JP2002324397A - ダイナミックメモリのリフレッシュ方式 - Google Patents

ダイナミックメモリのリフレッシュ方式

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JP2002324397A
JP2002324397A JP2001128976A JP2001128976A JP2002324397A JP 2002324397 A JP2002324397 A JP 2002324397A JP 2001128976 A JP2001128976 A JP 2001128976A JP 2001128976 A JP2001128976 A JP 2001128976A JP 2002324397 A JP2002324397 A JP 2002324397A
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memory
dynamic memory
monitoring
cycle
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Minoru Shiga
稔 志賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセッサの休止状態時に省電力化効果の大
きいダイナミックメモリのリフレッシュ方式を得るこ
と。 【解決手段】 リフレッシュ制御回路によりダイナミッ
クメモリのリフレッシュを行うダイナミックメモリのリ
フレッシュ方式において、ダイナミックメモリと同一構
造の記憶セルを使用し、データ保持状態を監視する監視
メモリを備え、プロセッサが休止状態の期間中、監視メ
モリの記憶状態を利用してリフレッシュ周期を調節する
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイナミックメ
モリを使用した半導体集積回路(システムLSI)の省
電力化に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造技術の進化に連れて、ダイナ
ミックメモリをシステムLSIに組み込むことが可能に
なった。携帯機器では消費電力を抑えて長時間使用でき
ることが要求される。ダイナミックメモリは行列マトリ
クス構造の大容量化が可能である一方、静電記憶型のた
め一定間隔で行単位で記憶セルの充電(リフレッシュ)
が必要である。通常使用中は一定の間隔(16μ秒)で
1つのリフレッシュ動作を実行する。また、ダイナミッ
クメモリのデータ保持時間は温度によって大きく変動す
る特徴がある。このような特徴を利用した省電力化が提
案されている。
【0003】図12は、例えば特開平5−342865
号公報に開示された従来のダイナミックメモリ制御方式
のブロック図である。図において、1はダイナミックメ
モリ、2はメモリ制御回路、3はリフレッシュ要求回
路、4は温度センサである。
【0004】温度センサ4からの温度データ5に基き、
リフレッシュ要求回路3はリフレッシュの間隔を決定
し、メモリ制御回路2へリフレッシュ要求6を発生、メ
モリ制御回路2がメモリ制御信号7でダイナミックメモ
リ1のリフレッシュ動作を実行する。ダイナミックメモ
リ1の周囲温度で許される最長のリフレッシュ間隔でリ
フレッシュを行うことにより消費電力を低減する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のダイナミックメ
モリ制御方式では、温度センサ4の温度特性とダイナミ
ックメモリ1の漏れ電流の温度特性が一致することはな
い。また、各リフレッシュ・サイクルの間隔を調節する
方式のため、電源切り替えに適さない。これはプロセッ
サが休止状態の時は電源オフにするので、リフレッシュ
間隔で電源オン/リフレッシュ動作/電源オフを行うの
で、電力消費が大きいことを意味する。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、プロセッサの休止状態時に省電
力化効果の大きいダイナミックメモリのリフレッシュ方
式を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るダイナミ
ックメモリのリフレッシュ方式は、リフレッシュ制御回
路によりダイナミックメモリのリフレッシュを行うダイ
ナミックメモリのリフレッシュ方式において、ダイナミ
