JP2002323070A - 車両の制御装置 - Google Patents

車両の制御装置

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JP2002323070A
JP2002323070A JP2001124362A JP2001124362A JP2002323070A JP 2002323070 A JP2002323070 A JP 2002323070A JP 2001124362 A JP2001124362 A JP 2001124362A JP 2001124362 A JP2001124362 A JP 2001124362A JP 2002323070 A JP2002323070 A JP 2002323070A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行中において原動機と駆動輪との間の動力
伝達開閉装置の解放作動に起因する解放ショックのない
車両の制御装置を提供する。 【解決手段】 車両のハイブリッド制御装置10にお
いて、解放条件成立判定手段100により解放条件が成
立したと判定された場合には、解放手段108により、
第2クラッチ(動力伝達開閉装置)C2への入力トルク
が零となったときにその第2クラッチC2が解放させら
れるので、惰行走行中の車両において第2クラッチC2
の解放に起因する車両の駆動トルクの変化がなく、走行
中の車両において解放ショックが好適に抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原動機と駆動輪と
の間で動力を伝達し或いは遮断する動力伝達開閉装置を
有する車両の制御装置に関し、特に、走行中の車両にお
いてショックを発生させることなく動力開閉装置を作動
させる原動機と駆動輪との間の動力伝達経路を解放する
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】走行中の車両において、原動機と駆動輪
との間で動力を伝達し或いは遮断する動力伝達開閉装置
を原動機の切り離し要求に従って解放させる場合があ
る。たとえば、特開平11−164404号公報に記載
されているようなハイブリッド車両において、惰行走行
状態となった場合にそれまで車両を駆動していたエンジ
ンから電動機(モータジェネレータ)へ切り換えるため
にそのエンジンと無段変速機との間に設けられたクラッ
チを解放させてそのエンジンを動力伝達経路から切り離
す場合がそれである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のハイブリッド車両では、クラッチの解放タイミング
について何らの配慮が為されておらず、走行中において
動力伝達経路中のクラッチを解放させることによって車
両の駆動トルクが急変することによるショックが発生す
るという問題があった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、走行中において
原動機と駆動輪との間の動力伝達開閉装置の解放作動に
起因する解放ショックのない車両の制御装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、原動機と駆動輪との
間で動力を伝達し或いは遮断する動力伝達開閉装置を有
する車両の制御装置であって、(a) 前記動力伝達開閉装
置の解放条件が成立したか否かを判定する解放条件成立
判定手段と、(b) その解放条件成立判定手段により解放
条件が成立したと判定された場合には、前記動力伝達開
閉装置への入力トルクが略零となったときにその動力伝
達開閉装置を解放させる解放手段とを、含むことにあ
る。
【0006】
【発明の効果】このような車両の制御装置においては、
解放条件成立判定手段により解放条件が成立したと判定
された場合には、解放手段により、動力伝達開閉装置へ
の入力トルクが零となったときにその動力伝達開閉装置
が解放させられるので、その動力伝達開閉装置の解放に
起因する車両の駆動トルクの変化がなく、走行中の車両
において解放ショックが好適に抑制される。
【0007】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記原動機は供
給された燃料に応じた出力トルクを発生させるエンジン
を含み、前記解放条件成立判定手段により前記解放条件
が成立したと判定された場合には、上記エンジンのスロ
ットル開度を調節することによりそのエンジンの出力軸
トルクを略零とする出力軸トルク制御手段を備えたもの
である。このようにすれば、出力軸トルク制御手段によ
りエンジンの出力軸トルクが略零となるようにそのとき
のエンジン回転速度に応じてスロットル開度が調節され
るので、エンジンの出力軸トルクを略零とするための電
動機などを用いなくても、走行中車両において解放ショ
ックなく動力伝達開閉装置を解放させることができる利
点がある。
【0008】また、好適には、供給された燃料に基づい
て作動させられるエンジンとそれに作動的に連結された
電動機とを含むものであり、その電動機の出力トルクを
エンジンの出力軸に付加することによりそのエンジンの
出力軸トルクを略零とする出力軸トルク制御手段を有す
るものである。このようにすれば、出力軸トルク制御手
段によって、電動機の出力トルクがエンジンの出力軸に
付加されることによりそのエンジンの出力軸トルクが所
望のタイミングで積極的に略零とされ、エンジンの切り
離し時間を短縮できる利点がある。
【0009】また、好適には、前記解放条件成立判定手
