JP2002324153A - 派遣社員の勤務状況管理システム、勤務状況管理方法、プログラム - Google Patents

派遣社員の勤務状況管理システム、勤務状況管理方法、プログラム

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JP2002324153A JP2001128751A JP2001128751A JP2002324153A JP 2002324153 A JP2002324153 A JP 2002324153A JP 2001128751 A JP2001128751 A JP 2001128751A JP 2001128751 A JP2001128751 A JP 2001128751A JP 2002324153 A JP2002324153 A JP 2002324153A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 派遣社員の勤務状況を容易に管理できる技術
を提供する。 【解決手段】 派遣社員の派遣元である派遣元を表す派
遣元データと派遣社員を特定するための派遣社員データ
とを少なくとも含む個人データ、派遣社員毎の勤務状況
を表す勤務データ、が記憶される管理センタデータベー
ス11により勤務データを一元管理する。外部から派遣
元データ及び派遣社員データと同様のデータを含むログ
インデータが入力されると、入力されたログインデータ
と個人データとにより派遣社員を特定して、特定した派
遣社員の個人データの勤務データを管理センタデータベ
ースから読み出す。そして外部から勤務状況を表すデー
タが入力されると、このデータと管理センタデータベー
スから読み出された勤務データとを集計して最新の勤務
データを導出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人材派遣業界にお
ける派遣社員の勤務状況の管理を行う勤務状況管理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】人材派遣会社(以下、「派遣元」とい
う。)において行われる主な業務には、派遣社員の管
理、派遣先企業(以下、「派遣先」という。)の管理、
派遣社員の勤務状況管理、派遣社員の給与管理等があ
る。
【0003】例えば、派遣元では、派遣社員登録希望者
から派遣社員登録の申し込みがあった場合、その希望者
の、個人情報(住所、氏名、性別、年齢、電話番号
等)、取得している資格、希望業種、当該希望業種の実
務経験、派遣履歴(過去に派遣された派遣先、派遣期
間、従事内容)等を、派遣社員の個人データとしてデー
タベースに登録して、派遣社員の管理を行う。
【0004】派遣元では、人材の派遣を希望する企業か
ら人材派遣の申し込みがあった場合、その企業の、企業
情報(社名、業種、所在地、電話番号、担当者の氏名
等)、派遣履歴(過去に派遣された派遣社員の派遣期
間、派遣人数、利用職種等)、希望条件(派遣者の性別
および年齢、資格条件、従事内容)等を、派遣先の企業
データとしてデータベースに登録して、派遣先の管理を
行う。
【0005】派遣元では、データベースに蓄積されてい
る派遣社員の個人データと派遣先の企業データとを参照
して、派遣を希望する企業が望む条件を満たす人材をピ
ックアップし、ピックアップした人材を、当該派遣先へ
の派遣社員とする。そして、当該派遣先に対して派遣通
知書および派遣元との契約書を送付すると共に、その派
遣先に引き当てた派遣社員に就業条件明示書を送付す
る。
【0006】派遣先における派遣社員の勤務状況管理
は、通常、勤務表などの紙をベースにして行われる。派
遣社員は、派遣先において、派遣元の派遣元に提出する
ための勤務表に、勤務状況(出勤時刻、退出時刻、休暇
・遅刻・早退の日時等)を記入する。派遣先において派
遣社員の勤務状況の承認を行う者(以下、「承認者」と
いう。)は、勤務表の内容を確認して承認行為(例えば
勤務表への捺印やサイン)を行う。派遣元において派遣
社員の勤務状況管理を行う者(以下、「管理者」とい
う。)は、月に1度以上、上述した勤務表を回収して、
回収した勤務表に記入されている勤務状況を、勤務デー
タとしてデータベースに入力する。そして、データベー
スに蓄積されている勤務データと企業データとを参照し
て、派遣先に対する請求書を作成、送付する。また、派
遣社員の個人データと当該派遣社員の勤務データとを参
照して、当該派遣社員の給与計算を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従
来、派遣社員の勤務状況の管理は、勤務表をベースに行
われている。そのために、派遣元の管理者等が勤務表を
回収するために派遣先まで勤務表を回収しに行くか、も
しくは、派遣社員が勤務表を派遣元へ送付しなければな
らず手間がかかっていた。また、勤務データのデータベ
ースへの入力は、回収した勤務表に記入された内容を見
て手作業で行っているために、入力ミスの危険がある。
勤務データの入力ミスがあると、派遣先への請求額や、
派遣社員へ支払われる給与の額にも影響してしまう。
【0008】また、派遣先では、複数の派遣元から派遣
社員が派遣されていることも珍しくない。このような場
合、派遣先の承認者は、承認行為を行う際にそれぞれの
派遣元用の勤務表に承認をする必要があり、承認者にと
っては煩わしい作業となってしまう。また、一人の派遣
社員が複数の派遣先へ派遣されてることもある。このよ
うな場合、派遣元では、派遣先毎に派遣社員の勤務状況
を管理する必要があり、管理者にとっては面倒な作業と
なる。
【0009】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、派遣社員の勤務状況を容易に管理できる技
術を提供することを主たる課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
する本発明の勤務状況管理システムは、派遣社員の名称
及びその派遣社員の派遣元の情報を含む個人データと、
この個人データと関連付けられる、当該派遣社員の勤務
状況を表す勤務データとを記憶する記憶手段と、外部か
ら前記派遣元及び前記派遣社員を特定するためのデータ
が入力されたときに、その入力されたデータと前記個人
データとにより派遣社員を特定し、特定した派遣社員の
勤務データを前記記憶手段から読み出す第1の手段と、
外部から前記派遣社員の勤務状況を表すデータが入力さ
れたときに、このデータを前記第1の手段によって読み
出された勤務データの内容に反映させて当該派遣社員に
ついての最新の勤務データを生成し、前記記憶手段にお
いて当該派遣社員用に記憶されている勤務データを最新
のものに更新する第2の手段とを備えてなる。一つの派
遣先には複数の派遣元から派遣社員が派遣されることが
多い。上記のような勤務状況管理システムを用いること
により、複数の派遣元から派遣社員が派遣されている場
合でも、派遣される派遣社員の勤務状況を一元的に管理
できるようになるために、勤務データの管理が容易にな
る。
【0011】本発明の他の勤務状況管理システムは、派
遣社員の名称及びその派遣社員の派遣先の情報を含む個
人データと、この個人データと関連付けられる、当該派
遣社員の勤務状況を派遣先毎に表す勤務データとを記憶
する記憶手段と、外部から派遣先及び前記派遣社員を特
定するためのデータが入力されたときに、その入力され
たデータと前記個人データとにより、派遣社員及びその
派遣先を特定し、特定した派遣先で勤務する派遣社員の
勤務データを前記記憶手段から読み出す第1の手段と、
外部から前記派遣社員の勤務状況を表すデータが入力さ
れたときに、このデータを前記第1の手段によって読み
出された勤務データの内容に反映させて当該派遣社員に
ついての最新の勤務データを生成し、前記記憶手段にお