ックメモリと同一構造の記憶セルを使用し、データ保持
状態を監視する監視メモリを備え、プロセッサが休止状
態の期間中、監視メモリの記憶状態を利用してリフレッ
シュ周期を調節するものである。
【0008】また、監視メモリを1個の記憶セルで構成
し、リフレッシュ周期を1回以上飛ばして、監視メモリ
の読み出し動作を行うものである。
【0009】また、監視メモリの記憶セルの電圧レベル
が判定基準を下回る場合はその後のリフレッシュ周期を
短くし、逆に判定基準まで到達しない場合はリフレッシ
ュ周期を長くするものである。
【0010】また、監視メモリを2個の記憶セルから構
成し、2個の記憶セルからリフレッシュ周期を1周期ず
らして交互に読み出し動作を行い、各記憶セルからの読
み出し動作はリフレッシュ周期を1回以上飛ばして行う
ものである。
【0011】また、監視メモリを3個の記憶セルから構
成し、3個の記憶セルからリフレッシュ周期を互いに1
周期ずらして読み出し動作を行い、各記憶セルからの読
み出し動作はリフレッシュ周期を2回飛ばして行うもの
である。
【0012】また、監視メモリは記憶セルから読み取っ
た値を判定するトランジスタに閾値の高いトランジスタ
を使用し、その判定結果から次のリフレッシュ周期を調
節するものである。
【0013】また、監視メモリはダイナミックメモリよ
りもプリチャージ電圧を低くして記憶セルから読み取っ
た値を判定し、その判定結果から次のリフレッシュ周期
を調節するものである。
【0014】また、リフレッシュ周期の延長/短縮の比
率が設定可能なレジスタを備えたものである。
【0015】また、データ保持が不要な行を除いて一括
リフレッシュの対象範囲を指定するレジスタを備えたも
のである。
【0016】また、ダイナミックメモリは複数の領域に
分割され、リフレッシュ対象領域を指定するレジスタを
備えたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。 実施の形態1.図1〜4は実施の形態1を示す図で、図
1は半導体集積回路(システムLSI)の構成図、図2
はリフレッシュ動作のシーケンスを示すタイミング図、
図3は図2の各ポイント(P1〜P6)の拡大図、図4
はリフレッシュ制御回路、電源制御回路および周期カウ
ンタの詳細ブロック図である。図1において、9はプロ
セッサ、11はダイナミックメモリ1を構成する記憶セ
ルと同一構造の1個の記憶セルを持った監視メモリ、1
5はリフレッシュ制御回路、16及び17はセレクタ、
18は電源制御回路、19は周期カウンタ、21及び2
2はトランジスタ、23および24は電源プレーンであ
る。
【0018】図1により全体の動作を説明する。プロセ
ッサ9が動作中は、トランジスタ21及び22がオン状
態で、電源プレーン23及び24が接地層と結合され、
これらの電源プレーンに配置された回路が動作状態とな
っている。ダイナミックメモリ1は記憶内容を保持する
ために周期的なリフレッシュ動作が求められる。従来
は、16μ秒程度の間隔で、1回ずつのリフレッシュ・
サイクルを実行し、リフレッシュ・サイクル毎にアドレ
ス37を歩進させる。1回ずつリフレッシュ・サイクル
を実行する理由はプロセッサ9からのメモリアクセスの
待ち時間を小さく抑えるためである。
【0019】プロセッサ9が休止状態の期間中は、リフ
レッシュ動作が必要な期間のみ電源プレーン24に電力
を供給し、電源オン/オフ動作に伴う電力損失を低減す
るために、全行分連続して一括リフレッシュ動作を行
う。例えば64行のダイナミックメモリ1では16μ秒
×64≒1m秒のリフレッシュ周期となる。本発明で
は、監視メモリ11を設け、記憶状態(静電気の蓄積状
態)を利用して、リフレッシュ周期を調節する。つま
り、監視メモリ11の記憶セルの電圧レベルが判定基準
を下回るとき、その後のリフレッシュ周期を短くし、逆
に判定基準まで到達しない場合はリフレッシュ周期を長
くする。ダイナミックメモリ1のリフレッシュ周期より
も監視メモリ11の監視動作の周期を長くすることによ
って、動作マージンを確保する。
【0020】図2を中心にプロセッサ9が休止状態のと
きの動作を説明する。図において、判定基準50は監視
メモリ11の記憶セルの出力を受けて増幅するセンスア
ンプの閾値である。例えば、監視メモリ11の出力42
は判定基準以上のときに高電位(high)、判定基準
を下回るときに低電位(low)が出力される。
