JP2011001799A - 指詰防止部材及びそれを備えた折り戸 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】折り畳み部分である折り戸Aの内端面1a、1aに沿って添装される添装部材6を備えている。この添装部材6の前端部に、前記折り畳み部分の表側に係合させ得る係合片7を備えている。前記折り戸Aの裏面側において、左右の扉1、1に左右両端を互いに引っ張り合うように定着させ得るスライダー8を備えている。前記添装部材6の後端部には、前記折り畳み部分の裏面との間に形成される隙間に前記スライダー8の途中を挿通して係合させ得る係止ピン9を備えている。
【効果】この指詰防止部材Eを折り戸Aに取り付けると、折り戸Aの折り畳み部分の表側においては、折り戸Aの連結部を前記係合片7で覆い隠すことができ、その部分に隙間が生じないものとすることができる。従って、少なくともその部分においては目的とする指詰防止の効果が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、折り戸の折り畳み部分に配置されるものであって、折り戸の開閉の際の指詰を防止し得るようにした指詰防止部材ならびに当該指詰防止部材を備えた折り戸に関するものである。
折り戸を開閉する際、折り畳み部分である2枚の扉の連結部に隙間が生じ、誤ってその隙間で指を詰めるという事態が起り得る。
このような指詰を防止するために、従来、折り戸の折り畳み部分である2枚の扉の連結部に生じる隙間を塞ぐことが提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
特開平9−228733号公報
特開平11−159254号公報
特開2002−322880号公報
特願2008−301502
特許文献1に記載された発明によれば、カバーを取り付けるための凹部を加工しなければならないだけでなく、カバーが経年変化により劣化し、破れたり、割れたりする可能性がある。
また、特許文献2に記載された発明によれば、指を詰めた際の痛みを軽減することはできるが、指詰防止という面では充分な効果が得られるものではない。
さらに、特許文献3に記載された発明によれば、折り戸の折り畳み部分である2枚の扉の端面に左右対称的なアーム部材を取り付け、両アーム部材の内端側に互いに噛み合う歯車部を形成し、互いに噛み合っている両歯車部の周囲を折り戸の表側から上下方向に長い支承材で覆い隠す方式であるから、指詰防止のための金具としては極めて複雑なものとなっているだけでなく、外観も余り芳しくない。
このように、従来の場合においては、指詰防止部材の構造が比較的簡単なものは、指詰防止という面で充分なものということができない。逆に、指詰防止という面で充分な効果が得られるものは、構造が極めて複雑になっている。
これらの欠点を解消するために、本出願人が先に開発して出願した先願発明がある(特許文献4)。
この先願発明は、比較的構造が簡単で、しかも、指詰防止という面で充分な効果が得られる指詰防止金具を提供するとともに、当該指詰防止金具を折り戸の折り畳み部分に配置することによって、指詰防止という面で充分な効果が得られる折り戸を提供することを目的とするものである。
そして、この先願発明によれば、折り戸の折り畳み部分の表側に指詰防止金具の指詰防止バーが位置しているので、目的とする指詰防止という面で充分な効果が得られる。一方、折り戸を開いた(折り畳んだ)場合において、折り戸の裏面に係合している両弾撥片の弾撥力により折り戸が閉じる方向に付勢されているので、折り戸を開いた(折り畳んだ)状態から軽く閉じることができるなどの利点を有している。
本発明は、上記先願発明に代わる新しい構造の指詰防止部材ならびに当該指詰防止部材を備えた折り戸を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明においては、折り戸の折り畳み部分に配置されるものであって、少なくとも、前記折り畳み部分である折り戸の内端面に沿って添装される添装部材を有し、この添装部材の前端部に前記折り畳み部分の表側に係合させ得る係合片を備え、前記折り戸の裏面側において左右の扉に左右両端を互いに引っ張り合うように定着させ得るスライダーを備え、前記添装部材の後端部には、前記折り畳み部分の裏面との間に形成される隙間に前記スライダーの途中を挿通して係合させ得る係止ピンを備えたものである。
