JP2002323894A - ブザー駆動装置 - Google Patents
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Abstract
安定して供給することにより、ブザー音を安定させて、
品質の向上を図ることができるブザー駆動装置を提供す
るものである。 【解決手段】 マイコン1のソフト処理とは独立して動
作するタイマ管理部のフリーランニングタイマにより、
ブザー3を駆動するブザー駆動周波数のパルス信号を生
成し、このパルス信号によりトランジスタ2をON/O
FFしてブザー3にブザー駆動周波数の電流を流してブ
ザー3を吹鳴させる。
Description
関し、詳しくは、車両のキーの抜き忘れあるいは、ライ
トの消し忘れを警報音で知らせるブザー駆動装置に関す
る。
あるいは、ライトの消し忘れなどを警報音を発すること
によって運転者に知らせる機能が備えられたものがあ
り、この警報音はブザー駆動装置によって吹鳴されるよ
うになっている。
例えば、図7に示すようなものが知られている。図7に
おいて、51はマイコン、Pはマイコンの汎用出力ポー
ト、52はトランジスタ、53はブザー、54は音圧調
整抵抗、55はトランジスタ52のベース保護抵抗、5
6はトランジスタ52のレベル固定用抵抗であり、音圧
調整抵抗のブザー接続端とは反対の端子にはバッテリー
が接続されている。
コン51の汎用出力ポートPから一定の周期f0でトラ
ンジスタ52をON/OFFする信号を出力し、トラン
ジスタ52がONしてコイルに電流が流れると、コイル
の中心に設けられた鉄心が磁化されその上部にある振動
板を吸引し、トランジスタ52がOFFして電流が止ま
ると、振動板が反発し、これを繰り返して振動板が一定
周波数で振動し、ブザーケースの共鳴効果によりブザー
が大きな音で吹鳴するようになっている。
うな従来のブザー駆動装置にあっては、タイマー割り込
み時に図8のフローチャートに示すようなソフト処理に
よりパルス信号を作成している。この処理は、周期的な
タイマー割り込み毎に処理が開始され、まず、待ち合わ
せの通信処理があるかを判定し(S11)、待ち合わせ
の通信処理が有ると、その通信処理に応じた処理を行う
(S12)。
かを判定し(S13)、待ち合わせのスイッチ入力が有
ると、そのスイッチ入力に応じた処理を行う(S1
4)。そして、待ち合わせの処理が全て終わると、汎用
出力ポートPの出力を判定し(S15)、汎用ポートP
の出力がHigh(高レベル電位)であれば、出力をLow
(低レベル電位)に設定し(S16)、汎用ポートPの
出力がLowであれば、出力をHighに設定する(S1
7)。
の前に通信処理やスイッチ入力による処理を行っている
ため、これらの割り込み処理に時間がかかってしまった
場合にソフト処理時間が遅れ、ブザー駆動周波数がわず
かにずれることがある。
理、スイッチ入力による処理が無く遅れが生じていない
が、では通信処理、スイッチ入力による処理により遅
れが生じており、では通信処理により遅れが生じてい
る。
ブザーの共鳴板を吸引/反発する周波数(ブザー駆動周
波数)が微妙に変化するので、ブザーの音色や音程が安
定せず、いびつなブザー音に聞こえてしまうという問題
があった。
ルス信号を安定して供給することにより、ブザーの音色
や音程を安定させて、品質の向上を図ることができるブ
ザー駆動装置を提供することを目的とする。
の発明は、マイコンが生成する信号によってブザーを駆
動するブザー駆動装置であって、前記マイコンは、該マ
イコンのクロックをカウントするフリーランニングタイ
マと、設定値を設定及び記憶するレジスタと、前記設定
値に基づいて生成した信号を出力する出力ポートとを備
え、前記レジスタに前記設定値が設定されると、前記出
力ポートの出力を低レベル電位に設定するとともに、前
記フリーランニングタイマのカウント値をリセットし、
前記フリーランニングタイマのカウント値が前記設定値