【0021】[P1]先ず、リフレッシュ周期になった
ことを周期カウンタ19から電源制御回路18へ信号4
6で知らせる。電源制御回路18はトランジスタ22の
ゲート信号44を有効にし、電源プレーン24に給電を
行う。次に、リフレッシュ制御回路15はダイナミック
メモリ1のリフレッシュ動作を行う。このとき、ストロ
ーブ信号は信号35、セレクタ16経由信号36で伝達
され、メモリアドレス(行指定を行う)は信号38、セ
レクタ17経由信号39で伝達される。リフレッシュ制
御回路15は図3のように全行分連続したリフレッシュ
・サイクルを実行し、周期カウンタ19へ終了を信号4
5で伝達し、周期カウンタ19は電源オフの指示を信号
46で伝える。周期カウンタ19は低速のクロック25
(例えば32kHz)で継続してカウント動作を行い、
次の周期までカウントを進める。
【0022】[P2]上記P1と同じリフレッシュ動作
を行うとともに、平行して監視メモリ11からデータを
読み取る。このレベルが判定基準にまで低下していない
(a点)ので、この後のリフレッシュ周期を長くするこ
とが可能である。リフレッシュ制御回路15は、その後
のP3およびP4までのカウント数を多くするよう、信
号45で周期カウンタ19へ指示を伝達する。なお、監
視メモリ11の読み取りと同時にリフレッシュ動作を行
うので、再充電される。
【0023】[P3]上記P1と同様の動作を行う。P
2とP3との間隔はP1とP2との間隔よりも長い。
【0024】[P4]上記P2と同様の動作を行う、但
し、監視メモリ11のデータのレベルが判定基準を下回
った(b点)ので、その後のリフレッシュ周期を短くす
るように、リフレッシュ制御回路15が周期カウンタ1
9へ信号45で指示する。なお、ダイナミックメモリ1
の記憶セルはリフレッシュ動作で読み出した記憶内容に
従って充電(high)または放電(low)を行う
が、監視メモリ11へは常に充電(high)を行う。
【0025】[P5]上記P3と同様の動作を行う。P
4とP5との間隔はP3とP4との間隔よりも短い。
【0026】[P6]上記P4と同様の動作を行う。こ
こでも監視電圧が基準を下回り、その後のリフレッシュ
周期は更に短くなる。
【0027】図3は図2のP2部を拡大したもので、電
源電圧の立ち上がり後に、連続したリフレッシュ・サイ
クル(一括リフレッシュ)を実行し、平行して監視動作
(記憶セルからの読み出し)を行うことを図示してい
る。
【0028】図4において、リフレッシュ制御回路15
は全体のリフレッシュ動作を司るシーケンサ151、ダ
イナミックメモリ1へ与えるタイミング発生回路15
3、アドレスカウンタ154、およびリフレッシュ周期
を計算する乗算器152から構成される。電源制御回路
18はプロセッサの指令を保持するレジスタ181、電
源オン/オフシーケンスを制御するシーケンサ182か
ら構成される。周期カウンタ19はラッチ191とデク
リメントカウンタ192から構成される。周期カウンタ
19は低速クロック25でカウントダウンを行い、値が
零になったとき終了信号46を発生する。ラッチ191
はデクリメントカウンタ192の初期値を保持する。
【0029】リフレッシュ制御回路15はリフレッシュ
周期当り1回のみ給電されるが、周期カウンタ19は常
時給電されるので、ラッチ191で情報を格納してお
く。先ず、デクリメントカウンタ192は零になったと
きに終了信号46を出力する。電源制御回路18はこの
信号を受けて、トランジスタ22をオンにし電源プレー
ン24へ電源を供給してから、リセット信号471をオ
フ(無意)にすることによって、シーケンサ151はリ
セット状態が解除され動作を開始する。また、電源制御
回路18はレジスタ181の格納内容に従い、シーケン
サ151へ一括リフレッシュ動作の指示を行う。シーケ
ンサ151はタイミング発生回路153へ一括リフレッ
シュ動作の起動を指示する。タイミング発生回路153
は選択信号33、ストローブ信号35を出力し、アドレ
スカウンタ154は行アドレスを出力し、アドレス値が
上限に達した時に、終了信号157を出力する。
【0030】また、シーケンサ151はコマンド情報4
54に従い、監視メモリ11へのアクセスを行う。スト
ローブ信号41を発生し、監視メモリ11に読み出しと
その後の充電を行わせる。シーケンサ151は読み出さ
れたデータ42の値を判定し、乗算器152へ乗数15
8を指示する。例えば、周期を長くする場合は“1.