この指詰防止部材は折り戸の折り畳み部分に配置され、前記添装部材が前記折り畳み部分である2枚の扉の端面に沿って添装され、この添装部材の前端部に備えられている係合片が前記折り畳み部分の表側に係合せしめられる。そして、前記折り戸の裏面側において左右の扉に左右両端を互いに引っ張り合うようにスライダーを定着し、前記折り畳み部分の裏面との間の隙間に形成される隙間に前記スライダーの途中を挿通し、前記添装部材の後端部に備えられている係止ピンに係合させる。
かくして、折り戸を閉じたときでも、また、折り戸を開けた(折り畳んだ)ときでも、さらに、その途中の状態のときでも、折り戸の折り畳み部分の表側においては、折り戸の連結部を本発明による指詰防止部材の係合片で覆い隠すことができ、その部分に隙間が生じないものとすることができるので、少なくともその部分においては目的とする指詰防止の効果が得られる。前記係合片を上下に長いものとしておけば、当該係合片により折り戸の連結部を上から下までほぼ覆い隠すことができるので、指詰防止の効果が増大する。
特に、折り戸の折り畳み部分の裏側において、左右の扉に左右両端を互いに引っ張り合うように定着させ得るスライダーにより、2枚の扉を絶えず閉じる方向に付勢することができるので、折り戸を閉じたときでも、折り戸を開けた(折り畳んだ)ときでも、さらに、その途中の状態のときでも、折り戸の折り畳み部分の表側に隙間が生じないものとすることができる。従って、本発明による指詰防止部材を用いることにより、折り戸の折り畳み部分の表側において、目的とする指詰防止の効果が十分得られる。
また、折り戸が閉じられた状態では、左右の扉を絶えず閉める方向に力を掛けることができるので、左右の扉がぶらぶらすることもない。さらに、折り戸が閉じられた状態では、左右の扉に左右両端を互いに引っ張り合うように定着させ得るスライダーにより、2枚の扉を閉じる方向に付勢することができるので、折り戸を開いた(折り畳んだ)状態から軽く閉じることができる。
スライダーの左右両側にそれぞれ取り付け得るばねを有し、左右のばねの外端を左側の扉と右側の扉に定着させ得るようにすることが望ましい。この指詰防止部材を用いた場合には、折り戸が閉じられた状態では、前記左右のばねにより、2枚の扉が閉じる方向にさらに付勢されることになるので、折り戸を開いた(折り畳んだ)状態からさらに軽く閉じることができる。
係合片に嵌合させ得る指詰防止バーを備えたものとすることが好ましい。この指詰防止部材を用いた場合には、折り戸を閉じたときでも、また、折り戸を開けた(折り畳んだ)ときでも、さらに、その途中の状態のときでも、折り戸の折り畳み部分の表側においては、折り戸の連結部が指詰防止バーで覆い隠され、その部分に隙間が生じないので、少なくともその部分においては目的とする指詰防止の効果が得られる。前記指詰防止バーを上下に長いものとしておけば、当該指詰防止バーにより折り戸の連結部を上から下までほぼ覆い隠すことができるので、指詰防止の効果が増大する。
指詰防止バーの縦溝の上下両端部に嵌入させ得る脚片を有するキャップがさらに備えられていることが望ましい。この指詰防止部材を用いた場合には、指詰防止バーの縦溝の上下両端部にキャップの脚片を嵌入せしめることができ、このキャップは折り戸の上下両端面に沿い、指詰防止バーの上下両端部を覆うことができる。
また、指詰防止という面で充分な効果が得られる折り戸を提供するという目的を達成するために、本発明によれば、折り戸の折り畳み部分である内端面に沿って、前記添装部材を添装し、この添装部材の前端部に備えられている係合片を前記折り畳み部分の表側に係合させるとともに、前記折り戸の裏面側において左右の扉にスライダーの左右両端を互いに引っ張り合うように定着させ、さらに、前記添装部材の後端部に備えられている係止ピンと前記折り畳み部分の裏面との間に前記スライダーの途中を挿通させてある。