段により前記解放条件が成立したと判定されたときに、
前記エンジンのフューエルカットを実行するフューエル
カット手段を含み、前記出力軸トルク制御手段は、その
フューエルカット以後のエンジンの回転抵抗トルク分を
補うように上記電動機を駆動させるものである。このよ
うにすれば、上記解放条件が成立したと判定された惰行
走行開始時から速やかにフューエルカットが実行される
ことにより、燃費が高められる。同時に、フューエルカ
ットの実行によってエンジンの出力軸トルクが急速に低
下しても、電動機を駆動させることによりエンジンの出
力軸トルクを容易に零とすることができる。
【0010】また、好適には、前記解放手段は、前記出
力軸トルク制御手段により前記エンジンの出力軸トルク
が零とされた後に前記動力伝達開閉装置を解放させるも
のであり、前記解放手段により前記動力伝達開閉装置が
解放された後に前記エンジンのフューエルカットを実行
するフューエルカット手段が設けられたものである。こ
のようにすれば、出力軸トルク制御手段により前記エン
ジンの出力軸トルクが略零とされた後に、解放手段によ
り動力伝達開閉装置が解放されるので、解放ショックが
好適に防止される。同時に、その動力伝達開閉装置が解
放された後にフューエルカット手段によりエンジンのフ
ューエルカットが実行されるので、フューエルカットに
よりエンジン出力トルク急減しても車両ショックが発生
しない。
【0011】また、好適には、前記原動機は燃料に基づ
いて作動させられるエンジンを含むものであり、前記解
放条件成立判定手段により前記解放条件が成立したと判
定された後に前記エンジンのフューエルカットを実行す
るフューエルカット手段と、そのフューエルカット手段
によるフューエルカットにより低下させられるエンジン
出力トルクが略零となる時点と前記動力伝達開閉装置の
解放とが同期するように、その動力伝達装置の解放作動
遅れ時間だけ先立ってその動力伝達装置の解放指令を出
力する解放手段とを、含むものである。このようにすれ
ば、フューエルカットにより低下させられるエンジン出
力トルクが零となる時点と前記動力伝達開閉装置の解放
とが同期させられるように動力伝達装置の解放指令が出
力されるので、速やかにフューエルカットが行われて車
両の燃費が高められると同時に動力伝達開閉装置の解放
に起因する解放ショックが好適に防止される。
【0012】また、好適には、前記原動機は、前記動力
伝達開閉装置を介して前記駆動輪に連結されるエンジン
と、その動力伝達開閉装置の解放時においてもその駆動
輪に動力を伝達できる第2の電動機とを含むものであ
り、前記解放条件成立判定手段により前記解放条件が成
立したと判定された後においては、運転者の要求トルク
に沿ったトルクを前記エンジンに代えて前記第2の電動
機から発生させる要求トルク発生手段を備えたものであ
る。このようにすれば、運転者の要求トルクに沿ったト
ルクがエンジンに代えて第2の電動機から発生させられ
るので、運転者の要求を満足させながらエンジンの切り
離しを実行できる。
【0013】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の実施例を図
面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明が適用
されたハイブリッド車両のハイブリッド制御装置10を
説明する概略構成図であり、図2は図1のハイブリッド
車両の動力伝達系すなわち変速機12を含む動力伝達装
置(駆動装置)の構成を説明する骨子図である。
【0014】図1および図2において、ハイブリッド車
両の動力伝達系は、供給された燃料の燃焼でその供給量
に応じた大きさの動力すなわち出力トルクを発生する内
燃機関であるエンジン14、電動機および発電機として
機能するフロントモータジェネレータ(以下、FMGと
いう)16、およびダブルピニオン型の遊星歯車装置1
8を備えて構成されており、FF(フロントエンジン・
フロントドライブ)車両などに横置きに搭載されて使用
される。遊星歯車装置18のサンギヤ18sにはエンジ
ン14が連結され、キャリア18cにはモータジェネレ
ータ16が連結され、リングギヤ18rは第1ブレーキ
B1を介してケース20に連結されるようになってい
る。また、キャリア18cは第1クラッチC1を介して
変速機12の入力軸22に連結され、リングギヤ18r
は第2クラッチC2を介して入力軸22に連結されるよ
うになっている。上記エンジン14およびFMG16は
ハイブリッド車両の原動機として機能し、遊星歯車装置
18は歯車式差動装置であって動力の合成分配機構とし
て機能している。
【0015】上記クラッチC1、C2および第1ブレー
キB1は、何れも油圧アクチュエータによって摩擦係合
させられるバンド式或いは湿式多板式の油圧式摩擦係合
装置であり、たとえば図3に示す油圧制御回路24から
供給される作動油によって摩擦係合させられるようにな
っている。図3は、油圧制御回路24の要部を示す図で
あり、図示しない電動ポンプを含む電動式油圧発生装置
26で発生させられた元圧PCが、マニュアルバルブ2
8を介してシフトレバー30(図1参照)のシフトポジ
ションに応じて各クラッチC1、C2、ブレーキB1へ
供給されるようになっている。シフトレバー30は、運
転者によって操作されるシフト操作部材で、本実施例で
は「B」、「D」、「N」、「R」、「P」の5つのシ
フトポジションに選択操作されるようになっており、マ
ニュアルバルブ28はケーブルやリンク等を介してシフ
トレバー30に連結され、そのシフトレバー30の操作
に従って機械的に切り換えられるようになっている。
