JPH10245059A - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
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- JPH10245059A JPH10245059A JP10035291A JP3529198A JPH10245059A JP H10245059 A JPH10245059 A JP H10245059A JP 10035291 A JP10035291 A JP 10035291A JP 3529198 A JP3529198 A JP 3529198A JP H10245059 A JPH10245059 A JP H10245059A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D43/00—Lids or covers for rigid or semi-rigid containers
- B65D43/02—Removable lids or covers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D39/00—Closures arranged within necks or pouring openings or in discharge apertures, e.g. stoppers
- B65D39/12—Closures arranged within necks or pouring openings or in discharge apertures, e.g. stoppers expansible, e.g. inflatable
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 効果的な密封装置を提供する。
【解決手段】 開口容器用の密封装置2であって、容器
12の内壁に対して密封可能な外縁を有し、容器12の
開口10を密封する密封位置と非密封位置とを取ること
が可能な弾性の下側密封部材6と、下側密封部材6に係
合連結される上側密封部材4と、下側密封部材6を密封
位置から非密封位置へと移動させる操作部材58と、上
側密封部材4に回動可能に取り付けられたノブ8とを有
し、ノブ8と操作部材58とは、ノブ8を回動させるこ
とによって、操作部材58が、下側密封部材6の外縁が
容器12の内縁と密封接触する第1位置から、操作部材
58が下側密封部材6の中央部分を下方に移動させて下
側密封部材6の外縁を容器12の内壁から密封解除させ
る第2位置へと移動させる。
12の内壁に対して密封可能な外縁を有し、容器12の
開口10を密封する密封位置と非密封位置とを取ること
が可能な弾性の下側密封部材6と、下側密封部材6に係
合連結される上側密封部材4と、下側密封部材6を密封
位置から非密封位置へと移動させる操作部材58と、上
側密封部材4に回動可能に取り付けられたノブ8とを有
し、ノブ8と操作部材58とは、ノブ8を回動させるこ
とによって、操作部材58が、下側密封部材6の外縁が
容器12の内縁と密封接触する第1位置から、操作部材
58が下側密封部材6の中央部分を下方に移動させて下
側密封部材6の外縁を容器12の内壁から密封解除させ
る第2位置へと移動させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密封装置、詳しく
は、固形および液状食品用の開口又は端部開口を備えた
保存容器の開口を密封するための密封装置に関する。
は、固形および液状食品用の開口又は端部開口を備えた
保存容器の開口を密封するための密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の密封装置として、その外縁部が密
封状態に開口容器の内壁に係合するべく、それ自身の弾
性によって付勢された下側密封部材を備えたものがあ
る。この公知の密封装置は、更に、前記下側密封部材に
連結された上側密封部材と、この上側密封部材を貫通し
て延出する軸心方向に移動可能なプランジャとを備えて
いる。手動によって軸心方向にプランジャを下側密封部
材に押し付けることによって、下側密封部材が弾性変形
し、その直径が小さくなることによって、この下側密封
部材の外縁が容器の内壁から外れて密封状態が解除さ
れ、この状態で、密封装置を開口容器内に配置したり、
あるいはこの容器から取り外すことができる。
封状態に開口容器の内壁に係合するべく、それ自身の弾
性によって付勢された下側密封部材を備えたものがあ
る。この公知の密封装置は、更に、前記下側密封部材に
連結された上側密封部材と、この上側密封部材を貫通し
て延出する軸心方向に移動可能なプランジャとを備えて
いる。手動によって軸心方向にプランジャを下側密封部
材に押し付けることによって、下側密封部材が弾性変形
し、その直径が小さくなることによって、この下側密封
部材の外縁が容器の内壁から外れて密封状態が解除さ
れ、この状態で、密封装置を開口容器内に配置したり、
あるいはこの容器から取り外すことができる。
【0003】しかしこの種の密封装置には問題が有るこ
とが知られており、その第1の問題、密封装置の容器に
対する取り付けおよび取り外しを可能とするために、プ
ランジャに対して比較的強い圧力を付与する必要がある
ことである。第2の問題は、容器に対する再取り付け又
は取り外し作業を通じて、常時、プランジャに対する指
の圧力を維持する必要があることにある。
とが知られており、その第1の問題、密封装置の容器に
対する取り付けおよび取り外しを可能とするために、プ
ランジャに対して比較的強い圧力を付与する必要がある
ことである。第2の問題は、容器に対する再取り付け又
は取り外し作業を通じて、常時、プランジャに対する指
の圧力を維持する必要があることにある。
【0004】これらの問題を解決するために、米国特許
第4303171号には、前記下側密封部材に、上方に
延出するバットレス(支持)部材を備えさせることが提
案されている。更に、前記上側密封部材には、カム部材
に接続されたトグル又はロッカ部材を備えさせ、前記ト
グル又はロッカ部材に指で圧力を加えると、前記カム部
材が回動して前記バットレスに接触してこれを下方に移
動させ、これによって下側密封部材を変形させる。しか
しながら、この構成では、まだ、密封装置の容器に対す
る再取り付け又は取り外し中に指の圧力を維持し続けな
ければならないという問題は残る。
第4303171号には、前記下側密封部材に、上方に
延出するバットレス(支持)部材を備えさせることが提
案されている。更に、前記上側密封部材には、カム部材
に接続されたトグル又はロッカ部材を備えさせ、前記ト
グル又はロッカ部材に指で圧力を加えると、前記カム部
材が回動して前記バットレスに接触してこれを下方に移
動させ、これによって下側密封部材を変形させる。しか
しながら、この構成では、まだ、密封装置の容器に対す
る再取り付け又は取り外し中に指の圧力を維持し続けな
ければならないという問題は残る。
【0005】このような問題の無い別の構成が、米国特
許第4295578号に提案されている。ここには、上
側密封部材に揺動可能に接続されたレバーを備えた密封
装置が記載されている。前記レバーは、上側密封部材に
接当する位置と、延出位置との間で揺動可能であり、こ
れによって、このレバーの押し端部を、下側密封部材を
変形させるべく、この密封部材の中央部分に対して正確
に接当されるように構成されている。
許第4295578号に提案されている。ここには、上
側密封部材に揺動可能に接続されたレバーを備えた密封
装置が記載されている。前記レバーは、上側密封部材に
接当する位置と、延出位置との間で揺動可能であり、こ
れによって、このレバーの押し端部を、下側密封部材を
変形させるべく、この密封部材の中央部分に対して正確
に接当されるように構成されている。
【0006】上述した両従来構成に於いては、下側密封
部材を押し下げることによって密封状態が解除される。
これに対して、たとえば、米国特許第2966274号
から、その中央部分に圧力を付与することによって下側
密封部材が密封状態となる位置へと移動する密封装置も
知られている。前記密封位置に於いて、下側密封部材
は、容器の内部に対して凹状態となる。そして、上側密
封部材を貫通して延出するプランジャに圧力を与える
と、下側密封部材の中央部分が押し込まれ、突出した非
密封位置となる。この構成の問題点は、下側密封部材が
不安定で、不意に、あるいは使用者のなんらかの動作に
よってその密封位置から非密封位置へ、あるいはその逆
方向に逆変形する虞れが有ることにある。