いて当該派遣社員用に記憶されている勤務データを最新
のものに更新する第2の手段とを備えてなる。このよう
な勤務状況管理システムを用いることにより、一人の派
遣社員が複数の派遣先に派遣されている場合でも、それ
ぞれの派遣先毎の勤務状況を一元的に管理できるように
なり、勤務データの管理が容易になる。
【0012】本発明の他の勤務状況管理システムは、派
遣社員の名称、その派遣元、派遣先の情報を少なくとも
含む個人データと、個人データと関連付けられる、当該
派遣社員の勤務状況を派遣元及び派遣先別に表す勤務デ
ータとを記憶する記憶手段と、外部から派遣元、派遣先
及び前記派遣社員を特定するためのデータが入力された
ときに、その入力されたデータと前記個人データとによ
り、派遣社員及びその派遣元、派遣先を特定し、特定し
た派遣先で勤務する派遣社員の勤務データを前記記憶手
段から読み出す第1の手段と、前記派遣社員の勤務状況
を表すデータが入力されたときに、このデータを前記第
1の手段によって読み出された勤務データの内容に反映
させて当該派遣社員についての最新の勤務データを生成
し、前記記憶手段において当該派遣社員用に記憶されて
いる勤務データを最新のものに更新する第2の手段とを
備えてなる。このような勤務状況管理システムを用いる
ことにより、一人の派遣社員が複数の派遣先に派遣さ
れ、且つその派遣社員が複数の派遣元に登録されている
場合でも、この派遣社員の勤務データを一括して管理で
きる。つまり、一人の派遣社員が、AとBの二つの派遣
元に登録されており、派遣元Aから派遣先C、Dへ、派
遣元Bから派遣先Eへ派遣されている場合でも、勤務デ
ータを派遣元、派遣先別に設けるために、派遣先Cへの
勤務データ、派遣先Dへの勤務データ、派遣先Eへの勤
務データが一括して管理可能である。
【0013】この勤務状況管理システムは、前記記憶手
段が、システムへのログインを許容するための認知デー
タを派遣先毎に記憶しており、いずれかの派遣先からそ
の派遣先を特定するためのデータが入力されたときにそ
の入力されたデータと前記認知データとにより、派遣先
及びその派遣先で勤務する派遣社員の個人データを特定
し、特定した個人データの勤務データを前記記憶手段か
ら読み出す手段と、前記特定された派遣先から前記派遣
社員の勤務状況を承認又は否認するデータが入力された
ことを確認したときに前記読み出された勤務データが承
認又は否認されたとして、その勤務データを変更不可の
状態にする手段と、をさらに備えるようにしてもよい。
このような構成にすると、例えば、派遣先の承認者によ
る、勤務状況の承認又は否認が、勤務データに対して直
接行えるようになる。
【0014】この勤務状況管理システムは、前記記憶手
段が、システムへのログインを許容するための認知デー
タを派遣元毎に記憶しており、いずれかの派遣元からそ
の派遣元を特定するためのデータが入力されたときにそ
のデータと前記認知データとにより、派遣元及びその派
遣元から派遣された派遣社員の個人データを特定し、特
定した個人データの勤務データを前記記憶手段から読み
出す手段と、前記特定された派遣元から前記読み出され
た勤務データのダウンロード要求があったときにその要
求元に当該勤務データを送信する手段と、をさらに備え
るようにしてもよい。このような構成にすると、派遣元
の管理者が派遣先を訪れたり、派遣社員がわざわざ派遣
元に連絡しなくても、勤務データを、速く、確実に派遣
元が取得することが可能となる。
【0015】また、派遣元または派遣先から勤務データ
を印刷する旨のデータが入力されたことを確認したとき
に、勤務データを所定の書式のイメージデータとして、
前記特定された派遣先に送信する手段をさらに備えるよ
うにしてもよい。これにより、従来のように勤務データ
を紙により保管する場合などに、正確な勤務データを保
管できる。
【0016】以上のような人材派遣システムにおいて、
前記勤務データが最新のものに更新されたときに当該派
遣社員が関わる派遣先に勤務データが更新されたことを
通知する手段をさらに備えるようにすると、派遣先の承
認者は、勤務データが更新されたことを容易に知ること
ができるようになる。これが、例えば、勤務データの承
認、否認を行う契機となる。
【0017】本発明の他の勤務状況管理システムは、派
遣社員の名称、その派遣元、派遣先の情報を少なくとも
含む個人データと、派遣元からシステムへのログインを
許容するための派遣元認知データと、派遣先からシステ
ムへのログインを許容するための派遣先認知データと、
個人データと関連付けられる、派遣社員の勤務状況を派
遣元及び派遣先別に表す勤務データとを記憶する記憶手
段と、外部から派遣先、派遣元及び前記派遣社員を特定
するための第1のデータと前記派遣社員の勤務状況を表
す第2のデータとが入力されたときに、入力された前記
第1のデータと前記個人データとにより、派遣社員及び
その派遣元、派遣先を特定し、特定した派遣先で勤務す
る派遣社員の勤務データを前記記憶手段から読み出し
て、入力された前記第2のデータを読み出した勤務デー
タの内容に反映させて当該派遣社員についての最新の勤
務データを生成し、前記記憶手段において当該派遣社員
用に記憶されている勤務データを最新のものに更新する
手段と、いずれかの派遣先からその派遣先を特定するた
めの第3のデータと前記派遣社員の勤務状況を承認又は
否認する第4のデータとが入力されたときに、入力され
た前記第3のデータと前記派遣先認知データとによりそ
の派遣先で勤務する派遣社員の個人データを特定し、特
定した個人データの勤務データを前記記憶手段から読み
出して、この読み出した勤務データが入力された前記第
4のデータにより承認又は否認されたとして、その勤務
データを変更不可の状態にする手段と、いずれかの派遣
元からその派遣元を特定するための第5のデータと勤務
データのダウンロード要求とが入力されたときに、入力
された前記第5のデータと前記派遣元認知データとによ
りその派遣元から派遣された派遣社員の個人データを特
定し、特定した個人データの勤務データを前記記憶手段
から読み出して、前記ダウンロード要求の要求元に読み
出した勤務データを送信する手段と、を備える派遣社員
の勤務状況管理システムである。
【0018】上記の課題は、以下の方法によっても解決
が可能である。この方法は、派遣社員の名称、その派遣
元、派遣先の情報を少なくとも含む個人データと、派遣
元からシステムへのログインを許容するための派遣元認
知データと、派遣先からシステムへのログインを許容す
るための派遣先認知データと、個人データと関連付けら
れる、派遣社員の勤務状況を派遣元及び派遣先別に表す
勤務データとを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記
憶された前記勤務データを更新する装置とにより実行さ
れる方法であって、前記装置が、外部から派遣先、派遣
元及び前記派遣社員を特定するための第1のデータと前
記派遣社員の勤務状況を表す第2のデータとが入力され
たときに、入力された前記第1のデータと前記個人デー
タとにより、派遣社員及びその派遣元、派遣先を特定
し、特定した派遣先で勤務する派遣社員の勤務データを
前記記憶手段から読み出して、入力された前記第2のデ
ータを読み出した勤務データの内容に反映させて当該派
遣社員についての最新の勤務データを生成し、前記記憶
手段において当該派遣社員用に記憶されている勤務デー
タを最新のものに更新する段階と、前記装置が、いずれ
かの派遣先からその派遣先を特定するための第3のデー
タと前記派遣社員の勤務状況を承認又は否認する第4の
データとが入力されたときに、入力された前記第3のデ
ータと前記派遣先認知データとによりその派遣先で勤務
する派遣社員の個人データを特定し、特定した個人デー
タの勤務データを前記記憶手段から読み出して、この読
み出した勤務データが入力された前記第4のデータによ
り承認又は否認されたとして、その勤務データを変更不