【0016】「B」ポジションは、前進走行時に変速機
12のダウンシフトなどにより比較的大きな動力源ブレ
ーキが発生させられるシフトポジションで、「D」ポジ
ションは前進走行するシフトポジションであり、これ等
のシフトポジションでは出力ポート28aからクラッチ
C1およびC2へ元圧PCが供給される。第1クラッチ
C1へは、シャトル弁31を介して元圧PCが供給され
るようになっている。「N」ポジションは動力源からの
動力伝達を遮断するシフトポジションで、「R」ポジシ
ョンは後進走行するシフトポジションで、「P」ポジシ
ョンは動力源からの動力伝達を遮断するとともに図示し
ないパーキングロック装置により機械的に駆動輪の回転
を阻止するシフトポジションであり、これ等のシフトポ
ジションでは出力ポート28bから第1ブレーキB1へ
元圧PCが供給される。出力ポート28bから出力され
た元圧PCは戻しポート28cへも入力され、上記
「R」ポジションでは、その戻しポート28cから出力
ポート28dを経てシャトル弁31から第1クラッチC
1へ元圧PCが供給されるようになっている。
【0017】クラッチC1、C2、およびブレーキB1
には、それぞれコントロール弁32、34、36が設け
られ、それ等の油圧PC1、PC2、PB1が制御されるよう
になっている。クラッチC1の油圧PC1についてはON
−OFF弁38によって調圧され、クラッチC2および
ブレーキB1についてはリニアソレノイド弁40によっ
て調圧されるようになっている。
【0018】そして、上記クラッチC1、C2、および
ブレーキB1の作動状態に応じて、図4に示す各走行モ
ードが成立させられる。すなわち、「B」ポジションま
たは「D」ポジションでは、「ETCモード」、「直結
モード」、「モータ走行モード(前進)」の何れかが成
立させられ、「ETCモード」では、第2クラッチC2
を係合するとともに第1クラッチC1および第1ブレー
キB1を開放した状態、言い換えればサンギヤ18s、
キャリア18c、およびリングギヤ18rが相対回転可
能な状態で、エンジン14およびFMG16を共に作動
させてサンギヤ18sおよびキャリア18cにトルクを
加え、リングギヤ18rを回転させて車両を前進走行さ
せる。「直結モード」では、クラッチC1、C2を係合
するとともに第1ブレーキB1を開放した状態で、エン
ジン14を作動させて車両を前進走行させる。「直結モ
ード」ではまた、バッテリ42(図1参照)の蓄電量
(残容量)SOCに応じて、FMG16を力行制御する
とともにその分だけエンジントルクを削減したり、FM
G16を発電制御するとともにその分だけエンジントル
クを増加させたりすることにより、蓄電量SOCを例え
ば充放電効率が優れた適正な範囲内に保持するようにな
っている。また、「モータ走行モード(前進)」では、
第1クラッチC1を係合するとともに第2クラッチC2
および第1ブレーキB1を開放させることにより、エン
ジン14を切り離した状態でFMG16だけで車両を駆
動して前進走行させる。上記第2クラッチC2は、「直
結モード」から「モータ走行モード」への切換時に解放
させられて、エンジン14を動力伝達系から切り離すも
のであるので、エンジン14と駆動輪52或いは変速機
12との間で動力を伝達し或いは遮断する動力伝達開閉
装置として機能している。
【0019】図5は、上記前進モードにおける遊星歯車
装置18の作動状態を示す共線図で、「S」はサンギヤ
18s、「R」はリングギヤ18r、「C」はキャリア
18cを表しているとともに、それ等の間隔はギヤ比ρ
(=サンギヤ18sの歯数/リングギヤ18rの歯数)
によって定まる。具体的には、「S」と「C」の間隔を
1とすると、「R」と「C」の間隔がρになり、本実施
例ではρが0.6程度である。また、(a) のETCモー
ドにおけるトルク比は、エンジントルクTe:CVT入
力軸トルクTin:モータトルクTm=ρ:1:1−ρで
あり、モータトルクTmはエンジントルクTeより小さ
くて済むとともに、定常状態ではそれ等のモータトルク
TmおよびエンジントルクTeを加算したトルクがCV
T入力軸トルクTinになる。CVTは無段変速機の意味
であり、本実施例では変速機12としてベルト式無段変
速機が設けられている。
【0020】図4に戻って、「N」ポジションまたは
「P」ポジションでは、「ニュートラル」または「充電
・Eng始動モード」の何れかが成立させられ、「ニュ
ートラル」ではクラッチC1、C2および第1ブレーキ
B1の何れも開放する。「充電・Eng始動モード」で
は、クラッチC1、C2を開放するとともに第1ブレー
キB1を係合し、FMG16を逆回転させてエンジン1
4を始動したり、エンジン14により遊星歯車装置18
を介してFMG16を回転駆動するとともに発電制御す
ることにより、電気エネルギーを発生させてバッテリ4
2を充電したりする。
【0021】「R」ポジションでは、「モータ走行モー
ド(後進)」または「フリクション走行モード」が成立
させられ、「モータ走行モード(後進)」では、第1ク
ラッチC1を係合するとともに第2クラッチC2および
第1ブレーキB1を開放した状態で、FMG16を逆方
向へ回転駆動してキャリア18c、更には入力軸22を
逆回転させることにより車両を後進走行させる。「フリ
クション走行モード」は、上記「モータ走行モード(後
進)」での後進走行時にアシスト要求が出た場合に実行
されるもので、エンジン14を始動してサンギヤ18s
を正方向へ回転させるとともに、そのサンギヤ18sの
回転に伴ってリングギヤ18rが正方向へ回転させられ
ている状態で、第1ブレーキB1をスリップ係合させて
