図であり、(a)は正面図(C−C断面)、(b)は側面図(D−D断面)、(c)は底面図である。 図4に示した錠剤容器の使用状態を示した図である。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1(a)〜(c)は、キューブ状の錠剤を内容物として収容する、本発明に従う定量取り出し錠剤容器の実施の形態を模式的に示した図であり、図2は、図1(a)〜(c)に示した定量取り出し錠剤容器の要部を断面にて表示した外観斜視図である。また、図3は、図1(a)〜(c)に示した定量と取り出し錠剤容器につき、錠剤の取り出し状況を示した図である。ここに、本発明の定量取り出し錠剤容器は、合成樹脂を素材として用い、例えば、射出成形法を適用して製造することができるものであるが、その材質についてはとくに限定されない。
図1〜3における符号1は、矩形断面をなす縦長、かつ環状の外装体である。この外装体1は、下端開放部1aと上端開放部1bを有する中空部材からなっており、下端開放部1aを錠剤の排出口としている。なお、外装体1は、矩形断面をなすものを図示しているが、その断面形状は任意に変更し得る。
また、2は、外装体1の内側に往復移動可能に配置された内装体である。この内装体2は、複数個の錠剤を上下に沿って直列に装填、収納可能な縦長の収納空間Mを有している。内装体2は、その本体部分を、外装体1の軸心Lを挟んで対向配置された2枚の板状体で構成し、その相互間に収納空間Mを形成しているが、錠剤の全周を取り囲む環状体(外装体1と同様の断面形状を有するもの)を用いることも可能であり、この点については限定されない。また、収納空間Mは、錠剤を複数列にして装填、収納するものを適用することもできる。
また、3、4は、外装体1の下方、すなわち、下端開放部1aに近い側において、外装体1の内壁面に間隔をおいて設けられた上下2段の凸部である(上下2段の凸部の相互間で錠剤の計量部が形成される)。この上下2段の凸部3、4は、外装体1の軸心Lを挟んで対向配置された一対の凸部3a、3b、4a、4bから構成されている。そして、そのうち、上段の凸部3(3a、3b)は、その上面に外装体1の軸心Lに向けた下り勾配のガイド面を有しており、下段の凸部4(4a、4b)ついては、その上面に外装体1の内壁面に向けた下り勾配のガイド面を有している。なお、凸部3、4は、必要に応じてそれぞれ1つあるいは3つ以上設けることも可能であり、その数についてはとくに制限はされない。また、上下の凸部3、4は、それ自体を単一部材(1枚もの)で構成してもよいし、複数枚で構成することもできる。
また、符号5は、内装体2の下端に垂下保持されたゲートである。このゲート5は、その下端が下段の凸部4(4a、4b)に直接当接し、かつ弾性変形可能な脚部5aと、この脚部5aの内壁面に一体的につながり収納空間Mに装填、収納された錠剤をその上面で保持する片持ち舌片状の爪部5bからなっている。
上記ゲート5は、内装体2が下端開放部1aに向けて外装体1の中を移動するとき、脚部5aの下端が下段の凸部4のガイド面に当接し、それに沿い外装体1の内壁面に向け滑りながら弾性変形していくものであって、該脚部5aの弾性変形により爪部5bが外装体1の内壁面に向けて移動していき収納空間Mの下方が開放され、該収納空間Mに装填、収納された錠剤が排出口に向けて落下するようになっている。
脚部5aと爪部5bは、上下2段の凸部3、4にそれぞれ対応するように外装体1の軸心Lを挟む対向位置に2つ設けた場合について図示したが、内装体2が下端開放部1aに向けて移動するとき、収納空間Mを確実に開放できるものであれば、1つでもよいし、あるいは3つ以上設けることも可能であり、その数は、適宜変更することができる。
また、6は、ゲート5の上方位置で、内装体2の壁部に設けられた係止片である。この係止片6は、内装体2の壁部に垂下保持され、その下端が自由端となっており、弾性変形可能であり、かつその下端が上段の凸部3に直接当接する板状体からなっている。ゲート5を構成する脚部5aの弾性変形により収納空間Mが開放され、錠剤が排出口に向けて落下すると同時に該係止片6は外装体1の軸心Lに向けて弾性変形し、落下に係わる錠剤の直上に位置する錠剤を落下不能に係止する。係止片6は、内装体2の壁部を切り欠くことによって形成することができるが、内装体2の壁部に別部材を設けるようにして構成してもよい。
係止片6にて収納空間M内の任意の錠剤を落下不能に係止するにより、それよりも下部に位置する錠剤だけが落下することとなり、錠剤の定量取り出しが可能となる。
