JP3606683B2 - クローゼット用鋼製ドア - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、クローゼットの開口を開閉する折畳み式の鋼製ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】
図8に略示するように、部屋の壁1に設けたクローゼットの開口2には、開口2を開閉する折畳み式のドア3が設けられている。ドア3は2つのパネル3a、3bを蝶番4で連結して構成されている。図9は図8のA−A拡大断面図、図10は蝶番4の平面図、図11は蝶番の正面図である。一方のパネル3aは、左端部(左右は図面による)上下のピン5a、5bを開口の上枠6a、下枠6bに設けた軸孔に嵌合して、このピン5a、5bを中心として回動自在である。左端をパネル3aの右端に蝶番4により連結した右のパネル3bは、ピン7a、7bを右端部上下に植立する。ピン7a、7bは上下枠6a、6bに設けた案内溝に沿って移動できる。従ってパネル3bに取付けた把手8を持ってパネル3aを回動させれば、パネル3bを回動させつつ左右に移動させてクローゼットを開き、又閉じることができる。
【0003】
パネル3a、3bを連結する蝶番4をパネルに取付けるには、図9のように、パネル3a、3bの縁部に座ぐりして凹部10を形成し、これに図10、図11に示した蝶番4の厚肉部4aを埋込み、フランジ4bをパネル面に当接させ、孔4cに木ねじを通して蝶番4をパネルに固定する。左右の厚肉部4a、4aは、軸4dで枢着されている。厚肉部4aには、蝶番4の開度を所定角度で安定させるクリック機構が設けられている。安定させる角度は、例えば0°、180°及び90°近辺である。このような蝶番は一般に市販されているので、細部の説明は省略する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
クリック機構を設けるため厚肉部のできる蝶番を取付けるには、パネルに凹部を形成しなければならないが、そのために座ぐり工作をすることは面倒である。座ぐり工作をしないで厚肉部を持つ蝶番をパネルに取付けることが望ましい。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の鋼製ドアは、パネルの外面を形成する鋼板製扁平四角筒の蝶番取付け位置に、樹脂成形して厚肉部を嵌入させる凹部を形成した座片を置き、鋼板には厚肉部を通す孔を形成し、扁平四角筒内に発泡樹脂を充填し、座片位置を固定して構成したパネルを使用することにより、座ぐり工作をすることなく蝶番をパネルに取付けられるクローゼット用鋼製ドアを得たものである。
【0006】
【作用】
座片には蝶番の厚肉部を嵌入させる凹部が樹脂成形により形成されており、この座片は発泡樹脂充填により、厚肉部を通す孔を形成した鋼板の扁平四角筒内に、凹部と上記孔とを合致させて固定されるから、座ぐり工作をする必要はなく、蝶番のパネルへの取付けは容易である。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1〜図7は本発明の実施の形態の1例を示し、図1は蝶番取付部付近の鋼板の扁平四角筒の斜視図、図2は裏板のみの蝶番取付部付近の斜視図、図3は座片の平面図、図4はこれの下方から見た側面図、図5は同じく右方から見た正面図、図6は図3のB−B断面図、図7は座片と、表板、裏板との結合状態を示す図2のC−C位置での断面図である。
【0008】
図1に示すように、鋼板の扁平四角筒11は、表板11aと裏板11bとを組合せて形成される。表板11aは、左右の折立縁12を内側に折返し、その下端を折曲げて四角溝13を形成する。裏板11bは、左右の折曲縁14の下端をV形に内方向きに折曲げて係合縁15を形成している。扁平四角筒を組立てるときは、裏板11bの折曲縁14を表板11aの折立縁12内に嵌合させ、係合縁15を四角溝13に押込む。係合縁15の入口の幅は、四角溝13の幅より少し大きく形成されているから、四角溝13に押込まれた係合縁15は、溝13の内面に弾力的に摩擦係合し外れ難くなる。図1、図2は扁平四角筒の片側端のみを示したが、反対側端でも、四角溝13、係合溝15を係合させる構造は同様である。
【0009】
裏板11bの蝶番取付部には、図1、図2のように、蝶番4の厚肉部4aを嵌入させる孔16を形成する。
【0010】
座片18は、ポリアミド6樹脂で形成され、裏板11bの孔16に合致する凹部19を中央部に形成し、又、蝶番の孔4cに合致する位置に木ねじ又はタッピングねじを螺入する孔20を形成している。折立縁12、折曲縁14に対向する側面には、折曲縁14の下端の四角溝13を形成する底辺13a、内側辺13bを通す溝21を形成している。