そのリングギヤ18rの回転を制限することにより、キ
ャリア18cに逆方向の回転力を作用させて後進走行を
アシストするものである。
【0022】前記変速機12はベルト式無段変速機であ
り、その出力軸44からカウンタ歯車46を経て差動装
置48のリングギヤ50に動力が伝達され、その差動装
置48により左右の駆動輪(本実施例では前輪)52に
動力が分配される。変速機12は、一対の可変プーリ1
2a、12bを備えており、油圧シリンダによってV溝
幅が変更されることにより変速比γ(=入力軸回転速度
Nin/出力軸回転速度Nout )が連続的に変化させられ
るとともに、ベルト張力が調整されるようになってい
る。前記油圧制御回路24は、変速機12の変速比γや
ベルト張力を制御するための回路を備えており、共通の
電動式油圧発生装置26から作動油が供給される。油圧
制御回路24の作動油はまた、オイルパンに蓄積されて
遊星歯車装置18や差動装置48を潤滑するとともに、
一部がFMG16に供給されて、FMG16のハウジン
グ内を流通したりハウジングに形成された冷却通路を流
通したりハウジングに接して流通したりすることによ
り、そのFMG16を冷却するようになっている。
【0023】本実施例のハイブリッド制御装置10にお
いて、ハイブリッド用電子制御装置であるHVECU6
0は、CPU、RAM、ROM等を備えていて、RAM
の一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプ
ログラムに従って信号処理を実行することにより、電子
スロットルECU62、エンジンECU64、M/GE
CU66、T/MECU68、前記油圧制御回路24の
ON−OFF弁38、リニアソレノイド弁40、エンジ
ン14のスタータなどとして機能するスタータモータジ
ェネレータ(以下、SMGという)70などを制御す
る。電子スロットルECU62はエンジン14の電子ス
ロットル弁72の開度を図示しないアクチュエータを用
いて制御するものである。エンジンECU64はエンジ
ン14の燃料噴射量や可変バルブタイミング機構、点火
時期などによりエンジン出力を制御するものである。M
/GECU66はインバータ74を介してFMG16の
力行トルクや回生制動トルク等を制御するものである。
T/MECU68は変速機12の変速比γやベルト張力
などを制御するものである。上記SMG70は電動機お
よび発電機として機能するものであってエンジン14に
作動的に連結されており、ベルト或いはチェーンなどの
動力伝達装置を介してエンジン14のクランクシャフト
に連結されている。
【0024】上記HVECU60には、アクセル操作量
センサ76からアクセル操作部材としてのアクセルペダ
ル78の操作量θacを表す信号が供給されるとともに、
シフトポジションセンサ80からシフトレバー30のシ
フトポジションを表す信号が供給される。また、エンジ
ン回転速度センサ82、モータ回転速度センサ84、入
力軸回転速度センサ86、出力軸回転速度センサ88、
CVT油温センサ90から、それぞれエンジン回転速度
(回転数)Ne、モータ回転速度(回転数)Nm、入力
軸回転速度(入力軸22の回転速度)Nin、出力軸回転
速度(出力軸44の回転速度)Nout 、油圧制御回路2
4の作動油の温度THCVT を表す信号がそれぞれ供給さ
れる。出力軸回転速度Nout は車速Vに対応する。この
他、バッテリ42の蓄電量SOCなど、運転状態を表す
種々の信号が供給されるようになっている。蓄電量SO
Cは単にバッテリ電圧であっても良いが、充放電量を逐
次積算して求めるようにしても良い。上記アクセル操作
量θacは運転者の出力要求量に相当するものであり、前
記電子スロットル弁72の開度は基本的にはそのアクセ
ル操作量θacに応じて制御される。。
【0025】図6は、上記ハイブリット用電子制御装置
であるHVECU60の制御機能の要部すなわち「直結
モード」から「モータ走行モード」への切換制御機能を
説明する機能ブロック線図である。図6において、解放
条件成立判定手段100は、たとえば前記蓄電量SOC
が所定値以上であり且つアクセルペダルが戻し操作され
た減速走行或いは惰行走行であるなどのハイブリッド車
両の「直結モード」から「モータ走行モード」への切換
条件すなわち第2クラッチ(動力伝達開閉装置)C2の
解放条件が成立したか否かを判定する。要求トルク発生
手段102は、上記解放条件成立判定手段100により
第2クラッチC2の解放条件が成立したと判定された後
においては、アクセル操作量θacに応じた大きさの運転
者の要求トルクに沿ったトルクをエンジン14に代えて
SMG70から発生させる。
【0026】フューエルカット手段104は、上記解放
条件成立判定手段100により第2クラッチC2の解放
条件が成立したと判定されたときに、エンジン14に対
する燃料供給を停止させてフューエルカットを実行す
る。出力軸トルク制御手段106は、フューエルカット
されたエンジン14の負の出力トルクであるフリクショ
ントルクに対応する大きさの正の出力トルクをSMG7
0から出力させてエンジン14の出力軸に加えてそのエ
ンジン14の回転抵抗トルク分を補うことによりそのエ
ンジン14の出力軸トルクすなわち第2クラッチC2の
入力トルクを零とする。解放手段108は、上記解放条
件成立判定手段100により第2クラッチC2の解放条
件が成立したと判定された場合には、その第2クラッチ
C2への入力トルクが零となったときすなわちエンジン
14の出力軸上のトルクが零となったときにその第2ク
ラッチC2を解放させる。ここで、上記第2クラッチC