部材を押し下げることによって密封状態が解除される。
これに対して、たとえば、米国特許第2966274号
から、その中央部分に圧力を付与することによって下側
密封部材が密封状態となる位置へと移動する密封装置も
知られている。前記密封位置に於いて、下側密封部材
は、容器の内部に対して凹状態となる。そして、上側密
封部材を貫通して延出するプランジャに圧力を与える
と、下側密封部材の中央部分が押し込まれ、突出した非
密封位置となる。この構成の問題点は、下側密封部材が
不安定で、不意に、あるいは使用者のなんらかの動作に
よってその密封位置から非密封位置へ、あるいはその逆
方向に逆変形する虞れが有ることにある。
【0007】ヨーロッパ特許出願第0022277号
は、その密封力の制御を可能にして密封状態の不意の解
除を防止することを意図した上述したタイプの密封装置
を開示している。ここで、その上側密封部材は、下側密
封部材の対応の上方延出ボスに係合するネジ溝付き下方
延出ボスを有している。上側密封部材を下部密封部材に
対して回動すると、これら二つの部材が締め付け方向又
は緩め方向に移動して、これによって、前記上方延出ボ
スの周りの下側密封部材の領域の傾斜が調節されて、こ
れによって、その外縁に対する密封力が調節される。し
かし、この構成は、比較的複雑であり、その製造コスト
が高いという欠点がある。更に、この構成の場合、必要
な密封圧とするためには、使用者が上部および下側密封
部材を正確にセットしなければならない。更に、密封装
置全体が容器に対して回動する傾向が有るため、下側密
封部材の容器開口に対する回動を防ぐためには、互いに
協動するドッグと凹部を設ける必要がある。
は、その密封力の制御を可能にして密封状態の不意の解
除を防止することを意図した上述したタイプの密封装置
を開示している。ここで、その上側密封部材は、下側密
封部材の対応の上方延出ボスに係合するネジ溝付き下方
延出ボスを有している。上側密封部材を下部密封部材に
対して回動すると、これら二つの部材が締め付け方向又
は緩め方向に移動して、これによって、前記上方延出ボ
スの周りの下側密封部材の領域の傾斜が調節されて、こ
れによって、その外縁に対する密封力が調節される。し
かし、この構成は、比較的複雑であり、その製造コスト
が高いという欠点がある。更に、この構成の場合、必要
な密封圧とするためには、使用者が上部および下側密封
部材を正確にセットしなければならない。更に、密封装
置全体が容器に対して回動する傾向が有るため、下側密
封部材の容器開口に対する回動を防ぐためには、互いに
協動するドッグと凹部を設ける必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した種々の従来の
密封装置の特に大きな問題は、これらの装置は、その作
動が容器の底壁の実質的に均一な径方向の拡張に依るも
のである為、円形の容器にのみ適したものである、とい
う点にある。米国特許第4295578号に於いて、こ
の問題は、下側密封部材の外縁部に、多角形状の容器お
よび密封装置用に変化する厚みを備えた密封ビードを設
けることによって解決されている。即ち、前記ビードの
厚みは、揺動レバーに依る拡張力が大きな部位では大き
く、その力が弱い部位では小さくなっている。しかし、
これは上記問題に対するかなり複雑な解決方法であっ
て、密封装置の種々の形状のそれぞれ、そして恐らく
は、任意の各形状の装置の種々の寸法のそれぞれに応じ
て異なるビードを設けなければならない。
密封装置の特に大きな問題は、これらの装置は、その作
動が容器の底壁の実質的に均一な径方向の拡張に依るも
のである為、円形の容器にのみ適したものである、とい
う点にある。米国特許第4295578号に於いて、こ
の問題は、下側密封部材の外縁部に、多角形状の容器お
よび密封装置用に変化する厚みを備えた密封ビードを設
けることによって解決されている。即ち、前記ビードの
厚みは、揺動レバーに依る拡張力が大きな部位では大き
く、その力が弱い部位では小さくなっている。しかし、
これは上記問題に対するかなり複雑な解決方法であっ
て、密封装置の種々の形状のそれぞれ、そして恐らく
は、任意の各形状の装置の種々の寸法のそれぞれに応じ
て異なるビードを設けなければならない。
【0009】本発明の第1の課題は、普通の形状の密封
部材を使用しながら、即ち、その外縁に様々な厚みのビ
ードを備えた複数の下側密封部材を必要とせず、しか
も、その形状に拘わらず効果的な密封装置を提供するこ
とにある。
部材を使用しながら、即ち、その外縁に様々な厚みのビ
ードを備えた複数の下側密封部材を必要とせず、しか
も、その形状に拘わらず効果的な密封装置を提供するこ
とにある。
【0010】本発明の第2の課題は、指に依る大きな加
圧力を必要とせず、小人や高齢者によっても使用可能
で、しかも、密封装置を非密封状態に維持するために加
圧力を付与し続ける必要無く、容器を効果的に密封でき
る密封装置を提供することにある。
圧力を必要とせず、小人や高齢者によっても使用可能
で、しかも、密封装置を非密封状態に維持するために加
圧力を付与し続ける必要無く、容器を効果的に密封でき
る密封装置を提供することにある。
【0011】本発明の第3の課題は、密封又は非密封状
態に於いて突出せず、従って、そのような密封装置を備
えた容器のスタッキングを可能とする操作部材を備えた
密封装置を提供することにある。
態に於いて突出せず、従って、そのような密封装置を備
えた容器のスタッキングを可能とする操作部材を備えた
密封装置を提供することにある。
【0012】本発明の第4の課題は、密封と密封解除の
繰り返しによっても損傷することの少ない、製造が容易
な少数の部材から成る密封装置を提供することにある。
繰り返しによっても損傷することの少ない、製造が容易
な少数の部材から成る密封装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に依る、開口容器
用の密封装置は、前記容器の内壁に対して密封可能な外
縁を有する弾性の下側密封部材と、前記下側密封部材に
接続された上側密封部材と、前記下側密封部材を密封位
置から非密封位置へと移動させる操作部材と、前記上側
密封部材に回動可能に取り付けられたノブとを有し、前
記ノブと前記操作部材とは、前記ノブを回動させること
によって前記操作部材が、前記下側密封部材の前記外縁
が前記容器の内縁と密封接触する第1位置から、前記操
作部材が前記下側密封部材の中央部分を下方に移動させ
て前記下側密封部材の前記外縁を前記容器の前記内壁か
ら密封解除させる第2位置へと移動させるように、協動
する構成とされている。
用の密封装置は、前記容器の内壁に対して密封可能な外
縁を有する弾性の下側密封部材と、前記下側密封部材に
接続された上側密封部材と、前記下側密封部材を密封位
置から非密封位置へと移動させる操作部材と、前記上側
密封部材に回動可能に取り付けられたノブとを有し、前
記ノブと前記操作部材とは、前記ノブを回動させること
によって前記操作部材が、前記下側密封部材の前記外縁
が前記容器の内縁と密封接触する第1位置から、前記操
作部材が前記下側密封部材の中央部分を下方に移動させ
て前記下側密封部材の前記外縁を前記容器の前記内壁か
ら密封解除させる第2位置へと移動させるように、協動
する構成とされている。
【0014】結果、密封装置の密封と密封解除のために
ノブを介した回動力を使用しているので、強い回し力を
必要とせず、かつ、従来のレバーを使用した構成に於け
る破損の問題無く、下側密封部材に十分な下方への力を
付与してこの部材を変形させることができる。
ノブを介した回動力を使用しているので、強い回し力を
必要とせず、かつ、従来のレバーを使用した構成に於け
る破損の問題無く、下側密封部材に十分な下方への力を
付与してこの部材を変形させることができる。
【0015】一好適実施例に於いて、前記操作部材は、
前記上側密封部材と、前記下側密封部材との間に配置さ
れた軸心方向に移動可能なプランジャロッドとして構成
され、前記ノブ、上側密封部材および前記プランジャロ
ッドは、前記ノブを前記上側密封部材に対して回動させ
ると、前記プランジャロッドが前記第1位置から第2位
置へ、又は、その逆に移動するように、協動する構成と
することが好ましい。前記プランジャロッドの位置は、
少なくとも一つの公知の構成のように、上側密封部材か
ら突出しない位置であって、前記ノブが前記上側密封部
材に形成された凹部内に配置されることも好ましい実施
態様である。
前記上側密封部材と、前記下側密封部材との間に配置さ
れた軸心方向に移動可能なプランジャロッドとして構成
され、前記ノブ、上側密封部材および前記プランジャロ
