JP2002322880A - 折戸用蝶番 - Google Patents

折戸用蝶番

Info

Publication number
JP2002322880A
JP2002322880A JP2001168872A JP2001168872A JP2002322880A JP 2002322880 A JP2002322880 A JP 2002322880A JP 2001168872 A JP2001168872 A JP 2001168872A JP 2001168872 A JP2001168872 A JP 2001168872A JP 2002322880 A JP2002322880 A JP 2002322880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
door
hinge
folding door
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001168872A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3612623B2 (ja
Inventor
Masaya Fukuda
真哉 福田
Mitsuaki Shoji
光昭 庄司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BEST OUME KK
Best Ome KK
Original Assignee
BEST OUME KK
Best Ome KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BEST OUME KK, Best Ome KK filed Critical BEST OUME KK
Priority to JP2001168872A priority Critical patent/JP3612623B2/ja
Publication of JP2002322880A publication Critical patent/JP2002322880A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3612623B2 publication Critical patent/JP3612623B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extensible Doors And Revolving Doors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 子扉と親扉間に隙間が確保可能で指詰め対策
が計れる折戸用蝶番。 【解決手段】 イ)本体部材2、2′は対称形の一対の
アーム部3と歯車部4とよりなり、該アーム部3は板状
の基部31の一方に折戸の扉厚に合わせた扉取付部32
が設けられ、該基部31の他方後端部にシール材取付部
33が設けられ、歯車部4は該基部31の連結部34の
端末に連設された基部41と、該基部41の前端に周面
に形成された部分歯車の歯44と、該歯44と同芯の軸
受け45と、該歯車部4に間隔をおいて複数個の切欠部
46が形成され、ロ)ベース片51より突設された柔軟
な突出片52により形成された軟質材製のシール材5
と、ハ)略台形状で内部に略台形状の空隙を有する基部
61と、該基部61の長辺側中央部の切れ目先端部に円
弧状の軸部62が左右対称に配設されている支承材6
と、ニ)切欠部46及び軸部62に嵌着可能な複数の中
間支持材7とを備えた折戸用蝶番。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は戸の開閉に要するス
ペースを極力少なくできる折戸用蝶番の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】折戸によって開閉する扉の移動軌跡に要
するスペースを極力少なくする技術が実用化されてい
る。例えば、特開平11−236787号公報記載のも
のは、子扉と親扉の召合わせ部を軟質ゴム材料で円弧状
に形成し、子扉と親扉の上及び下端部に噛合う合成樹脂
製の歯車材料を含む上部及び下部連結材に配設してい
る。又子扉と親扉の間に僅かの隙間を開け対向面にゴム
製パッキンを固着し、上及び下端部と中間部に2種類の
蝶番を設けた二軸蝶番を用いたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記歯車材料を含む上
部及び下部連結材を用いたものは、開戸のときも子扉と
親扉の間に隙間は殆ど生じないので誤って指を詰める危
険性があり、召合わせ部が軟質ゴム材料で円弧状に形成
されてはいるものの指詰め対策としては不十分である。
又扉端面を円弧状に加工する必要があり、手間がかる。