2”、周期を短くする場合は“0.8”を用いる。乗算
器152は現在のリフレッシュ周期情報456に乗数1
58を乗じて次回のリフレッシュ周期情報455を出力
する。この実施例では乗算器を使用したが、これに限る
ものではなく加算器でもよい。
【0031】以上説明したように、監視メモリ11はダ
イナミックメモリ1と同一構造の記憶セルを使用し、し
かも1個の記憶セルでのみ構成したことにより、追加回
路による使用領域は殆ど増えることなく実現でき、ま
た、これらの間の温度と放電時間の関係は同じになり、
物理特性の違いによる誤差はごく僅かになる効果があ
る。また、監視メモリ11の読み出し動作は2回に1回
実施するので、ダイナミックメモリ1のリフレッシュ周
期の2倍になり、マージンを確保することができる。
【0032】また、更にマージンを確保するために、3
回またはそれ以上のリフレッシュ周期当り1回の比率で
監視メモリ11の読み出しを行ってもよい。
【0033】実施の形態2.実施の形態1では監視メモ
リに1つの記憶セルを使用し、2リフレッシュ周期に1
回の補正を行ったため、調節期間が長くなる。これを改
善して、監視メモリに2つの記憶セルを使用し、各リフ
レッシュ周期で周期の調節を行うにようにした。図5は
実施の形態2を示す図で、リフレッシュ動作のタイミン
グ図である。図中、監視動作を2つの記憶セルに対応し
て監視動作(1)、監視動作(2)に、同様に監視メモ
リの記憶セル電圧を記憶セル電圧(1)、記憶セル電圧
(2)に分けている。
【0034】図5を中心に、プロセッサ9が休止状態の
ときの詳細動作について実施の形態1との差分を説明す
る。なお、電源制御回路18及び周期カウンタ19の動
作は実施の形態1に同じであり、説明から省く。
【0035】[P1]リフレッシュ制御回路15はダイ
ナミックメモリ1のリフレッシュ動作を行うとともに、
平行して監視メモリ11の第一記憶セルからデータを読
み取る。このレベルが判定基準にまで低下していない
(a点)ので、この後のリフレッシュ周期を長くするよ
うに、周期カウンタ19に指示を行う。なお、監視メモ
リ11の第一記憶セルは読み取りと同時にリフレッシュ
動作を行うので、再充電され、第二記憶セルはアクセス
されない。
【0036】[P2]上記P1と同じリフレッシュ動作
を行うとともに、平行して監視メモリ11の第二記憶セ
ルからデータを読み取る。このレベルが判定基準にまで
低下していない(b点)ので、この後のリフレッシュ周
期を更に長くするように、周期カウンタ19に指示を行
う。なお、監視メモリ11の第二記憶セルは読み取りと
同時にリフレッシュ動作を行うので、再充電され、第一
記憶セルはアクセスされない。P2とP3の間隔はP1
とP2よりも長くなる。
【0037】[P3]上記P1と同様にリフレッシュ動
作及び監視動作を行い、第一記憶セルの電圧レベルが判
定基準以下に低下した(c点)ので、この後のリフレッ
シュ周期を短くするように、周期カウンタ19に指示を
行う。
【0038】[P4]上記P2と同様にリフレッシュ動
作及び監視動作を行い、第二記憶セルの電圧レベルが判
定基準にまで低下していない(d点)ので、この後のリ
フレッシュ周期を長くするように、周期カウンタ19に
指示を行う。
【0039】[P5]上記P1と同様にリフレッシュ動
作及び監視動作を行い、第一記憶セルの電圧レベルが判
定基準にまで低下していない(e点)ので、この後のリ
フレッシュ周期を更に長くするように、周期カウンタ1
9に指示を行う。
【0040】[P6]上記P4と同様。
【0041】以上説明したように、監視メモリ11はダ
イナミックメモリ1と同一構造の記憶セルを2つ使用