係止片6は、上段の凸部3に対応するように外装体1の軸心Lを挟む対向位置に2つ設け、その弾性変形時にそれらの下端を相互に接触させる構造のものを例として示したが、内装体2が下端開放部1aに向けて移動するとき、収納空間Mの錠剤を確実に保持できるものであれば、係止片6は1つでもよいし、あるいは3つ以上設けるようにしてもよく、その数については特に限定されない。なお、係止片6を複数設ける場合にあっては、錠剤を挟み込むことによって落下不能に係止することもできる。
また、7は、内装体2の上端に一体的につながり、外装体1の上部開放端1bから突出するとともにその突出部分に押圧力を付加することによって内装体2を下端開放部1aに向けて移動させるコの字状断面をなす頭部である。この頭部7は、内装体2に直結する2つの壁部7aと、この壁部7aをその上端において相互につながる天壁7bからなる。8は、外装体1にヒンジhを介して揺動可能に保持されるカバーキャップである。
頭部7は、内装体2が矩形状である場合には、その形状と同等の形状とすることができる。また、カバーキャップ8は、外装体1の上端開放部1bの端面に合わさる端面を有する周壁8aと、この周壁8aの上端に一体連結して下向きに開放されたドーム状の凹所を形成する天板8bと、周壁8aの外周面に設けられた指掛け片8cから構成されており、外装体1の上部開放部1bにアンダーカットの如き係合手段にて係合させることによって頭部7をその凹所に収納することができるようになっている。
さらに、9は、内装体2を外装体1の上端開放部1bに向けて付勢する弾性体である。この弾性体9は、頭部7に押圧力を付加して内装体2を下端開放部1aに向けて移動させる場合(図3参照)に、その押圧力を解除することにより内装体2をすぐさま初期位置に復元させる機能を有するものであって、外装体1の上端開放部1b側に設けられた内側拡径部eの座部1cに配置される弦巻状のばね部材(スプリング)9aと、このばね部材9aの上端に一体連結して頭部7の外面部に引き抜け不能に嵌合する下向き凹所を備えたカップ部材9bから構成されている。部品点数を削減する観点から、ばね部材9aとカップ部材9bとは一体連結したものを適用するのが好ましいが、別部材で構成することができるのはいうまでもない。
カップ部材9bの外表面の下端には、外装体1の上端開放部1bの内側に設けられた環状の突起1dに係合する環状の突起9cが設けられており、突起9cが環状の突起1dに係合することによって内装体2は、外装体1に抜け止め保持される。なお、この例では、弾性体9を利用して内装体2を外装体1に抜け止め保持するものを示したが、突起9cと同様の機能を有する突起を内装体2に直接設けて抜け止めしてもよく、その構造については適宜変更し得る。内装体2は、内側拡径部の範囲内、すなわち、環状の突起1dから座部1cに至るまでの範囲内で往復移動することになる。
頭部7については、その下端部に、例えば、上端開放部1bの内側に設けられた環状の突起1dに係合可能なフランジを設けて内装体2を外装体1に抜け止め保持するとともに、そのフランジの下面でばね部材9aの上端を受けるようにしてもよく、この場合、カップ部材9bは省略することが可能となり部品点数の削減を図ることができる。フランジとばね部材9aとは一体化したものであっても勿論かなわない。
かかる構成からなる定量取り出し錠剤容器において、収納空間M内の錠剤の定量取り出しを行うには、以下の手順に従う。
まず、カバーキャップ8を開放して頭部7を露出させ、該頭部7に押圧力を付加して内装体2を押し込む。そうすると、内装体2は、下端開放部1aに向けて移動していき、ゲート5を構成する脚部5aは、下段の凸部4(4a、4b)のガイド面に沿い外装体1の内壁面に向けて滑りつつ弾性変形していくこととなる(ハの字状の外開き変形)。
この弾性変形により、脚部5aにつながる爪部5bも外装体1の内壁面へ向けて移動し、爪部5bによる錠剤の保持が解除、収納空間Mが開放されて爪部5bに保持された錠剤は排出口に向けて落下する。
一方、これと同時に係止片6は、上段の凸部3(3a、3b)のガイド面に沿い外装体1の軸心Lに向けて滑りつつ弾性変形していき(先細り変形)、これにより、落下に係わる錠剤の直上に位置する錠剤は落下不能に係止されることとなり、決まった数量の錠剤だけが排出口から取り出されることになる。
錠剤の取り出しに際しては内装体2が下端開放部1aに向けて移動するとき、ゲート5も移動するため、該ゲート5の移動が阻害されることがないよう、下段の凸部4と外装体1の内壁面との間には、ゲート5の脚部5aを挿通させることができる隙間tを設けておくのがよい。