したがって、この折り戸を閉じたときでも、また、折り戸を開けた(折り畳んだ)ときでも、さらに、その途中の状態のときでも、折り戸の折り畳み部分の表側においては、折り戸の連結部が添装部材の前端部に備えられている係合片で覆い隠され、その部分に隙間が生じないので、目的とする指詰防止という面で充分な効果が得られる。前記係合片を上下に長いものとしておけば、当該係合片により折り戸の連結部を上から下までほぼ覆い隠すことができるので、指詰防止の効果が増大する。
特に、折り戸の折り畳み部分の裏側において、左右の扉に左右両端を互いに引っ張り合うように定着されているスライダーにより、2枚の扉が閉じる方向に付勢されることになるので、折り戸を閉じたときでも、折り戸を開けた(折り畳んだ)ときでも、さらに、その途中の状態のときでも、折り戸の折り畳み部分の表側に隙間ができない。従って、目的とする指詰防止の効果が十分得られる。
また、折り戸が閉じられた状態では、左右の扉が絶えず閉まる方向に力が掛かっているので、左右の扉がぶらぶらすることもない。さらに、折り戸が閉じられた状態では、左右の扉に左右両端を互いに引っ張り合うように定着されているスライダーにより、2枚の扉が閉じる方向に付勢されることになるので、折り戸を開いた(折り畳んだ)状態から軽く閉じることができる。
スライダーの左右両側にばねをそれぞれ取り付け、左右のばねの外端を左側の扉と右側の扉に定着させておくのが望ましい。このようにした場合には、折り戸が閉じられた状態では、前記左右のばねにより、2枚の扉が閉じる方向にさらに付勢されることになるので、折り戸を開いた(折り畳んだ)状態からさらに軽く閉じることができる。
係合片に指詰防止バーを嵌合させ、この指詰防止バーの縦溝の上下両端部にキャップの脚片を嵌入することが好ましい。このようにした場合には、折り戸を閉じたときでも、また、折り戸を開けた(折り畳んだ)ときでも、さらに、その途中の状態のときでも、折り戸の折り畳み部分の表側においては、折り戸の連結部が指詰防止バーで覆い隠され、その部分に隙間が生じないので、少なくともその部分においては目的とする指詰防止の効果が得られる。前記指詰防止バーを上下に長いものとしておけば、当該指詰防止バーにより折り戸の連結部を上から下までほぼ覆い隠すことができるので、指詰防止の効果が増大する。また、縦溝が形成されている指詰防止バーの上下両端をキャップで覆い隠すことができるので、体裁が良い。
指詰防止バーの長さを折り戸の高さに合わせ、この指詰防止バーの縦溝の上下両端部にキャップの脚片を嵌入し、指詰防止バーの上下両端を前記キャップで覆っておくのが望ましい。このようにした場合には、前記キャップは折り戸の折り畳み部分の上下両端面に沿い、縦溝が形成されている指詰防止バーの上下両端をこのキャップで覆い隠すことができるので、体裁が良いのみならず、上下方向に長い指詰防止バーが折り戸の折り畳み部分から妄りに外れるのを防止できる。また、指詰防止バーの長さを折り戸の高さに合わせてあるので、当該指詰防止バーにより折り戸の連結部を上から下まで完全に覆い隠すことができ、指詰防止の効果がさらに増大する。
請求項1記載の指詰防止部材を用いた場合には、折り戸がどのような状態のときでも、折り戸の折り畳み部分の表側においては、折り戸の連結部を本発明による指詰防止部材の係合片で覆い隠すことができ、その部分に隙間が生じないものとすることができるので、少なくともその部分においては目的とする指詰防止の効果が得られる。前記係合片を上下に長いものとしておけば、当該係合片により折り戸の連結部を上から下までほぼ覆い隠すことができるので、指詰防止の効果が増大する。
特に、請求項1記載の指詰防止部材を用いた場合には、折り戸の折り畳み部分の裏側において、左右の扉に左右両端を互いに引っ張り合うように定着させ得るスライダーにより、2枚の扉を絶えず閉じる方向に付勢することができるので、折り戸がどのような状態のときでも、折り戸の折り畳み部分の表側に隙間が生じないものとすることができる。従って、目的とする指詰防止の効果が十分得られる。