可の状態にする段階と、前記装置が、いずれかの派遣元
からその派遣元を特定するための第5のデータと勤務デ
ータのダウンロード要求とが入力されたときに、入力さ
れた前記第5のデータと前記派遣元認知データとにより
その派遣元から派遣された派遣社員の個人データを特定
し、特定した個人データの勤務データを前記記憶手段か
ら読み出して、前記ダウンロード要求の要求元に読み出
した勤務データを送信する段階と、を含む、派遣社員の
勤務状況管理方法である。
【0019】本発明は、以下のようなコンピュータプロ
グラムによっても実現することができる。このコンピュ
ータプログラムは、コンピュータを、派遣社員の名称、
その派遣元、派遣先の情報を少なくとも含む個人データ
と、派遣元からシステムへのログインを許容するための
派遣元認知データと、派遣先からシステムへのログイン
を許容するための派遣先認知データと、個人データと関
連付けられる、派遣社員の勤務状況を派遣元及び派遣先
別に表す勤務データとを記憶する記憶手段、外部から派
遣先、派遣元及び前記派遣社員を特定するための第1の
データと前記派遣社員の勤務状況を表す第2のデータと
が入力されたときに、入力された前記第1のデータと前
記個人データとにより、派遣社員及びその派遣元、派遣
先を特定し、特定した派遣先で勤務する派遣社員の勤務
データを前記記憶手段から読み出して、入力された前記
第2のデータを読み出した勤務データの内容に反映させ
て当該派遣社員についての最新の勤務データを生成し、
前記記憶手段において当該派遣社員用に記憶されている
勤務データを最新のものに更新する手段、いずれかの派
遣先からその派遣先を特定するための第3のデータと前
記派遣社員の勤務状況を承認又は否認する第4のデータ
とが入力されたときに、入力された前記第3のデータと
前記派遣先認知データとによりその派遣先で勤務する派
遣社員の個人データを特定し、特定した個人データの勤
務データを前記記憶手段から読み出して、この読み出し
た勤務データが入力された前記第4のデータにより承認
又は否認されたとして、その勤務データを変更不可の状
態にする手段、いずれかの派遣元からその派遣元を特定
するための第5のデータと勤務データのダウンロード要
求とが入力されたときに、入力された前記第5のデータ
と前記派遣元認知データとによりその派遣元から派遣さ
れた派遣社員の個人データを特定し、特定した個人デー
タの勤務データを前記記憶手段から読み出して、前記ダ
ウンロード要求の要求元に読み出した勤務データを送信
する手段、として機能させるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る派遣社員の勤務状況管理システムの一実施形態につ
いて説明する。
【0021】図1は、本発明を実施するための全体構成
図である。勤務状況管理システム1は、複数の派遣元か
ら派遣される派遣社員の勤務データを管理可能であり、
例えば、一つの派遣先に複数の派遣元から派遣社員が派
遣されている場合などにも利用できる。本実施形態で
は、3つの派遣元A、B、Cのそれぞれから派遣先に派
遣社員を派遣しており、派遣社員の勤務データは、管理
センタに設けられる勤務状況管理システム1により一元
的に管理されている。管理センタに設けられる勤務状況
管理システム1、派遣元A、B、Cに設けられる管理者
端末2a〜2c、派遣先に設けられる承認者端末4及び
派遣社員端末5は、ネットワークLを介して接続されて
おり、少なくとも勤務状況管理システム1と他の端末と
の間で相互にデータの送受が可能となっている。
【0022】<管理センタの構成>管理センタに備えら
れる勤務状況管理システム1は、派遣先に派遣された派
遣社員の勤務データを管理するものであり、処理装置1
0、管理センタデータベース11及びバックアップ装置
12を含んで構成される。
【0023】処理装置10は、ネットワークLを介して
送信される承認者端末4、派遣社員端末5、各派遣元の
管理者端末2a〜2cからの要求に応じて、管理センタ
データベース11にデータの書き込み/読み出しを行
い、読み出したデータを各端末へ送信する。また、キー
ボード等の入力装置及びディスプレイ装置を備えてお
り、勤務状況管理システム1全体のメンテナンスやバッ
クアップ装置12へのバックアップ指示などの入力を、
ディスプレイ装置により確認しながら可能となってい
る。
【0024】処理装置10は、以上のような機能を、例
えば図2に示すような機能ブロックにより実現可能であ
る。これらの機能ブロックは、例えば汎用のコンピュー
タシステムに本発明のコンピュータプログラムを実行さ
せることより実現可能であり、入力装置からの入力を受
け付ける入力部101、ディスプレイ装置に表示させる
出力部102、入力部101及び出力部102の制御を
行う入出力制御部103、処理装置10全体の制御を行
う制御部104、管理センタデータベース11に記憶さ
せる各種データの書き込み/読み出しを行うデータベー
ス管理部105、ネットワークLとの間の通信を制御す
る通信制御部106を備える。
【0025】入力部101は、入力装置から入力される
データを受け付けるものであり、受け付けたデータを入
出力制御部103へ送る。出力部102は、入出力制御
部103の制御により、入出力制御部103から送られ
るデータをディスプレイ装置に表示させる。
【0026】入出力制御部103は、入力部101によ
り入力装置から受け付けたデータを制御部104へ送る
とともに、制御部104からのデータを出力部102へ
送る。また、バックアップの指示があると、バックアッ
プ装置12に対して、管理センタデータバース11の指
示のあったデータの書き込みを行うとともに、バックア
ップデータを読み出す指示があると、バックアップ装置
12から所望のデータの読み出しを行う。
【0027】制御部104は、通信制御部106により
ネットワークLを介して各端末から送られるデータ、入
出力制御部103から送られるデータをデータベース管
理部105に送る。また、データベース管理部105か
ら送られるデータを通信制御部106、入出力制御部1
03へ送る。
【0028】データベース管理部105は、制御部10
4から送られるデータを管理センタデータベース11に
書き込んだり、あるいは制御部104からの指示により
管理センタデータベース11からデータを読み出す。ま
た、管理センタデータベース11に記憶されるデータの
更新なども、制御部104からの指示により行う。
【0029】通信制御部106は、ネットワークLと処
理装置10とのインタフェースを制御するものであり、
ネットワークLを介して、各端末とのデータの送受を行
う。
【0030】管理センタデータベース11は、派遣社員
の個人データ、派遣先および派遣元の企業データ、派遣
社員の勤務データ等を記憶する記憶装置である。
【0031】個人データには、派遣社員を識別するため
のデータや派遣社員に関するデータが含まれる。派遣社
員を識別するためのデータには、例えば、氏名、派遣社
員の属する派遣元を特定するための派遣元コード、派遣
元がその派遣社員に固有に付与する派遣社員ID、派遣
社員が勤務状況管理システム1にログインするためのパ
スワード等のデータがある。派遣社員に関するデータに
は、例えば、当該派遣社員が派遣されている派遣先を特
定するための派遣先コード、派遣先の名称、派遣期間、
職種等のデータがある。派遣元コードと派遣社員IDと
を組み合わせて、どの派遣元に属するどの派遣社員かを
特定するための派遣社員別名も個人データに含まれる。
なお、派遣社員IDを勤務状況管理システム1内で一意
になるように付与すると、例えば、派遣社員が複数の派
遣元に派遣社員として登録している場合でも、各派遣元
で派遣社員IDを付与する必要はなくなる。
【0032】企業データには、派遣先に関する企業デー
タ(派遣先データ)および派遣元に関する企業データ