【0011】
この座片18を表板11a、裏板11bと組合せてパネルとするには、次のように操作する。
【0012】
先ず座片18の溝21に裏板11bの四角溝13の底辺13a、内側辺13bを通して、座片18を裏板11bの端部から内方へ移動させ、表板11aを裏板11bに組付けたとき、裏板の孔16に凹部19が合致する位置で両面接着テープにより位置を仮に固定する。この位置において表板の折立縁12の上部には、折り返し部と共に蝶番の枢軸部を突出させるために切欠き12aを形成しておく。又、表板11aの四角溝13の内側辺13bの上部もこの部分では切欠いておく。又、裏板11bの内面、表板の折立縁12の内面に接する座片18の上面、側面の縁には、図3〜図5に示すように、発泡樹脂の細い帯状のパッキン23を貼着して、後の発泡樹脂充填時に座片の周囲から樹脂が漏洩しないようにしておく。
【0013】
次に裏板11bの係合縁15を表板11aの四角溝13に押込みながら裏板11bを表板11aに組付け扁平四角筒11を組立てる。座片18の凹部19は、裏板11bの孔16に合致し、座片18と表板11a、裏板11bとの小間隙はパッキン23により塞がれる。
【0014】
次に扁平四角筒11の両端開口に図示しない端板を取付け、端板に設けた孔からウレタン発泡樹脂を四角筒内に充填する。この樹脂が発泡状態で固化すると、座片18は扁平四角筒内に強固に結合され、表裏の板11a、11bも1枚の厚板のように固く結合されてパネルができ上る。
【0015】
次に2枚のパネルを孔16のある側を対向させて並べ、蝶番4の厚肉部4aを各パネルの孔16に嵌入させ、蝶番の孔4cに木ねじ又はタッピングねじを挿入する。木ねじ等の先端は座片の孔20に合致する。孔20は木ねじ等の径より少し小さく形成されているから、ドライバで木ねじ等を回転させると、木ねじ等は、孔20の周囲にくい込みながら螺入し、蝶番4をパネルに結合する。蝶番で結合された2枚のパネルの端縁には、発泡樹脂充填に先立ってピン5a、5b、7a、7bを取付けておくから、これによりクローゼット用鋼製ドアが得られる。
【0016】
以上の説明は、座片18を充実体として説明したが、実施時には、不要部分を肉抜きして軽量化及び樹脂の節約を図る。
【0017】
【発明の効果】
(1) クリック機構を設けたため厚肉部が形成された蝶番を取付けるために、座ぐり工作をする必要がない。裏板の孔は材料の鋼板を折曲げるプレス加工前に同じくプレス加工で形成できるから加工能率がよく、座片の凹部、木ねじ又はタッピングねじを螺入する孔等はこれの樹脂成形時に形成できる。
【0018】
(2) 座片は、発泡樹脂充填に先立って表板の内側に両面粘着テープで仮止めして樹脂充填を行なうから、孔、凹部等がずれ動いてくい違いを生じることがない。従って蝶番の取付けを円滑に行なえる。
【0019】
(3) プレス加工による表板、裏板の製作、樹脂成形による座片の製作は容易かつ迅速に、寸法正確にできるから、クローゼットのドアを能率よく製作でき、製作費も低廉になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を示す、蝶番取付部付近の鋼板の扁平四角筒の斜視図。
【図2】裏板のみの蝶番取付部付近の斜視図。
【図3】座片の平面図。
【図4】座片の側面図。
【図5】座片の正面図。
【図6】図3のB−B断面図。
【図7】座片と表板、裏板との結合状態を示す図2のC−C位置での断面図。
【図8】従来のクローゼット用ドアを示す正面図。
【図9】図8のA−A拡大断面図。
【図10】蝶番の平面図。
【図11】蝶番の正面図。
【符号の説明】
1 壁
2 開口
3 ドア
3a、3b パネル
4 蝶番
4a 厚肉部
4b フランジ
4c 孔
4d 軸
5a、5b ピン
6a 上枠
6b 下枠
7a、7b ピン
8 把手
10 凹部
11 扁平四角筒
11a 表板
11b 裏板
12 折立縁
12a 切欠き
13 四角溝
13a 底辺
13b 内側辺
14 折曲縁
15 係合縁
16 孔
18 座片
19 凹部
20 孔
21 溝
23 パッキン

Claims (1)

  1. パネルの外面を形成する鋼板製の扁平四角筒の蝶番取付け位置に、樹脂成形して蝶番の厚肉部を嵌入させる凹部を形成した座片を置き、鋼板には、上記凹部と合致する、厚肉部を通す孔を形成し、扁平四角筒内に発泡樹脂を充填し座片位置を固定して構成した2枚の鋼製パネルを、蝶番の厚肉部を座片の凹部に嵌入させ、蝶番を木ねじにより座片に結合したクローゼット用鋼製ドア。
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