一方、二軸蝶番を用いたものは開戸のとき子扉と親扉の
間に隙間が確保できるので、誤って指を詰める危険性は
少なく抜取ることが容易にできるが、そのために子扉と
親扉の間の隙間によって外観が悪く、閉戸のとき光がも
れるおそれがあった。本発明は、簡易な構造で子扉と親
扉の間に隙間を確保して指詰め対策が計れる上に、閉戸
の過程で子扉と親扉の間の隙間を自動的に塞ぎことがで
きて外観が良く光がもれるおそれが全くない折戸用蝶番
を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明にあっては、イ)本体部材2、2′
は断面形状対称形の一対のアーム部3と歯車部4とより
なり、該アーム部3は板状の基部31の一方に折戸の扉
厚みTに合わせた断面溝形扉取付部32が設けられ、該
基部31の他方後端部に断面溝形シール材取付部33が
設けられ、該基部31の前端末に連結部34が連設さ
れ、歯車部4は該連結部34の端末に連設された基部4
1と、該基部41の前端に中心角θの周面に形成された
部分歯車の歯44と、該歯44と同芯の軸受け45と、
該歯車部4の上下に間隔をおいて複数個の切欠部46が
形成され、ロ)ベース片51と該ベース片51より突設
された柔軟な突出片52により形成された軟質材製のシ
ール材5と、ハ)断面形状が左右対称形の略台形状で内
部に略台形状の空隙を有する基部61と、該基部61の
長辺側中央部の切れ目先端部に円弧状の軸部62が左右
対称に配設されている支承材6と、ニ)前記切欠部46
に嵌着可能な高さと、前記基部61の略台形状空隙と前
記軸部62に嵌着可能な外形及び貫通孔72をもった複
数個の中間支持材7とを備え、ホ)前記本体部材2、
2′、シール材5及び支承材6の上下長さは前記扉高さ
Lに合わせ、前記シール材取付部33に前記ベース片5
1を固着し、前記本体部材2、2′双方の前記歯44を
互いに噛合わせて前記支承材6の略台形状の空隙に長手
方向に上側より通し前記軸部62に前記軸受け45が嵌
合して回動可能とし、前記切欠部46後側より前記中間
部材7を圧入し少なくとも上下端を固着具により支承材
6に固着し、双方の基部31が平行におかれたとき突出
片52先端部が僅かに食違って重合う折戸用蝶番により
解決した。請求項2の発明にあっては、アーム部3のシ
ール材取付部33が断面リップ付溝形とされ、ベース片
51と突出片52との断面形状が略T字形に形成されて
いる請求項1に記載の折戸用蝶番とするのが好ましい。
請求項3の発明にあっては、シール材5の突出片52が
先細りテーパー状とされている請求項1又は2に記載の
折戸用蝶番とするのが好ましい。請求項4の発明にあっ
ては、歯車部4の歯44は中心角θが略90度の周面に
形成されている請求項1〜3のいずれかに記載の折戸用
蝶番とするのが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き以下詳細に説明する。図1は、本発明の折戸用蝶番の
一例の外側から視た折戸閉鎖状態斜視図で、(a)扉取
付け時、(b)扉取外し時を示す。図2は、図1の折戸
用蝶番の折戸開放状態斜視図で、(a)上部、(b)一
部拡大図である。図2は、図1の折戸用蝶番の折戸開放
状態斜視図である。図3は、図1の折戸用蝶番の歯車部
の(a)A・A′断面図、(b)裏面図である。図4
は、図1の折戸用蝶番の(a)収納ケースの裏面図、
(b)(a)のB矢視図、(c)シール部の裏面図、
(d)(c)のC矢視図である。図5は、図1の折戸用
蝶番の中間支持材回りを示す、(a)平面図、(b)概
略裏面図である。図6は、図1の折戸用蝶番の中間支持
材を示す、(a)裏面図、(b)平面図、(c)側面図
である。図7は、図1の折戸用蝶番を用いた折戸の
(a)閉鎖状態平面図、(b)(a)の正面図、(c)
(a)閉鎖から開放状態への移動軌跡を示す平面図、
(d)開放状態の正面図、(e)(c)のE部拡大図で
ある。各構成要素の位置関係の説明は折戸としての使用
状態で行い、子扉と親扉の連結部の折曲がり部分の軌跡
が移動する側を外側又は後側とし、その反対側を内側又
は前側とし、内側から外側にみて上下、左右として説明
する。
【0006】本発明の折戸用蝶番1は、アーム部3及び
歯車部4よりなる本体部材2と、シール材5と、支承材
6と、中間支持材7とを有している。本体部材2は、全
体が通常例えばアルミ、真鍮又は鉄等の引抜き材製で、
図3(a)(b)に示す通りで、図3(a)に示す内側
よりみて左側用本体部材2と、詳細図示省略する断面形
状が図3(a)と対称形の右側用本体部材2′との組で
用いられる。本例では、左側用本体部材2を折戸Zの左
右幅の広い親扉X側に、右側用本体部材2′を左右幅の
狭い子扉Y側に固着した例で示すが、施工現場に合わせ
て左右を入替え可能である。アーム部3は、図3(a)
に示す上下を通して同一断面形状にとられ、平坦な板状