し、各リフレッシュ実行後の周期調節を毎回実施するこ
とによって、精度の高い周期調節ができる効果がある。
【0042】以上の説明では、監視メモリ11の各記憶
セルの読み出し動作を、2回に1回実施するケースを説
明したが、3回またはそれ以上のリフレッシュ周期当り
1回の比率で監視メモリ11の読み出しを行ってもよ
い。それにより、リフレッシュ実行後の周期調節を毎回
ではないが、記憶セルが1つの場合よりも、精度の高い
周期調節ができる効果がある。
【0043】実施の形態3.また、監視メモリ11を3
個の記憶セルから構成し、各々の記憶セルは2リフレッ
シュ周期を飛ばすことによって、各リフレッシュ周期で
周期の調節を行うことによって、1周期分のマージンを
更に追加して、リフレッシュ周期の調節を実施してもよ
い。
【0044】実施の形態4.図6,7は実施の形態4を
示す図で、図6は監視メモリの構成図、図7は動作タイ
ミング図である。図において、111は記憶セル、11
3はタイミング発生器、114〜117はトランジス
タ、118はラッチ回路である。タイミング発生器11
3はストローブ信号41からトランジスタ114〜11
7およびラッチ118への信号を発生する。先ず、トラ
ンジスタ115オンで電圧Vp126からデータ線12
5に予備充電を行う(T1)。次に、トランジスタ11
4をオンにして記憶セル111の蓄積電圧(電荷)をデ
ータ線125へ出力させ(T2)、続いてトランジスタ
117の出力129をラッチ回路118に取り込み保持
する(T3)。その後、トランジスタ116をオンに
し、電圧Vh127をデータ線125へ供給し、記憶セ
ル111を充電する(T4)。
【0045】トランジスタ117は閾値(判定基準)の
電圧値が高いトランジスタを使用することによって、ダ
イナミックメモリ1の記憶セルよりも厳しい判定基準に
なり、動作マージンを確保することができる。
【0046】実施の形態5.図8は実施の形態5を示す
図で、動作タイミング図である。実施の形態4に示した
予備充電電圧Vp126を低くしたものである。データ
線125の予備充電電圧81を低くすることによって、
記憶セル111の保持電圧が十分高い場合、データ線1
25を高い電圧に上げることができるが、不十分な電圧
であればデータ線125のレベルが低いままとなるの
で、ダイナミックメモリ1の記憶セルよりも厳しい判定
基準になり、動作マージンを確保することができる。
【0047】実施の形態6.図9は実施の形態6を示す
図で、リフレッシュ周期の調節度合いを設定可能にした
リフレッシュ方式のブロック図である。関連部分のみ図
示した。図中、473はプロセッサ9からレジスタ18
1へ設定された調節の度合いを示す倍率であり、例え
ば、3ビットコードで、変動なし、1.1、1.2、
1.3、1.5、1.8、2.4を示す。リフレッシュ
周期を長くする場合はこの値のまま乗算を行い、周期を
短くするときはこの値で除算する。以上のように、プロ
セッサからきめ細かい制御を行うことができるので、一
層の省電力化効果がある。
【0048】実施の形態7.ダイナミックメモリ1を構
成する全記憶セルをリフレッシュ対象としたリフレッシ
ュ方式を実施の形態1及び2に示した。アプリケーショ
ンによっては一部分の記憶セルのデータ保持で充分な場
合がある。
【0049】図10は実施の形態7を示す図で、リフレ
ッシュ制御回路のブロック図であり、関連部分のみ図示
した。この例ではデータ保持が不要な行を除いて一括リ
フレッシュ動作を行う方式により省電力化を行う。上限
比較回路155を設け、アドレスカウンタ154の出力
と、電源制御回路18に設けられたレジスタへプロセッ