に一致すると、前記出力ポートの出力を反転出力すると
ともに、前記フリーランニングタイマのカウント値をリ
セットし、前記フリーランニングタイマのカウント値と
前記設定値との比較処理を繰り返して前記出力ポートに
信号を出力し、該信号でブザーを駆動することを特徴と
するものである。
イコンのフリーランニングタイマで生成される。したが
って、マイコンのソフト処理に影響されずに信号が生成
される。
ンが生成する信号によってブザーを駆動するブザー駆動
装置であって、前記マイコンは、該マイコンのクロック
をカウントするフリーランニングタイマと、第1及び第
2の設定値を設定及び記憶するレジスタと、前記第1及
び第2の設定値に基づいて生成した信号を出力する出力
ポートとを備え、前記レジスタに前記設定値が設定され
ると、前記出力ポートの出力を高レベル電位に設定する
とともに、前記フリーランニングタイマのカウント値を
リセットし、前記フリーランニングタイマのカウント値
が前記第1の設定値に一致すると、前記出力ポートの出
力を低レベル電位に設定し、前記フリーランニングタイ
マのカウント値が前記第2の設定値に一致すると、前記
出力ポートの出力を高レベル電位に設定するとともに、
前記フリーランニングタイマのカウント値をリセット
し、前記フリーランニングタイマのカウント値と前記第
1及び第2の設定値との比較処理を繰り返して前記出力
ポートに信号を出力し、該信号でブザーを駆動すること
を特徴とするものである。
イコンのフリーランニングタイマで生成される。したが
って、マイコンのソフト処理に影響されずに信号が生成
される。
1または第2の発明の構成に加え、前記ブザーとして他
励式のブザーを駆動することを特徴とするものである。
グタイマで生成された周波数信号で他励式のブザーが駆
動される。
明する。図1〜図3は本発明に係るブザー駆動装置の第
1実施形態を示す図である。
はマイコン、2はトランジスタ、3はブザー、4は音圧
調整抵抗、5はトランジスタのベース保護抵抗、6はマ
イコン1のオフ時のトランジスタ2のレベル固定用抵抗
であり、音圧調整抵抗4のブザー3接続端とは反対の端
子にはバッテリーが接続される。
る。図2において、31はケース、32は磁片、33は
振動板、34はコイル、35はピン、36は鉄心であ
る。
ック図である。図3において、11はコアCPU(Cent
ral Processing Unit)、12はROM(Read-Only Mem
ory)、13はRAM(Random Access Memory)、14
はタイマ管理部であり、タイマ管理部14はフリーラン
ニングタイマ出力端子Tを有している。
フト処理とは独立にフリーランで動作するもので(フリ
ーランニングタイマ)、フリーランニングタイマ出力端
子Tに出力する信号を決めるパラメータを設定するため
のレジスタを有しており、コアCPU11がこのレジス
タに値を設定してフリーランニングタイマ出力端子Tに
出力する信号を制御することができるようになってい
る。
1がレジスタにパラメータとして設定したカウンタ値A
に基づき、まず、フリーランニングタイマ出力端子Tの
出力をLow(低レベル電位)にし、クロック信号をカウ
ントしていき、カウンタ値がAに等しくなったとき、カ
ウンタをクリアするとともにフリーランニングタイマ出
力端子Tの出力を反転(Low→High(高レベル電位))
する。
再びカウンタ値がAに等しくなった時に、カウンタをク
リアするとともにフリーランニングタイマ出力端子Tの
出力を反転(High→Low)する。
メータで設定された周波数のパルス信号を生成し、フリ
ーランニングタイマ出力端子Tに出力できる。
ー駆動周波数のパルス信号を生成し、このパルス信号を
フリーランニングタイマ出力端子Tから出力し、その周
波数でトランジスタ2をON/OFFしてブザー3を吹
鳴するようになっている。
は、図5に示すように、キー抜き忘れ警報作動条件(キ