ッドは、前記ノブを前記上側密封部材に対して回動させ
ると、前記プランジャロッドが前記第1位置から第2位
置へ、又は、その逆に移動するように、協動する構成と
することが好ましい。前記プランジャロッドの位置は、
少なくとも一つの公知の構成のように、上側密封部材か
ら突出しない位置であって、前記ノブが前記上側密封部
材に形成された凹部内に配置されることも好ましい実施
態様である。
【0016】前記プランジャロッドを、前記下側密封部
材の中央部分に形成された直立ボスと係合するように構
成することができる。このボスは、プランジャロッド
を、密封装置の他の部材との接続の為に位置決めするの
に役立つ。該ボスの高さは、単一の長さのプランジャロ
ッドを、寸法の異なる密封装置に使用可能として、この
ボスを介して下側密封部材に確実に力が伝達されるよう
に、密封装置の大きさに応じて様々なものとすることが
できる。
材の中央部分に形成された直立ボスと係合するように構
成することができる。このボスは、プランジャロッド
を、密封装置の他の部材との接続の為に位置決めするの
に役立つ。該ボスの高さは、単一の長さのプランジャロ
ッドを、寸法の異なる密封装置に使用可能として、この
ボスを介して下側密封部材に確実に力が伝達されるよう
に、密封装置の大きさに応じて様々なものとすることが
できる。
【0017】上記構成に代えて、あるいはこの構成に追
加して、前記プランジャロッドの下端部に、前記底部密
封部材に対して作用するプレートを取り付けることがで
きる。このプレートは、下側密封部材に加えられる力
を、その一つの部分から別の部分へと移動させて、非円
形の密封装置でも正確に密封および密封解除することを
可能とする。これによって、様々な密封装置形状に対応
して適切な形状のプレートを容易単純に構成することが
でき、非円形の密封装置に対応するべく従来使用されて
いた複雑なシステムを避けることができるので、この構
成は大きな進歩である。
加して、前記プランジャロッドの下端部に、前記底部密
封部材に対して作用するプレートを取り付けることがで
きる。このプレートは、下側密封部材に加えられる力
を、その一つの部分から別の部分へと移動させて、非円
形の密封装置でも正確に密封および密封解除することを
可能とする。これによって、様々な密封装置形状に対応
して適切な形状のプレートを容易単純に構成することが
でき、非円形の密封装置に対応するべく従来使用されて
いた複雑なシステムを避けることができるので、この構
成は大きな進歩である。
【0018】特に好ましい実施態様として、前記ノブ
に、少なくとも一つのカムフォロア、又はカムトラック
が設けられ、前記密封装置のノブとは別の部材には、カ
ムトラック又はカムフォロアが設けられ、これらカムフ
ォロア又はカムトラックが係合し、前記ノブが前記上側
密封部材に対して回動することによって、前記操作部材
が前記第1位置から第2位置へ、あるいは、その逆に移
動する構成とすることが好ましい。一例として、前記ノ
ブに少なくとも一つのカムフォロアを設けとともに、前
記上側密封部材にカムトラックを設けることができる。
前記上側密封部材と前記ノブとの周りに、3つのカムト
ラックとそれに対応のカムフォロアとを設ければ、伝動
に於いて非常に有効なシステムを構成することができる
ことが判った。前記操作部材は、前記ノブと一体に形成
することができる。この構成は、密封部材を少数の構成
部材から構成することが可能となるという利点がある。
に、少なくとも一つのカムフォロア、又はカムトラック
が設けられ、前記密封装置のノブとは別の部材には、カ
ムトラック又はカムフォロアが設けられ、これらカムフ
ォロア又はカムトラックが係合し、前記ノブが前記上側
密封部材に対して回動することによって、前記操作部材
が前記第1位置から第2位置へ、あるいは、その逆に移
動する構成とすることが好ましい。一例として、前記ノ
ブに少なくとも一つのカムフォロアを設けとともに、前
記上側密封部材にカムトラックを設けることができる。
前記上側密封部材と前記ノブとの周りに、3つのカムト
ラックとそれに対応のカムフォロアとを設ければ、伝動
に於いて非常に有効なシステムを構成することができる
ことが判った。前記操作部材は、前記ノブと一体に形成
することができる。この構成は、密封部材を少数の構成
部材から構成することが可能となるという利点がある。
【0019】前記ノブの前記上側密封部材に対する回動
を制限するための係止手段を設けることができる。又、
密封装置の組み立てを容易にするべく、ノブを上側密封
部材に対して正確に位置決めするための位置決め手段
(固定手段が一例である)を設けることができる。更
に、前記係止手段と前記位置決め手段との構造を共通の
ものとすることも可能である。
を制限するための係止手段を設けることができる。又、
密封装置の組み立てを容易にするべく、ノブを上側密封
部材に対して正確に位置決めするための位置決め手段
(固定手段が一例である)を設けることができる。更
に、前記係止手段と前記位置決め手段との構造を共通の
ものとすることも可能である。
【0020】好適には、前記上側密封部材は、前記容器
の内部に対して凹(容器内部から突出し、外側に凸)
の、全体としてドーム形状を有する。更に、前記上側密
封部材の上面に、単数又は複数の同心リングを設けて、
これまで説明してきた密封装置を備えた容器と、対応の
ドーム形状の密封部を有する別の容器とのスタッキング
(上積み)を容易にするように構成してもよい。
の内部に対して凹(容器内部から突出し、外側に凸)
の、全体としてドーム形状を有する。更に、前記上側密
封部材の上面に、単数又は複数の同心リングを設けて、
これまで説明してきた密封装置を備えた容器と、対応の
ドーム形状の密封部を有する別の容器とのスタッキング
(上積み)を容易にするように構成してもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】図1および2に示す密封装置2
は、上側密封部材4と、下側密封部材6と、ノブ8とを
有する。この密封装置2は、容器12の開口10を閉じ
るのに使用される。前記上側密封部材4は環状で、その
上壁14には、中央貫通孔が形成されている。前記上壁
14から、三つの同心の環状壁16,18,20が下方
に延出している。その内の最も外側の壁16は、高さが
一定で、その外面の周りにはリブ22が形成されてい
る。
は、上側密封部材4と、下側密封部材6と、ノブ8とを
有する。この密封装置2は、容器12の開口10を閉じ
るのに使用される。前記上側密封部材4は環状で、その
上壁14には、中央貫通孔が形成されている。前記上壁
14から、三つの同心の環状壁16,18,20が下方
に延出している。その内の最も外側の壁16は、高さが
一定で、その外面の周りにはリブ22が形成されてい
る。
【0022】前記下側密封部材6は、一体の側壁26を
備えた隔膜壁24と、前記容器12の内側壁に対して密
封可能な周部封止リブ28とを有している。前記側壁2
6の上縁部は、リップ部30として形成され、図1に示
すように、該リップ部30は、上側密封部材4の前記リ
ブ22とスナップ係合して、上側密封部材4と下側密封
部材6とを互いに係合連結する。前記上側密封部材4お
よび下側密封部材6は、これら部材間にノブ8が位置し
た状態で、前記上側密封部材4の中央貫通孔に介装され
て、把持部34を有する中央直立ボス部32を介して、
ノブ8が両者4、6に当接係合される。図2に示すよう
に、前記ボス部32の周りには、スカート36が配設さ
れ、このスカート36は、周方向で、三つの傾斜トラッ
ク38を提供するように形成されている。これら各トラ
ック38は、前記ノブ8の周方向で横材40へと時計回
り方向に徐々に上昇している。前記横材40は、二つの
領域40A,40Bに分割され、その第2の領域40B
は平坦に形成され、第1の領域40Aが平坦な第2の領
域40Bにまで上向きに傾斜して延出している。前記上
側密封部材4の内壁20は、三つのカム部42(カムト
ラック)に分割され、これら部分のそれぞれが、所定高
さの一定高領域42Aと、傾斜領域42Bと、次に、比
較的低い(一定高領域42Aより低い)一定高領域42
Cとを有している(図3および4参照)。そしてこれら
のカム部42の間の各接続部には、当接縁46が形成さ
れている。
備えた隔膜壁24と、前記容器12の内側壁に対して密
封可能な周部封止リブ28とを有している。前記側壁2
6の上縁部は、リップ部30として形成され、図1に示
すように、該リップ部30は、上側密封部材4の前記リ
ブ22とスナップ係合して、上側密封部材4と下側密封
部材6とを互いに係合連結する。前記上側密封部材4お