また、請求項1記載の指詰防止部材を用いた場合には、折り戸が閉じられた状態では、左右の扉を絶えず閉める方向に付勢することができるので、左右の扉がぶらぶらすることを防止できる。さらに、折り戸が閉じられた状態では、左右の扉に左右両端を互いに引っ張り合うように定着させ得るスライダーにより、2枚の扉を閉じる方向に付勢することができるので、折り戸を開いた(折り畳んだ)状態から軽く閉じることができる。
請求項2記載の指詰防止部材を用いた場合には、折り戸が閉じられた状態では、スライダーの左右両端にそれぞれ取り付け得る左右のばねにより、2枚の扉を閉じる方向にさらに付勢させることができるので、折り戸を開いた(折り畳んだ)状態からさらに軽く閉じることができる。
請求項3記載の指詰防止部材を用いた場合には、折り戸がどのような状態のときでも、折り戸の折り畳み部分の表側においては、折り戸の連結部を指詰防止バーで覆い隠すことができるので、その部分に隙間が生じないものとすることができ、少なくともその部分においては目的とする指詰防止の効果が得られる。前記指詰防止バーを上下に長いものとしておけば、当該指詰防止バーにより折り戸の連結部を上から下までほぼ覆い隠すことができるので、指詰防止の効果が増大する。
請求項4記載の指詰防止部材を用いた場合には、指詰防止バーの縦溝の上下両端部にキャップの脚片を嵌入せしめることができるので、指詰防止バーの上下両端部をこのキャップで覆うことができ、体裁が良い。
請求項5記載の発明によれば、折り戸がどのような状態のときでも、折り戸の折り畳み部分の表側においては、折り戸の連結部が添装部材の前端部に備えられている係合片で覆い隠され、その部分に隙間が生じないので、目的とする指詰防止という面で充分な効果が得られる。前記係合片を上下に長いものとしておけば、当該係合片により折り戸の連結部を上から下までほぼ覆い隠すことができるので、指詰防止の効果が増大する。
特に、請求項5記載の発明によれば、折り戸の折り畳み部分の裏側において、左右の扉に左右両端を互いに引っ張り合うように定着されているスライダーにより、2枚の扉が絶えず閉じる方向に付勢されることになるので、折り戸を閉じたときでも、折り戸を開けた(折り畳んだ)ときでも、さらに、その途中の状態の場合でも、折り戸の折り畳み部分の表側に隙間ができない。従って、目的とする指詰防止の効果が十分得られる。
また、請求項5記載の発明によれば、折り戸が閉じられた状態では、左右の扉が絶えず閉まる方向に力が掛かっているので、左右の扉がぶらぶらすることもない。さらに、折り戸が閉じられた状態では、左右の扉に左右両端を互いに引っ張り合うように定着されているスライダーにより、2枚の扉が閉じる方向に付勢されることになるので、折り戸を開いた(折り畳んだ)状態から軽く閉じることができる。
請求項6記載の発明によれば、折り戸が閉じられた状態では、前記左右のばねにより、2枚の扉が閉じる方向にさらに付勢されることになるので、折り戸を開いた(折り畳んだ)状態からさらに軽く閉じることができる。
請求項7記載の発明によれば、折り戸がどのような状態の場合でも、折り戸の折り畳み部分の表側においては、折り戸の連結部が指詰防止バーで覆い隠され、その部分に隙間が生じないので、少なくともその部分においては目的とする指詰防止の効果が得られる。前記指詰防止バーを上下に長いものとしておけば、当該指詰防止バーにより折り戸の連結部を上から下までほぼ覆い隠すことができるので、指詰防止の効果が増大する。また、縦溝が形成されている指詰防止バーの上下両端をキャップで覆い隠すことができるので、体裁が良い。
請求項8記載の発明によれば、縦溝が形成されている指詰防止バーの上下両端をキャップで覆い隠すことができるので、体裁が良いのみならず、上下方向に長い指詰防止バーが折り戸の折り畳み部分から妄りに外れるのを防止できる。また、指詰防止バーの長さを折り戸の高さに合わせてあるので、当該指詰防止バーにより折り戸の連結部を上から下まで完全に覆い隠すことができ、指詰防止の効果がさらに増大する。