2への入力トルクが零となったときとは、たとえば惰行
走行中のハイブリッド車両において第2クラッチC2の
解放によるショックが問題とならない程度に零に接近し
た状態を示すものであり、時間的には零に接近したとき
或いはそれ以後の接近しているときをも含むものであ
る。
【0027】図7は、上記ハイブリット用電子制御装置
であるHVECU60の制御作動の要部すなわち「直結
モード」から「モータ走行モード」への切換制御作動を
説明するフローチャートである。図7において、前記解
放条件成立判定手段100に対応するステップ(以下、
ステップを省略する)SA1では、たとえば前記蓄電量
SOCが所定値以上であり且つアクセルペダルが戻し操
作された惰行走行或いは減速走行であるなどのハイブリ
ッド車両の「直結モード」から「モータ走行モード」へ
の切換条件が成立したか否かすなわちクラッチC2の解
放条件が成立したか否かが判断される。このSA1の判
断が否定される場合は本ルーチンが終了させられるが、
肯定される場合は、前記要求トルク発生手段102に対
応するSA2において、エンジン14が切り離されても
アクセル操作量θacで決まる運転者の要求トルクが得ら
れるように、それまでエンジン14により回転駆動され
て発電状態であったFMG16に駆動電流が供給されて
そのFMG16からの出力が開始される。図8のt1
点はこの状態を示している。図8の破線は上記運転者の
要求トルクを示しており、実線に示される上記FMG1
6の出力トルクは、t1 時点まではエンジン14に駆動
されて発電状態とされているために負の値であるが、そ
のt1 時点以後は上記破線に速やかに接近し且つそれに
沿って変化させられる。
【0028】同時に、前記フューエルカット手段104
に対応するSA3では、上記SA1の判断が否定される
と、直ちにエンジン14へ供給される燃料が遮断され
る。図8の2点鎖線に示されるエンジン14の出力トル
クは、t1 時点までは車両の走行およびFMG16の発
電に消費される所定の値に維持されているが、そのt1
時点以後は、アクセルペダル78の戻し操作とフューエ
ルカットとによってその出力トルクが負の値(フリクシ
ョントルクの発生状態)に向かって急速に低下させられ
る。
【0029】続いて、前記出力軸トルク制御手段106
に対応するSA4では、SMG70の出力トルクをエン
ジン14の出力軸(クランク軸)に付加することにより
第2クラッチC2の入力トルクすなわちそのエンジン1
4の出力軸トルクすなわち軸上のトルクが略零とされ
る。すなわち、図8の3点鎖線に示されるように、エン
ジン14の負の出力トルクに見合った大きさの正の出力
トルクがSMG70から出力されることにより、エンジ
ン14の出力軸トルクが略零に維持される。図8のt2
は上記エンジン14の出力軸トルクが略零とされた時
点、すなわち、エンジン14の動力が車両の駆動トルク
に起因(寄与)しなくなった時点を示している。
【0030】そして、前記解放手段108に対応するS
A5では、SA1においてクラッチC2の解放条件が成
立したと判断された後でエンジン14の出力軸トルクす
なわちクラッチC2への入力トルクが零となったときす
なわちSA4により或いはクラッチC2への入力トルク
が略零とされたt2 時点又はそれ以後のクラッチC2へ
の入力トルクが略零とされているときにおいて、そのク
ラッチC2が解放させられて、エンジン10の作動的連
結が切り離される。
【0031】上述のように、本実施例の車両のハイブリ
ッド制御装置10においては、解放条件成立判定手段1
00(SA1)により解放条件が成立したと判定された
場合には、解放手段108(SA5)により、第2クラ
ッチ(動力伝達開閉装置)C2への入力トルクが零とな
ったときにその第2クラッチC2が解放させられるの
で、惰行走行中の車両において第2クラッチC2の解放
に起因する車両の駆動トルクの変化がなく、走行中の車
両において解放ショックが好適に抑制される。
【0032】また、本実施例によれば、供給された燃料
に基づいて作動させられるエンジン14とそれに作動的
に連結されたSMG70とを含むものであり、そのSM
G70の出力トルクをエンジン14の出力軸(クランク
軸)に付加することによりそのエンジン14の出力軸ト
ルクを零とする出力軸トルク制御手段106(SA4)
を有するものであることから、その出力軸トルク制御手
段106によって、SMG70の出力トルクがエンジン
14の出力軸に付加されてそのエンジン14の出力軸ト
ルクが所望のタイミングで積極的に略零とされるので、
エンジン14の切り離し時間を短縮できる利点がある。
【0033】また、本実施例によれば、解放条件成立判
定手段100により前記解放条件が成立したと判定され
たときに、エンジン14のフューエルカットを実行する
フューエルカット手段104(SA3)を含み、出力軸
トルク制御手段106は、そのフューエルカット以後の
エンジン14の回転抵抗トルク分を補うように上記SM
G70を駆動させるものであることから、上記解放条件
が成立したと判定された惰行走行開始時から速やかにフ
ューエルカットが実行されることにより、燃費が高めら
れる。同時に、フューエルカットの実行によってエンジ
ン14の出力軸トルクが急速に低下しても、SMG70
を駆動させることによりエンジン14の出力軸トルクを
容易に零とすることができる。
【0034】また、本実施例によれば、解放条件成立判
定手段100(SA1)により解放条件が成立したと判
定された後においては、運転者の要求トルクに沿ったト
ルクをエンジン12に代えてFMG16から発生させる