よび下側密封部材6は、これら部材間にノブ8が位置し
た状態で、前記上側密封部材4の中央貫通孔に介装され
て、把持部34を有する中央直立ボス部32を介して、
ノブ8が両者4、6に当接係合される。図2に示すよう
に、前記ボス部32の周りには、スカート36が配設さ
れ、このスカート36は、周方向で、三つの傾斜トラッ
ク38を提供するように形成されている。これら各トラ
ック38は、前記ノブ8の周方向で横材40へと時計回
り方向に徐々に上昇している。前記横材40は、二つの
領域40A,40Bに分割され、その第2の領域40B
は平坦に形成され、第1の領域40Aが平坦な第2の領
域40Bにまで上向きに傾斜して延出している。前記上
側密封部材4の内壁20は、三つのカム部42(カムト
ラック)に分割され、これら部分のそれぞれが、所定高
さの一定高領域42Aと、傾斜領域42Bと、次に、比
較的低い(一定高領域42Aより低い)一定高領域42
Cとを有している(図3および4参照)。そしてこれら
のカム部42の間の各接続部には、当接縁46が形成さ
れている。
【0023】図1に示すように、前記ノブ8のボス32
の側壁に近接、又は当接する位置関係に、上側密封部材
4の内壁20、内径位置が設定されている。前記ノブ8
のスカート36は、ボス32の側壁に対してほぼ平行に
延出する外周部フランジ48を有している。このフラン
ジ48は、図1、図3、図5に示すように、前記中間壁
18の短高部分によって形成された100度の切り欠き
部50を除いて、上部密封部分4の中間壁18に近接し
てその内側に、径方向で位置するように構成されてい
る。そしてノブ8のこの外フランジ48に取り付けられ
たタブ52が、密封装置2の諸部分が正規の位置に位置
設定された時(ノブ8のボス32が、上側密封部材4の
中央貫通孔に挿入された状態)に、前記切り欠き部50
に受け入れられるように構成されている。前記切り欠き
部50内にタブ52が位置することによって、密封装置
の様々な部材の連結に於いて、ノブ8の上側密封部材4
に対する正確な位置及び方向の位置決め設定が容易とな
る。そして、このタブ52が切り欠き部50の縁に対し
て接当することによって、ノブ8の上側密封部材4に対
する回動が制限されるのである。即ち、タブ52は、回
動を制限するための係止手段として働く。前記上側密封
部材4とノブ8とには、更に、後者の前者に対する相対
回転を防止するための協動構造が設けられている。即
ち、これが固定手段となっている。この構造は、ノブ8
の前記フランジ48の周りに均等間隔で配置された三つ
のリブ54と、その周りに均等間隔で配置され、それぞ
れがノブ8のリブ54を受けてこれを係止する三対の対
応のリブ56を有する前記中間壁18(これは上側密封
部材4に設けられている)とから成る(図3、5参
照)。上述したように、前記密封装置2は、前記上側密
封部材4と下側密封部材6とを、その間にノブ8を保持
して、これを上側密封部材4に対して相対的に方向設定
した状態で互いに係合する(当接・連結する)ことによ
って組み立てられる。
の側壁に近接、又は当接する位置関係に、上側密封部材
4の内壁20、内径位置が設定されている。前記ノブ8
のスカート36は、ボス32の側壁に対してほぼ平行に
延出する外周部フランジ48を有している。このフラン
ジ48は、図1、図3、図5に示すように、前記中間壁
18の短高部分によって形成された100度の切り欠き
部50を除いて、上部密封部分4の中間壁18に近接し
てその内側に、径方向で位置するように構成されてい
る。そしてノブ8のこの外フランジ48に取り付けられ
たタブ52が、密封装置2の諸部分が正規の位置に位置
設定された時(ノブ8のボス32が、上側密封部材4の
中央貫通孔に挿入された状態)に、前記切り欠き部50
に受け入れられるように構成されている。前記切り欠き
部50内にタブ52が位置することによって、密封装置
の様々な部材の連結に於いて、ノブ8の上側密封部材4
に対する正確な位置及び方向の位置決め設定が容易とな
る。そして、このタブ52が切り欠き部50の縁に対し
て接当することによって、ノブ8の上側密封部材4に対
する回動が制限されるのである。即ち、タブ52は、回
動を制限するための係止手段として働く。前記上側密封
部材4とノブ8とには、更に、後者の前者に対する相対
回転を防止するための協動構造が設けられている。即
ち、これが固定手段となっている。この構造は、ノブ8
の前記フランジ48の周りに均等間隔で配置された三つ
のリブ54と、その周りに均等間隔で配置され、それぞ
れがノブ8のリブ54を受けてこれを係止する三対の対
応のリブ56を有する前記中間壁18(これは上側密封
部材4に設けられている)とから成る(図3、5参
照)。上述したように、前記密封装置2は、前記上側密
封部材4と下側密封部材6とを、その間にノブ8を保持
して、これを上側密封部材4に対して相対的に方向設定
した状態で互いに係合する(当接・連結する)ことによ
って組み立てられる。
【0024】図8に示すように、上側密封部材4のカム
部42の傾斜縁部44Bがノブ8のスカート36の対応
の傾斜面38に当接して連結され、前記把持部34が、
上側密封部材4の上壁14の面と実質的に連続する面を
形成する状態で、ノブ8が上側密封部材4に係合する。
この姿勢に於いて、前記横材40は、その平坦領域40
Bが壁20の平坦縁44Cに係合した状態で、当接壁4
6に当接している。この構成にあって、更に、ノブ8を
固定するために摩擦係合部を形成してもよい。これは、
ノブ8をロックするためのノブ8のリブ54と上側密封
部材4のリブ56対との間の係合に追加して設けてもよ
いし、あるいは、その係合の代わりに設けてもよい。こ
の位置に於いて、前記ノブのボス部32から下方に突出
するプランジャロッド58は下側密封部材6の隔膜壁2
4に触れることなく、これにわずかに当接するだけであ
る。好ましくは、隔膜壁24に備えられる直立リブ60
に軽く接触している。前記隔膜壁24、特に、その直立
リブ60の周りの部分は、弛緩し、完全に拡張されてお
り、この状態に於いて、リブ28は、容器12の開口の
内側壁に密封状態で係合する。即ち、この状態が容器1
2の密封状態であり、本願の操作部材としてのプランジ
ャロッド58は第1位置にある(図8参照)。密封状態
を解除し、密封装置2を容器12から取り外すには、使
用者は、把持部34を握り、ノブ8を上方密封部材4に
対して回動する。ノブ8のリブ54が、上側密封部材4
のリブ56対から離脱する。同時に、横材40が上部密
封材4の内壁20のカム部42のカム縁44Bを横切っ
て移動し、図7に示すように、これによってノブ8が上
部密封部材4に対して下方に移動される。これにより、
プランジャロッド58がボス60に押し付けられ、隔膜
壁24を変形させ、その周部を収縮させてリブ28を内
側に引き、密封装置2と容器12との間の密封状態が解
除される。即ち、この状態が容器12の非密封状態であ
り、本願の操作部材としてのプランジャロッド58は第
2位置にある(図7参照)。
部42の傾斜縁部44Bがノブ8のスカート36の対応
の傾斜面38に当接して連結され、前記把持部34が、
上側密封部材4の上壁14の面と実質的に連続する面を
形成する状態で、ノブ8が上側密封部材4に係合する。
この姿勢に於いて、前記横材40は、その平坦領域40
Bが壁20の平坦縁44Cに係合した状態で、当接壁4
6に当接している。この構成にあって、更に、ノブ8を
固定するために摩擦係合部を形成してもよい。これは、
ノブ8をロックするためのノブ8のリブ54と上側密封
部材4のリブ56対との間の係合に追加して設けてもよ
いし、あるいは、その係合の代わりに設けてもよい。こ
の位置に於いて、前記ノブのボス部32から下方に突出
するプランジャロッド58は下側密封部材6の隔膜壁2
4に触れることなく、これにわずかに当接するだけであ
る。好ましくは、隔膜壁24に備えられる直立リブ60
に軽く接触している。前記隔膜壁24、特に、その直立
リブ60の周りの部分は、弛緩し、完全に拡張されてお
り、この状態に於いて、リブ28は、容器12の開口の
内側壁に密封状態で係合する。即ち、この状態が容器1
2の密封状態であり、本願の操作部材としてのプランジ
ャロッド58は第1位置にある(図8参照)。密封状態
を解除し、密封装置2を容器12から取り外すには、使
用者は、把持部34を握り、ノブ8を上方密封部材4に
対して回動する。ノブ8のリブ54が、上側密封部材4
のリブ56対から離脱する。同時に、横材40が上部密
封材4の内壁20のカム部42のカム縁44Bを横切っ
て移動し、図7に示すように、これによってノブ8が上
部密封部材4に対して下方に移動される。これにより、