また、図示した定量取り出し錠剤容器は、錠剤を一つずつ取り出す場合の構成例を示したものであるが、係止片6の設ける位置、上段の凸部4の設ける位置を適宜変更することによって錠剤の取り出し数量を変えることができる。
図4(a)〜(c)は本発明に従う定量取り出し錠剤容器の他の例を示した図であり、図5は、図4に示した定量取り出し錠剤容器の使用状況を示した図である。
ここに示した定量取り出し錠剤容器は、弾性体9として、収納空間M内に収納された錠剤を両側に挟み込むように配置され、C字状に弾性変形可能な細板状または棒状のばね部材9aを用いるとともに、ゲート5の脚部5aを幅狭にしてその幅端の両側からそれぞれ極僅かな隙間を隔て配置されたガイド10を設けた例である(ガイド10は、外装体1の内壁面に一体的に設けられる)。
かかる構成からなる定量取り出し錠剤容器は、弾性体9として、弦巻状のばね部材9aを用いたものに比較して形状の簡素化を図ることができる利点があり、また、ガイド10により、ゲート5の脚部5aは、下段の凸部4(4a、4b)と外装体1の内壁面との間に形成された隙間tに誘導され、収納空間Mの確実な開放が可能となる。
本発明によれば、比較的簡素化された構造のもとで、決まった数量の錠剤を正確に取り出すことができる。
1 外装体
1a 下端開放部
1b 上端開放部
1c 内側座部
1d 環状の突起
2 内装体
3(3a、3b) 上段の凸部
4(4a、4b) 下段の凸部
5 ゲート
5a 脚部
5b 爪部
6 係止片
7 頭部
7a 壁部
7b 天壁
8 カバーキャップ
8a 周壁
8b 天板
8c 指掛け片
9 弾性体
9a ばね部材
9b カップ部材
9c 環状の突起
10 ガイド
M 収納空間
L 軸心
h ヒンジ
e 内側拡径部

Claims (5)

  1. 収納空間に収納された複数個の錠剤を定まった数量だけ取り出す定量取り出し錠剤容器であって、
    上端、下端にそれぞれ開放部を有し、そのうちの下端開放部を錠剤の排出口とする外装体と、複数個の錠剤を上下に沿って直列に装填、収納する収納空間を有し、該外装体の内側に往復移動可能に配置される内装体と、該内装体を該外装体の上端開放部に向けて付勢する弾性体とを備え、
    前記外装体の内壁面に、該外装体の軸心に向けて延出した上下2段の凸部を設け、
    前記内装体に、該内装体が該下端開放部に向けて移動する際に、その下端が下段の凸部に当接し、かつ、該外装体の内壁面に向う弾性変形にて該収納空間から錠剤を該排出口に向けて落下させるゲートと、該ゲートの弾性変形に同期して上段の凸部に当接し、かつ、該外装体の軸心に向う弾性変形にて落下に係わる錠剤の直上に位置する錠剤を落下不能に係止する係止片と、を形成したことを特徴とする定量取り出し錠剤容器。
  2. 前記上下2段の凸部は、それぞれ、該外装体の軸心を挟んで対向配置された一対の凸部からなり、そのうち上段の凸部は、その上面に該外装体の軸心に向けた下り勾配のガイド面を有し、下段の凸部は、上面が該外装体の内壁面に向けた下り勾配のガイド面を有することを特徴とする請求項1記載の定量取り出し錠剤容器。
  3. 前記ゲートは、前記内装体に垂下保持され、その下端が前記下段の凸部に直接当接する脚部と、この脚部の内壁面に一体的につながり、前記収納空間に収納された錠剤をその上面にて保持する片持ち舌片状の爪部からなり、
    前記係止片は、前記内装体に垂下保持され、その下端が前記上段の凸部に直接当接する板状体からなる、ことを特徴とする請求項1または2に記載した定量取り出し錠剤容器。
  4. 前記内装体は、錠剤の収納空間を区画形成する本体部分と、その本体部分につながり、前記上端開放部から突出するとともにその突出部分に押圧力を付加することによって該内装体を前記下端開放部へ向けて移動させる頭部を有し、前記外装体は、ヒンジを介して揺動可能に保持され、前記上端開放部に係合して該頭部をその内側に収納するカバーキャップを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載した定量取り出し錠剤容器。
  5. 前記外装体は、その内壁面に、ゲートの幅端を極僅かな隙間を隔てて挟み込むガイドを有する請求項1〜4のいずれか1に記載した定量取り出し錠剤容器。
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