サが設定した上限値474とを比較し、終了信号157
を発生するようにしたものである。
【0050】また、本実施の形態では行アドレスの上限
比較を実施したが、行アドレスをデクリメントし下限比
較を実施しても同様にリフレッシュ対象領域のみリフレ
ッシュすることができる。
【0051】実施の形態8.図11は実施の形態8を示
す図で、ダイナミックメモリを複数ブロックに分割し、
ブロック単位で一括リフレッシュの実行を制御するリフ
レッシュ方式のブロック図である。本実施の形態は、ダ
イナミックメモリ1が4つのブロックに分割された場合
で、トランジスタ211〜214が電源プレーンへの給
電(接地への接続)を行う。電源制御回路18にレジス
タ183を設け、予めプロセッサ9から一括リフレッシ
ュ対象のブロックの設定を実施しておき、シーケンサ1
82が出力するトランジスタへのゲート信号と論理積を
とり、指定されたブロックのみ一括リフレッシュを行
う。プロセッサ9の休止状態時にデータ保持が不必要な
ブロックのリフレッシュ動作を防止できるので、省電力
化できる。
【0052】以上説明したように、電源オフ時にデータ
保持が不必要な領域がある場合、上限または下限に到達
したときにリフレッシュ動作を終了できるので、無駄な
リフレッシュ動作を削減できるので、省電力化効果があ
る。
【0053】
【発明の効果】この発明によれば、ダイナミックメモリ
と同一構造の記憶セルを使用し、データ保持状態を監視
する監視メモリを備え、プロセッサが休止状態の期間
中、監視メモリの記憶状態を利用してリフレッシュ周期
を調節するようにしたので、ダイナミックメモリと監視
メモリの間の温度と放電時間の関係は同じになり、物理
特性の違いによる誤差はごく僅かになると共に、プロセ
ッサの休止状態時の省電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示す図で、半導体集積回路
(システムLSI)の構成図である。
【図2】 実施の形態1を示す図で、リフレッシュ動作
のシーケンスを示すタイミング図である。
【図3】 実施の形態1を示す図で、図2の各ポイント
(P1〜P6)の拡大図である。
【図4】 実施の形態1を示す図で、リフレッシュ制御
回路、電源制御回路および周期カウンタの詳細ブロック
図である。
【図5】 実施の形態2を示す図で、リフレッシュ動作
のタイミング図である。
【図6】 実施の形態4を示す図で、監視メモリの構成
図である。
【図7】 実施の形態4を示す図で、動作タイミング図
である。
【図8】 実施の形態5を示す図で、動作タイミング図
である。
【図9】 実施の形態6を示す図で、リフレッシュ周期
の調節度合いを設定可能にしたリフレッシュ方式のブロ
ック図である。
【図10】 実施の形態7を示す図で、リフレッシュ制
御回路のブロック図である。
【図11】 実施の形態8を示す図で、ダイナミックメ
モリを複数ブロックに分割し、ブロック単位で一括リフ
レッシュの実行を制御するリフレッシュ方式のブロック
図である。
【図12】 従来のダイナミックメモリ制御方式のブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 ダイナミックメモリ、2 メモリ制御回路、9 プ
ロセッサ、15 リフレッシュ制御回路、16,17
セレクタ、18 電源制御回路、19 周期カウンタ、
21,22 トランジスタ、23,24 電源プレー
ン、41 ストローブ信号、111 記憶セル、113
タイミング発生器、114〜117 トランジスタ、
118 ラッチ回路、125 データ線、151 シー
ケンサ、152 乗算器、153 タイミング発生回