本発明による指詰防止部材を備えた折り戸の一例を示す斜視図で、左右にある2枚の扉をそれぞれ開いた(折り畳んだ)状態を示す。 本発明による指詰防止部材を備えた折り戸の2枚の扉を開閉するための機構の一例を示す斜視図である。 本発明による指詰防止部材を、折り戸の折り畳み部分に配置した状態を示す図で、(a)はその平面図、(b)は折り戸を裏側から見た正面図で、指詰防止バーの上下両端をキャップで覆ってない状態で示す。 本発明による指詰防止部材を、折り戸の折り畳み部分に配置した状態を示す斜視図で、指詰防止バーの上下両端をキャップで覆ってない状態で示す。 本発明による指詰防止部材を構成する各部材を折り戸とともに示す斜視図で、(a)はその一部を折り戸の折り畳み部分に取り付け、その他の部材を分解して示し、(b)はそのうちの一つである添装部材のみを示す。 本発明による指詰防止部材を折り戸の折り畳み部分に配置し、当該折り戸を開けた(折り畳んだ)状態を示す拡大平面図で、指詰防止バーの上下両端をキャップで覆ってない状態で示す。
本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
折り戸とは、通常、複数枚の扉1,1の折り畳み部分を少なくとも一対の蝶番2,2で連結し、複数枚の扉1,1を開閉自在としたものである。図1では、折り戸Aの設置場所であるクローゼットその他の開放部Bに、左右2枚の扉1,1が左右に2組配置され、それらにより前記開放部Bを開閉する場合を例示する。折り畳み得る扉1の枚数は左右2枚に限定されるものではなく、必要枚数を前記蝶番2,2で折り畳み可能に互いに連結すれば良い。
折り戸Aで前記開放部Bを開閉するに当って、前記開放部Bの上側には、図2に示すように、上側用のレールCが配置されている。そして、折り戸Aの2枚の扉1,1の裏面の上外隅付近に吊用ホルダ3を介して吊車4,4を取り付け、両吊車4,4の左右一対のローラ4a,4aを前記レールCの溝c内で走行させることができるようにしてある。
また、前記開放部Bの下側には、同じく図2に示すように、下側用のレールDが配置されている。そして、折り戸Aの2枚の扉1,1の裏面の下外隅付近にガイドローラ5,5を取り付け、両ガイドローラ5,5を前記レールDの溝d内で走行させることができるようにしてある。
折り戸Aの左右2枚の扉1,1の任意の位置に取り付けられている把手(図示しない)を握って上下一対のレールC,Dに沿って吊車4,4とガイドローラ5,5とを走行させることにより、2枚の扉1,1を開いたり(折り畳んだり)、閉じたりすることができ、それにより前記開放部Bを開閉することができる。
この2枚の扉1,1の折り畳み部分には、以下に示す各部材を有する指詰防止部材Eが配置されている。すなわち、前記折り畳み部分である折り戸Aの内端面に沿って添装される添装部材6を有し、この添装部材6の前端部に前記折り畳み部分の表側に係合させ得る係合片7を備え、前記折り戸Aの裏面側において左右の扉1、1に左右両端を互いに引っ張り合うように定着させ得るスライダー8を備え、前記添装部材6の後端部には、前記折り畳み部分の裏面との間に形成される隙間に前記スライダー8の途中を挿通して係合させ得る係止ピン9を備えている。
また、前記スライダー8の左右両側を左右2本のピン13、13を介して、左右の扉1、1にそれぞれ取り付けられている左右対称的な2つのレール受け12、12に直接定着するなどして、スライダー8の左右両端が互いに引っ張り合うようにしてもよいが、ここでは、スライダー8の左右両側にそれぞれ取り付け得るばね10を有する場合が例示されている。そして、両ばね10、10の内端を前記スライダー8の内側において左右対称的な位置にある2本の係止ピン8a、8aにそれぞれ引っ掛ける。また、前記両ばね10、10は前記スライダー8の裏側において左右対称的な位置にある横方向の溝8b、8b内に1本ずつ納める。