(派遣元企業データ)がある。派遣先データには、派遣
先名、業種、所在地、電話番号、勤務状況管理システム
1により企業に固有に付与された派遣先コード、派遣先
の承認者の氏名、承認者に固有に付与された承認者ID
およびその承認者が勤務状況管理システム1にログイン
するためのパスワード等のデータが含まれる。派遣先コ
ードと派遣元コードと承認者IDとを組み合わせて、ど
の派遣先に属するどの承認者かを特定するための承認者
別名も派遣先に関するデータに含まれる。派遣元企業デ
ータには、勤務状況管理システム1により派遣元に固有
に付与された派遣元コード、派遣元の管理者の氏名、管
理者に固有に付与された管理者IDおよびその管理者が
勤務状況管理システム1にログインするためのパスワー
ド等のデータが含まれる。派遣元コードと管理者IDと
を組み合わせて、どの派遣元に属するどの管理者かを特
定するための管理者別名も派遣元に関するデータに含ま
れる。
【0033】勤務データは、派遣社員の勤務状況を表す
データであり、派遣元コード、派遣先コード、派遣先の
営業日、派遣社員の出勤時刻、退勤時刻、休暇・遅刻・
早退の日時、業務内容、およびその内容を派遣先の承認
者が承認したか否かを示すフラグ等が含まれる。勤務デ
ータは、個人データと対応付けて記憶される。派遣社員
が派遣される企業一つに対して勤務データが一つ存在す
る。つまり、一人の派遣社員が複数の派遣先に派遣され
ている場合、派遣されている派遣先の数だけ勤務データ
が存在し、派遣先コードにより区別される。また、派遣
元コードを含むことにより、一人の派遣社員が複数の派
遣元に登録している場合でも、どの派遣元から派遣され
たときの勤務データかを区別できる。
【0034】バックアップ装置12は、補助記憶装置で
あり、処理装置10からの指示により、管理センタデー
タベース11に記憶される個人データ、企業データ、勤
務データ等のデータを媒体(磁気テープ、光磁気ディス
ク、ハードディスク等)にバックアップする。
【0035】<派遣元の構成>派遣元A、B、Cには、
管理者端末2a〜2c、派遣元データベース3a〜3c
が備えられる。管理者端末2a〜2cは、汎用のコンピ
ュータシステムにより実現可能であり、各派遣元A、
B、Cの各々に少なくとも一つずつ設けられる。管理者
端末装置2a〜2cは、それぞれネットワークLを介し
て勤務状況管理システム1と接続可能である。また、管
理者端末2a〜2cは、それぞれキーボードなどの入力
装置とディスプレイ装置とを備える。管理者端末2a〜
2cは、派遣元の管理者が入力装置により所望のコマン
ドやデータを入力することにより、勤務状況管理システ
ム1から、ネットワークLを介して自社に所属する派遣
社員の勤務データをダウンロードして、これをディスプ
レイ装置に表示する。また、派遣元データベース3a〜
3cの個人データや企業データの登録や修正が可能であ
る。管理者端末2a〜2cは、勤務データにより、派遣
社員の給与及び派遣先への請求金額の計算を行い、派遣
元データベース3a〜3cのそれぞれに書き込む。
【0036】派遣元データベース3a〜3cは、自社に
所属する派遣社員の個人データ、自社から派遣社員を派
遣している派遣先の企業データ、自社に所属する派遣社
員の勤務データ、自社に所属する派遣社員の給与に関す
る給与データ、派遣先への請求に関する請求データ等を
記憶する記憶装置である。一般に、派遣元データベース
3a〜3cに記憶されるデータのうち、個人データと企
業データの一部又は全部が勤務状況管理システム1の管
理センタデータベース11にコピーされ、管理センタデ
ータベース11の勤務データのうち自社に所属する派遣
社員の勤務データが派遣元データベース3a〜3cにコ
ピーされる。
【0037】<派遣先の構成>派遣先には、承認者端末
4、派遣社員端末5が備えられる。承認者端末4は、汎
用のコンピュータシステムにより実現可能であり、ネッ
トワークLを介して勤務状況管理システム1と接続可能
である。また、キーボードなどの入力装置とディスプレ
イ装置とを備える。承認者端末4は、派遣先の承認者に
より入力装置から所望のコマンドやデータを入力される
ことにより、入力されたコマンドやデータを勤務状況管
理システム1に送信するとともに、勤務状況管理システ
ム1から、自社に派遣されている派遣社員の勤務データ
を取り込んで、これをディスプレイ装置に表示し、当該
勤務データに対する承認行為を可能とする。
【0038】派遣社員端末5は、汎用のコンピュータシ
ステムにより実現可能であり、ネットワークLを介して
勤務状況管理システム1と接続可能である。また、キー
ボードなどの入力装置とディスプレイ装置とを備える。
派遣社員端末5は、派遣社員により入力装置から所望の
コマンドやデータが入力されることにより、入力された
コマンドやデータを勤務状況管理システム1に送信する
とともに、勤務状況管理システム1から、当該派遣社員
の勤務データを取り込んでこれをディスプレイ装置に表
示し、勤務データの入力を可能とする。
【0039】本実施形態では、承認者端末4と派遣社員
端末5とを別々の情報処理装置により実現するようにし
ているが、1つの情報処理装置で、ソフトウェアにより
承認者端末4、派遣社員端末5の機能を持たせるように
してもよい。
【0040】<勤務状況管理処理>このような勤務状況
管理システム1を用いた派遣社員の勤務状況の管理処理
について説明する。勤務状況管理システム1により行わ
れる派遣社員の勤務状況管理処理には、主として、派遣
社員による勤務データの入力処理、派遣先の承認者によ
る勤務データの承認処理、派遣元の管理者による勤務デ
ータからの給与計算処理、の3つの処理がある。図3乃
至図5は、これらの処理手順を示す図である。図3は派
遣社員による勤務データの入力処理手順、図4は派遣先
の承認者による勤務データの承認処理手順、図5は派遣
元の管理者による勤務データからの給与計算処理手順を
示す。
【0041】<派遣社員による勤務データの入力処理>
派遣社員が、派遣社員端末5により自身の勤務データを
勤務状況管理システム1に入力する処理について、図3
を用いて説明する。
【0042】派遣社員が、派遣社員端末5の入力装置に
より、勤務データを入力する旨の指示を入力すると、派
遣社員端末5は、例えば図6に示すようなログイン画面
を派遣社員端末5のディスプレイ装置に表示する(ステ
ップSA1)。派遣社員は、派遣社員端末5の入力装置
により、「派遣元コード」フィールド51、「派遣先コ
ード」フィールド52、「派遣社員IDまたは別名」フ
ィールド53、「パスワード」フィールド54のそれぞ
れに、派遣元コード、派遣先コード、派遣社員ID、パ
スワードの入力を行う。入力後にログインボタン56を
クリックすることにより、入力された各データ(ログイ
ンデータ、特にここでは「派遣社員ログインデータ」と
いう。)が、ネットワークLを介して勤務状況管理シス
テム1に送信される(ステップSA2)。なお、派遣社
員IDに換えて派遣社員別名を「派遣社員IDまたは別
名」フィールド53に入力すると、派遣元コード、派遣
先コードの入力が不要になり、ログイン操作が容易にな
る。
【0043】派遣社員端末5から送信された派遣社員ロ
グインデータを受信した勤務状況管理システム1は、処
理装置10により、送信された派遣社員ログインデータ
が正しいか否かを判断する(ステップSA3)。例え
ば、処理装置10の制御部104は、派遣元コード、派
遣先コード、派遣社員ID及びパスワードを、管理セン
タデータベース11に記憶された個人データと参照し
て、入力された派遣社員ログインデータが勤務状況管理
システム1に登録されている個人データと合致している
か否かを判断する。派遣社員ログインデータが正しいこ
とを確認すると(ステップSA3:Yes)、勤務状況管
理システム1の処理装置10は、データベース管理部1
05により、派遣社員ログインデータにより特定される