プランジャロッド58がボス60に押し付けられ、隔膜
壁24を変形させ、その周部を収縮させてリブ28を内
側に引き、密封装置2と容器12との間の密封状態が解
除される。即ち、この状態が容器12の非密封状態であ
り、本願の操作部材としてのプランジャロッド58は第
2位置にある(図7参照)。
【0025】隔膜壁24を密封解除位置へ完全に拡張さ
せるには、90度の回転が必要である(図3のB矢印を
参照)。カムスライド(カムの傾斜縁部)44Bの形状
は、隔膜壁24を拡張させるのに必要なトルクが最小
で、かつ、このトルクが回動に渡って累進的となるよう
に構成されている。回動ストロークの終端に於いて、横
材40の平坦部40Bが、壁20の平坦縁部44Aに係
合して、小さなトルクで解除可能な、密封装置2を非密
封位置に保持するスナップ係合を提供することができ
る。即ち、このスナップ係合構成に依れば、使用者は、
密封装置2を容器12から取り外して、これを、ノブ8
に対するトルクを維持する必要無く、再度取り付けるこ
とができる。再取り付け後、前記スナップ係合は、これ
をわずかに回動させることによって解除される。これに
よって、隔膜壁24は、その本来の弾性記憶作用に依っ
て、密封リブ24が容器12の内壁に接触した状態で、
その通常の位置へと拡張移動する。次に、ノブ8をこの
ノブ8のリブ54を上側密封部材のリブ56に固定する
ことによって、密封装置2を、密封位置にロックするこ
とができる。前記ノブスカート38に、横材40からの
圧力によってノブ8が回転することによって撓み、その
圧力の解除によって「クリック音」を発する”発音ヒン
ジ”を提供するように形成された切り欠き61を形成す
ることによって、密封状態を音によって示してもよい。
更に、上側密封部材4に、それぞれ密封装置2が非密封
位置と、把持片34がそれと位置一致する密封位置とを
「開放」、「ロック」として示す視覚的位置インジケー
タを設けてもよい。
せるには、90度の回転が必要である(図3のB矢印を
参照)。カムスライド(カムの傾斜縁部)44Bの形状
は、隔膜壁24を拡張させるのに必要なトルクが最小
で、かつ、このトルクが回動に渡って累進的となるよう
に構成されている。回動ストロークの終端に於いて、横
材40の平坦部40Bが、壁20の平坦縁部44Aに係
合して、小さなトルクで解除可能な、密封装置2を非密
封位置に保持するスナップ係合を提供することができ
る。即ち、このスナップ係合構成に依れば、使用者は、
密封装置2を容器12から取り外して、これを、ノブ8
に対するトルクを維持する必要無く、再度取り付けるこ
とができる。再取り付け後、前記スナップ係合は、これ
をわずかに回動させることによって解除される。これに
よって、隔膜壁24は、その本来の弾性記憶作用に依っ
て、密封リブ24が容器12の内壁に接触した状態で、
その通常の位置へと拡張移動する。次に、ノブ8をこの
ノブ8のリブ54を上側密封部材のリブ56に固定する
ことによって、密封装置2を、密封位置にロックするこ
とができる。前記ノブスカート38に、横材40からの
圧力によってノブ8が回転することによって撓み、その
圧力の解除によって「クリック音」を発する”発音ヒン
ジ”を提供するように形成された切り欠き61を形成す
ることによって、密封状態を音によって示してもよい。
更に、上側密封部材4に、それぞれ密封装置2が非密封
位置と、把持片34がそれと位置一致する密封位置とを
「開放」、「ロック」として示す視覚的位置インジケー
タを設けてもよい。
【0026】特に図7,8から理解されるように、ノブ
8が上側密封部材4の上面に対して下方に移動されて密
封装置が非密封位置へと移動され、この位置に於いて、
この密封装置を容器12から取り外したり、あるいはそ
れに再度取り付けることが可能である。上述したよう
に、密封位置に於いて、装置は把持片34を通して前記
状面の連続面を形成する。これによって、それぞれこの
密封装置2を備えた複数の容器12を、上積みすること
が容易となる。尚、前記上面は図示されているものに限
らず、後述する図9の実施例に於けるように平坦なもの
とすることも可能であり、この場合、把持片34は、そ
の平坦面に対して連続的となるように適切に形状設定す
る。しかしながら、前記ドーム形状は円形容器用として
美観的に優れている。スタッキングを容易にし、かつ、
ドーム状密封装置2を備えた複数の上積みされた容器1
2の転倒が起こりにくくするために、容器12には、図
7,8に示すようなドーム形の底部64が設けられる。
更に上積みを簡易化し、上積みされた容器12の転倒に
対する抵抗性を増加するために、上側密封部材4の上壁
14に、完全な円状又は、少なくとも約270度に渡っ
て延出する部分円状の単数又は複数のリング66を設け
てもよい。そして、これらリング66の高さ、直径、傾
斜および位置は、ドーム形の底部64と相互固定可能で
あるように設定される。更に、これらリング66は、上
側密封部材4の形成中に於いて、半透明の樹脂が使用さ
れる場合、又は、その成形から表面のひけマークが形成
される場合、上側密封部材4の中間および内側壁18,
20から形成される可能性のある影を隠すように配置し
てもよい。更に、前記リング66の寸法と形状を、より
小型又は大型の容器の上積みを容易にするように設定す
ることができ、この場合、容器には、小型容器の閉端部
をより密着して受けてこの小型容器の転倒を抑制するよ
うに寸法設計された単数又は複数のリング66とでき
る。
8が上側密封部材4の上面に対して下方に移動されて密
封装置が非密封位置へと移動され、この位置に於いて、
この密封装置を容器12から取り外したり、あるいはそ
れに再度取り付けることが可能である。上述したよう
に、密封位置に於いて、装置は把持片34を通して前記
状面の連続面を形成する。これによって、それぞれこの
密封装置2を備えた複数の容器12を、上積みすること
が容易となる。尚、前記上面は図示されているものに限
らず、後述する図9の実施例に於けるように平坦なもの
とすることも可能であり、この場合、把持片34は、そ
の平坦面に対して連続的となるように適切に形状設定す
る。しかしながら、前記ドーム形状は円形容器用として
美観的に優れている。スタッキングを容易にし、かつ、
ドーム状密封装置2を備えた複数の上積みされた容器1
2の転倒が起こりにくくするために、容器12には、図
7,8に示すようなドーム形の底部64が設けられる。
更に上積みを簡易化し、上積みされた容器12の転倒に
対する抵抗性を増加するために、上側密封部材4の上壁
14に、完全な円状又は、少なくとも約270度に渡っ
て延出する部分円状の単数又は複数のリング66を設け
てもよい。そして、これらリング66の高さ、直径、傾
斜および位置は、ドーム形の底部64と相互固定可能で
あるように設定される。更に、これらリング66は、上
側密封部材4の形成中に於いて、半透明の樹脂が使用さ
れる場合、又は、その成形から表面のひけマークが形成
される場合、上側密封部材4の中間および内側壁18,
20から形成される可能性のある影を隠すように配置し
てもよい。更に、前記リング66の寸法と形状を、より
小型又は大型の容器の上積みを容易にするように設定す
ることができ、この場合、容器には、小型容器の閉端部
をより密着して受けてこの小型容器の転倒を抑制するよ
うに寸法設計された単数又は複数のリング66とでき
る。
【0027】図3、図8に示すように、上側密封部材4
に、容器12の開口部に於いて上部固定リブ70に係合
する底面を備えた平坦な外リップ部68を備えさせるこ
とができる。このリップ部68とドーム形上壁14との
間の交差によって、容器12の側壁の連続部分を形成
し、ドーム形状底閉端部64を超えて上下方向で延出す
る環状フランジ72の為の位置が提供される。この係合
によって、複数の容器12の上積みと転倒防止性が更に
高まる。図6に示すように、前記上部固定リブ70は、
容器12の開口を支持するとともに、スムースな内縁を
提供する。容器12の壁は、密封装置2用の座を提供す
るプラットフォーム74を形成するべく、下記のような
形状のものとすることができる。プラットフォーム74
には、下側密封部材6に設けられた対応の回転防止トラ
ックと共に回転防止トラックを構成するべく、容器12
の周りで互いに離間して配置された複数の歯75を形成
することができる。これらトラックの歯75が相互固定
されることによって、プラットフォーム74に於ける密
封装置2と容器12との間の係合がより確実なものとな
り、密封装置2が容器12に対して滑ったり、回転しに
くくなる。尚、容器12と密封装置2との両方に完全な
回転防止トラックを設けることは必ずしも必要ではな