要求トルク発生手段102(SA2)が設けられている
ことから、直結モードからモータ走行モードへの切り換
えに際して運転者の要求を満足させながらエンジン14
の切り離しを実行できる。
【0035】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0036】図9は、ハイブリッド用電子制御装置であ
るHVECU60の制御機能の他の例を説明する機能ブ
ロック線図であり、図10はそのHVECU60の制御
作動の他の例を説明するフローチャートであり、図11
はその制御作動を説明するタイムチャートである。
【0037】図9において、出力軸トルク制御手段11
0は、解放条件成立判定手段100により第2クラッチ
C2の解放条件が成立したと判定された場合には、アク
セルペダル78の戻し操作に拘らず電子スロットル弁7
2の開度を調節することによりエンジン14の出力トル
クを所定値(図11の2点鎖線)に維持すると同時に、
SMG70を発電機として機能させてそれから所定値の
負の出力トルク(図11の3点鎖線)を発生させること
により、エンジン14の出力軸トルクを零とする。解放
手段112は、そのエンジン14の出力軸トルクが略零
とされた後に第2クラッチC2を解放させる。フューエ
ルカット手段114は、その解放手段112により第2
クラッチC2が解放された後にエンジン14に対する燃
料供給を遮断するフューエルカットを実行する。
【0038】図10において、前記解放条件成立判定手
段100に対応するSB1では、たとえば前記蓄電量S
OCが所定値以上であり且つアクセルペダルが戻し操作
された惰行走行或いは減速走行であるなどのハイブリッ
ド車両の「直結モード」から「モータ走行モード」への
切換条件が成立したか否かすなわちクラッチC2の解放
条件が成立したか否かが判断される。このSB1の判断
が否定される場合は本ルーチンが終了させられるが、肯
定される場合は、前記要求トルク発生手段102に対応
するSB2において、エンジン14が切り離されてもア
クセル操作量θacで決まる運転者の要求トルク(図11
の破線)が得られるように、それまでエンジン14によ
り回転駆動されて発電状態であったFMG16に駆動電
流が供給されてそのFMG16からの出力が開始され
る。図11のt1 時点はこの状態を示している。同時
に、前記出力軸トルク制御手段110に対応するSB3
およびSB4においてエンジン14の出力軸トルクが略
零とされる。すなわち、SB3において、アクセルペダ
ル78の戻し操作に拘らず電子スロットル弁72の開度
を調節することによりエンジン14の正の出力トルクを
所定値(図11の2点鎖線)に維持すると同時に、SB
4において、SMG70を発電機として機能させて上記
正の出力トルクを相殺する絶対値がそれと同じ値の負の
出力トルク(図11の3点鎖線)そのSMG70からを
発生させることにより、エンジン14の出力軸トルクが
略零とされる。図11のt2 時点はこの状態を示してい
る。
【0039】次いで、前記解放手段112に対応するS
B5では、SB3およびSB4によりエンジン14の出
力軸トルクが略零とされた後において第2クラッチC2
が解放させられる。そして、前記フューエルカット手段
114に対応するSB6では、SB5により第2クラッ
チC2が解放された後にエンジン14に対する燃料供給
を遮断するフューエルカットが実行される。
【0040】本実施例によれば、出力軸トルク制御手段
110(SB3およびSB4)により、エンジン14の
出力軸トルクが略零とされた後に、解放手段112(S
B5)により第2クラッチ(動力伝達開閉装置)C2が
解放されるので、直結モードからモータ走行モードへの
切り換えのために第2クラッチC2を解放させてエンジ
ン14を切り離す場合に、解放ショックが好適に防止さ
れる。同時に、その第2クラッチC2が解放された後に
おいて、フューエルカット手段114(SB6)により
エンジン14のフューエルカットが実行されるので、フ
ューエルカットによりエンジン14の出力トルク急減し
ても車両ショックが発生しない。
【0041】図12は、ハイブリッド用電子制御装置で
あるHVECU60の制御機能の他の例を説明する機能
ブロック線図であり、図13はそのHVECU60の制
御作動の他の例を説明するフローチャートであり、図1
4はその制御作動を説明するタイムチャートである。
【0042】図12において、フューエルカット手段1
16は、解放条件成立判定手段100により解放条件が
成立したと判定された後において、前記エンジンのフュ
ーエルカットを実行する。解放手段118は、そのフュ
ーエルカット手段116によるフューエルカットにより
低下させられるエンジン14出力トルクが零となる時点
と第2クラッチC2(動力伝達開閉装置)の解放とが同
期するように、その第2クラッチC2の解放作動遅れ時
間βだけ先立ってその第2クラッチC2の解放指令を出
力する。上記フューエルカット手段116によるフュー
エルカットが開始されてからエンジン14の出力トルク
が零となるまでの遅れ時間αは、上記第2クラッチC2
の解放作動遅れ時間βよりも必ずしも大きいとは限らな
い。α>βの場合は、フューエルカットが開始されてか
ら(α−β)時間後に第2クラッチC2の解放指令が出
されるが、β>αの場合には、第2クラッチC2の解放
指令が出されてから(β−α)時間後にフューエルカッ
トが開始される。上記フューエルカット手段116は、
第2クラッチC2(動力伝達開閉装置)の解放とそのフ
ューエルカットにより低下させられるエンジン14出力
トルクが零となる時点とが同期するように、そのフュー