路、154 アドレスカウンタ、155 上限比較回
路、181 レジスタ、182 シーケンサ、183
レジスタ、191 ラッチ、192 デクリメントカウ
ンタ、211〜214 トランジスタ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフレッシュ制御回路によりダイナミッ
    クメモリのリフレッシュを行うダイナミックメモリのリ
    フレッシュ方式において、前記ダイナミックメモリと同
    一構造の記憶セルを使用し、データ保持状態を監視する
    監視メモリを備え、プロセッサが休止状態の期間中、前
    記監視メモリの記憶状態を利用してリフレッシュ周期を
    調節することを特徴とするダイナミックメモリのリフレ
    ッシュ方式。
  2. 【請求項2】 前記監視メモリを1個の記憶セルで構成
    し、リフレッシュ周期を1回以上飛ばして、前記監視メ
    モリの読み出し動作を行うことを特徴とする請求項1記
    載のダイナミックメモリのリフレッシュ方式。
  3. 【請求項3】 前記監視メモリの記憶セルの電圧レベル
    が判定基準を下回る場合はその後のリフレッシュ周期を
    短くし、逆に判定基準まで到達しない場合はリフレッシ
    ュ周期を長くすることを特徴とする請求項1記載のダイ
    ナミックメモリのリフレッシュ方式。
  4. 【請求項4】 前記監視メモリを2個の記憶セルから構
    成し、前記2個の記憶セルからリフレッシュ周期を1周
    期ずらして交互に読み出し動作を行い、各記憶セルから
    の読み出し動作はリフレッシュ周期を1回以上飛ばして
    行うことを特徴とする請求項1記載のダイナミックメモ
    リのリフレッシュ方式。
  5. 【請求項5】 前記監視メモリを3個の記憶セルから構
    成し、前記3個の記憶セルからリフレッシュ周期を互い
    に1周期ずらして読み出し動作を行い、各記憶セルから
    の読み出し動作はリフレッシュ周期を2回飛ばして行う
    ことを特徴とする請求項1記載のダイナミックメモリの
    リフレッシュ方式。
  6. 【請求項6】 前記監視メモリは記憶セルから読み取っ
    た値を判定するトランジスタに閾値の高いトランジスタ
    を使用し、その判定結果から次のリフレッシュ周期を調
    節することを特徴とする請求項1記載のダイナミックメ
    モリのリフレッシュ方式。
  7. 【請求項7】 前記監視メモリはダイナミックメモリよ
    りもプリチャージ電圧を低くして記憶セルから読み取っ
    た値を判定し、その判定結果から次のリフレッシュ周期
    を調節することを特徴とする請求項1記載のダイナミッ
    クメモリのリフレッシュ方式。
  8. 【請求項8】 リフレッシュ周期の延長/短縮の比率が
    設定可能なレジスタを備えたことを特徴とする請求項1
    記載のダイナミックメモリのリフレッシュ方式。
  9. 【請求項9】 データ保持が不要な行を除いて一括リフ
    レッシュの対象範囲を指定するレジスタを備えたことを
    特徴とする請求項1記載のダイナミックメモリのリフレ
    ッシュ方式。
  10. 【請求項10】 前記ダイナミックメモリは複数の領域
    に分割され、リフレッシュ対象領域を指定するレジスタ
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のダイナミック
    メモリのリフレッシュ方式。
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