い。一方には、互いに60度の角度で離間した比較的少
数の歯のみを設けてもよい。いずれにせよ、少なくとも
一つのトラックは、相互固定係合を容易にするべく、わ
ずかにドーム形の上面を備えた歯75を有することが好
ましい。
に、容器12の開口部に於いて上部固定リブ70に係合
する底面を備えた平坦な外リップ部68を備えさせるこ
とができる。このリップ部68とドーム形上壁14との
間の交差によって、容器12の側壁の連続部分を形成
し、ドーム形状底閉端部64を超えて上下方向で延出す
る環状フランジ72の為の位置が提供される。この係合
によって、複数の容器12の上積みと転倒防止性が更に
高まる。図6に示すように、前記上部固定リブ70は、
容器12の開口を支持するとともに、スムースな内縁を
提供する。容器12の壁は、密封装置2用の座を提供す
るプラットフォーム74を形成するべく、下記のような
形状のものとすることができる。プラットフォーム74
には、下側密封部材6に設けられた対応の回転防止トラ
ックと共に回転防止トラックを構成するべく、容器12
の周りで互いに離間して配置された複数の歯75を形成
することができる。これらトラックの歯75が相互固定
されることによって、プラットフォーム74に於ける密
封装置2と容器12との間の係合がより確実なものとな
り、密封装置2が容器12に対して滑ったり、回転しに
くくなる。尚、容器12と密封装置2との両方に完全な
回転防止トラックを設けることは必ずしも必要ではな
い。一方には、互いに60度の角度で離間した比較的少
数の歯のみを設けてもよい。いずれにせよ、少なくとも
一つのトラックは、相互固定係合を容易にするべく、わ
ずかにドーム形の上面を備えた歯75を有することが好
ましい。
【0028】〔別実施例〕図1ないし図8の密封装置2
と容器12とは、円形であった。しかしながら、本発明
の前述した特徴構成の多くは、図9に示すように、非円
形の密封装置と容器の組み合わせにも使用可能である。
ここで図示されている三角形状の容器と密封装置の組み
合わせに於ける類似の部材は、類似の参照番号によって
示されている。図9に示す三角形状密封装置2は、図1
および図2の円形状密封装置2と同様、上側密封部材4
と、下側密封部材6と、ノブ8とを備え、図9に於いて
ノブ8は幾分簡略化されて図示されている。該装置2
は、更に、ノブ8と下側密封部材6との間に介在された
プレート78を有している。このプレート78は、ノブ
8に対して、このノブを上側密封部材4に対して回動す
ることによって加えられた押し付け力を分散させ、ノブ
8の下方の下側密封部材6の領域に対してより大きな圧
力が付与され、その他の領域に対してはより小さな圧力
が付与されるように作用する。この効果は、プレート7
8の下側、特にそのコーナー部分に、複数のボタン80
を設けることによってより高めることができる。プレー
ト78の寸法と、ボタン80の位置および数は、下側密
封部材6がその縁部の周りで均一に収縮し、従って、密
封リブ22が同時に移動するように、選択設定する。
と容器12とは、円形であった。しかしながら、本発明
の前述した特徴構成の多くは、図9に示すように、非円
形の密封装置と容器の組み合わせにも使用可能である。
ここで図示されている三角形状の容器と密封装置の組み
合わせに於ける類似の部材は、類似の参照番号によって
示されている。図9に示す三角形状密封装置2は、図1
および図2の円形状密封装置2と同様、上側密封部材4
と、下側密封部材6と、ノブ8とを備え、図9に於いて
ノブ8は幾分簡略化されて図示されている。該装置2
は、更に、ノブ8と下側密封部材6との間に介在された
プレート78を有している。このプレート78は、ノブ
8に対して、このノブを上側密封部材4に対して回動す
ることによって加えられた押し付け力を分散させ、ノブ
8の下方の下側密封部材6の領域に対してより大きな圧
力が付与され、その他の領域に対してはより小さな圧力
が付与されるように作用する。この効果は、プレート7
8の下側、特にそのコーナー部分に、複数のボタン80
を設けることによってより高めることができる。プレー
ト78の寸法と、ボタン80の位置および数は、下側密
封部材6がその縁部の周りで均一に収縮し、従って、密
封リブ22が同時に移動するように、選択設定する。
【0029】前記プレート78には、使用時に於いてプ
ランジャロッド58と接触して、このプランジャロッド
58からの押し付け力をプレート78に伝達し、更に、
ここから下側密封部材6へと伝達する中央直立ボス82
が設けられている。尚、ノブ8の成形には、プレート7
8の成形よりもより複雑な型が必要である。前記ボス8
2を設けることの一つの利点は、これによって、プレー
ト78とボス82用の比較的単純な型を多数準備して、
ボス82の高さを変えることによって必要な力の接続状
態を達成できる。従って、すべての寸法の容器12に、
ノブ8用の単一の型、一定長の押しロッド58を使用す
ることが可能になることにある。同じことが、プレート
を設けない前記第1の実施例の下側密封部材6に設けら
れるボス82にも当てはまる。下側密封部材6に、図6
に示す側壁の周りに互いに離間して設けられる複数の歯
75によって形成される回転防止トラックを設けて、基
部とプラットフォーム74の側部との間の係合状態をよ
り確実なものとし、密封装置2の容器12に対する相対
スリップ又は回動を抑制するように構成できる。
ランジャロッド58と接触して、このプランジャロッド
58からの押し付け力をプレート78に伝達し、更に、
ここから下側密封部材6へと伝達する中央直立ボス82
が設けられている。尚、ノブ8の成形には、プレート7
8の成形よりもより複雑な型が必要である。前記ボス8
2を設けることの一つの利点は、これによって、プレー
ト78とボス82用の比較的単純な型を多数準備して、
ボス82の高さを変えることによって必要な力の接続状
態を達成できる。従って、すべての寸法の容器12に、
ノブ8用の単一の型、一定長の押しロッド58を使用す
ることが可能になることにある。同じことが、プレート
を設けない前記第1の実施例の下側密封部材6に設けら
れるボス82にも当てはまる。下側密封部材6に、図6
に示す側壁の周りに互いに離間して設けられる複数の歯
75によって形成される回転防止トラックを設けて、基
部とプラットフォーム74の側部との間の係合状態をよ
り確実なものとし、密封装置2の容器12に対する相対
スリップ又は回動を抑制するように構成できる。
【0030】前記密封装置2の三つの部材、即ち、上側
密封部材4、下側密封部材6およびノブ8は、たとえ
ば、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリプロピレ
ン、汎用スチレンおよびアクリロニトリルスチレン樹脂
等のどのような適当な熱可塑性エラストマ樹脂からでも
成形できる。もちろん、選択される材料は、食品との接
触の必要基準に合致したものでなければならない。下側
密封部材6は、好ましくは、前記隔膜壁24を「フリー
ズ」して、プランジャロッド58の圧力下に、開ける拡
張又は永久変形に対する抵抗を増大させるべく、その型
内に於いてアニールされる。前記密封装置2は、容易に
握ることができる把持部34と、使用者による最小のト
ルクでも隔膜壁24を拡張させるのに十分な押し付け力
を提供することを可能にする前記カムスライドの形状構
成とによって、若齢者、高齢者を含めてすべての使用者
にとって容易に操作することができる。前記隔膜壁24
に対する圧力は、前記カムの牽引角度を変え、プランジ
ャロッド58、あるいは、より好ましくは、ボス60又
は82の長さを増加させ、この隔膜壁24に対して、密
封状態に於いても、あるいは、図9に示す回転防止圧力
分散用のプレート78を使用することによって、圧力が
付与されるようにすることによって調節可能である。更
に、密封位置から非密封位置へと移動させるのに必要な
回転量も、前記カム部42の数を変えることによって変
化させることが可能である。
密封部材4、下側密封部材6およびノブ8は、たとえ
ば、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリプロピレ
ン、汎用スチレンおよびアクリロニトリルスチレン樹脂
等のどのような適当な熱可塑性エラストマ樹脂からでも
成形できる。もちろん、選択される材料は、食品との接
触の必要基準に合致したものでなければならない。下側
密封部材6は、好ましくは、前記隔膜壁24を「フリー
ズ」して、プランジャロッド58の圧力下に、開ける拡
張又は永久変形に対する抵抗を増大させるべく、その型
内に於いてアニールされる。前記密封装置2は、容易に