エルカットを遅れ時間αだけ先立って実行するものであ
るとも言える。上記遅れ時間αおよびβは、予め実験的
に求められる。
【0043】図13において、前記解放条件成立判定手
段100に対応するSC1では、たとえば前記蓄電量S
OCが所定値以上であり且つアクセルペダルが戻し操作
された惰行走行或いは減速走行であるなどのハイブリッ
ド車両の「直結モード」から「モータ走行モード」への
切換条件が成立したか否かすなわちクラッチC2の解放
条件が成立したか否かが判断される。このSC1の判断
が否定される場合は本ルーチンが終了させられるが、肯
定される場合は、前記要求トルク発生手段102に対応
するSC2において、エンジン14が切り離されてもア
クセル操作量θacで決まる運転者の要求トルク(図14
の破線)が得られるように、それまでエンジン14によ
り回転駆動されて発電状態であったFMG16に駆動電
流が供給されてそのFMG16からの出力が開始され
る。図14のt1 時点はこの状態を示している。β>α
の場合には、同時に、前記解放手段118に対応するS
C3において第2クラッチC2の解放を行うための指令
が出され、コントロール弁34が第2クラッチC2を解
放させる側へ切り換えられるようにリニアソレノイド弁
40が作動させられる。
【0044】次いで、SC4においては、t1 時点から
の経過時間が(β−α)時間に到達したか否かが判断さ
れる。このSC4の判断が否定されるうちは繰り返しS
C4までが実行されて待機させられるが、肯定される
と、前記フューエルカット手段116に対応するSC5
においてフューエルカットが実行される。図14のt2
時点はこの状態を示している。これにより、t1 時点か
らβ時間経過後すなわちt2 時点からα時間経過後にお
いて、フューエルカットによりエンジン14の出力トル
クが略零とされると略同時に第2クラッチC2が解放さ
れる。図14のt 3 時点はこの状態を示している。
【0045】本実施例によれば、フューエルカットによ
り低下させられるエンジン14の出力トルクが零となる
時点と第2クラッチC2の解放とが同期させられるよう
に、第2クラッチC2の解放指令が出力されるので、直
結モードからモータ走行モードへの切り換えのために第
2クラッチC2を解放させてエンジン14を切り離す場
合に、速やかにフューエルカットが行われて車両の燃費
が高められると同時に第2クラッチC2の解放に起因す
る解放ショックが好適に防止される。
【0046】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、
本発明はその他の態様においても適用される。
【0047】たとえば、前述の実施例では、原動機とし
てエンジンおよびFMG16と、エンジンスタータ用の
SMG70とを備えたハイブリッド車両について説明さ
れていたが、原動機としてエンジンのみを備えた自動
車、原動機として電動機或いはモータジェネレータを備
えた電気自動車、原動機として油圧モータを備えた車両
など、原動機の出力を動力伝達開閉装置を介して駆動輪
へ伝達する形式の種々の車両に適用され得る。
【0048】また、車両の動力伝達機構は、変速比を変
更可能な無段変速機や遊星歯車式有段変速機、或いは前
後進切換装置、合成分配機構など、動力伝達を行う種々
の装置を備えたものであってもよい。
【0049】また、前述の図12乃至図14の実施例に
おいて、上記フューエルカット手段116によるフュー
エルカットが開始されてからエンジン14の出力トルク
が零となるまでの遅れ時間αが、上記第2クラッチC2
の解放作動遅れ時間βよりも大きい場合は、図13のS
C3とSC5とが入れ替えられ、SC4は、t1 時点か
らの経過時間が(α−β)時間に到達したか否かを判断
するものとされる。
【0050】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、
本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加
えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたハイブリッド車両に備えら
れた制御装置を概略説明する図である。
【図2】図1のハイブリッド車両の動力伝達系の構成を
説明する骨子図である。
【図3】図1の油圧制御回路の一部を示す回路図であ
る。
【図4】図1のハイブリッド駆動制御装置において成立
させられる幾つかの走行モードと、クラッチおよびブレ
ーキの作動状態との関係を説明する図である。
【図5】図4のETCモード、直結モード、およびモー
タ走行モード(前進)における遊星歯車装置の各回転要
素の回転速度の関係を示す共線図である。
【図6】図1のHVECTの制御機能の要部すなわち直
結モードからモータ走行モードへの切換制御機能を説明
するブロック部である。
【図7】図1のHVECTの制御作動の要部すなわち直
結モードからモータ走行モードへの切換制御作動を説明
するフローチャートである。
【図8】図1のHVECTの制御作動の要部すなわち直
結モードからモータ走行モードへの切換制御作動を説明
するタイムチャートである。
【図9】本発明の他の実施例におけるHVECTの制御
機能の要部の制御機能を説明するブロック部であって、
図6に相当する図である。
【図10】図9のHVECTの制御作動の要部を説明す
るフローチャートであって、図7に相当する図である。
【図11】図9のHVECTの制御作動の要部を説明す
るタイムチャートであって、図7に相当する図である。
【図12】本発明の他の実施例におけるHVECTの制