さらに、図5(a)、(c)に示すように、前記スライダー8の裏側を除く三方向を覆い隠す左右対称的な2つのスライダーレール11、11を有しており、両スライダーレール11、11の外端(左端と右端)には上下一対の係止溝11a、11aがそれぞれ形成され、また、両スライダーレール11、11の一部を切り起こして係止片11b、11bが形成されている。そして、前記両ばね10、10の外端(左端と右端)を左右のスライダーレール11、11の係止片11b、11bにそれぞれ引っ掛けるとともに、両スライダーレール11、11の外端(左端と右端)にある上下一対の係止溝11a、11aを、左右の扉1、1にそれぞれ取り付けられている左右対称的な2つのレール受け12、12のピン13、13にそれぞれ係止する場合を例示する。
そして、前記添装部材6を前記折り畳み部分である2枚の扉1、1の内端面に沿って添装し、この添装部材6の前端部に備えられている係合片7を、図3(a)および図6に示すように、前記折り畳み部分の表側に係合せしめる。一方、前記折り戸Aの裏面側において左右の扉1、1には、前記両ばね10、10により左右両端を互いに引っ張り合うようにスライダー8を定着し、前記折り畳み部分の裏面との間に形成される隙間6a(図5(a)、図6参照)に前記スライダー8の途中(中央部分)を挿通し、図3(a)、図4、図6に示すように、前記添装部材6の後端部に備えられている係止ピン9に係合させる。
なお、前記前記添装部材6の後端部には、図5(b)に示すように、この係止ピン9を保持するための保持部6a、6aが上下に2つ形成されており、前記係止ピン9の上下が前記保持部6a、6aに挿通・保持される。
かくして、この折り戸Aを閉じたときでも、また、折り戸Aを開けた(折り畳んだ)ときでも、さらに、その途中の状態のときでも、図6に示すように、折り戸Aの折り畳み部分の表側においては、折り戸Aの連結部が添装部材6の前端部に備えられている係合片7で覆い隠され、その部分に隙間が生じないので、目的とする指詰防止という面で充分な効果が得られる。前記係合片7を上下に長いものとしておけば、当該係合片7により折り戸Aの連結部を上から下までほぼ覆い隠すことができるので、指詰防止の効果が増大する。
特に、折り戸Aの折り畳み部分の裏側において、前記両ばね10、10により左右両端を互いに引っ張り合うように左右の扉1、1に定着されているスライダー8により、2枚の扉1、1が閉じる方向に付勢されることになるので、折り戸Aを閉じたときでも、折り戸Aを開けた(折り畳んだ)ときでも、さらに、その途中の状態のときでも、折り戸Aの折り畳み部分の表側に隙間ができない。従って、目的とする指詰防止の効果が十分得られる。なお、スライダー8は合成樹脂製とすることができ、その途中8cを図5(a)に示すように比較的薄いものとしておくと、2枚の扉1、1を閉じる方向に付勢するのに役立つ。
また、折り戸Aが閉じられた状態では、左右の扉1、1が絶えず閉まる方向に力が掛かっているので、左右の扉1、1がぶらぶらすることもない。さらに、折り戸Aが閉じられた状態では、前記両ばね10、10により左右両端を互いに引っ張り合うように左右の扉1,1に定着されているスライダー8により、2枚の扉1、1が閉じる方向に付勢されることになるので、折り戸Aを開いた(折り畳んだ)状態から軽く閉じることができる。
上述したように、スライダーの左右両側にばね10、10をそれぞれ取り付け、左右のばね10、10の外端を左側の扉1と右側の扉1に定着させた場合には、折り戸Aが閉じられた状態では、前記左右のばね10、10により、2枚の扉1、1が閉じる方向にさらに付勢されることになるので、折り戸Aを開いた(折り畳んだ)状態からさらに軽く閉じることができる。