ーON(あり)かつ運転者席ドア開)またはライト消し
忘れ警報作動条件(ライトONかつ運転者席ドア開)が
成立すると、タイマ管理部14に予め設定されたブザー
駆動周波数のパルス信号をフリーランニングタイマ出力
端子Tに出力する指示をレジスタに設定する。
のレジスタのパラメータ設定に従いクロック信号をカウ
ントして設定されたパラメータの周波数のパルス信号を
出力端子Tに出力する。
端子Tに出力された信号によりトランジスタ2がON/
OFFされ、トランジスタ2のONでブザー3のコイル
34に電流が流れ、コイル34の中心に設けられた鉄心
36が磁化し振動板33を吸引し、トランジスタのOF
Fで電流が止まると振動板33が元に戻り、これを繰り
返すことにより振動板33が一定周波数で振動し、ケー
ス31の共鳴効果によりブザー3が大きな音で吹鳴す
る。
警報停止条件(キーOFF(なし)または運転者席ドア
閉またはイグニッションON)またはライト消し忘れ警
報停止条件(ライトOFFまたは運転者席ドア閉または
イグニッションON)が成立すると、コアCPU11
は、タイマ管理部14に、フリーランニングタイマ出力
端子Tの信号出力を停止するパラメータをレジスタに設
定し、フリーランニングタイマ出力端子Tからの信号の
出力を停止してブザーの吹鳴を停止する。
PU11のソフト処理とは独立して動作するタイマ管理
部14のフリーランニングタイマにより生成したパルス
信号によりトランジスタ2をON/OFFしてブザー3
を吹鳴しているので、コアCPU11の割り込みによる
別のソフト処理遅れに影響されず、ブザーの音色と音程
を安定させてブザー3を吹鳴することができる。
ニングタイマのカウンタ値がレジスタの設定値に一致す
ると、フリーランニングタイマ出力端子Tの出力を反転
するとともにフリーランニングタイマのカウンタ値をク
リアし、これを繰り返しているので、50%のデューテ
ィ比で安定したパルス信号を生成することができる。
所定の周波数で振動板33を振動させて音を出す他励式
のブザーであり、タイマ管理部14へのパラメータの設
定によりトランジスタ2をON/OFFする信号のデュ
ーティ比を50%に保ったまま周波数を変えることがで
き、振動板33を振動させる周波数を変えることにより
警報の種類によってブザーの音程を変えることができ
る。
の第2実施形態を示す図である。なお、本実施形態は、
上述第1実施形態と略同様に構成されているので、同様
な構成には同一の符号を付して特徴部分のみ説明する。
すように、コアCPU11がレジスタにパラメータとし
て設定したカウンタ値B(第1の設定値)、C(第2の
設定値)に基づき、まず、フリーランニングタイマ出力
端子Tの出力をHigh(高レベル電位)にし、クロック信
号をカウントしていき、カウンタ値がBに等しくなった
とき、フリーランニングタイマ出力端子Tの出力をLow
(低レベル電位)にする。
カウンタ値がCに等しくなったとき、クロック信号をカ
ウントしているカウンタをクリアするとともに、フリー
ランニングタイマ出力端子Tの出力をHighにする。
メータで設定された周波数のパルス信号を生成し、フリ
ーランニングタイマ出力端子Tに出力できる。
出力された信号によりトランジスタ2がON/OFFさ
れ、トランジスタ2のONでブザー3のコイル34に電
流が流れ、コイル34の中心に設けられた鉄心36が磁
化し振動板33を吸引し、トランジスタのOFFで電流
が止まると振動板33が元に戻り、これを繰り返すこと
により振動板33が一定周波数で振動し、ケース31の
共鳴効果によりブザー3が大きな音で吹鳴する。
PU11のソフト処理とは独立して動作するタイマ管理
部14のフリーランニングタイマにより生成したパルス
信号によりトランジスタ2をON/OFFしてブザー3
を吹鳴しているので、コアCPU11の割り込みによる
別のソフト処理遅れに影響されず、ブザーの音色と音程
を安定させてブザー3を吹鳴することができる。