御機能の要部の制御機能を説明するブロック部であっ
て、図6に相当する図である。
【図13】図12のHVECTの制御作動の要部を説明
するフローチャートであって、図7に相当する図であ
る。
【図14】図12のHVECTの制御作動の要部を説明
するタイムチャートであって、図7に相当する図であ
る。
【符号の説明】
10:ハイブリッド制御装置 14:エンジン(原動機) 14:フロントモータジェネレータ(第2の電動機) 52:駆動輪 60:HVECU(ハイブイリッド用電子制御装置) 70:スタータ用モータジェネレータ(SMG、電動
機) 100:解放条件成立判定手段 102:要求トルク発生手段 104、114、116:フューエルカット手段 106、110:出力軸トルク制御手段 108、112、118:解放手段 C2:第2クラッチ(動力伝達開閉装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/00 F16D 25/14 640Q 29/02 ZHV B60K 9/00 E Fターム(参考) 3D041 AA21 AA59 AB01 AC01 AC20 AD00 AD01 AD02 AD04 AD10 AD31 AD51 AE02 AE04 AE08 AE16 3G093 AA06 AA07 AA16 BA02 BA15 DA01 DA06 DB02 DB05 DB28 EA05 EA09 EB01 EB08 EC01 EC04 3J057 AA04 BB04 GA47 GB02 GB03 GB05 GB14 GB27

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機と駆動輪との間で動力を伝達し或
    いは遮断する動力伝達開閉装置を有する車両の制御装置
    であって、 前記動力伝達開閉装置の解放条件が成立したか否かを判
    定する解放条件成立判定手段と、 該解放条件成立判定手段により解放条件が成立したと判
    定された場合には、前記動力伝達開閉装置への入力トル
    クが略零となったときに該動力伝達開閉装置を解放させ
    る解放手段とを、含むことを特徴とする車両の制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記原動機は供給された燃料に応じた出
    力トルクを発生させるエンジンを含み、前記解放条件成
    立判定手段により前記解放条件が成立したと判定された
    場合には該エンジンのスロットル開度を調節することに
    より該エンジンの出力軸トルクを略零とする出力軸トル
    ク制御手段を備えたものである請求項1の車両の制御装
    置。
  3. 【請求項3】 供給された燃料に基づいて作動させられ
    るエンジンとそれに作動的に連結された電動機とを含む
    ものであり、 該電動機の出力トルクを該エンジンの出力軸に付加する
    ことにより該エンジンの出力軸トルクを略零とする出力
    軸トルク制御手段を有するものである請求項1の車両の
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記解放条件成立判定手段により前記解
    放条件が成立したと判定されたときに、前記エンジンの
    フューエルカットを実行するフューエルカット手段を含
    み、 前記出力軸トルク制御手段は、該フューエルカット以後
    のエンジンの回転抵抗トルク分を補うように前記電動機
    を駆動させるものである請求項3の車両の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記解放手段は、該出力軸トルク制御手
    段により前記エンジンの出力軸トルクが零とされた後に
    前記動力伝達開閉装置を解放させるものであり、 前記解放手段により前記動力伝達開閉装置が解放された
    後に前記エンジンのフューエルカットを実行するフュー
    エルカット手段が設けられたものである請求項3の車両
    の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記原動機は、供給された燃料に基づい
    て作動させられるエンジンを含むものであり、 前記解放条件成立判定手段により前記解放条件が成立し
    たと判定された後に前記エンジンのフューエルカットを
    実行するフューエルカット手段と、 該フューエルカット手段によるエンジンのフューエルカ
    ットにより低下させられるエンジンの出力トルクが略零
    となる時点と前記動力伝達開閉装置の解放とが同期する
    ように、該動力伝達装置の解放作動遅れ時間だけ先立っ
    て該動力伝達装置の解放指令を出力する解放手段とを、
    含むものである請求項1の車両の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記原動機は、前記動力伝達開閉装置を
    介して前記駆動輪に連結されるエンジンと、該動力伝達
    開閉装置の解放時においても該駆動輪に動力を伝達でき
    る第2の電動機とを含むものであり、 前記解放条件成立判定手段により前記解放条件が成立し
    たと判定された後においては、運転者の要求トルクに沿
    ったトルクを前記エンジンに代えて前記第2の電動機か
    ら発生させるものである要求トルク発生手段を備えたも
    のである請求項1乃至6のいずれかの車両の制御装置。
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