派遣社員の勤務データを読み出す。また、勤務データの
入力画面となるデータを、通信制御部106から派遣社
員端末5へ送信する。派遣社員端末5は、送られてきた
データに基づいて、勤務データの入力画面をディスプレ
イ装置に表示する(ステップSA4)。図9は、勤務デ
ータ入力画面の一例である。派遣社員の入力項目である
始業時刻、就業時刻等の項目以外の項目は、管理センタ
データベース11の個人データ、企業データ、勤務デー
タに基づいて埋められる。なお、派遣社員ログインデー
タが正しくない場合(ステップSA3:No)、勤務状況
管理システム1の処理装置10は、その旨を示すエラー
データを、通信制御部106から該当する派遣社員端末
5へ送信する。派遣社員端末5は、送られてきたエラー
データによりログインに失敗したことを確認して、ログ
インに失敗したことを派遣社員に報知し、再びログイン
画面を表示して、再度の派遣社員ログインデータの入力
を派遣社員に促す。
【0044】勤務データ入力画面が表示されると、派遣
社員は、勤務データ入力画面の当該日の始業時刻、終業
時刻などの必要なデータの入力を行う。入力が終了する
と、入力されたデータを勤務状況管理システム1へ送信
する(ステップSA5)。勤務状況管理システム1は、
処理装置10の制御部104により、送信された勤務デ
ータを、読み出しておいた勤務データに反映させて、当
日までの勤務データの集計(合計出勤日数、合計勤務時
間、合計残業時間等)を行う。そして、データベース管
理部105により、管理センタデータベース11に記憶
されている勤務データを更新する。(ステップSA
6)。勤務データの登録、集計が終了すると、制御部1
04は、未承認の勤務データが発生したことを派遣社員
の派遣先の承認者端末4に向けて通知する(ステップS
A7)。これにより、派遣先の承認者は、承認しなけれ
ばならない勤務データがあることを知ることができる。
【0045】次いで、勤務状況管理システム1は、処理
装置10の通信制御部106から勤務データの集計結果
を示すデータを派遣社員端末5へ送信する。派遣社員端
末5では、勤務データの集計結果を示すデータを受信し
て、最新の勤務データをディスプレイ装置に表示する
(ステップSA8)。これにより、派遣社員は当日まで
の勤務状況を知ることができるようになる。必要に応じ
て、派遣社員端末5から勤務データを印刷する旨の指令
が出されると、勤務状況管理システム1は、当該派遣社
員に係わる勤務データと個人データおよび企業データを
管理センタデータベース11から読み出して印刷イメー
ジを作成し、派遣社員端末5へ送信する。派遣社員端末
5は、印刷イメージを受信して、勤務データを紙に印刷
する。
【0046】<派遣先の承認者による勤務データの承認
処理>派遣先の承認者が、承認者端末4により派遣社員
の勤務データの承認を行う際の処理について、図4を用
いて説明する。承認者が勤務データの承認を行うのは、
勤務状況管理システム1から未承認の勤務データがある
旨の通知を受けた際や、派遣契約により定められた勤務
の締め日である。
【0047】派遣先の承認者が、承認者端末4の入力装
置により、派遣社員の勤務データの承認を行う旨の指示
を入力すると、承認者端末4は、例えば図7に示すよう
なログイン画面を承認者端末4のディスプレイ装置に表
示する(ステップSB1)。派遣先の承認者は、承認者
端末4の入力装置により、「派遣元コード」フィールド
61、「派遣先コード」フィールド62、「承認者ID
または別名」フィールド63、「パスワード」フィール
ド64のそれぞれに、派遣元コード、派遣先コード、承
認者ID、パスワードの入力を行う。入力後にログイン
ボタン66をクリックすることにより、入力された各デ
ータ(ログインデータ、特にここでは「派遣先ログイン
データ」という。)が、ネットワークLを介して勤務状
況管理システム1に送信される(ステップSB2)。な
お、承認者IDに換えて承認者別名を「承認者IDまた
は別名」フィールド63に入力すると、派遣元コード及
び派遣先コードの入力が不要になり、ログイン操作が容
易になる。
【0048】承認者端末4から送信された派遣先ログイ
ンデータを受信した勤務状況管理システム1は、処理装
置10により、送信された派遣先ログインデータが正し
いか否かを判断する(ステップSB3)。例えば、処理
装置10の制御部104は、派遣先コードと派遣元コー
ドと承認者IDとパスワードとを、管理センタデータベ
ース11に記憶された企業データと参照して、入力され
た派遣先ログインデータが勤務状況管理システム1に登
録されている企業データと合致しているか否かを判断す
る。派遣先ログインデータが正しいことを確認すると
(ステップSB3:Yes)、勤務状況管理システム1
は、データベース管理部105により派遣先ログインデ
ータに含まれる派遣先コードと同じ派遣先コードを含む
個人データを特定し、特定した個人データに関連づけさ
れた勤務データのうち、派遣先コードが派遣先ログイン
データに含まれる派遣先コードと同じで、且つ未承認の
ものを読み出す。そして、読み出した未承認の勤務デー
タへの承認行為が可能な、未承認勤務データ画面となる
データを承認者端末4へ送信する。承認者端末4は、送
られてきたデータに基づいて、未承認勤務データ画面を
ディスプレイ装置に表示する(ステップSB4)。図1
0は、未承認勤務データ画面の一例である。承認者の入
力項目である「承認」、「否認」以外の項目は、管理セ
ンタデータベース11の個人データ、企業データ、勤務
データに基づいて埋められる。なお、派遣先ログインデ
ータが正しくない場合(ステップSB3:No)、勤務状
況管理システム1の処理装置10は、その旨を示すエラ
ーデータを、通信制御部106から該当する承認者端末
4へ送信する。承認者端末4は、送られてきたエラーデ
ータによりログインに失敗したことを確認して、ログイ
ンに失敗したことを承認者に報知し、再びログイン画面
を表示して、再度の派遣先ログインデータの入力を承認
者に促す。
【0049】未承認勤務データ画面が表示されると、承
認者は、未承認とされている勤務データの承認または否
認を行う。例えば、未承認勤務データ画面の該当日の承
認または否認をクリックすることにより、勤務データの
承認または否認が行われる。承認者端末4からは、承認
または否認を示すデータが勤務状況管理システム1に送
信される(ステップSB5)。勤務状況管理システム1
の処理装置10は、承認または否認を示すデータを受信
し、データベース管理部105により読み出した未承認
の勤務データに承認または否認のフラグを上書きする。
そして、承認または否認された勤務データを、データベ
ース管理部105により管理センタデータベース11に
記憶する。
【0050】次いで、承認を行っている日が勤務の締め
日である場合には(ステップSB6:Yes)、承認処理
に続けて確定処理を実行する(ステップSB7)。確定
処理は、承認者端末4から確定処理を行う旨の指示が勤
務状況管理システム1に送信されることにより行われ
る。勤務状況管理システム1の処理装置10は、確定処
理を行う旨の指示を受信すると、処理装置10が管理セ
ンタデータベース11に記憶された承認済みの勤務デー
タを変更不可の状態にする。必要に応じて、承認者端末
4から勤務データを印刷する旨の指令が出されると、勤
務状況管理システム1は、当該派遣先に派遣された派遣
社員に係わる勤務データと個人データおよび企業データ
を管理センタデータベース11から読み出して印刷イメ
ージを作成し、承認者端末4へ送信する。承認者端末4
は、印刷イメージを受信して、勤務データを紙に印刷可
能となる。
【0051】<派遣元の管理者による勤務データからの
給与計算処理>派遣元A、B、Cの管理者が、管理者端
末2a、2b、2cにより派遣社員の勤務データから給
与計算を行う際の処理について、図5を用いて説明す
る。各管理者端末2a、2b、2cでは、同様の処理に