握ることができる把持部34と、使用者による最小のト
ルクでも隔膜壁24を拡張させるのに十分な押し付け力
を提供することを可能にする前記カムスライドの形状構
成とによって、若齢者、高齢者を含めてすべての使用者
にとって容易に操作することができる。前記隔膜壁24
に対する圧力は、前記カムの牽引角度を変え、プランジ
ャロッド58、あるいは、より好ましくは、ボス60又
は82の長さを増加させ、この隔膜壁24に対して、密
封状態に於いても、あるいは、図9に示す回転防止圧力
分散用のプレート78を使用することによって、圧力が
付与されるようにすることによって調節可能である。更
に、密封位置から非密封位置へと移動させるのに必要な
回転量も、前記カム部42の数を変えることによって変
化させることが可能である。
【0031】前記密封装置2に依れば、図7、図8に示
すように、ノブ8がいずれの位置に於いても突出しない
ことから、この装置を備えた複数の容器を、非密封位置
と密封位置との両方に於いて上積みすることができる。
そしてこれらの二つの位置は、視覚的に表示されるとと
もに、密封状態が音によっても示される。ノブ8は、両
方の位置に於いてスナップロック式に固定される。つま
り、使用者は、この密封装置2を非密封位置に維持する
べくノブに対してトルクを付与し続ける必要が無く、こ
れによって、密封装置2の使用が容易になるとともに、
この容器2が不意に開放されることを確実に防止するこ
とができる。前記密封装置を取り付けた複数の容器の上
積みも、該装置2の上側密封部材4の上壁14に、容器
12の閉端部の外面に係合する複数のリブ66を設けた
ことによって容易になった。更に、容器の閉端部に、上
側密封部材4の、図7および8に示した平坦リップ部6
8、又は、図9に示した外リング84、のいずれかと係
合するフランジ72を設けたことによって、上積み時に
於ける安定性が一層高められた。又、図9に示した三角
形状の容器と密封部材の組み合わせによれば、これら
を、交互に位置する容器に於いてその大角頂部を互いに
反対方向に向け、中心軸心を水平又は垂直にして、配置
することによって複数の容器を最小スペースに収めるた
り、或いは、このような容器と密封装置の組み合わせの
6組を、その大角頂部86を互いに対向させて向けて六
角形状を形成するように配置することも可能である。
すように、ノブ8がいずれの位置に於いても突出しない
ことから、この装置を備えた複数の容器を、非密封位置
と密封位置との両方に於いて上積みすることができる。
そしてこれらの二つの位置は、視覚的に表示されるとと
もに、密封状態が音によっても示される。ノブ8は、両
方の位置に於いてスナップロック式に固定される。つま
り、使用者は、この密封装置2を非密封位置に維持する
べくノブに対してトルクを付与し続ける必要が無く、こ
れによって、密封装置2の使用が容易になるとともに、
この容器2が不意に開放されることを確実に防止するこ
とができる。前記密封装置を取り付けた複数の容器の上
積みも、該装置2の上側密封部材4の上壁14に、容器
12の閉端部の外面に係合する複数のリブ66を設けた
ことによって容易になった。更に、容器の閉端部に、上
側密封部材4の、図7および8に示した平坦リップ部6
8、又は、図9に示した外リング84、のいずれかと係
合するフランジ72を設けたことによって、上積み時に
於ける安定性が一層高められた。又、図9に示した三角
形状の容器と密封部材の組み合わせによれば、これら
を、交互に位置する容器に於いてその大角頂部を互いに
反対方向に向け、中心軸心を水平又は垂直にして、配置
することによって複数の容器を最小スペースに収めるた
り、或いは、このような容器と密封装置の組み合わせの
6組を、その大角頂部86を互いに対向させて向けて六
角形状を形成するように配置することも可能である。
【図1】本発明に依る密封装置を備えた容器の、一部切
り欠き斜視図
り欠き斜視図
【図2】図の容器と密封装置の分解図
【図3】図1の密封装置の上側密封部材の底面図
【図4】図3のA−A線に沿った断面図
【図5】図1の密封装置のノブの平面図
【図6】図1の密封装置の別実施例の平面図
【図7】図1の密封装置と容器との非密封状態の横断面
図
図
【図8】図1の密封装置と容器との密封状態の横断面図
【図9】本発明に依る別の実施例の分解図である
2 密封装置 4 上側密封部材 6 下側密封部材 8 ノブ 12 容器 30 リップ部 50 係止手段 52 係止手段 54 固定手段 56 固定手段 58 操作部材(プランジャロッド) 60 直立ボス 68 リップ部 78 プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598021926 F‐02230 FRESNOY‐LE‐GR AND, FRANCE
Claims (11)
- 【請求項1】 開口容器用の密封装置であって、前記容
器の内壁に対して密封可能な外縁を有し、前記容器の開
口を密封する密封位置と非密封位置とを取ることが可能
な弾性の下側密封部材と、前記下側密封部材に係合連結
される上側密封部材と、前記下側密封部材を前記密封位
置から前記非密封位置へと移動させる操作部材と、前記
上側密封部材に回動可能に取り付けられたノブとを有
し、前記ノブと前記操作部材とは、前記ノブを回動させ
ることによって、前記操作部材が、前記下側密封部材の
前記外縁が前記容器の内縁と密封接触する第1位置か
ら、前記操作部材が前記下側密封部材の中央部分を下方
に移動させて前記下側密封部材の前記外縁を前記容器の
前記内壁から密封解除させる第2位置へと移動させるよ
うに、協動する構成とされていることを特徴とする密封
装置。 - 【請求項2】 前記操作部材は、前記上側密封部材と前
記下側密封部材との間に配置された回動軸心方向に移動
可能なプランジャロッドとして構成され、前記ノブ、上
側密封部材および前記プランジャロッドは、前記ノブを
前記上側密封部材に対して回動させると、前記プランジ
ャロッドが前記第1位置から第2位置へ、又は、その逆
に移動するように協動する請求項1の密封装置。 - 【請求項3】 前記プランジャロッドは、前記下側密封
部材の中央部分に形成された直立ボスと係合するように
構成されている請求項2の密封装置。 - 【請求項4】 前記プランジャロッドの端部に、前記下
側密封部材に対して作用するプレートが取り付けられて
いる請求項2の密封装置。 - 【請求項5】 前記ノブは、前記ノブとは別部材に設け
られカムトラックと係合する少なくとも一つのカムフォ
ロアを有している請求項1〜4のいずれか1項に記載の
密封装置。 - 【請求項6】 前記上側密封部材は少なくとも一つのカ
ムトラックを有し、前記ノブは前記カムトラックと係合
する少なくとも一つのカムフォロアを有する請求項1〜
5のいずれか1項に記載の密封装置。 - 【請求項7】 前記操作部材は、前記ノブに一体形成さ
れている請求項1〜6のいずれか1項に記載の密封装
置。 - 【請求項8】 前記ノブの前記上側密封部材に対する回
動を制限するための係止手段を有する請求項1〜7のい
ずれか1項に記載の密封装置。 - 【請求項9】 前記操作部材が前記第1又は第2位置に
ある時に、前記ノブを前記上側密封部材に対する相対回
転不能にロックするための固定手段を有する請求項1〜
8のいずれか1項に記載の密封装置。 - 【請求項10】 前記上側密封部材は、その内部に前記
ノブの一部が位置する貫通孔を備えている請求項1〜9
のいずれか1項に記載の密封装置。 - 【請求項11】 前記下側密封部材は、その外縁に、上
側密封部材の外縁に設けられたリブにスナップ係合し
て、これら下側密封部材と上側密封部材とを、その間に
前記ノブと操作部材とを保持した状態で互いに係合連結
し、係合連結状態で、前記ノブを前記上側密封部材に係
合させるリップ部を有する請求項1〜10のいずれか1
項に記載の密封装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB9703318:7 | 1997-02-18 | ||
GB9703318A GB2322122A (en) | 1997-02-18 | 1997-02-18 | Closure with rotatable knob |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10245059A true JPH10245059A (ja) | 1998-09-14 |
Family