ニングタイマのカウンタ値がレジスタの設定値Bに一致
するとフリーランニングタイマ出力端子Tの出力を反転
し、さらにフリーランニングタイマのカウンタ値がレジ
スタの設定値Cに一致するとフリーランニングタイマ出
力端子Tの出力を反転するとともにフリーランニングタ
イマのカウンタ値をクリアし、これを繰り返しているの
で、任意のデューティ比で安定したパルス信号を生成す
ることができる。
所定の周波数で振動板33を振動させて音を出す他励式
のブザーであり、タイマ管理部14へのパラメータの設
定によりトランジスタ2をON/OFFする信号の周波
数とデューティ比を変えることができ、振動板33を振
動させる周波数とデューティ比を変えることにより警報
の種類によってブザーの音色と音程を変えることができ
る。
のソフト処理とは独立して動作するフリーランニングタ
イマにより生成した周波数信号によりブザーを駆動して
いるので、コアCPUのソフト処理に影響されず音色と
音程が安定したブザー音を吹鳴することができる。
ンニングタイマにより生成する周波数信号の周波数を警
報の種類によって変えることで、ブザーの音色や音程を
変えることができる。
示す図であり、その概略ブロック図である。
る。
ック図である。
示すタイミングチャートである。
件を示すタイミング図である。
示す図であり、そのブザー駆動周波数の生成方法を示す
タイミングチャートである。
ある。
ーチャートである。
す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】マイコンが生成する信号によってブザーを
駆動するブザー駆動装置であって、 前記マイコンは、該マイコンのクロックをカウントする
フリーランニングタイマと、 設定値を設定及び記憶するレジスタと、 前記設定値に基づいて生成した信号を出力する出力ポー
トとを備え、 前記レジスタに前記設定値が設定されると、前記出力ポ
ートの出力を低レベル電位に設定するとともに、前記フ
リーランニングタイマのカウント値をリセットし、 前記フリーランニングタイマのカウント値が前記設定値
に一致すると、前記出力ポートの出力を反転出力すると
ともに、前記フリーランニングタイマのカウント値をリ
セットし、 前記フリーランニングタイマのカウント値と前記設定値
との比較処理を繰り返して前記出力ポートに信号を出力
し、該信号でブザーを駆動することを特徴とするブザー
駆動装置。 - 【請求項2】マイコンが生成する信号によってブザーを
駆動するブザー駆動装置であって、 前記マイコンは、該マイコンのクロックをカウントする
フリーランニングタイマと、 第1及び第2の設定値を設定及び記憶するレジスタと、 前記第1及び第2の設定値に基づいて生成した信号を出
力する出力ポートとを備え、 前記レジスタに前記設定値が設定されると、前記出力ポ
ートの出力を高レベル電位に設定するとともに、前記フ
リーランニングタイマのカウント値をリセットし、 前記フリーランニングタイマのカウント値が前記第1の
設定値に一致すると、前記出力ポートの出力を低レベル
電位に設定し、 前記フリーランニングタイマのカウント値が前記第2の
設定値に一致すると、前記出力ポートの出力を高レベル
電位に設定するとともに、前記フリーランニングタイマ
のカウント値をリセットし、 前記フリーランニングタイマのカウント値と前記第1及
び第2の設定値との比較処理を繰り返して前記出力ポー
トに信号を出力し、該信号でブザーを駆動することを特
徴とするブザー駆動装置。 - 【請求項3】前記ブザーとして他励式のブザーを駆動す
ることを特徴とする請求項1または2に記載のブザー駆
動装置。
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JP3664096B2 (ja) | 2005-06-22 |
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