より給与計算を行う。ここでは、管理者端末2aによ
り、派遣元Aの管理者が自社で管理する派遣社員の給与
計算を行う場合について説明する。
【0052】派遣元Aの管理者が、管理者端末2aの入
力装置により、派遣社員の勤務データを取り込む旨の指
示を入力すると、管理者端末2aは、例えば図8に示す
ようなログイン画面を管理者端末2aのディスプレイ装
置素値に表示する(ステップSC1)。派遣元Aの管理
者が、管理者端末2aの入力装置により、「派遣元コー
ド」フィールド71、「管理者IDまたは別名」フィー
ルド72、「パスワード」フィールド73のそれぞれ
に、派遣元コード、管理者ID、パスワードの入力を行
う。入力後にログインボタン75をクリックすることに
より、入力された各データ(ログインデータ、特にここ
では「派遣元ログインデータ」という。)が、ネットワ
ークLを介して勤務状況管理システム1に送信される
(ステップSC2)。なお、管理者IDに換えて管理者
別名を「管理者IDまたは別名」フィールド72に入力
すると、派遣元コードの入力が不要になり、ログイン操
作が容易になる。
【0053】管理者端末2aから送信された派遣元ログ
インデータを受信した勤務状況管理システム1は、処理
装置10により送信された派遣元ログインデータが正し
いか否かを判断する(ステップSC3)。例えば、処理
装置10の制御部104は、派遣元コードと管理者ID
とパスワードとを、管理センタデータベース11に記憶
された企業データと参照して、入力された派遣元ログイ
ンデータが勤務状況管理システム1に登録されている企
業データと合致しているか否かを判断する。派遣元ログ
インデータが正しいことを確認すると(ステップSC
3:Yes)、勤務状況管理システム1は、処理装置10
により派遣元ログインデータに含まれる派遣元コードと
同じ派遣元コードを含む個人データを特定し、特定した
個人データに関連づけされた勤務データのうち、派遣元
コードが派遣元ログインデータに含まれる派遣元コード
と同じ勤務データを、管理センタデータベース11から
読み出す。そして、処理装置10の通信制御部106を
介して、読み出した勤務データの表示画面(勤務データ
表示画面)となるデータを管理者端末2aへ送信する。
管理者端末2aは、送られてきたデータに基づいて、勤
務データ表示画面をディスプレイ装置に表示する(ステ
ップSC4)。図11は、勤務データ表示画面の一例で
ある。各項目は、管理センタデータベース11の個人デ
ータ、企業データ、勤務データに基づいて埋められてい
る。また、「明細」フィールドをクリックすることによ
り、該当する派遣社員の勤務データの明細が表示され
る。なお、派遣元ログインデータが正しくない場合(ス
テップSC3:No)、勤務状況管理システム1の処理装
置10は、その旨を示すエラーデータを、通信制御部1
06から該当する管理者端末2aへ送信する。管理者端
末2aは、送られてきたエラーデータによりログインに
失敗したことを確認して、ログインに失敗したことを管
理者に報知し、再びログイン画面を表示して、再度の派
遣元ログインデータの入力を管理者に促す。
【0054】勤務データ表示画面が表示されると、管理
者は、必要な派遣社員の勤務データのダウンロードを指
示するデータを管理者端末2aから勤務状況管理システ
ム1に送信する。勤務状況管理システム1は、勤務デー
タのダウンロードを指示するデータを受信すると、処理
装置10の制御部104により、読み出した勤務データ
の中の指示のあった派遣社員の勤務データを特定し、通
信制御部106を介して管理者端末2aに送信する。管
理者端末2aは、勤務状況管理システム1から送られて
きた勤務データを派遣元データベース3aに記憶する
(ステップSC5)。管理者は、管理者端末2aにより
ダウンロードした勤務データに基づいて派遣先への請求
額、派遣社員への給与額の計算を行う(ステップSC
6)。計算結果は、それぞれ派遣元データベース3aに
請求データ、給与データとして記憶される。必要に応じ
て、管理者端末2aから勤務データを印刷する旨の指令
が出されると、勤務状況管理システム1は、当該派遣先
に派遣された派遣社員に係わる勤務データと個人データ
および企業データを管理センタデータベース11から読
み出して印刷イメージを作成し、管理者端末2aへ送信
する。管理者端末2aは、印刷イメージを受信して、勤
務データを紙に印刷可能となる。
【0055】また、管理者端末2aからは、管理センタ
データベース11に記憶される個人データ及び企業デー
タの登録、変更、追加、削除などが可能である。これら
のデータは、一旦派遣元データベース3aに記憶された
後に、管理センタデータベース11にアップロードされ
る。つまり、派遣元の管理者は、管理者端末2aの入力
装置から派遣元データベース3aに記憶された個人デー
タ、企業データに対して登録、変更、追加、削除を行
う。次いで、管理者は、管理者端末2aから勤務状況管
理システム1へログインを行い、管理者端末2aから勤
務状況管理システム1に個人データ、企業データの登
録、変更、追加、削除等を行う旨の指示を送信する。そ
の後、管理者端末2aから派遣元データベース3aに記
憶された登録、変更、追加、削除を行う個人データ、企
業データを、勤務状況管理システム1の処理装置10に
送信する。処理装置10は、データベース管理部105
により、送られてきた個人データ、企業データを管理セ
ンタデータベース11の所定の領域に書き込むことによ
り、個人データ、企業データの登録、変更、追加、削除
を行う。
【0056】以上、説明した各処理では、図6〜8に示
すようなログイン画面により、各端末から勤務状況管理
システム1へのログインを行っている。ログインの際
に、「言語選択」ボタン55、65、74をクリックす
ることにより、勤務データ入力画面、勤務データ承認画
面、勤務データ画面の各フィールドに表示される言語を
変更可能とする。この場合、勤務状況管理システム1
は、管理センタデータベース11に、例えば図12に示
すような語彙テーブルを保持する。この例では、勤務デ
ータ入力画面の「派遣元会社」のフィールドに対して、
日本語の他に、英語、韓国語、フランス語が用意されて
いる。1つのフィールドについて利用可能な言語毎に1
つのレコードが存在する構成になっている。そのため
に、図12では、1つのフィールドにつき日本語用、英
語用、韓国語用、フランス語用の4つのレコードを持つ
構成になる。対応言語が追加された場合、対応する言語
のレコードを追加するだけで新しい言語に対応できる。
しかも対応言語の数に制限が発生しない。「言語選択」
ボタン55により英語を選択すると、図12の語彙テー
ブルにより、勤務データ入力画面の「派遣元会社」のフ
ィールドは、英語で表示されるようになる。また、各端
末装置は、それぞれの言語のフォントが表示できるよう
に、各言語のIME(Input Method Editor)などを保
持するようにする。これにより、派遣社員、承認者、管
理者が日本語以外の言語を使用する場合でも、対応でき
るようになる。
【0057】本実施形態では、1つの派遣先に派遣され
ている派遣社員の勤務状況を管理するようにしたが、こ
れに限らず、複数の派遣先に派遣されている派遣社員の
勤務状況を管理するようにすることもできる。この場
合、管理センタデータベース11には、一人の派遣社員
について派遣先毎に勤務データが用意される。また一人
の派遣社員が複数の派遣元に登録して、それらの派遣元
からそれぞれ異なる派遣先に派遣されている場合も、管
理センタデータベース11には、それぞれの派遣元と派
遣先の組み合わせ毎に勤務データを用意される。このよ
うに、複雑な勤務形態の派遣社員についても、勤務状況
をリアルタイムに、容易に管理可能となる。
【0058】このように、派遣社員の勤務データが勤務
状況管理システム1の管理センタデータベース11によ