の基部31の一方(本例では図3の上側すなわち前側よ
り視て左側)全体に跨がって親扉Xの前後厚みに合わせ
た幅Tの溝形の扉取付部32が設けられ、基部31の他
方(本例では右側)後端部に断面リップ付溝形のシール
材取付部33が設けられ、基部31の前端末には扉取付
部32の張出し片と反対側に基部31の他方面とでL字
形に形成された連結部34が連設されている。ここで、
シール材取付部33は幅U、厚さVの略方形の断面形状
にとられている。歯車部4は、連結部34の右端末に垂
直方向に連設された基部41と、基部41の前端に中心
角θを略90度の大径の齒先円弧面42と小径の齒元円
弧面43に沿って周面の一部に形成された部分歯車の歯
44と、齒先円弧面42と同芯の円弧面の軸受け45と
で形成されている。齒先円弧面42は半径r、齒元円
弧面43は半径r、軸受け45は直径Dにとられてい
る。ここで、部分歯車の歯44は中心角θ略90度の周
面の一部に形成するのが好ましいが、後述する折戸Zに
組立てたてたとき閉鎖状態から開放状態へ移動可能な範
囲で中心角θを選択すればよい。本体部材2は、図3
(b)に示す通り上下全長Lにとられこれは折戸Zの親
扉X及び子扉Yの上下高さLに合わせ、通常30cm程
度上下に間隔をおいて歯車部4に一部に切欠部46が形
成され、水平方向A・A′線にそった断面図が図3
(a)で示されている。切欠部46の上下間隔はHにと
られ、後述する上下高さhの中間支持材7が嵌着可能と
されている。
【0007】シール材5は、ゴム又は軟質プラスチック
等の軟質材製で、図4(c)(d)に示す通りで、断面
形状が長手方向に一定で、幅u、厚さvの細幅板状のベ
ース片51とベース片51の中央部より突設された柔軟
な突出片52とよりなり、ベース片51と突出片52と
で略T字形に形成されている。ここで、僅かに幅u<
U、厚さv<Vの関係にとられ、ベース片51がシール
材取付部33の端面より長手方向に圧入可能とされてい
る。突出片52のベース片51の突出面よりの高さwは
後述する折戸閉鎖状態において図1に示す通り、左側用
本体部材2と対称形の右側用本体部材2′とが向合って
左側用本体部材2及び右側用本体部材2′に挿着された
双方の突出片52先端部が僅かに好ましくは2〜3mm
幅程度食違って重なり合い、アーム部3の基部31とL
字形に形成された連結部34とで形成された空隙が外側
より隠される基部31間の間隔Wが得られるように選定
される。シール材5の上下全長Lにとられている。一例
としてwは9mm、Wは17mm、Lは2mに選定され
る。ここで、突出片52は先細りテーパー状とするのが
指が挟まれたとき当たりが弱く抜けやすいので好まし
い。シール材取付部33は断面リップ付溝形に形成され
ているが、ベース片51を接着又はビス等の固着具によ
って固着する場合には断面リップ付でない単に溝形とす
ることもできる。又シール材取付部33の溝形断面を突
出片52の厚みより大きい円や楕円の弧状、その他の曲
線状又は多角形等の異形とし、ベース片51をこれらの
異形の形状に合わせ突出片52を突設させてシール材取
付部33端面より圧入可能としてもよいが、製作上及び
使い勝手からは前記リップ付溝形とするのが好ましい。
支承材6は、通常例えばアルミ、真鍮又は鉄等の引抜き
材製で、図4(a)(b)に示す通りで図4(b)では
上が前側、下が後側であって、長手方向に一定の断面形
状で表面が左右対称形の略台形状で内部に該表面と平行
する左右傾斜面63、63と平坦な前面64とで形成さ
れた略台形状の空隙を有する基部61と、基部61の長
辺側中央部におかれた切れ目先端部に円弧状の軸部6
2、62が左右対称に配設されている。軸部62の直径
dは歯車部4の軸受け45の直径Dより僅かに小さくと
られ、後述する折戸への組立て時において、軸部62を
軸芯として歯車部4が回動可能とされる。ここで、支承
材6の上下全長Lにとられている。中間支持材7は、通
常例えば硬質プラスチック又はアルミ、真鍮若しくは鉄
等の金属製で、図6に示す通りで図6(b)(c)では
上が前側、下が後側であって、略方形体の基部71の後
面73は僅かな曲率の円弧状とされ、側面の左右対称形
の傾斜面74、74と平坦な前面75とで略台形状に形
成され、基部71の後寄り左右側面に近接位置に上下方
向に軸部62の直径dに対しマイナス交差の直径d
左右対称の貫通孔72、72が貫通され、貫通孔72、
72は左右端部が幅狭の開口により傾斜面74、74に
連通され、後述する折戸への組立て時において、傾斜面
74、74、前面75及び貫通孔72、72の各部に支
承材6の傾斜面63、63、前面64及び軸部62、6
2の各部がそれぞれ対応して嵌着される。又後面73の
中央部から前面75に向かって水平方向に穿設されたね
じ孔76の前後の表面側に座が設けられ、該ねじ孔76
に螺合可能な固着具77が備えられている。中間支持材