ここでは、図6に示すように、前記係合片7に上下に長い指詰防止バー14の左右両側を嵌合させ、この指詰防止バー14の縦溝14aの上下両端部にキャップ15の脚片15aを嵌入する場合が例示されている。このようにした場合には、折り戸Aを閉じたときでも、また、折り戸Aを開けた(折り畳んだ)ときでも、さらに、その途中の状態のときでも、折り戸Aの折り畳み部分の表側においては、図6に示すように、折り戸Aの連結部が指詰防止バー14で覆い隠され、その部分に隙間が生じないので、少なくともその部分においては目的とする指詰防止の効果が得られる。前記指詰防止バー14を上下に長いものとしておけば、当該指詰防止バー14により折り戸Aの連結部を上から下までほぼ覆い隠すことができるので、指詰防止の効果が増大する。また、縦溝が形成されている指詰防止バー14の上下両端をキャップ15で覆い隠すことができるので、体裁が良い。
さらに、ここでは、前記指詰防止バー14の長さを折り戸Aの高さに合わせ、この指詰防止バー14の縦溝14aの上下両端部にキャップ15の脚片15aを嵌入し、指詰防止バー14の上下両端を前記キャップ15で覆っておく場合が例示されている。このようにした場合には、前記キャップ15は折り戸Aの折り畳み部分の上下両端面に沿い、縦溝14aが形成されている指詰防止バー14の上下両端をこのキャップ15で覆い隠すことができるので、体裁が良いのみならず、上下方向に長い指詰防止バー14が折り戸Aの折り畳み部分から妄りに外れるのを防止できる。また、指詰防止バー14の長さを折り戸Aの高さに合わせてあるので、当該指詰防止バー14により折り戸Aの連結部を上から下まで完全に覆い隠すことができ、指詰防止の効果がさらに増大する。
なお、ここに例示する指詰防止部材Eは、様々な形態の折り戸に取り付けることができるのみならず、扉1の厚みが変わっても取り付け可能とすることができる。
1…扉、1a…内端面、1b…表側、1c…裏面、2…蝶番、6…添装部材、7…係合片、8…スライダー、9…係止ピン、10…ばね、11…スライダーレール、12…レール受け、13…ピン、14…指詰防止バー、14a…縦溝、15…キャップ、15a…脚片、A…折り戸、E…指詰防止部材。

Claims (8)

  1. 折り戸の折り畳み部分に配置されるものであって、少なくとも、前記折り畳み部分である折り戸の内端面に沿って添装される添装部材を有し、この添装部材の前端部に前記折り畳み部分の表側に係合させ得る係合片を備え、前記折り戸の裏面側において左右の扉に左右両端を互いに引っ張り合うように定着させ得るスライダーを備え、前記添装部材の後端部には、前記折り畳み部分の裏面との間に形成される隙間に前記スライダーの途中を挿通して係合させ得る係止ピンを備えたことを特徴とする指詰防止部材。
  2. スライダーの左右両側にそれぞれ取り付け得るばねを有し、左右のばねの外端を左側の扉と右側の扉に定着させ得るようにしたことを特徴とする請求項1記載の指詰防止部材。
  3. 係合片に嵌合させ得る指詰防止バーを備えたことを特徴とする請求項1記載の指詰防止部材。
  4. 指詰防止バーの縦溝の上下両端部に嵌入させ得る脚片を有するキャップがさらに備えられていることを特徴とする請求項3記載の指詰防止部材。
  5. 折り戸の折り畳み部分である内端面に沿って、請求項1記載の添装部材を添装し、この添装部材の前端部に備えられている係合片を前記折り畳み部分の表側に係合させるとともに、前記折り戸の裏面側において左右の扉にスライダーの左右両端を互いに引っ張り合うように定着させ、さらに、前記添装部材の後端部に備えられている係止ピンと前記折り畳み部分の裏面との間に前記スライダーの途中を挿通させたことを特徴とする指詰防止部材を備えた折り戸。
  6. スライダーの左右両側にばねをそれぞれ取り付け、左右のばねの外端を左側の扉と右側の扉に定着させたことを特徴とする請求項5記載の指詰防止部材を備えた折り戸。
  7. 係合片に指詰防止バーを嵌合させ、この指詰防止バーの縦溝の上下両端部にキャップの脚片を嵌入したことを特徴とする請求項5記載の指詰防止部材を備えた折り戸。
  8. 指詰防止バーの長さを折り戸の高さに合わせ、この指詰防止バーの縦溝の上下両端部にキャップの脚片を嵌入し、指詰防止バーの上下両端を前記キャップで覆ったことを特徴とする請求項7記載の指詰防止部材を備えた折り戸。
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