ID=10807844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10035291A Pending JPH10245059A (ja) | 1997-02-18 | 1998-02-18 | 密封装置 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0858954A2 (ja) |
JP (1) | JPH10245059A (ja) |
KR (1) | KR19980071414A (ja) |
CN (1) | CN1191198A (ja) |
AU (1) | AU5389498A (ja) |
CA (1) | CA2228751A1 (ja) |
GB (1) | GB2322122A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006230614A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Olympus Medical Systems Corp | カプセル型内視鏡の収容ケース |
JP2009532283A (ja) * | 2006-03-31 | 2009-09-10 | ヘレン オブ トロイ リミテッド | 密封可能な蓋を備えた容器 |
KR101169973B1 (ko) | 2008-10-07 | 2012-07-31 | 프리-프리 인더스트리얼 코포레이션 | 캡 장치 |
CN107719847A (zh) * | 2015-09-11 | 2018-02-23 | 青岛海尔股份有限公司 | 储物装置 |
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---|---|---|---|---|
WO2002024540A1 (en) * | 2000-09-21 | 2002-03-28 | Zoran Stojkovic | Screw-on cover with horizontal hermetic locking |
GB2437275B (en) | 2006-04-18 | 2011-04-20 | Packaging Innovation Ltd | A storage and drinking container |
FR2972337B1 (fr) * | 2011-03-08 | 2013-04-12 | Alcan Packaging Beauty Services | Contenant, notamment pot de produit cosmetique, et procede de fabrication associe |
EP2766273A1 (en) * | 2011-10-12 | 2014-08-20 | Sonoco Development, Inc. | Sealing overcap for a container |
KR200473377Y1 (ko) * | 2012-12-03 | 2014-07-03 | (주)상지인터내쇼날 | 적층 보관이 가능한 음식물 보관용기 뚜껑 |
CN103224082A (zh) * | 2013-04-23 | 2013-07-31 | 孙载奉 | 一种瓶塞真空装置 |
KR101506333B1 (ko) * | 2013-07-17 | 2015-03-26 | 문영민 | 밀폐용기 |
FR3022749B1 (fr) * | 2014-06-30 | 2016-07-29 | Chanel Parfums Beaute | Pot de cosmetique comportant un couvercle a element d'accrochage translate |
WO2019221341A1 (ko) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | Yoon Jong Byung | 밀폐용기 뚜껑 |
CN108639548B (zh) * | 2018-06-29 | 2023-10-31 | 宁波利时日用品有限公司 | 滑轨式负压密封罐盖及滑轨式负压密封罐 |
CN109335268A (zh) * | 2018-11-23 | 2019-02-15 | 邵晖 | 一种快速开合的容器盖及容器 |
US11247816B2 (en) * | 2020-03-16 | 2022-02-15 | Rl Rnd And Ip Holdings Limited | Sealed storage box with latching closure |
US20220371790A1 (en) * | 2021-05-20 | 2022-11-24 | Doskocil Manufacturing Company, Inc. | Food container |
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GB752688A (en) * | 1954-05-05 | 1956-07-11 | Norman Garthwaite | Improvements in or relating to removable sealing closures for containers |
US4316550A (en) * | 1979-07-05 | 1982-02-23 | Mepalservice B.V. | Canister closure |
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US4295578A (en) * | 1980-03-10 | 1981-10-20 | Plastiques Modernes Ltee. | Contractable closure member |
IT1186652B (it) * | 1982-01-15 | 1987-12-04 | Ceramiche Di Riosecco Dei Figl | Meccanismo di chiusura rapida ed ermetica per contenitori in ceramica |
-
1997
- 1997-02-18 GB GB9703318A patent/GB2322122A/en not_active Withdrawn
-
1998
- 1998-02-04 CA CA002228751A patent/CA2228751A1/en not_active Abandoned
- 1998-02-12 AU AU53894/98A patent/AU5389498A/en not_active Abandoned
- 1998-02-12 EP EP98301037A patent/EP0858954A2/en not_active Withdrawn
- 1998-02-12 CN CN98100810A patent/CN1191198A/zh active Pending
- 1998-02-17 KR KR1019980004743A patent/KR19980071414A/ko not_active Application Discontinuation
- 1998-02-18 JP JP10035291A patent/JPH10245059A/ja active Pending
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USRE48332E1 (en) | 2008-10-07 | 2020-12-01 | Free-Free Industrial Corp. | Vacuum sealing cap |
CN107719847A (zh) * | 2015-09-11 | 2018-02-23 | 青岛海尔股份有限公司 | 储物装置 |
CN107719847B (zh) * | 2015-09-11 | 2020-07-28 | 青岛海尔股份有限公司 | 储物装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR19980071414A (ko) | 1998-10-26 |
GB9703318D0 (en) | 1997-04-09 |
CN1191198A (zh) | 1998-08-26 |
GB2322122A (en) | 1998-08-19 |
EP0858954A2 (en) | 1998-08-19 |
AU5389498A (en) | 1998-08-20 |
CA2228751A1 (en) | 1998-08-18 |
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