7は、歯車部4の切欠部46に応じた数だけが用意する
必要があるが、全部を必ずしもねじ孔76を穿設した構
成とする必要はなく、上下端部に用いられる分だけにね
じ孔76を穿設し残余はねじ孔76なしとしてもよい。
右側用本体部材2′は、左側用本体部材2と対称形であ
り、各構成要素は同一符号を用い詳細説明を省略する。
【0008】次に、折戸用蝶番1の組立てについて説明
する。先ず、折戸用蝶番1は、左側用及び右側用本体部
材2、2′双方のシール材取付部33にシール材5のベ
ース片51を圧入し該ベース片51の中央部より突出片
52を突出させ、シール材取付部33の上下端部をかし
めるか、シール材5を接着するか、又はシール材5をビ
ス等の固着具によるかしてシール材取付部33に固着す
る。次いで、左側用及び右側用本体部材2、2′双方の
歯車部4を歯44を互いに噛合わせて支承材6の基部6
1の略台形状の空隙に長手方向に上側より通し、このと
き直径dの軸部62に直径Dの軸受け45が嵌合するよ
うにし、双方の歯44はそれぞれの軸部62と軸受け4
5の同軸の軸芯回りに回動可能とする。支承材6の上端
に歯車部4の切欠部46に達したときに中間部材7を該
切欠部46後側より圧入し、更に本体部材2、2′を下
方に押下げ逐次切欠部46に前記と同様に中間部材7を
後側より圧入し全長Lのシール材5、支承材6、親扉X
及び子扉Y上下端が揃った所で、上下端側にある中間部
材7のねじ孔76に外側より固着具77を螺合して内側
にある支承材6に該固着具77先端を僅かに突出させて
本体部材2、2′の上下位置を固定し重量によるずれを
防ぐようにして、折戸用蝶番1の組立てが完了する。こ
の固着具77による支承材6との固着は少なくとも上下
端側にある2個の中間部材7だけでよいが、残余の中間
部材7のいずれかにも固着具77を用いることとしても
よい。
【0009】次に、折戸用蝶番1を用いた折戸Zの組立
てについて説明する。折戸Zの組立ては、通常施工現場
において、図2に示すように左側用本体部材2の略コ字
形の扉取付部32に親扉Xの端面を例えば木ねじ、ボル
ト等の固着具8により上下に渡って適宜間隔をおいて固
着し、同様に右側用本体部材2′の扉取付部32に子扉
Yの端面を固着具8により固着する。図7において、図
示は一部省略するが床面G、左縦枠P、右縦枠P
上枠及びレールQによって囲繞された空間に本例では内
側より視て親扉Xを左側に及び子扉Yを右側にして配設
し、子扉Yの右端部を右縦枠Pと蝶番によるか又は上
枠と床面Gを支点とするピボットにより回動自在に支持
し、上枠に装着されたレールQに案内されて移動可能な
折戸Zの組立てが完了する。この折戸Z回りは各種構成
のものが存在するが、特に限定はない。又施工現場に合
わせて左側用本体部材2に子扉Yを、及び右側用本体部
材2′に親扉Xを固着することもできる。折戸Zの組立
てが完了したとき、図1(a)に示す折戸閉鎖状態にお
いては、親扉X及び子扉Yの表裏両面はぞれぞれ同一面
上におかれ、アーム部3の板状の基部31双方は平行に
間隔Wで向合っておかれ、双方の突出片52先端部は僅
かに好ましくは2〜3mm幅程度食違って重なっておか
れる。図2(a)に示す折戸の開放状態においては、親
扉X及び子扉Yの両前面は向合っておかれる。この折戸
閉鎖状態から開放状態の間に噛合っている歯車部4は略
90度回動する。
【0010】最後に、折戸Zの作動について説明する。
折戸Zの閉鎖状態にあっては、図1(a)、図7(a)
(b)に示す通り、親扉Xを左側に及び子扉Yを右側に
して配設され、親扉X及び子扉Yの表裏両面はそれぞれ
同一面上に開いておかれ、アーム部3の板状の基部31
双方は平行に間隔Wの空間をおいて向合っておかれ、双
方の突出片52先端部は僅かに食違って重なっておかれ
る。基部31の向合う空間及び連結部34は突出片52
の重なりによって外側からは視えず好ましい外観であ
り、閉戸のとき光がもれるおそれが全くない。折戸Z
を、図7(a)(b)の閉鎖状態から開放するために折
曲げて移動すると途中二点鎖線で示す軌跡を経て、図7
(c)(d)に実線で示す開放状態に達し、図2(a)
及び図7(c)に示す通り、親扉X及び子扉Yの両前面
は向合っておかれる。逆に折戸Zを開放状態から閉鎖状
態に移動する場合には、前記と逆に折曲げられた親扉X
及び子扉Yは表裏両面はそれぞれ同一面上に開いておか
れる。この開放状態から閉鎖状態に至る過程において、
親扉X及び子扉Yの間には隙間が確保されて指詰め対策
が計れる上に、仮に双方の突出片52先端部間に指が挟
まれてもシール材5は弾力性のある軟質材製であり特に
先細りテーパー状であり容易に抜取ることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明の折戸用蝶番によれば、簡易な構
造で子扉と親扉の間に隙間を確保可能で指詰め対策が計