り一元的に管理される。また、勤務データは入力の度に
集計されるため、派遣先の承認者および派遣元の管理者
は、承認者端末4および管理者端末2a、2b、2cに
より、派遣社員の最新の勤務データを知ることができ
る。また、従来のように紙による勤務データの管理では
ないので、入力ミスの危険性が低くなる。派遣先に複数
の派遣元から派遣社員が派遣されている場合でも、複数
の派遣元が同じ勤務状況管理システム1により派遣社員
の勤務データの管理を行っていれば、承認者は、一つの
勤務状況管理システム1によりすべての派遣社員の勤務
データを管理できる。そのために、従来のように、承認
行為が煩わしくなることもない。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の勤務状況
管理システムによれば、派遣先からネットワークを介し
て送信されてきた派遣社員の勤務データを受信すると、
その勤務データが記憶手段に記憶され、また、勤務デー
タ受信時にリアルタイムに勤務データが集計されるた
め、派遣会社における勤務データの記憶装置への登録作
業を簡略化でき、かつ、登録する勤務データの内容の誤
りを生じにくくすることが出来るとともに、派遣社員の
リアルタイムな勤務時間管理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための全体構成図。
【図2】処理装置の機能ブロック図。
【図3】派遣社員による勤務データの入力処理手順を示
すフローチャート。
【図4】派遣先の承認者による勤務データの承認処理を
示すフローチャート。
【図5】派遣元の管理者による勤務データからの給与計
算処理を示すフローチャート。
【図6】派遣社員端末のログイン画面の例示図。
【図7】承認者端末のログイン画面の例示図。
【図8】管理者端末のログイン画面の例示図。
【図9】勤務データ入力画面の例示図。
【図10】未承認勤務データ画面の例示図。
【図11】勤務データ表示画面の例示図
【図12】語彙テーブルの例示図。
【符号の説明】
1 勤務状況管理システム 10 処理装置 101 入力部 102 出力部 103 入出力制御部 104 制御部 105 データベース管理部 106 通信制御部 11 管理センタデータベース 12 バックアップ装置 2a、b、c 管理者端末 3a、b、c 派遣元データベース 4 承認者端末 5 派遣社員端末 L ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 真弥 東京都新宿区西新宿1丁目6番1号 株式 会社アスペックス内 (72)発明者 桶谷 佳章 東京都新宿区西新宿1丁目6番1号 株式 会社アスペックス内 (72)発明者 印居 伸一 東京都新宿区西新宿1丁目6番1号 株式 会社アスペックス内 Fターム(参考) 3E038 AA01 BA02 BB05 CA02 CB02 GA02 5B075 KK45 ND20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 派遣社員の名称及びその派遣社員の派遣
    元の情報を含む個人データと、この個人データと関連付
    けられる、当該派遣社員の勤務状況を表す勤務データと
    を記憶する記憶手段と、 外部から前記派遣元及び前記派遣社員を特定するための
    データが入力されたときに、その入力されたデータと前
    記個人データとにより派遣社員を特定し、特定した派遣
    社員の勤務データを前記記憶手段から読み出す第1の手
    段と、 外部から前記派遣社員の勤務状況を表すデータが入力さ
    れたときに、このデータを前記第1の手段によって読み
    出された勤務データの内容に反映させて当該派遣社員に
    ついての最新の勤務データを生成し、前記記憶手段にお
    いて当該派遣社員用に記憶されている勤務データを最新
    のものに更新する第2の手段とを備えてなる、 派遣社員の勤務状況管理システム。
  2. 【請求項2】 派遣社員の名称及びその派遣社員の派遣
    先の情報を含む個人データと、この個人データと関連付
    けられる、当該派遣社員の勤務状況を派遣先毎に表す勤
    務データとを記憶する記憶手段と、 外部から派遣先及び前記派遣社員を特定するためのデー
    タが入力されたときに、その入力されたデータと前記個
    人データとにより、派遣社員及びその派遣先を特定し、
    特定した派遣先で勤務する派遣社員の勤務データを前記
    記憶手段から読み出す第1の手段と、 外部から前記派遣社員の勤務状況を表すデータが入力さ
    れたときに、このデータを前記第1の手段によって読み
    出された勤務データの内容に反映させて当該派遣社員に
    ついての最新の勤務データを生成し、前記記憶手段にお
    いて当該派遣社員用に記憶されている勤務データを最新
    のものに更新する第2の手段とを備えてなる、 派遣社員の勤務状況管理システム。
  3. 【請求項3】 派遣社員の名称、その派遣元及び派遣先
    の情報を少なくとも含む個人データと、個人データと関
    連付けられる、当該派遣社員の勤務状況を派遣元及び派
    遣先別に表す勤務データとを記憶する記憶手段と、 外部から派遣元、派遣先及び前記派遣社員を特定するた
    めのデータが入力されたときに、その入力されたデータ
    と前記個人データとにより、派遣社員及びその派遣元、
    派遣先を特定し、特定した派遣先で勤務する派遣社員の
    勤務データを前記記憶手段から読み出す第1の手段と、 外部から前記派遣社員の勤務状況を表すデータが入力さ
    れたときに、このデータを前記第1の手段によって読み
    出された勤務データの内容に反映させて当該派遣社員に
    ついての最新の勤務データを生成し、前記記憶手段にお
    いて当該派遣社員用に記憶されている勤務データを最新
    のものに更新する第2の手段とを備えてなる、 派遣社員の勤務状況管理システム。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、システムへのログイン
    を許容するための認知データを派遣先毎に記憶してお
    り、 いずれかの派遣先からその派遣先を特定するためのデー
    タが入力されたときにその入力されたデータと前記認知
    データとにより、派遣先及びその派遣先で勤務する派遣
    社員の個人データを特定し、特定した個人データの勤務
    データを前記記憶手段から読み出す手段と、 前記特定された派遣先から前記派遣社員の勤務状況を承
    認又は否認するデータが入力されたことを確認したとき
    に前記読み出された勤務データが承認又は否認されたと
    して、その勤務データを変更不可の状態にする手段と、
    をさらに備えてなる、 請求項3記載の勤務状況管理システム。
  5. 【請求項5】 前記特定された派遣先から前記読み出さ
    れた勤務データを印刷する旨のデータが入力されたこと
    を確認したときに、前記読み出された勤務データを所定
    の書式のイメージデータとして、前記特定された派遣先
    に送信する手段をさらに備えてなる、 請求項4記載の勤務状況管理システム。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段は、システムへのログイン
    を許容するための認知データを派遣元毎に記憶してお
    り、 いずれかの派遣元からその派遣元を特定するためのデー
    タが入力されたときにそのデータと前記認知データとに
    より、派遣元及びその派遣元から派遣された派遣社員の
    個人データを特定し、特定した個人データの勤務データ
    を前記記憶手段から読み出す手段と、 前記特定された派遣元から前記読み出された勤務データ
    のダウンロード要求があったときにその要求元に当該勤
    務データを送信する手段と、をさらに備えてなる、 請求項3記載の勤務状況管理システム。
  7. 【請求項7】 前記特定された派遣元から前記読み出さ
    れた勤務データを印刷する旨のデータが入力されたこと
    を確認したときに、前記読み出された勤務データを所定
    の書式のイメージデータとして、前記特定された派遣元
    に送信する手段をさらに備えてなる、 請求項6記載の勤務状況管理システム。
  8. 【請求項8】 前記勤務データが最新のものに更新され
    たときに当該派遣社員が関わる派遣先に勤務データが更
    新されたことを通知する手段をさらに備えてなる、 請求項3記載の勤務状況管理システム。
  9. 【請求項9】 派遣社員の名称、その派遣元、派遣先の
    情報を少なくとも含む個人データと、派遣元からシステ
    ムへのログインを許容するための派遣元認知データと、
    派遣先からシステムへのログインを許容するための派遣
    先認知データと、個人データと関連付けられる、派遣社
    員の勤務状況を派遣元及び派遣先別に表す勤務データと
    を記憶する記憶手段と、 外部から派遣先、派遣元及び前記派遣社員を特定するた
    めの第1のデータと前記派遣社員の勤務状況を表す第2
    のデータとが入力されたときに、入力された前記第1の
    データと前記個人データとにより、派遣社員及びその派
    遣元、派遣先を特定し、特定した派遣先で勤務する派遣
    社員の勤務データを前記記憶手段から読み出して、入力
    された前記第2のデータを読み出した勤務データの内容
    に反映させて当該派遣社員についての最新の勤務データ
    を生成し、前記記憶手段において当該派遣社員用に記憶
    されている勤務データを最新のものに更新する手段と、 いずれかの派遣先からその派遣先を特定するための第3
    のデータと前記派遣社員の勤務状況を承認又は否認する
    第4のデータとが入力されたときに、入力された前記第
    3のデータと前記派遣先認知データとによりその派遣先
    で勤務する派遣社員の個人データを特定し、特定した個
    人データの勤務データを前記記憶手段から読み出して、
    この読み出した勤務データが入力された前記第4のデー
    タにより承認又は否認されたとして、その勤務データを
    変更不可の状態にする手段と、 いずれかの派遣元からその派遣元を特定するための第5
    のデータと勤務データのダウンロード要求とが入力され
    たときに、入力された前記第5のデータと前記派遣元認
    知データとによりその派遣元から派遣された派遣社員の
    個人データを特定し、特定した個人データの勤務データ
    を前記記憶手段から読み出して、前記ダウンロード要求
    の要求元に読み出した勤務データを送信する手段と、を
    備える、派遣社員の勤務状況管理システム。
  10. 【請求項10】 派遣社員の名称、その派遣元、派遣先
    の情報を少なくとも含む個人データと、派遣元からシス
    テムへのログインを許容するための派遣元認知データ
    と、派遣先からシステムへのログインを許容するための
    派遣先認知データと、個人データと関連付けられる、派
    遣社員の勤務状況を派遣元及び派遣先別に表す勤務デー
    タとを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された
    前記勤務データを更新する装置とにより実行される方法
    であって、 前記装置が、 外部から派遣先、派遣元及び前記派遣社員を特定するた
    めの第1のデータと前記派遣社員の勤務状況を表す第2
    のデータとが入力されたときに、 入力された前記第1のデータと前記個人データとによ
    り、派遣社員及びその派遣元、派遣先を特定し、特定し
    た派遣先で勤務する派遣社員の勤務データを前記記憶手
    段から読み出して、入力された前記第2のデータを読み
    出した勤務データの内容に反映させて当該派遣社員につ
    いての最新の勤務データを生成し、前記記憶手段におい
    て当該派遣社員用に記憶されている勤務データを最新の
    ものに更新する段階と、 前記装置が、 いずれかの派遣先からその派遣先を特定するための第3
    のデータと前記派遣社員の勤務状況を承認又は否認する
    第4のデータとが入力されたときに、 入力された前記第3のデータと前記派遣先認知データと
    によりその派遣先で勤務する派遣社員の個人データを特
    定し、特定した個人データの勤務データを前記記憶手段
    から読み出して、この読み出した勤務データが入力され
    た前記第4のデータにより承認又は否認されたとして、
    その勤務データを変更不可の状態にする段階と、 前記装置が、 いずれかの派遣元からその派遣元を特定するための第5
    のデータと勤務データのダウンロード要求とが入力され
    たときに、 入力された前記第5のデータと前記派遣元認知データと
    によりその派遣元から派遣された派遣社員の個人データ
    を特定し、特定した個人データの勤務データを前記記憶
    手段から読み出して、前記ダウンロード要求の要求元に
    読み出した勤務データを送信する段階と、を含む、 派遣社員の勤務状況管理方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータを、 派遣社員の名称、その派遣元、派遣先の情報を少なくと
    も含む個人データと、派遣元からシステムへのログイン
    を許容するための派遣元認知データと、派遣先からシス
    テムへのログインを許容するための派遣先認知データ
    と、個人データと関連付けられる、派遣社員の勤務状況
    を派遣元及び派遣先別に表す勤務データとを記憶する記
    憶手段、 外部から派遣先、派遣元及び前記派遣社員を特定するた
    めの第1のデータと前記派遣社員の勤務状況を表す第2
    のデータとが入力されたときに、入力された前記第1の
    データと前記個人データとにより、派遣社員及びその派
    遣元、派遣先を特定し、特定した派遣先で勤務する派遣
    社員の勤務データを前記記憶手段から読み出して、入力
    された前記第2のデータを読み出した勤務データの内容
    に反映させて当該派遣社員についての最新の勤務データ
    を生成し、前記記憶手段において当該派遣社員用に記憶
    されている勤務データを最新のものに更新する手段、 いずれかの派遣先からその派遣先を特定するための第3
    のデータと前記派遣社員の勤務状況を承認又は否認する
    第4のデータとが入力されたときに、入力された前記第
    3のデータと前記派遣先認知データとによりその派遣先
    で勤務する派遣社員の個人データを特定し、特定した個
    人データの勤務データを前記記憶手段から読み出して、
    この読み出した勤務データが入力された前記第4のデー
    タにより承認又は否認されたとして、その勤務データを
    変更不可の状態にする手段、 いずれかの派遣元からその派遣元を特定するための第5
    のデータと勤務データのダウンロード要求とが入力され
    たときに、入力された前記第5のデータと前記派遣元認
    知データとによりその派遣元から派遣された派遣社員の
    個人データを特定し、特定した個人データの勤務データ
    を前記記憶手段から読み出して、前記ダウンロード要求
    の要求元に読み出した勤務データを送信する手段、とし
    て機能させるコンピュータプログラム。
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