れる上に、閉戸の過程で子扉と親扉の間の隙間を自動的
に塞ぎことができて外観が良く光がもれるおそれが全く
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折戸用蝶番の一例の外側から視た折戸
閉鎖状態斜視図で、(a)扉取付け時、(b)扉取外し
時を示す。
【図2】図1の折戸用蝶番の折戸開放状態斜視図で、
(a)上部、(b)一部拡大図である。
【図3】図1の折戸用蝶番の歯車部の(a)A・A′断
面図、(b)裏面図である。
【図4】図1の折戸用蝶番の(a)収納ケースの裏面
図、(b)(a)のB矢視図、(c)シール部の裏面
図、(d)(c)のC矢視図である。
【図5】図1の折戸用蝶番の中間支持材回りを示す、
(a)平面図、(b)概略裏面図である。
【図6】図1の折戸用蝶番の中間支持材を示す、(a)
裏面図、(b)平面図、(c)側面図である。
【図7】図1の折戸用蝶番を用いた折戸の、(a)閉鎖
状態平面図、(b)(a)の正面図、(c)(a)閉鎖
から開放状態への移動軌跡を示す平面図、(d)開放状
態の正面図、(e)(c)のE部拡大図である。
【符号の説明】
1 折戸用蝶番 2、2′ 本体部材 3 アーム部 31、41、61、71 基部 32 扉取付部 33 シール材取付部 34 連結部 4 歯車部 42 齒先円弧面 43 齒元円弧面 44 齒 45 軸受け 46 切欠部 5 シール材 51 ベース片 52 突出片 6 支承材 62 軸部 63、74 傾斜面 64 前面 7 中間部材 72 貫通孔 76 ねじ孔 77、8 固着具 X 親扉 Y 子扉 Z 折戸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イ)本体部材2、2′は断面形状対称形
    の一対のアーム部3と歯車部4とよりなり、該アーム部
    3は板状の基部31の一方に折戸の扉厚みTに合わせた
    断面溝形扉取付部32が設けられ、該基部31の他方後
    端部に断面溝形シール材取付部33が設けられ、該基部
    31の前端末に連結部34が連設され、歯車部4は該連
    結部34の端末に連設された基部41と、該基部41の
    前端に中心角θの周面に形成された部分歯車の歯44
    と、該歯44と同芯の軸受け45と、該歯車部4の上下
    に間隔をおいて複数個の切欠部46が形成され、ロ)ベ
    ース片51と該ベース片51より突設された柔軟な突出
    片52により形成された軟質材製のシール材5と、ハ)
    断面形状が左右対称形の略台形状で内部に略台形状の空
    隙を有する基部61と、該基部61の長辺側中央部の切
    れ目先端部に円弧状の軸部62が左右対称に配設されて
    いる支承材6と、ニ)前記切欠部46に嵌着可能な高さ
    と、前記基部61の略台形状空隙と前記軸部62に嵌着
    可能な外形及び貫通孔72をもった複数個の中間支持材
    7とを備え、ホ)前記本体部材2、2′、シール材5及
    び支承材6の上下長さは前記扉高さLに合わせ、前記シ
    ール材取付部33に前記ベース片51を固着し、前記本
    体部材2、2′双方の前記歯44を互いに噛合わせて前
    記支承材6の略台形状の空隙に長手方向に上側より通し
    前記軸部62に前記軸受け45が嵌合して回動可能と
    し、前記切欠部46後側より前記中間部材7を圧入し少
    なくとも上下端を固着具により支承材6に固着し、双方
    の基部31が平行におかれたとき突出片52先端部が僅
    かに食違って重合うことを特徴とする折戸用蝶番。
  2. 【請求項2】 アーム部3のシール材取付部33が断面
    リップ付溝形とされ、ベース片51と突出片52との断
    面形状が略T字形に形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の折戸用蝶番。
  3. 【請求項3】 シール材5の突出片52が先細りテーパ
    ー状とされていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の折戸用蝶番。
  4. 【請求項4】 歯車部4の歯44は中心角θが略90度
    の周面に形成されていることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の折戸用蝶番。
JP2001168872A 2001-04-26 2001-04-26 折戸用蝶番 Expired - Fee Related JP3612623B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001168872A JP3612623B2 (ja) 2001-04-26 2001-04-26 折戸用蝶番

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001168872A JP3612623B2 (ja) 2001-04-26 2001-04-26 折戸用蝶番

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002322880A true JP2002322880A (ja) 2002-11-08
JP3612623B2 JP3612623B2 (ja) 2005-01-19

Family

ID=19011024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001168872A Expired - Fee Related JP3612623B2 (ja) 2001-04-26 2001-04-26 折戸用蝶番

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3612623B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010048783A1 (en) * 2008-10-27 2010-05-06 Time Pacific Engineering Ltd. Security shutter
JP2011001799A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Enomoto Co Ltd 指詰防止部材及びそれを備えた折り戸
CN104420751A (zh) * 2013-08-20 2015-03-18 李祯祥 折门用的铰链装置
JP2018204426A (ja) * 2017-06-01 2018-12-27 ハンター ダグラス インコーポレイテッド 底部レールの水平機構を有する建築上の特徴部のための覆い

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010048783A1 (en) * 2008-10-27 2010-05-06 Time Pacific Engineering Ltd. Security shutter
JP2011001799A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Enomoto Co Ltd 指詰防止部材及びそれを備えた折り戸
CN104420751A (zh) * 2013-08-20 2015-03-18 李祯祥 折门用的铰链装置
JP2018204426A (ja) * 2017-06-01 2018-12-27 ハンター ダグラス インコーポレイテッド 底部レールの水平機構を有する建築上の特徴部のための覆い
US11274492B2 (en) 2017-06-01 2022-03-15 Hunter Douglas Inc. Covering for an architectural feature having a bottom rail leveling mechanism
JP7114339B2 (ja) 2017-06-01 2022-08-08 ハンター ダグラス インコーポレイテッド 底部レールの水平機構を有する建築上の特徴部のための覆い

Also Published As

Publication number Publication date
JP3612623B2 (ja) 2005-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002322880A (ja) 折戸用蝶番
JP4038371B2 (ja) パネル体の連結装置及び折戸装置
JPH0558781U (ja) 家具等における扉の隠し蝶番
JP3150887B2 (ja) 陳列ケース
JP4084579B2 (ja) テールゲートの自動開閉システム
JP2004169987A (ja) 冷蔵庫
JP3778848B2 (ja) 開き戸の指挟み防止装置
JP2000211382A (ja) 燃料タンクのバッフル構造
JP3766310B2 (ja) フラップドア付収納什器
CN217872362U (zh) 一种内开内倒铰链
JPH07604Y2 (ja) ドア取付け用蝶番
JP4014928B2 (ja) 灰皿装置
JPH0596387U (ja)
JP2003082934A (ja) 連動引戸装置
JP2003104125A (ja) 車両用ドアミラーの取付部構造
JP2004316109A (ja) 開口装置
JPH08121004A (ja) アコーディオン式扉の開閉装置
JPS61129322A (ja) ドアコ−ナピ−ス
JP3606683B2 (ja) クローゼット用鋼製ドア
RU2278936C2 (ru) Дверная петля
JPH088231Y2 (ja) 観音扉の召合せ部材取付用ヒンジ
JPS5836763Y2 (ja) 埋め込み式用心鎖
JP2004068375A (ja) 折戸の連結部構造
JPH08260797A (ja) ドアチェックリンク装置及びその組付方法
KR0120342Y1 (ko) 캐비넷 도어 힌지장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041012

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees